JPH0753692B2 - 芳香族カルボン酸エステル類の製造方法 - Google Patents

芳香族カルボン酸エステル類の製造方法

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JPH0753692B2
JPH0753692B2 JP2293004A JP29300490A JPH0753692B2 JP H0753692 B2 JPH0753692 B2 JP H0753692B2 JP 2293004 A JP2293004 A JP 2293004A JP 29300490 A JP29300490 A JP 29300490A JP H0753692 B2 JPH0753692 B2 JP H0753692B2
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、有機精密化学品として、また、医薬、農薬等
の中間体として重要な芳香族カルボン酸エステル類の新
規な合成法に提供する。詳しくは、臭素化芳香族化合物
を塩基性物質の存在下で一酸化炭素とアルコールを反応
させる際にホスフィンとパラジウムの比を5〜50に調整
したパラジウム−ホスフィン触媒を用いることを特徴と
する芳香族カルボン酸エステル類の製造方法に関するも
のである。
[従来技術] 従来、芳香族化合物のカルボニル化に関しては各種の方
法が提案されている。例えば、パラジウム−ホスフィン
触媒の存在下でヨウ素化芳香族化合物を一酸化炭素及び
アルコールと反応させて芳香族カルボン酸エステル類を
製造する方法(A.Schoenberg,.I.Bartoletti,R.F.Heck,
J.Org.Chem,.39(1974),3318)、ベンゼン−水二相系
溶媒中でパラジウム−トリフェニルホスフィン触媒を用
い、相間移動触媒及び過剰の水酸化ナトリウムの共存下
で、芳香族ハロゲン化物をカルボニル化することにより
芳香族カルボン酸のナトリウム塩を合成する方法(L.Ca
ssar,M.Foa,A.Gardano,J.Organomet.Chem.,121(197
6),C55)等が知られている。しかし、これらの触媒に
は配位子としてトリフェニルホスフィン等のホスフィン
をパラジウム1モル当量に対して2〜4モル当量存在さ
せて行われるが、反応活性が低く、また触媒の安定性が
低いので、パラジウム金属がしばしば析出し、途中で反
応が停止する欠点がある。パラジウム触媒以外にニッケ
ル、コバルト触媒による方法も提案されている(例え
ば、T.A.Weil,L.Cassar,M.Foa,“Organic Syntheses vi
a Metal Carbonyls",ed.I.Wender,P.Pino,Vol.2,John W
iley & Sons,New York,N.Y.,pp.517-543(1977);T.Ka
shimura,K.Kudo,S.Mori,N.Sugita,1986,299,483,85
1)。しかし、これらの方法は、反応速度が遅く、高温
高圧、または光照射等が必要であり、工業的に実施する
には問題がある。このような状況のもとで芳香族カルボ
ン酸エステル類を効率的に合成できる安定な触媒の開発
が求められていた。
本発明者らはかねてより芳香族化合物のカルボニル化反
応について種々研究を重ね、特に原料、触媒、反応条件
等が生成物の収率や選択率に及ぼす影響について広範か
つ綿密な研究を行ってきた。従来、パラジウム−ホスフ
ィン錯体を触媒とする臭素化芳香族化合物のカルボニル
化反応においてホスフィンをパラジウムに対して過剰に
存在させると、反応活性サイトにホスフィンが配位する
ため、反応が阻害されると考えられてきた。しかし、本
発明者がパラジウム−ホスフィン触媒のホスフィンの効
果に関する研究を鋭意行う過程で、意外にもホスフィン
をパラジウムに対し大過剰に添加することにより反応速
度が低下しないばかりか却って増加することを見い出
し、本発明を完成させた。本発明のようにホスフィンを
パラジウムに対して大過剰に存在させる触媒は、触媒活
性の増加と共に触媒の安定性が著しく向上させる効果も
あるので、工業的に実施できる効率的な芳香族カルボン
酸エステルの製造法を提供できる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、式(I)で 表わされる臭素化芳香族化合物を塩基性物質の存在下で
一酸化炭素及び一般式(II)R-OHを有するアルコールと
反応させる際、パラジウム化合物1モル当量とホスフィ
ン5〜20モル当量とを反応させることにより得られるパ
ラジウム−ホスフィン触媒を用いる一般式(III)で 表わされる芳香族カルボン酸エステル類を効率的に合成
する方法に関する。
ここに一般式(I)においてX及びYは、少なくとも一
方が炭素数1〜20の炭化水素基、アルコキシ基、アシロ
キシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基、水酸基、
アミノ基、またはハロゲンを表わす。また式(II)及び
(III)においてRは炭素数1〜20の炭化水素基を表わ
す。
[問題点を解決するための手段] 以下、本発明について詳細に説明する。
本発明は、一般式(I)で 表わされる臭素化芳香族化合物を塩基性物質の存在下
で、一酸化炭素及び一般式(II)のR-OHで表わされるア
ルコールと反応させる際にパラジウム化合物1モル当量
とホスフィン5〜20モル当量とを反応させることにより
得られるパラジウム−ホスフィン触媒を用いることを特
徴とする一般式(III)で 表わされる芳香族カルボン酸エステル類の合成法を提供
するものである。ここに一般式(I)においてX及びY
は少なくとも一方が炭素数1〜20の炭化水素基、アルコ
キシ基、アシロキシ基、アルコキシカルボニル基、アシ
ル基、水酸基、アミノ基、またはハロゲンを表わす。ま
た式(II)及び(III)においてRは炭素数1〜20の炭
化水素基を表わす。
本発明の原料として使用する臭素化芳香族化合物は一般
式(I)で 表わされる化合物群であり、X及びYは少なくとも一方
が炭素数1〜20の炭化水素基、アルコキシ基、アシロキ
シ基、アルコキシカルボニル基、アシル基、水酸基、ア
ミノ基、またはハロゲンを表わす。代表的なものとして
は、ブロモベンゼン、ブロモトルエン、ブロモキシレ
ン、イソプロピルブロモベンゼン、t−ブチルブロモベ
ンゼン等の炭化水素基をもつブロモベンゼン類、臭化ア
ニシル、エトキシブロモベンゼン、ブチロキシブロモベ
ンゼン、フェノキシブロモベンゼン、3,4−ジメトキシ
ブロモベンゼン、3,4−メチレンオキシブロモベンゼン
等のアルコキシブロモベンゼン、アセトキシブロモベン
ゼン、プロピオキシブロモベンゼン、ベンゾキシブロモ
ベンゼン等のアシロキシブロモベンゼン、メトキシカル
ボニルブロモベンゼン、エトキシカルボニルブロモベン
ゼン、プロピオキシカルボニルブロモベンゼン、フェノ
キシカルボニルブロモベンゼン等のアシロキシカルボニ
ル基をもつブロモベンゼン類、ブロモフェノール、ブロ
モアニリン、あるいは前述の置換基をもつブロモナフタ
レン等があげられる。
本発明で用いる触媒は、前記したようにパラジウム化合
物1モル当量とホスフィン5〜20モル当量とを反応させ
ることにより得られるパラジウム−ホスフィン錯体であ
る。
ホスフィンの使用量がパラジウム化合物1モル当量に対
して5モル当量未満であると、反応活性が低く、また触
媒の安定性が悪いので、パラジウム金属が析出したり、
塗中で反応が停止したりするので好ましくない。また、
ホスフィンをパラジウム化合物1モル当量に対して20モ
ル当量超用いても触媒活性や触媒の安定性が飽和状態と
なるので、ホスフィンの使用量はパラジウム化合物1モ
ル当量に対して20モル当量以下とするのが適当である。
反応活性の高いホスフィンとしてはトリフェニルホスフ
ィン、トリトリルホスフィン、トリアニシルホスフィン
等の芳香族ホスフィン類、トリブチルホスフィン、トリ
イソプロピルホスフィン等のアルキルホスフィン類等が
あげられる。一方、パラジウム化合物としては、塩化パ
ラジウム、パラジウム酸ナトリウム、パラジウム酸カリ
ウム等の無機塩のほか、酢酸パラジウム、パラジウムア
セチルアセトナート、塩化ジ(ベンゾニトリル)パラジ
ウム、塩化π−アリルパラジウム等の有機錯体を用いる
ことができる。パラジウム−ホスフィン錯体は、予め合
成した錯体として反応系に加えてもよいし、パラジウム
化合物とホスフィンを一定の割合で反応器中に充填し、
反応条件下でパラジウム錯体を形成させてもよい。
本発明で用いる塩基性物質は反応により生成する臭化水
素を捕捉することにより反応を著しく促進する効果を有
しており、これを添加することにより目的化合物を効率
的に得ることができる。塩基性物質の代表的なものとし
ては、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリイ
ソプロピルアミン、トリブチルアミン、ジシクロヘキシ
ルエチルアミン等の脂肪族アミン、N−メチルピロリジ
ン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、N
−ブチルピロリジン等の環状アミン、N,N,N′,N′−テ
トラメチルエチレンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメ
チルプロピレンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチル
ブチレンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルヘキサ
メチレンジアミン等のジアミン類、あるいはN,N−ジメ
チルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、4
−ジメチルアミノピリジン等の芳香族アミン類、水酸化
テトラブチル等の水酸化第4級アンモニウム、またはこ
れらを高分子に結合させたものがあげられる。これらの
塩基性物質の使用量は、原料中の臭素1モル当量に対
し、0.1〜20モル当量、好ましくは1〜5モル当量であ
る。
一般式(II)R-OHで表わされるアルコール類としては、
Rが1〜20を有する炭化水素基を有するものがあげられ
る。例えば、メチル、エチル基等のアルキル基、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル等のシクロアルキル基、フェ
ニル、ベンジル基等のアリール基を含む脂肪族、脂環
族、または芳香族の炭化水素基である。従って、一般式
(III)で表わされる化合物としては安息香酸エチル、
安息香酸メチル、p−トリル酸メチル、p−イソプロピ
ル安息香酸メチル等があげられる。
反応装置としては通常用いられる流通式あるい回分式高
圧反応装置が適当である。反応は一酸化炭素加圧下で行
う。一酸化炭素の圧力はゲージ圧で1〜200kg/cm2、好
ましくは3〜100kg/cm2である。また反応温度は50〜200
℃、好ましくは100〜180℃である。
[実施例] 次に本発明を実施例により、更に詳細に説明する。
実施例1 ブロモベンゼン7.85g(50mmol)、トリエチルアミン5.0
5g(50mmol)、塩化パラジウム8.9mg(0.05mmol)、ト
リフェニルホスフィン131.1mg(0.5mmol)、エタノール
10ml及びベンゼン10mlを100mlオートクレーブに仕込
み、一酸化炭素で50kg/cm2に加圧した。次に140℃に昇
温させて2時間反応させた。反応後過剰の一酸化炭素を
パージした後、反応液を取り出し、ガスクロマトグラフ
ィーにより分析した。その結果、仕込んだブロモベンゼ
ンの17.15%が反応し、安息香酸エチル8.57mmol(触媒
活性85.7/h)が得られた。
実施例2 ブロモベンゼン7.85g(50mmol)、トリエチルアミン5.0
5g(50mmol)、塩化パラジウム8.9mg(0.05mmol)、ト
リフェニルホスフィン262.3mg(0.1mmol)、エタノール
10ml及びベンゼン10mlを100mlオートクレーブに仕込
み、一酸化炭素で50kg/cm2に加圧した。次に140℃に昇
温させて2時間反応させた。反応後過剰の一酸化炭素を
パージした後、反応液を取り出し、ガスクロマトグラフ
ィーにより分析した。その結果、仕込んだブロモベンゼ
ンの12.04%が反応し、安息香酸エチル6.02mmol(触媒
活性60.2/h)が得られた。
実施例3 ブロモベンゼン7.85g(50mmol)、トリエチルアミン5.0
5g(50mmol)、塩化パラジウム8.9mg(0.05mmol)、ト
リフェニルホスフィン262.3mg(0.1mmol)、エタノール
10ml及びベンゼン10mlを100mlオートクレーブに仕込
み、一酸化炭素で5kg/cm2に加圧した。次に120℃に昇温
させて2時間反応させた。反応後過剰の一酸化炭素をパ
ージした後、反応液を取り出し、ガスクロマトグラフィ
ーにより分析した。その結果、仕込んだブロモベンゼン
の10.35%が反応し、安息香酸エチル5.18mmol(触媒活
性51.8/h)が得られた。
実施例4 ブロモベンゼン7.85g(50mmol)、トリエチルアミン5.0
5g(50mmol)、塩化パラジウム8.9mg(0.05mmol)、ト
リフェニルホスフィン262.3mg(0.1mmol)、エタノール
10ml及びベンゼン10mlを100mlオートクレーブに仕込
み、一酸化炭素で20kg/cm2に加圧した。次に120℃に昇
温させて2時間反応させた。反応後過剰の一酸化炭素を
パージした後、反応液を取り出し、ガスクロマトグラフ
ィーにより分析した。その結果、仕込んだブロモベンゼ
ンの6.60%が反応し、安息香酸エチル3.30mmol(触媒活
性33.0/h)が得られた。
実施例5 ブロモベンゼン7.85g(50mmol)、トリエチルアミン5.0
5g(50mmol)、塩化パラジウム8.9mg(0.05mmol)、ト
リフェニルホスフィン262.3mg(0.1mmol)、エタノール
10ml及びベンゼン10mlを100mlオートクレーブに仕込
み、一酸化炭素で5kg/cm2に加圧した。次に120℃に昇温
させて2時間反応させた。反応後過剰の一酸化炭素をパ
ージした後、反応液を取り出し、ガスクロマトグラフィ
ーにより分析した。その結果、仕込んだブロモベンゼン
の10.35%が反応し、安息香酸エチル5.18mmol(触媒活
性51.8/h)が得られた。
実施例6 ブロモベンゼン7.85g(50mmol)、トリエチルアミン5.0
5g(50mmol)、塩化パラジウム8.9mg(0.05mmol)、ト
リス(p−トリル)ホスフィン152.2mg(0.5mmol)、エ
タノール10ml及びベンゼン10mlを100mlオートクレーブ
に仕込み、一酸化炭素で50kg/cm2に加圧した。次に140
℃に昇温させて2時間反応させた。反応後過剰の一酸化
炭素をパージした後、反応液を取り出し、ガスクロマト
グラフィーにより分析した。その結果、仕込んだブロモ
ベンゼンの10.0%が反応し、安息香酸エチル4.98mmol
(触媒活性49.8/h)が得られた。
実施例7 ブロモベンゼン7.85g(50mmol)、トリエチルアミン5.0
5g(50mmol)、塩化パラジウム8.9mg(0.05mmol)、ト
リス(p−アニシル)ホスフィン176.2mg(0.5mmol)、
エタノール10ml及びベンゼン10mlを100mlオートクレー
ブに仕込み、一酸化炭素で50kg/cm2に加圧した。次に14
0℃に昇温させて2時間反応させた。反応後過剰の一酸
化炭素をパージした後、反応液を取り出し、ガスクロマ
トグラフィーにより分析した。その結果、仕込んだブロ
モベンゼンの7.2%が反応し、安息香酸エチル3.62mmol
(触媒活性36.2/h)が得られた。
比較例1 ブロモベンゼン7.85g(50mmol)、トリエチルアミン5.0
5g(50mmol)、塩化パラジウム8.9mg(0.05mmol)、ト
リフェニルホスフィン26.2mg(0.1mmol)、エタノール1
0ml及びベンゼン10mlを100mlオートクレーブに仕込み、
一酸化炭素で5kg/cm2に加圧した。次に120℃に昇温させ
て2時間反応させた。反応後過剰の一酸化炭素をパージ
した後、反応液を取り出し、ガスクロマトグラフィーに
より分析した。その結果、仕込んだブロモベンゼンの1.
36%が反応し、安息香酸エチル0.68mmol(触媒活性6.8/
h)が得られた。
比較例2 ブロモベンゼン7.85g(50mmol)、トリエチルアミン5.0
5g(50mmol)、塩化パラジウム8.9mg(0.05mmol)、ト
リフェニルホスフィン26.2mg(0.1mmol)、エタノール1
0ml及びベンゼン10mlを100mlオートクレーブに仕込み、
一酸化炭素で50kg/cm2に加圧した。次に120℃に昇温さ
せて2時間反応させた。反応後過剰の一酸化炭素をパー
ジした後、反応液を取り出し、ガスクロマトグラフィー
により分析した。その結果、仕込んだブロモベンゼンの
1.36%が反応し、安息香酸エチル0.84mmol(触媒活性8.
4/h)が得られた。
比較例3 ブロモベンゼン7.85g(50mmol)、トリエチルアミン5.0
5g(50mmol)、塩化パラジウム8.9mg(0.05mmol)、ト
リフェニルホスフィン26.2mg(0.1mmol)、エタノール1
0ml及びベンゼン10mlを100mlオートクレーブに仕込み、
一酸化炭素で50kg/cm2に加圧した。次に140℃に昇温さ
せて2時間反応させた。反応後過剰の一酸化炭素をパー
ジした後、反応液を取り出し、ガスクロマトグラフィー
により分析した。その結果、仕込んだブロモベンゼンの
0.48%が反応し、安息香酸エチル0.24mmol(触媒活性2.
4/h)が得られた。
比較例4 ブロモベンゼン7.85g(50mmol)、トリエチルアミン5.0
5g(50mmol)、塩化パラジウム8.9mg(0.05mmol)、ト
リフェニルホスフィン52.2mg(0.2mmol)、エタノール1
0ml及びベンゼン10mlを100mlオートクレーブに仕込み、
一酸化炭素で50kg/cm2に加圧した。次に140℃に昇温さ
せて2時間反応させた。反応後過剰の一酸化炭素をパー
ジした後、反応液を取り出し、ガスクロマトグラフィー
により分析した。その結果、仕込んだブロモベンゼンの
1.84%が反応し、安息香酸エチル0.92mmol(触媒活性9.
2/h)が得られた。
比較例5 ブロモベンゼン7.85g(50mmol)、トリエチルアミン5.0
5g(50mmol)、塩化パラジウム8.9mg(0.05mmol)、ト
リス(p−トリル)ホスフィン30.4mg(0.1mmol)、エ
タノール10ml及びベンゼン10mlを100mlオートクレーブ
に仕込み、一酸化炭素で50kg/cm2に加圧した。次に140
℃に昇温させて2時間反応させた。反応後過剰の一酸化
炭素をパージした後、反応液を取り出し、ガスクロマト
グラフィーにより分析した。その結果、仕込んだブロモ
ベンゼンの1.7%が反応し、安息香酸エチル0.86mmol
(触媒活性8.6/h)が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 和彦 茨城県つくば市東1丁目1番地 工業技術 院化学技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−12649(JP,A) 特開 昭56−61322(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) で表わされる臭素化芳香族化合物(式中、X及びYは少
    なくとも一方が、水素、炭素数1〜10の炭化水素基、ア
    ルコキシ基、アシロキン基、アルニキシカルボニル基、
    アシル基、水酸基、アミノ基、またはハロゲンを表わ
    す。)を塩基性物質の存在下で一酸化炭素及び一般式
    (II)R-OH(式中、Rは炭素数1〜20を有する炭化水素
    基を表わす。)を有するアルコールと反応させる際、パ
    ラジウム化合物1モル当量とホスフィン5〜20モル当量
    とを反応させることにより得られるパラジウム−ホスフ
    ィン触媒を用いることを特徴とする一般式(III)で 表わされる芳香族カルボン酸エステル類(式中、X、Y
    及びRは前記の通り。)を製造する方法。
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