JPH0914409A - 車両用自動変速機のシフト装置 - Google Patents
車両用自動変速機のシフト装置Info
- Publication number
- JPH0914409A JPH0914409A JP7187691A JP18769195A JPH0914409A JP H0914409 A JPH0914409 A JP H0914409A JP 7187691 A JP7187691 A JP 7187691A JP 18769195 A JP18769195 A JP 18769195A JP H0914409 A JPH0914409 A JP H0914409A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift
- lever
- rotation center
- shift lever
- manual
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 30
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 50
- 238000010791 quenching Methods 0.000 claims abstract description 10
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 claims abstract description 10
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 14
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 14
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 14
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims 1
- 230000008859 change Effects 0.000 abstract description 15
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 244000273618 Sphenoclea zeylanica Species 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 手動変速モードでのシフト操作において、明
確な節度感と粘り感を共に現出させる。 【構成】 シフト装置は、シフトレバー1と、それを前
後方向回転可能とする第1の回転中心軸X及び左右方向
回転可能とする第2の回転中心軸Yと、シフトレバー1
の軸Y回りの回転により自動変速モードと手動変速モー
ドとの切り換えが可能で、軸X回りの回転により自動変
速モードの複数のレンジと手動変速モードの複数の変速
段とが選択可能とされ、手動変速モード選択時に、シフ
トレバー1の軸X回りの回転により、シフトレバー1を
それぞれの変速段のシフト位置に保持するディテント機
構6と、シフトレバー1の軸X回りの回転に対する摺動
抵抗を発生させる抵抗手段60とを有する。
確な節度感と粘り感を共に現出させる。 【構成】 シフト装置は、シフトレバー1と、それを前
後方向回転可能とする第1の回転中心軸X及び左右方向
回転可能とする第2の回転中心軸Yと、シフトレバー1
の軸Y回りの回転により自動変速モードと手動変速モー
ドとの切り換えが可能で、軸X回りの回転により自動変
速モードの複数のレンジと手動変速モードの複数の変速
段とが選択可能とされ、手動変速モード選択時に、シフ
トレバー1の軸X回りの回転により、シフトレバー1を
それぞれの変速段のシフト位置に保持するディテント機
構6と、シフトレバー1の軸X回りの回転に対する摺動
抵抗を発生させる抵抗手段60とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用自動変速機
のシフト装置に関し、特に、自動変速モードと手動変速
モードの両モードで操作可能なシフト装置に関する。
のシフト装置に関し、特に、自動変速モードと手動変速
モードの両モードで操作可能なシフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用自動変速機の操作装置として、自
動変速モードの「I」パターンと、手動変速モードの
「H」パターンとを兼ね備える特開平4−185955
号公報に開示のシフト装置がある。このシフト装置は、
特開平7−32904号公報に開示されるような手動変
速モードがアップダウンシフト式とされたシフト装置と
は異なり、手動変速モード選択時には、選択された変速
段のシフト位置にシフトレバーを保持させる必要があ
る。また、運転者に、意図するシフト位置にシフトレバ
ーが入ったことを操作感覚で明確に伝える必要がある。
そのため、前者のシフト装置は、シフトレバーとシフト
装置の静止部材(揺動リテーナ)との間にディテント機
構を設けている。このディテント機構は、シフトレバー
と連動するディテントスプリングと、静止部材に設けら
れたディテントブロックからなっている。そして、シフ
トレバーの前後方向の動きにより、スプリングがブロッ
クのカム山を越える際の荷重の変化で、運転者に操作の
節度感を与え、カム谷に落ちることでシフトレバーをシ
フト位置に保持させている。
動変速モードの「I」パターンと、手動変速モードの
「H」パターンとを兼ね備える特開平4−185955
号公報に開示のシフト装置がある。このシフト装置は、
特開平7−32904号公報に開示されるような手動変
速モードがアップダウンシフト式とされたシフト装置と
は異なり、手動変速モード選択時には、選択された変速
段のシフト位置にシフトレバーを保持させる必要があ
る。また、運転者に、意図するシフト位置にシフトレバ
ーが入ったことを操作感覚で明確に伝える必要がある。
そのため、前者のシフト装置は、シフトレバーとシフト
装置の静止部材(揺動リテーナ)との間にディテント機
構を設けている。このディテント機構は、シフトレバー
と連動するディテントスプリングと、静止部材に設けら
れたディテントブロックからなっている。そして、シフ
トレバーの前後方向の動きにより、スプリングがブロッ
クのカム山を越える際の荷重の変化で、運転者に操作の
節度感を与え、カム谷に落ちることでシフトレバーをシ
フト位置に保持させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、手動変速モ
ードを「H」パターンとする上記従来の技術は、手動変
速操作時に、一般の手動変速機と同様の操作感覚を得よ
うとするものであるから、手動変速機の操作装置と同様
の操作感覚が望まれる。しかしながら、上記構成では、
変速段のシフト位置への操作において、シフトレバーを
シフト位置に保持するために、ブロックの凸部を設ける
必要があるので、このディテント機構では、一般の手動
変速機のように、明確な節度感を得るに至る間のこれと
は相反する特有の粘り感を現出させることが困難で、手
動変速モードでのシフトフィーリングが必ずしも満足で
きるものとはなっていない。
ードを「H」パターンとする上記従来の技術は、手動変
速操作時に、一般の手動変速機と同様の操作感覚を得よ
うとするものであるから、手動変速機の操作装置と同様
の操作感覚が望まれる。しかしながら、上記構成では、
変速段のシフト位置への操作において、シフトレバーを
シフト位置に保持するために、ブロックの凸部を設ける
必要があるので、このディテント機構では、一般の手動
変速機のように、明確な節度感を得るに至る間のこれと
は相反する特有の粘り感を現出させることが困難で、手
動変速モードでのシフトフィーリングが必ずしも満足で
きるものとはなっていない。
【0004】そこで、本発明は、手動変速モードでのシ
フト操作において、明確な節度感と粘り感という相反す
る感覚を共に現出させる車両用自動変速機のシフト装置
を提供することを第1の目的とする。
フト操作において、明確な節度感と粘り感という相反す
る感覚を共に現出させる車両用自動変速機のシフト装置
を提供することを第1の目的とする。
【0005】次に、本発明は、上記の粘り感を簡単な構
成で達成する車両用自動変速機のシフト装置を提供する
ことを第2の目的とする。
成で達成する車両用自動変速機のシフト装置を提供する
ことを第2の目的とする。
【0006】さらに、本発明は、上記の粘り感を生じさ
せる機構の耐久性を向上させ、当初の操作感覚を長く維
持することができる車両用自動変速機のシフト装置を提
供することを第3の目的とする。
せる機構の耐久性を向上させ、当初の操作感覚を長く維
持することができる車両用自動変速機のシフト装置を提
供することを第3の目的とする。
【0007】ところで、自動変速モードと手動変速モー
ドとを兼ね備えるシフト装置において、自動変速モード
時に上記のような粘り感が生じることは、自動変速モー
ド時の操作感覚を損なうことになるので、避けなければ
ならない。そこで、本発明は、それぞれの変速モードに
おいて、シフトレバーの操作感覚が確実に切り換わる車
両用自動変速機のシフト装置を提供することを第4の目
的とする。
ドとを兼ね備えるシフト装置において、自動変速モード
時に上記のような粘り感が生じることは、自動変速モー
ド時の操作感覚を損なうことになるので、避けなければ
ならない。そこで、本発明は、それぞれの変速モードに
おいて、シフトレバーの操作感覚が確実に切り換わる車
両用自動変速機のシフト装置を提供することを第4の目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、本発明は、シフトレバーと、該シフトレバーを
前後方向回転可能とする第1の回転中心軸及び左右方向
回転可能とする第2の回転中心軸と、前記シフトレバー
の第2の回転中心軸回りの回転により自動変速モードと
手動変速モードとの切り換えが可能で、少なくとも第1
の回転中心軸回りの回転により自動変速モードの複数の
レンジと手動変速モードの複数の変速段とを選択可能と
した車両用自動変速機のシフト装置において、手動変速
モード選択時に、前記シフトレバーの第1の回転中心軸
回りの回転により、前記シフトレバーをそれぞれの変速
段のシフト位置に保持するディテント機構と、前記シフ
トレバーの第1の回転中心軸回りの回転に対する摺動抵
抗を発生させる抵抗手段とを有することを特徴とする。
るため、本発明は、シフトレバーと、該シフトレバーを
前後方向回転可能とする第1の回転中心軸及び左右方向
回転可能とする第2の回転中心軸と、前記シフトレバー
の第2の回転中心軸回りの回転により自動変速モードと
手動変速モードとの切り換えが可能で、少なくとも第1
の回転中心軸回りの回転により自動変速モードの複数の
レンジと手動変速モードの複数の変速段とを選択可能と
した車両用自動変速機のシフト装置において、手動変速
モード選択時に、前記シフトレバーの第1の回転中心軸
回りの回転により、前記シフトレバーをそれぞれの変速
段のシフト位置に保持するディテント機構と、前記シフ
トレバーの第1の回転中心軸回りの回転に対する摺動抵
抗を発生させる抵抗手段とを有することを特徴とする。
【0009】また、前記第2の目的を達成するため、本
発明は、上記の構成において、前記ディテント機構は、
前記第1の回転中心軸回りに回転自在に支持され、手動
変速モード選択時に、前記シフトレバーと連動して回転
可能なカムと、前記シフト装置の静止部材に支持され、
前記カムに弾接するスプリングとを有し、前記抵抗手段
は、前記カムの少なくとも片側に圧接されたウェーブワ
ッシャを有するものとされる。
発明は、上記の構成において、前記ディテント機構は、
前記第1の回転中心軸回りに回転自在に支持され、手動
変速モード選択時に、前記シフトレバーと連動して回転
可能なカムと、前記シフト装置の静止部材に支持され、
前記カムに弾接するスプリングとを有し、前記抵抗手段
は、前記カムの少なくとも片側に圧接されたウェーブワ
ッシャを有するものとされる。
【0010】さらに、前記第3の目的を達成するため、
本発明は、上記の構成において、前記抵抗手段は、前記
カムを挟持する焼入れ平ワッシャを有し、前記ウェーブ
ワッシャは、前記カムと焼入れ平ワッシャとの間に配設
されたものとされる。
本発明は、上記の構成において、前記抵抗手段は、前記
カムを挟持する焼入れ平ワッシャを有し、前記ウェーブ
ワッシャは、前記カムと焼入れ平ワッシャとの間に配設
されたものとされる。
【0011】そして、前記第4の目的を達成するため、
前記シフト装置は、前記第1の回転中心軸の軸受をなす
一対のサイドプレートと、第1の回転中心軸上に配設さ
れ、何れか一方がつばを備え、該つばを間に挟んで前記
一対のサイドプレートの間に挟持された2つのカラーと
を有し、前記ディテント機構及び抵抗手段は、第1の回
転中心軸上で前記一対のサイドプレートの外側に配設さ
れ、何れか一方の前記カラーには、手動変速モード選択
時に前記シフトレバーの第1の回転中心軸回りの回転で
前記ディテント機構を連動させる連結手段が回転自在に
支持され、他方の前記カラーには、自動変速モード選択
時に前記シフトレバーと連動し、自動変速機のマニュア
ルバルブに連結する連結機構が回転自在に支持されたも
のとされる。
前記シフト装置は、前記第1の回転中心軸の軸受をなす
一対のサイドプレートと、第1の回転中心軸上に配設さ
れ、何れか一方がつばを備え、該つばを間に挟んで前記
一対のサイドプレートの間に挟持された2つのカラーと
を有し、前記ディテント機構及び抵抗手段は、第1の回
転中心軸上で前記一対のサイドプレートの外側に配設さ
れ、何れか一方の前記カラーには、手動変速モード選択
時に前記シフトレバーの第1の回転中心軸回りの回転で
前記ディテント機構を連動させる連結手段が回転自在に
支持され、他方の前記カラーには、自動変速モード選択
時に前記シフトレバーと連動し、自動変速機のマニュア
ルバルブに連結する連結機構が回転自在に支持されたも
のとされる。
【0012】
【発明の作用及び効果】本発明では、手動変速モード選
択時には、ディテント機構によって、シフトレバーをそ
れぞれの変速段のシフト位置に保持することができ、ま
た、シフト操作時には明確な節度感を与えることができ
る。さらに、抵抗手段によって、シフトレバーの第1の
回転中心軸回りの回転に対して、摺動抵抗が働くので、
シフト操作に粘り感を与えることができる。したがっ
て、手動変速機と同様のシフトフィーリングを得ること
ができる。
択時には、ディテント機構によって、シフトレバーをそ
れぞれの変速段のシフト位置に保持することができ、ま
た、シフト操作時には明確な節度感を与えることができ
る。さらに、抵抗手段によって、シフトレバーの第1の
回転中心軸回りの回転に対して、摺動抵抗が働くので、
シフト操作に粘り感を与えることができる。したがっ
て、手動変速機と同様のシフトフィーリングを得ること
ができる。
【0013】また、請求項2に記載の構成では、第1の
回転中心軸上において、カムの少なくとも片側にウェー
ブワッシャを圧接させたので、シフトレバーと連動する
カムとウェーブワッシャの間に摺動抵抗が発生する。す
なわち、ウェーブワッシャの場合、軸線上での締め付け
により弾性変形し、その変形により付勢力が発生し、そ
の付勢力によって適度な摺動抵抗が与えられる。そし
て、摺動抵抗の大きさは、第1の回転中心軸上でのウェ
ーブワッシャの軸線方向の変形ストロークを適宜の規制
部材で管理することによって、自由に調整可能であり、
微妙な粘り感を調整することができる。しかし、単なる
平ワッシャの場合には、こうした圧縮変形は生じず、付
勢力が発生しないので、ウェーブワッシャのときのよう
な粘り感を生じさせることはできない。
回転中心軸上において、カムの少なくとも片側にウェー
ブワッシャを圧接させたので、シフトレバーと連動する
カムとウェーブワッシャの間に摺動抵抗が発生する。す
なわち、ウェーブワッシャの場合、軸線上での締め付け
により弾性変形し、その変形により付勢力が発生し、そ
の付勢力によって適度な摺動抵抗が与えられる。そし
て、摺動抵抗の大きさは、第1の回転中心軸上でのウェ
ーブワッシャの軸線方向の変形ストロークを適宜の規制
部材で管理することによって、自由に調整可能であり、
微妙な粘り感を調整することができる。しかし、単なる
平ワッシャの場合には、こうした圧縮変形は生じず、付
勢力が発生しないので、ウェーブワッシャのときのよう
な粘り感を生じさせることはできない。
【0014】次に、請求項3に記載の構成では、ウェー
ブワッシャをカムと焼入れ平ワッシャとの間に配設した
ので、ウェーブワッシャと焼入れ平ワッシャとの間の摺
動による摩耗を防止し、経時劣化による摺動抵抗の変化
を小さくすることができる。
ブワッシャをカムと焼入れ平ワッシャとの間に配設した
ので、ウェーブワッシャと焼入れ平ワッシャとの間の摺
動による摩耗を防止し、経時劣化による摺動抵抗の変化
を小さくすることができる。
【0015】ところで、本発明のシフト装置は、自動変
速モードと手動変速モードとを兼ね備えており、さら
に、シフトレバーの第1の回転中心軸回りの回転により
自動変速モードでの複数のレンジと、手動変速モードで
の複数の変速段とが選択可能である。そのため、自動変
速モードでのレンジ選択時のシフトレバーの操作におい
て、手動変速モードでの節度感や、粘り感が伝達する恐
れがある。逆に、手動変速モードでの変速段の選択時の
シフトレバーの操作において、マニュアルバルブを切り
換える連結機構が動く恐れがある。そのために、第1の
回転中心軸上で、シフトレバーと連動する部分と、自動
変速モード時に動くマニュアルバルブの連結機構と、手
動変速モード時に動くディテント機構とを確実に分離さ
せる必要がある。そこで、請求項4に記載の構成では、
第1の回転中心軸上にいずれか一方がつばをもつ2つの
カラーと、このカラーを挟み込み、第1の回転中心軸の
軸受をなす一対のサイドプレートを有している。そし
て、一方のカラーに自動変速モード時に動く連結機構
を、他方のカラーに常時シフトレバーと連動する連結手
段を、さらに一対のサイドプレートの外側に手動変速モ
ード時に動くディテント機構を配置させている。したが
って、自動変速モード選択時には、連結機構はシフトレ
バーと連動するが、第1の回転中心軸上の摺動摩擦は、
サイドプレートによって遮断されるので、ディテント機
構は動かない。よって、手動変速モードでの節度感や、
粘り感は発生しない。また、手動変速モード選択時に
は、ディテント機構はシフトレバーと連動し、節度感と
粘り感を与えるが、第1の回転中心軸上の摺動摩擦は、
カラーのつばによって遮断されるので、連結機構は動か
ず、マニュアルバルブは固定される。よって、一対のサ
イドプレートからなる軸受と、カラー2個という簡単な
構成で、確実に自動変速モードと手動変速モードとを分
離することができる。また、2つのカラーにより回転中
心軸の軸長を精度良く管理することができる。
速モードと手動変速モードとを兼ね備えており、さら
に、シフトレバーの第1の回転中心軸回りの回転により
自動変速モードでの複数のレンジと、手動変速モードで
の複数の変速段とが選択可能である。そのため、自動変
速モードでのレンジ選択時のシフトレバーの操作におい
て、手動変速モードでの節度感や、粘り感が伝達する恐
れがある。逆に、手動変速モードでの変速段の選択時の
シフトレバーの操作において、マニュアルバルブを切り
換える連結機構が動く恐れがある。そのために、第1の
回転中心軸上で、シフトレバーと連動する部分と、自動
変速モード時に動くマニュアルバルブの連結機構と、手
動変速モード時に動くディテント機構とを確実に分離さ
せる必要がある。そこで、請求項4に記載の構成では、
第1の回転中心軸上にいずれか一方がつばをもつ2つの
カラーと、このカラーを挟み込み、第1の回転中心軸の
軸受をなす一対のサイドプレートを有している。そし
て、一方のカラーに自動変速モード時に動く連結機構
を、他方のカラーに常時シフトレバーと連動する連結手
段を、さらに一対のサイドプレートの外側に手動変速モ
ード時に動くディテント機構を配置させている。したが
って、自動変速モード選択時には、連結機構はシフトレ
バーと連動するが、第1の回転中心軸上の摺動摩擦は、
サイドプレートによって遮断されるので、ディテント機
構は動かない。よって、手動変速モードでの節度感や、
粘り感は発生しない。また、手動変速モード選択時に
は、ディテント機構はシフトレバーと連動し、節度感と
粘り感を与えるが、第1の回転中心軸上の摺動摩擦は、
カラーのつばによって遮断されるので、連結機構は動か
ず、マニュアルバルブは固定される。よって、一対のサ
イドプレートからなる軸受と、カラー2個という簡単な
構成で、確実に自動変速モードと手動変速モードとを分
離することができる。また、2つのカラーにより回転中
心軸の軸長を精度良く管理することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿い、本発明の実施
形態について説明する。図1〜図3は本発明の一実施形
態の全体構造を示し、図4〜図8は部分構造を示す。な
お、以下の実施形態の説明において、前後、左右、上下
等の表現は、シフト装置中での相対的位置関係を表すも
ので、車両への配設状態を限定するものではない。
形態について説明する。図1〜図3は本発明の一実施形
態の全体構造を示し、図4〜図8は部分構造を示す。な
お、以下の実施形態の説明において、前後、左右、上下
等の表現は、シフト装置中での相対的位置関係を表すも
ので、車両への配設状態を限定するものではない。
【0017】先ず、概略構成から説明すると、図1に示
すように、このシフト装置は、シフトレバー1と、シフ
トレバー1を前後方向回転可能とする第1の回転中心軸
(以下、実施形態において左右軸という)X及び左右方
向回転可能とする第2の回転中心軸(同じく、前後軸と
いう)Yと、シフトレバー1の前後軸Y回りの回転によ
り自動変速モードと手動変速モードとの切り換えが可能
で、左右軸X回りの回転により自動変速モードの複数
(「P」、「R」、「N」、「D」)のレンジと手動変
速モードの複数の変速段(第1〜4速)とが選択可能と
されている。そして、このシフト装置は、手動変速モー
ド選択時に、シフトレバー1の左右軸X回りの回転によ
り、シフトレバー1をそれぞれの変速段(第1〜4速)
のシフト位置に保持するディテント機構6と、シフトレ
バー1の左右軸X回りの回転に対する摺動抵抗を発生さ
せる抵抗手段60とを有する。
すように、このシフト装置は、シフトレバー1と、シフ
トレバー1を前後方向回転可能とする第1の回転中心軸
(以下、実施形態において左右軸という)X及び左右方
向回転可能とする第2の回転中心軸(同じく、前後軸と
いう)Yと、シフトレバー1の前後軸Y回りの回転によ
り自動変速モードと手動変速モードとの切り換えが可能
で、左右軸X回りの回転により自動変速モードの複数
(「P」、「R」、「N」、「D」)のレンジと手動変
速モードの複数の変速段(第1〜4速)とが選択可能と
されている。そして、このシフト装置は、手動変速モー
ド選択時に、シフトレバー1の左右軸X回りの回転によ
り、シフトレバー1をそれぞれの変速段(第1〜4速)
のシフト位置に保持するディテント機構6と、シフトレ
バー1の左右軸X回りの回転に対する摺動抵抗を発生さ
せる抵抗手段60とを有する。
【0018】図5に詳細を示すように、ディテント機構
6は、左右軸X回りに回転自在に支持され、手動変速モ
ード選択時に、シフトレバー1と連動して回転可能なカ
ム618と、シフト装置の静止部材3に支持され、カム
618に弾接するスプリング62とを有し、抵抗手段6
0は、カム618の両側に圧接されたウェーブワッシャ
616a,616bと、カム618を挟んでウェーブワ
ッシャ616a,616bの外側に圧接された焼入れ平
ワッシャ617a,617bを有する。
6は、左右軸X回りに回転自在に支持され、手動変速モ
ード選択時に、シフトレバー1と連動して回転可能なカ
ム618と、シフト装置の静止部材3に支持され、カム
618に弾接するスプリング62とを有し、抵抗手段6
0は、カム618の両側に圧接されたウェーブワッシャ
616a,616bと、カム618を挟んでウェーブワ
ッシャ616a,616bの外側に圧接された焼入れ平
ワッシャ617a,617bを有する。
【0019】図7に詳細を示すように、シフト装置は、
左右軸Xの軸受をなす一対のサイドプレート31,32
と、左右軸X上に配設され、一方がつば531を備え、
つば531を間に挟んで一対のサイドプレート31,3
2の間に挟持された2つのカラー53,126とを有
し、前記ディテント機構6及び抵抗手段60は、図5に
示すように、左右軸X上で一対のサイドプレート31,
32の外側に配設され、一方のカラー126(図7参
照)には、手動変速モード選択時にシフトレバー1の左
右軸X回りの回転でディテント機構6を連動させる連結
手段134が回転自在に支持され、他方のカラー53に
は、自動変速モード選択時にシフトレバー1と連動し、
自動変速機の図示しないマニュアルバルブに連結する連
結機構5が回転自在に支持されている。
左右軸Xの軸受をなす一対のサイドプレート31,32
と、左右軸X上に配設され、一方がつば531を備え、
つば531を間に挟んで一対のサイドプレート31,3
2の間に挟持された2つのカラー53,126とを有
し、前記ディテント機構6及び抵抗手段60は、図5に
示すように、左右軸X上で一対のサイドプレート31,
32の外側に配設され、一方のカラー126(図7参
照)には、手動変速モード選択時にシフトレバー1の左
右軸X回りの回転でディテント機構6を連動させる連結
手段134が回転自在に支持され、他方のカラー53に
は、自動変速モード選択時にシフトレバー1と連動し、
自動変速機の図示しないマニュアルバルブに連結する連
結機構5が回転自在に支持されている。
【0020】さらに各部の詳細な構成について逐次説明
すると、先ず、シフトレバー1は、図4に分解して詳細
を示すように、下部が若干拡径された中空のステム10
と、その頂部に取付けられたノブ組立体11と、その下
方側部に溶接固定され、ゲートピン14を植設されたチ
ャンネル状のリテーナ13とから構成されている。ステ
ム10の中空部には、インヒビット機構4のロッド42
が挿通されており、ロッド42の下端にインヒビット機
構4のピン41を支持するブロックが固定され、ピン4
1は、ステム10の大径部に形成された一対の縦長孔1
01を通して左右に突出し、ピン41の外周に嵌められ
た一対のローラ411を長孔101に案内されて上下動
可能とされている。ロッド42の上端には外周ネジが形
成され、該ネジに内周ネジを形成されたノブスリーブ4
3がねじ込まれている。ノブ組立体11は、ステム10
の上部外周に嵌められ、ステム10に一対のスクリュ4
8(図2参照)で止められている。ノブ組立体11の下
方に延びる筒部には、縦方向に延び、下端が解放された
すりわり溝111が形成されており、ノブスリーブ43
の上部に嵌め込まれた連結ピン44がすりわり溝111
を通して外方に延び、その延長部がフランジ付のロック
リング45に嵌め込まれている。ノブスリーブ43の頂
部とノブ組立体11の内側との間には、圧縮コイルスプ
リング46が配設されており、このスプリング46の力
で、ロックリング45とロッド42は下方に押し下げら
れ、自動変速モード時にインヒビットピン41をインヒ
ビットカム311面(図2参照)に押し付けている。な
お、図において、符号47は、ノブ組立体11の延長部
外周に嵌められてスクリュ48を覆うように配設され、
ロックリング45のストロークを規制するノブストッパ
を示す。
すると、先ず、シフトレバー1は、図4に分解して詳細
を示すように、下部が若干拡径された中空のステム10
と、その頂部に取付けられたノブ組立体11と、その下
方側部に溶接固定され、ゲートピン14を植設されたチ
ャンネル状のリテーナ13とから構成されている。ステ
ム10の中空部には、インヒビット機構4のロッド42
が挿通されており、ロッド42の下端にインヒビット機
構4のピン41を支持するブロックが固定され、ピン4
1は、ステム10の大径部に形成された一対の縦長孔1
01を通して左右に突出し、ピン41の外周に嵌められ
た一対のローラ411を長孔101に案内されて上下動
可能とされている。ロッド42の上端には外周ネジが形
成され、該ネジに内周ネジを形成されたノブスリーブ4
3がねじ込まれている。ノブ組立体11は、ステム10
の上部外周に嵌められ、ステム10に一対のスクリュ4
8(図2参照)で止められている。ノブ組立体11の下
方に延びる筒部には、縦方向に延び、下端が解放された
すりわり溝111が形成されており、ノブスリーブ43
の上部に嵌め込まれた連結ピン44がすりわり溝111
を通して外方に延び、その延長部がフランジ付のロック
リング45に嵌め込まれている。ノブスリーブ43の頂
部とノブ組立体11の内側との間には、圧縮コイルスプ
リング46が配設されており、このスプリング46の力
で、ロックリング45とロッド42は下方に押し下げら
れ、自動変速モード時にインヒビットピン41をインヒ
ビットカム311面(図2参照)に押し付けている。な
お、図において、符号47は、ノブ組立体11の延長部
外周に嵌められてスクリュ48を覆うように配設され、
ロックリング45のストロークを規制するノブストッパ
を示す。
【0021】次に、リテーナ13は、上方及び左右が開
いたチャンネル状の部材として構成されており、後側の
縦板の上方は若干左方に張出し、そこに後側からシフト
レバー1のステム10が溶接一体化されている。底板
は、左右に張出しており、左側に張り出す幅狭の板状突
起133が連結機構を構成する後記のシフトケーブルレ
バー5との係脱手段を構成しており、右側に張り出す幅
広の板状突起134が同じく後記する手動変速モード時
のシフトレバー1のシフト操作に対するディテント機構
6を構成するディテントレバー61との連結手段を構成
している。リテーナ13の前後の縦板の上方には、互い
に整列する前後軸Yの軸孔131,132が形成されて
いる。
いたチャンネル状の部材として構成されており、後側の
縦板の上方は若干左方に張出し、そこに後側からシフト
レバー1のステム10が溶接一体化されている。底板
は、左右に張出しており、左側に張り出す幅狭の板状突
起133が連結機構を構成する後記のシフトケーブルレ
バー5との係脱手段を構成しており、右側に張り出す幅
広の板状突起134が同じく後記する手動変速モード時
のシフトレバー1のシフト操作に対するディテント機構
6を構成するディテントレバー61との連結手段を構成
している。リテーナ13の前後の縦板の上方には、互い
に整列する前後軸Yの軸孔131,132が形成されて
いる。
【0022】リテーナ13の内側には、ブロック状のク
ロスジョイント12が配設されており、このジョイント
12には、その上部を前後に貫く前後軸Yの軸孔121
と、下部を左右に貫く左右軸Xの軸孔122が穿設され
ている。クロスジョイント12の両軸孔121,122
の両端にはブッシュ123a,123b,124a,1
24bが嵌め込まれ、ブッシュ123a,123bの内
周にカラー125が、ブッシュ124a,124bの内
周にカラー126がそれぞれ嵌挿されている。クロスジ
ョイント12の前側から下方に延設して、手動変速モー
ド時のセレクト操作に対するディテント機構のピストン
収容部が形成されており、ディテントピストン127が
圧縮コイルスプリング128による押出負荷のもとに上
下動自在に収容されている。ディテントピストン127
と協働するディテントカム71は、後記するセレクト検
出スイッチ7と一体化されてリテーナ13の内側前部に
固定して配置されている。これらは、シフトレバー1の
操作時のセレクト方向の節度感を生じさせるべく設けら
れているが、その詳細については、後に詳記する。
ロスジョイント12が配設されており、このジョイント
12には、その上部を前後に貫く前後軸Yの軸孔121
と、下部を左右に貫く左右軸Xの軸孔122が穿設され
ている。クロスジョイント12の両軸孔121,122
の両端にはブッシュ123a,123b,124a,1
24bが嵌め込まれ、ブッシュ123a,123bの内
周にカラー125が、ブッシュ124a,124bの内
周にカラー126がそれぞれ嵌挿されている。クロスジ
ョイント12の前側から下方に延設して、手動変速モー
ド時のセレクト操作に対するディテント機構のピストン
収容部が形成されており、ディテントピストン127が
圧縮コイルスプリング128による押出負荷のもとに上
下動自在に収容されている。ディテントピストン127
と協働するディテントカム71は、後記するセレクト検
出スイッチ7と一体化されてリテーナ13の内側前部に
固定して配置されている。これらは、シフトレバー1の
操作時のセレクト方向の節度感を生じさせるべく設けら
れているが、その詳細については、後に詳記する。
【0023】こうしたシフトレバー1とその関連機構を
支持する静止部材3は、図5に示すように、皿状のベー
スプレート30と、その上方に溶接組された左右のサイ
ドプレート31,32と、前後のカバープレート取付け
アーム33,34とから構成されている。両サイドプレ
ート31,32は、基本的には、シフトレバー1の軸受
けとして回転支持機能を果たすもので、それらの上部に
整列して形成された孔312,322に左右軸Xを構成
するボルト35を通し、前記クロスジョイント12のカ
ラー126にボルト35を挿通させることで、シフトレ
バー1は、クロスジョイント12と共に静止部材3に対
して前後方向回転自在に支持される。サイドプレート3
1は、他方のサイドプレート32より厚肉とされ、サイ
ドプレート31のリブ310は、前側のものがサイドプ
レート31の前縁付近を上下に延びる外向きに張り出し
た湾曲とされ、後側のものがサイドプレート31の後縁
を外側に直角に屈折させた曲縁とされて、サイドプレー
ト32より十分大きな剛性強度が得られるようにされて
いる。なお、このサイドプレート31には、前記インヒ
ビットカム311を構成するカム孔が形成されている。
支持する静止部材3は、図5に示すように、皿状のベー
スプレート30と、その上方に溶接組された左右のサイ
ドプレート31,32と、前後のカバープレート取付け
アーム33,34とから構成されている。両サイドプレ
ート31,32は、基本的には、シフトレバー1の軸受
けとして回転支持機能を果たすもので、それらの上部に
整列して形成された孔312,322に左右軸Xを構成
するボルト35を通し、前記クロスジョイント12のカ
ラー126にボルト35を挿通させることで、シフトレ
バー1は、クロスジョイント12と共に静止部材3に対
して前後方向回転自在に支持される。サイドプレート3
1は、他方のサイドプレート32より厚肉とされ、サイ
ドプレート31のリブ310は、前側のものがサイドプ
レート31の前縁付近を上下に延びる外向きに張り出し
た湾曲とされ、後側のものがサイドプレート31の後縁
を外側に直角に屈折させた曲縁とされて、サイドプレー
ト32より十分大きな剛性強度が得られるようにされて
いる。なお、このサイドプレート31には、前記インヒ
ビットカム311を構成するカム孔が形成されている。
【0024】ゲートプレート2は、プラスティック材料
製とされ、両サイドプレート31,32に挟まれるベー
スプレート30上の右側サイドプレート32寄りに4箇
所をリベット止めしてベースプレート30に取付けられ
ている。図6に詳細を平面で示すように、ゲートプレー
ト2は、自動変速モード用の「I」パターンと、その右
側の手動変速モード用の「H」パターンからなる溝孔状
のゲートを形成されており、「I」パターンのゲートを
囲う部分は、シフトレバー1の左右軸X回りの回転にも
ゲートピン14が外れないように後方に向かって肉厚を
増加させられている。
製とされ、両サイドプレート31,32に挟まれるベー
スプレート30上の右側サイドプレート32寄りに4箇
所をリベット止めしてベースプレート30に取付けられ
ている。図6に詳細を平面で示すように、ゲートプレー
ト2は、自動変速モード用の「I」パターンと、その右
側の手動変速モード用の「H」パターンからなる溝孔状
のゲートを形成されており、「I」パターンのゲートを
囲う部分は、シフトレバー1の左右軸X回りの回転にも
ゲートピン14が外れないように後方に向かって肉厚を
増加させられている。
【0025】図5に示すように、左右軸Xには、シフト
ケーブルレバー5も配設されている。このレバー5は、
自動変速モード時のシフトレバー1のレンジセレクト操
作、すなわち、前後方向回転を機構的に自動変速機のマ
ニュアルバルブ(図示せず)に伝達すべく設けられてお
り、扇状の板材で構成され、先端内側にケーブルブロッ
ク51を固定され、それよりやや上方に角孔50を形成
された構成とされている。この角孔50は、リテーナ1
3の下部から左方に張り出す突起133が係脱するもの
とされている。シフトケーブルレバー5の上方に溶接一
体化された中空軸内には、左右一対のブッシュ52が嵌
められ、さらにブッシュ52の内周につば付きのカラー
53が嵌められている。図には示されていないが、ケー
ブルブロック51には、ケーブルの端部が挿通固定さ
れ、該ケーブルは、ベースプレート30の前方に突出形
成された支持部302の孔を通してマニュアルバルブの
操作機構に導かれて、それに連結されている。
ケーブルレバー5も配設されている。このレバー5は、
自動変速モード時のシフトレバー1のレンジセレクト操
作、すなわち、前後方向回転を機構的に自動変速機のマ
ニュアルバルブ(図示せず)に伝達すべく設けられてお
り、扇状の板材で構成され、先端内側にケーブルブロッ
ク51を固定され、それよりやや上方に角孔50を形成
された構成とされている。この角孔50は、リテーナ1
3の下部から左方に張り出す突起133が係脱するもの
とされている。シフトケーブルレバー5の上方に溶接一
体化された中空軸内には、左右一対のブッシュ52が嵌
められ、さらにブッシュ52の内周につば付きのカラー
53が嵌められている。図には示されていないが、ケー
ブルブロック51には、ケーブルの端部が挿通固定さ
れ、該ケーブルは、ベースプレート30の前方に突出形
成された支持部302の孔を通してマニュアルバルブの
操作機構に導かれて、それに連結されている。
【0026】左右軸Xに整列させて、さらに、シフト操
作のディテント機構6が設けられている。この機構6
は、右側のサイドプレート32より外側に配設されてお
り、ボルト35に回転自在に支持されたディテントレバ
ー61と、サイドプレート32にブラケット323を介
して固定されたリーフスプリングからなるディテントス
プリング62とから構成されている。ディテントレバー
61は、ボルト35を挿通されるスリーブ部から放射方
向に延び、先端をフォーク状にされたスイッチ操作アー
ム611と、鎌状にされたディテントカムアーム612
とを備えており、鎌状の屈曲部の角孔にリテーナガイド
613がネジ止め固定されている。スリーブ部の内周に
は、カラー614とブッシュ615とが二重に嵌め込ま
れ、スリーブ部の両端にはウェーブワッシャ616a,
616bと焼入れ平ワッシャ617a,617bがそれ
ぞれ配設されている。鎌状のディテントカムアーム61
2の外周面には、中央のものが両側のものより深い3つ
の谷を有するカム618が形成されている。ディテント
スプリング62は、そのフォーク状の先端部にローラ6
3を備えており、ローラ63をカム618に係合させ、
基端部をスペーサ64を介してサイドプレート32から
外側に張り出すブラケット323にネジ止めされてい
る。
作のディテント機構6が設けられている。この機構6
は、右側のサイドプレート32より外側に配設されてお
り、ボルト35に回転自在に支持されたディテントレバ
ー61と、サイドプレート32にブラケット323を介
して固定されたリーフスプリングからなるディテントス
プリング62とから構成されている。ディテントレバー
61は、ボルト35を挿通されるスリーブ部から放射方
向に延び、先端をフォーク状にされたスイッチ操作アー
ム611と、鎌状にされたディテントカムアーム612
とを備えており、鎌状の屈曲部の角孔にリテーナガイド
613がネジ止め固定されている。スリーブ部の内周に
は、カラー614とブッシュ615とが二重に嵌め込ま
れ、スリーブ部の両端にはウェーブワッシャ616a,
616bと焼入れ平ワッシャ617a,617bがそれ
ぞれ配設されている。鎌状のディテントカムアーム61
2の外周面には、中央のものが両側のものより深い3つ
の谷を有するカム618が形成されている。ディテント
スプリング62は、そのフォーク状の先端部にローラ6
3を備えており、ローラ63をカム618に係合させ、
基端部をスペーサ64を介してサイドプレート32から
外側に張り出すブラケット323にネジ止めされてい
る。
【0027】かくして、左右軸X上には、図1に示すよ
うに、サイドプレート31側にシフトケーブルレバー
5、サイドプレート32側にクロスジョイント12が配
設され、サイドプレート32を挟んで外側にディテント
レバー61が配設され、これらが1本のボルト35の締
め付けにより両サイドプレート31,32に支持される
わけであるが、図7に関連部分のみ拡大して分解図で示
すように、ボルト35をディテントレバー61側から通
してサイドプレート31側でナット締めする際に、サイ
ドプレート31の剛性がサイドプレート32の剛性より
十分に大きくされているため、軸方向の締め付け力によ
り、サイドプレート32は撓み、シフトケーブルレバー
5をブッシュ52a,52bを介して回転自在に支持す
るつば付きカラー53、クロスジョイント12をブッシ
ュ124a,124bを介して回転自在に支持するカラ
ー126、サイドプレート32及びディテントレバー6
1をブッシュ615を介して回転自在に支持するカラー
614は、全てサイドプレート31側に引き寄せられ
て、互いの軸方向の当接により位置決めされる。そし
て、シフトケーブルレバー5とクロスジョイント12
は、つば付きカラー53のつば531により互いに隔て
られ、それらのブッシュ52bとブッシュ124aとが
直接接触しないようにして、万が一の供回りも生じない
ように、万全を期されている。この構成により、組立時
に各部材は、各部材ごとに嵌められたブッシュ、カラー
等の当接による遊びの除去で、精度よく位置決めされ、
さらに、組立後の作動時におけるガタつきが実質上完全
に防止されるようになる。
うに、サイドプレート31側にシフトケーブルレバー
5、サイドプレート32側にクロスジョイント12が配
設され、サイドプレート32を挟んで外側にディテント
レバー61が配設され、これらが1本のボルト35の締
め付けにより両サイドプレート31,32に支持される
わけであるが、図7に関連部分のみ拡大して分解図で示
すように、ボルト35をディテントレバー61側から通
してサイドプレート31側でナット締めする際に、サイ
ドプレート31の剛性がサイドプレート32の剛性より
十分に大きくされているため、軸方向の締め付け力によ
り、サイドプレート32は撓み、シフトケーブルレバー
5をブッシュ52a,52bを介して回転自在に支持す
るつば付きカラー53、クロスジョイント12をブッシ
ュ124a,124bを介して回転自在に支持するカラ
ー126、サイドプレート32及びディテントレバー6
1をブッシュ615を介して回転自在に支持するカラー
614は、全てサイドプレート31側に引き寄せられ
て、互いの軸方向の当接により位置決めされる。そし
て、シフトケーブルレバー5とクロスジョイント12
は、つば付きカラー53のつば531により互いに隔て
られ、それらのブッシュ52bとブッシュ124aとが
直接接触しないようにして、万が一の供回りも生じない
ように、万全を期されている。この構成により、組立時
に各部材は、各部材ごとに嵌められたブッシュ、カラー
等の当接による遊びの除去で、精度よく位置決めされ、
さらに、組立後の作動時におけるガタつきが実質上完全
に防止されるようになる。
【0028】一方、前後軸Y上についても、図4に示す
ように、上記のように遊びなく位置決めされたクロスジ
ョイント12に対してリテーナ13がブッシュ、カラー
等を介してボルト36とナットにより締め付けられるた
め、同様の精度よい位置決めがなされる。
ように、上記のように遊びなく位置決めされたクロスジ
ョイント12に対してリテーナ13がブッシュ、カラー
等を介してボルト36とナットにより締め付けられるた
め、同様の精度よい位置決めがなされる。
【0029】セレクト操作のディテント機構は、リテー
ナ13に固定されたスイッチ7のケースと一体化された
ディテントカム71と、クロスジョイント12に収容さ
れたディテントピストン127とで構成されている。デ
ィテントカム71は、その詳細を図8に示すように、左
右方向に延びるカム面(ディテントピストン127の先
端の半球状部中心の移動軌跡を1点鎖線で示す)を有
し、カム面には、中央の谷711と、その左方(正面か
らみた図8において右方)に連なるスロープ712と右
方(同じく図8において左方)の谷713が形成されて
おり、中央の谷711が、手動変速モード時の第3速及
び第4速列のセレクト位置を保持し、スロープ712が
同モードでの第1速及び第2速列からの中立復帰作用を
与え、左側の谷713は、自動変速モード列での保持機
能を果たす。
ナ13に固定されたスイッチ7のケースと一体化された
ディテントカム71と、クロスジョイント12に収容さ
れたディテントピストン127とで構成されている。デ
ィテントカム71は、その詳細を図8に示すように、左
右方向に延びるカム面(ディテントピストン127の先
端の半球状部中心の移動軌跡を1点鎖線で示す)を有
し、カム面には、中央の谷711と、その左方(正面か
らみた図8において右方)に連なるスロープ712と右
方(同じく図8において左方)の谷713が形成されて
おり、中央の谷711が、手動変速モード時の第3速及
び第4速列のセレクト位置を保持し、スロープ712が
同モードでの第1速及び第2速列からの中立復帰作用を
与え、左側の谷713は、自動変速モード列での保持機
能を果たす。
【0030】最後に、上記のようなシフトレバー1の操
作を自動変速制御装置(ECT)に電気信号として伝達
するスイッチについて説明する。シフトレバー1のセレ
クト操作を検出するスイッチ7は、リテーナ13に固定
されており、図8に詳細を示すように、ディテントカム
71と一体化されている。このスイッチは、その操作ピ
ン72が前記クロスジョイント12のディテントピスト
ン収容部の後側に形成された溝に嵌められ、リテーナ1
3のクロスジョイント12に対する回転により左右位置
に切り換えられ、シフトレバー1の左右方向ストローク
の信号を出力する。
作を自動変速制御装置(ECT)に電気信号として伝達
するスイッチについて説明する。シフトレバー1のセレ
クト操作を検出するスイッチ7は、リテーナ13に固定
されており、図8に詳細を示すように、ディテントカム
71と一体化されている。このスイッチは、その操作ピ
ン72が前記クロスジョイント12のディテントピスト
ン収容部の後側に形成された溝に嵌められ、リテーナ1
3のクロスジョイント12に対する回転により左右位置
に切り換えられ、シフトレバー1の左右方向ストローク
の信号を出力する。
【0031】他方、シフトレバー1のシフト操作を検出
するスイッチ8は、図5に示すように、サイドプレート
32の外側に固定されており、その操作ピン82が前記
ディテントレバー61のスイッチ操作アーム611のフ
ォーク部に嵌められて、ディテントレバー61の回転に
より上下位置に切り換えられ、シフトレバー1の前後方
向ストロークの信号を出力する。
するスイッチ8は、図5に示すように、サイドプレート
32の外側に固定されており、その操作ピン82が前記
ディテントレバー61のスイッチ操作アーム611のフ
ォーク部に嵌められて、ディテントレバー61の回転に
より上下位置に切り換えられ、シフトレバー1の前後方
向ストロークの信号を出力する。
【0032】次に、このシフト装置の動作について順を
追って説明する。 (1)自動変速モードのレンジセレクト操作 図2にその角度位置のみ示す「P」レンジにおいて、リ
テーナ13は左右軸X回りに最も後方に回転した状態に
あり、シフトレバー1は前後軸Y回りに右傾状態(図1
に「D」レンジとして示す)にあるため、リテーナ13
の左突起133がシフトケーブルレバー5の孔50に係
合した状態にある。このとき、インヒビットピン41も
サイドプレート31のカム孔311(図2参照)の最も
後方の谷部に嵌まってインヒビット状態にあり、ディテ
ントピストン127は、ディテントカム71の右方の谷
713部にあり、ゲートピン14は「I」パターンのゲ
ートの最後部にある。
追って説明する。 (1)自動変速モードのレンジセレクト操作 図2にその角度位置のみ示す「P」レンジにおいて、リ
テーナ13は左右軸X回りに最も後方に回転した状態に
あり、シフトレバー1は前後軸Y回りに右傾状態(図1
に「D」レンジとして示す)にあるため、リテーナ13
の左突起133がシフトケーブルレバー5の孔50に係
合した状態にある。このとき、インヒビットピン41も
サイドプレート31のカム孔311(図2参照)の最も
後方の谷部に嵌まってインヒビット状態にあり、ディテ
ントピストン127は、ディテントカム71の右方の谷
713部にあり、ゲートピン14は「I」パターンのゲ
ートの最後部にある。
【0033】この「P」レンジからノブ組立体11下方
のロックリング45を引上げると、インヒビットピン4
1は引上げられ、カム山を越えられる位置まで上昇す
る。ここでシフトレバー1を後方へ引くことで、他の全
てのレンジのセレクトが可能となる。シフトレバー1の
傾動は、ゲートによるピン14の横移動の阻止で不可能
な状態にある。シフトレバー1を「R」レンジ位置、
「N」レンジ位置を経て、最も後方へ引くと、「D」レ
ンジ位置に達し、ここで、ゲートピン14は「I」パタ
ーンのゲートの最前部に達するため、シフトレバー1の
それ以上の後方回転はできなくなる。この動作で、リテ
ーナ13と連動するシフトケーブルレバー5も回転しな
いカラー53回りにブッシュ52a,52bの遊転下で
回転し、その変位を図示しないケーブルを介してマニュ
アルバルブの操作機構に伝達し、自動変速機の油圧制御
装置のレンジ切り換えが行われる。この操作における節
度感は、自動変速機側のマニュアルバルブの操作機構に
設けられた従来のディテント機構により違和感なく与え
られる。
のロックリング45を引上げると、インヒビットピン4
1は引上げられ、カム山を越えられる位置まで上昇す
る。ここでシフトレバー1を後方へ引くことで、他の全
てのレンジのセレクトが可能となる。シフトレバー1の
傾動は、ゲートによるピン14の横移動の阻止で不可能
な状態にある。シフトレバー1を「R」レンジ位置、
「N」レンジ位置を経て、最も後方へ引くと、「D」レ
ンジ位置に達し、ここで、ゲートピン14は「I」パタ
ーンのゲートの最前部に達するため、シフトレバー1の
それ以上の後方回転はできなくなる。この動作で、リテ
ーナ13と連動するシフトケーブルレバー5も回転しな
いカラー53回りにブッシュ52a,52bの遊転下で
回転し、その変位を図示しないケーブルを介してマニュ
アルバルブの操作機構に伝達し、自動変速機の油圧制御
装置のレンジ切り換えが行われる。この操作における節
度感は、自動変速機側のマニュアルバルブの操作機構に
設けられた従来のディテント機構により違和感なく与え
られる。
【0034】(2)自動変速モードから手動変速モード
への移行 シフトレバー1が「D」レンジ位置に達すると、ゲート
ピン14がゲートの「I」パターンと「H」パターンの
連絡部に達するため、右側への傾動が可能となる。この
位置で、手動変速モードにするには、シフトレバー1を
左に倒す操作を行う。この左に倒す操作で、シフトレバ
ー1はリテーナ13を反時計回り回転させる。すると、
インヒビットピン41は、カム孔311から離脱し、リ
テーナ13の左側の突起133はシフトケーブルレバー
5から外れ、今度は、リテーナ13の右側の突起134
がディテントレバー61のリテーナガイド613の孔に
係合する。したがって、シフトレバー1とマニュアルバ
ルブは切り離され、マニュアルバルブは「D」レンジ位
置に固定された手動変速モードとなる。また、これ以後
のシフトレバー1の前方又は後方への回転は、ディテン
トレバー61の回転を伴うものとなり、その動きはスイ
ッチ8により検出される。なお、このとき、ディテント
ピストン127がカムの右方の谷713から中央の谷7
11に移行する際にシフトレバー1に節度感が与えら
れ、その後に中央の谷711に嵌まることで、シフトレ
バー1は、第3、4速列に位置決めされる(以下、この
位置をニュートラル位置という)。
への移行 シフトレバー1が「D」レンジ位置に達すると、ゲート
ピン14がゲートの「I」パターンと「H」パターンの
連絡部に達するため、右側への傾動が可能となる。この
位置で、手動変速モードにするには、シフトレバー1を
左に倒す操作を行う。この左に倒す操作で、シフトレバ
ー1はリテーナ13を反時計回り回転させる。すると、
インヒビットピン41は、カム孔311から離脱し、リ
テーナ13の左側の突起133はシフトケーブルレバー
5から外れ、今度は、リテーナ13の右側の突起134
がディテントレバー61のリテーナガイド613の孔に
係合する。したがって、シフトレバー1とマニュアルバ
ルブは切り離され、マニュアルバルブは「D」レンジ位
置に固定された手動変速モードとなる。また、これ以後
のシフトレバー1の前方又は後方への回転は、ディテン
トレバー61の回転を伴うものとなり、その動きはスイ
ッチ8により検出される。なお、このとき、ディテント
ピストン127がカムの右方の谷713から中央の谷7
11に移行する際にシフトレバー1に節度感が与えら
れ、その後に中央の谷711に嵌まることで、シフトレ
バー1は、第3、4速列に位置決めされる(以下、この
位置をニュートラル位置という)。
【0035】(3)手動変速モードのセレクト操作 ニュートラル位置から、シフトレバー1をさらに左に倒
すと、クロスジョイント12に対してリテーナ13がさ
らに反時計回り回転するため、第1、2速セレクト列に
達するが、ディテントピストン127はカム71のスロ
ープ712を登る方向に移動し、シフトレバー1に中立
復帰力がかかるため、従来の手動変速機の操作と同様の
バネ荷重による抵抗感が運転者に伝えられる。したがっ
て、セレクト方向の力を解除すると、シフトレバー1
は、常にニュートラル位置に戻り、かつ、その位置に保
持される。
すと、クロスジョイント12に対してリテーナ13がさ
らに反時計回り回転するため、第1、2速セレクト列に
達するが、ディテントピストン127はカム71のスロ
ープ712を登る方向に移動し、シフトレバー1に中立
復帰力がかかるため、従来の手動変速機の操作と同様の
バネ荷重による抵抗感が運転者に伝えられる。したがっ
て、セレクト方向の力を解除すると、シフトレバー1
は、常にニュートラル位置に戻り、かつ、その位置に保
持される。
【0036】(4)手動変速モードのシフト操作 ニュートラル位置からシフトレバー1を左に倒すと、リ
テーナ13の右側の突起134のディテントレバー61
のリテーナガイド613の孔への係合は維持される。そ
のため、それに続くシフトレバー1の前方への回転は、
スイッチ8の操作ピン82の下方への移動により、スイ
ッチ7の操作ピン72位置との組み合わせで、自動変速
制御装置(ECT)において、第1速として検出され、
後方への回転は、同じくスイッチ8の操作ピン82の上
方への移動により、同様の方法で、第2速として検出さ
れる。これらの操作の際の前後ディテントの動作につい
ては、ディテントレバー61の回転によるディテントカ
ムアーム612のディテントスプリング62のローラに
対する係合位置の変位で、谷部間の山の乗り越えに伴う
抵抗感が生じる。このシフト装置の特徴として、シフト
操作の際には、ディテントレバー61の両側に挟み込ま
れてボルト35締めされ、ディテントレバー61と一体
回転する一対のウェーブワッシャ616が、それらに隣
接して回転しないボルト側に押し付けられた焼入れ平ワ
ッシャ617に対して潤滑状態で回転摺動するが、その
際の摺動抵抗が、従来の手動変速機のシフト操作の際の
プランジャの摺動抵抗と酷似する独特の粘性抵抗を帯び
た抵抗感を現出させる。一方、クロスジョイント12
は、回転しないカラー126回りにブッシュ124a,
124bの遊転下で回転する。
テーナ13の右側の突起134のディテントレバー61
のリテーナガイド613の孔への係合は維持される。そ
のため、それに続くシフトレバー1の前方への回転は、
スイッチ8の操作ピン82の下方への移動により、スイ
ッチ7の操作ピン72位置との組み合わせで、自動変速
制御装置(ECT)において、第1速として検出され、
後方への回転は、同じくスイッチ8の操作ピン82の上
方への移動により、同様の方法で、第2速として検出さ
れる。これらの操作の際の前後ディテントの動作につい
ては、ディテントレバー61の回転によるディテントカ
ムアーム612のディテントスプリング62のローラに
対する係合位置の変位で、谷部間の山の乗り越えに伴う
抵抗感が生じる。このシフト装置の特徴として、シフト
操作の際には、ディテントレバー61の両側に挟み込ま
れてボルト35締めされ、ディテントレバー61と一体
回転する一対のウェーブワッシャ616が、それらに隣
接して回転しないボルト側に押し付けられた焼入れ平ワ
ッシャ617に対して潤滑状態で回転摺動するが、その
際の摺動抵抗が、従来の手動変速機のシフト操作の際の
プランジャの摺動抵抗と酷似する独特の粘性抵抗を帯び
た抵抗感を現出させる。一方、クロスジョイント12
は、回転しないカラー126回りにブッシュ124a,
124bの遊転下で回転する。
【0037】第3速又は第4速へのシフトは、ニュート
ラル位置からシフトレバー1をそのまま前方又は後方へ
回転させることで行われる。この動作も同様に、ディテ
ントレバー61の回転を伴うものとなり、上記第1速又
は第2速へのシフトと同様のスイッチ8の切替え動作が
生じる。このシフトの際の前後ディテント機構の動作も
上記第1速又は第2速へのシフトと同様である。
ラル位置からシフトレバー1をそのまま前方又は後方へ
回転させることで行われる。この動作も同様に、ディテ
ントレバー61の回転を伴うものとなり、上記第1速又
は第2速へのシフトと同様のスイッチ8の切替え動作が
生じる。このシフトの際の前後ディテント機構の動作も
上記第1速又は第2速へのシフトと同様である。
【0038】(5)自動変速モードへの復帰 手動変速モードから自動変速モードへの復帰は、ニュー
トラル位置からシフトレバー1を右に倒す操作で行われ
る。このときの各部材の動きは、前記自動変速モードか
ら手動変速モードへの移行の際の動作を逆に辿ることに
なるので、自ずと明らかと思われるので、詳しい説明は
省略する。
トラル位置からシフトレバー1を右に倒す操作で行われ
る。このときの各部材の動きは、前記自動変速モードか
ら手動変速モードへの移行の際の動作を逆に辿ることに
なるので、自ずと明らかと思われるので、詳しい説明は
省略する。
【0039】上記の手動変速モードでのスイッチ7,8
の検出信号は、自動変速制御装置(ECT)に入力さ
れ、両スイッチ7,8の信号の組み合わせで第1速〜第
4速の識別が行われ、通常の自動変速機において「D」
レンジで車速とスロットル開度に応じて出力される変速
信号と同様に処理され、変速用ソレノイドバルブの制御
に用いられる。
の検出信号は、自動変速制御装置(ECT)に入力さ
れ、両スイッチ7,8の信号の組み合わせで第1速〜第
4速の識別が行われ、通常の自動変速機において「D」
レンジで車速とスロットル開度に応じて出力される変速
信号と同様に処理され、変速用ソレノイドバルブの制御
に用いられる。
【0040】以上、詳説したように、このシフト装置で
は、左右軸の2つの軸受の外へディテント機構6を配置
し、その両端にウェーブワッシャ616a,616b、
さらに、これらが非回転部分と当接する部位に焼入れ平
ワッシャ617a,617bを挿入し、手動変速モード
時と自動変速モード時の可動部材を完全に分割した構造
としているので、手動変速モード時のみウェーブワッシ
ャ616a,616bと非回転部分との摺動摩擦力を得
ることができ、かつ、焼入れ平ワッシャ617a,61
7bの挿入により、ウェーブワッシャ616a,616
bが当接して摺動する部分の磨耗を防止することで、経
時変化による摩擦力の変化を小さくできる。また、構造
も簡単でコストダウンも達成される。さらに、上記実施
形態においては、左右軸X上の自動変速モード用のシフ
トケーブルレバー5、手動変速モード用のディテント機
構6、さらに両モード共用のクロスジョイント12の3
要素をカラー53のつば531と一方の軸受で分離して
いるので、左突起133、右突起134によりそれらが
連結されない限り、自動変速モード用のマニュアルバル
ブと連動するレバー5も手動変速用のディテントレバー
61も、供回りすることなく保持され、それらの誤動作
も防止される。
は、左右軸の2つの軸受の外へディテント機構6を配置
し、その両端にウェーブワッシャ616a,616b、
さらに、これらが非回転部分と当接する部位に焼入れ平
ワッシャ617a,617bを挿入し、手動変速モード
時と自動変速モード時の可動部材を完全に分割した構造
としているので、手動変速モード時のみウェーブワッシ
ャ616a,616bと非回転部分との摺動摩擦力を得
ることができ、かつ、焼入れ平ワッシャ617a,61
7bの挿入により、ウェーブワッシャ616a,616
bが当接して摺動する部分の磨耗を防止することで、経
時変化による摩擦力の変化を小さくできる。また、構造
も簡単でコストダウンも達成される。さらに、上記実施
形態においては、左右軸X上の自動変速モード用のシフ
トケーブルレバー5、手動変速モード用のディテント機
構6、さらに両モード共用のクロスジョイント12の3
要素をカラー53のつば531と一方の軸受で分離して
いるので、左突起133、右突起134によりそれらが
連結されない限り、自動変速モード用のマニュアルバル
ブと連動するレバー5も手動変速用のディテントレバー
61も、供回りすることなく保持され、それらの誤動作
も防止される。
【0041】以上、本発明を一つの実施形態に基づき詳
説したが、本発明は上記実施形態の開示内容のみに限定
されることなく、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内
で種々に細部の具体的構成を変更して実施可能なもので
あることはいうまでもない。
説したが、本発明は上記実施形態の開示内容のみに限定
されることなく、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内
で種々に細部の具体的構成を変更して実施可能なもので
あることはいうまでもない。
【図1】本発明の自動変速機のシフト装置の一実施形態
の全体構造を一部断面で示す背面図である。
の全体構造を一部断面で示す背面図である。
【図2】上記実施形態の全体構造を一部断面で示す左側
面図である。
面図である。
【図3】上記実施形態の全体構造を示す平面図である。
【図4】上記実施形態のシフトレバーとその関連部分を
取り出して示す分解斜視図である。
取り出して示す分解斜視図である。
【図5】上記実施形態の静止部材とそれへの各部材の配
置を示す分解斜視図である。
置を示す分解斜視図である。
【図6】上記実施形態のゲートプレートの詳細を示す平
面図である。
面図である。
【図7】上記実施形態の第1の回転軸上の各支持部材の
配列を示す分解斜視図である。
配列を示す分解斜視図である。
【図8】上記実施形態の一方のスイッチ及びそれと一体
のディテントカムを示す正面図である。
のディテントカムを示す正面図である。
X 左右軸(第1の回転中心軸) Y 前後軸(第2の回転中心軸) 1 シフトレバー 3 静止部材 5 シフトケーブルレバー(連結機構) 6 ディテント機構 31,32 サイドプレート 53 カラー 60 抵抗手段 62 スプリング 126 カラー 134 連結手段 531 つば 616 ウェーブワッシャ 617 焼入れ平ワッシャ 618 カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 明宏 福井県武生市池ノ上町38番地 アイシン・ エィ・ダブリュ工業株式会社内 (72)発明者 三好 保 福井県武生市池ノ上町38番地 アイシン・ エィ・ダブリュ工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 シフトレバーと、 該シフトレバーを前後方向回転可能とする第1の回転中
心軸及び左右方向回転可能とする第2の回転中心軸と、 前記シフトレバーの第2の回転中心軸回りの回転により
自動変速モードと手動変速モードとの切り換えが可能
で、少なくとも第1の回転中心軸回りの回転により自動
変速モードの複数のレンジと手動変速モードの複数の変
速段とを選択可能とした車両用自動変速機のシフト装置
において、 手動変速モード選択時に、 前記シフトレバーの第1の回転中心軸回りの回転によ
り、前記シフトレバーをそれぞれの変速段のシフト位置
に保持するディテント機構と、 前記シフトレバーの第1の回転中心軸回りの回転に対す
る摺動抵抗を発生させる抵抗手段とを有することを特徴
とする車両用自動変速機のシフト装置。 - 【請求項2】 前記ディテント機構は、前記第1の回転
中心軸回りに回転自在に支持され、手動変速モード選択
時に、前記シフトレバーと連動して回転可能なカムと、
前記シフト装置の静止部材に支持され、前記カムに弾接
するスプリングとを有し、 前記抵抗手段は、前記カムの少なくとも片側に圧接され
たウェーブワッシャを有する請求項1記載の車両用自動
変速機のシフト装置。 - 【請求項3】 前記抵抗手段は、前記カムを挟持する焼
入れ平ワッシャを有し、前記ウェーブワッシャは、前記
カムと焼入れ平ワッシャとの間に配設された請求項2記
載の車両用自動変速機のシフト装置。 - 【請求項4】 前記シフト装置は、前記第1の回転中心
軸の軸受をなす一対のサイドプレートと、第1の回転中
心軸上に配設され、何れか一方がつばを備え、該つばを
間に挟んで前記一対のサイドプレートの間に挟持された
2つのカラーとを有し、 前記ディテント機構及び抵抗手段は、第1の回転中心軸
上で前記一対のサイドプレートの外側に配設され、 何れか一方の前記カラーには、手動変速モード選択時に
前記シフトレバーの第1の回転中心軸回りの回転で前記
ディテント機構を連動させる連結手段が回転自在に支持
され、 他方の前記カラーには、自動変速モード選択時に前記シ
フトレバーと連動し、自動変速機のマニュアルバルブに
連結する連結機構が回転自在に支持された請求項1記載
の車両用自動変速機のシフト装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7187691A JPH0914409A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 車両用自動変速機のシフト装置 |
| DE69615757T DE69615757T2 (de) | 1995-06-21 | 1996-06-12 | Schalteinrichtung für ein automatisches Kraftfahrzeuggetriebe |
| EP96109411A EP0750138B1 (en) | 1995-06-21 | 1996-06-12 | Vehicular automatic transmission shift device |
| US08/665,705 US5768944A (en) | 1995-06-21 | 1996-06-18 | Vehicular automatic transmission shift device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7187691A JPH0914409A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 車両用自動変速機のシフト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914409A true JPH0914409A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16210467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7187691A Pending JPH0914409A (ja) | 1995-06-21 | 1995-07-03 | 車両用自動変速機のシフト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0914409A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100756636B1 (ko) * | 2006-06-28 | 2007-09-07 | 현대자동차주식회사 | 수동변속기용 변속레버 어셈블리 |
Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5691126U (ja) * | 1979-12-17 | 1981-07-21 | ||
| JPS60164152U (ja) * | 1984-04-10 | 1985-10-31 | 株式会社 富士鉄工所 | 車両用変速機シフト機構の防振構造 |
| JPS61146643A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-04 | Aisin Warner Ltd | 車両用動力伝達装置の操作装置 |
| JPS63118621U (ja) * | 1987-01-23 | 1988-08-01 | ||
| JPH04185955A (ja) * | 1990-11-17 | 1992-07-02 | Aisin Aw Co Ltd | 車両用自動変速機の手動選速機構付シフト装置 |
| JPH0614618U (ja) * | 1992-07-29 | 1994-02-25 | 富士機工株式会社 | 車両用変速装置 |
| JPH06294414A (ja) * | 1993-04-02 | 1994-10-21 | Nhk Spring Co Ltd | 軸ロック装置 |
| JPH06323408A (ja) * | 1993-12-24 | 1994-11-25 | Aisin Aw Co Ltd | 車両用自動変速機の手動選速機構付シフト装置 |
| JPH0736558A (ja) * | 1993-07-22 | 1995-02-07 | Nippon Cable Syst Inc | コントロールレバー装置 |
-
1995
- 1995-07-03 JP JP7187691A patent/JPH0914409A/ja active Pending
Patent Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5691126U (ja) * | 1979-12-17 | 1981-07-21 | ||
| JPS60164152U (ja) * | 1984-04-10 | 1985-10-31 | 株式会社 富士鉄工所 | 車両用変速機シフト機構の防振構造 |
| JPS61146643A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-04 | Aisin Warner Ltd | 車両用動力伝達装置の操作装置 |
| JPS63118621U (ja) * | 1987-01-23 | 1988-08-01 | ||
| JPH04185955A (ja) * | 1990-11-17 | 1992-07-02 | Aisin Aw Co Ltd | 車両用自動変速機の手動選速機構付シフト装置 |
| JPH0614618U (ja) * | 1992-07-29 | 1994-02-25 | 富士機工株式会社 | 車両用変速装置 |
| JPH06294414A (ja) * | 1993-04-02 | 1994-10-21 | Nhk Spring Co Ltd | 軸ロック装置 |
| JPH0736558A (ja) * | 1993-07-22 | 1995-02-07 | Nippon Cable Syst Inc | コントロールレバー装置 |
| JPH06323408A (ja) * | 1993-12-24 | 1994-11-25 | Aisin Aw Co Ltd | 車両用自動変速機の手動選速機構付シフト装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100756636B1 (ko) * | 2006-06-28 | 2007-09-07 | 현대자동차주식회사 | 수동변속기용 변속레버 어셈블리 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0750138B1 (en) | Vehicular automatic transmission shift device | |
| KR19980018309A (ko) | 차량의 변속조작장치 | |
| EP0997669B1 (en) | Shift lever apparatus for automatic transmission with manual transmission mode | |
| US6382046B1 (en) | Transmission shifter with cable disengagement mechanism | |
| JPH0914409A (ja) | 車両用自動変速機のシフト装置 | |
| JPH0448355Y2 (ja) | ||
| JP3496354B2 (ja) | 車両用自動変速機のシフト装置 | |
| EP1549865B1 (en) | A shift lever mechanism | |
| JP3477326B2 (ja) | 自動変速装置の変速操作装置 | |
| JP3528344B2 (ja) | 車両用自動変速機のシフト装置 | |
| JPH07301310A (ja) | 自動変速機の操作レバ−装置 | |
| JP2876089B2 (ja) | 車両用自動変速機の手動選速機構付シフト装置 | |
| EP1520125B1 (en) | A shift lever mechanism | |
| JPH10309955A (ja) | 自動変速装置の変速操作装置 | |
| KR100460716B1 (ko) | 차량용 팁트로닉 타입 변속레버장치 | |
| JPH11227486A (ja) | 自動変速機の変速操作入力装置 | |
| JPH10151957A (ja) | 自動変速機の変速操作入力装置 | |
| KR100341906B1 (ko) | 변속용 컬럼시프트레버 데탄트장치 | |
| JPH0475433B2 (ja) | ||
| JPH0893900A (ja) | 変速機のニュートラル位置割出装置 | |
| US2844970A (en) | Transmission control external tube | |
| JPH06278487A (ja) | シフトレバー装置 | |
| JPH06323408A (ja) | 車両用自動変速機の手動選速機構付シフト装置 | |
| JPH04181065A (ja) | セレクトリターン機構 | |
| GB2371098A (en) | Transmission selector mechanism having a semicircular path |