JPH10277465A - 塗布方法および塗布装置 - Google Patents
塗布方法および塗布装置Info
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- JPH10277465A JPH10277465A JP8651097A JP8651097A JPH10277465A JP H10277465 A JPH10277465 A JP H10277465A JP 8651097 A JP8651097 A JP 8651097A JP 8651097 A JP8651097 A JP 8651097A JP H10277465 A JPH10277465 A JP H10277465A
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 生産性を低下させずに、かつ、ウェブ面上に
スポット故障が生じない塗布方法および塗布装置を提供
することを課題とする。 【解決手段】 スリット22近傍に発生した塗布液の皮
膜状物に対して、塗布液を供給して、皮膜状物を湿潤さ
せる。スリット22から塗布液を吐出しつつ、スリット
22を連続搬送されているウェブ1面から離間させる。
また、スリット22に対してウェブ1の搬送方向上流側
であって、スリット22に隣接する部分221に、塗布
液を供給しながらウェブ1面上に塗布液を塗布する。
スポット故障が生じない塗布方法および塗布装置を提供
することを課題とする。 【解決手段】 スリット22近傍に発生した塗布液の皮
膜状物に対して、塗布液を供給して、皮膜状物を湿潤さ
せる。スリット22から塗布液を吐出しつつ、スリット
22を連続搬送されているウェブ1面から離間させる。
また、スリット22に対してウェブ1の搬送方向上流側
であって、スリット22に隣接する部分221に、塗布
液を供給しながらウェブ1面上に塗布液を塗布する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、供給された塗布液
を、連続搬送されているウェブ面に対して所定位置に配
置したスリットから吐出させ、ウェブ面上に塗布する塗
布方法および塗布装置に関する。
を、連続搬送されているウェブ面に対して所定位置に配
置したスリットから吐出させ、ウェブ面上に塗布する塗
布方法および塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】長尺のウェブ上に塗布液を塗布する装置
として、ウェブを連続搬送させて、この連続搬送されて
いるウェブ面に、スリットから吐出した塗布液を塗布す
る塗布装置が、例えば、特公昭62−31625号公報
などで知られている。
として、ウェブを連続搬送させて、この連続搬送されて
いるウェブ面に、スリットから吐出した塗布液を塗布す
る塗布装置が、例えば、特公昭62−31625号公報
などで知られている。
【0003】このような塗布装置においては、連続塗布
を長時間行うと、スリット近傍に皮膜状物が形成され、
この皮膜状物がウェブ面上に付着し、ウェブ面上に筋状
(白濁化)のスポット故障(欠陥)が断続的に生じ、さ
らに、塗布を続けるとこの故障が頻発する。そのため
に、従来の塗布装置においては、故障が発生すると、ス
リット近傍に形成された皮膜状物の除去を行っていた。
を長時間行うと、スリット近傍に皮膜状物が形成され、
この皮膜状物がウェブ面上に付着し、ウェブ面上に筋状
(白濁化)のスポット故障(欠陥)が断続的に生じ、さ
らに、塗布を続けるとこの故障が頻発する。そのため
に、従来の塗布装置においては、故障が発生すると、ス
リット近傍に形成された皮膜状物の除去を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スリット近傍に形成さ
れた皮膜状物の除去を行うために、連続塗布の最中に塗
布を一旦中断する必要があり、しかも、人が除去を行う
ために要する時間、塗布を中断させるために、ウェブ面
上への塗布の生産性が低下する。
れた皮膜状物の除去を行うために、連続塗布の最中に塗
布を一旦中断する必要があり、しかも、人が除去を行う
ために要する時間、塗布を中断させるために、ウェブ面
上への塗布の生産性が低下する。
【0005】本発明は、皮膜状物の究明および発生原因
の究明をし、これにより得られた知見に基づいてなされ
た発明であって、その課題とするところは、生産性を低
下させずに、かつ、ウェブ面上にスポット故障が生じな
い塗布方法および塗布装置を提供することを課題とす
る。
の究明をし、これにより得られた知見に基づいてなされ
た発明であって、その課題とするところは、生産性を低
下させずに、かつ、ウェブ面上にスポット故障が生じな
い塗布方法および塗布装置を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の構成
により解決することができる。
により解決することができる。
【0007】(1) 供給された塗布液を、連続搬送さ
れているウェブ面に対して所定位置に配置したスリット
から吐出させ、ウェブ面上に塗布する塗布方法におい
て、前記スリットから塗布液を吐出しつつ、前記スリッ
トを連続搬送されているウェブ面から離間させることを
特徴とする塗布方法。
れているウェブ面に対して所定位置に配置したスリット
から吐出させ、ウェブ面上に塗布する塗布方法におい
て、前記スリットから塗布液を吐出しつつ、前記スリッ
トを連続搬送されているウェブ面から離間させることを
特徴とする塗布方法。
【0008】(2) 前記スリットを離間させた後、直
ちに、前記所定位置に戻すことを特徴とする(1)に記
載の塗布方法。
ちに、前記所定位置に戻すことを特徴とする(1)に記
載の塗布方法。
【0009】(3) 供給された塗布液を、連続搬送さ
れているウェブ面上に、スリットから吐出させて、ウェ
ブ面上に塗布液を連続塗布する塗布方法において、前記
スリット近傍に発生した塗布液の皮膜状物に対して、塗
布液を供給して、前記皮膜状物を湿潤させることを特徴
とする塗布方法。
れているウェブ面上に、スリットから吐出させて、ウェ
ブ面上に塗布液を連続塗布する塗布方法において、前記
スリット近傍に発生した塗布液の皮膜状物に対して、塗
布液を供給して、前記皮膜状物を湿潤させることを特徴
とする塗布方法。
【0010】(4) 塗布液を供給する供給手段と、前
記供給手段から供給された塗布液を吐出させるスリット
を備えた塗布手段とを有し、前記スリットから吐出させ
た塗布液を連続搬送されているウェブ面上に塗布する塗
布装置において、前記塗布手段を、ウェブ面上に塗布す
るための所定位置と、前記所定位置からウェブ面に対し
て離間した位置との間を移動させる移動手段を有し、前
記移動手段によって前記塗布手段を前記所定位置から離
間させるとともに、前記供給手段から塗布液を前記スリ
ットに供給するように制御することを特徴とする塗布装
置。
記供給手段から供給された塗布液を吐出させるスリット
を備えた塗布手段とを有し、前記スリットから吐出させ
た塗布液を連続搬送されているウェブ面上に塗布する塗
布装置において、前記塗布手段を、ウェブ面上に塗布す
るための所定位置と、前記所定位置からウェブ面に対し
て離間した位置との間を移動させる移動手段を有し、前
記移動手段によって前記塗布手段を前記所定位置から離
間させるとともに、前記供給手段から塗布液を前記スリ
ットに供給するように制御することを特徴とする塗布装
置。
【0011】(5) 供給された塗布液を、連続搬送さ
れているウェブ面に対して所定位置に配置したスリット
から吐出させ、ウェブ面上に塗布する塗布方法におい
て、前記スリットに対してウェブの搬送方向上流側であ
って、前記スリットに隣接する部分に、塗布液を供給し
ながらウェブ面上に塗布液を塗布する塗布方法。
れているウェブ面に対して所定位置に配置したスリット
から吐出させ、ウェブ面上に塗布する塗布方法におい
て、前記スリットに対してウェブの搬送方向上流側であ
って、前記スリットに隣接する部分に、塗布液を供給し
ながらウェブ面上に塗布液を塗布する塗布方法。
【0012】(6) 供給された塗布液を、連続搬送さ
れているウェブ面に対して所定位置に配置したスリット
から吐出させ、ウェブ面上に塗布する塗布方法におい
て、前記スリットに対してウェブの搬送方向上流側に、
塗布液を溜める液溜め部を設け、前記スリットおよび前
記液溜め部に塗布液を供給して、ウェブ面上に塗布液を
塗布する塗布方法。
れているウェブ面に対して所定位置に配置したスリット
から吐出させ、ウェブ面上に塗布する塗布方法におい
て、前記スリットに対してウェブの搬送方向上流側に、
塗布液を溜める液溜め部を設け、前記スリットおよび前
記液溜め部に塗布液を供給して、ウェブ面上に塗布液を
塗布する塗布方法。
【0013】(7) 塗布液を供給する供給手段と、前
記供給手段から供給された塗布液を吐出させるスリット
を備えた塗布手段とを有し、前記スリットから吐出させ
た塗布液を連続搬送されているウェブ面上に塗布する塗
布装置において、前記スリットに対してウェブの搬送方
向上流側に、塗布液を溜める液溜め部を、設けたことを
特徴とする塗布装置。
記供給手段から供給された塗布液を吐出させるスリット
を備えた塗布手段とを有し、前記スリットから吐出させ
た塗布液を連続搬送されているウェブ面上に塗布する塗
布装置において、前記スリットに対してウェブの搬送方
向上流側に、塗布液を溜める液溜め部を、設けたことを
特徴とする塗布装置。
【0014】(8) 前記液溜め部に塗布液を供給する
ことを特徴とする(7)に記載の塗布装置。
ことを特徴とする(7)に記載の塗布装置。
【0015】(9) 前記供給手段が、前記液溜め部に
塗布液を供給することを特徴とする(8)に記載の塗布
装置。
塗布液を供給することを特徴とする(8)に記載の塗布
装置。
【0016】(10) 供給された塗布液を、連続搬送
されているウェブ面に対して所定位置に配置したスリッ
トから吐出させ、ウェブ面上に塗布する塗布方法におい
て、前記スリットの先端を形成する両端部のうちウェブ
の搬送方向上流側の端部に、前記スリットから吐出した
塗布液を流下させながら、ウェブ面上に塗布液を塗布す
る塗布方法。
されているウェブ面に対して所定位置に配置したスリッ
トから吐出させ、ウェブ面上に塗布する塗布方法におい
て、前記スリットの先端を形成する両端部のうちウェブ
の搬送方向上流側の端部に、前記スリットから吐出した
塗布液を流下させながら、ウェブ面上に塗布液を塗布す
る塗布方法。
【0017】(11) 塗布液を供給する供給手段と、
前記供給手段から供給された塗布液を吐出させるスリッ
トを備えた塗布手段とを有し、前記スリットから吐出さ
せた塗布液を連続搬送されているウェブ面上に塗布する
塗布装置において、前記スリットの先端を形成する両端
部のうちウェブの搬送方向上流側の端部に、前記スリッ
トから吐出した塗布液を流下させるようにしたことを特
徴とする塗布装置。
前記供給手段から供給された塗布液を吐出させるスリッ
トを備えた塗布手段とを有し、前記スリットから吐出さ
せた塗布液を連続搬送されているウェブ面上に塗布する
塗布装置において、前記スリットの先端を形成する両端
部のうちウェブの搬送方向上流側の端部に、前記スリッ
トから吐出した塗布液を流下させるようにしたことを特
徴とする塗布装置。
【0018】(12) 前記スリットを、ウェブの搬送
方向に対向するように傾けて配置したことを特徴とする
(11)に記載の塗布装置。
方向に対向するように傾けて配置したことを特徴とする
(11)に記載の塗布装置。
【0019】(13) 前記スリットの先端を形成する
両端部のうちウェブの搬送方向上流側の端部が、他方の
端部より、鉛直方向下方に位置するように、段差を設け
たことを特徴とする(11)または(12)に記載の塗
布装置。
両端部のうちウェブの搬送方向上流側の端部が、他方の
端部より、鉛直方向下方に位置するように、段差を設け
たことを特徴とする(11)または(12)に記載の塗
布装置。
【0020】
(第1の実施の形態)以下、第1の実施の形態につい
て、塗布装置の概略図である図1および塗布手段の拡大
断面図である図2に基づいて説明する。
て、塗布装置の概略図である図1および塗布手段の拡大
断面図である図2に基づいて説明する。
【0021】ウェブ1は、塗布装置10によって塗布液
が塗布される長尺の支持体(被塗布物)である。このウ
ェブ1としては、ポリエチレンテレフタレート、紙、金
属箔、ポリエチレンナフタレート、セルロースなど長尺
の可撓性支持体が用いられる。このウェブ1は、図示し
ない搬送手段により、矢示の方向に連続搬送される。
が塗布される長尺の支持体(被塗布物)である。このウ
ェブ1としては、ポリエチレンテレフタレート、紙、金
属箔、ポリエチレンナフタレート、セルロースなど長尺
の可撓性支持体が用いられる。このウェブ1は、図示し
ない搬送手段により、矢示の方向に連続搬送される。
【0022】バックアップロール11は、ウェブ1の搬
送方向と同じ方向に回転し、連続搬送されているウェブ
1を支持しつつ、ウェブ1の搬送方向を転換する。この
バックアップロール11上にウェブ1が支持されている
間にウェブ1上に、後述する塗布手段20により塗布液
が塗布され、後計量手段30により塗布量が規制され
る。
送方向と同じ方向に回転し、連続搬送されているウェブ
1を支持しつつ、ウェブ1の搬送方向を転換する。この
バックアップロール11上にウェブ1が支持されている
間にウェブ1上に、後述する塗布手段20により塗布液
が塗布され、後計量手段30により塗布量が規制され
る。
【0023】液供給手段15は、図示しない釜に収容さ
れた塗布液を、塗布手段20へ供給する手段である。
れた塗布液を、塗布手段20へ供給する手段である。
【0024】塗布手段20は、連続搬送されているウェ
ブ1面上に、塗布液を塗布する手段であり、ファウンテ
ン方式を用いた手段である。この塗布手段20は、チャ
ンバー21とスリット22とを有している。チャンバー
21は、液供給手段15から供給された塗布液を、ウェ
ブ1の幅方向(図1において紙面垂直方向)に均一に分
配する手段である。スリット22は、その先端から塗布
液を吐出し、連続搬送されているウェブ1面上に塗布液
を供給(塗布)するための手段であり、チャンバー21
に連通し、ウェブ1の幅方向に伸びている。これらによ
り塗布手段20は、連続搬送されているウェブ1面上に
塗布液を塗布することができる。なお、本実施の形態で
は、塗布手段20は、塗布手段20により塗布される塗
布液量が目標とする塗布量よりも過剰の塗布液を、ウェ
ブ1面上に塗布する手段である。また、ウェブ1面上に
塗布液を塗布しているときは、ウェブ1面に対してスリ
ット22(さらに詳しくは、スリット22の先端)が所
定の位置(ウェブ1面とスリット22の先端との間隙
S)に配置されている。
ブ1面上に、塗布液を塗布する手段であり、ファウンテ
ン方式を用いた手段である。この塗布手段20は、チャ
ンバー21とスリット22とを有している。チャンバー
21は、液供給手段15から供給された塗布液を、ウェ
ブ1の幅方向(図1において紙面垂直方向)に均一に分
配する手段である。スリット22は、その先端から塗布
液を吐出し、連続搬送されているウェブ1面上に塗布液
を供給(塗布)するための手段であり、チャンバー21
に連通し、ウェブ1の幅方向に伸びている。これらによ
り塗布手段20は、連続搬送されているウェブ1面上に
塗布液を塗布することができる。なお、本実施の形態で
は、塗布手段20は、塗布手段20により塗布される塗
布液量が目標とする塗布量よりも過剰の塗布液を、ウェ
ブ1面上に塗布する手段である。また、ウェブ1面上に
塗布液を塗布しているときは、ウェブ1面に対してスリ
ット22(さらに詳しくは、スリット22の先端)が所
定の位置(ウェブ1面とスリット22の先端との間隙
S)に配置されている。
【0025】後計量手段30は、塗布手段20によりウ
ェブ1面上に塗布された過剰の塗布液を、目標とする塗
布量とするための手段である。本実施の形態では、後計
量手段30として、過剰の塗布液が塗布されたウェブ1
面上に空気を吹き付け、目標とする塗布量とするエアド
クタが用いられているが、これに限られず、例えば、ロ
ッド、ブレード、リバースローラなどを用いてもよい。
ェブ1面上に塗布された過剰の塗布液を、目標とする塗
布量とするための手段である。本実施の形態では、後計
量手段30として、過剰の塗布液が塗布されたウェブ1
面上に空気を吹き付け、目標とする塗布量とするエアド
クタが用いられているが、これに限られず、例えば、ロ
ッド、ブレード、リバースローラなどを用いてもよい。
【0026】この塗布装置10による塗布について説明
する。まず、長尺のウェブ1は、テープ2等の繋ぎ部材
(図2(b)参照)により連結され、さらに長尺に形成
されており、このウェブ1が、バックアップロール11
を旋回して、図示しない搬送手段により連続搬送されて
いる。一方、塗布液は、供給手段15によりチャンバー
21に供給され、チャンバー21で分配された後、スリ
ット22へと供給される。供給された塗布液は、スリッ
ト22を通り、スリット22の先端から吐出される。こ
のとき、塗布手段20のスリット22は、連続搬送され
ているウェブ1面に対して、所定の位置に配置されてい
るので、吐出された塗布液は、連続搬送されているウェ
ブ1面上に塗布される。また、このときの塗布量は、目
標とする塗布量よりも過剰の量である。また、このと
き、スリット22の先端から吐出した塗布液は、スリッ
ト22の先端を形成する両端部221、222のうちウ
ェブ1の搬送方向上流側の端部221上に、ビード(メ
ニスカス)が形成される(図2(a)参照)。
する。まず、長尺のウェブ1は、テープ2等の繋ぎ部材
(図2(b)参照)により連結され、さらに長尺に形成
されており、このウェブ1が、バックアップロール11
を旋回して、図示しない搬送手段により連続搬送されて
いる。一方、塗布液は、供給手段15によりチャンバー
21に供給され、チャンバー21で分配された後、スリ
ット22へと供給される。供給された塗布液は、スリッ
ト22を通り、スリット22の先端から吐出される。こ
のとき、塗布手段20のスリット22は、連続搬送され
ているウェブ1面に対して、所定の位置に配置されてい
るので、吐出された塗布液は、連続搬送されているウェ
ブ1面上に塗布される。また、このときの塗布量は、目
標とする塗布量よりも過剰の量である。また、このと
き、スリット22の先端から吐出した塗布液は、スリッ
ト22の先端を形成する両端部221、222のうちウ
ェブ1の搬送方向上流側の端部221上に、ビード(メ
ニスカス)が形成される(図2(a)参照)。
【0027】その後、過剰の塗布液が塗布されたウェブ
1は、バックアップロール11に沿ってさらに搬送さ
れ、エアドクタ30により過剰な塗布液が落とされ、目
標とする塗布量にされる。落とされた過剰な塗布液は、
図示しない回収手段により回収され、再び、塗布液とし
て塗布手段20に供給されるようになっている。
1は、バックアップロール11に沿ってさらに搬送さ
れ、エアドクタ30により過剰な塗布液が落とされ、目
標とする塗布量にされる。落とされた過剰な塗布液は、
図示しない回収手段により回収され、再び、塗布液とし
て塗布手段20に供給されるようになっている。
【0028】ところで、塗布手段20によって塗布液が
ウェブ1面上に連続塗布され、長時間経過すると、スリ
ット22近傍に皮膜状物が形成される。そして、この皮
膜状物がウェブ面上に付着することにより、ウェブ1面
上に筋状のスポット故障の原因となっている。本出願人
が鋭意検討した結果、この皮膜状物は、スリット22か
ら吐出した塗布液が滞留(特に、ビードが形成されてい
る部分に)しており、この滞留した塗布液の気液界面部
で、形成することが明らかになった。さらに、検討を進
めてみると、この皮膜状物は、塗布液で(一定時間毎
に)湿潤させると、ウェブ1面上に筋状のスポット故障
が生じなくなることが明らかになった。
ウェブ1面上に連続塗布され、長時間経過すると、スリ
ット22近傍に皮膜状物が形成される。そして、この皮
膜状物がウェブ面上に付着することにより、ウェブ1面
上に筋状のスポット故障の原因となっている。本出願人
が鋭意検討した結果、この皮膜状物は、スリット22か
ら吐出した塗布液が滞留(特に、ビードが形成されてい
る部分に)しており、この滞留した塗布液の気液界面部
で、形成することが明らかになった。さらに、検討を進
めてみると、この皮膜状物は、塗布液で(一定時間毎
に)湿潤させると、ウェブ1面上に筋状のスポット故障
が生じなくなることが明らかになった。
【0029】そこで、本実施の形態では、スリット22
近傍に発生した塗布液の皮膜状物に対して、塗布液を供
給して、前記皮膜状物を湿潤させることにより、筋状の
スポット故障の発生が無く、生産性を低下させずに塗布
することができる。この具体的な手段についてさらに説
明する。
近傍に発生した塗布液の皮膜状物に対して、塗布液を供
給して、前記皮膜状物を湿潤させることにより、筋状の
スポット故障の発生が無く、生産性を低下させずに塗布
することができる。この具体的な手段についてさらに説
明する。
【0030】本実施の形態では、塗布手段20を、塗布
液をウェブ1面上に塗布するための所定の位置(図2
(a)の位置)と、この所定の位置からウェブ1面に対
して離間した位置(本実施の形態では下方であり、図2
(b)の位置)との間を移動させる図示しない移動手段
を設ける。この離間した位置とは、ウェブ1面に対し
て、塗布時のウェブ1面とスリット22の先端との間隙
Sよりも離れた位置である。そして、所定時間間隔毎
に、この移動手段を駆動して、塗布手段20を所定の位
置から離間した位置へ移動させる。その後(塗布手段2
0を離間させた後)、直ちに、塗布手段20を前記所定
の位置に戻すように構成している。なお、この間(所定
の位置→離間した位置→所定の位置)、液供給手段15
から塗布液は供給を続ける(すなわち、スリット22か
ら塗布液を吐出させる)ように、制御する。
液をウェブ1面上に塗布するための所定の位置(図2
(a)の位置)と、この所定の位置からウェブ1面に対
して離間した位置(本実施の形態では下方であり、図2
(b)の位置)との間を移動させる図示しない移動手段
を設ける。この離間した位置とは、ウェブ1面に対し
て、塗布時のウェブ1面とスリット22の先端との間隙
Sよりも離れた位置である。そして、所定時間間隔毎
に、この移動手段を駆動して、塗布手段20を所定の位
置から離間した位置へ移動させる。その後(塗布手段2
0を離間させた後)、直ちに、塗布手段20を前記所定
の位置に戻すように構成している。なお、この間(所定
の位置→離間した位置→所定の位置)、液供給手段15
から塗布液は供給を続ける(すなわち、スリット22か
ら塗布液を吐出させる)ように、制御する。
【0031】このように、スリット22から塗布液を吐
出しつつ、塗布手段20(スリット22)を離間させる
ことにより、スリット22近傍に形成された皮膜状物を
湿潤させることができ、筋状のスポット故障の発生を無
くすことができる。さらに、塗布手段20が離間した
後、直ちに、所定の位置に戻すので、生産性を低下させ
ずに塗布することができる。
出しつつ、塗布手段20(スリット22)を離間させる
ことにより、スリット22近傍に形成された皮膜状物を
湿潤させることができ、筋状のスポット故障の発生を無
くすことができる。さらに、塗布手段20が離間した
後、直ちに、所定の位置に戻すので、生産性を低下させ
ずに塗布することができる。
【0032】なお、塗布手段20を所定の位置から離間
させる間隔は、生産性の向上のためには長時間間隔が好
ましいが、スポット故障の発生を無くすため6時間以下
が好ましい。また、塗布手段20が離間した後、直ち
に、所定の位置に戻す際の「直ちに」とは、スリット2
0近傍に形成された皮膜状物を湿潤させるのに十分な時
間であればよく、好ましくは、皮膜状物の湿潤のため
0.5秒以上、生産性向上のため2秒以下が好ましい。
させる間隔は、生産性の向上のためには長時間間隔が好
ましいが、スポット故障の発生を無くすため6時間以下
が好ましい。また、塗布手段20が離間した後、直ち
に、所定の位置に戻す際の「直ちに」とは、スリット2
0近傍に形成された皮膜状物を湿潤させるのに十分な時
間であればよく、好ましくは、皮膜状物の湿潤のため
0.5秒以上、生産性向上のため2秒以下が好ましい。
【0033】また、本実施の形態では、長尺のウェブ1
が、テープ2等の繋ぎ部材(図2(b)参照)により連
結され、さらに長尺に形成されている(元々、この繋ぎ
部材のところはロスになる)ので、この繋ぎ部材2を図
示しない検出手段で検出し、このタイミングで(繋ぎ部
材2がスリット22上を通過する際に)塗布手段20を
所定の位置から離間させれば、ロスを少なくすることが
できる。
が、テープ2等の繋ぎ部材(図2(b)参照)により連
結され、さらに長尺に形成されている(元々、この繋ぎ
部材のところはロスになる)ので、この繋ぎ部材2を図
示しない検出手段で検出し、このタイミングで(繋ぎ部
材2がスリット22上を通過する際に)塗布手段20を
所定の位置から離間させれば、ロスを少なくすることが
できる。
【0034】なお、本実施の形態では、移動手段によっ
て塗布手段20全体を移動させるようにしたが、これに
限られず、例えば、スリット22(両端部221、22
2を含め)が移動すればよい。要は、スリット22先端
に形成された皮膜状物がウェブ1上に塗布されずに、離
間したときに供給される塗布液で湿潤するようにすれば
よい。
て塗布手段20全体を移動させるようにしたが、これに
限られず、例えば、スリット22(両端部221、22
2を含め)が移動すればよい。要は、スリット22先端
に形成された皮膜状物がウェブ1上に塗布されずに、離
間したときに供給される塗布液で湿潤するようにすれば
よい。
【0035】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態について、図3に基づいて説明する。図3(a)は
塗布の様子を示した第2の実施の形態の塗布手段20の
拡大断面図であり、図3(b)は第2の実施の形態の塗
布手段20の斜視図である。なお、本実施の形態におい
て、塗布装置10の概略は第1の実施の形態と同じであ
るので、説明を省略し、さらに、塗布手段20に関して
も、同様の機能・機構を有するものは、同じ符号を付与
し、説明を省略する。
形態について、図3に基づいて説明する。図3(a)は
塗布の様子を示した第2の実施の形態の塗布手段20の
拡大断面図であり、図3(b)は第2の実施の形態の塗
布手段20の斜視図である。なお、本実施の形態におい
て、塗布装置10の概略は第1の実施の形態と同じであ
るので、説明を省略し、さらに、塗布手段20に関して
も、同様の機能・機構を有するものは、同じ符号を付与
し、説明を省略する。
【0036】上述した第1の実施の形態は、形成された
皮膜状物を塗布液で湿潤させると、ウェブ1面上に筋状
のスポット故障が生じないことに基づくものであった
が、本実施の形態は、さらに鋭意検討を重ねた結果、皮
膜状物の形成要因を突きとめ、その知見に基づくもので
ある。皮膜状物の形成要因は、塗布液と空気との界面で
ある気液界面で生成されるが、この皮膜状物が、スリッ
ト2の端部221、222である固体上で成長し、それ
がウェブ1に転写し、筋状のスポット故障として現れ
る。すなわち、気液固界面で形成された皮膜状物が、筋
状のスポット故障の原因となる。特に、ウェブ1の搬送
方向上流側のスリット22の端部221上には、塗布す
る際にはビードが形成されて塗布液の滞留が生じやす
く、皮膜状物が成長しやすい環境となる。
皮膜状物を塗布液で湿潤させると、ウェブ1面上に筋状
のスポット故障が生じないことに基づくものであった
が、本実施の形態は、さらに鋭意検討を重ねた結果、皮
膜状物の形成要因を突きとめ、その知見に基づくもので
ある。皮膜状物の形成要因は、塗布液と空気との界面で
ある気液界面で生成されるが、この皮膜状物が、スリッ
ト2の端部221、222である固体上で成長し、それ
がウェブ1に転写し、筋状のスポット故障として現れ
る。すなわち、気液固界面で形成された皮膜状物が、筋
状のスポット故障の原因となる。特に、ウェブ1の搬送
方向上流側のスリット22の端部221上には、塗布す
る際にはビードが形成されて塗布液の滞留が生じやす
く、皮膜状物が成長しやすい環境となる。
【0037】皮膜状物の形成を抑制させる方法として、
塗布点近傍の相対湿度をあげることが有効であるが、実
用化のためには、複雑な装置および管理が要求される。
塗布点近傍の相対湿度をあげることが有効であるが、実
用化のためには、複雑な装置および管理が要求される。
【0038】そこで、本実施の形態では、スリット22
に対してウェブ1の搬送方向上流側であって、スリット
22に隣接する部分(スリット22の端部221上)
に、塗布液を供給しながらウェブ1面上に塗布液を塗布
するすなわち、スリット22の端部221上に塗布液を
供給して、皮膜状物が形成されにくい環境、換言する
と、気液固界面を作らないようにする。これにより、生
産性を低下させずに、かつ、ウェブ1面上にスポット故
障が生じない。しかもこの場合、連続塗布を中断する必
要が無く、さらに生産性が向上する。
に対してウェブ1の搬送方向上流側であって、スリット
22に隣接する部分(スリット22の端部221上)
に、塗布液を供給しながらウェブ1面上に塗布液を塗布
するすなわち、スリット22の端部221上に塗布液を
供給して、皮膜状物が形成されにくい環境、換言する
と、気液固界面を作らないようにする。これにより、生
産性を低下させずに、かつ、ウェブ1面上にスポット故
障が生じない。しかもこの場合、連続塗布を中断する必
要が無く、さらに生産性が向上する。
【0039】この具体的な手段についてさらに説明をす
る。本実施の形態の塗布手段20は、スリット22に対
してウェブ1の搬送方向上流側に、塗布液を溜める液溜
め部23を設けている。この液溜め部23は、ウェブ1
の幅方向(図3(a)において紙面垂直方向)に伸び、
少なくともウェブ1の幅以上にわたって、塗布液を溜め
ることができる。この液溜め部23には、チャンバー2
1と一端が連通した供給管24および供給管24に接続
された分配管25を介して、分配管25に設けられた複
数の吐出孔26から、塗布液が供給されるようになって
いる。従って、本実施の形態では、液供給手段15(図
1参照)が、スリット22および液溜め部23に塗布液
を供給するように構成して、低コスト化を実現している
が、これに限らず、液溜め部23に塗布液を供給する供
給手段を、液供給手段15とは別途に設けてもよい。な
お、液量調整部材27は、供給管24と分配管25との
間に設けられ、液溜め部23に供給する塗布液の液量を
調整するための部材であり、例えば、ニードル方式が用
いられる。塗布液をウェブ1面上に塗布しているとき
は、液溜め部23が常に塗布液で満たされているよう
に、この液量調整部材27が調整される。また、本実施
の形態においても、塗布手段20は、塗布手段20によ
り塗布される塗布液量が目標とする塗布量よりも過剰の
塗布液を、ウェブ1面上に塗布する手段であり、ウェブ
1面上に塗布液を塗布しているときは、ウェブ1面に対
してスリット22(さらに詳しくは、スリット22の先
端)が所定の位置(ウェブ1面とスリット22の先端と
の間隙S)に配置されている。
る。本実施の形態の塗布手段20は、スリット22に対
してウェブ1の搬送方向上流側に、塗布液を溜める液溜
め部23を設けている。この液溜め部23は、ウェブ1
の幅方向(図3(a)において紙面垂直方向)に伸び、
少なくともウェブ1の幅以上にわたって、塗布液を溜め
ることができる。この液溜め部23には、チャンバー2
1と一端が連通した供給管24および供給管24に接続
された分配管25を介して、分配管25に設けられた複
数の吐出孔26から、塗布液が供給されるようになって
いる。従って、本実施の形態では、液供給手段15(図
1参照)が、スリット22および液溜め部23に塗布液
を供給するように構成して、低コスト化を実現している
が、これに限らず、液溜め部23に塗布液を供給する供
給手段を、液供給手段15とは別途に設けてもよい。な
お、液量調整部材27は、供給管24と分配管25との
間に設けられ、液溜め部23に供給する塗布液の液量を
調整するための部材であり、例えば、ニードル方式が用
いられる。塗布液をウェブ1面上に塗布しているとき
は、液溜め部23が常に塗布液で満たされているよう
に、この液量調整部材27が調整される。また、本実施
の形態においても、塗布手段20は、塗布手段20によ
り塗布される塗布液量が目標とする塗布量よりも過剰の
塗布液を、ウェブ1面上に塗布する手段であり、ウェブ
1面上に塗布液を塗布しているときは、ウェブ1面に対
してスリット22(さらに詳しくは、スリット22の先
端)が所定の位置(ウェブ1面とスリット22の先端と
の間隙S)に配置されている。
【0040】このように構成した本実施の形態では、ス
リット22および液溜め部23に塗布液を供給して、ウ
ェブ1面上に塗布液を塗布する。これにより、ウェブ1
の搬送方向上流側であって、スリット22に隣接する部
分(端部221)では、常に液溜め部23に溜められた
塗布液が供給された状態となり(図3(a)参照)、皮
膜状物が形成されにくい環境、換言すると、気液固界面
を作らないようにできる。これにより、生産性を低下さ
せずに、かつ、ウェブ1面上にスポット故障が生じな
い。しかもこの場合、連続塗布を中断する必要が無く、
さらに生産性が向上する。
リット22および液溜め部23に塗布液を供給して、ウ
ェブ1面上に塗布液を塗布する。これにより、ウェブ1
の搬送方向上流側であって、スリット22に隣接する部
分(端部221)では、常に液溜め部23に溜められた
塗布液が供給された状態となり(図3(a)参照)、皮
膜状物が形成されにくい環境、換言すると、気液固界面
を作らないようにできる。これにより、生産性を低下さ
せずに、かつ、ウェブ1面上にスポット故障が生じな
い。しかもこの場合、連続塗布を中断する必要が無く、
さらに生産性が向上する。
【0041】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態について、図4に基づいて説明する。図4は、塗布
の様子を示した第3の実施の形態の塗布手段20の拡大
断面図である。なお、本実施の形態において、塗布装置
10の概略は第1、2の実施の形態と同じであるので、
説明を省略し、さらに、塗布手段20に関しても、同様
の機能・機構を有するものは、同じ符号を付与し、説明
を省略する。
形態について、図4に基づいて説明する。図4は、塗布
の様子を示した第3の実施の形態の塗布手段20の拡大
断面図である。なお、本実施の形態において、塗布装置
10の概略は第1、2の実施の形態と同じであるので、
説明を省略し、さらに、塗布手段20に関しても、同様
の機能・機構を有するものは、同じ符号を付与し、説明
を省略する。
【0042】上述した第2の実施の形態は、皮膜状物が
形成されにくい環境、換言すると、気液固界面を作らな
いようにするために、スリット22に対してウェブ1の
搬送方向上流側に液溜め部23を設け、そこに塗布液を
常に供給することにより、スリット22に隣接する部分
(端部221)を、液溜め部23に溜められた塗布液が
供給された状態とするように構成したが、本実施の形態
では、スリット22から吐出された塗布液で、同様の効
果を得るものである。
形成されにくい環境、換言すると、気液固界面を作らな
いようにするために、スリット22に対してウェブ1の
搬送方向上流側に液溜め部23を設け、そこに塗布液を
常に供給することにより、スリット22に隣接する部分
(端部221)を、液溜め部23に溜められた塗布液が
供給された状態とするように構成したが、本実施の形態
では、スリット22から吐出された塗布液で、同様の効
果を得るものである。
【0043】すなわち、スリット22の先端を形成する
両端部221、222のうち、ウェブ1の搬送方向上流
側の端部221に、スリット22から吐出した塗布液を
流下させながら、ウェブ1面上に塗布液を塗布すること
により、皮膜状物が形成されにくい環境、換言すると、
気液固界面を作らないようにする。これにより、生産性
を低下させずに、かつ、ウェブ1面上にスポット故障が
生じない。しかもこの場合、連続塗布を中断する必要が
無く、さらに生産性が向上する。
両端部221、222のうち、ウェブ1の搬送方向上流
側の端部221に、スリット22から吐出した塗布液を
流下させながら、ウェブ1面上に塗布液を塗布すること
により、皮膜状物が形成されにくい環境、換言すると、
気液固界面を作らないようにする。これにより、生産性
を低下させずに、かつ、ウェブ1面上にスポット故障が
生じない。しかもこの場合、連続塗布を中断する必要が
無く、さらに生産性が向上する。
【0044】この具体的な手段について、さらに説明す
る。本実施の形態の塗布手段20において、スリット2
2から吐出した塗布液が端部221側に流下するような
ベクトルを与えるために、スリット22の伸びる方向
(図4におけるA方向)を、ウェブ1の搬送方向(図4
におけるB方向)に対向するように傾けて配置する。こ
れにより、スリット22から吐出した塗布液は、塗布液
をウェブ1面上に塗布している際にも、端部221上を
流下し、皮膜状物が形成されにくい環境を作る、換言す
ると、気液固界面を作らないようにできる。なお、この
スリット22とウェブ1搬送方向との対向角度θは85
°(degree)以下60°以上が好ましく、更に好
ましくは80°以下である。
る。本実施の形態の塗布手段20において、スリット2
2から吐出した塗布液が端部221側に流下するような
ベクトルを与えるために、スリット22の伸びる方向
(図4におけるA方向)を、ウェブ1の搬送方向(図4
におけるB方向)に対向するように傾けて配置する。こ
れにより、スリット22から吐出した塗布液は、塗布液
をウェブ1面上に塗布している際にも、端部221上を
流下し、皮膜状物が形成されにくい環境を作る、換言す
ると、気液固界面を作らないようにできる。なお、この
スリット22とウェブ1搬送方向との対向角度θは85
°(degree)以下60°以上が好ましく、更に好
ましくは80°以下である。
【0045】さらに、本実施の形態では、スリット22
の先端を形成する両端部221、222のうちウェブ1
の搬送方向上流側の端部221が、他方の端部222よ
り、鉛直方向(図4において上下方向)下方に位置する
ように、段差を設けている。これにより、スリット22
から吐出した塗布液は、スリット22の伸びる方向(図
4におけるA方向)よりさらにウェブ1の搬送方向上流
側に傾いた方向(図4においてA方向からさらに右回転
した方向)のベクトルで、吐出されることになり、さら
に、端部221上を流下しやすくさせ、皮膜状物が形成
されにくい環境を作る、換言すると、気液固界面を作ら
ないようにできる。
の先端を形成する両端部221、222のうちウェブ1
の搬送方向上流側の端部221が、他方の端部222よ
り、鉛直方向(図4において上下方向)下方に位置する
ように、段差を設けている。これにより、スリット22
から吐出した塗布液は、スリット22の伸びる方向(図
4におけるA方向)よりさらにウェブ1の搬送方向上流
側に傾いた方向(図4においてA方向からさらに右回転
した方向)のベクトルで、吐出されることになり、さら
に、端部221上を流下しやすくさせ、皮膜状物が形成
されにくい環境を作る、換言すると、気液固界面を作ら
ないようにできる。
【0046】なお、この段差量H(図4参照)は、0<
H<1mmの範囲が好ましく、この上限を越えると、ウ
ェブ1面上に塗布液を塗布しずらくなる。また、スリッ
ト22の端部221(ウェブ1の搬送方向上流側の端
部)の平坦部の幅tは、5mm以下、さらに3mm以下
とすることが、端部221上を流下させやすくするため
に、好ましい。
H<1mmの範囲が好ましく、この上限を越えると、ウ
ェブ1面上に塗布液を塗布しずらくなる。また、スリッ
ト22の端部221(ウェブ1の搬送方向上流側の端
部)の平坦部の幅tは、5mm以下、さらに3mm以下
とすることが、端部221上を流下させやすくするため
に、好ましい。
【0047】なお、本実施の形態では、スリット22を
傾けることと、スリット22の先端部に段差を設けるこ
との2つを同時に採用した塗布手段20を用いたが、こ
れらいずれか一方だけでも、スリット22から吐出した
塗布液が、端部221上を流下し、皮膜状物が形成され
にくい環境を作ることができる。また、本実施の形態に
おいても、塗布手段20は、塗布手段20により塗布さ
れる塗布液量が目標とする塗布量よりも過剰の塗布液
を、ウェブ1面上に塗布する手段であり、ウェブ1面上
に塗布液を塗布しているときは、ウェブ1面に対してス
リット22(さらに詳しくは、スリット22の先端であ
って、最もウェブ1面に近い端部)が所定の位置(ウェ
ブ1面とスリット22の先端との間隙S)に配置されて
いる。
傾けることと、スリット22の先端部に段差を設けるこ
との2つを同時に採用した塗布手段20を用いたが、こ
れらいずれか一方だけでも、スリット22から吐出した
塗布液が、端部221上を流下し、皮膜状物が形成され
にくい環境を作ることができる。また、本実施の形態に
おいても、塗布手段20は、塗布手段20により塗布さ
れる塗布液量が目標とする塗布量よりも過剰の塗布液
を、ウェブ1面上に塗布する手段であり、ウェブ1面上
に塗布液を塗布しているときは、ウェブ1面に対してス
リット22(さらに詳しくは、スリット22の先端であ
って、最もウェブ1面に近い端部)が所定の位置(ウェ
ブ1面とスリット22の先端との間隙S)に配置されて
いる。
【0048】
【実施例】上述した第1〜第3の実施の形態の塗布手段
20を用いて(それぞれ、実施例1〜3)、表1に示す
各塗布液をウェブ1(厚さ100μmのPET支持体)
面上に連続塗布(ウェブの搬送速度は100m/mi
n.)した後、図1に示したエアドクタ30によりウェ
ット状態の塗布膜厚を10μmに規制し、その後乾燥さ
せた。実施例1においては、5時間間隔で約1秒間塗布
手段を離間させた。実施例3においては、t=2.5m
m、H=0.7mm、θ=80°で行った。また、実施
例1と同じ塗布手段を移動させない場合を比較例として
行った。なお、全ての実施例および比較例において、塗
布液をウェブに塗布しているときは、ウェブとスリット
先端との間隙を、S=0.8mmでおこなった。
20を用いて(それぞれ、実施例1〜3)、表1に示す
各塗布液をウェブ1(厚さ100μmのPET支持体)
面上に連続塗布(ウェブの搬送速度は100m/mi
n.)した後、図1に示したエアドクタ30によりウェ
ット状態の塗布膜厚を10μmに規制し、その後乾燥さ
せた。実施例1においては、5時間間隔で約1秒間塗布
手段を離間させた。実施例3においては、t=2.5m
m、H=0.7mm、θ=80°で行った。また、実施
例1と同じ塗布手段を移動させない場合を比較例として
行った。なお、全ての実施例および比較例において、塗
布液をウェブに塗布しているときは、ウェブとスリット
先端との間隙を、S=0.8mmでおこなった。
【0049】これら実施例1〜3および比較例の塗布装
置で連続塗布を行い、乾燥させたウェブの、スポット故
障の発生状況を目視にて観測した結果を表1に示す。
置で連続塗布を行い、乾燥させたウェブの、スポット故
障の発生状況を目視にて観測した結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】表から明らかなように、実施例1〜3にお
いては、60時間連続塗布を行っても、いずれの塗布液
に対しても、故障が発生しない。これに対して、比較例
においては、塗布を開始してから6〜16時間後に筋状
のスポット故障が発生した。
いては、60時間連続塗布を行っても、いずれの塗布液
に対しても、故障が発生しない。これに対して、比較例
においては、塗布を開始してから6〜16時間後に筋状
のスポット故障が発生した。
【0052】また、実施例1〜3の付帯効果として、塗
布手段のスリットの端部(221、222)における連
続塗布終了後(60時間後)の状態が非常に良好であ
り、比較例と比べ、塗布手段の洗浄作業に要する時間を
大幅に短縮できた。
布手段のスリットの端部(221、222)における連
続塗布終了後(60時間後)の状態が非常に良好であ
り、比較例と比べ、塗布手段の洗浄作業に要する時間を
大幅に短縮できた。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明において
は、生産性を低下させずに、かつ、ウェブ面上にスポッ
ト故障が生じない塗布方法および塗布装置を提供するこ
とができる。
は、生産性を低下させずに、かつ、ウェブ面上にスポッ
ト故障が生じない塗布方法および塗布装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗布装置の概略図である。
【図2】塗布手段の拡大断面図である。
【図3】第2の実施の形態の塗布手段を示す図である。
【図4】第3の実施の形態の塗布手段を示す図である。
1 ウェブ 10 塗布装置 15 液供給手段 20 塗布手段 21 チャンバー 22 スリット 23 液溜め部 30 後計量手段(エアドクタ) 221 端部(ウェブ搬送方向上流側) 222 端部(ウェブ搬送方向下流側)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古屋 正義 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内
Claims (13)
- 【請求項1】 供給された塗布液を、連続搬送されてい
るウェブ面に対して所定位置に配置したスリットから吐
出させ、ウェブ面上に塗布する塗布方法において、 前記スリットから塗布液を吐出しつつ、 前記スリットを連続搬送されているウェブ面から離間さ
せることを特徴とする塗布方法。 - 【請求項2】 前記スリットを離間させた後、直ちに、
前記所定位置に戻すことを特徴とする請求項1に記載の
塗布方法。 - 【請求項3】 供給された塗布液を、連続搬送されてい
るウェブ面上に、スリットから吐出させて、ウェブ面上
に塗布液を連続塗布する塗布方法において、 前記スリット近傍に発生した塗布液の皮膜状物に対し
て、塗布液を供給して、前記皮膜状物を湿潤させること
を特徴とする塗布方法。 - 【請求項4】 塗布液を供給する供給手段と、前記供給
手段から供給された塗布液を吐出させるスリットを備え
た塗布手段とを有し、前記スリットから吐出させた塗布
液を連続搬送されているウェブ面上に塗布する塗布装置
において、 前記塗布手段を、ウェブ面上に塗布するための所定位置
と、前記所定位置からウェブ面に対して離間した位置と
の間を移動させる移動手段を有し、 前記移動手段によって前記塗布手段を前記所定位置から
離間させるとともに、前記供給手段から塗布液を前記ス
リットに供給するように制御することを特徴とする塗布
装置。 - 【請求項5】 供給された塗布液を、連続搬送されてい
るウェブ面に対して所定位置に配置したスリットから吐
出させ、ウェブ面上に塗布する塗布方法において、 前記スリットに対してウェブの搬送方向上流側であっ
て、前記スリットに隣接する部分に、塗布液を供給しな
がらウェブ面上に塗布液を塗布する塗布方法。 - 【請求項6】 供給された塗布液を、連続搬送されてい
るウェブ面に対して所定位置に配置したスリットから吐
出させ、ウェブ面上に塗布する塗布方法において、 前記スリットに対してウェブの搬送方向上流側に、塗布
液を溜める液溜め部を設け、 前記スリットおよび前記液溜め部に塗布液を供給して、
ウェブ面上に塗布液を塗布する塗布方法。 - 【請求項7】 塗布液を供給する供給手段と、前記供給
手段から供給された塗布液を吐出させるスリットを備え
た塗布手段とを有し、前記スリットから吐出させた塗布
液を連続搬送されているウェブ面上に塗布する塗布装置
において、 前記スリットに対してウェブの搬送方向上流側に、塗布
液を溜める液溜め部を、設けたことを特徴とする塗布装
置。 - 【請求項8】 前記液溜め部に塗布液を供給することを
特徴とする請求項7に記載の塗布装置。 - 【請求項9】 前記供給手段が、前記液溜め部に塗布液
を供給することを特徴とする請求項8に記載の塗布装
置。 - 【請求項10】 供給された塗布液を、連続搬送されて
いるウェブ面に対して所定位置に配置したスリットから
吐出させ、ウェブ面上に塗布する塗布方法において、 前記スリットの先端を形成する両端部のうちウェブの搬
送方向上流側の端部に、前記スリットから吐出した塗布
液を流下させながら、ウェブ面上に塗布液を塗布する塗
布方法。 - 【請求項11】 塗布液を供給する供給手段と、前記供
給手段から供給された塗布液を吐出させるスリットを備
えた塗布手段とを有し、前記スリットから吐出させた塗
布液を連続搬送されているウェブ面上に塗布する塗布装
置において、 前記スリットの先端を形成する両端部のうちウェブの搬
送方向上流側の端部に、前記スリットから吐出した塗布
液を流下させるようにしたことを特徴とする塗布装置。 - 【請求項12】 前記スリットを、ウェブの搬送方向に
対向するように傾けて配置したことを特徴とする請求項
11に記載の塗布装置。 - 【請求項13】 前記スリットの先端を形成する両端部
のうちウェブの搬送方向上流側の端部が、他方の端部よ
り、鉛直方向下方に位置するように、段差を設けたこと
を特徴とする請求項11または12に記載の塗布装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8651097A JPH10277465A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 塗布方法および塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8651097A JPH10277465A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 塗布方法および塗布装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10277465A true JPH10277465A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13888988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8651097A Pending JPH10277465A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 塗布方法および塗布装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10277465A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006231251A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Lintec Corp | 塗布装置及び塗布方法 |
| CN102671820A (zh) * | 2011-03-18 | 2012-09-19 | 财团法人工业技术研究院 | 涂布组件 |
| WO2017086229A1 (ja) * | 2015-11-19 | 2017-05-26 | 住友電気工業株式会社 | 塗布装置及び塗布シートの製造方法 |
-
1997
- 1997-04-04 JP JP8651097A patent/JPH10277465A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006231251A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Lintec Corp | 塗布装置及び塗布方法 |
| CN102671820A (zh) * | 2011-03-18 | 2012-09-19 | 财团法人工业技术研究院 | 涂布组件 |
| WO2017086229A1 (ja) * | 2015-11-19 | 2017-05-26 | 住友電気工業株式会社 | 塗布装置及び塗布シートの製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050726 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050809 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051206 |