JPH0762105B2 - 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物の製造方法Info
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- JPH0762105B2 JPH0762105B2 JP60108428A JP10842885A JPH0762105B2 JP H0762105 B2 JPH0762105 B2 JP H0762105B2 JP 60108428 A JP60108428 A JP 60108428A JP 10842885 A JP10842885 A JP 10842885A JP H0762105 B2 JPH0762105 B2 JP H0762105B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐衝撃性に優れた熱可塑性樹脂組成物の製造方
法に関する。
法に関する。
ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステル
は、その機械的強度、剛性、耐熱性、耐薬品性、耐油性
等の優れた性質を活かしてフイルム、シートあるいは容
器等の包装材料として広く用いられている。また近年そ
れらの特性を活かして、エンジニアリングプラスチツク
として一部機械部品、電気器具部品、自動車部品への応
用が計られている。しかしながらポリエチレンテレフタ
レート等の熱可塑性ポリエステルは、前記特性を有しな
がら、ポリカーボネート等に比べて、耐衝撃性に劣るの
で、高衝撃性を必要とする分野には、あまり使用されな
いのが現状であつた。
は、その機械的強度、剛性、耐熱性、耐薬品性、耐油性
等の優れた性質を活かしてフイルム、シートあるいは容
器等の包装材料として広く用いられている。また近年そ
れらの特性を活かして、エンジニアリングプラスチツク
として一部機械部品、電気器具部品、自動車部品への応
用が計られている。しかしながらポリエチレンテレフタ
レート等の熱可塑性ポリエステルは、前記特性を有しな
がら、ポリカーボネート等に比べて、耐衝撃性に劣るの
で、高衝撃性を必要とする分野には、あまり使用されな
いのが現状であつた。
熱可塑性ポリエステルの耐衝撃性を改良する方法として
は、例えば、ポリエステルに、エチレン・プロピレンラ
バー、ポリイソブテンあるいはポリブテン等を添加混合
する方法(特公昭46−5225号公報)、あるいは熱可塑性
ポリエステルにα、β−不飽和カルボン酸またはその誘
導体をグラフト重合した75%以下の変性エチレン重合体
を溶融混合する方法(特公昭57−54058号公報、特公昭5
7−59261号公報)が提案されている。しかしながら、前
者の方法では、ポリエステルとエチレン・プロピレンバ
ー等とは相溶性に劣るので、耐衝撃性の改良効果は不充
分であり、また後者の方法では、かなり衝撃強度は改良
されるものの用途によつては、未だ不充分ある。
は、例えば、ポリエステルに、エチレン・プロピレンラ
バー、ポリイソブテンあるいはポリブテン等を添加混合
する方法(特公昭46−5225号公報)、あるいは熱可塑性
ポリエステルにα、β−不飽和カルボン酸またはその誘
導体をグラフト重合した75%以下の変性エチレン重合体
を溶融混合する方法(特公昭57−54058号公報、特公昭5
7−59261号公報)が提案されている。しかしながら、前
者の方法では、ポリエステルとエチレン・プロピレンバ
ー等とは相溶性に劣るので、耐衝撃性の改良効果は不充
分であり、また後者の方法では、かなり衝撃強度は改良
されるものの用途によつては、未だ不充分ある。
かかる状況に鑑み、本発明者らは、熱可塑性ポリエステ
ルの耐衝撃性を改良することを目的として種々検討した
結果、熱可塑性ポリエステルに低結晶性のエチレン・α
−オレフイン共重合体及び不飽和カルボン酸またはその
誘導体を添加し、溶融混合することにより、耐衝撃性、
特に低温での耐衝撃性に優れ、且つ剛性を有する熱可塑
性樹脂組成物が得られることが分かり本発明に到達し
た。
ルの耐衝撃性を改良することを目的として種々検討した
結果、熱可塑性ポリエステルに低結晶性のエチレン・α
−オレフイン共重合体及び不飽和カルボン酸またはその
誘導体を添加し、溶融混合することにより、耐衝撃性、
特に低温での耐衝撃性に優れ、且つ剛性を有する熱可塑
性樹脂組成物が得られることが分かり本発明に到達し
た。
すなわち本発明は、 熱可塑性ポリエステル(A):99ないし50重量部と、エ
チレン含有量35ないし95モル%、X線による結晶化度40
%以下および融点130℃以下のエチレン・α−オレフィ
ン共重合体(B):1ないし50重量部と、 上記(A)+(B)100重量部に対して、 マレイン酸またはその無水物(C):0.01ないし20重量
部と、 ラジカル発生剤(D):0.01ないし1重量部とを溶融混
合することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の製造方法
を提供するものである。
チレン含有量35ないし95モル%、X線による結晶化度40
%以下および融点130℃以下のエチレン・α−オレフィ
ン共重合体(B):1ないし50重量部と、 上記(A)+(B)100重量部に対して、 マレイン酸またはその無水物(C):0.01ないし20重量
部と、 ラジカル発生剤(D):0.01ないし1重量部とを溶融混
合することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の製造方法
を提供するものである。
本発明に用いる熱可塑性ポリエステル(A)は、エチレ
グリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコ
ール等の脂肪族グリコール、シクロフキサンジメタノー
ル等の脂環族グリコール、ビスフエノール等の芳香族ジ
ヒドロキシ化合物、あるいはこれらの2種以上から選ば
れたジヒドロキシ化合物単位と、テレフタル酸、イソフ
タル酸、2,6−ナフタリンジカルボン酸等の芳香族ジカ
ルボン酸、シユウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、ウンデカジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、ヘ
キサヒドロテレフタル酸等の脂環族ジカルボン酸、ある
いはこれらの2種以上から選ばれたジカルボン酸単位と
から形成されるポリエステルであつて、熱可塑性を示す
限り、少量のトリオールやトリカルボン酸の如き3価以
上のポリヒドロキシ化合物やポリカルボン酸などで変性
されていてもよい。これら熱可塑性ポリエステルとして
は、具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート・
テレフタレート共重合体等が挙げられる。
グリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコ
ール等の脂肪族グリコール、シクロフキサンジメタノー
ル等の脂環族グリコール、ビスフエノール等の芳香族ジ
ヒドロキシ化合物、あるいはこれらの2種以上から選ば
れたジヒドロキシ化合物単位と、テレフタル酸、イソフ
タル酸、2,6−ナフタリンジカルボン酸等の芳香族ジカ
ルボン酸、シユウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、ウンデカジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、ヘ
キサヒドロテレフタル酸等の脂環族ジカルボン酸、ある
いはこれらの2種以上から選ばれたジカルボン酸単位と
から形成されるポリエステルであつて、熱可塑性を示す
限り、少量のトリオールやトリカルボン酸の如き3価以
上のポリヒドロキシ化合物やポリカルボン酸などで変性
されていてもよい。これら熱可塑性ポリエステルとして
は、具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート・
テレフタレート共重合体等が挙げられる。
本発明に用いるエチレン・α−オレフイン共重合体
(B)は、エチレン含有量が35ないし95モル%、好まし
くは45ないし93モル%、X線による結晶化度が40%以
下、好ましくは30%以下及び融点が130℃以下、好まし
くは100℃以下のエチレンとα−オレフインとの共重合
体である。エチレン含有量が30モル%未満のものを用い
ても熱可塑性ポリエステル(A)の耐衝撃性は改良され
ず、またエチレン含有量が95モル%、X線により結晶化
度が40%及び融点が130℃を越えるものを用いても熱可
塑性ポリエステル(A)の耐衝撃性の改良効果は小さ
い。また該エチレン・α−オレフイン共重合体(B)
は、通常メルトフローレート(MFR(E):ASTM D 123
8、E)が0.01ないし1000g/10min、好ましくは0.05ない
し100g/10minの範囲のものである。
(B)は、エチレン含有量が35ないし95モル%、好まし
くは45ないし93モル%、X線による結晶化度が40%以
下、好ましくは30%以下及び融点が130℃以下、好まし
くは100℃以下のエチレンとα−オレフインとの共重合
体である。エチレン含有量が30モル%未満のものを用い
ても熱可塑性ポリエステル(A)の耐衝撃性は改良され
ず、またエチレン含有量が95モル%、X線により結晶化
度が40%及び融点が130℃を越えるものを用いても熱可
塑性ポリエステル(A)の耐衝撃性の改良効果は小さ
い。また該エチレン・α−オレフイン共重合体(B)
は、通常メルトフローレート(MFR(E):ASTM D 123
8、E)が0.01ないし1000g/10min、好ましくは0.05ない
し100g/10minの範囲のものである。
該エチレン・α−オレフイン共重合体(B)を構成する
α−オレフイン成分単位としては、炭素数3以上、とく
に3ないし18程度のα−オレフインであり、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペン
テン、1−デセンなどを例示することができ、これらの
1種または2種以上を混合して用いてもよい。該エチレ
ン・α−オレフイン共重合体は通常エチレンとα−オレ
フインとの共重合体であるが、場合によつては微量、た
とえば0.5モル%以下の範囲でジエン成分を含有してい
ても差しつかえない。
α−オレフイン成分単位としては、炭素数3以上、とく
に3ないし18程度のα−オレフインであり、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペン
テン、1−デセンなどを例示することができ、これらの
1種または2種以上を混合して用いてもよい。該エチレ
ン・α−オレフイン共重合体は通常エチレンとα−オレ
フインとの共重合体であるが、場合によつては微量、た
とえば0.5モル%以下の範囲でジエン成分を含有してい
ても差しつかえない。
本発明における融点はASTM D 3418により測定した値で
ある。
ある。
本発明においては、マレイン酸またはその無水物
(C)、すなわち無水マレイン酸が用いられる。なかで
も、無水マレイン酸が特に好適である。
(C)、すなわち無水マレイン酸が用いられる。なかで
も、無水マレイン酸が特に好適である。
本発明の方法は、前記した熱可塑性ポリエステル(A)
99ないし50重量部、好ましくは95ないし60重量部、エチ
レン・α−オレフイン共重合体(B):1ないし50重量
部、好ましくは5ないし40重量部、及び(A)+(B)
=100重量部に対してマレイン酸またはその無水物
(C):0.01ないし20重量部、好ましくは0.05ないし10
重量部とを溶融混合する方法である。
99ないし50重量部、好ましくは95ないし60重量部、エチ
レン・α−オレフイン共重合体(B):1ないし50重量
部、好ましくは5ないし40重量部、及び(A)+(B)
=100重量部に対してマレイン酸またはその無水物
(C):0.01ないし20重量部、好ましくは0.05ないし10
重量部とを溶融混合する方法である。
エチレン・α−オレフイン共重合体(C)の量が1重量
%未満では耐衝撃性に優れた組成物が得られず、50重量
%を越えると剛性が低い組成物しか得られない。
%未満では耐衝撃性に優れた組成物が得られず、50重量
%を越えると剛性が低い組成物しか得られない。
マレイン酸またはその無水物(C)の量が0.01重量部未
満では、熱可塑性ポリエステル(A)とエチレン・α−
オレフイン共重合体(B)との相容性が改良されず、耐
衝撃性に優れた組成物が得られず、また20重量部を越え
ると、臭気、ゲル化、発錆を起こし、また成形品の外観
(色、表面光沢)を損なう。
満では、熱可塑性ポリエステル(A)とエチレン・α−
オレフイン共重合体(B)との相容性が改良されず、耐
衝撃性に優れた組成物が得られず、また20重量部を越え
ると、臭気、ゲル化、発錆を起こし、また成形品の外観
(色、表面光沢)を損なう。
本発明の方法において、溶融混合する際の温度は通常22
0ないし300℃、好ましくは230ないし280℃の範囲であ
る。また溶融混合は、例えば単軸押出機、多軸押出機、
ニーダー、バンバリーミキサー等を用いて行い得る。
0ないし300℃、好ましくは230ないし280℃の範囲であ
る。また溶融混合は、例えば単軸押出機、多軸押出機、
ニーダー、バンバリーミキサー等を用いて行い得る。
溶融混合する際に、ラジカル発生剤(D)を0.001ない
し1重量部〔(A)+(B)=100重量部に対して〕、
好ましくは0.005ないし0.5重量部併用すると、各樹脂の
酸化による分解も少なく、また効率よく、各樹脂にマレ
イン酸またはその無水物(C)がグラフト変性される。
し1重量部〔(A)+(B)=100重量部に対して〕、
好ましくは0.005ないし0.5重量部併用すると、各樹脂の
酸化による分解も少なく、また効率よく、各樹脂にマレ
イン酸またはその無水物(C)がグラフト変性される。
該ラジカル発生剤(D)としては有機ペルオキシド、有
機ペルエステル、例えばベンゾイルペルオキシド、ジク
ロルベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、
ジ−tert−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(ペルオキシドベンゾエート)ヘキシン−3、1,4−
ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼ
ン、ラウロイルペルオキシド、tert−ブチルペルアステ
ート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキ
シ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブ
チルペルオキシ)ヘキサン、tert−ブチルペルベンゾエ
ート、tert−ブチルペルフエニルアセテート、tert−ブ
チルペルイソブチレート、tert−ブチルペル−sec−オ
クトエート、tert−ブチルペルピバレート、クミルペル
ピバレートおよびtert−ブチルペルエチルアセテート、
その他アゾ化合物、例えばアゾビスイソブチロニトリ
ル、ジメチルアゾイソブチレートがある。これらのうち
ではジクミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキ
シド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキ
シ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブ
チルペルオキシ)ヘキサン、1,4−ビス(tert−ブチル
ペルオキシイソプロピル)ベンゼンなどのジアルキルペ
ルオキシドが好ましい。
機ペルエステル、例えばベンゾイルペルオキシド、ジク
ロルベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、
ジ−tert−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(ペルオキシドベンゾエート)ヘキシン−3、1,4−
ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼ
ン、ラウロイルペルオキシド、tert−ブチルペルアステ
ート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキ
シ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブ
チルペルオキシ)ヘキサン、tert−ブチルペルベンゾエ
ート、tert−ブチルペルフエニルアセテート、tert−ブ
チルペルイソブチレート、tert−ブチルペル−sec−オ
クトエート、tert−ブチルペルピバレート、クミルペル
ピバレートおよびtert−ブチルペルエチルアセテート、
その他アゾ化合物、例えばアゾビスイソブチロニトリ
ル、ジメチルアゾイソブチレートがある。これらのうち
ではジクミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキ
シド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキ
シ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブ
チルペルオキシ)ヘキサン、1,4−ビス(tert−ブチル
ペルオキシイソプロピル)ベンゼンなどのジアルキルペ
ルオキシドが好ましい。
本発明の方法において、前記熱可塑性ポリエステル
(A)等を溶融混合する際に、前記必須の成分の他に、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、核剤、滑剤、スリツプ剤、
帯電防止剤、難燃剤、顔料、染料あるいはガラス粉、ガ
ラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリウム繊維等の補強
材、もしくは炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、タル
ク、クレー、シリカ、マイカ、ウオラストナイト、ガラ
ス・フレーク、木粉等の無機あるいは有機の充填剤等を
本発明の目的を損わない範囲で添加してもよい。
(A)等を溶融混合する際に、前記必須の成分の他に、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、核剤、滑剤、スリツプ剤、
帯電防止剤、難燃剤、顔料、染料あるいはガラス粉、ガ
ラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリウム繊維等の補強
材、もしくは炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、タル
ク、クレー、シリカ、マイカ、ウオラストナイト、ガラ
ス・フレーク、木粉等の無機あるいは有機の充填剤等を
本発明の目的を損わない範囲で添加してもよい。
又、本発明の方法において、マレイン酸またはその無水
物(C)を添加して溶融混合する前に熱可塑性ポリエス
テル(A)+エチレン・α−オレフイン共重合体(B)
=100重量部に対して、50重量部以下の高密度ポリエチ
レンあるいはポリアミドを添加すると、更に剛性あるい
は剛性と耐衝撃性が改良されるので好ましい。かかる高
密度ポリエチレンは通常密度が0.94g/cm3以上及びMFR
(ASTM D 1238、E)が0.1〜100g/10minのもの、及びポ
リアミドは通常相対粘度ηr(JISK6810、98%硫酸中で
測定)が0.5以上のものである。
物(C)を添加して溶融混合する前に熱可塑性ポリエス
テル(A)+エチレン・α−オレフイン共重合体(B)
=100重量部に対して、50重量部以下の高密度ポリエチ
レンあるいはポリアミドを添加すると、更に剛性あるい
は剛性と耐衝撃性が改良されるので好ましい。かかる高
密度ポリエチレンは通常密度が0.94g/cm3以上及びMFR
(ASTM D 1238、E)が0.1〜100g/10minのもの、及びポ
リアミドは通常相対粘度ηr(JISK6810、98%硫酸中で
測定)が0.5以上のものである。
本発明の方法のより得られる熱可塑性樹脂組成物は、熱
可塑性ポリエステルに予め無水マレイン酸等をグラフト
変性したエチレン共重合体等を混合した組成物に比べ耐
衝撃性、とくに低温での耐衝撃性及び剛性が優れている
ので、通常の射出成形、押出成形、圧縮成形、発泡成
形、フイルム成形、パイプ成形、ブロー成形等により、
自動車の外装板、バンパー、ホイルカバー、インストル
メントパネル、エアスポイラー、サイドシールド、シー
トバケツト、マツドガード等の自動車部品、電動工具ハ
ウジング等の工業用部品、電気器具部品、ヘルメツト、
スキーブーツ、各種OA機器ハウジング等に好適に使用し
得る。
可塑性ポリエステルに予め無水マレイン酸等をグラフト
変性したエチレン共重合体等を混合した組成物に比べ耐
衝撃性、とくに低温での耐衝撃性及び剛性が優れている
ので、通常の射出成形、押出成形、圧縮成形、発泡成
形、フイルム成形、パイプ成形、ブロー成形等により、
自動車の外装板、バンパー、ホイルカバー、インストル
メントパネル、エアスポイラー、サイドシールド、シー
トバケツト、マツドガード等の自動車部品、電動工具ハ
ウジング等の工業用部品、電気器具部品、ヘルメツト、
スキーブーツ、各種OA機器ハウジング等に好適に使用し
得る。
次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本
発明はその要旨を越えない限りこれらの例に何ら制約さ
れるものではない。
発明はその要旨を越えない限りこれらの例に何ら制約さ
れるものではない。
実施例 1 MFR(T)20g/10min(ASTM D 1238、T)のポリブチレ
ンテレフタレート(商品名東レPBT、1401−X06、東レ
(株)社製:PBT)80重量部、MFR(E):3.6g/10min、エ
チレン含有量:91モル%、結晶化度:17%及び融点:72℃
のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBC)20重
量部、PBT+EBC=100重量部に対して、無水マレイン酸
(MAH)2重量部、及び2.5−ジメチル−2,5−ジ(tert
−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3(商品名パーヘキシ
ン25B日本油脂(株)社製)0.05重量部とを、ヘンシエ
ルミキサーで混合後、2軸押出機(押出温度230℃)で
溶融混合し、組成物−Iを得た。
ンテレフタレート(商品名東レPBT、1401−X06、東レ
(株)社製:PBT)80重量部、MFR(E):3.6g/10min、エ
チレン含有量:91モル%、結晶化度:17%及び融点:72℃
のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBC)20重
量部、PBT+EBC=100重量部に対して、無水マレイン酸
(MAH)2重量部、及び2.5−ジメチル−2,5−ジ(tert
−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3(商品名パーヘキシ
ン25B日本油脂(株)社製)0.05重量部とを、ヘンシエ
ルミキサーで混合後、2軸押出機(押出温度230℃)で
溶融混合し、組成物−Iを得た。
次いで該組成物−Iを、射出成形機を用いて物性測定用
試験片に成形した。該試験片の物性評価を以下の方法で
行つた。
試験片に成形した。該試験片の物性評価を以下の方法で
行つた。
曲げ試験:ASTM D 790 アイゾツト衝撃強度(Kg・cm/cm) :ASTM D 256に準拠し測定温度−30℃で行つた。
熱変形温度:ASTM D 648、荷重4.6kg/cm2 結果を第1表に示す。
比較例 1 実施例1において、MAH及びパーヘキシン25Bを添加せず
に、PBT、EBCとを溶融混合した組成物−IIを用いる以外
は実施例1と同様に行つた。結果を第1表に示す。
に、PBT、EBCとを溶融混合した組成物−IIを用いる以外
は実施例1と同様に行つた。結果を第1表に示す。
比較例 2 実施例1で用いたPBT 80重量部、MFR(E):0.2g/10min
エチレン含有量91モル%、結晶化度、融点72℃及び無水
マレイン酸グラフト量:1重量%のグラフト変性エチレン
・1−ブテンランダム共重合体(MAH−EBC)20重量部と
を溶融混合した組成物−IIIを用いる以外は、実施例1
と同様に行った。結果を第1表に示す。
エチレン含有量91モル%、結晶化度、融点72℃及び無水
マレイン酸グラフト量:1重量%のグラフト変性エチレン
・1−ブテンランダム共重合体(MAH−EBC)20重量部と
を溶融混合した組成物−IIIを用いる以外は、実施例1
と同様に行った。結果を第1表に示す。
実施例 2 0−クロルフエノール25℃中における極限粘度〔η〕:
0.72dl/gのポリエチレンテレフタレート(PET):75重量
部、MFR(E):0.48g/10min、エチレン含有量:81モル
%、結晶化度:3%、融点48℃のエチレン・プロピレンラ
ンダム共重合体(EPC):25重量部、PET+EPC=100重量
部に対して、MAH:2重量部、及びパーヘキシン25B:0.05
重量部とをヘンシエルミキサーで混合後、2軸押出機
(押出温度260℃)で溶融混合し、組成物−IVを得た。
この組成物−IVを用いて、実施例1と同様にして、物性
評価を行つた。結果を第1表に示す。
0.72dl/gのポリエチレンテレフタレート(PET):75重量
部、MFR(E):0.48g/10min、エチレン含有量:81モル
%、結晶化度:3%、融点48℃のエチレン・プロピレンラ
ンダム共重合体(EPC):25重量部、PET+EPC=100重量
部に対して、MAH:2重量部、及びパーヘキシン25B:0.05
重量部とをヘンシエルミキサーで混合後、2軸押出機
(押出温度260℃)で溶融混合し、組成物−IVを得た。
この組成物−IVを用いて、実施例1と同様にして、物性
評価を行つた。結果を第1表に示す。
比較例 3 実施例2において、MAH及びペーヘキシン25Bを添加せず
に、PET及びEPCとを溶融混合した組成物Vを用いる以外
は、実施例2と同様に行つた。結果を第1表に示す。
に、PET及びEPCとを溶融混合した組成物Vを用いる以外
は、実施例2と同様に行つた。結果を第1表に示す。
比較例 4 実施例2で用いたPET 75重量部、MFR(E):0.1g/10min
エチレン含有量:81モル%、結晶化度:3%、融点48℃、
無水マレイン酸グラフト量:1重量%のグラフト変性エチ
レン・プロピレンランダム共重合体(MAH−EPC)25重量
部、とを溶融混合した組成物−VIを用いる以外は、実施
例2と同様にして行つた。結果を第1表に示す。
エチレン含有量:81モル%、結晶化度:3%、融点48℃、
無水マレイン酸グラフト量:1重量%のグラフト変性エチ
レン・プロピレンランダム共重合体(MAH−EPC)25重量
部、とを溶融混合した組成物−VIを用いる以外は、実施
例2と同様にして行つた。結果を第1表に示す。
実施例 3 O−クロルフエノール25℃中における極限粘度〔η〕:
0.85dl/gのポリエチレンテレフタレート(商品名 三井
PET、J135、三井ペツト樹脂(株)製PET−2)85重量
部、MFR:1.2g/10min、エチレン含有量:79モル%、結晶
化度1%のエチレン・プロピルエンランダム共重体(EP
C−2):15重量部およびMFR3.5g/10min、密度0.960g/cm
の高密度ポリエチレン(HDPE):10重量部、PE−2+EPC
−2+HDPE=100重量部に対してMAH:1.5重量部、及びパ
ーヘキシン25B 0.06重量部とをヘンシエルミキサーで混
合後、65mmφ1軸押出機(押出温度280℃)で溶融混合
し、組成物−VIIを得た。この組成物を用いて実施例1
と同様にして物性評価を行つた。結果を第2表に示す。
0.85dl/gのポリエチレンテレフタレート(商品名 三井
PET、J135、三井ペツト樹脂(株)製PET−2)85重量
部、MFR:1.2g/10min、エチレン含有量:79モル%、結晶
化度1%のエチレン・プロピルエンランダム共重体(EP
C−2):15重量部およびMFR3.5g/10min、密度0.960g/cm
の高密度ポリエチレン(HDPE):10重量部、PE−2+EPC
−2+HDPE=100重量部に対してMAH:1.5重量部、及びパ
ーヘキシン25B 0.06重量部とをヘンシエルミキサーで混
合後、65mmφ1軸押出機(押出温度280℃)で溶融混合
し、組成物−VIIを得た。この組成物を用いて実施例1
と同様にして物性評価を行つた。結果を第2表に示す。
比較例 5 実施例3においてMAHおよびパーヘキシン25Bを添加せず
に、PET−2、EPC−2、HDPEとを溶融混合した組成物−
VIIIを用いる以外は実施例3と同様に行つた。結果を第
2表に示す。
に、PET−2、EPC−2、HDPEとを溶融混合した組成物−
VIIIを用いる以外は実施例3と同様に行つた。結果を第
2表に示す。
比較例 6 実施例3で用いたPET−285重量部、MFR0.4g/10min、エ
チレン含有量79モル%、結晶化度1%、無水マレイン酸
グラフト量:1.2重量%のグラフト変性エチレン・プロピ
レンランダム共重合体(MAH−EPC−2)15重量部、MFR1
g/10min、密度0.960g/cm3、無水マレイン酸グラフト量
1.6%のグラフト変性高密度ポリエチレン(変性HDPE)1
0重量部を溶融混合した組成物−IXを用いる以外は実施
例3と同様にして行つた。結果を第2表に示す。
チレン含有量79モル%、結晶化度1%、無水マレイン酸
グラフト量:1.2重量%のグラフト変性エチレン・プロピ
レンランダム共重合体(MAH−EPC−2)15重量部、MFR1
g/10min、密度0.960g/cm3、無水マレイン酸グラフト量
1.6%のグラフト変性高密度ポリエチレン(変性HDPE)1
0重量部を溶融混合した組成物−IXを用いる以外は実施
例3と同様にして行つた。結果を第2表に示す。
実施例 4 O−クロルフエノール25℃中における極限粘度〔η〕=
0.77dl/gのポリエチレンテレフタレート(商品名 三井
PET、J125、三井ペツト樹脂(株)製PET−3)80重量
部、実施例1で用いたEBC:20重量部、および相対粘度η
rが0.70のナイロン−6(NY−6):35重量部、PET−3
+NY−6+EBC=100重量部に対して、MAH 1.8重量部お
よびパーヘキシン25B 0.05重量部とをヘキシエルミキサ
ーで混合後、1軸押出機(押出温度270℃)で溶融混合
し、組成物Xを得た。この組成物Xを用いて、実施例1
と同様にして物性評価を行つた。結果を第2表に示す。
0.77dl/gのポリエチレンテレフタレート(商品名 三井
PET、J125、三井ペツト樹脂(株)製PET−3)80重量
部、実施例1で用いたEBC:20重量部、および相対粘度η
rが0.70のナイロン−6(NY−6):35重量部、PET−3
+NY−6+EBC=100重量部に対して、MAH 1.8重量部お
よびパーヘキシン25B 0.05重量部とをヘキシエルミキサ
ーで混合後、1軸押出機(押出温度270℃)で溶融混合
し、組成物Xを得た。この組成物Xを用いて、実施例1
と同様にして物性評価を行つた。結果を第2表に示す。
比較例 7 実施例4においてMAHおよびペーヘキシン25Bを添加せず
に、PET−3、NY−6、EBCとを溶融した組成物−XIを用
いる以外は実施例4と同様に行つた。結果を第2表に示
す。
に、PET−3、NY−6、EBCとを溶融した組成物−XIを用
いる以外は実施例4と同様に行つた。結果を第2表に示
す。
比較例 8 実施例4で用いたPET−3:80重量部、NY−6:35重量部、
比較例2で用いたMAH−EBC:20重量部を溶融混合した組
成物−XIIを用いる以外は実施例4と同様にして行つ
た。結果を表2に示す。
比較例2で用いたMAH−EBC:20重量部を溶融混合した組
成物−XIIを用いる以外は実施例4と同様にして行つ
た。結果を表2に示す。
Claims (1)
- 【請求項1】熱可塑性ポリエステル(A):99ないし50
重量部と、 エチレン含有量35ないし95モル%、X線による結晶化度
40%以下および融点130℃以下のエチレン・α−オレフ
ィン共重合体(B):1ないし50重量部と、 上記(A)+(B)=100重量部に対して、 マレイン酸またはその無水物(C):0.01ないし20重量
部と、 ラジカル発生剤(D):0.01ないし1重量部と を溶融混合することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60108428A JPH0762105B2 (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60108428A JPH0762105B2 (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61268751A JPS61268751A (ja) | 1986-11-28 |
| JPH0762105B2 true JPH0762105B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=14484520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60108428A Expired - Lifetime JPH0762105B2 (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0762105B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06102745B2 (ja) * | 1988-04-01 | 1994-12-14 | 宇部興産株式会社 | 強化ゴム組成物及びその製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5754058A (ja) * | 1980-09-12 | 1982-03-31 | Hitachi Seiko Ltd | Kyumenkakosochi |
| BR8400968A (pt) * | 1983-03-14 | 1984-10-23 | Goodyear Tire & Rubber | Composicao com equilibrio de propriedades adequado para fins de moldagem e com alta resistencia ao impacto;processo para produzir uma composicao de moldagem resistente ao impacto |
| JPS61106653A (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-24 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | 水添ブロツク共重合体含有組成物 |
-
1985
- 1985-05-22 JP JP60108428A patent/JPH0762105B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61268751A (ja) | 1986-11-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |