JPH08175003A - 記録材料 - Google Patents

記録材料

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JPH08175003A
JPH08175003A JP6335523A JP33552394A JPH08175003A JP H08175003 A JPH08175003 A JP H08175003A JP 6335523 A JP6335523 A JP 6335523A JP 33552394 A JP33552394 A JP 33552394A JP H08175003 A JPH08175003 A JP H08175003A
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JP
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color
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carbon atoms
vegetable oil
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Application number
JP6335523A
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English (en)
Inventor
Tsunashige Itou
伊藤  維成
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 顕色剤との接触により発色する発色剤を溶解
するための溶媒として、悪臭がなく、生分解性を有する
植物油を主に使用し、そして高い発色濃度を示す記録材
料を提供する。 【構成】 溶媒中に溶解された電子供与性発色剤を内包
するマイクロカプセルと、電子受容性顕色剤とを含む記
録材料であって、電子供与性発色剤がクリスタルバイオ
レットラクトンであり、そして溶媒が、オレイン酸残基
含有量が10〜60重量%の脂肪酸残基組成を有する植
物油からなり、かつ該植物油100重量部に対して5〜
40重量部の範囲で下記の一般式(1): 【化1】 [R1 、R2 :水素原子、水酸基、アルコキシ基、アル
コキシカルボニル基またはカルボキシ基、R3 、R4
水素原子、水酸基、アルキル基、アルコキシ基またはア
リーロキシ基]で表わされるベンゾフェノン化合物を含
むことを特徴とする記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、悪臭がほとんどなく、
高い生分解性を有し、高い濃度で発色し得るシート状の
記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】溶媒に溶解された電子供与性発色剤(以
下、「発色剤」と言うことがある)を含有するマイクロ
カプセルと電子受容性顕色剤(以下、「顕色剤」と言う
ことがある)とを含み、発色剤と顕色剤との反応により
発色像が形成することを利用した記録材料は古くから知
られており、広く利用されている。
【0003】このような記録材料は、感圧記録材料と感
熱記録材料とに大別される。感圧記録材料は、これに圧
力を加えて発色剤を含有するマイクロカプセルを破壊し
て、発色剤と顕色剤とを反応させることにより発色像を
形成させることを利用したもので、発色剤を含有するマ
イクロカプセルからなる発色剤層(以下、「発色剤層」
と言うことがある)と、顕色剤を含む顕色剤層(以下、
「顕色剤層」と言うことがある)とを別々の支持体の表
面又は同一支持体の別の表面に形成し、発色剤層と顕色
剤層とを接触させて使用するノーカーボン紙型記録材料
と、支持体の同一表面上に発色剤を含有するマイクロカ
プセルと顕色剤とを含む自己発色層を設けた、所謂、自
己発色型感圧記録材料(又は、プレスタイプ紙、セルフ
コンテインド紙)と呼ばれるものとがある。
【0004】ノーカーボン紙型記録材料は、発色剤層を
支持体(一般に紙である)の片面に形成して上用紙と
し、支持体の片面に発色剤層を形成しその反対側の面に
顕色剤層を形成して中用紙とし、顕色剤層を支持体の片
面に形成して下用紙とし、発色剤層と顕色剤層とを接触
させて使用される。
【0005】また、自己発色型感圧記録材料は、自己発
色層が設けられた面に圧力を加えると、マイクロカプセ
ルが破壊されて発色剤と顕色剤とが反応して自己発色層
に発色像が形成されるので、自己発色型感圧記録材料の
自己発色層の上に普通紙を載せて普通紙の上から筆記
具、タイプ等で文字等の画像を記録し、感圧記録材料の
自己発色層に発色像を形成する場合、自己発色型感圧記
録材料の自己発色層にインキリボンを使用しないで直接
タイプ、プリンタ等により印字して発色像を形成する場
合、OCR用の印字をする場合等に用いられている。更
に、複数枚のコピーを作る場合、支持体の一方の面に自
己発色層を設け、その反対側の面に発色剤層を形成した
自己発色型感圧記録材料を、支持体の片面に発色剤層を
設けその反対側の面に顕色剤層を設けた中用紙又は支持
体の片面に顕色剤層を設けた下用紙と組み合わせて使用
されることもある。自己発色型感圧記録材料の自己発色
層としては、発色剤を含有するマイクロカプセルを含む
発色剤層と顕色剤を含む顕色剤層とが重層されている二
層タイプと、同一層内に発色剤を含有するマイクロカプ
セルと顕色剤とを含む一層タイプとがある。
【0006】一方、このようなマイクロカプセルを含む
感熱記録材料としては、例えば、特開昭63−2656
82号及び特開平1−105782号公報に記載されて
いるような、発色剤を含有するマイクロカプセルと顕色
剤とを含む感熱層を支持体上に形成した感熱記録材料が
ある。このマイクロカプセルを含む感熱記録材料は、O
HP用に設計できるとか多色の感熱記録材料に設計でき
る等の利点を有するものである。
【0007】上記のような記録材料に含まれるマイクロ
カプセルには、発色剤が溶媒に溶解されて含有されてい
る。この溶媒としては、使用される発色剤を溶解し得る
物質が使用され、一般に灯油、パラフィン、ナフテン
油、アルキル化ビフェニル、アルキル化ターフェニル、
塩素化パラフィン、アルキル化ナフタレン、ジアリール
アルカン、フタル酸エステル等が使用されている。しか
しながらこのような溶媒は一般に悪臭乃至不快臭を有す
るものが多く、環境汚染あるいは製造時、使用時に人体
への悪影響が懸念されるような、エコロジー的に好まし
くないものも含まれている。
【0008】特開昭50−90409号公報には、発色
剤溶液を含有するマイクロカプセル層を支持体上に設け
ることにより感圧記録紙を製造する際に、発色剤を10
5〜260℃に加熱された動物又は植物油に溶解するこ
とを特徴とする感圧記録紙の製造方法が開示されてい
る。
【0009】上記の方法に於て使用される動物油及び植
物油は天然物であり食用にも使用できるものであり、悪
臭乃至不快臭がなく、エコロジー的に安全な物質であ
り、しかも比較的安価で入手し易く、上記マイクロカプ
セル中の発色剤溶液の溶媒として好ましい溶媒である。
【0010】しかしながら、動物油及び植物油は一般に
使用される発色剤に対する溶解力が小さく、発色剤溶液
中の発色剤の濃度を高くすることが困難であり、記録材
料の発色濃度が低いという問題がある。上記の方法に於
ては、発色剤溶液の調製時に105〜260℃のような
高温で発色剤を動物油又は植物油に溶解しているが、動
物油又は植物油を高温に加熱すると酸化されて変質し易
く、不快臭乃至悪臭を発するようになる恐れもあるとい
う問題点もある。更に、発色剤によっては発色性が阻害
される(減感される)場合もある。
【0011】本出願人は、上記植物油を用いて発色性の
向上した記録材料として、上記植物油等のグリセライド
と植物油に溶解する特定のフルオラン化合物あるいは特
定のインドリルフタリドもしくはインドリルアザフタリ
ドを内包したマイクロカプセルからなる記録材料を既に
出願している(特願平5−196132号及び特願平5
−187227号)。
【0012】しかしながら、上記発色剤以外の植物油に
溶解し難い発色剤も、特定の色相を得るため、あるいは
発色の色相を調整するために使用できるようにすること
が必要であり、また入手が容易な発色剤をできるだけ多
く使用することも当然望まれることである。例えば、青
色発色を示す発色剤として広く使用されているクリスタ
ルバイオレットラクトンを使用する場合、溶媒として上
記植物油を用いても充分に溶解することができない。そ
して、このような溶解不充分な状態の発色剤溶液を、マ
イクロカプセル化した場合、カプセル壁の形成に与から
ないカプセル壁形成材料が残渣となって残ることから、
製造上不利であると共に、このようにして得られたマイ
クロカプセルを用いた記録材料は高い発色濃度が得られ
ないとの問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電子
受容性顕色剤との接触により発色する電子供与性発色剤
を溶解するための溶媒として、悪臭がなく、生分解性を
有する植物油を主に使用し、そして高い発色濃度で所望
の色相を得ることができる記録材料を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶媒中に溶解
された電子供与性発色剤を内包するマイクロカプセル
と、電子受容性顕色剤とを含む記録材料であって、電子
供与性発色剤がクリスタルバイオレットラクトンであ
り、そして溶媒が、オレイン酸残基含有量が10〜60
重量%の脂肪酸残基組成を有する植物油からなり、かつ
該植物油100重量部に対して5〜40重量部の範囲で
下記の一般式(1):
【0015】
【化2】
【0016】[但し、R1 及びR2 は、それぞれ独立に
水素原子、水酸基、炭素原子数1〜12のアルコキシ
基、炭素原子数1〜13のアルコキシカルボニル基また
はアルコキシル基を表わし、そして、R3 及びR4 は、
それぞれ独立に水素原子、水酸基、炭素原子数1〜12
のアルキル基、炭素原子数1〜18のアルコキシ基また
は炭素原子数6〜10のアリーロキシ基を表わす。]で
表わされるベンゾフェノン化合物を含むことを特徴とす
る記録材料にある。
【0017】本発明の好適な態様は下記の通りである。 1)R1 及びR2 は、それぞれ独立に水素原子、水酸
基、炭素原子数1〜8のアルコキシ基、炭素原子数1〜
9のアルコキシカルボニル基またはカルボキシ基を表わ
す上記記録材料。 2)R1 及びR2 は、それぞれ独立に水素原子、水酸
基、メトキシ、エトキシ、ブトキシ、オクチルオキシ、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、オクチルオ
キシカルボニルまたはカルボキシ基を表わす上記記録材
料。 3)R1 及びR2 は、共に水酸基を表わすか、またはR
1 が水酸基を表わし且つR2 が水素原子を表わす上記記
録材料。
【0018】4)R3 及びR4 は、それぞれ独立に水素
原子、水酸基、炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素原
子数1〜12のアルコキシ基またフェノキシ基を表わす
上記記録材料。 5)R3 及びR4 は、それぞれ独立に水素原子、水酸
基、メチル、オクチル、メトキシ、エトキシ、ブトキ
シ、オクチルオキシ、ドデシルオキシまたはフェノキシ
基を表わす上記記録材料。 6)R3 が、炭素原子数1〜12のアルコキシ基を表わ
し、そしてR4 が水素原子を表わす上記記録材料。
【0019】7)上記溶媒が、上記ベンゾフェノン化合
物を、植物油100重量部に対して10〜30重量部の
範囲で含む上記記録材料。 8)上記電子供与性発色剤の50重量%以上がクリスタ
ルバイオレットラクトンである上記記録材料。 9)上記電子供与性発色剤が、さらにベンゾイルロイコ
メチレンブルー、フルオラン化合物、インドリルフタリ
ド化合物およびインドリルアザフタリド化合物からなる
群より選ばれる少なくとも一種を含む上記記録材料。 10)上記電子供与性発色剤が上記溶媒中に3〜12重
量%溶解されている上記記録材料。 11)上記マイクロカプセルの壁が、ポリウレタンウレ
アである上記記録材料。 12)感圧記録材料である上記記録材料。
【0020】本発明の記録材料は、上記電子供与性発色
剤及び顕色剤を含むものである限り、その形態は特に限
定されない。即ち、本発明の記録材料は、前記のような
発色剤層と顕色剤層とが別々の支持体の表面又は支持体
の別の表面に形成されたノーカーボン紙型感圧記録材
料、支持体の同一表面上に発色剤を含有するマイクロカ
プセルと顕色剤とを含む自己発色層が設けられた自己発
色型感圧記録材料、及び発色剤を含有するマイクロカプ
セルと顕色剤とを含む感熱層が支持体上に形成された感
熱記録材料の何れの形態のものであってもよい。前記の
ように本発明の記録材料は、マイクロカプセルに含まれ
る発色剤としてクリスタルバイオレットラクトンを主に
用い、その発色剤を溶解する溶媒が特定のベンゾフェノ
ン化合物を含む植物油に限定されていることに特徴を有
するものである。以下、主としてノーカーボン紙型感圧
記録材料について詳細に説明する。他の形態の記録材料
に於いても同様の効果が奏されることは当業者に容易に
理解されるであろう。
【0021】本発明に於て、発色剤を溶解するために使
用される溶媒は、10〜60重量%のオレイン酸残基含
有量の脂肪酸残基組成を有する植物油からなり、かつこ
の植物油100重量部に対して5〜40重量部の範囲で
後述する特定のベンゾフェノン化合物を含んでいる。
【0022】上記10〜60重量%のオレイン酸残基含
有量の脂肪酸残基組成を有する植物油としては、例え
ば、大豆油(脂肪酸残基組成中のオレイン酸残基含有量
(OA)=20〜35重量%)、トウモロコシ油(OA
=25〜45重量%)、ナタネ油(OA=10〜35重
量%)、綿実油(OA=15〜30重量%)、ゴマ油
(OA=35〜46重量%)、落花生油(OA=35〜
60重量%)、ヒマワリ油(OA=15〜35重量%)
等を挙げることができる。中でも特に、大豆油、トウモ
ロコシ油、ナタネ油、綿実油等が、使用される発色剤の
溶解性(発色剤を溶解する力(溶解力))が高い、顕色
剤と反応させたときの発色性が高い、工業的に容易に入
手できる等の点で好ましい。これらの植物油は単独で使
用しても混合して使用してもよい。オリーブ油(OA=
70〜85重量%)等のように、脂肪酸残基組成中のオ
レイン酸含有量が60重量%より大きい植物油は、発色
剤の溶解性が低く好ましくない。
【0023】本発明の溶媒は、上記植物油からなり、か
つ該植物油100重量部に対して5〜40重量部の範囲
で下記の一般式(1)で表わされるベンゾフェノン化合
物を含んでいる。
【0024】
【化3】
【0025】上記一般式(1)に於て、R1 及びR2
は、それぞれ独立に水素原子、水酸基、炭素原子数1〜
12のアルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ(その異性体)、ペン
チルオキシ(その異性体)、ヘキシルオキシ、ヘプチル
オキシ、オクチルオキシ、ノニルオキシ、デシルオキ
シ、ウンデシルオキシおよびドデシルオキシ)、炭素原
子数1〜13のアルコキシカルボニル基(例、メトキシ
カルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル
(その異性体)、ペンチルオキシカルボニル(その異性
体)、ヘキシルオキシカルボニル、ヘプチルオキシカル
ボニル、オクチルオキシカルボニル、ノニルオキシカル
ボニル、デシルオキシカルボニル、ウンデシルオキシカ
ルボニルおよびドデシルオキシカルボニル)またはカル
ボキシル基を表わし、そして、R3 及びR4 は、それぞ
れ独立に水素原子、水酸基、炭素原子数1〜12のアル
キル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル(その異性体)、ペンチル(その異性体)、
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウン
デシルおよびドデシル)、炭素原子数1〜18のアルコ
キシ基(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ、ブトキシ(その異性体)、ペンチルオキシ
(その異性体)、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オ
クチルオキシ、ノニルオキシ、デシルオキシ、ウンデシ
ルオキシ、ドデシルオキシ、トリデシルオキシ、テトラ
デシルオキシ、ペンタデシルオキシ、ヘキサデシルオキ
シ、ヘプタデシルオキシ及びオクタデシルオキシ)また
は炭素原子数6〜10のアリーロキシ基(例、フェノキ
シ)、を表わす。
【0026】上記一般式(1)において、R1 及びR2
は、それぞれ独立に水素原子、水酸基、炭素原子数1〜
8のアルコキシ基、炭素原子数1〜9のアルコキシカル
ボニル基またはカルボキシ基であることが一般的であ
る。R1 及びR2 は、それぞれ独立に水素原子、水酸
基、メトキシ、エトキシ、ブトキシ、オクチルオキシ、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、オクチルオ
キシカルボニルまたはカルボキシ基であることが好まし
い。また、R1 が、水酸基、炭素原子数1〜8のアルコ
キシ基、炭素原子数1〜9のアルコキシカルボニル基ま
たはカルボキシ基であって、R2 が水素原子または水酸
基であることが好ましい。特に、R1 及びR2 は共に水
酸基であるか、またはそれぞれ水酸基と水素原子である
ことが好ましい。
【0027】上記一般式(1)において、R3 及びR4
は、それぞれ独立に水素原子、水酸基、炭素原子数1〜
8のアルキル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基ま
たフェノキシ基であることが一般的である。R3 及びR
4 は、それぞれ独立に水素原子、水酸基、メチル、オク
チル、メトキシ、エトキシ、ブトキシ、オクチルオキ
シ、ドデシルオキシまたはフェノキシ基であることが好
ましい。またR3 が水酸基、炭素原子数1〜8のアルキ
ル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基またフェノキ
シ基であって、R4 が水素原子またはメトキシ基である
ことが好ましい。特に、R3 が炭素原子数1〜12のア
ルコキシ基で、R4 が水素原子であることが好ましい。
【0028】上記本発明の一般式(1)で表わされるベ
ンゾフェノン化合物の好ましい例として、ベンゾフェノ
ン、4−メチルベンゾフェノン、4−オクチルベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシベンゾフェノン、2−メトキシ
ベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、2,2’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−オクチルベンゾフェノン、2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン、2,4−ジメトキシベンゾフェノ
ン、2,4−ジエトキシベンゾフェノン、2,4−ジブ
トキシベンゾフェノン、2、4−ジオクチルオキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−エトキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−フェノキシベンゾフェノン、2.
2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾ
フェノン、2−ベンゾイル安息香酸、2−メトキシカル
ボニルベンゾフェノン、2−エトキシカルボニルベンゾ
フェノン及び2−オクチルオキシカルボニルベンゾフェ
ノンを挙げることができる。
【0029】本発明では、発色剤を溶解するための溶媒
は、上記一般式(1)で表わされるベンゾフェノン化合
物を、植物油100重量部に対して5〜40重量部の範
囲で含んでいる。10〜30重量%で含むことが好まし
い。上記ベンゾフェノン化合物が40重量%を超えた場
合は、発色剤のカプセル分散液を塗布した塗布紙の耐熱
性が低下するとの傾向があり、また本発明の目的である
悪臭がなく、生分解性を有する植物油を主に使用すると
の見地から逸脱することになる。一方、5重量%未満の
場合は、クリスタルバイオレットラクトン等の発色性に
優れた発色剤を所望の量で使用することができない。
【0030】本発明に於て、溶媒として前記のようなベ
ンゾフェノン化合物及び植物油と共に、従来使用されて
いる溶媒を、記録媒体に不快臭を与えないような量(一
般に、植物油の30重量%以下の量)で使用してもよ
い。また、下記の一般式(2)または(3)の芳香族カ
ルボン酸エステル化合物を、上記ベンゾフェノン化合物
と併用しても良い。
【0031】
【化4】 (但し、R21は、炭素原子数1〜12のアルキル基、炭
素原子数5〜8のシクロアルキル基、水酸基、炭素原子
数6〜10のアリール基または炭素原子数7〜10のア
ラルキル基、または−CH2COOR23 (R23は炭素原子数1
〜12のアルキル基またはフェニル基を表わす)を表わ
し、そしてR22は、炭素原子数6〜12のアルキル基、
炭素原子数5〜8のシクロアルキル基、水酸基、炭素原
子数6〜10のアリール基または炭素原子数7〜10の
アラルキル基またはR22が−CH2COOR23 (R23は炭素原
子数1〜12のアルキル基またはフェニル基を表わす)
を表わす。)
【0032】
【化5】 (但し、R31、R32及びR33は、水素原子、水酸基、炭
素原子数1〜12のアルコキシ基、炭素原子数1〜12
のアルキル基または炭素原子数7〜18のアラルキル基
を表わし、そしてR34は、炭素原子数6〜12のアルキ
ル基、炭素原子数6〜10アリール基(例、フェニ
ル)、炭素原子数7〜10のアラルキル基、炭素原子数
7〜18のアルキルアリール基または炭素原子数7〜1
8のアルコキシアリール基を表わす。
【0033】本発明に於て使用される発色剤は、クリス
タルバイオレットラクトンを含む発色剤であるが、上記
ベンゾフェノン化合物及び植物油を主成分とする溶媒に
溶解する限りクリスタルバイオレットラクトン以外の公
知の発色剤を使用することができる。本発明の発色剤と
しては、クリスタルバイオレットラクトン以外のトリフ
ェニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化合物、
フェノチアジン系化合物、インドリルフタリド系化合
物、インドリルアザフタリド系化合物、ロイコオーラミ
ン系化合物、ローダミンラクタム系化合物、トリフェニ
ルメタン系化合物、トリアゼン系化合物、スピロピラン
系化合物等の各種の発色剤を併用することができる。こ
れらの中で、クリスタルバイオレットラクトン、ベンゾ
イルロイコメチレンブルー、フルオラン化合物、インド
リルフタリド化合物およびインドリルアザフタリド化合
物が好ましい。本発明では、クリスタルバイオレットラ
クトンの含有量が発色剤合計量の50重量%以上になる
ようにすることが好ましい。特に60〜100重量%が
好ましい。
【0034】発色剤を含有するマイクロカプセルを製造
するに際し、前記のようなビスフェノール化合物及び植
物油の混合物に発色剤を溶解して発色剤溶液を調製する
が、植物油に上記発色剤を溶解する際の温度は80〜1
30℃であることが好ましい。上記範囲よりも低い温度
では発色剤が植物油に溶解し難く、上記範囲よりも高い
温度では植物油が変質する恐れがある。また、上記発色
剤溶液中の発色剤の濃度は植物油に対して、3〜12重
量%、特に3〜10重量%であることが好ましい。
【0035】発色剤を内包するマイクロカプセルは、そ
れ自体公知の任意の方法、例えば、界面重合法、内部重
合法、相分離法、外部重合法、コアセルベーション法等
の方法により製造することができる。上記マイクロカプ
セルの壁材としては、従来感圧記録材料の発色剤含有マ
イクロカプセルの壁材として使用されている水不溶性、
油不溶性のポリマーであれば特に限定されることなく使
用できるが、ポリウレタンウレア壁、メラミン・ホルム
アルデヒド壁、ゼラチン壁等を挙げることができる。熱
カブリに対する耐性が大きいことからマイクロカプセル
の壁材は、ポリウレタンウレア樹脂であることが特に好
ましい。
【0036】上記のような発色剤を内包するポリウレタ
ンウレア壁のマイクロカプセルは、多価イソシアネート
と多価ヒドロキシ化合物及び上記電子供与性発色剤を上
記植物油等の溶媒に溶解した溶液を親水性液体中に乳化
分散した後、乳化分散液中に多価アミンを添加し、疎水
性液滴をポリウレタンウレア膜で被覆することによって
調製することができる。こうして得られたマイクロカプ
セルを含む分散液は、発色剤層形成用塗布液として使用
することができる。
【0037】本発明で使用される多価イソシアネートと
しては、水添キシリレンジイソシアネート(一般に水添
XDIと呼ばれる)のイソシアヌレート体、イソホロン
ジイソシアネート(一般にIPDIと呼ばれる)のイソ
シアヌレート体、4,4′−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチ
ロールプロパンとの付加物、ヘキサメチレンジイソシア
ネートのビウレット体、ヘキサメチレンジイソシアネー
トのイソシアヌレート体、ポリメチレンポリフェニルイ
ソシアネート、カルボジイミド変性ジフェニルメタンジ
イソシアネート、トリレンジイソシアネートとトリメチ
ロールプロパンとの付加物、キシリレンジイソシアネー
トとトリメチロールプロパンとの付加物、トリレンジイ
ソシアネートのイソシアヌレート体、水添キシリレンジ
イソシネートとトリメチロールプロパンとの付加体、イ
ソホロンジイソシネートとトリメチロールプロパンとの
付加体、キシリレンジイソシアネートのビウレット体及
びトリス−(p−イソシアネートフェニル)チオホスフ
ァイト等を挙げることができる。
【0038】これらの中で、水添キシリレンジイソシア
ネートのイソシアヌレート体及びイソホロンジイソシア
ネートのイソシアヌレート体が、植物油に対する溶解性
が優れているので好ましい。これら二種の多価イソシア
ネートと芳香族多価イソシアネートを混合して使用する
ことが好ましく、その混合比は、重量で8:2〜2:8
の範囲(二種:芳香族)が好ましく、特に7:3〜3:
7の範囲が好ましい。
【0039】多価イソシアネートと重合する化合物は、
水、多価ヒドロキシ化合物及び/又は多価アミンであ
る。上記の多価ヒドロキシ化合物の具体例としては、脂
肪族又は芳香族の多価アルコール、ヒドロキシポリエス
テル、ヒドロキシポリアルキレンエーテル、多価アミン
のアルキレンオキサイド付加物等を挙げることができ
る。
【0040】また上記の多価アミン化合物は、分子中に
二個以上の−NH−基又は−NH2基を有し、親水性液
体に可溶性である化合物である。この多価アミン化合物
の具体例としては、エチレンジアミン、ジエチレントリ
アミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペン
タミン、1,3−プロピレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、フェニレンジアミン、ジアミノナフタレン、
キシリレンジアミン等が挙げられる。
【0041】上記のようにして調製されたマイクロカプ
セルの分散液はそのまま発色剤層形成用塗布液とする
か、又はこのマイクロカプセル分散液に更にバインダ
ー、カプセル保護剤等を添加して発色剤層形成用塗布液
を調製し、それ自体公知の方法によって支持体上に塗布
し、乾燥することによりノーカーボン紙型感圧記録材料
の発色剤層を形成する。バインダーとしては水溶性バイ
ンダー、ラテックス系バインダー等を使用することがで
き、カプセル保護剤としては、セルロース粉末、デンプ
ン粒子、タルク等を使用することができる。
【0042】支持体としては、従来感圧記録材料、感熱
記録材料の支持体として使用されているどのような支持
体、例えば、木材パルプからの紙、この紙を表面処理し
た紙、プラスチックス材料からの合成紙、プラスチック
スフィルム等を使用することができる。
【0043】支持体に塗布する発色剤の最終塗布量は、
0.05〜0.30g/m2 、好ましくは0.08〜
0.20g/m2 が適当である。
【0044】本発明のノーカーボン紙型感圧記録材料の
顕色層に含有される顕色剤としては、酸性白土、活性白
土、アタパルジャイト、ゼオライト、ベントナイト、カ
オリンのような粘土物質、芳香族カルボン酸(例えば、
サリチル酸の誘導体)の金属塩、フェノールホルムアル
デヒド樹脂等を挙げることができる。エコロジーの面か
らは顕色剤は粘土物質であることが好ましい。
【0045】上記顕色剤層を形成するための塗布液は、
それ自体公知の方法により調製することができ、例え
ば、この塗布液には更に、バインダーとして、スチレン
−ブタジエン共重合体ラテックス、酢酸ビニル系ラテッ
クス、アクリル酸エステル系ラテックス、ポリビニルア
ルコール、ポリアクリル酸、無水マレイン酸−スチレン
−共重合体、デンプン、カゼイン、アラビアゴム、ゼラ
チン、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース
等の合成又は天然高分子物質が含有されていてもよい。
前記のような支持体上への顕色剤層の形成もそれ自体公
知の方法により行うことができる。
【0046】支持体に塗布する顕色剤の最終塗布量は、
0.1g/m2 〜4.0g/m2 、好ましくは0.2g
/m2 〜3.0g/m2 が適当である。
【0047】本発明のノーカーボン紙型感圧記録材料
は、発色剤を溶解するための溶媒として前記特定の植物
油を使用する他は、従来公知のノーカーボン紙型感圧記
録材料と同様に構成されており、同様にして製造するこ
とができる。
【0048】以上、ノーカーボン紙型感圧記録材料につ
いて本発明の記録材料を説明したが、前記のような自己
発色型感圧記録材料及び感熱記録材料についても、上記
のように特定のマイクロカプセル使用する他は、それぞ
れについて従来公知の記録材料と同様に構成し、同様に
して製造することができる。
【0049】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
詳細に説明する。
【0050】[実施例1] [発色剤層形成用塗布液の調製]発色剤として、クリス
タルバイオレットラクトン9.0gを、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン(商品名:シーソーブ1
01、白石カルシウム(株)製)18.0gとナタネ油
100gの混合物に120℃に加熱して溶解した。得ら
れた油性液に、多価イソシアネートとして水添XDIの
イソシアヌレート体(武田薬品(株)製、商品名「タケ
ネートD−127N」、75重量%酢酸エチル溶液)
6.0gとカルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソ
シアネート(三井東圧化学(株)製、商品名「コスモネ
ートLK」、固形分100%)6.0gを酢酸エチル3
0gに溶解した溶液、並びにエチレンジアミンのブチレ
ンオキサイド付加体(エチレンジアミンに対するブチレ
ンオキサイドの付加モル数16.8モル、分子量126
7)3.0gを溶解し、一次溶液を調製した。
【0051】次に、水140gにポリビニルアルコール
10g及びカルボキシメチルセルロース5gをステンレ
ススチール製容器中で加熱溶解して二次溶液を調製し
た。二次溶液を激しく攪拌しながら、これに上記一次溶
液を注いで水中油滴型エマルジョンを形成させた。オイ
ルドロップレットのサイズが6.0μmになったところ
で攪拌を弱め、次いでこの乳化物中に20℃の水100
gとテトラエチレンペンタミン2.0gを添加した後、
系の温度を徐々に80℃にまで上昇させ、この温度で9
0分間維持してカプセル分散液を調製した。
【0052】このようにして得られたカプセル液にポリ
ビニルアルコールの15%水溶液80g、カルボキシ変
性SBRラテックスを固形分として15g及びデンプン
粒子(平均粒径15μm)40gを添加した。次いで水
を添加して固形分濃度を20重量%に調節し、発色剤を
含有するマイクロカプセルを含む発色剤層形成用塗布液
(マイクロカプセル分散液)を調製した。
【0053】[発色剤シートの作製]50g/m2 の原
紙の片面に、上記発色剤層形成用塗布液を5.0g/m
2 の固形分が塗布されるようにエアーナイフコーターを
使用して塗布し、乾燥して、発色剤シートを作製した。
この発色剤シートは臭気が非常に少ないものであった。
【0054】[顕色剤シートの作製] [顕色剤層形成用塗布液の調製]水100gに20重量
%水酸化ナトリウム水溶液5gと10重量%ヘキサメタ
リン酸ソーダ1gを添加した。得られた溶液に、酸化マ
グネシウム2gと顕色剤として活性白土(商品名「シル
トンF−242」、水澤化学工業(株)製)60gを添
加して、ホモジナイザー(AM−7、日本精機(株)
製)を用いて10000rpmにて5分間分散し、顕色
剤分散液を得た。小麦粉5gに1重量%水酸化ナトリウ
ム水溶液100gに溶解して澱粉水溶液を調製した。上
記顕色剤分散液100gに澱粉水溶液35g、SBRラ
テックス15g(固形分)及び添加剤(乳化液)4gを
添加し、さらに水を加えて固形分濃度が20重量%にな
るように調整して顕色剤層形成用塗布液を調製した。5
0g/m2 の原紙の片面に、上記顕色剤層形成用塗布液
を5.0g/m2 の固形分が塗布されるようにバーコー
ターを使用して塗布し、乾燥して、顕色剤シートを作製
した。
【0055】[実施例2] [発色剤シートの作製]実施例1に於ける発色剤層形成
用塗布液の調製の際に使用した2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン18.0gの代わりに2−ヒドロ
キシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン(商品名:シ
ーソーブ102、白石カルシウム(株)製)18g.0
を使用した以外は実施例1と同様にして調製した発色剤
層形成用塗布液を使用して、実施例1と同様にして発色
剤シートを作製した。また、実施例1と同様にして顕色
剤シートを作製した。
【0056】[実施例3] [発色剤シートの作製]実施例1に於ける発色剤層形成
用塗布液の調製の際に使用した2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン18.0gの代わりに2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン(商品名:シーソーブ10
0、白石カルシウム(株)製)18g.0を使用した以
外は実施例1と同様にして調製した発色剤層形成用塗布
液を使用して、実施例1と同様にして発色剤シートを作
製した。また、実施例1と同様にして顕色剤シートを作
製した。
【0057】[実施例4] [発色剤シートの作製]実施例1に於ける発色剤層形成
用塗布液の調製の際に使用した2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン18.0gの代わりに2,2’−
ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(商品名:
Cyasorb UV−24、ACC社(米国)製)18g.0
を使用した以外は実施例1と同様にして調製した発色剤
層形成用塗布液を使用して、実施例1と同様にして発色
剤シートを作製した。また、実施例1と同様にして顕色
剤シートを作製した。
【0058】[実施例5] [発色剤シートの作製]実施例1に於ける発色剤層形成
用塗布液の調製の際に使用したナタネ油100gの代わ
りに、トウモロコシ油100gを使用した以外は実施例
1と同様にして調製した発色剤層形成用塗布液を使用し
て、実施例1と同様にして発色剤シートを作製した。ま
た、実施例1と同様にして顕色剤シートを作製した。
【0059】[実施例6] [発色剤シートの作製]実施例1に於ける発色剤層形成
用塗布液の調製の際に使用したナタネ油100gの代わ
りに、大豆油100gを使用した以外は実施例1と同様
にして調製した発色剤層形成用塗布液を使用して、実施
例1と同様にして発色剤シートを作製した。また、実施
例1と同様にして顕色剤シートを作製した。
【0060】[実施例7] [発色剤シートの作製]実施例1に於ける発色剤層形成
用塗布液の調製の際に使用した2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン18.0gの代わりに2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン12.0gとフタル
酸ジシクロヘキシル12.0gとを使用した以外は実施
例1と同様にして調製した発色剤層形成用塗布液を使用
して、実施例1と同様にして発色剤シートを作製した。
また、実施例1と同様にして顕色剤シートを作製した。
【0061】[比較例1] [発色剤シートの作製]実施例1に於ける発色剤層形成
用塗布液の調製の際に使用した2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン18.0gとナタネ油100gの
混合物の代わりにナタネ油118gを使用した以外は実
施例1と同様にして調製した発色剤層形成用塗布液を使
用して、実施例1と同様にして発色剤シートを作製し
た。また、実施例1と同様にして顕色剤シートを作製し
た。
【0062】[比較例2] [発色剤シートの作製]実施例1に於ける発色剤層形成
用塗布液の調製の際に使用した2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン18.0gとナタネ油100gの
混合物の代わりにトウモロコシ油118gを使用した以
外は実施例1と同様にして調製した発色剤層形成用塗布
液を使用して、実施例1と同様にして発色剤シートを作
製した。また、実施例1と同様にして顕色剤シートを作
製した。
【0063】[比較例3] [発色剤シートの作製]実施例1に於ける発色剤層形成
用塗布液の調製の際に使用した2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン18.0gとナタネ油100gの
混合物の代わりに大豆油118gを使用した以外は実施
例1と同様にして調製した発色剤層形成用塗布液を使用
して、実施例1と同様にして発色剤シートを作製した。
また、実施例1と同様にして顕色剤シートを作製した。
【0064】(1)上記実施例及び比較例で得られた発
色剤溶液および発色剤層形成用塗布液(マイクロカプセ
ル分散液)について下記の試験を行なった。 a)発色剤溶液の安定性 120℃で加熱溶解して得られた発色剤溶液を徐々に5
0℃まで冷却し、析出物の有無を目視で観察した。 b)マイクロカプセル分散液中の残渣 得られたマイクロカプセル分散液1000gを250メ
ッシュの篩でろ過し、篩上に残った固形物を100℃で
1時間乾燥してその重量を測定した。
【0065】(2)上記実施例及び比較例で得られた発
色剤シートと顕色剤シートとを用いて下記の試験を行な
った。 c)発色濃度試験 上記作製した発色剤シートと顕色剤シートとを重ね、電
子タイプライター(IBM6747型)で、アルファベ
ットの小文字のmを連続的に打って印字し、顕色剤層に
発色させた。得られた発色像を、室温下で24時間放置
した後、顕色剤層の発色剤の濃度(D)をマクベス反射
濃度計を使用して測定した。上記結果を表1に示す。
【0066】
【表1】 表1 ──────────────────────────────────── a)発色剤 b)カプセル分散液 c)発色濃度 溶液安定性 残渣(mg) (D) ──────────────────────────────────── 実施例1 析出なし 6.3 0.55 実施例2 析出なし 6.5 0.54 実施例3 析出なし 5.8 0.54 実施例4 析出なし 6.2 0.55 実施例5 析出なし 5.9 0.55 実施例6 析出なし 5.7 0.55 実施例7 析出なし 6.3 0.54 ──────────────────────────────────── 比較例1 析出有り 398.2 0.50 比較例2 析出有り 389.3 0.50 比較例3 析出有り 386.7 0.51 ────────────────────────────────────
【0067】実施例で得られた記録材料を作製するため
に使用された発色剤溶液は、安定性に優れ、またそのマ
イクロカプセル分散液も残渣の少ないものであった。そ
して、これらの塗布液を用いて得られた発色剤シート
を、顕色剤シートと組み合わせて記録材料として使用し
た時、顕色剤シート上に発色濃度の高い発色像を形成さ
せることができた。これに対して、発色剤を溶解する溶
媒として、本発明の特定のベンゾフェノン化合物を使用
しなかった比較例1〜3では、発色剤溶液の安定性に劣
り及びカプセル分散液の残渣も多いものであり、顕色剤
シートと組み合わせて使用したとき顕色剤シートに発色
濃度の充分に高い発色像を形成させることができなかっ
た。
【0068】
【発明の効果】本発明の記録材料は、不快臭乃至悪臭が
なく、エコロジー的に高い安全性を有し、通常植物油に
溶解し難いとされているクリスタルバイオレットラクト
ン等の発色剤の使用を、溶媒として少量の特定のベンゾ
フェノン化合物を含む植物油を用いることにより、可能
にしたものであり、しかも高い発色濃度を有する発色像
を形成させることができるとの顕著に優れた効果を示す
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/26 5/28 B41M 5/18 103 110 112

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶媒中に溶解された電子供与性発色剤を
    内包するマイクロカプセルと、電子受容性顕色剤とを含
    む記録材料であって、電子供与性発色剤がクリスタルバ
    イオレットラクトンであり、そして溶媒が、オレイン酸
    残基含有量が10〜60重量%の脂肪酸残基組成を有す
    る植物油からなり、かつ該植物油100重量部に対して
    5〜40重量部の範囲で下記の一般式(1): 【化1】 [但し、R1 及びR2 は、それぞれ独立に水素原子、水
    酸基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基、炭素原子数
    1〜13のアルコキシカルボニル基またはカルボキシル
    基を表わし、そして、R3 及びR4 は、それぞれ独立に
    水素原子、水酸基、炭素原子数1〜12のアルキル基、
    炭素原子数1〜18のアルコキシ基または炭素原子数6
    〜10のアリーロキシ基を表わす。]で表わされるベン
    ゾフェノン化合物を含むことを特徴とする記録材料。
  2. 【請求項2】 R1 及びR2 は、共に水酸基を表わす
    か、またはR1 が水酸基を表わし且つR2 が水素原子を
    表わす請求項1に記載の記録材料。
  3. 【請求項3】 R3 が、炭素原子数1〜12のアルコキ
    シ基を表わし、そしてR4 が水素原子を表わす請求項1
    に記載の記録材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019159169A1 (en) 2018-02-14 2019-08-22 N3 Coat Ltd. Photoinitiators for polyolefins

Cited By (3)

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WO2019159169A1 (en) 2018-02-14 2019-08-22 N3 Coat Ltd. Photoinitiators for polyolefins
KR20200130303A (ko) * 2018-02-14 2020-11-18 엔3 코트 리미티드 폴리올레핀용 광개시제
US11248095B2 (en) 2018-02-14 2022-02-15 N3 Coat Ltd. and Mobichem Scientific Engineering Ltd. Photoinitiators for polyolefins

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