JPH08170231A - 紡機におけるボビン補給方法及び補給装置 - Google Patents

紡機におけるボビン補給方法及び補給装置

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JPH08170231A
JPH08170231A JP31515994A JP31515994A JPH08170231A JP H08170231 A JPH08170231 A JP H08170231A JP 31515994 A JP31515994 A JP 31515994A JP 31515994 A JP31515994 A JP 31515994A JP H08170231 A JPH08170231 A JP H08170231A
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bobbin
carrier
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寿男 森下
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淳生 榊原
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H67/00Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/06Supplying cores, receptacles, or packages to, or transporting from, winding or depositing stations
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の巻取ユニットが所定ピッチで配設され
た紡機において、各巻取ユニットが必要なときにボビン
をすぐに供給可能な状態とする。 【構成】 紡機の巻取ユニット列に沿って通路10が配設
され、通路に沿ってベルトコンベア15が配設されてい
る。玉揚機はボビンBが使用された搬送体14をシリンダ
により通路10からベルトコンベア15上へ排出する。通路
10の第1端部に移載装置40が配設されている。通路10の
第1端部に移送された搬送体14は移載装置40によりベル
トコンベア15上から通路10上に移載される。通路10の第
1端部に配置された搬送体14にボビン供給装置50からボ
ビンBが供給され、その搬送体14はエアシリンダ48によ
り通路10の第2端部側に移動される。そして、ボビンB
が載置された搬送体14が各巻取ユニットと対応する位置
に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は巻取ユニットが多数列状
に配置されたオープンエンド精紡機、結束紡績機、ワイ
ンダ等の紡機におけるボビン補給方法及び補給装置に係
り、詳しくは紡機の各巻取ユニットと対応する位置にボ
ビンを準備しておき、そのボビンが使用されると当該位
置にボビンを補給するボビン補給方法及び補給装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】糸を綾振りしながらパッケージに巻取る
巻取ユニットを備えたオープンエンド精紡機、結束紡績
機、あるいはワインダ等の紡機においては、省力化のた
め各種作業の自動化が行われている。そして、満管時に
おける満ボビン(パッケージ)の搬出及び空ボビンの供
給の自動化も行われている。一般にこの種の紡機におい
ては、巻取装置に対する空ボビンあるいは種糸ボビン
(以下、単にボビンという)の供給は、満ボビンを巻取
ユニットから玉揚げする自動機(玉揚機)により行われ
る。
【0003】玉揚機による巻取ユニットに対するボビン
の供給方法として、紡機機台に沿って架設されたレール
に沿って移動する玉揚機が複数のボビンをストックして
おき、満ボビンの玉揚げ後にストックしておいたボビン
を当該巻取装置に供給する方法がある(例えば、特公昭
60−47371号公報、特開昭59−69364号公
報)。しかし、この方法では玉揚機にストックされたボ
ビンがなくなると、ボビン補給箇所まで移動してボビン
の補充を行う必要があり、その間、玉揚げ及びボビンの
供給ができなくなり、作業効率が悪いという問題があ
る。又、ボビンを多数ストックすればボビン補給箇所で
の補充回数は少なくなるが、玉揚機が大型となるという
問題がある。
【0004】前記の問題を解消する方法として、紡機の
各巻取ユニットと対応する位置にボビン貯留部を設け、
当該ボビン貯留部のボビンが巻取ユニットで使用される
と新たにボビンを補給する方法がある。例えば、特開昭
61−183065号公報には図29〜図31に示す装
置が提案されている。この装置は、紡機機台(図示せ
ず)の長手方向に沿って延設された樋状のマガジン18
1を備え、マガジン181には隔壁182によって区画
された貯留区画183が設けられている。マガジン18
1の上方にはガイド壁184a,184bを有するガイ
ドトラック185が設けられている。ガイドトラック1
85はマガジン181に沿って延びる部分と、当該部分
に連続する周回部185aとを有し、マガジン181と
対応する部分以外は両ガイド壁184a,184bが底
壁185bで連続する断面ほぼU字状に形成されてい
る。ガイドトラック185の上方にはガイドトラック1
85に沿って移動する無端状のチェーン186が設けら
れていて、該チェーン186にはボビンBの長さより若
干大きな所定ピッチでキャリア187が突設され、各キ
ャリア187にはチェーン186の移動方向と反対側に
向かって延びる係止ピン188が突設されている。図3
0に示すように、ガイドトラック185の一方の周回部
185aの外側には開口部189が形成され、開口部1
89に接続されたガイド通路190から円筒状のボビン
Bがガイドトラック185内に供給されるようになって
いる。
【0005】この装置ではガイド通路190からガイド
トラック185内に供給されたボビンBがキャリア18
7間に位置し、チェーン186の移動に伴ってキャリア
187に押されてチェーン186とともにガイドトラッ
ク185に沿って移動する。そして、マガジン181の
各貯留区画183と対応する位置を通過するとき、当該
貯留区画183が空であれば、図31に示すようにボビ
ンBが貯留区画183内に落下する。貯留区画183内
にボビンBが存在する場合、キャリア187に押されて
移動中のボビンBは貯留区画183内のボビンB上を摺
動して当該貯留区画183を通過し、空の貯留区画18
3と対応する位置まで移送される。係止ピン188はボ
ビンBを貯留区画183内に確実に落下させるガイドの
役割を果たす。なお、特開昭59−163432号公報
には係止ピン188がない点を除いて同じ構成の装置が
提案されている。
【0006】又、特開昭59−137522号公報には
ステップ・バイ・ステップコンベアが提案されている。
この装置は紡機の長手方向に沿って設けられボビンをそ
の長手方向に1列に載置可能かつ底部にスリットが形成
されたガイドレールと、ガイドレール上に載置された各
ボビンをガイドレールに沿ってボビンの長さより長い所
定ピッチ(紡績ユニットのピッチ)ずつ間欠的に移動さ
せる移動機構とを備えている。そして、ガイドレールの
一端側でボビンが1個ずつガイドレール上に載置される
動作と、移動機構によるボビンの送り動作とを交互に所
定回数繰り返すことにより、各紡績ユニットと対応する
位置にボビンが配置される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開昭61−1830
65号公報及び特開昭59−163432号公報に開示
された装置では、空になった貯留区画183に速やかに
ボビンを補給するためには、常にキャリア187ととも
にボビンBを移動させる必要があり、無駄な動力消費が
多くなる。又、キャリア187とともに移動するボビン
Bは貯留区画183に収容されているボビンB上を摺動
して移動するため、ボビンBとして種糸が巻かれたボビ
ンBを供給する場合は、種糸が解けたり互いに絡まるな
どのトラブルが発生し易いという問題がある。
【0008】又、コーンボビンを使用する場合はボビン
の供給が円滑に行われないという問題がある。例えば、
特開昭59−163432号公報の装置では、ボビンB
の小径側が前となるように移動させる場合は、図32
(a)に示すように、ボビンBが収容された貯留区画1
83を通過する際に、ボビンBが隔壁182に引っ掛か
る。又、ボビンBの大径側が前となるように移動させる
場合は、ストレートボビンに比較してボビンBが空の貯
留区画183内に早く落下し、図32(b)に示すよう
に、ボビンBが立ち上がって隔壁182とキャリア18
7に挟まれる場合がある。
【0009】一方、ステップ・バイ・ステップコンベア
の場合は、紡機機台の一端側の紡績ユニットから順に玉
揚げ及び空ボビン装着が行われれば問題はない。しか
し、玉揚げ時期が一端側から順次ずれるように最初に段
取りしても、巻取り途中での糸切れ等のトラブルにより
玉揚げ時期が予定時期より遅れる紡績ユニットが発生す
る。そのため、一般に玉揚げ順序はランダムとなる。ス
テップ・バイ・ステップコンベアではコンベアの途中に
載置されたボビンが使用されてその箇所が空になったと
き、その箇所にボビンを供給するためコンベアを1ステ
ップ作動させると、当該箇所よりボビンの送り方向下流
側に隣接する箇所が空となる。従って、1箇所が空にな
った場合でも、当該箇所より下流側にあるボビン載置箇
所の数と同じ回数コンベアが作動された後に、全部の載
置箇所にボビンが載置された状態となる。このとき、最
初に空になった箇所より下流側の載置箇所に既に供給さ
れていたボビンがコンベア上から排出されるため、無駄
になる。
【0010】従って、ステップ・バイ・ステップコンベ
アを使用する場合は、各紡績ユニットと対応する位置に
載置されたボビンが全て使用された後、コンベアを作動
させて各紡績ユニットと対応する位置にボビンを載置す
ることになる。そのため、紡績ユニットの数が多くなる
と、ステップ・バイ・ステップコンベアの作動中に次の
玉揚げ時期となり、ボビンの供給が間に合わなくなる。
【0011】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は複数の巻取ユニットが所定ピッ
チで配設された紡機の各巻取ユニットに必要なボビンを
各巻取ユニットが必要なときにすぐに補給でき、しかも
コーンボビン(テーパボビン)を使用する場合も支障の
ない紡機におけるボビン補給方法及び補給装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、巻取ユニットが多数列
状に配置された紡機の各巻取ユニットと対応する位置に
ボビンを準備しておき、巻取ユニットと対応する位置に
準備されたボビンが使用されると当該位置にボビンを補
給するボビン補給方法において、巻取ユニット列に沿っ
て延設された通路上にボビンを載置した搬送体を巻取ユ
ニットと対応して配置し、ボビンが使用された搬送体を
当該巻取ユニットと対応する位置から排除し、巻取ユニ
ット列の第1端部に位置する巻取ユニットと対応する位
置より通路の第1端部側に空の搬送体を配置するととも
に当該搬送体上にボビンを供給し、搬送体が排除された
位置より通路の第1端部側に位置する搬送体を通路の第
2の端部側に移動させて各巻取ユニットと対応する位置
に搬送体を配置する。
【0013】請求項2に記載の発明では、紡機の巻取ユ
ニット列に沿って延設されるとともに、少なくともその
第1端部側が巻取ユニット列の第1端部に位置する巻取
ユニットと対応する位置より長く延設された通路と、前
記通路上に通路に沿って移動可能にかつ各巻取ユニット
と対応する位置にそれぞれ配置された搬送体と、ボビン
が使用された搬送体を当該巻取ユニットと対応する位置
から排除するための搬送体排除手段と、前記通路の巻取
ユニットと対応する位置より第1端部側に空の搬送体を
配置するための搬送体配置手段と、前記通路の第1端部
側に配置され、巻取ユニットと対応する位置より通路の
第1端部側に配置された搬送体上にボビンを供給するボ
ビン供給装置と、前記通路の第1端部側においてボビン
が供給された搬送体を通路の第2端部側に移動させるた
めの移動手段とを備えた。
【0014】請求項3に記載の発明では、前記搬送体配
置手段は、前記通路と平行に配設されて該通路の第1端
部側に搬送体を移送する移送装置と、該移送装置により
通路の第1端部と対応する位置に移送された空の搬送体
を移送装置上から通路上に移載するための第1の移載装
置とを備え、前記搬送体排除手段は搬送体を通路上から
移送装置上に移載するための第2の移載装置を備えてい
る。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、各巻取ユニットは所定ピッチで配設
され、移動手段はピストンロッドに搬送体との係合部が
設けられているシリンダである。
【0016】請求項5に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記巻取ユニットは所定数を1ブロ
ックとして配設されるとともに、隣接するブロックの各
端部に配置された巻取ユニット間には所定の間隔が設け
られ、前記移送装置は第1のベルトコンベアであり、移
動手段は各ブロックの第1端部に配置された搬送体と係
合可能な位置に配設された第2のベルトコンベアと、通
路の第1端部に配置されたシリンダとを備え、各ブロッ
クの第1端部と対応する位置に当該ブロックの第1端部
と対応する位置に搬送体があるときは隣接するブロック
と対応する搬送体の移動を規制する規制位置に、当該ブ
ロックの第1端部と対応する位置に搬送体がないときは
隣接するブロックと対応する搬送体の移動を許容する位
置にそれぞれ配置可能な規制レバーが配設されている。
【0017】請求項6に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記搬送体は前記巻取ユニットの配
設ピッチと対応する長さに形成されるとともに、少なく
とも第1端部にその上面から出没可能かつ付勢手段によ
り突出側に付勢され、搬送体の第1端部側への移動時に
はボビンと相対移動し搬送体の第2端部側への移動時に
はボビンを係止可能な係止部材を備え、前記搬送体配置
手段及び前記搬送体排除手段は搬送体を通路の第1端部
側へ所定距離移動させる送り装置であり、前記通路の各
巻取ユニットと対応する位置には搬送体上のボビンと係
合して通路の第1端部側へのボビンの移動を規制する規
制部が配設されている。
【0018】請求項7に記載の発明では、請求項6に記
載の発明において、前記規制部はボビンに対して両側方
から係合可能な位置に配設されるとともに、ボビンの端
面と係合して前記通路の第1端部側へのボビンの移動を
規制する規制位置と、前記通路の第2端部側へのボビン
の移動を許容する待避位置とに移動可能に構成されてい
る。
【0019】請求項8に記載の発明では、請求項3〜請
求項7のいずれか1項に記載の発明において、前記通路
の第1端部側には通路の第1端部に空の搬送体が配置さ
れたことを検知可能なセンサが配設され、該センサの検
知信号に基づいて前記ボビン供給装置によるボビンの供
給動作シーケンスが開始される。
【0020】請求項9に記載の発明では、請求項3〜請
求項8のいずれかに記載の発明において、前記搬送体排
除手段は紡機に沿って配設されたレールに沿って移動す
るとともに、巻取ユニットと対応する位置で停止して巻
取ユニットへのボビンの装着作業等を行う作業機に装備
されている。
【0021】請求項10に記載の発明では、請求項2に
記載の発明において、前記搬送体は前記巻取ユニットの
配設ピッチと対応する長さより短く形成され、第1端部
に係止部が形成されるとともに係止部より第2端部側
に、上面から出没可能かつ付勢手段により突出側に付勢
されて搬送体の第1端部側への移動時にはボビンと相対
移動するとともに搬送体の第2端部側への移動時にはボ
ビンを係止可能な係止部材を備え、搬送体を長手方向に
並べたときの第2端部側に位置する搬送体の前記係止部
と係合可能な連結部材を第2端部に備え、前記搬送体配
置手段及び前記搬送体排除手段は前記連結部材と係止部
との係合を解除する係合解除装置と、通路の第1端部側
に配設され通路の第1端部側に位置する搬送体の係止部
と係合して当該搬送体を所定距離移動させる移動装置と
を備えている。
【0022】請求項11に記載の発明では、請求項10
に記載の発明において、前記係合解除装置は紡機に沿っ
て配設されたレールに沿って移動するとともに、巻取ユ
ニットと対応する位置で停止して巻取ユニットへのボビ
ンの装着作業等を行う作業機に装備されている。
【0023】
【作用】請求項1に記載の発明では、巻取ユニット列に
沿って延設された通路上にボビンを載置した搬送体が巻
取ユニットと対応して配置される。ボビンが使用された
搬送体は当該巻取ユニットと対応する位置から排除され
る。そして、巻取ユニット列の第1端部に位置する巻取
ユニットと対応する位置より通路の第1端部側に空の搬
送体が配置され、その搬送体上にボビンが供給される。
次に搬送体が排除された位置より通路の第1端部側に位
置する搬送体が通路の第2の端部側に移動され、ボビン
が載置された搬送体が各巻取ユニットと対応する位置に
配置される。
【0024】請求項2に記載の発明では、少なくともそ
の第1端部側が巻取ユニット列の第1端部に位置する巻
取ユニットと対応する位置より長く巻取ユニット列に沿
って延設された通路上に、搬送体が通路に沿って移動可
能にかつ各巻取ユニットと対応する位置にそれぞれ配置
される。搬送体上のボビンが使用されると、当該搬送体
は搬送体排除手段により巻取ユニットと対応する位置か
ら排除される。又、搬送体配置手段により通路の巻取ユ
ニットと対応する位置より第1端部側に空の搬送体が配
置される。次にボビン供給装置から当該搬送体上にボビ
ンが供給された後、ボビンが供給された搬送体は移動手
段の作動により通路の第2端部側に通路に沿って移動さ
れる。又、搬送体が排除された位置より通路の第1端部
側に位置する搬送体もボビンとともにそれぞれ通路の第
2の端部側に移動され、ボビンが載置された搬送体が各
巻取ユニットと対応する位置に配置される。
【0025】請求項3に記載の発明では、ボビンが使用
された搬送体は第2の移載装置の作動により通路上から
通路と平行に配設された移送装置上に移載される。そし
て、移送装置により通路の第1端部と対応する位置に移
送され、第1の移載装置により通路の第1端部上に移載
される。その他の作用は請求項2に記載の発明と同様で
ある。
【0026】請求項4に記載の発明では、巻取ユニット
は所定ピッチで配設されている。通路の第1端部に移載
されて空ボビンが供給された搬送体は、シリンダの作動
により通路の第2端部側に向かって巻取ユニットのピッ
チ分移動される。そして、ボビンが使用された巻取ユニ
ットと対応する位置より通路の第1端部側に配置された
各搬送体も互いに当接した状態で一体的に移動される。
その他の作用は請求項3に記載の発明と同様である。
【0027】請求項5に記載の発明では、巻取ユニット
は所定数を1ブロックとして配設され、各ブロック間に
所定の間隔が設けられている。搬送体は各ブロック毎に
互いに当接するとともに、ブロック間では所定の距離を
おいて配置される。第1のベルトコンベアは搬送体を第
1端部側に移送し、第2のベルトコンベアは搬送体を第
2端部側へ移送する。ボビンが使用された搬送体は第2
の移載装置の作動により通路上から第1のベルトコンベ
ア上に移載される。通路から搬送体が排除されると、当
該ブロックの第2のベルトコンベアの作用により搬送体
が排除された位置に向かって他の搬送体が移送される。
当該ブロックの第1端部から搬送体が無くなると規制レ
バーが許容位置に配置され、次のブロックの搬送体が順
次第1端部側に移動される。その他の作用は請求項2に
記載の発明と同様である。
【0028】請求項6に記載の発明では、搬送体は巻取
ユニットの配設ピッチと対応する長さに形成され、通路
上に互いに当接した状態で各巻取ユニットと対応する位
置に配置される。搬送体上のボビンが使用されると、送
り装置が作動されて当該搬送体を通路の第1端部側に移
動させる。当該搬送体はその搬送体より第1端部側に位
置する他の搬送体とともに通路の第1端部側に移動され
る。搬送体が移動するとき各搬送体上のボビンは通路に
設けられた規制部により移動が規制され、搬送体の係止
部材は没入して搬送体がボビンの下方を通過する。そし
て、ボビンが使用された巻取ユニットと対応する位置か
ら搬送体が排除されるとともに、通路の第1端部に空の
搬送体が配置される。空の搬送体上にボビンが供給され
ると移動手段が作動され、ボビンが載置された搬送体は
ボビンとともに通路の第2端部側に巻取ユニットの1ピ
ッチ以上移動されて各巻取ユニットと対応する位置にボ
ビンを載置した搬送体が配置される。
【0029】請求項7に記載の発明では、規制部は通路
の両側方からボビンの端面と係止する位置に配置されて
いるため、仮にボビンが上下動しても規制部とボビンと
の係合状態が解除されることはなく、搬送体が通路の第
1端部側に移動される際に確実に所定位置に保持され
る。その他の作用は請求項6に記載の発明と同じであ
る。
【0030】請求項8に記載の発明では、請求項3〜請
求項7のいずれか1項に記載の発明において、前記通路
の第1端部に空の搬送体が配置されると、センサがそれ
を検知して検知信号を出力する。そして、その検知信号
に基づいて前記ボビン供給装置によるボビンの供給動作
シーケンスが開始される。
【0031】請求項9に記載の発明では、請求項3〜請
求項8のいずれかに記載の発明において、ボビンが使用
された搬送体は、紡機に沿って配設されたレールに沿っ
て移動する作業機に装備された搬送体排除手段によって
排除される。作業機は巻取ユニットと対応する位置で停
止して巻取ユニットへのボビンの装着作業等を行うとと
もに、搬送体の排除作業を行う。
【0032】請求項10に記載の発明では、搬送体は互
いに連結された状態で通路上に配置される。搬送体上の
ボビンが使用されると、解除装置が作動されて連結部材
による連結が解除される。その状態で移動装置が作動さ
れ、連結が解除された搬送体と、当該搬送体より通路の
第1端部側に位置する搬送体とが第1端部側へ巻取ユニ
ットの1ピッチ以上移動される。その他の作用は請求項
2に記載の発明と同様である。
【0033】請求項11に記載の発明では、請求項10
に記載の発明において、連結部材による搬送体同士の連
結は紡機に沿って配設されたレールに沿って移動する作
業機に装備された解除装置により解除される。
【0034】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明をオープンエンド精紡機に具
体化した第1実施例を図1〜図11に従って説明する。
【0035】図1(a)に示すように、オープンエンド
精紡機の機台1にはその長手方向に沿った両側に多数の
紡出ユニット2がそれぞれ1列に配設されている。機台
1の周囲には、走行レール3がU字状に配設され、これ
には作業機としての玉揚機4が懸垂状態で支承されてい
る。玉揚機4は走行レール3上を往復移動して玉揚げを
必要とする紡出ユニット2と対応する位置で停止し、満
ボビン(パッケージ)Fを玉揚げするとともに、空のボ
ビンBを紡出ユニット2に装備された巻取ユニット5の
ボビンホルダ6(図5に図示)に装着する作業を行うよ
うになっている。
【0036】機台1の中央寄りには機台1の長手方向に
沿って満ボビン搬出用のコンベア7が配設されており、
機台1の第1端部(図1(a)における右端側)上方に
は満ボビン搬送コンベア8がコンベア7と直交する方向
に延びるように配設されている。また、コンベア7の第
1端部には満ボビンFをコンベア7から受取り、その向
きを90°変更してコンベア7より上方の満ボビン搬送
コンベア8に受渡す受渡装置9が配設されている。
【0037】図1(a)及び図2に示すように、機台1
の両側上方には通路10が紡出ユニット列即ち巻取ユニ
ット列に沿ってそれぞれ延設されている。通路10はそ
の第1端部側(図1(a)の右端側)が巻取ユニット列
の第1端部に位置する巻取ユニット5と対応する位置よ
り長く延設されている。各通路10は機台1の長手方向
に沿って延設された1組のガイドレール11により構成
されている。図3及び図4に示すように、各ガイドレー
ル11は円筒パイプにより形成され、フレーム12に固
定されたブラケット13にその両端が嵌着された状態で
同一高さにおいて水平に延びるように支持されている。
搬送体14は紡出ユニット2の幅と同じ長さに形成さ
れ、上面にボビンBを1個載置可能な凹部14aが形成
されている。搬送体14の両側にはガイドレール11の
周面とほぼ同じ曲率の係合面14bが形成されている。
又、図1(b)、図3及び図4に示すように、搬送体1
4は第1端部側(図1(b)の右側)寄りの幅方向中央
における底面14cと、両側部下端とが同一平面上に位
置するように形成されている。ガイドレール11上には
巻取ユニット5と同じ数の搬送体14が巻取ユニット5
と対応する位置に、両係合面14bがガイドレール11
と係合する状態でガイドレール11上に摺動可能に支承
されている。
【0038】通路10の内側には搬送体配置手段を構成
する第1のベルトコンベア15が通路10とほぼ同じ高
さで通路10と平行に延びるように配設されている。ベ
ルトコンベア15は図示しない駆動装置により駆動され
てベルト15aがガイドプレート15bに沿って移動
し、その上に載置された搬送体14を通路10の巻取ユ
ニット5と対応する位置より第1端部側まで搬送するよ
うになっている。図2及び図3に示すように、搬送体1
4はベルト15a上に裏返しに載置された状態で搬送さ
れるようになっている。
【0039】図5に示すように、玉揚機4には巻取ユニ
ット5のボビンホルダ6に支承されている満ボビンFを
コンベア7上あるいはコンベア7と平行に配設された載
置部16上へ押し出す押出しレバー17が設けられてい
る。押出しレバー17は軸18を中心に図5の反時計方
向に回動して満ボビンFを押し出す。載置部16はコン
ベア7側に向かって下降傾斜するプレート19と、プレ
ート19上に押し出された満ボビンFと係合してそのコ
ンベア7側への移動を規制する規制バー20とを備えて
いる。規制バー20は図示しない駆動装置によって駆動
され、所定時間毎に満ボビンFのコンベア7側への移動
を許容する位置に回動され、載置部16上の満ボビンF
がコンベア7上に移動するようになっている。
【0040】玉揚機4には満ボビンFが外れたボビンホ
ルダ6にボビンBを装着する装着アーム21が、押出し
レバー17の上方に配設されている。装着アーム21の
先端には把持装置22が固定され、この把持装置22は
固定把持片23a及び可動把持片23bを備えている。
図7に示すように、装着アーム21の先端に固定された
支持部材24には固定把持片23aが固定されるととも
に、支軸25が回動可能に取付けられている。支軸25
には可動把持片23b及びレバー26が一体回動可能に
支持され、レバー26の先端にローラ26aが支持され
ている。可動把持片23bは支持部材24と可動把持片
23bとの間に掛装されたねじりばね27により把持方
向に回動付勢されている。
【0041】玉揚機4には装着アーム21が図5に実線
で示す元位置に配置されたときの装着アーム21の先端
付近に、ローラ26aと係合して可動把持片23bを解
放位置に保持する係止片28が配設されている。押出し
レバー17の上方で装着アーム21の前方には受渡装置
29が配設されており、この受渡装置29の回転軸30
は軸18と平行に配設され、図6に示すように、回転軸
30に対して一対の把持アーム31が一体回転可能に支
持されている。把持アーム31は板ばねで形成されると
ともに、その先端に係止部31aが互いに対向するよう
に突設されている。回転軸30は図示しない駆動機構に
より駆動され、把持アーム31が図5に実線で示す元位
置と、搬送体14上のボビンBを把持する鎖線で示すボ
ビン把持位置と、元位置にある装着アーム21にボビン
Bを受渡す受渡位置とに配置されるようになっている。
【0042】玉揚機4には受渡装置29の下方に搬送体
排除手段を構成する第2の移載装置としてのシリンダ3
2が配設されている。シリンダ32はピストンロッド3
2aがガイドレール11上に載置された搬送体14の底
部に向かって、1組のガイドレール11の間に斜下方か
ら進入するように斜めに配設されている。そして、ピス
トンロッド32aが突出すると、搬送体14が内側のガ
イドレール11を回動中心として第1のベルトコンベア
15側へ回動され、裏返しとなってベルト15a上に移
載されるようになっている。ベルトコンベア15のガイ
ドプレート15bには図3及び図5に示すように、通路
10から搬送体14がベルトコンベア15上に移載され
る際に搬送体14をガイドするための断面円弧状のガイ
ドプレート33が一体的に固定されている。
【0043】なお、玉揚機4はボビンホルダ6にボビン
Bを装着した後、玉揚機4に装備された種糸パッケージ
の種糸の糸端をボビンホルダ6のボビン保持部に掛止さ
せてボビンBに所定量巻き付ける作用をなす公知の種糸
巻付け装置(図示せず)を備えている。
【0044】紡出ユニット2即ち巻取ユニット5は所定
数を1ブロックとして配設されるとともに、隣接するブ
ロックの各端部に配置された巻取ユニット5間には所定
の間隔が設けられている。そして、図1(b)に示すよ
うに、搬送体14も同一ブロック内では互いに当接する
とともに隣接するブロック間では所定の間隔Dを設けた
状態で配置されている。図1(b)に示すように、各ブ
ロックの第1端部には規制レバー34が通路10の長手
方向と直交するように配設された軸35を中心に上下に
揺動可能に支持されている。規制レバー34はその重心
が軸35より第1端部側となるように形成され、自由状
態では規制レバー34の下方に配設されたストッパ36
と当接する位置に保持されるようになっている。規制レ
バー34の第1端部側には搬送体14の第2端部と係合
可能な規制部34aが突設されている。規制レバー34
は当該ブロックの第1端部と対応する位置に搬送体14
があるときは規制位置に配置され、搬送体14がないと
きは規制部34aが下方に移動して許容位置に配置され
るようになっている。規制レバー34は規制位置におい
てその規制部34aが隣接するブロックの搬送体14の
第2端部と係合して搬送体14の移動を規制し、許容位
置においてはその規制部34aが隣接するブロックの搬
送体14の第2端部と係合不能となり、当該搬送体14
の移動を許容するようになっている。
【0045】図1(b)に示すように、各規制レバー3
4より第2端部側には移動手段を構成する第2のベルト
コンベア37がそれぞれ配設されている。ベルトコンベ
ア37は各ブロックの第1端部に配置された搬送体14
の底面14cと係合して搬送体14を紡出ユニット2の
1ピッチ以上移動可能な長さに形成されている。図3に
示すように、各ベルトコンベア37の駆動プーリ38が
固定された駆動軸39は第1のベルトコンベア15のベ
ルト15aに対してその外側下面にて圧接するように配
設されている。即ち、ベルトコンベア37のベルト37
aは搬送体14を第2端部側へ移動させるように走行す
る。
【0046】図1(a)及び図2に示すように、各ベル
トコンベア15の第1端部の延長線上にはベルトコンベ
ア15により通路10即ちガイドレール11の第1端部
と対応する位置に移送された空の搬送体14を通路10
上に移載するための第1の移載装置40が配設されてい
る。この移載装置40はベルトコンベア15とともに搬
送体配置手段を構成し、ベルトコンベア15と平行に配
設された回転軸41に一体回転可能に固定された反転レ
バー42を備えている。回転軸41の第1端部には歯車
43が固定され、歯車43はモータ44R,44Lの駆
動軸に固定された歯車45と噛合している。反転レバー
42の先端には支承バー46が反転レバー42と直交す
る状態で水平に延びるように突設されている。支承バー
46は板状に形成され、反転レバー42がベルトコンベ
ア15と対応する位置に配置されたときベルト15aの
上面より若干下方においてベルト15aと一直線上に位
置するようになっている。又、ベルトコンベア15の第
1端部にはベルト15aを挟むように一対の支承プレー
ト47が配設されている。
【0047】図2に示すように、両通路10の第1端部
にはガイドレール11の外側にエアシリンダ48(一方
のみ図示)がガイドレール11と平行に配設されてい
る。エアシリンダ48のピストンロッド48aにはガイ
ドレール11上に載置された搬送体14の第1端部と係
合可能な係止片49が固定されている。エアシリンダ4
8のストロークは搬送体14の長さより短く設定されて
いる。そして、ピストンロッド48aが突出位置に配置
された状態で係止片49はガイドレール11上への搬送
体14の移載に支障とならない待機位置に配置され、ピ
ストンロッド48aの没入動作時に係止片49が搬送体
14と係合して搬送体14を移動させるようになってい
る。第2のベルトコンベア37及びエアシリンダ48に
より、通路10の第1端部側においてボビンBが供給さ
れた搬送体14を通路の第2端部側に移動させるための
移動手段が構成されている。
【0048】支承プレート47の側方には支承プレート
47上に配置された搬送体14を検知するセンサS1R,
S1Lが配設されている。通路10の第1端部と対応する
位置には搬送体14を検知するセンサS2R,S2Lと、搬
送体14上に載置されたボビンBを検知するセンサS3
R,S3Lとが配設されている。モータ44R,44L
は、センサS1R,S1Lから搬送体14の検知信号が出力
され、かつセンサS2R,S2Lから搬送体14の検知信号
が出力されていないときに駆動されるようになってい
る。モータ44R,44Lは正転によりベルトコンベア
15と対応する位置に配置されている反転レバー42を
図2の矢印方向に180°回動させた後、直ちに逆転し
て反転レバー42を元の位置に配置させるようになって
いる。
【0049】図1(a)及び図2に示すように、機台1
の第1端部には通路10の第1端部に配置された搬送体
14上にボビンBを供給するボビン供給装置50が配設
されている。ボビン供給装置50はボビンストック装置
51、第1のボビン受渡機構52、ベルトコンベア53
及び第2のボビン受渡機構54を備えている。ボビンス
トック装置51は機台1の片側に配置され、空ボビンB
をその長手方向が機台1の長手方向とほぼ直交する状態
でストックする。
【0050】図8及び図9に示すように、ボビンストッ
ク装置51は前面が開放された箱状のハウジング55を
備えている。ハウジング55内に、無端状のチェーン5
6がハウジング55の上側において水平方向に延び、そ
の他の箇所では上下方向に蛇行状態で延びるように駆動
スプロケット57及び多数のガイドスプロケット58間
に巻き掛けられて配設されている。駆動スプロケット5
7はチェーン56が図8の矢印方向、即ちハウジング5
5の上側において図8における右側へ移行するように、
モータ59により歯車列60を介して間欠的に駆動され
るようになっている。各スプロケット57,58及びモ
ータ59等を支持する支持プレート61はその前面が若
干上側を向くように傾いた状態で配設されている。
【0051】チェーン56にはハウジング55の前面側
にボビンBを支承する支承ロッド62がチェーン56の
移行面と直交するように所定ピッチで突設されている。
スプロケット57,58間及びスプロケット58,58
間には支承ロッド62をガイドしてチェーン56の振動
を防止するガイドプレート63が配設されている。ハウ
ジング55の上部には第1のボビン受渡機構52が配設
されており、このボビン受渡機構52は押出し装置64
及び受渡アーム65を備えている。押出し装置64はシ
リンダ66と、そのピストンロッド66aの先端に固定
された係止片67とから構成されている。係止片67は
ピストンロッド66aの突出時に支承ロッド62に支承
されたボビンBと係合して移動し、ボビンBを前側に押
し出して支承ロッド62との係合状態を解除する。受渡
アーム65はモータ68の駆動軸に固定されたブラケッ
ト69に基端が固定され、その先端に前記把持装置22
と同様な構成の把持装置70が固定されている。ハウジ
ング55の上部には受渡アーム65が水平に延びる受取
位置に配置されたとき、ローラ26aと係合して可動把
持片23bを解放位置に保持する係止片71aが配設さ
れている。把持装置70は受取位置に配置されたとき両
把持片23a,23bが上側を向いて解放状態となるよ
うに受渡アーム65に固定されている。ハウジング55
の上方には受渡アーム65が垂直に延びる受渡位置に配
置されたとき、ローラ26aと係合して可動把持片23
bを解放位置に保持する係止片71bが配設されてい
る。把持装置70は受渡位置に配置されたとき両把持片
23a,23bが斜め下側を向いて解放状態となるよう
に受渡アーム65に固定されている。ハウジング55の
上部には受取位置に配置された把持装置70上のボビン
Bを検知するセンサS4が配設されている。
【0052】ベルトコンベア53はボビンストック装置
51の上方において機台1の長手方向と直交する状態に
配設され、ボビンBの大径部を前側として移送するよう
になっている。ベルトコンベア53は第1端部が受渡位
置に配置されたときの把持装置70の下方に位置し、第
2の端部が機台1の幅方向の中央に位置するように配設
されている。ベルトコンベア53の両側にはボビンBを
案内するガイド53aが配設されており、ベルトコンベ
ア53の第1端部及び第2端部と対応する位置にはボビ
ンBを検知するセンサS5,S6がそれぞれ配設されて
いる。ベルトコンベア53は駆動モータ72により間欠
的に駆動されるようになっており、センサS6からボビ
ン検知信号が出力されない状態でセンサS5からボビン
検知信号が出力されると駆動が開始され、センサS6か
らボビン検知信号が出力されると停止されるようになっ
ている。
【0053】図2に示すように、第2のボビン受渡機構
54は両通路10の第1端部と対応する位置における機
台1の中央を回動中心として左右にほぼ90°ずつ回動
可能なアーム73を備えている。アーム73の基端は、
鉛直に配設されるとともに歯車列74を介してモータ7
5により駆動される回転軸76に一体回転可能に固定さ
れ、アーム73の先端に把持装置77が固定されてい
る。把持装置77は把持装置22,70と同様な固定把
持片23a及び可動把持片23bを備え、可動把持片2
3bを回動させるための構成が異なっている。そして、
把持装置77は両把持片23a,23bが下側を向いて
解放状態となるようにアーム73に固定されている。ア
ーム73の基端側にはロータリアクチュエータ(ロータ
リソレノイド)78が固定され、その駆動軸にはレバー
79が一体回動可能に固定されている。可動把持片23
bは支軸25に一体回転可能に固定され、支軸25に固
定されたレバー26とレバー79とが連結ロッド80に
より連結されている。そして、ロータリアクチュエータ
78の作動により可動把持片23bが解放位置と把持位
置とに回動されるようになっている。
【0054】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。機台1の運転に先立ってガイドレール11上
の各搬送体1上にボビンBが載置される。又、ボビンス
トック装置51の殆ど全ての支承ロッド62にボビンB
が遊挿される。又、受渡アーム65は受取位置に配置さ
れ、アーム73は把持装置77がベルトコンベア53の
第2端部と対応する位置に配置される。反転レバー42
は第1のベルトコンベア15と対応する位置に配置され
る。この状態から機台1の運転が開始される。機台1の
運転開始から満ボビンFの形成に必要な所定時間経過す
るとベルトコンベア15の駆動が開始される。
【0055】満管になると当該巻取ユニット5は満ボビ
ンFが巻取ローラ5aから離間する所定位置までボビン
ホルダ6が上方へ回動され、ボビンホルダ6はその位置
で待機する。玉揚機4は走行レール3に沿って機台1の
周囲を往復移動し、玉揚げを必要とする紡出ユニット2
と対応する位置で停止して玉揚げ作業及びボビン装着作
業等を行う。押出しレバー17が図5に示す状態から軸
18を中心に反時計方向にほぼ90°回動されたとき、
ボビンホルダ6は満ボビンFを解放するため、その基端
を中心にして先端が紙面とほぼ垂直方向へ若干移動する
ように回動される。そして、満ボビンFがボビンホルダ
6から離脱して、押出しレバー17の作用によりコンベ
ア7上へ移載される。その後、押出しレバー17は元の
位置に復帰する。
【0056】その間に受渡装置29が作動され、把持ア
ーム31が図5に実線で示す元位置から時計方向に回動
されてボビン把持位置に配置され、搬送体14上のボビ
ンBを把持する。その後、把持アーム31は反時計方向
に回動されて元位置にある装着アーム21にボビンBを
受渡す受渡位置に配置される。次に装着アーム21が時
計方向に回動され、回動が開始されるとすぐに可動把持
片23bが把持位置に配置されてボビンBが両把持片2
3a,23bにより把持される。ボビンBを把持した
後、装着アーム21が回動を続けて把持アーム31から
ボビンBが離脱し、装着アーム21はボビンBがボビン
ホルダ6のボビン装着部と対応する鎖線で示す位置まで
回動される。その後、ボビンホルダ6がボビン把持状態
に復帰され、ボビンBがボビンホルダ6に把持される。
次に装着アーム21が反時計方向に回動されて元位置に
復帰する。装着アーム21が反時計方向に回動すると
き、可動把持片23bはねじりばね27の付勢力に抗し
て解放側に回動されてボビンBから離脱する。
【0057】把持アーム31が受渡位置に配置された
後、シリンダ32が作動されてピストンロッド32aが
ガイドレール11の間に斜め下方から進入するととも
に、搬送体14の底部と係合した状態で所定位置まで突
出する。その結果、搬送体14は内側のガイドレール1
1を中心に回動し、ガイドプレート33に案内されて裏
返しとなってベルトコンベア15上へ移載される。ベル
トコンベア15上に移載された搬送体14はベルト15
aの移動に伴って通路10の第1端部と対応する位置へ
移送される。ピストンロッド32aはその後、没入位置
に復帰する。
【0058】ガイドレール11上から搬送体14が排除
されると隙間が生じる。ガイドレール11上の搬送体1
4は各ブロック毎に配置された第2のベルトコンベア3
7により第2端部側へ付勢された状態にある。従って、
図10(a)に示すように、搬送体14が1個排除され
ると、当該ブロックにおいてその搬送体14より第1端
部側に配置されていた搬送体14がベルトコンベア37
の作用により順次第2端部側に移送される。そして、当
該ブロックの第1端部に配置されていた搬送体14と規
制レバー34との係合が解除されると、図11(a)に
示すように規制レバー34が反時計方向に回動されて規
制部34aと、隣接するブロックの搬送体14の第2端
部との係合が解除される。そして、図10(b)及び図
11(b)に示すように、隣接するブロックの第2端部
に配置されていた搬送体14が規制レバー34を乗り越
えて移動し、図10(c)に示す状態となる。そして、
巻取ユニット列の第1端部に位置する巻取ユニット5と
対応する位置に空間ができる。
【0059】ベルトコンベア15上に移載された搬送体
14はベルトコンベア15の第1端部に移送され、支承
プレート47上に載置された状態で停止する。センサS
1L(S1R)が搬送体14の検知信号を出力し、かつセン
サS2L(S2R)が搬送体14の検知信号を出力していな
い状態でモータ44L(44R)が駆動される。そし
て、反転レバー42が回転軸41を中心に180°旋回
され、支承バー46が搬送体14と係合した状態で半円
弧状の軌跡を描くように移動される。その結果、搬送体
14はガイドレール11を中心として180°回動さ
れ、凹部14aが上側となって両係合面14bがガイド
レール11と係合する状態に配置される。そして、セン
サS2L(S2R)から検知信号が出力される。
【0060】第2のボビン受渡機構52の把持装置77
は解放状態で待機している。センサS2L(S2R)から検
知信号が出力されると、ロータリアクチュエータ78が
作動されて可動把持片23bが把持位置に配置され、ボ
ビンBが把持される。そして、センサS3L(S3R)から
検知信号が出力されていない状態でモータ75が駆動さ
れ、センサS2L(2R)と対応する側へアーム73が90
°旋回されて把持装置77が搬送体14の凹部14aと
対応する位置に配置される。次にロータリアクチュエー
タ78が作動されて可動把持片23bが解放位置に配置
され、ボビンBが搬送体14上に供給される。把持装置
77がボビンBを解放すると、モータ75が逆転されて
アーム73は直ちに元の位置に配置される。
【0061】一方、ボビンBが搬送体14上に供給され
ると、センサS3L(S3R)が検知信号を出力し、その信
号に基づいてエアシリンダ48が作動される。エアシリ
ンダ48の作動により係止片49はボビンBが供給され
た搬送体14と係合してガイドレール11の第2端部側
に向かって移動される。このとき通路10の第1端部寄
りに配置された規制レバー34は搬送体14の通過を許
容する位置に配置されているため、搬送体14は第2の
ベルトコンベア37と係合する位置まで係止片49によ
って移動される。そして、ベルトコンベア37と係合し
た後はベルトコンベア37により、巻取ユニット列の第
1端部に位置する巻取ユニット5と対応する位置まで移
動される。その結果、ボビンBが載置された搬送体14
が全ての巻取ユニット5と対応する位置に配置された状
態となる。
【0062】アーム73が旋回されてベルトコンベア5
3の第2端部からボビンBが搬出されると、センサS6
からボビン検知信号が出力されなくなる。このときベル
トコンベア53の第1端部にはボビンBが載置された状
態にあるため、センサS5からボビン検知信号が出力さ
れる。そして、両センサS5,S6の出力信号に基づい
て駆動モータ72が駆動され、センサS6からの検知信
号に基づいて駆動モータ72が停止される。その結果、
ベルトコンベア53はその第2端部にボビンBが配置さ
れ、第1端部にはボビンBを載置可能なスペースが有る
状態となる。駆動モータ72の停止状態でかつセンサS
5から検知信号が出力されていない状態になるとモータ
68が正転駆動され、受取位置に配置されていた受渡ア
ーム65が上方へ90°旋回される。
【0063】把持装置70が受取位置に配置された状態
では可動把持片23bは解放位置にあるが、旋回途中で
把持位置に配置される。そして、ベルトコンベア53の
第1端部と対応する受渡位置に配置されると、再び解放
位置に配置される。その結果、把持装置70が把持して
いたボビンBがベルトコンベア53の第1端部に載置さ
れる。センサS5が検知信号を出力すると、モータ68
が逆転駆動され、把持装置70が再び受取位置に配置さ
れる。把持装置70が受取位置に配置された状態でセン
サS4からボビン検知信号が出力されないと、シリンダ
66が作動されてピストンロッド66aが1ストローク
移動される。そして、支承ロッド62に支承されていた
ボビンBが係止片67により把持装置70と対応する位
置まで押し出され、解放状態にある把持装置70上に配
置される。その後、モータ59が所定量回動されてチェ
ーン56に突設された次の支承ロッド62が係止片67
と対応する位置に配置される。
【0064】以下、前記と同様にして搬送体14上のボ
ビンBが使用される毎に、当該搬送体14がガイドレー
ル11上から第1のベルトコンベア15上に移載され
る。そして、当該搬送体14より通路10の第1端部側
に位置する搬送体14が順次第2端部側に移動されて各
巻取ユニット5と対応する位置に配置される。又、通路
10の第1端部に配置された搬送体14にボビンBが供
給された後、当該搬送体14が最も第1端部側に位置す
る巻取ユニット5と対応する位置に配置される。従っ
て、各巻取ユニット5と対応する位置には、玉揚機4に
よる玉揚げ作業後のボビンBの装着作業時までに、ボビ
ンBが確実に準備された状態となる。その結果、玉揚機
4はボビンBの装着を必要とする巻取ユニット5に対し
て直ちに装着作業を行うことができる。
【0065】又、ボビンBを必要とする箇所とボビン供
給装置50との距離の如何に拘らず、搬送体14をその
長さ分、移動させることによりボビンBをボビンBが使
用された巻取ユニット5と対応する位置に供給でき、供
給に要する時間が短くなる。又、ボビンBは搬送体14
に載置された状態で移送されるため、種糸が巻付けられ
た種糸ボビンを供給する場合でも種糸が解ける等のトラ
ブルが発生せず、ボビンが他のボビンの上を摺動する従
来装置に比較して耐久性が増す。又、コーンボビンを使
用する場合もストレートボビンを使用する場合と同じ条
件で使用でき、所定の位置に正確に位置決めされた状態
で配置できる。
【0066】この実施例では搬送体14がガイドレール
11を中心にして反転されてベルトコンベア15上に移
載されるとともに、通路10の第1端部と対応する位置
で再びガイドレール11を中心にして反転される構成の
ため、装置全体がコンパクトになる。しかも、搬送体1
4をベルトコンベア15上に移載する第2の移載装置が
シリンダ32だけでよく、簡単な構成となる。又、第2
の移載装置が玉揚機4に装備されているため、各紡出ユ
ニット2に装備する場合に比較して構成がより簡単とな
る。
【0067】又、この実施例では複数の紡出ユニット2
が配設された各ブロック間に所定の距離が設けられてい
ても、各ブロックの端部に設けられた規制レバー34と
第2のベルトコンベア37との作用により、各ブロック
毎に搬送体14が確実に巻取ユニット5と対応する位置
に配置される。
【0068】又、玉揚機4から搬送体14の排除作業完
了信号を出力しなくても、排除された搬送体14の通路
10の第1端部への配置、ボビン供給装置50によるボ
ビンBの供給、ボビンBが載置された搬送体14の移動
が円滑に行われる。その結果、玉揚機4、ベルトコンベ
ア15、ボビン供給装置50の制御が容易となる。
【0069】(実施例2)次に第2実施例を図12〜図
22に従って説明する。この実施例ではボビンBが使用
された搬送体をいったん通路から排除することなく、ボ
ビンBが載置された搬送体をボビンが使用された巻取ユ
ニットと対応する位置に供給可能に構成した点が前記実
施例と大きく異なっている。前記実施例と同一部分は同
一符号を付して詳しい説明を省略する。
【0070】図12及び図13に示すように、搬送体8
1は本体がほぼ直方体状に形成されたブロック82で構
成され、その上面がボビン載置部となっている。ブロッ
ク82は長さが紡出ユニット2の幅と同じに形成され、
幅がコーンボビンの小径部の直径より短く形成されてい
る。ブロック82の底部には長手方向両端に凸部82a
が形成されており、第1端部には収容凹部83が形成さ
れ、収容凹部83に係止部材84がブロック82の上面
から出没可能に収容されている。係止部材84の下面及
び収容凹部83の底面に形成された嵌合凹部84a,8
3a間に付勢手段としてのコイルスプリング85が介装
され、係止部材84は常にはその上部がブロック82の
上面から突出する状態に保持されるようになっている。
係止部材84の上部第1端部側にはブロック82の第1
端部側に向かって下降傾斜する斜面84bが形成されて
いる。斜面84bは係止部材84が突出位置に配置され
た状態で斜面84bの下端がブロック82の上面に連続
するように形成されている。
【0071】ブロック82の第2端部には係止部材84
からボビンBの長さと等しい間隔をおいた位置に係合凸
部82bが形成されており、ブロック82の第1端部側
に向かって下降傾斜する形状に形成されている。係合凸
部82bより第2端部側に係止凹部としての切欠き部8
6が形成されている。
【0072】図15(a)及び図16に示すように、満
ボビン搬出用のコンベア7は機台1の中央に配設されて
いる。機台1の両側にはその長手方向に沿って通路10
を構成するガイドレール87がそれぞれ延設されてい
る。図17に示すように、ガイドレール87はボビンホ
ルダ6の上方に配設されており、図14及び図17に示
すように、ガイドレール87は搬送体81を摺動案内可
能なほぼU字状の収容部87aと、収容部87aの上縁
から外側斜め上方に延びる一対のボビンガイド部87b
とを備えている。収容部87aの底部上面には帯状の低
摩擦部材87cが敷設されている。紡出ユニット列の第
1端部に配置された紡出ユニット2に対して玉揚機4が
作業を行う場合、図16に示すように、玉揚機4のハウ
ジングはその紡出ユニット2の端部より機台1の第1端
部側へ紡出ユニット2の幅のほぼ2倍の長さ分はみ出
す。この位置における玉揚機4と後記するベルトコンベ
ア92との干渉を避けるため、ガイドレール87は1列
の紡出ユニット2と対応する長さより機台1の第1端部
側に搬送体81の3個分だけ長く形成されている。
【0073】各ガイドレール87の収容部87aには搬
送体81が機台1の片側に配置された紡出ユニット2の
数よりそれぞれ2個多く収容され、ガイドレール87の
第1端部に1個の搬送体81を配置可能なスペースを設
けた状態に配置されている。搬送体81はその第1端部
側がガイドレール87の第1端部側となるように配置さ
れており、機台1の片側に配設された全紡出ユニット2
が同一ピッチで配設されている場合は、搬送体81は互
いに当接する状態で配置される。一方、機台1が複数の
ブロックに区画されるとともにブロック内の紡出ユニッ
ト2は同一ピッチで配設され、各ブロック間に所定の間
隔が設けられている場合は、ブロック間の隙間と対応す
る位置に、隙間と同じ長さのスペーサ(図示せず)が収
容部87a内に摺動可能に配設されるようになってい
る。
【0074】各ボビンガイド部87bには規制部88が
搬送体81上に載置されたボビンBと係合可能な位置
に、紡出ユニット2の配設ピッチと同じピッチで突設さ
れている。ガイドレール87の第1端部側へのボビンB
の移動を規制するとともに、第2端部側へのボビンBの
移動を許容するため、図12に示すように、規制部88
はボビンガイド部87bからの高さがガイドレール87
の第1端部側に向かって次第に低くなる斜面88aを備
えている。
【0075】図16に示すように、ガイドレール87の
収容部87aの第1端部側の底部には搬送体81の長さ
より長い長孔87dが形成され、長孔87dは第1端部
側が切欠かれている。図22に示すように、ガイドレー
ル87の下方にはエアシリンダ89がガイドレール87
と平行に配設され、そのピストンロッド89aには収容
部87aの底部より上方まで延びる係止片89bが固定
されている。エアシリンダ89のストロークは搬送体8
1の長さに設定されている。そして、ピストンロッド8
9aが突出位置に配置されたときに係止片89bが長孔
87dから離脱し、ピストンロッド89aが没入位置に
配置されたときに係止片89bが長孔87dに沿って収
容部87a内に搬送体81の長さだけ進入するようにな
っている。
【0076】図15(a)及び図16に示すように、機
台1の第1端部の両側にはボビン供給装置90がそれぞ
れ配設されており、前記実施例と同じボビンストック装
置51、第1のボビン受渡機構91及びベルトコンベア
92を備えている。図18及び図19に示すように、ベ
ルトコンベア92はボビンストック装置51の上方にお
いて機台1の長手方向と直交する状態に配設され、ボビ
ンBをその長手方向が機台1の長手方向に沿った状態で
移送するようになっている。ベルトコンベア92のベル
ト93の外周面にはボビンBの転動を規制する突条93
aがベルト93の幅方向に延びるように所定間隔で形成
されている。ベルトコンベア92はベルト93の上面に
ボビンBが複数配置されるとともに、駆動モータ94L
(94R)により間欠的に所定ピッチずつ駆動されてボ
ビンBを1個ずつガイドレール87の第1端部に落下さ
せるように構成されている。
【0077】第1のボビン受渡機構91は、把持装置7
0が受取位置から受渡位置へ移動される間に、把持して
いるボビンBの向きを90°変更可能に構成されている
点が第1実施例の第1のボビン受渡機構52と異なって
いる。図20及び図21に示すように、第1のボビン受
渡機構91は差動歯車装置95によって受渡アーム65
を旋回させるように構成されている。図20に示すよう
に、支持プレート61に支柱96を介してプレート97
が固定され、プレート97に支軸98の基端が固定され
ている。支軸98には軸受99を介して円筒部材100
が回転可能に支持され、円筒部材100の外周面には歯
車100aが形成されている。プレート97にはモータ
101が固定され、その駆動軸に歯車100aと噛合す
る歯車102が固定されている。支軸98の先端には傘
歯車103が固定されている。円筒部材100の先端に
は支持片100bが一対突設され、支持片100bに軸
受104を介して受渡アーム65が支持されている。受
渡アーム65の基端には傘歯車103と噛合する傘歯車
105が一体回転可能に固定されており、両傘歯車10
3,105は同じ歯数に形成され、円筒部材100が9
0°回転すると、受渡アーム65は支軸98を中心に9
0°旋回するとともに、軸受104を中心に90°回転
するようになっている。
【0078】ガイドレール87の第1端部近傍には、搬
送体81を検知するセンサS2L,S2Rと搬送体81上に
載置されたボビンBを検知するセンサS3L,S3Rとが配
設されており、ベルトコンベア92の第1端部及び第2
端部と対応する位置には、ボビンBを検知するセンサS
5L,S5R,S6L,S6Rがそれぞれ配設されている。駆動
モータ94L(94R)はセンサS2L(S2R)から検知
信号が出力され、かつセンサS3L(S3R)から検知信号
が出力されない状態で駆動が開始され、センサS6L(S
6R)から検知信号が出力されると停止するようになって
いる。
【0079】図17に示すように、玉揚機4には受渡装
置29の下方にシリンダ32に代えて送り装置106が
配設されている。図15(b)に示すように、送り装置
106は回転軸30と平行に配設されたエアシリンダ1
07を備えており、そのピストンロッド107aの先端
にはロータリアクチュエータ(ロータリソレノイド)1
08が固定されている。ロータリアクチュエータ108
は駆動軸108aがピストンロッド107aと同方向に
延びるように固定され、駆動軸108aにはレバー10
9が駆動軸108aと直交する状態で固定されている。
レバー109はほぼJ字状に形成され、ロータリアクチ
ュエータ108の作動により搬送体81の切欠き部86
と係合可能な作用位置と、切欠き部86と係合不能な図
17に示す待機位置とに配置されるようになっている。
エアシリンダ107のストロークは搬送体81の長さに
設定されている。
【0080】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。機台1の運転に先立ってガイドレール87上
の各搬送体81上及びベルトコンベア92上にボビンB
が載置される。又、ボビンストック装置51の殆ど全て
の支承ロッド62にボビンBが遊挿され、受渡アーム6
5は受取位置に配置される。この状態から機台1の運転
が開始される。
【0081】玉揚機4は玉揚げを必要とする紡出ユニッ
ト2と対応する位置で停止し、前記実施例と同様に玉揚
げ作業及び空ボビン装着作業等を行う。把持アーム31
が受渡位置に配置された後、ロータリアクチュエータ1
08が駆動されてレバー109が作用位置に配置され
る。次にエアシリンダ107が作動されてピストンロッ
ド107aが突出し、図22(a)に示すように、レバ
ー109はボビンBが取り出された搬送体81の切欠き
部86と係合した状態で、ガイドレール87の第1端部
側へ搬送体81の長さ分移動される。そして、レバー1
09は空の搬送体81及び当該搬送体81よりガイドレ
ール87の第1端部側に位置する搬送体81を、一体的
にガイドレール87の第1端部側に移動させる。ボビン
Bが載置された搬送体81が移動する際、当該搬送体8
1に載置されたボビンBはガイドレール87の規制部8
8と係合状態にあるため移動が規制され、搬送体81が
ボビンBの下方を移動する。
【0082】搬送体81の移動中に隣接する搬送体81
上に載置されているボビンBの端部と係止部材84が係
合する状態となる。しかし、係止部材84の斜面84b
にボビンBから作用する水平方向の反力により係止部材
84が収容凹部83内に没入する。従って、ボビンBが
上側に移動することによる規制部88との係合解除が発
生することなく、搬送体81はボビンBの下方を通過す
る。その結果、ボビンBが使用された紡出ユニット2と
対応する位置よりガイドレール87の第1端部側に位置
する全て(図22では3個)の搬送体81は、レバー1
09の移動が停止されたときに、図22(b)に示すよ
うに、搬送体81の長さ分だけガイドレール87の第1
端部側に移動された状態となる。そして、ガイドレール
87の第1端部に空の搬送体81が配置された状態とな
る。
【0083】ガイドレール87の第1端部に空の搬送体
81が配置されるとセンサS2L(S2R)が検知信号を出
力する。センサS2L(S2R)から検知信号が出力され、
センサS3L(S3R)から検知信号が出力されない状態で
駆動モータ94L(94R)が作動され、ベルトコンベ
ア92からボビンBが搬送体81上に供給される。駆動
モータ94L(94R)はセンサS6L(S6R)の検知信
号に基づいて停止される。搬送体81上にボビンBが供
給されると、センサS3L(S3R)が検知信号を出力し、
その信号に基づいてエアシリンダ89が1ストローク作
動される。エアシリンダ89の作動により係止片89b
がガイドレール87の第2端部側に向かって移動され、
ボビンBが供給された搬送体81を他の搬送体81とと
もに移動させる。
【0084】図22(a)〜(c)に示すように、各搬
送体81上のボビンBは係止部材84の垂直面84cと
係合状態にあるため、搬送体81の移動に伴って一体的
に移動する。移動途中でボビンBが規制部88と係合
し、規制部88の斜面88aに沿って移動してその最高
部に乗り上げるとともに、移動方向前側の端部が搬送体
81の上面と係合する状態となる。しかし、係止部材8
4の搬送体81の上面からの突出長さが長いため、ボビ
ンBと垂直面84cとの係合状態が保持され、ボビンB
は搬送体81とともに確実に移動する。そして、エアシ
リンダ89の作動が終了すると、図22(c)に示すよ
うに、各搬送体81はボビンBを載置した状態で元の位
置に復帰し、ボビンBが使用された紡出ユニット2と対
応する位置へのボビンBの供給が完了する。
【0085】駆動モータ94L(94R)の停止状態で
センサS5L(S5R)から検知信号が出力されていない状
態になると、モータ101が正転駆動されて受取位置に
配置されていた受渡アーム65が上方へ90°旋回され
る。受渡アーム65は差動歯車装置95の作用により9
0°旋回する間に90°回動され、把持装置70に把持
されていたボビンBの向きが90°変更されてベルトコ
ンベア92上に載置される。即ち、受取位置においてそ
の長手方向が機台1の長手方向と直交する状態にあった
ボビンBが、ベルトコンベア92上に載置されたときに
は機台1の長手方向とほぼ平行となる。モータ101は
受渡アーム65を上方へ90°旋回させる量正転駆動さ
れた後、逆転駆動されて再び受取位置に配置される。そ
して、モータ59が所定量回動されて次の支承ロッド6
2が係止片67と対応する位置に配置される。
【0086】以下、前記と同様にして搬送体81上のボ
ビンがBが使用される毎に、当該搬送体81及びそれよ
りガイドレール87の第1端部側に位置する搬送体81
が、送り装置106及びエアシリンダ89の作動により
所定量往復動されて、ボビンBの供給が行われる。従っ
て、この実施例においても各紡出ユニット2には玉揚機
4による玉揚げ作業後のボビンBの装着作業時に、ボビ
ンBが確実に準備された状態となる。その結果、玉揚機
4はボビンBの装着を必要とする巻取ユニット5に対し
て直ちに装着作業を行うことができる。又、ボビンBを
必要とする箇所とボビン供給装置90との距離の如何に
拘らず、搬送体81をその長さ分、往復移動させること
によりボビンBを供給でき、供給に要する時間が短くな
る。又、コーンボビンを使用する場合もストレートボビ
ンを使用する場合と同じ条件で使用でき、所定の位置に
正確に位置決めされた状態で配置できる。
【0087】この実施例ではボビンBの供給が必要なと
きのみ搬送体81を移動させるので、空の搬送体を搬送
するためのベルトコンベア15を常に作動する前記実施
例より動力消費が少なくなる。又、簡単な構成の送り装
置106が搬送体排除手段と搬送体配置手段とを兼ねて
いるため、装置全体の構造が簡単となる。又、玉揚機4
から搬送体81の排除作業完了信号を出力しなくても、
ボビン供給装置90によるボビンBの供給、ボビンBが
載置された搬送体81の移動が円滑に行われる。又、複
数の紡出ユニット2が配設された各ブロック間に所定の
距離が設けられていても、各ブロックの隙間と対応する
位置において搬送体81間にスペーサを配置することに
より、各ブロック毎に搬送体81が確実に巻取ユニット
5と対応する位置に配置される。
【0088】又、搬送体81の底部に2個の凸部82a
が形成されているため、搬送体81がガイドレール87
に沿って移動するときの摩擦抵抗が小さくなる。又、搬
送体81は収容部87aに敷設された低摩擦部材87c
の上を移動するため、より摩擦抵抗が小さくなって動力
消費が少なくなる。
【0089】(実施例3)次に第3実施例を図23に従
って説明する。この実施例の搬送体81は長手方向に1
列に互いに連結可能に構成されている点が第2実施例の
搬送体81と大きく異なっている。前記実施例と同一部
分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。ブロック
82は第2実施例の場合より短く形成され、収容凹部8
3より第1端部側に係止部としての係止凹部110が形
成されている。ブロック82の第2端部側には第2端部
側及び上方に開放された収容部111が形成され、収容
部111に基端が収容された状態で連結部材としての係
止レバー112が支軸113により回動可能に支持され
ている。収容部111には係止レバー112の先端が水
平位置より下方に移動するのを規制する規制部111a
が形成されている。係止レバー112の先端には、係止
凹部110と係合可能な係合部112aが形成されてい
る。収容部111には係止レバー112の基端を上方に
付勢するコイルスプリング114が収容されている。係
合部112aと係止凹部110との距離Lは紡出ユニッ
ト2の配設ピッチと同じに形成されている。
【0090】この搬送体81も第2実施例と同様にガイ
ドレール87の収容部87aに収容されて使用される。
この搬送体81を使用する場合は、玉揚機4に送り装置
106を設ける代わりに、係止レバー112の基端をコ
イルスプリング114の付勢力に抗して押し下げる押下
装置(図示せず)が設けられる。押下装置はレバー10
9と同様にロータリアクチュエータにより作用位置と待
機位置とに回動され、作用位置においてローラ115が
係止レバー112の基端部を押し下げるように構成され
ている。又、ガイドレール87の第1端部に配設された
エアシリンダ89のピストンロッド89aに固定された
係止片89bは、最も第1端部寄りに位置する搬送体8
1の係止凹部110に対して常に係止状態となるように
構成される。
【0091】そして、玉揚機4は玉揚げ位置で停止して
ボビンBを搬送体81から取り出すと、玉揚機4の押下
装置に作動信号が出力されて押下装置が作動され、図2
3(a)に鎖線で示すように、ローラ115に押圧され
て係止レバー112が隣の搬送体81の係止凹部110
から離脱する状態に保持される。ローラ115が押下げ
位置まで作動された後、エアシリンダ89に作動信号が
出力されて、エアシリンダ89が作動される。その結
果、係止レバー112が回動された搬送体81が図23
(b)に示すように、他の搬送体81とともにガイドレ
ール87の第1端部側(図23の右側)へ移動される。
ローラ115は搬送体81が少し移動した時点で元の状
態に復帰する。その他の作用は第2実施例と同じであ
る。なお、搬送体81が元の位置に移動される際、係止
凹部110と係止状態にない係止レバー112は、搬送
体81の移動に伴って自動的に係止凹部110に係止さ
れる。従って、この実施例では玉揚機4の構成が第2実
施例より簡単となる。
【0092】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)第1実施例において通路10を紡出ユニット列と
対応する長さに形成する。この場合、第1のベルトコン
ベア15により通路10の第1の端部と対応する位置に
配置された搬送体14は、第1の移載装置40により紡
出ユニット列の第1端部に配置された紡出ユニットと対
応する位置に移載される。従って、エアシリンダ48が
不要となり、装置が簡単となる。
【0093】(2)前記各実施例において、通路10の
第1端部側に配置された搬送体14,81上へのボビン
Bの供給を、搬送体14,81がエアシリンダ48,8
9により通路10の第2端部側へ移動された後に行う構
成としてもよい。この場合、もちろんボビン供給装置5
0,90及びセンサの配置も変更される。
【0094】(3)第1実施例において、各第2のベル
トコンベア37を第1のベルトコンベア15と独立して
駆動可能とする。例えば、図24に示すように、ベルト
コンベア37と平行に無端状のベルト116を配設し、
ベルトコンベア37の駆動軸39をベルト116の外周
面に圧接された状態に配設する。ベルト116は図示し
ない駆動プーリ及び被動プーリ間に巻き掛けられてい
る。ベルト116の駆動源は玉揚機4が搬送体14を通
路10から排除する少し前、即ち把持アーム31が把持
位置に配置されたときに駆動が開始され、搬送体14が
通路10の第1端部と対応する位置に達するのに十分な
所定時間駆動が継続されるようになっている。把持アー
ム31が把持位置に配置されたことを検知するセンサ
(図示せず)は通路10の両端部に配置された投光器と
受光器とを備え、投光器からの投光が把持アーム31に
より遮断されると、検知信号を出力するように構成され
ている。
【0095】この構成の場合は、搬送体14が通路から
排除されてベルトコンベア37による搬送体14の移動
が必要な時点より少し前にベルトコンベア37の駆動源
の駆動が開始されてベルトコンベア37が所定時間駆動
される。従って、機台1の運転中、ベルトコンベア37
が常に駆動されている第1実施例に比較して動力消費量
が少なくなる。
【0096】各ベルトコンベア37に駆動用のモータを
設け、玉揚機4から搬送体14の排除完了信号を出力
し、その信号に基づいて玉揚機4が停止しているブロッ
クと対応するベルトコンベア37と、それより機台1の
第1端部側に配設されたベルトコンベア37を駆動する
ようにしてもよい。
【0097】(4)第1実施例において、ブロック毎に
間隔Dを設けずに全ての紡出ユニット2が同一ピッチで
配置された機台1の場合は、規制レバー34や第2のベ
ルトコンベア37を省略して、エアシリンダ48の作用
だけで搬送体14をガイドレール11の第2端部側へ移
動させる構成としてもよい。この場合構成が簡単とな
る。又、機台1が長い場合は、エアシリンダ48から離
れた位置にベルトコンベア37を適宜設けて、エアシリ
ンダ48にかかる負荷を軽減してもよい。
【0098】(5)第1実施例において搬送体14を完
全に裏返しにせずに、図25に示すように移動途中に搬
送体14と干渉せず、安定状態でベルト15aと一体的
に移動できる位置まで回動させた状態で機台1の第1端
部側へ移送する構成としてもよい。この場合、搬送体1
4の回動中心となるガイドレール11と係合する係合面
14bの円弧の長さを長くでき、安定した状態で回動で
きる。
【0099】(6)第1実施例において、各搬送体14
にボビンBを2個載置可能とし、搬送体14上の2個の
ボビンBが使用された後、搬送体14を通路10から排
除する構成とする。この場合、図26に示すように、凹
部14aにはボビンBを片側に案内する斜面14dが形
成され、玉揚機4は斜面14dの下部に配置されたボビ
ンBを把持アーム31で取り出す。従って、ボビンBが
1個使用されると、もう1個のボビンBが把持アーム3
1で把持可能な位置に斜面14dに沿って移動する。玉
揚機4には搬送体14に載置されたボビンBを検知する
センサ(図示せず)が設けられ、把持アーム31が受渡
位置に配置された状態でセンサからボビン検知信号が出
力されないとき、シリンダ32が作動される。
【0100】(7)第2実施例において、ブロック間に
間隔Dを設けて紡出ユニット2が配設された場合、ブロ
ックの境界と対応する位置に配置される搬送体81の長
さを他の搬送体14より間隔Dと対応する分だけ長く形
成する。この場合、スペーサが不要となる。又、第3実
施例の構成の搬送体81を使用する場合も、ブロックの
境界と対応する位置に配置される搬送体81の長さを間
隔Dと対応する分だけ長く形成することにより、ブロッ
ク間に間隔Dを設けて紡出ユニット2が配設された機台
1に適用できる。
【0101】(8)第1実施例において搬送体14の数
を紡出ユニット2の数より多く準備し、ベルトコンベア
15上に予備の搬送体14を載置してもよい。この場
合、ボビンBが使用されて通路10から排除された搬送
体14が、通路10の第1端部に到達するのを待たずに
予備の搬送体14を使用してボビンBの供給が可能とな
る。その結果、所定位置へのボビンBの補給完了までの
時間が短縮される。
【0102】(9)第2実施例でボビン供給装置90と
玉揚機4とが干渉しない配置にすれば、ガイドレール8
7の長さを短くして搬送体81の数を紡出ユニット2の
数と等しくできる。
【0103】(10)第1実施例において第2の移載装
置として搬送体14を把持して通路10からベルトコン
ベア15上へ移載する構成の装置を採用してもよい。こ
の場合、搬送体14を反転させずに上向きのまま移動さ
せることができる。又、通路10を曲率の小さな断面円
弧状の樋で構成し、搬送体14をベルトコンベア15側
へ平行移動により移載する構成としてもよい。この場
合、第1の移載装置も搬送体14を平行移動させる構成
となる。 (11)ガイドレール87に設けられた規制部88がボ
ビンガイド部87bの下部に配置されている場合は、ボ
ビンBが係止部材84に乗り上げたとき、ボビンBと規
制部88との係合が解除される事態が生じる虞がある。
これを改善するため、規制部88をボビンBに対して両
側方から係合するとともに、ボビンBの通過を許容する
位置と通過を規制する位置とに移動可能に構成してもよ
い。例えば、図27に示すように、ボビンガイド部87
bの外面に収容部117を形成するとともにボビンガイ
ド部87bに透孔118を形成し、規制部88を構成す
る部材を透孔118を貫通する状態で配置する。そし
て、規制部88をスプリング119を介して収容部11
7に取付ける。この構成の場合にはボビンBが上下動し
ても規制部88が確実にボビンBと係合するため、係止
部材84を出没可能に構成しなくてもよい。係止部材8
4を出没可能としない場合は、搬送体81の製作が容易
となる。
【0104】又、規制部88を構成する部材を収容部1
17内に出没可能に設ける代わりに、ヒンジを使用して
当該部材をボビンBの通過を規制する規制位置と、通過
を許容する退避位置とに回動可能に設ける。そして、ば
ねにより常には規制位置に保持する状態に付勢するとと
もに、ボビンBがガイドレール87の第2端部側に移動
するときには退避位置へ回動可能としてもよい。
【0105】(12)図28に示すように、ブロック8
2の幅を広くして上面にボビンBの曲率より小さな曲率
の凹部120を設けてもよい。この場合ブロック82上
にボビンBが安定した状態で載置される。又、搬送体8
1がガイドレール87の第2端部側に移動するときは、
搬送体81の第1端部側における凹部120の端面とボ
ビンBが係合することによりボビンBが搬送体81と一
体的に移動するため、係止部材84が不要となる。
【0106】(13)ボビン供給装置を1台装備するか
2台装備するかは適宜選択され、第2,第3実施例にお
いて第1実施例と同様なボビン供給装置50を採用した
り、第1実施例で第2実施例のボビン供給装置90を採
用してもよい。第1実施例のボビン供給装置50を採用
した場合は第1のボビン受渡機構及びベルトコンベアの
数が1個ですみ、装置の構成が簡単となりコンパクト化
が容易となる。
【0107】(14)機台1に装備される紡出ユニット
2の数が多くなり、ギヤボックスが機台1の中央に配設
される場合は、ボビン供給装置50,90を機台1の端
部に配設せず、機台1の中央に配設してもよい。この場
合、通路10はギヤボックスを挟んで両側へ延びるよう
に配設される。ボビンBが供給された搬送体14を他の
搬送体14とともに通路10の第2端部側に一度に移動
させる構成の場合、機台1が長いと駆動装置として大き
な駆動力が必要となる。しかし、ボビン供給装置50,
90を機台1の中央に配置することにより、駆動装置と
して小さな駆動力のものが使用できる。
【0108】(15)ブロック82の側面に凸部を設け
る。凸部は長手方向の中央を挟んで前後にずれた状態で
設けるのが好ましい。この場合、収容部87a内を移動
するときに側面全体が収容部87aに摺接する場合に比
較して摩擦抵抗が減少する。
【0109】(16)係止部材84を付勢する付勢手段
としてコイルスプリング85に代えて、スポンジやフォ
ームラバーを使用したりあるいは板ばねを使用してもよ
い。 (17)ブロック82の第2端部側に係合凸部82bに
代えて係止部材84を設けてもよい。この場合、搬送体
81がボビンBに対して相対移動する際、係止部材84
が押し下げられるため、ボビンBのがたつきが少なくな
る。
【0110】(18)係止部材84の斜面84bを平面
ではなく上に凸の湾曲面としてもよい。 (19)ブロック82の凸部82aや係合凸部82bを
省略してもよい。
【0111】(20)切欠き部86に代えて、凹部を形
成してもよい。凹部はブロック82の上面に限らず、側
面に形成してもよい。側面に形成した場合は、玉揚機4
側に設けられる送り装置として回動動作をせずに直線移
動の組合せだけの機構を採用できる。この場合、ガイド
レール87に玉揚機4に設けられた送り装置106のレ
バーの移動を許容するスリットを形成する必要がある。
【0112】(21)ブロック82の側面に突部を設
け、ガイドレール87に形成されたスリットから突部が
突出する状態で配置し、玉揚機4に突部と係合する送り
装置を設けてもよい。
【0113】(22)コーンボビンに限らずストレート
ボビンの搬送や、ボビンBの代わりに種糸ボビンの搬送
に使用してもよい。又、オープンエンド精紡機に限ら
ず、結束紡績機やワインダなどの他の紡機における空ボ
ビンあるいは種糸ボビンの搬送に使用してもよい。
【0114】前記各実施例及び変更例から把握できる請
求項記載以外の発明について、以下にその効果とともに
記載する。 (1)請求項3〜請求項5に記載の発明において、搬送
体をレールに沿って摺動可能かつレールを軸にして回動
可能に支承し、第2の移載装置として搬送体の斜め下方
から搬送体に押圧力を作用させるアクチュエータを使用
する。この場合、装置がコンパクトになるとともに、第
2の移載装置の構成が簡単となる。
【0115】(2)請求項2〜請求項11に記載の発明
において、巻取ユニットを機台の長手方向に沿って両側
に配設し、通路の第1端部において搬送体にボビンを供
給するボビン供給装置は、両通路にボビンを供給可能に
構成されている。この場合、装置の構成が簡単となりコ
ンパクト化が容易となる。
【0116】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項1
1に記載の発明によれば、複数の巻取ユニットが所定ピ
ッチで配設された紡機において、各巻取ユニットが必要
なときにボビンをすぐに供給できる。請求項3〜請求項
5に記載の発明では、さらに、ボビンが搬送体に載置さ
れて移動されるため、種糸ボビンの供給においても支障
をきたさない。請求項6、請求項7、請求項10及び請
求項11に記載の発明では搬送体を巻取ユニットの配設
ピッチと等しい距離を往復動させるだけで短時間でボビ
ンを補給できる。請求項9及び請求項11に記載の発明
では紡出ユニットの構成が簡単となる。又、請求項8に
記載の発明では作業機から搬送体の排除作業完了信号を
出力しなくても、ボビン供給装置によるボビンの供給動
作が開始され、制御が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第1実施例の概略平面図、(b)は
第2のベルトコンベアと搬送体の関係を示す模式断面
図。
【図2】 ボビン供給装置の要部概略斜視図。
【図3】 ガイドレールと搬送体の関係を示す断面図。
【図4】 ガイドレールと搬送体の関係を示す部分斜視
図。
【図5】 玉揚機とガイドレールの関係を示す概略側面
図。
【図6】 玉揚機の把持アームの平面図。
【図7】 把持装置の斜視図。
【図8】 ボビンストック装置の概略正面図。
【図9】 ボビンストック装置の概略側面図。
【図10】 作用を説明する模式図。
【図11】 作用を説明する模式断面図。
【図12】 第2実施例の搬送体とガイドレールを示す
斜視図。
【図13】 同じく搬送体の一部破断側面図。
【図14】 ガイドレールと搬送体の関係を示す断面
図。
【図15】 (a)は第2実施例の概略平面図、(b)
は送り装置の概略平面図。
【図16】 ボビン供給装置の概略平面図。
【図17】 玉揚機とガイドレールの関係を示す概略側
面図。
【図18】 ボビンストック装置の概略正面図。
【図19】 ボビンストック装置の概略側面図。
【図20】 第1のボビン受渡機構の概略平面断面図。
【図21】 第1のボビン受渡機構の模式斜視図。
【図22】 作用を示す模式図。
【図23】 第3実施例の搬送体の一部破断側面図。
【図24】 変更例のガイドレールと搬送体の関係を示
す断面図。
【図25】 別の変更例のガイドレールと搬送体の関係
を示す断面図。
【図26】 別の変更例のガイドレールと搬送体の関係
を示す断面図。
【図27】 ガイドレールの規制部の変更例を示す概略
断面図。
【図28】 別の変更例の搬送体の概略斜視図。
【図29】 従来装置の概略斜視図。
【図30】 同じく部分平面図。
【図31】 同じく側断面図。
【図32】 同じく作用を示す模式図。
【符号の説明】
3…走行レール、4…作業機としての玉揚機、5…巻取
ユニット、10…通路、11,87…通路を構成するガ
イドレール、14,81…搬送体、15…搬送体配置手
段を構成する移送装置としての第1のベルトコンベア、
32…搬送体排除手段を構成する第2の移載装置として
のシリンダ、34…規制レバー、37…移動手段を構成
する第2のベルトコンベア、40…搬送体配置手段を構
成する第1の移載装置、48,89…移動手段を構成す
るエアシリンダ、48a…ピストンロッド、49…係合
部としての係止片、50,90…ボビン供給装置、84
…係止部材、88…規制部、106…搬送体配置手段及
び搬送体排除手段としての送り装置、110…係止部と
しての係止凹部、112…連結部材としての係止レバ
ー、115…係合解除装置を構成するローラ、B…ボビ
ン、S2L,S2R…センサ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取ユニットが多数列状に配置された紡
    機の各巻取ユニットと対応する位置にボビンを準備して
    おき、巻取ユニットと対応する位置に準備されたボビン
    が使用されると当該位置にボビンを補給するボビン補給
    方法において、 巻取ユニット列に沿って延設された通路上にボビンを載
    置した搬送体を巻取ユニットと対応して配置し、ボビン
    が使用されて空になった搬送体を当該巻取ユニットと対
    応する位置から排除し、前記通路の第1端部側に空の搬
    送体を配置するとともに当該搬送体上にボビンを供給
    し、搬送体が排除された位置より該通路の第1端部側に
    位置する搬送体を通路の第2の端部側に移動させて各巻
    取ユニットと対応する位置に搬送体を配置するようにし
    た紡機におけるボビン補給方法。
  2. 【請求項2】 紡機の巻取ユニット列に沿って延設され
    た通路と、 前記通路上に、それに沿って移動可能にかつ各巻取ユニ
    ットと対応する位置にそれぞれ配置された搬送体と、 ボビンが使用された搬送体を当該巻取ユニットと対応す
    る位置から排除するための搬送体排除手段と、 前記通路の第1端部側に空の搬送体を配置するための搬
    送体配置手段と、 前記通路の第1端部側に配置され、該通路の第1端部側
    に配置された搬送体上にボビンを供給するボビン供給装
    置と、 前記通路の第1端部側においてボビンが供給された搬送
    体を通路の第2端部側に移動させるための移動手段とを
    備えた紡機におけるボビン補給装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送体配置手段は、前記通路と平行
    に配設されて該通路の第1端部側に搬送体を移送する移
    送装置と、該移送装置により前記通路の第1端部と対応
    する位置に移送された空の搬送体を前記移送装置上から
    前記通路上に移載するための第1の移載装置とを備え、
    前記搬送体排除手段は搬送体を通路上から前記移送装置
    上に移載するための第2の移載装置を備えている請求項
    2に記載の紡機におけるボビン補給装置。
  4. 【請求項4】 各巻取ユニットは所定ピッチで配設さ
    れ、前記移動手段はピストンロッドに前記搬送体との係
    合部が設けられているシリンダである請求項3に記載の
    紡機におけるボビン補給装置。
  5. 【請求項5】 前記巻取ユニットは所定数を1ブロック
    として配設されるとともに、隣接するブロックの各端部
    に配置された巻取ユニット間には所定の間隔が設けら
    れ、前記移送装置は第1のベルトコンベアであり、前記
    移動手段は各ブロックの第1端部に配置された搬送体と
    係合可能な位置に配設された第2のベルトコンベアと、
    前記通路の第1端部に配置されたシリンダとを備え、各
    ブロックの第1端部と対応する位置に当該ブロックの第
    1端部と対応する位置に搬送体があるときは隣接するブ
    ロックと対応する搬送体の移動を規制する規制位置に、
    当該ブロックの第1端部と対応する位置に搬送体がない
    ときは隣接するブロックと対応する搬送体の移動を許容
    する位置にそれぞれ配置可能な規制レバーが配設されて
    いる請求項3に記載の紡機におけるボビン補給装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送体は前記巻取ユニットの配設ピ
    ッチと対応する長さに形成されるとともに、少なくとも
    第1端部にその上面から出没可能かつ付勢手段により突
    出側に付勢され、搬送体の第1端部側への移動時にはボ
    ビンと相対移動し搬送体の第2端部側への移動時にはボ
    ビンを係止可能な係止部材を備え、前記搬送体配置手段
    及び前記搬送体排除手段は搬送体を通路の第1端部側へ
    所定距離移動させる送り装置であり、前記通路の各巻取
    ユニットと対応する位置には搬送体上のボビンと係合し
    て通路の第1端部側へのボビンの移動を規制する規制部
    が配設されている請求項2に記載の紡機におけるボビン
    補給装置。
  7. 【請求項7】 前記規制部はボビンに対して両側方から
    係合可能な位置に配設されるとともに、ボビンの端面と
    係合して前記通路の第1端部側へのボビンの移動を規制
    する規制位置と、前記通路の第2端部側へのボビンの移
    動を許容する待避位置とに移動可能に構成されている請
    求項6に記載の紡機におけるボビン補給装置。
  8. 【請求項8】 前記通路の第1端部側には通路の第1端
    部に空の搬送体が配置されたことを検知可能なセンサが
    配設され、該センサの検知信号に基づいて前記ボビン供
    給装置によるボビンの供給動作シーケンスが開始される
    請求項3〜請求項7のいずれか1項に記載の紡機におけ
    るボビン補給装置。
  9. 【請求項9】 前記搬送体排除手段は紡機に沿って配設
    されたレールに沿って移動するとともに、巻取ユニット
    と対応する位置で停止して巻取ユニットへのボビンの装
    着作業等を行う作業機に装備されている請求項3〜請求
    項8のいずれか1項に記載の紡機におけるボビン補給装
    置。
  10. 【請求項10】 前記搬送体は前記巻取ユニットの配設
    ピッチと対応する長さより短く形成され、第1端部に係
    止部が形成されるとともに該係止部より第2端部側に、
    上面から出没可能かつ付勢手段により突出側に付勢され
    て搬送体の第1端部側への移動時にはボビンと相対移動
    するとともに搬送体の第2端部側への移動時にはボビン
    を係止可能な係止部材を備え、搬送体を長手方向に並べ
    たときの第2端部側に位置する搬送体の前記係止部と係
    合可能な連結部材を第2端部に備え、前記搬送体配置手
    段及び前記搬送体排除手段は前記連結部材と係止部との
    係合を解除する係合解除装置と、通路の第1端部側に配
    設され通路の第1端部側に位置する搬送体の係止部と係
    合して当該搬送体を所定距離移動させる移動装置とを備
    えている請求項2に記載の紡機におけるボビン補給装
    置。
  11. 【請求項11】 前記係合解除装置は紡機に沿って配設
    されたレールに沿って移動するとともに、巻取ユニット
    と対応する位置で停止して巻取ユニットへのボビンの装
    着作業等を行う作業機に装備されている請求項10に記
    載の紡機におけるボビン補給装置。
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