JPH0810006Y2 - 作業用走行機体における轍間距離調整装置のカバー構造 - Google Patents
作業用走行機体における轍間距離調整装置のカバー構造Info
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- JPH0810006Y2 JPH0810006Y2 JP1989014866U JP1486689U JPH0810006Y2 JP H0810006 Y2 JPH0810006 Y2 JP H0810006Y2 JP 1989014866 U JP1989014866 U JP 1989014866U JP 1486689 U JP1486689 U JP 1486689U JP H0810006 Y2 JPH0810006 Y2 JP H0810006Y2
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- movable
- peripheral surface
- axle
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンバイン等の作業用走行機体における轍
間距離調整装置のカバー構造に関するものである。
間距離調整装置のカバー構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、作業用走行機体においては、例えばこれがコ
ンバインである場合、中割り作業や畦際作業等の際に、
通常作業では既刈地側に位置する走行体が未刈り茎稈を
踏み付けたり畦に乗り上げたりすることがあり、そこで
既刈地側の走行体を他側に移動できるようにしたものが
今日登場している。そしてこの様なものでは、移動側走
行体の駆動輪体への動力伝動を、機体本体側の駆動軸に
対して、駆動輪体に一体的に設けた車輪を軸芯方向に左
右移動するようスプライン嵌合方式により連動連結する
ことで行うように構成しており、このスプライン嵌合部
を泥土等から保護するために走行体の左右轍間調整に合
わせて伸縮するようにした筒体でカバーする必要があ
り、そこでカバー筒体を車軸が回動自在に軸支される可
動筒として、駆動軸に対応する固定筒に左右方向摺動自
在に嵌合して構成することが提唱される。
ンバインである場合、中割り作業や畦際作業等の際に、
通常作業では既刈地側に位置する走行体が未刈り茎稈を
踏み付けたり畦に乗り上げたりすることがあり、そこで
既刈地側の走行体を他側に移動できるようにしたものが
今日登場している。そしてこの様なものでは、移動側走
行体の駆動輪体への動力伝動を、機体本体側の駆動軸に
対して、駆動輪体に一体的に設けた車輪を軸芯方向に左
右移動するようスプライン嵌合方式により連動連結する
ことで行うように構成しており、このスプライン嵌合部
を泥土等から保護するために走行体の左右轍間調整に合
わせて伸縮するようにした筒体でカバーする必要があ
り、そこでカバー筒体を車軸が回動自在に軸支される可
動筒として、駆動軸に対応する固定筒に左右方向摺動自
在に嵌合して構成することが提唱される。
ところでこの場合に、駆動軸は車軸の駆動輪体位置ま
で深く嵌合する構成としても問題はないが、可動筒につ
いては、走行作動の邪魔にならないよう駆動輪体位置よ
りも機体内方側までの短いものとすべく駆動輪体と離間
させる必要が有り、このため、固定筒の可動筒側への嵌
合量もこの位置までとなつて、駆動軸の車軸に対する嵌
合量よりも小さいものにせざるを得ず、走行体の有効調
整幅を、駆動軸の車軸に対する有効嵌合量とすることが
できない。
で深く嵌合する構成としても問題はないが、可動筒につ
いては、走行作動の邪魔にならないよう駆動輪体位置よ
りも機体内方側までの短いものとすべく駆動輪体と離間
させる必要が有り、このため、固定筒の可動筒側への嵌
合量もこの位置までとなつて、駆動軸の車軸に対する嵌
合量よりも小さいものにせざるを得ず、走行体の有効調
整幅を、駆動軸の車軸に対する有効嵌合量とすることが
できない。
そこで、カバー筒体を固定筒、該固定筒に左右移動自
在に嵌合する第一可動筒、該第一可動筒に左右移動自在
に嵌合する第二可動筒からなる三段筒構成にして伸縮量
の大きいものにすることが提唱される。ところで、走行
体に対して芯ズレ方向の負荷(軸芯に直行する成分の有
る負荷)が働いたとき、カバー筒体は、二個所ある各筒
同志の摺動部で折曲することになるが、動力伝動軸は一
箇所のスプライン嵌合部のみで折曲し、この結果、車軸
と、これを軸支する第二可動筒との軸芯同志がズレてし
まい、第二可動筒による車軸の円滑な軸支機能が損なわ
れるという問題が新たに生じる。
在に嵌合する第一可動筒、該第一可動筒に左右移動自在
に嵌合する第二可動筒からなる三段筒構成にして伸縮量
の大きいものにすることが提唱される。ところで、走行
体に対して芯ズレ方向の負荷(軸芯に直行する成分の有
る負荷)が働いたとき、カバー筒体は、二個所ある各筒
同志の摺動部で折曲することになるが、動力伝動軸は一
箇所のスプライン嵌合部のみで折曲し、この結果、車軸
と、これを軸支する第二可動筒との軸芯同志がズレてし
まい、第二可動筒による車軸の円滑な軸支機能が損なわ
れるという問題が新たに生じる。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができる作業用走行機体における轍間距離調
整装置のカバー構造を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、機体本体に設けた左右走行体の少な
くとも一方を左右方向に移動させて走行体間の轍間距離
を調整できるようにした作業用走行機体において、前記
機体本体側から走行体の駆動輪体に至る動力伝動軸を、
機体本体から外方に向けて突出する駆動軸と、該駆動軸
に左右方向移動自在にスプライン嵌合するスリーブが一
体的に形成され、かつ機体外方側端部に駆動輪体が一体
的に設けられる車軸とで構成する一方、前記動力伝動軸
を覆うカバー筒体を、機体本体側から駆動軸の中間位置
まで突出する固定筒と、該固定筒に左右方向移動自在に
遊嵌し、かつ固定筒外周面に左右方向摺動自在に外嵌す
るスラストリングが設けられる第一可動筒と、該第一可
動筒に左右方向移動自在に遊嵌し、第一可動筒外周面に
前記スリーブ対向位置で摺動する摺動部が形成され、か
つ車軸が回動自在に軸支される第二可動筒とで構成する
と共に、さらに前記スラストリングは、固定筒の外周面
に摺接するシール部と、該シール部から機体内方側に向
けて長く突出して第一可動筒の固定筒に対する芯ズレ方
向の折曲が小さくなるよう制限する延長部とが形成され
たものとしたことを特徴とするものである。
掃することができる作業用走行機体における轍間距離調
整装置のカバー構造を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、機体本体に設けた左右走行体の少な
くとも一方を左右方向に移動させて走行体間の轍間距離
を調整できるようにした作業用走行機体において、前記
機体本体側から走行体の駆動輪体に至る動力伝動軸を、
機体本体から外方に向けて突出する駆動軸と、該駆動軸
に左右方向移動自在にスプライン嵌合するスリーブが一
体的に形成され、かつ機体外方側端部に駆動輪体が一体
的に設けられる車軸とで構成する一方、前記動力伝動軸
を覆うカバー筒体を、機体本体側から駆動軸の中間位置
まで突出する固定筒と、該固定筒に左右方向移動自在に
遊嵌し、かつ固定筒外周面に左右方向摺動自在に外嵌す
るスラストリングが設けられる第一可動筒と、該第一可
動筒に左右方向移動自在に遊嵌し、第一可動筒外周面に
前記スリーブ対向位置で摺動する摺動部が形成され、か
つ車軸が回動自在に軸支される第二可動筒とで構成する
と共に、さらに前記スラストリングは、固定筒の外周面
に摺接するシール部と、該シール部から機体内方側に向
けて長く突出して第一可動筒の固定筒に対する芯ズレ方
向の折曲が小さくなるよう制限する延長部とが形成され
たものとしたことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、走行体の有効調
整幅を大きく確保できるものでありながら、可動筒体と
動力伝動軸との軸芯ズレがないようにしたものである。
整幅を大きく確保できるものでありながら、可動筒体と
動力伝動軸との軸芯ズレがないようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1はコンバインの走行機体であつて、該
走行機体1は、茎稈を刈取る等の前処理をする前処理部
2、刈取られた茎稈の脱穀処理をする脱穀部3、排稈を
細断する等の後処理をする後処理部4、選別された穀粒
を貯留する穀粒貯留部5等によつて構成されていること
などは何れも従来通りである。
図面において、1はコンバインの走行機体であつて、該
走行機体1は、茎稈を刈取る等の前処理をする前処理部
2、刈取られた茎稈の脱穀処理をする脱穀部3、排稈を
細断する等の後処理をする後処理部4、選別された穀粒
を貯留する穀粒貯留部5等によつて構成されていること
などは何れも従来通りである。
6、7は左右一対のクローラ型走行体であつて、該走
行体6、7は、未刈地側の走行体6と既刈地側(運転座
席側)の走行体7との左右一対で構成されており、未刈
地側の走行体6は機体フレーム1aに一体的に組付けられ
た固定式のものになっている。一方、既刈地側(移動
側)の走行体7は、その走行フレーム8の上端部に設け
たローラ8aが機体フレーム1aに設けたガイドレール1bを
転動することで左右に移動可能に構成されている。さら
に機体フレーム1aの一側部と走行フレーム8の上端部と
の間には油圧シリンダ9が、また機体フレーム1aの他側
部と走行フレーム8との間にはパンタグラフ式のリンク
機構9aがそれぞれ設けられており、油圧シリンダ9の伸
縮作動に伴うリンク機構9aの作動によつて走行体7は左
右方向に移動するようになつている。
行体6、7は、未刈地側の走行体6と既刈地側(運転座
席側)の走行体7との左右一対で構成されており、未刈
地側の走行体6は機体フレーム1aに一体的に組付けられ
た固定式のものになっている。一方、既刈地側(移動
側)の走行体7は、その走行フレーム8の上端部に設け
たローラ8aが機体フレーム1aに設けたガイドレール1bを
転動することで左右に移動可能に構成されている。さら
に機体フレーム1aの一側部と走行フレーム8の上端部と
の間には油圧シリンダ9が、また機体フレーム1aの他側
部と走行フレーム8との間にはパンタグラフ式のリンク
機構9aがそれぞれ設けられており、油圧シリンダ9の伸
縮作動に伴うリンク機構9aの作動によつて走行体7は左
右方向に移動するようになつている。
10は機体に搭載されるトランスミツシヨンケースであ
つて、該トランスミツシヨンケース10から左右移動自在
な走行体7への動力伝動は次ぎのようになつている。つ
まり、トランスミツシヨンケース10から延設される駆動
軸11の外周にはスプライン溝11aが形成されているが、
このスプライン溝11aには、円筒形状をした第一スリー
ブ12の内周面が軸芯(左右)方向摺動自在にスプライン
結合Aされている。さらに13は円筒形状をした第二スリ
ーブであって、この第二スリーブ13の内周面には、中間
に周回りに溝部13aが形成されており、この溝部13aを境
として、機体内方側である一半側(図面左側)内周面に
は前記第一スリーブ12の外周面がスプライン結合Bさ
れ、他半側内周面には、駆動スプロケツト(本考案の駆
動輪体に対応する)16が一体的に取付けられた筒状の車
軸14の外周面がスプライン結合Cされており、而して駆
動軸11からこれを内嵌する車軸14への動力伝動は、三組
のスプライン結合部A、B、Cを介して行うように構成
されているが、前記のうちスプライン結合B、Cについ
ては略同径位置でスプライン結合するよう設定されてい
るが、この様にして、左右長さ調節可能な動力伝動軸が
構成されて、走行体7の駆動スプロケツト16に動力伝動
なされるように構成されている。
つて、該トランスミツシヨンケース10から左右移動自在
な走行体7への動力伝動は次ぎのようになつている。つ
まり、トランスミツシヨンケース10から延設される駆動
軸11の外周にはスプライン溝11aが形成されているが、
このスプライン溝11aには、円筒形状をした第一スリー
ブ12の内周面が軸芯(左右)方向摺動自在にスプライン
結合Aされている。さらに13は円筒形状をした第二スリ
ーブであって、この第二スリーブ13の内周面には、中間
に周回りに溝部13aが形成されており、この溝部13aを境
として、機体内方側である一半側(図面左側)内周面に
は前記第一スリーブ12の外周面がスプライン結合Bさ
れ、他半側内周面には、駆動スプロケツト(本考案の駆
動輪体に対応する)16が一体的に取付けられた筒状の車
軸14の外周面がスプライン結合Cされており、而して駆
動軸11からこれを内嵌する車軸14への動力伝動は、三組
のスプライン結合部A、B、Cを介して行うように構成
されているが、前記のうちスプライン結合B、Cについ
ては略同径位置でスプライン結合するよう設定されてい
るが、この様にして、左右長さ調節可能な動力伝動軸が
構成されて、走行体7の駆動スプロケツト16に動力伝動
なされるように構成されている。
ところで、これらスプライン結合部B、Cは、軸芯方
向の移動を規制して、駆動軸11に対する車軸14の軸芯方
向の移動は第一スリーブ12の駆動軸11に対するスプライ
ン結合部Aによつて行われるように構成する必要がある
が、その構成は次のようになつている。つまり、スプラ
イン結合部Bについては、トランスミツシヨンケース10
側は第二スリーブ13の内周に設けたC−リング15によつ
て、第二スリーブ13の第一スリーブ12に対する駆動スプ
ロケツト16側への移動規制をしており、また逆に第二ス
リーブ13の第一スリーブ12に対するトランスミツシヨン
ケース10側への移動規制は、第一スリーブ12が車軸14の
内端に当接することにより相対的になされる構成になつ
ている。
向の移動を規制して、駆動軸11に対する車軸14の軸芯方
向の移動は第一スリーブ12の駆動軸11に対するスプライ
ン結合部Aによつて行われるように構成する必要がある
が、その構成は次のようになつている。つまり、スプラ
イン結合部Bについては、トランスミツシヨンケース10
側は第二スリーブ13の内周に設けたC−リング15によつ
て、第二スリーブ13の第一スリーブ12に対する駆動スプ
ロケツト16側への移動規制をしており、また逆に第二ス
リーブ13の第一スリーブ12に対するトランスミツシヨン
ケース10側への移動規制は、第一スリーブ12が車軸14の
内端に当接することにより相対的になされる構成になつ
ている。
一方、第二スリーブ13と車軸14とのスプライン結合部
Cにおける軸芯方向の移動規制は、第二スリーブ13の溝
部3aに内嵌した止めリング17と、車軸14に外嵌した軸受
18を止めるためのC−リング19とによつて成される構成
になつているが、上記止めリング17の組付けは、第一ス
リーブ12がセツトされた第二スリーブ13の溝部3aに止め
リング17を内嵌し、この状態で第二スリーブ13に車軸14
をスプライン嵌合することにより成されるようになつて
いる。即ち、車軸14の内端外周には傾斜面を有した凸状
部14aが形成されており、前記車軸14のスプライン嵌合
に際し、止めリング17が傾斜面にガイドされて凸状部14
aを乗り越え、これによつて止めリング17の取付けがで
きて、第二スリーブ13に対する車軸14の駆動スプロケツ
ト16側への移動規制が成される構成になつている。
Cにおける軸芯方向の移動規制は、第二スリーブ13の溝
部3aに内嵌した止めリング17と、車軸14に外嵌した軸受
18を止めるためのC−リング19とによつて成される構成
になつているが、上記止めリング17の組付けは、第一ス
リーブ12がセツトされた第二スリーブ13の溝部3aに止め
リング17を内嵌し、この状態で第二スリーブ13に車軸14
をスプライン嵌合することにより成されるようになつて
いる。即ち、車軸14の内端外周には傾斜面を有した凸状
部14aが形成されており、前記車軸14のスプライン嵌合
に際し、止めリング17が傾斜面にガイドされて凸状部14
aを乗り越え、これによつて止めリング17の取付けがで
きて、第二スリーブ13に対する車軸14の駆動スプロケツ
ト16側への移動規制が成される構成になつている。
また、止めリング17の取外しは、第二スリーブ13を車
軸14と共に駆動軸11から抜き取つた状態で、第二スリー
ブ13の駆動軸11嵌入側の開口から挿入した適宜工具の先
端部を、車軸14に形成したスリツト14bに差し込んで止
めリング17の外側に当てがい係止する状態とし、この状
態で車軸14を引張れば、止めリング17が凸状部14aを乗
り越えて外れる構成になつている。
軸14と共に駆動軸11から抜き取つた状態で、第二スリー
ブ13の駆動軸11嵌入側の開口から挿入した適宜工具の先
端部を、車軸14に形成したスリツト14bに差し込んで止
めリング17の外側に当てがい係止する状態とし、この状
態で車軸14を引張れば、止めリング17が凸状部14aを乗
り越えて外れる構成になつている。
一方、20は駆動軸11に所定間隔を存して外嵌するよう
トランスミツシヨンケース10に固設される固定筒であつ
て、該固定筒20には第一可動筒21が左右方向摺動自在に
外嵌され、さらに第一可動筒21には、軸受18を介して駆
動軸11に連動連結される車軸14を回動自在に軸支する第
二可動筒22が左右方向摺動自在に外嵌されており、これ
によつて、動力伝動軸を覆うカバー筒体が三段筒構造と
なつて構成され、動力伝動軸の伸縮に対応した伸縮がな
されるようになつている。そして、第一可動筒21の内周
面と固定筒20の外周面との摺動面間には、C−リング21
aによつて第一可動筒21側に固定されるスラストリング2
3が介装されているが、スラストリング23には、固定筒2
0の外周面に摺動してシールするためのO−リング23aが
内嵌されるシール部23bが形成されており、該シール部2
3bからトランスミツシヨンケース10側に向けて軸芯方向
に長く突出して筒状に延長する延長部23cが形成されて
いる。そしてこの延長部23cの内周面は、固定筒20の外
周面に対して僅かな間隙を存した構成になつていて、第
一可動筒21が固定筒20に対して芯ズレ方向に負荷が働い
て、シール部23bと延長部23cの機体内方側端縁が固定筒
20外周面に当接した場合に、固定筒20に対する折曲角度
が可及的に小さくなるよう制限すると共に、第一可動筒
21がトランスミツシヨンケース10側に移動する際、固定
筒20の外周に付着した泥土を効果的に掻取つて内部への
浸入を防止する構成になつている。
トランスミツシヨンケース10に固設される固定筒であつ
て、該固定筒20には第一可動筒21が左右方向摺動自在に
外嵌され、さらに第一可動筒21には、軸受18を介して駆
動軸11に連動連結される車軸14を回動自在に軸支する第
二可動筒22が左右方向摺動自在に外嵌されており、これ
によつて、動力伝動軸を覆うカバー筒体が三段筒構造と
なつて構成され、動力伝動軸の伸縮に対応した伸縮がな
されるようになつている。そして、第一可動筒21の内周
面と固定筒20の外周面との摺動面間には、C−リング21
aによつて第一可動筒21側に固定されるスラストリング2
3が介装されているが、スラストリング23には、固定筒2
0の外周面に摺動してシールするためのO−リング23aが
内嵌されるシール部23bが形成されており、該シール部2
3bからトランスミツシヨンケース10側に向けて軸芯方向
に長く突出して筒状に延長する延長部23cが形成されて
いる。そしてこの延長部23cの内周面は、固定筒20の外
周面に対して僅かな間隙を存した構成になつていて、第
一可動筒21が固定筒20に対して芯ズレ方向に負荷が働い
て、シール部23bと延長部23cの機体内方側端縁が固定筒
20外周面に当接した場合に、固定筒20に対する折曲角度
が可及的に小さくなるよう制限すると共に、第一可動筒
21がトランスミツシヨンケース10側に移動する際、固定
筒20の外周に付着した泥土を効果的に掻取つて内部への
浸入を防止する構成になつている。
また、第一可動筒21に外嵌する第二可動筒22には、ト
ランスミツシヨンケース10の側端部の内周面に駆動軸11
側に向けて突出する突部22bが形成されていて、該部位
が第一可動筒21外周面に対する摺動部となつているが、
該摺動部は、前記第一、第二スリーブ12、13位置に対向
して設けられるように設定されている。一方、第一可動
筒21のスプロケツト16側端部の外周にはO−リング21b
が外嵌されており、これによつて第二可動筒22のスプロ
ケツト16側へのそれ以上の移動を規制すると共に、第二
可動筒22の内周面との気密が確保できるように構成され
ている。尚、22aはO−リング21bを取外す際に工具を挿
入するために形成される第二可動筒22の穿孔である。
ランスミツシヨンケース10の側端部の内周面に駆動軸11
側に向けて突出する突部22bが形成されていて、該部位
が第一可動筒21外周面に対する摺動部となつているが、
該摺動部は、前記第一、第二スリーブ12、13位置に対向
して設けられるように設定されている。一方、第一可動
筒21のスプロケツト16側端部の外周にはO−リング21b
が外嵌されており、これによつて第二可動筒22のスプロ
ケツト16側へのそれ以上の移動を規制すると共に、第二
可動筒22の内周面との気密が確保できるように構成され
ている。尚、22aはO−リング21bを取外す際に工具を挿
入するために形成される第二可動筒22の穿孔である。
一方、前記油圧シリンダ9は、前述の如く機体フレー
ム1aと走行フレーム8との間に設けられるものである
が、油圧シリンダ9の機体フレーム1a側は上下方向揺動
自在に連結され、また走行フレーム8側はピン24の抜き
差しにより着脱可能に連結されている。そして、上記ピ
ン24を外して該端部に座板25を取付け、油圧シリンダ9
を垂下させた状態で油圧シリンダ9を伸長させることに
より、走行機体1を持上げるジヤツキとして用いること
ができ、これによつてクローラの交換や機体底部の清掃
を容易に行うことができるようになつている。
ム1aと走行フレーム8との間に設けられるものである
が、油圧シリンダ9の機体フレーム1a側は上下方向揺動
自在に連結され、また走行フレーム8側はピン24の抜き
差しにより着脱可能に連結されている。そして、上記ピ
ン24を外して該端部に座板25を取付け、油圧シリンダ9
を垂下させた状態で油圧シリンダ9を伸長させることに
より、走行機体1を持上げるジヤツキとして用いること
ができ、これによつてクローラの交換や機体底部の清掃
を容易に行うことができるようになつている。
また、26aは走行体6、7を構成するクローラ26の内
側面に所定間隔を存して一体的に突設されるスクレーパ
であつて、該スクレーパ26aはクローラ26と同様に弾性
を有する樹脂材で形成されており、そしてこのものは、
機体走行時にクローラ26と共に回動することにより、走
行機体1底部に付着する泥土に当接してこれらを掻き落
すようになつている。
側面に所定間隔を存して一体的に突設されるスクレーパ
であつて、該スクレーパ26aはクローラ26と同様に弾性
を有する樹脂材で形成されており、そしてこのものは、
機体走行時にクローラ26と共に回動することにより、走
行機体1底部に付着する泥土に当接してこれらを掻き落
すようになつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、駆動
軸11と車軸14とで構成され、左右方向に伸縮自在に構成
される動力伝動軸が、固定筒20、第一可動筒21、第二可
動筒22とから構成される三段筒構成のカバー筒体によつ
て覆われることになるが、カバー筒体は三段筒構成とな
つているため、車軸14を軸支する第二可動筒22が、スプ
ロケツト16から機体内方に離間されていて車軸14よりも
短く形成されていながら、カバー筒体は、動力伝動軸の
伸縮に対応した長い伸縮作動ができることになる。
軸11と車軸14とで構成され、左右方向に伸縮自在に構成
される動力伝動軸が、固定筒20、第一可動筒21、第二可
動筒22とから構成される三段筒構成のカバー筒体によつ
て覆われることになるが、カバー筒体は三段筒構成とな
つているため、車軸14を軸支する第二可動筒22が、スプ
ロケツト16から機体内方に離間されていて車軸14よりも
短く形成されていながら、カバー筒体は、動力伝動軸の
伸縮に対応した長い伸縮作動ができることになる。
しかも、車軸14に矢印F方向の負荷がかかつて車軸14
が駆動軸11に対して芯ずれした場合に、第一可動筒21に
設けられるスラストリング延長部23cの機体内方側端縁
が固定筒20の外周面に接当することによつて、第一可動
筒21の固定筒20に対する折曲を可及的に小さなものに制
限できることになる。従つて、三段筒構造のカバー筒体
は、駆動軸11と車輪14との折曲部となるスリーブ12、13
部位に対向する第二可動筒22の摺動部において折曲され
ることによつて、動力伝動軸とカバー筒体とが略同部位
において折曲されることになつて、第二可動筒体22と車
軸14とが芯ズレを解消した状態で軸支され、駆動スプロ
ケツト16の円滑な回動が確保されることになる。
が駆動軸11に対して芯ずれした場合に、第一可動筒21に
設けられるスラストリング延長部23cの機体内方側端縁
が固定筒20の外周面に接当することによつて、第一可動
筒21の固定筒20に対する折曲を可及的に小さなものに制
限できることになる。従つて、三段筒構造のカバー筒体
は、駆動軸11と車輪14との折曲部となるスリーブ12、13
部位に対向する第二可動筒22の摺動部において折曲され
ることによつて、動力伝動軸とカバー筒体とが略同部位
において折曲されることになつて、第二可動筒体22と車
軸14とが芯ズレを解消した状態で軸支され、駆動スプロ
ケツト16の円滑な回動が確保されることになる。
さらに、第一可動筒21のスラストリング23は、常時は
O−リング23aが固定筒20の外周面に弾圧的に接当し、
また走行体7の左右移動時にはO−リング23aが固定筒2
0の外周面に弾圧的に摺接することにより筒内の気密を
確保するが、第一可動筒21がトランスミツシヨンケース
10側に移動する際には、延長部23cが固定筒20の外周面
に付着した泥土をO−リング23aに至る以前で掻取つて
内部への浸入を防止することになる。従つて、泥土の内
部への浸入を効果的に防止できることになる許りか、O
−リング23aが早期に摩耗してしまうことも確実に防止
できることとなり、この結果、泥土の浸入や筒内に封入
される潤滑油の漏出等の不具合がない優れた気密性を有
するシール構造とすることができる。しかも、延長部23
cはスラストリング23に一体形成されるものであるた
め、部品点数を増加させたり、組付けを複雑にしてしま
うことがなく、極めて都合がよい。
O−リング23aが固定筒20の外周面に弾圧的に接当し、
また走行体7の左右移動時にはO−リング23aが固定筒2
0の外周面に弾圧的に摺接することにより筒内の気密を
確保するが、第一可動筒21がトランスミツシヨンケース
10側に移動する際には、延長部23cが固定筒20の外周面
に付着した泥土をO−リング23aに至る以前で掻取つて
内部への浸入を防止することになる。従つて、泥土の内
部への浸入を効果的に防止できることになる許りか、O
−リング23aが早期に摩耗してしまうことも確実に防止
できることとなり、この結果、泥土の浸入や筒内に封入
される潤滑油の漏出等の不具合がない優れた気密性を有
するシール構造とすることができる。しかも、延長部23
cはスラストリング23に一体形成されるものであるた
め、部品点数を増加させたり、組付けを複雑にしてしま
うことがなく、極めて都合がよい。
尚、本考案は、前記実施例に限定されないものである
ことは勿論であつて、例えば前述したスクレーパを、ク
ローラ26と別体に形成し、クローラ26に形成した嵌合穴
26bに嵌合取付けするようにしてもよく、そしてこのも
のでは、スクレーパ27が摩耗したり破損した場合にスク
レーパ27のみを交換できるという利点がある。
ことは勿論であつて、例えば前述したスクレーパを、ク
ローラ26と別体に形成し、クローラ26に形成した嵌合穴
26bに嵌合取付けするようにしてもよく、そしてこのも
のでは、スクレーパ27が摩耗したり破損した場合にスク
レーパ27のみを交換できるという利点がある。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、駆動軸および車軸で構成される伸縮自在な動
力伝動軸を覆うカバー筒体を、固定筒、第一可動筒、第
二可動筒の三段筒構造として、車軸の軸支をする第二可
動筒を、駆動輪体から機体内方に離間させて車軸よりも
短くしながら、動力伝動軸の有効伸縮量に対応した長い
伸縮量を確保することができる。
あるから、駆動軸および車軸で構成される伸縮自在な動
力伝動軸を覆うカバー筒体を、固定筒、第一可動筒、第
二可動筒の三段筒構造として、車軸の軸支をする第二可
動筒を、駆動輪体から機体内方に離間させて車軸よりも
短くしながら、動力伝動軸の有効伸縮量に対応した長い
伸縮量を確保することができる。
しかも、このカバー筒体を構成する第一可動筒には、
シール部と延長部とが形成された軸方向に長いスラスト
リングが設けられていて、固定筒とのあいだの芯ズレ方
向の折曲が制限されて僅かなものになる。この結果、走
行体に対して芯ずれ方向の負荷が働いて車軸がスプライ
ン嵌合部において駆動軸に対して折曲する場合に、第一
可動筒は、固定筒と略同一軸芯状態に維持され、第二可
動筒がスリーブに対向する摺動部位において第一可動筒
に対して折曲することになつて、第一可動筒と固定筒と
の摺動部位においてまでもが折曲するもののように、第
二可動筒の軸芯が車軸の軸芯に対して大きくズレてしま
うことがなくなつて、第二可動筒の軸芯を、該第二可動
筒に軸支される車軸の軸芯に可及的に近似させることが
でき、これによつて、走行体に芯ズレ方向の負荷が働い
たとしても、車軸と第二可動筒とは互いに芯ズレが解消
される状態で軸支されることになつて、駆動輪体の円滑
な回動が確保される。
シール部と延長部とが形成された軸方向に長いスラスト
リングが設けられていて、固定筒とのあいだの芯ズレ方
向の折曲が制限されて僅かなものになる。この結果、走
行体に対して芯ずれ方向の負荷が働いて車軸がスプライ
ン嵌合部において駆動軸に対して折曲する場合に、第一
可動筒は、固定筒と略同一軸芯状態に維持され、第二可
動筒がスリーブに対向する摺動部位において第一可動筒
に対して折曲することになつて、第一可動筒と固定筒と
の摺動部位においてまでもが折曲するもののように、第
二可動筒の軸芯が車軸の軸芯に対して大きくズレてしま
うことがなくなつて、第二可動筒の軸芯を、該第二可動
筒に軸支される車軸の軸芯に可及的に近似させることが
でき、これによつて、走行体に芯ズレ方向の負荷が働い
たとしても、車軸と第二可動筒とは互いに芯ズレが解消
される状態で軸支されることになつて、駆動輪体の円滑
な回動が確保される。
図面は、本考案に係る作業用走行機体における轍間距離
調整装置のカバー構造の実施例を示したものであつて、
第1図はコンバインの全体斜視図、第2図はフレーム部
の概略斜視図、第3図は移動側走行体を内側に移動した
状態を示す要部断面図、第4図は移動側走行体を外側に
移動した状態を示す要部断面図、第5図はクローラの断
面図、第6図は他例を示す要部斜視図である。 図中、1は走行機体、6、7は走行体、11は駆動軸、14
は車軸、20は固定筒、21は第一可動筒、22は第二可動
筒、22bは突部、23はスラストリング、23aはO−リン
グ、23bはシール部、23cは延長部である。
調整装置のカバー構造の実施例を示したものであつて、
第1図はコンバインの全体斜視図、第2図はフレーム部
の概略斜視図、第3図は移動側走行体を内側に移動した
状態を示す要部断面図、第4図は移動側走行体を外側に
移動した状態を示す要部断面図、第5図はクローラの断
面図、第6図は他例を示す要部斜視図である。 図中、1は走行機体、6、7は走行体、11は駆動軸、14
は車軸、20は固定筒、21は第一可動筒、22は第二可動
筒、22bは突部、23はスラストリング、23aはO−リン
グ、23bはシール部、23cは延長部である。
Claims (1)
- 【請求項1】機体本体に設けた左右走行体の少なくとも
一方を左右方向に移動させて走行体間の轍間距離を調整
できるようにした作業用走行機体において、前記機体本
体側から走行体の駆動輪体に至る動力伝動軸を、機体本
体から外方に向けて突出する駆動軸と、該駆動軸に左右
方向移動自在にスプライン嵌合するスリーブが一体的に
形成され、かつ機体外方側端部に駆動輪体が一体的に設
けられる車軸とで構成する一方、前記動力伝動軸を覆う
カバー筒体を、機体本体側から駆動軸の中間位置まで突
出する固定筒と、該固定筒に左右方向移動自在に遊嵌
し、かつ固定筒外周面に左右方向摺動自在に外嵌するス
ラストリングが設けられる第一可動筒と、該第一可動筒
に左右方向移動自在に遊嵌し、第一可動筒外周面に前記
スリーブ対向位置で摺動する摺動部が形成され、かつ車
軸が回動自在に軸支される第二可動筒とで構成すると共
に、さらに前記スラストリングは、固定筒の外周面に摺
接するシール部と、該シール部から機体内方側に向けて
長く突出して第一可動筒の固定筒に対する芯ズレ方向の
折曲が小さくなるよう制限する延長部とが形成されたも
のとしたことを特徴とする作業用走行機体における轍間
距離調整装置のカバー構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989014866U JPH0810006Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 作業用走行機体における轍間距離調整装置のカバー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989014866U JPH0810006Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 作業用走行機体における轍間距離調整装置のカバー構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02106901U JPH02106901U (ja) | 1990-08-24 |
| JPH0810006Y2 true JPH0810006Y2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=31226439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989014866U Expired - Lifetime JPH0810006Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 作業用走行機体における轍間距離調整装置のカバー構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0810006Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57109084U (ja) * | 1980-12-26 | 1982-07-06 | ||
| JPS63130393U (ja) * | 1987-02-19 | 1988-08-25 | ||
| JPH065975Y2 (ja) * | 1987-07-14 | 1994-02-16 | 井関農機株式会社 | 走行装置 |
-
1989
- 1989-02-10 JP JP1989014866U patent/JPH0810006Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02106901U (ja) | 1990-08-24 |
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