JPH10142109A - 車両検査装置 - Google Patents

車両検査装置

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JPH10142109A
JPH10142109A JP8295576A JP29557696A JPH10142109A JP H10142109 A JPH10142109 A JP H10142109A JP 8295576 A JP8295576 A JP 8295576A JP 29557696 A JP29557696 A JP 29557696A JP H10142109 A JPH10142109 A JP H10142109A
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JP
Japan
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test
roller
speed
rollers
brake test
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JP8295576A
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English (en)
Inventor
Takashi Shirai
隆 白井
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両検査装置に要するクラッチの数を少なく
し、さらに、車両検査装置を小型化する。 【解決手段】 左右一対のブレーキテスト用ローラ13お
よびスピードテスト用ローラ14と、両ブレーキテスト用
ローラ13を一方向へ強制回転させる左右一対のモータ20
と、ローラ軸17がブレーキテスト用ローラ13に対して一
方向へ回転した際にローラ軸17とブレーキテスト用ロー
ラ13とを接続する左右一対の自由回転クラッチ23と、両
スピードテスト用ローラ14間を接続分離自在に連結する
電磁クラッチ27とが備えられており、両自由回転クラッ
チ23は両ブレーキテスト用ローラ13に内蔵されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のブレーキテ
ストとスピードテストとを行う車両検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両検査装置としては例
えば特公昭50−31681号公報に示されるものがあ
る。すなわち、スピード兼ブレーキ測定用の左右一組の
ローラが前後に相対向して設けられている。これら各ロ
ーラは左右一対の回転駆動装置により回転駆動される。
これら両回転駆動装置は、各ローラごとに設けられたチ
ェンスプロケットと、モータと、上記チェンスプロケッ
トとモータとに巻回されたチェンとにより構成されてい
る。
【0003】このうち、前部の左右一対の両ローラ間は
分離されており、後部の左右一対の両ローラ間はセンタ
ーのクラッチにより接続分離自在に連結されている。ま
た、各ローラと回転駆動装置とはそれぞれ、サイドのク
ラッチにより接続分離自在に連結されている。
【0004】これによると、スピードテストを行う場合
は、センターのクラッチを介して後部の両ローラ間を接
続し、さらに、各サイドのクラッチを介してスピード兼
ブレーキ測定用の各ローラを回転駆動装置から分離し、
これらローラを全て遊転可能な状態にする。
【0005】また、ブレーキテストを行う場合は、セン
ターのクラッチを介して後部の両ローラ間を分離し、さ
らに、各サイドのクラッチを介してスピード兼ブレーキ
測定用の各ローラを回転駆動装置に接続し、これらロー
ラを回転駆動装置により回転駆動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、スピード兼ブレーキ測定用の各々のロー
ラ(4個のローラ)ごとに、回転駆動装置と接続分離す
るためのサイドのクラッチ(4個のサイドのクラッチ)
が必要であり、コストが高くなるといった問題があっ
た。
【0007】また、各々のローラと回転駆動装置とを接
続分離するためのサイドのクラッチは各ローラの外側方
に設けられているため、各ローラの外側方にクラッチ取
付用のスペースを確保する必要があり、これにより車両
検査装置が大型化してしまうといった問題が生じた。
【0008】そこで本発明は、従来よりもクラッチの数
を少なくでき、さらに、車両検査装置を小型化すること
を目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、左右一
対のブレーキテスト用ローラと、左右一対のスピードテ
スト用ローラと、上記両ブレーキテスト用ローラを一方
向へ強制回転させる左右一対の回転駆動装置と、上記回
転駆動装置から上記ブレーキテスト用ローラへの駆動力
伝達経路の途中を接続分離自在に連結する左右一対のブ
レーキテスト用クラッチと、上記両スピードテスト用ロ
ーラ間を接続分離自在に連結するスピードテスト用クラ
ッチと、ブレーキテストの際、上記回転駆動装置に作用
する上記ブレーキテスト用ローラの回転方向とは逆方向
の力を検出するブレーキテスト用検出装置と、スピード
テストの際、上記スピードテスト用ローラの回転速度を
検出するスピードテスト用検出装置とが備えられている
ことを特徴としたものである。
【0010】これによると、ブレーキテストを実施する
場合は、ブレーキテスト用クラッチを介して回転駆動装
置からブレーキテスト用ローラへの駆動力伝達経路を接
続し、さらに、スピードテスト用クラッチを介して両ス
ピードテスト用ローラ間を分離しておく。そして、車輪
をブレーキテスト用ローラとスピードテスト用ローラと
の上に乗せ、その後、回転駆動装置で両ブレーキテスト
用ローラを一方向へ強制回転させる。これにより、車輪
が回転すると共に両スピードテスト用ローラが遊転す
る。そして、車両のブレーキを作動させ、この時に、回
転駆動装置に作用するブレーキテスト用ローラの回転方
向とは逆方向の力をブレーキテスト用検出装置で検出
し、この検出値に基づいてブレーキ力が求められ、ブレ
ーキテストの合否が判断される。
【0011】また、スピードテストを実施する場合は、
ブレーキテスト用クラッチを介して回転駆動装置からブ
レーキテスト用ローラへの駆動力伝達経路の途中を分離
し、さらに、スピードテスト用クラッチを介して両スピ
ードテスト用ローラ間を接続しておく。そして、車輪を
回転駆動させることにより、両ブレーキテスト用ローラ
と両スピードテスト用ローラとが共に遊転する。この
際、スピードテスト用ローラの回転速度をスピードテス
ト用検出装置で検出し、この検出値から求められる速度
値と車両の速度計が示す速度値とを比較して、スピード
テストの合否が判断される。
【0012】このように、左右一対のブレーキテスト用
クラッチと、上記両スピードテスト用ローラ間を接続分
離自在に連結するスピードテスト用クラッチとで、ブレ
ーキテストとスピードテストとを行えるため、従来に比
べて必要なクラッチの数を減らすことができる。
【0013】請求項2記載の発明は、ブレーキテスト用
クラッチとして、ブレーキテスト用ローラに挿通された
ローラ軸がブレーキテスト用ローラに対して一方向へ回
転した際に上記ローラ軸とブレーキテスト用ローラとを
接続する自由回転クラッチが用いられ、これら自由回転
クラッチは、上記両ブレーキテスト用ローラの内部に設
けられていることを特徴としたものである。
【0014】これによると、自由回転クラッチを両ブレ
ーキテスト用ローラの内部にそれぞれ設けたため、ブレ
ーキテスト用ローラの外側方にクラッチを設けるための
スペースを確保する必要はなく、したがって、車両検査
装置を小型化することができる。
【0015】請求項3記載の発明は、スピードテスト用
クラッチとして、電磁クラッチが用いられていることを
特徴としたものである。請求項4記載の発明は、回転駆
動装置として、両ブレーキテスト用ローラに挿通された
ローラ軸に連結されたモータが用いられていることを特
徴としたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図5に示すように、1は車両検査
を行う検査室であり、車両入口部2と車両出口部3とが
形成されている。上記検査室1の内部には、車両4に対
してブレーキテストとスピードテストとサイドスリップ
テストとを行う駆動系を対象とした車両検査装置5と、
車両4を昇降させる左右一対のリフト装置6と、車両4
の排出ガスを採取して検査する排出ガステスト装置7
と、車両4のヘッドライトの照射方向や光度を測定する
ヘッドライトテスト装置8と、車両4の下廻りを洗浄す
る洗浄ノズル9とが設けられている。
【0017】図1〜図3に示すように、上記車両検査装
置5は床面11に形成されたピット12の内部に設置さ
れている。上記車両検査装置5は、前部に位置する左右
一対のブレーキテスト用ローラ13と、後部に位置する
左右一対のスピードテスト用ローラ14と、これら両ロ
ーラ13,14間に位置する左右一対のサイドスリップ
テスト用ローラ15とを備えている。
【0018】すなわち、上記両ブレーキテスト用ローラ
13はそれぞれ、左右方向のローラ軸17を介して、左
右一対のサイドフレーム18,19の前部間に回転自在
に支持され、減速機付きモータ20(回転駆動装置の一
例)により回転軸心21を中心にして一方向Aへ強制回
転される。上記ローラ軸17は、ブレーキテスト用ロー
ラ13に挿通され、軸受け22を介して回転自在に両サ
イドフレーム18,19間に設けられている。上記減速
機付きモータ20はローラ軸17の外端部に連結されて
いる。
【0019】尚、上記両ブレーキテスト用ローラ13の
内部にはそれぞれ、上記減速機付きモータ20から上記
ブレーキテスト用ローラ13への駆動力伝達経路の途中
を接続分離自在に連結するブレーキテスト用クラッチの
一例として、自由回転クラッチ23が設けられている。
これら両自由回転クラッチ23は、各々のローラ軸17
とブレーキテスト用ローラ13とを周方向において接続
分離自在に連結するものであり、一方向Aにおいての
み、爪またはころ等により上記ローラ軸17とブレーキ
テスト用ローラ13とを連結する構成を有している。こ
れにより、上記ローラ軸17が減速機付きモータ20に
より一方向Aに強制回転した際、ブレーキテスト用ロー
ラ13は自由回転クラッチ23により自動的に接続され
てローラ軸17と共に一方向Aに回転する。また、ブレ
ーキテスト用ローラ13に一方向Aから外力が作用した
場合、ブレーキテスト用ローラ13とローラ軸17とが
自由回転クラッチ23を介して自動的に分離され、ロー
ラ軸17は停止した状態のままで、ブレーキテスト用ロ
ーラ13のみが一方向Aに遊転する。
【0020】また、上記スピードテスト用ローラ14は
それぞれ、左右方向のローラ軸25を介して、左右一対
のサイドフレーム18,19の後部間に、回転軸心26
を中心にして遊転自在に支持されている。左右両スピー
ドテスト用ローラ14の両ローラ軸25は、電磁クラッ
チ27(スピードテスト用クラッチの一例)により接続
分離自在に連結されている。
【0021】上記両サイドフレーム18,19は昇降自
在な前後一対の昇降フレーム28,29に立設されてい
る。上記両昇降フレーム28,29はそれぞれ、ガイド
装置59により案内されて、複数の昇降装置であるシリ
ンダ装置30により昇降される。これにより、両ブレー
キテスト用ローラ13と両スピードテスト用ローラ14
とが共に昇降する。尚、上記シリンダ装置30は、ピス
トンロッド31を出退させる昇降機能と、ピストンロッ
ド31の出退を自由な状態にする上下動許容機能とを、
切り換え可能に有している。
【0022】上記シリンダ装置30はそれぞれ支持部材
32に取付けられて支持されており、これら支持部材3
2は上記ピット12の底面に敷設されたベース材33に
取付けられて支持されている。尚、上記ガイド装置59
は、上記両昇降フレーム28,29に設けられたガイド
杆60と、上記支持部材32に設けられたガイド板61
とで構成されている。上記ガイド杆60はガイド板61
に形成されたガイド孔62に挿通されており、両昇降フ
レーム28,29の昇降と共に、ガイド杆60がガイド
孔62内を昇降することで、両昇降フレーム28,29
を昇降方向に案内する。
【0023】また、上記ブレーキテスト用ローラ13と
スピードテスト用ローラ14とはそれぞれ付勢部材であ
る複数の圧縮コイルスプリング34により上方へ付勢さ
れている。これら圧縮コイルスプリング34の下端は左
右両側の支持部材32の上面に設けられた下部ホルダー
35に嵌め込まれて固定され、上端は両昇降フレーム2
8,29の下面に設けられた上部ホルダー36に嵌め込
まれて固定されている。
【0024】図1,図3および図4に示すように、上記
両サイドスリップテスト用ローラ15はそれぞれ、左右
方向のローラ軸38を介して、左右一対の取付フレーム
39,40間に、回転軸心41を中心にして遊転自在に
支持されている。上記両取付フレーム39,40は左右
一対の移動体42に立設されている。上記両移動体42
はそれぞれ、固定フレーム44に取付けられた複数の支
持ローラ43で支持されるとともに、固定フレーム44
に取付けられた複数のガイドローラ45で案内されて、
上記回転軸心41の方向(左右方向)へ往復移動自在に
設けられている。これにより、両サイドスリップテスト
用ローラ15は移動体42と共に回転軸心41の方向
(左右方向)へスライド自在に構成される。尚、上記固
定フレーム44は支持部材32により支持されている。
【0025】図4に示すように、上記両移動体42間は
リンク機構46で連結されている。このリンク機構46
は、鉛直軸心を中心に回転自在な回転軸48の上端に取
付けられた揺動杆49と、この揺動杆49の一端と一方
の移動体42の内端との間に連結された一方の連結杆5
0aと、上記揺動杆49の他端と他方の移動体42の内
端との間に連結された他方の連結杆50bとで構成され
ている。上記回転軸48は固定フレーム44に取付けら
れている。また、上記固定フレーム44には、揺動杆4
9を図4の実線で示す所定の位置Pに戻して両サイドス
リップテスト用ローラ15をセンター位置(すなわちス
ライド量が0の位置)に復帰させるためのセンター出し
用シリンダ装置51が2台並列に設けられている。
【0026】尚、サイドスリップテストの際には、上記
サイドスリップテスト用ローラ15の回転軸心41の方
向(左右方向)へのスライド量はリニア型のポテンショ
メータ52で検出される。
【0027】また、スピードテストの際には、図1に示
すように、上記スピードテスト用ローラ14の回転数は
ロータリーエンコーダ53(スピードテスト用検出装置
の一例)で検出され、これによりスピードテスト用ロー
ラ14の回転速度が検出される。
【0028】さらに、ブレーキテストの際には、図6に
示すように、一方向Aに回転するブレーキテスト用ロー
ラ13に外部から制動力が作用した場合、この制動力に
応じて減速機付きモータ20全体をローラ軸17を中心
にして上記一方向Aとは逆方向へ相対的に回転させる力
Fが発生し、この力Fは図2に示したロードセル54
(ブレーキテスト用検出装置の一例)で検出される。
【0029】また、図2,図3に示すように、上記ピッ
ト12の上部はカバー55で覆われており、上記各ロー
ラ13,14,15の上部がカバー55の開口部63か
ら露出している。
【0030】以下、上記構成における作用を説明する。
図5に示すように、車両4を車両入口部2から検査室1
に進入させて、両前輪56を各ローラ13,14,15
上に乗せ、エンジンを停止させる。
【0031】ブレーキテストを実施する場合は、電磁ク
ラッチ27を介して両スピードテスト用ローラ14間を
分離しておく。そして、図6に示すように、先ず、各シ
リンダ装置30を作動させて両昇降フレーム28,29
を上昇させる。これにより、両ブレーキテスト用ローラ
13と両スピードテスト用ローラ14とはそれぞれ下限
レベルLから上限レベルHへ上昇し、前輪56がブレー
キテスト用ローラ13とスピードテスト用ローラ14と
で支持される。この際、前輪56はサイドスリップテス
ト用ローラ15の上方に離間する。
【0032】そして、両減速機付きモータ20を駆動す
ることにより、ローラ軸17が一方向Aへ回転し、自由
回転クラッチ23を介してローラ軸17とブレーキテス
ト用ローラ13とが自動的に接続されて、両ブレーキテ
スト用ローラ13が一方向Aへ強制回転する。これによ
り、前輪56が走行時と同様に回転し、さらに、両スピ
ードテスト用ローラ14が前輪56の回転により一方向
Aへ遊転する。
【0033】この状態で車両4のブレーキを作動させる
と、両ブレーキテスト用ローラ13に制動力が作用し、
この制動力に応じて両減速機付きモータ20全体をロー
ラ軸17を中心にして上記一方向Aとは逆方向へ相対的
に回転させる力Fが発生し、この力Fがロードセル54
で検出され、この検出値に基づいてブレーキ力が求めら
れ、ブレーキテストの合否が判断される。
【0034】また、スピードテストを実施する場合は、
減速機付きモータ20を停止して両ブレーキテスト用ロ
ーラ13の回転を停止し、そして、電磁クラッチ27を
介して両スピードテスト用ローラ14を接続する。その
後、車両4のエンジンを駆動させて前輪56を回転駆動
させることにより、両スピードテスト用ローラ14と両
ブレーキテスト用ローラ13とがそれぞれ一方向Aへ遊
転する。この際、ブレーキテスト用ローラ13とローラ
軸17とは自由回転クラッチ23を介して分離され、ロ
ーラ軸17は停止したままで、両ブレーキテスト用ロー
ラ13のみが一方向Aへ遊転する。
【0035】上記スピードテスト用ローラ14の回転数
はロータリーエンコーダ53で検出され、検出された回
転数から求められる速度値と車両4の速度計が示す速度
値とを比較して、車両4の速度計の精度を検査する。
尚、スピードテスト中は、電磁クラッチ27を介して両
スピードテスト用ローラ14が接続されているため、左
前輪56の回転数と右前輪56の回転数とが均等にな
り、信頼性のあるスピードテストが行える。(万一、両
スピードテスト用ローラ14が分離されていると、車両
4の差動歯車(ディファレンシャルギア)機構によって
左前輪56の回転数と右前輪56の回転数とに差が生
じ、その結果、大きな誤差を含んだ検出値が得られるお
それがある。) このように、3台のクラッチ23,27(すなわち2台
の自由回転クラッチ23と1台の電磁クラッチ27)
で、ブレーキテストとスピードテストとを行えるため、
従来に比べて必要なクラッチの数を減らすことができ
る。
【0036】さらに、自由回転クラッチ23を両ブレー
キテスト用ローラ13の内部にそれぞれ設けたため、ブ
レーキテスト用ローラ13の外側方にクラッチを設ける
ためのスペースを確保する必要はなく、したがって、車
両検査装置5を小型化することができる。
【0037】さらに、サイドスリップテストを実施する
場合は、車両4のエンジンを停止させて前輪56の回転
駆動を停止させ、電磁クラッチ27を介して両スピード
テスト用ローラ14を分離する。その後、各シリンダ装
置30を作動させて両昇降フレーム28,29を下降さ
せる。これにより、両ブレーキテスト用ローラ13と両
スピードテスト用ローラ14とがそれぞれ図6で示す上
限レベルHから図3で示す下限レベルLへ下降し、前輪
56が両サイドスリップテスト用ローラ15で受け止め
られる。そして、各シリンダ装置30を昇降機能から上
下動許容機能に切り換えて、各シリンダ装置30のピス
トンロッド31の出退を自由な状態にする。これによ
り、図7に示すように、両ブレーキテスト用ローラ13
と両スピードテスト用ローラ14とは、昇降フレーム2
8,29を介して、圧縮コイルスプリング34により上
方へ付勢され、この付勢力によって昇降フレーム28,
29が上昇し、両ブレーキテスト用ローラ13と両スピ
ードテスト用ローラ14とが上昇して前輪56に押圧さ
れる。
【0038】これにより、前輪56はサイドスリップテ
スト用ローラ15とブレーキテスト用ローラ13とスピ
ードテスト用ローラ14とで分散して支持される。この
際、前輪56にかかる荷重の約95%がサイドスリップ
テスト用ローラ15で支持され、残りの約2.5%ずつ
がブレーキテスト用ローラ13とスピードテスト用ロー
ラ14とに分散して支持されるように、各圧縮コイルス
プリング34のばね定数が設定されている。
【0039】そして、両減速機付きモータ20を駆動す
ることにより、両ブレーキテスト用ローラ13が一方向
Aへ強制回転する。これにより、前輪56が走行時と同
様に回転し、さらに、両サイドスリップテスト用ローラ
15と両スピードテスト用ローラ14とが前輪56の回
転により一方向Aへ遊転する。
【0040】この際、前輪56のホイルアライメント
(トーイン,キャンバー,キャスター等)の釣り合いが
保たれていない場合、サイドスリップが発生し、その結
果、図4の一点鎖線および二点鎖線で示すように、移動
体42が左右方向へ移動して、両サイドスリップテスト
用ローラ15が回転軸心41の方向に沿って互いに接近
または離間する方向へスライドする。このスライド量は
リニア型のポテンショメータ52で検出され、検出され
たスライド量と基準値とを比較してサイドスリップテス
トの合否が判定される。
【0041】このようにして、前輪56のブレーキテス
トとスピードテストとサイドスリップテストとが終了し
た後、各シリンダ装置30を上下動許容機能から昇降機
能に切り換え、図3の実線で示すように、昇降フレーム
28,29を介して両ブレーキテスト用ローラ13と両
スピードテスト用ローラ14とを下限レベルLまで下降
させる。そして、車両4を前進させて、後輪57を各ロ
ーラ13,14,15上に乗せ、エンジンを停止させ
る。その後、前輪56と同様にして、後輪57に対しブ
レーキテストとスピードテストとを実施する。尚、スピ
ードテストは、前輪56と後輪57のうち、駆動される
側の車輪に対してのみ行えばよい。また、サイドスリッ
プテストは前輪56に対してのみ行えばよい。
【0042】尚、上記サイドスリップテストにおいて、
前輪56にかかる荷重の約95%をサイドスリップテス
ト用ローラ15で支持し、残りの約2.5%ずつをブレ
ーキテスト用ローラ13とスピードテスト用ローラ14
とに分散して支持するため、前輪56に対するブレーキ
テスト用ローラ13の押付力を最小にして、ブレーキテ
スト用ローラ13の強制回転により前輪56を回転させ
ることができ、実際の車両走行時とほぼ同じ状態で、前
輪56にかかる荷重の大部分がサイドスリップテスト用
ローラ15で支持されるため、サイドスリップテストが
正確に行える。尚、サイドスリップテスト後、図4に示
すように、両センター出し用シリンダ装置51のピスト
ンロッド58を突出させて揺動杆49を実線で示した所
定の位置Pに押し戻すことにより、リンク機構46を介
して、両サイドスリップテスト用ローラ15をセンター
位置(すなわちスライド量が0の位置)に自動的に復帰
させることができ、迅速に次回のサイドスリップテスト
に備えることができる。
【0043】また、両昇降フレーム28,29はガイド
装置59により案内されて昇降するため、ブレーキテス
ト用ローラ13とスピードテスト用ローラ14とが正確
に昇降し、上限レベルHと下限レベルLとの狂いを防止
することができる。
【0044】上記のように車両検査装置5を用いてブレ
ーキテストとスピードテストとサイドスリップテストを
行った後、車両4を前進させ、図5に示すように、リフ
ト装置6で車両4を持ち上げて車両4の下廻りの検査を
行い、さらに、排出ガステスト装置7で車両4の排出ガ
スを検査し、ヘッドライトテスト装置8でヘッドライト
の照射方向や光度を検査する。このように種々の検査を
行った後、車両4を車両出口部3から検査室1の外へ出
走させる。この際、車両4の下廻りは洗浄ノズル9から
噴射される洗浄水により洗浄される。
【0045】尚、上記実施の形態では、スピードテスト
用クラッチとして電磁クラッチ27を用いたが、エア作
動式または油圧作動式のクラッチを用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明によると、左右一対のブレーキテスト用
クラッチと、両スピードテスト用ローラ間を接続分離自
在に連結するスピードテスト用クラッチとで、ブレーキ
テストとスピードテストとを行えるため、従来に比べて
必要なクラッチの数を減らすことができる。したがっ
て、コストを低減することができる。
【0047】さらに、請求項2記載の発明によると、ブ
レーキテスト用クラッチとして用いた自由回転クラッチ
を両ブレーキテスト用ローラの内部にそれぞれ設けたた
め、ブレーキテスト用ローラの外側方にクラッチを設け
るためのスペースを確保する必要はなく、したがって、
車両検査装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における車両検査装置の一
部切欠き平面図である。
【図2】同、車両検査装置の一部切欠き正面図である。
【図3】同、車両検査装置の各ローラの配置を示す一部
切欠き側面図である。
【図4】同、車両検査装置の両サイドスリップテスト用
ローラ間に設けられたリンク機構の平面図である。
【図5】同、車両検査装置を備えた検査室の内部構成を
示す斜視図である。
【図6】同、車両検査装置で、ブレーキテストおよびス
ピードテストを実施する場合における各ローラの動きを
示す側面図である。
【図7】同、車両検査装置で、サイドスリップテストを
実施する場合における各ローラの動きを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
4 車両 5 車両検査装置 13 ブレーキテスト用ローラ 14 スピードテスト用ローラ 17 ローラ軸 20 減速機付きモータ(回転駆動装置) 23 自由回転クラッチ(ブレーキテスト用クラッ
チ) 27 電磁クラッチ(スピードテスト用クラッチ) 53 ロータリーエンコーダ(スピードテスト用検出
装置) 54 ロードセル(ブレーキテスト用検出装置) 56 前輪 57 後輪 A 一方向 F 力

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のブレーキテスト用ローラと、
    左右一対のスピードテスト用ローラと、上記両ブレーキ
    テスト用ローラを一方向へ強制回転させる左右一対の回
    転駆動装置と、上記回転駆動装置から上記ブレーキテス
    ト用ローラへの駆動力伝達経路の途中を接続分離自在に
    連結する左右一対のブレーキテスト用クラッチと、上記
    両スピードテスト用ローラ間を接続分離自在に連結する
    スピードテスト用クラッチと、ブレーキテストの際、上
    記回転駆動装置に作用する上記ブレーキテスト用ローラ
    の回転方向とは逆方向の力を検出するブレーキテスト用
    検出装置と、スピードテストの際、上記スピードテスト
    用ローラの回転速度を検出するスピードテスト用検出装
    置とが備えられていることを特徴とする車両検査装置。
  2. 【請求項2】 ブレーキテスト用クラッチとして、ブレ
    ーキテスト用ローラに挿通されたローラ軸がブレーキテ
    スト用ローラに対して一方向へ回転した際に上記ローラ
    軸とブレーキテスト用ローラとを接続する自由回転クラ
    ッチが用いられ、これら自由回転クラッチは、上記両ブ
    レーキテスト用ローラの内部に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の車両検査装置。
  3. 【請求項3】 スピードテスト用クラッチとして、電磁
    クラッチが用いられていることを特徴とする請求項1記
    載の車両検査装置。
  4. 【請求項4】 回転駆動装置として、両ブレーキテスト
    用ローラに挿通されたローラ軸に連結されたモータが用
    いられていることを特徴とする請求項1記載の車両検査
    装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008309615A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Banzai Industries Ltd 車両試験装置
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JP2016061638A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 株式会社バンザイ 車両検査装置
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