JPH0853017A - トラクタの前輪増速機構 - Google Patents
トラクタの前輪増速機構Info
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- JPH0853017A JPH0853017A JP18918194A JP18918194A JPH0853017A JP H0853017 A JPH0853017 A JP H0853017A JP 18918194 A JP18918194 A JP 18918194A JP 18918194 A JP18918194 A JP 18918194A JP H0853017 A JPH0853017 A JP H0853017A
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- 239000003921 oil Substances 0.000 claims abstract description 18
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims abstract description 16
- 101150006573 PAN1 gene Proteins 0.000 claims abstract description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トラクタが旋回する際において、前輪のスム
ーズな旋回を得て、ステリアリングハンドルの切れを良
くする為に設ける前輪増速機構を提供する。 【構成】 デフサイドギアの一方に制動摩擦板4を支持
し、該制動摩擦板4を油圧力により制動すべく構成し
た。また、フロントデフケース8の直後の位置に前輪増
速ケース7を固設し、該前輪増速ケース7の内部にトラ
クタの前輪増速機構構成したものにおいて、前輪増速機
構を構成するピニオン軸10内にフロントデフケース8
と前輪増速ケース7を連結する潤滑油路10aを設け
た。また、前輪増速機構を、フロントデフケース8と、
エンジンEのオイルパン1との間に設け、前輪ドライブ
シャフト11を車体の中心から左右に偏心させ、エンジ
ンEのオイルパン1の、前記前輪ドライブシャフト11
の側に前後方向の切欠凹部Aを設け、該切欠凹部Aの部
分に前輪駆動軸を配置した。
ーズな旋回を得て、ステリアリングハンドルの切れを良
くする為に設ける前輪増速機構を提供する。 【構成】 デフサイドギアの一方に制動摩擦板4を支持
し、該制動摩擦板4を油圧力により制動すべく構成し
た。また、フロントデフケース8の直後の位置に前輪増
速ケース7を固設し、該前輪増速ケース7の内部にトラ
クタの前輪増速機構構成したものにおいて、前輪増速機
構を構成するピニオン軸10内にフロントデフケース8
と前輪増速ケース7を連結する潤滑油路10aを設け
た。また、前輪増速機構を、フロントデフケース8と、
エンジンEのオイルパン1との間に設け、前輪ドライブ
シャフト11を車体の中心から左右に偏心させ、エンジ
ンEのオイルパン1の、前記前輪ドライブシャフト11
の側に前後方向の切欠凹部Aを設け、該切欠凹部Aの部
分に前輪駆動軸を配置した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトラクタが旋回する際に
おいて、前輪がスムーズに旋回操作が可能なように構成
すべく、ステリアリングハンドルの切れを良くする為の
前輪増速機構の構成に関する。
おいて、前輪がスムーズに旋回操作が可能なように構成
すべく、ステリアリングハンドルの切れを良くする為の
前輪増速機構の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、トラクタの前輪増速機構に関
する技術は公知とされているのである。例えば、特開平
2−42687号公報に記載の技術の如くである。
する技術は公知とされているのである。例えば、特開平
2−42687号公報に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来から設け
られていた前輪増速機構用のデフサイドギアの一方を制
動し、他方の回転を2倍とする増速用の制動機構を、油
圧機構として、デフサイドギアに支持した制動摩擦板を
制動すべく構成して、従来よりも簡単な前輪増速機構と
し、前輪増速の為の増速制動力が大きなものが必要であ
っても、十分に供給できるように油圧式の増速制動機構
を構成したものである。また、前輪増速ケースをフロン
トデフケースの直後の位置に固設して、該前輪増速ケー
スの内部に配置したデフサイドギアやデフピニオンやデ
フピニオン軸等の潤滑を、フロントデフケース内の潤滑
油をピニオン軸内の潤滑油路を介して、フロントデフケ
ースから得られるように構成したのである。
られていた前輪増速機構用のデフサイドギアの一方を制
動し、他方の回転を2倍とする増速用の制動機構を、油
圧機構として、デフサイドギアに支持した制動摩擦板を
制動すべく構成して、従来よりも簡単な前輪増速機構と
し、前輪増速の為の増速制動力が大きなものが必要であ
っても、十分に供給できるように油圧式の増速制動機構
を構成したものである。また、前輪増速ケースをフロン
トデフケースの直後の位置に固設して、該前輪増速ケー
スの内部に配置したデフサイドギアやデフピニオンやデ
フピニオン軸等の潤滑を、フロントデフケース内の潤滑
油をピニオン軸内の潤滑油路を介して、フロントデフケ
ースから得られるように構成したのである。
【0004】また、前輪ドライブシャフト等の軸は、ミ
ッションケースから突出され、エンジンの下方を通過
し、フロントデフケースに動力伝達する部分であるの
で、該部分が最低地上高を決定することとなるので、本
発明においては、該前輪ドライブシャフトの部分が余り
低い位置とならないように、オイルパンに切欠凹部を構
成して、該部分を通過させたものである。そして該切欠
凹部Aが、エンジンEの中心位置とならないように、フ
ロントデフケース8と前輪増速ケース7と前輪ドライブ
シャフト11とをトラクタの中心から左右に偏心したも
のである。これにより、ミッションケースから前輪ドラ
イブシャフト11に動力を伝達する、ジョイント軸21
の折れ角を小にすることができ、またフロントデフケー
ス8を配置したフロントアクスルを、地上面から高い位
置に配置することが出来るので、トラクタの畝越えの作
業も可能となったのである。
ッションケースから突出され、エンジンの下方を通過
し、フロントデフケースに動力伝達する部分であるの
で、該部分が最低地上高を決定することとなるので、本
発明においては、該前輪ドライブシャフトの部分が余り
低い位置とならないように、オイルパンに切欠凹部を構
成して、該部分を通過させたものである。そして該切欠
凹部Aが、エンジンEの中心位置とならないように、フ
ロントデフケース8と前輪増速ケース7と前輪ドライブ
シャフト11とをトラクタの中心から左右に偏心したも
のである。これにより、ミッションケースから前輪ドラ
イブシャフト11に動力を伝達する、ジョイント軸21
の折れ角を小にすることができ、またフロントデフケー
ス8を配置したフロントアクスルを、地上面から高い位
置に配置することが出来るので、トラクタの畝越えの作
業も可能となったのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決しようと
する課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するた
めの手段を説明する。請求項1においては、トラクタの
前輪増速機構において、前輪増速ケース7内に配置した
デフサイドギアの一方に制動摩擦板4を支持し、該制動
摩擦板4を油圧力により制動すべく構成したものであ
る。
する課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するた
めの手段を説明する。請求項1においては、トラクタの
前輪増速機構において、前輪増速ケース7内に配置した
デフサイドギアの一方に制動摩擦板4を支持し、該制動
摩擦板4を油圧力により制動すべく構成したものであ
る。
【0006】請求項2においては、フロントデフケース
8の直後の位置に前輪増速ケース7を固設し、該前輪増
速ケース7の内部にトラクタの前輪増速機構を構成した
ものにおいて、前輪増速機構を構成するピニオン軸10
内にフロントデフケース8と前輪増速ケース7を連結す
る潤滑油路10aを設けたものである。
8の直後の位置に前輪増速ケース7を固設し、該前輪増
速ケース7の内部にトラクタの前輪増速機構を構成した
ものにおいて、前輪増速機構を構成するピニオン軸10
内にフロントデフケース8と前輪増速ケース7を連結す
る潤滑油路10aを設けたものである。
【0007】請求項3においては、前輪増速機構を、フ
ロントデフケース8と、エンジンEのオイルパン1との
間に設け、前輪ドライブシャフト11を車体の中心から
左右に偏心させ、エンジンEのオイルパン1の、前記前
輪ドライブシャフト11の側に前後方向の切欠凹部Aを
設け、該切欠凹部Aの部分に前輪駆動軸を配置したもの
である。
ロントデフケース8と、エンジンEのオイルパン1との
間に設け、前輪ドライブシャフト11を車体の中心から
左右に偏心させ、エンジンEのオイルパン1の、前記前
輪ドライブシャフト11の側に前後方向の切欠凹部Aを
設け、該切欠凹部Aの部分に前輪駆動軸を配置したもの
である。
【0008】
【作用】次に作用を説明する。請求項1によれば、従来
から設けられていた前輪増速機構用のデフサイドギアの
一方を制動し、他方の回転を2倍とする増速用の制動機
構を、油圧機構として、デフサイドギアに支持した制動
摩擦板を制動すべく構成して、簡単な前輪増速機構と
し、前輪増速の為の増速制動力が大きなものが必要であ
っても、十分に供給できるように油圧式の増速制動機構
を構成したものである。
から設けられていた前輪増速機構用のデフサイドギアの
一方を制動し、他方の回転を2倍とする増速用の制動機
構を、油圧機構として、デフサイドギアに支持した制動
摩擦板を制動すべく構成して、簡単な前輪増速機構と
し、前輪増速の為の増速制動力が大きなものが必要であ
っても、十分に供給できるように油圧式の増速制動機構
を構成したものである。
【0009】請求項2によれば、前輪増速ケースをフロ
ントデフケースの直後の位置に固設して、該前輪増速ケ
ースの内部に配置したデフサイドギアやデフピニオンや
デフピニオン軸等の潤滑を、フロントデフケース内の潤
滑油をピニオン軸内の潤滑油路を介して、フロントデフ
ケースから得られる。
ントデフケースの直後の位置に固設して、該前輪増速ケ
ースの内部に配置したデフサイドギアやデフピニオンや
デフピニオン軸等の潤滑を、フロントデフケース内の潤
滑油をピニオン軸内の潤滑油路を介して、フロントデフ
ケースから得られる。
【0010】請求項3によれば、前輪ドライブシャフト
等の軸は、ミッションケースから突出され、エンジンの
下方を通過し、フロントデフケースに動力伝達する部分
であるので、該部分が最低地上高を決定することとなる
ので、本発明においては、該前輪ドライブシャフトの部
分が余り低い位置とならないように、オイルパンに切欠
凹部を構成して、該部分を通過させたものである。そし
て該切欠凹部Aが、エンジンEの中心位置とならないよ
うに、フロントデフケース8と前輪増速ケース7と前輪
ドライブシャフト11とをトラクタの中心から左右に偏
心したものである。これにより、ミッションケースから
前輪ドライブシャフト11に動力を伝達するジョイント
軸21の折れ角を小にすることができ、またフロントデ
フケース8を配置したフロントアクスルを、地上面から
高い位置に配置することが出来るので、トラクタの畝越
えの作業も可能となった。
等の軸は、ミッションケースから突出され、エンジンの
下方を通過し、フロントデフケースに動力伝達する部分
であるので、該部分が最低地上高を決定することとなる
ので、本発明においては、該前輪ドライブシャフトの部
分が余り低い位置とならないように、オイルパンに切欠
凹部を構成して、該部分を通過させたものである。そし
て該切欠凹部Aが、エンジンEの中心位置とならないよ
うに、フロントデフケース8と前輪増速ケース7と前輪
ドライブシャフト11とをトラクタの中心から左右に偏
心したものである。これにより、ミッションケースから
前輪ドライブシャフト11に動力を伝達するジョイント
軸21の折れ角を小にすることができ、またフロントデ
フケース8を配置したフロントアクスルを、地上面から
高い位置に配置することが出来るので、トラクタの畝越
えの作業も可能となった。
【0011】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明のトラ
クタの前輪増速機構を示す図面、図2はフロントデフケ
ース8と前輪増速ケース7の部分の前輪増速機構の拡大
側面断面図、図3はエンジンEのオイルパン1に構成し
たエンジンEと前輪ドライブシャフト11との位置関係
を示す図面、図4はフロントアクスルとフロントデフケ
ース8の部分の正面図である。
クタの前輪増速機構を示す図面、図2はフロントデフケ
ース8と前輪増速ケース7の部分の前輪増速機構の拡大
側面断面図、図3はエンジンEのオイルパン1に構成し
たエンジンEと前輪ドライブシャフト11との位置関係
を示す図面、図4はフロントアクスルとフロントデフケ
ース8の部分の正面図である。
【0012】図1において、エンジンEとフロントフレ
ームFとフロントアクスルブラケットBとフロントデフ
ケース8と前輪増速ケース7の部分を説明する。エンジ
ンEの下部側方にフロントフレームFが固定されて、エ
ンジンEの前部に突出されている。該フロントフレーム
Fの前端にフロントアクスルブラケットBが延設されて
いる。該フロントアクスルブラケットBに設けたセンタ
ーピン15(図4)にフロントアクスルCが枢支されて
いる。該フロントアクスルCの一部にフロントデフケー
ス8が構成されている。また該フロントデフケース8の
内部のピニオン軸10に向かって、ミッションケースか
らジョイント軸21と連結軸30と前輪ドライブシャフ
ト11を介して、前輪駆動力が伝達される。
ームFとフロントアクスルブラケットBとフロントデフ
ケース8と前輪増速ケース7の部分を説明する。エンジ
ンEの下部側方にフロントフレームFが固定されて、エ
ンジンEの前部に突出されている。該フロントフレーム
Fの前端にフロントアクスルブラケットBが延設されて
いる。該フロントアクスルブラケットBに設けたセンタ
ーピン15(図4)にフロントアクスルCが枢支されて
いる。該フロントアクスルCの一部にフロントデフケー
ス8が構成されている。また該フロントデフケース8の
内部のピニオン軸10に向かって、ミッションケースか
らジョイント軸21と連結軸30と前輪ドライブシャフ
ト11を介して、前輪駆動力が伝達される。
【0013】該ジョイント軸21とフロントデフケース
8との間に、本発明の前輪増速機構を構成する前輪増速
ケース7が介装されている。該前輪増速ケース7は図1
において、フロントフレームFの下方の空間に配置され
ている。即ち、エンジンEのオイルパン1と、フロント
デフケース8との間の位置に出来る空間に前輪増速ケー
ス7が配置されている。またジョイント軸21は、連結
軸30を介してミッションケースと前輪ドライブシャフ
ト11とを連結する軸であるが、該ジョイント軸21の
部分は、エンジンEの下方に固設したオイルパン1を、
図3に示す如く、ジョイント軸21の通過する側で、切
欠凹部Aに構成し、該切欠凹部Aの部分を通過させてい
る。
8との間に、本発明の前輪増速機構を構成する前輪増速
ケース7が介装されている。該前輪増速ケース7は図1
において、フロントフレームFの下方の空間に配置され
ている。即ち、エンジンEのオイルパン1と、フロント
デフケース8との間の位置に出来る空間に前輪増速ケー
ス7が配置されている。またジョイント軸21は、連結
軸30を介してミッションケースと前輪ドライブシャフ
ト11とを連結する軸であるが、該ジョイント軸21の
部分は、エンジンEの下方に固設したオイルパン1を、
図3に示す如く、ジョイント軸21の通過する側で、切
欠凹部Aに構成し、該切欠凹部Aの部分を通過させてい
る。
【0014】次に図2において、前輪増速機構の具体的
な構成を説明する。フロントアクスルブラケットBにセ
ンターピン15が支持されており、該センターピン15
によりフロントアクスルCを軸受している。該フロント
アクスルCの形状は図4に示す如くであり、センターピ
ン15により枢支する部分はフロントアクスルCの中央
部であるが、進行方向左側に偏心した位置に、フロント
デフケース8が構成されている。該フロントデフケース
8の後面に軸受ケース19を介して、前輪増速ケース7
が固定されている。該前輪増速ケース7の後部にはピス
トンケース6が固設され、該ピストンケース6の後面に
は、ジョイント軸21のカバー20が固定されている。
な構成を説明する。フロントアクスルブラケットBにセ
ンターピン15が支持されており、該センターピン15
によりフロントアクスルCを軸受している。該フロント
アクスルCの形状は図4に示す如くであり、センターピ
ン15により枢支する部分はフロントアクスルCの中央
部であるが、進行方向左側に偏心した位置に、フロント
デフケース8が構成されている。該フロントデフケース
8の後面に軸受ケース19を介して、前輪増速ケース7
が固定されている。該前輪増速ケース7の後部にはピス
トンケース6が固設され、該ピストンケース6の後面に
は、ジョイント軸21のカバー20が固定されている。
【0015】ピストンケース6の内部にリング状のシリ
ンダが形成され、その内側にリング状のピストン2が嵌
装されている。該ピストン2の先端にはスラストベアリ
ング3aを介して、クラッチスライダー3が押圧すべく
配置されている。該クラッチスライダー3にはクラッチ
爪3bが構成されており、連結軸30の先端に設けたク
ラッチ爪と噛合すべく構成されている。デフサイドギア
12と前輪ドライブシャフト11とは、スプライン係合
して一体化されている。またクラッチスライダー3の前
部に、クラッチスライダー3が押圧すべく制動摩擦板4
が配置されている。該制動摩擦板4はデフサイドギア1
2と一体的に構成されているものと前輪増速ケース7に
一体的に構成されたものとが交互に配設される。該デフ
サイドギア12は前輪ドライブシャフト11の外周に配
置されているが、軸受遊嵌状態とされている。そしてデ
フサイドギア12は、デフピニオン軸18に軸受支持さ
れたデフピニオン13・13と噛合している。該デフピ
ニオン13・13は、デフピニオン軸18の前部で、ピ
ニオン軸10に外周に係合された前部デフサイドギア1
4と噛合している。
ンダが形成され、その内側にリング状のピストン2が嵌
装されている。該ピストン2の先端にはスラストベアリ
ング3aを介して、クラッチスライダー3が押圧すべく
配置されている。該クラッチスライダー3にはクラッチ
爪3bが構成されており、連結軸30の先端に設けたク
ラッチ爪と噛合すべく構成されている。デフサイドギア
12と前輪ドライブシャフト11とは、スプライン係合
して一体化されている。またクラッチスライダー3の前
部に、クラッチスライダー3が押圧すべく制動摩擦板4
が配置されている。該制動摩擦板4はデフサイドギア1
2と一体的に構成されているものと前輪増速ケース7に
一体的に構成されたものとが交互に配設される。該デフ
サイドギア12は前輪ドライブシャフト11の外周に配
置されているが、軸受遊嵌状態とされている。そしてデ
フサイドギア12は、デフピニオン軸18に軸受支持さ
れたデフピニオン13・13と噛合している。該デフピ
ニオン13・13は、デフピニオン軸18の前部で、ピ
ニオン軸10に外周に係合された前部デフサイドギア1
4と噛合している。
【0016】該デフサイドギア12とデフピニオン軸1
8とデフピニオン13・13と前部デフサイドギア14
の部分の外周は、増速デフケース5に支持されており、
該増速デフケース5はデフピニオン軸18とデフピニオ
ン13・13と共に公転すべく構成している。また前記
後部のデフサイドギア12は、前輪ドライブシャフト1
1の外周に嵌合されているが、係合されているわけでは
なくて、前輪ドライブシャフト11と後部デフサイドギ
ア12は遊嵌可能に構成されている。またデフピニオン
軸18が前輪ドライブシャフト11の先端に係合嵌挿さ
れており、デフピニオン軸18は常時前輪ドライブシャ
フト11と同じ公転をすべく構成している。
8とデフピニオン13・13と前部デフサイドギア14
の部分の外周は、増速デフケース5に支持されており、
該増速デフケース5はデフピニオン軸18とデフピニオ
ン13・13と共に公転すべく構成している。また前記
後部のデフサイドギア12は、前輪ドライブシャフト1
1の外周に嵌合されているが、係合されているわけでは
なくて、前輪ドライブシャフト11と後部デフサイドギ
ア12は遊嵌可能に構成されている。またデフピニオン
軸18が前輪ドライブシャフト11の先端に係合嵌挿さ
れており、デフピニオン軸18は常時前輪ドライブシャ
フト11と同じ公転をすべく構成している。
【0017】以上のような構成において、前輪の通常速
度と、前輪増速の場合の切換を説明する。即ち、通常速
度の場合には、ピストン2に対して、油圧パイプ16か
ら圧油が供給されていない場合であり、ピストン2は後
退し、スラストベアリング3aもクラッチスライダー3
も、前方にスライドする力は与えられていないので、ク
ラッチ爪3bと連結軸30の先端のクラッチ爪が係合し
ている。この状態では、ジョイント軸21と前輪ドライ
ブシャフト11とデフサイドギア12がすべて、一体化
されているので、前輪増速デフケース5の部分は公転を
するのみで、内部のデフサイドギア12にデフピニオン
13・13や前部デフサイドギア14は自転をしない。
故に、通常の回転数が前輪に伝達される。
度と、前輪増速の場合の切換を説明する。即ち、通常速
度の場合には、ピストン2に対して、油圧パイプ16か
ら圧油が供給されていない場合であり、ピストン2は後
退し、スラストベアリング3aもクラッチスライダー3
も、前方にスライドする力は与えられていないので、ク
ラッチ爪3bと連結軸30の先端のクラッチ爪が係合し
ている。この状態では、ジョイント軸21と前輪ドライ
ブシャフト11とデフサイドギア12がすべて、一体化
されているので、前輪増速デフケース5の部分は公転を
するのみで、内部のデフサイドギア12にデフピニオン
13・13や前部デフサイドギア14は自転をしない。
故に、通常の回転数が前輪に伝達される。
【0018】次に油圧パイプ16からピストン2に圧油
を供給して、ピストン2を前方へ押した場合には、スラ
ストベアリング3aとクラッチスライダー3により、制
動摩擦板4が押される。同時にクラッチ爪3bと連結軸
30の係合は解除される。この状態で制動摩擦板4に制
動を掛けると、デフサイドギア12の回転が徐々に停止
し、前輪ドライブシャフト11とデフサイドギア12の
回転数に差が出てくる。即ち、該前輪ドライブシャフト
11とデフサイドギア12の回転数の差だけ、デフピニ
オン13・13がデフピニオン軸18の周囲で回転し、
該デフピニオン13・13の回転により前部デフサイド
ギア14が増速回転を加えながら、増速デフケース5が
回転をする。故に、制動摩擦板4の制動を掛けることに
より、前輪ドライブシャフト11の回転数に対して、速
い回転数が前部デフサイドギア14からピニオン軸10
の方へ伝達されるのである。
を供給して、ピストン2を前方へ押した場合には、スラ
ストベアリング3aとクラッチスライダー3により、制
動摩擦板4が押される。同時にクラッチ爪3bと連結軸
30の係合は解除される。この状態で制動摩擦板4に制
動を掛けると、デフサイドギア12の回転が徐々に停止
し、前輪ドライブシャフト11とデフサイドギア12の
回転数に差が出てくる。即ち、該前輪ドライブシャフト
11とデフサイドギア12の回転数の差だけ、デフピニ
オン13・13がデフピニオン軸18の周囲で回転し、
該デフピニオン13・13の回転により前部デフサイド
ギア14が増速回転を加えながら、増速デフケース5が
回転をする。故に、制動摩擦板4の制動を掛けることに
より、前輪ドライブシャフト11の回転数に対して、速
い回転数が前部デフサイドギア14からピニオン軸10
の方へ伝達されるのである。
【0019】本発明においては、通常速度と前輪増速に
切り換える為のピストン2を油圧駆動方式に構成してい
る。該ピストンケース6に設けたピストン2のシリンダ
への圧油は、トラクタの本機側の油圧制御弁から油圧パ
イプ16を介して供給されている。17はクラッチスラ
イダー3を連結軸30の側に付勢する付勢バネである。
また、フロントデフケース8の直後に付設した前輪増速
ケース7との間を、ピニオン軸10に設けた潤滑油路1
0aにより連通している。該潤滑油路10aによりフロ
ントデフケース8の内部の潤滑油と、前輪増速ケース7
の内部の潤滑油が往来可能なのである。また油圧パイプ
16と平行して、ピストンケース6に向けて、潤滑油パ
イプ31が開口しており、ピストン2の作動油の一部を
潤滑油として、油圧パイプ31から前輪増速ケース7の
内部に供給し、これが、潤滑油路10aを介してフロン
トデフケース8の内部に移動可能としているのである。
切り換える為のピストン2を油圧駆動方式に構成してい
る。該ピストンケース6に設けたピストン2のシリンダ
への圧油は、トラクタの本機側の油圧制御弁から油圧パ
イプ16を介して供給されている。17はクラッチスラ
イダー3を連結軸30の側に付勢する付勢バネである。
また、フロントデフケース8の直後に付設した前輪増速
ケース7との間を、ピニオン軸10に設けた潤滑油路1
0aにより連通している。該潤滑油路10aによりフロ
ントデフケース8の内部の潤滑油と、前輪増速ケース7
の内部の潤滑油が往来可能なのである。また油圧パイプ
16と平行して、ピストンケース6に向けて、潤滑油パ
イプ31が開口しており、ピストン2の作動油の一部を
潤滑油として、油圧パイプ31から前輪増速ケース7の
内部に供給し、これが、潤滑油路10aを介してフロン
トデフケース8の内部に移動可能としているのである。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。請求項1の如く構成し
たので、従来から設けられていた前輪増速機構用のデフ
サイドギアの一方を制動し、他方の回転を2倍とする増
速用の制動機構を、油圧機構として、デフサイドギアに
支持した制動摩擦板を制動すべく構成して、簡単な前輪
増速機構とし、前輪増速の為の増速制動力が大きなもの
が必要であっても、十分に供給できるように油圧式の増
速制動機構を構成できたのである。
ような効果を奏するものである。請求項1の如く構成し
たので、従来から設けられていた前輪増速機構用のデフ
サイドギアの一方を制動し、他方の回転を2倍とする増
速用の制動機構を、油圧機構として、デフサイドギアに
支持した制動摩擦板を制動すべく構成して、簡単な前輪
増速機構とし、前輪増速の為の増速制動力が大きなもの
が必要であっても、十分に供給できるように油圧式の増
速制動機構を構成できたのである。
【0021】請求項2の如く構成したので、前輪増速ケ
ースをフロントデフケースの直後の位置に固設して、該
前輪増速ケースの内部に配置したデフサイドギアやデフ
ピニオンやデフピニオン軸等の潤滑を、フロントデフケ
ース内の潤滑油をピニオン軸内の潤滑油路を介して、フ
ロントデフケースから得られるように構成出来たのであ
る。これによりフロントデフケース8の内部と前輪増速
ケース7の内部の両方の潤滑を確実に行うことが出来る
のである。
ースをフロントデフケースの直後の位置に固設して、該
前輪増速ケースの内部に配置したデフサイドギアやデフ
ピニオンやデフピニオン軸等の潤滑を、フロントデフケ
ース内の潤滑油をピニオン軸内の潤滑油路を介して、フ
ロントデフケースから得られるように構成出来たのであ
る。これによりフロントデフケース8の内部と前輪増速
ケース7の内部の両方の潤滑を確実に行うことが出来る
のである。
【0022】請求項3の如く構成したので、前輪ドライ
ブシャフト等の軸は、ミッションケースから突出され、
エンジンの下方を通過し、フロントデフケースに動力伝
達する部分であるので、該部分が最低地上高を決定する
こととなるので、本発明においては、該前輪ドライブシ
ャフトの部分が余り低い位置とならないように、オイル
パンに切欠凹部を構成して、該部分を通過させたもので
ある。そして該切欠凹部Aが、エンジンEの中心位置と
ならないように、フロントデフケース8と前輪増速ケー
ス7と前輪ドライブシャフト11とをトラクタの中心か
ら左右に偏心したものである。これにより、ミッション
ケースから前輪ドライブシャフト11に動力を伝達す
る、ジョイント軸21の折れ角を小にすることができ、
またフロントデフケース8を配置したフロントアクスル
を、地上面から高い位置に配置することが出来るので、
トラクタの畝越えの作業も可能となったのである。
ブシャフト等の軸は、ミッションケースから突出され、
エンジンの下方を通過し、フロントデフケースに動力伝
達する部分であるので、該部分が最低地上高を決定する
こととなるので、本発明においては、該前輪ドライブシ
ャフトの部分が余り低い位置とならないように、オイル
パンに切欠凹部を構成して、該部分を通過させたもので
ある。そして該切欠凹部Aが、エンジンEの中心位置と
ならないように、フロントデフケース8と前輪増速ケー
ス7と前輪ドライブシャフト11とをトラクタの中心か
ら左右に偏心したものである。これにより、ミッション
ケースから前輪ドライブシャフト11に動力を伝達す
る、ジョイント軸21の折れ角を小にすることができ、
またフロントデフケース8を配置したフロントアクスル
を、地上面から高い位置に配置することが出来るので、
トラクタの畝越えの作業も可能となったのである。
【図1】本発明のトラクタの前輪増速機構を示す図面。
【図2】フロントデフケース8と前輪増速ケース7の部
分の前輪増速機構の拡大側面断面図。
分の前輪増速機構の拡大側面断面図。
【図3】エンジンEのオイルパン1に構成したエンジン
Eと前輪ドライブシャフト11との位置関係を示す図
面。
Eと前輪ドライブシャフト11との位置関係を示す図
面。
【図4】フロントアクスルとフロントデフケース8の部
分の正面図。
分の正面図。
A 切欠凹部 B フロントアクスルブラケット C フロントアクスル E エンジン F フロントフレーム 1 オイルパン 2 ピストン 3 クラッチスライダー 4 制動摩擦板 5 増速デフケース 6 ピストンケース 7 前輪増速ケース 8 フロントデフケース 10 ピニオン軸 10a 潤滑油路
Claims (3)
- 【請求項1】 トラクタの前輪増速機構において、前輪
増速ケース7内に配置したデフサイドギアの一方に制動
摩擦板4を支持し、該制動摩擦板4を油圧力により制動
すべく構成したことを特徴とするトラクタの前輪増速機
構。 - 【請求項2】 フロントデフケース8の直後の位置に前
輪増速ケース7を固設し、該前輪増速ケース7の内部に
トラクタの前輪増速機構を構成したものにおいて、前輪
増速機構を構成するピニオン軸10内に、フロントデフ
ケース8と前輪増速ケース7を連結する潤滑油路10a
を設けたことを特徴とするトラクタの前輪増速機構。 - 【請求項3】 前輪増速機構を、フロントデフケース8
と、エンジンEのオイルパン1との間に設け、前輪ドラ
イブシャフト11を車体の中心から左右に偏心させ、エ
ンジンEのオイルパン1の、前記前輪ドライブシャフト
11の側に前後方向の切欠凹部Aを設け、該切欠凹部A
の部分に前輪駆動軸を配置したことを特徴とするトラク
タの前輪増速機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18918194A JPH0853017A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | トラクタの前輪増速機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18918194A JPH0853017A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | トラクタの前輪増速機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0853017A true JPH0853017A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16236859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18918194A Pending JPH0853017A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | トラクタの前輪増速機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0853017A (ja) |
-
1994
- 1994-08-11 JP JP18918194A patent/JPH0853017A/ja active Pending
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