JPH078053U - シートアジャスタ - Google Patents

シートアジャスタ

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JPH078053U
JPH078053U JP4248293U JP4248293U JPH078053U JP H078053 U JPH078053 U JP H078053U JP 4248293 U JP4248293 U JP 4248293U JP 4248293 U JP4248293 U JP 4248293U JP H078053 U JPH078053 U JP H078053U
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JP
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rail
upper rail
lower rail
side wall
seat adjuster
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博 加藤
孝 佐藤
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MA Aluminum Corp
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来鉄製であったシートアジャスタを、強度
の低下やシートアジャスタ全体の大型化を招くことな
く、アルミニウムのような強度には劣るもののより軽量
な材料で装置全体の大幅な軽量化と組立の省力化を図
る。 【構成】 車体に固定される下部レール20と、シート
部材が固定されて下部レール20上に移動自在に設けら
れた上部レール30と、この上部レール30の下面31
と下部レール20の上面22との間に介装されて上部レ
ール30の移動を許容するローラ21と、上部レール3
0の下面31に垂設された拘持部33により下方からか
つ下部レールの上面に立設された係止部25により上方
から各々挟持されたボール40とを有しなるシートアジ
ャスタの、下部レール20の下面に、長手方向に向けて
筒状をなし、かつ外周部にスリット28が穿設された補
強部27を、下部レール20と一体に形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、乗用車等の各種車両のシート取付け部に設けられて、上記シート の前後方向の位置を調節するためのシートアジャスタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、例えば一般の乗用車1においては、車体の床部2と運転席 および助手席のシート3との間に、シート3の位置を運転者等の体形に合せて前 後方向に調節するためのシートアジャスタ4が設けられている。
【0003】 図4は、従来のこの種のシートアジャスタ4を示すものである。 このシートアジャスタ4は、車体の床部に固定される下部レール5の上面6に ローラ7を介して、断面略コ字状の上部レール8が車体の前後方向に移動自在に 設けられたもので、上部レール8の上部には、図示されないシートが固定される ブラケット9がボルト9aにより固定されている。また、上部レール8の下方に 屈曲された両側部は係止部11とされ、かつこれら係止部11と対向する下部レ ール5の両側部は、上方に屈曲されて拘持部12とされている。これら係止部1 1と拘持部12との間には、それぞれ上記係止部11により下方からかつ上記拘 持部12により上方から挟持されて上部レール8の主として捩れ方向の移動を規 制するボール13,13が配設されている。また、上記ブラケット9の他側部に は、これから下方に垂下する側壁部15が溶接により一体的に固定されており、 この側壁部19の下端部には、内側上方に向けて屈曲されたフック19aが形成 されている。
【0004】 上記下部レール5の下面には、断面略コ字状の下部ブラケット14が溶接によ り固定されている。この下部ブラケット14の一側部は、さらに長手方向に向け て上方に折り曲げられており、その側面下部には、上記長手方向に向けて複数の 位置決め用スリット15…が穿設されている。また、この下部ブラケット14の 他側部は、長手方向に向けて上方に折り曲げられ、かつその先端が下方に屈曲さ れて上記フック19aと係合するフック14aが形成されている。他方、上部レ ール8の側面には、上記スリット15と係合する複数の爪16…を有する位置決 め部材17がピン18により回動自在に取付けられており、この位置決め部材1 7を回動させて適当な位置のスリット15にこれを係合させることにより、シー トの前後方向の位置を調整するようになっている。
【0005】 この際に、これらローラ7およびボール13を上下レール8、5により逆方向 から挟持することにより、上下レール8、5のガタつきを防止するとともに、上 部レール8に上向きのフック力が作用したときに上記フック14a,19aが互 いに係合するようになっている。そして、従来のシートアジャスタ4を構成する これら上下部レール5、8、上下部ブラケット9、14および側壁部19は、す べて鉄製であった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来のシートアジャスタ4にあっては、構成部材が鉄製であるため に、強度には優れるものの、複雑な形状に成形することが難しく、かつ曲げ加工 や打抜き加工がせいぜいであるといったようにその加工性に劣るため、いきおい 上下部レール5、8および上下部ブラケット9、14ならびに側壁部19といっ た多数の部材を必要とし、各部材の曲げ加工や各部材同士の溶接、ボルト締め等 といった加工、組立に多大の手間を要するという欠点があった。加えて、スリッ ト15を形成する場合には、加工上の制約から、まず折り曲げる前の下部ブラケ ット14の一側面に打抜きによりスリット15を穿孔し、ついで上記側面を、ス リット15が形成された位置で上方に屈曲させる必要が有るために、強度に劣る スリット15間の帯状部分が変形しやすく、スリット15間の寸法精度を保持す ることが難しいという問題点があった。
【0007】 しかも、上記シートアジャスタ4は、鉄製であるためにそれ自体の重量が大き いうえに、さらに上述したように多数の部材を必要とし、かつこれらを溶接、ボ ルト締め等により組立てる必要があるために、一層全体の重量が嵩むという問題 が有り、その軽量化が望まれていた。ところが、この際に、上記各部材を鉄より も軽量ではあるが強度的に劣る軽量部材で形成しようとすると、各部材の肉厚を さらに厚くする必要があり、シートアジャスタ全体の大型化を招いてしまうとい う欠点があり、特にスリット15の形成された部分の強度が大幅に劣化し、下部 ブラケット14の強度不足を招来するという問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記課題を解決すべくなされたものであり、請求項1に記載のシ ートアジャスタは、両側部に側壁が立設され、下面に長手方向に向けて筒状をな しかつ外周部に複数の位置決め用スリットが穿設された補強部が一体に形成され て車体の床部に固定される下部レールと、シート部材が固定されて下部レール上 に移動自在に設けられた上部レールと、この上部レールの下面と下部レールの上 面との間に介装されて上部レールの移動を許容するローラと、上部レールの両側 部に垂設された側壁から突出する拘持部により下方からかつ下部レールの側壁か ら突出する係止部により上方から各々挟持されたボールとを有する構成としたも のである。
【0009】 また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の下部レールの側壁に、下方 に屈曲る第1のフックを一体に形成し、上部レールの側壁に、この上部レールが 上方へ移動した際に上記第1のフック部と係合する第2のフック部を一体に形成 したものである。
【0010】 さらに、請求項3に記載の考案は、請求項1または請求項2に記載の上部レー ルおよび下部レールを、アルミニウムの押出し成形により各々一体に成形したも のである。
【0011】
【作用】
請求項1に記載の考案によれば、下部レールの下面に、長手方向に向けて筒状 をなす補強部を一体に形成し、この補強部の外周部にスリットを穿設しているの で、スリット周囲の強度が大幅に増加し、よって鉄よりも強度に劣る軽量部材で 形成しても、スリットの形成された部分の強度が劣化して強度不足を招来するす ることがない。
【0012】 また、請求項2に記載の考案によれば、下部レールの各側壁に係止部と第1の フックとを形成し、かつ上部レールの各側壁に拘持部と第2のフックとを形成す ることにより、上部レールの捩り方向および上方への移動を規制しているので、 これら上下部レールのコンパクト化を図ることができ、よってシートアジャスタ 全体の大型化を招くことなく、上下部レールとして鉄よりも軽量な材料の採用を 可能にする。特に、上部レールに作用する上方へのフック力を、上下部レールの 両側に形成された第1および第2のフックの係合で規制しているため、安定性に も優れる。
【0013】 さらに、請求項3に記載の考案によれば、上記下部レールおよび上部レールを 加工性に優れるアルミニウムまたはアルミニウム合金により各々一体で押出し成 形していることから、上記請求項1および2の作用に加えて、複雑な形状のもの を容易に成形することができ、よってシートアジャスタ全体の大幅な軽量化とそ の製造に要する手間の削減が可能となる。
【0014】
【実施例】
図1および図2は、この考案のシートアジャスタの一実施例を示すもので、図 中符号20は、このシートアジャスタの下部レールである。 この下部レール20は、車体の床部に固定される部材であり、ローラ21が配 設される上面22の両側部には、互いに対向する一対の側壁23、23が立設さ れている。上記各側壁23の上記上面22より幾分上方の位置には、該側壁23 から外方に突出して下方に屈曲されてなるフック(第1のフック)24が形成さ れている。また、この側壁23の上端部には、外方に向けて略水平に屈曲されて なる係止部25が形成されている。
【0015】 さらに、下部レール20の下部には、長手方向の略全長にわたって補強部27 が形成されている。この補強部27は、内部が閉塞された断面略角筒状に形成さ れており、上記下部レール20の強度を高めるべく該下部レール20と一体に形 成されている。この補強部27の一側面側には、これから外方に突出する膨出部 26が形成されている。そして、上記膨出部26には、その側面から底面にかけ て開口する複数の位置決め用スリット28が長手方向に等間隔をおいて穿設され ている。なお、図中符号29は、この下部レール20の両端部に取付けられて該 下部レール20を車体の床部に固定するための固定金具である。そして、この下 部レール20上には、上記ローラ21を介して上部レール30が前後方向に移動 自在に設けられている。
【0016】 この上部レール30は、断面略コ字状のもので、ローラ21と当接する下面3 1の両側部に、これから垂下する一対の側壁32、32が形成されている。各側 壁32の中央部には、内方に向けて略水平方向に上記側壁23近傍までに突出す る拘持部33が形成されている。そして、上記拘持部33と下部レール20の係 止部25との間には、ボール40が組込まれている。また、各側壁32の下端部 には、内方に向けて突出し、かつ上方に屈曲されてなるフック34(第2のフッ ク)が形成されている。他方、上部レール30の上面には、この上部レール30 にシート(図示せず)を固定するためのブラケット35が、一体に形成されてい る。また、上部レール30の側面には、上記スリット28と係合する複数の爪3 6…を有する位置決め部材38がピン37により回動自在に取付けられており、 この位置決め部材38を回動させて適当な位置のスリット28にこれを係合させ ることにより、シートの前後方向の位置を調整するようになっている。
【0017】 そして、これら下部レール20および上部レール30は、それぞれアルミニウ ムまたはアルミニウム合金の押出し成形により、一体に成形されている。
【0018】 以上の構成からなるシートアジャスタにあっては、スリット28が穿設されて いる補強部27が長手方向に閉じられた角筒状をなしているため強度に優れ、よ って上記下部レール20として、鉄よりも強度には劣るがより軽量の材料を採用 しても、鉄製のものに勝るとも劣らない強度を得ることができるとともに、さら に全体のコンパクト化を図ることができる。
【0019】 また、下部レール20の各々の側壁23に係止部25と第1のフック24とを 形成し、かつ上部レール30の側壁32に拘持部33と第2のフック34とを形 成することにより、上部レール30の捩り方向への移動および上方へフック力を 規制しているので、これら上下部レール20、30のコンパクト化を図ることが でき、よって全体の構造が力学的に有利であり、この観点からもシートアジャス タ全体の大型化を招くことなく、上下部レール20、30として鉄よりも軽量な 材料を採用することが可能となる。また特に、上部レール30に作用する上方へ のフック力を、上下部レール20、30の両側に形成された一対の第1フック2 4および第2のフック34の係合で規制しているため、従来のものよりもその安 定性も優れる。
【0020】 さらに、下部レール20および上部レール30を加工性に優れるアルミニウム またはアルミニウム合金により各々一体で押出し成形していることから、上記補 強部27やブラケット35等の部材もそれぞれ下部レール20あるいは上部レー ル30と容易に一体に成形することができ、しかも従来のように、複数の部材を 溶接やボルト締め等により固定する必要がないため、シートアジャスタ全体のよ り一層の軽量化が図れるとともに、その製造に要する手間を低減化させることが できる。
【0021】 加えて、アルミニウムまたはアルミニウム合金であることから、下部レール2 0の押出し成形後に、容易にスリット28を切削加工することができるため、こ れらスリット28…間の高い寸法精度を保持することができる。
【0022】 なお、上記実施例においては、上部レール30として側壁32を有する断面略 コ字状のものとし、下部レール20の側壁23にこれから上記側壁32側に突出 させてフック24および係止部25を形成したが、これに限るものではなく、逆 に下部レールを断面略コ字状のものとし、上部レールの側壁にこれから上記下部 レールの側壁側に向けて突出する拘持部およびフックを形成するようにしてもよ い。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1に係る本考案のシートアジャスタは、両側部に 側壁が立設され、下面に長手方向に向けて筒状をなし、かつ外周部に複数の位置 決め用スリットが穿設された補強部が一体に形成されて車体の床部に固定される 下部レールと、シート部材が固定されて下部レール上に移動自在に設けられた上 部レールと、この上部レールの下面と下部レールの上面との間に介装されて上部 レールの移動を許容するローラと、上部レールの両側部に垂設された側壁から突 出する拘持部により下方からかつ下部レールの側壁から突出する係止部により上 方から各々挟持されたボールとを有する構成としたので、上記補強部が強度に優 れ、よって下部レールとして鉄よりも強度には劣るがより軽量の材料を採用して も、鉄製のものに勝るとも劣らない高い強度を得ることができ、全体の軽量化と コンパクト化を同時に図ることができる。
【0024】 また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の下部レールの各側壁に係止 部と第1のフックとを形成し、かつ上部レールの側壁に拘持部と第2のフックと を形成することにより、上部レールの捩り方向への移動および上方へフック力を 規制しているので、これら上下部レールのコンパクト化を図ることができて力学 的に有利であり、この観点からもシートアジャスタ全体の大型化を招くことなく 鉄よりも軽量な材料を採用することが可能となる。特に、上部レールに作用する 上方へのフック力を、上下部レールの両側に形成された一対の第1および第2の フックの係合で規制しているため、従来のものよりもその安定性も優れる。
【0025】 さらに、請求項3に記載の考案は、請求項1または2に記載の上部レールおよ び下部レールを、各々アルミニウムまたはアルミニウム合金の押出し成形により 一体に成形したので、複雑な形状の部材も容易に一体成形することができ、よっ てシートアジャスタ全体の大幅な軽量化とその製造に要する手間の削減が可能と なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシートアジャスタの一実施例を示す縦
断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】自動車におけるシートアジャスタの取付状態を
示す慨略図である。
【図4】従来のシートアジャスタを示す縦断面図であ
る。
【図5】図4の側面図である。
【符号の説明】
20 下部レール 21 ローラ 22 上面 23 側壁 24 フック(第1のフック) 25 係止部 27 補強部 28 スリット 30 上部レール 31 下面 32 側壁 33 拘持部 34 フック(第2のフック) 38 位置決め部材 40 ボール

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側部に側壁が立設されるとともに、下
    面に長手方向に向けて筒状をなし、かつ外周部に複数の
    位置決め用スリットが穿設された補強部が一体に形成さ
    れて車体の床部に固定される下部レールと、シート部材
    が固定されて上記下部レール上に移動自在に設けられた
    上部レールと、この上部レールの下面と上記下部レール
    の上面との間に介装されて上記上部レールの移動を許容
    するローラと、上記上部レールの両側部に垂設された側
    壁から突出する拘持部により下方から、かつ上記下部レ
    ールの側壁から突出する係止部により上方から各々挟持
    されたボールとを有してなり、上記下部レールに複数形
    成されたスリットに上記上部レールに設けられた位置決
    め部材を係脱させて上記シートの前後方向の位置を調整
    するようにしたことを特徴とするシートアジャスタ。
  2. 【請求項2】 上記下部レールの上記側壁に、下方に屈
    曲る第1のフックを一体に形成し、上記上部レールの側
    壁に、この上部レールが上方へ移動した際に上記第1の
    フックと係合する第2のフックを一体に形成したことを
    特徴とする請求項1に記載のシートアジャスタ。
  3. 【請求項3】 上記上部レールおよび下部レールは、ア
    ルミニウムまたはアルミニウム合金の押出し成形により
    各々一体に成形されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のシートアジャスタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001187537A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Johnson Controls Automotive Systems Corp シートスライド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001187537A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Johnson Controls Automotive Systems Corp シートスライド装置

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