JPH09166529A - X線装置の試料格納容器 - Google Patents
X線装置の試料格納容器Info
- Publication number
- JPH09166529A JPH09166529A JP7347777A JP34777795A JPH09166529A JP H09166529 A JPH09166529 A JP H09166529A JP 7347777 A JP7347777 A JP 7347777A JP 34777795 A JP34777795 A JP 34777795A JP H09166529 A JPH09166529 A JP H09166529A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- casing
- storage container
- ray
- goniometer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 7
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 12
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 7
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 6
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 description 10
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 10
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 9
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 5
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 5
- 239000000110 cooling liquid Substances 0.000 description 5
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 4
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 239000001307 helium Substances 0.000 description 2
- 229910052734 helium Inorganic materials 0.000 description 2
- SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N helium atom Chemical compound [He] SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 2
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 1
- 238000000748 compression moulding Methods 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- -1 for example Substances 0.000 description 1
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 試料格納容器が動く場合にも試料を常に安定
に保持できるようにすること及び試料格納容器を取り付
ける面が水平面であろうと垂直面であろうと試料を常に
安定に保持できるようにする。 【解決手段】 試料3を包囲する保温筒34と、保温筒
34を包囲すると共にゴニオメータ1に装着されるケー
シング9とを有するX線装置の試料格納容器4である。
ケーシング側壁6の内周面の上端部に設けた係止片36
を、保温筒34の外周面の上端部に設けたリング部材3
8に挿入することにより、保温筒34をケーシング9で
支持する。ゴニオメータ1が横型ゴニオメータであって
も縦型ゴニオメータであっても問題なく試料格納容器4
を装着できる。
に保持できるようにすること及び試料格納容器を取り付
ける面が水平面であろうと垂直面であろうと試料を常に
安定に保持できるようにする。 【解決手段】 試料3を包囲する保温筒34と、保温筒
34を包囲すると共にゴニオメータ1に装着されるケー
シング9とを有するX線装置の試料格納容器4である。
ケーシング側壁6の内周面の上端部に設けた係止片36
を、保温筒34の外周面の上端部に設けたリング部材3
8に挿入することにより、保温筒34をケーシング9で
支持する。ゴニオメータ1が横型ゴニオメータであって
も縦型ゴニオメータであっても問題なく試料格納容器4
を装着できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線装置に供され
る試料を高温状態に保持するための試料格納容器に関す
る。
る試料を高温状態に保持するための試料格納容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】X線回折装置等といったX線装置では、
試料にX線を照射したときにその試料で回折するX線を
X線検出器によって検出する。このX線装置において、
高温状態下での試料の挙動を観察したい場合がある。こ
のような場合には、ヒータを内蔵した試料格納容器の内
部に試料を入れ、ヒータによって試料を加熱しながら試
料格納容器の外部から試料へX線を照射してX線回折測
定を行う。
試料にX線を照射したときにその試料で回折するX線を
X線検出器によって検出する。このX線装置において、
高温状態下での試料の挙動を観察したい場合がある。こ
のような場合には、ヒータを内蔵した試料格納容器の内
部に試料を入れ、ヒータによって試料を加熱しながら試
料格納容器の外部から試料へX線を照射してX線回折測
定を行う。
【0003】そのようなX線格納容器として、従来、図
7に示す構造のものが知られている。このX線格納容器
は、試料103を収容すると共にヒータとしての発熱線
(図示せず)を備えた試料支持柱119と、その試料支
持柱119を包囲する内部保温筒104aと、その内部
保温筒104aを包囲する外部保温筒104bと、その
外部保温筒104bを包囲するケーシング109とを有
する。
7に示す構造のものが知られている。このX線格納容器
は、試料103を収容すると共にヒータとしての発熱線
(図示せず)を備えた試料支持柱119と、その試料支
持柱119を包囲する内部保温筒104aと、その内部
保温筒104aを包囲する外部保温筒104bと、その
外部保温筒104bを包囲するケーシング109とを有
する。
【0004】この従来の試料格納容器では、試料103
がヒータによって希望の高温に加熱され、内部保温筒1
04a及び外部保温筒104bによって試料103の温
度が一定に保持される。そして、ケーシング109のX
線通過窓114を通過したX線が試料103に照射され
る。なお、符号110で示す管には、主に、柔軟で可撓
性に富んだガス管が接続される。
がヒータによって希望の高温に加熱され、内部保温筒1
04a及び外部保温筒104bによって試料103の温
度が一定に保持される。そして、ケーシング109のX
線通過窓114を通過したX線が試料103に照射され
る。なお、符号110で示す管には、主に、柔軟で可撓
性に富んだガス管が接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の試料格納容器では、内部保温筒104a及び外部保
温筒104bが単にケーシング基台105の上に乗って
いるだけであった。X線回折装置では、試料103を通
る軸線Lを中心として試料103をθ回転させるため
に、ケーシング109の全体を軸線Lを中心として回転
させることがある。このようにケーシング109が動く
場合、内部保温筒104a及び外部保温筒104bがケ
ーシング基台105の上に乗っているだけでは、ケーシ
ング109の動きに応じてそれらの保温筒や試料支持柱
119が不安定に動くおそれがある。
来の試料格納容器では、内部保温筒104a及び外部保
温筒104bが単にケーシング基台105の上に乗って
いるだけであった。X線回折装置では、試料103を通
る軸線Lを中心として試料103をθ回転させるため
に、ケーシング109の全体を軸線Lを中心として回転
させることがある。このようにケーシング109が動く
場合、内部保温筒104a及び外部保温筒104bがケ
ーシング基台105の上に乗っているだけでは、ケーシ
ング109の動きに応じてそれらの保温筒や試料支持柱
119が不安定に動くおそれがある。
【0006】また、内部保温筒104a及び外部保温筒
104bがケーシング基台105の上に単に乗っている
だけの場合、ケーシング基台105が固定される固定面
101が水平面である場合には特に問題がないものの、
その面が垂直面であるとすると、保温筒104a及び1
04bがケーシング109の内部で大きく位置ズレし
て、試料103に関する保温作用を十分に発揮できなか
ったり、試料103の位置が大きくずれることがあっ
た。従って、従来の試料格納容器は、固定面が垂直であ
るようなX線装置、例えば縦型ゴニオメータには装着で
きなかった。
104bがケーシング基台105の上に単に乗っている
だけの場合、ケーシング基台105が固定される固定面
101が水平面である場合には特に問題がないものの、
その面が垂直面であるとすると、保温筒104a及び1
04bがケーシング109の内部で大きく位置ズレし
て、試料103に関する保温作用を十分に発揮できなか
ったり、試料103の位置が大きくずれることがあっ
た。従って、従来の試料格納容器は、固定面が垂直であ
るようなX線装置、例えば縦型ゴニオメータには装着で
きなかった。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであって、ケーシングが動く場合にも試料を常に安
定に保持できるようにすること及び試料格納容器を取り
付ける面が水平面であろうと垂直面であろうと試料を常
に安定に保持できるようにすることを目的とする。
ものであって、ケーシングが動く場合にも試料を常に安
定に保持できるようにすること及び試料格納容器を取り
付ける面が水平面であろうと垂直面であろうと試料を常
に安定に保持できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るX線装置の試料格納容器は、試料を包
囲する保温筒と、その保温筒を包囲すると共にX線装置
に装着されるケーシングとを有するX線装置の試料格納
容器において、保温筒を支持するための保温筒支持手段
をケーシングの内周面に設けたことを特徴とする。
め、本発明に係るX線装置の試料格納容器は、試料を包
囲する保温筒と、その保温筒を包囲すると共にX線装置
に装着されるケーシングとを有するX線装置の試料格納
容器において、保温筒を支持するための保温筒支持手段
をケーシングの内周面に設けたことを特徴とする。
【0009】保温筒支持手段によって保温筒をケーシン
グに取り付けることにより、ケーシングが動く場合でも
保温筒がケーシングの内部で位置ズレすることを防止で
き、よって保温筒によって包囲される試料を常に安定状
態に維持できる。また、本発明の試料格納容器では、ケ
ーシングを水平面及び垂直面のいずれの面上に取り付け
る場合にも、保温筒がケーシングの内部で位置ズレする
ことを防止できる。従って、試料格納容器の取付面が水
平面である横型ゴニオメータや、試料格納容器の取付面
が垂直面である縦型ゴニオメータのいずれにも問題なく
試料格納容器を装着できる。
グに取り付けることにより、ケーシングが動く場合でも
保温筒がケーシングの内部で位置ズレすることを防止で
き、よって保温筒によって包囲される試料を常に安定状
態に維持できる。また、本発明の試料格納容器では、ケ
ーシングを水平面及び垂直面のいずれの面上に取り付け
る場合にも、保温筒がケーシングの内部で位置ズレする
ことを防止できる。従って、試料格納容器の取付面が水
平面である横型ゴニオメータや、試料格納容器の取付面
が垂直面である縦型ゴニオメータのいずれにも問題なく
試料格納容器を装着できる。
【0010】保温筒支持手段は、保温筒をケーシングの
内周面に支持できる構造である限りにおいて任意の構成
とすることができる。例えば、保温筒又はケーシングの
いずれか一方に係止片を設け、保温筒又はケーシングの
いずれか他方にリング部材を設け、保温筒をケーシング
内に挿入して組み付ける際に、係止片がリング部材の中
に挿入されて保温筒がケーシングに固定されるという構
成を採用できる。この構成によれば、きわめて容易にし
かも確実に保温筒をケーシングによって支持できる。
内周面に支持できる構造である限りにおいて任意の構成
とすることができる。例えば、保温筒又はケーシングの
いずれか一方に係止片を設け、保温筒又はケーシングの
いずれか他方にリング部材を設け、保温筒をケーシング
内に挿入して組み付ける際に、係止片がリング部材の中
に挿入されて保温筒がケーシングに固定されるという構
成を採用できる。この構成によれば、きわめて容易にし
かも確実に保温筒をケーシングによって支持できる。
【0011】保温筒は、断熱性に優れた各種の断熱材料
によって形成できる。しかしながら、望ましくは、綿状
のアルミナを適宜の形状、例えばほぼ円筒形状に成形す
る。綿状のアルミナというのは、アルミナをいわゆる脱
脂綿のように固めたものであってその重量が非常に軽
く、しかも良好な断熱性を有している。また、成形とし
ては、焼結成形、圧縮成形、その他各種の成型方法が考
えられるが、要は、アルミナを綿状で希望の形状に作る
ことができる製法のことである。
によって形成できる。しかしながら、望ましくは、綿状
のアルミナを適宜の形状、例えばほぼ円筒形状に成形す
る。綿状のアルミナというのは、アルミナをいわゆる脱
脂綿のように固めたものであってその重量が非常に軽
く、しかも良好な断熱性を有している。また、成形とし
ては、焼結成形、圧縮成形、その他各種の成型方法が考
えられるが、要は、アルミナを綿状で希望の形状に作る
ことができる製法のことである。
【0012】
【発明の実施の形態】図6は、本発明に係る試料格納容
器をX線装置としてのX線回折装置に設置した場合を模
式的に示している。このX線回折装置は、X線源F、ゴ
ニオメータ1及びX線検出器2を有している。X線源F
は、例えば、フィラメント及びターゲットを有し、フィ
ラメントに通電して該フィラメントから熱電子を発生
し、その熱電子を高速でターゲットに衝突させて該ター
ゲットからX線を放射する。
器をX線装置としてのX線回折装置に設置した場合を模
式的に示している。このX線回折装置は、X線源F、ゴ
ニオメータ1及びX線検出器2を有している。X線源F
は、例えば、フィラメント及びターゲットを有し、フィ
ラメントに通電して該フィラメントから熱電子を発生
し、その熱電子を高速でターゲットに衝突させて該ター
ゲットからX線を放射する。
【0013】ゴニオメータ1は、測定対象である試料3
を支持する。またゴニオメータ1は、試料3のX線入射
面を通る回転中心軸線Lを中心として試料3を所定の角
速度で間欠的又は連続的に回転、いわゆるθ回転させ、
同時に、X線検出器2をθ回転の2倍の角速度で同じ方
向へ回転、いわゆる2θ回転させる。θ回転及び2θ回
転の各回転軌跡が含まれる面が水平面であるようなゴニ
オメータは一般に横型ゴニオメータと呼ばれ、その面が
垂直面であるようなゴニオメータは縦型ゴニオメータ、
試料水平型ゴニオメータ等と呼ばれる。
を支持する。またゴニオメータ1は、試料3のX線入射
面を通る回転中心軸線Lを中心として試料3を所定の角
速度で間欠的又は連続的に回転、いわゆるθ回転させ、
同時に、X線検出器2をθ回転の2倍の角速度で同じ方
向へ回転、いわゆる2θ回転させる。θ回転及び2θ回
転の各回転軌跡が含まれる面が水平面であるようなゴニ
オメータは一般に横型ゴニオメータと呼ばれ、その面が
垂直面であるようなゴニオメータは縦型ゴニオメータ、
試料水平型ゴニオメータ等と呼ばれる。
【0014】θ回転する試料3にX線を照射するとき、
そのX線と試料3の結晶格子面との間でブラッグの回折
条件が満足されると、その結晶格子面でX線の回折が生
じる。この回折X線はX線検出器2によって検出され、
この検出結果に基づいて、回折X線の回折角度とX線強
度との関係が求められる。そしてこの関係から、試料3
についての各種特性が判定される。
そのX線と試料3の結晶格子面との間でブラッグの回折
条件が満足されると、その結晶格子面でX線の回折が生
じる。この回折X線はX線検出器2によって検出され、
この検出結果に基づいて、回折X線の回折角度とX線強
度との関係が求められる。そしてこの関係から、試料3
についての各種特性が判定される。
【0015】試料3は、ゴニオメータ1の上に固定され
た試料格納容器4の内部に収納されている。この試料格
納容器4は、試料3を高温で真空の状態に保持すること
及び必要に応じて試料3のまわりをヘリウムその他の不
活性ガス等でガス置換することを目的として使用され
る。高温状態に保持するのは、高温下での試料の挙動を
観察するためである。また、真空状態に維持するのは、
主に高温状態に置かれたときの試料の酸化を防止するた
めである。
た試料格納容器4の内部に収納されている。この試料格
納容器4は、試料3を高温で真空の状態に保持すること
及び必要に応じて試料3のまわりをヘリウムその他の不
活性ガス等でガス置換することを目的として使用され
る。高温状態に保持するのは、高温下での試料の挙動を
観察するためである。また、真空状態に維持するのは、
主に高温状態に置かれたときの試料の酸化を防止するた
めである。
【0016】試料格納容器4は、図1に示すように、ゴ
ニオメータ1の上に固定されるケーシング基台5と、ケ
ーシング基台5の上に固定された円筒状のケーシング側
壁6と、ネジ7によってケーシング側壁6の上に固定さ
れたケーシング対基部壁8とを有する。これらのケーシ
ング基台5、ケーシング側壁6及びケーシング対基部壁
8は、軽くて熱を伝え難い材料、例えばアルミニウム等
によって形成され、そして互いに気密に組み付けられる
ことによって試料3を包囲するケーシング9を構成して
いる。
ニオメータ1の上に固定されるケーシング基台5と、ケ
ーシング基台5の上に固定された円筒状のケーシング側
壁6と、ネジ7によってケーシング側壁6の上に固定さ
れたケーシング対基部壁8とを有する。これらのケーシ
ング基台5、ケーシング側壁6及びケーシング対基部壁
8は、軽くて熱を伝え難い材料、例えばアルミニウム等
によって形成され、そして互いに気密に組み付けられる
ことによって試料3を包囲するケーシング9を構成して
いる。
【0017】ケーシング基台5の取付用ベース13の内
部、ケーシング側壁6の内部及びケーシング対基部壁8
の各部の内部には冷却液通路10が形成され、冷却液導
入口15を通して導入される冷却液、例えば冷却水がそ
れらの通路10を流れてケーシング9の全体を冷却し
て、そのケーシング10が高温になるのを防止する。ま
た、ケーシング側壁6のX線通過用長穴39と反対側の
面にガス導入口20が設けられ、必要に応じて、不活性
ガス例えばヘリウムガス等がこのガス導入口20を通し
てケーシング9の内部へ導入され、これにより、試料3
のまわりがガス置換される。
部、ケーシング側壁6の内部及びケーシング対基部壁8
の各部の内部には冷却液通路10が形成され、冷却液導
入口15を通して導入される冷却液、例えば冷却水がそ
れらの通路10を流れてケーシング9の全体を冷却し
て、そのケーシング10が高温になるのを防止する。ま
た、ケーシング側壁6のX線通過用長穴39と反対側の
面にガス導入口20が設けられ、必要に応じて、不活性
ガス例えばヘリウムガス等がこのガス導入口20を通し
てケーシング9の内部へ導入され、これにより、試料3
のまわりがガス置換される。
【0018】ケーシング基台5は、ゴニオメータ1に固
定される固定ベース11と、その固定ベース11の上に
左右方向へ滑り移動可能に配置された可動ベース12
と、可動ベース12の上に固定された取付用ベース13
とによって構成されている。ケーシング側壁6は取付用
ベース13の上に固定される。可動ベース12の適所に
は軸受14によって回転自在にしかし軸方向移動不能に
支持された駆動軸16が貫通して設けられ、その駆動軸
16の先端に形成したネジ16aが固定ベース11に固
定したネジ17に噛み合っている。
定される固定ベース11と、その固定ベース11の上に
左右方向へ滑り移動可能に配置された可動ベース12
と、可動ベース12の上に固定された取付用ベース13
とによって構成されている。ケーシング側壁6は取付用
ベース13の上に固定される。可動ベース12の適所に
は軸受14によって回転自在にしかし軸方向移動不能に
支持された駆動軸16が貫通して設けられ、その駆動軸
16の先端に形成したネジ16aが固定ベース11に固
定したネジ17に噛み合っている。
【0019】駆動軸16の中間部分に固定したギヤ18
は、可動ベース12から延びるブラケット19上に固定
されたモータ21の出力軸21aに噛み合う。また、駆
動軸16の後端には、駆動軸16の回転角度位置を検出
するためのホイール22が固定され、そのホイール22
を検知する光センサ23が配設される。モータ21が作
動すると駆動軸16が回転し、このとき、ネジ16aと
ネジ17との噛み合いの働きにより可動ベース12が左
右へ平行移動する。この平行移動により、試料3の位置
を調整する。なお、モータ21の出力軸21aはツマミ
24を回すことによって手動で回すことができ、これに
より、可動ベース12の位置を調節できる。
は、可動ベース12から延びるブラケット19上に固定
されたモータ21の出力軸21aに噛み合う。また、駆
動軸16の後端には、駆動軸16の回転角度位置を検出
するためのホイール22が固定され、そのホイール22
を検知する光センサ23が配設される。モータ21が作
動すると駆動軸16が回転し、このとき、ネジ16aと
ネジ17との噛み合いの働きにより可動ベース12が左
右へ平行移動する。この平行移動により、試料3の位置
を調整する。なお、モータ21の出力軸21aはツマミ
24を回すことによって手動で回すことができ、これに
より、可動ベース12の位置を調節できる。
【0020】ケーシング対基部壁8の中心部には、軸受
26によって円筒状の排気口25が試料3の回転中心軸
線Lを中心として回転自在に、しかし軸方向移動不能に
設けられる。ゴム製のOリング28は排気口25のまわ
りの気密を保持する。排気口25の先端にネジ結合され
たツマミ29を緩めて取り外し、それに代えて排気用ホ
ース31を接続すれば、その排気用ホース31を通して
ケーシング9の内部を排気して該部を真空状態にするこ
とができる。
26によって円筒状の排気口25が試料3の回転中心軸
線Lを中心として回転自在に、しかし軸方向移動不能に
設けられる。ゴム製のOリング28は排気口25のまわ
りの気密を保持する。排気口25の先端にネジ結合され
たツマミ29を緩めて取り外し、それに代えて排気用ホ
ース31を接続すれば、その排気用ホース31を通して
ケーシング9の内部を排気して該部を真空状態にするこ
とができる。
【0021】取付用ベース13の中心部には円盤状の取
付板32が固定され、その取付板32の上に炉体ユニッ
ト33がネジその他の締結具によって固定される。ま
た、炉体ユニット33は、綿状のアルミナをほぼ円筒形
状に成形して作られた保温筒34によってその全体が覆
われている。この保温筒34によって試料3が一定温度
に保持される。図5に示すように、ケーシング側壁6の
内周面の適所に係止片36及び受け板37が設けられ
る。一方、保温筒34の上端部に角穴リング部材38が
設けられる。保温筒34をケーシング側壁6の内部へ挿
入すると、係止片36が角穴リング部材38の中へ入り
込み、さらに保温筒34の下端部が受け板37によって
受けられる。
付板32が固定され、その取付板32の上に炉体ユニッ
ト33がネジその他の締結具によって固定される。ま
た、炉体ユニット33は、綿状のアルミナをほぼ円筒形
状に成形して作られた保温筒34によってその全体が覆
われている。この保温筒34によって試料3が一定温度
に保持される。図5に示すように、ケーシング側壁6の
内周面の適所に係止片36及び受け板37が設けられ
る。一方、保温筒34の上端部に角穴リング部材38が
設けられる。保温筒34をケーシング側壁6の内部へ挿
入すると、係止片36が角穴リング部材38の中へ入り
込み、さらに保温筒34の下端部が受け板37によって
受けられる。
【0022】このように、係止片36と角穴リング部材
38との嵌合によって保温筒34をケーシング側壁6の
内部に固定支持するようにしたので、ゴニオメータ1の
動きに従って試料格納容器4が動く場合でも、保温筒3
4がケーシング9の内部で位置ズレや不安定に動くこと
がなくなり、よって、試料3を常に安定に保持できる。
また、ケーシング9を水平面上に固定する場合はもとよ
り、ケーシング9を垂直面上に固定する場合、すなわち
ケーシング9が水平方向に支持される場合でも、保温筒
34をケーシング9に対する一定位置に安定して支持で
きる。つまり、本実施形態の試料格納容器4は、試料格
納容器4の取付面が水平面である横型ゴニオメータ及び
その取付面が垂直面である縦型ゴニオメータのいずれに
も問題なく使用できる。
38との嵌合によって保温筒34をケーシング側壁6の
内部に固定支持するようにしたので、ゴニオメータ1の
動きに従って試料格納容器4が動く場合でも、保温筒3
4がケーシング9の内部で位置ズレや不安定に動くこと
がなくなり、よって、試料3を常に安定に保持できる。
また、ケーシング9を水平面上に固定する場合はもとよ
り、ケーシング9を垂直面上に固定する場合、すなわち
ケーシング9が水平方向に支持される場合でも、保温筒
34をケーシング9に対する一定位置に安定して支持で
きる。つまり、本実施形態の試料格納容器4は、試料格
納容器4の取付面が水平面である横型ゴニオメータ及び
その取付面が垂直面である縦型ゴニオメータのいずれに
も問題なく使用できる。
【0023】係止片36とリング部材38の対は、本実
施形態のように1組であっても良いが、保温筒34とケ
ーシング9との固定状態をより一層確実にしたい場合に
は、その対数を2組以上とすることもできる。例えば、
図5において受け板37に代えて、係止片36とリング
部材38との対をもう1組追加して設けても良い。
施形態のように1組であっても良いが、保温筒34とケ
ーシング9との固定状態をより一層確実にしたい場合に
は、その対数を2組以上とすることもできる。例えば、
図5において受け板37に代えて、係止片36とリング
部材38との対をもう1組追加して設けても良い。
【0024】また、保温筒34のケーシング9内におけ
る位置ズレを防止するという観点からすれば、保温筒3
4はできる限り軽量であることが望ましい。この意味か
らして、保温筒34を焼結成形等の成形方法によってア
ルミナで綿状に作るということは非常に好都合である。
る位置ズレを防止するという観点からすれば、保温筒3
4はできる限り軽量であることが望ましい。この意味か
らして、保温筒34を焼結成形等の成形方法によってア
ルミナで綿状に作るということは非常に好都合である。
【0025】図4に示すように、ケーシング側壁6の円
周方向の所定角度範囲、例えばほぼ180°の角度範囲
にわたって長穴39が形成され、この長穴39の全面が
遮蔽部材41によって覆われて外部から遮蔽され、さら
にその遮蔽部材41の上下がリング状のバンド42によ
ってケーシング側壁6へ押し付けられる。こうして、長
穴39及びそれを覆う遮蔽部材41によってX線を通過
させるためのX線通過窓44が構成される。また望まし
くは、長穴39の上下周縁に接着部材43を設け、これ
らの接着部材によって遮蔽部材41をケーシング側壁6
に接着する。
周方向の所定角度範囲、例えばほぼ180°の角度範囲
にわたって長穴39が形成され、この長穴39の全面が
遮蔽部材41によって覆われて外部から遮蔽され、さら
にその遮蔽部材41の上下がリング状のバンド42によ
ってケーシング側壁6へ押し付けられる。こうして、長
穴39及びそれを覆う遮蔽部材41によってX線を通過
させるためのX線通過窓44が構成される。また望まし
くは、長穴39の上下周縁に接着部材43を設け、これ
らの接着部材によって遮蔽部材41をケーシング側壁6
に接着する。
【0026】遮蔽部材41は、通気性が無く、X線を通
過させることができ、さらに内部の真空を維持できる程
度に機械的強度を有する各種の材料、例えば、アルミニ
ウム箔等によって形成される。また、接着部材43は、
接着剤や両面粘着テープ等によって構成できる。接着部
材43によって遮蔽部材41をケーシング側壁6に接着
することにより、ケーシング9の内部が真空状態になっ
たときでも、遮蔽部材41が内部へずれ込むように変形
することを防止できる。
過させることができ、さらに内部の真空を維持できる程
度に機械的強度を有する各種の材料、例えば、アルミニ
ウム箔等によって形成される。また、接着部材43は、
接着剤や両面粘着テープ等によって構成できる。接着部
材43によって遮蔽部材41をケーシング側壁6に接着
することにより、ケーシング9の内部が真空状態になっ
たときでも、遮蔽部材41が内部へずれ込むように変形
することを防止できる。
【0027】図6において、X線源Fから放射されたX
線はX線通過窓44を通して試料格納容器4の内部へ導
入されて試料3へ照射され、さらに試料3で発生した回
折X線はX線通過窓44を通して試料格納容器4の外部
へ取り出されてX線検出器2によって検出される。図4
に示すように、長穴39は円周方向に長いがその内部に
は支柱は立っていない。仮に、その長穴39のどこかに
支柱が立っていると、その支柱がX線の通過の邪魔にな
って、試料に入射するX線及び試料で回折したX線の強
度を減衰させるおそれがあるが、そのような支柱が無い
本実施形態によれば、X線の減衰を確実に防止できる。
線はX線通過窓44を通して試料格納容器4の内部へ導
入されて試料3へ照射され、さらに試料3で発生した回
折X線はX線通過窓44を通して試料格納容器4の外部
へ取り出されてX線検出器2によって検出される。図4
に示すように、長穴39は円周方向に長いがその内部に
は支柱は立っていない。仮に、その長穴39のどこかに
支柱が立っていると、その支柱がX線の通過の邪魔にな
って、試料に入射するX線及び試料で回折したX線の強
度を減衰させるおそれがあるが、そのような支柱が無い
本実施形態によれば、X線の減衰を確実に防止できる。
【0028】炉体ユニット33は、例えば図2に示すよ
うに、円盤状の基台46と、その基台46の上に配置し
た円筒状の外管47と、試料容器48を支持する試料支
持柱49と、試料支持柱49の下部であって試料支持柱
49と外管47との間に配設された円筒状の内管52と
を有している。図3に示すように、測定対象である試料
3は試料容器48の中に詰め込まれ、さらにその試料容
器48は、試料支持柱49の支持枠49aの中に差し込
まれる。
うに、円盤状の基台46と、その基台46の上に配置し
た円筒状の外管47と、試料容器48を支持する試料支
持柱49と、試料支持柱49の下部であって試料支持柱
49と外管47との間に配設された円筒状の内管52と
を有している。図3に示すように、測定対象である試料
3は試料容器48の中に詰め込まれ、さらにその試料容
器48は、試料支持柱49の支持枠49aの中に差し込
まれる。
【0029】試料支持柱49の下端円柱部にはネジ49
bが形成されており、そのネジ部49bは、内管52、
外管47の底部47a、円筒状カラー51、そして基台
46を通して基台46の反対側へ突出し、その突出した
部分がナット53によって基台46の底面に締め付けら
れる。外管47の上端は円盤状の蓋54によって外部か
ら遮蔽される。こうして、試料3が試料支持柱49の所
定位置に置かれ、さらにその試料支持柱49の全体が外
管47の内部に収納される。また、試料3を収容した炉
体ユニット33を、図1において、ケーシング9内の取
付板32に固定すれば、試料3を試料格納容器4の内部
の所定位置に置くことができる。
bが形成されており、そのネジ部49bは、内管52、
外管47の底部47a、円筒状カラー51、そして基台
46を通して基台46の反対側へ突出し、その突出した
部分がナット53によって基台46の底面に締め付けら
れる。外管47の上端は円盤状の蓋54によって外部か
ら遮蔽される。こうして、試料3が試料支持柱49の所
定位置に置かれ、さらにその試料支持柱49の全体が外
管47の内部に収納される。また、試料3を収容した炉
体ユニット33を、図1において、ケーシング9内の取
付板32に固定すれば、試料3を試料格納容器4の内部
の所定位置に置くことができる。
【0030】図3において、外管47の円周方向の適宜
の角度幅、例えば180°の角度幅にわたってX線通過
用の長穴55が形成されている。そして、1本の発熱線
56aが外管47の外面及び内面の両面にわたって縦方
向すなわち軸線方向に巻き回されている。発熱線56a
は、外管47に対して縦方向に巻かれるので、長穴55
の中に張り出すことが無く、よって、試料3の前面は長
穴55によって大きく開放される。従って、試料3へ入
射するX線及び試料3で回折したX線は、外管47や発
熱線56a等に邪魔されて減衰することがない。
の角度幅、例えば180°の角度幅にわたってX線通過
用の長穴55が形成されている。そして、1本の発熱線
56aが外管47の外面及び内面の両面にわたって縦方
向すなわち軸線方向に巻き回されている。発熱線56a
は、外管47に対して縦方向に巻かれるので、長穴55
の中に張り出すことが無く、よって、試料3の前面は長
穴55によって大きく開放される。従って、試料3へ入
射するX線及び試料3で回折したX線は、外管47や発
熱線56a等に邪魔されて減衰することがない。
【0031】試料支持柱49のほぼ全面には発熱線56
bが横方向に巻き回されている。また、内管52の外周
面にも発熱線56cが横方向すなわち円周方向に巻き回
されている。各発熱線56a,56b及び56cは、例
えば、白金などによって形成される。各発熱線は通電さ
れることによって発熱し、試料3を前面及び背面の両面
から加熱する。
bが横方向に巻き回されている。また、内管52の外周
面にも発熱線56cが横方向すなわち円周方向に巻き回
されている。各発熱線56a,56b及び56cは、例
えば、白金などによって形成される。各発熱線は通電さ
れることによって発熱し、試料3を前面及び背面の両面
から加熱する。
【0032】以下、上記構成より成るX線格納容器4及
びそれを用いたX線回折装置についてそれらの動作を説
明する。まず、図3に示すようにして試料3を炉体ユニ
ット33の中に装着し、その炉体ユニット33を図1に
示すようにケーシング9の中に入れて固定する。このと
き、ケーシング9に関しては、ケーシング側壁6がケー
シング基台5に取り付けられた状態であって、ケーシン
グ対基部壁8はまだケーシング側壁6の先端に取り付け
られていない。つまり、ケーシング9の先端は開放端で
あり、その開放端から炉体ユニット33が挿入される。
びそれを用いたX線回折装置についてそれらの動作を説
明する。まず、図3に示すようにして試料3を炉体ユニ
ット33の中に装着し、その炉体ユニット33を図1に
示すようにケーシング9の中に入れて固定する。このと
き、ケーシング9に関しては、ケーシング側壁6がケー
シング基台5に取り付けられた状態であって、ケーシン
グ対基部壁8はまだケーシング側壁6の先端に取り付け
られていない。つまり、ケーシング9の先端は開放端で
あり、その開放端から炉体ユニット33が挿入される。
【0033】その後、図5に示すように、保温筒34を
ケーシング側壁6の内部へ挿入し、さらに角穴リング部
材38と係止片36とをしっかりと嵌合させてその保温
筒34を安定状態に支持する。保温筒34は、その下端
部が受け板37によって受けられるので常に安定した状
態に置かれる。そしてその後、ケーシング対基部壁8を
ケーシング側壁6の先端に置いてネジ7によって固定
し、さらに排気口25の先端に排気用ホース31を接続
する。図示されていないが、排気用ホース31の他端に
は、真空ポンプ等といった排気装置が接続されている。
ケーシング側壁6の内部へ挿入し、さらに角穴リング部
材38と係止片36とをしっかりと嵌合させてその保温
筒34を安定状態に支持する。保温筒34は、その下端
部が受け板37によって受けられるので常に安定した状
態に置かれる。そしてその後、ケーシング対基部壁8を
ケーシング側壁6の先端に置いてネジ7によって固定
し、さらに排気口25の先端に排気用ホース31を接続
する。図示されていないが、排気用ホース31の他端に
は、真空ポンプ等といった排気装置が接続されている。
【0034】こうしてX線格納容器4の中の所定位置に
試料3が置かれた後、そのX線格納容器4をX線回折装
置のゴニオメータ1の上に固定する。そして、排気用ホ
ース31を通してケーシング9の内部を排気し、各発熱
線56a,56b,56c(図2参照)に通電して試料
3を加熱し、さらに冷却液導入口15を通して冷却液を
導入してケーシング9を冷却する。また、必要に応じ
て、ガス導入口20を通してケーシング9の内部へガス
を導入する。ケーシング9の内部の試料3のまわりが希
望の高温に、しかも真空状態に設定されると、X線回折
測定が開始される。
試料3が置かれた後、そのX線格納容器4をX線回折装
置のゴニオメータ1の上に固定する。そして、排気用ホ
ース31を通してケーシング9の内部を排気し、各発熱
線56a,56b,56c(図2参照)に通電して試料
3を加熱し、さらに冷却液導入口15を通して冷却液を
導入してケーシング9を冷却する。また、必要に応じ
て、ガス導入口20を通してケーシング9の内部へガス
を導入する。ケーシング9の内部の試料3のまわりが希
望の高温に、しかも真空状態に設定されると、X線回折
測定が開始される。
【0035】すなわち、モータ21を作動して試料3を
X線光学的に見て適切な位置に置くことを含んで、X線
源FからX線検出器2に至る間のX線光学通路上に配設
される各種のX線光学要素の光学的な位置を適切な位置
に設定する。その後、図6において、ゴニオメータ1に
よって試料3をθ回転させ、同時にX線検出器2をその
2倍の角速度で2θ回転させながら、X線源Fから放射
されるX線を試料3へ照射し、試料3で回折X線が発生
するとき、その回折X線をX線検出器2によって検出す
る。こうしてX線回折測定が行われるとき、ケーシング
9は試料3のθ回転と一体に回転するが、ケーシング9
の対基部壁8に設けた排気口25は、試料3の回転中心
軸線Lを中心とする円筒形状に形成され、しかもその軸
線Lを中心として回転自在になっているので、ケーシン
グ9が回転しても排気口25及びそれに連結した排気用
ホース31は回転することなく常に同じ位置に静止す
る。これにより、排気用ホース31の連れ回り旋回移動
やねじれ等を防止できる。
X線光学的に見て適切な位置に置くことを含んで、X線
源FからX線検出器2に至る間のX線光学通路上に配設
される各種のX線光学要素の光学的な位置を適切な位置
に設定する。その後、図6において、ゴニオメータ1に
よって試料3をθ回転させ、同時にX線検出器2をその
2倍の角速度で2θ回転させながら、X線源Fから放射
されるX線を試料3へ照射し、試料3で回折X線が発生
するとき、その回折X線をX線検出器2によって検出す
る。こうしてX線回折測定が行われるとき、ケーシング
9は試料3のθ回転と一体に回転するが、ケーシング9
の対基部壁8に設けた排気口25は、試料3の回転中心
軸線Lを中心とする円筒形状に形成され、しかもその軸
線Lを中心として回転自在になっているので、ケーシン
グ9が回転しても排気口25及びそれに連結した排気用
ホース31は回転することなく常に同じ位置に静止す
る。これにより、排気用ホース31の連れ回り旋回移動
やねじれ等を防止できる。
【0036】以上のように、本実施形態によれば、係止
片36及びリング部材38から成る保温筒支持機構によ
って保温筒34をケーシング9の内部に取り付けるよう
にしたので、ケーシング9が動く場合でも保温筒34が
そのケーシング9の内部で位置ズレすることを防止で
き、よって保温筒34によって包囲される試料3を常に
安定状態に維持できる。また、ケーシング9を水平面及
び垂直面のいずれの面上に取り付ける場合にも、保温筒
34がケーシング9の内部で位置ズレすることを防止で
きるので、試料格納容器4の取付面が水平面である横型
ゴニオメータや、試料格納容器4の取付面が垂直面であ
る縦型ゴニオメータのいずれにも問題なく試料格納容器
4を装着できる。
片36及びリング部材38から成る保温筒支持機構によ
って保温筒34をケーシング9の内部に取り付けるよう
にしたので、ケーシング9が動く場合でも保温筒34が
そのケーシング9の内部で位置ズレすることを防止で
き、よって保温筒34によって包囲される試料3を常に
安定状態に維持できる。また、ケーシング9を水平面及
び垂直面のいずれの面上に取り付ける場合にも、保温筒
34がケーシング9の内部で位置ズレすることを防止で
きるので、試料格納容器4の取付面が水平面である横型
ゴニオメータや、試料格納容器4の取付面が垂直面であ
る縦型ゴニオメータのいずれにも問題なく試料格納容器
4を装着できる。
【0037】以上、好ましい実施形態をあげて本発明を
説明したが、本発明はその実施形態に限定されるもので
はなく、請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改
変できる。例えば、本発明は、X線回折装置に限られ
ず、X線が照射される試料を回転させる必要がある任意
のX線装置に適用できる。また、保温筒支持構造以外の
構造、例えば、ケーシング9の構造や炉体ユニット33
の構造等に関しては、図示した構造以外の任意の構造と
することができる。また、図5に示した実施形態では、
保温筒34にリング部材38を設け、ケーシング側壁6
に係止片36を設けたが、これに代えて、保温筒34に
係止片36を設け、ケーシング側壁6にリング部材38
を設けることもできる。
説明したが、本発明はその実施形態に限定されるもので
はなく、請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改
変できる。例えば、本発明は、X線回折装置に限られ
ず、X線が照射される試料を回転させる必要がある任意
のX線装置に適用できる。また、保温筒支持構造以外の
構造、例えば、ケーシング9の構造や炉体ユニット33
の構造等に関しては、図示した構造以外の任意の構造と
することができる。また、図5に示した実施形態では、
保温筒34にリング部材38を設け、ケーシング側壁6
に係止片36を設けたが、これに代えて、保温筒34に
係止片36を設け、ケーシング側壁6にリング部材38
を設けることもできる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載のX線装置の試料格納容器
によれば、保温筒支持手段によって保温筒をケーシング
に取り付けるようにしたので、ケーシングが動く場合で
も保温筒がケーシングの内部で位置ズレしたり不安定に
動くことを防止でき、よって保温筒によって包囲される
試料を常に安定状態に維持できる。また、ケーシングを
水平面及び垂直面のいずれの面上に取り付ける場合に
も、保温筒がケーシングの内部で位置ズレすることを防
止できる。従って、試料格納容器の取付面が水平面であ
る横型ゴニオメータや、試料格納容器の取付面が垂直面
である縦型ゴニオメータのいずれにも問題なく試料格納
容器を装着できる。
によれば、保温筒支持手段によって保温筒をケーシング
に取り付けるようにしたので、ケーシングが動く場合で
も保温筒がケーシングの内部で位置ズレしたり不安定に
動くことを防止でき、よって保温筒によって包囲される
試料を常に安定状態に維持できる。また、ケーシングを
水平面及び垂直面のいずれの面上に取り付ける場合に
も、保温筒がケーシングの内部で位置ズレすることを防
止できる。従って、試料格納容器の取付面が水平面であ
る横型ゴニオメータや、試料格納容器の取付面が垂直面
である縦型ゴニオメータのいずれにも問題なく試料格納
容器を装着できる。
【0039】請求項2記載のX線装置の試料格納容器に
よれば、保温筒をケーシングの内部に挿入する際に両者
が自動的に結合することになるので、試料格納容器の組
立作業の作業性が向上する。
よれば、保温筒をケーシングの内部に挿入する際に両者
が自動的に結合することになるので、試料格納容器の組
立作業の作業性が向上する。
【0040】請求項3記載のX線装置の試料格納容器に
よれば、保温筒に十分な断熱性を与えると同時にその重
量を非常に軽くできる。保温筒が軽量になれば、保温筒
支持手段によって保温筒を支持したとき、その保温筒の
位置ズレをより一層確実に防止できる。
よれば、保温筒に十分な断熱性を与えると同時にその重
量を非常に軽くできる。保温筒が軽量になれば、保温筒
支持手段によって保温筒を支持したとき、その保温筒の
位置ズレをより一層確実に防止できる。
【0041】
【図1】本発明に係る試料格納容器の一実施形態を示す
正面断面図である。
正面断面図である。
【図2】図1の要部、特に炉体ユニットの一例を示す正
面断面図である。
面断面図である。
【図3】図2に示す炉体ユニットの分解斜視図である。
【図4】図1に示す試料格納容器の要部、特にX線通過
窓の構造を示す分解斜視図である。
窓の構造を示す分解斜視図である。
【図5】図1に示す試料格納容器の要部、特に保温筒の
支持構造を示す分解斜視図である。
支持構造を示す分解斜視図である。
【図6】本発明に係る試料格納容器をX線回折装置に装
着した様子を概略的に示す斜視図である。
着した様子を概略的に示す斜視図である。
【図7】従来の試料格納容器の一例を示す正面断面図で
ある。
ある。
1 ゴニオメータ 2 X線検出器 3 試料 4 試料格納容器 5 ケーシング基台 6 ケーシング側壁 8 ケーシング対基部壁 9 ケーシング 10 冷却液通路 11 固定ベース 12 可動ベース 13 取付用ベース 15 冷却液導入口 20 ガス導入口 25 排気口 26 軸受 28 Oリング 29 ツマミ 31 排気用ホース 33 炉体ユニット 34 保温筒 36 係止片(保温筒支持手段) 37 受け板 38 リング部材(保温筒支持手段) 39 X線通過用長穴 41 遮蔽部材 F X線源 L 試料の回転中心軸線
Claims (3)
- 【請求項1】 試料を包囲する保温筒と、その保温筒を
包囲すると共にX線装置に装着されるケーシングとを有
するX線装置の試料格納容器において、保温筒を支持す
るための保温筒支持手段をケーシングの内周面に設けた
ことを特徴とするX線装置の試料格納容器。 - 【請求項2】 請求項1記載のX線装置の試料格納容器
において、保温筒支持手段は、保温筒又はケーシングの
いずれか一方に設けられる係止片と、保温筒又はケーシ
ングのいずれか他方に設けられていて上記係止片が挿入
されるリング部材とを有することを特徴とするX線装置
の試料格納容器。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のX線装置の
試料格納容器において、保温筒は綿状のアルミナをほぼ
円筒形状に成形して作られることを特徴とするX線装置
の試料格納容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7347777A JPH09166529A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | X線装置の試料格納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7347777A JPH09166529A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | X線装置の試料格納容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09166529A true JPH09166529A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18392511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7347777A Pending JPH09166529A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | X線装置の試料格納容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09166529A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1484602A3 (de) * | 2003-05-16 | 2005-01-26 | Forschungszentrum Karlsruhe GmbH | Probenkammer mit Koppel- und Justiervorrichtung zum reproduzierbaren Ankoppeln der Probenkammer in ein Röntgendiffraktometer |
| WO2010119156A1 (es) * | 2009-04-13 | 2010-10-21 | Consejo Superior De Investigaciones Científicas (Csic) | Dispositivo para alojar una muestra en el interior de una cámara de dispersión o difracción de rayos x |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP7347777A patent/JPH09166529A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1484602A3 (de) * | 2003-05-16 | 2005-01-26 | Forschungszentrum Karlsruhe GmbH | Probenkammer mit Koppel- und Justiervorrichtung zum reproduzierbaren Ankoppeln der Probenkammer in ein Röntgendiffraktometer |
| WO2010119156A1 (es) * | 2009-04-13 | 2010-10-21 | Consejo Superior De Investigaciones Científicas (Csic) | Dispositivo para alojar una muestra en el interior de una cámara de dispersión o difracción de rayos x |
| ES2378045A1 (es) * | 2009-04-13 | 2012-04-04 | Consejo Superior De Investigaciones Científicas (Csic) | Dispositivo para alojar una muestra en el interior de una cámara de dispersion o difracción de rayos x. |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4236075A (en) | Apparatus for measuring components of liquid samples | |
| JPH09166529A (ja) | X線装置の試料格納容器 | |
| JP3485288B2 (ja) | X線装置の試料格納容器 | |
| JPH09166528A (ja) | X線装置の試料格納容器 | |
| US5181233A (en) | Specimen holder | |
| JPH09166527A (ja) | X線装置の試料炉体及びそれを用いた試料格納容器 | |
| US4941742A (en) | Arrangement for measuring the concentration of gaseous and vaporous components of a fluid mixture | |
| US4580283A (en) | Two-crystal X-ray spectrometer | |
| JPH11316178A (ja) | ガス評価装置及びガス評価方法 | |
| Darovsky et al. | An antiscatter device for low-temperature crystallographic experiments with imaging plates | |
| JPH11211678A (ja) | 試料高温装置及びそれを用いたx線装置 | |
| SU842520A1 (ru) | Низкотемпературна приставка к рентге-НОВСКОМу дифРАКТОМЕТРу | |
| JPH06103941A (ja) | X線装置 | |
| JP4138306B2 (ja) | 吸収剤カプセル及び赤外線ガス分析計 | |
| JPH08170948A (ja) | X線装置のための試料雰囲気調節装置 | |
| SU1198420A1 (ru) | Рентгеновская низкотемпературная камера для монокристаллов | |
| JP3584264B2 (ja) | X線回折試料極低温冷却装置 | |
| JPH0637317Y2 (ja) | X線回折装置の試料保持器 | |
| JP2001141674A (ja) | 斜出射x線回折測定用試料ホルダ及びこれを用いた斜出射x線回折測定装置、並びに、これを用いた斜出射x線回折測定方法 | |
| JPH0325742B2 (ja) | ||
| US3860815A (en) | X-ray diffractometer having means for cooling crystal mounted thereon | |
| JPS62195545A (ja) | 単結晶x線回折装置の試料加熱炉 | |
| JPH07218455A (ja) | X線回折装置の試料保持装置 | |
| JPH0483151A (ja) | 試料低温装置 | |
| JP2559622Y2 (ja) | 試料低温装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040310 |