JPH09284246A - デマルチプレクサ - Google Patents

デマルチプレクサ

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JPH09284246A
JPH09284246A JP8918496A JP8918496A JPH09284246A JP H09284246 A JPH09284246 A JP H09284246A JP 8918496 A JP8918496 A JP 8918496A JP 8918496 A JP8918496 A JP 8918496A JP H09284246 A JPH09284246 A JP H09284246A
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Abstract

(57)【要約】 【解決しようとする課題】 遅延回路等の遅延時間変動
の影響を抑えてクロック信号間の位相を制御し、動作余
裕度を十分に確保できるデマルチプレクサを提供する。 【解決手段】 クロック信号分周回路部が1/N分周ク
ロックを生成するM個(2M =N)のTフリップフロッ
プから構成され、1:2デマルチプレクサのクロック入
力に入力されるk段目のTフリップフロップの出力の論
理関係を、K+1段目と逆にすることによりクロック信
号間のタイミングを制御する手段を有する。 【効果】 クロック信号の位相を制御するために、イン
バータ等の多段接続による遅延回路が不要であり、しか
もデバイスの特性変動による影響を小さくできることか
ら動作余裕度を十分に確保できる利点がある。更に、素
子数及び消費電力の減少したLSIを構成することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信などの高速、
高密度な通信システムに用いられるデマルチプレクサ
(DEMUX)に関し、特に複数の1:2デマルチプレ
クサ回路を樹鎖状に積み上げて構成したデマルチプレク
サに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報量の増大にともなって、光通
信システムなどの高速かつ高密度な通信システムが考案
され、実用化の段階に入っている。このシステムでは複
数の情報処理サブシステムの信号を多重化して一本の信
号線で伝達することになるため、データを多重化するマ
ルチプレクサ及びその多重化されたデータを元通りに分
離するデマルチプレクサが必要となる。情報量が増大す
るほど直列で伝送する速度は高速性が要求されるため、
このマルチプレクサ及びデマルチプレクサの速度性能向
上をめざした開発が進められている。例えば特開平3−
97329号公報にその一例が示されている。
【0003】図7に、従来の1:8デマルチプレクサ回
路の代表的な一例を示す。1は入力信号端子、2、3、
4は1:2デマルチプレクサ、8、9、10はクロック
分周信号を発生する1/2分周器である。このデマルチ
プレクサは1:2デマルチプレクサを、各段ごとに1:
2の割合で枝分かれしていく様に樹鎖状に積み上げ構成
して1:8まで広げたもので、1:2N デマルチプレク
サでもこの場合と同様に構成出来る。
【0004】図7の構成によるデマルチプレクサは、デ
ータが1:2、1:4、1:8と分離されるにつれて徐
々にその回路の遅延分ずつ遅れていく、このためデータ
の遅延に合わせて内部で発生する1/2、1/4、1/
8各クロック信号間のタイミングを正確に制御する必要
があった。
【0005】このようなクロック信号間のタイミング制
御に関して、従来は、図7に示されているように多段イ
ンバータ列等の遅延回路16〜21を分周クロック信号
に対して用いることによって制御していた。このときの
動作状態を図8のタイミングチャートを用いて説明す
る。
【0006】クロック信号を発生する2段目分周器9の
正出力信号が波形(q)で表され、この波形(q)が遅
延回路18を通過した後の波形が(r)となっていると
き、2段目の1:2デマルチプレクサ3の正出力信号
は、クロック信号(r)の立ち上がりに同期して出力さ
れるので波形(s)で表される。
【0007】一方、3段目分周器10の正出力信号は、
2段目分周器正出力(q)の立ち上がりに同期して波形
(t)で出力される。
【0008】動作余裕を十分に確保して、信号誤りを起
こさずにデータを取り込むためには、デマルチプレクサ
4の入力信号(s)のデータパルス中央で、クロック信
号の取り込み変化が起こることが望ましい。そのために
は、上記クロック信号(t)の立ち上がり部s’がデー
タパルス(s)の中央にくるまで(t)の位相をシフト
することが必要になる。
【0009】このタイミング制御を行うために遅延回路
20を挟んで、波形(t)の位相を遅らせ、波形(u)
をデマルチプレクサ4のクロック入力信号にすると、デ
ータパルス(s)の中央でクロック波形(u)が変化す
るので、動作余裕を十分に確保できる。
【0010】このように、従来のデマルチプレクサで
は、クロック信号位相制御のため、何らかの遅延回路が
必要となっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記で述べた
従来型のデマルチプレクサ構造では、タイミング制御の
ための遅延回路分だけ消費電力が増えることになり、さ
らに回路を構成する各素子の特性変動によって遅延回路
の遅延時間が変動してしまうため、適切な遅延とならず
にクロック間の位相が変化し、デマルチプレクサの動作
余裕度が減少してしまうという問題があった。
【0012】本発明の目的は、1:2デマルチプレクサ
回路を樹鎖状に積み上げた構成によるデマルチプレクサ
において、素子特性の変動による遅延回路の遅延時間変
動の影響を小さくしてクロック信号の位相を制御し、動
作余裕度を十分に確保できるデマルチプレクサを提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のデマルチ
プレクサは、多重化された信号を2つに分配する1:2
デマルチプレクサ回路を樹鎖状に積み上げた構造で、多
重化信号をNチャネルに分離する機能をもつ主回路部
と、前記1:2デマルチプレクサへ与える各分周信号を
入力クロック信号より作り出す分周回路部とを有する
1:Nデマルチプレクサにおいて、クロック信号分周回
路部が、1/N分周クロックを生成するM個(2M
N)のTフリップフロップから構成され、主回路部のk
(kを1≦k≦Nの整数とする)段目の1:2デマルチ
プレクサのクロック入力信号を作り出すk段目分周器の
出力の論理を反転させて、K+1段目の分周器に入力す
ることを特徴としている。
【0014】本発明の第2のデマルチプレクサは、請求
項1記載のデマルチプレクサのクロック分周回路部を構
成する分周器が、正補両相の信号出力を発生する回路か
らなり、k段目の分周器の正補両出力信号を入れ換えて
k+1段目の分周器に入力することを特徴としている。
【0015】本発明の第3のデマルチプレクサは、請求
項1記載のデマルチプレクサのクロック分周回路部を構
成する分周器が、単相信号のみを発生する回路からな
り、k段目の分周器の出力にインバータを付加して論理
を反転させ、この出力信号をk+1段目の分周器に入力
させることを特徴としている。
【0016】(作用)本発明のデマルチプレクサ回路に
おける作用を、図1の1:8デマルチプレクサ回路図及
び図2のタイミングチャートを用いて説明する。
【0017】2段目の1:2デマルチプレクサ3にクロ
ックを供給する2段目の分周器6の入力波形が図2
(a)で示されるとき、2段目分周器の出力は、(a)
の立ち上がりで同期して出力され、波形(b)の様にな
る。
【0018】このとき2段目の1:2デマルチプレクサ
3の出力波形は、上記クロック波形(b)の立ち上がり
に同期して出力されるため、波形(c)の様になる。
【0019】一方、3段目の分周器7に入力される波形
(d)は、2段目分周器の出力(b)を反転した信号と
している。このため、3段目分周器の出力波形(e)
は、波形(d)の立ち上がりに同期して出力され、2段
目分周器のクロック波形(b)の立ち上がりから90度
シフトした地点で信号が変化する。
【0020】従って、3段目の1:2デマルチプレクサ
4の入力データ(c)の中央でクロック信号(e)は取
り込み動作をすることになり、広いタイミングマージン
が確保できることになる。
【0021】以上の動作ではクロック信号の立ち上がり
でデータを取り込む場合を記述したが、クロック信号の
立ち下がりでデータを取り込む場合にも同様にしてタイ
ミングマージンを確保できる。
【0022】また、本発明のデマルチプレクサ回路は、
以上のような分周クロック信号間のタイミングをインバ
ータ等の遅延回路を用いずに制御出来るため、遅延回路
の分だけ素子数の低減および消費電力の低減につながる
ことになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図を用い
て説明する。
【0024】図1は、第1の発明のデマルチプレクサの
実施例を示すブロック図である。このデマルチプレクサ
は1:2デマルチプレクサを樹鎖状に積み上げ構成した
1:8デマルチプレクサ回路で、データは各1:2デマ
ルチプレクサを通過するごとに1:2、2:4、4:8
と順々に分離されていく。同様に1:2デマルチプレク
サを積み上げることによって、Nが2以上の整数となる
1:2N のデマルチプレクサも構成することが出来る。
【0025】ここで、本実施例デマルチプレクサ回路の
動作について、図1の1:8デマルチプレクサ回路図及
び図2のタイミングチャートを用いて説明する。
【0026】2段目の1:2デマルチプレクサ3にクロ
ックを供給する2段目の分周器6の入力波形が図2
(a)で示されるとき、2段目分周器6の出力は、
(a)の立ち上がりで同期して出力され、波形(b)の
様になる。
【0027】2段目の1:2デマルチプレクサ3の出力
波形は、上記のクロック波形(b)の立ち上がりに同期
して出力されるため、波形(c)の様になる。
【0028】一方、3段目の分周器7に入力される波形
(d)は、2段目分周器の出力(b)を反転した信号と
している。このため、3段目分周器7の出力波形(e)
は、波形(d)の立ち上がりに同期して出力され、2段
目分周器出力波形(b)が90度シフトした時点で信号
が変化する。
【0029】従って、3段目の1:2デマルチプレクサ
4の入力データ(c)の中央でクロック信号(e)が立
ち上がる。これにより、データパルスの中心でデータの
取り込みが行われることになるので、信号を誤って取り
込む心配がなくなるため、広いタイミングマージンが確
保できることになる。
【0030】以上の動作はクロック信号の立ち上がりで
データを取り込む場合を記述したが、クロック信号の立
ち下がりでデータを取り込む場合にも同様にしてタイミ
ングマージンを確保できる。
【0031】図3は、第2の発明のデマルチプレクサの
実施例を示すブロック図である。このデマルチプレクサ
回路は第1の発明と同様1:2デマルチプレクサを樹鎖
状に積み上げ構成した1:8デマルチプレクサで、デー
タは各1:2デマルチプレクサを通過するごとに1:
2、2:4、4:8と順々に分離されていく。同様にし
て1:2N のデマルチプレクサも構成される。
【0032】本実施例におけるデマルチプレクサ回路で
は、クロック信号を発生する分周器は正補両相信号を出
力出来る回路構成になっており、2個の1:2デマルチ
プレクサ3からなる2段目にクロックを供給する2段目
の分周器9と、3段目の1:2デマルチプレクサ4にク
ロックを供給する3段目の分周器10の接続関係は、2
段目の分周器9の正出力27を3段目の分周器10の補
入力30に接続し、分周器9の補出力28を分周器10
の正入力29に接続する。
【0033】次に、本実施例デマルチプレクサの動作に
ついて、図4のタイミングチャートを用いて説明する。
【0034】2段目分周器9の正出力波形(f)と3段
目分周器10の正入力波形(h)との位相関係は、上記
接続により立ち上がり部分が90度シフトした関係にな
る。このため、3段目分周器の正出力波形(j)の立ち
上がりも、2段目分周器の正出力(f)の立ち上がりか
ら90度ずれた地点で立ち上がることになり、同様に3
段目の分周器の補出力(k)についても、2段目の分周
器の補出力(g)から位相が90度ずれる。このため、
3段目のデマルチプレクサにおけるデータとクロック信
号のタイミングを考えると、2段目のクロック(f)の
立ち上がりに同期して出力されたデータ(l)の中央
で、3段目の正クロック(j)が立ち上がることにな
る。従って、データの取り込み動作がデータパルスの中
心で行われるので、信号誤りを起こすことなく十分なタ
イミングマージンが確保できる。同様に3段目の補クロ
ック(k)に関しても、データパルス(l)の中心でデ
ータ変化することになり、十分な動作余裕が確保できる
ことになる。
【0035】以上の動作はクロックの正入力の立ち上が
り及び、クロックの補入力の立ち下がりでデータの取り
込みが行われる場合を考えたが、クロックの正入力の立
ち下がり及び、クロックの補入力の立ち上がりでデータ
取り込みが行われる場合も同様にしてタイミングマージ
ンを確保できる。
【0036】図5は、第3の発明のデマルチプレクサの
実施例を示すブロック図である。このデマルチプレクサ
も、第1、第2の発明と同様に1:2デマルチプレクサ
を基本として積み上げ式に構成した1:8デマルチプレ
クサ回路で、データは各1:2デマルチプレクサを通過
するごとに1:2、2:4、4:8と順々に分離されて
いく。また、Nが2以上の整数となる1:2N のデマル
チプレクサも構成することが出来る。
【0037】本実施例でのデマルチプレクサ回路では、
各クロック信号を発生する分周器が、単相信号のみを出
力する回路で構成されており、2段目分周器12の出力
と、3段目分周器13の出力との位相制御および出力論
理の反転関係を、2段目の分周器の出力に対してインバ
ータ回路15を挟み込むことにより制御を行っている。
【0038】この場合におけるタイミングチャートは図
6のようになる。即ち、2段目の分周器の出力波形
(m)がインバータを通過した後の波形は、位相が反転
するため(n)の様になる。この波形が3段目の分周器
に入力されるため、3段目の分周器の出力波形(o)の
立ち上がりは、2段目分周器の出力波形の立ち上がり
(m)が90度シフトした地点から立ち上がることにな
る。このため、3段目のデマルチプレクサ4における入
力データ(p)の中央で、3段目のクロック(o)が立
ち上がることになり、データの取り込みがデータパルス
の中心で行われる。従って、信号を誤って取り込む心配
がなく、十分なタイミングマージンが確保できている。
【0039】以上の動作はクロック信号の立ち上がりで
データを取り込む場合を記述したが、クロック信号の立
ち下がりでデータを取り込む場合にも同様にしてタイミ
ングマージンを確保できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、ク
ロック信号の位相のずれを遅延回路等による遅延時間変
動の影響を抑制して制御し、動作余裕度を十分に確保で
きるデマルチプレクサを実現することが可能になる。さ
らに、本発明のデマルチプレクサを用いることにより、
素子数及び消費電力の減少したLSIを構成することが
期待出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデマルチプレクサの第1の実施例を示
すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例のタイミングチャート。
【図3】本発明のデマルチプレクサの第2の実施例を示
すブロック図。
【図4】本発明の第2の実施例のタイミングチャート。
【図5】本発明のデマルチプレクサの第3の実施例を示
すブロック図。
【図6】本発明の第3の実施例のタイミングチャート。
【図7】従来のデマルチプレクサ回路の基本構成を示す
ブロック図。
【図8】従来のデマルチプレクサ回路のタイミングチャ
ート。
【符号の説明】
1 入力信号 2、3、4 1:2デマルチプレクサ(1:2DEM
UX) 5〜13 1/2分周器 14、15 インバータ回路部 16〜21 遅延回路部 22、24、26、27、28、31、32 1/2
分周器出力 23、25、29、30 1/2
分周器入力

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重化された信号を2つに分配する1:
    2デマルチプレクサ回路を樹鎖状に積み上げた構造で、
    多重化信号をNチャネルに分離する機能をもつ主回路部
    と、前記1:2デマルチプレクサへ与える各分周信号を
    入力クロック信号より作り出す分周回路部とを有する
    1:Nデマルチプレクサにおいて、クロック信号分周回
    路部が、1/N分周クロックを生成するM個(2M
    N)のTフリップフロップから構成され、主回路部のk
    (kを1≦k≦Nの整数とする)段目の1:2デマルチ
    プレクサのクロック入力信号を作り出すk段目分周器の
    出力の論理を反転させて、K+1段目の分周器に入力す
    ることを特徴とするデマルチプレクサ。
  2. 【請求項2】 分周器が正補両相の信号出力を発生する
    回路からなり、k段目の分周器の正補両出力信号を入れ
    換えてk+1段目の分周器に入力することを特徴とする
    請求項1記載のデマルチプレクサ。
  3. 【請求項3】 分周器が単相信号のみを発生する回路か
    らなり、k段目の分周器の出力にインバータを付加して
    論理を反転させ、この出力信号をk+1段目の分周器に
    入力させることを特徴とする請求項1記載のデマルチプ
    レクサ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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