JPH1023255A - 感熱記録装置の濃度むら補正方法 - Google Patents

感熱記録装置の濃度むら補正方法

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JPH1023255A
JPH1023255A JP17812896A JP17812896A JPH1023255A JP H1023255 A JPH1023255 A JP H1023255A JP 17812896 A JP17812896 A JP 17812896A JP 17812896 A JP17812896 A JP 17812896A JP H1023255 A JPH1023255 A JP H1023255A
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JP17812896A
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Takao Kuwabara
原 孝 夫 桑
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録画像の全濃度域にわたって画像データのシ
ェーディング補正を高精度に行うことができる感熱記録
装置を提供すること。 【解決手段】各々異なる濃度の画像データを少なくとも
2つ用いて記録画像を形成し、各々の画像データに対応
する記録画像の濃度データを算出し、各々の濃度データ
から濃度むらの目立つ周波数成分を取り出し、各々の周
波数のムラ成分を補正するシェーディング補正データを
各々算出し、これらの各々のシェーディング補正データ
を全て加算して最終的なシェーディング補正データを算
出し、最終的なシェーディング補正データを用いて画像
データを補正することにより、上記課題を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データに対応
する記録画像を感熱記録材料(以下、感熱材料とする)
に形成する感熱記録装置において、サーマルヘッドに起
因する記録濃度むらを全濃度域にわたって高精度に補正
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超音波診断画像の記録に、フィルムを支
持体として感熱記録層を形成してなる感熱フィルム等の
感熱記録材料を用いた感熱記録が利用されている。ま
た、感熱記録は湿式の現像処理が不要であり、取り扱い
が簡単である等の利点を有することから、近年では、超
音波診断のような小型の画像記録のみならず、MRI診
断やX線診断等の大型かつ高画質な画像が要求される用
途において、医療診断のための画像記録への利用も検討
されている。
【0003】周知のように、感熱記録装置においては、
1ラインの画素数に相当する発熱抵抗体を一方向に配列
してなるグレーズを有するサーマルヘッドを用い、グレ
ーズを感熱材料の感熱記録層に若干押圧した状態で、両
者を発熱抵抗体の配列方向とほぼ直交する方向に相対的
に移動しつつ、グレーズの各発熱抵抗体を記録画像の画
像データに応じて加熱することにより、感熱材料の感熱
記録層を加熱して記録画像を形成している。
【0004】ところで、感熱記録装置においては、例え
ば所定の同一濃度の画像データを用いて記録画像を形成
したとき、この記録画像にサーマルヘッドに起因する記
録濃度むら、一般的には、サーマルヘッドのグレーズの
延在方向の中央部分の濃度が高く、その両端部分になる
に応じて次第に濃度が低くなるという濃度むら、いわゆ
るシェーディングが発生するという問題点がある。この
ため、この記録画像の濃度むらを補正するためにシェー
ディング補正が行われている。
【0005】シェーディング補正は、所定の同一濃度の
画像データを用いて記録画像を形成し、この記録画像の
濃度を濃度計等を用いて光学的に測定することによっ
て、感熱記録装置が出力しようとした画像データの記録
濃度と、実際に測定された記録画像の濃度とから、形成
される記録画像の濃度が均一になるように画像データを
補正するシェーディング補正データを予め算出してお
き、このシェーディング補正データを用いて記録画像の
画像データを補正することにより行われている。
【0006】しかしながら、記録画像の濃度むらは、記
録画像の濃度に応じて発生状態が変化するため、上記シ
ェーディング補正データを算出するときに使用した画像
データの濃度近傍の濃度においては、シェーディング補
正をほぼ最適に行うことができるが、シェーディング補
正データを算出したときに使用した記録濃度から遠ざか
る濃度になるにつれて、充分にシェーディング補正を行
うことができなくなるという問題点があった。
【0007】例えば、上記シェーディング補正データを
算出するときに、透過濃度(OD)=1.2の画像デー
タを使用したとすれば、記録画像のOD=1.2近傍の
濃度に対しては、最適にシェーディング補正を行うこと
ができるが、例えばOD=2.0近傍やOD=0.5近
傍というように、シェーディング補正データを算出する
ときに使用した画像データのOD=1.2から遠ざかる
濃度になるにつれて、充分にシェーディング補正を行う
ことができなかった。
【0008】理想的には、全濃度域にわたってシェーデ
ィング補正データを算出しておき、個々の濃度に対応す
るシェーディング補正データを用いてシェーディング補
正を行うのが最善の方法ではあるが、膨大なメモリと処
理時間が必要になるため、現実的には殆ど実現不可能な
ことは言うまでもないことである。このようなシェーデ
ィング補正の精度の低下は、仕上がり記録画像の画質の
低下にもつながり、特に、高画質な画像記録を要求され
る医療分野においては、診断のミスにもつながりかねな
いため重大な問題となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく種々の問題点をかえりみて、記録画像
の全濃度域にわたって画像データのシェーディング補正
を高精度に行うことができ、記録画像の濃度むらを目立
ちにくくすることができる感熱記録装置の濃度むら補正
方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各々異なる濃度の画像データを少なくと
も2つ用いて記録画像を形成し、各々の前記画像データ
に対応する記録画像の濃度データを算出し、各々の前記
濃度データから濃度むらの目立つ周波数成分を取り出
し、各々の前記周波数のムラ成分を補正するシェーディ
ング補正データを各々算出し、これらの各々の前記シェ
ーディング補正データを全て加算して最終的なシェーデ
ィング補正データを算出し、前記最終的なシェーディン
グ補正データを用いて前記画像データを補正することを
特徴とする感熱記録装置の濃度むら補正方法を提供する
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の感熱記録装置の濃度むら補正
方法を詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の濃度むら補正方法を適用
する感熱記録装置の一実施例の概略図である。図示例の
感熱記録装置10(以下、記録装置10とする)は、例
えばB4サイズ等の所定のサイズのカットシートである
感熱フィルムに感熱記録を行うものであって、感熱フィ
ルムAが収容されるマガジン24が装填される装填部1
4、供給搬送部16、サーマルヘッド66によって感熱
フィルムAに感熱記録を行う記録部20および排出部2
2等を有して構成される。
【0013】感熱フィルムAは、透明なポリエチレンテ
レフタレート(PET)フィルム等の透明フィルムを支
持体として、その一面に感熱記録層を形成してなるもの
である。通常、このような感熱フィルムAは、100枚
等の所定単位の束とされて袋体や帯等で包装されてい
る。図示例の感熱フィルムAは、所定単位の束のまま感
熱記録層を下面として記録装置10のマガジン24に収
納され、一枚ずつマガジン24から取り出されて感熱記
録に供される。
【0014】装填部14は、記録装置10のハウジング
28に形成された挿入口30、案内板32、案内ロール
34,34および停止部材36等を有している。マガジ
ン24は、開閉自在な蓋体26を有する筐体であって、
蓋体26側を先にして装填部14の挿入口30から記録
装置10の内部に挿入され、案内板32および案内ロー
ル34,34に案内されつつ、停止部材36に当接する
位置まで押し込まれて記録装置10の所定の位置に装填
される。
【0015】供給搬送部16は、装填部14に装填され
たマガジン24から感熱フィルムAを取り出して記録部
20へ搬送するものであって、吸引によって感熱フィル
ムAを吸着する吸盤40を用いる枚葉機構、搬送手段4
2、搬送ガイド44および搬送ガイド44の出口に位置
する規制ローラ対52等を有する。
【0016】搬送手段42は、搬送ローラ46、この搬
送ローラ46と同軸のプーリ47a、回転駆動源に接続
されるプーリ47b、テンションプーリ47c、これら
3つのプーリに張架されるエンドレスベルト48、搬送
ローラ46に押圧されるニップローラ50等を有して構
成される。
【0017】記録装置10において、記録開始が指示さ
れると、図示していない開閉機構によって蓋体26が開
放され、吸盤40を用いた枚葉機構によって、マガジン
24から感熱フィルムAが一枚取り出され、感熱フィル
ムAの先端は搬送手段42の搬送ローラ46とニップロ
ーラ50との間に供給される。次いで、感熱フィルムA
が搬送ローラ46とニップローラ50との間に挟持され
た時点で吸盤40による吸引は開放され、供給された感
熱フィルムAは搬送ガイド44に沿って搬送される。
【0018】なお、記録に供される感熱フィルムAがマ
ガジン24から完全に排出された時点で、前記開閉手段
によって蓋体26が閉塞される。搬送ガイド44によっ
て規定される搬送手段42から規制ローラ対52に至る
までの距離は、感熱フィルムAの搬送方向の長さより若
干短く設定されており、搬送手段42による搬送で感熱
フィルムAの先端が規制ローラ対52に至るが、規制ロ
ーラ対52は最初は停止されており、感熱フィルムAの
先端はここで停止する。
【0019】感熱フィルムAの先端が規制ローラ対52
に至った時点で、サーマルヘッド66の温度が確認さ
れ、サーマルヘッド66の温度が所定温度であれば、規
制ローラ対52による感熱フィルムAの搬送が開始さ
れ、感熱フィルムAは記録部20に搬送される。
【0020】ここで、図2に、記録部20の概略図を示
す。図示例の記録部20は、サーマルヘッド66、プラ
テンローラ60、クリーニングローラ対56、ガイド5
8、サーマルヘッド66を冷却する冷却ファン76(図
1参照、図2では省略)、ガイド62および搬送ローラ
対63等を有する。
【0021】図示例において、サーマルヘッド66は、
例えば最大B4サイズまでの画像記録が可能な、約30
0dpiの記録(画素)密度の感熱記録を行うものであ
って、感熱フィルムAに1ライン分の感熱記録を行う発
熱抵抗体が一方向(図中紙面と垂直方向)に配列された
グレーズ66aが形成されたサーマルヘッド本体66b
と、サーマルヘッド本体66bに固定されたヒートシン
ク66cとを有する。サーマルヘッド66は、支点68
aを中心に矢印a方向および逆方向に回動自在な支持部
材68に支持されている。
【0022】プラテンローラ60は、感熱フィルムAを
所定位置に保持しつつ所定の画像記録速度で回転し、グ
レーズ66aの延在方向とほぼ直交する方向(図2中の
矢印b方向)に感熱フィルムAを搬送する。クリーニン
グローラ対56は、粘着ゴムローラ56aと、通常のロ
ーラ56bとからなるローラ対である。
【0023】感熱フィルムAが搬送される前は、支持部
材68は上方(矢印a方向と逆の方向)に回動されてお
り、サーマルヘッド66のグレーズ66aとプラテンロ
ーラ60とは接触していない。前述の規制ローラ対52
によって搬送が開始されると、次いで、感熱フィルムA
はクリーニングローラ対56に挟持され、さらに、ガイ
ド58によって案内されつつ搬送される。
【0024】感熱フィルムAの先端が記録開始位置(グ
レーズ66aに対応する位置)に搬送されると、支持部
材68が矢印a方向に回動され、感熱フィルムAはサー
マルヘッド66のグレーズ66aとプラテンローラ60
とで挟持され、グレーズ66aが記録層に押圧された状
態となる。次いで、感熱フィルムAは、プラテンローラ
60によって所定位置に保持されつつ、プラテンローラ
60、規制ローラ対52および搬送ローラ対63等によ
って矢印b方向に搬送される。
【0025】この搬送に伴い、記録画像の画像データに
応じて、グレーズ66aの各発熱抵抗体を加熱すること
により、感熱フィルムAに感熱記録が行われる。ここ
で、図示例の感熱記録装置において、この記録画像の画
像データに応じた感熱記録の制御は、次に述べる画像デ
ータの処理系により行われる。以下に、この画像データ
の処理系について説明する。
【0026】図3は、画像データの処理系の一実施例の
概念図である。図示例の画像データの処理系は、画像デ
ータに対する各種の補正データを保持する補正データ記
憶部78と、画像データに対してシェーディング補正を
含む各種の補正処理を行う画像処理部80と、補正処理
済の画像データを保持する画像メモリ82と、この画像
メモリ82に保持されている画像データに基づいてサー
マルヘッド66を制御する記録制御部84とを有して構
成されている。
【0027】画像データの処理系において、まず、補正
データ記憶部78には、画像データのシェーディング補
正データを含む各種の補正データが保持されている。
【0028】既に述べたように、シェーディング、即
ち、サーマルヘッドに起因する記録画像の濃度むらは、
画像の記録濃度に応じて発生状態が変化する。より具体
的に、実際の記録画像においては、例えばOD=0.5
等の低濃度の記録画像では、1〜2mm程度の比較的高
周波のすじむらが目立ち易く、これとは逆に、例えばO
D=2.0等の高濃度の記録画像では、5〜10cm程
度で全体的に変化するような比較的低周波の濃度むらが
目立ち易いという傾向がある。
【0029】このため、本発明においては、ある周波数
の濃度むらが目立つ、それぞれ異なる濃度の画像データ
を少なくとも2つ用いて記録画像を形成し、それぞれの
記録濃度において、濃度むらが目立つ周波数成分を取り
出すことによって、これらに対応するシェーディング補
正データを算出し、これらのシェーディング補正データ
を全て加算することによって、全濃度域において、それ
ぞれの濃度で目立ち易い濃度むらを高精度に補正するこ
とができるシェーディング補正データを算出している。
【0030】以下に、2種類の濃度の画像データ、例え
ばOD=0.5等の低濃度の画像データに対応する記録
画像(以下、低濃度記録画像という)と、例えばOD=
2.0等の高濃度の画像データに対応する記録画像(以
下、高濃度記録画像という)とを用いて、シェーディン
グ補正データを算出する場合を例に挙げて、本発明にお
けるシェーディング補正データの算出方法について説明
する。
【0031】ここで、図4(a),(b)および(c)
は、それぞれ低濃度記録画像の濃度データ、空間周波数
処理に用いられるフィルタ特性および空間周波数処理に
よって取り出された高周波成分の一実施例のグラフであ
り、同様に、図5(a),(b)および(c)は、それ
ぞれ高濃度記録画像の濃度データ、空間周波数処理に用
いられるフィルタ特性および空間周波数処理によって取
り出された低周波成分の一実施例のグラフである。
【0032】本発明において、低濃度記録画像および高
濃度記録画像の2種類の記録画像からシェーディング補
正データを算出するときには、まず、低濃度記録画像お
よび高濃度記録画像を形成し、例えば濃度計等を用い
て、これらの2種類の記録画像の濃度を光学的に測定
し、例えば図4(a)および図5(a)に波形で示され
るように、それぞれ低濃度記録画像および高濃度記録画
像に対応する濃度データを算出する。
【0033】なお、記録画像に記録される濃度は特に限
定されず、例えば実際の記録画像において、ある特定の
周波数の濃度むらが目立つ濃度の画像データを用いて記
録するのが好ましい。また、記録される濃度の画像デー
タの個数は少なくとも2種類あれば特に上限は限定され
ず、処理に必要なメモリ量と時間とに応じて適宜決定す
ればよい。さらに、それぞれの濃度の画像データ毎に記
録画像を出力してもよいし、1枚の記録画像に全ての濃
度の画像データを記録してもよい。
【0034】低濃度記録画像および高濃度記録画像の濃
度データに対して、例えば図4(b)および図5(b)
に波形で示される所定の特性を有するフィルタを用いて
それぞれ空間周波数処理を施し、例えば図4(c)およ
び図5(c)に波形で示されるように、低濃度記録画像
および高濃度記録画像の濃度データから、それぞれ高周
波成分および低周波成分だけを取り出して、それぞれに
対応するシェーディング補正データを算出する。
【0035】なお、それぞれの濃度の記録画像に対応す
るシェーディング補正データは、例えばこの実施例の場
合、低濃度記録画像および高濃度記録画像のそれぞれに
対応するシェーディング補正データは、それぞれ記録画
像を形成するために用いた画像データの濃度と、空間周
波数処理によって抽出された高周波成分および低周波成
分の濃度データとから、それぞれ形成される記録画像の
濃度が均一になるように画像データを補正することがで
きるように算出される。
【0036】また、空間周波数処理に用いられるフィル
タの特性は、記録画像の記録濃度と濃度むらの発生状態
との関係に応じて、例えば特定のフィルタに対して特定
の重み付けを行う等、適宜調整可能なことは当然である
が、例えば全てのフィルタの特性を合計したときに、上
記実施例においては、低濃度記録画像および高濃度記録
画像に対して用いられるフィルタ特性を合計したとき
に、レスポンスの合計が、各周波数において全て1にな
るように調整しておくのが好ましい。
【0037】例えば上記実施例のように、低濃度記録画
像および低濃度記録画像の2種類の記録画像を用いる場
合、空間周波数処理を施す際に用いられるフィルタは、
いずれか一方のフィルタだけ、例えばローパスフィルタ
を作成すれば、残りの他方の高周波成分は、処理前の濃
度データからフィルタ処理データを引くことにより算出
することができるため、必要なフィルタ数を削減するこ
とができるという利点がある。
【0038】また、空間周波数処理では、それぞれの記
録画像において、記録濃度むらが最も目立ち易い周波数
帯の濃度データ(周波数成分)だけを取り出すことがで
きればよく、例えば所定の高周波成分だけを取り出すこ
とができるハイパスフィルタや、所定の低周波成分だけ
を取り出すことができるローパスフィルタ等の各種のバ
ンドパスフィルタを用いるフィルタリング処理(マスク
処理)等、従来公知の空間周波数処理はいずれも適用可
能である。
【0039】そして最後に、全での濃度の記録画像のシ
ェーディング補正データを全て加算することによって、
例えばこの実施例においては、低濃度記録画像の高周波
成分から算出したシェーディング補正データと、高濃度
記録画像の低周波成分から算出したシェーディング補正
データとを加算することによって、例えば図6に示され
るように、最終的に画像データに対してシェーディング
補正を行うときに用いられるシェーディング補正データ
を算出する。
【0040】このように、それぞれの濃度の画像データ
に対応する記録画像において、濃度むらの目立ち易い周
波数成分からシェーディング補正データを算出し、それ
ぞれのシェーディング補正データを全て加算して、最終
的に使用するシェーディング補正データを算出している
ため、それぞれの濃度において目立ち易い濃度むらを効
果的に補正することができ、全濃度域において、高精度
にシェーディング補正を行うことができるシェーディン
グ補正データを作成することができる。
【0041】次に、図3に示される画像データの処理系
において、画像処理部80には、例えばCTやMRI等
の画像供給源から画像データが入力され、補正データ記
憶部78に保持されているシェーディング補正データに
基づいて、例えば下記算出式を用いて画像データのシェ
ーディング補正が行われる。
【0042】 D’(N)=D(N)×(1−k×S(N)) ここで、上記算出式において、Nはサーマルヘッド66
のグレーズの画素番号、D’(N)およびD(N)は、
それぞれシェーディング補正後および補正前のN画素目
の画像データ、kは補正係数、S(N)はN画素目のシ
ェーディング補正データである。
【0043】また、画像処理部80においては、画像デ
ータのシェーディング補正が行われるほかに、例えば画
像の輪郭を強調するための鮮鋭度補正、感熱フィルムA
の階調特性に応じて補正を行う階調補正、発熱抵抗体の
温度に応じて発熱エネルギーを調整する温度補正、各発
熱抵抗体の抵抗値の差を補正する抵抗補正、同一記録濃
度の画像データの黒比率によるむらを補正する黒比率補
正等の各種の画像処理が施され、補正済の画像データは
画像メモリ82に記憶される。
【0044】そして、記録制御部84によって、画像メ
モリ82に記憶されている補正済の画像データに基づい
て、1ラインを構成する個々の画素に1対1に対応す
る、サーマルヘッド66のグレーズを構成する個々の発
熱抵抗体の発熱が制御され、記録画像が形成される。
【0045】こうして、感熱記録が終了した感熱フィル
ムAは、ガイド62に案内されつつ、プラテンローラ6
0および搬送ローラ対63によって搬送され、排出部2
2のトレイ72に排出される。トレイ72は、ハウジン
グ28に形成された排出口74を経て記録装置10の外
部に突出しており、画像が記録された感熱フィルムA
は、この排出口74を経て外部に排出されて取り出され
る。
【0046】なお、本発明の感熱記録装置の濃度むら補
正方法は、上述する実施例だけに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改
良や変更を行ってもよいのは勿論のことである。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の感熱
記録装置の濃度むら補正方法においては、少なくとも2
つの濃度の画像データに対応する記録画像から、それぞ
れ濃度むらの目立ち易い周波数成分だけを抽出して、そ
れぞれの濃度の画像データに対応するシェーディング補
正データを算出し、これらの全てのシェーディング補正
データを加算することによって、最終的なシェーディン
グ補正データを算出している。このため、本発明の感熱
記録装置の濃度むら補正方法によれば、それぞれの濃度
において目立ち易い濃度むらを効果的に補正することが
でき、全濃度域にわたって、高精度にシェーディング補
正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用する感熱記録装置の一実施例の
概念図である。
【図2】 図1に示される感熱記録装置の記録部の一実
施例の概念図である。
【図3】 本発明を適用する感熱記録装置の画像データ
の処理系の一実施例の概念図である。
【図4】 (a),(b)および(c)は、それぞれ低
濃度記録画像の濃度データ、空間周波数処理に用いられ
るフィルタ特性および空間周波数処理によって取り出さ
れた高周波成分の一実施例のグラフである。
【図5】 (a),(b)および(c)は、それぞれ高
濃度記録画像の濃度データ、空間周波数処理に用いられ
るフィルタ特性および空間周波数処理によって取り出さ
れた低周波成分の一実施例のグラフである。である。
【図6】 図4(c)に示される高周波成分と図5
(c)に示される低周波成分とを加算した一実施例のグ
ラフである。
【符号の説明】
10 感熱記録装置 14 装填部 16 供給搬送部 20 記録部 22 排出部 24 マガジン 26 蓋体 28 ハウジング 30 挿入口 32 案内板 34 案内ロール 36 停止部材 40 吸盤 42 搬送手段 44 搬送ガイド 46 搬送ローラ 47a,47b プーリ 47c テンションプーリ 48 エンドレスベルト 50 ニップローラ 52 規制ローラ対 56 クリーニングローラ対 56a 粘着ゴムローラ 56b ローラ 58,62 ガイド 60 プラテンローラ 63 搬送ローラ対 66 サーマルヘッド 66a グレーズ 66b サーマルヘッド本体 66c ヒートシンク 68 支持部材 68a 支点 72 トレイ 74 排出口 76 冷却ファン 78 補正データ記憶部 80 画像処理部 82 画像メモリ 84 記録制御部 A 感熱フィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々異なる濃度の画像データを少なくとも
    2つ用いて記録画像を形成し、各々の前記画像データに
    対応する記録画像の濃度データを算出し、各々の前記濃
    度データから濃度むらの目立つ周波数成分を取り出し、
    各々の前記周波数のムラ成分を補正するシェーディング
    補正データを各々算出し、これらの各々の前記シェーデ
    ィング補正データを全て加算して最終的なシェーディン
    グ補正データを算出し、前記最終的なシェーディング補
    正データを用いて前記画像データを補正することを特徴
    とする感熱記録装置の濃度むら補正方法。
JP17812896A 1996-07-08 1996-07-08 感熱記録装置の濃度むら補正方法 Withdrawn JPH1023255A (ja)

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JP17812896A Withdrawn JPH1023255A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 感熱記録装置の濃度むら補正方法

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JP (1) JPH1023255A (ja)

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