JPH0993083A - 入力加重型トランスバーサルフィルタ - Google Patents

入力加重型トランスバーサルフィルタ

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JPH0993083A
JPH0993083A JP24976495A JP24976495A JPH0993083A JP H0993083 A JPH0993083 A JP H0993083A JP 24976495 A JP24976495 A JP 24976495A JP 24976495 A JP24976495 A JP 24976495A JP H0993083 A JPH0993083 A JP H0993083A
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signal
sampling
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JP24976495A
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Masaki Nishikawa
正樹 西川
Katsuhito Takahashi
勝仁 高橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路規模を縮小すると共に、消費電力を低減し
てIC化に適した構成とする。 【解決手段】標本化系列信号aは係数器55乃至57に与
え、標本化系列信号bは遅延素子68によってT/2だけ
遅延させた後係数器58乃至60に与える。これにより、加
算器と遅延素子とが交互に直列接続されたパイプライン
型加算回路90によって係数器55乃至60の出力の加算が可
能となる。レジスタ61乃至66は、フェーズ1においてタ
ップ係数A0 乃至A2 ,D0 乃至D2 を選択し、フェー
ズ2においてタップ係数B0 乃至B2 ,C0 乃至C2 を
選択する。これにより、全タップ係数が係数器に設定さ
れて、所望のトランスバーサルフィルタ出力が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の入力信号を
実時間でフィルタ演算して複数の出力信号を得る入力加
重型トランスバーサルフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル処理による波形等化器
としてトランスバーサルフィルタが用いられている。入
力加重型のトランスバーサルフィルタについては特開平
4一266210号公報等において開示されている。ト
ランスバーサルフィルタは、複数の単位遅延素子、タッ
プ係数器及び加算器によって構成されている。各タップ
係数器にタップ係数を設定し、遅延された入力信号と各
タップ係数とを乗算して加算する。入力信号の波形歪に
応じたタップ係数を求めることで、入力信号の波形等化
が可能である。また、多入力多出力に対応したトランス
バーサルフィルタも開発されている。
【0003】図3は4つの入力加重型トランスバーサル
フィルタをたすき掛けに接続して2入力2出力を可能に
した従来の入力加重型トランスバーサルフィルタを示す
ブロック図である。図3のフィルタは複数の入力信号を
実時間演算でディジタル処理して合成するものであり、
2つの系列信号に夫々対応したフィルタ係数を用いた畳
み込み演算を行い、演算結果を合成して2種類の出力を
得ている。なお、図3は各フィルタ係数のタップ数が3
の例である。
【0004】入力端子1を介して入力された入力系列信
号a={x(i)}は、トランスバーサルフィルタ(以
下、TFという)5a,5bに供給される。また、入力
端子2を介して入力された入力系列信号b={y
(i)}はTF5c,5dに供給される。入力系列信号
a,bは夫々TF5a,TF5cによってフィルタリン
グ処理され、これらの処理結果は加算器17によって加算
される。また、入力系列信号a,bは夫々TF5b,T
F5dによってもフィルタリング処理され、これらの処
理結果は加算器21によって加算される。加算器17,21の
出力は夫々出力確定素子18,22を介して出力端子19,23
から出力される。
【0005】次に、各TFのフィルタリング処理につい
て説明する。
【0006】入力端子1を介して入力された入力系列信
号aはTF5aの係数器6a乃至8aに供給される。係
数器としてはランダムロジックによる乗算器が用いられ
ることもあり、また、ROM(read only memory)又は
RAM(random access memory)等が用いられることも
ある。係数器6a乃至8aには夫々レジスタ9a乃至11
aからタップ係数A0 乃至A2 が供給されており、係数
器6a乃至8aは入力系列信号aとタップ係数との乗算
を行う。係数器6a乃至8aの乗算結果は夫々加算器12
a,13a又は遅延素子16aに供給される。
【0007】遅延素子16a、加算器13a、遅延素子15
a、加算器12a、遅延素子14aは順に直列接続されてお
り、遅延素子16a乃至14aは、サンプリング周波数と同
一周波数のクロックCKが与えられて、入力された信号
を単位時間Tだけ遅延させて次段の加算器に出力する。
これにより、係数器8aの出力が遅延されて係数器7a
の出力と加算され、この加算結果は遅延されて係数器6
aの出力と加算され、更に、この加算結果は遅延素子14
aによって遅延されて出力される。遅延素子14aの出力
がTF5aの出力として加算器17に供給される。
【0008】TF5c,5b,5dの構成はTF5aと
同様である。即ち、TF5cの係数器6c乃至8c、レ
ジスタ9c乃至11c、加算器12c,13c及び遅延素子14
c乃至16cの構成は、夫々係数器6a乃至8a、レジス
タ9a乃至11a、加算器12a,13a及び遅延素子14a乃
至16aと同様である。また、TF5bの係数器6b乃至
8b、レジスタ9b乃至11b、加算器12b,13b及び遅
延素子14b乃至16bの構成は、夫々係数器6a乃至8
a、レジスタ9a乃至11a、加算器12a,13a及び遅延
素子14a乃至16aと同様であり、TF5dの係数器6d
乃至8d、レジスタ9d乃至11d、加算器12d,13d及
び遅延素子14d乃至16dの構成は、夫々係数器6a乃至
8a、レジスタ9a乃至11a、加算器12a,13a及び遅
延素子14a乃至16aと同様である。
【0009】TF5cの処理はTF5aと同様である。
TF5cはレジスタ9c乃至11cによって夫々タップ係
数C0 乃至C2 が設定される。入力端子2を介して入力
された入力系列信号bは、係数器6c乃至8cによって
タップ係数C0 乃至C2 と乗算される。乗算結果は、加
算器12c,13c及び遅延素子14c乃至16cによって遅延
されながら加算され、遅延素子14cからTF5cの出力
として加算器17に出力される。
【0010】また、TF5b,5dの処理もTF5aと
同様であり、TF5bにおいてはタップ係数B0 乃至B
2 が用いられてフィルタリング処理が行われ、TF5d
においてはタップ係数D0 乃至D2 が用いられてフィル
タリング処理が行われる。TF5b,5dの出力は夫々
遅延素子14b,14dから加算器21に供給される。
【0011】加算器17はTF5a,5cの出力を加算
し、出力確定素子18を介して出力端子19に出力系列信号
e={u(i)}として出力する。また、加算器21はT
F5b,5dの出力を加算し、出力確定素子22を介して
出力端子23に出力系列信号f={v(i)}として出力
する。これらの出力系列信号e,fは夫々下記(1)
式,(2)式によって表される。
【0012】 このような2入力2出力のTFにおいて実行される演算
をタップ数をkとして一般式で表すと、下記(3)式,
(4)式に示すものとなる。
【0013】 上記(1),(2)式は、夫々上記(3),(4)式の
タップ数kを3とした場合の結果に等しい。図3の各T
F毎に係数器、レジスタ及び遅延素子をk個設け、加算
器を(k−1)個設けることにより、kタップの2入力
2出力TFを構成することができる。また、図3の対象
性に着目すれば、更に多入力多出力数のTFを構成する
ことができることは明らかである。
【0014】上記(3)式,(4)式で示される演算処
理は、広範囲な技術分野で用いられている。例えば、デ
ィジタル画像処理、ディジタル通信、ディジタル変復調
に対応するディジタルフィルタ及び等化器等において用
いられる。映像信号又は複素ディジタルデータ等を扱う
このような分野においては、高速且つ実時間に上記
(3)式,(4)式を実行する必要がある。このため、
図3に示す構成が考えられている。
【0015】しかしながら、例えば、2入力2出力のT
Fを3タップで構成した場合には、図3に示すように、
12個の遅延素子が必要であり、回路規模が大きく、集
積回路(IC)化に適していない。例えば、ディジタル
変復調の分野においては、トランスバーサルフィルタは
必須の構成要素であり、他の回路と同一のチップ上に実
装されるようになっており、回路規模を縮小する必要性
が高い。更に、図3の構成では、他にも、12個の係数
器、12個のレジスタ及び10個の加算器が必要であ
り、高コストとなる。
【0016】特に、近年この種のトランスバーサルフィ
ルタはタップ数が増大してきており、構成要素数の増加
によって集積度を高くすることはできず、また、発熱量
が大きくなってしまうという問題も発生している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の入力加重型トランスバーサルフィルタは、複数の
入力信号に対して実時間演算処理で出力系列信号を得る
ようになっているが、構成要素数が比較的多く回路規模
が大きくなると共に、IC化した場合には消費電力の増
加によって発熱量も増大してしまうという問題点があっ
た。
【0018】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、タップ数を低減することなく、回路規模を
縮小すると共に、消費電力を抑制して発熱量を低減する
ことができる入力加重型トランスバーサルフィルタを提
供することを目的とする。
【0019】また、本発明は、回路規模及び消費電力を
増大させることなく、タップ数を増加させることができ
る入力加重型トランスバーサルフィルタを提供すること
を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る入力加重型
トランスバーサルフィルタは、期間T毎に標本化された
m(mは2以上の整数)系統の入力標本化系列信号のう
ち少なくとも1系統の入力標本化系列信号をT/n(n
は2以上の整数)だけ遅延させる入力遅延手段と、この
入力遅延手段によって遅延された入力標本化系列信号と
遅延されていない入力標本化系列信号のm系統の入力標
本化系列信号が夫々入力されるm個の係数器群と、前記
m個の係数器群の各係数器群毎に前記m系統の入力標本
化系列信号に対応した係数を、前記期間Tの間にn種類
切換えて設定する係数設定手段と、前記各係数器群の各
係数器による前記標本化系列信号と前記係数との乗算結
果が前記各係数器群の全係数器から供給されて、パイプ
ライン型加算処理を行うことによりt系統の出力標本化
系列信号を得るパイプライン型加算手段とを具備したも
のである。
【0021】本発明において、m系統の入力標本化系列
信号のうちの少なくとも1つはT/nだけ遅延されて係
数器群の各係数器に与えられる。係数設定手段は期間T
にn回係数を切換える。これにより、各入力標本化系列
信号に対応した係数が時分割で設定されて、係数と入力
標本化系列信号との乗算が行われる。全係数器からの乗
算結果はパイプライン型加算手段に供給され、複数の係
数器群の出力に対してパイプライン型加算手段が共用化
される。パイプライン型加算手段によって、各係数器の
乗算結果はパイプライン型加算処理されて出力標本化系
列信号が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
入力加重型トランスバーサルフィルタの一実施の形態を
示すブロック図である。
【0023】本実施の形態は入力系列数m及び出力系列
数tがいずれも2で、タップ数が各入力系列数mに対し
て夫々3個で、タップ係数の時分割多重度nが2である
例を示している。
【0024】入力端子51には、期間T毎に標本化された
標本化系列信号a={x(i)}が入力される。この標
本化系列信号aは、係数器55乃至57に与えられる。一
方、入力端子52には、期間T毎に標本化された標本化系
列信号b={y(i)}が入力される。この標本化系列
信号bは、遅延素子68を介して係数器58乃至60に入力さ
れる。
【0025】遅延素子68は周期がT/2のクロックCK
2によって動作して、入力された信号をT/2だけ遅延
させて出力する。本実施の形態においては、周期Tの第
1のクロックCKに対して周波数がそのn倍(nは2以
上の整数)の第2のクロックCK2(図1ではn=2)
を採用する。クロックCK2によってクロックCKの1
周期をn等分し、等分した各区間を夫々フェーズ1,フ
ェーズ2,…とする。なお、図1ではクロックCKの1
周期はフェーズ1とフェーズ2とに等分される。
【0026】係数器55乃至57には夫々レジスタ61乃至63
によってタップ係数が設定される。レジスタ61乃至63は
夫々タップ係数A0 ,B0 、タップ係数A1 ,B1 又は
タップ係数A2 ,B2 を格納している。レジスタ61乃至
63は、周期がTのセレクト信号Sの“1”でタップ係数
A0 ,A1 ,A2 を選択し、セレクト信号Sの“0”で
タップ係数B0 ,B1 ,B2 を選択して出力するように
なっている。即ち、係数器55乃至57には期間Tの間に2
回タップ係数が設定されるようになっている。係数器55
乃至57は、設定されたタップ係数と標本化系列信号aと
の乗算を行い、乗算結果を出力するようになっている。
【0027】係数器58乃至60には夫々レジスタ64乃至66
からタップ係数が設定される。レジスタ64乃至66は夫々
タップ係数D0 ,C0 、タップ係数D1 ,C1 又はタッ
プ係数D2 ,C2 を格納している。レジスタ64乃至66
は、周期がTのセレクト信号Sの“1”でタップ係数D
0 ,D1 ,D2 を選択し、セレクト信号Sの“0”でタ
ップ係数C0 ,C1 ,C2 を選択して出力するようにな
っている。即ち、係数器58乃至60には期間Tの間に2回
タップ係数が設定されるようになっている。係数器58乃
至60は、設定されたタップ係数と標本化系列信号bとの
乗算を行い、乗算結果を出力するようになっている。
【0028】係数器55乃至57の出力は夫々加算器75,7
3,71に与えられ、係数器58乃至60の出力は夫々加算器7
6,74,72に与えられる。加算器71乃至76相互間には、
夫々遅延素子81乃至85が接続されている。加算器76の出
力は遅延素子86を介して出力されるようになっている。
遅延素子81乃至86はクロックCK2によって動作して入
力された信号をT/2だけ遅延させて出力するようにな
っている。
【0029】加算器71乃至76及び遅延素子81乃至86によ
って、パイプライン型加算回路90が構成される。パイプ
ライン型加算回路90は係数器55乃至60の出力の遅延信号
を加算して出力するようになっている。パイプライン型
加算回路90の出力は、出力確定素子93に与えられると共
に、遅延素子91を介して出力確定素子92に与えられ、更
に、出力端子96にも与えられる。遅延素子91はクロック
CK2によって動作して入力された信号をT/2だけ遅
延させて出力する。
【0030】出力確定素子92,93は周期がTのクロック
CKによって動作して、クロックCKの立上りタイミン
グで入力された信号を取込んで、出力端子94,95に夫々
出力系列信号e={u(i)},f={v(i)}とし
て出力するようになっている。出力端子96からはカスケ
ード出力系列信号r={z(i,j)}が出力される。
なお、jはフェーズの番号である。
【0031】パイプライン型加算回路90の加算器71には
カスケード入力端子53を介して期間T/2毎に標本化さ
れたカスケード入力系列信号d={w(i,j)}も入
力される。
【0032】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図2のタイミングチャートを参照して説明
する。図2(a)はクロックCK及びセレクト信号Sを
示し、図2(b)はクロックCK2を示し、図2(c)
は標本化系列信号aを示し、図2(d)はレジスタ61か
らのタップ係数gを示し、図2(e)は係数器55の出力
hを示し、図2(f)は標本化系列信号bを示し、図2
(g)遅延素子68の出力b′を示し、図2(h)はレジ
スタ64からのタップ係数pを示し、図2(i)は係数器
58の出力qを示し、図2(j)はカスケード入力系列信
号dを示し、図2(k)はパイプライン型加算回路90の
出力rを示し、図2(l)は出力系列信号eを示し、図
2(m)は出力系列信号fを示している。
【0033】図2(a),(b)に示すように、出力確
定遅延素子92,93で使用されるクロックCK及びセレク
ト信号Sは周期がTであり、クロックCK2は周期がT
/2である。
【0034】標本化系列信号aは周期Tでサンプリング
されており、入力端子51に入力されるデータ内容はクロ
ックCK及びセレクト信号Sの周期で変化し、図2
(c)に示すように、データx(i-2) ,x(i-1) ,x
(i) ,x(i+1) ,…となる。これに対し、図2(d),
(h)に示すように、係数器55乃至60に入力されるタッ
プ係数はT/2周期で切換えられるので、フェーズ1と
フェーズ2とで各係数器55乃至60の出力は変化する。な
お、図1においては、フェーズ1において選択されるタ
ップ係数は図の上側に示し、フェーズ2において選択さ
れるタップ係数は図の下側に示している。
【0035】例えば、係数器55の出力hは、図2(e)
に示すように、フェーズ1とフェーズ2とで、A0 ・x
(i-2) ,B0 ・x(i-2) ,A0 ・x(i-1) ,B0 ・x(i
-1),A0 ・x(i) ,B0 ・x(i) ,A0 ・x(i+1) ,
B0 ・x(i+1) ,…となる。また、同様に、係数器56の
出力はA1 ・x(i-2) ,B1 ・x(i-2) ,A1 ・x(i-
1) ,B1 ・x(i-1) ,A1 ・x(i) ,B1 ・x(i) ,
A1 ・x(i+1) ,B1 ・x(i+1),…となり、係数器57
の出力はA2 ・x(i-2) ,B2 ・x(i-2) ,A2・x(i-
1) ,B2 ・x(i-1) ,A2 ・x(i) ,B2 ・x(i) ,
A2 ・x(i+1) ,B2 ・x(i+1),…となる。
【0036】一方、図2(f)に示す標本化系列信号b
は、遅延時間がT/2の遅延素子68によって遅延され
て、フェーズ2の先頭タイミングで内容が変化し、図2
(g)の信号系列b′に示すように、データy(i-2) ,
y(i-1) ,y(i) ,y(i+1) ,…となる。一方、レジス
タ64乃至66はセレクト信号Sの“1”でタップ係数D0
乃至D2 を選択し、“0”でタップ係数C0 乃至C2 を
選択するので、係数器58の出力qは、図2(i)に示す
ように、フェーズ1とフェーズ2とで、D0 ・y(i-3)
,C0 ・y(i-2) ,D0 ・y(i-2) ,C0 ・y(i-1)
,D0 ・y(i-1) ,C0 ・y(i) ,D0 ・y(i) ,C0
・y(i+1) ,…となる。また、係数器59の出力はD1
・y(i-3) ,C1 ・y(i-2) ,D1 ・y(i-2) ,C1 ・
y(i-1) ,D1・y(i-1) ,C1 ・y(i) ,D1 ・y(i)
,C1 ・y(i+1) ,…となり、係数器60の出力はD2
・y(i-3) ,C2 ・y(i-2) ,D2 ・y(i-2) ,C2 ・
y(i-1),D2 ・y(i-1) ,C2 ・y(i) ,D2 ・y(i)
,C2 ・y(i+1) ,…となる。
【0037】図2(e)と図2(i)との比較から明ら
かなように、標本化系列信号aの演算を行う係数器55乃
至57の出力に対して、標本化系列信号bの演算を行う係
数器58乃至60からは(T/2)だけ遅延した周期(T/
2)の系列の出力が得られる。
【0038】また、カスケード入力系列信号dは周期T
/2でサンプリングされているので、クロックCK2の
周期でデータ内容が変化し、図2(j)に示すように、
フェーズ1とフェーズ2とで、データw(i-2,1) ,w(i
-2,2) ,w(i-1,1) ,w(i-1,2) ,w(i,1) ,w(i,2)
,w(i+1,1) ,w(i+1,2) ,…となる。このカスケー
ド入力系列信号dはパイプライン型加算回路90内の加算
器71に供給される。
【0039】パイプライン型加算回路90の加算器71には
カスケード入力系列信号d及び係数器57の出力が与えら
れ、加算器72乃至76には夫々係数器60,56,59,55,58
の出力が与えられる。加算器71乃至75の出力は夫々遅延
素子81乃至85によってT/2だけ遅延されて加算器72乃
至76に与えられる。
【0040】いま、入力端子51を介して標本化系列信号
x(i-2) が入力される期間K-2であるものとする。この
期間K-2のフェーズ1においてクロックCK2が“1”
になると、図2(j)に示すカスケード入力系列信号w
(i-2,1) がカスケード入力端子53を介して加算器71に供
給される。セレクト信号Sが“1”であるので、レジス
タ63はタップ係数A2 を選択して係数器57に与え、係数
器57からはA2 ・x(i-2) が加算器71に供給される。加
算器71はカスケード入力系列信号dと係数器57の出力と
を加算して遅延素子81を介して加算器72に出力する。
【0041】遅延素子81は加算器71の出力をT/2期間
だけ遅延させて加算器72に出力する。即ち、加算器72は
期間K-2のフェーズ2において加算器71の出力と係数器
60の新たな出力とを加算する。このタイミングでは、セ
レクト信号Sは“0”であって、レジスタ66はタップ係
数C2 を選択しており、また、標本化系列信号bは遅延
素子68によってT/2期間だけ遅延されているので、係
数器60の出力はC2 ・y(i-2) となる。
【0042】こうして、期間K-2のフェーズ2において
は、加算器72の出力はw(i-2,1) +A2 ・x(i-2) +C
2 ・y(i-2) となる。加算器72の出力は遅延素子82によ
ってT/2期間だけ遅延されて加算器73に与えられ、次
の期間K-1のフェーズ1において係数器56の出力と加算
される。この期間K-1のフェーズ1においては、係数器
56には入力端子51を介して標本化系列信号x(i-1) が入
力されており、セレクト信号Sは“1”であるので、係
数器56の出力はA1 ・x(i-1) となる。こうして、この
期間における加算器73の出力は、w(i-2,1) +A2 ・x
(i-2) +C2 ・y(i-2) +A1 ・x(i-1) となる。
【0043】以後同様にして、加算器73乃至76によって
順次加算が行われて、期間K0 のフェーズ2において、
加算器76の出力はw(i-2,1) +A2 ・x(i-2) +C2 ・
y(i-2) +A1 ・x(i-1) +C1 ・y(i-1) +A0 ・x
(i) +C0 ・y(i) となる。係数順に整理すると、加算
器76の出力は下記(5)式に示すものとなる。
【0044】 w(i-2,1) +A0 ・x(i) +A1 ・x(i-1) +A2 ・x(i-2) +C0 ・y(i) +C1 ・y(i-1) +C2 ・y(i-2) …(5) この出力は遅延素子86によってT/2だけ遅延され、図
2(k)に示すように、期間K1 のフェーズ1において
出力rとしてパイプライン型加算回路90から出力され
る。即ち、パイプライン型加算回路90の加算器71の入力
時間を基準とすると、遅延時間6・T/2の後にパイプ
ライン型加算回路90から標本化系列信号a,bに対応し
た出力が出力される。
【0045】パイプライン型加算回路90の出力rは、カ
スケード接続した場合に同様の構成のカスケード入力端
子に供給されるカスケード出力系列信号r={z(i,
j)}として出力端子96に供給される。また、出力rは
期間K1 のフェーズ1において出力確定素子93に供給さ
れると共に、遅延素子91によってT/2だけ遅延されて
期間K1 のフェーズ2において出力確定素子92に出力さ
れる。
【0046】出力確定素子92,93は各期間のフェーズ2
において入力されたデータを次の期間のクロックCKの
立上りタイミングで取り込んで出力する。即ち、上記
(5)式に示す出力rは、期間K1 のフェーズ2におい
て取り込まれた出力確定素子92からのみ出力される。つ
まり、(5)式の出力rは期間K2 において出力端子94
から出力系列信号e={u(i+2)}として出力され
る。
【0047】一方、期間K-2のフェーズ2においてクロ
ックCK2が“1”になると、図2(j)に示すカスケ
ード入力系列信号w(i-2,2) がカスケード入力端子53を
介して加算器71に供給される。このタイミングではセレ
クト信号Sが“0”であるので、レジスタ63はタップ係
数B2 を選択して係数器57に与え、係数器57からはB2
・x(i-2) が加算器71に供給される。加算器71はカスケ
ード入力系列信号dと係数器57の出力とを加算して遅延
素子81を介して加算器72に出力する。
【0048】遅延素子81は加算器71の出力をT/2期間
だけ遅延させて加算器72に出力する。即ち、加算器72は
期間K-1のフェーズ1において加算器71の出力と係数器
60の出力とを加算する。このタイミングでは、セレクト
信号Sは“1”であって、レジスタ66はタップ係数D2
を選択しており、また、標本化系列信号bは遅延素子68
によってT/2期間だけ遅延されているので、係数器60
の出力はD2 ・y(i-2) となる。
【0049】こうして、期間K-1のフェーズ1において
は、加算器72の出力はw(i-2,2) +B2 ・x(i-2) +D
2 ・y(i-2) となる。加算器72の出力は遅延素子82によ
ってT/2期間だけ遅延されて加算器73に与えられ、次
の期間K-1のフェーズ2において係数器56の出力と加算
される。この期間K-1のフェーズ2においては、係数器
56には入力端子51を介して標本化系列信号x(i-1) が入
力されており、セレクト信号Sは“0”であるので、係
数器56の出力はB1 ・x(i-1) となる。こうして、この
期間における加算器73の出力は、w(i-2,2) +B2 ・x
(i-2) +D2 ・y(i-2) +B1 ・x(i-1) となる。
【0050】以後同様にして、加算器73乃至76によって
順次加算が行われて、期間K1 のフェーズ1において、
加算器76の出力はw(i-2,2) +B2 ・x(i-2) +D2 ・
y(i-2) +B1 ・x(i-1) +D1 ・y(i-1) +B0 ・x
(i) +D0 ・y(i) となる。係数順に整理すると、加算
器76の出力は下記(6)式に示すものとなる。
【0051】 w(i-2,2) +B0 ・x(i) +B1 ・x(i-1) +B2 ・x(i-2) +D0 ・y(i) +D1 ・y(i-1) +D2 ・y(i-2) …(6) この出力は遅延素子86によってT/2だけ遅延され、図
2(k)に示すように、期間K1 のフェーズ2において
出力rとしてパイプライン型加算回路90から出力され
る。パイプライン型加算回路90の出力rは、期間K1 の
フェーズ2において出力確定素子93に供給されると共
に、遅延素子91によってT/2だけ遅延されて期間K2
のフェーズ1において出力確定素子92に出力される。従
って、この場合には、フェーズ2において取り込みが行
われる出力確定素子93からのみ上記(6)式に示す出力
が出力系列信号f={v(i+2)}として出力され
る。
【0052】上記(5)式,(6)式は、期間K2 、即
ち、入力端子51に標本化系列信号a=x(i+2) が入力さ
れるタイミングにおける出力系列信号e,fを示してい
る。従って、例えば、入力される標本化系列信号aがx
(i) である期間K1 における出力系列信号e,fは夫々
下記(7)式及び(8)式によって示される。
【0053】 u(i)=w(i-4,1) +A0 ・x(i-2) +A1 ・x(i-3) +A2 ・x(i-4) +C0 ・y(i-2) +C1 ・y(i-3) +C2 ・y(i-4) …(7) v(i)=w(i-4,2) +B0 ・x(i-2) +B1 ・x(i-3) +B2 ・x(i-4) +D0 ・y(i-2) +D1 ・y(i-3) +D2 ・y(i-4) …(8) 出力端子96からは期間K-1 のフェーズ1,フェーズ2
において、上記(7)式,(8)式と同一のカスケード
出力系列信号rが出力される。カスケード入力端子53に
は、本実施の形態と同様の構成のトランスバーサルフィ
ルタにおけるカスケード出力端子から周期T/2のカス
ケード出力系列信号が供給される。カスケード接続され
ていない場合には、カスケード入力端子53の入力は0で
ある。この場合に、上記(7)式,(8)式をまとめる
と、夫々下記(9)式,(10)式が得られる。
【0054】 これらの(9)式,(10)式は夫々上記(3)式,
(4)式に一致する。即ち、入力から4(=K−1+
2)T後には、出力端子92に所望のトランスバーサルフ
ィルタ出力が得られることが分かる。
【0055】このように、本実施の形態においては、2
つの入力信号系列で用いるパイプライン型加算回路を共
用化する。即ち、本実施の形態においては、標本化系列
信号bを標本化系列信号aに対して期間T/2だけ遅延
させることにより、パイプライン型加算回路の標本化系
列信号a用の加算回路と標本化系列信号b用の加算回路
の加算タイミング同士を期間T/2だけずらし、加算器
と遅延素子とが交互に直列接続されたパイプライン型加
算回路によって2つの入力信号系列に対するパイプライ
ン型加算処理を同時に行うことを可能にする。これによ
り、加算器及び遅延素子の数を低減して回路規模を縮小
することができる。例えば、2入力2出力では、図1に
示すように、加算器は6個で、遅延素子は8個で、係数
器は6個あればよく、図3の従来例よりも著しく少ない
部品点数で構成可能である。なお、係数レジスタは切り
替え機能が必要であるが、この切り替えのための回路増
は僅かであり、全体の回路規模を十分削減することがで
きる。また、消費電力及び発熱量を抑制することがで
き、IC化に適した構成にすることができる。なお、回
路規模を増大させることなく、タップ数を増やすことも
可能である。
【0056】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、種々の変形が考えられる。例えば、上
記実施の形態においては、タップ数が3である例を説明
したが、4以上でもよい。なお、IC化する場合にはタ
ップ数はある程度制限されるが、ICを追加してカスケ
ード接続することにより、膨大なタップ数が必要な場合
にも対応することができる。また、同様に、入力される
標本化系列信号数m及び出力系列信号数tを3以上にす
ることもできる。この場合、加算器相互間に必ず遅延素
子を設ける構成にする場合には、m,t≦nとすること
が望ましい。
【0057】また、入力端子52を介して入力された信号
を遅延素子68を介することなく直接係数器58乃至60に供
給するバイパス手段を設けることにより、入力端子51,
52に同一の標本化系列信号を入力させて、1入力のトラ
ンスバーサルフィルタを構成できるようにすることも可
能である。同様に、複数の入力端子に接続された遅延素
子をバイパスするバイパス手段を設け、入力系列信号数
に応じてバイパスするか否かを決定することにより、所
望の入力系列信号数に対応することができる。従って、
入力系列信号数毎にIC化する必要はなく、1つのIC
で複数の入力系列信号数に対応させることができる。
【0058】また、本発明においては、カスケード入力
系列信号は必要であるものではなく、カスケード入力系
列信号が0である場合には回路を更に簡単に構成するこ
とができることは明らかである。
【0059】このように、入力系列信号数に応じてタッ
プ係数の選択順序及び遅延量を適宜設定することによ
り、本発明を実施可能であり、実施の形態の対象性に着
目すれば、同様にして種々のトランスバーサルフィルタ
を実現することができることは明らかである。
【0060】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れることなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々様々に
変形実施可能であることは勿論である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、タ
ップ数を低減することなく、回路規模を縮小すると共
に、消費電力を抑制して発熱量を低減することができ、
また、回路規模及び消費電力を増大させることなく、タ
ップ数を増加させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る入力加重型トランスバーサルフィ
ルタの一実施の形態を示すブロック図。
【図2】実施の形態の動作を説明するためのタイミング
チャート。
【図3】従来の入力加重型トランスバーサルフィルタを
示すブロック図。
【符号の説明】
55乃至60…係数器、61乃至66…レジスタ、71乃至76…加
算器、81乃至86,91…遅延素子、90…パイプライン型加
算回路、92,93…出力確定素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 期間T毎に標本化されたm(mは2以上
    の整数)系統の入力標本化系列信号のうち少なくとも1
    系統の入力標本化系列信号をT/n(nは2以上の整
    数)だけ遅延させる入力遅延手段と、 この入力遅延手段によって遅延された入力標本化系列信
    号と遅延されていない入力標本化系列信号のm系統の入
    力標本化系列信号が夫々入力されるm個の係数器群と、 前記m個の係数器群の各係数器群毎に前記m系統の入力
    標本化系列信号に対応した係数を、前記期間Tの間にn
    種類切換えて設定する係数設定手段と、 前記各係数器群の各係数器による前記標本化系列信号と
    前記係数との乗算結果が前記各係数器群の全係数器から
    供給されて、パイプライン型加算処理を行うことにより
    t系統の出力標本化系列信号を得るパイプライン型加算
    手段とを具備したことを特徴とする入力加重型トランス
    バーサルフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記パイプライン型加算手段は、加算手
    段及び遅延手段の直列接続によって構成され前記係数器
    からの乗算結果が前記加算手段に供給されることを特徴
    とする請求項1に記載の入力加重型トランスバーサルフ
    ィルタ。
  3. 【請求項3】 前記加算手段は、前記係数器の乗算結果
    が入力される直列接続された複数の加算器を具備し、 前記遅延手段は、前記複数の加算器相互間に設けられて
    (T/n)の遅延時間を有することを特徴とする請求項
    2に記載の入力加重型トランスバーサルフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記パイプライン型加算手段は、パイプ
    ライン型加算処理結果を(T/n)を単位とする複数種
    類の遅延時間を有する出力遅延手段を介して取り出すこ
    とにより前記t系統の出力標本化系列信号を得る出力手
    段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の入力加
    重型トランスバーサルフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記複数の標本化系列信号を単一の標本
    化系列信号とすると共に前記m個の係数器群に与える入
    力標本化系列信号の時間軸を一致させる切換手段を具備
    したことを特徴とする請求項1に記載の入力加重型トラ
    ンスバーサルフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記パイプライン型加算手段は、周期が
    (T/n)のカスケード入力標本化系列信号を入力する
    入力手段と、 周期が(T/n)のカスケード出力標本化系列信号を出
    力する出力手段とを具備したこと特徴とする請求項1に
    記載の入力加重型トランスバーサルフィルタ。
  7. 【請求項7】 前記m,t,nは、m,t≦nであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の入力加重型トランスバ
    ーサルフィルタ。
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