JPH10172001A - 作画装置、その作画方法およびその記録媒体 - Google Patents

作画装置、その作画方法およびその記録媒体

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JPH10172001A
JPH10172001A JP32569696A JP32569696A JPH10172001A JP H10172001 A JPH10172001 A JP H10172001A JP 32569696 A JP32569696 A JP 32569696A JP 32569696 A JP32569696 A JP 32569696A JP H10172001 A JPH10172001 A JP H10172001A
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JP
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trajectory
data
input
locus
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JP32569696A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Matsubayashi
一弘 松林
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作成した軌跡データを再表示する際の表示速
度を向上させる。 【解決手段】 作画した軌跡の軌跡データを軌跡データ
記憶部14に記憶する前に軌跡データの中の消しゴム用
軌跡によりその軌跡が隠された軌跡データを検出し、そ
の軌跡データを示す符号データを上記軌跡データととも
に軌跡データ記憶部14に記憶する。再表示の際には、
符号データの示す軌跡データを読み出さず、その軌跡を
描画しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポインティングデ
バイスで描かれた軌跡を記憶し、画面に描画する作画装
置、その作画方法およびその記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等で作画
用ソフトウェアプログラム(ツールと総称する)を実行
し、ポインティングデバイスで描かれた軌跡を表示画面
上に表示する作画装置が知られている。このような作画
装置で使用するツールには、画像内のすべての画素に対
する色情報を順に記憶するビットマップ系ツールと、ポ
インティングデバイスで入力された画素の座標情報を順
に記憶するドロー系ツールとがある。
【0003】前者は、表示装置の表示の画素数と使用可
能色数が同じならば、データの記憶容量は変わらない。
【0004】後者は、ポインティングデバイスで入力さ
れた画素数が比較的少なければ、データの記憶容量が少
ないという特徴がある。また、入力順にデータを記憶す
るため、入力順を逆にたどって元に戻していくことも可
能である。ここでは後者の作画装置について述べる。
【0005】入力部11は、ポインティングデバイスで
あり、ペンやマウスなどで指示された座標値及びペンア
ップ情報などのデータを得る。表示部12は、液晶ディ
スプレイなどの表示装置が使用され、作画された軌跡を
表示する。
【0006】画像処理装置10は、各種コンピュータを
使用することができ、ドロー系の作画用ツールを実行す
る。作画用ツールはモード切換用プログラム(モード切
換部と称す)と、軌跡をメモリとに描画するためのプロ
グラム(軌跡描画部と称す)を有する。
【0007】モード切換部13は、画面上のアイコンな
どが指示されたときに処理モードや処理すべきデータの
種類内容を切り換える。処理モードには鉛筆モード、消
しゴムモード、セーブモード、ロードモード等が用意さ
れている。これらの処理モードの中で描画のための鉛筆
モード及び描画を消去するための消しゴムモードのと
き、画面上にポインティングデバイスの指示する軌跡が
描かれる。ここでは、ポインティングデバイスのペンダ
ウンからペンアップまでの一連の座標列を1本の軌跡と
呼ぶ。
【0008】上記処理モードの中のセーブモードが指示
されたとき、モード情報、座標値、ペンアップ情報など
のデータが軌跡データ記憶部14に記憶される。通常、
軌跡データ記憶部14にはRAMやハードディスク記憶
装置が使用される。上記処理モードの中のロードモード
が指示されたとき、軌跡描画部15は、軌跡データ記憶
部14の上記データを読み出し、座標を順に結ぶ線を画
面に描画する。
【0009】図2は、この作画装置の表示画面の例を示
す。図2において、21は鉛筆モードを指示する鉛筆ア
イコン、22は消しゴムモードを指示する消しゴムアイ
コンである。23はセーブモードを指示するセーブアイ
コン、24はロードモードを指示するロードアイコンで
ある。25は前回の入力軌跡の取消を行うアンドゥモー
ドを指示するアンドゥアイコンである。
【0010】図2では、鉛筆アイコンが指示操作されて
おり、鉛筆モードにおいて、符号1,2,3,4の4本
の軌跡が描画色(ここでは黒)で描かれていることを示
している。
【0011】図3は、図2の描画状態からさらに、消し
ゴムモードにおいて軌跡5によって軌跡2を完全に隠し
た状態を示す。消しゴムモードでは軌跡は背景色(ここ
では白)と同じ色で描かれるため、図2の軌跡5は図4
で示すように消しゴムで消されたように見える。また図
2の軌跡3も軌跡5が重なった一部が消されているよう
に見える。
【0012】このように、鉛筆モードと消しゴムモード
を切り換えて作画を行なうことは、実際の鉛筆と消しゴ
ムと同じ操作感覚が得られ、誰にでも使いやすいという
利点がある。
【0013】描画が完成すると、操作者は、セーブアイ
コン23を指示してデータを軌跡データ記憶部14に記
憶する。
【0014】図5は軌跡データ記憶部14に記憶する軌
跡データのデータフォーマットの一例を示す。軌跡デー
タは入力された順に記憶される。色情報や太さ情報は、
鉛筆または消しゴムアイコンが選ばれたときに所定の値
が設定される。
【0015】次に、ロードアイコン24を指示して図5
のデータを軌跡データ記憶部14から読み出してあらた
めて表示する場合の描画手順を図6に示す。
【0016】描画処理装置10は軌跡データを記憶され
ている順に読み出して描画する。従って、図6の符号
1,2,3,4,5の順に軌跡を描画する。これによっ
てセーブしたときと同じ表示を再現できる。
【0017】操作者が図2のアンドゥアイコン25を指
示すると、最後に入力した軌跡から順に取り消すことが
できる。軌跡5を取り消すことにより、軌跡5に隠され
ていた軌跡2及び軌跡3の一部が表示されるようにな
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来のドロー系ツール
では図6の描画手順において、軌跡2のように最終的に
隠されるデータも、いったんは描画されるので、余計な
時間がかかるという問題点がある。これにより鉛筆モー
ドと消しゴムモードを頻繁に切り換えて複雑な絵が書か
れた場合、この絵を再描画するにはこの余計な時間が積
み重なって、軌跡データ記憶部14から読み出された軌
跡が画面に表示されるまでに非常に長い時間がかかるこ
とになる。
【0019】そこで、本発明の目的は、上記の問題を解
決し、再描画すべき軌跡データを高速に表示することが
可能な作画装置、その作画方法およびその記録媒体を提
供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項の発明は、作画すべき軌跡データを入
力し、当該入力された軌跡データを入力順に第1記憶手
段に記憶し、当該記憶された軌跡データの表示の指示に
応じて前記記憶手段の軌跡データを前記入力順に読み出
して作画し、表示手段により表示する作画装置におい
て、入力された軌跡データの示す軌跡が後に入力された
他の軌跡データの示す軌跡により隠されたか否かを判定
する判定手段と、当該判定の結果として肯定判定が得ら
れた場合には、隠された軌跡の軌跡データを示すデータ
を記憶しておく第2記憶手段と、前記第1記憶手段の軌
跡データを前記表示手段に表示する際に、前記第2記憶
手段の軌跡データの示すデータを描画しないように制御
する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】請求項2の発明は、請求項1に記載の作画
装置において、表示の復帰を指示する指示手段をさらに
有し、前記制御手段は前記指示手段の指示に応じて、前
記制御手段は描画しなかった軌跡を前記表示手段に表示
させるよう制御することを特徴とする。
【0022】請求項3の発明は、請求項1に記載の作画
装置において、前記データを隠された軌跡データに隣接
して記憶することを特徴とする。
【0023】請求項4の発明は、請求項3に記載の作画
装置において、前記データは前記隠された軌跡データと
区別するための符号データとすることを特徴とする。
【0024】請求項5の発明は、請求項3に記載の作画
装置において、前記データの中には軌跡を消した他の軌
跡の軌跡データを示す識別データが含まれることを特徴
とする。
【0025】請求項6の発明は、請求項5に記載の作画
装置において、前記他の軌跡は背景と同じ色を有する消
去用の軌跡であることを特徴とする。
【0026】請求項7の発明は、請求項6に記載の作画
装置において、前記制御手段は前記第1記憶手段の軌跡
データを前記表示手段に表示する際に、前記消去用の軌
跡をも描画しないように制御することを特徴とする。
【0027】請求項8の発明は、請求項1に記載の作画
装置において、前記データおよび前記隠された軌跡デー
タを隠されない軌跡データとは別個の記憶領域に記憶す
ることを特徴とする。
【0028】請求項9の発明は、請求項8に記載の作画
装置において、前記データの中に軌跡を消した他の軌跡
の軌跡データを示す識別データが含まれることを特徴と
する。
【0029】請求項10の発明は、請求項9に記載の作
画装置において、前記他の軌跡は背景と同じ色を有する
消去用の軌跡であることを特徴とする。
【0030】請求項11の発明は、請求項10に記載の
作画装置において、前記制御手段は前記第1記憶手段の
軌跡データを前記表示手段に表示する際に、前記消去用
の軌跡をも描画しないように制御することを特徴とす
る。
【0031】請求項12の発明は、作画すべき軌跡デー
タを入力し、当該入力された軌跡データを入力順に装置
内部に記憶し、当該記憶された軌跡データの表示の指示
に応じて前記記憶手段の軌跡データを前記入力順に読み
出して作画し、表示する作画装置の作画方法において、
該作画装置は、入力された軌跡データの示す軌跡が後に
入力された他の軌跡データの示す軌跡により隠されたか
否かを判定し、当該判定の結果として肯定判定が得られ
た場合には、隠された軌跡の軌跡データを示すデータを
装置内部に記憶しておき、前記軌跡データを表示する際
に、前記データの示す軌跡データを描画しないように制
御するを備えたことを特徴とする。
【0032】請求項13の発明は、請求項12に記載の
作画装置の作画方法において、表示の復帰の指示を受付
け、該指示に応じて、描画しなかった軌跡を表示させる
よう制御することを特徴とする。
【0033】請求項14の発明は、請求項12に記載の
作画装置の作画方法において、前記データを隠された軌
跡データに隣接して記憶することを特徴とする。
【0034】請求項15の発明は、請求項14に記載の
作画装置の作画方法において、前記データは前記隠され
た軌跡データと区別するための符号データとすることを
特徴とする。
【0035】請求項16の発明は、請求項14に記載の
作画装置の作画方法において、前記データの中には軌跡
を消した他の軌跡の軌跡データを示す識別データが含ま
れることを特徴とする。
【0036】請求項17の発明は、請求項16に記載の
作画装置の作画方法において、前記他の軌跡は背景と同
じ色を有する消去用の軌跡であることを特徴とする。
【0037】請求項18の発明は、請求項17に記載の
作画装置の作画方法において、前記軌跡データを表示す
る際に、前記消去用の軌跡をも描画しないように制御す
ることを特徴とする。
【0038】請求項19の発明は、請求項12に記載の
作画装置の作画方法において、前記データおよび前記隠
された軌跡データを隠されない軌跡データとは別個の記
憶領域に記憶することを特徴とする。
【0039】請求項20の発明は、請求項19に記載の
作画装置の作画方法において、前記データの中には軌跡
を消した他の軌跡の軌跡データを示す識別データが含ま
れることを特徴とする。
【0040】請求項21の発明は、請求項20に記載の
作画装置の作画方法において、前記他の軌跡は背景と同
じ色を有する消去用の軌跡であることを特徴とする。
【0041】請求項22の発明は、請求項21に記載の
作画装置の作成方法において、前記軌跡データを表示す
る際に、前記消去用の軌跡をも描画しないように制御す
ることを特徴とする。
【0042】請求項23の発明は、作画すべき軌跡デー
タを入力し、当該入力された軌跡データを入力順に記憶
装置に記憶し、当該記憶された軌跡データの表示の指示
に応じて前記記憶装置の軌跡データを前記入力順に読み
出して作画し、表示装置により表示する作画装置におい
て、読取られ、実行されるプログラムコード手段を記録
した記録媒体であって、前記プログラムコード手段は、
入力された軌跡データの示す軌跡が後に入力された他の
軌跡データの示す軌跡により隠されたか否かを判定する
ステップと、当該判定の結果として肯定判定が得られた
場合には、隠された軌跡の軌跡データを示すデータを前
記記憶装置に記憶しておくステップと、前記軌跡データ
を前記表示装置に表示する際に、前記データの示す軌跡
データを描画しないように制御するステップとを備えた
ことを特徴とする。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図面を添付して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0044】図7は、本発明の作画装置のシステム構成
を示す。図1の従来システムと同一の箇所には同一の符
号を付しており、詳細な説明を省略する。
【0045】本実施の形態では、図面の消去処理に関連
する描画データを除いた描画データを選択するための描
画軌跡データ選択部17と、図形消去処理に関連する描
画データを選択するために、描画軌跡データ選択部17
および軌跡データ重なり判定部16の機能を操作するソ
フトウェアプログラムが用意されている。
【0046】これにより本実施の形態では、軌跡データ
記憶部14のデータのうち必要なデータだけを選択して
描画することができる。
【0047】図8に本実施形態でのデータフォーマット
の一例を示す。軌跡データは入力された順に記憶され
る。色情報や太さ情報は、鉛筆または消しゴムアイコン
が選ばれたときに鉛筆モードおよび消しゴムモードに対
応する図8の項目に所定の値が設定される。図5の従来
のデータフォーマットと異なる点は軌跡2のデータの前
に軌跡5で完全に隠されたことを示す符号を項目欄10
0に設定する点である。この設定処理については後述す
る。
【0048】ロードアイコン24を入力部11により指
示してデータを軌跡データ記憶部14から読み出してあ
らためて表示するときの表示手順を図9に示す。
【0049】画像処理装置20は軌跡データ記憶部14
から軌跡データ1〜5に記憶されている順に読み出す。
ただし、軌跡2のデータの前に軌跡4で完全に隠された
ことを示す符号が付けられているため、軌跡2は描画せ
ず、次のポインタにしたがって軌跡3を描画する。従っ
て、1,3,4,5の順に軌跡を描画する。これによっ
てセーブしたときと同じ表示を再現できる。図9の表示
手順を図6の従来例の表示手順と比較すると、表示結果
は同じだが、軌跡2を描画しないため、その分だけ高速
に描画することができる。
【0050】加えて軌跡2の座標データは記憶部内に残
されているので、例えばアンドウモードによって、軌跡
5の入力が取り消された場合、軌跡5のデータを削除す
るとともに、軌跡5で消されたことを示す符号及び次の
ポインタを削除することで、軌跡2の表示を復活させる
ことができる。
【0051】このような処理を実行するための画像処理
装置20の処理手順を図10,図13に示す。図10,
図13の処理手順は画像処理装置内のハードディスク記
憶装置に保存されており、鉛筆モードおよび消しゴムモ
ードが指示されたときに実行される。
【0052】図10は、軌跡が他の軌跡で完全に隠され
たかどうかを判定する処理のフローチャートを示す。本
手順が図7の軌跡データ重なり判定部16としての機能
を果たす。
【0053】軌跡には1本ずつ入力された順に1番から
番号を付けるものとする。
【0054】また、表示部12の表示画面の画素位置に
対応させ、その位置に描かれている軌跡の番号を記憶し
ておくテーブルが画像処理装置20内のRAM上に設け
られている(図11参照)。
【0055】各画素に対応する軌跡の番号を記憶する図
11のテーブルは画面の一部分の領域を表わし、軌跡2
と軌跡3が存在することを示す。軌跡番号0は軌跡がな
い画素を表わす。なす、各軌跡毎に、存在する画素の個
数を記憶するカウンタが画像処理装置20内に設けられ
ている。
【0056】なお、図11のテーブルが図6の領域Aの
描画状態に対応し、図12のテーブルが図6の領域Bの
描画状態に対応する。図11,図12を参照しながら図
10の処理手順を説明する。
【0057】操作者が消しゴムモードを指示すると、図
10の処理手順が画像処理装置20において開始され
る。画像処理装置20は、入力部11により、図6の軌
跡5が入力されると(ステップS1)、従来と同様にし
て軌跡の最初の画素位置に対応する図11のテーブルの
マトリクス位置201を設定する(ステップS2)。
【0058】次に、本発明に関わる処理として、画像処
理装置20は設定されているマトリクス位置、この場
合、図11の符号201の位置に書かれている軌跡番号
を読取る。また、図8の軌跡5の座標列に現在の設定画
素位置を書込む(ステップS3)。本例の場合、軌跡番
号が“0”なので、この画素位置には軌跡がないと判断
し、画像処理装置20は手順をステップS4からS8へ
と進める。ステップS8で画像処理装置20はマトリク
ス位置201に、図12に示すように、軌跡番号“5”
を書き込む。次に画像処理装置20は画素の計数用カウ
ンタを1だけプラスする(この場合、計数値1、ステッ
プS10)。
【0059】画像処理装置20は軌跡の次の画素位置
(テーブルのマトリスク位置202)に対応する軌跡番
号を書換えるべく、ステップS1〜S9の処理を行う。
このとき、設定画素位置(注目画素位置とも言う)の軌
跡番号“2”がテーブルのマトリクス位置202に設定
されているので、設定画素位置には軌跡有りと判断し、
新しい軌跡により前のこの画素位置を上書きするために
画像処理装置20は軌跡番号“2”の画素計数用のカウ
ンタの計数値1を減じる(ステップS5)。
【0060】画素番号“2”の画素計数用カウンタの計
数値が0となることは、他の軌跡により上書きされたこ
と、換言すると、他の軌跡により完全に隠されたことを
意味する。そこで、画像処理装置20は隠された軌跡番
号(“2”)、新たに描画する軌跡番号(“5”)を内
部記憶する。より具体的には図8の軌跡番号2の軌跡デ
ータ先頭位置の符号100のデータ領域に軌跡5で軌跡
2が消されたことを示す符号を書き込む。また、次のデ
ータ領域101には、消された次に軌跡番号(この場合
“3”)の座標列の先頭記憶アドレス(ポインタ)を書
き込む(ステップS6→S7)。
【0061】このようにして、1つの軌跡データ全てを
記憶する際に上記テーブルを図12に示すように書き換
えると共に、前の軌跡データが全て上書き記憶されたか
の判定が繰り返し、実行される。
【0062】また、軌跡が入力される毎に上述のステッ
プS1〜S11の手順が繰り返される。
【0063】この後、セーブアイコン23の操作で軌跡
データの記憶が指示されると画像処理装置20は軌跡デ
ータ記憶部14に図8のデータを記憶する。この処理は
従来と同様とすることができ詳細な説明を要さないであ
ろう。
【0064】ロードアイコン24により軌跡データ記憶
部14の軌跡データの表示が指示されると、画像処理装
置は、図13の処理手順を実行する。画像処理装置20
は図8の軌跡データを先頭から読出し、データの種類判
別を行う。先頭のデータは色符号であるので、手順はス
テップS21→S22→S23→S25と進み、描画お
よび表示すべき色の設定が行なわれる。続いて、太さ符
号が読み出されると、描画および表示すべき太さの設定
が行なわれる(S27→S28→S21〜S23→S2
5)。軌跡1の座標データが読み出されると、その座標
データに従って画像処理装置の内部メモリ上で軌跡の作
画が行なわれる。また、作画された軌跡のイメージが表
示部12により表示される(ステップS24)。この処
理が図7の軌跡描画部の機能に該当する。
【0065】上述の手順が繰り返し実行されて、軌跡1
の描画表示が終了すると、軌跡5で軌跡2が消されたこ
とを示す符号100が読出される。これにより手順はス
テップS21→S22→S26へと進み、次の記憶領域
のポインタ101が読出され、このポインタを示す読出
しアドレス(この場合、軌跡3の座標列)の先頭アドレ
スに設定される。従って軌跡2の全軌跡座標値は読出さ
れず、軌跡3の描画表示処理へと移行する。
【0066】以下、上記消された符号がある軌跡データ
は飛ばして読出されるので、従来に比べて表示速度が高
くなる。
【0067】加えて、退避した軌跡データ(図8の符号
100,101)は、その軌跡を隠した軌跡の情報と、
元のデータ位置のポインタを含んでいるので、隠した軌
跡がアンドゥによって取り消されたとき、隠されていた
軌跡を復活させることができる。
【0068】以上の説明では、消しゴムモードの軌跡に
よって、鉛筆モードの軌跡が消された場合について述べ
た。この他に、複数の色の鉛筆が選択可能の場合は、あ
る色の鉛筆の軌跡を他の色の鉛筆の軌跡で上書きするこ
とで完全に隠してしまう場合も考えられる。その場合
も、これまでの説明と全く同じ原理で、隠された軌跡を
描画しないようにすることができる。
【0069】(実施形態2)さらに消しゴム特有の機能
を追加した実施形態2を説明する。
【0070】図15は、図3,図4の描画状態からさら
に消しゴムモードで軌跡6を作画した状態を示す。
【0071】これによって、図3,図4の軌跡3も完全
に隠され、図16のように表示される。従って、実施例
1の表示方法によれば軌跡2や3は描画しない。消しゴ
ムの軌跡5と6は描画しなくても、図15と同じ表示結
果が得られる。この点に着目して本実施の形態では消し
ゴムの軌跡が他の描画すべき軌跡の上に重なっていない
部分を検出して、描画すべき軌跡の上に重ならない消し
ゴムの軌跡は描画しないようにする。
【0072】消しゴムの軌跡が他の軌跡の上に重なって
いる場合には、消しゴムモードで軌跡が入力されたとき
図10のフローチャートのステップS4で肯定(Y)判
定が得られる。このとき、読み出した軌跡番号>0の軌
跡番号をすべて記憶しておき、ステップS11で全軌跡
に対する処理が終わった後で、上述の消されたことを示
す符号を持つ軌跡の中で、消しゴムモードの軌跡、すな
わち背景と同じ色の色符号をもつ軌跡により消された軌
跡を検出する。
【0073】このように検出された軌跡の関連データ
(消されたことを示す符号を含む)を図14の符号10
2に示すように再表示して使用する軌跡データ群103
とは別個の領域に移動して記憶する。これにより再表示
には、アドレスポインタによる読出しアドレスの更新処
理を行うことなく、連続的に軌跡データを読出せるの
で、表示速度がさらに高まる。また消された軌跡のデー
タはアンドゥ処理において使用されることは言うまでも
ない。
【0074】加えて、消しゴムの軌跡の番号はデータ群
が消されたことを示す符号104(図14参照)に記載
されているので、軌跡を再描画する場合にはこの符号デ
ータを参照してその消しゴムの軌跡(この場合、軌跡
1)を表示しないよう画像処理装置20はデータ処理す
る。
【0075】これにより表示が不要な消しゴムの軌跡表
示処理が省略されるので、軌跡の表示速度がさらに高ま
る。
【0076】以上述べた実施の形態の他に次の形態を実
施できる。
【0077】1)上述の実施の形態では、画像処理装置
として汎用のパーソナルコンピュータを想定しているが
マイクロコンピュータ等用途に応じて各種の情報処理装
置を使用できる。
【0078】2)本発明に関わる作画、表示のための処
理手順をフロッピーディスクに記憶しておき、使用に際
してハードディスクのような記憶部に上記処理手順をイ
ンストールしてもよい。
【0079】3)上述の実施の形態では、軌跡が入力す
る毎にその軌跡が前に入力された軌跡を消すか否かの判
定を行っていたが、この判定処理をセーブモードが指示
されたときに行ってもよい。
【0080】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1、1
2、23の発明によれば、後の軌跡により消された軌跡
を検出し、その軌跡を再表示しないようにするので、読
み出しの軌跡データ量が減じ、以て、表示速度が従来よ
りも高くなる。
【0081】請求項2、13の発明によれば、必要に応
じて操作者は指示手段の指示で表示されなかった隠され
た軌跡を見ることができる。
【0082】請求項3、14の発明によれば、隠された
ことを示すデータを隠された軌跡の軌跡データに隣接し
て設けることにより、軌跡データ関連の管理、例えば、
データの消去等において処理が容易となる。
【0083】請求項4、15の発明によれば、隠された
データを軌跡データとは異なるフォーマットとすること
でデータの種類判別が可能となる。
【0084】請求項5、6、7、9、10、11、1
6、17、18、20、21、22の発明では、隠され
た軌跡だけでなく、隠した軌跡をも判別できるので、消
去用の軌跡により軌跡が隠された場合には、再表示に際
しては、消去用の軌跡を描画しないようにでき、再表示
の速度がさらに高くなる。
【0085】請求項8、19の発明では隠された軌跡の
軌跡データを別個の記憶領域に記憶することによりその
他の軌跡データを入力順にかつ連続的に読み出すことが
できるので、表示速度がさらに高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【図2】従来例の作画図形の表示例を示す説明図であ
る。
【図3】従来例の作画図形の表示例を示す説明図であ
る。
【図4】従来例の作画図形の表示例を示す説明図であ
る。
【図5】従来例のデータフォーマットおよびデータの内
容を示す説明図である。
【図6】実施の形態1の作画順序を示す説明図である。
【図7】実施の形態1のシステム構成を示すブロック図
である。
【図8】実施の形態1のデータフォーマットおよびデー
タの内容を示す説明図である。
【図9】実施の形態2の作画手順を示す説明図である。
【図10】実施の形態1の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図11】現在表示されている軌跡の番号を記憶するテ
ーブルの内容を示す説明図である。
【図12】現在表示されている軌跡の番号を記憶するテ
ーブルの内容を示す説明図である。
【図13】再表示のための軌跡データの読み出しおよび
そのデータ処理の内容を示すフローチャートである。
【図14】実施形態2のデータフォーマットおよびデー
タの内容を示す説明図である。
【図15】実施形態2の表示例を示す説明図である。
【図16】実施形態2の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
10,20 画像処理装置 11 入力部 12 表示部 13 モード切換部 14 軌跡データ記憶部 15 軌跡描画部 16 軌跡データ重なり判定部

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作画すべき軌跡データを入力し、当該入
    力された軌跡データを入力順に第1記憶手段に記憶し、
    当該記憶された軌跡データの表示の指示に応じて前記記
    憶手段の軌跡データを前記入力順に読み出して作画し、
    表示手段により表示する作画装置において、 入力された軌跡データの示す軌跡が後に入力された他の
    軌跡データの示す軌跡により隠されたか否かを判定する
    判定手段と、 当該判定の結果として肯定判定が得られた場合には、隠
    された軌跡の軌跡データを示すデータを記憶しておく第
    2記憶手段と、 前記第1記憶手段の軌跡データを前記表示手段に表示す
    る際に、前記第2記憶手段のデータの示す軌跡データを
    描画しないように制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする作画装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の作画装置において、表
    示の復帰を指示する指示手段をさらに有し、前記制御手
    段は前記指示手段の指示に応じて、前記制御手段は描画
    しなかった軌跡を前記表示手段に表示させるよう制御す
    ることを特徴とする作画装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の作画装置において、前
    記データを隠された軌跡データに隣接して記憶すること
    を特徴とする作画装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の作画装置において、前
    記データは前記隠された軌跡データと区別するための符
    号データとすることを特徴とする作画装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の作画装置において、前
    記データの中には軌跡を消した他の軌跡の軌跡データを
    示す識別データが含まれることを特徴とする作画装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の作画装置において、前
    記他の軌跡は背景と同じ色を有する消去用の軌跡である
    ことを特徴とする作画装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の作画装置において、前
    記制御手段は前記第1記憶手段の軌跡データを前記表示
    手段に表示する際に、前記消去用の軌跡をも描画しない
    ように制御することを特徴とする作画装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の作画装置において、前
    記データおよび前記隠された軌跡データを隠されない軌
    跡データとは別個の記憶領域に記憶することを特徴とす
    る作画装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の作画装置において、前
    記データの中には軌跡を消した他の軌跡の軌跡データを
    示す識別データが含まれることを特徴とする作画装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の作画装置において、
    前記他の軌跡は背景と同じ色を有する消去用の軌跡であ
    ることを特徴とする作画装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の作画装置におい
    て、前記制御手段は前記第1記憶手段の軌跡データを前
    記表示手段に表示する際に、前記消去用の軌跡をも描画
    しないように制御することを特徴とする作画装置。
  12. 【請求項12】 作画すべき軌跡データを入力し、当該
    入力された軌跡データを入力順に装置内部に記憶し、当
    該記憶された軌跡データの表示の指示に応じて前記記憶
    手段の軌跡データを前記入力順に読み出して作画し、表
    示する作画装置の作画方法において、該作画装置は、 入力された軌跡データの示す軌跡が後に入力された他の
    軌跡データの示す軌跡により隠されたか否かを判定し、 当該判定の結果として肯定判定が得られた場合には、隠
    された軌跡の軌跡データを示すデータを装置内部に記憶
    しておき、 前記軌跡データを表示する際に、前記データの示す軌跡
    データを描画しないように制御するを備えたことを特徴
    とする作画装置の作画方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の作画装置の作画方
    法において、表示の復帰の指示を受付け、該指示に応じ
    て、描画しなかった軌跡を表示させるよう制御すること
    を特徴とする作画装置の作画方法。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の作画装置の作画方
    法において、前記データを隠された軌跡データに隣接し
    て記憶することを特徴とする作画装置の作画方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の作画装置の作画方
    法において、前記データは前記隠された軌跡データと区
    別するための符号データとすることを特徴とする作画装
    置の作画方法。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の作画装置の作画方
    法において、前記データの中には軌跡を消した他の軌跡
    の軌跡データを示す識別データが含まれることを特徴と
    する作画装置の作画方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の作画装置の作画方
    法において、前記他の軌跡は背景と同じ色を有する消去
    用の軌跡であることを特徴とする作画装置の作画方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の作画装置の作画方
    法において、前記軌跡データを表示する際に、前記消去
    用の軌跡をも描画しないように制御することを特徴とす
    る作画装置の作画方法。
  19. 【請求項19】 請求項12に記載の作画装置の作画方
    法において、前記データおよび前記隠された軌跡データ
    を隠されない軌跡データとは別個の記憶領域に記憶する
    ことを特徴とする作画装置の作画方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の作画装置の作画方
    法において、前記データの中には軌跡を消した他の軌跡
    の軌跡データを示す識別データが含まれることを特徴と
    する作画装置の作画方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の作画装置の作画方
    法において、前記他の軌跡は背景と同じ色を有する消去
    用の軌跡であることを特徴とする作画装置の作画方法。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の作画装置の作成方
    法において、前記軌跡データを表示する際に、前記消去
    用の軌跡をも描画しないように制御することを特徴とす
    る作画装置の作画方法。
  23. 【請求項23】 作画すべき軌跡データを入力し、当該
    入力された軌跡データを入力順に記憶装置に記憶し、当
    該記憶された軌跡データの表示の指示に応じて前記記憶
    装置の軌跡データを前記入力順に読み出して作画し、表
    示装置により表示する作画装置において、読取られ、実
    行されるプログラムコード手段を記録した記録媒体であ
    って、前記プログラムコード手段は、入力された軌跡デ
    ータの示す軌跡が後に入力された他の軌跡データの示す
    軌跡により隠されたか否かを判定するステップと、 当該判定の結果として肯定判定が得られた場合には、隠
    された軌跡の軌跡データを示すデータを前記記憶装置に
    記憶しておくステップと、 前記軌跡データを前記表示装置に表示する際に、前記デ
    ータの示す軌跡データを描画しないように制御するステ
    ップとを備えたことを特徴とする作画装置の記録媒体。
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