JPH0768217B2 - γ−ピリドン誘導体の製造法 - Google Patents

γ−ピリドン誘導体の製造法

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JPH0768217B2
JPH0768217B2 JP7003387A JP7003387A JPH0768217B2 JP H0768217 B2 JPH0768217 B2 JP H0768217B2 JP 7003387 A JP7003387 A JP 7003387A JP 7003387 A JP7003387 A JP 7003387A JP H0768217 B2 JPH0768217 B2 JP H0768217B2
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幸久 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はピリドン誘導体の新規な製法に関するもので
ある。この発明によって得られる化合物は医薬、農薬あ
るいはそれらの合成中間体として有用である。
(従来技術) この発明に関するピリドン誘導体の製造法としては以下
のものが知られている。加藤鉄三らは、3−アミノクロ
トンアニリド類とジケテンとを60℃又は90℃に加熱する
ことによって、N−(4−クロロフェニル)−1,4−ジ
ビドロ−2,6−ジメチル−4−オキソ−3−ピリジンカ
ルボキサミド、1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−オ
キソ−N−フェニル−1−(フェニルメチル)−3−ピ
リジンカルボキサミド、N−(4−クロロフェニル)−
1,4−ジビドロ−2,6−ジメチル−4−オキソ−1−(フ
ェニルメチル)−3−ピリジンカルボキサミド、1,4−
ジヒドロ−N−(4メトキシフェニル)−2,6−ジメチ
ル−4−オキソ−1−(フェニルメチル)−3−ピリジ
ンカルボキサイドおよび3−(1−ベンジルイミノエチ
ル)−4−ヒドロキシ−6−メチル−1−フェニル−2
(1H)−ピリドンを得ている[薬学雑誌101(1)、40
(1981)]がどの場合も収率が低く工業的に応用しうる
製造方法とは考えられない。
カナダ特許第1,115,278号ではN−(4−クロロフェニ
ル)−3−(エチルアミノ)−2−ブテナミドとジケテ
ンとをトリエチルアミンの存在の下、トルエン還流下に
反応させて、N−(4−クロロフェニル)−1−エチル
−1,4−ジビドロ−2,6−ジメチル−4−オキソ−3−ピ
リジンカルボキサミドを得ているが、収率の記載はな
い。また同特許はβ−ケトアミド類を酸触媒の存在下脱
水をともなう二量化反応によって、1,4−ジヒドロ−4
−オキソ−3−ピリジンカルボキサミド類を製造する方
法を開示している。しかしながら,この方法はγ−ピリ
ドン環の2位と6位の置換基および1位とアミドの窒素
原子の置換基が夫々同一である1,4−ジヒドロ−4−オ
キソ−3−ピリジンカルボキサミド化合物の製造にしか
適用出来ない為、一般的な製造方法とは言えない。
(発明の目的) 本発明の目的は、これまで一般的製造法が知られていな
かった本特許請求の範囲に示されているピリドン誘導体
を、安価にかつ高収率で得ることのできる製造法を提供
することにある。
(発明の構成) 一般式(I): [R1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アラ
ルキル基、アリール基、または異項環基:R2は水素原
子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラ
ルキル基、または異項環基、R3はアルキル基、低級アル
ケニル基、低級アルキニル基、シクロアルキル基、低級
アルコキシアルキル基、アラルキル基、ハロゲン化低級
アルキル基、異項環基またはアリール基を示す]で表わ
される化合物を溶媒中、酸で処理して、一般式(II): [R1、R2、R3は一般式(I)に同じ]で表わせるピリドン
誘導体を得る方法が提供される。
この発明の方法で原料として用いられる一般式(I)の
化合物は、一般式(III): R3-COCH2CONH-R1 (III) [式中R1,R3は上記と同じ]の化合物と一般式(IV): R2-NH2 (IV) [式中R2は上記と同じ]の化合物との脱水縮合反応の方
法などによって得られる一般式(V)または(V′): [式中R1、R2、R3は上記と同じ]の化合物と、ジケテンと
を無溶媒または不活性有機溶媒中、ジケテンを活性化し
うる含窒素有機化合物の存在下に、好ましくは60℃以下
の温度で処理することによって容易に得られる。ここ
で、用いられる含窒素有機化合物としては、トリエチル
アミン、トリプロピルアミン、トリイソブチルアミン、
N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルシクロヘ
キシルアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジ
アミン、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,3−プロパンジ
アミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリ
ン、N,N−ジメチル−o−トルイジン、ピリジン、α−
ピコリン、β−ピコリン、γ−ピコリン、4−ジメチル
アミノピリジン、4−ピロリジノピリジン、N−メチル
ピロリジン、N−メチルピペリジン、N,N′−ジメチル
ピペラジン、N−メチルモルホリン、1,4ジアザビシク
ロ[2.2.0]オクタン、1,5−ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデセン−5などの脂肪族、芳香族もしくは複素環式
の第3級有機塩基;テトラメチルアンモニウムクロライ
ド、テトラプロピルアンモニウムブロマイド、テトラブ
チルアンモニウムブロマイド、トリオクチルメチルアン
モニウムクロライド、ベンジルトリメチルアンモニウム
クロライド、ベンジルトリブチルアンモニウムクロライ
ド、N−ラウリルピリジウムクロライド、N−ベンジル
ピコリニウムクロライドなどの第4級アンモニウム塩;
アンバーリストA−21、アンバーリストA−26(Cl
-形)、アンバーリストA−27(Cl-形)、ダイアイオン
WA30などの交換基が第3級アミノ基または第4級アンモ
ニウム塩である陰イオン交換樹脂;イミダソール、1,3
−チアゾリジン−2−チオン、1,3−オキサゾリン−2
−オン、1,3−オキサゾリジン−2−オン、N−ヒドロ
キシコハク酸イミド、N−ヒドロキシフタル酸イミド、
2−ピリジンチオールなどの活性アミド、活性エステ
ル、もしくは活性チオールエステルを形成しうる複素環
化合物などが挙げられる。
なお、このようにして、得られる一般式(I)の化合物
は互変異性にもとずく他の異性体構造式をとりうる。更
に分子内水素結合による配座異性体及び幾何異性体が存
在しうる。
R1の定義に於てアルキル基としてはメチル、エチル、プ
ロピル、第3級ブチル、ペンチル、オクチル、ドデシル
のような炭素1〜12のアルキル基;シクロアルキル基と
しては、シクロプロピル、シクロヘキシルのような炭素
数3〜7のシクロアルキル基;アラルキル基としてはフ
ェニルメチル基、2−フェニルエチル基、1−フェニル
エチル基、1−メチル−1−フェニルエチル基等アリー
ル基で置換されたアルキル;アリール基としては塩素、
臭素、弗素のようなハロゲン原子、メチル、エチルまた
はプロピルのような低級アルキル基;メトキシ、エトキ
シまたはプロポキシのような低級アルコキシ基;フェノ
キシ基、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルの
ような低級アルコキシカルボニル基;シアノ基、ニトロ
基、トリフルオロメチル基で任意に置換されてもよいフ
ェニル基またはナフチル基;また異項環基としては、窒
素原子、酸素原子、硫黄原子、から選択されたヘテロ原
子を1〜3個含有する5もしくは6員の異項環基が含ま
れる。例えばフリル、テトラヒドロフリル、チエニル、
チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、オキサ
ゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリルなどの5員環の
基;およびピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダ
ジニル、モルホリノ、などの6員環が挙げられる。これ
らの基はメチル又はエチルのようなアルキル基:メトキ
シまたはエトキシのようなアルコキシ基:ハロゲン原子
またはフェニル基で置換されてもよい。フェニル基で置
換された場合、環内の2つの炭素原子と結合して縮合環
を形成してもよい。縮合環を形成した場合の例として
は、ベンゾチアゾリル、ベンゾフリル、キナゾリニル、
キノキサリニル基などが挙げられる。
R2の定義において、アルキル基としてはメチル、エチ
ル、プロピル、第3級ブチル、ペンチル、オクチル、ド
デシルのような炭素1〜12のアルキル基;シクロアルキ
ル基としては、シクロプロピル、シクロヘキシルのよう
な炭素数3〜7のシクロアルキル基;アリール基として
は、塩素、臭素、弗素のようなハロゲン原子、メチル、
エチルまたはプロピルにような低級アルコキシ基;フェ
ノキシ基、メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニ
ルのような低級アルコキシカルボニル基;シアノ基、ニ
トロ基、トリフルオロメチル基で任意に置換されてもよ
いフェニル基またはナフチル基;アラルキル基として
は、上記に示したアリール基で置換された低級アルキル
基などが挙げられる。又異項環基としては、窒素原子、
酸素原子、硫黄原子から選択されたヘテロ原子を1〜3
個含有する5もしくは6員の異項環基が含まれる。たと
えばフリル、テトラヒドロフリル、チエニル、チアゾリ
ル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、
イソオキサゾリル、ピラゾリルなどの5員環の基;およ
びピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、
モルホリノなどの6員環が挙げられる。これらの基はメ
チル又はエチルのようなアルキル基;メトキシまたはエ
トキシにようなアルコキシ基;ハロゲン原子またはフェ
ニル基で置換されてもよい。フェニル基で置換された場
合、環内の2つの炭素原子と結合して縮合環を形成して
もよい。縮合環を形成した場合の例としては、ベンゾチ
アゾリル、ベンゾフリル、キナゾリニル、キノキサリニ
ル基などが挙げられる。R3の定義においては、アルキル
基、シクロアルキル基、アラルキル基、異項環基または
アリール基としてはR2における例示と同じものが含まれ
る。また低級アルケニル基及び低級アルキニル基には、
ビニル、アリル、イソプロペニル、2−ブテニル、1,3
−ブタジエル、2−ペンテニル、1,4−ペンダジエニ
ル、1,6−ヘプタジエニル、1−ヘキセニル、エチニ
ル、2−プロピニルなどが含まれる。低級アルコキシア
ルキル基には、メトキシメチル、エトキシメチル、プロ
ポキシメチル、ブトキシメチル基などが含まれる。ハロ
ゲン化低級アルキル基には、トリフルオロメチル、ジフ
ルオロメチル、フルオロメチル、クロロメチル、2−ク
ロロエチル、3−クロロプロピル、2−ブロモエチル、
4−クロロブチルなどが含まれる。
上記の方法によって一般式(I)の化合物を得る場合、
一般式(I′)又は(I″): [式中R1、R2、R3は上記と同じ]で表される化合物が副生
することがある。
これら(I)、(I′)又は(I″)の化合物の生成比
率は原料である一般式(V)又は(V′)の種類、用い
る溶剤および含窒素有機化合物の種類、量、反応温度、
反応時間等によって異なる。
例えば一般式(V)又は(V′)中のR1がフェニル基で
あって、R3が低級アルキル基、R2がベンジル基である場
合含窒素有機化合物としてイミダゾールを一般式(V)
又は(V′)の化合物に対して約0.5当量用い、トルエ
ン中0℃で数時間反応させた場合には1H-NMRに於てδ値
10〜12ppmにプロトン1個分の比較的鋭い一重線のシグ
ナルを与える一般式(I)の化合物が主として得られ
る。しかし含窒素有機化合物としてトリエチルアミンを
用いる他は同じ条件下で上記反応を行うと、1H-NMRに於
てδ値12ppmより低磁場に二つの非常に幅広いシグナル
(プロトン一個分)を与える一般式(I′)又は
(I″)の化合物が主として得られる。
また一般式(V)又は(V′)中のR1が2,6−ジエチル
フェニル基、R3が低級アルキル基、R2がアルキル基又は
アラルキル基である場合、含窒素有機化合物としてイミ
ダゾールを一般式(V)又は(V′)の化合物に対して
約0.5当量用い、トルエン中0℃で数時間反応させた場
合、トリエチルアミンをイミダゾールの代りに用いた場
合のいずれに於ても、1H-NMRに於てδ値10〜12ppmにプ
ロトン1個分の比較的鋭い一重線のシグナルを与える一
般式(I)の化合物が主として得られる。上述の例に於
て得られるいずれの化合物も酸と処理することによっ
て、ピリドン誘導体が得られるが、原料として一般式
(I)の化合物を用いる場合にはγ−ピリドン誘導体
を、又原料として一般式(I′)又は(I″)の化合物
を用いる場合にはα−ピリドン誘導体を夫々選択的に与
える。
一般式(I)の化合物は単離して用いても良いが、一般
式(V)又は(V′)の化合物とジケテンとの反応混合
物のまま、或いはその反応混合物を濃縮、溶媒交換、濾
過、中和等の処理を施したものを用いることも可能であ
る。この発明における一般式(I)の化合物と処理する
酸としては、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、パ
ラトルエンスルホン酸、安息香酸、しゅう酸、酢酸、ギ
酸、などの有機酸や、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸などの
無機酸及びヘテロポリ酸、陽イオン交換樹脂、固体酸等
がが挙げられる。用いる酸の量は一般式(I)で表わさ
れる化合物1モルに対し10-5〜1モルでよく、1モルよ
りも多く用いてもさしたる効果はない。反応に用いる溶
媒としては四塩化炭素、塩化メチレン、クロロホルムな
どの含塩素系溶媒や、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素系溶媒や、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、等のエーテル系溶媒やメタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコールなどのアルコール系溶媒やアセト
ン、メチルエチルケトンなどのケトン系溶媒やその他ジ
メチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド及び
水などが挙げられる。特に、塩化メチレン、クロロホル
ム、トルエン、ベンゼンを用いる時好結果が得られる。
また用いる酸が液体であれば、酸を溶媒として用いるこ
とができる。反応温度は−20℃から用いる溶媒の沸点の
範囲で実施できるが、特に0℃から40℃の範囲で実施す
るのが好ましい。
(発明の効果) この発明により、従来選択的な合成が不可能であった本
特許請求の範囲に示されるピリドン誘導体を入手しやす
い原料を用い簡単な操作によって収率よく得ることがで
きるようになった。以下実施例によって、この発明をさ
らに具体的に説明する。
(実施例) 実施例1. 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−オキソ−N−フェ
ニル−1−(フェニルメチル)−3−ピリジンカルボキ
サミド 3−ベンジルアミノクロトンアニリド1.33g(5mmol)、
イミダゾール0.17g(2.5mmol)及びトルエン7mlの混合
物に、氷冷下、ジケテン0.5g(6mmol)のトルエン(3m
l)溶液を5分かけて滴下し、さらに氷冷下3時間攪拌
した。析出した結晶を濾別洗浄し、減圧下に乾燥すると
1,4,5,6−テトラヒドロ−6−ヒドロキシ−2,6−ジメチ
ル−4−オキソ−N−フェニル−1−(フェニルメチ
ル)−3−ピリジンカルボキサミド1.09g(収率62.4
%)が得られた。
融点:82.0〜83.0℃ IR(KBrデイスク):νC=01630cm-1 NMR(CDCl3)δ値: 1.38(s,3H)、2.40(s,3H)、2.79(q,2H)、4.69(q,
2H)、5.35(br.,1H)、6.50〜7.70(m,10H)、11.46
(s,1H) 得られた1,4,5,6−テトラヒドロ−6−ヒドロキシ−2,6
−ジメチル−4−オキソ−N−フェニル−1−(フェニ
ルメチル)−3−ピリジンカルボキサミド0.70g及び塩
化メチレン5mlの混合物に、p−トルエンスルホン酸0.0
7gを加え室温で2時間攪拌した。反応液を分液ロートに
移し、飽和重曹水、水で洗浄し、常法に従って、有機層
を乾燥後、脱溶媒し、得られた結晶性残渣を酢酸エチル
で再結晶して題記化合物を0.63g(収率95%)得た。
融点:178〜179℃ 実施例2 1−ブチル−N−(2,6−ジエチルフェニル)−1,4−ジ
ヒドロ−2,6−ジメチル−4−オキソ−3−ピリジンカ
ルボキサミド 2,6−ジエチルアセトアセトアニリド2.33g(10mmol)、
ブチルアミン0.80g(11mmol)及びトルエン27mlの混合
物に酢酸一滴を加え、50℃で1時間攪拌した後、1時間
加熱還流しその間に生成した水と未反応のブチルアミン
をトルエン約10mlと共に溜去した。この反応混合物にイ
ミダゾール0.07g(1mmol)を加えた後、氷冷下にジケテ
ン1.01g(12mmol)のトルエン(5ml)溶液を10分かけて
滴下し、さらに氷冷下7時間攪拌した。エーテル約10ml
加えた後、析出した結晶を濾別洗浄し、減圧下に乾燥す
ると1−ブチル−N−(2,6−ジエチルフェニル)−1,
4,5,6−テトラヒドロ−6−ヒドロキシ−2,6−ジメチル
−4−オキソ−3−ピリジンカルボキサミド2.46g(収
率66.0%)が得られた。
融点:121.5〜123.0℃ IR(KBrデイスク):νC=01625cm-1 NMR(CDCl3)δ値: 1.17(t,6H)、1.28(s,3H)、0.50〜1.90(m,7H)、2.
52(s,3H)、2.00〜3.00(m,6H)、3.00〜3.37(m,2
H)、5.67(s,1H)、7.02(s,3H)、10.85(s,1H) 得られた1−ブチル−N−(2,6−ジエチルフェニル)
−1,4,5,6−テトラヒドロ−6−ヒドロキシ−2,6−ジメ
チル−4−オキソ−3−ピリジンカルボキサミド0.75g
(2mmol)及び塩化メチレン5mlの混合物にp−トルエン
スルホン酸0.07gを加え室温で1.5時間攪拌した。反応混
合物を分液ロートに移し、飽和重曹水で洗浄し、常法に
従って、有機層を乾燥濃縮した後、残渣をトルエンとヘ
キサンとの混合物から晶析すると題記化合物0.66g(収
率93%)が得られた。
融点:120〜121.5℃ 実施例3 N−(2,6−ジエチルフェニル)−1,4−ジヒドロ−2,6
−ジメチル−4−オキソ−1−(2−フェニルエチル)
−3−ピリジンカルボキサミド 2,6−ジエチルアセトアセトアニリド2.33g(10mmol)、
β−フェネチルアミン1.21g(10mmol)及びトルエン17m
lの混合物に酢酸一滴を加え、1時間加熱還流しその間
に生成した水をトルエン約10mlと共に溜去した。この反
応混合物にトリエチルアミンを1.01g(10mmol)及び塩
化メチレン2ml加え、氷冷下ジケテン1.18g(14mmol)の
トルエン(3ml)溶液を10分かけて滴下し、さらに氷冷
下6時間攪拌した。塩化メチレンを減圧下に溜去した
後、エーテルを約10ml加えた。析出した結晶を濾別洗浄
し、減圧下に乾燥するとN−(2,6−ジエチルフェニ
ル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−6−ヒドロキシ−2,6−
ジメチル−4−オキソ−1−(2−フェニルエチル)−
3−ピリジンカルボキサミド3.62g(収率86.1%)が得
られた。
融点:121.0〜122.0℃ IR(KBrデイスク):νC=01620cm-1 NMR(CDCl3)δ値: 1.15(t,6H)、1.27(s,3H)、2.57(s,3H)、2.10〜3.
30(m,8H)、3.30〜4.00(m,2H)、4.30〜5.70(br.,1
H)、6.85〜7.60(m,8H)、10.84(s,1H) 得られたN−(2,6−ジエチルフェニル)−1,4,5,6−テ
トラヒドロ−6−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−4−オ
キソ−1−(2−フェニルエチル)−3−ピリジンカル
ボキサミド3,40g(8.80mmol)及び塩化メチレン40mlの
混合物にp−トルエンスルホン酸0.17gを加え室温で2
時間攪拌した。反応混合物を分液ロートに移し、飽和重
曹水で洗浄し、常法に従って、有機層を乾燥、濃縮した
後、残渣を酢酸エチルとヘキサンとの混合物から晶析す
ると題記化合物3.00g(収率92%)が得られた。
融点:113〜114.5℃ IR(KBrデイスク): νC=01625、1657cm-1 NMR(CDCl3)δ値: 1.19(t,6H)、2.32(s,3H)、2.68(q,4H)、2.90(s,
3H)、2.97(t,2H)、4.17(t,2H)、6.40(s,1H)、6.
80〜7.50(m,8H)、11.58(br.,1H) 実施例4 2−ブチル−1,4−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ
−N−フェニル−1−(フェニルメチル)−3−ピリジ
ンカルボキサミド 3−ベンジルアミノ−N−フェニル−2−ヘプテン酸ア
ミドを出発原料とし実施例1の方法に従って、2−ブチ
ル−1,4,5,6−テトラヒドロ−6−ヒドロキシ−6−メ
チル−4−オキソ−N−フェニル−1−(フェニルメチ
ル)−3−ピリジンカルボキサミドを得た。これを実施
例1の方法に従ってp−トルエンスルホン酸で処理する
ことにより題記化合物を収率91%で得た。
融点:133〜134.5℃ IR(KBrディスク):1630、1675cm-1 NMR(CDCl3)δ値: 0.89(t,3H)、1.00〜2.00(m,4H)、2.25(s,3H)、3.
22(t,2H)、5.19(s,2H)、6.41(s,1H)、6.70〜7.70
(m,10H)、12.70(br.,1H) 実施例5 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−オキソ−N−フェ
ニル−1−(フェニルメチル)−3−ピリジンカルボキ
サミド p−トルエンスルホン酸の代りに濃硫酸0.04mlを用いた
他は実施例1と同様の方法に従って反応を行い、題記化
合物を収率94%で得た。
融点:178〜179℃ 実施例6 N−(2,6−ジエチルフェニル)−1,4−ジヒドロ−1,6
−ジメチル−4−オキソ−2−プロピル−3−ピリジン
カルボキサミド N−(2,6−ジエチルフェニル−3−メチルアミノ−2
−ヘキセン酸アミドを出発原料とし、実施例1の方法に
準じた操作により、N−(2,6−ジエチルフェニル)−
1,4,5,6−テトラヒドロ−6−ヒドロキシ−1,6−ジメチ
ル−4−オキソ−2−プロピル−3−ピリジンカルボキ
サミドを得た。これを実施例1の方法に従ってp−トル
エンスルホン酸で処理することにより、題記化合物を収
率92%で得た。
融点:99.5〜100.5℃ IR(KBrデイスク):1633、1673cm-1 NMR(CDCl3)δ値: 1.03(t,3H)、1.19(t,6H)、1.67(six 2H)、2.30
(s,3H)、2.66(q,4H)、3.30(t,2H)、2.49(s,3
H)、6.33(s,1H)、7.05(s,3H)、11.90(br.,1H) 実施例7 N,1−ジブチル−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−
オキソ−3−ピリジンカルボキサミド N−ブチル−3−オキソブタンアミドを出発原料とし、
実施例2の方法に準じた操作により、題記化合物を収率
75%で得た 融点:107〜108℃ IR(KBrデイスク):1642,1655cm-1 NMR(CDCl3)δ値: 0.70〜2.00(m,14H)、2.35(s,3H)、2.83(s,3H)、
3.15〜3.60(m,2H)、3.91(t,2H)、6.30(s,1H)、9.
85(br.,1H)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I): [R1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アラ
    ルキル基、アリール基または異項環基;R2は水素原子、
    アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキ
    ル基または異項環基;R3はアルキル基、低級アルケニル
    基、低級アルキニル基、シクロアルキル基、低級アルコ
    キシアルキル基、アラルキル基、ハロゲン化低級アルキ
    ル基、異項環基またはアリール基を示す] で表わされる化合物を溶媒中、酸で処理して、一般式
    (II): [R1、R2、R3は一般式(I)に同じ] で表わされる化合物を得ることを特徴とするγ−ピリド
    ン誘導体の製造法。
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