JPH09241241A - N−(1−置換−4−ピペリジル)ベンズアミド誘導体 - Google Patents

N−(1−置換−4−ピペリジル)ベンズアミド誘導体

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JPH09241241A
JPH09241241A JP8069396A JP8069396A JPH09241241A JP H09241241 A JPH09241241 A JP H09241241A JP 8069396 A JP8069396 A JP 8069396A JP 8069396 A JP8069396 A JP 8069396A JP H09241241 A JPH09241241 A JP H09241241A
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JP
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compound
formula
chloro
amino
benzamide
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JP8069396A
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English (en)
Inventor
Teruyuki Yuasa
輝之 湯浅
Yuji Tanaka
裕二 田中
Urajimiiru Arekuseebitsuchi Furebunikofu
ウラジミール アレクセエビッチ フレブニコフ
Hiroshi Shimamura
浩 嶋村
Akira Ikeda
明良 池田
Hideyuki Kobayashi
秀之 小林
Etsuko Chagi
悦子 茶木
Kazuyoshi Takahashi
和義 高橋
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ROUSSEL MORISHITA KK
Original Assignee
ROUSSEL MORISHITA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】下記の一般式〔I〕 【化1】 [式中、R1、R2は同一又は異なって、水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルコキシ基又は低級アルキル基を表
し、Xはカルボニル基又はメチレン基を表し、nは1〜
3を表す。]で示されるN−(1−置換−4−ピペリジ
ル)ベンズアミド誘導体又は薬理学的に許容されるその
塩。 【効果】本発明化合物は、5−HT4受容体作動活性を
有することから慢性胃炎、胃内容うっ滞、腹部膨満感、
中枢神経系障害、泌尿器系の治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セロトニン(5−HT
4)受容体作動活性を有する新規なN−(1−置換−4
−ピペリジル)ベンズアミド誘導体又は薬理学的に許容
されるその塩に関し、より詳しくは、フェニルピペラジ
ニル基を有するN−(1−置換−4−ピペリジル)ベン
ズアミド誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】5−HT4受容体作動活性を有するシサ
プリドやメトクロプラミドは、胃腸管の運動亢進作用を
有し、慢性胃炎、腹部膨満感、逆流性食道炎、腹部不定
愁訴や偽性腸閉塞の症状などの治療に有効である。しか
しメトクロプラミドは、中枢のドーパミンD2受容体へ
の作用による錐体外路症状の副作用が認められている。
またシサプリドにおいてもパーキンソン症状が現れるこ
とが明らかにされており、これらの問題点を克服するた
めにはドーパミンD2受容体への作用を有していない選
択的な薬剤が望ましいと考えられる。また、5−HT4
受容体は、消化器系以外に心血管系、中枢神経系や泌尿
器系など生体に広く分布していることが知られており、
5−HT4受容体作動薬はこれらの傷害に対しても有用
であると考えられている。本発明に関わるピペリジルベ
ンズアミド誘導体としては、例えば特公昭58−401
9号公報、特公昭59−6851号公報、特開昭53−
77069号公報、特開昭62−126158号公報及
び特開昭62−129279号公報などに開示されてい
るが、本発明化合物に関する記載はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、5−HT4
受容体に選択的な作動活性を有し、かつ中枢での副作用
を有していない5−HT4受容体作動薬の提供を目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前述のよう
な状況に鑑みて鋭意研究を行った結果、フェニルピペラ
ジンニル基を有するN−(1−置換−4−ピペリジル)
ベンズアミド誘導体又は薬理学的に許容されるその塩
が、上記課題に適合することを見い出し本発明を完成し
た。すなわち、本発明は下記の一般式〔I〕で表される
N−(1−置換−4−ピペリジル)ベンズアミド誘導体
又は薬理学的に許容されるその塩に関する。
【0005】
【化2】
【0006】[式中、R1、R2は同一又は異なって水素
原子、ハロゲン原子、低級アルコキシ基又は低級アルキ
ル基を表し、Xはカルボニル基又はメチレン基を表し、
nは1〜3を表す。]で示されるN−(1−置換−4−
ピペリジル)ベンズアミド誘導体又は薬理学的に許容さ
れるその塩。
【0007】上記一般式〔I〕におけるR1及びR2のハ
ロゲン原子、低級アルコキシ基及び低級アルキル基を具
体的に説明する。ハロゲン原子とはフッ素原子、塩素原
子、臭素原子又はヨウ素原子をあげることができる。低
級アルコキシ基とはメトキシ基、エトキシ基、n−プロ
ポキシ基又はイソプロポキシ基をあげることができる。
低級アルキル基とは炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖アル
キル基を意味し、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基等があげられる。
【0008】また、本発明化合物〔I〕の薬理学的に許
容される塩の具体例としては、医薬的に許容されるいか
なる塩も使用できるが、好適には塩酸塩、臭化水素酸
塩、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の鉱酸塩や、シュウ酸
塩、ギ酸、酢酸塩、乳酸塩、コハク酸、フマル酸塩、マ
レイン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、アス
パラギン酸塩、メタンスルホン酸塩等の有機酸塩をあげ
ることができる。更に、本発明化合物〔I〕は、水和物
や各種溶媒和物を形成することもできる。本発明化合物
〔I〕の代表的な製造方法を以下に示す。
【0009】
【化3】
【0010】[式中、R1、R2、X、nは前記と同一で
ある。]
【0011】すなわち、本発明化合物〔I〕は化合物
〔II〕あるいはその塩と上記一般式〔III〕で表される
化合物を溶媒中で、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメトキシ
ド、トリエチルアミン、ピリジン等の塩基の存在下、さ
らにヨウ化ナトリウムやヨウ化カリウム等の存在下ある
いは非存在下で反応させることにより製造することがで
きる。前記の溶媒としては、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、テ
トラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジ
メトキシエタン等のエーテル類またはアセトニトリルや
ジメチルスルホキシドなどが好適に使用できる。反応温
度は、−20℃〜溶媒の沸点であるが、好ましくは0〜
100℃である。反応時間は、反応温度、原料化合物あ
るいは溶媒の種類によって異なるが、通常0.5時間〜
50時間が好ましい。
【0012】次に、前記反応の原料である化合物〔II〕
と上記一般式〔III〕で表される化合物の代表的な製造
方法を以下に示す。まず、原料化合物〔II〕の製造は、
化合物〔IV〕から化合物〔V〕を経由する製造工程
[A]の方法又は化合物〔VI〕を経由する製造工程
[B]の方法で行うことができる。
【0013】
【化4】
【0014】製造工程[A] 化合物〔V〕は、化合物〔IV〕と4−アミノ−1−エト
キシカルボニルピペリジンを縮合させることにより製造
することができる。縮合は、適当な脱水剤、例えばジシ
クロヘキシルカルボジイミドなどのカルボジイミドを用
いる方法や化合物〔IV〕の反応性誘導体を経る方法で行
うことができる。反応性誘導体とは、酸無水物、酸ハロ
ゲン化物、低級アルキルエステル、活性エステルや混合
酸無水物があげられる。なお、混合酸無水物を用いる場
合は、クロロ炭酸メチル、クロロ炭酸エチル、クロロ炭
酸フェニル、クロロ炭酸ベンジル等との混合酸無水物を
例示することができる。
【0015】次に化合物〔V〕を、メタノール、エタノ
ール、イソプロピルアルコール等のアルコール中、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基の存在下で反応
を行うことにより化合物〔II〕を製造することができ
る。反応温度は、通常−20℃〜溶媒の沸点が好まし
く、反応時間は、0.5時間〜50時間が好ましい。
【0016】製造工程[B] 化合物〔VI〕を経由する化合物〔II〕の製造は、特公昭
58−4019に記載の方法に準じて行うことができ
る。一方、下記一般式〔III〕で表される化合物の製造
は、製造工程[C]に従って、化合物〔VII〕に化合物
〔VIII〕又は化合物〔IX〕を作用させることにより行う
ことができる。
【0017】
【化5】
【0018】[式中、R1、R2、X、nは前記と同一で
あり、Zは適当な脱離基例えば塩素原子、臭素原子、メ
タンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニ
ルオキシ基又はp−トルエンスルホニルオキシ基等を表
す。]
【0019】すなわち化合物〔VIII〕を用いる場合は、
クロロホルム、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、ジ
エチルエーテル、ジオキサン等の溶媒中、トリエチルア
ミン、ピリジン、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
水素ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等
の塩基の存在下もしくは非存在下で化合物〔VII〕と反
応を行うことにより、上記一般式〔III〕で表される化
合物を得ることができる。反応温度は、−20℃〜溶媒
の沸点が好ましく、反応時間は0.5時間から50時間
が好ましい。また、化合物〔IX〕を用いる場合は、アセ
トニトリル、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、
ジオキサン等の溶媒中、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム等の塩基の
存在下もしくは非存在下で反応を行うことにより上記一
般式〔III〕で表される化合物を得ることができる。反
応温度は、−20℃〜溶媒の沸点が好ましく、反応時間
は0.5時間から50時間が好ましい。
【0020】
【作用】本発明化合物及び薬理学的に許容されるその塩
は、5−HT4受容体に対して選択的作動活性を有し、
ドーパミンD2受容体活性を示さないので、5−HT4
容体に対して特異的に作用する。従って、慢性胃炎、胃
内容うっ滞、腹部膨満感、逆流性食道炎、腹部不定愁訴
や偽性腸閉塞の症状や中枢神経系障害、泌尿器系の治療
に用いることができる。
【0021】本発明化合物及び薬理学的に許容されるそ
の塩を、上記の疾患の治療あるいは予防を目的としてヒ
トに投与する場合、粉末剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤
等として経口的に、注射剤、座剤等として非経口的に投
与することができる。また、臨床的投与量は適用される
患者の症状、体重、年齢や性別等を考慮して適宣決定さ
れるが、通常成人患者に経口投与する場合、1日当たり
約0.01〜1000mg/ヒトであり、好ましくは
0.1〜500mg/ヒトの量を1回〜数回に分けて投
与することができる。
【0022】製剤化の際は、通常の製剤担体を用い、常
法に従って製造できる。すなわち、経口用固形製剤を製
造する場合は、主薬に賦形剤及び必要に応じて結合剤、
崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤などを加えた後、
粉末剤、錠剤、顆粒剤、カプセル剤などとする。ここで
賦形剤としては、例えば乳糖、コーンスターチ、ブドウ
糖、ソルビット、結晶セルロース、二酸化ケイ素など、
結合剤としては、例えばポリビニルアルコール、エチル
セルロース、メチルセルロース、アラビアゴム、トラガ
ント、シェラック、ヒドロキシプロピルスターチ、ポリ
ビニルピロリドンなど、滑沢剤としては、例えばステア
リン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコール
など、崩壊剤としては、例えば澱粉、ゼラチン末、結晶
セルロース、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、ク
エン酸カルシウムなどが用いられる。矯味矯臭剤として
は、例えばココア末、ハッカ油、桂皮末などが用いられ
る。これらの錠剤、顆粒剤は必要により、糖衣、ゼラチ
ン衣、その他必要により適宜コーティングを施すことは
何らさしつかえない。また、非経口投与のための注射剤
の製造は、必要に応じて主薬にpH調整剤、緩衝剤、安
定化剤、可溶化剤などを添加し、常法により製造でき
る。
【0023】
〔実施例1〕
4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−{1−
[3−〔4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1
−イル〕−3−オキソ−1−プロピル]ピペリジン−4
−イル}ベンズアミド シュウ酸塩の合成 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−(4−ピ
ペリジル)ベンズアミド 塩酸塩1.0gのN,N−ジ
メチルホルムアミド(10ml)溶液に、1−(3−ク
ロロ−1−オキソ−1−プロピル)−4−(2−メトキ
シフェニル)ピペラジン1.76g、炭酸ナトリウム
0.66g及びヨウ化ナトリウム47mgを加え、80
℃で4時間攪拌した。放冷後、クロロホルム(200m
l)を加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去し3.9gの褐
色油状物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー[展開溶媒:クロロホルム/メタノール=30/
1→15/1(V/V)]にて精製し、標記化合物のフ
リー体1.6g(97%)を淡褐色油状物として得た。
これをメタノールに溶解し、シュウ酸(3.1mmo
l、0.39mmol)のメタノール溶液を加えること
によりシュウ酸塩の白色結晶を得た。再結晶は、メタノ
ール−アセトンで行い標記化合物1.61gを得た。
【0024】mp143−147℃.IR(nujol
法):3392,1724,1640.MS m/z
(FAB):530(M++1)(フリー体として).1
H−NMR(ppm,DMSO−d6)δ:1.75−
1.95(2H,m),2.00−2.15(2H,
m),2.90−3.25(8H,m),3.30−
3.35(2H,m),3.38−3.55(2H,
m),3.60−3.70(4H,m),3.84(3
H,s),3.87(3H,s),3.95−4.10
(1H,m),5.85−6.20(2H,m),6.
52(1H,s),6.88−7.10(4H,m),
7.66(1H,s),7.83(1H,d,J=6.
9Hz) 元素分析(C1314FN3OS・(COOH)2・1/2H2O) 理論値(%):C,55.37;H,6.25;N,11.13 実測値(%):C,55.34;H,6.16;N,10.98
【0025】実施例1と同様にして以下の実施例2〜1
6の化合物を得た。 〔実施例2〕 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−[1−
〔2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−2−オ
キソ−1−エチル〕ピペリジン−4−イル]ベンズアミ
ド シュウ酸塩 mp132−135℃.IR(nujol法):336
8,1710,1660.MS m/z(FAB):4
86(M++1)(フリー体として)
【0026】〔実施例3〕 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−{1−
[2−〔4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1
−イル〕−1−エチル]ピペリジン−4−イル}ベンズ
アミド シュウ酸塩 mp200℃以上.IR(nujol法):3388,
1720,1642.MS m/z(FAB):502
(M++1)(フリー体として)
【0027】〔実施例4〕 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−{1−
[2−〔4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1
−イル〕−2−オキソ−1−エチル]ピペリジン−4−
イル}ベンズアミド シュウ酸塩 mp138−140℃.IR(nujol法):336
4,1708,1638.MS m/z(FAB):5
16(M++1)(フリー体として)
【0028】〔実施例5〕 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−{1−
[3−〔4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1
−イル〕−1−プロピル]ピペリジン−4−イル}ベン
ズアミド シュウ酸塩 mp131−133℃.IR(nujol法):339
6,1705,1630.MS m/z(FAB):5
16(M++1)(フリー体として)
【0029】〔実施例6〕 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−{1−
[4−〔4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1
−イル〕−4−オキソ−1−ブチル]ピペリジン−4−
イル}ベンズアミド mp78−81℃.IR(nujol法):3332,
1634.MS m/z(FAB):544(M+
1)
【0030】〔実施例7〕 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−[1−
〔3−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−3−オ
キソ−1−プロピル〕ピペリジン−4−イル]ベンズア
ミド シュウ酸塩 mp126−129℃.IR(nujol法):338
8,1728,1598.MS m/z(FAB):5
00(M++1)(フリー体として)
【0031】〔実施例8〕 4−アミノ−5−クロロ−N−{1−[3−〔4−(2
−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル〕−3−オ
キソ−1−プロピル]ピペリジン−4−イル}−2−メ
トキシベンズアミド シュウ酸塩 mp151−154℃.IR(nujol法):338
8,1718,1642.MS m/z(FAB):5
18(M++1)(フリー体として)
【0032】〔実施例9〕 4−アミノ−5−クロロ−N−{1−[3−〔4−(4
−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル〕−3−オ
キソ−1−プロピル]ピペリジン−4−イル}−2−メ
トキシベンズアミド シュウ酸塩 mp153−155℃.IR(nujol法):334
8,1706,1652.MS m/z(FAB):5
18(M++1)(フリー体として)
【0033】〔実施例10〕 4−アミノ−5−クロロ−N−{1−[3−〔4−(2
−クロロフェニル)ピペラジン−1−イル〕−3−オキ
ソ−1−プロピル]ピペリジン−4−イル}−2−メト
キシベンズアミド シュウ酸塩 mp128−131℃.IR(nujol法):334
0,1716,1634.MS m/z(FAB):5
34(M++1)(フリー体として)
【0034】〔実施例11〕 4−アミノ−5−クロロ−N−{1−[3−〔4−(3
−クロロフェニル)ピペラジン−1−イル〕−3−オキ
ソ−1−プロピル]ピペリジン−4−イル}−2−メト
キシベンズアミド シュウ酸塩 mp173−176℃.IR(nujol法):339
2,1708,1640.MS m/z(FAB):5
34(M++1)(フリー体として)
【0035】〔実施例12〕 4−アミノ−5−クロロ−N−{1−[3−〔4−(4
−クロロフェニル)ピペラジン−1−イル〕−3−オキ
ソ−1−プロピル]ピペリジン−4−イル}−2−メト
キシベンズアミド シュウ酸塩 mp184−187℃.IR(nujol法):334
0,1700,1638.MS m/z(FAB):5
34(M++1)(フリー体として)
【0036】〔実施例13〕 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−{1−
[3−〔4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン−1
−イル〕−3−オキソ−1−プロピル]ピペリジン−4
−イル}ベンズアミド mp156−157℃.IR(nujol法):341
2,3336,1642.MS m/z(FAB):5
30(M++1)
【0037】〔実施例14〕 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−{1−
[3−〔4−(2−メチルフェニル)ピペラジン−1−
イル〕−3−オキソ−1−プロピル]ピペリジン−4−
イル}ベンズアミド シュウ酸塩 mp134−138℃.IR(nujol法):334
4,3224,1636.MS m/z(FAB):5
14(M++1)(フリー体として)
【0038】〔実施例15〕 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−{1−
[3−〔4−(2,4−ジメチルフェニル)ピペラジン
−1−イル〕−3−オキソ−1−プロピル]ピペリジン
−4−イル}ベンズアミド シュウ酸塩 mp132−136℃.IR(nujol法):338
4,3340,1634.MS m/z(FAB):5
28(M++1)(フリー体として)
【0039】〔実施例16〕 4−アミノ−5−クロロ−N−{1−[3−〔4−(4
−クロロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−1−イ
ル〕−3−オキソ−1−プロピル]ピペリジン−4−イ
ル}−2−メトキシベンズアミド シュウ酸塩 mp144−147℃.IR(nujol法):334
4,3224,1638.MS m/z(FAB):5
48(M++1)(フリー体として)
【0040】〔参考例1〕 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−〔4−
(1−エトキシカルボニル)ピペリジル〕ベンズアミド
の合成 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ安息香酸5.1
9gの塩化メチレン(50ml)溶液にトリエチルアミ
ン2.78gを加えた後、氷冷下でクロロ炭酸エチル
2.85gを滴下した。0℃で1時間撹拌後、エチル4
−アミノ−1−ピペリジンカルボキシレート4.93g
の塩化メチレン(5ml)溶液を滴下し、1.5時間撹
拌後、室温に昇温させて1時間撹拌した。溶媒を減圧留
去して得た残渣を酢酸エチル(250ml)に溶解し
た。これを水(50ml、3回)、飽和食塩水(50m
l)で順次洗浄し乾燥後、減圧留去することにより油状
物を得た。この油状物をジエチルエーテルにより結晶化
させ、白色結晶の標記化合物8.6gを得た。
【0041】mp144−145℃.IR(nujol
法):3408,1682,1634,1464.MS
m/z(FAB):356(M++1).1H−NMR
(ppm,CDCl3)δ:1.27(3H,t),1.
34−1.50(2H,m),1.97−2.04(2
H,m),2.98−3.09(2H,m),3.89
(3H,s,),4.01−4.21(5H,m),
4.41(2H,s),6.29(1H,s),7.6
4(1H,d),8.09(1H,s) 元素分析(C1622ClN34) 理論値(%):C,55.01;H,6.23;N,11.81 実測値(%):C,54.06;H,6.38;N,11.72
【0042】〔参考例2〕 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−(4−ピ
ペリジル)ベンズアミドの合成 4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−N−〔4−
(1−エトキシカルボニル)ピペリジル〕ベンズアミド
21.3gのイソプロピルアルコール(600ml)懸
濁液に、水酸化カリウム31.5gを加えて29時間加
熱還流下で撹拌を行った。冷却後不溶物を濾去し、濾液
を冷却下で希塩酸を加えpH6にした。濾液を減圧下で
乾固し、クロロホルム(300ml)及び飽和食塩水を
加えた後、40%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH
11以上にした。クロロホルム層を分液後、更にクロロ
ホルム(300ml)で3回抽出を行った。合わせたク
ロロホルム層を乾燥し、減圧留去することにより茶褐色
粉末を得た。これをエタノール−エーテルで再結晶を行
い淡褐色結晶の標記化合物15.0g得た。
【0043】mp161−163℃.IR(nujol
法):3412,3268,1636.MS m/z
(FAB):284(M++1).1H−NMR(pp
m,DMSO−d6)δ:1.27−1.48(2H,
m),1.73−1.80(2H,m),2.49−
2.53(2H,m),2.84−2.92(2H,
m),3.75−3.85(4H,m,),5.94
(1H,s),6.48(1H,s),7.67−7.
71(2H,m)
【0044】〔参考例3〕 1−(3−クロロ−1−オキソプロピル)−4−(2−
メトキシフェニル)ピペラジンの合成 氷冷撹拌した1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン
3.0g、トリエチルアミン3.32gのクロロホルム
(100ml)溶液に、3−クロロプロピオニルクロラ
イド2.58gのクロロホルム(20ml)溶液を滴下
し、室温で1時間撹拌した。クロロホルム(50ml)
を加え希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム、水、飽和食塩
水で順次洗浄を行い、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
溶媒を減圧留去し、4.7gの褐色油状物を得た。これ
をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒:酢酸エチ
ル/ヘキサン=1/1(V/V)]に付し白色結晶を得
た。更に、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶することによ
り標記化合物3.7gを得た。
【0045】mp 94−96℃.IR(nujol
法):1650.MS m/z(FAB):283(M
++1).1H−NMR(ppm,CDCl3)δ:2.8
6(2H,t,J=7.0Hz),3.01−3.09
(4H,m),3.66(2H,t,J=4.8H
z),3.60−3.90(4H,m),3.88(3
H,s,),6.87−7.10(4H,m) 元素分析(C1419ClN22) 理論値(%):C,59.47;H,6.77;N,9.91 実測値(%):C,59.48;H,6.91;N,9.86
【0046】〔製剤例〕下記混合物を常法に従って均一
に混合し、打錠することにより、1錠当り主薬2mgを
含有する錠剤を得た。 実施例1の化合物 2mg 乳糖 42mg 結晶セルロース 30mg トウモロコシデンプン 15mg ヒドロキシメチルセルロース 10mg ステアリン酸マグネシウム 1mg
【0047】〔試験例1〕 5−HT4受容体作動活性 Baxter等の方法(Naunyn−Schmied
eberg’s Arch.Pharmacol.,第
343巻、第439〜446頁,1991年)に準じ、
ラット食道粘膜筋板におけるカルバコール収縮に対する
弛緩作用を検討した。ラット食道の横隔膜近位部約2c
mを摘出し、食道粘膜筋板の内側平滑筋板を外層から分
離して標本を作成した。標本は、混合ガス(95%O2+
5%CO2)を通気したTyrode液(37±1℃)に
懸垂した。標本には0.25gの張力を負荷し、反応は
アイソメトリックトランスデューサーを用いて等尺性に
測定し、ペンレコーダー上に記録した。標本にカルバコ
ール(3μM)を添加し収縮を惹起させ、安定した収縮
が得られた後、被験化合物を累積的に適用し弛緩作用を
観察した。被験化合物の弛緩活性は、カルバコールによ
る収縮高に対する被験化合物存在下に得られた収縮高を
パーセントで表示し、カルバコールによる収縮高を50
%抑制する被験化合物の濃度(EC50値)を算出した。
その結果を表1に示した。
【0048】
【表1】
【0049】〔試験例2〕 ドーパミンD2受容体結合作用 Zahniser等の方法(J.Pharmacol.
Exp.Ther.,第227巻,第592頁、198
3年)に準じ、[3H]スピペロンを用いたドーパミン
2受容体結合試験を実施した。SD系雄性ラットを断
頭屠殺後、速やかに全脳を取り出し、氷冷下にて線条体
を摘出した。氷冷50mMトリス−塩酸緩衝液(pH
7.5)を加えホモジナイズし、超遠心により受容体標
品を得た。この受容体標品に、塩化ナトリウム(120
mM)、塩化カリウム(5mM)、塩化マグネシウム
(1mM)、塩化カルシウム(1mM)を含む氷冷50
mMトリス−塩酸緩衝液、[3H]スピペロン(終濃度
0.5nM)及び被験化合物を添加し、25℃にて60
分間インキュベートした。非特異的結合量は10μ(S)-
(-)-スルピリドを添加し、同様の操作を行うことにより
得た。インキュベート後、セルハーベスターを用いてワ
ットマンGF/Cフィルターで減圧濾過した。このフィ
ルターを液体シンチレーションカウンターを用いて放射
活性の測定を行った。なお、特異的結合量は以下の式に
従って算出した。 特異的結合量(dpm)=全結合量(dpm)−非特異
的結合量(dpm) [3H]スピペロンのド−パミンD2受容体標品に対する
結合を50%抑制する被験化合物の濃度をIC50値とし
て表示した。その結果、本発明化合物のIC50値は1μ
M以上であり、ド−パミンD2受容体に対する結合力は
弱いものであった。
【0050】〔試験例3〕 抗ドーパミン作用試験 ラットを用いた抗ドーパミン作用実験は、SD系雄性ラ
ット(1群4匹)に被験化合物100又は1000mg
/kgを経口投与し、投与1時間後のカタレプシー及び
投与1週間後までの眼瞼下垂等を含む一般症状を観察す
ることにより行った。なおカタレプシーは、ラットの片
前肢を直径5cm、高さ4cmの円柱台に乗せ、静止し
ている時間をスコアー(0秒:0点、1〜10秒:1
点、11〜20秒:2点、21〜30秒:3点、31秒
以上:4点)によって評価し、3回の平均値で表した。
その結果を表2に示した。
【0051】
【表2】
【0052】〔試験例4〕 急性毒性試験 一夜絶食したddY系雄性マウス(5週令、1群8匹)
に、メチルセルロースの0.5%水溶液に懸濁した実施
例6の化合物1000mg/kgを経口投与し、1週間
にわたって観察を行った。その結果、死亡例は認められ
なかった。
【0053】
【発明の効果】以上の結果より、本発明化合物及び薬理
学的に許容されるその塩は、5−HT4受容体に対して
選択的作動活性を有し、ドーパミンD2受容体活性を有
していないので5−HT4受容体に対して特異的に作用
する。従って、慢性胃炎、胃内容うっ滞、腹部膨満感、
逆流性食道炎、腹部不定愁訴、偽性腸閉塞の症状、中枢
神経系障害及び泌尿器系の治療に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/495 AEN A61K 31/495 AEN (72)発明者 池田 明良 滋賀県大津市国分2丁目305−15 (72)発明者 小林 秀之 京都府京都市南区唐橋琵琶町9−206 (72)発明者 茶木 悦子 滋賀県彦根市葛籠町667 (72)発明者 高橋 和義 滋賀県守山市岡町60−3

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式〔I〕 【化1】 [式中、R1、R2は同一又は異なって、水素原子、ハロ
    ゲン原子、低級アルコキシ基又は低級アルキル基を表
    し、Xはカルボニル基又はメチレン基を表し、nは1〜
    3を表す。]で示されるN−(1−置換−4−ピペリジ
    ル)ベンズアミド誘導体又は薬理学的に許容されるその
    塩。
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