JPH10318931A - 透明流体中の異物検出装置 - Google Patents

透明流体中の異物検出装置

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JPH10318931A
JPH10318931A JP13192297A JP13192297A JPH10318931A JP H10318931 A JPH10318931 A JP H10318931A JP 13192297 A JP13192297 A JP 13192297A JP 13192297 A JP13192297 A JP 13192297A JP H10318931 A JPH10318931 A JP H10318931A
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JP13192297A
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Inventor
Akinori Kuwaki
亮仙 桑木
Junichi Shinagawa
潤一 品川
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】省スペース化させ、而も異物の有無と、その大
きさを正確に測定することができるようにする。 【解決手段】押出機の先端に接続され当該押出機から押
出される透明のポリエチレン樹脂を通過させる透明リン
グ2と、透明リング2中を通過するポリエチレン樹脂を
撮像してビデオ信号d1、d2に変換するラインセンサカ
メラ3、4と、各ラインセンサカメラ3、4から出力さ
れるビデオ信号d1、d2に基づきポリエチレン樹脂に混
入した異物を検出する画像処理部5とを備え、各ライン
センサカメラ3、4は1列に複数並んだ撮像素子の並び
方向がポリエチレン樹脂の流れ方向に対して直交した状
態になるように設けられ且つ隔置した状態でポリエチレ
ン樹脂の流れ方向に配置されている。また、ラインセン
サカメラ3、4は撮像方向が交差するように配置されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は透明流体中の異物
検出装置に係り、特に透明流体中に混在している異物の
有無や大きさを測定する透明流体中の異物検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、高電圧の電力ケーブルとしては、
ケーブル絶縁層に架橋ポリエチレンを用いたCVケーブ
ルが多用されている。このCVケーブルは通常、架橋剤
を添加したポリエチレンを押出機からケーブル導体上の
内部半導電層の外周に押出し被覆し、さらにその外周に
外部半導電層を押出し被覆した後、架橋管内で加圧状態
で加熱し、架橋剤を反応させてポリエチレンを架橋させ
る工程を経て製造される。
【0003】一般に、CVケーブルを使用して長距離の
電力ケーブル線路を構築する場合には、CVケーブルを
短スパン毎にケーブルルートに沿って敷設した後、その
前後端を順次接続し、線路の終端に終端接続部を設置す
る。このCVケーブルの接続方法としては、種々の方法
が開発されているが、中でも、EMJ(押出モールドジ
ョイント)法やBMJ(ブロックモールドジョイント)
法が、絶縁性能および信頼性の点から、広く採用される
傾向にある。 EMJ法は、ケーブル絶縁層や内外の半
導電層をペンシリングし、露出したケーブル導体間を導
体スリーブで接続した電力ケーブルの導体接続部の周囲
にモールド型を組立て、架橋剤を添加したポリエチレン
を押出機からモールド型内に導入し、加熱・加圧してポ
リエチレンを成形すると共に架橋させるものである。ま
た、BMJ法は、予め半円筒状に成形した架橋剤入りの
ポリエチレンブロックを上記電力ケーブルの導体接続部
の周囲に円筒状に組立て、あるいは予め円筒状に成形し
た架橋剤入りのポリエチレンブロックを上記電力ケーブ
ルの導体接続部に挿入し、その外周にモールド型を配置
し、加熱・加圧してポリエチレンを成形一体化させると
共に架橋させるものである。
【0004】上述の電力ケーブルのケーブル絶縁層やそ
のモールドジョイント部は、高い電界のもとで使用され
るものであるから、それらの中に金属粉やゴミ、あるい
はヤケ(樹脂材料の熱劣化物)などの異物が混在してい
ると、それらが起点となって絶縁破壊を引き起こす虞が
ある。また、電力ケーブルを長期間に亘って使用する間
に、異物の周囲に水トリーなどが発生し、絶縁性能を次
第に低下させる虞がある。したがって、電力ケーブルの
ケーブル絶縁層やモールドジョイント部に使用される絶
縁材料は、押出機に供給される前に、異物が混在してい
ないか十分な検査を受けると共に、押出し工程やモール
ド工程においても、過度の加熱や滞留によって樹脂が異
物化して絶縁性能が低下することのないように、細心の
注意が払われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような電力ケーブ
ルの絶縁材料として使用される樹脂材料中の異物の検査
方法としては種々の方法が開発され、実用化されている
が、いずれも一長一短がある。例えば、押出機に供給さ
れる前の樹脂ペレットを抜取って、異物の有無や程度
(大きさや個数)を目視検査したり、あるいは押出機か
ら押出した樹脂材料をフィルム状に成形し、これにレー
ザビームを照射してその透過像から異物の有無や程度を
判定する方法が知られているが、これらの方法はいずれ
も全量検査でないため、その信頼性に懸念がある。
【0006】また、押出機の先端の樹脂通路に透明な窓
を設け、そこからレーザビームを照射して走査させ、そ
の透過光の強度の変化から異物の有無や程度を判定する
ことができる高電圧絶縁体押出成形用異物検出方法およ
び装置(特開平7−325037号公報)、プラスチッ
ク押出機の異物検査装置(特開平8−323841号公
報)が知られている。しかしながら、このような検出方
法や検出装置では、レーザ光源および受光器から成る異
物検出ユニットが使用されていることからユニット自体
がかなり大きくなるので、ある程度の大きさの取付スペ
ースを確保しなければならない。
【0007】また、押出機の先端の樹脂通路に透明な窓
を設け、そこから画像カメラによって溶融樹脂中の異物
を検出する押出機ヘッドにおける樹脂中異物検出方法お
よび装置(特開平7−325037号公報)が知られて
いる。このような検出方法を適用する検出装置において
は、 一般的にCCD画素等の検出素子が2次元平面に
並べられている画像カメラが使用されるので、内径20
mmの透明流路を流れる透明液体中の異物を50μmの
大きさまでは検出することができる。しかしながら、ケ
ーブル絶縁体押出時に使用される透明流路の内径は50
mmになるので、上述の画像カメラを用いると検出限界
が、
【0008】
【数1】
【0009】になる。したがって、検出限界の要求レベ
ルである50μmをクリアできなくなる難点があった。
本発明はこのような従来の難点を解決するためになされ
たもので、省スペース化させることができ、而も異物の
有無と、その大きさを正確に測定することができる透明
流体中の異物検出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【発明を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の透明流体中の異物検出装置は、透明流体を通
過させる透明流路と、透明流路中を通過する透明流体を
撮像してビデオ信号に変換するラインセンサカメラと、
ラインセンサカメラから出力されるビデオ信号に基づき
透明流体に混在している異物を検出する画像処理部とを
備え、ラインセンサカメラは1列に複数並んだ撮像素子
の並び方向が透明流体の流れ方向に対して直交した状態
になるように設けられ且つ隔置した状態で透明流体の流
れ方向に複数配置されたものである。
【0011】また、本発明の透明流体中の異物検出装置
において複数のラインセンサカメラは、撮像方向が交差
するように配置されることが好ましい。また、本発明の
透明流体中の異物検出装置において画像処理部は、複数
のラインセンサカメラから出力される各ビデオ信号に基
づき透明流体中に混在している異物の有無および流れ方
向の大きさを示す異物データを求める画像処理回路と、
画像処理回路からの異物データから求められる同一の異
物の検出時間差から当該異物の速度データを求め、当該
速度データに基づき異物の流れ方向の大きさを示す異物
データを補正する補正回路とを備えたものが好ましい。
【0012】さらに、本発明の透明流体中の異物検出装
置において画像処理部の補正回路は、画像処理回路から
の異物データから求められる同一の異物の検出時間差か
ら異物の速度データを求めて補正係数を算定し、補正係
数に基づき異物の流れ方向の大きさを示す異物データを
補正するものが好ましい。また、本発明の透明流体中の
異物検出装置において画像処理部の補正回路は、上流側
のラインセンサカメラで撮像された異物の画像の位置
と、下流側のラインセンサカメラで撮像された異物の画
像の位置とを比較し、それらの位置の差および異物の検
出時間差の関係から異物の流速を求めるものが好まし
い。
【0013】これにより、例えば1列が4000〜50
00画素のラインセンサカメラを使用できるので、透明
流体の流れ方向に対して直交した方向の検出精度を向上
させることができる。このような透明流体中の異物検出
装置は、電力ケーブルのケーブル絶縁層やそのモールド
ジョイント部に供給されるポリエチレン材料中の異物検
出に利用することができる。ポリエチレン樹脂は、常温
では乳白色の半透明であり、光の透過性は十分ではない
が、押出機で混練する際に加熱されて溶融すると透明に
なり、溶融樹脂中に異物が混在している場合には、外部
から容易に透視することができる。したがって、押出機
とクロスヘッドの間、あるいは押出機とモールド型の間
を連結する管路の途中に透明なガラスや樹脂材料から成
る透明流路を介挿しておき、その外側からラインセンサ
カメラで撮像してビデオ信号に変換して、それを信号処
理することにより、流路内を通過したポリエチレン樹脂
中の異物の有無および大きさを検出することができる。
【0014】ラインセンサカメラによって異物をビデオ
信号としてとらえる場合、異物はポリエチレン樹脂の流
れの方向に移動するので、異物の大きさは流れ方向に対
して実際よりも異なった大きさの映像信号として出力さ
れる。また、透明流路内を流れるポリエチレン樹脂中の
流速の分布は一様ではなく、流路の中心で大きく、流壁
の近くでは小さい。例えば、透明流路の内径が円筒形
で、そこを流れる流体がニュートンの粘性法則に従う場
合には、その流速分布は次式に示すようになり、これを
図示すれば図4(a)のようになる。
【0015】Ur=K(R2−r2)(2) 但し、Ur:r位置における流速 K:定数 R:流路の半径 r:流路の半径位置 ポリエチレン樹脂は、上述の式(2)に完全に従うニュ
ートン流体ではないが、押出し時の平均流速が所定の範
囲内の場合にはそれに近い挙動を示す。また、それより
も流速が低い場合には、寧ろ図4(b)のVrように、
ビンガム流体に近い流速分布を示す。
【0016】したがって、本発明の透明流体中の異物検
出装置においては、透明流体の流れ方向に異なる複数の
位置でラインセンサカメラにより撮像してビデオ信号に
変換し、これらの映像信号に基づき透明流体中における
異物の有無および大きさを示す情報を求めると共に、複
数のラインセンサカメラで検出された同一の異物の検出
時間差からその異物の速度情報を求め、この速度情報に
基づき異物の流れ方向の大きさを示す情報を補正するよ
うにしている。具体的には、透明流体中の異物の流速V
を求める方法として、流路内を流れる透明流体を、その
流れと交差する方向から上流側ラインセンサカメラおよ
び下流側ラインセンサカメラで撮像し、上流側ラインセ
ンサカメラで撮像された異物の画像の位置と、下流側ラ
インセンサカメラで撮像された異物の画像の位置とを比
較し、それらの位置の差から異物の流速を求めることが
できる。
【0017】また、複数のラインセンサカメラを透明流
体の流れ方向の異なった位置から、且つ透明流体の流れ
と交差する異なる複数の方向から同時に透明流体を撮像
するようにすれば、異物の有無および速度情報を知るこ
とができるだけでなく、異物が重なって通過する場合で
も、それらの重なりを識別できるので、異物の個数や大
きさを正確に求めることができる。
【0018】なお、ラインセンサカメラで撮像するため
の透明流路は、管路の途中に透明リングを介挿すること
により構成することができる。この場合、透明リングは
横断面を四角形としておくこともできるが、中を流れる
流体の流れを乱したり、滞留を生じさせることがないよ
う、管路と同じ内径の円筒状としておくことが好まし
い。また、透明リングは、例えば透明流体が溶融ポリエ
チレンの場合には、その屈折率1.44に近い屈折率を
持つパイレックスガラス(屈折率1.47)で構成する
ことが望ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の透明流体中の異物
検出装置の実施の一形態について、図面を参照して説明
する。なお、本実施の一形態においては、CVケーブル
の絶縁層をEMJ法により接続する際のモールド型に供
給されるポリエチレン樹脂中の異物検出に適用させるも
のとする。
【0020】本発明の透明流体中の異物検出装置の実施
の一形態は図1(a)、(b)に示すように、押出機か
らモールド型へ至る樹脂供給用の管路1の途中に介挿さ
れる透明流路である透明リング2と、透明リング2中を
通過する透明流体であるポリエチレン樹脂を撮像する2
つのラインセンサカメラ3、4と、2つのラインセンサ
カメラ3、4から出力される各ビデオ信号d1、d2に基
づきポリエチレン樹脂に混在している異物を検出する画
像処理部5とを備えている。また、画像処理部5には出
力装置6およびモニタ7が接続されている。
【0021】透明リング2は、パイレックスガラスなど
から成り、管路1と同じ内径約50mmの円筒状で、そ
の上下両端はOリング8を介して管路側のフランジ9、
10間に対面している。また、フランジ9とフランジ1
0とは、それらの周囲4ヵ所に設けられた透孔に挿通さ
れるボルトナット11により締付けられ、透明リング2
との間をシールしている。
【0022】2つのラインセンサカメラ3、4はCCD
などの固定撮像素子が使用され、この固定撮像素子が一
列に並べられ配設されている。このような2つのライン
センサカメラ3、4は、例えば1列に複数並んだ固定撮
像素子の並び方向が透明リング2内を流れるポリエチレ
ン樹脂の流れ方向Uに対して直交した状態になるように
設けられ、且つ隔置した状態でポリエチレン樹脂の流れ
方向Uに配置されている。具体的には、上流側のライン
センサカメラ3と下流側のラインセンサカメラ4との撮
像位置を、例えば透明リング2の軸線方向にSmmずら
す。
【0023】さらに、2つのラインセンサカメラ3、4
は、撮像方向が交差するように配置されている。なお、
2つのラインセンサカメラ3、4の撮像方向の交差角度
は、複数の異物を正確に検出させるために直交させるこ
とが好ましい。これにより、異物が重なって通過する場
合でも、それらの重なりを識別できるので、異物の個数
や大きさを画像処理部5で正確に求めることができる。
【0024】画像処理部5は、2つのラインセンサカメ
ラ3、4から出力される各ビデオ信号d1、d2に基づき
ポリエチレン樹脂中に混在している異物の有無および流
れ方向の大きさを示す異物データd3を求める画像処理
回路12と、画像処理回路12からの異物データd3
ら求められる同一の異物の検出時間差から当該異物の速
度データ(図示せず)を求め、当該速度データに基づき
異物データd3を補正する補正回路13とを備えてい
る。
【0025】画像処理回路12は、各ビデオ信号d1
2の時系列データを記憶回路(図示せず)に保存し、
所定の時系列データが集積される度に画像処理して出力
装置6およびモニタ7に出力する。これにより、モニタ
7の画面a上には上流側のラインセンサカメラ3、画面
b上には下流側のラインセンサカメラ4によってそれぞ
れ検出された異物の拡大像が、ゆっくりと移動する像と
して写し出される。
【0026】補正回路13は、画像処理回路12からの
異物データd3から求められた異物の速度データから補
正係数を算定し、この補正係数に基づき異物の流れ方向
の大きさを示す異物データd3を補正して異物補正デー
タd4を求める。また、補正回路13は、上流側のライ
ンセンサカメラ3で撮像された異物の画像位置と、下流
側のラインセンサカメラ4で撮像された異物の画像位置
とを比較し、それらの位置の差および異物の検出時間差
の関係から異物の流速を求める。これは、上流側のライ
ンセンサカメラ3と下流側のラインセンサカメラ4との
撮像位置を、透明リング2の軸線方向にSmm程度ずら
しているので、2つのラインセンサカメラ3、4におい
て同一の異物を検出した際に生ずるビデオ信号d1、d2
に、その異物の流速に関する情報が含まれるからであ
る。
【0027】補正の方法としては、次の方法を採用する
ことができる。 (1) 異物が平均流速V0で通過した時、画像処理回
路12から出力される異物の流れ方向の大きさを示す異
物データd3が、異物の真の大きさを示す異物補正デー
タd4となるように設定し、この時の補正係数をCを1
とする。 (2) 異物の通過速度が平均流速V0よりも大きい
時、画像処理回路12から出力される異物の流れ方向の
大きさを示す異物データd3は、異物の真の大きさより
も小さく出力されるため、補正回路13において、異物
の流れ方向の大きさを示す異物データd3に補正係数C1
(>1)を乗算する補正を行う。この補正係数C1は異
物の通過速度が大きくなるにつれて、大きな値となる。 (3) 異物の通過速度が平均流速V0よりも小さい
時、画像処理回路12から出力される異物の流れ方向の
大きさを示す異物データd3は、異物の真の大きさより
も大きく出力されるため、補正回路13において、異物
の流れ方向の大きさを示す異物データd3に補正係数C2
(<1)を乗算する補正を行う。この補正係数C2は異
物の通過速度が小さくなるにつれて、小さな値となる。 (4) 補正係数C1、C2は、予め求めて画像処理部5
内の記憶媒体に格納され、異物の速度情報に基づき適宜
選択される。
【0028】例えば、レーザビームが60MHz(=1
6.7nsec/scan)で走査している場合、スキ
ャンデータが異物を検出していることを示す"0"の数が
縦方向に400000個連続して並んだときには、 16.7nsec/scan×400000=6.68
msec となり、平均流速7mm/secを基準に考えると、流
れ方向の見掛けの大きさは、 6.68msec×7mm/sec=47μm となるが、その異物の実測した流速Vが10mm/se
cであったとすると、その異物の流れ方向の真の大きさ
Lは、 47μm×10mm/7mm=67μm となる。したがって、この場合の補正係数C1は10/
7ということになる。
【0029】また、異物の流れ方向の大きさを示す異物
データd3を補正する場合には、上述した補正係数の乗
算ではなく、異物の流れ方向の大きさを示す異物データ
3に異物の通過速度によって定まる補正量を加減算す
るようにしてもよい。このように構成された透明流体中
の異物検出装置の動作について説明する。EMJ法によ
りCVケーブルを接続する際にモールド型に供給される
ポリエチレン樹脂中の異物の検出を行う場合には、ケー
ブル絶縁層や内外の半導電層をペンシリングし、露出し
たケーブル導体間を導体スリーブで接続した一対の電力
ケーブル(図示せず)は、導体接続部の周囲にモールド
型(図示せず)が組立てられる。モールドに使用される
ポリエチレン樹脂は押出機(図示せず)において、架橋
剤と共に混練され、加熱溶融して透明流体となり、樹脂
供給用の管路1を通してモールド型内へ供給される。こ
の透明流体となったポリエチレン樹脂が管路1に介挿さ
れた透明リング2内を通過する際、2つのラインセンサ
カメラ3、4によって撮像され、異物が混在しているか
否かが検査される。
【0030】即ち、図2に示すように透明リング2内の
ポリエチレン樹脂がZ−Z′方向に下から上に流れてお
り、例えば上流側のラインセンサカメラ3の走査をY−
Y′方向に行っている場合に、異物Aが混在しているポ
リエチレン樹脂が通過していく場合を想定すると、異物
Aが走査線の高さHにない場合には異物データd3は出
力されないが(図2(a)、(c))、異物Aが走査線
の高さHにある場合には異物データd3が出力されるこ
とになる(図2(b))。したがって、異物Aの流れ方
向の大きさは、流れがなければ真の大きさを求めること
ができる。これは、円形流路内を流れるポリエチレン樹
脂中の流速の分布が、流路の中心軸からの距離によって
異なっており、流路の壁面の近くを流れる異物は速度が
遅く、走査線の高さH内に留まる時間が長いので、異物
の流れ方向の大きさは実際よりも拡大されて表示される
ことになるからである。また、流路の中心付近を流れる
異物は、流れ方向の大きさが小さく表示されることにな
る。このことから、異物Aの流れ方向の真の大きさを知
るためには、ポリエチレン樹脂中の横断面内における異
物Aの流速から補正係数を算定して、この補正係数に基
づき異物Aの流れ方向の大きさを示す異物データd3
補正しなければならないことがわかる。なお、下流側の
ラインセンサカメラ4による走査も上流側のラインセン
サカメラ3と同様なのは言うまでもない。
【0031】また、異物Aの流速は、上流側のラインセ
ンサカメラ3によるコマ(時刻t=tZ)における画面
上の異物Aの画像位置と、下流側のラインセンサカメラ
4によるコマ(時刻t= tZ+ΔTms)における画面
上の異物Aの画像位置との時間差を求め、このコマの時
間差ΔTmsでその間の移動距離Dmmを除算すること
により異物Aの流速を求めることができる。
【0032】また、透明リング2内を異物が同時に2個
通過する場合でも、直交方向から撮像することによって
それらが2個であること、およびそれらのX方向とY方
向の大きさをそれぞれ識別することができる。図3はそ
のパターンと、モニタ画面a、b上の異物像を示すもの
で、No.1は流路の中央に球状の異物Aがあり、Y軸
上の壁面近くにもう1個の球状の異物B(この異物は壁
面近くにあるため、モニター画面上には、長さ方向に拡
大され、長丸状に写る。)があるパターンを示してい
る。 No.2は流路の中央とX軸上の壁面近くに球状
の異物A、Bがあるパターンを示しており、また、 N
o.3はY軸およびX軸上の壁面近くに球状の異物A、
Bがあるパターンを示している。このように、透明リン
グ2内を異物が同時に2個通過する場合でも、それらの
個数と大きさを識別することができ、また一般的には3
個以上の場合でもそれらを識別することができる。
【0033】なお、複数の異物が透明リング2内を同時
に通過するような場合、上流側のラインセンサカメラ3
によって最初に検出された異物が流速が遅いため、下流
側のラインセンサカメラ4を通過する際に、流速の速い
他の異物よりも後に検出されることも考えられるが、こ
れは異物の大きさによって異物を判別するシステムを付
加することによって解決することができる。
【0034】このようにして得た補正係数に基づき異物
Aの流れ方向の大きさを示す異物データd1を補正する
ことにより、異物Aの流れ方向の真の大きさを知ること
ができる。この異物Aの流れ方向の真の大きさを示す異
物補正データd1′は出力装置6(図1(a))に出力
され、この出力結果を印字して出力すると共に、予め設
定された一定値以上の大きさ(例えば、識別レベルが数
10μmの場合に、100μm 以上の場合)または個
数の異物が検出された時は、警報を出力し、作業員に対
策を採るように注意を促す。
【0035】なお、本実施の一形態においては透明流体
として、CVケーブルのケーブル絶縁層やその接続に使
用されるポリエチレン樹脂中の異物検出に本発明の異物
検出装置を適用させていたが、これに限らず、ポリエチ
レン樹脂以外の各種の透明溶融樹脂材料、あるいは絶縁
油や食用油など異物の混在を嫌う各種の透明物体の検査
に広く適用することもできる。また、透明流体は気体で
あっても本発明の異物検出装置の適用が可能であること
は勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態において説明し
たように、本発明の透明流体中の異物検出装置によれ
ば、省スペース化させることができ、而も異物の有無
と、その大きさを正確に検出することができる。また、
ラインセンサカメラを使用しているので、透明流体の流
れ方向に対して直交した方向の検出精度を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透明流体中の異物検出装置の実施の一
形態を示す図で、(a)は説明図、(b)は(a)の横
断面図。
【図2】本発明の透明流体中の異物検出装置に使用され
るラインセンサカメラの走査線と異物との位置関係を時
間の変化と共に示す説明図で、(a)および(c)はラ
インセンサカメラの走査線内に異物がない状態の図、
(b)はラインセンサカメラの走査線内に異物がある状
態の図。
【図3】本発明の透明流体中の異物検出装置において、
2個の異物が通過する場合の3つのパターンとそれぞれ
のパターンにおけるモニタ画面a、b上の異物像を例示
する説明図。
【図4】流体の流路内半径方向位置と流速との関係を例
示するグラフ。
【符号の説明】
2透明リング(透明流路) 3、4ラインセンサカメラ 5画像処理部 12画像処理回路 13補正回路 d1、d2ビデオ信号 d3異物データ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明流体を通過させる透明流路と、前記透
    明流路中を通過する前記透明流体を撮像してビデオ信号
    に変換するラインセンサカメラと、前記ラインセンサカ
    メラから出力される前記ビデオ信号に基づき前記透明流
    体に混在している異物を検出する画像処理部とを備え、
    前記ラインセンサカメラは1列に複数並んだ撮像素子の
    並び方向が前記透明流体の流れ方向に対して直交した状
    態になるように設けられ且つ隔置した状態で前記透明流
    体の流れ方向に複数配置されたことを特徴とする透明流
    体中の異物検出装置。
  2. 【請求項2】前記複数のラインセンサカメラは撮像方向
    が交差するように配置されたことを特徴とする請求項1
    記載の透明流体中の異物検出装置。
  3. 【請求項3】前記画像処理部は前記複数のラインセンサ
    カメラから出力される前記各ビデオ信号に基づき前記透
    明流体中に混在している前記異物の有無および流れ方向
    の大きさを示す異物データを求める画像処理回路と、前
    記画像処理回路からの前記異物データから求められる同
    一の前記異物の検出時間差から当該異物の速度データを
    求め、当該速度データに基づき前記異物の流れ方向の大
    きさを示す前記異物データを補正する補正回路とを備え
    たことを特徴とする請求項1または2記載の透明流体中
    の異物検出装置。
  4. 【請求項4】前記画像処理部の前記補正回路は前記画像
    処理回路からの前記異物データから求められる前記同一
    の異物の検出時間差から前記異物の速度データを求めて
    補正係数を算定し、前記補正係数に基づき前記異物の流
    れ方向の大きさを示す前記異物データを補正することを
    特徴とする請求項3記載の透明流体中の異物検出装置。
  5. 【請求項5】前記画像処理部の前記補正回路は上流側の
    前記ラインセンサカメラで撮像された前記異物の画像の
    位置と、下流側の前記ラインセンサカメラで撮像された
    前記異物の画像の位置とを比較し、それらの位置の差お
    よび前記異物の検出時間差の関係から前記異物の流速を
    求めることを特徴とする請求項4記載の透明流体中の異
    物検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004041453A1 (ja) * 2002-11-05 2004-05-21 Kirin Beverage Corporation 異物検出除去装置
US7259843B2 (en) 2002-11-05 2007-08-21 Kirin Beverage Corporation Foreign matter detection and removal device

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