JPH09242512A - タペット - Google Patents
タペットInfo
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- JPH09242512A JPH09242512A JP4760496A JP4760496A JPH09242512A JP H09242512 A JPH09242512 A JP H09242512A JP 4760496 A JP4760496 A JP 4760496A JP 4760496 A JP4760496 A JP 4760496A JP H09242512 A JPH09242512 A JP H09242512A
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- Japan
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- tappet
- ceramic chip
- cam
- brazing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】セラミックチップのロー付け時の作業性を向上
させ、ブローホールを減小させることにより接合強度を
向上させ、更にセラミックチップの欠けを防止してタペ
ット使用時における信頼性を向上する。 【解決手段】カムに接触するセラミックチップ22がタ
ペット本体21aの底面21bを覆うように底面にロー
付けされる。底面の全周縁に面取りCが施される。タペ
ット本体の底面中心から周縁に向かって放射状の模様を
形成することもでき、模様に起因した底面の表面粗さは
2〜15μmであることが好ましい。セラミックチップ
のカムに接触する面の全周縁には丸み付けRがされるこ
とが更に好ましい。
させ、ブローホールを減小させることにより接合強度を
向上させ、更にセラミックチップの欠けを防止してタペ
ット使用時における信頼性を向上する。 【解決手段】カムに接触するセラミックチップ22がタ
ペット本体21aの底面21bを覆うように底面にロー
付けされる。底面の全周縁に面取りCが施される。タペ
ット本体の底面中心から周縁に向かって放射状の模様を
形成することもでき、模様に起因した底面の表面粗さは
2〜15μmであることが好ましい。セラミックチップ
のカムに接触する面の全周縁には丸み付けRがされるこ
とが更に好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカム構造を有するエ
ンジンに使用されるタペットに関する。更に詳しくは、
カムに接触するセラミックチップがタペット本体の底面
を覆うようにロー付けされたタペットに関するものであ
る。
ンジンに使用されるタペットに関する。更に詳しくは、
カムに接触するセラミックチップがタペット本体の底面
を覆うようにロー付けされたタペットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】4サイクルエンジンには通常バルブシス
テムが搭載される。バルブの形状は一般的にきのこ状に
形成され、コイルスプリングの力により閉じるようにな
っている。このバルブが開放することにより、4サイク
ルの作動工程における吸気及び排気を行うことができ、
開放されたバルブから燃焼室とシリンダ内のガス交換を
行うことができるようになっている。バルブを押して開
かせる装置はクランクシャフトの回転をタイミングベル
ト又はチェーン若しくはギヤによりカムシャフトに連結
させ、カムシャフトに設けられた略卵形のカムがシャフ
トとともに回転することによりロッカアームを介してバ
ルブを開閉させる。このカムシャフトの設けられる位置
によりバルブシステムを分類することができ、いわゆる
シリンダ上方にカムシャフトが設けられるオーバヘッド
カムシャフト方式とオーバヘッドバルブ方式(以下OH
Vという)に大別できる。
テムが搭載される。バルブの形状は一般的にきのこ状に
形成され、コイルスプリングの力により閉じるようにな
っている。このバルブが開放することにより、4サイク
ルの作動工程における吸気及び排気を行うことができ、
開放されたバルブから燃焼室とシリンダ内のガス交換を
行うことができるようになっている。バルブを押して開
かせる装置はクランクシャフトの回転をタイミングベル
ト又はチェーン若しくはギヤによりカムシャフトに連結
させ、カムシャフトに設けられた略卵形のカムがシャフ
トとともに回転することによりロッカアームを介してバ
ルブを開閉させる。このカムシャフトの設けられる位置
によりバルブシステムを分類することができ、いわゆる
シリンダ上方にカムシャフトが設けられるオーバヘッド
カムシャフト方式とオーバヘッドバルブ方式(以下OH
Vという)に大別できる。
【0003】図5に示すように、OHVではシリンダサ
イドに水平に位置したカムシャフト12が回転すること
により直立する一対のプッシュロッド17を介してロッ
カアーム18の一端を押し上げ、そのアーム18がシー
ソ式にバルブ19を押し下げて開くように構成される。
プッシュロッド17下部にはカムシャフト12のカム1
6に当接するタペット21が装着され、プッシュロッド
17はタペット21を介してカム16の回転により上下
動するように構成される。このOHVによればバルブ1
9をシリンダの頭上に位置させることができるので燃焼
室は半球状に形成することも楔状に形成することもで
き、設計の自由度を増すことができる。
イドに水平に位置したカムシャフト12が回転すること
により直立する一対のプッシュロッド17を介してロッ
カアーム18の一端を押し上げ、そのアーム18がシー
ソ式にバルブ19を押し下げて開くように構成される。
プッシュロッド17下部にはカムシャフト12のカム1
6に当接するタペット21が装着され、プッシュロッド
17はタペット21を介してカム16の回転により上下
動するように構成される。このOHVによればバルブ1
9をシリンダの頭上に位置させることができるので燃焼
室は半球状に形成することも楔状に形成することもで
き、設計の自由度を増すことができる。
【0004】一方、プッシュロッド17の下部に設けら
れたタペット21は常に回転するカム16に当接し、擦
れ合っているために耐摩耗性が要求される。特に近年エ
ンジンの高出力化等に対応させるため、タペット21に
は非常に高い耐摩耗性が要求される。この耐摩耗性の要
求を満足させるためにセラミックチップをタペット本体
の底面を覆うようにロー付けする技術が開発されてい
る。このセラミックチップのタペット本体の底面へのロ
ー付けは、タペット本体の底面とセラミックチップとの
間にロー材を介在させ、これらを同心状に位置させてこ
れらの周縁を押さえ、この状態でタペット本体に適切な
荷重を加えて加熱処理することにより行われている。こ
のようにセラミックチップをタペット本体の底面にロー
付けすることにより、セラミックの優れた耐摩耗性を利
用してカム16に当接するタペット21の耐久性を向上
させることができる。
れたタペット21は常に回転するカム16に当接し、擦
れ合っているために耐摩耗性が要求される。特に近年エ
ンジンの高出力化等に対応させるため、タペット21に
は非常に高い耐摩耗性が要求される。この耐摩耗性の要
求を満足させるためにセラミックチップをタペット本体
の底面を覆うようにロー付けする技術が開発されてい
る。このセラミックチップのタペット本体の底面へのロ
ー付けは、タペット本体の底面とセラミックチップとの
間にロー材を介在させ、これらを同心状に位置させてこ
れらの周縁を押さえ、この状態でタペット本体に適切な
荷重を加えて加熱処理することにより行われている。こ
のようにセラミックチップをタペット本体の底面にロー
付けすることにより、セラミックの優れた耐摩耗性を利
用してカム16に当接するタペット21の耐久性を向上
させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、セラミックチ
ップのタペット本体の底面へのロー付けは間にロー材を
介在させ、所定の温度によりロー付けすることからセラ
ミックチップと底面との間にブローホールが残存する恐
れがあった。この点を解消して信頼性の高いタペットを
得るようにするため、接合面には必要量より僅かに多い
ロー材を装填しておき、加熱ロー付け時に接合面の外周
縁に余剰のロー材をはみ出させるようにしている。しか
し、セラミックチップの中央付近のロー材はセラミック
チップ及びタペット本体の底面の表面粗さが抵抗となっ
て有効に周縁からはみ出ることがなく、この中央付近の
ブローホールを防止することができない問題点があっ
た。また、セラミックチップの周縁は通常台板等により
押さえられているためにはみ出たロー材がこの台板に付
着して。ロー付け後の処理が困難になることもある。
ップのタペット本体の底面へのロー付けは間にロー材を
介在させ、所定の温度によりロー付けすることからセラ
ミックチップと底面との間にブローホールが残存する恐
れがあった。この点を解消して信頼性の高いタペットを
得るようにするため、接合面には必要量より僅かに多い
ロー材を装填しておき、加熱ロー付け時に接合面の外周
縁に余剰のロー材をはみ出させるようにしている。しか
し、セラミックチップの中央付近のロー材はセラミック
チップ及びタペット本体の底面の表面粗さが抵抗となっ
て有効に周縁からはみ出ることがなく、この中央付近の
ブローホールを防止することができない問題点があっ
た。また、セラミックチップの周縁は通常台板等により
押さえられているためにはみ出たロー材がこの台板に付
着して。ロー付け後の処理が困難になることもある。
【0006】一方、セラミックチップのヤング率は鉄の
21000kg/mm2に比較して30000〜500
00kg/mm2と高い。特に動弁系の信頼性評価に使
用するヘルツ面圧への影響ではヤング率の上昇に伴い2
0〜50%上昇するといわれている。そこで少しでもセ
ラミックチップの曲率を少なくし、クラウニング形状を
平坦に近づける必要がある。しかし、この平面度をセラ
ミックチップの周縁にまで及ぼすとセラミックチップの
周縁に角部が存在し、セラミックチップのカムに当接す
る面の周縁に応力が集中して周縁の角部が欠けることが
ある。特にバルブ開弁時におけるカムが当接するセラミ
ックチップの周縁近傍には外力が集中しやすく、タペッ
トが使用時に破損する恐れもある。本発明の目的は、セ
ラミックチップのロー付け時の作業性を向上させ、ブロ
ーホールを減小させることにより接合強度を向上させて
信頼性の高いをタペットを提供することにある。本発明
の別の目的は、セラミックチップの欠けを防止してタペ
ット使用時における信頼性を向上することのでできるタ
ペットを提供することにある。
21000kg/mm2に比較して30000〜500
00kg/mm2と高い。特に動弁系の信頼性評価に使
用するヘルツ面圧への影響ではヤング率の上昇に伴い2
0〜50%上昇するといわれている。そこで少しでもセ
ラミックチップの曲率を少なくし、クラウニング形状を
平坦に近づける必要がある。しかし、この平面度をセラ
ミックチップの周縁にまで及ぼすとセラミックチップの
周縁に角部が存在し、セラミックチップのカムに当接す
る面の周縁に応力が集中して周縁の角部が欠けることが
ある。特にバルブ開弁時におけるカムが当接するセラミ
ックチップの周縁近傍には外力が集中しやすく、タペッ
トが使用時に破損する恐れもある。本発明の目的は、セ
ラミックチップのロー付け時の作業性を向上させ、ブロ
ーホールを減小させることにより接合強度を向上させて
信頼性の高いをタペットを提供することにある。本発明
の別の目的は、セラミックチップの欠けを防止してタペ
ット使用時における信頼性を向上することのでできるタ
ペットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、カムに接触するセラミックチップ2
2がタペット本体21aの底面を覆うように底面21b
にロー付けされたタペットの改良である。その特徴ある
構成は、底面21bの全周縁に面取りCが施されたとこ
ろにある。セラミックチップ22がロー付けされる際に
はロー材が底面21bの周縁に流れ出る。底面21bに
設けられた面取り部分には流れ出たロー材が溜まり、ロ
ー材を底面21bの外周に漏らさない。面取りCは0.
1mm〜1.0mmの範囲にあることが好ましく、Cが
0.3mm〜0.5mmの範囲にあることが更に好まし
い。Cが1.0mmを超えるとセラミックチップ22と
のロー付け面積の縮小を招き、Cが0.1mm未満であ
ると流れ出たロー材をすべて溜めることができない。
図1に示すように、カムに接触するセラミックチップ2
2がタペット本体21aの底面を覆うように底面21b
にロー付けされたタペットの改良である。その特徴ある
構成は、底面21bの全周縁に面取りCが施されたとこ
ろにある。セラミックチップ22がロー付けされる際に
はロー材が底面21bの周縁に流れ出る。底面21bに
設けられた面取り部分には流れ出たロー材が溜まり、ロ
ー材を底面21bの外周に漏らさない。面取りCは0.
1mm〜1.0mmの範囲にあることが好ましく、Cが
0.3mm〜0.5mmの範囲にあることが更に好まし
い。Cが1.0mmを超えるとセラミックチップ22と
のロー付け面積の縮小を招き、Cが0.1mm未満であ
ると流れ出たロー材をすべて溜めることができない。
【0008】タペット本体21aの材質にはJIS;S
NCM630やSNCM616が例示される。タペット
本体21aはこのような鋼材を鍛造又は切削加工して製
造され、底面21bは後工程で研削又は研磨仕上げされ
る。セラミックチップ22にはSi3N4、SiC,Al
2O3、ジルコニア等が例示され、その板厚は少なくとも
カムから受ける衝撃に耐え得る強度が確保できるように
設定される。ロー付け手段はTiを含む銀ローにより加
熱接合することが好ましい。ロー材の系としてはAg−
Cu−Ti系、Ag−Cu−In−Ti系、Ag−Ti
系、Cu−Ti系、Ag−Cu−Ni−Ti系が特に好
ましい。またセラミックチップ22のロー付け面には予
め蒸着法等によりメタライズ処理してもよい。その場合
にはAg−Cu系、Ag−Cu−In系のロー材が好ま
しい。ロー材の雰囲気は真空、アルゴンガス、水素ガ
ス、窒素ガス等の非酸化雰囲気が好ましく、Ti入りロ
ー材の場合には特に真空又はアルゴンガスの雰囲気中で
ロー付けすることが好ましい。
NCM630やSNCM616が例示される。タペット
本体21aはこのような鋼材を鍛造又は切削加工して製
造され、底面21bは後工程で研削又は研磨仕上げされ
る。セラミックチップ22にはSi3N4、SiC,Al
2O3、ジルコニア等が例示され、その板厚は少なくとも
カムから受ける衝撃に耐え得る強度が確保できるように
設定される。ロー付け手段はTiを含む銀ローにより加
熱接合することが好ましい。ロー材の系としてはAg−
Cu−Ti系、Ag−Cu−In−Ti系、Ag−Ti
系、Cu−Ti系、Ag−Cu−Ni−Ti系が特に好
ましい。またセラミックチップ22のロー付け面には予
め蒸着法等によりメタライズ処理してもよい。その場合
にはAg−Cu系、Ag−Cu−In系のロー材が好ま
しい。ロー材の雰囲気は真空、アルゴンガス、水素ガ
ス、窒素ガス等の非酸化雰囲気が好ましく、Ti入りロ
ー材の場合には特に真空又はアルゴンガスの雰囲気中で
ロー付けすることが好ましい。
【0009】請求項2に係る発明は、図2に示すよう
に、請求項1に係る発明において、タペット本体21a
の底面21b中心から周縁に向かって放射状の模様Mが
形成され、模様Mに起因した底面21bの表面粗さが2
〜15μmであるタペットである。放射状に模様Mを形
成することによりロー付け時のガスがその模様に沿って
案内され、底面21bの周縁から外部に有効に排出され
る。この加工は偏心フライスにより行うことが好まし
い。表面粗さは15μmを超えるとガスの周縁への排出
の障害になり、2μm未満であると加工が困難となる。
に、請求項1に係る発明において、タペット本体21a
の底面21b中心から周縁に向かって放射状の模様Mが
形成され、模様Mに起因した底面21bの表面粗さが2
〜15μmであるタペットである。放射状に模様Mを形
成することによりロー付け時のガスがその模様に沿って
案内され、底面21bの周縁から外部に有効に排出され
る。この加工は偏心フライスにより行うことが好まし
い。表面粗さは15μmを超えるとガスの周縁への排出
の障害になり、2μm未満であると加工が困難となる。
【0010】請求項3に係る発明は、図1に示すよう
に、カムに接触するセラミックチップ22がタペット本
体21aの底面を覆うように底面21bにロー付けされ
たタペットの改良である。その特徴ある構成は、セラミ
ックチップ22のカムに接触する面の全周縁に丸み付け
Rがされたタペットである。丸み付けRによりセラミッ
クチップ22の周縁の角部を存在をなくし、セラミック
チップ22のカムに当接する面の周縁への応力集中を防
止する。
に、カムに接触するセラミックチップ22がタペット本
体21aの底面を覆うように底面21bにロー付けされ
たタペットの改良である。その特徴ある構成は、セラミ
ックチップ22のカムに接触する面の全周縁に丸み付け
Rがされたタペットである。丸み付けRによりセラミッ
クチップ22の周縁の角部を存在をなくし、セラミック
チップ22のカムに当接する面の周縁への応力集中を防
止する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図5に示すように、本形態に
おけるOHVではピストン11が上下動するシリンダサ
イドにカムシャフト12が水平に配置される。カムシャ
フト12とクランクシャフト13とはギヤ14により連
結され、クランクシャフト13が回転することによりカ
ムシャフト12が回転し、カムシャフト12に設けられ
た一対の略卵形のカム16が直立する一対のプッシュロ
ッド17を上下動させるように構成される。一対のプッ
シュロッド17は上に移動するとロッカアーム18の一
端を押し上げ、そのアーム18がシーソ式に回転して他
端がバルブ19を押し下げて開き、下に移動することに
よりバルブ19はコイルスプリング20の力により閉じ
るようになっている。プッシュロッド17下部にはカム
シャフト12のカム16に当接するタペット21が装着
され、プッシュロッド17はタペット21を介してカム
16の回転により上下動するように構成される。一対の
タペット21は同一構造であるので、以下一方のタペッ
ト21により説明する。
基づいて詳しく説明する。図5に示すように、本形態に
おけるOHVではピストン11が上下動するシリンダサ
イドにカムシャフト12が水平に配置される。カムシャ
フト12とクランクシャフト13とはギヤ14により連
結され、クランクシャフト13が回転することによりカ
ムシャフト12が回転し、カムシャフト12に設けられ
た一対の略卵形のカム16が直立する一対のプッシュロ
ッド17を上下動させるように構成される。一対のプッ
シュロッド17は上に移動するとロッカアーム18の一
端を押し上げ、そのアーム18がシーソ式に回転して他
端がバルブ19を押し下げて開き、下に移動することに
よりバルブ19はコイルスプリング20の力により閉じ
るようになっている。プッシュロッド17下部にはカム
シャフト12のカム16に当接するタペット21が装着
され、プッシュロッド17はタペット21を介してカム
16の回転により上下動するように構成される。一対の
タペット21は同一構造であるので、以下一方のタペッ
ト21により説明する。
【0012】図1及び図3に示すように、タペット21
はセラミックチップ22がタペット本体21aの底面2
1bを覆うようにロー付けされる。タペット本体21a
はJIS規格のSNCM630等の金属部材を切削加工
することにより作られ、小径部にはプッシュロッド17
の下端が挿入される孔21cを有し、孔21cの下部に
はプッシュロッド17の下部が係合する凹部21dが形
成される。セラミックチップ22はSi3N4等が挙げら
れる。即ち、セラミックチップ22は窒化珪素燒結体で
あり、両面が研磨仕上げされた直径38mm、厚さ1.
5mmの円板でその接合面の表面粗さRaは0.2〜
0.3μmになるように研磨される。更に、セラミック
チップ22のカム16に接触する面の全周縁には、図1
の拡大図に示すように、半径が約3mm程度の丸み付け
Rがなされる。
はセラミックチップ22がタペット本体21aの底面2
1bを覆うようにロー付けされる。タペット本体21a
はJIS規格のSNCM630等の金属部材を切削加工
することにより作られ、小径部にはプッシュロッド17
の下端が挿入される孔21cを有し、孔21cの下部に
はプッシュロッド17の下部が係合する凹部21dが形
成される。セラミックチップ22はSi3N4等が挙げら
れる。即ち、セラミックチップ22は窒化珪素燒結体で
あり、両面が研磨仕上げされた直径38mm、厚さ1.
5mmの円板でその接合面の表面粗さRaは0.2〜
0.3μmになるように研磨される。更に、セラミック
チップ22のカム16に接触する面の全周縁には、図1
の拡大図に示すように、半径が約3mm程度の丸み付け
Rがなされる。
【0013】タペット本体21aは大径部が38.5m
m、小径部が22.5mm、高さが5.5mmの略きの
こ状に加工され、大径部の下面即ち底面21bが表面粗
さRaが0.2〜0.3μmに研磨される。研磨は偏心
フライス加工により行われ、図2に示すように、底面中
心から周縁に向かって放射状の模様Mを形成するように
加工される。この時の放射状の模様Mに起因した底面2
1bの表面粗さは2〜15μmの範囲内になるように調
節される。底面21bの研磨後には、図1の拡大図に示
すように、底面21bの全周縁に約0.3mm程度の面
取りCが更に施される。
m、小径部が22.5mm、高さが5.5mmの略きの
こ状に加工され、大径部の下面即ち底面21bが表面粗
さRaが0.2〜0.3μmに研磨される。研磨は偏心
フライス加工により行われ、図2に示すように、底面中
心から周縁に向かって放射状の模様Mを形成するように
加工される。この時の放射状の模様Mに起因した底面2
1bの表面粗さは2〜15μmの範囲内になるように調
節される。底面21bの研磨後には、図1の拡大図に示
すように、底面21bの全周縁に約0.3mm程度の面
取りCが更に施される。
【0014】図4に示すように、セラミックチップ22
の底面21bへのロー付けは、セラミックチップ22と
底面21bの外径より僅かに大きく形成された凹部31
を有する台板32にセラミックチップ22を配置し、セ
ラミックチップ22上にロー材23を介してタペット本
体21aの底面21bが重なるようにタペット本体21
aを載せて行う。ロー材23は直径38mm,厚さ55
μmに形成された必要量より僅かに多いIn−Ti−C
u−Ag係の活性ロー材(箔)をセラミックチップ23
と同心状にして配置して底面21bを重ねる。凹部31
はセラミックチップ22とセラミックチップ22上に底
面21bが重なるように載せたタペット本体21aの底
部とを収容する深さを有し、これらを同心状に位置させ
てこれらの周縁を押さえるようになっている。この状態
でタペット本体21aの上部に荷重Pが加えられ、加熱
処理することによりタペット本体21aの底面21bに
セラミックチップ22がロー付けされる。
の底面21bへのロー付けは、セラミックチップ22と
底面21bの外径より僅かに大きく形成された凹部31
を有する台板32にセラミックチップ22を配置し、セ
ラミックチップ22上にロー材23を介してタペット本
体21aの底面21bが重なるようにタペット本体21
aを載せて行う。ロー材23は直径38mm,厚さ55
μmに形成された必要量より僅かに多いIn−Ti−C
u−Ag係の活性ロー材(箔)をセラミックチップ23
と同心状にして配置して底面21bを重ねる。凹部31
はセラミックチップ22とセラミックチップ22上に底
面21bが重なるように載せたタペット本体21aの底
部とを収容する深さを有し、これらを同心状に位置させ
てこれらの周縁を押さえるようになっている。この状態
でタペット本体21aの上部に荷重Pが加えられ、加熱
処理することによりタペット本体21aの底面21bに
セラミックチップ22がロー付けされる。
【0015】このように構成されたタペット21ではセ
ラミックチップ22がロー付けされる際に流れ出るロー
材23が底面21bの周縁に設けられた面取り部分Cに
流れ出て溜まる。また、ロー付け時のガスは底面21b
に形成された模様Mに沿って案内され、底面21bの周
縁から外部に有効に排出される。
ラミックチップ22がロー付けされる際に流れ出るロー
材23が底面21bの周縁に設けられた面取り部分Cに
流れ出て溜まる。また、ロー付け時のガスは底面21b
に形成された模様Mに沿って案内され、底面21bの周
縁から外部に有効に排出される。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、タ
ペット本体の底面の全周縁に面取りを施したので、セラ
ミックチップがロー付けされる際に流れ出るロー材がこ
の面取り部分に溜まり底面の外周に漏らさない。この結
果、ロー材がロー付けのための台板等に付着してするこ
となくセラミックチップのロー付け時の作業性を向上す
ることができる。また、表面粗さが2〜15μmである
放射状の模様を形成すれば、ロー付け時のガスがその模
様に沿って底面の外周に案内され、底面の周縁から外部
に有効に排出されるため、ブローホールを減小させるこ
とができ、セラミックチップの底面への接合強度を向上
させることができる。更に、セラミックチップのカムに
接触する面の全周縁に丸み付けをすれば、この丸み付け
によりセラミックチップの周縁の角部をなくし、セラミ
ックチップのカムに当接する面の周縁への応力集中を防
止することができる。この結果、応力集中に起因するセ
ラミックチップの欠けを防止してタペット使用時におけ
る信頼性を向上することができる。
ペット本体の底面の全周縁に面取りを施したので、セラ
ミックチップがロー付けされる際に流れ出るロー材がこ
の面取り部分に溜まり底面の外周に漏らさない。この結
果、ロー材がロー付けのための台板等に付着してするこ
となくセラミックチップのロー付け時の作業性を向上す
ることができる。また、表面粗さが2〜15μmである
放射状の模様を形成すれば、ロー付け時のガスがその模
様に沿って底面の外周に案内され、底面の周縁から外部
に有効に排出されるため、ブローホールを減小させるこ
とができ、セラミックチップの底面への接合強度を向上
させることができる。更に、セラミックチップのカムに
接触する面の全周縁に丸み付けをすれば、この丸み付け
によりセラミックチップの周縁の角部をなくし、セラミ
ックチップのカムに当接する面の周縁への応力集中を防
止することができる。この結果、応力集中に起因するセ
ラミックチップの欠けを防止してタペット使用時におけ
る信頼性を向上することができる。
【図1】本発明のタペットの縦断面図。
【図2】そのタペットの底面図。
【図3】そのタペットを示すセラミックチップと底面と
の関係を示す斜視図。
の関係を示す斜視図。
【図4】セラミックチップを底面にロー付けする状態を
示す断面図。
示す断面図。
【図5】本発明のタペットを使用したOHVを示す構造
図。
図。
16 カム 21 タペット 21a タペット本体 21b 底面 22 セラミックチップ C 面取り R 丸み付け M 模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 正善 千葉県袖ケ浦市長捕拓2号580−99 カス ヤ精工株式会社内 (72)発明者 金丸 弘志 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日野 自動車工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 カムに接触するセラミックチップ(22)が
タペット本体(21a)の底面(21b)を覆うように前記底面(2
1b)にロー付けされたタペットにおいて、 前記底面(21b)の全周縁に面取り(C)が施されたことを特
徴とするタペット。 - 【請求項2】 タペット本体(21a)の底面(21b)中心から
周縁に向かって放射状の模様(M)が形成され、前記模様
(M)に起因した前記底面(21b)の表面粗さが2〜15μm
である請求項1記載のタペット。 - 【請求項3】 カムに接触するセラミックチップ(22)が
タペット本体(21a)の底面(21b)を覆うように前記底面(2
1b)にロー付けされたタペットにおいて、 前記セラミックチップ(22)のカムに接触する面の全周縁
に丸み付け(R)がされたことを特徴とするタペット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4760496A JPH09242512A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | タペット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4760496A JPH09242512A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | タペット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09242512A true JPH09242512A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12779851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4760496A Withdrawn JPH09242512A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | タペット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09242512A (ja) |
-
1996
- 1996-03-05 JP JP4760496A patent/JPH09242512A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |