JPH0782641B2 - 磁気記録媒体用強磁性粉末およびそれを用いた磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体用強磁性粉末およびそれを用いた磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH0782641B2 JPH0782641B2 JP61004113A JP411386A JPH0782641B2 JP H0782641 B2 JPH0782641 B2 JP H0782641B2 JP 61004113 A JP61004113 A JP 61004113A JP 411386 A JP411386 A JP 411386A JP H0782641 B2 JPH0782641 B2 JP H0782641B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- magnetic recording
- powder
- recording medium
- ferromagnetic powder
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- Powder Metallurgy (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、強磁性粉末を樹脂バインダとともに成膜して
なる。記録再生特性を与えるための強磁性粉末およびそ
れを用いた磁気記録媒体に関する。
なる。記録再生特性を与えるための強磁性粉末およびそ
れを用いた磁気記録媒体に関する。
従来の磁気記録媒体は、樹脂バインダを含む液中に強磁
性粉末を分散せしめて塗料を作り、これをポリエステル
フィルムなどの基体上に塗布、配向、乾燥せしめたの
ち、カレンダなどにより表面を平滑化する工程を経て得
られている。最近の磁気記録媒体は記録密度を高める要
請から強磁性粉末の粒径を小さくすることが試みられて
いる。
性粉末を分散せしめて塗料を作り、これをポリエステル
フィルムなどの基体上に塗布、配向、乾燥せしめたの
ち、カレンダなどにより表面を平滑化する工程を経て得
られている。最近の磁気記録媒体は記録密度を高める要
請から強磁性粉末の粒径を小さくすることが試みられて
いる。
しかして強磁性粉末の粒径が小さくなると一般に次のよ
うな問題点が生ずる。
うな問題点が生ずる。
1) 分散が困難となる。
強磁性粒子の粒径が小さくなるとこれを一次粒子の状態
で樹脂バインダ中に分散せしめることが非常にむつかし
くなり塗料中の粒子が2次凝集した状態が多くなる。こ
のことは小粒径粒子を用い、これにより記録密度をあげ
ようとする当初の目的が達成されないことを意味し、実
際磁性粉の粒径から予想される高周波数域での記録再生
出力が達成できない。またこの凝集は記録再生時のノイ
ズを増大させS/N特性を低下する。
で樹脂バインダ中に分散せしめることが非常にむつかし
くなり塗料中の粒子が2次凝集した状態が多くなる。こ
のことは小粒径粒子を用い、これにより記録密度をあげ
ようとする当初の目的が達成されないことを意味し、実
際磁性粉の粒径から予想される高周波数域での記録再生
出力が達成できない。またこの凝集は記録再生時のノイ
ズを増大させS/N特性を低下する。
2) 平滑で均質の塗布面を得られ難くする。
凝集塊は一般に塗料の分散安定性を悪くし、塗料の相分
離をひきおこしやすい。また塗布後、配向凝集をおこし
やすい。これらは塗布面の平滑性を悪くし、記録再生時
のC/N特性を低下する。
離をひきおこしやすい。また塗布後、配向凝集をおこし
やすい。これらは塗布面の平滑性を悪くし、記録再生時
のC/N特性を低下する。
また、強磁性粉の粒径が小さくなるにつれて塗料の流動
性悪くなり、平滑な塗工面を得ることをむつかしくす
る。この解決法としては一般にバインダ樹脂に加えて分
散剤を併用することが行われるが、分散剤は樹脂バイン
ダ分子と強磁性粒子の付着を阻害するので、均質塗膜を
得る目的には逆効果を示す。
性悪くなり、平滑な塗工面を得ることをむつかしくす
る。この解決法としては一般にバインダ樹脂に加えて分
散剤を併用することが行われるが、分散剤は樹脂バイン
ダ分子と強磁性粒子の付着を阻害するので、均質塗膜を
得る目的には逆効果を示す。
3) 耐久性ある塗膜が得られにくい。
粒子径が小さくなるにつれて、樹脂分子によりすべての
粒子の表面を濡らすことがむつかしくなる。その結果得
られた塗膜の耐久性が低下する。濡れを良くする仲介と
して分散剤の併用が行われるが、前記の理由により、分
散剤は最終的に粒子表面へのバインダ樹脂の付着を阻害
するので、塗膜の耐久性を向上する目的には逆の効果を
示す。
粒子の表面を濡らすことがむつかしくなる。その結果得
られた塗膜の耐久性が低下する。濡れを良くする仲介と
して分散剤の併用が行われるが、前記の理由により、分
散剤は最終的に粒子表面へのバインダ樹脂の付着を阻害
するので、塗膜の耐久性を向上する目的には逆の効果を
示す。
粒子表面へのバインダ樹脂分子の濡れを向上させるため
分散時間を延長する方法もとられる。しかしこの場合、
分散メディアの摩耗混入などにより、塗膜強度は一般に
低下する。
分散時間を延長する方法もとられる。しかしこの場合、
分散メディアの摩耗混入などにより、塗膜強度は一般に
低下する。
本発明は高密度磁気記録媒体における上記した問題点を
解決することを目的とし、分散性に優れた磁気記録再生
特性を示し、かつすぐれた塗膜強度および耐久性を与え
るための強磁性粉末を提供せんとするものである。
解決することを目的とし、分散性に優れた磁気記録再生
特性を示し、かつすぐれた塗膜強度および耐久性を与え
るための強磁性粉末を提供せんとするものである。
本発明はまた優れた磁気特性および塗膜耐久性を有する
磁気記録媒体を容易に得るための製造プロセスを提供せ
んとするものである。
磁気記録媒体を容易に得るための製造プロセスを提供せ
んとするものである。
本発明はまた優れた磁気記録特性および塗膜耐久性を有
する磁気記録媒体を得るための強磁性粉末の製造プロセ
スを提供せんとするものである。
する磁気記録媒体を得るための強磁性粉末の製造プロセ
スを提供せんとするものである。
本発明の強磁性粉末は、強磁性粉末とガラス転移点10℃
以下の樹脂粒子を接触せしめてなる磁気記録媒体用強磁
性粉末である。
以下の樹脂粒子を接触せしめてなる磁気記録媒体用強磁
性粉末である。
上記強磁性粉末としては、Fe粉あるいはFe,NiCo,Crの2
種以上を含む合金粉末、γ−Fe2O3粉およびこのCo変成
粉、Cr2O3あるいは一般式MxO・n(Fe1-m・Mym)2O
3(但Mxはバリウム又はストロンチウム、またMyはチタ
ン、コバルト、ニッケル、インジウム、銅、ゲルマニウ
ム、ニオブ及びジルコニウムからなる群より選ばれる1
種以上の元素を表わし、mは0〜0.2,nは5.4〜6.の正数
を表わす。)で示される置換型フェライトなどの磁性粉
末を用いることができる。
種以上を含む合金粉末、γ−Fe2O3粉およびこのCo変成
粉、Cr2O3あるいは一般式MxO・n(Fe1-m・Mym)2O
3(但Mxはバリウム又はストロンチウム、またMyはチタ
ン、コバルト、ニッケル、インジウム、銅、ゲルマニウ
ム、ニオブ及びジルコニウムからなる群より選ばれる1
種以上の元素を表わし、mは0〜0.2,nは5.4〜6.の正数
を表わす。)で示される置換型フェライトなどの磁性粉
末を用いることができる。
強磁性粉末と接触する樹脂粉末は、ポリエステル樹脂、
ポリウレタン樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリブタジエン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン・ブタジエン共重
合樹脂、ポリアクリロニトリル・ブタジエン共重合樹
脂、ポリクロロプレン樹脂、などで代表される樹脂粉末
であって、そのガラス転移点が、10℃以下のものが用い
られる。これらの樹脂粉末は上記強磁性粉末と気相中で
接触せしめるか、液相中に分散させた状態で接触せしめ
ることもできる。また、ガラス転移点が10℃より高い樹
脂粒子、例えばポリ塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹
脂、ポリアクリロンニトリル樹脂、フェノール樹脂、フ
ェノキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリビニルアルコール樹
脂、ポリビニルピロリドン樹脂などと混合した状態で強
磁性粉末と接触せしめることもできる。
ポリウレタン樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリブタジエン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン・ブタジエン共重
合樹脂、ポリアクリロニトリル・ブタジエン共重合樹
脂、ポリクロロプレン樹脂、などで代表される樹脂粉末
であって、そのガラス転移点が、10℃以下のものが用い
られる。これらの樹脂粉末は上記強磁性粉末と気相中で
接触せしめるか、液相中に分散させた状態で接触せしめ
ることもできる。また、ガラス転移点が10℃より高い樹
脂粒子、例えばポリ塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹
脂、ポリアクリロンニトリル樹脂、フェノール樹脂、フ
ェノキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリビニルアルコール樹
脂、ポリビニルピロリドン樹脂などと混合した状態で強
磁性粉末と接触せしめることもできる。
上記樹脂粒子は5nm〜10μmの粒子径を有するものであ
って、5nm〜1μmの粒子は液体中に分散した状態のも
のはとくに良い結果を与える。一般に粒子径が小さくな
るほど、単位重量当りの表面積が大きくなり、強磁性粉
末と密に接触できるので有利である。これらの粒形は球
型、非定型、繊維状などいずれであっても良い。
って、5nm〜1μmの粒子は液体中に分散した状態のも
のはとくに良い結果を与える。一般に粒子径が小さくな
るほど、単位重量当りの表面積が大きくなり、強磁性粉
末と密に接触できるので有利である。これらの粒形は球
型、非定型、繊維状などいずれであっても良い。
強磁性粉末との接触に際しては気流にする混合攪拌のほ
か、気相および液相中で、プロペラ、攪拌棒混合メデ
ア、ロールミル、などにより機械的せん断力を加えつつ
行なうことができる。
か、気相および液相中で、プロペラ、攪拌棒混合メデ
ア、ロールミル、などにより機械的せん断力を加えつつ
行なうことができる。
本発明で得られた強磁性粉末を用いて高密度磁気記録媒
体を作るには以下のプロセスにより容易に得ることがで
きる。
体を作るには以下のプロセスにより容易に得ることがで
きる。
1) 有機溶剤を用いた塗料による場合 前記ガラス転移点10℃以下の樹脂粉末を接触せしめた強
磁性粉に、有機溶剤および所望によっては潤滑剤、研摩
剤、分散剤、バインダ樹脂を加えホモジナイザ、ボール
ミル、サンドグラインダなどによる機械的混合により塗
料を作製する。得られた塗料はポリエステル樹脂などの
基体上に塗布、配向、乾燥し、カレンダあるいはバフ研
摩などで表面平滑化をおこなって、磁気記録媒体を得
る。
磁性粉に、有機溶剤および所望によっては潤滑剤、研摩
剤、分散剤、バインダ樹脂を加えホモジナイザ、ボール
ミル、サンドグラインダなどによる機械的混合により塗
料を作製する。得られた塗料はポリエステル樹脂などの
基体上に塗布、配向、乾燥し、カレンダあるいはバフ研
摩などで表面平滑化をおこなって、磁気記録媒体を得
る。
2) 前記ガラス転移点10℃以下の樹脂粉末を接触せし
めた強磁性粉を単独あるいは基体をはさんで熱をかけつ
つ押圧成型する。粉末中には所望によって潤滑剤、フロ
ー調整剤、研摩剤を加えたり、成型後の表面はバフ研摩
あるいは潤滑剤塗布などを行なうこともできる。
めた強磁性粉を単独あるいは基体をはさんで熱をかけつ
つ押圧成型する。粉末中には所望によって潤滑剤、フロ
ー調整剤、研摩剤を加えたり、成型後の表面はバフ研摩
あるいは潤滑剤塗布などを行なうこともできる。
上記プロセスより明らかなように、本発明の強磁性粉末
は、加圧加熱下で平滑化処理をおこない、しかして電磁
変換特性に優れた磁気記録媒体を得るものであり、本発
明者らは、この平滑化処理にはガラス転移点が10℃以下
の樹脂成分が必須であることを確認した。
は、加圧加熱下で平滑化処理をおこない、しかして電磁
変換特性に優れた磁気記録媒体を得るものであり、本発
明者らは、この平滑化処理にはガラス転移点が10℃以下
の樹脂成分が必須であることを確認した。
本発明の強磁性粉末およびそれを用いた磁気記録媒体は
以下の効果を有する。
以下の効果を有する。
1) 強磁性粉の分散性がすぐれた塗料をつくることが
できる。
できる。
樹脂粉の表面に強磁性粉末を接触させせん断力が加わる
と、強磁性粉末の表面の一部が樹脂分子で濡れた状態に
なるものと考えられ、これを有機溶剤中に溶解させた時
の分散性は著るしく増すのでC/Wの高い磁気記録媒体を
与える。
と、強磁性粉末の表面の一部が樹脂分子で濡れた状態に
なるものと考えられ、これを有機溶剤中に溶解させた時
の分散性は著るしく増すのでC/Wの高い磁気記録媒体を
与える。
2) 塗料の分散が極めて容易となる。有機溶剤中に樹
脂粉を溶解し、これに強磁性粉末を分散させる場合に比
べて、著るしく弱いせん断力を与えるのみで容易かつ迅
速に分散できる。
脂粉を溶解し、これに強磁性粉末を分散させる場合に比
べて、著るしく弱いせん断力を与えるのみで容易かつ迅
速に分散できる。
3) 得られた塗料は流動性がよく平滑塗布面を与え、
また経時安定性を示す。
また経時安定性を示す。
4) 塗膜強度および耐久性が高まる。
5) 直接成型して用いることができる。
実施例1 Co変成γ−フェライト粉(平均粒径0.3μm,Hc750Oe,σs
75lmu/g)100重量部を流動層となし、この流動層にウレ
タンエラストマー(ガラス転移温度−10℃ Mn=4万)
の10%MEK溶液をスプレー乾燥したのち、得られた粒子
(平均粒径1μm)5重量部をふりかけて混合し、ウレ
タンエラストマーに接触せしめたCo変成γ酸化鉄粉末を
得た。
75lmu/g)100重量部を流動層となし、この流動層にウレ
タンエラストマー(ガラス転移温度−10℃ Mn=4万)
の10%MEK溶液をスプレー乾燥したのち、得られた粒子
(平均粒径1μm)5重量部をふりかけて混合し、ウレ
タンエラストマーに接触せしめたCo変成γ酸化鉄粉末を
得た。
この磁性粉末をSEMで観察したところCo−γフェライト
粉は、ウレタンエラストマー粒子の表面に密に付着して
いることが確かめられた。
粉は、ウレタンエラストマー粒子の表面に密に付着して
いることが確かめられた。
実施例2 ガラス結晶化法により作製されたCo,Ti置換Ba−フェラ
イトスラリ(平均粒径0.05μm,Hc700 Oe,σs56lmu/g,固
形分25%)400重量部にポリウレタンラテックス(平均
粒径0.1μm,ガラス転移点−10℃,Mn=4万,固形分35wt
%)35重量部、ポリ塩化ビニルラテックス(平均粒径0.
05μm,Mw10万,固形分30wt%)15重量部を混合し、サン
ドグラインダを2回通過せしめた。得られたスラリをス
プレードライ法で乾燥してポリウレタンおよびポリ塩化
ビニル樹脂粒子に接触せしめた強磁性粉末を得た。
イトスラリ(平均粒径0.05μm,Hc700 Oe,σs56lmu/g,固
形分25%)400重量部にポリウレタンラテックス(平均
粒径0.1μm,ガラス転移点−10℃,Mn=4万,固形分35wt
%)35重量部、ポリ塩化ビニルラテックス(平均粒径0.
05μm,Mw10万,固形分30wt%)15重量部を混合し、サン
ドグラインダを2回通過せしめた。得られたスラリをス
プレードライ法で乾燥してポリウレタンおよびポリ塩化
ビニル樹脂粒子に接触せしめた強磁性粉末を得た。
尚上記サンドグラインダ通過後のスラリに水を加えて稀
釈し、一時間超音波を加えたのち、静置してバリウムフ
ェライト粉末を沈降させ、上澄液を分析したところ、上
澄液中には樹脂粒子が全く存在せず、バリウムフェライ
ト粒子と樹脂粒子の接触が完全におこなわれていること
がわかった。乾燥粉のSEMによる観察では、単独で存在
する樹脂粒子は見当らず、Ba−フェライト粒子との接触
状態は良好であった。
釈し、一時間超音波を加えたのち、静置してバリウムフ
ェライト粉末を沈降させ、上澄液を分析したところ、上
澄液中には樹脂粒子が全く存在せず、バリウムフェライ
ト粒子と樹脂粒子の接触が完全におこなわれていること
がわかった。乾燥粉のSEMによる観察では、単独で存在
する樹脂粒子は見当らず、Ba−フェライト粒子との接触
状態は良好であった。
実施例3 平均粒径0.08μmのCo、Ti置換バリウムフェライト粒子
100重量部をヘンシェルミキサに入れ、ミキサを回転し
ながら平均粒径0.1μmのポリアミド樹脂ラテックス
(ガラス転移点5℃、Mn=10万、アミン価20、固形分10
%)30重量部を滴下し、脱気系に接続して、ポリアミド
樹脂に接触せしめたバリウムフェライト粉末を得た。上
記樹脂粒子とバリウムフェライト粉末の接触状態を実施
例2と同様にしらべたところ良好であった。
100重量部をヘンシェルミキサに入れ、ミキサを回転し
ながら平均粒径0.1μmのポリアミド樹脂ラテックス
(ガラス転移点5℃、Mn=10万、アミン価20、固形分10
%)30重量部を滴下し、脱気系に接続して、ポリアミド
樹脂に接触せしめたバリウムフェライト粉末を得た。上
記樹脂粒子とバリウムフェライト粉末の接触状態を実施
例2と同様にしらべたところ良好であった。
実施例4 メタル粉として平均粒径0.3μmのFe粉スラリ200重量部
(固形分50%)をポリエステルラテックス(ガラス転移
点7℃,Mn5万,活性水素等量1.000,固形分30%)50重量
部をニーダに入れ適度の剪断力を加えつつ接触せしめ、
実施例2と同様にメタル粉と樹脂粒子の接触状態の均一
な強磁性粉末を得た。
(固形分50%)をポリエステルラテックス(ガラス転移
点7℃,Mn5万,活性水素等量1.000,固形分30%)50重量
部をニーダに入れ適度の剪断力を加えつつ接触せしめ、
実施例2と同様にメタル粉と樹脂粒子の接触状態の均一
な強磁性粉末を得た。
実施例5および比較例 実施例1で得られたCo変成γ酸化鉄粉末100重量部を塩
ビ酢ビ共重合体5重量部、ステアリン酸1重量部を溶解
せしめたシクロヘキサノンMEK1:1混合溶液200重量部中
に加え、サンドグラインダにて2時間分散させた。得ら
れた塗料はろ過後との100重量部に対して、イソシアナ
ート系硬化剤(コロネート3041日本ポリウレタン製、固
形分50%)2重量部を加え、ポリエステルフィルム上に
塗布し、60℃にてカレンダ処理を施こしたところ、表面
粗さ0.02μm以下の平滑塗布面が得られた。この塗膜は
50℃オーブン中でキュアーしたのち、優れたスチル耐久
性を示し、また記録波長0.6μmにおれる出力、C/N特性
は表1のごとく優れたものであった。
ビ酢ビ共重合体5重量部、ステアリン酸1重量部を溶解
せしめたシクロヘキサノンMEK1:1混合溶液200重量部中
に加え、サンドグラインダにて2時間分散させた。得ら
れた塗料はろ過後との100重量部に対して、イソシアナ
ート系硬化剤(コロネート3041日本ポリウレタン製、固
形分50%)2重量部を加え、ポリエステルフィルム上に
塗布し、60℃にてカレンダ処理を施こしたところ、表面
粗さ0.02μm以下の平滑塗布面が得られた。この塗膜は
50℃オーブン中でキュアーしたのち、優れたスチル耐久
性を示し、また記録波長0.6μmにおれる出力、C/N特性
は表1のごとく優れたものであった。
尚比較のため、本実施例の塗料に用いたと全く同じResi
n組成の溶液中に、Co−γ粉を同比率で混合し、サンド
グラインダで分散せしめ、同様に塗料を作成したとこ
め、得られた塗料は安定性に乏しく、容易に固液分離し
た。又、塗膜の表面性も0.04μm〜0.07μmと悪く、記
録再生特性も表1に示すように低いレベルのものであっ
た。
n組成の溶液中に、Co−γ粉を同比率で混合し、サンド
グラインダで分散せしめ、同様に塗料を作成したとこ
め、得られた塗料は安定性に乏しく、容易に固液分離し
た。又、塗膜の表面性も0.04μm〜0.07μmと悪く、記
録再生特性も表1に示すように低いレベルのものであっ
た。
実施例6および比較例 実施例2で得られた強磁性粉末100重量部に、MEK−シク
ロヘキサノン1:1混合溶剤200重量部を加え、実施例5と
同様にして塗料化、塗膜作成をおこなった。
ロヘキサノン1:1混合溶剤200重量部を加え、実施例5と
同様にして塗料化、塗膜作成をおこなった。
得られた塗膜の表面荒さは、0.01〜0.02μmと著るしく
平滑でおり、記録再生特性も表1に示すごとく優れたも
のであった、またこの塗膜はスチル耐久性および耐候性
に優れていた。
平滑でおり、記録再生特性も表1に示すごとく優れたも
のであった、またこの塗膜はスチル耐久性および耐候性
に優れていた。
比較例とした実施例6の塗料に用いたと全く同じレジン
組成の溶液中に、同種類のバリウムフェライト粉を同比
率で混合し、サンドグラインダで分散せしめ、同様に塗
料を作製したところ得られた塗料は安定性に乏しく、固
液分離が著るしく早かった。又、実施例同様に作製した
塗膜の表面性は0.04μmと悪く、記録再生特性も表1に
示すように低いレベルのものであった。
組成の溶液中に、同種類のバリウムフェライト粉を同比
率で混合し、サンドグラインダで分散せしめ、同様に塗
料を作製したところ得られた塗料は安定性に乏しく、固
液分離が著るしく早かった。又、実施例同様に作製した
塗膜の表面性は0.04μmと悪く、記録再生特性も表1に
示すように低いレベルのものであった。
実施例7〜8 実施例3および実施例4で得られたポリアミド樹脂に接
触せしめたバリウムフェライト粉粒子を加圧、加熱して
シート状成型物を得た。このものを基板上に貼りつけて
得た磁気記録媒体は実施例6と同様優れた電磁変換特性
を示した。
触せしめたバリウムフェライト粉粒子を加圧、加熱して
シート状成型物を得た。このものを基板上に貼りつけて
得た磁気記録媒体は実施例6と同様優れた電磁変換特性
を示した。
参考例 実施例2のポリウレタンラテックスをガラス転
移点が15℃のポリエステルラテックスに代えた他は同様
にして強磁性粉末を得た。しかる後、実施例6と同様に
して磁気記録媒体を作成した。
移点が15℃のポリエステルラテックスに代えた他は同様
にして強磁性粉末を得た。しかる後、実施例6と同様に
して磁気記録媒体を作成した。
これによれば、塗料の安定性は確保されるものの、塗膜
の表面性は悪く、記録再生特性、耐久性共に低いレベル
のものであった。
の表面性は悪く、記録再生特性、耐久性共に低いレベル
のものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗栖 俊治 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭53−78099(JP,A) 特開 昭59−218627(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】強磁性粉とガラス転移点が10℃以下の樹脂
粒子とを接触せしめることにより、前記強磁性粉が前記
樹脂粒子に被覆されて成ることを特徴とする磁気記録媒
体用強磁性粉末。 - 【請求項2】ガラス転移点10℃以下の樹脂粒子がウレタ
ン結合を有するエラストマーであることを特徴とする特
許請求範囲第1項記載の磁気記録媒体用強磁性粉末。 - 【請求項3】ガラス転移点が10℃より高い樹脂粒子を併
用したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁
気記録媒体用強磁性粉末。 - 【請求項4】強磁性粉がガラス転移点10℃以下の樹脂粒
子に被覆された磁気記録媒体用強磁性粉末が樹脂バイン
ダ中に分散されて成る磁性層を支持体上に備えたことを
特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61004113A JPH0782641B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | 磁気記録媒体用強磁性粉末およびそれを用いた磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61004113A JPH0782641B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | 磁気記録媒体用強磁性粉末およびそれを用いた磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62164219A JPS62164219A (ja) | 1987-07-20 |
| JPH0782641B2 true JPH0782641B2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=11575725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61004113A Expired - Lifetime JPH0782641B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | 磁気記録媒体用強磁性粉末およびそれを用いた磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0782641B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5378099A (en) * | 1976-12-20 | 1978-07-11 | Hitachi Maxell | Magnetic metal powder for magnetic recording |
| JPS59218627A (ja) * | 1983-05-26 | 1984-12-08 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 磁気記録媒体 |
-
1986
- 1986-01-14 JP JP61004113A patent/JPH0782641B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62164219A (ja) | 1987-07-20 |
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