JPH08129803A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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Publication number
JPH08129803A
JPH08129803A JP6265962A JP26596294A JPH08129803A JP H08129803 A JPH08129803 A JP H08129803A JP 6265962 A JP6265962 A JP 6265962A JP 26596294 A JP26596294 A JP 26596294A JP H08129803 A JPH08129803 A JP H08129803A
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JP
Japan
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timing
rotary head
phase
rotation
counter
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6265962A
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English (en)
Inventor
Takanobu Sano
高信 佐野
Takuji Himeno
卓治 姫野
Hiroshi Takahata
弘 高畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生タイミングのずれを精度良く補正するこ
とができる再生装置を提供する。 【構成】 回転検出手段72は、回転ヘッド71の回転
を検出する。タイミング発生手段30は、上記回転ヘッ
ド71の回転に同期したタイミング信号を出力するカウ
ンタのクロックと上記タイミング信号によりタイミング
制御信号を出力する。制御手段100は、トラック前半
及び後半におけるアドレス情報と上記カウンタのカウン
ト値とからトラック中心における上記カウンタのカウン
ト値を求め、そのカウント値と目標値との差を誤差とし
て求める。そして、その誤差に基いて上記カウンタが出
力するタイミング信号の位相の目標値を補正して上記回
転検出手段72からの検出出力により上記回転ヘッド7
1の回転に同期したタイミング信号が上記カウンタから
出力されるようにクロックを制御する。再生処理手段7
5は、上記タイミング発生手段30からのタイミング制
御信号に基いてテープ状の記録媒体3に記録されたアド
レス情報付きのデータを上記回転ヘッド71からの出力
から再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ヘッドの回転に応
じたタイミングで磁気テープに傾斜して順次形成された
トラックに記録されたデジタルデータを再生する再生装
置に関するものであり、例えば、回転ヘッド型のデジタ
ルオーディオテープレコーダやトラッキング制御を行う
ことなく再生する装置等の回転ヘッド型電子機器等に適
用して好適な再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転ヘッドを備える電子機器の一例とし
て、回転ヘッドにより磁気テープへの記録/再生を行う
回転ヘッド型のデジタルオーディオテープレコーダ(以
下、DAT:Digital Audio Taper
ecorderと言う。)がある。
【0003】上記DATとは、例えば、回転ドラムに1
80°の角度間隔を持って一対の磁気ヘッドが取り付け
られた回転ヘッドを1秒間当り50回転(=50Hz)
で回転駆動させることにより、磁気テープの走行方向に
対してデジタルオーディオデータを傾斜記録/再生する
ものである。一般に、上記DATでは、ドラム回転数を
100/3Hz、即ち、2000rpmとしている。
【0004】また、上記DATの主な特徴として、上記
DATでは、2時間連続記録を行うことができる縦横7
3×54mm厚さ10.5mmの大きさの小型カセット
を用るため小型軽量化を図ることができる。さらに、回
転ヘッドにより傾斜記録を行うため、磁気テープへの記
録時間の長時間化、小型化、低価格化を図ることができ
る。
【0005】また、データの記録トラックをトラッキン
グ制御することなく良好に再生することができる方式、
所謂ノントラッキング方式を適用した回転ヘッドを備え
る電子機器(以下、NT:Non Trackingと
言う。)が開発されている。このようなDAT、NT等
の回転ヘッドを備える電子機器では、まず、回転ヘッド
により磁気テープにデータを記録すると、磁気テープの
長手方向に対して傾斜した複数のトラックが順次形成さ
れる。
【0006】また、上記傾斜トラックに記録データに
は、トラック番号を示すトラックアドレスと、トラック
内の記録位置を示すブロックアドレス等のアドレス情報
が各々付加されている。ここで、DATのようにノント
ラッキング方式を適用せずに再生する場合には、各々の
傾斜トラックの傾きとトレースの傾きとが一致して回転
ヘッドが各トラックを走査するように所謂トラッキング
制御が行われる。
【0007】これに対し、NTのようなノントラッキン
グ方式で再生する場合には、まず、トラックの傾きとト
レースの傾きを一致させる制御を行わずに、記録したト
ラックに対して2倍密度スキャンが行われデータが読み
取られる。このようにして読み取られたデータは、複数
トラックにまたがって読み取られたデータであるため、
上述したアドレス情報に従ってメモリ上に書き込まれ
る。従って、2トレースで全ての再生データが正しい順
序でメモリに書き込まれ、例えば、基準タイミング発生
器からの基準アドレスに従って順序よく読み出されるこ
ととなる。
【0008】上述のようなDAT、或は、NT等の回転
ヘッドを備える電子機器において記録/再生を行う際
は、回転ヘッドに同期した一定のタイミングで行う必要
がある。そこで、上述のような回転ヘッドを備える電子
機器等では、一定のタイミングで記録/再生を行うため
に、回転ヘッドの回転位相に対して位相サーボがかけら
れている。即ち、タイミング発生器等により、回転ヘッ
ドの回転位相から回転ヘッドの位相エラー信号に対応し
たタイミング信号を生成し、このタイミング信号で記録
再生系の動作切換えを行っている。
【0009】これにより、例えば、上述のような再生装
置を小型携帯用テープレコーダに適用した場合、持ち運
びによる振動等の外乱が与えられた場合を考慮すると、
外乱により回転ヘッドの回転位相がずれたときでもタイ
ミング発生器からのタイミング信号は上記位相エラー信
号に対応したものとなるため、回転ヘッドの回転位相と
タイミング信号とは常に同期関係を保つこととなる。従
って、回転ヘッドの回転に同期して、一定のタイミング
で記録/再生を行うことができる。
【0010】しかしながら、回転ヘッドは常に一定の回
転数で回転しているわけではなく、ローリング等の負荷
変動により位相のみならず速度も変動する。特に、テー
プレコーダのさらなる小型軽量化、消費電力化、或は、
低価格化を図るために、回転駆動源となる回転ヘッドの
モータを1個のみ用いる1モータ制御を行う場合には、
テープ走行駆動用のキャプスタンも同じモータで回転駆
動されることとなる。このため、キャプスタンサーボの
速度制御に伴って、回転ヘッドの回転速度も変動し、回
転位相がロックしたときに誤差が生じる場合がある。
【0011】そこで、本件出願人は、特開昭63−37
808号公報において、回転ヘッドの位相変動のみなら
ず、速度変動に対してもタイミング制御の精度を確保す
ることができるような回転ヘッド型電子機器を提案して
いる。即ち、上記回転ヘッド型電子機器の特徴は、回転
ヘッドの回転を検出する回転検出手段と、上記回転検出
手段からの検出出力により位相及び速度制御されるタイ
ミング発生手段を有し、上記回転検出手段からの位相情
報及び速度情報に応じて、上記タイミング発生手段の位
相及び速度を制御することにより、回転ヘッドの回転が
変動したときにもタイミング制御の精度を確保すること
となる。
【0012】また、上記回転検出手段からの位相情報に
対するタイミング発生基準位相の位相差の目標値を、上
記回転検出手段からの速度情報に応じて補正することに
より、回転ヘッドの速度変動に対してもタイミング制御
の精度を確保することとなる。例えば、上記回転ヘッド
型電子機器は、種々のタイミング信号を発生するタイミ
ング発生器を備えており、上記タイミング発生器は、回
転ヘッドの回転に関する位相情報と速度情報に基いて位
相ロック及び速度追従サーボが施される。また、上記回
転ヘッド型電子機器では、回転ヘッド1回転に対するタ
イミング発生の起点を示す信号の目標位相を補正すると
共に、上記タイミング発生器におけるタイミング信号の
発生の周期を可変(以下、プログラマブルと言う。)と
して速度情報に応じてタイミング制御を行っている。
【0013】即ち、上記タイミング発生器は、回転ヘッ
ドの回転に同期したタイミング信号を出力するカウンタ
と、上記カウンタのクロックを回転ヘッドの回転に関す
る速度情報に応じて制御するプログラマブル分周器とを
備えている。そして、上記プログラマブル分周器に回転
ヘッドの位相及び速度に応じた可変分周用速度情報を供
給することにより、上記タイミング発生器は、供給され
た可変分周用速度情報に応じて上記カウンタのクロック
制御を行う。
【0014】上記可変分周用速度情報は、例えば、図1
2に示すような、可変分周用速度情報取得部により求め
られる。上記可変分周用速度情報取得部は、フィードバ
ック制御により上記タイミング発生器のカウンタのクロ
ック制御を行うものであり、まず、端子51に供給され
る可変分周用速度情報DPTGと端子52に供給される回
転ヘッドの回転速度情報DSPの差を加算/減算器53に
より求め、その結果を速度誤差分として速度ゲインアン
プ54を介して加算器55に供給する。
【0015】また、端子56に供給される上記タイミン
グ発生器の基準位相と端子57に供給される上記パルス
信号SPGとの差、即ち、位相差を加算/減算器58によ
り求める。ここで、端子60には、例えば、回転ドラム
1回転に同期したクロックを生成するPTG(Prog
ramable Timinng Generato
r)サーボから位相目標値Tdが供給される。この位相
目標値Tdを、位相目標補正ブロック61で補正する。
【0016】そして、加算/減算器59で上記位相差に
対する上記位相目標補正ブロック61で補正された位相
目標値Tdの誤差分を求め、この誤差分を位相ゲインア
ンプ62及び位相積分ブロック63に供給する。上記位
相ゲンアンプ62からの出力は加算器55に供給し、上
記速度誤差分と加算する。その結果を加算器65に供給
する。また、上記位相積分ブロック63からの出力を位
相積分ゲインアンプ64を介して加算器65に供給す
る。上記加算器65で位相積分ゲインアンプ64からの
出力と上記加算器55からの出力とを加算し、その結果
を可変分周用速度情報DPTGとして出力する。
【0017】従って、上記タイミング発生器は、上述の
ようにして求められた可変分周用速度情報DPTGに応じ
てカウンタのクロック制御を行うことにより、上記タイ
ミング発生器におけるタイミング発生信号動作は、回転
ヘッドの回転速度変動に追従されて制御されることとな
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述したよう
に、回転ヘッドの回転とカウンタは、PTG(Prog
ramable Timinng Generato
r)サーボにより同期がとられている。また、デジタル
シグナルプロセッサ(以下、DSPと言う。)は、この
カウンタで再生タイミングを決定している。
【0019】しかし、上述のような回転ヘッドにおい
て、磁気ヘッドの取付け位置等のメカ的なばらつきによ
り再生タイミングが微妙に狂ってしまうことがある。そ
こで、上述した位相目標補正ブロック61で、その微妙
なずれを再生データから補正するのであるが、従来で
は、図13に示すように、再生中に再生データDの任意
のブロック番号nのブロックでの時刻Tnを基にタイミ
ングのずれTerr(Terr=Ttrget−TO)を計測してP
TGサーボの位相目標値Tdに補正をかけていた。
【0020】この任意のブロック番号nは限定されてお
らず、再生データのサンプリング位置が決っていないた
め、例えば、大きく斜めにスキャンした場合等はタイミ
ングがブロックの中心に対してアンバランスとなる場合
があった。このため、斜めスキャンや回転数の変動が生
じた場合、トラック中央のブロックを中心に精度良く補
正を行うことができなかった。特に、NTでは、記録位
置のずれによるトラック両端の消し残りのデータエラー
を排除することができなかった。
【0021】また、上記タイミング制御処理の制御量で
ある可変分周用速度情報は、上記図12に示したよう
に、回転体が1回転した時の時刻と、回転体の回転に同
期したクロックをカウントするカウンタが1周した時の
時刻を各々計測し、その差を目標値と比較することによ
りサーボ誤差を得ていた。この方式では、目標値を現在
の回転体の回転速度を考慮したサーボ誤差に変換する必
要があった。即ち、回転体の回転速度に応じて目標値を
補正すると共に、上記カウンタの周回の位相を補正する
必要があったため、上記カウンタのクロック制御をフィ
ードバック制御で行っていた。このため、回転体の回転
に応じたタイミング制御処理を容易に行うことができな
かった。
【0022】また、上記可変分周用速度情報、即ち、上
記カウンタのクロック制御を行うための制御量を、求め
たサーボ誤差から直接計算することが困難であった。従
って、回転ヘッド等の回転に対するタイミング発生動作
の追従の高速化を図ることができず、タイミング制御精
度を向上させることができなかった。そこで、本発明
は、上述の如き従来の実情に鑑みてなされたものであ
り、次のような目的を有するものである。
【0023】即ち、本発明の目的は、再生タイミングの
ずれを精度良く補正することができる再生装置を提供す
ることにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る再生装置は、回転ヘッドの回転を検
出する回転検出手段と、上記回転ヘッドの回転に同期し
たタイミング信号を出力するカウンタのクロックと上記
タイミング信号によりタイミング制御信号を出力するタ
イミング発生手段と、上記回転検出手段からの検出出力
により上記回転ヘッドの回転に同期したタイミング信号
が上記カウンタから出力されるようにクロックを制御す
る制御手段と、上記タイミング発生手段が発生するタイ
ミング制御信号に基いてテープ状の記録媒体に記録され
たアドレス情報付きのデータを上記回転ヘッドからの出
力から再生する再生処理手段とを備える再生装置におい
て、上記制御手段は、トラック前半及びトラック後半に
おけるアドレス情報と上記カウンタのカウント値を各々
計測する計測手段と、上記計測手段の計測結果から求め
たトラック中心における上記カウンタのカウント値を検
出する中心値検出手段と、上記中心値検出手段により検
出されたカウント値と目標値との差を誤差として検出す
る誤差検出手段とを備え、上記誤差検出手段により得ら
れた誤差に基いて上記カウンタが出力するタイミング信
号の位相の目標値を補正することを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明に係る再生装置では、回転検出手段は、
回転ヘッドの回転を検出する。タイミング発生手段は、
上記回転ヘッドの回転に同期したタイミング信号を出力
するカウンタのクロックと上記タイミング信号によりタ
イミング制御信号を出力する。制御手段の計測手段は、
トラック前半及びトラック後半におけるアドレス情報と
上記カウンタのカウント値を各々計測する。上記制御手
段の中心値検出手段は、上記計測手段の計測結果から求
めたトラック中心における上記カウンタのカウント値を
検出する。上記制御手段の誤差検出手段は、上記中心値
検出手段により検出されたカウント値と目標値との差を
誤差として検出する。上記制御手段は、上記誤差検出手
段により得られた誤差に基いて上記カウンタが出力する
タイミング信号の位相の目標値を補正して、上記回転検
出手段からの検出出力により上記回転ヘッドの回転に同
期したタイミング信号が上記カウンタから出力されるよ
うにクロックを制御する。再生処理手段は、上記タイミ
ング発生手段が発生するタイミング制御信号に基いてテ
ープ状の記録媒体に記録されたアドレス情報付きのデー
タを上記回転ヘッドからの出力から再生する。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。本発明に係る再生装置は、例えば、
回転ヘッド型のデジタルオーディオテープレコーダ(D
AT:Digital Audio Tapereco
rder)に適用したものであり、上記DATは、図1
に示すように、回転ヘッド71と、上記回転ヘッド71
の回転の位相情報及び速度情報を検出する回転検出手段
72と、上記回転検出手段72からの検出出力により位
相及び速度制御されるタイミング発生手段30とを備え
ている。
【0027】また、上記DATは、上記タイミング発生
手段30において記録/再生等の動作モードに応じたタ
イミング制御信号が発生されるように上記タイミング制
御信号の発生動作の制御をフィードフォワード制御で行
うマイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う。)1
00と、上記タイミング発生手段30が発生するタイミ
ング制御信号により記録/再生信号の入出力が切り換え
られる切換え処理部73と、磁気テープ3に記録するア
ナログオーディオ信号が入力される入力端子13と、上
記入力端子13を介して入力されるアナログオーディオ
信号に対して上記タイミング発生手段30が発生するタ
イミング制御信号に応じて記録のための信号処理を行う
記録処理部74と、上記回転ヘッド71により磁気テー
プ3から読み取られた信号に対して上記タイミング発生
手段30が発生するタイミング制御信号に応じて再生の
ための信号処理を行う再生処理部75と、上記再生処理
部75により信号処理が行われた再生オーディオ信号を
出力する出力端子25とを備えている。
【0028】上記回転ヘッド71は、回転ドラム1と、
磁気ヘッド2A,2Bとから成り、上記回転ドラム1に
は、180°の角度間隔を持って一対の磁気ヘッド2
A,2Bが取付けられている。上記磁気ヘッド2A,2
Bの磁気ギャップの角度は、互いに異なるように設けら
れている。このような回転ドラム1は、例えば、1秒間
当り50回転(=50Hz)で回転駆動される。また、
上記回転ドラム1には、磁気テープ3が90°の巻き付
け角度で斜めに巻き付けられており、所定速度で走行駆
動される。従って、磁気ヘッド2A,2Bが交互に磁気
テープ3上を走査することにより、磁気テープ3上に
は、傾斜した記録トラックが形成されることとなる。
【0029】上記切換え処理部73は、磁気ヘッド2
A,2Bを交互に切り換えるヘッド切換えスイッチ11
と、記録アンプ18と、再生アンプ19と、記録信号と
再生信号の入出力を切り換える記録/再生スイッチ12
とを備えている。この切換え処理部73における各スイ
ッチの切換え動作制御は、タイミング発生手段30が発
生するタイミング制御信号により行われる。
【0030】上記記録処理部74は、ローパスフィルタ
14と、アナログ/デジタル変換器(以下、A/D変換
器と言う。)15と、記録信号処理部16と、変調器1
7とを備えている。上記A/D変換器15、上記記録信
号処理部16、及び、上記変調器17における動作制御
は、タイミング発生手段30が発生するタイミング制御
信号により各々行われる。
【0031】上記再生処理部75は、イコライザ/PL
L(Phase Locked Loop)回路20
と、復調器21と、再生信号処理部22と、デジタル/
アナログ変換器(以下、D/A変換器と言う。)23
と、ローパスフィルタ24とを備えている。上記イコラ
イザ/PLL回路20と、上記復調器21と、上記再生
信号処理部22と、上記D/A変換器23における動作
制御は、タイミング発生手段30が発生するタイミング
制御信号により各々行われる。
【0032】上記回転検出手段72は、上記回転ヘッド
71を回転駆動するドラムモータ4と、上記回転ヘッド
71の回転速度に応じた周波数の信号SFGを発生する周
波数発電機(以下、FGと言う。)5と、上記FG5か
らの信号SFGにより速度エラー信号ES及び回転ヘッド
71の回転に関する速度情報を検出する速度サーボ回路
6と、上記回転ヘッド71が1回転する毎に1個のパル
ス信号SPGを発生するパルス発生器(以下、PGと言
う。)8と、上記PG8からのパルス信号SPGにより位
相エラー信号EP及び回転ヘッド71の回転に関する位
相情報を検出する位相サーボ回路9と、上記速度サーボ
回路6により検出された速度エラー信号E Sと上記位相
サーボ9回路により検出された位相エラー信号EPとを
加算する加算器7と、上記加算器7からの加算出力を制
御信号として上記ドラムモータ4に供給するアンプ10
とを備えている。
【0033】また、上記FG5は、ドラムモータ4の回
転軸に設けられている。また、上記PG8が発生するパ
ルス信号SPGは、例えば、回転ヘッド71の磁気ヘッド
2Aが磁気テープ3の走査を開始するタイミングで発生
される信号である。上記タイミング発生手段30は、上
記回転検出手段72により検出された速度情報及び位相
情報により位相及び速度制御されるものであり、上述し
たように、このタイミング発生手段30が発生する種々
のタイミング制御信号に基いて、切換え処理部73、記
録処理部74、再生処理部75等は各処理を行うことと
なる。
【0034】ここで、上記タイミング発生手段30にお
ける回転ヘッド71の回転に同期したタイミング信号を
出力するカウンタのクロック制御は、マイコン100に
より行われる。即ち、上記マイコン100は、上記回転
検出手段72からの位相情報とタイミング発生基準位相
の目標値との差を、回転ヘッド71が次の回転を行うま
でに0とするフィードフォワード制御で上記クロック制
御を行う。
【0035】また、この時、上記回転検出手段により検
出された位相情報と、上記回転検出手段により検出され
た位相情報に基いて取り込まれる上記カウンタの値によ
る位相情報との差を補正して、補正した結果に基いて上
記フィードフォワード制御を行う。さらに、再生データ
のトラック中心における上記カウンタのカウント値を求
め、求めたカウント値と目標値との差を誤差として、そ
の誤差に基いて上記カウンタが出力するタイミング信号
の位相の目標値を補正を行う。
【0036】まず、タイミング発生手段30について具
体的に説明する。上記タイミング発生手段30には、上
述した位相サーボ回路9からの位相情報と、速度サーボ
回路6からの速度情報が供給されている。そして、タイ
ミング発生手段30は、回転ヘッド71の回転に関する
位相情報と速度情報に基いて、位相ロック及び速度追従
サーボが施される。この時、回転ヘッド71の回転位相
の目標値(以下、位相目標値と言う。)は、回転ヘッド
71の回転速度が定常状態の時であり、回転ヘッド71
の回転速度が変動した時、その位相目標値(=時間)が
ずれることを考慮して、回転速度により位相目標値を補
正することにより、それによる誤差を無くしている。
【0037】ここで、図2は、タイミング発生手段30
からの出力タイミングパターンの一例を示しており、図
中の信号aは、PG8が発生するパルス信号SPG、信号
bは、回転ヘッド71の磁気ヘッド2A,2Bにより記
録再生される高周波信号(以下、RF信号と言う。)S
RF、信号cは、タイミング発生手段30が発生するタイ
ミング出力信号STGの一例、信号dは、タイミング発生
手段30におけるタイミング発生の起点となる位相、即
ち、目標位相を示す信号TG、信号eは、タイミング発
生手段30が発生するタイミングパターンTGの一例を
各々示している。
【0038】回転ヘッド71は、上述したように、50
Hz、即ち、1回転周期TRが20msecで回転駆動
されており、上記回転ヘッド71の回転基準位置を示す
パルス信号SPGからタイミング発生起点位相信号、即
ち、目標位相信号TGまでの時間をTdとする。この時
間Tdは、回転ヘッド71の回転周期TRに対する1回転
角度2πに対する目標位相値θdに相当する。
【0039】上記図2に示すように、一般に、回転ヘッ
ド型のDATは、間欠記録再生であり、回転ヘッド71
にようにヘッドが2系統であれば、回転ヘッド1回転T
R毎に、磁気ヘッド2A,2Bが磁気テープ3に接触し
ている区間に記録信号を流したり、再生信号を増幅した
りする。上記図2に信号cとして示しているタイミング
出力信号STGは、例えば、再生アンプのパワーオンタイ
ミングである。即ち、磁気ヘッド2A,2Bが磁気テー
プ3に接触している区間だけ再生アンプをパワーオンす
る。上記以外にも、上述のようなタイミング制御信号を
出力することにより、記録電流区間のタイミングや、磁
気ヘッド2A,2Bが磁気テープ3に接触していない区
間での信号処理、外部との通信等、回転ヘッド71の回
転位相に同期して正確なタイミング制御を行う。
【0040】上述のようなタイミング発生手段30は、
例えば、図3に示すように、1チップのマイコンの内部
に組み込まれており、上記タイミング発生手段30は、
回転ヘッド71の1周期分をフルビットとする時間軸カ
ウンタ31と、タイミングパターンを発生するためのデ
ータが格納されたタイミングパターンメモリ32と、時
間軸カウンタ31のクロックを速度情報に応じて制御す
るプログラマブル分周器40とを備えている。
【0041】また、上記タイミング発生手段30は、コ
ンパレータ33と、タイミングコントローラ34と、イ
ベントカウンタ35と、セレクタ36と、タイミング出
力バッファ37と、波形整形処理部38と、割り込み信
号を出力する端子39と、マスタクロックCKMSが入力
される端子44と、データバス46と、データバッファ
47と、アドレスバス48と、アドレスバッファ49と
を備えている。
【0042】まず、タイミングパターンメモリ32は、
通常スタティックRAM(Random Access
Memory)が用いられており、例えば、6ビット
の出力データと10ビットの時間軸データとから成る1
ワード(=16ビット)データが32ワード分(=64
バイト)の領域が使用される。ここで、時間軸データ
は、時間軸カウンタ31のカウント値に対応するもので
あり、時間軸カウンタ31が示す時刻、即ち、位相及び
位置が上記時間軸データと一致した時に出力データの各
ビットが各々のタイミング出力信号STG0〜STG5とな
る。即ち、時間軸カウンタ31からの時刻が上記時間軸
データとなる時の6種類のタイミングパターンTP0
TP5が、上記6ビットの出力データの各ビットとして
上記タイミングパターンメモリ32に記憶されている。
【0043】上記プログラマブル分周器40は、速度レ
ジスタ41と、加算器42と、分周レジスタ43とから
成り、上記図1に示した速度サーボ回路6により検出さ
れた速度情報が、マイコン100により処理されて可変
(=プログラマブル)分周用速度情報となる。この可変
分周用速度情報は、8ビットの2の補数表示データ(−
128〜+127)として速度レジスタ41に供給され
るものであり、上記可変分周用速度情報により、時間軸
カウンタ31のクロックが制御されることとなる。
【0044】そこで、本実施例では、例えば、上記マイ
コン100は、回転ヘッド71の回転速度変動に追従さ
せて制御するための上記図3に示した時間軸カウンタ3
1のクロック制御を、フィードフォワード制御で行うタ
イミング制御装置を備えている。即ち、上記タイミング
制御装置は、上記クロック制御の制御量である上記図3
に示した速度レジスタ41に供給する可変分周用速度情
報を、上記図1に示した回転検出手段72からの位相情
報とタイミング発生基準位相の目標値との差が上記図1
に示した回転ヘッド71が次の回転を行うまでに「0」
となるような上記回転ヘッド71の速度とする。
【0045】また、このような上記回転ヘッド71の速
度を求める際には、上記回転検出手段72により検出さ
れた位相情報と上記回転検出手段72により検出された
位相情報に基いて取り込まれる上記時間軸カウンタ31
のカウント値による位相情報との差を補正して求める。
上記タイミング制御装置の構成を説明すると、例えば、
上記タイミング制御装置は、上記図4に示すように、位
相誤差が上記回転ヘッド71の次の回転までに「0」と
なるような上記回転ヘッド71の速度を求めるキャンセ
ル演算部200と、上記回転検出手段72からの位相情
報に合った上記回転ヘッド71の速度を求める回転速度
演算部230と、上記キャンセル演算部200と上記回
転速度演算部230からの各演算結果から上記可変分周
用速度情報を求める可変分周用速度情報演算部240と
を備えている。
【0046】また、上記キャンセル演算部200は、上
記回転検出手段72により検出された位相情報と上記回
転検出手段72により検出された位相情報に基いて取り
込まれる上記時間軸カウンタ31のカウント値による位
相情報との差を補正する補正処理部210と、上記時間
軸カウンタ31が出力するタイミング信号の位相の目標
値を補正するサーボ目標値補正手段220とを備えてい
る。
【0047】上記キャンセル演算部200には、計測さ
れた上記回転ヘッド71の割り込みが発生した時刻(以
下、PG割り込み時刻と言う。)PG_CAPTUR
E、例えば、図示していないデジタルシグナルプロセッ
サ(以下、DSPと言う。)から上記回転ヘッド71の
位相情報をリードした時の時刻(以下、DSP計測時刻
と言う。)SOFT_CAPTURE、及び、上記DS
P計測時刻SOFT_CAPTURE時の基準位相PH
ASEと、位相目標値Td(=8000h)が供給され
る。
【0048】また、キャンセル演算部200には、上記
回転ヘッド71の1回転に同期したクロックを生成する
PTG(Programable Timinng G
enerator)の位相PTG_PHASEと、その
オフセット値PTG_PHASE_OFFSETが供給
される。ここで、上記オフセット値PTG_PHASE
_OFFSETは、サーボ目標値補正手段220によ
り、トラック中心における上記時間軸カウンタ31のカ
ウント値を求め、その求めたカウント値と目標値との差
に基いて補正されたものである。
【0049】即ち、上記サーボ目標値補正手段220
は、再生データのタイミングのずれを時間ではなく、上
記時間軸カウンタ31のカウント値として得るものであ
り、例えば、図5に示すように、トラック前半及びトラ
ック後半におけるアドレス情報と上記時間軸カウンタ3
1のカウント値を各々計測する計測手段221と、上記
計測手段221の計測結果から求めたトラック中心にお
ける上記時間軸カウンタ31のカウント値を検出する中
心値検出手段222と、上記中心値検出手段222によ
り検出されたカウント値と目標値との差を誤差として検
出する誤差検出手段223とを備えている。
【0050】上記計測手段221は、図6に示すよう
に、再生データDにおいて、トラック前半のブロック番
号Pre_Blkと上記時間軸カウンタ31のカウント
値Pre_Flyをラッチすると共に、トラック後半の
ブロック番号Post_Blkと上記時間軸カウンタ3
1のカウント値Post_Flyをラッチする。そし
て、このラッチした2箇所のブロック番号Pre_Bl
kとカウント値Pre_Fly、及び、ブロック番号P
ost_Blkとカウント値Post_Flyを中心値
検出手段222に供給する。
【0051】上記中心値検出手段222は、図7に示す
ように、上記計測手段221で得られたトラック前半/
後半の2箇所のブロック番号とカウント値により、トラ
ック中央での上記時間軸カウンタ31のカウント値Au
x_Flyを求める。即ち、上記カウント値Aux_F
lyは、予め定められたトラック中央でのブロック番号
Aux_Blkを持って、 Aux_Fly=((Post_Fly−Pre_Fly)/ (Post_Blk−Pre_Blk)) ×(Aux_Blk−Pre_Blk)+Pre_Fly なる演算で求められる。この求められたトラック中央で
のカウント値Aux_Flyは誤差検出手段223に供
給される。
【0052】上記誤差検出手段223は、上記中心値検
出手段222により得られたカウント値Aux_Fly
から、目標値DATA_LOCK_TARGET_RE
V、或は、目標値DATA_LOCK_TARGET_
FWDを減算し、その差を誤差ERRORとしてPTG
サーボ目標値PTG_PHASE_OFFSETに加算
する。
【0053】従って、上述のようにして得られたPTG
サーボ目標値PTG_PHASE_OFFSETがPT
Gの位相PTG_PHASEのオフセット値PTG_P
HASE_OFFSETとしてキャンセル演算部200
に供給されることとなる。以下、上記キャンセル演算部
200で行う演算処理について説明する。ここで、上記
回転ヘッド71の位相FLY_WHEEL、及び、DS
Pからの基準位相PHASEは、上記回転ヘッド71の
回転に同期した同期信号の周期VSYNC、上記回転ヘ
ッド71の速度FLY_SPEEDを持って、 FLY_WHEEL=(1+FLY_SPEED/200h)×VSYNC PHASE=VSYNC−FLY_WHEEL なる基本式で表すことができる。
【0054】そこで、まず、DSP計測時刻SOFT_
CAPTURE時の上記回転ヘッド71の位相FLY_
WHEEL_2を求める。この時、図8に示すように、
マイコンの稼働状態によっては、DSP計測時刻SOF
T_CAPTUREと、PG割り込み時刻PG_CAP
TURE間には時差DLT_CAPTUREが生じてい
る。
【0055】従って、上記位相FLY_WHEEL_2
を、 FLY_WHEEL_2=SOFT_CAPTURE−PHASE =(PG_CAPTURE−PHASE) +DLT_CAPTURE なる演算で求める。
【0056】一方、上記補正処理部210では、現在の
上記回転ヘッド71の速度FLY_SPEED_OLS
を用いて位相誤差に対する補正値が、 補正値=1+(FLY_SPEED_OLS/200h) ×DLT_CAPTURE なる演算で求められる。
【0057】上記補正処理部210で求められた補正値
と、上述のようにして求めた位相FLY_WHEEL_
2を用いて、PG割り込み時刻PG_CAPTURE時
の上記回転ヘッド71の位相値FLY_WHEEL_1
を、 FLY_WHEEL_1=FLY_WHEEL_2 −(1+FLY_SPEED_OLS/200h) ×DLT_CAPTURE =(PG_CAPTURE−PHASE) −(FLY_SPEED_OLS/200h) ×DLT_CAPTURE なる演算で求める。即ち、この演算式における補正項
は、「(FLY_SPEED_OLS/200h)×D
LT_CAPTURE」となる。
【0058】次に、上述のようにしてサーボ目標値補正
手段220により補正されて得られたオフセット値PT
G_PHASE_OFFSETと、PTGの位相PTG
_PHASEとから位相目標値(=PTG_PHASE
+PTG_PHASE_OFFSET)を求める。そし
て、求めた位相目標値から上記位相値FLY_WHEE
L_1を減算し、その差を位相誤差ERRORとする。
この時、上記オフセット値PTG_PHASE_OFF
SETは、記録時のみ有効とする。即ち、上記誤差ER
RORを、 ERROR=(PTG_PHASE+PTG_PHASE_OFFSET) −FLY_WHEEL_1 なる演算で求める。
【0059】次に、この求めた誤差ERRORが次のP
G割り込み時刻で「0」となるような上記回転ヘッド7
1の速度FLY_SPEED_NEWを、 FLY_SPEED_NEW=(200h/ (8000h−DLT_CAPTURE)) ×ERROR なる演算で求める。
【0060】このようにして求めた上記回転ヘッド71
の速度FLY_SPEED_NEW(=FRY_SP_
P)は、可変分周用速度情報演算部240に供給され
る。また、回転速度演算部230は、上記回転検出手段
72により検出された位相情報SPDTGTに対応する
上記回転ヘッド71の速度FRY_SP_Sを、 FRY_SP_P=200h×(800h−SPDTGT)/SPDTGT なる演算で求め、求めた速度FRY_SP_Sを上記可
変分周用速度情報演算部240に供給する。
【0061】上記可変分周用速度情報演算部240は、
上記キャンセル演算部200で求められた速度FRY_
SP_Pと、上記回転速度演算部230で求められた速
度FRY_SP_Sとを加算して、その加算結果を可変
分周用速度情報FLY_SPEEDとして出力する。上
記可変分周用速度情報FLY_SPEEDは、上記図3
に示したデータバス46を介して速度レジスタ41に供
給される。
【0062】上記速度レジスタ41は、データバス46
を介して供給された可変分周用速度情報を必要に応じて
ビット拡張して加算器42に供給する。加算器42から
の出力は、分周レジスタ43を介して加算器42に戻さ
れる。上記分周レジスタ43には、端子44を介してマ
スタクロックCKMSが供給されており、上記速度サーボ
回路6により検出された速度情報に応じて可変される分
周比rで上記マスタクロックCKMSを分周して、時間軸
カウンタ31のカウントクロックCKrを発生する。こ
の分周比rは、上記可変分周用速度情報NSPを持って、 r=(NSP+512)/2048 とされており、512/2048=1/4を中心とし
て、384/2048〜639/2048までの範囲で
変化させ得るようになっている。
【0063】上記時間軸カウンタ31は、例えば、10
ビットのバイナリカウンタで、上述したプログラマブル
分周器40から出力されるカウントクロックCKrをカ
ウントするものである。そして、このカウントクロック
CKrでトリガされる毎にインクリメントされる。ま
た、上記時間軸カウンタ31は、上述したマスタクロッ
クCKMSがプログラマブル分周器40に供給され続ける
限りバイナリカウント動作を継続し、上記プログラマブ
ル分周器40により分周されたカウントクロックCKr
の1024で1サイクルが構成される。この時間軸カウ
ンタ31の1サイクルが最終的なタイミング出力信号S
TG0〜STG5の出力パターンの1サイクルとなる。
【0064】上述のような構成をしたタイミング発生手
段30の動作を説明する。まず、上記図1に示したマイ
コン100は、DATの状態、例えば、記録、再生、停
止等に応じて、予め、データバス46からデータバッフ
ァ47を介して、また、アドレスバス48からアドレス
バッファ49、セレクタ36を介して、例えば、10ビ
ットの時間軸データ、及び、6ビットのタイミングパタ
ーンデータをタイミングパターンメモリ32にロードす
る。
【0065】一方、入力端子44に供給されたマスタク
ロックCKMSは、プログラマブル分周器40で分周され
てカウントクロックCKrとなり時間軸カウンタ31に
供給される。また、上述したタイミング制御装置から
は、上記時間軸カウンタ31に可変分周用速度情報が供
給される。上記時間軸カウンタ31は、上記カウントク
ロックCKr、及び、上記タイミング制御装置からの可
変分周用速度情報に基いてカウント動作を行う。ここ
で、例えば、上記時間軸カウンタ31がオーバーフロー
すると、タイミングコントローラ34を介してリセット
信号がイベントカウンタ35に供給される。このリセッ
ト信号により、イベントカウンタ35はリセットされ
る。
【0066】上記イベントカウンタ35からの出力
「0」がセレクタ36を介してタイミングパターンメモ
リ32に供給されることにより、タイミングパターンメ
モリ32に記憶されている全32ワード、即ち、アドレ
ス[0]〜[31]中の第1のワード、即ち、アドレス
[0]のワードがポイントされる。上記タイミングパタ
ーンメモリ32のアドレス[0]のワード(=16ビッ
ト)中の時間軸データ(=10ビット)は、コンパレー
タ33の入力としてラッチされ、上記アドレス[0]の
ワード中の出力データ(=6ビット)は、タイミング出
力バッファ37を介して出力される。この6ビット出力
の各ビットが、6種類のタイミング出力信号STG0〜S
TG5に各々相当する。
【0067】上記コンパレータ33の入力としてラッチ
された上記時間軸データは、時間軸カウンタ31からの
出力と比較されている。カウント動作している時間軸カ
ウンタ31からの出力が上記時間軸データに一致した時
点で上記コンパレータ33が一致出力を発生し、その一
致出力がタイミングコントローラ34を経由してイベン
トカウンタ35に供給されることにより、上記イベント
カウンタ35はインクリメントされる。
【0068】即ち、イベントカウンタ35が上述したリ
セット信号によりリセットされた次の回の時は、イベン
トカウンタ35からの出力が「0」から「1」に変化
し、タイミングパターンメモリ32の第2のワード、即
ち、アドレス[1]のワードがポイントされ、このワー
ドデータが読みだされる。一般的には、インクリメント
されたイベントカウンタ35からの出力によりポイント
されたタイミングパターンメモリ32のワードが読み出
され、時間軸データ(=10ビット)がコンパレータ3
3の入力としてラッチされると共に、出力データ(=6
ビット)がタイミング出力バッファ37を介して出力ポ
ートに出力されることとなる。
【0069】以上の動作を繰り返すことにより、タイミ
ング出力出力信号STG0〜STG5についてのタイミングパ
ターンメモリ32に記憶された各時間軸データ毎の出力
が得られる。時間軸カウンタ31が上記カウントクロッ
クCKrをフルビット相当の1024カウントすること
により時間軸カウンタ31がオーバーフローした際に
は、イベントカウンタ35はリセットされ、再びタイミ
ングパターンメモリ32の第1のワード、即ち、アドレ
ス[0]のワードから上記動作が繰り返される。
【0070】尚、時間軸カウンタ31からのオーバーフ
ロー出力は、波形整形処理部38にも供給されている。
この波形整形処理部38から端子39を介して割り込み
信号がマイコンに供給される。この割り込み信号は、マ
イコンに対して割り込みを行い、所定の割り込みプログ
ラムを起動させるためのものであり、この割り込み信号
により、例えば、上記図1に示した回転ヘッド71の回
転毎にタイミングパターンメモリ32の記憶内容を書き
換える処理等を行うことができる。
【0071】ここで、具体例として、簡易的に、イベン
ト数、即ち、ワード数を10、回転ヘッド71の1回転
分の時間軸カウント数を360、出力データのビット
数、即ち、タイミング出力の種類数を4とした場合のタ
イミングパターンメモリ32の記憶内容を図9に示し、
この時の各タイミング出力を図10に示す。即ち、上記
図9に示す出力データ及び時間軸データをタイミングパ
ターンメモリ32に記憶し、360カウント周期の時間
軸カウンタ31からのカウント出力でイベントカウンタ
35とセレクタ36を介してタイミングパターンメモリ
32をアクセスすることにより、上記図10に示すタイ
ミング出力信号A〜Dを得ることができる。
【0072】上記タイミング出力信号A〜Dは、上記図
1において、切換え処理部73において記録側に切り換
えるための信号SREC,SA/B、再生処理部75の処理が
不要である場合に電源オフとするための信号SPWR、及
び、切換え処理部73において再生側に切り換えるため
の信号SPBを各々示している。上述のように、タイミン
グ発生手段30におけるタイミング制御信号発生動作
は、従来のようなフィードバック制御ではなく、上記図
4に示したタイミング制御装置で得られた可変分周用速
度情報に基いてフィードフォワード制御され、上記タイ
ミング発生手段30からは回転ヘッド71の回転速度変
動に追従された各種のタイミング制御信号が発生され
る。即ち、このDATにおける各処理は、上記タイミン
グ制御信号により正確にタイミングコントロールされ
る。
【0073】これにより、このDATでは、上記回転ヘ
ッド71の回転に応じたタイミング制御処理を容易に行
うことができる。また、上記回転ヘッド71に、例え
ば、ローリングや振動が与えられた場合等、上記回転ヘ
ッド71の回転に対するタイミング発生手段30のタイ
ミング発生動作の追従を高速に行うことができるため、
再生データの欠落や記録位置のずれを防ぐことができ
る。
【0074】また、上記タイミング制御装置の時間軸カ
ウンタ31が出力するタイミング信号の位相の目標値
を、再生データのトラック前半/後半のブロック番号と
上記時間軸カウンタ31のカウント値により得られたト
ラック中心における上記時間軸カウンタ31のカウント
値と目標値との差に基いて補正しているため、上記図1
に示した回転ヘッド71の回転数が変動しても、容易な
演算で精度良く補正を行うことができる。さらに、大き
く斜めにスキャンされた場合でも、トラック中央のブロ
ックを中心に精度良く補正を行うことができる。
【0075】以下、上述のようなタイミング制御装置を
適用したDATの動作を上記図1を用いて説明する。ま
ず、回転ドラム1は、ドラムモータ4により回転駆動さ
れる。上記ドラムモータ4の回転軸に設けられたFG5
は、回転ドラム1の回転速度に応じた周波数の信号SFG
を発生して速度サーボ回路6に供給する。
【0076】上記速度サーボ回路6は、上記FG5から
の信号SFGから速度エラー信号ESを求め、その速度エ
ラー信号ESを加算器7に供給する。一方、パルス発振
器8は、回転ドラム1が1回転する毎に1個のパルス信
号S PGを発生する。上記パルス発振器8が発生したパル
ス信号SPGは、位相サーボ回路9に供給される。
【0077】上記位相サーボ回路9は、上記パルス発振
器8が発生したパルス信号SPGから位相エラー信号EP
を求めると共に、回転ドラム1の回転に関する位相情報
を求め、上記位相エラー信号EPを加算器7に供給し、
上記位相情報をタイミング発生手段30に供給する。上
記加算器7では、上記速度サーボ回路6からの速度エラ
ー信号ESと、上記位相サーボ回路9からの位相エラー
信号EPとが加算される。そして、その加算出力がアン
プ10を介してドラムモータ4に制御信号として供給さ
れることにより、上記ドラムモータ4は、50Hzで、
且つ、パルス信号SPGが同期信号Vsy ncに同期するよう
に回転駆動制御される。
【0078】上述のようにしてドラムモータ4が回転駆
動制御されると同時に、上記タイミング発生手段30
は、マイコン100に組み込まれているタイミング制御
装置により、タイミング制御信号発生動作が上述したよ
うなフィードフォワード制御で行われる。上記タイミン
グ発生手段30は、上記タイミング制御装置によるフィ
ードフォワード制御に基いて、回転ドラム1の位相、速
度に応じた種々のタイミング制御信号を発生する。
【0079】従って、上記タイミング発生手段30が発
生するタイミング制御信号に応じて、磁気ヘッド2A,
2Bは、ヘッド切換えスイッチ11により交互に切り換
えられる。これにより、記録時には、入力端子13から
のアナログオーディオ信号がローパスフィルタ(以下、
LPFと言う。)14を介してアナログ/デジタル(以
下、A/Dと言う。)変換器15に供給される。上記A
/D変換器15は、アナログオーディオ信号をデジタル
オーディオ信号に変換して記録信号処理回路16に供給
する。上記記録信号処理回路16は、上記A/D変換器
15からのデジタルオーディオ信号に、誤り検出処理、
誤り訂正用の符号付加処理、インターリーブ、時間軸圧
縮処理等を施し、それらの各処理を施した信号を変調回
路17に供給する。上記変調回路17は、上記記録信号
処理回路16からの信号を記録に適した信号に変調して
記録信号として出力する。
【0080】従って、上記変調回路17から出力される
記録信号は、記録アンプ18、及び、記録/再生スイッ
チ12の端子rを介してヘッド切換えスイッチ11に供
給され、上記ヘッド切換えスイッチ11により磁気ヘッ
ド2A,2Bに交互に供給される。 また、再生時に
は、上記磁気ヘッド2A,2Bにより磁気テープ3から
読み取られた再生信号が上記回転トランス等を介して記
録/再生スイッチ12の端子pに取り出される。
【0081】上記端子pにより取り出された再生信号
は、再生アンプ19、及び、イコライザ/PLL(Ph
ase Locked Loop)回路20を介して復
調回路21に供給される。上記復調回路21は、上記イ
コライザ/PLL回路20からの再生信号を復調し、再
生信号処理回路22に供給する。上記再生信号処理回路
22は、上記復調回路21からの再生信号に、時間軸伸
長処理、デインターリーブ、誤り訂正処理、誤り補正処
理等を施し、それらの各処理を施した再生信号をデジタ
ル/アナログ(以下、D/Aと言う。)変換器23に供
給する。上記D/A変換器23は、上記再生信号処理回
路22からの再生信号をアナログ信号に変換する。従っ
て、上記D/A変換器23からの再生オーディオ信号
は、LPF24を介して出力端子25より取り出され
る。
【0082】尚、本発明に係る再生装置は、上述した本
実施例のみに限定されるものではなく、NTやVTR
(ビデオテープレコーダ)等のように、回転ヘッド等の
回転体を備える機器であれば適用することができる。特
に、NTに適用した場合、NT特有の記録位置ずれによ
る消し残りエラーを精度良く排除することができる。例
えば、図11に示すように、NT1により記録トラック
R1が形成された磁気テープに、上記NT1とは異なる
NT2で上記磁気テープに記録/再生を行う場合、NT
2により形成される記録トラックTR2は、メカの違いに
より上記記録トラックTR1に対して記録位置がずれてし
まい消し残りTerrが生じる。このような場合でも、本
来のデータRec2の中心DCのブロックにPTGをロ
ックさせることにより、消し残りのエラーを排除するこ
とができる。さらに、メカの精度を緩和することができ
る。
【0083】
【発明の効果】本発明に係る再生装置では、回転検出手
段は、回転ヘッドの回転を検出する。タイミング発生手
段は、上記回転ヘッドの回転に同期したタイミング信号
を出力するカウンタのクロックと上記タイミング信号に
よりタイミング制御信号を出力する。制御手段の計測手
段は、トラック前半及びトラック後半におけるアドレス
情報と上記カウンタのカウント値を各々計測する。上記
制御手段の中心値検出手段は、上記計測手段の計測結果
から求めたトラック中心における上記カウンタのカウン
ト値を検出する。上記制御手段の誤差検出手段は、上記
中心値検出手段により検出されたカウント値と目標値と
の差を誤差として検出する。上記制御手段は、上記誤差
検出手段により得られた誤差に基いて上記カウンタが出
力するタイミング信号の位相の目標値を補正して、上記
回転検出手段からの検出出力により上記回転ヘッドの回
転に同期したタイミング信号が上記カウンタから出力さ
れるようにクロックを制御する。再生処理手段は、上記
タイミング発生手段が発生するタイミング制御信号に基
いてテープ状の記録媒体に記録されたアドレス情報付き
のデータを上記回転ヘッドからの出力から再生する。こ
れにより、斜めスキャンや、回転ヘッドの回転数の変動
等が生じても、トラック中央のブロックを中心に精度良
く補正することができる。従って、上記カウンタが出力
するタイミング信号の位相の目標値の補正を容易に、且
つ、精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御装置を適用したデジタルオー
ディオテープレコーダ(DAT)の構成を示す図であ
る。
【図2】上記DATにおける動作を示すためのタイミン
グチャートである。
【図3】上記DATに用いられるタイミング発生手段の
構成を示す図である。
【図4】上記タイミング制御装置の構成を示す図であ
る。
【図5】上記タイミング制御装置のサーボ目標値補正手
段220の構成を示す図である。
【図6】上記サーボ目標値補正手段220において、ト
ラック前半とトラック後半のブロック番号、及び、カウ
ンタのカウント値の計測処理を説明するための図であ
る。
【図7】トラック中央のブロックのカウンタのカウント
値を求める処理を説明するための図である。
【図8】上記タイミング制御装置において可変分周用速
度情報を求める処理を説明するための図である。
【図9】上記タイミング発生手段のタイミングパターン
メモリの記憶内容の一例を示す図である。
【図10】上記タイミング発生手段からの出力信号の一
例を示すタイミングチャートである。
【図11】消し残りエラーの排除処理を説明するための
図である。
【図12】従来のタイミング発生器に用いられる可変分
周用速度情報を求めるための構成例を示す機能ブロック
図である。
【図13】従来の上記タイミング発生器のカウンタが出
力するタイミング信号の位相の目標値を補正する処理を
説明するための図である。
【符号の説明】
200 キャンセル演算部 210 補正処理部 220 サーボ目標値補正手段 221 計測手段 222 中心値検出手段 223 誤差検出手段 230 回転速度演算部 240 可変分周用速度情報演算部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ヘッドの回転を検出する回転検出手
    段と、上記回転ヘッドの回転に同期したタイミング信号
    を出力するカウンタのクロックと上記タイミング信号に
    よりタイミング制御信号を出力するタイミング発生手段
    と、上記回転検出手段からの検出出力により上記回転ヘ
    ッドの回転に同期したタイミング信号が上記カウンタか
    ら出力されるようにクロックを制御する制御手段と、上
    記タイミング発生手段が発生するタイミング制御信号に
    基いてテープ状の記録媒体に記録されたアドレス情報付
    きのデータを上記回転ヘッドからの出力から再生する再
    生処理手段とを備える再生装置において、 上記制御手段は、 トラック前半及びトラック後半におけるアドレス情報と
    上記カウンタのカウント値を各々計測する計測手段と、 上記計測手段の計測結果から求めたトラック中心におけ
    る上記カウンタのカウント値を検出する中心値検出手段
    と、 上記中心値検出手段により検出されたカウント値と目標
    値との差を誤差として検出する誤差検出手段とを備え、 上記誤差検出手段により得られた誤差に基いて上記カウ
    ンタが出力するタイミング信号の位相の目標値を補正す
    ることを特徴とする再生装置。
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