JPH09255564A - 外用貼付剤 - Google Patents

外用貼付剤

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JPH09255564A
JPH09255564A JP7412596A JP7412596A JPH09255564A JP H09255564 A JPH09255564 A JP H09255564A JP 7412596 A JP7412596 A JP 7412596A JP 7412596 A JP7412596 A JP 7412596A JP H09255564 A JPH09255564 A JP H09255564A
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JP
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hydrochloride
sensitive adhesive
pressure
patch
weight
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Application number
JP7412596A
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English (en)
Inventor
Katsuya Togawa
勝也 戸川
Tsutomu Negama
務 根釜
Seiji Yamaya
誠司 山家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時に特別の設備や工程を必要とせずに剥
離力の低減を可能とし、剥離時に発生する不快な痛みが
大幅に低減された外用貼付剤を提供する。 【解決手段】 支持体の片面に薬物を含有する粘着剤層
が設けられた貼付剤において、該粘着剤層が剥離力軽減
剤として直鎖飽和脂肪族アルコールを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外用貼付剤に関する
ものあり、さらに詳しくは、粘着力に優れ、かつ皮膚か
らの剥離力が低減された外用貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テープ剤、パッチ剤、パップ
剤等の外用貼付剤において、剥離時に発生する不快な痛
みをなくし、取扱い性を向上させるために、(1)粘着
剤の分子量を大きくする、(2)粘着剤を電子線、光等
を用いて架橋させる、(3)多官能イソシアネート等を
含有させた粘着剤をシート状に加工した後、活性水素を
含有する剥離剤で処理する(例えば、特開昭53−74
539号公報)方法などが採られている。
【0003】しかし、上記(1)の方法では、製造時に
粘度が上昇し、医療用粘着剤として用いるためにフィル
ター等で濾過することが困難となり、製造コストも高く
なる。また、上記(2)、(3)の方法では、粘着力を
低下させることは可能であるが、製造時に架橋という工
程が増えるために、特別の設備投資を必要とし、製造コ
ストの上昇を招くという問題点があった。以上のよう
に、上記従来の方法では、簡便な方法により、低コスト
で粘着力を低減させることが困難であった。
【0004】さらに、上記の方法以外に、液状成分を添
加して粘着剤の剥離力を低減させる方法も検討されてい
るが、反面凝集力の低下が著しく糊残りを生じるため、
上記(2)、(3)の方法と同様に、架橋等の技術を用
いて、凝集力を向上させるための対策が必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点を
解決するために、製造時に特別の設備や工程を必要とせ
ずに剥離力の低減を可能とし、剥離時に発生する不快な
痛みが大幅に低減された外用貼付剤を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0007】本発明の外用貼付剤は、支持体の片面に薬
物を含有する粘着剤層が設けられた外用貼付剤におい
て、該粘着剤層が剥離力軽減剤として直鎖飽和脂肪族ア
ルコールを含有することを特徴とするものである。
【0008】本発明で使用される支持体としては、柔軟
性を有すると共に外用貼付剤に自己支持性を付与し、か
つ粘着剤層中の薬物の揮散や移行を防止する役目を果た
すものが好ましい。このような支持体の素材としては、
例えば、酢酸セルロース、エチルセルロース、ポリエチ
レンテレフタレート、可塑化酢酸ビニル−塩化ビニル共
重合体、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
可塑化ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリ
デン等の樹脂フィルム:アルミニウムシート等が挙げら
れ、これらの素材は単層で用いられても、2種以上の積
層体として用いられてもよい。また、アルミニウムシー
ト以外の素材は、織布や不織布の形態で用いられてもよ
い。
【0009】さらに、上記支持体としては、皮膚面に追
従性を有する素材から形成されるものが好ましく、この
ような性質を有する素材としては、例えば、ポリエチレ
ンテレフタレートとポリエステル不織布とのラミネート
フィルム、ポリエチレンテレフタレートとエチレン−酢
酸ビニル共重合体とのラミネートフィルム、ポリエチレ
ンテレフタレートとエチルメタクリレート共重合体との
ラミネートフィルムなどが挙げられ、特に、ポリエチレ
ンテレフタレートとポリエステル不織布とのラミネート
フィルムが好適に用いられる。
【0010】上記支持体の厚みは、500μm以下が好
ましく、より好ましくは5〜150μmである。
【0011】本発明で使用される粘着剤としては、薬物
を溶解することができ、かつ常温で皮膚に対して長時間
貼付し得る感圧接着性を有するものであれば、特に制限
はなく、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シ
リコーン系粘着剤等が使用可能であり、特に、これらの
中でアクリル系粘着剤が好ましい。
【0012】上記アクリル系粘着剤としては、例えば、
(メタ)アクリル酸アルキエステルを主体とする(共)
重合体が好適に使用されるが、(メタ)アクリル酸アル
キエステル及び該(メタ)アクリル酸アルキエステルと
共重合可能な官能性モノマーの共重合体であってもよ
い。
【0013】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
としては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エ
チルヘキシル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸デ
シル、アクリル酸イソデシル、アクリル酸ラウリル、ア
クリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸イソオクチル、メタクリ
ル酸デシル、メタクリル酸イソデシル、メタクリル酸ラ
ウリル、メタクリル酸ステアリル等が挙げられ、これら
は単独で使用されても、二種以上が併用されてもよい。
【0014】上記官能性モノマーとしては、水酸基を有
するモノマー、カルボキシル基を有するモノマー、アミ
ド基を有するモノマー、アミノ基を有するモノマー、ピ
ロリドン環を有するモノマー等が挙げられる。
【0015】上記水酸基を有するモノマーとしては、例
えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリレート等が好適に使用される。
【0016】また、上記カルボキシル基を有するモノマ
ーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸などのα,β
−不飽和カルボン酸;マレイン酸ブチルなどのマレイン
酸モノアルキルエステル;(無水)マレイン酸、フマル
酸、クロトン酸等が好適に使用される。
【0017】上記アミド基を有するモノマーとしては、
例えば、アクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、ジ
エチルアクリルアミド等のアルキル(メタ)アクリルア
ミド;ブトキシメチルアクリルアミド、エトキシメチル
アクリルアミド等のN−アルコキシ(メチル)アクリル
アミド;ジアセトンアクリルアミドなどが好適に使用さ
れる。
【0018】上記アミノ基を有するモノマーとしては、
例えば、ジメチルアミノアクリレート等が好適に使用さ
れる。
【0019】上記ピロリドン環を有するモノマーとして
は、例えば、N−ビニル−2−ピロリドン等が好適に使
用される。
【0020】上記アクリル系粘着剤としては、アルキル
基の炭素数4〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルを25〜50重量%、アルキル基の炭素数3以下の
(メタ)アクリル酸アルキルエステルを20〜70重量
%及びN−ビニル−2−ピロリドン2〜40重量%を構
成成分とするものが好ましい。
【0021】上記(メタ)アクリル酸アルキエステルを
主体とする(共)重合体は、通常、重合開始剤の存在下
で上述のモノマーを配合して溶液重合を行うことにより
調製される。溶液重合を行う場合は、所定量の各種モノ
マーに酢酸エチル又はその他の重合溶媒を加え、攪拌装
置及び冷却還流装置を備えた反応器中で、アゾビス系、
過酸化物系等の重合開始剤の存在下、窒素雰囲気中で7
0〜90℃、8〜40時間反応させればよい。また、モ
ノマーは一括投入又は分割投入のいずれの方法であって
もよい。
【0022】上記アゾビス系重合開始剤としては、2,
2−アゾビス−イソ−ブチロニトリル、1,1'-アゾビ
ス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2'-
アゾビス(2,4−ジメチルバレリニトリル)等が挙げ
られ、上記過酸化物系重合開始剤としては、過酸化ラウ
ロイル、過酸化ベンゾイル、ジ(tert−ブチル)パ
ーオキサイド等が挙げられる。
【0023】上記ゴム系粘着剤としては、天然ゴム、合
成イソプレンゴム、ポリイソブチレン、ポリイソプレ
ン、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、
スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−イソプレン
−スチレンブロック共重合体等を主成分とするものが挙
げられる。
【0024】上記シリコーン系粘着剤としては、ポリオ
ルガノシロキサン等のシリコーンゴムを主成分とするも
のが挙げられる。
【0025】本発明では、粘着剤層の剥離力を軽減する
ために、粘着剤層に剥離力軽減剤が添加される。上記剥
離力軽減剤としては、炭素数13〜18の直鎖飽和脂肪
族アルコールが用いられ、このような直鎖飽和脂肪族ア
ルコールとしては、例えば、ミリスチルアルコール、ペ
ンタデシルアルコール、セチルアルコール、ヘプタデシ
ルアルコール、ステアリルアルコール等が挙げられる。
【0026】上記剥離力軽減剤の配合量は、上記直鎖飽
和脂肪族アルコールの種類により異なるが、粘着剤層に
対して1〜30重量%であり、粘着力と凝集力のバラン
スを考慮すると、1〜10重量%が好ましい。配合量
が、1重量%未満では剥離力を低減化する効果が小さ
く、30重量%を超えると皮膚への粘着力が弱くなった
り、凝集力の低下により糊残りが発生する可能性があ
る。
【0027】本発明で使用される薬物としては、経皮的
に生体膜を透過しうるものであれば特に限定されず、例
えば、次のものが挙げられる。薬物の例としては、全身
麻酔剤、睡眠・鎮痛剤、解熱消炎鎮痛剤、ステロイド系
抗炎症剤、興奮・覚醒剤、鎮暈剤、精神神経用剤、局所
麻酔剤、骨格筋弛緩剤、自立神経用剤、鎮痙剤、抗パー
キンソン病、抗ヒスタミン剤、強心剤、不整脈用剤、利
尿剤、血圧降下剤、血管収縮剤、血管拡張剤、動脈硬化
用剤、呼吸促進剤、呼吸促進剤、鎮咳去痰剤、消化性潰
瘍治療剤、利胆剤、ホルモン剤、泌尿生殖器及び肛門用
剤、寄生性皮膚疾患用剤、皮膚軟化剤、ビタミン剤、無
機質製剤、止血剤、血液凝固阻止剤、肝臓疾患用剤、習
慣性中毒用剤、痛風治療剤、糖尿病用剤、抗悪性腫瘍
剤、放射線医薬品、漢方製剤、抗生物質、化学療法剤、
駆虫剤・抗原虫剤、麻薬などが挙げられる。
【0028】解熱消炎鎮痛剤としては、アセトアミノフ
ェノン、フェナセチン、メフェナム酸、ジクロフェナッ
クナトリウム、フルフェナム酸、アスピリン、サリチル
酸ナトリウム、アミノピリン、アルクロフェナック、イ
ブプロフェン、ナプロキセン、フルルビプロフェン、ケ
トプロフェン、アンフェナックナトリウム、メピリゾー
ル、インドメタシン、ペンタゾシン、ピロキシカム等;
ステロイド系抗炎症剤としては、ヒドロコルチゾン、ト
リアムシノロン、デキサメタゾン、ベタメタゾン、プレ
ドニゾロン等が、それぞれ挙げられる。
【0029】血管拡張剤としては、塩酸ジルチアゼム、
四硝酸ペンタエリスリトール、硝酸イソソルビド、トラ
ピジル、ニコランジル、ニトログリセリン、乳酸プレニ
ラミン、モルシドミン、亜硝酸アミド、塩酸トラゾリン
等;不整脈用剤としては、塩酸プロカインアミド、塩酸
リドカイン、塩酸プロプラノロール、塩酸アルプレノロ
ール、アテノロール、ナドロール、酒石酸メトプロロー
ル、アジマリン、ジソピラミド、塩酸メキシチレン等;
血圧降下剤としては、塩酸エカラジン、インダパミド、
塩酸クロニジン、塩酸ブニトロロール、塩酸ラベタロー
ル、カプトプリル、酢酸グアナベンズ、メブタメート、
硫酸ベタニジン等が、それぞれ挙げられる。
【0030】鎮咳去痰剤としては、クエン酸カルベタペ
ンタン、クロペラスチン、タンニン酸オキセラジン、塩
酸クロブチノール、塩酸クロフェダノール、塩酸ノスカ
ピン、塩酸エフェドリン、塩酸イソプロテレノール、塩
酸クロルプレナリン、塩酸メトキシフェナミン、塩酸プ
ロカテロール、塩酸ツロブテロール、塩酸クレンブテロ
ール、フマル酸ケトチフェン等;抗悪性腫瘍剤として
は、シクロフォスファミド、フルオロウラシル、デガフ
ール、マイトマイシンC、塩酸プロカルバジン、ドキシ
フルリジン、ラニムスチン等;局所麻酔剤としては、ア
ミノ安息香酸エチル、塩酸テトラカイン、塩酸プロカイ
ン、塩酸ジブカイン、塩酸オキシブプロカイン、塩酸プ
ロピトカイン等が、それぞれ挙げられる。
【0031】ホルモン剤としては、プロピルチオウラシ
ル、チアマゾール、酢酸メテノロン、エストラジオー
ル、エストリオール、プロゲステロン等;抗ヒスタミン
としては、塩酸ジフェノンヒドラミン、マレイン酸クロ
ルフェニラミン、プロメタジン、塩酸シプロヘプタジ
ン、塩酸ジフェニルピラリン等;血液凝固促進剤として
は、ワルファリンカリウム、塩酸チクロピジン等;鎮痙
剤としては、臭化メチルアトロピン、スコポラミン等;
全身麻酔剤としては、チオペンタールナトリウム、ペン
トバルビタールナトリウム等;催眠・鎮痛剤としては、
ブロムワレリル尿素、アモバルビタール、フェノバルビ
タール等;抗癲癇剤としてはフェニトインナトリウム
等;興奮剤・覚醒剤としては塩酸メタンフェタミン等
が、それぞれ挙げられる。
【0032】鎮暈剤としては、塩酸ジフェニドール、メ
シル酸ベタヒスチン等;精神神経用剤としては、塩酸ク
ロルプロマジン、チオリダジン、メプロバメート、塩酸
イミプラミン、クロルジアゼポキシド、ジアゼパム等;
骨格筋弛緩剤としては、塩酸スキサメトニウム、塩酸エ
ペリゾン等;自律神経用剤としては、臭化ネオスチグミ
ン、塩化ベタネコール等;抗パーキンソン剤としては塩
酸アマンタジン等;利尿剤としては、ヒドロフルメチア
ジド、イソソルビド、フロセミド等;血管収縮剤として
は塩酸フェニレフリン等;呼吸促進剤としては、塩酸ロ
ベリン、ジモルホラミン、塩酸ナロキソン等;消化性潰
瘍治療剤としては、臭化グリコピロニウム、プログルミ
ド、塩酸セトラキサート、シメチジン、スピゾフロン等
が、それぞれ挙げられる。
【0033】利胆剤としては、ウルソデスオキシコール
酸、オサルミド等;泌尿生殖器及び肛門用剤としては、
ヘキサミン、スパルティン、ジノプロスト、塩酸リトド
リン等;寄生性皮膚疾患用剤としては、サリチル酸、シ
クロピロクスオラミン、塩酸クロコナゾール等;皮膚軟
化剤としては尿素等;ビタミン剤としては、カルシトリ
オール、塩酸チアミン、リン酸リボフラビンナトリウ
ム、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸アミド、パンテノー
ル、アスコルビン酸等;無機質製剤としては、塩化カル
シウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム等;止血剤
としてはエタンシラート等が、それぞれ挙げられる。
【0034】肝臓疾患用剤としてはチオプロニン等;習
慣性中毒用剤としてはシアナミド等;痛風治療剤として
は、コルヒチン、プロベネシド、スルフィンピラゾン
等;糖尿病用剤としては、トルブタミド、クロルプロパ
ミド、グリミジンナトリウム、グリブゾール、塩酸ブホ
ルミン、インスリン等;抗生物質としては、ベンジルペ
ニシリンカリウム、プロピシリンカリウム、クロキサシ
リンナトリウム、アンピシリンナトリウム、塩酸バカン
ピシリン、カルベニシリンナトリウム、セファロリジ
ン、セフォキシチンナトリウム、エリスロマイシン、ク
ロラムフェニコール、テトラサイクリン、硫酸カナマイ
シン、サイクロセリン等;化学療法剤としては、イソニ
アシド、ピラジナミド、エチオナミド等;麻薬として
は、塩酸モルヒネ、リン酸コデイン、塩酸コカイン、塩
酸ペチジン等が、それぞれ挙げられる。
【0035】上記薬物の配合量は、薬物の種類、製剤の
使用目的により異なるが、少なくなると薬物の高い放出
性が得られず、多くなると粘着剤層の凝集力や粘着力が
低下するので、通常、粘着剤層中0.01〜50重量%
が好ましい。
【0036】薬物の粘着剤に対する飽和溶解度は粘着剤
の組成により異なるが、薬物を飽和溶解度に可能な限り
近い濃度で粘着剤層中に相溶させ、結晶析出が起こらな
いようにすることにより、薬物の高い放出性が得られ
る。尚、粘着剤層中に薬物が過飽和量存在したり、薬物
の結晶が析出していても、特に支障はない。
【0037】本発明の外用貼付剤は、通常の粘着テープ
の製造方法にしたがって製造される。例えば、溶剤塗工
法、ホットメルト塗工法、電子線硬化法、エマルジョン
塗工法等従来公知の粘着テ−プの製造方法が使用可能で
あるが、特に溶剤塗工法が好適に使用される。
【0038】上記溶剤塗工法では、上記粘着剤を適当な
溶媒で希釈し、これに、上記剥離力軽減剤、薬物、必要
に応じて、その他の添加剤を配合し、得られた溶液を支
持体表面に塗布し、乾燥させて溶媒を除去することによ
り、支持体上に粘着剤層を形成し外用貼付剤を作製する
ことができる。また、この溶液を剥離紙上に一旦塗工、
乾燥した後、支持体に転写して粘着剤層を形成してもよ
い。
【0039】上記粘着剤層の厚さは、使用目的により異
なるが、薄くなると外用貼付剤の単位面積当たりの薬物
量が不足すると共に粘着力が不十分となり、厚くなると
支持体付近の粘着剤層に含有される薬物が十分に拡散せ
ず、薬物放出量が低下するので、10〜200μmが好
ましい。
【0040】この剥離紙は、粘着剤層を保護する目的
で、使用時まで貼付されていてもよい。剥離紙として
は、例えば、ポリエチレンテレフタレートのフィルムを
シリコーン処理したものが用いられ、その厚みは100
0μm以下が好ましく、より好ましくは30〜200μ
mである。
【0041】上記で得られた外用貼付剤は、通常は薬物
を経皮的又は経粘膜的に体内循環器系へ投与する目的
で、皮膚ないし粘膜の表面に直接貼付する。さらに、該
外用貼付剤は薬物を皮膚ないし粘膜の疾患部の治療を目
的として皮膚ないし粘膜に貼付されることもある。さら
に、使用後、痛みを感じることなく皮膚から簡単に剥離
することができる。
【0042】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。 (実施例1)オクチルアクリレート40重量%(80
g)、エチルアクリレート50重量%(100g)及び
N−ビニル−2−ピロリドン10重量%(20g)をセ
パラブルフラスコにとり、重合初期モノマー濃度が50
重量%になるように酢酸エチル200gを加えた。この
溶液を窒素雰囲気下、80℃に加熱し、重合開始剤とし
て過酸化ラウロイルの酢酸エチル溶液を、逐次少量ずつ
添加して32時間重合を行い、アクリル系粘着剤を得
た。このアクリル系粘着剤をその固形分(酢酸エチルを
乾燥させた重合物)40gをはかり取り、硝酸イソソル
ビド7.5g、セチルアルコール2.5gを加え、さら
に全体の固形分が20重量%となるように酢酸エチルを
加えた。これをボールミルを用いて一晩攪拌し塗工液と
した。
【0043】この塗工液を、厚み38μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルムのシリコーン処理面上に適量
展開し、ナイフコーターを用いて粘着剤層の厚みが40
μmとなるように塗工した。これを60℃、加熱雰囲気
下で30分間放置して溶剤を除去し粘着剤層を形成し
た。この粘着剤層上に、ポリエチレンテレフタレートと
エチレン−ビニルアクリレート共重合体との積層フィル
ムを、ポリエチレンテレフタレート側が接するようにロ
ーラーを用いて積層し、外用貼付剤を得た。
【0044】(実施例2)セチルアルコール2.5gに
代えて、ステアリルアルコール2.5g使用したこと以
外は、実施例1と同様にして外用貼付剤を得た。
【0045】(比較例1)アクリル系粘着剤をその固形
分で42.5gはかり取り、硝酸イソソルビド7.5g
を加え、さらに全体の固形分が20重量%となるように
酢酸エチルを加えたこと以外は、実施例1と同様にして
外用貼付剤を得た。
【0046】(比較例2)アクリル系粘着剤をその固形
分で40gはかり取り、硝酸イソソルビド7.5g及び
パルミチン酸イソプロピル2.5gを加え、さらに全体
の固形分が20重量%となるように酢酸エチルを加えた
こと以外は、実施例1と同様にして外用貼付剤を得た。
【0047】(比較例3)アクリル系粘着剤をその固形
分で40gはかり取り、硝酸イソソルビド7.5g及び
ミリスチン酸イソプロピル2.5gを加え、さらに全体
の固形分が20重量%となるように酢酸エチルを加えた
こと以外は、実施例1と同様にして外用貼付剤を得た。
【0048】(比較例4)アクリル系粘着剤をその固形
分で40gはかり取り、硝酸イソソルビド7.5g及び
アジピン酸ジイソプロピル2.5gを加え、さらに全体
の固形分が20重量%となるように酢酸エチルを加えた
こと以外は、実施例1と同様にして外用貼付剤を得た。
【0049】(比較例5)アクリル系粘着剤をその固形
分で40gはかり取り、硝酸イソソルビド7.5g及び
セバシン酸ジエチル2.5gを加え、さらに全体の固形
分が20重量%となるように酢酸エチルを加えたこと以
外は、実施例1と同様にして外用貼付剤を得た。
【0050】(比較例6)アクリル系粘着剤をその固形
分で40gはかり取り、硝酸イソソルビド7.5g及び
ラウリルアルコール2.5gを加え、さらに全体の固形
分が20重量%となるように酢酸エチルを加えたこと以
外は、実施例1と同様にして外用貼付剤を得た。
【0051】(比較例7)アクリル系粘着剤をその固形
分で40gはかり取り、硝酸イソソルビド7.5g及び
オクチルドデカノール2.5gを加え、さらに全体の固
形分が20重量%となるように酢酸エチルを加えたこと
以外は、実施例1と同様にして外用貼付剤を得た。
【0052】(比較例8)アクリル系粘着剤をその固形
分で40gはかり取り、硝酸イソソルビド7.5g及び
オイレルアルコール2.5gを加え、さらに全体の固形
分が20重量%となるように酢酸エチルを加えたこと以
外は、実施例1と同様にして外用貼付剤を得た。
【0053】上記実施例及び比較例で得られた外用貼付
剤を、4cm×4cmのサイズに切断して試料とし、こ
の試料につき指タック試験を行って、粘着力と凝集力を
評価し、その結果を表1に示した。尚、評価方法として
は、比較例1の試料の粘着力及び凝集力を基準とし、他
の試料の粘着力及び凝集力をこれより「高い」か「低
い」かで相対的に比較した。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明の外用貼付剤の構成は、上述の通
りであり、製造時に特別の設備や工程を必要とせず、さ
らに凝集力を低下させることなく剥離力の低減化が図ら
れているので、剥離時に不快な痛みを殆ど感じない。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体の片面に薬物を含有する粘着剤層が
    設けられた外用貼付剤において、該粘着剤層が剥離力軽
    減剤として炭素数13〜18の直鎖飽和脂肪族アルコー
    ルを含有し、その含有量が、粘着剤層に対して1〜30
    重量%であることを特徴とする外用貼付剤。
  2. 【請求項2】粘着剤がアクリル系粘着剤であることを特
    徴とする請求項1記載の外用貼付剤。
  3. 【請求項3】粘着剤が、アルキル基の炭素数4〜18の
    (メタ)アクリル酸アルキルエステル25〜50重量
    %、アルキル基の炭素数3以下の(メタ)アクリル酸ア
    ルキルエステル20〜70重量%及びN−ビニル−2−
    ピロリドン2〜40重量%からなる共重合体から形成さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の外用貼付剤。
  4. 【請求項4】薬物が硝酸イソソルビドであることを特徴
    とする請求項1〜3記載の外用貼付剤。
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