JPH09234899A - 感熱記録装置 - Google Patents

感熱記録装置

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JPH09234899A
JPH09234899A JP8042969A JP4296996A JPH09234899A JP H09234899 A JPH09234899 A JP H09234899A JP 8042969 A JP8042969 A JP 8042969A JP 4296996 A JP4296996 A JP 4296996A JP H09234899 A JPH09234899 A JP H09234899A
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JP8042969A
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Takao Kuwabara
原 孝 夫 桑
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像データのシェーディング補正を高精度に行
うことができる感熱記録装置を提供すること。 【解決手段】画像データのシェーディング補正データお
よび画像データのシェーディング補正の補正係数に対し
て重み付けを行う重み関数を保持する補正データ記憶部
と、この重み関数に基づいてシェーディング補正データ
に重み付けを行い、シェーディング補正の補正係数を算
出し、画像データに対して少なくともシェーディング補
正を行う画像処理部とを有し、補正データ記憶部は、画
像データの記録濃度、サーマルヘッドの温度、記録画像
の記録速度、感熱記録フィルムの温度および湿度ならび
に感熱記録フィルムの階調のそれぞれに対するシェーデ
ィング補正の補正係数の重み関数の中の少なくとも1つ
を保持することにより、上記課題を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドを
用いて、画像データに対応する記録画像を感熱記録材料
(以下、感熱材料とする)に形成する感熱記録装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】超音波診断画像の記録に、フィルムを支
持体として感熱記録層を形成してなる感熱フィルム等の
感熱記録材料を用いた感熱記録が利用されている。ま
た、感熱記録は湿式の現像処理が不要であり、取り扱い
が簡単である等の利点を有することから、近年では、超
音波診断のような小型の画像記録のみならず、MRI診
断やX線診断等の大型かつ高画質な画像が要求される用
途において、医療診断のための画像記録への利用も検討
されている。
【0003】周知のように、感熱記録装置においては、
1ラインの画素数に相当する発熱抵抗体を一方向に配列
してなるグレーズを有するサーマルヘッドを用い、グレ
ーズを感熱材料の感熱記録層に若干押圧した状態で、両
者を発熱抵抗体の配列方向とほぼ直交する方向に相対的
に移動しつつ、グレーズの各発熱抵抗体を記録画像の画
像データに応じて加熱することにより、感熱材料の感熱
記録層を加熱して記録画像を形成している。
【0004】ところで、例えば所定の同一記録濃度の画
像データを用いて記録画像を形成したとき、この記録画
像には、サーマルヘッドに起因する記録濃度むら、一般
的には、サーマルヘッドのグレーズの延在方向の中央部
分の濃度が高く、その両端部分になるに応じて次第に濃
度が低くなるという濃度むら、いわゆるシェーディング
が発生するという問題点がある。このため、この記録画
像における濃度むらを補正するために、いわゆるシェー
ディング補正が行われている。
【0005】シェーディング補正は、所定の同一記録濃
度の画像データを用いて記録画像を形成し、この記録画
像の濃度を濃度計等を用いて光学的に測定することによ
って、感熱記録装置が出力しようとした画像データの記
録濃度と、実際に測定された記録画像の濃度とから、形
成される記録画像の濃度が均一になるように画像データ
を補正するシェーディング補正データを予め算出してお
き、このシェーディング補正データを用いて記録画像の
画像データを補正することにより行われる。
【0006】しかしながら、感熱記録装置においては、
一般的に、シェーディングによる濃度むらは、サーマル
ヘッドに起因するものであるため、記録画像の濃度むら
の発生箇所は変化しないが、例えば画像データの記録濃
度、サーマルヘッドの温度、記録画像の記録速度(サー
マルヘッドに対する感熱材料の相対的な搬送速度)、感
熱材料の温湿度および感熱材料の階調等に応じて、記録
画像の濃度むらの強度が変化するため、高精度にシェー
ディング補正を行うことが困難であるという問題点があ
る。
【0007】一例を挙げれば、例えばサーマルヘッドの
温度が高くなったり、記録画像の記録速度が速くなった
りすると、記録画像の濃度むらが悪化する方向に作用し
てしまう。このようなシェーディング補正の精度の低下
は、仕上がり記録画像の画質の低下につながり、特に、
高画質な画像記録を要求される医療分野においては、診
断のミスにもつながりかねないため重大な問題となって
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく種々の問題点をかえりみて、画像デー
タの記録濃度、サーマルヘッドの温度、記録画像の記録
速度、感熱材料の温湿度および感熱材料の階調等にかか
わらず、画像データのシェーディング補正を高精度に行
うことができる感熱記録装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、画像データに対応する記録画像をサーマ
ルヘッドを用いて感熱記録材料に形成する感熱記録装置
であって、前記画像データのシェーディング補正データ
および前記画像データのシェーディング補正の補正係数
に対して重み付けを行う重み関数を保持する補正データ
記憶部と、この重み関数に基づいて前記シェーディング
補正データに重み付けを行い、前記シェーディング補正
の補正係数を算出し、前記画像データに対して少なくと
も前記シェーディング補正を行う画像処理部とを有し、
前記補正データ記憶部は、前記画像データの記録濃度、
前記サーマルヘッドの温度、前記記録画像の記録速度、
前記感熱記録材料の温度および湿度ならびに前記感熱記
録材料の階調のそれぞれに対するシェーディング補正の
補正係数の重み関数の中の少なくとも1つを保持し、さ
らに、前記補正データ記憶部に、前記サーマルヘッドの
温度、前記記録画像の記録速度、前記感熱記録材料の温
度および湿度ならびに前記感熱記録材料の階調のそれぞ
れに対するシェーディング補正の補正係数の重み関数が
保持されている場合には、それぞれ対応する前記サーマ
ルヘッドの温度検出手段、前記記録画像の記録速度の設
定手段、前記感熱記録材料の温度および湿度検出手段な
らびに前記感熱記録材料の階調の記憶手段の中の少なく
とも1つを備えることを特徴とする感熱記録装置を提供
するものである。
【0010】ここで、上記感熱記録装置において、前記
補正データ記憶部に保持される重み関数は、前記サーマ
ルヘッドの温度に対するシェーディング補正の補正係数
の重み関数であるのが好ましい。
【0011】また、前記補正データ記憶部に保持される
重み関数は、前記サーマルヘッドの温度に対するシェー
ディング補正の補正係数の重み関数、および、前記記録
画像の記録速度、前記感熱記録材料の温度および湿度な
らびに前記感熱記録材料の階調のそれぞれに対するシェ
ーディング補正の補正係数の重み関数の中の少なくとも
1つであるのが好ましい。
【0012】
【作用】本発明の感熱記録装置においては、シェーディ
ング補正データと、画像データの記録濃度、サーマルヘ
ッドの温度、記録画像の記録速度、感熱材料の温度およ
び湿度(以下、温湿度という)ならびに感熱材料の階調
のそれぞれに対応するシェーディング補正の補正係数の
重み関数(あるいは重みテーブル)とが補正データ記憶
部に保持されており、画像処理部において、画像データ
の記録濃度、サーマルヘッドの温度、記録画像の記録速
度、感熱材料の温湿度および感熱材料の階調のそれぞれ
に応じて、画像データのシェーディング補正データが重
み付けされてシェーディング補正の補正係数が算出さ
れ、このシェーディング補正の補正係数を用いて個々の
画像データのシェーディング補正が行われる。ここで、
補正データ記憶部には、画像データの記録濃度、サーマ
ルヘッドの温度、記録画像の記録速度、感熱材料の温湿
度および感熱材料の階調のそれぞれに対応するシェーデ
ィング補正の補正係数の重み関数の中の少なくとも1つ
の重み関数、好ましくはサーマルヘッドの温度に対応す
るシェーディング補正の補正係数の重み関数が保持され
る。また、補正データ記憶部に、サーマルヘッドの温
度、記録画像の記録速度、感熱材料の温湿度および感熱
材料の階調のそれぞれに対応するシェーディング補正の
補正係数の重み関数が保持されるときには、これに応じ
てそれぞれサーマルヘッドの温度検出手段、記録画像の
記録速度の設定手段、感熱記録材料の温湿度検出手段お
よび感熱記録材料の階調の記憶手段を備える必要があ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の感熱記録装置を詳細に説明す
る。
【0014】図1は、本発明の感熱記録装置の一実施例
の概略図である。図示例の感熱記録装置10(以下、記
録装置10とする)は、例えばB4サイズ等の所定のサ
イズのカットシートである感熱フィルムに感熱記録を行
うものであって、感熱フィルムAが収容されるマガジン
24が装填される装填部14、供給搬送部16、サーマ
ルヘッド66によって感熱フィルムAに感熱記録を行う
記録部20および排出部22等を有して構成される。
【0015】感熱フィルムAは、透明なポリエチレンテ
レフタレート(PET)フィルム等の透明フィルムを支
持体として、その一面に感熱記録層を形成してなるもの
である。通常、このような感熱フィルムAは、100枚
等の所定単位の束とされて袋体や帯等で包装されてい
る。図示例の感熱フィルムAは、所定単位の束のまま感
熱記録層を下面として記録装置10のマガジン24に収
納され、一枚ずつマガジン24から取り出されて感熱記
録に供される。
【0016】装填部14は、記録装置10のハウジング
28に形成された挿入口30、案内板32、案内ロール
34,34および停止部材36等を有している。マガジ
ン24は、開閉自在な蓋体26を有する筐体であって、
蓋体26側を先にして装填部14の挿入口30から記録
装置10の内部に挿入され、案内板32および案内ロー
ル34,34に案内されつつ、停止部材36に当接する
位置まで押し込まれて記録装置10の所定の位置に装填
される。
【0017】供給搬送部16は、装填部14に装填され
たマガジン24から感熱フィルムAを取り出して記録部
20へ搬送するものであって、吸引によって感熱フィル
ムAを吸着する吸盤40を用いる枚葉機構、搬送手段4
2、搬送ガイド44および搬送ガイド44の出口に位置
する規制ローラ対52等を有する。
【0018】搬送手段42は、搬送ローラ46、この搬
送ローラ46と同軸のプーリ47a、回転駆動源に接続
されるプーリ47b、テンションプーリ47c、これら
3つのプーリに張架されるエンドレスベルト48、搬送
ローラ46に押圧されるニップローラ50等を有して構
成される。
【0019】記録装置10において、記録開始が指示さ
れると、図示していない開閉機構によって蓋体26が開
放され、吸盤40を用いた枚葉機構によって、マガジン
24から感熱フィルムAが一枚取り出され、感熱フィル
ムAの先端は搬送手段42の搬送ローラ46とニップロ
ーラ50との間に供給される。次いで、感熱フィルムA
が搬送ローラ46とニップローラ50との間に挟持され
た時点で吸盤40による吸引は開放され、供給された感
熱フィルムAは搬送ガイド44に沿って搬送される。
【0020】なお、記録に供される感熱フィルムAがマ
ガジン24から完全に排出された時点で、前記開閉手段
によって蓋体26が閉塞される。搬送ガイド44によっ
て規定される搬送手段42から規制ローラ対52に至る
までの距離は、感熱フィルムAの搬送方向の長さより若
干短く設定されており、搬送手段42による搬送で感熱
フィルムAの先端が規制ローラ対52に至るが、規制ロ
ーラ対52は最初は停止されており、感熱フィルムAの
先端はここで停止する。
【0021】感熱フィルムAの先端が規制ローラ対52
に至った時点で、サーマルヘッド66の温度が確認さ
れ、サーマルヘッド66の温度が所定温度であれば、規
制ローラ対52による感熱フィルムAの搬送が開始さ
れ、感熱フィルムAは記録部20に搬送される。
【0022】ここで、図2に、記録部20の概略図を示
す。図示例の記録部20は、サーマルヘッド66、プラ
テンローラ60、クリーニングローラ対56、ガイド5
8、サーマルヘッド66を冷却する冷却ファン76(図
1参照、図2では省略)、ガイド62および搬送ローラ
対63等を有する。
【0023】図示例において、サーマルヘッド66は、
例えば最大B4サイズまでの画像記録が可能な、約30
0dpiの記録(画素)密度の感熱記録を行うものであ
って、感熱フィルムAに1ライン分の感熱記録を行う発
熱抵抗体が一方向(図中紙面と垂直方向)に配列された
グレーズ66aが形成されたサーマルヘッド本体66b
と、サーマルヘッド本体66bに固定されたヒートシン
ク66cとを有する。サーマルヘッド66は、支点68
aを中心に矢印a方向および逆方向に回動自在な支持部
材68に支持されている。
【0024】プラテンローラ60は、感熱フィルムAを
所定位置に保持しつつ所定の画像記録速度で回転し、グ
レーズ66aの延在方向とほぼ直交する方向(図2中の
矢印b方向)に感熱フィルムAを搬送する。クリーニン
グローラ対56は、粘着ゴムローラ56aと、通常のロ
ーラ56bとからなるローラ対である。
【0025】感熱フィルムAが搬送される前は、支持部
材68は上方(矢印a方向と逆の方向)に回動されてお
り、サーマルヘッド66のグレーズ66aとプラテンロ
ーラ60とは接触していない。前述の規制ローラ対52
によって搬送が開始されると、次いで、感熱フィルムA
はクリーニングローラ対56に挟持され、さらに、ガイ
ド58によって案内されつつ搬送される。
【0026】感熱フィルムAの先端が記録開始位置(グ
レーズ66aに対応する位置)に搬送されると、支持部
材68が矢印a方向に回動され、感熱フィルムAはサー
マルヘッド66のグレーズ66aとプラテンローラ60
とで挟持され、グレーズ66aが記録層に押圧された状
態となる。次いで、感熱フィルムAは、プラテンローラ
60によって所定位置に保持されつつ、プラテンローラ
60、規制ローラ対52および搬送ローラ対63等によ
って矢印b方向に搬送される。
【0027】この搬送に伴い、記録画像の画像データに
応じて、グレーズ66aの各発熱抵抗体を加熱すること
により、感熱フィルムAに感熱記録が行われる。ここ
で、本発明の感熱記録装置において、この記録画像の画
像データに応じた感熱記録の制御は、次に述べる画像デ
ータの処理系により行われる。以下に、この画像データ
の処理系について説明する。
【0028】図3は、画像データの処理系の一実施例の
概念図である。図示例の画像データの処理系は、画像デ
ータに対する各種の補正データを保持する補正データ記
憶部78と、画像データに対してシェーディング補正を
含む各種の補正処理を行う画像処理部80と、補正処理
済の画像データを保持する画像メモリ82と、この画像
メモリ82に保持されている画像データに基づいてサー
マルヘッド66を制御する記録制御部84とを有して構
成されている。
【0029】まず、補正データ記憶部78には、画像デ
ータの記録濃度、サーマルヘッド66の温度、記録画像
の記録速度、感熱フィルムAの温湿度および感熱フィル
ムAの階調のそれぞれに応じて、シェーディング補正の
補正係数に対して重み付けを行うそれぞれの重み関数
と、画像データのシェーディング補正データとが保持さ
れている。なお、本発明でいう重み関数とは、関数を方
程式化やグラフ化したもののほかに、その関数値をテー
ブルとして持つ重みテーブル等も含まれる。
【0030】例えば、画像データの記録濃度に応じたシ
ェーディング補正の補正係数の重み関数とは、画像デー
タの記録濃度が記録画像の濃度むらに与える影響を考慮
に入れてシェーディング補正の補正係数を算出するため
のものであって、感熱記録装置が出力しようとする画像
データの記録濃度に対して、実際に形成された記録画像
の記録濃度を個々の記録濃度に対して測定することによ
り作成されている。
【0031】ここで、図4に、画像データの記録濃度に
応じたシェーディング補正の補正係数の重み関数の一実
施例のグラフを示す。このグラフにおいては、横軸に記
録装置10において用いられる記録濃度範囲に対応する
画像データDが示され、縦軸にはこの画像データDに対
応する重み値ζが示されている。この重み関数を保持す
ることにより、例えばN素子目の画像データD(N)の
記録濃度に対する重み値ζ(D(N))を算出すること
ができる。
【0032】なお、サーマルヘッド66の温度、記録画
像の記録速度、感熱フィルムAの温湿度および感熱フィ
ルムAの階調のそれぞれに応じたシェーディング補正の
補正係数の重み関数についても、上述する画像データの
記録濃度に応じたシェーディング補正の補正係数の重み
関数の場合と全く同様に考えることができ、同様にして
その重み関数が作成されている。
【0033】一方、シェーディング補正データは、サー
マルヘッド66の温度、記録画像の記録速度、感熱フィ
ルムAの温湿度および階調を適宜設定して、所定の同一
記録濃度の画像データを用いて記録画像を形成し、この
記録画像の濃度を光学的に測定して、感熱記録装置が出
力しようとした画像データの記録濃度と、実際に測定さ
れた記録画像の濃度とから、同一条件のときに形成され
る記録画像の濃度が均一になるように、画像データを補
正することができるように算出される。
【0034】次いで、画像処理部80には、例えばCT
やMRI等の画像供給源から、画像データが入力され
る。画像処理部80においては、サーマルヘッド66の
温度、記録画像の記録速度、感熱フィルムAの温湿度、
感熱フィルムAの階調、画像データの記録濃度に応じ
て、補正データ記憶部78に保持されている個々の重み
関数およびシェーディング補正データに基づいて、下記
算出式を用いて画像データのシェーディング補正が行わ
れる。
【0035】D’(N)=D(N)×(1−K) K=α×β×γ×δ×ζ(D(N))×S(N)
【0036】ここで、Nはサーマルヘッド66のグレー
ズの画素番号、D’(N)およびD(N)は、それぞれ
シェーディング補正後および補正前のN画素目の画像デ
ータ、Kはシェーディング補正の補正係数、αはサーマ
ルヘッド66の温度の重み値、βは記録画像の記録速度
の重み値、γは感熱フィルムAの温湿度の重み値、δは
感熱フィルムAの階調の重み値、ζ(D(N))はN画
素目の画像データD(N)の記録濃度に対する重み値、
S(N)はN画素目のシェーディング補正データであ
る。
【0037】なお、サーマルヘッド66の温度は、例え
ばサーミスタ等のようなサーマルヘッド66の温度検出
手段86によって検出され、同様に、感熱フィルムAの
温湿度は、感熱フィルムAのマガジン(あるいはトレ
イ)24内の温湿度検出手段によって検出される。な
お、この実施例においては、マガジン24内を保湿して
所定の一定湿度とし、感熱フィルムAの温度だけをマガ
ジン24内の温度検出手段88によって検出するように
構成している。
【0038】また、記録画像の記録速度は、例えば感熱
記録装置における感熱フィルムAの搬送速度の設定手段
から得ることができるし、あるいは感熱フィルムAの搬
送速度を適宜保持する手段を設けるなどしてもよい。さ
らに、感熱フィルムAの階調は、例えば感熱フィルムA
の階調を記憶する手段を設けて、感熱フィルムAの階調
を設定できるようにしておくのが好ましい。
【0039】画像処理部80においては、画像データの
シェーディング補正が行われるほかに、例えば画像の輪
郭を強調するための鮮鋭度補正、感熱フィルムAのγ値
等に応じて補正を行う階調補正、発熱抵抗体の温度に応
じて発熱エネルギーを調整する温度補正、各発熱抵抗体
の抵抗値の差を補正する抵抗補正、同一記録濃度の画像
データの黒比率によるムラを補正する黒比率補正等の各
種の画像処理が施され、補正済の画像データは画像メモ
リ82に記憶される。
【0040】次いで、記録制御部84によって、画像メ
モリ82に記憶されている補正済の画像データに基づい
て、1ラインを構成する個々の画素に1対1に対応す
る、サーマルヘッド66のグレーズを構成する個々の発
熱抵抗体の発熱が制御され、記録画像が形成される。
【0041】こうして、感熱記録が終了した感熱フィル
ムAは、ガイド62に案内されつつ、プラテンローラ6
0および搬送ローラ対63によって搬送され、排出部2
2のトレイ72に排出される。トレイ72は、ハウジン
グ28に形成された排出口74を経て記録装置10の外
部に突出しており、画像が記録された感熱フィルムA
は、この排出口74を経て外部に排出されて取り出され
る。
【0042】なお、本発明の感熱記録装置は、上述する
実施例だけに限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行っても
よいのは勿論のことである。
【0043】例えば、上記実施例においては、サーマル
ヘッド66の温度、記録画像の記録速度、感熱フィルム
Aの温湿度、感熱フィルムAの階調および画像データの
記録濃度の全てを用いて、高精度にシェーディング補正
が行われるように構成しているが、本発明の感熱記録装
置においては、これらの内、少なくとも1つを用いてシ
ェーディング補正を行った場合であっても、シェーディ
ング補正の精度を向上する効果が充分得られることは言
うまでもないことである。
【0044】また、本発明の感熱記録装置においては、
これらの中では、少なくともサーマルヘッド66の温度
に応じてシェーディング補正を行うのが好ましい。さら
に、サーマルヘッド66の温度と、記録画像の記録速
度、感熱フィルムAの温湿度、感熱フィルムAの階調お
よび画像データの記録濃度の中の少なくとも1つを組み
合わせてシェーディング補正を行うように構成するのも
好ましい。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の感熱
記録装置においては、画像データの記録濃度、サーマル
ヘッドの温度、記録画像の記録速度、感熱材料の温湿度
および感熱材料の階調のそれぞれに応じて、画像データ
のシェーディング補正データが重み付けされてシェーデ
ィング補正の補正係数が算出され、このシェーディング
補正の補正係数を用いて個々の画像データのシェーディ
ング補正が行われる。このため、本発明の感熱記録装置
によれば、画像データの記録濃度、サーマルヘッド温
度、記録画像の記録速度、感熱材料の温湿度および感熱
材料の階調にかかわらず、記録画像のシェーディング補
正を高精度に行うことができ、常に濃度むらのない高画
質な記録画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱記録装置の一実施例の概念図であ
る。
【図2】図1に示される感熱記録装置の記録部の一実施
例の概念図である。
【図3】本発明の感熱記録装置の画像データの処理系の
一実施例の概念図である。
【図4】シェーディング補正の補正係数の重み関数の一
実施例のグラフである。
【符号の説明】
10 感熱記録装置 14 装填部 16 供給搬送部 20 記録部 22 排出部 24 マガジン 26 蓋体 28 ハウジング 30 挿入口 32 案内板 34 案内ロール 36 停止部材 40 吸盤 42 搬送手段 44 搬送ガイド 46 搬送ローラ 47a,47b プーリ 47c テンションプーリ 48 エンドレスベルト 50 ニップローラ 52 規制ローラ対 56 クリーニングローラ対 56a 粘着ゴムローラ 56b ローラ 58,62 ガイド 60 プラテンローラ 63 搬送ローラ対 66 サーマルヘッド 66a グレーズ 66b サーマルヘッド本体 66c ヒートシンク 68 支持部材 68a 支点 72 トレイ 74 排出口 76 冷却ファン 78 補正データ記憶部 80 画像処理部 82 画像メモリ 84 記録制御部 86,88 温度検出手段 A 感熱フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データに対応する記録画像をサーマル
    ヘッドを用いて感熱記録材料に形成する感熱記録装置で
    あって、 前記画像データのシェーディング補正データおよび前記
    画像データのシェーディング補正の補正係数に対して重
    み付けを行う重み関数を保持する補正データ記憶部と、
    この重み関数に基づいて前記シェーディング補正データ
    に重み付けを行い、前記シェーディング補正の補正係数
    を算出し、前記画像データに対して少なくとも前記シェ
    ーディング補正を行う画像処理部とを有し、 前記補正データ記憶部は、前記画像データの記録濃度、
    前記サーマルヘッドの温度、前記記録画像の記録速度、
    前記感熱記録材料の温度および湿度ならびに前記感熱記
    録材料の階調のそれぞれに対するシェーディング補正の
    補正係数の重み関数の中の少なくとも1つを保持し、 さらに、前記補正データ記憶部に、前記サーマルヘッド
    の温度、前記記録画像の記録速度、前記感熱記録材料の
    温度および湿度ならびに前記感熱記録材料の階調のそれ
    ぞれに対するシェーディング補正の補正係数の重み関数
    が保持されている場合には、それぞれ対応する前記サー
    マルヘッドの温度検出手段、前記記録画像の記録速度の
    設定手段、前記感熱記録材料の温度および湿度検出手段
    ならびに前記感熱記録材料の階調の記憶手段の中の少な
    くとも1つを備えることを特徴とする感熱記録装置。
  2. 【請求項2】前記補正データ記憶部に保持される重み関
    数は、前記サーマルヘッドの温度に対するシェーディン
    グ補正の補正係数の重み関数である請求項1に記載の感
    熱記録装置。
  3. 【請求項3】前記補正データ記憶部に保持される重み関
    数は、前記サーマルヘッドの温度に対するシェーディン
    グ補正の補正係数の重み関数、および、前記記録画像の
    記録速度、前記感熱記録材料の温度および湿度ならびに
    前記感熱記録材料の階調のそれぞれに対するシェーディ
    ング補正の補正係数の重み関数の中の少なくとも1つで
    ある請求項1に記載の感熱記録装置。
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