JPH09330802A - 抵抗器およびその製造方法 - Google Patents

抵抗器およびその製造方法

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JPH09330802A
JPH09330802A JP8145543A JP14554396A JPH09330802A JP H09330802 A JPH09330802 A JP H09330802A JP 8145543 A JP8145543 A JP 8145543A JP 14554396 A JP14554396 A JP 14554396A JP H09330802 A JPH09330802 A JP H09330802A
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JP
Japan
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electrode layer
surface electrode
layer
substrate
resistor according
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JP8145543A
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English (en)
Inventor
Masato Hashimoto
正人 橋本
Masaharu Mori
正治 森
Shogo Nakayama
祥吾 中山
Takaaki Shirai
卓見 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to KR1019970021691A priority patent/KR100335295B1/ko
Priority to US08/865,110 priority patent/US6150920A/en
Priority to SG1997001783A priority patent/SG63712A1/en
Priority to MYPI97002346A priority patent/MY117368A/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、抵抗器の上下面のいずれでも実装
基板に実装できる抵抗器およびその製造方法を提供する
ことを目的とするものである。 【解決手段】 第1の上面電極層22を覆うように保護
層24を形成し、更に保護層24の上面の側部に一対の
第2の上面電極層25を形成したことにより、上下面い
ずれでも実装可能となるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抵抗器およびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は、特開平4−102302
号に開示されたものが知られている。
【0003】以下、従来の抵抗器およびその製造方法に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0004】図9は従来の抵抗器の断面図である。図に
おいて、1は絶縁基板である。2は絶縁基板1の上面の
左右両端部に設けられた第1の上面電極層である。3は
第1の上面電極層2に一部が重なるように設けられた抵
抗層である。4は抵抗層3のみの全体を覆うように設け
られた第1の保護層である。5は抵抗値を修正するため
に抵抗層3および第1の保護層4に設けられたトリミン
グ溝である。6は第1の保護層4の上面にのみ設けられ
た第2の保護層である。7は第1の上面電極層2の上面
に絶縁基板1の幅一杯まで延びるように設けられた第2
の上面電極層である。8は絶縁基板1の側面に設けられ
た側面電極層である。9,10は第2の上面電極層7お
よび側面電極層8の表面に設けられたニッケルメッキ
層、半田メッキ層である。この時、半田メッキ層10
は、第2の保護層6よりも低く設けられているものであ
る。つまり、従来の抵抗器は、第2の保護層6が一番高
く設けられているものである。
【0005】以上のように構成された従来の抵抗器につ
いて、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明す
る。
【0006】図10,図11は従来の抵抗器の製造方法
を示す工程図である。まず、図10(a)に示すよう
に、絶縁基板1の上面の左右両端部に、第1の上面電極
層2を塗着形成する。
【0007】次に、図10(b)に示すように、第1の
上面電極層2に一部が重なるように絶縁基板1の上面に
抵抗層3を塗着形成する。
【0008】次に、図10(c)に示すように、抵抗層
3の全体のみを覆うように第1の保護層4を塗着形成し
た後、抵抗層3における全抵抗値が所定の抵抗値の範囲
内に入るようにレーザ等により抵抗層3および第1の保
護層4にトリミング溝5を施す。
【0009】次に、図11(a)に示すように、第1の
保護層4の上面にのみ第2の保護層6を塗着形成する。
【0010】次に、図11(b)に示すように、第1の
上面電極層2の上面に絶縁基板1の幅一杯まで延びるよ
うに第2の上面電極層7を塗着形成する。
【0011】次に、図11(c)に示すように、第1の
上面電極層2および絶縁基板の左右両端の側面に第1、
第2の上面電極層2,7と電気的に接続するように側面
電極層8を塗着形成する。
【0012】最後に、第2の上面電極層7および側面電
極層8の表面にニッケルメッキを施した後、半田メッキ
を施すことにより、ニッケルメッキ層9、半田メッキ層
10とを形成し、従来の抵抗器を製造していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成および製造方法では、第2の保護層6が半田メ
ッキ層10よりも高く設けられているため、抵抗器の絶
縁基板1の下面のみでしか実装基板(図示せず)に装着
できず、この抵抗器の上下面を問わずに実装するバルク
実装等における一括実装機にて実装基板に自動実装でき
ないという課題を有していた。
【0014】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、抵抗器の基板の上下面のいずれにおいても実装基板
に装着できる抵抗器およびその製造方法を提供すること
を目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、少なくとも前記第1の上面電極層と抵抗層
との上面を覆うように設けられた保護層と、前記保護層
の上面の側部に設けられた一対の第2の上面電極層とか
らなるものである。
【0016】また、上記目的を達成するために本発明
は、少なくとも前記第1の上面電極層と抵抗層との上面
を覆うように保護層を設ける保護層形成工程と、前記保
護層の上面の側部に第2の上面電極層を設ける第2の上
面電極層形成工程とを有する製造方法とからなるもので
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、基板と、前記基板の上面の側部に設けられた一対の
第1の上面電極層と、前記基板の上面に前記第1の上面
電極層に電気的に接続するように設けられた抵抗層と、
少なくとも前記第1の上面電極層と抵抗層との上面を覆
うように設けられた保護層と、前記保護層の上面の側部
に設けられた一対の第2の上面電極層と、少なくとも前
記基板の側面に前記第1、第2の上面電極層とを電気的
に接続するように設けられた側面電極層とからなるもの
である。
【0018】また、請求項2に記載の発明は、基板と、
前記基板の上面および下面の側部に設けられたそれぞれ
一対の第1の上面電極層および裏面電極層と、前記基板
の上面に前記第1の上面電極層に電気的に接続するよう
に設けられた抵抗層と、少なくとも前記第1の上面電極
層と抵抗層との上面を覆うように設けられた保護層と、
前記保護層の上面の側部に設けられた一対の第2の上面
電極層と、少なくとも前記基板の側面に前記第1、第2
の上面電極層および裏面電極層とを電気的に接続するよ
うに設けられた側面電極層とからなるものである。
【0019】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2記載の少なくとも第1、第2の上面電極層のい
ずれかは、基板の側端まで設けられてなるものである。
【0020】また、請求項4に記載の発明は、請求項2
記載の裏面電極層は、基板の側端まで設けられてなるも
のである。
【0021】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
または2記載の第2の上面電極層は、保護層より5μm
以上高いものである。
【0022】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
または2記載の側面電極層は、半田層で覆われかつ保護
層より10μm以上高いものとなる。
【0023】また、請求項7に記載の発明は、請求項
1,2または6記載の側面電極層または半田層の稜線
は、丸みを有するものである。
【0024】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
または2記載の第1の上面電極層は、銀系の材料からな
るものである。
【0025】また、請求項9に記載の発明は、請求項1
または2記載の保護層は、ガラスまたは樹脂材料からな
るものである。
【0026】また、請求項10に記載の発明は、請求項
1または2記載の第2の上面電極層は、少なくともガラ
スまたは樹脂を含有してなる導電性材料からなるもので
ある。
【0027】また、請求項11に記載の発明は、請求項
1または2記載の側面電極層は、少なくともガラスまた
は樹脂を含有してなる導電性材料からなるものである。
【0028】また、請求項12に記載の発明は、請求項
1または2記載の第2の上面電極層と裏面電極層とは、
同形状であるものである。
【0029】また、請求項13に記載の発明は、請求項
1または2記載の基板の側面と対向する側面電極層は、
切欠部を有してなるものである。
【0030】また、請求項14に記載の発明は、分割溝
を有するシート上の基板の分割溝の上面を跨ぐように第
1の上面電極層を設ける工程と、前記第1の上面電極層
間を電気的に接続するように抵抗層を設ける工程と、少
なくとも前記第1の上面電極層と抵抗層との上面を覆う
ように保護層を設ける工程と、前記保護層の上面の側部
に第2の上面電極層を設ける工程と、前記第2の上面電
極層を形成してなる分割溝を有するシートを短冊状に分
割する工程と、少なくとも前記短冊状基板の側面に前記
第1、第2の上面電極層とを電気的に接続するように側
面電極層を設ける工程と、前記側面電極層を形成された
短冊状基板を個片に分割する工程とからなるものであ
る。
【0031】また、請求項15に記載の発明は、分割溝
を有するシート上の基板の分割溝の上面および下面を跨
ぐように第1の上面電極層および裏面電極層を設ける形
成工程と、前記第1の上面電極層間を電気的に接続する
ように抵抗層を設ける工程と、少なくとも前記第1の上
面電極層と抵抗層との上面を覆うように保護層を設ける
工程と、前記保護層の上面の側部に第2の上面電極層を
設ける工程と、前記第2の上面電極層を形成してなる分
割溝を有するシートを短冊状に分割すると、少なくとも
前記短冊状基板の側面に前記第1、第2の上面電極層お
よび裏面電極層とを電気的に接続するように側面電極層
を設ける工程と、前記側面電極層を形成された短冊状基
板を個片に分割する工程とからなるものである。
【0032】また、請求項16に記載の発明は、請求項
14または15記載の第1、第2の上面電極層を形成す
る工程は、第1、第2の上面電極層を基板の側端まで設
けてなる工程であるものである。
【0033】また、請求項17に記載の発明は、請求項
14または15記載の裏面電極層を形成する工程は、裏
面電極層を基板の側端部まで設けてなる工程であるもの
である。
【0034】また、請求項18に記載の発明は、請求項
14または15記載の第2の上面電極層を形成する工程
は、第2の上面電極層を保護層より10μm以上高く形
成する工程であるものである。
【0035】また、請求項19に記載の発明は、請求項
14または15記載の側面電極層を形成する工程は、側
面電極層を半田層で覆う工程を含有し、かつこの半田層
は保護層より20μm以上高い工程を含有してなるもの
である。
【0036】また、請求項20に記載の発明は、請求項
14,15または19記載の側面電極層または半田層を
形成する工程は、側面電極層または半田層の稜線を、丸
みを有する工程を含有してなるものである。
【0037】また、請求項21に記載の発明は、請求項
14または15記載の第1の上面電極層を形成する工程
は、銀系の材料を印刷・焼成してなる工程であるもので
ある。
【0038】また、請求項22に記載の発明は、請求項
14または15記載の保護層を形成する工程は、ガラス
または樹脂材料を印刷・焼成または硬化してなる工程で
あるものである。
【0039】また、請求項23に記載の発明は、請求項
14または15記載の第2の上面電極層を形成する工程
は、少なくともガラスまたは樹脂を含有してなる導電性
材料を印刷・焼成または硬化してなる工程であるもので
ある。
【0040】また、請求項24に記載の発明は、請求項
14または15記載の側面電極層を形成する工程は、少
なくともガラスまたは樹脂を含有してなる導電性材料を
印刷またはスパッタで形成してなる工程であるものであ
る。
【0041】この構成および製造方法により、抵抗器の
基板の上下面のいずれにおいても実装基板に装着できる
という作用を有するものである。
【0042】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。
【0043】図1は本発明の実施の形態1における抵抗
器の断面図である。図において、21はアルミナ等から
なる基板である。22は基板21の上面の側部に設けら
れた銀とガラスとの混合材料等からなる一対の第1の上
面電極層で、好ましくは、基板21の側端まで設けるも
のである。23は基板21の上面に第1の上面電極層2
2に一部が重畳して電気的に接続するように設けられた
酸化ルテニウムとガラスとの混合材料等からなる抵抗層
である。24は少なくとも第1の上面電極層22と抵抗
層23との上面を覆うように設けられたホウケイ酸鉛系
ガラス等またはエポキシ系の樹脂等からなる保護層で、
好ましくは、基板21の側端まで設けるものである。2
5は保護層24の上面の側部に設けられた銀とガラスま
たはフェノール系の樹脂との混合材料等からなる一対の
第2の上面電極層で、好ましくは、基板21の側端まで
設けるものである。26は基板21の側面に少なくとも
第1、第2の上面電極層22,25と電気的に接続する
ように設けられた銀とガラスとの混合材料等からなる側
面電極層で、この側面電極層26の稜線は、丸みを有し
ている。27は必要により側面電極層26を覆うように
設けられたニッケルメッキ等からなる第1の半田層であ
る。28は必要により第1の半田層27を覆うように設
けられた第2の半田層で、好ましくはこの第2の半田層
28の稜線は、丸みを有している。
【0044】以上のように構成された抵抗器について、
以下にその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0045】図2、図3は本発明の実施の形態1におけ
る抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0046】まず、図2(a)に示すように、縦横の分
割溝31を有するアルミナ等からなるシート32の分割
溝31を跨ぐように銀とガラスとの混合ペースト材料を
スクリーン印刷・乾燥して、ベルト式連続焼成炉によっ
て約850℃の温度で、約45分のプロファイルによっ
て焼成し、第1の上面電極層33を形成する。
【0047】次に、図2(b)に示すように、第1の上
面電極層33間を電気的に接続するように、酸化ルテニ
ウムとガラスとの混合ペースト材料を第1の上面電極層
33の一部に重畳するようにシート32の上面にスクリ
ーン印刷・乾燥し、ベルト式連続焼成炉によって約85
0℃の温度で、約45分のプロファイルによって焼成
し、抵抗層34を形成する。
【0048】次に、図2(c)に示すように、抵抗層3
4の抵抗値を修正するために、レーザ等によりトリミン
グし、トリミング溝35を形成する。このとき、トリミ
ングをする前に、少なくともガラス等によりプリコート
(図示せず)した後に、プリコートの上面よりレーザ等
によりプリコートおよび抵抗層34をトリミングしてト
リミング溝35を形成しても良い。
【0049】次に、図2(d)に示すように、第1の電
極層33と抵抗層34の上面を覆うようにホウケイ酸鉛
系ガラスペーストをスクリーン印刷・乾燥し、ベルト式
連続焼成炉によって約600℃の温度で、約45分のプ
ロファイルによって焼成し、保護層36を形成する。こ
のとき、保護層36は、少なくとも第1の上面電極層3
3と抵抗層34の上面を覆えば良い。
【0050】次に、図3(a)に示すように、下面に第
1の上面電極層33を有する保護層36の上面に、銀と
ガラスとの混合ペースト材料をスクリーン印刷・乾燥
し、ベルト式連続焼成炉によって約600℃の温度で、
約45分のプロファイルによって焼成し、第2の上面電
極層37を形成する。
【0051】次に、図3(b)に示すように、側面から
第1、第2の上面電極層が露出するようにシート32の
分割溝31に沿って分割して、短冊状の基板38を形成
する。
【0052】次に、図3(c)に示すように、第1、第
2の上面電極層33,37とを電気的に接続するよう
に、銀とガラスとの混合ペースト材料をローラー転写印
刷・乾燥し、ベルト式連続焼成炉によって約600℃の
温度で、約45分のプロファイルによって焼成し、側面
電極層39を形成する。
【0053】次に、図3(d)に示すように、短冊状の
基板38を個片に分割して、個片状の基板40を形成す
る。
【0054】最後に、必要により、側面電極層39を覆
うようにニッケルメッキ等からなる第1のめっき層(図
示せず)を形成するとともに、この第1のめっき層を覆
うようにスズと鉛との合金メッキ等からなる第2のめっ
き層(図示せず)を形成して、抵抗器を製造するもので
ある。
【0055】以上のように構成・製造された抵抗器につ
いて、以下にその特性を説明する。 (実験方法)自動実装機(松下電器産業株式会社製:パ
ナサートMv2)でバルクカセットに搭載し自動実装機
のバルクカセットにより実装基板のランドパターンに抵
抗器を自動実装した後、200〜250℃で10〜30
秒間リフロー半田にて、抵抗器の側面に半田を設けるも
のとする。このとき、ランドパターン間にシルク印刷パ
ターンを有するものとする。
【0056】(良否判定)チップ立ちについては、図4
(a)に示す通り、抵抗器44が、実装基板の半田付け
ランドパターン41の片側にしか半田42が付かない場
合は、否とする。θズレについては、図4(b)に示す
通り、半田付けランドパターン43上で抵抗器44がθ
=0.2度以上回転する場合は否とする。
【0057】(判定結果1)以下、(表1)に第2の上
面電極層の保護層からの高さと実装不良数の判定結果を
示す。
【0058】
【表1】
【0059】(表1)より明らかなように、本実施の形
態における抵抗器の第2の上面電極層は、保護層から5
μm以上の高さがあると、実装不良数が著しく少ないの
で、第2の上面電極層は、保護層より5μm以上高いと
良い。
【0060】(判定結果2)また、同様に(表2)に側
面電極層の保護層からの高さと実装不良数の判定結果を
示す。
【0061】
【表2】
【0062】(表2)より明らかなように、本実施の形
態では側面電極層は保護層から10μm以上の高さがあ
ると、実装不良数が著しく少ないので、側面電極層は保
護層より10μm以上高いと良い。
【0063】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。
【0064】図5は本発明の実施の形態2における抵抗
器の断面図である。図において、51はアルミナ等から
なる基板である。52は基板51の上面の側部に設けら
れた銀とガラスとの混合材料等からなる一対の第1の上
面電極層で、好ましくは、基板51の側端まで設けるも
のである。53は基板51の下面の側部に設けられた銀
とガラスとの混合材料等からなる一対の裏面電極層で、
好ましくは、基板51の側端まで設けるものである。5
4は基板51の上面に第1の上面電極層52に一部が重
畳して電気的に接続するように設けられた酸化ルテニウ
ムとガラスとの混合材料等からなる抵抗膜である。55
は少なくとも第1の上面電極層52と抵抗層54との上
面を覆うように設けられたホウケイ酸鉛系ガラス等から
なる保護層で、好ましくは、基板51の側端まで設ける
ものである。56は保護層55の上面の側部に設けられ
た銀とガラスとの混合材料等からなる一対の第2の上面
電極層で、好ましくは、基板51の側端まで設けるとと
もに裏面電極層53と同形状である。57は基板51の
側面に少なくとも第1、第2の上面電極層52,56と
電気的に接続するように設けられた銀とガラスとの混合
材料等からなる側面電極層で、この側面電極層57の稜
線は、丸みを有している。58は必要により側面電極層
57を覆うように設けられたニッケルメッキ等からなる
第1の半田層である。59は必要により第1の半田層5
8を覆うように設けられた第2の半田層で、好ましくは
この第2の半田層59の稜線は、丸みを有している。
【0065】以上のように構成された抵抗器について、
以下にその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0066】図6、図7は本発明の実施の形態2におけ
る抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0067】まず、図6(a)に示すように、上下面に
縦横の分割溝61を有するアルミナ等からなるシート6
2の分割溝61を跨ぐように銀とガラスとの混合ペース
ト材料をスクリーン印刷・乾燥し、このシート62をひ
っくり返してシート62の分割溝(図示せず)を跨ぐよ
うに銀とガラスとの混合ペースト材料をスクリーン印刷
・乾燥して、ベルト式連続焼成炉によって約850℃の
温度で、約45分のプロファイルによって焼成し、第1
の上面電極層63および裏面電極層64を形成する。
【0068】次に、図6(b)に示すように、第1の上
面電極層63間を電気的に接続するように、酸化ルテニ
ウムとガラスとの混合ペースト材料を第1の上面電極層
63の一部に重畳するようにシート62の上面にスクリ
ーン印刷・乾燥し、ベルト式連続焼成炉によって約85
0℃の温度で、約45分のプロファイルによって焼成
し、抵抗層65を形成する。
【0069】次に、図6(c)に示すように、抵抗層6
5の抵抗値を修正するために、レーザ等によりトリミン
グし、トリミング溝66を形成する。このとき、トリミ
ングをする前に、少なくともガラス等によりプリコート
(図示せず)した後に、プリコートの上面よりレーザ等
によりプリコートおよび抵抗層65をトリミングしてト
リミング溝66を形成しても良い。
【0070】次に、図6(d)に示すように、第1の上
面電極層63と抵抗層65の上面を覆うようにホウケイ
酸鉛系ガラスペーストをスクリーン印刷・乾燥し、ベル
ト式連続焼成炉によって約600℃の温度で、約45分
のプロファイルによって焼成し、保護層67を形成す
る。このとき、保護層67は、少なくとも第1の上面電
極層63と抵抗層65の上面を覆えば良い。
【0071】次に、図7(a)に示すように、下面に第
1の上面電極層63を有する保護層67の上面に、銀と
ガラスとの混合ペースト材料をスクリーン印刷・乾燥
し、ベルト式連続焼成炉によって約600℃の温度で、
約45分のプロファイルによって焼成し、第2の上面電
極層68を形成する。
【0072】次に、図7(b)に示すように、側面から
第1、第2の上面電極層が露出するようにシート62の
分割溝61に沿って分割して、短冊状の基板69を形成
する。
【0073】次に、図7(c)に示すように、第1、第
2の上面電極層63,68とを電気的に接続するよう
に、銀とガラスとの混合ペースト材料をローラー転写印
刷・乾燥し、ベルト式連続焼成炉によって約600℃の
温度で、約45分のプロファイルによって焼成し、側面
電極層70を形成する。
【0074】次に、図7(d)に示すように、短冊状の
基板69を個片に分割して、個片状の基板71を形成す
る。
【0075】最後に、必要により、側面電極層70を覆
うようにニッケルメッキ等からなる第1のめっき層(図
示せず)を形成するとともに、この第1のめっき層を覆
うようにスズと鉛との合金メッキ等からなる第2のめっ
き層(図示せず)を形成して、抵抗器を製造するもので
ある。
【0076】以上のように構成・製造された抵抗器につ
いて、以下にその特性を説明する。ここで、実験方法、
良否判定については、実施の形態1で説明したものと同
様であるので、説明は省略する。
【0077】(判定結果3)以下、(表3)に第2の上
面電極層の保護層からの高さと実装不良数の判定結果を
示す。
【0078】
【表3】
【0079】(表3)より明らかなように、本実施の形
態における抵抗器の第2の上面電極層は、保護層から5
μm以上の高さがあると、実装不良数が著しく少ないの
で、第2の上面電極層は、保護層より5μm以上高いと
良い。
【0080】(判定結果4)また、同様に(表4)に側
面電極層の保護層からの高さと実装不良数の判定結果を
示す。
【0081】
【表4】
【0082】(表4)より明らかなように、本実施の形
態の抵抗器は側面電極層は保護層から10μm以上の高
さがあると、実装不良数が著しく少ないので、側面電極
層は保護層から10μm以上高いと良い。
【0083】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3における抵抗器について、図面を参照しながら説明
する。
【0084】図8は本発明の実施の形態3における抵抗
器の斜視図である。ここで、実施の形態1および2と相
違する点は、基板81の側面と対向する第2上面電極層
82に、切欠部83を有するものである。この切欠部8
3を有することにより、抵抗器を実装基板(図示せず)
に実装する際に、第2の上面電極層82の角部がないた
め、第2の上面電極層82が剥がれにくいものである。
【0085】上述した第2の上面電極層82に切欠部8
3を設けた点以外は、実施の形態1および2と同一であ
るので、説明は省略する。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明は、第2の上面電極
層が保護層より高く設けられているので、抵抗器の上下
面のいずれでも実装基板に実装できる抵抗器およびその
製造方法を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における抵抗器の断面図
【図2】同製造方法を示す工程図
【図3】同製造方法を示す工程図
【図4】同判定方法を示す図
【図5】本発明の実施の形態2における抵抗器の断面図
【図6】同製造方法を示す工程図
【図7】同製造方法を示す工程図
【図8】本発明の実施の形態3における抵抗器の斜視図
【図9】従来の抵抗器の断面図
【図10】同製造方法を示す工程図
【図11】同製造方法を示す工程図
【符号の説明】
21 基板 22 第1の上面電極層 23 抵抗層 24 保護層 25 第2の上面電極層 26 側面電極層
フロントページの続き (72)発明者 白井 卓見 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板の上面の側部に設けら
    れた一対の第1の上面電極層と、前記基板の上面に前記
    第1の上面電極層に電気的に接続するように設けられた
    抵抗層と、少なくとも前記第1の上面電極層と抵抗層と
    の上面を覆うように設けられた保護層と、前記保護層の
    上面の側部に設けられた一対の第2の上面電極層と、少
    なくとも前記基板の側面に前記第1、第2の上面電極層
    とを電気的に接続するように設けられた側面電極層とか
    らなる抵抗器。
  2. 【請求項2】 基板と、前記基板の上面および下面の側
    部に設けられたそれぞれ一対の第1の上面電極層および
    裏面電極層と、前記基板の上面に前記第1の上面電極層
    に電気的に接続するように設けられた抵抗層と、少なく
    とも前記第1の上面電極層と抵抗層との上面を覆うよう
    に設けられた保護層と、前記保護層の上面の側部に設け
    られた一対の第2の上面電極層と、少なくとも前記基板
    の側面に前記第1、第2の上面電極層および裏面電極層
    とを電気的に接続するように設けられた側面電極層とか
    らなる抵抗器。
  3. 【請求項3】 少なくとも第1、第2の上面電極層のい
    ずれかは、基板の側端まで設けられてなる請求項1また
    は2記載の抵抗器。
  4. 【請求項4】 裏面電極層は、基板の側端まで設けられ
    てなる請求項2記載の抵抗器。
  5. 【請求項5】 第2の上面電極層は、保護層より5μm
    以上高い請求項1または2記載の抵抗器。
  6. 【請求項6】 側面電極層は、半田層で覆われかつ保護
    層より10μm以上高い請求項1または2記載の抵抗
    器。
  7. 【請求項7】 側面電極層または半田層の稜線は、丸み
    を有する請求項1,2または6記載の抵抗器。
  8. 【請求項8】 第1の上面電極層は、銀系の材料からな
    る請求項1または2記載の抵抗器。
  9. 【請求項9】 保護層は、ガラスまたは樹脂材料からな
    る請求項1または2記載の抵抗器。
  10. 【請求項10】 第2の上面電極層は、少なくともガラ
    スまたは樹脂を含有してなる導電性材料からなる請求項
    1または2記載の抵抗器。
  11. 【請求項11】 側面電極層は、少なくともガラスまた
    は樹脂を含有してなる導電性材料からなる請求項1また
    は2記載の抵抗器。
  12. 【請求項12】 第2の上面電極層と裏面電極層とは、
    同形状である請求項1または2記載の抵抗器。
  13. 【請求項13】 基板の側面と対向する側面電極層は、
    切欠部を有してなる請求項1または2記載の抵抗器。
  14. 【請求項14】 分割溝を有するシート上の基板の分割
    溝の上面を跨ぐように第1の上面電極層を設ける工程
    と、前記第1の上面電極層間を電気的に接続するように
    抵抗層を設ける工程と、少なくとも前記第1の上面電極
    層と抵抗層との上面を覆うように保護層を設ける工程
    と、下面に前記第1の上面電極層を有する前記保護層の
    上面に第2の上面電極層を設ける工程と、前記第2の上
    面電極層を形成してなる分割溝を有するシートを短冊状
    に分割する工程と、少なくとも前記短冊状基板の側面に
    前記第1、第2の上面電極層とを電気的に接続するよう
    に側面電極層を設ける工程と、前記側面電極層を形成さ
    れた短冊状基板を個片に分割する工程とからなる抵抗器
    の製造方法。
  15. 【請求項15】 分割溝を有するシート上の基板の分割
    溝の上面および下面を跨ぐように第1の上面電極層およ
    び裏面電極層を設ける工程と、前記第1の上面電極層間
    を電気的に接続するように抵抗層を設ける工程と、少な
    くとも前記第1の上面電極層と抵抗層との上面を覆うよ
    うに保護層を設ける工程と、下面に前記第1の上面電極
    層を有する前記保護層の上面に第2の上面電極層を設け
    る工程と、前記第2の上面電極層を形成してなる分割溝
    を有するシートを短冊状に分割する工程と、少なくとも
    前記短冊状基板の側面に前記第1、第2の上面電極層お
    よび裏面電極層とを電気的に接続するように側面電極層
    を設ける工程と、前記側面電極層を形成された短冊状基
    板を個片に分割する工程とからなる抵抗器の製造方法。
  16. 【請求項16】 第1、第2の上面電極層を形成する工
    程は、第1、第2の上面電極層を基板の側端まで設けて
    なる工程である請求項14または15記載の抵抗器の製
    造方法。
  17. 【請求項17】 裏面電極層を形成する工程は、裏面電
    極層を基板の側端まで設けてなる工程である請求項14
    または15記載の抵抗器の製造方法。
  18. 【請求項18】 第2の上面電極層を形成する工程は、
    第2の上面電極層を保護層より10μm以上高く形成す
    る工程である請求項14または15記載の抵抗器の製造
    方法。
  19. 【請求項19】 側面電極層を形成する工程は、側面電
    極層を半田層で覆う工程を含有し、かつこの半田層は保
    護層より20μm以上高い工程を含有してなる請求項1
    4または15記載の抵抗器の製造方法。
  20. 【請求項20】 側面電極層または半田層を形成する工
    程は、側面電極層または半田層の稜線を、丸みを有する
    工程を含有してなる請求項14,15または19記載の
    抵抗器の製造方法。
  21. 【請求項21】 第1の上面電極層を形成する工程は、
    銀系の材料を印刷・焼成してなる工程である請求項14
    または15記載の抵抗器の製造方法。
  22. 【請求項22】 保護層を形成する工程は、ガラスまた
    は樹脂を含有してなる材料を印刷・焼成または硬化して
    なる工程である請求項14または15記載の抵抗器の製
    造方法。
  23. 【請求項23】 第2の上面電極層を形成する工程は、
    少なくともガラスまたは樹脂を含有してなる導電性材料
    を印刷・焼成または硬化してなる工程である請求項14
    または15記載の抵抗器の製造方法。
  24. 【請求項24】 側面電極層を形成する工程は、少なく
    ともガラスまたは樹脂を含有してなる導電性材料を印刷
    またはスパッタで形成してなる工程である請求項14ま
    たは15記載の抵抗器の製造方法。
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DE69715091T DE69715091T2 (de) 1996-05-29 1997-05-28 Widerstand für Oberflächenmontage
CN97105518A CN1123015C (zh) 1996-05-29 1997-05-29 电阻器及其制造方法
KR1019970021691A KR100335295B1 (ko) 1996-05-29 1997-05-29 저항기및그제조방법
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017033793A1 (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 Koa株式会社 チップ抵抗器およびチップ抵抗器の製造方法
JP2017152495A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 Koa株式会社 基板内層用チップ抵抗器および部品内蔵型回路基板

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