JPH076421A - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
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- JPH076421A JPH076421A JP16754993A JP16754993A JPH076421A JP H076421 A JPH076421 A JP H076421A JP 16754993 A JP16754993 A JP 16754993A JP 16754993 A JP16754993 A JP 16754993A JP H076421 A JPH076421 A JP H076421A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、かかる従来例の有する不都合を改
善し、とくに耐久性良好な光磁気記録媒体を提供するこ
とを、その目的とする。 【構成】 基板11上に、第1のSi N膜12,光磁気
記録13,第2のSi N膜14,Al合金膜15および
第3のSi N膜16が順次積層されていること。
善し、とくに耐久性良好な光磁気記録媒体を提供するこ
とを、その目的とする。 【構成】 基板11上に、第1のSi N膜12,光磁気
記録13,第2のSi N膜14,Al合金膜15および
第3のSi N膜16が順次積層されていること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体に係
り、とくに耐久性を考慮した光磁気記録媒体に関する。
り、とくに耐久性を考慮した光磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光メモリー素子の中で、追加記録および
消去が可能な媒体(光磁気記録媒体,相変化記録媒体)
は、既に一部の技術が実用化されている段階にある。こ
の光記録媒として、レーザー光線照射時の記録再生効率
を向上させるために、基板上の光記録層上にAl 合金層
をヒートシンク層或いは反射層として設ける方式も提案
されている。
消去が可能な媒体(光磁気記録媒体,相変化記録媒体)
は、既に一部の技術が実用化されている段階にある。こ
の光記録媒として、レーザー光線照射時の記録再生効率
を向上させるために、基板上の光記録層上にAl 合金層
をヒートシンク層或いは反射層として設ける方式も提案
されている。
【0003】一方、Al 合金を使用した場合には、高温
高湿度環境での長期保存性が充分ではない。即ち、Al
合金膜は表面に自然酸化膜を作るために、全体腐食に対
しては強固な特性を示すが、一度ピンホールが生成する
と、腐食電流の集中が起こりピンホールの拡大をもたら
すことになる。この反応は、特に水分の存在下において
顕著である。これを防ぐ手段として、例えば特開平1−
213849号公報記載のものが提案されている。
高湿度環境での長期保存性が充分ではない。即ち、Al
合金膜は表面に自然酸化膜を作るために、全体腐食に対
しては強固な特性を示すが、一度ピンホールが生成する
と、腐食電流の集中が起こりピンホールの拡大をもたら
すことになる。この反応は、特に水分の存在下において
顕著である。これを防ぐ手段として、例えば特開平1−
213849号公報記載のものが提案されている。
【0004】この特開平1−213849号公報記載の
ものは、図2に示すように、基板11の上に、金属酸化
物からなる干渉膜22,希土類金属と遷移金属の合金か
らなる光磁気記録膜23,記録層に接して設けられたA
l合金膜15があり、その上に金属酸化物からなる保護
膜24が設けられたものとなっている。
ものは、図2に示すように、基板11の上に、金属酸化
物からなる干渉膜22,希土類金属と遷移金属の合金か
らなる光磁気記録膜23,記録層に接して設けられたA
l合金膜15があり、その上に金属酸化物からなる保護
膜24が設けられたものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例における光磁気記録媒体は、Al合金膜15が
変質する場合があり、これによって媒体反射率の変動
や、Al合金膜15の腐食反応が促進される事態が生
じ、長期保存にそぐわないという不都合があった。
た従来例における光磁気記録媒体は、Al合金膜15が
変質する場合があり、これによって媒体反射率の変動
や、Al合金膜15の腐食反応が促進される事態が生
じ、長期保存にそぐわないという不都合があった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに耐久性良好な光磁気記録媒体を提供す
ることを、その目的とする。
を改善し、とくに耐久性良好な光磁気記録媒体を提供す
ることを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、基板上に、
第1のSi N膜,光磁気記録,第2のSi N膜,Al合
金膜および第3のSi N膜を順次積層する、等の構成を
採っている。これによって前述した目的を達成しようと
するものである。
第1のSi N膜,光磁気記録,第2のSi N膜,Al合
金膜および第3のSi N膜を順次積層する、等の構成を
採っている。これによって前述した目的を達成しようと
するものである。
【0008】
【作 用】本願発明にかかる光磁気記録媒体を、UVオ
ーバーコートしたのち、70〔℃〕,85〔%〕の高温
高湿環境下で1000時間保持させる耐候性試験を行っ
たところ、AlTi膜に腐食はなく、記録再生特性も良
好であった。比較のため、第3のSiN膜の代わりに、
酸化タンタル保護膜を用いた従来の光磁気記録媒体でも
同様の試験を行ったところ、AlTi膜に腐食が見られ
ると共に、媒体反射率の変動が見られるものもあった。
ーバーコートしたのち、70〔℃〕,85〔%〕の高温
高湿環境下で1000時間保持させる耐候性試験を行っ
たところ、AlTi膜に腐食はなく、記録再生特性も良
好であった。比較のため、第3のSiN膜の代わりに、
酸化タンタル保護膜を用いた従来の光磁気記録媒体でも
同様の試験を行ったところ、AlTi膜に腐食が見られ
ると共に、媒体反射率の変動が見られるものもあった。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。この図1において、符号11は基板を示し、符
号12は第1のSiN膜を示し、符号13は光磁気記録
膜を示す。また、符号14は第2のSiN膜を、符号1
5はAl合金膜を、符号16は第3のSiN膜を各々示
す。
明する。この図1において、符号11は基板を示し、符
号12は第1のSiN膜を示し、符号13は光磁気記録
膜を示す。また、符号14は第2のSiN膜を、符号1
5はAl合金膜を、符号16は第3のSiN膜を各々示
す。
【0010】ここで、従来より問題視されていたAl合
金膜の変質は、本願発明者が鋭意調査した結果、保護膜
として用いられている金属酸化物中の酸素の影響である
ことをつきとめるに至った
金膜の変質は、本願発明者が鋭意調査した結果、保護膜
として用いられている金属酸化物中の酸素の影響である
ことをつきとめるに至った
【0011】即ち、本実施例では、金属酸化物の保護膜
の代わりに、緻密なSiN膜を用いることによって、良
好な記録再生特性を阻害することなく、劣悪環境長期保
存後の変質を防止することを可能としたものである。
の代わりに、緻密なSiN膜を用いることによって、良
好な記録再生特性を阻害することなく、劣悪環境長期保
存後の変質を防止することを可能としたものである。
【0012】以下、これを更に詳述する。
【0013】本発明に用いる基板11としては、アクリ
ル樹脂,ポリカーボネート樹脂等のプラスチック,ガラ
ス,ガラス上に溝つき樹脂を形成した基板等が使用され
ている。ガラス上に溝を形成する場合に用いる樹脂とし
ては、紫外線硬化樹脂が用いられている。
ル樹脂,ポリカーボネート樹脂等のプラスチック,ガラ
ス,ガラス上に溝つき樹脂を形成した基板等が使用され
ている。ガラス上に溝を形成する場合に用いる樹脂とし
ては、紫外線硬化樹脂が用いられている。
【0014】光磁気記録層13としては、TbFe,T
bCo,TbFeCo,GdFeCo,DyFeCo,
NdFeCo,PtCo,MnBi,MnCuBiが用
いられている。又、それらには、Ti,Cr,Ta,N
i,Pt,Nbを小量添加しても良い。光磁気記録層と
しては、単一の層を用いても良いし、GdFeCo/T
bFeのように、二層以上の記録層を重ねても良い。光
磁気記録層の膜厚は、100〜1000〔 〕に設定さ
れている。
bCo,TbFeCo,GdFeCo,DyFeCo,
NdFeCo,PtCo,MnBi,MnCuBiが用
いられている。又、それらには、Ti,Cr,Ta,N
i,Pt,Nbを小量添加しても良い。光磁気記録層と
しては、単一の層を用いても良いし、GdFeCo/T
bFeのように、二層以上の記録層を重ねても良い。光
磁気記録層の膜厚は、100〜1000〔 〕に設定さ
れている。
【0015】本実施例の磁気記録媒体は、第3のSiN
膜16の上に、UVオーバーコートが施されている。こ
の磁気記録媒体は、同じものを2枚或いはカバー基板と
貼り合わせたものであってもよい。
膜16の上に、UVオーバーコートが施されている。こ
の磁気記録媒体は、同じものを2枚或いはカバー基板と
貼り合わせたものであってもよい。
【0016】次に、本実施例の具体的製法を説明する。
【0017】まず、2p1ガラス基板をスパッタ装置内
に装着し、3×10-7Torr以下に真空排気後、アル
ゴンガスを導入して、基板をおよそ10 程度スパッタ
エッチングし、引き続きアルゴンと窒素との混合ガスを
導入して2×10-3Torrとし、純度5Nのシリコン
ターゲットを反応性スパッタリングをすることにより、
800〔 〕厚の第1のSiN膜を形成する。
に装着し、3×10-7Torr以下に真空排気後、アル
ゴンガスを導入して、基板をおよそ10 程度スパッタ
エッチングし、引き続きアルゴンと窒素との混合ガスを
導入して2×10-3Torrとし、純度5Nのシリコン
ターゲットを反応性スパッタリングをすることにより、
800〔 〕厚の第1のSiN膜を形成する。
【0018】次に、アルゴンガスを導入して、TbFe
CoTiターゲットをスパッタリングすることにより、
250〔 〕厚のTbFeCoTiの光磁気記録膜を形
成する。
CoTiターゲットをスパッタリングすることにより、
250〔 〕厚のTbFeCoTiの光磁気記録膜を形
成する。
【0019】1次に、アルゴンと窒素の混合ガスを導入
して4×10-3Torrとし、純度5Nのシリコンター
ゲットを反応性スパッタリングする事により600
〔 〕厚の第2のSiN膜を形成した。
して4×10-3Torrとし、純度5Nのシリコンター
ゲットを反応性スパッタリングする事により600
〔 〕厚の第2のSiN膜を形成した。
【0020】更に、アルゴンガスを導入して、AlTi
ターゲットをスパッタリングする事により、200
〔 〕厚のAlTi膜を形成した。
ターゲットをスパッタリングする事により、200
〔 〕厚のAlTi膜を形成した。
【0021】最後に、アルゴンと窒素の混合ガスを導入
して1.5×10-3Torrとし、純度5Nのシリコン
ターゲットを反応性スパッタリングする事により、20
0〔〕厚の第3のSiN膜を形成した。この際に、第3
のSiN膜のバリヤー性を高めるために、低スパッタガ
ス圧を用いると更に耐候性上効果があることが判明し、
実験的にも確認することができた。
して1.5×10-3Torrとし、純度5Nのシリコン
ターゲットを反応性スパッタリングする事により、20
0〔〕厚の第3のSiN膜を形成した。この際に、第3
のSiN膜のバリヤー性を高めるために、低スパッタガ
ス圧を用いると更に耐候性上効果があることが判明し、
実験的にも確認することができた。
【0022】次に、第3のSiN膜の上にUVオーバー
コートを塗布した。このようにして作製した光磁気記録
媒体の記録再生特性は、C/Nが47〔dB〕であり良
好であった。
コートを塗布した。このようにして作製した光磁気記録
媒体の記録再生特性は、C/Nが47〔dB〕であり良
好であった。
【0023】この光磁気記録媒体を、70〔℃〕,85
〔%〕の高温高湿環境下で1000時間保持させる耐候
性試験を行ったところ、AlTi膜に腐食はなく、記録
再生特性も良好であった。比較のため、第3のSiN膜
の代わりに、酸化タンタル保護膜を用いた従来の光磁気
記録媒体でも同様の試験を行ったところ、AlTi膜に
腐食が見られると共に、媒体反射率の変動が見られるも
のもあった。
〔%〕の高温高湿環境下で1000時間保持させる耐候
性試験を行ったところ、AlTi膜に腐食はなく、記録
再生特性も良好であった。比較のため、第3のSiN膜
の代わりに、酸化タンタル保護膜を用いた従来の光磁気
記録媒体でも同様の試験を行ったところ、AlTi膜に
腐食が見られると共に、媒体反射率の変動が見られるも
のもあった。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、基
板上に、第1のSiN膜,光磁気記録膜,第2のSiN
膜,Al合金膜,第3のSiN膜を順次積層することに
より、良好な記録再生特性を示し、かつ、劣悪環境に長
期保存しても変質しないという従来にない優れた光磁気
記録媒体うぃ提供することができる。
板上に、第1のSiN膜,光磁気記録膜,第2のSiN
膜,Al合金膜,第3のSiN膜を順次積層することに
より、良好な記録再生特性を示し、かつ、劣悪環境に長
期保存しても変質しないという従来にない優れた光磁気
記録媒体うぃ提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す概略断面図である。
【図2】従来の光記録媒体を示す概略断面図である。
11 基板 12 第1のSiN膜 13 光磁気記録膜 14 第2のSiN膜 15 Al合金膜 16 第3のSiN膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体に係
り、とくに耐久性を考慮した光磁気記録媒体に関する。
り、とくに耐久性を考慮した光磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光メモリー素子の中で、追加記録および
消去が可能な媒体(光磁気記録媒体,相変化記録媒体)
は、既に一部の技術が実用化されている段階にある。こ
の光記録媒として、レーザー光線照射時の記録再生効率
を向上させるために、基板上の光記録層上にAl 合金層
をヒートシンク層或いは反射層として設ける方式も提案
されている。
消去が可能な媒体(光磁気記録媒体,相変化記録媒体)
は、既に一部の技術が実用化されている段階にある。こ
の光記録媒として、レーザー光線照射時の記録再生効率
を向上させるために、基板上の光記録層上にAl 合金層
をヒートシンク層或いは反射層として設ける方式も提案
されている。
【0003】一方、Al 合金を使用した場合には、高温
高湿度環境での長期保存性が充分ではない。即ち、Al
合金膜は表面に自然酸化膜を作るために、全体腐食に対
しては強固な特性を示すが、一度ピンホールが生成する
と、腐食電流の集中が起こりピンホールの拡大をもたら
すことになる。この反応は、特に水分の存在下において
顕著である。これを防ぐ手段として、例えば特開平1−
213849号公報記載のものが提案されている。
高湿度環境での長期保存性が充分ではない。即ち、Al
合金膜は表面に自然酸化膜を作るために、全体腐食に対
しては強固な特性を示すが、一度ピンホールが生成する
と、腐食電流の集中が起こりピンホールの拡大をもたら
すことになる。この反応は、特に水分の存在下において
顕著である。これを防ぐ手段として、例えば特開平1−
213849号公報記載のものが提案されている。
【0004】この特開平1−213849号公報記載の
ものは、図2に示すように、基板11の上に、金属酸化
物からなる干渉膜22,希土類金属と遷移金属の合金か
らなる光磁気記録膜23,記録層に接して設けられたA
l合金膜15があり、その上に金属酸化物からなる保護
膜24が設けられたものとなっている。
ものは、図2に示すように、基板11の上に、金属酸化
物からなる干渉膜22,希土類金属と遷移金属の合金か
らなる光磁気記録膜23,記録層に接して設けられたA
l合金膜15があり、その上に金属酸化物からなる保護
膜24が設けられたものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例における光磁気記録媒体は、Al合金膜15が
変質する場合があり、これによって媒体反射率の変動
や、Al合金膜15の腐食反応が促進される事態が生
じ、長期保存にそぐわないという不都合があった。
た従来例における光磁気記録媒体は、Al合金膜15が
変質する場合があり、これによって媒体反射率の変動
や、Al合金膜15の腐食反応が促進される事態が生
じ、長期保存にそぐわないという不都合があった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに耐久性良好な光磁気記録媒体を提供す
ることを、その目的とする。
を改善し、とくに耐久性良好な光磁気記録媒体を提供す
ることを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、基板上に、
第1のSi N膜,光磁気記録,第2のSi N膜,Al合
金膜および第3のSi N膜を順次積層する、等の構成を
採っている。これによって前述した目的を達成しようと
するものである。
第1のSi N膜,光磁気記録,第2のSi N膜,Al合
金膜および第3のSi N膜を順次積層する、等の構成を
採っている。これによって前述した目的を達成しようと
するものである。
【0008】
【作 用】本願発明にかかる光磁気記録媒体を、UVオ
ーバーコートしたのち、70〔℃〕,85〔%〕の高温
高湿環境下で1000時間保持させる耐候性試験を行っ
たところ、AlTi膜に腐食はなく、記録再生特性も良
好であった。比較のため、第3のSiN膜の代わりに、
酸化タンタル保護膜を用いた従来の光磁気記録媒体でも
同様の試験を行ったところ、AlTi膜に腐食が見られ
ると共に、媒体反射率の変動が見られるものもあった。
ーバーコートしたのち、70〔℃〕,85〔%〕の高温
高湿環境下で1000時間保持させる耐候性試験を行っ
たところ、AlTi膜に腐食はなく、記録再生特性も良
好であった。比較のため、第3のSiN膜の代わりに、
酸化タンタル保護膜を用いた従来の光磁気記録媒体でも
同様の試験を行ったところ、AlTi膜に腐食が見られ
ると共に、媒体反射率の変動が見られるものもあった。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。この図1において、符号11は基板を示し、符
号12は第1のSiN膜を示し、符号13は光磁気記録
膜を示す。また、符号14は第2のSiN膜を、符号1
5はAl合金膜を、符号16は第3のSiN膜を各々示
す。
明する。この図1において、符号11は基板を示し、符
号12は第1のSiN膜を示し、符号13は光磁気記録
膜を示す。また、符号14は第2のSiN膜を、符号1
5はAl合金膜を、符号16は第3のSiN膜を各々示
す。
【0010】ここで、従来より問題視されていたAl合
金膜の変質は、本願発明者が鋭意調査した結果、保護膜
として用いられている金属酸化物中の酸素の影響である
ことをつきとめるに至った
金膜の変質は、本願発明者が鋭意調査した結果、保護膜
として用いられている金属酸化物中の酸素の影響である
ことをつきとめるに至った
【0011】即ち、本実施例では、金属酸化物の保護膜
の代わりに、緻密なSiN膜を用いることによって、良
好な記録再生特性を阻害することなく、劣悪環境長期保
存後の変質を防止することを可能としたものである。
の代わりに、緻密なSiN膜を用いることによって、良
好な記録再生特性を阻害することなく、劣悪環境長期保
存後の変質を防止することを可能としたものである。
【0012】以下、これを更に詳述する。
【0013】本発明に用いる基板11としては、アクリ
ル樹脂,ポリカーボネート樹脂等のプラスチック,ガラ
ス,ガラス上に溝つき樹脂を形成した基板等が使用され
ている。ガラス上に溝を形成する場合に用いる樹脂とし
ては、紫外線硬化樹脂が用いられている。
ル樹脂,ポリカーボネート樹脂等のプラスチック,ガラ
ス,ガラス上に溝つき樹脂を形成した基板等が使用され
ている。ガラス上に溝を形成する場合に用いる樹脂とし
ては、紫外線硬化樹脂が用いられている。
【0014】光磁気記録層13としては、TbFe,T
bCo,TbFeCo,GdFeCo,DyFeCo,
NdFeCo,PtCo,MnBi,MnCuBiが用
いられている。又、それらには、Ti,Cr,Ta,N
i,Pt,Nbを小量添加しても良い。光磁気記録層と
しては、単一の層を用いても良いし、GdFeCo/T
bFeのように、二層以上の記録層を重ねても良い。光
磁気記録層の膜厚は、100〜1000〔オングストロ
ーム〕に設定されている。
bCo,TbFeCo,GdFeCo,DyFeCo,
NdFeCo,PtCo,MnBi,MnCuBiが用
いられている。又、それらには、Ti,Cr,Ta,N
i,Pt,Nbを小量添加しても良い。光磁気記録層と
しては、単一の層を用いても良いし、GdFeCo/T
bFeのように、二層以上の記録層を重ねても良い。光
磁気記録層の膜厚は、100〜1000〔オングストロ
ーム〕に設定されている。
【0015】本実施例の磁気記録媒体は、第3のSiN
膜16の上に、UVオーバーコートが施されている。こ
の磁気記録媒体は、同じものを2枚或いはカバー基板と
貼り合わせたものであってもよい。
膜16の上に、UVオーバーコートが施されている。こ
の磁気記録媒体は、同じものを2枚或いはカバー基板と
貼り合わせたものであってもよい。
【0016】次に、本実施例の具体的製法を説明する。
【0017】まず、2p1ガラス基板をスパッタ装置内
に装着し、3×10-7Torr以下に真空排気後、アル
ゴンガスを導入して、基板をおよそ10 程度スパッタ
エッチングし、引き続きアルゴンと窒素との混合ガスを
導入して2×10-3Torrとし、純度5Nのシリコン
ターゲットを反応性スパッタリングをすることにより、
800〔オングストローム〕厚の第1のSiN膜を形成
する。
に装着し、3×10-7Torr以下に真空排気後、アル
ゴンガスを導入して、基板をおよそ10 程度スパッタ
エッチングし、引き続きアルゴンと窒素との混合ガスを
導入して2×10-3Torrとし、純度5Nのシリコン
ターゲットを反応性スパッタリングをすることにより、
800〔オングストローム〕厚の第1のSiN膜を形成
する。
【0018】次に、アルゴンガスを導入して、TbFe
CoTiターゲットをスパッタリングすることにより、
250〔オングストローム〕厚のTbFeCoTiの光
磁気記録膜を形成する。
CoTiターゲットをスパッタリングすることにより、
250〔オングストローム〕厚のTbFeCoTiの光
磁気記録膜を形成する。
【0019】1次に、アルゴンと窒素の混合ガスを導入
して4×10-3Torrとし、純度5Nのシリコンター
ゲットを反応性スパッタリングする事により600〔オ
ングストローム〕厚の第2のSiN膜を形成した。
して4×10-3Torrとし、純度5Nのシリコンター
ゲットを反応性スパッタリングする事により600〔オ
ングストローム〕厚の第2のSiN膜を形成した。
【0020】更に、アルゴンガスを導入して、AlTi
ターゲットをスパッタリングする事により、200〔オ
ングストローム〕厚のAlTi膜を形成した。
ターゲットをスパッタリングする事により、200〔オ
ングストローム〕厚のAlTi膜を形成した。
【0021】最後に、アルゴンと窒素の混合ガスを導入
して1.5×10-3Torrとし、純度5Nのシリコン
ターゲットを反応性スパッタリングする事により、20
0〔オングストローム〕厚の第3のSiN膜を形成し
た。この際に、第3のSiN膜のバリヤー性を高めるた
めに、低スパッタガス圧を用いると更に耐候性上効果が
あることが判明し、実験的にも確認することができた。
して1.5×10-3Torrとし、純度5Nのシリコン
ターゲットを反応性スパッタリングする事により、20
0〔オングストローム〕厚の第3のSiN膜を形成し
た。この際に、第3のSiN膜のバリヤー性を高めるた
めに、低スパッタガス圧を用いると更に耐候性上効果が
あることが判明し、実験的にも確認することができた。
【0022】次に、第3のSiN膜の上にUVオーバー
コートを塗布した。このようにして作製した光磁気記録
媒体の記録再生特性は、C/Nが47〔dB〕であり良
好であった。
コートを塗布した。このようにして作製した光磁気記録
媒体の記録再生特性は、C/Nが47〔dB〕であり良
好であった。
【0023】この光磁気記録媒体を、70〔℃〕,85
〔%〕の高温高湿環境下で1000時間保持させる耐候
性試験を行ったところ、AlTi膜に腐食はなく、記録
再生特性も良好であった。比較のため、第3のSiN膜
の代わりに、酸化タンタル保護膜を用いた従来の光磁気
記録媒体でも同様の試験を行ったところ、AlTi膜に
腐食が見られると共に、媒体反射率の変動が見られるも
のもあった。
〔%〕の高温高湿環境下で1000時間保持させる耐候
性試験を行ったところ、AlTi膜に腐食はなく、記録
再生特性も良好であった。比較のため、第3のSiN膜
の代わりに、酸化タンタル保護膜を用いた従来の光磁気
記録媒体でも同様の試験を行ったところ、AlTi膜に
腐食が見られると共に、媒体反射率の変動が見られるも
のもあった。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、基
板上に、第1のSiN膜,光磁気記録膜,第2のSiN
膜,Al合金膜,第3のSiN膜を順次積層することに
より、良好な記録再生特性を示し、かつ、劣悪環境に長
期保存しても変質しないという従来にない優れた光磁気
記録媒体を提供することができる。
板上に、第1のSiN膜,光磁気記録膜,第2のSiN
膜,Al合金膜,第3のSiN膜を順次積層することに
より、良好な記録再生特性を示し、かつ、劣悪環境に長
期保存しても変質しないという従来にない優れた光磁気
記録媒体を提供することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 基板上に、第1のSi N膜,光磁気記
録,第2のSi N膜,Al合金膜および第3のSi N膜
が順次積層されていることを特徴とした光磁気記録媒
体。 - 【請求項2】 前記第3のSi N膜には、その上にUV
オーバーコートが塗布されていることを特徴とした請求
項1記載の光磁気記録媒体。 - 【請求項3】 前記各膜厚の形成に際してはスパッタリ
ング法が用いれると共に、前記第3のSi N膜の形成に
際しては低スパッタガス圧が用いられていることを特徴
とした請求項1又は2記載の光磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16754993A JPH076421A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 光磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16754993A JPH076421A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 光磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH076421A true JPH076421A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15851781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16754993A Pending JPH076421A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 光磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076421A (ja) |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6124042A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-01 | Sharp Corp | 磁気光学記憶素子の製造方法 |
| JPS6374144A (ja) * | 1986-09-18 | 1988-04-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 光磁気記録媒体 |
| JPH01173455A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-10 | Mitsubishi Kasei Corp | 光磁気記録媒体 |
| JPH01213849A (ja) * | 1988-02-22 | 1989-08-28 | Mitsubishi Kasei Corp | 光磁気記録媒体 |
| JPH02108253A (ja) * | 1988-10-17 | 1990-04-20 | Hitachi Maxell Ltd | 光磁気記録媒体およびその製造方法 |
| JPH0461043A (ja) * | 1990-06-29 | 1992-02-27 | Nec Home Electron Ltd | 光磁気記録担体 |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP16754993A patent/JPH076421A/ja active Pending
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6124042A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-01 | Sharp Corp | 磁気光学記憶素子の製造方法 |
| JPS6374144A (ja) * | 1986-09-18 | 1988-04-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 光磁気記録媒体 |
| JPH01173455A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-10 | Mitsubishi Kasei Corp | 光磁気記録媒体 |
| JPH01213849A (ja) * | 1988-02-22 | 1989-08-28 | Mitsubishi Kasei Corp | 光磁気記録媒体 |
| JPH02108253A (ja) * | 1988-10-17 | 1990-04-20 | Hitachi Maxell Ltd | 光磁気記録媒体およびその製造方法 |
| JPH0461043A (ja) * | 1990-06-29 | 1992-02-27 | Nec Home Electron Ltd | 光磁気記録担体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970121 |