JPH09217765A - 自動変速機の油圧サーボ装置 - Google Patents
自動変速機の油圧サーボ装置Info
- Publication number
- JPH09217765A JPH09217765A JP8046940A JP4694096A JPH09217765A JP H09217765 A JPH09217765 A JP H09217765A JP 8046940 A JP8046940 A JP 8046940A JP 4694096 A JP4694096 A JP 4694096A JP H09217765 A JPH09217765 A JP H09217765A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic servo
- rod
- band
- automatic transmission
- engagement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 33
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 4
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 abstract description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 6
- XDDAORKBJWWYJS-UHFFFAOYSA-N glyphosate Chemical compound OC(=O)CNCP(O)(O)=O XDDAORKBJWWYJS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/3003—Band brake actuating mechanisms
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Actuator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バンドブレーキの係合レスポンスを悪化させ
ずに、解放時の引きずり損失を低減する。 【解決手段】 自動変速機は、係合要素として油圧サー
ボ1によりドラム2にバンド3を係合させるバンドブレ
ーキを備える。油圧サーボ1は、バンドブレーキを係合
させる係合位置と、係合位置から解放方向へ所定量後退
したドラム・バンド間のクリアランスの小さな待機位置
と、待機位置より更に解放方向へ後退したクリアランス
の大きな後退位置とに選択的に設定可能なロッド11を
有する。ロッド11は、係合油室RA への油圧供給で係
合方向に押圧され、戻し油室RR 及び係合油室RA の油
圧の解放により待機位置に設定され、戻し油室RR への
油圧供給で解放方向に押圧される。
ずに、解放時の引きずり損失を低減する。 【解決手段】 自動変速機は、係合要素として油圧サー
ボ1によりドラム2にバンド3を係合させるバンドブレ
ーキを備える。油圧サーボ1は、バンドブレーキを係合
させる係合位置と、係合位置から解放方向へ所定量後退
したドラム・バンド間のクリアランスの小さな待機位置
と、待機位置より更に解放方向へ後退したクリアランス
の大きな後退位置とに選択的に設定可能なロッド11を
有する。ロッド11は、係合油室RA への油圧供給で係
合方向に押圧され、戻し油室RR 及び係合油室RA の油
圧の解放により待機位置に設定され、戻し油室RR への
油圧供給で解放方向に押圧される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機のバン
ドブレーキに関し、特に、その係合のためにブレーキバ
ンドをドラムに締結操作する油圧サーボ装置に関する。
ドブレーキに関し、特に、その係合のためにブレーキバ
ンドをドラムに締結操作する油圧サーボ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機において、達成する変速段の
切り換えのために特定の変速要素を変速機ケースに固定
する係合要素の一形態としてバンドブレーキがある。従
来、バンドブレーキのブレーキバンドをドラムに締結操
作する油圧サーボ装置は、そのロッドを係合位置と解放
位置の2つの位置間で移動させることで、ブレーキを係
合・解放作動させている。このような油圧サーボ装置と
して、特開昭59−183122号公報に開示の技術が
ある。
切り換えのために特定の変速要素を変速機ケースに固定
する係合要素の一形態としてバンドブレーキがある。従
来、バンドブレーキのブレーキバンドをドラムに締結操
作する油圧サーボ装置は、そのロッドを係合位置と解放
位置の2つの位置間で移動させることで、ブレーキを係
合・解放作動させている。このような油圧サーボ装置と
して、特開昭59−183122号公報に開示の技術が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動変速機
のケース内に配設される上記のようなバンドブレーキ
は、ケース内の他の要素とともに、常時油の潤滑状態に
置かれるため、ブレーキ解放時には、ブレーキバンドと
ドラムとに挟まれる隙間に介在する油をドラムの回転に
より引きずることによる引きずり損失を生じる。この損
失を低減するには、ブレーキ解放時に、バンドとドラム
のクリアランスを引きずり抵抗が生じない程度まで大き
くすればよいが、そのようにすると、ブレーキを係合操
作する油圧サーボのロッドをブレーキ係合時に大きなス
トローク量で変位させなければならなくなり、ブレーキ
係合操作時のレスポンスが悪くなる。
のケース内に配設される上記のようなバンドブレーキ
は、ケース内の他の要素とともに、常時油の潤滑状態に
置かれるため、ブレーキ解放時には、ブレーキバンドと
ドラムとに挟まれる隙間に介在する油をドラムの回転に
より引きずることによる引きずり損失を生じる。この損
失を低減するには、ブレーキ解放時に、バンドとドラム
のクリアランスを引きずり抵抗が生じない程度まで大き
くすればよいが、そのようにすると、ブレーキを係合操
作する油圧サーボのロッドをブレーキ係合時に大きなス
トローク量で変位させなければならなくなり、ブレーキ
係合操作時のレスポンスが悪くなる。
【0004】そこで本発明は、油圧サーボの作動位置を
選択的に設定可能とすることで、ブレーキ解放時の引き
ずり損失の低減をブレーキ係合操作時のレスポンスを悪
化させることなく可能とする自動変速機の油圧サーボ装
置を提供することを第1の目的とする。
選択的に設定可能とすることで、ブレーキ解放時の引き
ずり損失の低減をブレーキ係合操作時のレスポンスを悪
化させることなく可能とする自動変速機の油圧サーボ装
置を提供することを第1の目的とする。
【0005】次に、本発明は、油圧サーボの作動位置の
選択的設定を変速機の変速段の変速順序に合わせること
で、係合に備える油圧サーボの作動位置の設定を適正化
し、変速時の係合レスポンスの低下を防止することを第
2の目的とする。
選択的設定を変速機の変速段の変速順序に合わせること
で、係合に備える油圧サーボの作動位置の設定を適正化
し、変速時の係合レスポンスの低下を防止することを第
2の目的とする。
【0006】ところで、上記のブレーキ解放時の引きず
り損失による燃費への影響は、走行頻度の高い自動変速
機の高速段側ほど一層大きくなる。そこで、本発明は、
ブレーキ解放時の引きずり損失の低減を可能とする油圧
サーボの作動位置の設定を高速段側とすることで、引き
ずり損失の低減を燃費向上に対して一層有効なものとす
ることを第3の目的とする。
り損失による燃費への影響は、走行頻度の高い自動変速
機の高速段側ほど一層大きくなる。そこで、本発明は、
ブレーキ解放時の引きずり損失の低減を可能とする油圧
サーボの作動位置の設定を高速段側とすることで、引き
ずり損失の低減を燃費向上に対して一層有効なものとす
ることを第3の目的とする。
【0007】また、本発明は、油圧サーボへの油圧の対
向的な供給のみで、油圧サーボのロッドを選択すべき各
設定位置に確実に変位させることを第4の目的とする。
向的な供給のみで、油圧サーボのロッドを選択すべき各
設定位置に確実に変位させることを第4の目的とする。
【0008】また、本発明は、上記の各目的を達成しな
がらバンドブレーキの係合ショックを低減することを第
5の目的とする。
がらバンドブレーキの係合ショックを低減することを第
5の目的とする。
【0009】また、本発明は、油圧サーボのロッドの後
退位置への変位を簡単な回路構成で、変速機の変速段に
合わせて行うことを第6の目的とする。
退位置への変位を簡単な回路構成で、変速機の変速段に
合わせて行うことを第6の目的とする。
【0010】ところで、油圧サーボの作動位置の選択的
設定を変速機の変速段の変速順序に合わせた場合、飛び
変速が生じた場合の係合レスポンスが低下する。そこ
で、本発明は、飛び変速に対応する油圧サーボの作動位
置の選択的設定を可能とすることで、飛び変速時にも係
合レスポンスの低下を防止することを第7の目的とす
る。
設定を変速機の変速段の変速順序に合わせた場合、飛び
変速が生じた場合の係合レスポンスが低下する。そこ
で、本発明は、飛び変速に対応する油圧サーボの作動位
置の選択的設定を可能とすることで、飛び変速時にも係
合レスポンスの低下を防止することを第7の目的とす
る。
【0011】また、ブレーキバンドは、拡開方向に弾性
を有するものであり、油圧サーボの作動位置の設定によ
り解放しても、バンドの変形等によりバンドがドラムに
対して周方向全周で良好なクリアランスを生じるとは限
らない。そこで、本発明は、ブレーキ解放時のクリアラ
ンスを良好に保つことで、引きずり損失の低減を一層有
効なものとすることを第8の目的とする。
を有するものであり、油圧サーボの作動位置の設定によ
り解放しても、バンドの変形等によりバンドがドラムに
対して周方向全周で良好なクリアランスを生じるとは限
らない。そこで、本発明は、ブレーキ解放時のクリアラ
ンスを良好に保つことで、引きずり損失の低減を一層有
効なものとすることを第8の目的とする。
【0012】また、本発明は、バンドブレーキ解放時の
振動等によるバンドとドラムとの干渉を防止することを
第9の目的とする。
振動等によるバンドとドラムとの干渉を防止することを
第9の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明は、油圧サーボによりドラムにバンドを
係合させるバンドブレーキを係合要素として備え、前記
油圧サーボは、バンドブレーキを係合させる係合位置
と、該係合位置から解放方向へ所定量後退した待機位置
と、該待機位置より更に解放方向へ後退してバンドブレ
ーキを解放させる後退位置とに選択的に設定可能なロッ
ドを有することを特徴とする。
るため、本発明は、油圧サーボによりドラムにバンドを
係合させるバンドブレーキを係合要素として備え、前記
油圧サーボは、バンドブレーキを係合させる係合位置
と、該係合位置から解放方向へ所定量後退した待機位置
と、該待機位置より更に解放方向へ後退してバンドブレ
ーキを解放させる後退位置とに選択的に設定可能なロッ
ドを有することを特徴とする。
【0014】そして、上記第2の目的を達成するため、
前記自動変速機は、少なくとも、前記バンドブレーキを
係合させて達成される第1の変速段と、該第1の変速段
と直近の第2の変速段と、前記第1の変速段との間に前
記第2の変速段を挟む第3の変速段とを達成するものと
され、前記油圧サーボのロッドは、前記第1の変速段を
達成するために前記係合位置に設定され、前記第2の変
速段において前記待機位置に設定され、前記第3の変速
段において前記後退位置に設定される構成とされる。
前記自動変速機は、少なくとも、前記バンドブレーキを
係合させて達成される第1の変速段と、該第1の変速段
と直近の第2の変速段と、前記第1の変速段との間に前
記第2の変速段を挟む第3の変速段とを達成するものと
され、前記油圧サーボのロッドは、前記第1の変速段を
達成するために前記係合位置に設定され、前記第2の変
速段において前記待機位置に設定され、前記第3の変速
段において前記後退位置に設定される構成とされる。
【0015】更に、上記第3の目的を達成するため、前
記第3の変速段は、前記第1及び第2の変速段より高速
段側とされた構成とされる。
記第3の変速段は、前記第1及び第2の変速段より高速
段側とされた構成とされる。
【0016】そして、上記第4の目的を達成するため、
前記油圧サーボは、前記ロッドを係合方向に押圧する油
圧を供給される係合油室と、解放方向に押圧する油圧を
供給される戻し油室とを有し、前記ロッドは、前記係合
油室への油圧の供給により係合位置に設定され、前記戻
し油室及び係合油室の油圧の解放により待機位置に設定
され、前記戻し油室への油圧の供給により後退位置に設
定される構成とされる。
前記油圧サーボは、前記ロッドを係合方向に押圧する油
圧を供給される係合油室と、解放方向に押圧する油圧を
供給される戻し油室とを有し、前記ロッドは、前記係合
油室への油圧の供給により係合位置に設定され、前記戻
し油室及び係合油室の油圧の解放により待機位置に設定
され、前記戻し油室への油圧の供給により後退位置に設
定される構成とされる。
【0017】また、上記第5の目的を達成するため、前
記油圧サーボは、前記ロッドに不動に固定して油圧サー
ボのシリンダに可動に嵌合され、該シリンダとの間に前
記戻し油室を画定する第1のピストンと、前記ロッドに
所定量のみ軸方向摺動自在に支持して前記シリンダに可
動に嵌合され、該シリンダとの間に係合油室を画定する
第2のピストンと、前記第1のピストンと第2のピスト
ンを軸方向に相互に離反させる離隔スプリングと、前記
第2のピストンを解放方向に付勢するリターンスプリン
グとを有する構成とされる。
記油圧サーボは、前記ロッドに不動に固定して油圧サー
ボのシリンダに可動に嵌合され、該シリンダとの間に前
記戻し油室を画定する第1のピストンと、前記ロッドに
所定量のみ軸方向摺動自在に支持して前記シリンダに可
動に嵌合され、該シリンダとの間に係合油室を画定する
第2のピストンと、前記第1のピストンと第2のピスト
ンを軸方向に相互に離反させる離隔スプリングと、前記
第2のピストンを解放方向に付勢するリターンスプリン
グとを有する構成とされる。
【0018】また、上記第6の目的を達成するため、前
記戻し油室に供給される油圧は、前記第3の変速段を達
成するために係合される係合要素のための他の油圧サー
ボの油圧とされた構成とされる。
記戻し油室に供給される油圧は、前記第3の変速段を達
成するために係合される係合要素のための他の油圧サー
ボの油圧とされた構成とされる。
【0019】更に、上記第7の目的を達成するため、前
記第3の変速段は、前記第1及び第2の変速段より高速
段側とされ、前記戻し油室と、前記第3の変速段を達成
するために係合される係合要素のための他の油圧サーボ
とは、油路で連結され、該油路に、自動変速機に連結さ
れたエンジンのスロットル開度が所定値以上になると油
路を遮断する弁が配設された構成とされる。
記第3の変速段は、前記第1及び第2の変速段より高速
段側とされ、前記戻し油室と、前記第3の変速段を達成
するために係合される係合要素のための他の油圧サーボ
とは、油路で連結され、該油路に、自動変速機に連結さ
れたエンジンのスロットル開度が所定値以上になると油
路を遮断する弁が配設された構成とされる。
【0020】更に、上記第8の目的を達成するため、前
記自動変速機のケースは、アンカーピンにより一端側を
拘束され、自身の弾性により拡径する前記バンドの外周
部を、前記ロッドの後退位置において、所定の範囲にわ
たり支持して、前記バンドの拡径を制限する支持面を有
する構成とされる。
記自動変速機のケースは、アンカーピンにより一端側を
拘束され、自身の弾性により拡径する前記バンドの外周
部を、前記ロッドの後退位置において、所定の範囲にわ
たり支持して、前記バンドの拡径を制限する支持面を有
する構成とされる。
【0021】更に、上記第9の目的を達成するため、前
記支持面は、前記ロッドの後退位置において、前記バン
ドのアプライ側ブラケットと前記ロッドの先端部との間
に所定の間隙を生じる拡径状態に前記バンドを支持する
構成とされる。
記支持面は、前記ロッドの後退位置において、前記バン
ドのアプライ側ブラケットと前記ロッドの先端部との間
に所定の間隙を生じる拡径状態に前記バンドを支持する
構成とされる。
【0022】
【発明の作用及び効果】上記構成よりなる本発明では、
バンドブレーキの非係合状態で、ロッドを選択的に比較
的後退させていない待機位置と、大きく後退させた後退
位置とに設定可能としているので、例えばバンドブレー
キの係合の可能性が高い時には予め待機位置にロッド位
置を設定すれば、係合レスポンスが低下することはな
く、また、係合の可能性が低いときには、ロッドを待機
位置よりも後退させた後退位置とすれば、引きずり損失
を低減することができる。このようにロッド位置を係合
の可能性に対応させて設定することで、係合レスポンス
を低下させることなく、解放時の引きずり損失を可及的
に低減することができる。
バンドブレーキの非係合状態で、ロッドを選択的に比較
的後退させていない待機位置と、大きく後退させた後退
位置とに設定可能としているので、例えばバンドブレー
キの係合の可能性が高い時には予め待機位置にロッド位
置を設定すれば、係合レスポンスが低下することはな
く、また、係合の可能性が低いときには、ロッドを待機
位置よりも後退させた後退位置とすれば、引きずり損失
を低減することができる。このようにロッド位置を係合
の可能性に対応させて設定することで、係合レスポンス
を低下させることなく、解放時の引きずり損失を可及的
に低減することができる。
【0023】また、請求項2に記載の構成では、第1の
変速段と直近の第2の変速段の達成時には、第1の変速
段に変速されてブレーキが係合される可能性が高く、ま
た第3の変速段の達成時には、通常第2の変速段を介し
て第1の変速段に変速されるので、各変速段に油圧サー
ボのロッドの設定位置を対応させることで、簡単に係合
の可能性の高い状態を区別することができ、しかも第2
の変速段の達成時に、ロッドを待機位置とすることで、
確実に係合レスポンスの低下を防止することができる。
変速段と直近の第2の変速段の達成時には、第1の変速
段に変速されてブレーキが係合される可能性が高く、ま
た第3の変速段の達成時には、通常第2の変速段を介し
て第1の変速段に変速されるので、各変速段に油圧サー
ボのロッドの設定位置を対応させることで、簡単に係合
の可能性の高い状態を区別することができ、しかも第2
の変速段の達成時に、ロッドを待機位置とすることで、
確実に係合レスポンスの低下を防止することができる。
【0024】また、請求項3に記載の構成では、引きず
り損失による燃費への影響が大きくなる高速段時に、ロ
ッドを解放位置にすることで、効果的に燃費を向上する
ことができる。
り損失による燃費への影響が大きくなる高速段時に、ロ
ッドを解放位置にすることで、効果的に燃費を向上する
ことができる。
【0025】また、請求項4に記載の構成では、油圧サ
ーボへの油圧の対向方向への選択的な供給のみでロッド
の設定位置を変更することができるので、油圧サーボを
簡単でコンパクトな構成とすることができる。
ーボへの油圧の対向方向への選択的な供給のみでロッド
の設定位置を変更することができるので、油圧サーボを
簡単でコンパクトな構成とすることができる。
【0026】また、請求項5に記載の構成では、油圧サ
ーボのロッドにかかるブレーキ係合方向の押圧力を離隔
スプリングにより緩衝させてブレーキ係合力とすること
ができるので、油圧サーボへの供給油圧を格別調圧制御
することなく、係合ショックを低減することができる。
ーボのロッドにかかるブレーキ係合方向の押圧力を離隔
スプリングにより緩衝させてブレーキ係合力とすること
ができるので、油圧サーボへの供給油圧を格別調圧制御
することなく、係合ショックを低減することができる。
【0027】また、請求項6に記載の構成では、ロッド
の後退位置への設定を簡単な回路構成で行うことができ
る。
の後退位置への設定を簡単な回路構成で行うことができ
る。
【0028】また、請求項7に記載の構成では、キック
ダウンによる飛び変速が生じるようなスロットル開度が
大きいときに、変速段位置に係わりなく、すぐに戻し油
室の油圧を排出して、油圧サーボのロッドを待機位置に
設定することで、係合レスポンスの低下を防止すること
ができる。
ダウンによる飛び変速が生じるようなスロットル開度が
大きいときに、変速段位置に係わりなく、すぐに戻し油
室の油圧を排出して、油圧サーボのロッドを待機位置に
設定することで、係合レスポンスの低下を防止すること
ができる。
【0029】また、請求項8に記載の構成では、バンド
ブレーキ解放時に、バンドを自身の拡開力によりアンカ
ーピンとケースに支持することにより、バンドが変形し
た場合でも、ドラムに対して全周にわたって一様なクリ
アランスを保たせることができる。
ブレーキ解放時に、バンドを自身の拡開力によりアンカ
ーピンとケースに支持することにより、バンドが変形し
た場合でも、ドラムに対して全周にわたって一様なクリ
アランスを保たせることができる。
【0030】また、請求項9に記載の構成では、バンド
ブレーキ解放時に、アプライ側ブラケットと油圧サーボ
のロッドの先端部との間に所定の隙間が形成されるの
で、バンドは自身の拡開力により、ロッドの先端部に妨
げられることなく、アンカーピンとケースに十分な保持
力で支持され、振動等でバンドがドラムと干渉すること
がなくなる。
ブレーキ解放時に、アプライ側ブラケットと油圧サーボ
のロッドの先端部との間に所定の隙間が形成されるの
で、バンドは自身の拡開力により、ロッドの先端部に妨
げられることなく、アンカーピンとケースに十分な保持
力で支持され、振動等でバンドがドラムと干渉すること
がなくなる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿い、本発明の実施
形態を説明する。図1〜図3は、本発明の第1実施形態
を示す。先ず、図1に示すように、この装置は、バンド
ブレーキの係合要素を構成するドラム2及びそれに締結
されるバンド3と、その操作機構を構成する油圧サーボ
1と、油圧サーボ1の制御のための回路とから構成され
ている。以下、これらについて順次説明する。
形態を説明する。図1〜図3は、本発明の第1実施形態
を示す。先ず、図1に示すように、この装置は、バンド
ブレーキの係合要素を構成するドラム2及びそれに締結
されるバンド3と、その操作機構を構成する油圧サーボ
1と、油圧サーボ1の制御のための回路とから構成され
ている。以下、これらについて順次説明する。
【0032】バンドブレーキのドラム2は、自動変速機
ギヤトレインの複数のプラネタリギヤ中のサンギヤ、リ
ングギヤ、キャリア等の各要素を変速のために自動変速
機ケース9に固定して反力要素とすべく、適宜の要素に
連結されている。また、バンド3は、ドラム2のほぼ全
周を取り巻いて配設され、バンド3の外周一端に取付け
られた山形断面のアンカー側ブラケット31と、外周他
端に取付けられた同様の山形断面のアプライ側ブラケッ
ト32を有する。そして、アンカー側ブラケット31
は、自動変速機ケース9に植設されたアンカーピン91
に断面の山部を当てつけられ、アプライ側ブラケット3
2は、自動変速機ケース9に固定配置された油圧サーボ
1に断面の山部を対峙した位置づけとされている。
ギヤトレインの複数のプラネタリギヤ中のサンギヤ、リ
ングギヤ、キャリア等の各要素を変速のために自動変速
機ケース9に固定して反力要素とすべく、適宜の要素に
連結されている。また、バンド3は、ドラム2のほぼ全
周を取り巻いて配設され、バンド3の外周一端に取付け
られた山形断面のアンカー側ブラケット31と、外周他
端に取付けられた同様の山形断面のアプライ側ブラケッ
ト32を有する。そして、アンカー側ブラケット31
は、自動変速機ケース9に植設されたアンカーピン91
に断面の山部を当てつけられ、アプライ側ブラケット3
2は、自動変速機ケース9に固定配置された油圧サーボ
1に断面の山部を対峙した位置づけとされている。
【0033】油圧サーボ1は、本形態において、自動変
速機ケース9とは別体とされ、ケース9に適宜の手段で
取付けられたシリンダ10と、その内部に配設された第
1及び第2のピストン12,13と、両ピストンに嵌挿
されたロッド11とから構成されている。シリンダ10
は、有底の円筒形とされ、底側が小径で解放端側が大径
の段付穴を形成され、小径の穴内に第1のピストン1
2、大径の穴内に第2のピストン13が摺動自在に嵌合
され、シリンダ10の軸をドラム2の接線方向に向けて
固定されており、解放端側は、大径の穴内に嵌合するプ
ラグ19で油密に塞がれている。第1のピストン12と
第2のピストン13との間には、所定の初期荷重を負荷
して離隔スプリング14が配設され、第1のピストン1
2とシリンダ10の底壁との間には、リターンスプリン
グ15が所定の初期荷重を負荷して配設されている。
速機ケース9とは別体とされ、ケース9に適宜の手段で
取付けられたシリンダ10と、その内部に配設された第
1及び第2のピストン12,13と、両ピストンに嵌挿
されたロッド11とから構成されている。シリンダ10
は、有底の円筒形とされ、底側が小径で解放端側が大径
の段付穴を形成され、小径の穴内に第1のピストン1
2、大径の穴内に第2のピストン13が摺動自在に嵌合
され、シリンダ10の軸をドラム2の接線方向に向けて
固定されており、解放端側は、大径の穴内に嵌合するプ
ラグ19で油密に塞がれている。第1のピストン12と
第2のピストン13との間には、所定の初期荷重を負荷
して離隔スプリング14が配設され、第1のピストン1
2とシリンダ10の底壁との間には、リターンスプリン
グ15が所定の初期荷重を負荷して配設されている。
【0034】油圧サーボ1のロッド11は、大・小径の
異なる段付軸状に構成され、大径部をシリンダ底壁の孔
に嵌挿され、小径部を第1のピストン12の中心孔及び
第2のピストン13の中心孔に嵌挿して、両ピストン1
2,13を介してシリンダ10に摺動自在に支持されて
いる。第1のピストン12は、一端面側をロッド11の
段差部に当接させ、他端面側をロッド11に固定のワッ
シャ16に当接させて、ロッド11に対して軸方向に不
動に固定されている。これに対して第2のピストン13
は、ロッド11の小径部に摺動自在に嵌挿されており、
ロッド11の小径部側端部の溝に嵌められたスナップリ
ング17と上記ワッシャ16のいずれかに当接する範囲
で、それらをストッパとする所定のストローク量を与え
られている。ロッド11の大径部端は、球面状に整形さ
れてアプライ側ブラケット32の山部との当接部とされ
ている。
異なる段付軸状に構成され、大径部をシリンダ底壁の孔
に嵌挿され、小径部を第1のピストン12の中心孔及び
第2のピストン13の中心孔に嵌挿して、両ピストン1
2,13を介してシリンダ10に摺動自在に支持されて
いる。第1のピストン12は、一端面側をロッド11の
段差部に当接させ、他端面側をロッド11に固定のワッ
シャ16に当接させて、ロッド11に対して軸方向に不
動に固定されている。これに対して第2のピストン13
は、ロッド11の小径部に摺動自在に嵌挿されており、
ロッド11の小径部側端部の溝に嵌められたスナップリ
ング17と上記ワッシャ16のいずれかに当接する範囲
で、それらをストッパとする所定のストローク量を与え
られている。ロッド11の大径部端は、球面状に整形さ
れてアプライ側ブラケット32の山部との当接部とされ
ている。
【0035】シリンダ10の小径穴と第1のピストン1
2により画定される戻し油室RR は、シリンダ底壁内に
形成された油路LR により他の係合要素Aの油圧サーボ
4に油圧を供給する供給回路Lに油路rで接続されてい
る。シリンダ10の大径穴及びプラグ19と第2のピス
トン13により画定される係合油室RA は、シリンダ周
壁のポートLA を介して、油圧サーボ1のための図示し
ない油圧の供給回路に油路aで接続されている。シリン
ダ10の大径穴と第1及び第2のピストン12,13に
より画定されるリターンスプリング配設空間は、シリン
ダ10の周壁に形成されたブリーザ孔18で変速機ケー
ス9内空間に解放されている。
2により画定される戻し油室RR は、シリンダ底壁内に
形成された油路LR により他の係合要素Aの油圧サーボ
4に油圧を供給する供給回路Lに油路rで接続されてい
る。シリンダ10の大径穴及びプラグ19と第2のピス
トン13により画定される係合油室RA は、シリンダ周
壁のポートLA を介して、油圧サーボ1のための図示し
ない油圧の供給回路に油路aで接続されている。シリン
ダ10の大径穴と第1及び第2のピストン12,13に
より画定されるリターンスプリング配設空間は、シリン
ダ10の周壁に形成されたブリーザ孔18で変速機ケー
ス9内空間に解放されている。
【0036】このように構成された油圧サーボ装置は、
上記供給回路を含む図示しない油圧制御装置の制御の下
に、各係合要素に対応する油圧サーボに対する油圧の給
排により、図2に作動を図表化して示すように、各係合
要素A,B,Cを係合(図に○印で示す)及び解放(図
に無印で示す)させることで第1速〜第4速の各変速段
1ST,2ND,3RD,4THを達成する。すなわ
ち、本発明にいう他の係合要素は、この形態では、第4
速(4TH)達成のために係合される係合要素Aに当た
り、本発明が適用されたバンドブレーキが第1速(1S
T)達成のために係合される係合要素Cに当たる。
上記供給回路を含む図示しない油圧制御装置の制御の下
に、各係合要素に対応する油圧サーボに対する油圧の給
排により、図2に作動を図表化して示すように、各係合
要素A,B,Cを係合(図に○印で示す)及び解放(図
に無印で示す)させることで第1速〜第4速の各変速段
1ST,2ND,3RD,4THを達成する。すなわ
ち、本発明にいう他の係合要素は、この形態では、第4
速(4TH)達成のために係合される係合要素Aに当た
り、本発明が適用されたバンドブレーキが第1速(1S
T)達成のために係合される係合要素Cに当たる。
【0037】こうした各係合要素と油圧回路との関係か
ら、第4速(4TH)達成のために、図1に示す係合要
素Aの油圧サーボ4に供給回路Lから係合圧(PA )が
供給されると、係合要素Aの係合がなされるわけである
が、この油圧は、同時に油路rとリリース油路LR を経
て油圧サーボ1の戻し油室RR にも供給され、第1のピ
ストン12は、その圧力で離隔スプリング14を圧縮し
ながら押し戻され、それに固定されたロッド11は、図
示の後退位置に押し戻される。この結果、バンド3は、
自身の拡開力によりロッド11の後退に追随して拡径
し、ドラム2とのクリアランスGを油の引きずり抵抗を
生じない十分な広さ(例えば1mm程度)に拡大する。
そして、この形態では、バンド3が所定の拡径状態に達
したとき、アンカーピン91に一端を当接支持されたバ
ンド3の外周面がケース9の2つの支持面90に、アン
カーピン91を含めて円周方向に見てほぼ等間隔の部位
で支持されるため、ドラム2に対するクリアランスGも
全周にわたって実質上均等となる。更に、このケース9
による支持で、バンド3の拡径が停止するため、更なる
ロッド11の後退で、ロッド11の先端とアプライ側ブ
ラケット32との間に間隙gが形成される。この間隙g
の形成は、振動等による意図しないブレーキ係合を防ぐ
のに有効である。
ら、第4速(4TH)達成のために、図1に示す係合要
素Aの油圧サーボ4に供給回路Lから係合圧(PA )が
供給されると、係合要素Aの係合がなされるわけである
が、この油圧は、同時に油路rとリリース油路LR を経
て油圧サーボ1の戻し油室RR にも供給され、第1のピ
ストン12は、その圧力で離隔スプリング14を圧縮し
ながら押し戻され、それに固定されたロッド11は、図
示の後退位置に押し戻される。この結果、バンド3は、
自身の拡開力によりロッド11の後退に追随して拡径
し、ドラム2とのクリアランスGを油の引きずり抵抗を
生じない十分な広さ(例えば1mm程度)に拡大する。
そして、この形態では、バンド3が所定の拡径状態に達
したとき、アンカーピン91に一端を当接支持されたバ
ンド3の外周面がケース9の2つの支持面90に、アン
カーピン91を含めて円周方向に見てほぼ等間隔の部位
で支持されるため、ドラム2に対するクリアランスGも
全周にわたって実質上均等となる。更に、このケース9
による支持で、バンド3の拡径が停止するため、更なる
ロッド11の後退で、ロッド11の先端とアプライ側ブ
ラケット32との間に間隙gが形成される。この間隙g
の形成は、振動等による意図しないブレーキ係合を防ぐ
のに有効である。
【0038】次に、第3速への変速の場合、第4速から
のシフトダウンの場合には、油圧サーボ4の係合圧が排
出され、油圧サーボ1の戻し油室RR に供給されていた
油圧もリリース油路LR を介して排出され、第1のピス
トン12は受圧を解放されて、離隔スプリング14の負
荷で押し出され、それに固定されたロッド11は、待機
位置まで戻る。この結果、バンド3は、自身の拡開力に
抗してロッド11に押されて縮径し、クリアランスGを
従来のものの解放状態に相当するクリアランス(例えば
0.5mm程度)まで詰めて、第1速への変速に備えた
待機位置となる。また、第2速からのシフトアップの場
合には、もともと供給回路Lへの油圧供給がなされてい
ないので、第1のピストン12は離隔スプリング14の
負荷で押し出されて待機位置にある。
のシフトダウンの場合には、油圧サーボ4の係合圧が排
出され、油圧サーボ1の戻し油室RR に供給されていた
油圧もリリース油路LR を介して排出され、第1のピス
トン12は受圧を解放されて、離隔スプリング14の負
荷で押し出され、それに固定されたロッド11は、待機
位置まで戻る。この結果、バンド3は、自身の拡開力に
抗してロッド11に押されて縮径し、クリアランスGを
従来のものの解放状態に相当するクリアランス(例えば
0.5mm程度)まで詰めて、第1速への変速に備えた
待機位置となる。また、第2速からのシフトアップの場
合には、もともと供給回路Lへの油圧供給がなされてい
ないので、第1のピストン12は離隔スプリング14の
負荷で押し出されて待機位置にある。
【0039】次に、第1速への変速の場合の動作は、従
来の油圧サーボと同様のものとなる。ここで、本発明の
構成に特有の前記動作も含めて、油圧サーボ1の油圧の
給排と、それに伴う第1及び第2のピストン12,13
並びにロッド11の変位との関係をまとめて、更に詳細
に説明する。
来の油圧サーボと同様のものとなる。ここで、本発明の
構成に特有の前記動作も含めて、油圧サーボ1の油圧の
給排と、それに伴う第1及び第2のピストン12,13
並びにロッド11の変位との関係をまとめて、更に詳細
に説明する。
【0040】図3の最上段に示す状態が、上記のような
ロッド11の後退位置を表しており、戻し油室RR にの
み油圧が供給されている(図に下向き矢印で示す)状態
である。この状態では、第1及び第2のピストン12,
13ともにバンドに対して最も後退した位置にあり、し
かも、ロッド11は第2のピストン13に対しても後退
した位置にある。このとき、離隔スプリング14も圧縮
されている。この状態が図にSR で示す上記後退位置と
なる。
ロッド11の後退位置を表しており、戻し油室RR にの
み油圧が供給されている(図に下向き矢印で示す)状態
である。この状態では、第1及び第2のピストン12,
13ともにバンドに対して最も後退した位置にあり、し
かも、ロッド11は第2のピストン13に対しても後退
した位置にある。このとき、離隔スプリング14も圧縮
されている。この状態が図にSR で示す上記後退位置と
なる。
【0041】この状態から油室RR の油圧が解除されて
(図に上向き矢印で示す)、両油室RR ,RA の油圧が
共になくなると、図の第2段目に示すように、第2のピ
ストン13はリターンスプリング15の負荷で、上記の
位置を保つのに対して、第1のピストン12は、離隔ス
プリング14の負荷で押し出され、それに固定されたロ
ッド11も押し出される。そして、ロッド11後端のス
ナップリング17が第2のピストン13に押し当たった
ところでストローク制限されて変位を停止する。この状
態が図にSS で示す上記待機位置となる。
(図に上向き矢印で示す)、両油室RR ,RA の油圧が
共になくなると、図の第2段目に示すように、第2のピ
ストン13はリターンスプリング15の負荷で、上記の
位置を保つのに対して、第1のピストン12は、離隔ス
プリング14の負荷で押し出され、それに固定されたロ
ッド11も押し出される。そして、ロッド11後端のス
ナップリング17が第2のピストン13に押し当たった
ところでストローク制限されて変位を停止する。この状
態が図にSS で示す上記待機位置となる。
【0042】次に、油室RA に油圧が供給されると、図
の3段目に示すように、今度は第2のピストン13がリ
ターンスプリング15を圧縮しながら、バンドがドラム
に係合してロッド11の行き足が止まるまで前進する。
この際、ロッド11、第1のピストン12及び第2のピ
ストン13の相対的位置関係並びに離隔スプリング14
の圧縮状態は、全て待機状態と同様のまま、これらの位
置のみが変位する。そして、バンドがドラムに接触して
クリアランスG(図1参照)がなくなり、ロッド11の
行き足が止まると、今度は、第2のピストン13は、離
隔スプリング14をも圧縮しながら更に前進を続ける。
この動作は、ロッド11に第1のピストン12を介して
離隔スプリング14の圧縮による反力荷重がかかる状態
であるため、スプリング14のばね弾性により緩衝され
た力がバンドにかかることになり、ブレーキ係合当初の
係合ショックをやわらげる効果となる。
の3段目に示すように、今度は第2のピストン13がリ
ターンスプリング15を圧縮しながら、バンドがドラム
に係合してロッド11の行き足が止まるまで前進する。
この際、ロッド11、第1のピストン12及び第2のピ
ストン13の相対的位置関係並びに離隔スプリング14
の圧縮状態は、全て待機状態と同様のまま、これらの位
置のみが変位する。そして、バンドがドラムに接触して
クリアランスG(図1参照)がなくなり、ロッド11の
行き足が止まると、今度は、第2のピストン13は、離
隔スプリング14をも圧縮しながら更に前進を続ける。
この動作は、ロッド11に第1のピストン12を介して
離隔スプリング14の圧縮による反力荷重がかかる状態
であるため、スプリング14のばね弾性により緩衝され
た力がバンドにかかることになり、ブレーキ係合当初の
係合ショックをやわらげる効果となる。
【0043】更に第2のピストン13が前進して、図の
最下段に示すように、第1のピストン12に行き当たる
と、第2のピストン13にかかる油圧による押圧力が第
1のピストン12を介して直接ロッド11にかかり、バ
ンドは強い力でドラムを締めつける本来のブレーキ係合
動作となる。この状態が図にSA で示す上記係合位置と
なる。
最下段に示すように、第1のピストン12に行き当たる
と、第2のピストン13にかかる油圧による押圧力が第
1のピストン12を介して直接ロッド11にかかり、バ
ンドは強い力でドラムを締めつける本来のブレーキ係合
動作となる。この状態が図にSA で示す上記係合位置と
なる。
【0044】要するに、上記実施形態では、自動変速機
は、バンドブレーキを係合させて達成される第1の変速
段すなわち第1速と、それに直近する第2の変速段すな
わち第2速と、第1速との間に第2速を挟む第1及び第
2速より高速段側の第3の変速段すなわち第4速とを達
成するものとされ、油圧サーボ1のロッド11は、第1
速を達成するために係合位置に設定され、第2速におい
て待機位置に設定され、第4速において後退位置に設定
される。そして、こうした設定のために、油圧サーボ1
は、ロッド11を係合方向に押圧する油圧を供給される
係合油室RA と、解放方向に押圧する油圧を供給される
戻し油室RR とを有する構成とされ、それによりロッド
11は、係合油室RA への油圧の供給により係合位置に
設定され、戻し油室RR 及び係合油室RA の油圧の解放
により待機位置に設定され、戻し油室RR への油圧の供
給により後退位置に設定される。
は、バンドブレーキを係合させて達成される第1の変速
段すなわち第1速と、それに直近する第2の変速段すな
わち第2速と、第1速との間に第2速を挟む第1及び第
2速より高速段側の第3の変速段すなわち第4速とを達
成するものとされ、油圧サーボ1のロッド11は、第1
速を達成するために係合位置に設定され、第2速におい
て待機位置に設定され、第4速において後退位置に設定
される。そして、こうした設定のために、油圧サーボ1
は、ロッド11を係合方向に押圧する油圧を供給される
係合油室RA と、解放方向に押圧する油圧を供給される
戻し油室RR とを有する構成とされ、それによりロッド
11は、係合油室RA への油圧の供給により係合位置に
設定され、戻し油室RR 及び係合油室RA の油圧の解放
により待機位置に設定され、戻し油室RR への油圧の供
給により後退位置に設定される。
【0045】詳しくは、油圧サーボ1は、ロッド11に
不動に固定して油圧サーボ1のシリンダ10に可動に嵌
合され、シリンダ10との間に戻し油室RR を画定する
第1のピストン12と、ロッド11に所定量のみ軸方向
摺動自在に支持してシリンダ10に可動に嵌合され、シ
リンダ10との間に係合油室RA を画定する第2のピス
トン13と、それらを軸方向に相互に離反させる離隔ス
プリング14と、第2のピストン13を解放方向に付勢
するリターンスプリング15とを有する構成とされてい
る。そして戻し油室RR に供給される油圧は、第4速を
達成するために係合される係合要素Aのための他の油圧
サーボ4の油圧とされている。
不動に固定して油圧サーボ1のシリンダ10に可動に嵌
合され、シリンダ10との間に戻し油室RR を画定する
第1のピストン12と、ロッド11に所定量のみ軸方向
摺動自在に支持してシリンダ10に可動に嵌合され、シ
リンダ10との間に係合油室RA を画定する第2のピス
トン13と、それらを軸方向に相互に離反させる離隔ス
プリング14と、第2のピストン13を解放方向に付勢
するリターンスプリング15とを有する構成とされてい
る。そして戻し油室RR に供給される油圧は、第4速を
達成するために係合される係合要素Aのための他の油圧
サーボ4の油圧とされている。
【0046】かくして、上記第1実施形態によれば、バ
ンドブレーキ解放状態では、ロッド11を比較的後退さ
せていない待機位置と、大きく後退させた後退位置とを
選択的に設定可能とし、バンドブレーキが変速にともな
い係合する可能性が高いときに、予め待機位置にロッド
を設定しているので、係合レスポンスが低下することは
ない。また、係合の可能性が低く、係合レスポンスに影
響がないときには、ロッドを待機位置よりも後退させた
後退位置とすることで、引きずり損失を低減することが
できる。すなわち、第1速に対して直近の第2速のとき
には、第1速に変速されてブレーキが係合される可能性
が高く、また第3、4速のときには通常第2速を経由し
て第1速に変速されるので、第2速時を待機位置とする
ことで、格別の検知手段を用いることなく簡単に係合の
可能性の高い状態を区別することができ、確実に係合レ
スポンスの低下を防止することができる。しかも、高速
段時は、走行頻度が高く、引きずり損失による燃費への
影響も大きくなるので、高速段時にロッド11を解放位
置にすることで、効果的に燃費を向上することができ
る。また、他の係合要素のための係合圧をリリース圧と
して利用することで、ロッド11の位置を変更している
ので、簡単な回路構成で装置をコンパクトな構成とする
ことができる。
ンドブレーキ解放状態では、ロッド11を比較的後退さ
せていない待機位置と、大きく後退させた後退位置とを
選択的に設定可能とし、バンドブレーキが変速にともな
い係合する可能性が高いときに、予め待機位置にロッド
を設定しているので、係合レスポンスが低下することは
ない。また、係合の可能性が低く、係合レスポンスに影
響がないときには、ロッドを待機位置よりも後退させた
後退位置とすることで、引きずり損失を低減することが
できる。すなわち、第1速に対して直近の第2速のとき
には、第1速に変速されてブレーキが係合される可能性
が高く、また第3、4速のときには通常第2速を経由し
て第1速に変速されるので、第2速時を待機位置とする
ことで、格別の検知手段を用いることなく簡単に係合の
可能性の高い状態を区別することができ、確実に係合レ
スポンスの低下を防止することができる。しかも、高速
段時は、走行頻度が高く、引きずり損失による燃費への
影響も大きくなるので、高速段時にロッド11を解放位
置にすることで、効果的に燃費を向上することができ
る。また、他の係合要素のための係合圧をリリース圧と
して利用することで、ロッド11の位置を変更している
ので、簡単な回路構成で装置をコンパクトな構成とする
ことができる。
【0047】次に、図4は、本発明の第2実施形態を示
す。この形態は、第4速時にロッドを後退させる点は、
上記第1実施形態のものと同様であるが、車両運転者の
キックダウン操作に備えて、ロッドを待機位置に戻す点
が異なる。以下、相違点のみ説明すると、油路r中に切
換弁5が介挿されている。この切換弁5は、供給回路L
のリリース油路rへの連通と、供給回路Lを遮断してリ
リース油路rをドレーン接続する切り換えを行う弁体と
してのスプール51と、スプール51を上記のように切
り換えるプランジャ52とから構成されたスプリング復
帰式の弁とされている。そして、プランジャ52には、
第2速達成時に、油圧サーボ1を待機位置とすべく、油
圧回路の2(セカンド)レンジ圧(P2 )が印加可能と
され、スプール51には、その位置に関係なくスロット
ル圧(Pt h )が印加可能とされている。
す。この形態は、第4速時にロッドを後退させる点は、
上記第1実施形態のものと同様であるが、車両運転者の
キックダウン操作に備えて、ロッドを待機位置に戻す点
が異なる。以下、相違点のみ説明すると、油路r中に切
換弁5が介挿されている。この切換弁5は、供給回路L
のリリース油路rへの連通と、供給回路Lを遮断してリ
リース油路rをドレーン接続する切り換えを行う弁体と
してのスプール51と、スプール51を上記のように切
り換えるプランジャ52とから構成されたスプリング復
帰式の弁とされている。そして、プランジャ52には、
第2速達成時に、油圧サーボ1を待機位置とすべく、油
圧回路の2(セカンド)レンジ圧(P2 )が印加可能と
され、スプール51には、その位置に関係なくスロット
ル圧(Pt h )が印加可能とされている。
【0048】こうして係合要素と油圧回路との関係か
ら、第4速達成のために、係合要素Aの油圧サーボ4に
係合圧が供給されると、この油圧は、供給回路Lから切
換弁5にも供給される。このとき、切換弁5は、スプリ
ング負荷で図示左半分に示す油路連結状態にあるため、
切換弁5経由で係合圧(PA )がリリース圧(PR )と
して油圧サーボ1の戻し油室RR に供給され、第1のピ
ストン12の受圧で、それに固定されたロッド11は、
図示の後退位置に押し戻される。この結果、図示しない
バンドは、自身の拡開力によりロッド11の後退に追随
して開き、ドラムとのクリアランスを油の引きずり抵抗
を生じない十分な広さに拡大する。
ら、第4速達成のために、係合要素Aの油圧サーボ4に
係合圧が供給されると、この油圧は、供給回路Lから切
換弁5にも供給される。このとき、切換弁5は、スプリ
ング負荷で図示左半分に示す油路連結状態にあるため、
切換弁5経由で係合圧(PA )がリリース圧(PR )と
して油圧サーボ1の戻し油室RR に供給され、第1のピ
ストン12の受圧で、それに固定されたロッド11は、
図示の後退位置に押し戻される。この結果、図示しない
バンドは、自身の拡開力によりロッド11の後退に追随
して開き、ドラムとのクリアランスを油の引きずり抵抗
を生じない十分な広さに拡大する。
【0049】この状態で車両運転者のキックダウン操作
があると、油圧回路の図示しないスロットル弁からスロ
ットル圧(Pt h )が出力され、切換弁5のスプール5
1は図示右半分に示す位置に切り換わり、供給回路Lを
閉じると同時にリリース油路rをドレーン接続する。こ
れにより戻し油室RR の油圧は解放され、第1のピスト
ン12は、離隔スプリング14の負荷で押し出され、ロ
ッド11は待機位置となる。
があると、油圧回路の図示しないスロットル弁からスロ
ットル圧(Pt h )が出力され、切換弁5のスプール5
1は図示右半分に示す位置に切り換わり、供給回路Lを
閉じると同時にリリース油路rをドレーン接続する。こ
れにより戻し油室RR の油圧は解放され、第1のピスト
ン12は、離隔スプリング14の負荷で押し出され、ロ
ッド11は待機位置となる。
【0050】要するに、この実施形態では、第4速(4
TH)すなわち第3の変速段は、第1速(1ST)すな
わち第1の変速段及び第2速(2ND)すなわち第2の
変速段より高速段側とされ、戻し油室RR と、第3の変
速段(4TH)を達成するために係合される係合要素A
のための他の油圧サーボ4とは油路rで連結され、この
油路rに、スロットル開度が所定値以上になると油路r
を遮断する弁5が配設されている。そして、こうした構
成により、キックダウンによる飛び変速が生じるような
スロットル開度が大きいときに、予め戻し油室RR の油
圧を排出しておくことで第2速を経由しない変速が生じ
たときの係合レスポンスの低下をも防止することができ
る。
TH)すなわち第3の変速段は、第1速(1ST)すな
わち第1の変速段及び第2速(2ND)すなわち第2の
変速段より高速段側とされ、戻し油室RR と、第3の変
速段(4TH)を達成するために係合される係合要素A
のための他の油圧サーボ4とは油路rで連結され、この
油路rに、スロットル開度が所定値以上になると油路r
を遮断する弁5が配設されている。そして、こうした構
成により、キックダウンによる飛び変速が生じるような
スロットル開度が大きいときに、予め戻し油室RR の油
圧を排出しておくことで第2速を経由しない変速が生じ
たときの係合レスポンスの低下をも防止することができ
る。
【0051】更に、図5は、本発明の第3実施形態を示
す。この形態は、キックダウン操作に備えて、ロッドを
待機位置に戻す点は、上記第2実施形態のものと同様で
あるが、第3速時にもロッドを後退させる点が上記いず
れの実施形態とも異なる。この形態では、上記の趣旨に
沿って、係合要素A及び係合要素Bの供給回路L,L’
をともに切り換える構成とされる。なお、図に示す2つ
のチェック弁は両油圧サーボ4,4’相互の連通を防ぐ
ために設けられている。
す。この形態は、キックダウン操作に備えて、ロッドを
待機位置に戻す点は、上記第2実施形態のものと同様で
あるが、第3速時にもロッドを後退させる点が上記いず
れの実施形態とも異なる。この形態では、上記の趣旨に
沿って、係合要素A及び係合要素Bの供給回路L,L’
をともに切り換える構成とされる。なお、図に示す2つ
のチェック弁は両油圧サーボ4,4’相互の連通を防ぐ
ために設けられている。
【0052】こうした構成を採ると、第4速(4TH)
のみならず第3速(3RD)においてもブレーキの油圧
サーボ1を後退位置に設定することで、引きずり損失を
発生する待機位置への設定期間を最小限に制限すること
ができ、しかもキックダウン変速のような、途中の変速
段を飛び越す変速にもレスポンスよく対応したブレーキ
係合を達成することができる。この実施形態の場合、第
4速(4TH)及び第3速(3RD)が本発明にいう第
3の変速段に該当することとなる。
のみならず第3速(3RD)においてもブレーキの油圧
サーボ1を後退位置に設定することで、引きずり損失を
発生する待機位置への設定期間を最小限に制限すること
ができ、しかもキックダウン変速のような、途中の変速
段を飛び越す変速にもレスポンスよく対応したブレーキ
係合を達成することができる。この実施形態の場合、第
4速(4TH)及び第3速(3RD)が本発明にいう第
3の変速段に該当することとなる。
【0053】以上、本発明の各特徴点を、想定し得る好
適な形態で組み合わせて具体化した3つの実施形態に基
づいて説明したが、本発明は、例示の具体的構成に限定
されるものではなく、特許請求の範囲の個々の請求項に
記載の事項の範囲内で、種々の具体的構成を採ることが
できるものである。また、上記各実施形態では、本発明
を一重巻きのバンドブレーキに適用しているが、本発明
は、バンドをドラムに対して二重巻きしたものにも適用
することができ、そうした場合、ドラムとバンドとの間
に所定のクリアランスを得るのに、油圧サーボのロッド
の後退ストローク量は、一重巻きの場合のほぼ2倍を要
するため、本発明を適用したことによるロッド後退の効
果は、一層顕著なものとなる。
適な形態で組み合わせて具体化した3つの実施形態に基
づいて説明したが、本発明は、例示の具体的構成に限定
されるものではなく、特許請求の範囲の個々の請求項に
記載の事項の範囲内で、種々の具体的構成を採ることが
できるものである。また、上記各実施形態では、本発明
を一重巻きのバンドブレーキに適用しているが、本発明
は、バンドをドラムに対して二重巻きしたものにも適用
することができ、そうした場合、ドラムとバンドとの間
に所定のクリアランスを得るのに、油圧サーボのロッド
の後退ストローク量は、一重巻きの場合のほぼ2倍を要
するため、本発明を適用したことによるロッド後退の効
果は、一層顕著なものとなる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る油圧サーボ装置の
油圧サーボと係合要素とを関連する回路部分を付記して
示す断面図である。
油圧サーボと係合要素とを関連する回路部分を付記して
示す断面図である。
【図2】上記油圧サーボの作動を示す作動説明図であ
る。
る。
【図3】上記油圧サーボ装置の作動と達成される変速段
との関係を示す係合図表である。
との関係を示す係合図表である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る油圧サーボ装置の
回路構成を油圧サーボの断面とともに示す部分回路図で
ある。
回路構成を油圧サーボの断面とともに示す部分回路図で
ある。
【図5】本発明の第3実施形態に係る油圧サーボ装置の
回路構成を油圧サーボの断面とともに示す部分回路図で
ある。
回路構成を油圧サーボの断面とともに示す部分回路図で
ある。
1 油圧サーボ 2 ドラム 3 バンド 4,4’他の油圧サーボ 5 切換弁(弁) 9 ケース 10 シリンダ 11 ロッド 12 第1のピストン 13 第2のピストン 14 離隔スプリング 15 リターンスプリング 32 アプライ側ブラケット 90 支持面 91 アンカーピン SA 係合位置 SS 待機位置 SR 後退位置 1ST 第1の変速段 2ND 第2の変速段 3RD,4TH 第3の変速段 RA 係合油室 RR 戻し油室 g 間隙 r 油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 明利 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 棚橋 克行 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 油圧サーボによりドラムにバンドを係合
させるバンドブレーキを係合要素として備え、 前記油圧サーボは、バンドブレーキを係合させる係合位
置と、該係合位置から解放方向へ所定量後退した待機位
置と、該待機位置より更に解放方向へ後退してバンドブ
レーキを解放させる後退位置とに選択的に設定可能なロ
ッドを有することを特徴とする自動変速機の油圧サーボ
装置。 - 【請求項2】 前記自動変速機は、少なくとも、前記バ
ンドブレーキを係合させて達成される第1の変速段と、
該第1の変速段と直近の第2の変速段と、前記第1の変
速段との間に前記第2の変速段を挟む第3の変速段とを
達成するものとされ、 前記油圧サーボのロッドは、前記第1の変速段を達成す
るために前記係合位置に設定され、前記第2の変速段に
おいて前記待機位置に設定され、前記第3の変速段にお
いて前記後退位置に設定される、請求項1記載の自動変
速機の油圧サーボ装置。 - 【請求項3】 前記第3の変速段は、前記第1及び第2
の変速段より高速段側とされた、請求項2記載の自動変
速機の油圧サーボ装置。 - 【請求項4】 前記油圧サーボは、前記ロッドを係合方
向に押圧する油圧を供給される係合油室と、解放方向に
押圧する油圧を供給される戻し油室とを有し、 前記ロッドは、前記係合油室への油圧の供給により係合
位置に設定され、前記戻し油室及び係合油室の油圧の解
放により待機位置に設定され、前記戻し油室への油圧の
供給により後退位置に設定される、請求項1〜3のいず
れか1項記載の自動変速機の油圧サーボ装置。 - 【請求項5】 前記油圧サーボは、 前記ロッドに不動に固定して油圧サーボのシリンダに可
動に嵌合され、該シリンダとの間に前記戻し油室を画定
する第1のピストンと、 前記ロッドに所定量のみ軸方向摺動自在に支持して前記
シリンダに可動に嵌合され、該シリンダとの間に係合油
室を画定する第2のピストンと、 前記第1のピストンと第2のピストンを軸方向に相互に
離反させる離隔スプリングと、 前記第2のピストンを解放方向に付勢するリターンスプ
リングとを有する、請求項4記載の自動変速機の油圧サ
ーボ装置。 - 【請求項6】 前記戻し油室に供給される油圧は、前記
第3の変速段を達成するために係合される係合要素のた
めの他の油圧サーボの油圧とされた、請求項4又は5記
載の自動変速機の油圧サーボ装置。 - 【請求項7】 前記第3の変速段は、前記第1及び第2
の変速段より高速段側とされ、 前記戻し油室と、前記第3の変速段を達成するために係
合される係合要素のための他の油圧サーボとは、油路で
連結され、該油路に、自動変速機に連結されたエンジン
のスロットル開度が所定値以上になると油路を遮断する
弁が配設された、請求項6記載の自動変速機の油圧サー
ボ装置。 - 【請求項8】 前記自動変速機のケースは、アンカーピ
ンにより一端側を拘束され、自身の弾性により拡径する
前記バンドの外周部を、前記ロッドの後退位置におい
て、所定の範囲にわたり支持して、前記バンドの拡径を
制限する支持面を有する、請求項1〜7のいずれか1項
記載の自動変速機の油圧サーボ装置。 - 【請求項9】 前記支持面は、前記ロッドの後退位置に
おいて、前記バンドのアプライ側ブラケットと前記ロッ
ドの先端部との間に所定の間隙を生じる拡径状態に前記
バンドを支持する、請求項8記載の自動変速機の油圧サ
ーボ装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8046940A JPH09217765A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 自動変速機の油圧サーボ装置 |
| EP96119369A EP0789172A3 (en) | 1996-02-09 | 1996-12-03 | Hydraulic servo device for automatic transmission |
| US08/777,179 US5881858A (en) | 1996-02-09 | 1996-12-27 | Hydraulic servo-mechanism for an automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8046940A JPH09217765A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 自動変速機の油圧サーボ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09217765A true JPH09217765A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12761321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8046940A Pending JPH09217765A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 自動変速機の油圧サーボ装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5881858A (ja) |
| EP (1) | EP0789172A3 (ja) |
| JP (1) | JPH09217765A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4019554B2 (ja) | 1998-08-03 | 2007-12-12 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池セパレータ用多連凹凸板の製造方法 |
| US6357560B1 (en) * | 2000-03-21 | 2002-03-19 | Ford Global Tech., Inc. | Servo assembly for operating a brake band in an automatic transmission vehicle |
| US7066305B2 (en) * | 2000-12-08 | 2006-06-27 | Borgwarner Inc. | Brake bands for an automatic transmission and method for controlling a gear shift in automatic transmission and feedback loop control system |
| DE112011104186A5 (de) * | 2010-09-23 | 2013-09-12 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Umschlingungsbremsvorrichtung für Planetengetriebe und Planetengetriebe mit Umschlingungsbremsvorrichtung |
Family Cites Families (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2227245A (en) * | 1932-04-28 | 1940-12-31 | Bendix Aviat Corp | Brake |
| US2193305A (en) * | 1937-08-21 | 1940-03-12 | Gen Motors Corp | Brake and clutch capacity control |
| US2513192A (en) * | 1948-03-18 | 1950-06-27 | Packard Motor Car Co | Multiple piston hydraulic motor for planetary gear brakes |
| US2769307A (en) * | 1950-07-14 | 1956-11-06 | Studebaker Packard Corp | Hydraulically operated servo-motor |
| US2633712A (en) * | 1951-02-16 | 1953-04-07 | Chrysler Corp | Servo cylinder |
| DE1198216B (de) * | 1957-07-26 | 1965-08-05 | Daimler Benz Ag | Schaltvorrichtung fuer insbesondere in Kraftfahrzeugen verwendbare Geschwindigkeitswechselgetriebe, die als durch OEldruck mittels Steuerorgane kraftschluessig schaltbare Umlaufraedergetriebe ausgebildet sind |
| US2901888A (en) * | 1957-09-20 | 1959-09-01 | Int Harvester Co | Multi-piston servo-motor |
| US3353637A (en) * | 1965-10-22 | 1967-11-21 | Gen Motors Corp | Servo motor |
| GB1336710A (en) * | 1970-11-05 | 1973-11-07 | Automotive Prod Co Ltd | Fluid pressure operable actuators |
| JPS6114697Y2 (ja) * | 1980-06-04 | 1986-05-08 | ||
| US4456100A (en) * | 1981-08-04 | 1984-06-26 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Band brake mechanism for an automatic transmission of an automobile |
| JPS59183122A (ja) | 1983-03-31 | 1984-10-18 | Aisin Seiki Co Ltd | 変速機用摩擦係合装置の流体作動装置 |
| JPS6084452A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-13 | Nissan Motor Co Ltd | アキユムレ−タ内蔵油圧サ−ボ装置 |
| JPH0663556B2 (ja) * | 1985-09-30 | 1994-08-22 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 4輪駆動車の自動変速機 |
| US4930373A (en) * | 1987-12-04 | 1990-06-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Brake system for automatic transmission |
| JP3103568B2 (ja) * | 1989-06-29 | 2000-10-30 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機における油圧制御装置 |
| US5588928A (en) * | 1995-05-08 | 1996-12-31 | Koivunen; Erkki A. | Self-synchronizing brake band actuating system for automatic change speed transmissions |
| US5711403A (en) * | 1996-11-04 | 1998-01-27 | Ford Global Technologies, Inc. | Rapid apply servo for a brake band of an automatic transmission |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP8046940A patent/JPH09217765A/ja active Pending
- 1996-12-03 EP EP96119369A patent/EP0789172A3/en not_active Withdrawn
- 1996-12-27 US US08/777,179 patent/US5881858A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0789172A2 (en) | 1997-08-13 |
| EP0789172A3 (en) | 1998-06-17 |
| US5881858A (en) | 1999-03-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100293877B1 (ko) | 자동변속기용회전클러치장치 | |
| US4930373A (en) | Brake system for automatic transmission | |
| US5301783A (en) | Dual pressure accumulator | |
| KR20020063809A (ko) | 자동 변속기의 예비충전 제어 시스템 | |
| US4138846A (en) | Accumulator for hydraulic control system | |
| JP2592129B2 (ja) | 自動変速機の液圧制御装置 | |
| US5881858A (en) | Hydraulic servo-mechanism for an automatic transmission | |
| JP3480299B2 (ja) | 自動変速機の油圧サーボ装置 | |
| JPS6363785B2 (ja) | ||
| JPS62266254A (ja) | 車両用自動変速機の油圧制御装置 | |
| JPS6148024B2 (ja) | ||
| JPH0582511B2 (ja) | ||
| JP3659442B2 (ja) | 油圧サーボ装置 | |
| JPS6323637Y2 (ja) | ||
| JPS627014Y2 (ja) | ||
| JPS607126B2 (ja) | 油圧緩衝装置 | |
| JPH01242856A (ja) | 自動変速機用ブレーキ装置 | |
| JPH10184908A (ja) | 自動変速機の油圧サーボ装置 | |
| JP3035998B2 (ja) | 変速機のシフト制御装置 | |
| JPH0210862Y2 (ja) | ||
| JPH05296346A (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
| JP2006322479A (ja) | バンドブレーキのサーボ装置 | |
| JPH0582510B2 (ja) | ||
| JPS6241852Y2 (ja) | ||
| JPH0585789B2 (ja) |