JPH08334879A - 拡散転写型熱現像感光材料 - Google Patents

拡散転写型熱現像感光材料

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JPH08334879A
JPH08334879A JP13794395A JP13794395A JPH08334879A JP H08334879 A JPH08334879 A JP H08334879A JP 13794395 A JP13794395 A JP 13794395A JP 13794395 A JP13794395 A JP 13794395A JP H08334879 A JPH08334879 A JP H08334879A
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JP13794395A
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English (en)
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Masayuki Ushiku
正幸 牛久
Kazuhiro Miyazawa
一宏 宮澤
Hidenobu Oya
秀信 大屋
Keiji Obayashi
啓治 大林
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Konica Minolta Inc
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 最高濃度を低下することなく白地が改善され
た良好な色素画像が得られ、しかも保存後も良好な転写
画像が得られる拡散転写型熱現像感光材料の提供。 【構成】 支持体上にバインダー、感光性ハロゲン化
銀、および下記一般式(1)又は(2)で表される化合
物の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有する
ことを特徴とする拡散転写型熱現像感光材料。 一般式(1) R−NH2 例 (n)C1021NH2 一般式(2) R1−NH−R2 例 n−C1021NHCH2CH2
OH

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は拡散転写型熱現像感光材
料に関し、特に最低濃度が改善され、かつ最高濃度の低
下が少ない拡散転写型熱現像感光材料に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より知られる写真画像形成方法にお
いては、現像液、定着液、漂白定着液等を利用する方法
が一般的であったが、これら処理液を用いる煩雑さを軽
減するために例えば銀塩拡散転写方式、湿式カラー拡散
転写方式(いわゆるインスタントカラー写真方式)ある
いは熱現像方式等が検討されている。中でも現像工程を
加熱によって行なう熱現像方式については近年多くの研
究がなされており、白黒画像及びカラー画像を得るもの
が知られている。また、熱現像により得られた画像を感
光材料から画像受像層に転写するいわゆる転写型の熱現
像感光材料も良く知られている。
【0003】熱現像感光材料は、通常、支持体上にバイ
ンダー、感光性ハロゲン化銀乳剤、還元剤、及び必要に
応じて色素供与物質、有機銀塩や他の各種の写真用添加
剤を有している。また、転写型熱現像感光材料において
は、上記感光材料が銀または色素を受容し得る受像層を
有する場合と、感光材料とは別に、銀または色素を受容
し得る受像層を有する受像材料とが一緒に用いられる場
合がある。
【0004】ところで、かかる熱現像感光材料の内カラ
ー画像を得る場合には熱現像時に色素を形成ないし放出
する色素供与物質が通常用いられる。そのようなカラー
熱現像感光材料においても画像の鮮明性や色素画像の保
存性の点から熱現像時に拡散性の色素を形成ないし放出
せしめ、これを色素受像材料に拡散転写させる方式が好
ましく用いられる。
【0005】このような拡散転写型熱現像感光材料に用
いられる色素供与物質としては、従来から種々のタイプ
のものが知られている。この色素供与物質は、ハロゲン
化銀の現像に対応して拡散性の色素を形成又は放出する
型とハロゲン化銀の現像に逆対応して拡散性の色素を形
成又は放出するタイプがある。しかしながら、拡散性熱
現像感光材料においては感光材料の製造時や、保存時又
は現像処理時にハロゲン化銀の現像反応とは無関係に拡
散性の色素が形成又は放出され、白地を劣化させやす
い。
【0006】白地劣化を防止する手段として、例えば4
級アンモニウム基を有し色素をトラップするポリマー化
合物を熱現像感光材料中に添加し、不要な色素をトラッ
プすることにより白地を改良する試みがなされており、
特開平4-20956号、同6-289556号に記載されている。し
かしながら、4級アンモニウム基を有するポリマーを用
いた白地改良技術を拡散転写型熱現像感光材料に適用し
た場合、白地濃度が改善されると同時に最高濃度も低下
しやすい欠点がある。
【0007】銀イオン又は可溶性銀イオン錯体と反応し
て拡散性の色素を放出するタイプの色素供与物質を用い
た場合、白地改良のために4級アンモニウム基を有する
ポリマーを用いることで、特に最高濃度が低下しやすい
ことがわかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、支持
体上にバインダー、感光性ハロゲン化銀及び色素供与物
質を含有する拡散転写型熱現像感光材料において、最高
濃度を低下することなく最低濃度が低下した、良好な色
素画像が得られる拡散転写型熱現像感光材料を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成によって達成される。
【0010】1) 支持体上にバインダー、感光性ハロ
ゲン化銀、および下記一般式(1)又は(2)で表され
る化合物の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を含
有することを特徴とする拡散転写型熱現像感光材料。
【0011】一般式(1) R−NH2 式中、Rは炭素原子数が6以上の、脂肪族基、芳香族基
およびヘテロ環基又はポリマー鎖を表す。脂肪族基は直
鎖または分岐でもよく、他の置換基を有していてもよ
い。また、芳香族基およびヘテロ環基は単環もしくは縮
合多環のものでもよい。
【0012】一般式(2) R1−NH−R2 式中、R1とR2の炭素原子数の和は6以上で、各々脂肪
族基、芳香族基又はポリマー鎖を表す。また、R1とR2
が結合し環形成しても良い。脂肪族基は直鎖または分岐
でもよく、他の置換基を有していてもよい。また、芳香
族基は単環もしくは縮合多環のものでもよい。
【0013】2) 前記色素供与物質が、銀イオン又は
可溶性銀イオン錯体とアルカリ条件下で反応し、拡散性
の色素を放出することを特徴とする前記1記載の拡散転
写型熱現像感光材料。
【0014】3) 前記色素供与物質が、下記一般式
(3)で表されることを特徴とする前記1又は2記載の
拡散転写型熱現像感光材料。
【0015】一般式(3) [A-(J1)a-(X1)bc-(J2)d-(X2)e-Dye 式中、Aは銀イオンまたは可溶性銀錯体の存在する高温
下で開裂反応を起こし[-(J1)a-(X1)bc-(J2)d-(X
2)e-Dyeを放出する1,3-硫黄-窒素または1,3-セレン-窒
素化合物基を表す。J1は2価の連結基を表し、J2は2
価又は3価の連結基を表す。X1およびX2はそれぞれ−
CO−、−COO−、−CONH−、−SO2−、−SO2NH−、−SO3
−、−NHCO−、−NHSO2−および−O−から選ばれる2価
の連結基を表す。a、b、d、およびeはそれぞれ0ま
たは1を表し、cは1又は2を表す。Dyeは熱現像時に
放出される拡散性の色素基または色素プレカーサー基を
表す。
【0016】4) 前記一般式(1)又は(2)で表さ
れる化合物から選ばれる少なくとも一種の化合物が、感
光性ハロゲン化銀を有しない層に添加されていることを
特徴とする前記1〜3の何れか1項に記載の拡散転写型
熱現像感光材料。
【0017】5) 前記一般式(1)又は(2)で表さ
れる化合物がポリエチレンイミンであることを特徴とす
る前記1〜4の何れか1項に記載の拡散転写型熱現像感
光材料。
【0018】6) 支持体上にバインダー、感光性ハロ
ゲン化銀、銀イオン又は可溶性銀イオン錯体とアルカリ
条件下で反応し、拡散性の色素を放出する色素供与物質
及び下記一般式(4)で表される化合物を含有すること
を特徴とする拡散転写型熱現像感光材料。
【0019】一般式(4) R3−CH2−R4 式中、R3とR4は各々、アシル基、カルバモイル基、ア
ルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、
ニトロ基、シアノ基、スルフォニル基及び下記一般式
(5)で表される基から選ばれた基を表す。また、R3
とR4が結合し環形成してもよい。R3とR4の各炭素原
子数の和は6以上である。
【0020】
【化2】
【0021】式中、Zは窒素を含むヘテロ環を構成する
のに必要な原子団を表す。
【0022】7) 前記一般式(4)で表される化合物
が、感光性ハロゲン化銀を有しない層に添加されている
ことを特徴とする前記6に記載の拡散転写型熱現像感光
材料。
【0023】以下、本発明を詳細に説明する。一般式
(1)で表される化合物は、脂肪族第1アミン、芳香族
第1アミン、及び第1アミノ基が置換したヘテロ環化合
物を表す。
【0024】脂肪族第1アミンは直鎖又は分岐脂肪族第
1アミンであり、脂肪族基上に他の置換基を有していて
も良い。この場合、置換基としては、ヒドロキシ基、ア
ミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルアミ
ノ基、カルバモイル基、スルフォンアミド基、スルファ
モイル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、ア
リールオキシカルボニル基、フェニル基及びヘテロ環基
等が挙げられる。
【0025】芳香族第1アミンは単環もしくは縮合多環
のものでもよいが、好ましくは置換アニリン化合物がよ
い。置換アニリン化合物の置換基としてはアルキル基、
ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシ
ルアミノ基、カルバモイル基、スルフォンアミド基、ス
ルファモイル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル
基及びアリールオキシカルボニル基等があげられる。
【0026】第1アミノ基が置換したヘテロ環化合物に
おけるヘテロ環は単環、もしくは縮合多環のものでもよ
い。
【0027】また本発明の第1アミンとして好ましい化
合物は総炭素数10以上の化合物であり、更に好ましく
は16以上である。
【0028】また、脂肪族第1アミン、芳香族第1アミ
ン、及び第1アミノ基が置換したヘテロ環化合物のいず
れの場合においても、各々脂肪族基上、芳香族基上、ヘ
テロ環基上の置換基の少なくとも一つがポリマー鎖であ
るか、もしくは置換基を結合手とすることによりポリマ
ー鎖に結合している高分子化合物は本発明の第1アミン
のなかで最も好ましい化合物である。このような第1ア
ミンを有するポリマーとしてはポリエチレンイミンが挙
げられる。
【0029】以下に一般式(1)で表される化合物の代
表的具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0030】
【化3】
【0031】
【化4】
【0032】
【化5】
【0033】前記一般式(2)において、R1及びR2
各々脂肪族基、芳香族基を表す。またR1とR2が結合し
環形成してもよい。
【0034】脂肪族基は直鎖または分岐でもよく、脂肪
族基上に他の置換基を有してもよい。この場合の置換基
としてはヒドロキシ基、アミノ基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アシルアミノ基、カルバモイル基、スル
フォンアミド基、スルファモイル基、カルボキシ基、ア
ルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、
フェニル基及びヘテロ環基等が挙げられる。
【0035】芳香族基は単環もしくは縮合多環のもので
もよいが、好ましくは置換基を有してもよいフェニル基
がよい。この場合の置換基としてはアルキル基、ヒドロ
キシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルアミ
ノ基、カルバモイル基、スルフォンアミド基、スルファ
モイル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、ア
リールオキシカルボニル基等があげられる。
【0036】また、一般式(2)で表される化合物にお
いて、好ましくは総炭素数10以上の化合物であり、更
に好ましくは16以上である。
【0037】以下に一般式(2)で表される化合物の代
表的具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0038】
【化6】
【0039】
【化7】
【0040】一般式(1)および(2)で表される化合
物の添加量は、その種類により広範に代わり得る。概
ね、感光材料中に添加される色素供与物質に結合した色
素部分に対し、1〜200mol%、好ましくは3〜100mol%の
範囲である。
【0041】一般式(1)および(2)で表される化合
物を添加する層は、感光性層でも非感光性層でも良いが
非感光性層に添加することが好ましい。また、該一般式
(1)および(2)で表される化合物を添加する方法は
任意であり、例えば水あるいはメタノール、エタノー
ル、アセトン、N,N-ジメチルホルムアミド等の水混和性
有機溶媒、あるいはこれらの有機溶媒と水の混合溶媒な
どの各種溶媒に溶解して添加する方法。また、酢酸エチ
ル等の低沸点溶媒に溶解後、高沸点溶媒の存在下で親水
性コロイド中に乳化分散し添加する方法などが挙げられ
る。
【0042】本発明の色素供与物質としては、現像の際
に拡散性の色素を形成または放出する耐拡散性の色素供
与物質が好ましく用いられる。そのような色素供与物質
は、湿式拡散転写方式や熱現像拡散転写方式で従来公知
の色素供与物質が用いられる。
【0043】熱現像の際に拡散性の色素を放出する第1
のタイプは、熱現像の際に酸化されることにより拡散性
の色素または色素プレカーサーを放出する色素供与物質
であり、例えば、特開昭48-33826号、同53-50736号、同
51-113624号、同56-12642号、同57-650号、同51-104343
号、同53-46730号、同54-130122号、同57-85055号、同5
9-165054号、同61-193149号、同61-228443号等に記載さ
れている。
【0044】別のこの型の例としては、それ自身がアル
カリの存在下で加水分解により拡散性の色素を放出する
が、現像主薬の酸化体と反応することにより拡散性の色
素を放出しなくなるような色素供与物質で、例えば、特
開昭51-63618号、同53-69033号、同54-130927号、同49-
111628号、同52-4819号、同59-124327号、同59-152440
号等に記載されている。
【0045】別のこの型の色素供与物質の例は、それ自
身は色素を放出しないが、現像に使用されずに残存して
いる還元剤と反応して拡散性の色素を放出するものであ
り、例えば、特開昭53-35533号、同53-110827号、米国
特許4358525号、特開昭54-130927号、同56-164342号、
同62-215270号、特開平1-120553号、特公平4-11017号、
同3-65535号等に記載されている。
【0046】更に別の型の色素供与物質として、熱現像
の際に現像に使用されずに残存しているハロゲン化銀や
有機銀を構成する銀イオンまたは可溶性銀イオン錯体の
存在下に拡散性の色素を放出する色素供与物質であり、
例えば、特開昭59-180548号、米国特許4362806号、同37
19489号、および同4375507号に記載されている。
【0047】また、特公昭48-39165号、米国特許322755
0号、特開昭57-186744号、同58-79247号、同59-176744
号等に記載されている活性点の離脱基に予め拡散性の画
像形成色素が結合しているカプラー等も本発明で使用で
きる。
【0048】更に、米国特許3134764号、同3597200号、
同3544546号、同3482972号、特開昭59-165054号、同61-
193149号、同61-228443号等に記載されている様な、そ
れ自身はハロゲン化銀に対して還元性を有してアルカリ
性条件下で拡散性を有しているが、ハロゲン化銀の現像
に対応して酸化されることにより拡散性を低下させる色
素供与物質も本発明で使用できる。
【0049】一方、熱現像の際に拡散性の画像形成色素
を形成する方式に用いられる色素供与物質としては、ハ
ロゲン化銀およびまたは有機銀の還元の際に生成する現
像剤の酸化体とカップリング反応して拡散性の色素を形
成する色素供与物質が有り、その例としては、例えば、
米国特許3531286号、特公平3-60419号、同1-46054号、
同1-40973号、同1-35334号、同3-74818号、特開昭62-12
3456号、同63-118155号、同63-144350号等に記載されて
いる。
【0050】これらの色素供与物質は、単独あるいは、
2種以上併用して用いてもよく、その使用量は、色素供
与物質の種類や感光材料の用途により、広範に変わり得
る。おおむね感光材料1m2当り0.05〜10g、好ましくは
0.1〜5gの範囲である。
【0051】本発明の熱現像感光材料には上記色素供与
物質のいずれのタイプの化合物を用いても良いが、特に
前記一般式(3)の色素供与物質を用いた場合に保存中
の色素放出を抑制し、更に熱現像時の色素放出反応を抑
制せず高い最高濃度と低い最低濃度を有する良好な色素
画像が得ることができる。
【0052】一般式(3)において、Aは銀イオンまた
は可溶性銀錯体とのアルカリ存在下で開裂反応を起こし
[A-(J1)a-(X1)bc-(J2)d-(X2)e-Dyeを放出する
1,3-硫黄-窒素または1,3-セレン-窒素化合物基を表す。
Aとして、好ましくは以下の一般式(3b)で表される
環状の1,3-硫黄-窒素または1,3-セレン-窒素化合物基で
ある。
【0053】
【化8】
【0054】式中、RAは水素原子、アルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基、複素環基、アシル基、および
スルホニル基を表し、RBは水素原子、アルキル基、シク
ロアルキル基、アリール基、複素環基、および[A-(J
1)a-(X1)bc-(J2)d-(X2) e-Dyeで表される基を表
す。Yは硫黄原子またはセレン原子を表し、Z1は5から
7員環を完成させるのに必要な非金属原子群を表す。
【0055】上記一般式(3b)において、RAで表され
るアルキル基としては、直鎖あるいは分岐のアルキル
基、例えばメチル基、エチル基、i-プロピル基、t-ブチ
ル基、n-ドデシル基、および1-ヘキシルノニル基等が挙
げられる。
【0056】上記一般式(3b)においてRAで表される
シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル基、
シクロヘキシル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル基、お
よびアダマンチル基等が挙げられ、RAで表されるアリー
ル基としては、例えばフェニル基、1-ナフチル基、9-ア
ントラニル基等が挙げられ、RAで表される複素環基とし
ては、例えば2-テトラヒドロフリル基、2-チオフェニル
基、4-イミダゾリル基、および2-ピリジル基等が挙げら
れ、RAで表されるアシル基としては、例えばカルボニル
基、オキシカルボニル基、およびカルバモイル基等が挙
げられ、RAで表されるスルホニル基としては、例えばス
ルホニル基、スルファモイル基等が挙げられる。
【0057】これら上記一般式(3b)においてRAで表
されるアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、複
素環基、アシル基、およびスルホニル基は置換基を有し
ていても良く、置換基としては例えば上記一般式(3
b)においてRAで表されるアルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、複素環基、アシル基、およびスルホニ
ル基と同義の基を挙げることができ、その他にハロゲン
原子の置換したアルキル基、ハロゲン原子、シアノ基、
ニトロ基、アルケニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、カルボニルオ
キシ基、ウレタン基、スルホニルオキシ基、アミノ基、
スルホニルアミノ基、スルファモイルアミノ基、アシル
アミノ基、ウレイド基、アルキルチオ基、アリールチオ
基、および複素環チオ基等が挙げられる。
【0058】上記一般式(3b)においてRAは好ましく
はアルキル基あるいはアリール基である。
【0059】上記一般式(3b)においてRBで表される
アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、および複
素環基としては上記一般式(3b)におけるRAで表され
るアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、および
複素環基と同義の基を挙げることができる。またこれら
RBで表されるアルキル基、シクロアルキル基、アリール
基、および複素環基は置換基を有することもでき、置換
基としては例えば上記一般式(3b)におけるRAで表さ
れるアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、およ
び複素環基の置換基として挙げられている基と同義の基
を挙げることができる。
【0060】上記一般式(3b)においてRBは好ましく
は水素原子である。
【0061】上記一般式(3b)においてZ1は5から7
員環を完成させるのに必要な非金属原子群を表すが、そ
の例としては例えば1,2-エチレン基、1,3-プロピレン
基、1,2-フェニレン基等が挙げられる。
【0062】上記一般式(3b)においてYとして好ま
しくは硫黄原子であり、Z1として好ましくは5員環を完
成させるのに必要な非金属原子群である。
【0063】上記一般式(3)において、Aとしてより
好ましくは以下の一般式(3C)で表されるチアゾリジ
ニル基である。
【0064】
【化9】
【0065】上記一般式(3C)においてRAおよびR
Bは、上記一般式(3b)におけるRAおよびRBと同義の
基を表す。
【0066】上記一般式(3C)においてRC、RD、RE
RFはそれぞれ水素原子、アルキル基、アリール基、複素
環基、カルボキシ基、アシル基、スルホニル基、および
スルホ基を表す。
【0067】上記一般式(3C)においてRC、RD、RE
およびRFで表されるアルキル基、アリール基、複素環
基、アシル基、およびスルホニル基としては、上記一般
式(3b)におけるRAで表されるアルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基、複素環基、アシル基、およびス
ルホニル基と同義の基を挙げることができる。またこれ
らRBで表されるアルキル基、シクロアルキル基、アリー
ル基、複素環基、アシル基、およびスルホニル基は置換
基を有することもでき、置換基としては例えば上記一般
式(3b)におけるRAで表されるアルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基、複素環基、アシル基、およびス
ルホニル基の置換基として挙げられている基と同義の基
を挙げることができる。
【0068】上記一般式(3C)においてRC、RD、RE
およびRFとして好ましくは水素原子、アルキル基、アリ
ール基、およびアシル基であり、より好ましくは水素原
子およびアルキル基である。
【0069】上記一般式(3)においてJ1は二価の連結
基であり、例えば1,2-エチレン基、1,3-プロピレン基等
のアルキレン基、および1,4-フェニレン基あるいは1,5-
ナフチレン基等のアリーレン基等が挙げられる。
【0070】上記一般式(3)においてJ2は二価または
三価の連結基であり、二価の連結基としては例えば上記
一般式(3)におけるJ1と同義の基が挙げられる。また
上記一般式(3)においてJ2で表される三価の基として
は、1,2,2-エチレン基等のアルキレン基や1,3,5-フェニ
レン基等のアリーレン基が挙げられる。
【0071】上記一般式(3)においてX1およびX2はそ
れぞれ-CO-、-COO-、-CONH-、-SO2-、-SO2NH-、-SO3-、
-NHCO-、-NHSO2-、および-O-の中から選ばれる二価の連
結基を表す。上記一般式(3)においてX1およびX2は好
ましくは-CONH-、-SO2NH-、-NHCO-、および-NHSO2-の中
から選ばれる二価の連結基である。上記一般式(3)に
おいて特に好ましいX1およびX2は-SO2NH-または-NHSO2-
から選ばれる二価の連結基である。
【0072】上記一般式(3)においてa、b、d、およ
びeはそれぞれ0または1を表し、cは1又は2を表す。上
記一般式(3)においてcは1が好ましい。
【0073】一般式(3)で表される色素供与物質の例
としては、例えば特開昭59-180548号、4頁右上欄から9
頁に記載された例示色素供与物質(1)〜(40)、米国特許4
098783号35欄から43欄に記載された例示色素供与物質(3
4)〜(60)等が挙げられる。
【0074】上記以外にも、例えば下記の化合物を具体
例として挙げることができる。
【0075】
【化10】
【0076】
【化11】
【0077】
【化12】
【0078】
【化13】
【0079】
【化14】
【0080】
【化15】
【0081】一般式(3)の色素供与物質は単独あるい
は2種以上併用して用いてもよく、その使用量は色素供
与物質の種類や熱現像感光材料の用途により広範に変わ
り得る。概ね、感光材料1m2当たり0.02〜10g、好まし
くは0.1〜5gの範囲である。
【0082】一般式(3)の色素供与物質を添加する層
は、感光性ハロゲン化銀と同一層でも別層でも良い。し
かしながら、バインダー量の軽減が色素画像形成速度に
有利であるなどの理由から該色素供与物質と感光性ハロ
ゲン化銀は同一層に添加するのが好ましい。
【0083】一般式(4)で表される化合物においてR
3及びR4で表される置換基の具体例としては、アシル
基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリー
ルオキシカルボニル基、ニトロ基、シアノ基、スルフォ
ニル基及び下記一般式(6)〜(10)で表される基か
ら選ばれた基を表す。
【0084】
【化16】
【0085】一般式(4)で表される化合物として特に
好ましいものは下記一般式(11)及び(12)で表さ
れる化合物である。
【0086】一般式(11) R5COCH2CONHR6
【0087】
【化17】
【0088】一般式(11)においてR5、R6は各々ア
ルキル基もしくは置換基を有してもよいフェニル基を表
す。R5およびR6で表されるアルキル基は直鎖でも分岐
でもよく例えばメチル基、エチル基、ペンチル基、ペン
タデシル基、t−ブチル基等があげられる、また更に置
換基を有してもよくこの場合の置換基としてはアルコキ
シ基、ハロゲン原子等があげられる。またR5及びR6
表される置換基を有してもよいフェニル基の置換基とし
てはアルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリー
ルオキシ基、アシルアミノ基、カルバモイル基、スルフ
ォンアミド基、スルファモイル基、カルボキシ基、アル
コキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、ハ
ロゲン原子等があげられる。
【0089】一般式(12)においてR7はアルキル基
または置換基を有してもよいフェニル基を表し、R8
アルキル基、アルコキシ基、アシルアミノ基、アニリノ
基を表す。
【0090】R7で表されるアルキル基は直鎖でも分岐
でもよく、また置換基を有してもよい。R7で表される
アルキル基の例としては、メチル基、エチル基、ペンチ
ル基、デシル基、トリフロロメチル基等があげられる。
またR7で表される置換基を有してもよいフェニル基の
置換基の例は一般式(11)においてR5、R6で表され
る置換基を有してもよいフェニル基の説明で用いた具体
例を用いることができる。
【0091】また、R8で表されるアルキル基は直鎖も
しくは分岐でもよくまた更に置換基を有してもよい。R
8で表されるアルキル基の具体例としてはメチル基、エ
チル基、ドデシル基、ペンタデシル基等があげられる。
またR8で表されるアルコキシ基の例としてはメトキシ
基、エトキシ基、デシルオキシ基等があげられる。また
8で表されるアシルアミノ基の具体例としてはアセチ
ルアミノ基、ヘキサノイルアミノ基、ドデカノイルアミ
ノ基、2,5−ジ−tert−アミルフェノキシアセタ
ミド基、ベンゾイルアミノ基等があげられる。R8で表
されるアニリノ基はフェニル基上に置換基を有してもよ
く置換基の例は一般式(11)においてR5、R6で表さ
れる置換基を有してもよいフェニル基の説明で用いた各
置換基をもちいることができる。
【0092】以下に一般式(4)で表される化合物の代
表的具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0093】
【化18】
【0094】
【化19】
【0095】
【化20】
【0096】一般式(4)で表される化合物は、前記の
一般式(1)及び(2)で表される化合物の添加方法、
添加量と同様にして拡散転写型熱現像感光材料に含有さ
せることができる。
【0097】本発明の拡散転写型熱現像感光材料は感光
性ハロゲン化銀を構成成分として含有する。感光性ハロ
ゲン化銀としては従来公知のものを使用することがで
き、例えば、塩化銀、臭化銀、沃臭化銀、塩臭化銀、塩
沃臭化銀を用いることができる。
【0098】これらのハロゲン化銀は粒子内部から表面
まで均一な組成を有するもの、内部と表面で組成が異な
るいわゆるコア/シェル型あるいはステップ状もしくは
連続的に組成が変化している多層構造からなるハロゲン
化銀であってもよい。
【0099】さらにハロゲン化銀は粒径の比較的揃った
単分散であっても、粒径分布が広い多分散であってもよ
い。
【0100】またハロゲン化銀の形状は立方体、球形、
8面体、12面体,14面体等の明確な晶癖を有するものま
たはそうでないもの等を用いることができる。また、例
えば特開昭58-111,933号、同58-111,934号、リサーチ・
ディスクロージャーNo.22,534に記載されているよう
な、2つの平行する結晶面を有し、かつ、これらの結晶
面は各々他の結晶面よりも面積が大きい粒子であって粒
子の直径対厚さの比が約5:1以上の平板状ハロゲン化
銀も用いることができる。
【0101】さらに、例えば米国特許2,592,250号、同
3,220,613号、同3,271,257号、同3,317,322号、同3,51
1,622号、同3,531,291号、同3,447,927号、同3,761,266
号、同3,703,584号、同3,736,140号、同3,761,276号、
特開昭50-8,524号、同50-38,525号、同52-15,661号、同
55-127,549号等に記載されている粒子表面が予めカブラ
されていない内部潜像型ハロゲン化銀乳剤も用いること
ができる。
【0102】また、感光性ハロゲン化銀はその粒子形成
の任意の段階に於て、イリジウム、金、ロジウム、鉄、
鉛等の金属イオン種を適当な塩の形で添加することがで
きる。この場合、これらの金属イオンは銀1モルあた
り、10-7〜10-5モルの範囲で添加するのが一般的であ
る。
【0103】上記感光性ハロゲン化銀乳剤の粒径は約0.
05〜2μmであり、好ましくは約0.1〜1.0μmである。
また、階調調整のため、同一の感光性層中に異なる平均
粒子径を有するハロゲン化銀を併用することも可能であ
る。
【0104】本発明において、感光性ハロゲン化銀の調
製方法として感光性銀塩形成成分を後述の有機銀塩と共
存させ、有機銀塩の一部を感光性ハロゲン化銀の一部に
変換させて形成させることもできる。
【0105】感光性ハロゲン化銀乳剤は公知の増感剤
(例えば、活性ゼラチン、無機硫黄、チオ硫酸ナトリウ
ム、二酸化チオ尿素、塩化金酸ナトリウム等)でハロゲ
ン化銀粒子表面を化学増感する事ができる。化学増感
は、含窒素ヘテロ環化合物やメルカプト基含有ヘテロ環
化合物の存在下に行なうことも可能である。
【0106】さらに感光性ハロゲン化銀は公知の分光増
感色素により、青、緑、赤、赤外光への分光増感を適宜
施すことができる。代表的な増感色素は、例えば特開昭
59-180553号、同60-140335号、同60-263937号、同61ー65
232号、同61-153635号、同61-153631号、同62-32446
号、同63-61242号、同63ー138343号、特開平3-163440
号、同4-31854号、同4-34547号、同5ー45833号等に記載
されている。更に例えば、特開昭62-39846号、同62-863
60号、同62-89037号、同62-147450号、同62-147451号等
に記載されているように増感色素は2種以上を単一のハ
ロゲン化銀に併用しても良い。
【0107】これらの増感色素の使用量はハロゲン化銀
1モル当り、10-5〜10-2molである。増感色素はハロ
ゲン化銀乳剤のどの過程において添加してもよく、具体
的にはハロゲン化銀粒子形成時、可溶性塩類の除去時、
化学増感開始前、化学増感時、あるいは化学増感終了以
降のいずれであってもよい。
【0108】これらの感光性ハロゲン化銀及び感光性銀
塩形成成分は感光材料1m2当り約0.01〜10g、好まし
くは0.05 〜1g の範囲(各感光性層当り)で用いられ
る。
【0109】本発明の拡散転写型熱現像感光材料には、
必要に応じて感度の上昇や、現像性の向上を目的とし
て、公知の有機銀塩を用いることができる。特に熱現像
感光材料の場合には有機銀塩を用いる態様が好ましい。
【0110】本発明において用いることのできる有機銀
塩は、例えば、特開昭53-4,921号、同49-52,626号、同5
2-141,222号、同53-36,224号、同53-37,626号、同53-3
6,224号、同53-37,610号等の各並びに米国特許3,330,63
3号、同3,794,496号、同4,105,451 号等の各に記載され
ている長鎖脂肪族カルボン酸の銀塩やヘテロ環を有する
カルボン酸の銀塩(例えばベヘン酸銀、α−(1−フェ
ニルテトラゾールチオ)酢酸銀等)、あるいは特公昭44
-26,582号、同45-12,700号、同45-18,416号、同45-22,8
15号、特開昭52-137,321号、同58-118,638号、同58-11
8,639号、米国特許4,123,274号等に記載されているイミ
ノ基を有する化合物の銀塩がある。さらに、特開昭61-2
49,044号記載のアセチレン銀等も用いることができる。
【0111】中でもイミノ基を有する化合物の銀塩が好
ましく、特にベンゾトリアゾール及びその誘導体の銀塩
が特に好ましい。有機銀塩の使用量は感光材料1m2
り0.005 g 〜10g、好ましくは0.01 〜5gの範囲であ
る。本発明の拡散転写型熱現像感光材料は、その構成成
分として還元剤を含有することが出来る。ここで用いら
れる還元剤は、現像機構や色素形成乃至放出機構に合わ
せて従来公知のものの中から適切なものを選択して使用
できる。ここで言う還元剤には、現像時に還元剤を放出
する還元剤プレカーサーも含まれる。
【0112】本発明に用いることのできる、還元剤とし
ては、例えば、米国特許3,351,286号、同3,761,270号、
同3,764,328号、同3,342,599号、同3,719,492号明細
書、リサーチ・ディスクロージャー 12,146号、同15,1
08号、同15,127号、及び特開昭56-27,132号、同53-135,
628号、同57-79,035号に記載のp−フェニレンジアミン
系及び、p−アミノフェノール系現像主薬、リン酸アミ
ドフェノール系現像主薬、スルフォンアミドアニリン系
現像主薬、及びヒドラゾン系現像主薬、フェノール類、
スルフォンアミドフェノール類、ポリヒドロキシベンゼ
ン類、ナフトール類、ヒドロキシビスナフチル類、メチ
レンビスフェノール類、アスコルビン酸類、1−アリー
ル−3−ピラゾリドン類、ヒドラゾン類、及び上記種々
の還元剤のプレカーサー類がある。
【0113】また、色素供与物質が還元剤を兼ねること
もできる。還元剤は2種以上併用してもよく、特に1-ア
リール-3-ピラゾリドンと耐拡散性のハイドロキノン誘
導体との組合せは好ましい。還元剤の使用量は、感光材
料1m2当り、0.01〜100ミリモルの範囲で使用される。
【0114】本発明の拡散転写型熱現像感光材料及び色
素受像材料にはバインダーが用いられる。ここで用いら
れるバインダーとしては、ポリビニルブチラール、ポリ
酢酸ビニル、エチルセルロース、ポリメタアクリレー
ト、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ゼ
ラチン、フタル化ゼラチン等のゼラチン誘導体、セルロ
ース誘導体、タンパク質、デンプン、アラビアゴム、プ
ルラン、デキストラン等の合成あるいは天然の高分子物
質等があり、これらは単独で、あるいは2種以上併用し
て用いることが出来る。合成高分子物質としては特に平
均分子量が2000〜100万のものが好ましく用いら
れる。
【0115】これら高分子物質の中でも特にゼラチンは
好ましく用いられるが、ゼラチンとしては通常のアルカ
リ処理ゼラチンまたは酸処理ゼラチン、或はフェニルカ
ルバモイル化ゼラチンやフタル化ゼラチンなどのゼラチ
ン誘導体が用いられ、ゼラチンは2種以上併用すること
もできる。また、上記各種ゼラチンとゼラチン以外の水
溶性ポリマーの併用が特に好ましく用いられる。
【0116】バインダーの使用量は通常支持体1m2
り、0.1〜50gであり、好ましくは 1〜20gである。
【0117】上記バインダーは公知の写真用硬膜剤で硬
膜されることが好ましい。硬膜剤としては、例えばビニ
ルスルホン系硬膜剤、アルデヒド系硬膜剤、エポキシ系
硬膜剤、N-メチロール系硬膜剤、ハロゲン置換-S-トリ
アジン系硬膜剤が挙げられる。また、硬膜剤は高分子硬
膜剤であってもよい。
【0118】本発明の拡散転写型熱現像感光材料、及び
色素受像材料には、上記以外に必要に応じて下記に示す
ような各種添加剤を用いることが出来る。
【0119】〔熱溶剤〕熱現像感光材料及び受像材料に
おいて、色素の転写促進その他の目的で用いられる熱溶
剤は、熱現像時に液状化し熱現像や色素の熱転写を促進
する作用を有する化合物であり、常温では固体状態であ
ることが好ましい。
【0120】本発明で用いることの出来る熱溶剤として
は、例えば米国特許3,347,675号、同3,667,959号、同3,
438,776号、同3,666,477号、リサーチ・ディスクロジャ
ーNo.17,643号、特開昭51-19,525号、同53-24,829号、
同53-60,223号、同58-118,640号、同58-198,038号、同5
9-229,556号、同59-68,730号、同59-84,236号、同60-19
1,251号、同60-232,547号、同60-14,241号、同61-52,64
3号、同62-78,554号、同62-42,153号、同62-44,737号、
同63-53,548号、同63-161,446号、特開平1-224,751号、
同2-863号等の各に記載された化合物が挙げられる。
【0121】上記熱溶剤の中でも特に水不溶性固体熱溶
剤が好ましく用いられ、そのような具体例としては、例
えば、特開昭62-136,645号、同62-139,545号、同63−
53,548号、同63−161,446号、特開平1-
224,751号、同2-863号,同2-120,739号、同2-123,354号
等に記載されている化合物が挙げられる。
【0122】上記熱溶剤は、感光性ハロゲン化銀乳剤
層、中間層、保護層、受像材料の受像層等任意の層中に
添加することができ、またその添加量は通常バインダー
に対して、5〜500 重量%、より好ましくは10〜200重量
%である。
【0123】〔現像促進剤〕例えば特開昭59-177,550
号、同59-111,636号、同59-124,333号、同61-72,233
号、同61-236,548号、特開平1-152,454号記載の化合物
が有用であり、また、特開昭61-159,642号、特開平1-10
4,645号、特開平1-110,767号記載の現像促進剤放出化合
物等も用いることが出来る。
【0124】〔カブリ防止剤〕例えば米国特許第3,645,
739号明細書に記載されている高級脂肪酸、特開昭51-4
7,419号記載のN−ハロゲン化物、米国特許第3,700,457
号、及び特開昭51-50,725号、特開平2-297548号、同2-2
82241号記載のメルカプト化合物放出性の化合物、特開
昭49-125,016号記載のアリールスルフォン酸、英国特許
第1,455,271号および特開昭50-101,019号記載の酸化
剤、同53-19,825号記載のスルフィン酸類及びチオスル
ホン酸類、同51-3,223号記載のチオウラシル類、同51-2
6,019号記載の硫黄、同51-42,529号、同51-81,124号、
及び同55-93,149号記載のジスルフィド類及びポリスル
フィド類、同51-57,435号記載のロジンあるいはジテル
ペン類、同51-104,338号記載のカルボキシル基またはス
ルホン酸基を有するポリマー酸、米国特許4,138,265号
記載のチアゾリチオン、特開昭54-51,821号、同55-142,
331号、米国特許第4,137,079号記載のトリアゾール類、
特開昭55-140,883号記載のチオスルフィン酸エステル
類、特開昭59-46,641号、同59-57,233号、同59-57,234
号記載のジ−またはトリ−ハロゲン化物、特開昭59-11
1,636号記載のチオール化合物、同60-198,540号及び同6
0-227,255号記載のハイドロキノン誘導体等が挙げられ
る。
【0125】別の好ましいカブリ防止剤としては、特開
昭62-78,554号に記載の親水性基を有するカブリ防止
剤、特開昭62-121,452号記載のポリマーかぶり防止剤、
特開昭62-123,456号記載のバラスト基を有するカブリ防
止剤が挙げられる。
【0126】また、水溶性ハロゲン化物(臭化カリウ
ム、沃化カリウム、塩化ナトリウム等)等もカブリ防止
その他の目的で使用することが出来る。上記カブリ防止
剤は感光材料および色素受像材料のいずれの層中にも添
加することが出来る。
【0127】〔銀イオン補足剤〕特開昭63ー163345号に
記載の物理現像核、銀イオンに対して安定な錯体を形成
する耐拡散性の化合物、及び難溶性銀塩を形成する化合
物、特公表63ー501745号6頁に記載された化合物等が挙
げられる。
【0128】〔ハロゲン化銀溶剤〕特開昭62ー283335号
3頁左上欄15行目から11頁に記載された一般式を含む
化合物などが挙げられる。
【0129】本発明の拡散転写型熱現像感光材料には上
記した以外の各種の公知の写真用添加剤を用いることが
でき、例えば、水溶性または疎水性のフィルター染料、
コロイド銀、蛍光増白剤、帯電防止剤、界面活性剤(ア
ニオン系、カチオン系、ノニオン系、含弗素アニオン系
等)、無機及び有機のマット剤、退色防止剤、紫外線吸
収剤、白地色調調整剤等を含有することが出来る。これ
らについては具体的にはRD(リサーチ・ディスクロジ
ャー)誌No.17029号、同No.29,963号、特開昭62-135,82
5号及び同64-13,546号等に記載されている。
【0130】これらの各種添加剤は感光性層、中間層、
媒染層、下引き層、保護層あるいはバッキング層等任意
の構成層中に適宜添加することが出来る。
【0131】感光材料が2つ以上の感光層からなる場
合、2つの感光層の間には混色を防止する目的で中間層
を好ましく用いられる。中間層は一般的にはゼラチン等
の親水性バインダーから構成されるが、この中間層には
混色を効果的に防止する目的で、更に還元剤酸化体の層
間移動を防止するための耐拡散性のハイドロキノン誘導
体等の還元剤や、銀イオンの拡散を防止するための銀イ
オン補足剤を添加することが出来る。
【0132】本発明の感光材料に用いられる支持体は、
好ましくはポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリ
エチレンナフタレートフィルム等の透明または不透明の
合成プラスチックフィルム、アート紙、キャストコート
紙、バライタ紙等の各種コート紙、ポリエチレン樹脂被
覆紙、さらにこれらの各種支持体上に電子線硬化性樹脂
組成物を塗布・硬化させた支持体等が挙げられる。
【0133】本発明の拡散転写型熱現像感光材料におい
ては、親水性バインダー中に媒染剤を含有する受像材料
が好ましく用いられる。媒染剤としては、3級アミンま
たは4級アンモニウム塩を含むポリマーが用いられ、例
えば特開昭48-75237号、同50-61228号、同50-80132号、
同50-73440号、同53-129034号、同54-145529号、同55-1
42339号、同56-161410号、同59-219745号、同62-30249
号、及び同62-34159号等に記載された4級アンモニウム
基を有するポリマー媒染剤、例えば米国特許3,249,393
号、特開昭60-23851号等に記載されたポリビニルピリジ
ン系媒染剤、例えば米国特許4,115,124号、英国特許2,0
56,101号、同2,093,041号、特開昭59-55436号、同60-23
854号、同60-39644号、同60-60643号、同60-118834号、
同60-122941号、同60-235124号等に記載されているポリ
ビニルイミダゾール系媒染剤、特開昭47-3689号に記載
された媒染能力を有する基がグラフト化された媒染剤、
特開昭60-57836号に記載されている3級アミン系モルダ
ントと4級アンモニウム系モルダントの併用、特開昭63
-198051号、特開平2-32335号に記載された画像安定化基
を有する媒染剤等が挙げられる。また、これらの媒染剤
を保持するのに用いられるバインダーとしては、例えば
ゼラチン、ポリビニルアルコール、デキストラン等の親
水性バインダーが好ましく用いられる。
【0134】本発明において受像材料は支持体上に単一
の受像層が設けられた場合であってもよく、また複数の
構成層が塗設されていてもよく、この場合、その全てが
色素受像層であることも、また構成層の一部のみが受像
層であることもできる。
【0135】受像材料が受像層とは別に支持体を有する
時、受像材料の支持体としては、透明支持体、反射支持
体のいずれであってもよい。具体的には、ポリエチレン
フタレートやポリプロピレン及びこれらの支持体中に硫
酸バリウムや二酸化チタン等の白色顔料を添加した支持
体、アート紙、キャストコート紙、バライタ紙、紙支持
体上に白色顔料を含有する熱可塑性樹脂(ポリエチレン
等)を被覆した積層紙、布類、ガラス、アルミニウム等
の金属泊等を用いることが出来る。また、支持体上に顔
料を含んだ電子線硬化性樹脂組成物を塗布・硬化させた
支持体、及び、第2種拡散反射性を有する反射支持体な
ども本発明に用いられる受像材料の支持体として用いる
ことが出来る。
【0136】本発明の感光材料または受像材料の支持体
として紙支持体を用いる場合には特に紙支持体の両面を
ポリエチレンで被覆した支持体が特に好ましく、この場
合、少なくとも一方の側のポリエチレン中には酸化チタ
ンを含有していることが好ましい。
【0137】かかるポリエチレンで被覆した紙支持体の
平面特性は平滑性が優れていることが好ましく、色素受
像層または感光性層を塗布する側の表面がJIS-P-8119に
規定されるベック平滑度が50秒以上、好ましくは100
秒以上であることが好ましく、また、該支持体の表面が
JIS-B-0610の規格に従って測定された断面曲線からカッ
トオフ値0.8mmの条件で導かれる濾波うねり曲線につい
て基準長2.5mmとして濾波最大うねりを測定した時、そ
の任意の100個の測定箇所で最大うねりが4μm以上であ
る箇所が4個以内であることが好ましく、またその場合
の中心線平均粗さRaが3μm以下が好ましい。
【0138】更に上記ポリエチレン被覆紙の原紙は、特
開平4-321043号、4頁6欄32行目から5頁8欄28行
目に記載された構成や特性を有するものであることが好
ましい。
【0139】本発明の拡散転写型熱現像感光材料は、R
D(リサーチ・ディスクロージャー)15,108号、特開昭
57-198,458号、同57-207,250号、同61-80,148号等に記
載されているような感光層と受像層が予め、同一支持体
上に積層されたいわゆるモノシート型熱現像感光材料で
あることもできる。
【0140】本発明に用いられる受像材料には公知の各
種添加剤を添加することが出来る。そのような添加剤と
しては、例えば、汚染防止剤、紫外線吸収剤(例えば特
開昭60-130735号、同61ー153638号などに記載されている
ベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物
等)、蛍光増白剤(例えば特開昭61-143752号に記載さ
れているジアミノスチルベン系化合物、特開昭63-14716
6号に記載されている化合物等)、画像安定剤(例えば
特開昭59-182785号、同61-159644号、現像促進剤、カブ
リ防止剤(KBr,NaCl、KI、ベンゾトリアゾー
ル誘導体や1-フェニル-5-メルカプトトリアゾール誘導
体などの等含窒素複素環化合物等)、pH調節剤(酸及
び酸プレカーサー、アルカリプレカーサー等)、熱溶
剤、有機フッ素系化合物、油滴、界面活性剤、硬膜剤、
重合体ラテックス(例えば特開昭61-156045号に記
載)、マット剤及び各種遷移金属イオン等が挙げられ
る。
【0141】本発明の拡散転写型熱現像感光材料および
受像材料はカールバランスをとったり、すべり性を改善
するためにいわゆるバック層を有することが出来る。バ
ック層は親水性バインダーあるいは疎水性バインダーの
いずれも用いることが出来るが、用途や構成に合わせて
適宜選択することが出来る。
【0142】本発明の拡散転写型感光材料は、感光材料
の感色性に適した公知の露光手段に依って露光されるこ
とが出来る。
【0143】用いることの出来る露光光源としては、タ
ングステンランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ、
水銀灯、CRT光源、FO−CRT光源、発光ダイオー
ド、レーザー光源(例えばガスレーザー、色素レーザ
ー、YAGレーザー、半導体レーザー等)等を単独ある
いは複数組み合わせて用いることが出来る。また、半導
体レーザーとSHG素子(第2高調波発生素子)とを組
み合わせた光源も用いることが出来る。
【0144】露光時間は1画面を1回の露光で行なう
か、あるいは1画素毎にデジタル的に露光を行なうかで
異なるが、前者の場合、通常 0.001秒〜10秒であり、ま
た、後者においては1画素当り 10-8〜10-2秒の範囲で
行なわれる。デジタル露光の際には1画素当り1回のみ
露光してもよく、複数回重ねる多重露光を行ってもよ
い。多重露光を行う場合には1回毎に画像領域を少しず
つずらしながら行うことも出来る。
【0145】本発明の拡散転写型熱現像感光材料は、像
様露光後または露光と同時に、好ましくは、60〜200
℃、さらに好ましくは70〜170℃で好ましくは 1〜100
秒間、好ましくは 2〜60秒間加熱現像され、色素画像が
形成される。拡散性色素の受像材料への転写は熱現像時
に、受像材料の受像層面を感光材料の感光層側に密着さ
せることにより、熱現像と同時に行なってもよく、ま
た、熱現像感光材料を熱現像した後に受像材料を感光材
料に密着させて加熱して色素を転写させてもよい。処理
時間短縮の点から熱現像と転写を同時に行う方式が好ま
しい。
【0146】また、露光前に50〜150℃の範囲で感光材
料を予備加熱したり、特開昭60-143338号及び同61-1620
41号に記載されている様に、現像直前に、感光材料と受
像材料の少なくとも一方を80〜120℃の温度範囲で予備
加熱することもできる。
【0147】上記拡散転写型熱現像感光材料において
は、熱現像する直前に、微量の水を感光材料または受像
材料に供給してから両者を張り合わせて熱現像すること
が好ましい。この場合好ましい熱現像温度は60〜120℃
の範囲であり、水は単なる水であってもよく、アルカリ
性の水溶液や界面活性剤や前記熱溶剤を含有する水であ
ってもよく、又本発明の一般式(1)で表される錯化剤
を含有する水であってもよい。水の供給量はそれぞれ、
供給する感光材料あるいは受像材料の最大膨潤膜厚の範
囲内であることが好ましい。また、この水の中には前記
添加剤の他に公知のカビ防止剤、現像促進剤あるいはカ
ブリ防止剤、蛍光増白剤などを含んでいてもよい。
【0148】本発明の拡散転写型熱現像感光材料を熱現
像する際には公知の加熱手段を適用することが出来、例
えば、加熱されたヒートブロックや面ヒータに接触させ
たり、熱ローラや熱ドラムに接触させる方式、高温に維
持された雰囲気中を通過させる方式、高周波加熱方式を
用いる方式、あるいは、感光材料または受像部材の裏面
にカーボンブラック層の様な発熱導電性物質を設け、通
電することにより生ずるジュール熱を利用する方式など
公知の熱現像方式を適用することが出来る。
【0149】熱現像時における加熱パターンは特に制限
がなく、一定温度で行なう方法、現像初期を高温状態で
行い現像後半を低温状態で行なう方法、あるいはこの逆
の方法、さらには3ステップ以上に温度領域を変化させ
る方法や連続的に温度を変化させる方式等任意の方法で
行なうことが出来る。特に、特開昭63-250646号に記載
されているように、色素放出方式において、銀現像が色
素放出反応に先行して優先的に起こるように予め低温で
現像してある程度銀現像を行ってから加熱現像すること
も出来る。
【0150】
【実施例】以下本発明の実施例を示すが、本発明の実施
態様はこれに限定されるものではない。
【0151】実施例1 〔ハロゲン化銀乳剤の調製〕ゼラチン水溶液中に0.1
4μmのAgBrI粒子(AgI組成0.8モル%)添
加し、この乳剤をコア乳剤として、硝酸銀水溶液と臭化
カリウム水溶液をpAgをコントロールしながら同時添
加して、単分散の立方晶沃臭化銀乳剤A(平均粒径0.
40μm)を調製した。なお、粒子形成時の過程で、粒
子径が0.36μmになる段階でハロゲン化銀1モルあ
たり10-6モルの六塩化イリジウム(IV)カリウムを添加
した。
【0152】また、同じコア乳剤を使用して、硝酸銀水
溶液と臭化カリウム水溶液の添加時間を延長して、平均
粒径が0.58μmの単分散立方晶沃臭化銀乳剤Bを作
成した。六塩化イリジウムカリウムは、粒子径が0.5
4μmになった時点で上記量を添加した。
【0153】常法に従って脱塩後、40℃で、pAg=
6.5、pH=5.9に調整した。ついで、ハロゲン化
銀1モルあたり3.5mg(乳剤A)または2.8mg
(乳剤B)のチオ硫酸ナトリウムを添加し、60℃で最
適点まで化学熟成した後、表1に示す増感色素とフェノ
ールホルマリン樹脂をハロゲン化銀1モルあたり0.6
gを3%メタノール溶液として添加した。増感色素添加
後、さらに60℃で10分間熟成してから、安定剤とし
てST−1をハロゲン化銀1モルあたり0.9g添加し
て化学増感を終了させて3種類のハロゲン化銀乳剤を得
た。
【0154】
【表1】
【0155】〔色素供与物質分散液の調製〕表2に示す
(1)液と(2)液を調製し、それぞれ60℃で完全に
加熱溶解した後混合し、高速ホモジナイザーで1200
0rpmで10分間撹拌して乳化分散した。ついで、減
圧下で酢酸エチルを除去し、純水で総量を表2に示す量
に仕上げた。
【0156】〔水酸化亜鉛分散液の調製〕水酸化亜鉛1
00gを0.3%ゼラチン水溶液200ml(5gの界
面活性剤−1含有)に添加し、サンドミル分散機で湿式
粉砕し、平均粒径が約0.5μmの水酸化亜鉛分散液を
得た。
【0157】〔還元剤分散液の調製〕4,4−ジメチル
−1−フェニル−3−ピラゾリドン(還元剤)100g
を3%フェニルカルバモイル化ゼラチン水溶液(2gの
界面活性剤−1含有)に添加し、サンドミル分散機で湿
式粉砕処理し、平均粒径が約0.4μmの還元剤分散液
を得た。
【0158】〔フィルター分散液の調整〕フィルター染
料−1の1gを酢酸エチル12ml、メタノール0.5
mlおよびイソデシルフタレート2gに混合して加熱溶
解した。ついで4%ゼラチン水溶液35ml(界面活性
剤−1を0.15g含有)に混合し、超音波ホモジナイ
ザーで乳化分散し、分散後減圧下で酢酸エチルとメタノ
ールを除去し、全量を純水で42mlに仕上げた。
【0159】〔拡散転写型熱現像感光材料の作成〕厚さ
140μmの両面をポリエチレンでラミネートした紙支
持体(ハロゲン化銀乳剤層側のポリエチレン樹脂層中に
はポリエチレンに対して10重量%の二酸化チタンを白
色顔料として含有)上に下記の層構成からなるポジ型熱
現像感光材料(D−101)を作成した。
【0160】ここで、各素材の添加量は熱現像感光材料
1m2当りの量で示した。また。感光性ハロゲン化銀は
それぞれ銀に換算して示した。
【0161】 第1層(第1赤外感光性層) 第1赤外感光性ハロゲン化銀 0.08g ポリブチルアクリルアミド 0.25g 色素供与物質(C−1) 0.65g アルカリ処理ゼラチン 0.23g フェニルカルバモイル化ゼラチン 0.53g 界面活性剤−1 0.07g 現像抑制剤 0.004g 第2層(第1中間層) アルカリ処理ゼラチン 0.17g フェニルカルバモイル化ゼラチン 0.49g 1−フェニル−4,4−ジメチル−3ピラゾリドン(還元剤) 0.33g フィルター染料 0.06g 銀イオンスカベンジャー 0.32g ポリブチルアクリルアミド 0.50g 界面活性剤−1 0.14g 水酸化亜鉛 0.59g 第3層(赤感光性層) 赤感光性ハロゲン化銀 0.09g PBAA(ポリブチルアクリルアミド) 0.29g 色素供与物質(Y−1) 0.74g 現像抑制剤 0.008g アルカリ処理ゼラチン 0.26g フェニルカルバモイル化ゼラチン 0.61g 界面活性剤−1 0.12g。
【0162】 第4層(第2中間層) アルカリ処理ゼラチン 0.18g フェニルカルバモイル化ゼラチン 0.42g 還元剤 0.30g 水酸化亜鉛 0.32g 銀イオンスカベンジャー 0.23g ポリブチルアクリルアミド 0.30g 界面活性剤−1 0.13g 第5層(第2赤外感光層) 赤外感光性ハロゲン化銀 0.04g ポリブチルアクリルアミド 0.13g 色素供与物質(M−1) 0.34g 現像抑制剤 0.005g アルカリ処理ゼラチン 0.14g フェニルカルバモイル化ゼラチン 0.32g 界面活性剤−1 0.14g 第6層 アルカリ処理ゼラチン 0.18g フェニルカルバモイル化ゼラチン 0.42g 水酸化亜鉛 0.09g 還元剤 0.30g マット剤(平均粒径約5μmのシリカ) 0.002g 界面活性剤−1 0.12g 第7層 アルカリ処理ゼラチン 0.12g フェニルカルバモイル化ゼラチン 0.40g ポリビニルアルコール 0.04g 界面活性剤−1 0.12g 硬膜剤−1 0.10g なお、第7層に使用した硬膜剤−1は塗布液に塗布直前
に添加し、7層を同時塗布した。
【0163】塗布後、ロール状の熱現像感光材料は35
℃、相対湿度30〜60%で3日間保存し、目的の硬膜
度まで硬膜させた。
【0164】熱現像感光材料を作成するのに使用した添
加剤の構造式を以下に示す。
【0165】拡散転写型熱現像感光材料(D−101)
において、表3に示す本発明の化合物又は色素媒染剤
(MO−1)を添加すること以外は同様にして熱現像感
光材料D−102〜D−110を作成した。
【0166】
【化21】
【0167】
【化22】
【0168】
【表2】
【0169】
【表3】
【0170】〔受像材料の作成〕両面をポリエチレンで
ラミネートした厚さ220μmの紙支持体(受像層側が
ポリエチレンに対して10重量%の二酸化チタンを含
有)上に、以下の組成からなる受像層を塗設し色素受像
材料100を作成した(添加量は受像材料1m2当りの
量で示す)。
【0171】 第1層 ゼラチン 1.0g 界面活性剤−2 0.02g 界面活性剤−3 0.01g 色素媒染剤(MO−1) 2.8g 流動パラフィン 0.2g ベンジルイミノ2酢酸ナトリウム 2.8g 第2層 ゼラチン 0.4g 界面活性剤−2 0.08g 界面活性剤−3 0.03g 紫外線吸収剤−1 0.2g 紫外線吸収剤−2 0.1g ジイソデシルフタレート 0.15g ベンジルイミノ2酢酸ナトリウム 0.5g ポリビニルアルコール 0.1g 第3層 ゼラチン 0.5g ポリビニルアルコール 0.08g 界面活性剤−2 0.09g 硬膜剤−1 0.14g 得られたロール状の色素受像材料は23℃で3日間保存
して、目的の硬膜度まで硬膜させた。なお、この受像材
料の受像層側の膜面pHを10.1であった。
【0172】
【化23】
【0173】〔拡散転写型熱現像感光材料の評価〕上記
の各拡散転写型熱現像感光材料を、670nm、780
nmおよび830nmの各レーザー光源によりそれぞれ
独立にウェッジ露光を行った。ついで、熱現像感光材料
を40℃の水に4秒間浸漬した後、上記受像材料と重ね
合わせて90℃で35秒間加熱した。受像層に得られた
ウェッジ画像の最高濃度と最小濃度を測定した結果を表
4に示す。
【0174】
【表4】
【0175】表4から、本発明の化合物を含有する拡散
転写型熱現像感光材料は、それを含まない感光材料に比
べ現像処理後のDminが低くDmaxが比較的抑制されない
良好な色素画像が得られることが解る。
【0176】上記拡散転写型熱現像感光材料D−101
〜D−110を50℃、相対湿度80%で1週間保存し
た後同様に現像処理した結果を表5に示す。
【0177】
【表5】
【0178】表5から、本発明の化合物を含有する拡散
転写型熱現像感光材料は、保存後も良好な転写画像が得
られることが解る。
【0179】実施例2 〔拡散転写型熱現像感光材料の作成〕厚さ100μmの両
面をポリエチレンでラミネートした紙支持体(一方の側
のポリエチレン層は二酸化チタンを10重量%含有)の二
酸化チタン含有層側に下記の構成の層を塗設し、熱現像
感光材料D−201を作成した。ここで、各素材の添加
量は熱現像感光材料1m2当りの量で示し、感光性ハロ
ゲン化銀乳剤は銀に換算した値を示した。
【0180】 第1層(感光性層) 塗布液pH=6.0 アルカリ処理ゼラチン 0.6g フェニルカルバモイル化ゼラチン 1.4g 赤感光性ハロゲン化銀乳剤 0.22g 色素供与物質(MN−1) 2.06g 界面活性剤−1 0.07g ポリブチルアクリルアミド 0.80g 第2層(保護層) 塗布液pH=7.5 アルカリ処理ゼラチン 0.3g フェニルカルバモイル化ゼラチン 0.7g 水酸化亜鉛 1.0g 1-フェニル-4,4-ジメチル-3-ピラゾリドン 0.04g 界面活性剤−1 0.07g 硬膜剤−1 0.08g なお、第2層に使用した硬膜剤−1は塗布液に塗布直前
に添加し、2層を同時塗布した。
【0181】塗布後、ロール状の熱現像感光材料は35
℃、相対湿度30〜60%で3日間保存し、目的の硬膜
度まで硬膜させた。
【0182】拡散転写型熱現像感光材料を作成するのに
使用した色素供与物質(MN−1)の構造式を以下に示
す。なお、特に示さないものは実施例1と同様のものを
用いた。
【0183】
【化24】
【0184】熱現像感光材料(D−201)において、
表6に示す本発明の化合物又は色素媒染剤(MO−1)
を添加すること以外は同様にして熱現像感光材料D−2
02〜D−210を作成した。
【0185】
【表6】
【0186】〔拡散転写型熱現像感光材料の評価〕上記
の各拡散転写型熱現像感光材料を、670nmのレーザ
ー光源によりそれぞれウェッジ露光を行った。ついで、
40℃の水に4秒間浸漬した後、実施例1と同様の受像
材料と重ね合わせて90℃で35秒間加熱した。受像層
に得られたウェッジ画像の最高濃度と最小濃度を測定し
た結果を表7に示す。
【0187】
【表7】
【0188】表7から、本発明の化合物を含有する拡散
転写型熱現像感光材料は、それを含まない感光材料に比
べ現像処理後のDminが低くDmaxが比較的抑制されない
良好な色素画像が得られることが解る。
【0189】上記拡散転写型熱現像感光材料D−201
〜D210を50℃、相対湿度80%で1週間保存した
後同様に現像処理した結果を表8に示す。
【0190】
【表8】
【0191】表8から、本発明の化合物を含有する拡散
転写型熱現像感光材料は、保存後も良好な転写画像が得
られることが解る。
【0192】
【発明の効果】本発明により、最高濃度を低下すること
なく白地が改善された良好な色素画像が得られ、しかも
保存後も良好な転写画像が得られる拡散転写型熱現像感
光材料を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大林 啓治 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上にバインダー、感光性ハロゲン
    化銀、および下記一般式(1)又は(2)で表される化
    合物の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有す
    ることを特徴とする拡散転写型熱現像感光材料。 一般式(1) R−NH2 式中、Rは炭素原子数が6以上の、脂肪族基、芳香族基
    およびヘテロ環基又はポリマー鎖を表す。脂肪族基は直
    鎖または分岐でもよく、他の置換基を有していてもよ
    い。また、芳香族基およびヘテロ環基は単環もしくは縮
    合多環のものでもよい。 一般式(2) R1−NH−R2 式中、R1とR2の炭素原子数の和は6以上で、各々脂肪
    族基、芳香族基又はポリマー鎖を表す。また、R1とR2
    が結合し環形成しても良い。脂肪族基は直鎖または分岐
    でもよく、他の置換基を有していてもよい。また、芳香
    族基は単環もしくは縮合多環のものでもよい。
  2. 【請求項2】 前記色素供与物質が、銀イオン又は可溶
    性銀イオン錯体とアルカリ条件下で反応し、拡散性の色
    素を放出することを特徴とする請求項1記載の拡散転写
    型熱現像感光材料。
  3. 【請求項3】 前記色素供与物質が、下記一般式(3)
    で表されることを特徴とする請求項1又は2記載の拡散
    転写型熱現像感光材料。 一般式(3) [A-(J1)a-(X1)bc-(J2)d-(X2)e-Dye 式中、Aは銀イオンまたは可溶性銀錯体の存在する高温
    下で開裂反応を起こし[-(J1)a-(X1)bc-(J2)d-(X
    2)e-Dyeを放出する1,3-硫黄-窒素または1,3-セレン-窒
    素化合物基を表す。J1は2価の連結基を表し、J2は2
    価又は3価の連結基を表す。X1およびX2はそれぞれ−
    CO−、−COO−、−CONH−、−SO2−、−SO2NH−、−SO3
    −、−NHCO−、−NHSO2−および−O−から選ばれる2価
    の連結基を表す。a、b、d、およびeはそれぞれ0ま
    たは1を表し、cは1又は2を表す。Dyeは熱現像時に
    放出される拡散性の色素基または色素プレカーサー基を
    表す。
  4. 【請求項4】 前記一般式(1)又は(2)で表される
    化合物から選ばれる少なくとも一種の化合物が、感光性
    ハロゲン化銀を有しない層に添加されていることを特徴
    とする請求項1〜3の何れか1項に記載の拡散転写型熱
    現像感光材料。
  5. 【請求項5】 前記一般式(1)又は(2)で表される
    化合物がポリエチレンイミンであることを特徴とする請
    求項1〜4の何れか1項に記載の拡散転写型熱現像感光
    材料。
  6. 【請求項6】 支持体上にバインダー、感光性ハロゲン
    化銀、銀イオン又は可溶性銀イオン錯体とアルカリ条件
    下で反応し、拡散性の色素を放出する色素供与物質及び
    下記一般式(4)で表される化合物を含有することを特
    徴とする拡散転写型熱現像感光材料。 一般式(4) R3−CH2−R4 式中、R3とR4は各々、アシル基、カルバモイル基、ア
    ルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、
    ニトロ基、シアノ基、スルフォニル基及び下記一般式
    (5)で表される基から選ばれた基を表す。また、R3
    とR4が結合し環形成してもよい。R3とR4の各炭素原
    子数の和は6以上である。 【化1】 式中、Zは窒素を含むヘテロ環を構成するのに必要な原
    子団を表す。
  7. 【請求項7】 前記一般式(4)で表される化合物が、
    感光性ハロゲン化銀を有しない層に添加されていること
    を特徴とする請求項6に記載の拡散転写型熱現像感光材
    料。
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