JPH0990563A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0990563A
JPH0990563A JP7244548A JP24454895A JPH0990563A JP H0990563 A JPH0990563 A JP H0990563A JP 7244548 A JP7244548 A JP 7244548A JP 24454895 A JP24454895 A JP 24454895A JP H0990563 A JPH0990563 A JP H0990563A
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JP
Japan
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silver halide
conductive layer
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silver
halide photographic
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JP7244548A
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English (en)
Inventor
Masato Takada
昌人 高田
Akihisa Nakajima
彰久 中島
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法安定性に優れたシンジオタクチックポリ
スチレンフィルムを写真用支持体として用いるにあたっ
て、帯電防止性能及びフィルム搬送性に優れたハロゲン
化銀写真感光材料を提供する。 【構成】 シンジオタクチックポリスチレンを主成分
とする支持体の一方の面に感光性ハロゲン化銀乳剤層を
有し、他方の面にバック層を有するハロゲン化銀写真感
光材料において、該写真感光材料の少なくとも片面に導
電層を有し、かつ該導電層を有する側の表面抵抗率(2
3℃、20%RH)が1×1012Ω以下である。上記
において、前記導電層を有する側の現像処理後の表面
抵抗率(23℃、20%RH)が1×1012Ω以下であ
る。前記導電層に結晶子サイズが1〜20nmの金属
酸化物粒子を含有する。前記の支持体の密度が1.
03g/cm3以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料に関し、詳しくは寸法安定性に優れ、かつ帯電防止性
及びフィルム搬送性に優れたハロゲン化銀写真感光材料
に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料は一般にゼラ
チン等の親水性コロイドをバインダーとする層を有し、
かかる親水性コロイド層は、湿度変化に対して伸縮し易
い欠点を有し、湿度が低いときは縮み、高いときは伸び
る特性がある。
【0003】また、この親水性コロイド層に起因して、
感光材料は現像処理の前後で寸法が変化する特性を有し
ている。これは露光時の感光材料及び感光材料上の画像
寸法と現像処理後の感光材料及び感光材料上の画像寸法
が異なる現象出あり、露光時の温度条件と現像処理時の
乾燥温度及び湿度条件の影響により生ずるものである。
【0004】感光材料の寸法変化は、例えば多色印刷の
ための網点画像や精密な線画の再現が要求される印刷用
感光材料においては極めて重要な欠点となる。
【0005】具体的にカラー印刷用のフィルム原版はシ
アン、マゼンタ、イエローの3原色ないしスミ版を加え
た4原色の寸法精度が厳密に合わないと色ずれの原因と
なる。また、地図等についても寸法精度が非常に要求さ
れる。
【0006】感光材料の寸法変化の主原因のひとつとし
て、支持体自身の寸法変化が挙げられる。この問題を解
決するために、特開平3−131843号では、主鎖の
主たる連鎖がラセモ連鎖である、所謂シンジオタクチッ
クポリスチレン(以下「SPS」とも言う。)を写真用
支持体として用いることが提案されている。これは、従
来写真用支持体として広く用いられてきたポリエチレン
テレフタレートなどのポリエステルフィルムに比べ、湿
度に対する寸法変化が少ないフィルムである。
【0007】ところが、SPSフィルムはそれまでのポ
リエステルフィルムに比較して帯電しやすい特性を有す
る。その結果、フィルムにゴミ等が静電密着しやすいと
いう問題点が発生する。
【0008】また、SPSフィルムはそれまでのポリエ
ステルフィルムに比較して、密度が低いすなわち軽いた
めに、帯電したフィルムどうしがくっつきやすいという
問題点を有し、その結果、例えば、フィルム自動搬送機
等でフィルムがくっついて2枚以上同時に搬送される等
のトラブルが発生しやすい等の問題点を有していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題に対
し、本発明の課題は、寸法安定性に優れたシンジオタク
チックポリスチレンフィルムを写真用支持体として用い
るにあたって、帯電防止性能及びフィルム搬送性に優れ
たハロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、下
記構成のいずれかにより達成される。
【0011】シンジオタクチックポリスチレンを主成
分とする支持体の一方の面に少なくとも1層の感光性ハ
ロゲン化銀乳剤層を有し、他方の面にバック層を有する
ハロゲン化銀写真感光材料において、該写真感光材料の
少なくとも片面に導電性を有する導電層を少なくとも1
層有し、かつ該導電層を有する側の表面抵抗率(23
℃、20%RH)が1×1012Ω以下であることを特徴
とするハロゲン化銀写真感光材料。
【0012】前記導電層を有する側の現像処理後の表
面抵抗率(23℃、20%RH)が1×1012Ω以下で
あることを特徴とする前記に記載のハロゲン化銀写真
感光材料。
【0013】前記導電層に結晶子サイズが1nm以上
20nm以下の金属酸化物粒子を含有することを特徴と
する前記又はに記載のハロゲン化銀写真感光材料。
【0014】前記導電層に結晶子サイズが1nm以上
5nm以下の金属酸化物粒子を含有することを特徴とす
る前記又はに記載のハロゲン化銀写真感光材料。
【0015】前記導電層に体積分率で5〜50%の金
属酸化物粒子を含有することを特徴とする前記〜の
いずれか1つに記載のハロゲン化銀写真感光材料。
【0016】前記シンジオタクチックポリスチレンを
主成分とする支持体の密度が1.03g/cm3以上で
あることを特徴とする前記〜のいずれか1つに記載
のハロゲン化銀写真感光材料。
【0017】以下、本発明について具体的に説明する。
【0018】本発明において、シンジオタクチックポリ
スチレンを主成分とする支持体とは、立体規則性構造
(タクチシティー)が主としてシンジオタクチック構
造、即ち炭素−炭素結合で形成される主鎖に対して側鎖
であるフェニル基や置換フェニル基が交互に反対方向に
位置する立体構造を有するスチレン系重合体(共重合体
を包含する。以下「シンジオタクチックポリスチレン系
重合体」という)又は該重合体を主成分として含む組成
物からなる支持体、即ち主鎖の主たる連鎖がラセモ連鎖
であるスチレン系重合体又はそれを含む組成物からなる
支持体をいう。
【0019】上記シンジオタクチックポリスチレン系重
合体のタクチシティーは同位体炭素による核磁気共鳴法
(13C−NMR法)により定量される。13C−NM
R法により測定されるタクチシティーは、連続する複数
個の構成単位の存在割合、例えば2個の場合はダイアッ
ド、3個の場合はトリアッド、5個の場合はペンタッド
によって示すことができるが、本発明に言うタクチシテ
ィーが主としてシンジオタクチック構造を有するスチレ
ン系重合体は、通常ラセミダイアッドで75%以上、好
ましくは85%以上、若しくはラセミトリアッド60%
以上、好ましくは75%以上、若しくはラセミペンタッ
ド30%以上、好ましくは50%以上の立体規制性を有
するものである。
【0020】シンジオタクチックポリスチレン系重合体
を形成する具体的なモノマーとしては、スチレン、メチ
ルスチレン等のアルキルスチレン、クロロメチルスチレ
ン、クロロスチレン等のハロゲン化(アルキル)スチレ
ン、アルコキシスチレン、ビニル安息香酸エステル等を
主成分とする単独もしくは混合物である。特に、アルキ
ルスチレンとスチレンの共重合体は、50μm以上の膜
厚を有するフィルムを得るためには好ましい組み合わせ
である。
【0021】また、本発明の効果を損なわない程度に、
これらと共重合可能な他のモノマーを共重合することは
かまわない。
【0022】シンジオタクチックポリスチレン系重合体
は、上記のような原料モノマーを、重合用の触媒として
特開平5−320448号公報の4〜10頁に記載の
(イ)(a)遷移金属化合物及び(b)アルミノキサン
を主成分とするもの、又は(ロ)(a)遷移金属化合物
及び(c)遷移金属化合物と反応してイオン性錯体を形
成しうる化合物を主成分とするものを用いて重合して製
造することができる。
【0023】シンジオタクチックポリスチレン系重合体
がスチレンの単独重合体であれば、特開昭62−117
708号記載の方法で重合することが可能であり、また
その他の重合体については、特開平1−46912号、
同1−178505号等に記載された方法により重合す
ることにより得ることができる。
【0024】シンジオタクチックポリスチレン系重合体
を製造するには、まず、前記スチレン系単量体を十分に
精製してから上記触媒のいずれかの存在下に重合させ
る。この際、重合方法、重合条件(重合温度,重合時
間)、溶媒などは適宜選定すればよい。通常は−50〜
200℃、好ましくは30〜100℃の温度において、
1秒〜10時間、好ましくは1分〜6時間程度重合が行
われる。また、重合方法としては、スラリー重合法,溶
液重合法,塊状重合法,気相重合法など、いずれも用い
ることができるし、連続重合,非連続重合のいずれであ
ってもよい。ここで、溶液重合にあっては、溶媒とし
て、例えばベンゼン,トルエン,キシレン,エチルベン
ゼンなどの芳香族炭化水素,シクロペンタン,ヘキサ
ン,ヘプタン,オクタンなどの脂肪族炭化水素などを1
種又は2種以上を組合わせて使用することができる。こ
の場合、単量体/溶媒(体積比)は任意に選択すること
ができる。また、重合体の分子量制御や組成制御は、通
常用いられている方法によって行えばよい。分子量制御
は例えば水素,温度,モノマー濃度などで行うことがで
きる。
【0025】本発明の支持体としてフィルムに製膜する
シンジオタクチックポリスチレン系重合体は、重量平均
分子量が好ましくは10000以上、更に好ましくは3
0000以上である。重量平均分子量が10000未満
のものでは、強度特性や耐熱性に優れたフイルムになら
ない場合がある。重量平均分子量の上限については、特
に限定されるものではないが、1500000以上では
延伸張力の増加に伴う破断の発生などが生じる可能性が
ある。
【0026】本発明において、シンジオタクチックポリ
スチレン系重合体の分子量は、製膜される限りにおいて
は制限がないが、重量平均分子量で、10000〜30
00000であることが好ましく、特には30000〜
1500000のものが好ましい。また、その分子量分
布(数平均分子量/重量平均分子量)は、1.5〜8が
好ましい。この分子量分布については、異なる分子量の
ものを混合することにより調整することも可能である。
【0027】更に、シンジオタクチックポリスチレン系
重合体の製造において、シンジオタクチックポリスチレ
ン系ペレットを120〜180℃で1〜24時間、真空
下又は常圧下で空気又は窒素等の不活性気体雰囲気下で
乾燥することが好ましい。目的とする含有水分率は、特
に限定されないが加水分解による機械的強度等の低下を
防ぐ観点から、0.05%以下、好ましくは0.01%
以下、更に好ましくは0.005%以下が良い。しかし
ながら、本発明の目的を達成できれば、これらの方法に
限定されない。
【0028】本発明の支持体を構成する高分子重合体と
しては、スチレンから作られるシンジオタクチックポリ
スチレン単独であることが好ましいが、さらにシンジオ
タクチックポリスチレンに、主鎖がメソ連鎖であるアイ
ソタクチック構造を有するスチレン系重合体(IPS)
を混合することにより結晶化速度のコントロールが可能
であり、より強固なフィルムとすることが可能である。
【0029】シンジオタクチックポリスチレンとIPS
とを混合する際には、その比は互いの立体規則性の高さ
に依存するが、好ましくは30:70〜99:1、より
好ましくは、50:50〜98:2である。
【0030】本発明の支持体中には、本発明の目的を妨
げない範囲において、機能性付与のために無機微粒子、
酸化防止剤、UV吸収剤、帯電防止剤、染料、顔料、色
素等を含有させることが可能である。
【0031】製膜時に押し出す方法は、公知の方法が適
用出来るが、好ましい方法として例えばTダイで押し出
す方法が挙げられる。Tダイ法によるフィルム成形で
は、シンジオタクチックポリスチレン系重合体のペレッ
トを280〜350℃で溶融、押出して、キャスティン
グロール上で静電印加しながら冷却固化させて未延伸フ
ィルムを作製する。
【0032】次にこの未延伸フィルムを2軸延伸し、2
軸配向させる。延伸方法としては、公知の方法、例え
ば、縦延伸及び横延伸を順に行う逐次2軸延伸法のほ
か、横延伸・縦延伸の逐次2軸延伸法、横・縦・縦延伸
法、縦・横・縦延伸法、縦・縦・横延伸法、または同時
2軸延伸法等を採用することができ、要求される機械的
強度や寸法安定性等の諸特性に応じて適宜選択すること
ができる。
【0033】一般に連続生産では、長手方向とは上述の
縦延伸、巾手方向とは上述した横延伸のことをいう。つ
まり連続生産では、最初に長手方向に、次に幅手方向に
延伸を行う逐次2軸延伸方法が好ましく、この場合、縦
横の延伸倍率としては、2.5〜6倍で、縦延伸温度
は、ポリマーのガラス転移温度(Tg)に依存するが、
通常(Tg+10)℃〜(Tg+50)℃の温度範囲で
延伸する。シンジオタクチックポリスチレン系フイルム
の場合は、110〜150℃行うことが好ましい。幅手
方向の延伸温度としては、長手方向より若干高くして1
15〜160℃で行うことが好ましい。つぎに、この延
伸フィルムを熱処理する。この場合の熱処理温度として
は、用途に応じて適宜変更出来る。高い収縮率を要求さ
れる収縮包装用途には150℃以下、寸法安定性を要求
される写真、印刷、医用用途には、目的に応じて適宜1
50〜270℃の温度が採用される。熱処理時間は、特
に限定されないが通常1秒から2分程度が採用される。
必要に応じて、縦熱弛緩、横熱弛緩処理等を施してもよ
いことは言うまでもない。
【0034】この後にフィルムを、急冷して巻き取って
もよいが、Tg〜熱処理温度の間で0.1分〜1500
時間かけて徐冷し大きな径のコアに巻取り40℃〜Tg
間でさらに−0.01〜−20℃/分の間の平均冷却速
度で冷却すると、支持体に巻ぐせを付けにくくする効果
がある点で好ましい。もちろん40℃〜Tg間での熱処
理は、支持体を巻とってから乳剤塗布後製法品断裁まで
に0.1分〜1500時間恒温槽に入れて行うことが好
ましい。
【0035】上述の製膜法で製膜されたフィルムの縦方
向及び横方向の屈折率は共に、1.55以上、特に1.
565以上であることが良い。このとき、厚み方向の屈
折率は1.625以下、特に1.622以下が良い。熱
処理後の縦方向及び横方向の屈折率の上限は特に限定さ
れないが、共に1.595程度が適当である。熱処理後
の厚み方向の屈折率の下限は、機械的強度の絡みできま
るので特に限定されないが、1.615程度が適当であ
る。縦、横方向の延伸温度、延伸倍率、熱固定温度、熱
固定時間の組み合わせによって、一義的に決まらない
が、縦、横両方向の屈折率が共に1.55で、縦、横両
方向のヤング率が共に340kg/mm2、縦、横両方
向の屈折率が共に1.565で、縦、横両方向のヤング
率が共に370kg/mm2を満足する。この機械的ヤ
ング率を満足すれば、実用上特に問題なく、十分実用に
耐え得る。
【0036】製膜されたフィルムの密度は、縦、横方向
の延伸温度、延伸倍率、熱固定温度、熱固定時間の組み
合わせによって、コントロールでき、なかでも熱固定温
度が支配的である。本発明で好ましい密度は1.03g
/cm3以上、より好ましくは1.05g/cm3以上、
更に好ましくは1.07g/cm3以上である。
【0037】上述の製膜法に加えて、易滑性、帯電防止
性能等の諸特性を付与するため、シンジオタクチックポ
リスチレンを主成分とする支持体の少なくとも片面に、
これらの特性を付与したシンジオタクチックポリスチレ
ンを主成分とする支持体を積層した積層フイルムを作製
することも出来る。積層の方法は、上記2種のスチレン
系重合体又は該重合体を含む組成物が溶融された状態で
層流で積層した後、ダイより押し出すとか、冷却、固化
した一方の未延伸又は一軸延伸した支持体に、他方の溶
融したスチレン系重合体又は該重合体を含む組成物を押
出ラミネートし、しかる後縦・横両方向に又は、一軸延
伸方向と直角方向に延伸、熱固定して得られる。この押
出条件、延伸温度、延伸倍率、熱固定温度等は、積層す
る支持体の組み合わせによっては若干異なるが、最適条
件を選ぶよう微調整すればよく、大幅な変更にはならな
い。
【0038】勿論、積層は2層以上の積層からなり、同
種ポリマーの組み合わせ(共重合ポリマーの組み合わせ
を含む)であってもよいし、異種ポリマーであってもよ
いことは言うまでもない。
【0039】上述の製膜法は、その用途、目的に応じて
適宜変えられるもので、本発明はいかなる理由でも、こ
れらの方法に限定されるものではない。
【0040】このようにして得られたシンジオタクチッ
クポリスチレン系延伸フイルムの厚さは、用途に応じて
異なるが、極薄コンデンサー用の0.3μm厚さのも
の、通常コンデンサー用の6μm、12μm厚み、医
用、印刷感材用の100μm、電気絶縁材料(スロット
ライナー等)用の250μm厚さと、多岐に亘るが、上
記製膜条件は、0.3〜500μmの厚さのものに有効
である。
【0041】支持体の表面処理方法としては、支持体表
面を、薬品処理(特公昭34−11031号、特公昭3
8−22148号、特公昭40−2276号、特公昭4
1−16423号、特公昭44−5116号記載)化学
的機械的粗面化処理(特公昭47−19068号、特公
昭55−5104号記載)、コロナ放電処理(特公昭3
9−12838号、特開昭47−19824号、特開昭
48−28067号記載)、火炎処理(特公昭40−1
2384号、特開昭48−85126号記載)、紫外線
処理(特公昭36−18915号、特公昭37−144
93号、特公昭43−2603号、特公昭43−260
4号、特公昭52−25726号記載)高周波処理(特
公昭49−10687号記載)、グロー放電(特公昭3
7−17682号記載)、さらには、活性プラズマ処
理、レーザー処理などが挙げられる。これらの処理によ
り特公昭57−487号記載のように、支持体表面と水
との接触角を58゜以下にする事が好ましい。
【0042】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、支
持体の少なくとも片面に導電性を有する層を少なくとも
1層有し、かつ該導電層を有する側の表面抵抗率(23
℃、20%RH)が1×1012Ω以下である。該表面抵
抗率は、好ましくは5×1011Ω以下、より好ましくは
1×1011Ω以下である。また、本発明のハロゲン化銀
写真感光材料は、上記導電層を有する側の現像処理後の
表面抵抗率(23℃、20%RH)が1×1012Ω以下
であることが好ましく、より好ましくは5×1011Ω以
下、更に好ましくは1×1011Ω以下である。上記導電
層及び表面抵抗率を付与する手段として以下の様態が好
ましい。
【0043】導電性は、導電性を付与すべき層即ち導電
層に吸湿性物質又は導電性物質を含有させることによっ
て付与することができる。上記物質としては、例えば界
面活性剤、導電性ポリマー、無機金属酸化物等を挙げる
ことができる。
【0044】界面活性剤としては、アニオン性、カチオ
ン性、両性及びノニオン性のいずれでもよい。
【0045】アニオン性界面活性剤としては、例えばア
ルキルカルボン酸塩,アルキルスルフォン酸塩,アルキ
ルベンゼンスルフォン酸塩,アルキルナフタレンスルフ
ォン酸塩,アルキル硫酸エステル類,アルキルリン酸エ
ステル類,N−アシル−N−アルキルタウリン類,スル
ホコハク酸エステル類,スルホアルキルポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル類,ポリオキシエチレン
アルキルリン酸エステル類などのような、カルボキシ
基,スルホ基,ホスホ基,硫酸エステル基,燐酸エステ
ル基等の酸性基を含むものが好ましい。
【0046】カチオン性界面活性剤としては、例えばア
ルキルアミン塩類,脂肪族あるいは芳香族第4級アンモ
ニウム塩類,ピリジニウム,イミダゾリウムなどの複素
環第4アンモニウム塩類、および脂肪族または複素環を
含むホスホニウムまたはスルホニウム塩類等が好まし
い。
【0047】両性界面活性剤としては、例えばアミノ酸
類,アミノアルキルスルホン酸類,アミノアルキル硫酸
または燐酸エステル類,アルキルベタイン類,アミンオ
キシド類等が好ましい。
【0048】ノニオン性界面活性剤としては、例えばサ
ポニン(ステロイド系),アルキレンオキサイド誘導体
(例えばポリエチレングリコール,ポリエチレングリコ
ール/ポリプロピレングリコール縮合物,ポリエチレン
グリコールアルキルエーテル類またはポリエチレングリ
コールアルキルアリールエーテル類,ポリエチレングリ
コールエステル類,ポリエチレングリコールソルビタン
エステル類、ポリアルキレングリコールアルキルアミン
またはアミド類,シリコーンのポリエチレンオキサイド
付加物類)、グリシドール誘導体(例えばアルケニルコ
ハク酸ポリセリド,アルキルフェノールポリグリセリ
ド)、多価アルコール脂肪酸エステル類,糖のアルキル
エステル類等が好ましい。
【0049】導電性ポリマーは、特に限定されず、アニ
オン性,カチオン性,両性及びノニオン性のいずれでも
良いが、その中でも好ましいのは、アニオン性,カチオ
ン性である。より好ましいのは、アニオン性では、スル
ホン酸系,カルボン酸系、カチオン性では、3級アミン
系,4級アンモニウム系のポリマー又はラテックスであ
る。
【0050】これらの導電性ポリマーは、例えば特公昭
52−25251号,特開昭51−29923号,特公
昭60−48024号記載のアニオン性ポリマー又はラ
テックス、特公昭57−18176号,同57−560
59号,同58−56856号,米国特許第4,11
8,231号などに記載のカチオン性ポリマー又はラテ
ックスを挙げることができる。
【0051】以下に、これらの導電性ポリマー又はラテ
ックスについて具体例を記すがこれに限定されるもので
はない。
【0052】
【化1】
【0053】
【化2】
【0054】
【化3】
【0055】
【化4】
【0056】これら導電性ポリマーは、それらを単独で
も使用することができるが、他のバインダーを併用し塗
布されることがさらに好ましい。さらにまた、これらの
バインダーと共に硬化剤も利用できる。
【0057】本発明の導電性ポリマーの含有量は好まし
くは0.005〜5g/m2であり、より好ましくは
0.01〜3g/m2、さらに好ましくは0.02〜1
g/m2である。
【0058】バインダーを併用する場合、導電性ポリマ
ー又はラテックスとバインダーの比は、重量比で99:
1から10:90が好ましく、80:20から20:8
0がさらに好ましく、70:30から30:70が特に
好ましい。
【0059】本発明において、導電層に導電性を付与す
る物質として金属酸化物粒子を含有させる態様が好まし
い。
【0060】本発明において、金属酸化物粒子は、粉末
X線回折法で良く用いられるScherrerの式より
計算される結晶子サイズが、1nm以上20nm以下で
ある微粒子、好ましくは、1nm以上5nm以下が、さ
らに好ましくは1nm以上3.5nm以下の微粒子を用
いると導電性に優れ光学的にも良好である。更に、本発
明の結晶子サイズの微粒子を用いれば、それを含む層が
亀裂を生じたり、もろくなったりすることがないことが
わかった。
【0061】本発明の結晶子サイズの測定には、粉末X
線回折法で良く用いられるScherrerの式に基づ
き計算される。
【0062】t=(0.9×λ)/(B×cosθB) B :粉末X線回折法により測定された結晶のある面の
反射に基づく回折曲線の半値幅であり、ラジアンで測ら
れる λ :X線の波長 θB :Bragg角 (株式会社アグネカリティX線回折要論p91〜p96
参照) 金属酸化物の例としては、Nb25+xのような酸素過剰
な酸化物、RhO2-x,Ir23-x等の酸素欠損酸化
物、あるいはNi(OH)xのような不定比水酸化物、
HfO2,ThO2,ZrO2,CeO2,ZnO,TiO
2,SnO2,Al233In233SiO2,MgO,B
aO,MoO2,V25等、或はこれらの複合酸化物が
好ましく、特にZnO,TiO2及びSnO2が好まし
い。異種原子を含む例としては、例えばZnOに対して
はAl,In等の添加、TiO2に対してはNb,Ta
等の添加、又SnO2に対しては、Sb,Nb,ハロゲ
ン元素等の添加が効果的である。これら異種原子の添加
量は0.01mol%〜25mol%の範囲が好ましい
が、0.1mol%〜15mol%の範囲が特に好まし
い。
【0063】金属酸化物の粒子サイズは特に制限はない
が、1次粒子の大きさが10μ以下が好ましく、更に好
ましくは5μ以下、特に1μ以下が好ましい。
【0064】粒子サイズに関しては、沈降法、レーザー
回折法などによる粒度分布計の測定により求められた平
均粒子径を採用するのが好ましいが、電子顕微鏡写真よ
り粒子径を決定してもよい。しかし電子顕微鏡を採用し
た場合には、視野内において高次構造を形成している場
合には、高次構造の単位で計測する。
【0065】金属酸化物粒子のバインダーに対する添加
量は特に制限はないが、5vol%以上50vol%以
下が好ましく、更に好ましくは10vol%以上40v
ol%以下、更には15vol%以上30vol%以下
が好適である。
【0066】金属酸化物の使用量は写真感光材料1m2
当たり0.00005〜1gである。
【0067】金属酸化物粒子と共に用いられるバインダ
ーとしては、ゼラチン、コロイド状アルブミン、カゼイ
ン等の蛋白質、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、ジアセチルセルロース、トリアセ
チルセルロース等のセルロース化合物;寒天、アルギン
酸ソーダ、澱粉誘導体等の糖誘導体;合成親水性コロイ
ド例えばポリビニルアルコール、ポリ−N−ビニルピロ
リドン、ポリアクリル酸共重合体、ポリアクリルアミド
又はこれらの誘導体ないし共重合体、ロジン、シエラッ
ク等の天然物及びその誘導体、その他多くの合成樹脂類
が用いられる。又、スチレン−ブタジエン共重合体、ポ
リアクリル酸、ポリアクリル酸エステル及びその誘導
体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−アクリル酸エステル
共重合体、ポリオレフィン、オレフィン−酢酸ビニル共
重合体等の水エマルジョンも使用することができる。
【0068】また、これらの金属酸化物粒子の体積抵抗
率は1010Ωcm以下好ましくは107Ωcm特に105
cm以下であることが好ましい。
【0069】体積抵抗率の値に関しては、大きな単結晶
の得られる酸化物の場合には、単結晶の体積固有抵抗の
値を意味し、大きな単結晶の得られない場合は、粉体を
成形して得られた焼結体の体積固有抵抗を意味する。こ
れらの値が未知の場合には、粉体の状態で一定圧力をか
けて得られた成形体の体積固有抵抗を102で除した値
を採用する。一定圧力については、特に制限をしない
が、好ましくは10kg/cm2上の圧力が良く、さら
に好ましくは、100kg/cm2以上の圧力をかけて
成形した材料の体積固有抵抗を102で除した値を採用
する。一般に粉体にかけられた圧力とその成形体の体積
固有抵抗に関しては、圧力が高くなると、体積固有抵抗
が低くなる傾向にある。しかし、静水圧加圧装置で3t
/cm2の等方圧をかけた場合でも、単結晶で得られる
体積固有抵抗値よりも低い値は得られず、100倍程度
高い値となる。ゆえに、粉体の状態で一定圧力をかけて
得られた成形体の体積固有抵抗を102で除した値を採
用する。
【0070】本発明において、金属酸化物粒子は写真構
成層のどの層に含有されてもよいが、感光性ハロゲン化
銀乳剤層の保護層、中間層及び下引き層並びに感光性ハ
ロゲン化銀乳剤層と支持体を介して反対側の下引き層及
びバック層から選ばれる層に含有させて導電層とするこ
とが好ましく、バック層及びバック層側の下引き層から
選ばれる層に含有させて導電層とすることが更に好まし
い。
【0071】本発明の導電層中には、硬膜剤を混合する
ことが好ましい。
【0072】このような硬膜剤としては、例えばホルム
アルデヒド、グルタルアルデヒドのようなアルデヒド化
合物、米国特許2,732,303号、同3,288,
775号、英国特許974,723号、同1,167,
207号等に記載されている反応性ハロゲンを有する化
合物、ジアセチル、シクロペンタンジオンの如きケトン
化合物、ビス(2−クロロエチル)尿素、2−ヒドキシ
−4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン、ジビニ
ルスルホン、5−アセチル−1,3−ジアクリロイルヘ
キサヒドロ−1,3,5−トリアジン、米国特許3,2
32,763号、同3,635,718号、英国特許9
94,809号等に記載の反応性オレフィンを有する化
合物、米国特許3,539,644号、同3,642,
486号、特公昭49−13568号、同53−472
71号、同56−48860号、特開昭53−5725
7号、同61−128240号、同62−4275号、
同63−53541号、同63−264572号等に記
載のビニルスルホン化合物、N−ヒドロキシメチルフタ
ルイミド、米国特許2,732,316号、同2,58
6,168号等に記載のN−メチロール化合物、米国特
許3,103,437号等に記載のイソシアネート化合
物、米国特許2,983,611号、同3,107,2
80号等に記載のアジリジン化合物、米国特許2,72
5,294号、同2,725,295号等に記載の酸誘
導体類、米国特許3,100,704号等に記載のカル
ボジイミド系化合物、米国特許3,091,537号等
に記載のエポキシ系化合物、米国特許3,321,31
3号、同3,543,292号等に記載のイソオキサゾ
ール系化合物、ムコクロル酸のようなハロゲノカルボキ
シアルデヒド類、ジヒドロキシジオキサン、ジクロロジ
オキサン等のジオキサン誘導体等の有機硬膜剤及びクロ
ムミョウバン、硫酸ジルコニウム、三塩化クロム等の無
機硬膜剤である。またゼラチンに対して比較的硬膜作用
が比較的速い硬膜剤としては、特開昭50−38540
号に記載のジヒドロキノリン骨格を有する化合物、特開
昭51−59625号、同62−262854号、同6
2−264044号、同63−184741号に記載の
N−カルバモイルピリジニウム塩類、特公昭55−38
655号に記載のアシルイミダゾール類、特公昭53−
22089号に記載のN−アシルオキシイミダゾール
類、特公昭53−22089号に記載のN−アシルオキ
シイミノ基を分子内に2個以上有する化合物、特開昭5
2−93470号に記載のN−スルホニルオキシイミド
基を有する化合物、特開昭58−113929号に記載
のリン−ハロゲン結合を有する化合物、特開昭60−2
25148号、同61−240236号、同63−41
580号に記載のクロロホルムアミジニウム化合物等を
挙げることができる。
【0073】これらの添加量は、下引加工液1lあたり
0.001〜10gであることが好ましい。
【0074】本発明のハロゲン化銀写真感光材料が有す
る感光性ハロゲン化銀乳剤層のハロゲン化銀のハロゲン
組成は特に制限はないが、補充量を少なくして処理する
場合や迅速処理を行う場合は、塩化銀、60モル%以上
の塩化銀を含む塩臭化銀、又は60モル%以上の塩化銀
を含む塩沃臭化銀の組成からなるハロゲン化銀乳剤を用
いるのが好ましい。
【0075】ハロゲン化銀の平均粒子サイズは1.2μ
m以下であることが好ましく、特に0.8〜0.1μm
が好ましい。平均粒径とは、写真科学の分野の専門家に
は常用されており、容易に理解される用語である。粒径
とは、粒子が球状又は球に近似できる粒子の場合には粒
子直径を意味する。粒子が立方体である場合には球に換
算し、その球の直径を粒径とする。平均粒径を求める方
法の詳細については、ミース,ジェームス:ザ・セオリ
ー・オブ・ザ・フォトグラフィックプロセス(C.E.
Mees&T.H.James著:The theor
y of the photographic pro
cess),第3版,36〜43頁(1966年(マク
ミラン「Mcmillan」社刊))を参照すればよ
い。
【0076】ハロゲン化銀粒子の形状には制限はなく、
平板状、球状、立方体状、14面体状、正八面体状その
他いずれの形状でもよい。また、粒子サイズ分布は狭く
ても、広くてもよく、平均粒子サイズの±40%の粒子
サイズ域内に全粒子数の90%、望ましくは95%が入
るような、いわゆる単分散乳剤であってもよい。
【0077】ハロゲン化銀乳剤の製造において、可溶性
銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応させる形式としては、片
側混合法、同時混合法、それらの組合せなどのいずれを
用いてもよい。ハロゲン化銀粒子を銀イオン過剰の下に
おいて形成させる方法(いわゆる逆混合法)を用いるこ
ともできる。同時混合法の一つの形式としてハロゲン化
銀の生成される液相中のpAgを一定に保つ方法、即ち
いわゆるコントロールド・ダブルジェット法を用いるこ
とができ、この方法によると、結晶形が規則的で粒子サ
イズが均一に近いハロゲン化銀乳剤が得られる。
【0078】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、少
なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層のハロゲン化銀乳剤
が、平板状粒子を含有し、平板状粒子が使用されている
乳剤層の全粒子の投影面積の総和の50%以上がアスペ
クト比2以上の平板状粒子であることができる。平板状
粒子の割合が60%から70%、さらに80%へと増大
してもよい。アスペクト比は平板状粒子の投影面積と同
一の面積を有する円の直径と2つの平行平面間距離の比
を表す。
【0079】これらの平板状粒子には、塩化銀50モル
%以上を有する(100)面を主平面とする平板状粒子
が包含され、これらは米国特許第5,264,337
号、同第5,314,798号、同第5,320,95
8号等に記載されており、容易に目的の平板状粒子を得
ることができる。平板状粒子は、特定表面部位に組成の
異なるハロゲン化銀をエピタキシャル成長させたり、シ
ェリングさせたりすることができる。また、感光核を制
御するために、平板状粒子の表面あるいは内部に転移線
を持たせることもできる。転移線を持たせるには沃化銀
の微粒子を化学増感時に存在させたり沃素イオンを添加
して形成することができる。ハロゲン化銀粒子の調製
は、酸性法、中性法、アンモニア法等適宜選択すること
ができる。金属をドープする際には,特にpH1〜5の
酸性下で粒子形成をすることが好ましい。平板粒子の形
成時に粒子の成長を制御するためにハロゲン化銀溶剤と
して例えばアンモニア、チオエーテル、チオ尿素化合
物、チオン化合物等を使用することができる。チオエー
テル化合物として、ドイツ特許第1,147,845号
明細書記載の3,6,9,15,18,21−ヘキソキ
サ−12−チアトリコサン、3,9,15−トリオキサ
−6,12−ジチアヘプタデカン、1,17−ジオキシ
−3,9−15−トリオキサ−6,12−ジチアヘプタ
デカン−4,14−ジオン、1,20−ジオキシ−3,
9,12,18−テトロキサ−6,15−ジチアエイコ
サン−4,17−ジオン、7,10−ジオキサ−4,1
3−ジチアヘキサデカン−2,15−ジカルボキサミ
ド、特開昭56−94347号、特開平1−12184
7号記載のオキサチオエーテル化合物、特開昭63−2
59653号、同63−301939号記載の環状オキ
サチオエーテル化合物等が挙げられる。特にチオ尿素と
しては特開昭53−82408号に記載されているもの
が有用である。具体的には、テトラメチルチオ尿素、テ
トラエチルチオ尿素、ジメチルピペリジノチオ尿素、ジ
モルホリノチオ尿素、1,3−ジメチルイミダゾール−
2−チオン、1,3−ジメチルイミダゾール−4−フェ
ニル−2−チオン、テトラプロピルチオ尿素等が挙げら
れる。
【0080】物理熟成時や化学熟成時に亜鉛、鉛、タリ
ウム、イリジウム、ロジウム、ルテニウム、オスミウ
ム、パラジウム、プラチナ等の金属円等を共存させるこ
とができる。高照度特性を得るためにイリジウムをハロ
ゲン化銀1モルあたり10-9〜10-3モルの範囲でドー
プさせることはハロゲン化銀乳剤においてしばしば常用
される。本発明において、硬調乳剤を得るためにロジウ
ム、ルテニウム、オスミウム及び/又はレニウムをハロ
ゲン化銀1モルあたり10-9〜10-3モルの範囲でドー
プさせることができる。
【0081】金属化合物をハロゲン化銀粒子中に添加す
るときには、該金属化合物の金属にハロゲン、カルボニ
ル、ニトロシル、チオニトロシル、アミン、シアン、チ
オシアン、アンモニア、テルロシアン、セレノシアン、
ジピリジル、トリピリジル、フェナンスロリンあるいは
これらの化合物を組み合わせて配位させることができ
る。金属の酸化状態は、最大の酸化レベルから最低の酸
化レベルまで任意に選択することができる。好ましい配
位子としては、特開平2−2082号、同2−2085
3号、同2−20854号、同2−20855号に記載
されている6座配位子、アルカリ錯塩としては一般的な
ナトリウム塩、カリウム塩、セシウム塩あるいは第1,
第2,第3級のアミン塩がある。また、アクア錯体の形
で遷移金属錯塩を形成することができる。これらの例と
して、例えば、K2[RuCl6],(NH42[RuCl
6]、K2[Ru(NO)Cl4(SCN)]、K2[Ru
Cl5(H2O)]等で表される化合物及びこれらのRu
の部分をRh、Os、Re、Ir、Pd、Pt等に置き
換えて表される化合物がある。
【0082】ロジウム、ルテニウム、オスミウム及び/
又はレニウム化合物は、ハロゲン化銀粒子形成中に添加
することが好ましい。添加位置としては粒子中に均一に
分布させる方法、コア・シェル構造にしてコア部にある
いはシェル部に多く局在させる方法がある。
【0083】シェル部に多く存在させるほうがしばしば
良い結果が得られる。また、不連続な層構成に局在させ
る以外に連続的に粒子の外側になるに従い存在量を増や
す方法でもよい。添加量はハロゲン化銀1モル当たり1
-9〜10-3モルの範囲を適宜選択できる。
【0084】ハロゲン化銀乳剤及びその調製方法につい
ては、詳しくはリサーチ・ディスクロージャー(Res
earch Disclosure)176号1764
3,22〜23頁(1978年12月)に記載もしくは
引用された文献に記載されている。
【0085】ハロゲン化銀乳剤は化学増感されても、さ
れなくともよい。化学増感の方法としては硫黄増感、セ
レン増感、テルル増感、還元増感及び貴金属増感法が知
られており、これらの何れをも単独で用いても又併用し
てもよい。硫黄増感剤としては、公知の硫黄増感剤が使
用できるが、好ましい硫黄増感剤としては、ゼラチン中
に含まれる硫黄化合物の他、種々の硫黄化合物、例えば
チオ硫酸塩、チオ尿素類、ローダニン類、ポリスルフィ
ド化合物等を用いることができる。セレン増感剤として
は、公知のセレン増感剤を用いることができる。例えば
米国特許1,623,499号、特開昭50−7132
5号、特開昭60−150046号等に記載された化合
物を好ましく用いることができる。
【0086】本発明ハロゲン化銀写真感光材料には、感
光材料の製造工程、保存中あるいは写真処理中のカブリ
を防止し、あるいは写真性能を安定化させる目的で、種
々の化合物を含有させることができる。即ちアゾール
類、例えばベンゾチアゾリウム塩、ニトロインダゾール
類、ニトロベンズイミダゾール類、クロロベンズイミダ
ゾール類、ブロモベンズイミダゾール類、メルカプトチ
アゾール類、メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプ
トベンズイミダゾール類、メルカプトチアジアゾール
類、アミノトリアゾール類、ベンゾトリアゾール類、ニ
トロベンゾトリアゾール類、メルカプトテトラゾール類
(特に1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール)
等;メルカプトピリミジン類、メルカプトトリアジン
類;例えばオキサゾリンチオンのようなチオケト化合
物;アザインデン類、例えばトリアザインデン類、テト
ラザインデン類(特に4−ヒドロキシ置換−1,3,3
a,7−テトラザインデン類)、ペンタザインデン類
等;ベンゼンチオスルホン酸、ベンゼンスルフィン酸、
ベンゼンスルホン酸アミド等のようなカブリ防止剤又は
安定剤として知られた多くの化合物を加えることができ
る。
【0087】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の感光
性ハロゲン化銀乳剤層の結合剤又は保護コロイドとして
はゼラチンを用いるのが有利であるが、それ以外の親水
性コロイドも用いることができる。例えばゼラチン誘導
体、ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマー、アル
ブミン、カゼイン等の蛋白質;ヒドロキシエチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、セルロース硫酸エ
ステル類等の如きセルロース誘導体、アルギン酸ナトリ
ウム、澱粉誘導体などの糖誘導体;ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルアルコール部分アセタール、ポリ−N−
ビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル
酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルイミダゾール、ポ
リビニルピラゾール等の単一あるいは共重合体の如き多
種の合成親水性高分子物質を用いることができる。
【0088】ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンの他、
酸処理ゼラチンを用いてもよく、ゼラチン加水分解物、
ゼラチン酵素分解物も用いることができる。
【0089】本発明において、感光性ハロゲン化銀乳剤
乳剤層には、寸度安定性の改良などの目的で水不溶又は
難溶性合成ポリマーの分散物を含むことができる。例え
ばアルキル(メタ)アクリレート、アルコキシアクリル
(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリルアミド、ビニルエステル(例えば
酢酸ビニル)、アクリロニトリル、オレフィン、スチレ
ンなどの単独もしくは組合せ、又はこれらとアクリル
酸、メタクリル酸、α,β−不飽和ジカルボン酸、ヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレート、スルホアルキル
(メタ)アクリレート、スチレンスルホン酸等の組合せ
を単量体成分とするポリマーを用いることができる。
【0090】本発明において、感光性ハロゲン化銀乳剤
層及び非感光性の親水性コロイド層には無機又は有機の
硬膜剤がゼラチン等の親水性コロイドの架橋剤として添
加される。例えばクロム塩(クロム明礬、酢酸クロム
等)、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、グリオキザー
ル、グルタルアルデヒド等)、N−メチロール化合物
(ジメチロール尿素、メチロールジメチルヒダントイン
等)、ジオキサン誘導体(2,3−ジヒドロキシジオキ
サン等)、活性ビニル化合物(1,3,5−トリアクリ
ロイル−ヘキサヒドロ−s−トリアジン、ビス(ビニル
スルホニル)メチルエーテル、N,N′−メチレンビス
−〔β−(ビニルスルホニル)プロピオンアミド〕
等)、活性ハロゲン化合物(2,4−ジクロロ−6−ヒ
ドロキシ−s−トリアジン等)、ムコハロゲン酸類(ム
コクロル酸、フェノキシムコクロル酸等)イソオキサゾ
ール類、ジアルデヒド澱粉、2−クロロ−6−ヒドロキ
シトリアジニル化ゼラチン、カルボキシル基活性化型硬
膜剤等を、単独又は組み合わせて用いることができる。
これらの硬膜剤はリサーチ・ディスクロージャー(Re
searchDisclosure)176巻1764
3(1978年12月発行)第26頁のA〜C項に記載
されている。
【0091】本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、
その他の種々の添加剤を用いることができる。例えば、
減感剤、可塑剤、滑り剤、現像促進剤、オイルなどが挙
げられる。
【0092】本発明においては、下記に記載された化合
物をハロゲン化銀写真感光材料の構成層中に含有させる
ことが好ましい。
【0093】(1)染料の固体分散微粒子体 特開平7−5629号公報(3)頁[0017]〜(1
6)頁[0042]記載の化合物 (2)酸基を有する化合物 特開昭62−237445号公報292(8)頁左下欄
11行目〜309(25)頁右下欄3行目記載の化合物 (3)酸性ポリマー 特開平6−186659号公報(10)頁[0036]
〜(17)頁[0062]記載の化合物 (4)増感色素 特開平5−224330号公報(3)頁[0017]〜
(13)頁[0040]記載の化合物 特開平6−194771号公報(11)頁[0042]
〜(22)頁[0094]記載の化合物 特開平6−242533号公報(2)頁[0015]〜
(8)頁[0034]記載の化合物 特開平6−337492号公報(3)頁[0012]〜
(34)頁[0056]記載の化合物 特開平6−337494号公報(4)頁[0013]〜
(14)頁[0039]記載の化合物 (5)強色増感剤 特開平6−347938号公報(3)頁[0011]〜
(16)頁[0066]記載の化合物 (6)ヒドラジン誘導体 特開平7−114126号公報(23)頁[0111]
〜(32)頁[0157]記載の化合物 (7)造核促進剤 特開平7−114126号公報(32)頁[0158]
〜(36)頁[0169]記載の化合物 (8)テトラゾリウム化合物 特開平6−208188号公報(8)頁[0059]〜
(10)頁[0067]記載の化合物 (9)ピリジニウム化合物 特開平7−110556号公報(5)頁[0028]〜
(29)頁[0068]記載の化合物 (10)レドックス化合物 特開平4−245243号公報235(7)頁〜250
(22)頁記載の化合物 (11)シンジオタクチックポリスチレン支持体 特開平3−54551号公報記載の支持体 前述の添加剤及びその他の公知の添加剤については、例
えばリサーチ・ディスクロージャーNo.17643
(1978年12月)、同No.18716(1979
年11月)及び同No.308119(1989年12
月)に記載された化合物が挙げられる。これら3つのリ
サーチ・ディスクロージャーに示されている化合物種類
と記載箇所を下記に掲載した。
【0094】 添加剤 RD−17643 RD−18716 RD−308119 頁 分類 頁 分類 頁 分類 化学増感剤 23 III 648右上 996 III 増感色素 23 IV 648〜649 996〜8 IV 減感色素 23 IV 998 B 染料 25〜26 VIII 649〜650 1003 VIII 現像促進剤 29 XXI 648右上 カブリ抑制剤・安定剤 24 IV 649右上 1006〜7 VI 増白剤 24 V 998 V 硬膜剤 26 X 651左 1004〜5 X 界面活性剤 26〜7 XI 650右 1005〜6 XI 帯電防止剤 27 XII 650右 1006〜7 XIII 可塑剤 27 XII 650右 1006 XII スベリ剤 27 XII マット剤 28 XVI 650右 1008〜9 XVI バインダー 26 XXII 1003〜4 IX 支持体 28 XVII 1009 XVII
【0095】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
詳述するが、本発明の実施様態はこれに限定されるもの
ではない。
【0096】実施例1 シンジオタクチックポリスチレン(SPS)の重合 特開平3−131843号公報に準じてシンジオタクチ
ックポリスチレンペレットを作製した。触媒の調整から
重合反応までは、全て乾燥アルゴン気流下で行った。内
容積500mlのガラス性容器に硫酸銅5水塩(CuS
4・5H2O)17.8g(71mmol)精製ベンゼ
ン200ml及びトリメチルアルミニウム24mlをい
れ、40℃で8時間撹拌して触媒の調整を行った。これ
をアルゴン気流下No.3ガラスフィルターで濾過し
て、濾液を凍結乾燥させた。これを取り出し、2lのス
テンレス製容器にいれ、この中にさらにトリブチルアル
ミニウム及びペンタシクロペンタジエチルチタンメトキ
シドを混合し90℃に加熱した。この中に、精製したス
チレンを1l入れ、さらに、精製したp−メチルスチレ
ン70mlを入れ、この温度中で8時間重合反応を続け
た。この後室温まで冷却し、1lの塩化メチレンを入
れ、さらに撹拌しながらナトリウムメチラートのメタノ
ール溶液を加えて触媒を失活させた。内容物を20lの
メタノール中に徐々に滴下して、更にガラスフィルター
で濾過して3回メタノールで洗浄した後、乾燥させた。
1,2,4−トリクロルベンゼンを溶媒として、135
℃で標準ポリスチレンで検量したGPCの測定の結果か
ら求めたこの重合体の重量平均分子量は415000で
あった。また、この重合体は、融点が245℃で、13
C−NMRの測定からシンジオタクチック構造を有する
ことを確認した。上記重合体を押出機でペレット化した
後に、130℃で乾燥させた。
【0097】シンジオタクチックポリスチレンフィルム
支持体(SPS支持体)の作成 押出機で330℃で前記重合例により得られたペレット
を溶融押出した。この溶融ポリマーをパイプを通じて押
し出しダイに押し出した。そしてダイスリットより冷却
したキャスティングドラムに静電印可させながら押し出
して冷却することにより膜厚1000μmのSPS支持
体の未延伸シートを得た。
【0098】上記未延伸シートを115℃で予熱した後
に縦方向に3.3倍延伸した。テンター内で100℃で
予熱したのち130℃で横方向に3.3倍延伸した。更
にやや横方向に緩和させながら225℃で熱固定し10
0μm厚のSPS支持体を得た。
【0099】導電層等の塗設 前記支持体に以下のごとく下引き層及び導電層を塗設し
てバック層を設けた。
【0100】支持体の両面に8W/(m2・min)の
コロナ放電処理を施し、該支持体の乳剤層側に下引塗布
液B−1を乾燥膜厚0.8μmになるように塗布して下
引層B−1を形成し、また支持体のバック層側に下記下
引塗布液B−2を乾燥膜厚0.8μmになるように塗布
して下引層B−2を形成した。
【0101】 〈下引塗布液B−1〉 ブチルアクリレート30重量%,t−ブチルアクリレート20重量%,スチレ ン25重量%,および2−ヒドロキシエチルアクリレート25重量%の共重合体 ラテックス液(固形分30%) 270g 化合物(UL−1) 0.6g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレン尿素) 0.8g 水で仕上げる 1000ml 〈下引塗布液B−2〉 ブチルアクリレート40重量%,スチレン20重量%及びグリシジルアクリレ ート40重量%の共重合体ラテックス液(固形分30%) 270g 化合物(UL−1) 0.6g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレン尿素) 0.8g 水で仕上げる 1000ml 更に、下引層B−2の上に8W/(m2・min)のコ
ロナ放電を施し、下記導電層用塗布液A〜Hを乾燥膜厚
0.8μmになるように塗布して導電層を形成した。
【0102】導電層用塗布液A〜Eに含有させた金属酸
化物の分散液は下記のとおりである。
【0103】〈酸化スズ溶液合成法〉塩化第二スズ水和
物65gを水/エタノール混合溶液2000mlに溶解
し均一溶液を得た。次いでこれを煮沸し共沈殿物を得
た。生成した沈殿物をデカンテーションにより取り出
し、蒸留水にて沈殿を何度も水洗する。沈殿を洗浄した
蒸留水中に硝酸銀を滴下し塩素イオンの反応がないこと
を確認後、蒸留水1000ml添加し全量を2000m
lとする。さらに30%アンモニア水を40cc加え、
水浴中で加温し、コロイド状ゲル分散液を得た。このコ
ロイド状ゲル分散液を分散液Aとする。
【0104】一方、この分散液からスプレードライ法に
より水分を除去し粉末を取り出し、粉末X線回析法で結
晶子サイズを測定した。尚、スプレードライの際、70
℃以上の熱はかけていない。結晶子サイズは2.3n
m、体積固有抵抗は2.1×105Ω・cmであった。
【0105】また、多木化学(株)製酸化スズゾルを分
散液Bとして、同様に結晶子サイズ及び体積固有抵抗を
測定した。それぞれ2.7nm、2.0×105Ω・c
mであった。
【0106】さらに石原産業(株)製アンチモンドープ
酸化スズSN−100P(測定値:結晶子サイズ4.9
nm,体積固有抵抗1.1×102Ω・cm)の粉末4
00gと水600gの混合液をpH7.0に調整し、撹
拌機及びサンドミルで分散液Cを調製した。
【0107】〈酸化スズ−酸化アンチモン複合物分散液
の合成法〉塩化第二スズ水和物230gと三酸化アンチ
モン23gをエタノール3000mlに溶解し均一溶液
を得た。
【0108】この溶液に1Nの水酸化ナトリウム水溶液
を、前記溶液のpHが3になるまで滴下し、コロイド状
酸化第二スズと酸化アンチモンの共沈殿を得た。得られ
た共沈殿を50℃に24時間放置し赤褐色のコロイド状
沈殿を遠心分離により分離した。蒸留水にて沈殿を何度
も水洗し、過剰イオンを除去した。過剰イオンを除去し
たコロイド状沈殿200gを水1500mlに再分散
し、800℃に加熱した焼成濾に噴霧し、平均粒径0.
2μmの粉末を得た。
【0109】この粉末の結晶子サイズは41.5nm、
体積固有抵抗1×102Ω・cmであった。この粉末4
00gと水600gの混合液をpH7.0に調整し、撹
拌機及びサンドミルで分散液Dを調製した。
【0110】さらに、石原産業(株)製酸化チタンFT
−2000(測定値:結晶子サイズ22.3nm、体積
固有抵抗1×102Ω・cm)の粉末400gと水60
0gの混合液をpH7.0に調整し撹拌機及びサンドミ
ルで分散液Eを調製した。
【0111】 導電層用塗布液A ゼラチン 10g ブチルアクリレート40重量%、ブチレン20重量%及びグリシジルアクリレ ート40重量%の共重合ラテックス液(固形分30%) 270g 化合物(UL−1) 0.6g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレン尿素) 0.8g 分散液A(金属酸化物粒子の分散液) 粒子200g相当量 水で仕上げる 1000ml 導電層用塗布液B 上記導電層用塗布液A中の分散液Aの代わりに前記分散
液Bを用いたほかは導電層用塗布液Aと同様にして導電
層用塗布液Bを調製した。
【0112】導電層用塗布液C 上記導電層用塗布液A中の分散液Aの代わりに前記分散
液Cを用いたほかは導電層用塗布液Aと同様にして導電
層用塗布液Cを調製した。
【0113】導電層用塗布液D 上記導電層用塗布液A中の分散液Aの代わりに前記分散
液Dを用いたほかは導電層用塗布液Aと同様にして導電
層用塗布液Dを調製した。
【0114】導電層用塗布液E 上記導電層用塗布液A中の分散液Aの代わりに前記分散
液Eを用いたほかは導電層用塗布液Aと同様にして導電
層用塗布液Eを調製した。
【0115】導電層用塗布液F 上記導電層用塗布液A中の分散液Aを含有させないほか
は導電層用塗布液Aと同様にして導電層用塗布液Fを調
製した。
【0116】 導電層用塗布液G 導電性ポリマーP−4 60g 化合物(UL−4)を成分とするラテックス液(固形分20%) 80g 硫酸アンモニウム 0.5g 硬化剤(UL−5) 12g ポリエチレングリコール(重量平均分子量600) 6g 水で仕上げる 1000ml 導電層用塗布液H 上記導電層用塗布液G中の導電性ポリマーP−4の代わ
りに導電性ポリマーP−5を用いたほかは導電層用塗布
液Gと同様にして導電層用塗布液Hを調製した。
【0117】 導電層用塗布液I 導電性ポリマーP−11 30g 水 10ml グリセリン 30ml メタノール 620ml アセトン 350ml
【0118】
【化5】
【0119】
【化6】
【0120】(ハロゲン化銀乳剤Aの調製)同時混合法
を用いて塩化銀70モル%、残りは臭化銀からなる平均
厚み0.05μm、平均直径0.15μmの塩臭化銀コ
ア粒子を調製した。コア粒子混合時にK3RuCl6を銀
1モルあたり8×10-8モル添加した。このコア粒子
に、同時混合法を用いてシェルを付けた。その際K2
rCl6を銀1モルあたり3×10-7モル添加した。得
られた乳剤は平均厚み0.10μm、平均直径0.25
μmのコア/シェル型単分散(変動係数10%)の(1
00)面を主平面として有する塩沃臭化銀(塩化銀90
モル%、沃臭化銀0.2モル%、残りは臭化銀からな
る)平板粒子の乳剤であった。ついで特開平2−280
139号に記載の変性ゼラチン(ゼラチン中のアミノ基
をフェニルカルバミルで置換したもので例えば特開平2
−280139号287(3)頁の例示化合物G−8)
を使い脱塩した。脱塩後のEAgは50℃で190mv
であった。
【0121】得られた乳剤に4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,3,3a7−テトラザインデンを銀1モルあた
り1×10-3モル添加し更に臭化カリウム及びクエン酸
を添加してpH5.6、EAg123mvに調整して、
塩化金酸を2×10-5モル添加した後に無機硫黄を3×
10-6モル添加して温度60℃で最高感度がでるまで化学
熟成を行った。熟成終了後4−ヒドロキシ−6−メチル
−1,3,3a7−テトラザインデンを銀1モルあたり
2×10-3モル、1−フェニル−5−メルカプトテトラ
ゾールを3×10-4モル及びゼラチンを添加した。
【0122】(ハロゲン化銀乳剤Bの調製)同時混合法
を用いて塩化銀60モル%、沃化銀2.5モル%、残り
は臭化銀からなる平均厚み0.05μm、平均直径0.
15μmの塩沃臭化銀コア粒子を調製した。コア粒子混
合時にK3Rh(H2O)Br5を銀1モルあたり2×1
-8モル添加した。このコア粒子に、同時混合法を用い
てシェルを付けた。その際K2IrCl6を銀1モルあた
り3×10-7モル添加した。得られた乳剤は平均厚み
0.10μm、平均直径0.42μmのコア/シェル型
単分散(変動係数10%)の塩沃臭化銀(塩化銀90モ
ル%、沃臭化銀0.5モル%、残りは臭化銀からなる)
平板粒子の乳剤であった。ついで特開平2−28013
9号に記載の変性ゼラチン(ゼラチン中のアミノ基をフ
ェニルカルバミルで置換したもので例えば特開平2−2
80139号287(3)頁の例示化合物G−8)を使
い脱塩した。脱塩後のEAgは50℃で180mvであ
った。
【0123】得られた乳剤に4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,3,3a7−テトラザインデンを銀1モルあた
り1×10-3モル添加し更に臭化カリウム及びクエン酸
を添加してpH5.6、EAg123mvに調整して、
塩化金酸を2×10-5モル添加した後にN,N,N′−
トリメチル−N′−ヘプタフルオロセレノ尿素を3×1
-5モル添加して温度60℃で最高感度がでるまで化学
熟成を行った。熟成終了後4−ヒドロキシ−6−メチル
−1,3,3a7−テトラザインデンを銀1モルあたり
2×10-3モル、1-フェニル-5−メルカプトテトラゾー
ルを3×10-4モル及びゼラチンを添加した。
【0124】(HeNeレーザー光源用印刷製版スキャ
ナー用ハロゲン化銀写真感光材料の調製)前記の支持体
の下塗層B−1上に、下記の処方1のゼラチン下塗層を
ゼラチン量が0.5g/m2になるように、その上に処
方2のハロゲン化銀乳剤層1を銀量1.5g/m2、ゼ
ラチン量が0.5g/m2になるように、さらにその上
層に中間保護層として下記処方3の塗布液をゼラチン量
が0.3g/m2になるように、さらにその上層に処方
4のハロゲン化銀乳剤層2を銀量1.4g/m2、ゼラ
チン量が0.4g/m2になるように、さらに下記処方
5の塗布液をゼラチン量が0.6g/m2になるよう同
時重層塗布した。また反対側の下塗層上には下記処方6
のバッキング層をゼラチン量が0.6g/m2になるよ
うに、その上に下記処方7の疎水性ポリマー層を、さら
にその上に下記処方8のバッキング保護層をゼラチン量
が0.4g/m2になるように乳剤層側と同時重層塗布
することで試料を得た。
【0125】 処方1(ゼラチン下塗層組成) ゼラチン 0.5g/m2 染料の固体分散微粒子(平均粒径0.1μm) 25mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 10mg/m2 S−1(ソジウム−イソ−アミル−n−デシルスルホサクシネート) 0.4mg/m2 処方2(ハロゲン化銀乳剤層1組成) ハロゲン化銀乳剤A 銀量1.5g/m2になるように 染料の固体分散微粒子(平均粒径0.1μm) 20mg/m2 シクロデキストリン(親水性ポリマー) 0.5g/m2 増感色素 5mg/m 増感色素
5mg/m2 ヒドラジン誘導体 20mg/m2 レドックス化合物 20mg/m2 化合物 100mg/m2 ラテックスポリマー 0.5g/m2 硬膜剤 5mg/m2 S−1 0.7mg/m2 2−メルカプト−6−ヒドロキシプリン 5mg/m2 EDTA 30mg/m2 コロイダルシリカ(平均粒径0.05μm) 10mg/m2 処方3(中間層組成) ゼラチン 0.3g/m2 S−1 2mg/m2 処方4(ハロゲン化銀乳剤層2組成) ハロゲン化銀乳剤B 銀量1.4g/m2になるように 増感色素 3mg/m2 増感色素 3mg/m2 ヒドラジン誘導体 20mg/m2 造核促進剤 40mg/m2 レドックス化合物 20mg/m2 2−メルカプト−6−ヒドロキシプリン 5mg/m2 EDTA 20mg/m2 ラテックスポリマー 0.5g/m2 S−1 1.7mg/m2 処方5(乳剤保護層組成) ゼラチン 0.6g/m2 染料の固体分散体(平均粒径0.1μm) 40mg/m2 S−1 12mg/m2 マット剤:平均粒径3.5μmの単分散シリカ 25mg/m 造核促進剤 40mg/m 1,3−ビニルスルホニル−2−プロパノール 40mg/m2 界面活性剤 1mg/m2 コロイダルシリカ(平均粒径0.05μm) 10mg/m2 硬膜剤 30mg/m2 処方6(バッキング層組成) ゼラチン 0.6g/m2 S−1 5mg/m2 ラテックスポリマー 0.3g/m2 コロイダルシリカ(平均粒径0.05μm) 70mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 20mg/m2 化合物 100mg/m2 処方7(疎水性ポリマー層組成) ラテックス(メチルメタクリレート:ブチルアクリレート:アクリル酸=45 :50:5) 1.0g/m2 フタル酸ジオクチル 50mg/m2 硬膜剤 6mg/m2 処方8(バッキング保護層) ゼラチン 0.4g/m2 マット剤:平均粒径5μmの単分散ポリメチルメタクリレート 50mg/m2 ソジウム−ジ−(2−エチルヘキシル)−スルホサクシネート 10mg/m2 界面活性剤 1mg/m2 染料 20mg/m2 H−(OCH2CH268−OH 50mg/m2 硬膜剤 20mg/m
【0126】
【化7】
【0127】
【化8】
【0128】
【化9】
【0129】
【化10】
【0130】
【化11】
【0131】
【化12】
【0132】以上の様に作成したハロゲン化銀写真感光
材料試料1〜11について以下に記載したような評価を
行った。その結果を表1に示す。
【0133】〈評価方法〉 《表面抵抗率》現像処理前及び処理後の試料を、23℃
20%RHの条件に24時間調湿した後、同条件下で川
口電気社製テラオームメーターVE−30を用い、印加
電圧100Vで導電性層を有する側のの表面抵抗率を測
定した。
【0134】《搬送性の評価》SG−747スキャナー
フィルム自動搬送機(大日本スクリーン(株)製)を用
いて、23℃、20%RHの環境下(24時間調湿後)
で自動搬送テストを行った。テストは500回行い、2
枚以上搬送された回数、又はフィルムが1枚も搬送され
なかった回数をそれぞれ測定した。
【0135】《ゴミ付着テスト》現像処理済み試料を2
3℃ 20RH%の環境に24時間調湿した後、同条件
下で乳剤側面をゴムローラーで数回こすり、タバコの灰
を近付けて、フィルムにくっつくかどうかを下記の評価
に従って調べた。
【0136】 ○ :1cmまで近づけても全く付着しない ○△:1〜4cmまで近づけると付着する △ :4〜10cmまで近づけると付着する × :10cm以上でも付着する なお、この評価結果が○△以上ならば実用上支障がな
い。
【0137】前記現像処理の条件は下記のとおりであ
る。
【0138】 各工程時間は次工程までのいわゆるワタリ搬送時間を含
み液中浸漬時間はワタリ搬送時間を含まない。
【0139】 〔現像液処方〕 (組成A) 純水(イオン交換水) 150ml エチレンジアミン四酸酸二ナトリウム塩 2g ジエチレングリコール 50g 亜硫酸カリウム(55%W/V水溶液) 100ml 炭酸カリウム 50g ハイドロキノン 15g 5−メチルベンゾトリアゾール 200mg 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 30mg 水酸化カリウム 使用液のpHを10.6にする量 臭化カリウム 4.5g (組成B) 純水(イオン交換水) 3ml ジエチレングリコール 50mg エチレンジアミン四酸酸二ナトリウム塩 25mg 酸酸(90%水溶液) 0.3ml 5−ニトロインダゾール 110mg 1−フェニル−3−ピラゾリドン 500mg 現像液の使用時に水500ml中に上記組成物A、組成物Bの順に溶かし、1 lに仕上げて用いた。
【0140】 〔定着液処方〕 (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72.5%W/V水溶液) 230ml 亜硫酸ナトリウム 9.5g 酸酸ナトリウム・3水塩 15.9g ほう酸 6.7g クエン酸ナトリウム・2水塩 2g 酸酸(90%W/V水溶液) 8.1ml (組成B) 純水(イオン交換水) 17ml 硫酸(50%W/V水溶液) 5.8g 硫酸アルミニウム (Al233算含量が8.1%W/Vの水溶液) 26.5g 定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの順に溶かし、1lに 仕上げて用いた。この定着液pHは約4.3であった。
【0141】
【表1】
【0142】表1の結果から明かなように、表面抵抗率
が本発明の場合、ゴミの付着もなく、フィルム搬送時の
トラブルも発生しにくいことがわかる。なかでも、結晶
子サイズが1nm〜5nmの金属酸化物粒子を導電性層
に用いた場合が、最も優れている。
【0143】
【発明の効果】本発明によれば、寸法安定性に優れたシ
ンジオタクチックポリスチレンフィルムを写真用支持体
として用いるにあたって、帯電防止性能及びフィルム搬
送性に優れたハロゲン化銀写真感光材料を提供すること
ができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンジオタクチックポリスチレンを主成
    分とする支持体の一方の面に少なくとも1層の感光性ハ
    ロゲン化銀乳剤層を有し、他方の面にバック層を有する
    ハロゲン化銀写真感光材料において、該写真感光材料の
    少なくとも片面に導電性を有する導電層を少なくとも1
    層有し、かつ該導電層を有する側の表面抵抗率(23
    ℃、20%RH)が1×1012Ω以下であることを特徴
    とするハロゲン化銀写真感光材料。
  2. 【請求項2】 前記導電層を有する側の現像処理後の表
    面抵抗率(23℃、20%RH)が1×1012Ω以下で
    あることを特徴とする請求項1記載のハロゲン化銀写真
    感光材料。
  3. 【請求項3】 前記導電層に結晶子サイズが1nm以上
    20nm以下の金属酸化物粒子を含有することを特徴と
    する請求項1又は2記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  4. 【請求項4】 前記導電層に結晶子サイズが1nm以上
    5nm以下の金属酸化物粒子を含有することを特徴とす
    る請求項1又は2記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  5. 【請求項5】 前記導電層に体積分率で5〜50%の金
    属酸化物粒子を含有することを特徴とする請求項1から
    4のいずれか1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  6. 【請求項6】 前記シンジオタクチックポリスチレンを
    主成分とする支持体の密度が1.03g/cm3以上で
    あることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に
    記載のハロゲン化銀写真感光材料。
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