JPH08501687A - 新規な天然物質シクラメノールおよび化学誘導体 - Google Patents

新規な天然物質シクラメノールおよび化学誘導体

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JPH08501687A
JPH08501687A JP6507782A JP50778294A JPH08501687A JP H08501687 A JPH08501687 A JP H08501687A JP 6507782 A JP6507782 A JP 6507782A JP 50778294 A JP50778294 A JP 50778294A JP H08501687 A JPH08501687 A JP H08501687A
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ミユラー,ハルトビヒ
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フイードラー,フオルカー−ベルント
ベバー,カールハインツ
フクマン,ブルクハルト
ローゼン,ブルノ
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バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式

Description

【発明の詳細な説明】新規な天然物質シクラメノールおよび化学誘導体 本発明は、新規な天然物質シクラメノール(cyclamenol)、放線菌 目の微生物、特にストレプトミセス(Streptomyces)菌株MHW8 46からのその調製方法、化学誘導体、ならびに医薬、特にヒトの急性および慢 性炎症性障害の医薬および動物薬としてのそれらの使用に関する。 例えば、ヒタチマイシン(hitachimycin)、バージニアマイシン (virginiamycin)またはミクソビレシン(myxoviresc in)のような多くの微生物により生産されるマクロ環状ラクタムが、抗菌もし くは抗腫瘍作用をもつことは、既に知られている[参照、例えばJ. Antibiotics 34,261(1981);37,13(1984);Biochim. Biophys. Acta 577,324(1975 )]。 本発明は、一般式(I) [式中、各場合、A,B,D,E,G,L,M,Q,R,T,U,V,Wおよび Xは、>CH2基を表し、そしてR1およびR2が、水素を表すかまたはR1が、水 素を表し、R2が、ヒドロキシルを表すか、または R1およびR2が、一緒になって=O基を形成するか、あるいは、各場合、Aおよ びB,DおよびE、GおよびL、MおよびQ,RおよびT,UおよびV、そして WおよびXは、−CH=CH−基を表し、R1が、水素を表し、R2が、ヒドロキ シル(シクラメノール)を表すかまたは式−O−CO−CH3もしくは−O−S i(CH33を表す] の化合物に関する。 驚くべきことに、新規な天然物質シクラメノールおよびその化学誘導体の両方 は、急性および慢性の炎症過程における中心的反応に、強い阻害作用をもつのが 特色である。 その上、本発明による一般式(I)の化合物の調製方法が、見いだされて、式 (Ia) の天然物質シクラメノールの生産が、最初に記述される。 一般式(Ia)の化合物は、菌株ストレプトミセス種MHW846を、栄養培 地で培養し、次いで、それを、培養液から単離することによって生産される。 本発明による一般式(Ia)の化合物は、適切な栄養培地において、適切な生 理的条件下で、ストレプトミセス菌株を培養することによって生産される。それ は、培養液から、抽出もしくは吸着によって分別され、さらに適切な方法によっ て濃縮される。 その上、本発明は、炭素および窒素源、そしてまた金属塩類を含有する栄養培 地における培養の間に、下記(1)〜(6)の物質特性において示される性質お よびパラメーターを有する化合物を生産する、ストレプトミセス科の微生物に関 する。 放線菌目、ストレプトミセス科、ストレプトミセス属からの菌株ストレプトミ セスHMW846種またはそれに由来する変種および変異株が、特に、本調製方 法のために重要である。その菌株は、日本の宮城県わふや(Wahuya)の土 壌サンプルから単離された。この菌株の培養物は、88年12月14日に、受託 番号DSM4950としてGerman Collection of Microorganisms in Brunswick chweigに寄託された。 本菌株は、C.S. Cummins and H. Harris,J. Gen. Microbiol. 15,9-10,195 6によるDL−DAPに関する、またR.M. Kroppenstedt in Chemical Methods S ystematics(eds. Goodfellow,M.;Minnikin,O.E.)によるイソ/アンチイソ 脂肪酸パターンに関する化学分類学的研究を基礎に、ストレプトミセス属に帰属 された。気菌糸の色は、明確に確認されないので、E.B. Shirling and D. Gottl ieb,Int. Jounal Syst.Bact. 16,313-340,1966による培地において、気菌糸 を殆ど形成しないストレプトミセスである。 ストレプトミセス種MHW846は、ペプトン−鉄寒天培地およびトリプシン 寒天培地でメラノイド色素を形成する。供給されるC源については、D−グルコ ースのみが明瞭に資化される(表1)。 本菌株は、+20℃〜+35℃の温度範囲で生育する。+5℃と+45℃では 、生育は観察されない。 該菌株の濃縮および単離は、ペトリ皿に土壌サンプル懸濁液を塗布し、4〜6 週間培養し、個々のコロニーの継代培養を繰り返すという放線菌単離の常法によ って行われた[Williams,S.T. and Cross,T.(1971),Actinomycetes,in: Methods in Microbiology 4,295-334,Booth,C.(editor),London-New York :Academic press]。 その上さらに、本発明による化合物(Ia)は、ストレプトミセス科の好適な 微生物が、同化できる炭素、窒素源および無機塩類を含む栄養培地で好気的条件 下で培養され、本化合物が、常法によって単離される 場合に、得られることを発見した。 本発明による化合物(Ia)の調製方法については、慣用の炭素、窒素源およ び必須塩類を含む栄養培地が使用される。使用できる炭素源は、炭水化物、特に 、例えば澱粉のような多糖類、例えばグルコースのような単糖類である。例えば 麦芽エキスのような天然に存在する混合物、同じく前記成分の混合物が、さらに 使用される。 使用できるN源は、慣用の窒素含有の栄養培地構成分、すなわち、例えばアミ ノ酸、タンパク質、タンパク質加水分解物、アンモニウム塩、大豆粉、粉乳、お よび適切なそれらの混合物のような天然に存在する複合物である。 栄養培地に必要な添加物は、無機塩類、例えばカリウム、ナトリウム、カルシ ウム、またはマグネシウム、鉄、亜鉛およびマンガンの燐酸塩、硫酸塩もしくは 塩化物である。これらの物質の濃度は、広い範囲内に変化でき、ある場合には、 無機塩類の必須濃度は、上記の炭素もしくは窒素源中に、または使用される水中 に不純物として含有される。 例えばポリオールもしくはシリコンのようなあらゆる種類の消泡剤が、場合に より、さらに添加物として使用される。 本発明による化合物(Ia)の調製方法は、慣用の固形、半固形もしくは液体 栄養培地を用いて実施することができる。水性液体栄養培地が、より好ましい。 栄養培地への接種は、一般に常法によって、例えば試験管スラントもしくはフ ラスコ培養物によって、ここでは実施される。 培養は、好気的条件下で行われ、振盪培養、例えば振盪フラスコ、通気混合培 養もしくは液内培養を用いるような一般的慣用法により実施し てもよい。より好ましくは、培養は、通気発酵槽、例えば通常の液内発酵タンク での好気的液内法において実施される。培養を連続法もしくはバッチ法で実施す ることも可能である。好ましくは、バッチ法で実施される。 調製方法は、好気的条件下で実施され;培養は、常法、すなわち、例えば振盪 培養もしくは通気発酵槽培養を用いて実施することができる。栄養溶液構成分の 百分比は、広い範囲内で変えられ、一般に、炭素源は、0.5〜8%、好ましく は0.6〜6%、窒素源は、0.1〜5%、好ましくは0.5〜2%の組成であ り、塩類は、常用濃度、好ましくは0.001〜0.5重量%の範囲で存在する 。消泡剤は、0.5%以上の濃度で存在する。殺菌に使用される温度は、+10 0〜+140℃、好ましくは+120〜+130℃である。 増殖培養のpHは、好ましくは、約6〜約8.5、特に、6.5〜8.0に維 持されるべきである。酸性側においてpH低下が大きすぎる場合には、有機もし くは無機塩基、好ましくはCaCO3の添加によって避けることができる。発酵 技術において慣例のように、自動的pH調節が、また実施されるが、その場合に は、滅菌有機もしくは無機酸、例えばH2SO4、あるいは滅菌アルカリ、例えば NaOHが、一定間隔で培養液中に注入される。 好適には、微生物が、酸素および栄養物と十分に接触するよう、確実にするこ とである。このことは、振盪および撹拌のような一般的慣用法によって実施する ことができる。 培養温度は、約+16〜+42℃、好ましくは+24℃〜+32℃であり、特 に好ましくは約+28℃付近である。培養時間は、大きく変わ り得るものであり、例えば、栄養培地の組成および培養温度が重要である。特定 の最適条件は、いかなる微生物分野の当業者によっても容易に決定することがで きる。 培養ブロス中に蓄積する本発明の化合物の量は、一般に、培養開始後約1〜7 、好ましくは1〜4日に最高値に達する。 微生物学的方法において一般的であるように、培地の交差感染は避けねばなら ない。このために、栄養培地、培養容器およびまた通気に必要な空気の滅菌のよ うな通常の注意が払われる。装置を滅菌するために、例えば、蒸気もしくは乾熱 殺菌が使用される。 培養中に、望ましくない量の泡が形成される場合には、通常の化学的消泡剤、 例えば液状脂肪および油、油/水エマルジョン、パラフィン、オクタデカノール のような高級アルコール、シリコン油、およびポリオキシエチレンもしくはポリ オキシプロピレン化合物を、添加することができる。泡は、また、通常の機械的 装置(例えば遠心力を用いる)の力で押さえ、または消すことができる。 新規化合物(Ia)は、培養上澄液および菌体中に見いだされ、慣用の抽出お よび/またはクロマトグラフィー法を用いて発酵混合液から単離でき、任意に精 製される。クロマトグラフィーは、カラムクロマトグラフィーの形で実施できる 。高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)が、好適に使用される。使用できる 吸着剤は、例えばシリカゲル、ケイ酸マグネシウム、活性炭素、セルロース、セ ルロース誘導体、ポリアミド、例えばアセチル化ポリアミドのような合成樹脂、 デキストランゲルもしくは修飾デキストランゲル、のような通常の無機もしくは 有機吸着剤である。使用される溶離液は、本発明の化合物が溶解するどんな種類 の溶媒もしくは溶媒混合液でもよい。酢酸エチル、クロロホルムおよびメタノー ル、またはそれらの混合液(例えば、クロロホルムとメタノール、または酢酸エ チルとクロロホルムの混合液)が、好適に使用される。 好ましくは、クロマトグラフィー法、例えば、シリカゲルのような吸着剤への 非特異的吸着またはゲル拡散クロマトグラフィーが、本発明による化合物(Ia )の単離のために使用される。これらは、水に難溶の天然物質の精製において既 知の方法である。 本発明による化合物(Ia)は、その溶液から、常法、例えば溶媒の蒸発、凍 結乾燥、等によって得ることができる。 好適な実施態様においては、菌体は、培養ブロスから、好ましくは遠心によっ て分別され、低極性溶媒を用いて、数回、好ましくは2回抽出される。使用され る溶媒は、C1−C4−アルコール、C1−C4−ケトン、もしくはハロゲン化炭化 水素でもよい。水性有機溶液は、真空中で、例えば培養ブロスの約1/20容ま で濃縮され、さらに次の操作を受ける。培養ブロスは、菌体分離後、水に非混和 性の溶媒、好ましくは酢酸エチルを用いて数回抽出され、濃縮後、始発容量の約 1/10までさらに処理される。 本発明による化合物(Ia)は、これらの2種類の粗抽出物から、通常のクロ マトグラフィー法、好ましくはシリカゲルでのクロマトグラフィーによって単離 することができる。 場合により、それは、ポリスチレン(例えば、Amberlite XAD、 Roem and Haas製またはLewapol CA9221、Bayer製)に基づく非特 異的吸着樹脂に結合させることができる。脱着は、水と前記有機溶媒、特に、水 /メタノールの混合液によって、分画的に実 施される。試験によって確認された活性画分は、+30℃〜+35℃、減圧下で 、有機溶媒が完全に除去されるまで濃縮され、凍結乾燥される。 凍結乾燥物は、再び水に懸濁され、好ましくは、酢酸エチルまたは他の水に非 混和性溶媒を用いて抽出される。本発明による化合物は、通常のクロマトグラフ ィー法、好ましくはシリカゲルでのクロマトグラフィーによって、その抽出物か ら回収される。 本発明による化合物(Ia)は、次の性質によって特徴づけられる: 1)本天然物質は、無色ないし淡黄色固体である。それは、熱により焼結し、 150℃以上で分解する。溶解直後の旋光度は、[α]20 589=+3840゜( DMS中、c=0.5%)である。Rf=0.45(溶媒系クロロホルム:メタ ノール(9:1)、シリカゲル60既製プレートF254(Merck)、TDM試薬に より緑色、ヨウ素により灰褐色)。 2)UVスペクトル(図1、別添) メタノール中に溶解する(CH3OH1ml中、c=0.1mg)。酸性もし くはアルカリ性pHは、溶液ml当たり1NHClまたは1N水酸化ナトリウム 溶液20μl添加により確立する。 3)化合物(Ia)のIR吸収スペクトルは、図2に再現される(横座標:波 数cm-1;縦座標:吸収)。その物質が、KBrディスクに圧縮される場合には 、次の波数(cm-1)における吸収バンドを示す:相対強度 : vs=非常に強い s=強い m=中間 w=弱い sh=肩 4)1H核磁気共鳴スペクトルは、図3のようなシグナル位置(ppm)および秒 当たり振動を示す。それは、本化合物のジメチルスルホキシド−d6溶液中で、B ruker製核磁気共鳴分光計を使用し、標準(内部)としてTMSを用いて、25 0MHzの磁場強度において記録された。 HICヘテロ原子相関分光法によって、炭素原子に対して、それに結合された 水素原子を、帰属させることが可能であった: δ=5.0ppmにおけるOH基およびδ=7.5ppmにおけるNH基は、 H/D交換によって同定された。 C原子交互の結合、したがってその分子の基本構造は、二次元1H,1H−CO SY NMRスペクトルにおいて、C原子に結合された対応する水素原子の結合 の測定によって確認できる。このようにして、各H原子の化学シフトが、2Dプ ロットにおいて決定される(表4、参照)。 結合成分は、相関図において確認される。例としては、δ=4.1ppmにお けるH原子の結合成分は、図3において同定される:5.0ppmにおけるOH 基、5.2ppmにおけるオレフィンHおよびδ=1.95および2.65pp mにおける2個のジアステレオマーのプロトン。 5.1および6.1ppm間に、ある場合には、複雑な形で互いに結 合している12個のプロトンがある。全てのシグナルは、相関図(表5)に整理 することができる: 600MHzスペクトル(Bruker,Karlsruhe)によって、全てのシフトを指 定することができた。したがって、14.5Hzおよび15.5Hz間のプロト ンのJ3結合定数をもつ3個の二重結合は、トランスの立体配置をもち、11. 5Hzの結合定数をもつ1個は、シス−の立体配置をもつ。 6)化合物(Ia)は、DCI条件下での質量分光法において、m/e=31 1に分子ピークを示す。EIモードにおける質量スペクトルは、分子ピークにつ いて311.1895の高分解能を与える(C2025NO2についての計算値= 311.1885)。 一般式(I)に含まれる本発明による他の化合物は、一般式(Ia) の天然物質シクラメノールの化学的誘導によって調製され、次いで、これらは、 順次その化学構造が確定される。 この方法において、式(Ia) の天然物質は、 [A]R2(一般式I)が、アセチルを表す場合には、保護気体下で4−(N, N−ジメチルアミノ)−ピリジン存在下、無水酢酸と室温で反応され、 [B]R2(一般式I)が、トリメチルシリル基を表す場合には、保護気体下で 同様にピリジンおよびトリメチルクロロシランの存在下、N,O−ビス(トリメ チルシリル)アセトアミドと室温で反応され、そして[C](R1=H/R2=H )、R1=H,R2=OH)、(R1+R2==O)そして各場合A−Xが、−CH2 −基(一般式I)を表す場合には、メタノール中、活性炭素上のパラジウムの 存在下で、0℃において水素により水素化される。 本発明による一般式(I)および(Ia)の化合物は、急性および慢性の炎症 過程ならびに白血球が関与する他の病状に対する薬物において、有効な化合物と して使用することができる。それらの作用は、酸素ラジカルの遊離、例えばβ− グルクロニダーゼおよびエラスターゼのような加水分解活性をもつ酵素、ならび にヒトの多形核好中球由来の酸化的ミ エロペルオキシダーゼ(myeloperoxidase)を強力に阻害するこ とにある。 かくして、好ましくは、それらは、アレルギー/ゼンソクのような気道の急性 および慢性炎症、気管支炎、リウマチ、動脈硬化症、関節症、胃腸管の炎症、心 筋炎および心臓梗塞の治療および予防に好適である。使用実施例1.ミエロペルオキシダーゼの単離 : ヒト多形核好中球からのミエロペルオキシダーゼが、測定のために使用された 。その好中球は、D. English and B.R. Andersen,Journal of Immunological M ethods 5,(1974)249-252の方法により、新鮮な静脈全血から単離された。 107細胞が、50mmol/l リン酸ナトリウムバッファーpH6.0中 0.5%臭化セチルトリメチルアンモニウム 1mlを用いて0℃で10分間溶 解され、凍結され、そして直接、再融解された。この工程を2回繰り返した。次 いで、その懸濁液を40,000gで10分間遠心した。その上澄液を、そのミ エロペルオキシダーゼ活性にしたがって、50mmol/l リン酸ナトリウム バッファーpH6.0で希釈し、試験に使用した。2.試験 : 試験を実施するために、試験サンプル10μlを、平滑な底をもつミクロタイ タープレート(Greiner)中に、上記のように調製されたミエロペルオキシダー ゼ溶液(1〜2.5μgタンパク質)30μlとともに、ジメチルスルホキシド 含有溶液(max.v/v 30%)に添加する。その反応は、ジメチルスルホ キシド中、50mmol/lのリン酸ナト リウムバッファーpH6.0 250μl、0.5x10-3mmol/lのH22 10μlおよび2.5x10-2mol/lのオルト−ジアニシジン 10 μlからなる試験混合液の添加により開始される。吸光度の増加は、Elisa リーダーにおいて30℃で490nmにおいて測定される。6回の測定が2分間 隔で実施され、分当たりの吸光度増加が計算される。試験サンプルの代わりに、 ジメチルスルホキシドの相当量のみを含む対照は、100%値として作製され、 次いでサンプルによる阻害が計算される。全ての測定を、3並列の測定で実施す る。 実施例1の本発明による化合物(Ia)は、上記試験においてミエロペルオキ シダーゼの活性を、表6に示すように阻害する: 3. 小細静脈における白血球付着が、ハムスター頬嚢(Duling,MVR 5,423-4 29,1973により調製)において研究された。付着の増大は、頬嚢の予備的調製物 により引き起こされる。本物質は、0.1mg/kg i.v.から白血球付着 を著しく低下する。さらなる実験において、頬嚢は、LTB4により10分間、 過融解された。好中球白血球の集積を直接測定するためのミエロペルオキシダー ゼ活性の測定は、対照に比較して約80〜100%の増大を示す。1mg/kg i.v.において、新規な天然物質(la/実施例1)は、MPO活性におけ る上昇を 妨げる。4.実施例1(一般式Ia)の生体内の作用 ラットの梗塞モデルにおける梗塞サイズの減退方法 : 実施例1からの化合物の生体内の作用を測定するために、心臓の梗塞を、麻酔 (トラパナル(trapanal)i.p.)されたWistarラットにおい て、左冠動脈の結紮によって実験的に誘導した。5分の術後回復期の後、100 %DMSOまたは溶媒に溶解した実施例1の化合物の1mg/kg投与量を、換 気されているラットのカテーテル挿入された頚静脈中に、6分間、注入し、そし て冠動脈を30分間閉鎖した。閉鎖25分時点で、実施例1の化合物または溶媒 の第2回投与を、上記条件下で実施する。注入と閉鎖期の終了後、結紮を開き、 心臓を30分間再潅流した。梗塞サイズの測定 : 梗塞された心臓組織の組織学的染色のために、心臓を、20mMリン酸カリウ ムバッファー中塩化トリフェニルテトラゾリウム(TTC,1.5%)により1 5分間、そして0.9%NaClにより10分間、37℃で、潅流圧100mg Hgにおいて、体外で(ex vivo)逆行して潅流した。梗塞サイズは、非 梗塞組織に対する梗塞組織の重量%で計算され、実施例1の化合物で処置された 11ラットと溶媒で処置された11匹の、平均値の%および標準偏差で示された 。結果 : 閉鎖前および再潅流前に実施例1の化合物、各1mg/kgの投与により、梗 塞サイズを19.0±6.0%および12.2±4.8%減退 した。 本発明は、また、不活性な、無毒な、薬物学的に適切な補助剤および添加剤を 付加して、一般式(I)/(Ia)の1種以上の化合物を含むか、または式(I )/(Ia)の1種以上の活性化合物からなる医薬製剤、ならびにこれらの製剤 の生産方法を包含する。 式(I)/(Ia)の活性化合物は、これらの製剤中、全混合物に対して0. 1〜99.5重量%、好ましくは、0.5〜95重量%の濃度で存在すべきであ る。 式(I)/(Ia)の活性化合物に加えて、その医薬製剤は、また、他の薬物 学的活性化合物を含むこともできる。 前述の医薬製剤は、常法、例えば、添加剤もしくは補助剤とともに、既知の方 法で調製することができる。 一般に、式(I)/(Ia)の活性化合物を、全量約0.01〜約100mg /kg、好ましくは、約1mg/kg〜50mg/kg体重において、24時間 毎に、好ましければ数回の分割投与の形で、投与するのが、望ましい結果を達成 するのに好都合であることが分かった。 しかしながら、ある場合には、上記量を変えること、すなわち、処置される患 者の型および体重に因り、薬物に対する個体の反応、疾病の性質および重篤度、 製剤および投与の種類、そして投与の行われる時間もしくは間隔に因り変えるこ とも好都合である。 (実施例1) シクラメノール(Ia) 実施例I 前培養用の種菌の調製 1リットルエルレンマイヤーフラスコ中の、次の組成: グルコース 4g 麦芽エキス 10g 酵母エキス 4g を水道水で1000ml、pH7.3とした殺菌栄養溶液150mlに、ストレ プトミセスMHW846株の菌糸を接種し、+28℃で、240rpmのロータ リーシェーカーで3日間発酵させる。その洗浄培養物を、その後の発酵混合液の 種菌として用いる。実施例II タンク発酵用の前培養液の調製 実施例I記載の組成の栄養溶液20 lおよび消泡剤(SAG5693,Unio n Carbide)20mlを、撹拌、通気および温度調節装置のついた30 l容器 中に注入し、+121℃で50分間殺菌する。その栄養溶液を+28℃まで冷却 後、それに、実施例I記載のように得たストレプトミセスMHW846株の振盪 培養液300mlを接種し、分当た り300回転の撹拌(ブレード撹拌機)で、無菌エアー分当たり10l(0.5 vvm)を通気し、温度+28℃、0.5barの陽圧において発酵させる。2 日間の発酵後、その培養液を1バッチ600 l容器の種菌として使用する。実施例III 600 l容器における発酵 次の組成: グルコース 5g デキストリン 40g 酵母自己消化物 1.5g 粉乳 10g を水道水で1000mlとする栄養溶液400 lを、pH7.0に調節して、 600 l容器中で+121℃60分間殺菌し、+28℃に冷却し、実施例II により得た種菌20 lを接種する。MHW846株の発酵を、+28℃、無菌 エアー分当たり200 l(0.5vvm)の通気、分当たり150回転の撹拌 (ブレード撹拌機)とともに1barの陽圧において実施する。3〜6日の発酵 後、本発明の化合物(1)が生成された時、その培養物を収穫する。生成した生 産物:1〜2mg/l。実施例IV 実施例IIIにより得た400 l発酵の培養ブロスを、pH6.5〜7.0 で200〜250l/hで、ウェストファリア分離機において分離する。 その菌体を、等量のメタノールを用いて処理し、10分間撹拌する。 次いで、酢酸エチル30 lを添加し、その混合液を、さらに60分間撹拌する 。相分離のために、水10〜15 lを添加し、その有機相を分離する。有機相 を、約5 lまで濃縮し、さらに、クロマトグラフィー法により直接精製する。 菌体の分別後、上澄液400 lを、塩化ナトリウム25gで処理し、酢酸エチ ル130 lおよび30 lを用いて連続して抽出する。合わせた抽出液を、約 5 lまで減圧濃縮する。実施例V メディウムプレッシャー(mediumu pressure)クロマトグラフ ィーによるさらなる濃縮 カラム: ガラスカラム 10x18cm 流速: 20ml/min 検出: 280nm 固定相: シリカゲル Si60、70〜230メッシュ 溶離液: 酢酸エチル p.a. 実施例IVからの粗抽出液を、さらに、活性化合物含量約1mg/kg(分析 用HPLCによる)まで濃縮する。 カラム溶出液を、分画して収集し、次のパラメーターにより分析用高圧液体ク ロマトグラフィーにかける: 溶媒: 45%水性メタノール LiChroSolv 流速: 1ml/min 検出: 285nmおよび220nm 固定相: Chrompack 3x10 ODS 2 活性化合物を含む画分を合わせ、活性化合物を、石油エーテルを用いて、濃縮 液から大体60〜80%濃度の調製物として沈殿させ、真空乾燥する。実施例VI 純物質の単離 : 純物質を、HPLC法によって実施例IVの濃縮産物から単離する。 カラム: Latek 5x25cm ODS 2 5μ 溶媒: 55%水性メタノール 流速: 30ml/min 検出: 285nm (実施例2、3および4) 実施例1からの化合物45mgを、メタノール10ml中に、0℃で溶解し、 活性炭素上10%濃度のパラジウムの1スパーテル分を添加後、撹拌しつつ水素 を用いて水素化する。水素化を20分後に中断し、その混合物を濾過し、濾液を 蒸発し、シリカゲル60によるクロマトグラフィーによって精製する。HPLC および1H−NMRにより均一である実施例2の化合物の生成物20mgを得る ;Rf(シリカゲル、CHCl3/メタノール 9:1)0.47、TDM試薬に より草緑色(紫になる)、UV不活性、無色結晶、m.p.84℃。 実施例2からの化合物の13C−NMRスペクトルは、二重結合系の完全な水素化 を示す。高分解能EI−MSは、m/e=325.2996における分子ピーク を示す(C2039NO2:325.2981を算出)。 元素分析は、次の結果である: C H N 計算値:(%) 73.8 12.1 4.3 実測値:(%) 73.9 10.7 4.3 さらに、別添の図6は、実施例2の化合物のIRおよび1H−NMRスペクトル を示す。 実施例2の化合物に加えて、少量の実施例(3)の化合物の脱酸素生成物およ び実施例(4)の化合物のケトンが、付加的に生じる。 (実施例5) 実施例1からの化合物90mgを、アルゴン下でピリジン約2mlに溶解する 。4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)の2結晶粒および無水 酢酸40滴を添加し、その混合液を、1時間、RTにおいて撹拌する。水220 mlを添加し、その混合液を、酢酸エチルを用いて5回抽出する。有機相を、硫 酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルのクロマトグラフィーにより精製す る。HPLCおよび1H−NMRにより均一である生成物モノ酢酸シクラメノー ル40mgを得る;Rf(シリカゲル、クロロホルム/メタノール 9:1)0 .84;TDM試薬により緑色、UV活性(254nm)、無色結晶(針状)、 m.p.260℃、FT−IRスペクトル(KBr): (実施例6) 実施例1からの化合物140mgを、無水アセトニトリル5mlに溶解する。 少量のアセトニトリル、乾燥ピリジン0.3mlおよびトリメ チルクロロシラン10滴中、N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド5 00mg溶液を撹拌しつつRTで添加する(アルゴン)。30分後、その混合液 を、RTにおいて蒸発させ、0.1mmHgで乾燥する。その残渣を、ジクロロ メタン/メタノール 9:1を用いるシリカゲルの調製用薄層クロマトグラフィ ーにより精製し、無色の非結晶性固体シクラメノール(モノ)トリメチルシリル エーテル40mgを得る;Rf(シリカゲル、CHCl3/メタノール 9:1 )0.81、TDM試薬により緑色、UV活性、FT−IR(KBr):
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベバー,カールハインツ ドイツ連邦共和国42115ブツペルタール・ アウフデムシヤイト17 (72)発明者 フクマン,ブルクハルト ドイツ連邦共和国40878ラテインゲン・ゲ ルハルトシユトラーセ47 (72)発明者 ローゼン,ブルノ ドイツ連邦共和国42489ブユルフラート・ マリエンブルガーシユトラーセ65

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 一般式(I)の化合物。 [式中、各場合、A,B,D,E,G,L,M,Q,R,T,U,V,Wおよび Xは、>CH2基を表し、そしてR1およびR2が、水素を表すか、またはR1が、 水素を表し、R2が、ヒドロキシルを表すか、またはR1およびR2が、一緒にな って=O基を形成するか、あるいは、各場合、AおよびB,DおよびE、Gおよ びL、MおよびQ,RおよびT,UおよびV、そしてWおよびXは、−CH=C H−基を表し、R1が、水素を表し、R2が、ヒドロキシル(シクラメノール)を 表すか、または式−O−CO−CH3もしくは−O−Si(CH33を表す] 2. 1種ないし複数の請求の範囲1の化合物を含む医薬。 3. 急性または慢性炎症の治療のための請求の範囲2記載の医薬。 4. 医薬製造のための請求の範囲1の化合物の使用。 5. ストレプトミセス(Streptomyces)種MHW846、また はその変異株もしくは変種の1株を培養し、シクラメノール(cyclamen ol)をその培養物から回収し、そして任意に、誘導体にすることを特徴とする 、請求の範囲1記載の化合物の調製方法。
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