JPH0780352B2 - 感圧紙用顕色剤の分散剤 - Google Patents

感圧紙用顕色剤の分散剤

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JPH0780352B2
JPH0780352B2 JP1203494A JP20349489A JPH0780352B2 JP H0780352 B2 JPH0780352 B2 JP H0780352B2 JP 1203494 A JP1203494 A JP 1203494A JP 20349489 A JP20349489 A JP 20349489A JP H0780352 B2 JPH0780352 B2 JP H0780352B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、感圧紙用芳香族カルボン酸系顕色剤の分散剤
に関する。
[従来の技術] 従来の芳香族カルボン酸系顕色剤の分散剤としてはポリ
スチレンスルホン酸ナトリウム塩が知られている(例え
ば特開昭51−44010号公報)。
[発明が解決しようとする課題] しかし、このものは、分散液の安定性や発色性が十分で
なかった。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、分散液の安定性や発色性が十分な感圧紙
用芳香族カルボン酸系顕色剤の分散剤について検討した
結果、本発明に到達した。
即ち本発明は、スルホン酸(塩)基含有単量体(A)、
カルボン酸(塩)基含有単量体(B)および必要により
親水性非イオン性ビニル単量体(C)を構成単位とする
水溶性ないし水分散性重合体からなる感圧紙用芳香族カ
ルボン酸系顕色剤の分散剤である。
本発明における水溶性ないし水分散性重合体としては
(I)スチレン類と(B)および必要により(C)を構
成単位とする共重合体のスルホン化物および/またはそ
の塩、(II)スルホン酸(塩)基含有単量体と(B)お
よび必要により(C)を構成単位とする共重合体があげ
られ、(I)が好ましい。
(I)スチレン類と(B)および必要により(C)を構
成単位とする共重合体のスルホン化物および/またはそ
の塩: スチレン類としてはスチレン、α−メチルスチレン、α
−エチルスチレンなどがあげられる。
(B)としては不飽和カルボン酸もしくはその無水物
[(メタ)アクリル酸、フマル酸、(無水)マレイン
酸、(無水)イタコン酸など]などおよびこれらの塩が
あげられる。これらのうち好ましいものは無水マレイン
酸および(メタ)アクリル酸である。
(C)としてはアミド基含有ビニル単量体[(メタ)ア
クリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N
−メチロール(メタ)アクリルアミド、N,N,−ジメチル
アクリルアミドなど]、ヒドロキシル基含有ビニル単量
体[ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、トリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、(メタ)アリルアルコール
など]などが挙げられる。これらのうち好ましいものは
ヒドロキシル基含有ビニル単量体である。
スチレン類と(B)および必要により(C)を構成単位
とする共重合体(以下重合体1と略記)中のスチレン類
の含量は、通常10〜90モル%、好ましくは、30〜90モル
%、(B)の含量は通常1〜90モル%、好ましくは5〜
70モル%、(C)の含量は通常0〜80モル%、好ましく
は0〜60モル%である。
重合体1の分子量は、通常500〜1,000,000、好ましくは
2,000〜500,000、更に好ましくは、3,000〜100,000であ
る。
重合体1のスルホン化物は、通常のスルホン化剤を使用
し、溶媒中において公知の方法で製造することができ
る。
溶媒としては、通常炭素数1〜2の脂肪族ハロゲン化炭
化水素、炭素数1〜3のニトロ化脂肪族炭化水素等のス
ルホン化剤に不活性なものを使用する。
脂肪族ハロゲン化炭化水素の具体例としては、1,2−ジ
クロロエタン、メチレンジクロリド、塩化エチル、四塩
化炭素、1,1−ジクロルエタン、1,1,2,2−テトラクロル
エタン、クロロホルム、エチレンジブロミド等が挙げら
れる。ニトロ化脂肪族炭化水素としては、ニトロメタ
ン、ニトロエタン、1−ニトロプロパン、2−ニトロプ
ロパンなどが挙げられる。好ましくは、脂肪族ハロゲン
化炭化水素である。
重合体1の溶解は、重合体1の分子量にもよるが、溶媒
100重量部当り、重合体1を通常、1〜100重量部、好ま
しくは、5〜50重量部溶解させる。
スルホン化剤としては無水硫酸、クロル硫酸などが用い
られる。好ましくは無水硫酸である。液状無水硫酸、液
状無水硫酸を窒素、乾燥空気等の不活性ガスおよび1,2
−ジクロロエタン、塩化エチルなどの炭素数1〜2の脂
肪族ハロゲン化炭化水素等のスルホン化剤に不活性な溶
媒で希釈した無水硫酸も使用できる。不活性ガスで希釈
した無水硫酸濃度は、通常1〜15容量%、好ましくは3
〜5容量%である。不活性な溶媒で希釈した無水硫酸濃
度は、通常1〜50重量%、好ましくは5〜20重量%であ
る。
また無水硫酸とルイス塩基の錯体を用いることもでき
る。ルイス塩基としては、トリエチルホスフェート、ト
リメチルホスフェートなどのトリアルキルホスフェー
ト、酢酸エチル、パルミチン酸エチルなどの脂肪酸アル
キルエステル、ジオキサン、チオキサン、ジエチルエー
テルなどのエーテルもしくはチオエーテルなどが挙げら
れる。好ましいルイス塩基は、トリアルキルホスフェー
ト、および脂肪族アルキルエステルである。
スルホン化剤の使用量は、重合体1のスチレン類単位1
モルに対し、通常0.4〜2モル量である。
スルホン化の反応は通常、0〜80℃、好ましくは、10〜
50℃で行なわれ、無水条件で行う。
スルホン化物は、通常、ナトリウム、カリウムなどのア
ルカリ金属、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ
土類金属などの水酸化物、炭酸塩、またはアンモニア、
アミン類例えばトリエチルアミン、ジメチルアミン、ラ
ウリルアミン、ステアリルアミンなどのアルキルアミ
ン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンなどの
アルカノールアミンなどの中和剤で中和され塩にされ
る。
好ましくは、ナトリウム塩、カリウム塩、およびアンモ
ニウム塩である。
溶剤は、分液、ろ過、蒸留などの通常の方法で除去さ
れ、水分散性若しくは水溶性の水性液状または粉末状の
スルホン酸(塩)基含有重合体を得る。
上記方法以外に本出願人が特許出願している特願平1−
81169号明細書、特願平1−114593号明細書および特願
平1−117832号明細書に記載の方法によってもスルホン
化を行なうことができる。
(II)スルホン酸(塩)基含有単量体と(B)および必
要により(C)を構成単位とする共重合体: スルホン酸(塩)基含有単量体としては芳香族炭化水素
ビニルスルホン酸、スルホン酸基含有(メタ)アクリル
アミド、スルホン酸基含有(メタ)アクリレート、脂肪
族炭化水素ビニルスルホン酸およびこれらの塩があげら
れる。
具体的には、下記単量体があげられる。
(A−1)芳香族炭化水素ビニルスルホン酸 p−およびo−スチレンスルホン酸、スチレンジスルホ
ン酸、α−メチルスチレンスルホン酸、ビニルフェニル
メタンスルホン酸などおよびこれらの塩 (A−2)スルホン酸基含有(メタ)アクリルアミド 2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸、3−(メタ)アクリルアミドプロパン−1−ス
ルホン酸、2−(メタ)アクリルアミドエチル−1−ス
ルホン酸、3−(メタ)アクリルアミド−2−ヒドロキ
シプロパンスルホン酸、p−(メタ)アクリルアミドメ
チルベンゼンスルホン酸などおよびこれらの塩 (A−3)スルホン酸基含有(メタ)アクリレート 3−(メタ)アクリロイロキシプロパン−1−スルホン
酸、4−(メタ)アクリロイロキシブタン−1−スルホ
ン酸、4−(メタ)アクリロイロキシブタン−2−スル
ホン酸、2−(メタ)アクリロイロキシエチル−1−ス
ルホン酸、3−(メタ)アクリロイロキシ−2−ヒドロ
キシプロパンスルホン酸などおよびこれらの塩 (A−4)脂肪族炭化水素ビニルスルホン酸 ビニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸などこれ
らの塩 スルホン酸基含有単量体の塩としては、ナトリウム、カ
リウム、リチウムなどのアルカリ金属塩、カルシウム、
マグネシウムなどのアルカリ土類金属塩、アンモニウム
塩、エタノールアミン、ジエタノールアミン、モノメチ
ルアミン、トリメチルアミン、トリメチルアミンなどの
アミン塩があげられ、好ましくは、ナトリウム塩、カリ
ウム塩、およびアンモニウム塩である。
スルホン酸(塩)基含有単量体と共重合する単量体
(B)、(C)としては、上記のものと同様のものがあ
げられる。
カルボン酸基含有単量体の塩としてはスルホン酸基含有
単量体の塩と同様のものがあげられる。
(II)の重合体のスルホン酸(塩)基含有単量体の含量
は、通常10〜90モル%、好ましくは、30〜90モル%、
(B)の含量は通常1〜90モル%、好ましくは5〜70モ
ル%、(C)の含量は通常0〜80モル%、好ましくは0
〜60モル%である。
(II)の重合体の製造については、特に制限はないが、
通常の溶液重合法によって製造できる。例えば、スルホ
ン酸(塩)基含有単量体と(B)および必要により
(C)を、水;メチルアルコール、エチルアルコール、
イソプロピルアルコールなどの低級アルキルアルコー
ル;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のセロソル
ブ類等の溶媒またはこれらの2種以上の混合溶媒中で50
〜150%で重合する。ラジカル重合開始剤としては、過
硫酸塩、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパー
オキサイド、ジクミルパーオキサイドなどを、単量体に
対し0.1〜15重量%を用いる。必要であれば、ラウリル
メルカプタン、チオグリコール酸、メルカプトエタノー
ルなどの連鎖移動剤を用いる。
本発明における水溶性ないし水分散性重合体の分子量
は、通常1,000〜2,000,000、好ましくは2,000〜1,000,0
00、更に好ましくは3,000〜200,000である。分子量が、
1,000以下であると充分な分散性が得られず、また2,00
0,000を越えると重合体の水溶性の粘度が大きくなり、
作業性が低下する。30重量%水溶液粘度で示した場合、
通常、約10〜100,000cpsで、好ましくは、約20〜50,000
cpsである。
水溶液ないし水分散性重合体中のスルホン酸基の含量
は、塩成分を除いた重合体に対する重量%で示すと、通
常、重合体中10重量%以上、好ましくは20重量%であ
る。10重量%未満になると十分な分散性が得られない。
本発明における水溶液ないし水分散性重合体は芳香族カ
ルボン酸系顕色剤を水に分散させて顕色剤水分散物とす
るときの分散剤として用いられる。
芳香族カルボン酸系顕色剤としては3−フェニル−5−
tert−ブチルサリチル酸、2−クロロ−3−フェニル−
5−イソプロピル安息香酸、3−ベンジル−5−フェニ
ル−サリチル酸、3,5−ジフェニルサリチル酸、2−ニ
トロ−3−(2′−ニトロ−3−カルボキシフェニル)
−5−フェニル安息香酸、3,3′−ジメチル−5,5′−メ
チレンジサリチル酸、2−ニトロ−3−(3′−カルボ
キシベンジル)−5−メチル安息香酸、3−メチル−5
−フェニルサリチル酸、3,5−ジ(4′−アミノフェニ
ル)−2−アミノ安息香酸、3−メチル−5−ベンジル
サリチル酸、2−ニトロ−3−メチル−5−(4′−メ
チルベンゾイル)安息香酸、3−メチル−5−{β−
(4′−メトキシフェニル)ビニル}サリチル酸、3,5
−ジ−(β−フェネチル)サリチル酸、3−(4′−ク
ロロベンジル)−5−tert−ブチルサリチル酸、3−te
rt−ブチル−5−(p−tert−ブチルベンジル)サリチ
ル酸、3−シクロヘキシル−5−(α,α−ジメチルベ
ンジル)サリチル酸、4−フェニル−5−ベンゾイルサ
リチル酸、3,5−ジ(α,α−ジメチルベンジル)サリ
チル酸、3−{4′−(α,α−ジメチルベンジル)フ
ェニル}−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル
酸、3−フェニル−5−(α,α−ジメチルベンジル)
サリチル酸、3−メチル−5−{(4′−エトキシカル
ボニル)フェニル}サリチル酸、4−(3′−カルボキ
シ−4′−ヒドロキシ−5′−ベンジルフェニル)ベン
ゼンスルホン酸、3−メチル−5−(5′−メチルナフ
チル)サリチル酸、3−(2′−ヒドロキシ−1−ナフ
チルメチル)−5−フェニルサリチル酸、2−ヒドロキ
シ−1−ベンジル−3−ナフトエ酸、3,3′−ジカルボ
キシ−2,2′−ジヒドロキシ−1,1′−ジナフチルメタ
ン、1−ベンゾイル−2−ヒドロキシ−3−ナフトエ
酸、1−クロロ−4′−ヒドロキシ−ジナフチルケトン
−3′−カルボン酸、1,4−ジ(ジメチルアミノ)−3
−フェニル−2−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−5−
(4′−tert−ブチルフェニル)−1−ナフトエ酸、3
−ヒドロキシ−5−シクロヘキシル−2−ナフトエ酸お
よび3−ヒドロキシ−4−(2′−ヒドロキシ−3′−
カルボキシフェニル)−2−ナフトエ酸等があげられ
る。
これらのうち好ましいものは3−シクロヘキシル−5−
(α,α−ジメチルベンゼン)サリチル酸、3−フェニ
ル−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3
−{4′−(α′,α′−ジメチルベンジル)フェニ
ル}−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、
3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−(α
−メチルベンジル)−5−(α,α−ジメチルベンジ
ル)サリチル酸および3,5−ジ(α,α−ジメチルベン
ジル)サリチル酸等である。
芳香族カルボン酸系顕色剤の粒子径は通常10ミクロン以
下、好ましくは1〜5ミクロンの範囲である。10ミクロ
ンを越える粒子が多いと芳香族カルボン酸系顕色剤水分
散物(以下、水分散物と略記)の静置保存時の沈降物が
多くなり、また感圧紙の発色性能、特に発色直後の濃度
が低下する。一方1ミクロン未満では、水分散物が増粘
挙動を示し、高濃度および水分散物の取扱が容易でなく
なる。
芳香族カルボン酸系顕色剤水分散中の芳香族カルボン酸
系顕色剤の量は芳香族カルボン酸系顕色剤水分物の重量
に基づいて通常10〜60%、好ましくは20〜60%、分散剤
の量は芳香族カルボン酸系顕色剤の重量に基づいて通常
0.1%以上、好ましくは0.5〜20%である。
水分散物を用いて感圧紙を作成するに際しては、感圧紙
の紙面特性を調節するために無機顔料[カオリン、ベン
トナイト、タルク、炭酸カリウム、硫酸バリウム、酸化
アルミニウム(アルミナ)、酸化ケイ素(シリカ)、サ
チンホワイト、酸化チタンなど];顔料分散剤(メタリ
ン酸ソーダ、ヘキサメタリン酸ソーダ、トリポリリン酸
ソーダなどのリン酸塩類およびポリアクリル酸ソーダな
どのポリカルボン酸など);コーテイングバインダー
[酸化デンプン、酵素化デンプン、尿素リン酸デンプ
ン、アルキル化デンプンなどの変性デンプン類、カゼイ
ン、ゼラチンなどの水溶性タンパク質、スチレン−ブタ
ジエンラテックス(SBR)、メチルメタクリレート−ブ
タジエンラテックス(MBR)、酢酸ビニル重合体エマル
ション、酢酸ビニルエチレン共重合体エマルション、ポ
リビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、メチルセルロースなどの合
成、半合成バインダーなど];その他の添加剤(蛍光増
白剤、消泡剤、粘度調節剤、ダステイング防止剤、スラ
イムコントロール剤、潤滑剤、耐水化剤など)などを使
用することができる。
水分散物は必要により前記の各種成分を混合分散して顕
色剤塗料とし、これをエアナイコーター、ブレードコー
ター、ブラシコーター、ロールコーター、バーコーター
などで紙、合成紙、または合成樹脂フィルムなどの支持
体上に塗布、乾燥して感圧用顕色シートとする。
塗料の塗布量は乾燥重量で通常0.5g/m2以上、好ましく
は1〜10g/m2である。
[実施例] 以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。実施例中の部及び%は
重量基準である。
実施例1 スルホン化反応器として、撹拌機および温度計をとりつ
けた3Lの4つ首フラスコに1,2−ジクロロエタン1040gお
よびリン酸トリエチル9.1g(0.05モル)を加えた。また
予め、スチレンと無水マレイン酸の共重合体(重合体A
とする;モル比50/50,分子量10,000)101g(共重合体を
構成するスチレン単位として0.5モル)を1,2−ジクロロ
エタン909gに溶解し溶液Aを得た。
反応器中の温度を、15〜20℃に保ち、液状無水硫酸4g
(0.05モル)を徐々に滴下した。次に、溶液A1010gおよ
び液状無水硫酸40g(0.5モル)を同時に滴下した。滴下
速度は、溶液Aが、340g/時間、無水硫酸が、13g/時間
の割合になるように調節した。滴下の間は、冷却して温
度を18〜22℃に保った。
スルホン化した重合体Aは、生成するにつれて沈澱し
た。スルホン化が終了した後、スルホン化重合体の分散
ラリーは、水酸化ナトリウム22gを含む温度30℃の水溶
液500gに撹拌しながら、徐々に加えられた。さらにスル
ホン化物の水性液中の1,2−ジクロロエタンの臭気がな
くなるまで、1,2−ジクロロエタンを留出除去した。水
酸化ナトリウム水溶液でpH8.0に調節した後、水を加え3
0%濃度のスルホン化重合体Aのナトリウム塩を得た。
重合体のスルホン酸含量は、28重量%、水溶液の粘度は
70cpsであった。これを本発明の分散剤とする。
実施例2〜4 種々のポリマーを実施例1と同様な方法で反応させて各
種ポリマーのスルホン化物のナトリウム塩を得た。これ
らを本発明の分散剤とする。その結果を表−1に示す。
実施例5 撹拌羽根、冷却管、滴下ロート、窒素吹き込み管および
温度計を付帯する1,000ccコルベンに、水120gおよびイ
ソプロピルアルコール180gを仕込み、窒素気流下に、還
流温度まで昇温した。滴下ロートに水100g、スチレンス
ルホン酸ソーダ60gおよびメタクリル酸40gを仕込み、別
の滴下ロートに過硫酸ナトリウム1gと水10gを仕込、各
々を同時に約2時間を要してコルベンに滴下した。滴下
後約2時間還流温度にて熟成を行った。
熟成後、イソプロピルアルコールを留去して、水を加え
30%濃度の水溶性重合体(粘度200cps)を得た。これを
本発明の分散剤とする。
実施例6〜85 種々のビニル単量体を合成例5と同様な方法で重合して
各種スルホン酸(塩)基含有重合体を得た。これらを本
発明の分散剤とする。
その結果を表−2に示す。
但し( )内は、重合体中のスルホン酸基含量(重量
%)を示す。
使用例1〜8、比較使用例1〜2 実施例1〜8の分散剤と、比較としてポリスチレンスル
ホン酸ナトリウム塩(分子量 約7000、スルホン化度
約70%)、ポリスチレンスルホン酸アンモニウム塩(分
子量 約5000、スルホン化度約70%)のそれぞれ1部
(乾燥重量換算)を水200部に溶解し、平均粒径1μの
3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸20部と、平
均粒径2μの水酸化アルミニウム70部、酸化亜鉛10部を
分散させ、その分酸液にスチレン−ブタジエン共重合ラ
テックス(50%濃度)を40部加えて顕色剤塗料を得た。
このようにして得られた塗料を、40g/m2の紙に乾燥重量
で5g/m2になるようブレードコーターで塗布して顕色シ
ートを得た。これらのそれぞれを使用例1〜8、比較使
用例1〜2とする。
試験例1 上記の塗料および顕色シートの性能の試験結果を表−3
に示す。表中の項目の詳細は下記の通り。
1)塗料の器械的安定性 固形濃度30%の塗料300gを直径10cmの容器に入れ、プロ
ペラミキサーを用い3000rpmで60分間撹拌した後、粘度
測定を行い、同時に塗料の凝集粒子(ブツ)の有無を目
視判定した。いずれも測定は20℃で行った。粘度測定は
B型粘度計(東京計器社製)を用い60rpmで行った。
2)塗料の熟的安定性 固形濃度30%の塗料300gを500mlのビーカーに入れ、こ
のビーカーを60℃のウオーターバス中に60分間放置した
後、塗料の温度を20℃に冷却して粘度測定を行い、同時
に塗料の凝集粒子(ブツ)の有無を目視判定を行った。
3)顕色シートの発色性 市販の感圧紙の上葉紙と顕色シートの塗布面同士を対向
させ、上下に上質紙をあわせて電動タイプライターで発
色させ、発色性を目視判定した(○:良好、△:実用レ
ベルであるが不十分)。
[発明の効果] 本発明の分酸剤を用いた顕色剤分散液は安定性や発色性
が良好なので、感圧紙用の顕色剤の分酸剤として好適に
用いられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スルホン酸(塩)基含有単量体(A)、カ
    ルボン酸(塩)基含有単量体(B)および必要により親
    水性非イオン性ビニル単量体(C)を構成単位とする水
    溶性ないし水分散性重合体からなる感圧紙用芳香族カル
    ボン酸系顕色剤の分散剤。
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