JPH0793933B2 - レジン床義歯の製作方法、及び該方法の実施に使用される補填用レジンの自動填入装置 - Google Patents

レジン床義歯の製作方法、及び該方法の実施に使用される補填用レジンの自動填入装置

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JPH0793933B2 JP14832092A JP14832092A JPH0793933B2 JP H0793933 B2 JPH0793933 B2 JP H0793933B2 JP 14832092 A JP14832092 A JP 14832092A JP 14832092 A JP14832092 A JP 14832092A JP H0793933 B2 JPH0793933 B2 JP H0793933B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補填用レジンを冷却さ
せることにより、レジンの重合収縮を極力小さくする
か、又は皆無に近くして、患者の上顎又は下顎にフィッ
トして無理なく装着できるレジン床義歯の製作方法、及
びこの方法の実施に使用される補填用レジンの自動填入
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレジン床義歯の製作において、レ
ジンの重合収縮による寸法変化の問題は、不可避と同等
視されていた。このレジン床義歯の従来の製作方法は、
以下のようである。まず、患者の上顎又は下顎に直接当
てがって印型(図示せず)を作り、この印型に基いて石
膏型51を作る(図10参照)。従って、この石膏型5
1の成形面51aは、患者の上顎又は下顎の形状に対応
している。次に、この石膏型51の表面にろう原型52
を形成して、この原型52に人工歯53を配列する(図
10)。このろう原型52が形成された石膏型51を下
フラスコ54の泥状石膏55内に埋没させて、この泥状
石膏55を硬化させる(図11)。硬化した石膏55の
表面55aに離型剤を塗布して、上フラスコ56内の泥
状石膏57内にろう原型52を埋没させて、両フラスコ
54,56を重ね合わせて、上フラスコ56内の泥状石
膏57を硬化させる(図12)。その後に、両フラスコ
54,56を加熱して、ろう原型52を溶かし出すと、
人工歯53の一部が上フラスコ56の石膏57内に埋設
された状態になると共に、溶かし出されたろう原型52
の部分が空洞状のレジン床成形空間部58となる。そし
て、このレジン床成形空間部58に餅状のレジン59を
充填して、一体にした両フラスコ54,56を所定温度
に加熱して所定時間放置することにより、レジン床成形
空間部58に充填された餅状のレジン59を重合させて
硬化させる(図13)。レジン59の硬化後に、両フラ
スコ54,56を取り外して石膏を崩すと、レジン床義
歯60が得られる。
【0003】レジン床義歯の製作に使用されるレジンは
重合収縮し、石膏型51の成形面51aの部分に重合収
縮が現れた場合には、製作された義歯のレジン床は、患
者の上顎又は下顎よりもレジンの収縮分だけ小さくなっ
て製作されることになる。このため、このようなレジン
床義歯を患者の上顎又は下顎に装着した場合には、無理
な力が作用して患者に痛み、異物感などを覚えさせる。
これを解決しようとする技術として、実公平2-21054 号
公報、及び特開平2-36858 号公報に開示されたものが知
られている。これらは、いずれも補填用レジンを填入さ
せるための填入 装置を上下のフラスコの石膏内に埋設す
る構成であり、しかも補填用レジンは、初期充填レジン
とほぼ同様に加熱される構成である。従って、填入装置
は、その配設スペースは限られているために、必然的に
小型となって、これを構成するシリンダ、スプリングな
どの弾性材の大きさも当然に小型となるために、補填用
レジンの填入圧力が小さいという欠点がある。また、上
下の各フラスコの石膏内に填入装置が埋設されているた
めに、経時的に該填入装置も加熱されて補填用レジンも
加熱され、この結果、補填用レジンの流動性が低下す
る。このように、填入装置が小型となって、補填用レジ
ンの填入圧力が小さいのに加えて、填入用レジンの流動
性も悪いために、現実には、補填用レジンによる補填は
殆ど期待できず、初期充填レジンの重合収縮を補償でき
るまでには、至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、レジンの重
合収縮を極力小さくするか、又は皆無に近くして、患者
の上顎又は下顎にフィットして無理なく装着できるレジ
ン床義歯を製作することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るレジン床義
歯の製作方法は、一対のフラスコ内の石膏の間に形成さ
れたレジン床成形空間部に初期充填レジンを充填して、
この初期充填レジンの重合中において、冷却された補填
用レジンを前記レジン床成形空間部に加圧填入して、該
補填用レジンの重合を初期充填レジンよりも遅延させる
ことを特徴としている。また、本発明に係る補填用レジ
ンの自動填入装置は、一対のフラスコ内の石膏の間に形
成されたレジン床成形空間部にレジンを充填して、この
初期充填レジンの重合中において補填用レジンを前記レ
ジン床成形空間部に加圧填入するための装置であって、
シリンダ本体にピストンが挿入されたシリンダ装置と、
該シリンダ装置のピストンを加圧するための加圧装置
と、該シリンダ装置のシリンダ本体に充填されている補
填用レジンを含めて、前記一対のフラスコ内の石膏に形
成されたスプルーに至るまでの通路に充填されている補
填用レジンを冷却させるための冷却装置とを備えてい
て、これらの各装置はいずれも前記一対のフラス コの外
部に配設され、前記シリンダ装置のシリンダ本体に充填
された補填用レジンを前記加圧装置によって前記レジン
床成形空間部に加圧填入する際に、前記スプルーに流入
される補填用レジンを前記冷却装置により冷却して、レ
ジン床成形空間部に填入される補填用レジンの重合を初
期充填レジンよりも遅延させるように構成したことを特
徴としている。
【0006】
【発明の作用】一対のフラスコ内の石膏の間に形成され
たレジン床成形空間部に初期充填レジンを充填し、この
初期充填レジンの重合中において、シリンダ装置のシリ
ンダ本体に充填されている補填用レジンを冷却装置によ
って冷却させ、この冷却された補填用レジンを加圧装置
により前記レジン床成形空間部に加圧填入させる。この
補填用レジンは、冷却装置によって冷却されているため
に、レジン床成形空間部に填入された場合には、冷却さ
れた分だけ、初期充填レジンよりも重合が遅延される。
ここで、シリンダ装置、加圧装置、及び冷却装置の各装
置は、いずれも一対のフラスコの外部に配設されてい
て、そのスペースの制限がないために、一対のフラスコ
に比較してシリンダ装置及び加圧装置を大型にできて、
補填用レジンの填入圧力を大きくできると共に、この補
填用レジンは、冷却装置によって冷却されていて、初期
充填レジンよりも遙に温度が低い。このため、レジン床
成形空間部内において初期充填レジンの重合収縮により
生じた空隙部に補填用レジンが確実に填入されると同時
に、初期充填レジンの重合前に、レジン床成形空間部に
達する途中のスプルーの部分において補填用レジンの重
合が開始されたりする不具合がなくなって、初期充填レ
ジンの重合収縮分に対応する補填用レジンの加圧填入が
確実になされて、レジンの重合収縮が補償される。
【0007】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。なお、一対のフラスコ内の石膏の間に形成され
るレジン床成形空間部などのレジン床義歯を成形するた
めの型部分については、「従来の技術」の項目で使用し
た符号をそのまま用いる。図1は、本発明に係る補填用
レジンの自動填入装置の斜視図であり、図2は、同じく
正面図であり、図3は、同じく平面図であり、図4は、
同じく側面断面図であり、図5は、一対のフラスコの斜
視図である。図5において、本発明において使用される
一対のフラスコ1,2は、金属製であって、ほぼ同形状
のリング短円筒状をしていて、円周方向に沿って僅かに
変形可能な構造になっている。即ち、円周方向の一箇所
が分離されているフラスコ本体1a,2aの円周方向の
各端部にそれぞれ連結部1b,2bが外方に向けて設け
られ、各連結部1b,2bを密着させて連結ボルト3で
連結させると、使用状態となり、この連結ボルト3を緩
めて各連結部1b,2bを僅かに離隔させると、図6に
示されるように、フラスコ本体1a,2aが円周方向に
沿って僅かに拡開されて、内部の石膏が簡単に取り出せ
るような構造になっている。下方に配置されるフラスコ
2の連結部2bの上面に位置決めピン4が上方に突設さ
れ、上方に配置されるフラスコ1の下面における前記位
置決めピン4と対応する部分には、位置決め穴(図示せ
ず)が設けられている。また、上方に配置されるフラス
コ1のフラスコ本体1aの相対向する部分の外側面は、
それぞれ位置決めガイド5が設けられている。
【0008】図1、図2及び図4にそれぞれ示されるよ
うに、上下に重ね合わされた上記一対のフラスコ1,2
の上面にフラスコ蓋6が配置されて、これらの三つの部
材を上板7と下板8との間で挟んで、この上板7と下板
8とを複数本の締結ボルト9で一体に締結した状態で、
一対のフラスコ1,2内のレジン床成形空間部58に充
填された初期充填レジン及び補填用レジンの重合を行
う。
【0009】前記上板7の上部には、補填用レジンを加
圧して、一対のフラスコ内のレジン床成形空間部58に
補填用レジンを加圧填入するための装置が装着されてい
る。即ち、前記上板7には、所定の間隔をおいて一対の
ねじ棒11が垂直となってナット12により螺合固定さ
れ、上スプリング受板13と下スプリング受板14とに
カラー10を介して前記一対のねじ棒11が挿通され、
この上下の各スプリング受板13,14の間に加圧スプ
リング15が弾装されている。前記フラスコ蓋6及び上
板7の中央部には、補填用レジンR2 の通路16,17
がそれぞれ貫設されている。これらの補填用レジンR2
の通路16,17は、各部材にあけられた穴に金属パイ
プを挿入することにより形成されていて、上板7の穴に
挿入された金属パイプは、その上面から所定長だけ突出
していて、この突出部の外側に後述のシリンダ本体19
の位置決めを行うためのリング状の位置決め体18が嵌
め込まれている。
【0010】補填用レジンR2 を供給するためのシリン
ダ装置Sは、シリンダ本体19と、このシリンダ本体1
9に摺動可能に嵌合されるピストン21とで構成され
る。このピストン21の上端の鍔部21aが前記下スプ
リング受板14の下面に当接していて、前記加圧スプリ
ング15の復元力が前記ピストン21に作用して、シリ
ンダ本体19に充填されている補填用レジンR2 を加圧
する構成になっている。そして、この加圧力の調整は、
一対のねじ棒11の上端部に螺合してある調整ナット2
2を回転させて、加圧スプリング15の圧縮量を調整す
ることにより行う。
【0011】前記シリンダ本体19の外側には、このシ
リンダ本体19に充填されている補填用レジンR2 の冷
却を行うための冷却筒23が配置されている。冷凍機
(図示せず)によって冷却されたアルコール液Lを2本
のホース24を介して前記冷却筒23に循環供給させる
ことにより、このシリンダ本体19の部分を冷却して、
内部に充填されている補填用レジンR2 の冷却を行う。
また、前記フラスコ蓋6は樹脂製であって、図7に示さ
れるように、このフラスコ蓋6の内部にはU字状の空洞
部6aが形成されていて、この空洞部6aにも2本のホ
ース20を介して冷凍機により冷却されたアルコール液
Lが循環供給されている。このため、フラスコ蓋6の通
路16を通る補填用レジンR2 が冷却される。
【0012】そして、患者から採取した印型に基いて石
膏型51を作り、この石膏型51を下方のフラスコ2の
泥状石膏55に埋没させた後に、ろう原型52を形成し
て人工歯53を配列して、この人工歯53の部分を上方
のフラスコ1の泥状石膏に埋没させ、その後にろう原型
52の部分を溶かし出して、一対のフラスコ1,2の石
膏内にレジン床成形空間部58を形成する工程は、従来
のものと同一であるが、石膏型51にろう原型を形成す
る際に、補填用レジンR2 のスプルーとなる部分を同時
に形成する点が異なる。このために、ろう原型を溶かし
出した後においては、図8に示されるように、一対のフ
ラスコ1,2の石膏内には、レジン床成形空間部58
と、補填用レジンR2 のスプルー25とが形成される。
【0013】上記一対のフラスコ1,2内の石膏の間に
形成されたレジン床成形空間部58にレジンR1 を充填
して、一対のフラスコ1,2を重ね合わせ、更にその上
にフラスコ蓋6を載せて、これらの三者を上板7及び下
板8で挟んで、複数本の締結ボルト9によって一体に締
結する。その後に、シリンダ本体19に補填用レジンR
2 を充填して、上板7の上方の部分にシリンダ装置Sを
組み付けて装着すると共に、このシリンダ装置Sのピス
トン21を加圧するための加圧装置Pを装着する。ま
た、レジンを加熱して重合収縮させるために、一対のフ
ラスコ1,2の部分は、例えば熱湯26の入った容器2
7に浸漬させる。
【0014】そして、前記冷却筒23及びフラスコ蓋6
の部分に、冷凍機により冷却されたアルコール液Lを循
環供給させると、シリンダ本体19及び各通路16,1
7に充填された補填用レジンR2 が冷却される。一対の
フラスコ1,2の部分が加熱されているために、この一
対のフラスコ1,2内の石膏の間に形成されたレジン床
成形空間部58内の初期充填レジンR1 は時間の経過と
ともに加熱重合されて収縮するが、加圧スプリング15
の加圧作用によって、重合収縮に対する量の補填用レジ
ンR2 が石膏内のスプルー25を通って加圧填入され続
ける。しかも、この補填用レジンR2 は冷却装置によっ
て冷却されていて、レジン床成形空間部58内の初期充
填レジンR1 よりも温度が低いので、この補填用レジン
R2 がレジン床成形空間部58に填入された場合には、
冷却されている分だけ、初期充填レジンR1 よりも重合
が遅延される。このため、レジン床成形空間部58内に
おいて初期充填レジンR1 の重合収縮により生じた空隙
部に補填用レジンR2 が確実に填入されると同時に、初
期充填レジンR1 の重合前に、レジン床成形空間部58
に達する途中のスプルー25の部分において補填用レジ
ンR2 の重合が開始されたりする不具合がなくなって、
初期充填レジンR1 の重合収縮分に対応する補填用レジ
ンR2 の加圧填入が確実になされて、レジンの重合収縮
が確実に補償される。また、本発明においては、シリン
ダ装置S、加圧スプリング15、及び冷却筒23は、い
ずれも一対のフラスコ1,2の外部に配設されているた
めに、配設スペースの制約がなくなって、これらの大き
さを一対のフラスコ1,2に比較して大きくできる。こ
の結果、補填用レジンR 2 の填入圧力、及びその冷却能
力を大きくできるので、レジンの重合収縮が確実に補償
されるのである。なお、図9は、図4の断面に対して直
交する方向の一対のフラスコ1,2の断面図である。
【0015】所定時間の経過によって、スプルー25の
上端25aの部分に充填された補填用レジンR2 までも
がほぼ重合した後において、前記と逆の順序によって装
置全体を分解して、一体となった一対のフラスコ1,2
を取り出す。そして、各フラスコ1,2の連結ボルト3
を緩めると、フラスコ本体1a,2aが円周方向に拡開
して、内部の石膏が容易に取り出される。その後は、従
来のレジン床義歯の製作と全く同様にして、石膏を砕い
て内部のレジン床義歯Tを取り出す。このレジン床義歯
Tには、スプルーの部分において補填用レジンR2 が重
合した棒状部がレジン床と一体になっているが、これを
切除する。
【0016】重合温度が75°Cの初期充填用のレジン
R1 を、一対のフラスコ1,2内の石膏の間に形成され
たレジン床成形空間部58に充填して、この一対のフラ
スコ1,2を100°Cの熱湯内に浸漬させると共に、
−5°Cに冷却されたアルコール液を冷却筒23及びフ
ラスコ蓋6の空洞部6aに供給して、補填用レジンR2
を冷却し、この冷却された補填用レジンR2 を加圧装置
Pによって約7時間にわたって加圧補填し続けて、初期
充填レジンR1 を重合させた。このようにして製作され
たレジン床義歯Tを石膏内から取り出して患者に装着し
た結果、この患者は異物感、痛みなどを全く感じなかっ
た。このことから、患者から採取した石膏型通りのレジ
ン床義歯が製作されて、初期充填レジンの重合収縮がほ
ぼ完全に補償されていることが判明した。
【0017】
【発明の効果】本発明は、レジン床成形空間部に充填さ
れた初期充填レジンの重合収縮に応じて補填用レジンを
加圧填入したり、又はこの補填用レジンの加圧填入に加
えて、この補填用レジンを加圧填入する際に、これを冷
却して初期充填レジンに対して補填用レジンの重合を遅
延させることにより、レジンの重合収縮を確実に補償で
きて、患者の上顎又は下顎にフィットして無理なく装着
できるレジン床義歯の製作が可能となる。また、本発明
に係る補填用レジンの自動填入装置は、シリンダ本体内
に補填用レジンを充填させるためのシリンダ装置と、該
シリンダ装置のピストンを加圧するための加圧装置と、
該シリンダ装置のシリンダ本体内に充填されている補填
用レジンを含めて、一対のフラスコ内の石膏に形成され
たスプルーに至るまでの通路に充填されている補填用レ
ジンを冷却させるための冷却装置とを備えていて、これ
らの各装置は、いずれも一対のフラスコの外部に配設さ
れていて、一対のフラスコに比較して大きくできるの
で、補填用レジンの填入圧力、及びその冷却能力を大き
くできて、レジンの重合収縮を確実に補償することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補填用レジンの自動填入装置の斜
視図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく側面断面図である。
【図5】一対のフラスコ1,2の斜視図である。
【図6】フラスコ1の拡開状態の斜視図である。
【図7】フラスコ蓋6の平面断面図である。
【図8】一対のフラスコ1,2内の石膏の間にレジン床
成形空間部58及びスプルー25が形成された状態の断
面図である。
【図9】図4の断面に対して直交する方向の一対のフラ
スコ1,2の断面図である。
【図10】石膏型51の成形面51aにろう原型52を
形成した状態の断面図である。
【図11】ろう原型52が形成された石膏型51を下フ
ラスコ54内の泥状石膏55に埋没させた状態の断面図
である。
【図12】ろう原型52の部分を上フラスコ56内の泥
状石膏57に埋没させて、上下のフラスコ54,56を
重ね合わせた状態の断面図である。
【図13】レジン床成形空間部58にレジン59を充填
した状態の断面図である。
【符号の説明】
R1 :初期充填レジン R2 :補填用レジン S:シリンダ装置 T:レジン床義歯 1,2:フラスコ 6a:フラスコ蓋の冷却用空洞部 15:加圧スプリング(加圧装置) 16,17:補填用レジンの通路 19:シリンダ本体 21:ピストン 23:冷却筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のフラスコ内の石膏の間に形成され
    たレジン床成形空間部に初期充填レジンを充填して、こ
    の初期充填レジンの重合中において、冷却された補填用
    レジンを前記レジン床成形空間部に加圧填入して、該補
    填用レジンの重合を初期充填レジンよりも遅延させるこ
    とを特徴とするレジン床義歯の製作方法。
  2. 【請求項2】 一対のフラスコ内の石膏の間に形成され
    たレジン床成形空間部に初期充填レジンを充填して、こ
    の初期充填レジンの重合中において補填用レジンを前記
    レジン床成形空間部に加圧填入するための装置であっ
    て、シリンダ本体にピストンが挿入されたシリンダ装置
    と、該シリンダ装置のピストンを加圧するための加圧装
    置と、該シリンダ装置のシリンダ本体に充填されている
    補填用レジンを含めて、前記一対のフラスコ内の石膏に
    形成されたスプルーに至るまでの通路に充填されている
    補填用レジンを冷却させるための冷却装置とを備えてい
    て、これらの各装置はいずれも前記一対のフラスコの外
    部に配設され、前記シリンダ装置のシリンダ本体に充填
    された補填用レジンを前記加圧装置によって前記レジン
    床成形空間部に加圧填入する際に、前記スプルーに流入
    される補填用レジンを前記冷却装置により冷却して、レ
    ジン床成形空間部に填入される補填用レジンの重合を初
    期充填レジンよりも遅延させるように構成したことを特
    徴とするレジン床義歯の製作方法の実施に使用される補
    填用レジンの自動填入装置。
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