JPH08140621A - 食肉用粉末調味料及びこれで処理した食用肉又は肉製品 - Google Patents
食肉用粉末調味料及びこれで処理した食用肉又は肉製品Info
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- JPH08140621A JPH08140621A JP6341201A JP34120194A JPH08140621A JP H08140621 A JPH08140621 A JP H08140621A JP 6341201 A JP6341201 A JP 6341201A JP 34120194 A JP34120194 A JP 34120194A JP H08140621 A JPH08140621 A JP H08140621A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 肉質が柔らかく、肉汁に富み、またふっくら
した食感のおいしい肉料理を作ることができる食肉用粉
末調味料及びこれで処理した食用肉又は肉製品を提供す
る。 【構成】 ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エ
ステル、ショ糖脂肪酸エステル、及びレシチンからなる
群より選ばれる少なくとも一種の活性剤を含有すること
を特徴とする食肉用粉末調味料。上記から選ばれる少な
くとも一種の活性剤とプロテアーゼとを含有することを
特徴とする食肉用粉末調味料。食肉用粉末調味料で処理
した食用肉又は肉製品。
した食感のおいしい肉料理を作ることができる食肉用粉
末調味料及びこれで処理した食用肉又は肉製品を提供す
る。 【構成】 ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エ
ステル、ショ糖脂肪酸エステル、及びレシチンからなる
群より選ばれる少なくとも一種の活性剤を含有すること
を特徴とする食肉用粉末調味料。上記から選ばれる少な
くとも一種の活性剤とプロテアーゼとを含有することを
特徴とする食肉用粉末調味料。食肉用粉末調味料で処理
した食用肉又は肉製品。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食肉用粉末調味料及び
これで処理した食用肉又は肉製品に関する。更に詳しく
は、本発明は、様々な味付けと共に、柔らかく、肉汁に
富んだ状態の肉料理を作ることができる食肉用粉末調味
料及びこれで処理した食用肉又は肉製品に関する。
これで処理した食用肉又は肉製品に関する。更に詳しく
は、本発明は、様々な味付けと共に、柔らかく、肉汁に
富んだ状態の肉料理を作ることができる食肉用粉末調味
料及びこれで処理した食用肉又は肉製品に関する。
【0002】
【従来の技術】牛、豚などの畜肉、鳥、カモなどの鳥肉
を用いた肉料理は数多くあるが、これらの肉調理に際し
ての焼く、炒める、揚げるなどの調理方法に拘らず、肉
は適度な柔らかさを有し、そしてうま味成分である肉汁
に富んだ状態(ジューシーな状態)で食べられることが
望ましい。特に、例えば加工品でないステーキや唐揚な
どの鳥獣等の比較的大きな肉片を用いた肉料理やこれら
の肉を原料とした挽き肉を主成分とするハンバーグなど
の成型食品においては、柔らかさやジューシーさまたふ
っくらした食感は肉をおいしく食べる重要な要素とな
る。しかし、一般に上記のような肉、特にある程度の大
きさを持つ肉片は加熱調理で固く締まる性質があり、ま
た肉汁も流出して失われる傾向にある。また低品質の肉
の場合には、上記の硬さと共にスジっぽさも加わり、更
に食感が低下するとの問題もある。従って、このような
肉を使用した料理においても柔らかく、良好な食感でお
いしく食べることができる肉の改質が望まれる。
を用いた肉料理は数多くあるが、これらの肉調理に際し
ての焼く、炒める、揚げるなどの調理方法に拘らず、肉
は適度な柔らかさを有し、そしてうま味成分である肉汁
に富んだ状態(ジューシーな状態)で食べられることが
望ましい。特に、例えば加工品でないステーキや唐揚な
どの鳥獣等の比較的大きな肉片を用いた肉料理やこれら
の肉を原料とした挽き肉を主成分とするハンバーグなど
の成型食品においては、柔らかさやジューシーさまたふ
っくらした食感は肉をおいしく食べる重要な要素とな
る。しかし、一般に上記のような肉、特にある程度の大
きさを持つ肉片は加熱調理で固く締まる性質があり、ま
た肉汁も流出して失われる傾向にある。また低品質の肉
の場合には、上記の硬さと共にスジっぽさも加わり、更
に食感が低下するとの問題もある。従って、このような
肉を使用した料理においても柔らかく、良好な食感でお
いしく食べることができる肉の改質が望まれる。
【0003】従来から肉を柔らかくしたりあるいは肉の
保存性を高めたり等の肉を改質する方法には種々の方法
が知られている。例えば、有機酸モノグリセリド(例、
アセチル化モノグリセリド)を使用する方法(特開昭4
9−20353号公報)、レシチンを添加した植物性液
状油脂に肉を漬け込む方法(特開昭54−62356号
公報)、カルシウム塩に重炭酸ナトリウムとHLB10
以上の乳化剤(例、ショ糖脂肪酸エステル)との少なく
とも一方を加えた軟化剤を使用する方法(特開平4−1
48663号公報)、塩類等を使用する方法(特開平4
−36167号、及び特開昭61−239862号各公
報)、及び蛋白質分解酵素を使用する方法(特開昭59
−151839号、特開平4−278063号、同5−
7476号、及び同5−252911号各公報)などが
ある。
保存性を高めたり等の肉を改質する方法には種々の方法
が知られている。例えば、有機酸モノグリセリド(例、
アセチル化モノグリセリド)を使用する方法(特開昭4
9−20353号公報)、レシチンを添加した植物性液
状油脂に肉を漬け込む方法(特開昭54−62356号
公報)、カルシウム塩に重炭酸ナトリウムとHLB10
以上の乳化剤(例、ショ糖脂肪酸エステル)との少なく
とも一方を加えた軟化剤を使用する方法(特開平4−1
48663号公報)、塩類等を使用する方法(特開平4
−36167号、及び特開昭61−239862号各公
報)、及び蛋白質分解酵素を使用する方法(特開昭59
−151839号、特開平4−278063号、同5−
7476号、及び同5−252911号各公報)などが
ある。
【0004】また柔らかく、ふっくらとした食感及び/
又はジューシー感に富んだ挽き肉を主成分とする成型食
品を得ることを目的として、例えば、成型食品に重炭酸
ナトリウム、酸性剤及び安定剤を配合する方法(特開昭
54−59359号公報)、食用油脂、天然ワックス及
び食用界面活性剤からなる組成物を使用する方法(特開
平1−228427号公報)、水中油滴型乳化液を成型
食品に配合する方法(特開平5−103632号公
報)、及び油中水中油滴型乳化物を成型食品に配合する
方法(特開平5−176721号公報)などの方法も知
られている。
又はジューシー感に富んだ挽き肉を主成分とする成型食
品を得ることを目的として、例えば、成型食品に重炭酸
ナトリウム、酸性剤及び安定剤を配合する方法(特開昭
54−59359号公報)、食用油脂、天然ワックス及
び食用界面活性剤からなる組成物を使用する方法(特開
平1−228427号公報)、水中油滴型乳化液を成型
食品に配合する方法(特開平5−103632号公
報)、及び油中水中油滴型乳化物を成型食品に配合する
方法(特開平5−176721号公報)などの方法も知
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら本発明者
の検討では、これらの方法ではなお充分満足できる程の
改良には至ってない。また肉料理に際しては、肉の味付
けのために調味料を使用する場合も多いが、このような
調味料に満足できる程の肉の改質機能を付与させた調味
料は今まで提案されていない。従って、本発明の目的
は、肉質が柔らかく、肉汁に富み、またふっくらした食
感のおいしい肉料理を作ることができる食肉用粉末調味
料及びこれで処理した食用肉又は肉製品を提供すること
である。
の検討では、これらの方法ではなお充分満足できる程の
改良には至ってない。また肉料理に際しては、肉の味付
けのために調味料を使用する場合も多いが、このような
調味料に満足できる程の肉の改質機能を付与させた調味
料は今まで提案されていない。従って、本発明の目的
は、肉質が柔らかく、肉汁に富み、またふっくらした食
感のおいしい肉料理を作ることができる食肉用粉末調味
料及びこれで処理した食用肉又は肉製品を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ソルビタン脂
肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグ
リセリン縮合リシノレイン酸エステル、ショ糖脂肪酸エ
ステル、及びレシチンからなる群より選ばれる少なくと
も一種のもの(以下、これらのものを単に活性剤と称す
る場合がある)を含有することを特徴とする食肉用粉末
調味料にある。
肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグ
リセリン縮合リシノレイン酸エステル、ショ糖脂肪酸エ
ステル、及びレシチンからなる群より選ばれる少なくと
も一種のもの(以下、これらのものを単に活性剤と称す
る場合がある)を含有することを特徴とする食肉用粉末
調味料にある。
【0007】また本発明は、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮
合リシノレイン酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、及
びレシチンからなる群より選ばれる少なくとも一種のも
の、及びプロテアーゼを含有することを特徴とする食肉
用粉末調味料にもある。
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮
合リシノレイン酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、及
びレシチンからなる群より選ばれる少なくとも一種のも
の、及びプロテアーゼを含有することを特徴とする食肉
用粉末調味料にもある。
【0008】更に本発明は、上記の少なくとも一種の活
性剤、あるいは該活性剤とプロテアゼとを含有する食肉
用粉末調味料で処理した食用肉又は肉製品にもある。
性剤、あるいは該活性剤とプロテアゼとを含有する食肉
用粉末調味料で処理した食用肉又は肉製品にもある。
【0009】本発明者の検討によると、上記の活性剤、
あるいは該活性剤とプロテアーゼとを含む食肉用粉末調
味料を用いることで様々な肉料理において肉が柔らか
く、かつ肉汁に富んだおいしい肉が得られることが判明
した。この理由は明らかではないが、特に畜肉や鳥肉か
ら得られたある程度の大きさの肉片、あるいはこれらを
原料として得た挽き肉を主成分とする成型食品において
は、腱等の硬質タンパク(コラーゲン)が比較的多く含
まれ、これが加熱調理に際して収縮、凝集し、その結
果、肉が締まり、固くなると考えられる。本発明の食肉
用粉末調味料を使用することにより、これに含まれる活
性剤、あるいは該活性剤とプロテアーゼにより、前記タ
ンパク質の収縮が抑制され、その結果、柔らかな肉が得
られると考えられる。また挽き肉を主成分とする成型食
品においては、肉の柔らかさやジューシーさと共に、ふ
っくらした食感も付与され、よりおいしい成型食品とな
る。
あるいは該活性剤とプロテアーゼとを含む食肉用粉末調
味料を用いることで様々な肉料理において肉が柔らか
く、かつ肉汁に富んだおいしい肉が得られることが判明
した。この理由は明らかではないが、特に畜肉や鳥肉か
ら得られたある程度の大きさの肉片、あるいはこれらを
原料として得た挽き肉を主成分とする成型食品において
は、腱等の硬質タンパク(コラーゲン)が比較的多く含
まれ、これが加熱調理に際して収縮、凝集し、その結
果、肉が締まり、固くなると考えられる。本発明の食肉
用粉末調味料を使用することにより、これに含まれる活
性剤、あるいは該活性剤とプロテアーゼにより、前記タ
ンパク質の収縮が抑制され、その結果、柔らかな肉が得
られると考えられる。また挽き肉を主成分とする成型食
品においては、肉の柔らかさやジューシーさと共に、ふ
っくらした食感も付与され、よりおいしい成型食品とな
る。
【0010】本発明の好ましい態様は以下の通りであ
る。 (1)ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪
酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル、及びレシチンからなる群よ
り選ばれる少なくとも一種のものが、粉末調味料中に
0.1〜90重量%(更に好ましくは、1〜60重量%
含有されている。 (2)プロテアーゼが、粉末調味料中に、0.01〜5
0重量%(更に好ましくは、0.05〜40重量%、特
に、0.1〜30重量)含有されている。 (3)前記活性剤とプロテアーゼの混合重量比が、50
0:1〜1:10の範囲(更に好ましくは100:1〜
1:5)にある。
る。 (1)ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪
酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル、及びレシチンからなる群よ
り選ばれる少なくとも一種のものが、粉末調味料中に
0.1〜90重量%(更に好ましくは、1〜60重量%
含有されている。 (2)プロテアーゼが、粉末調味料中に、0.01〜5
0重量%(更に好ましくは、0.05〜40重量%、特
に、0.1〜30重量)含有されている。 (3)前記活性剤とプロテアーゼの混合重量比が、50
0:1〜1:10の範囲(更に好ましくは100:1〜
1:5)にある。
【0011】(4)食肉用粉末調味料が、肉の量に対し
て前記活性剤が、0.05〜5重量%(更に好ましく
は、0.1〜3重量%、特に0.2〜2重量%)の範囲
の添加量となるような量で使用される。 (5)食肉用粉末調味料が、肉の量に対してプロテアー
ゼが、0.001〜5重量%(更に好ましくは0.00
5〜3重量%、特に0.01〜1重量%)の範囲の添加
量となるような量で使用される。
て前記活性剤が、0.05〜5重量%(更に好ましく
は、0.1〜3重量%、特に0.2〜2重量%)の範囲
の添加量となるような量で使用される。 (5)食肉用粉末調味料が、肉の量に対してプロテアー
ゼが、0.001〜5重量%(更に好ましくは0.00
5〜3重量%、特に0.01〜1重量%)の範囲の添加
量となるような量で使用される。
【0012】(6)食肉用粉末調味料に、食塩、及び香
辛料が含有されている。 (7)上記食肉が肉片である。 (8)上記肉製品が、肉片を含む冷凍食品、冷蔵食品、
又はレトルト食品などの加熱調理済食品、あるいは加熱
調理用食品である。 (9)上記肉製品が、ハンバーグ、ミートボール、ミー
トローフ、メンチカツ、ギョーザ及びシューマイからな
る群より選ばれた挽き肉を主成分とする成型食品、ある
いはこれらの冷凍食品、冷蔵食品、又はレトルト食品な
どの加熱調理済食品、又は加熱調理用食品である。
辛料が含有されている。 (7)上記食肉が肉片である。 (8)上記肉製品が、肉片を含む冷凍食品、冷蔵食品、
又はレトルト食品などの加熱調理済食品、あるいは加熱
調理用食品である。 (9)上記肉製品が、ハンバーグ、ミートボール、ミー
トローフ、メンチカツ、ギョーザ及びシューマイからな
る群より選ばれた挽き肉を主成分とする成型食品、ある
いはこれらの冷凍食品、冷蔵食品、又はレトルト食品な
どの加熱調理済食品、又は加熱調理用食品である。
【0013】以下に、本発明の食肉用粉末調味料(以
下、粉末調味料、あるいは単に調味料と称する場合があ
る)について説明する。本発明において、ソルビタン脂
肪酸エステルは、その構成脂肪酸残基が炭素数16以下
の飽和又は不飽和の脂肪酸を有するものが利用できる。
好ましくは炭素数12〜16の飽和又は不飽和の脂肪酸
を有するものであり、更に飽和脂肪酸を構成脂肪酸残基
とするものが好ましい。またそのエステル化度は1〜3
のもの、すなわち、モノ、ジそしてトリエステルが通常
利用されるが、本発明においては特にモノエステルが好
ましい。
下、粉末調味料、あるいは単に調味料と称する場合があ
る)について説明する。本発明において、ソルビタン脂
肪酸エステルは、その構成脂肪酸残基が炭素数16以下
の飽和又は不飽和の脂肪酸を有するものが利用できる。
好ましくは炭素数12〜16の飽和又は不飽和の脂肪酸
を有するものであり、更に飽和脂肪酸を構成脂肪酸残基
とするものが好ましい。またそのエステル化度は1〜3
のもの、すなわち、モノ、ジそしてトリエステルが通常
利用されるが、本発明においては特にモノエステルが好
ましい。
【0014】ポリグリセリンは、グリセリンの平均重合
度が通常1〜10のものが使用されるが、本発明におい
ては、平均重合度4〜10のものが好ましく、更に好ま
しくは6〜10のものである。またポリグリセリンと反
応させる脂肪酸は、炭素数2〜24の飽和又は不飽和の
脂肪酸であるが、好ましくは炭素数16〜18の飽和又
は不飽和の脂肪酸である。これらの脂肪酸は混合物とし
て用いても良い。本発明で用いるポリグリセリン脂肪酸
エステルとしては、上記構成脂肪酸の種類、グリセリン
の重合度、あるいはエステル化度により種々のものが適
用可能であるが、特にヘキサグリセリンと炭素数18の
飽和脂肪酸とからなるエステルであって、平均エステル
化度が1〜5のエステルが好ましい。あるいはまたデカ
グリセリンと炭素数18の不飽和脂肪酸とからなるエス
テルであって、平均エステル化度が4〜6のエステルが
好ましい。またこれらは併用しても良い。
度が通常1〜10のものが使用されるが、本発明におい
ては、平均重合度4〜10のものが好ましく、更に好ま
しくは6〜10のものである。またポリグリセリンと反
応させる脂肪酸は、炭素数2〜24の飽和又は不飽和の
脂肪酸であるが、好ましくは炭素数16〜18の飽和又
は不飽和の脂肪酸である。これらの脂肪酸は混合物とし
て用いても良い。本発明で用いるポリグリセリン脂肪酸
エステルとしては、上記構成脂肪酸の種類、グリセリン
の重合度、あるいはエステル化度により種々のものが適
用可能であるが、特にヘキサグリセリンと炭素数18の
飽和脂肪酸とからなるエステルであって、平均エステル
化度が1〜5のエステルが好ましい。あるいはまたデカ
グリセリンと炭素数18の不飽和脂肪酸とからなるエス
テルであって、平均エステル化度が4〜6のエステルが
好ましい。またこれらは併用しても良い。
【0015】本発明において、ポリグリセリン縮合リシ
ノレイン酸エステルは、平均重合度2以上のグリセリン
と縮合度が2以上のリシノレイン酸とのエステルが使用
できるが、本発明においては、平均重合度4〜10のグ
リセリンと縮合度が3〜4のリシノレイン酸とのエステ
ルが好ましい。特に好ましい例としては、テトラグリセ
リン縮合リシノレート、ヘキサグリセリン縮合リシノレ
ートを挙げることができる。
ノレイン酸エステルは、平均重合度2以上のグリセリン
と縮合度が2以上のリシノレイン酸とのエステルが使用
できるが、本発明においては、平均重合度4〜10のグ
リセリンと縮合度が3〜4のリシノレイン酸とのエステ
ルが好ましい。特に好ましい例としては、テトラグリセ
リン縮合リシノレート、ヘキサグリセリン縮合リシノレ
ートを挙げることができる。
【0016】本発明において、ショ糖脂肪酸エステル
は、その構成脂肪酸残基が、炭素数8〜24の飽和又は
不飽和脂肪酸残基を有するものを使用することができ
る。好ましくは、炭素数12〜18の飽和又は不飽和脂
肪酸残基を有するものである。ショ糖脂肪酸エステル
は、通常エステル化度が1〜8までのものの混合物とし
て存在するが、本発明で使用するショ糖脂肪酸エステル
は、ショ糖ジ脂肪酸エステルが15重量%以上(更に好
ましくは20重量%以上、特に、25重量%以上、50
重量%以下)含まれているものであることが好ましい。
は、その構成脂肪酸残基が、炭素数8〜24の飽和又は
不飽和脂肪酸残基を有するものを使用することができ
る。好ましくは、炭素数12〜18の飽和又は不飽和脂
肪酸残基を有するものである。ショ糖脂肪酸エステル
は、通常エステル化度が1〜8までのものの混合物とし
て存在するが、本発明で使用するショ糖脂肪酸エステル
は、ショ糖ジ脂肪酸エステルが15重量%以上(更に好
ましくは20重量%以上、特に、25重量%以上、50
重量%以下)含まれているものであることが好ましい。
【0017】本発明において、レシチンは、卵黄、大豆
等の動植物から抽出した、60〜70%のリン脂質を含
む所謂クルード(粗製)レシチン(リン脂質混合物)と
称されるペースト状のものを始めとして、アセトン不溶
分としてレシチン分を分画した高純度レシチン、酵素処
理によるレシチン、あるいは溶剤処理による分画レシチ
ンなど何れのタイプのものも使用が可能である。なお、
通常のレシチンは、ホスファチジルコリン、ホスファチ
ジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、
ホスファチジルグリセロール、ホスファチジン酸、及び
ホスファチジルセリン(またこれらのリゾ体を含む)を
主な成分として含む。
等の動植物から抽出した、60〜70%のリン脂質を含
む所謂クルード(粗製)レシチン(リン脂質混合物)と
称されるペースト状のものを始めとして、アセトン不溶
分としてレシチン分を分画した高純度レシチン、酵素処
理によるレシチン、あるいは溶剤処理による分画レシチ
ンなど何れのタイプのものも使用が可能である。なお、
通常のレシチンは、ホスファチジルコリン、ホスファチ
ジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、
ホスファチジルグリセロール、ホスファチジン酸、及び
ホスファチジルセリン(またこれらのリゾ体を含む)を
主な成分として含む。
【0018】本発明で使用するレシチンは、ホスファチ
ジルイノシトールが25重量%以上(更に好ましくは3
0重量%以上)含むものが好ましい。またホスファチジ
ルコリンの含有量は、25重量%以下(更に好ましく
は、20重量%以下)であることが好ましい。またレシ
チンを構成する脂肪酸残基としては、炭素数8〜22の
飽和または不飽和脂肪酸が好ましく、中でも炭素数16
〜18の不飽和脂肪酸が最適である。ホスファチジルイ
ノシトールを25重量%以上含むレシチンは、前記溶剤
分画法やクロマトグラフ法などの分画処理により得るこ
とができる。以上説明した活性剤は、これらの中から二
種類以上を組み合わせて使用することができる。
ジルイノシトールが25重量%以上(更に好ましくは3
0重量%以上)含むものが好ましい。またホスファチジ
ルコリンの含有量は、25重量%以下(更に好ましく
は、20重量%以下)であることが好ましい。またレシ
チンを構成する脂肪酸残基としては、炭素数8〜22の
飽和または不飽和脂肪酸が好ましく、中でも炭素数16
〜18の不飽和脂肪酸が最適である。ホスファチジルイ
ノシトールを25重量%以上含むレシチンは、前記溶剤
分画法やクロマトグラフ法などの分画処理により得るこ
とができる。以上説明した活性剤は、これらの中から二
種類以上を組み合わせて使用することができる。
【0019】本発明の食肉用粉末調味料に含まれる前記
活性剤は、得られた活性剤が、粉末状であればそのまま
使用することができる。また得られた活性剤が、液状で
あれば、例えば、澱粉類、蛋白質類、糖類、及び後述す
る調味成分などに含ませ、噴霧するなどの方法で粉末状
とすることができる。本発明の食肉用粉末調味料には、
調味料の種類によっても異なるが、前記活性剤が、0.
1〜90重量%含まれていることが好ましく、1〜60
重量%含まれることが更に好ましい。
活性剤は、得られた活性剤が、粉末状であればそのまま
使用することができる。また得られた活性剤が、液状で
あれば、例えば、澱粉類、蛋白質類、糖類、及び後述す
る調味成分などに含ませ、噴霧するなどの方法で粉末状
とすることができる。本発明の食肉用粉末調味料には、
調味料の種類によっても異なるが、前記活性剤が、0.
1〜90重量%含まれていることが好ましく、1〜60
重量%含まれることが更に好ましい。
【0020】本発明の食肉用粉末調味料は、前記の活性
剤の他にプロテアーゼを含む態様であってもよい。プロ
テアーゼは、特に限定はなく、種々の起源のものが使用
できる。例えば、パパインやブロメライン等の植物由来
のもの、すい臓抽出物等の動物由来のもの、あるいはか
び等の微生物由来のものなどを挙げることができる。こ
れらは単独で用いても良いし、二種以上を併用しても良
い。これらの中では、麹菌由来のプロテアーゼが好まし
い。
剤の他にプロテアーゼを含む態様であってもよい。プロ
テアーゼは、特に限定はなく、種々の起源のものが使用
できる。例えば、パパインやブロメライン等の植物由来
のもの、すい臓抽出物等の動物由来のもの、あるいはか
び等の微生物由来のものなどを挙げることができる。こ
れらは単独で用いても良いし、二種以上を併用しても良
い。これらの中では、麹菌由来のプロテアーゼが好まし
い。
【0021】プロテアーゼは、前記活性剤と同様な方法
で粉末状とすることができるが、粉末状の市販品を使用
してもよい。前記の活性剤の他にプロテアーゼを含む態
様における粉末調味料の該調味料中の活性剤の含有量
は、前記の活性剤を含有する粉末調味料の態様における
含有量と同様な量とすることができる。またプロテアー
ゼの粉末調味料における含有量は、0.01〜50重量
%であることが好ましく、更に好ましくは、0.05〜
40重量%、特に、0.1〜30重量%である。本発明
の粉末調味料において、活性剤とプロテアーゼとの混合
重量比は、500:1〜1:10の範囲(更に好ましく
は100:1〜1:5の範囲)にあることが好ましい。
で粉末状とすることができるが、粉末状の市販品を使用
してもよい。前記の活性剤の他にプロテアーゼを含む態
様における粉末調味料の該調味料中の活性剤の含有量
は、前記の活性剤を含有する粉末調味料の態様における
含有量と同様な量とすることができる。またプロテアー
ゼの粉末調味料における含有量は、0.01〜50重量
%であることが好ましく、更に好ましくは、0.05〜
40重量%、特に、0.1〜30重量%である。本発明
の粉末調味料において、活性剤とプロテアーゼとの混合
重量比は、500:1〜1:10の範囲(更に好ましく
は100:1〜1:5の範囲)にあることが好ましい。
【0022】本発明の食肉用粉末調味料には、前記活性
剤、あるいは該活性剤とプロテアーゼとが含まれいるこ
とを特徴とする以外は、各種の粉末調味料とすることが
できる。粉末調味料には、通常その基本成分として食
塩、及び香辛料が含まれるが、肉料理に応じて種々の味
付けが可能であり、使用する調味成分は特に限定されな
い。香辛料としては、例えば、マスタード、ナツメグ、
キャラウエイ、胡椒、オールスパイス、コリアンダー、
クローブ、セージ、タイム、ローレル、ローズマリー、
バジル、セロリー、しそ、シナモン、ジンジャー、ガー
リック、オニオン、及びわさびなどを挙げることができ
る。また上記食塩及び香辛料以外に、例えば、酸味成分
(酢酸、乳酸、クエン酸など)、甘味成分(砂糖、デン
プン糖、ブドウ糖、糖アルコール、合成甘味料など)、
及びうま味成分(MSG、だし汁、畜肉、魚介類あるい
は野菜のストック類、蛋白加水分解物など)などの調味
成分、また野菜、海草などを適宜使用することができ
る。これらの調味成分は常法に従い粉末状として使用す
る。なお、本発明の食肉用粉末調味料は、肉料理に応じ
てその形態として顆粒状としてもよいし、あるいは圧縮
成型して、例えば、コンソメ、ブイヨンのようなキュー
ブ状(固形型)としてもよい。
剤、あるいは該活性剤とプロテアーゼとが含まれいるこ
とを特徴とする以外は、各種の粉末調味料とすることが
できる。粉末調味料には、通常その基本成分として食
塩、及び香辛料が含まれるが、肉料理に応じて種々の味
付けが可能であり、使用する調味成分は特に限定されな
い。香辛料としては、例えば、マスタード、ナツメグ、
キャラウエイ、胡椒、オールスパイス、コリアンダー、
クローブ、セージ、タイム、ローレル、ローズマリー、
バジル、セロリー、しそ、シナモン、ジンジャー、ガー
リック、オニオン、及びわさびなどを挙げることができ
る。また上記食塩及び香辛料以外に、例えば、酸味成分
(酢酸、乳酸、クエン酸など)、甘味成分(砂糖、デン
プン糖、ブドウ糖、糖アルコール、合成甘味料など)、
及びうま味成分(MSG、だし汁、畜肉、魚介類あるい
は野菜のストック類、蛋白加水分解物など)などの調味
成分、また野菜、海草などを適宜使用することができ
る。これらの調味成分は常法に従い粉末状として使用す
る。なお、本発明の食肉用粉末調味料は、肉料理に応じ
てその形態として顆粒状としてもよいし、あるいは圧縮
成型して、例えば、コンソメ、ブイヨンのようなキュー
ブ状(固形型)としてもよい。
【0023】本発明の代表的な食肉用粉末調味料として
は、例えば、ステーキ、焼き肉、焼き鳥、唐揚、生姜焼
き、ソテー、スペアリブ、ローストチキン、テリヤキ、
バーベキュー、野菜炒め用の調味料、すき焼き、肉じゃ
が、しゃぶしゃぶ用の調味料、和風、洋風ハンバーグ用
の調味料、餃子、シューマイ、春巻用の調味料、トンカ
ツ、ミンチカツ、ミートボール用の調味料、カレー、シ
チュー、ミートソース用の調味料を挙げることができ
る。
は、例えば、ステーキ、焼き肉、焼き鳥、唐揚、生姜焼
き、ソテー、スペアリブ、ローストチキン、テリヤキ、
バーベキュー、野菜炒め用の調味料、すき焼き、肉じゃ
が、しゃぶしゃぶ用の調味料、和風、洋風ハンバーグ用
の調味料、餃子、シューマイ、春巻用の調味料、トンカ
ツ、ミンチカツ、ミートボール用の調味料、カレー、シ
チュー、ミートソース用の調味料を挙げることができ
る。
【0024】前記活性剤を含む態様における本発明の食
肉用粉末調味料は、肉の量に対して前記活性剤が0.0
5〜5重量%(更に好ましくは、0.1〜3重量%、特
に0.2〜2重量%)の範囲の添加量となるような量で
使用されることが好ましい。また前記活性剤とプロテア
ーゼとを含む態様における本発明の食肉用粉末調味料
は、肉の量に対して前記プロテアーゼが0.001〜5
重量%(更に好ましくは0.005〜3重量%、特に
0.01〜1重量%)の範囲の添加量となるような量で
使用されることが好ましい。
肉用粉末調味料は、肉の量に対して前記活性剤が0.0
5〜5重量%(更に好ましくは、0.1〜3重量%、特
に0.2〜2重量%)の範囲の添加量となるような量で
使用されることが好ましい。また前記活性剤とプロテア
ーゼとを含む態様における本発明の食肉用粉末調味料
は、肉の量に対して前記プロテアーゼが0.001〜5
重量%(更に好ましくは0.005〜3重量%、特に
0.01〜1重量%)の範囲の添加量となるような量で
使用されることが好ましい。
【0025】本発明の食肉用粉末調味料を用いる肉料理
の対象となる肉は、例えば、牛、豚、羊などの畜肉、
鶏、七面鳥、カモ、ガチョウ等の鳥肉、あるいはアジ、
サケ、またはタラ、ヒラメなどの白身魚などの魚肉を挙
げることができるが、特に畜肉、鳥肉において効果が大
である。また肉の部位としては、カタ、モモ等の比較的
硬質のタンパク質を多く含む部位のものを用いるときに
特に効果がある。更に肉の形態としては、前述のように
肉片としての形状のあるもの(厚切り肉、薄切り肉、細
切り肉)を用いるときに特に有効であるが、上記のよう
な肉の挽き肉を主体にした成型食品においても効果があ
る。本明細書において、肉片とは畜肉等の生肉から切り
出した、比較的形状の大きな肉(例えば、肉片の表面積
が1cm2程度以上のもの)を意味し、例えば、ステー
キ、焼き肉用の肉、唐揚、フライあるいは照り焼き用の
肉などの肉片を挙げることができる。
の対象となる肉は、例えば、牛、豚、羊などの畜肉、
鶏、七面鳥、カモ、ガチョウ等の鳥肉、あるいはアジ、
サケ、またはタラ、ヒラメなどの白身魚などの魚肉を挙
げることができるが、特に畜肉、鳥肉において効果が大
である。また肉の部位としては、カタ、モモ等の比較的
硬質のタンパク質を多く含む部位のものを用いるときに
特に効果がある。更に肉の形態としては、前述のように
肉片としての形状のあるもの(厚切り肉、薄切り肉、細
切り肉)を用いるときに特に有効であるが、上記のよう
な肉の挽き肉を主体にした成型食品においても効果があ
る。本明細書において、肉片とは畜肉等の生肉から切り
出した、比較的形状の大きな肉(例えば、肉片の表面積
が1cm2程度以上のもの)を意味し、例えば、ステー
キ、焼き肉用の肉、唐揚、フライあるいは照り焼き用の
肉などの肉片を挙げることができる。
【0026】本発明の食肉用粉末調味料を用いる肉料理
は、焼く、炒める、揚げる、煮る、蒸すなどの調理方法
によっては制限されない。特に、本発明においては、焼
く、揚げるなどの肉料理において顕著な効果が得られ
る。適用できる肉料理の例としては、焼き肉、ステー
キ、肉野菜炒め、生姜焼き、カツフライ、唐揚、竜田揚
げ、カレー、シチュー、しゃぶしゃぶなどの比較的大き
な肉片を用いた肉料理、あるいはまたハンバーグ、ミー
トボール、ミートローフ、メンチカツ、ギョーザ、シュ
ーマイ、ワンタン、春巻、及び肉まんなどの挽き肉を主
成分とした成型食品の肉料理を挙げることができる。
は、焼く、炒める、揚げる、煮る、蒸すなどの調理方法
によっては制限されない。特に、本発明においては、焼
く、揚げるなどの肉料理において顕著な効果が得られ
る。適用できる肉料理の例としては、焼き肉、ステー
キ、肉野菜炒め、生姜焼き、カツフライ、唐揚、竜田揚
げ、カレー、シチュー、しゃぶしゃぶなどの比較的大き
な肉片を用いた肉料理、あるいはまたハンバーグ、ミー
トボール、ミートローフ、メンチカツ、ギョーザ、シュ
ーマイ、ワンタン、春巻、及び肉まんなどの挽き肉を主
成分とした成型食品の肉料理を挙げることができる。
【0027】また本発明の食肉用粉末調味料は、冷凍、
冷蔵、あるいはレトルトなどの常温保存可能な肉片を含
む肉製品、あるいはこれらの形態の挽き肉を主成分とし
た成型食品においても適用できる。本発明の食肉用粉末
調味料で処理された肉片を含む肉製品、あるいは挽き肉
を主成分とした成型食品は、既に加熱調理されているも
のでも良いし(加熱調理済食品)、あるいはまた食べる
ときに加熱調理するように調理されているものでも良い
(未加熱調理食品、加熱調理用食品)。すなわち、加熱
調理済食品においては、これを製造する際の加熱調理工
程で本発明の食肉用粉末調味料で処理されていれば良
く、一方未加熱調理食品においては、食べるときの加熱
調理する際に本発明の食肉用粉末調味料が作用するよう
に予め肉に付着させたり、食品中に含有させる等の処理
をしておけば良い。本発明の食肉用粉末調味料で処理さ
れた肉を含む肉製品は、保存後においても、肉の柔らか
さやジューシーさが維持され、良好な風味のものとな
る。また挽き肉を主成分とする成型食品においては、柔
らかさ等と共にふっくらとした食感も付与される。本発
明の粉末調味料で処理した肉片を含む肉製品としては、
例えば、カツフライ、唐揚、カレー、ハヤシ、シチュ
ー、肉ジャガ、酢豚などを挙げることができる。また挽
き肉を主成分とした成型食品で、冷凍、冷蔵、あるいは
レトルト食品の例も前述した、ハンバーグ等を挙げるこ
とができる。
冷蔵、あるいはレトルトなどの常温保存可能な肉片を含
む肉製品、あるいはこれらの形態の挽き肉を主成分とし
た成型食品においても適用できる。本発明の食肉用粉末
調味料で処理された肉片を含む肉製品、あるいは挽き肉
を主成分とした成型食品は、既に加熱調理されているも
のでも良いし(加熱調理済食品)、あるいはまた食べる
ときに加熱調理するように調理されているものでも良い
(未加熱調理食品、加熱調理用食品)。すなわち、加熱
調理済食品においては、これを製造する際の加熱調理工
程で本発明の食肉用粉末調味料で処理されていれば良
く、一方未加熱調理食品においては、食べるときの加熱
調理する際に本発明の食肉用粉末調味料が作用するよう
に予め肉に付着させたり、食品中に含有させる等の処理
をしておけば良い。本発明の食肉用粉末調味料で処理さ
れた肉を含む肉製品は、保存後においても、肉の柔らか
さやジューシーさが維持され、良好な風味のものとな
る。また挽き肉を主成分とする成型食品においては、柔
らかさ等と共にふっくらとした食感も付与される。本発
明の粉末調味料で処理した肉片を含む肉製品としては、
例えば、カツフライ、唐揚、カレー、ハヤシ、シチュ
ー、肉ジャガ、酢豚などを挙げることができる。また挽
き肉を主成分とした成型食品で、冷凍、冷蔵、あるいは
レトルト食品の例も前述した、ハンバーグ等を挙げるこ
とができる。
【0028】
【実施例】以下に、本発明の実施例及び参考例を示し、
本発明を更に具体的に説明する。なお、下記の「部」は
「重量部」を表す。
本発明を更に具体的に説明する。なお、下記の「部」は
「重量部」を表す。
【0029】[実施例1]下記配合の本発明に従う粉末
調味料(1)を調製した。 ソルビタンモノパルミテート:商品名:エマゾールP−
10(F)、花王(株)製 焼き肉用の厚さ5mmのオーストラリア産牛モモ肉10
0gに対して上記の粉末調味料(1)1gを振りかけ、
200℃のホットプレート上で焼成した。
調味料(1)を調製した。 ソルビタンモノパルミテート:商品名:エマゾールP−
10(F)、花王(株)製 焼き肉用の厚さ5mmのオーストラリア産牛モモ肉10
0gに対して上記の粉末調味料(1)1gを振りかけ、
200℃のホットプレート上で焼成した。
【0030】[比較例1]実施例1において、粉末調味
料(1)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例1と同様にして肉を焼成した。
料(1)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例1と同様にして肉を焼成した。
【0031】[実施例2] 本発明に従う粉末調味料(2)の調製 実施例1の粉末調味料の調製において、ソルビタンモノ
パルミテートの代わりに、ヘキサグリセリンペンタステ
アレート(阪本薬品工業(株)製)を使用した以外は、
実施例1と同様に本発明に従う粉末調味料(2)を調製
した。ステーキ用の厚さ2cmのオーストラリア産牛サ
ーロイン150gに、上記の粉末調味料(2)3gを振
りかけ、200℃のホットプレート上で焼成した。
パルミテートの代わりに、ヘキサグリセリンペンタステ
アレート(阪本薬品工業(株)製)を使用した以外は、
実施例1と同様に本発明に従う粉末調味料(2)を調製
した。ステーキ用の厚さ2cmのオーストラリア産牛サ
ーロイン150gに、上記の粉末調味料(2)3gを振
りかけ、200℃のホットプレート上で焼成した。
【0032】[比較例2]実施例2において、粉末調味
料(2)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例2と同様にしてステーキを作った。
料(2)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例2と同様にしてステーキを作った。
【0033】[実施例3] 本発明に従う粉末調味料(3)の調製 実施例1の粉末調味料の調製において、ソルビタンモノ
パルミテートの代わりに、ショ糖ステアリン酸エステル
(商品名:S−1170、ジエステルの含有量:29
%、三菱化成食品(株)製)を使用した以外は、実施例
1と同様に本発明に従う粉末調味料(3)を調製した。
厚さ1cmの国産豚ロース肉100gに、上記で得た粉
末調味料(3)1gを振りかけ、次いで、この上に小麦
粉、卵、及びパン粉の順でまぶした後、180℃のサラ
ダ油で揚げ、トンカツを作った。
パルミテートの代わりに、ショ糖ステアリン酸エステル
(商品名:S−1170、ジエステルの含有量:29
%、三菱化成食品(株)製)を使用した以外は、実施例
1と同様に本発明に従う粉末調味料(3)を調製した。
厚さ1cmの国産豚ロース肉100gに、上記で得た粉
末調味料(3)1gを振りかけ、次いで、この上に小麦
粉、卵、及びパン粉の順でまぶした後、180℃のサラ
ダ油で揚げ、トンカツを作った。
【0034】[比較例3]実施例3において、粉末調味
料(3)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例3と同様にしてトンカツを作った。
料(3)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例3と同様にしてトンカツを作った。
【0035】[実施例4] (溶剤分画レシチンの調製)精製大豆レシチン(商品
名:SLP−ホワイト−SP、ツルーレシチン工業
(株)製)を原料として、以下の溶剤分画法を用いて、
下記のような組成の溶剤分画レシチン(リン脂質混合
物)を得た。精製大豆レシチン100gを500ミリ
リットルのエタノールに分散させ、これを攪拌しなが
ら50℃に加熱して30分間保持した後、0℃まで冷却
し30分間保持した。得られた溶液を吸引濾過して不
溶性画分を得た。得られた不溶性画分を上記〜と同
様な処理を更に二回繰り返した後、乾燥させて目的のエ
タノール分画レシチンを得た。得られたレシチンのリン
脂質組成を示す。 リン脂質組成 重量% ホスファチジルコリン 8.5 ホスファチジルエタノールアミン 36.5 ホスファチジルイノシトール 30.3 ホスファチジン酸 21.5 その他 3.5
名:SLP−ホワイト−SP、ツルーレシチン工業
(株)製)を原料として、以下の溶剤分画法を用いて、
下記のような組成の溶剤分画レシチン(リン脂質混合
物)を得た。精製大豆レシチン100gを500ミリ
リットルのエタノールに分散させ、これを攪拌しなが
ら50℃に加熱して30分間保持した後、0℃まで冷却
し30分間保持した。得られた溶液を吸引濾過して不
溶性画分を得た。得られた不溶性画分を上記〜と同
様な処理を更に二回繰り返した後、乾燥させて目的のエ
タノール分画レシチンを得た。得られたレシチンのリン
脂質組成を示す。 リン脂質組成 重量% ホスファチジルコリン 8.5 ホスファチジルエタノールアミン 36.5 ホスファチジルイノシトール 30.3 ホスファチジン酸 21.5 その他 3.5
【0036】本発明に従う粉末調味料(4)の調製 実施例1の粉末調味料の調製において、ソルビタンモノ
パルミテートの代わりに、上記で得た分画レシチンを使
用した以外は、実施例1と同様に本発明に従う粉末調味
料(4)を調製した。鶏の骨付きモモを骨ごと1切れ約
50gにぶつ切りにし、上記で調製した粉末調味料
(4)2gを振りかけ、醤油、酒、小麦粉をまぶした
後、160℃のサラダ油で揚げ、唐揚を作った。
パルミテートの代わりに、上記で得た分画レシチンを使
用した以外は、実施例1と同様に本発明に従う粉末調味
料(4)を調製した。鶏の骨付きモモを骨ごと1切れ約
50gにぶつ切りにし、上記で調製した粉末調味料
(4)2gを振りかけ、醤油、酒、小麦粉をまぶした
後、160℃のサラダ油で揚げ、唐揚を作った。
【0037】[比較例4]実施例4において、粉末調味
料(4)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例4と同様にしてトンカツを作った。
料(4)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例4と同様にしてトンカツを作った。
【0038】[実施例5]実施例3で得られた豚ロース
カツを冷まし、−20℃の冷蔵庫に1週間保管後、室温
で解凍し、オーブントースターで再加熱した。
カツを冷まし、−20℃の冷蔵庫に1週間保管後、室温
で解凍し、オーブントースターで再加熱した。
【0039】[比較例5]比較例3で得られた豚ロース
カツを冷まし、−20℃の冷蔵庫に1週間保管後、室温
で解凍し、オーブントースターで再加熱した。
カツを冷まし、−20℃の冷蔵庫に1週間保管後、室温
で解凍し、オーブントースターで再加熱した。
【0040】[実施例6]実施例3と同様にして焼成前
の衣付き豚ロース肉を調製した後、これを−20℃の冷
蔵庫に1週間保管した。1週間後、これを室温で解凍
し、180℃のサラダ油で揚げ、トンカツを作った。
の衣付き豚ロース肉を調製した後、これを−20℃の冷
蔵庫に1週間保管した。1週間後、これを室温で解凍
し、180℃のサラダ油で揚げ、トンカツを作った。
【0041】[比較例6]比較例3と同様にして焼成前
の衣付き豚ロース肉を調製した後、これを−20℃の冷
蔵庫に1週間保管した。1週間後、これを室温で解凍
し、180℃のサラダ油で揚げ、トンカツを作った。
の衣付き豚ロース肉を調製した後、これを−20℃の冷
蔵庫に1週間保管した。1週間後、これを室温で解凍
し、180℃のサラダ油で揚げ、トンカツを作った。
【0042】[実施例7] 本発明に従う粉末調味料(5)の調製 実施例1の粉末調味料の調製において、ソルビタンモノ
パルミテートの代わりに、テトラグリセリン縮合リシノ
レート(太陽化学(株)製)を使用した以外は、実施例
1と同様に本発明に従う粉末調味料(5)を調製した。
牛豚合い挽き肉(7:3)350gに、パン粉18g、
牛乳15g、卵35g、及び上記で得た粉末調味料
(5)7gを混合して充分に練った。1個40gのハン
バーグに成型し、200℃のホットプレート上で焼成し
た。
パルミテートの代わりに、テトラグリセリン縮合リシノ
レート(太陽化学(株)製)を使用した以外は、実施例
1と同様に本発明に従う粉末調味料(5)を調製した。
牛豚合い挽き肉(7:3)350gに、パン粉18g、
牛乳15g、卵35g、及び上記で得た粉末調味料
(5)7gを混合して充分に練った。1個40gのハン
バーグに成型し、200℃のホットプレート上で焼成し
た。
【0043】[比較例7]実施例7において、粉末調味
料(5)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例7と同様にしてハンバーグを作った。
料(5)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例7と同様にしてハンバーグを作った。
【0044】[粉末調味料で調理した肉料理の評価]上
記のようにして得られた各種肉料理を20人のパネルに
より官能評価を行った。評価は、実施例と比較例で得ら
れた各肉料理の「柔らかさ」、「ジューシーさ」を比較
し、比較例に比べ実施例の方が、「明らかに柔らかい
(又はジューシー)」、「やや柔らかい(又はジューシ
ー)」、そして何れも「変わらない」の3段階で行っ
た。また、得られた各種肉料理の肉の物性値を測定し、
肉を評価した。「柔らかさ」は、ミートシェア(ワーナ
ーブラッツラー社製)による剪断応力値で表した。値が
小さい程、肉が柔らかいことを示す。「ふっくら感」
は、レオメーター(不動工業(株)製)による圧縮応力
値で表した。値が小さい程、ふっくらした食感であるこ
とを示す。結果を以下の表1に示す。
記のようにして得られた各種肉料理を20人のパネルに
より官能評価を行った。評価は、実施例と比較例で得ら
れた各肉料理の「柔らかさ」、「ジューシーさ」を比較
し、比較例に比べ実施例の方が、「明らかに柔らかい
(又はジューシー)」、「やや柔らかい(又はジューシ
ー)」、そして何れも「変わらない」の3段階で行っ
た。また、得られた各種肉料理の肉の物性値を測定し、
肉を評価した。「柔らかさ」は、ミートシェア(ワーナ
ーブラッツラー社製)による剪断応力値で表した。値が
小さい程、肉が柔らかいことを示す。「ふっくら感」
は、レオメーター(不動工業(株)製)による圧縮応力
値で表した。値が小さい程、ふっくらした食感であるこ
とを示す。結果を以下の表1に示す。
【0045】
【表1】 表1 ──────────────────────────────────── 比較に比べ 実 施 例 実施例の方が 1 2 3 4 5 6 7 ──────────────────────────────────── 明らかに柔らかい 11 10 9 10 10 11 10 やや柔らかい 6 5 6 6 6 5 5 変わらない 3 5 5 4 4 4 5 ──────────────────────────────────── 明らかにジューシー10 12 11 12 10 10 11 ややジューシー 8 6 6 5 8 7 6 変わらない 2 2 3 3 2 3 3 ──────────────────────────────────── 剪断応力 実施例 2.5 3.9 2.3 4.1 2.5 2.4 −− (kg) 比較例 3.4 4.8 2.9 5.2 3.3 3.2 −− ──────────────────────────────────── 圧縮応力 実施例 − − − − − − 95 (kg) 比較例 − − − − − − 125 ────────────────────────────────────
【0046】上記表1に示された結果から、種々の活性
剤を含有する本発明の粉末調味料を用いた場合(実施例
1〜4)には、該活性剤を含まない粉末調味料を用いた
場合(比較例1〜4))に比べ更に肉が柔らかく、かつ
肉汁に富んだ肉料理を作ることができる。また挽き肉を
使った肉料理(ハンバーグ)においては(実施例7)、
柔らかさやジューシーさと共に、ふっくらした食感も加
わり、非常においしくなった。更に本発明の粉末調味料
を使用して加熱調理した後、一旦冷凍庫に保管したよう
な肉片を含む肉製品(加熱調理済食品)(実施例5)あ
るいは予め本発明の粉末調味料を使用して処理し、一旦
冷凍庫に保管し、後に加熱調理して食べるような肉片を
含む肉製品(未加熱調理食品)(実施例6)においても
肉は柔らかく、かつ肉汁に富んでおり、肉の改質効果は
維持されている。
剤を含有する本発明の粉末調味料を用いた場合(実施例
1〜4)には、該活性剤を含まない粉末調味料を用いた
場合(比較例1〜4))に比べ更に肉が柔らかく、かつ
肉汁に富んだ肉料理を作ることができる。また挽き肉を
使った肉料理(ハンバーグ)においては(実施例7)、
柔らかさやジューシーさと共に、ふっくらした食感も加
わり、非常においしくなった。更に本発明の粉末調味料
を使用して加熱調理した後、一旦冷凍庫に保管したよう
な肉片を含む肉製品(加熱調理済食品)(実施例5)あ
るいは予め本発明の粉末調味料を使用して処理し、一旦
冷凍庫に保管し、後に加熱調理して食べるような肉片を
含む肉製品(未加熱調理食品)(実施例6)においても
肉は柔らかく、かつ肉汁に富んでおり、肉の改質効果は
維持されている。
【0047】[実施例8]下記配合の本発明に従う粉末
調味料(6)を調製した。 ソルビタンモノパルミテート:商品名:エマゾールP−
10(F)、花王(株)製) プロテアーゼ:麹菌由来のプロテアーゼ(スミチームL
P−20、酵素含有量:23重量%、新日本化学工業
(株)製) 焼き肉用の厚さ5mmのオーストラリア産牛モモ肉10
0gに対して上記の粉末調味料(6)1gを振りかけ、
200℃のホットプレート上で焼成した。
調味料(6)を調製した。 ソルビタンモノパルミテート:商品名:エマゾールP−
10(F)、花王(株)製) プロテアーゼ:麹菌由来のプロテアーゼ(スミチームL
P−20、酵素含有量:23重量%、新日本化学工業
(株)製) 焼き肉用の厚さ5mmのオーストラリア産牛モモ肉10
0gに対して上記の粉末調味料(6)1gを振りかけ、
200℃のホットプレート上で焼成した。
【0048】[比較例8]実施例8において、粉末調味
料(6)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例8と同様にして肉を焼成した。
料(6)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例8と同様にして肉を焼成した。
【0049】[実施例9] 本発明に従う粉末調味料(7)の調製 実施例8の粉末調味料の調製において、ソルビタンモノ
パルミテートの代わりに、ヘキサグリセリンペンタステ
アレート(阪本薬品工業(株)製)を使用した以外は、
実施例8と同様に本発明に従う粉末調味料(7)を調製
した。ステーキ用の厚さ2cmのオーストラリア産牛サ
ーロイン150gに、上記の粉末調味料(7)3gを振
りかけ、200℃のホットプレート上で焼成した。
パルミテートの代わりに、ヘキサグリセリンペンタステ
アレート(阪本薬品工業(株)製)を使用した以外は、
実施例8と同様に本発明に従う粉末調味料(7)を調製
した。ステーキ用の厚さ2cmのオーストラリア産牛サ
ーロイン150gに、上記の粉末調味料(7)3gを振
りかけ、200℃のホットプレート上で焼成した。
【0050】[比較例9]実施例9において、粉末調味
料(7)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例9と同様にしてステーキを作った。
料(7)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、実施
例9と同様にしてステーキを作った。
【0051】[実施例10] 本発明に従う粉末調味料(8)の調製 実施例8の粉末調味料の調製において、ソルビタンモノ
パルミテートの代わりに、ショ糖ステアリン酸エステル
(商品名:S−1170、ジエステルの含有量:29
%、三菱化成食品(株)製)を使用した以外は、実施例
8と同様に本発明に従う粉末調味料(8)を調製した。
厚さ1cmの国産豚ロース肉100gに、上記で得た粉
末調味料(8)1gを振りかけ、次いで、この上に小麦
粉、卵、及びパン粉の順でまぶした後、180℃のサラ
ダ油で揚げ、トンカツを作った。
パルミテートの代わりに、ショ糖ステアリン酸エステル
(商品名:S−1170、ジエステルの含有量:29
%、三菱化成食品(株)製)を使用した以外は、実施例
8と同様に本発明に従う粉末調味料(8)を調製した。
厚さ1cmの国産豚ロース肉100gに、上記で得た粉
末調味料(8)1gを振りかけ、次いで、この上に小麦
粉、卵、及びパン粉の順でまぶした後、180℃のサラ
ダ油で揚げ、トンカツを作った。
【0052】[比較例10]実施例10において、粉末
調味料(8)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、
実施例10と同様にしてトンカツを作った。
調味料(8)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、
実施例10と同様にしてトンカツを作った。
【0053】[実施例11] 本発明に従う粉末調味料(9)の調製 実施例8の粉末調味料の調製において、ソルビタンモノ
パルミテートの代わりに、前記実施例4で調製した分画
レシチンを使用した以外は、実施例8と同様に本発明に
従う粉末調味料(9)を調製した。鶏の骨付きモモを骨
ごと1切れ約50gにぶつ切りにし、上記で得た粉末調
味料(9)2gを振りかけ、醤油、酒、小麦粉をまぶし
た後、160℃のサラダ油で揚げ、唐揚を作った。
パルミテートの代わりに、前記実施例4で調製した分画
レシチンを使用した以外は、実施例8と同様に本発明に
従う粉末調味料(9)を調製した。鶏の骨付きモモを骨
ごと1切れ約50gにぶつ切りにし、上記で得た粉末調
味料(9)2gを振りかけ、醤油、酒、小麦粉をまぶし
た後、160℃のサラダ油で揚げ、唐揚を作った。
【0054】[比較例11]実施例11において、粉末
調味料(9)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、
実施例11と同様にしてトンカツを作った。
調味料(9)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外は、
実施例11と同様にしてトンカツを作った。
【0055】[実施例12]実施例10で得られた豚ロ
ースカツを冷まし、−20℃の冷蔵庫に1週間保管後、
室温で解凍し、オーブントースターで再加熱した。
ースカツを冷まし、−20℃の冷蔵庫に1週間保管後、
室温で解凍し、オーブントースターで再加熱した。
【0056】[比較例12]比較例10で得られた豚ロ
ースカツを冷まし、−20℃の冷蔵庫に1週間保管後、
室温で解凍し、オーブントースターで再加熱した。
ースカツを冷まし、−20℃の冷蔵庫に1週間保管後、
室温で解凍し、オーブントースターで再加熱した。
【0057】[実施例13]実施例10と同様にして焼
成前の衣付き豚ロース肉を調製した後、これを−20℃
の冷蔵庫に1週間保管した。1週間後、これを室温で解
凍し、180℃のサラダ油で揚げた。
成前の衣付き豚ロース肉を調製した後、これを−20℃
の冷蔵庫に1週間保管した。1週間後、これを室温で解
凍し、180℃のサラダ油で揚げた。
【0058】[比較例13]比較例10と同様にして焼
成前の衣付き豚ロース肉を調製した後、これを−20℃
の冷蔵庫に1週間保管した。1週間後、これを室温で解
凍し、180℃のサラダ油で揚げた。
成前の衣付き豚ロース肉を調製した後、これを−20℃
の冷蔵庫に1週間保管した。1週間後、これを室温で解
凍し、180℃のサラダ油で揚げた。
【0059】[実施例14] 本発明に従う粉末調味料(10)の調製 実施例8の粉末調味料の調製において、ソルビタンモノ
パルミテートの代わりに、テトラグリセリン縮合リシノ
レート(太陽化学(株)製)を使用した以外は、実施例
8と同様に本発明に従う粉末調味料(10)を調製し
た。牛豚合い挽き肉(7:3)350g、パン粉18
g、牛乳15g、卵35g、及び上記で得た粉末調味料
(10)7gを混合して充分に練った。1個40gのハ
ンバーグに成型し、200℃のホットプレート上で焼成
した。
パルミテートの代わりに、テトラグリセリン縮合リシノ
レート(太陽化学(株)製)を使用した以外は、実施例
8と同様に本発明に従う粉末調味料(10)を調製し
た。牛豚合い挽き肉(7:3)350g、パン粉18
g、牛乳15g、卵35g、及び上記で得た粉末調味料
(10)7gを混合して充分に練った。1個40gのハ
ンバーグに成型し、200℃のホットプレート上で焼成
した。
【0060】[比較例14]実施例14において、粉末
調味料(10)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外
は、実施例14と同様にしてハンバーグを作った。
調味料(10)の代わりに、食塩、胡椒を用いた以外
は、実施例14と同様にしてハンバーグを作った。
【0061】[粉末調味料で調理した肉料理の評価]上
記のようにして得られた各種肉料理について、前記と同
様な方法で官能評価、及び物性評価を行った。結果を以
下の表2に示す。
記のようにして得られた各種肉料理について、前記と同
様な方法で官能評価、及び物性評価を行った。結果を以
下の表2に示す。
【0062】
【表2】 表2 ──────────────────────────────────── 比較に比べ 実 施 例 実施例の方が 8 9 10 11 12 13 14 ──────────────────────────────────── 明らかに柔らかい 13 12 13 11 13 13 13 やや柔らかい 7 6 6 6 7 6 7 変わらない 0 2 1 3 0 1 0 ──────────────────────────────────── 明らかにジューシー11 12 11 11 9 9 10 ややジューシー 7 5 5 6 8 7 6 変わらない 2 3 4 3 3 4 4 ──────────────────────────────────── 剪断応力 実施例 2.1 3.1 2.0 3.0 2.2 2.1 −− (kg) 比較例 3.4 4.8 2.9 5.2 3.3 3.2 −− ──────────────────────────────────── 圧縮応力 実施例 − − − − − − 80 (kg) 比較例 − − − − − − 125 ────────────────────────────────────
【0063】上記表2に示された結果から、活性剤とプ
ロテアーゼとを含有する本発明の粉末調味料を用いた場
合(実施例8〜11)には、これらの成分を含まない粉
末調味料を用いた場合(比較例8〜11))に比べ更に
肉が柔らかく、かつ肉汁に富んだ肉料理を作ることがで
きる。また挽き肉を使った肉料理(ハンバーグ)におい
ては(実施例14)、上記のような肉質が柔らかく、か
つ肉汁に富み、またふっくらとした食感も加わり、非常
においしくなった。更に本発明の粉末調味料を使用して
加熱調理した後、一旦冷凍庫に保管したような肉片を含
む肉製品(加熱調理済食品)(実施例12)あるいは予
め本発明の粉末調味料を使用して処理し、一旦冷凍庫に
保管し、後に加熱調理して食べるような肉片を含む肉製
品(未加熱調理食品)(実施例13)においても肉は柔
らかく、かつ肉汁に富んでおり、肉の改質効果は維持さ
れている。
ロテアーゼとを含有する本発明の粉末調味料を用いた場
合(実施例8〜11)には、これらの成分を含まない粉
末調味料を用いた場合(比較例8〜11))に比べ更に
肉が柔らかく、かつ肉汁に富んだ肉料理を作ることがで
きる。また挽き肉を使った肉料理(ハンバーグ)におい
ては(実施例14)、上記のような肉質が柔らかく、か
つ肉汁に富み、またふっくらとした食感も加わり、非常
においしくなった。更に本発明の粉末調味料を使用して
加熱調理した後、一旦冷凍庫に保管したような肉片を含
む肉製品(加熱調理済食品)(実施例12)あるいは予
め本発明の粉末調味料を使用して処理し、一旦冷凍庫に
保管し、後に加熱調理して食べるような肉片を含む肉製
品(未加熱調理食品)(実施例13)においても肉は柔
らかく、かつ肉汁に富んでおり、肉の改質効果は維持さ
れている。
【0064】
【発明の効果】本発明の食肉用粉末調味料を用いること
により、肉質が柔らかく、かつ肉汁に富み、また挽き肉
を主体とした料理においては、ふっくらした食感やなめ
らかな食感も加わり、各種の肉料理をよりおいしく作る
ことができる。特に、ある程度の大きさを持つ肉片を用
いる肉料理に有効である。また本発明の食肉用粉末調味
料を使用することにより、冷凍食品、冷蔵食品、あるい
はレトルト食品のような保存可能な肉を含む肉製品にお
いても、その保存後でも上記のような食感は維持され、
肉をおいしく食べることができる。
により、肉質が柔らかく、かつ肉汁に富み、また挽き肉
を主体とした料理においては、ふっくらした食感やなめ
らかな食感も加わり、各種の肉料理をよりおいしく作る
ことができる。特に、ある程度の大きさを持つ肉片を用
いる肉料理に有効である。また本発明の食肉用粉末調味
料を使用することにより、冷凍食品、冷蔵食品、あるい
はレトルト食品のような保存可能な肉を含む肉製品にお
いても、その保存後でも上記のような食感は維持され、
肉をおいしく食べることができる。
Claims (9)
- 【請求項1】 ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン
酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、及びレシチンから
なる群より選ばれる少なくとも一種のものを含有するこ
とを特徴とする食肉用粉末調味料。 - 【請求項2】 上記ソルビタン脂肪酸エステルが、ソル
ビタンモノ脂肪酸エステルである請求項1に記載の食肉
用粉末調味料。 - 【請求項3】 上記ポリグリセリン脂肪酸エステルが、
ヘキサグリセリンと炭素数18の飽和脂肪酸とからなる
エステルであって、平均エステル化度が1〜5のもの、
又はデカグリセリンと炭素数18の不飽和脂肪酸とから
なるエステルであって、平均エステル化度が4〜6のも
のである請求項1に記載の食肉用粉末調味料。 - 【請求項4】 上記ポリグリセリン縮合リシノレイン酸
エステルが、平均重合度4〜10のポリグリセリンと縮
合度が3〜4のリシノレイン酸とのエステルである請求
項1に記載の食肉用粉末調味料。 - 【請求項5】 上記ショ糖脂肪酸エステルが、ショ糖ジ
脂肪酸エステルを15重量%以上含む請求項1に記載の
食肉用粉末調味料。 - 【請求項6】 上記レシチンが、ホスファチジルイノシ
トールを25重量%以上含む請求項1に記載の食肉用粉
末調味料。 - 【請求項7】 ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン
酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、及びレシチンから
なる群より選ばれる少なくとも一種のもの、及びプロテ
アーゼを含有することを特徴とする食肉用粉末調味料。 - 【請求項8】 上記プロテアーゼが麹菌由来のプロテア
ーゼである請求項7に記載の食肉用粉末調味料。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかの項に記載の食
肉用粉末調味料で処理した食用肉又は肉製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6341201A JPH08140621A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 食肉用粉末調味料及びこれで処理した食用肉又は肉製品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6341201A JPH08140621A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 食肉用粉末調味料及びこれで処理した食用肉又は肉製品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08140621A true JPH08140621A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=18344159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6341201A Withdrawn JPH08140621A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 食肉用粉末調味料及びこれで処理した食用肉又は肉製品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08140621A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015186469A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-10-29 | 理研ビタミン株式会社 | 水産練り製品用品質改良剤および該品質改良剤を含有する水産練り製品 |
-
1994
- 1994-11-21 JP JP6341201A patent/JPH08140621A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015186469A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-10-29 | 理研ビタミン株式会社 | 水産練り製品用品質改良剤および該品質改良剤を含有する水産練り製品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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