JPH10330434A - グラフト変性ポリオレフィン系樹脂およびこれを含有してなる熱可塑性ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

グラフト変性ポリオレフィン系樹脂およびこれを含有してなる熱可塑性ポリエステル樹脂組成物

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JPH10330434A
JPH10330434A JP14824097A JP14824097A JPH10330434A JP H10330434 A JPH10330434 A JP H10330434A JP 14824097 A JP14824097 A JP 14824097A JP 14824097 A JP14824097 A JP 14824097A JP H10330434 A JPH10330434 A JP H10330434A
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graft
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modified polyolefin
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Application number
JP14824097A
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English (en)
Inventor
Toshinobu Nakada
年信 中田
Masaoki Goto
正興 後藤
Kazuhiko Tamai
和彦 玉井
Taizo Aoyama
泰三 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車部品、家電部品、工業用部品に好適に
用いることができ、成形流動性にすぐれ、ヒートサイク
ル性および耐衝撃性にすぐれた成形品を与える熱可塑性
ポリエステル樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 特定のグリシジル基を有する化合物およ
び(または)不飽和基を有するその他のエポキシ単量体
(a−2)0.1〜30重量部、ならびに要すれば(a
−3)(a−2)成分と共重合可能なビニル系単量体1
〜500重量部を、(a−4)ラジカル開始剤を(a−
2)成分と(a−3)成分の合計100重量部に対して
0.001〜500重量部を使用して重合させてなるグ
ラフト変性ポリオレフィン系樹脂であって、該グラフト
変性ポリオレフィン系樹脂のゲル分率が5%以上である
グラフト変性ポリオレフィン系樹脂および該樹脂1〜9
9重量%およびポリエステル樹脂99〜1重量%からな
る熱可塑性ポリエステル樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラフト変性ポリ
オレフィン系樹脂およびこれを含有してなる熱可塑性ポ
リエステル樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、エポ
キシ基含有不飽和単量体をグラフトさせて変性したポリ
オレフィン系樹脂およびこれを含有してなる自動車部
品、家電部品、工業用部品に好適に用いることができ、
成形流動性にすぐれ、ヒートサイクル性および耐衝撃性
にすぐれた成形品を与える熱可塑性ポリエステル樹脂組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン系樹脂は、すぐれた機械
的性質、化学的性質、物理的性質、成形加工性を有する
安価なプラスチック材料として用いられている。この中
でも、オレフィン系エラストマー、たとえばエチレン−
プロピレン共重合体あるいはエチレン−プロピレン−非
共役ジエン共重合体は、ポリエステル樹脂、ポリアミド
樹脂またはポリカーボネート樹脂といった熱可塑性樹脂
に配合して、これらの樹脂の軽量化や耐衝撃性などの機
械的性質を改善しようとする試みがなされている。ま
た、メタロセン系触媒や幾何学的に拘束された触媒のよ
うな特殊な構造の触媒(シングルサイト触媒)により製
造されたポリオレフィン樹脂を熱可塑性樹脂に配合する
方法も試みられている。たとえば米国特許第54161
48号明細書にはシングルサイト触媒で製造されたエチ
レン系ポリマーをポリカーボネート樹脂に配合する方法
が開示されている。
【0003】しかしながら、非極性のオレフィン系エラ
ストマーは、これら熱可塑性樹脂との相溶性がわるいた
め、単に両者を配合しても均一に分散せず、逆に剛性、
耐衝撃性などの機械特性が低下し、意図した諸物性を有
する組成物はえられない。
【0004】前記熱可塑性樹脂とオレフィン系エラスト
マーとの相溶性を改良する方法として、特公平6−15
659号公報には、不飽和エポキシ単量体などで変性し
たエチレン−プロピレン共重合体やエチレン−プロピレ
ン−非共役ジエン共重合体(グラフト共重合体)をポリ
エステル樹脂に配合する方法が、特公平7−30163
号公報には、該グラフト共重合体をポリエステル樹脂/
ポリカーボネート樹脂に配合する方法が開示されてい
る。さらに、米国特許第5349027号明細書には、
特定のエポキシ単量体で変性したポリオレフィン樹脂を
ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート
樹脂に配合する方法が提案されている。
【0005】熱可塑性ポリエステル樹脂組成物の耐ヒー
トサイクル性は、たとえば自動車のエンジンルーム内で
使用されるディストリビューター・キャップやイグニッ
ションコイルなどの金属インサート成形部品に要求され
る冷熱衝撃に対する耐久性である。この熱可塑性ポリエ
ステル樹脂組成物の耐ヒートサイクル性を改善する方法
の例として、特開昭63−284216号公報には、芳
香族ポリエステルにエチレンとグリシジルメタクリレー
トとからなる共重合体を添加する方法が開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記熱
可塑性ポリエステル樹脂にエチレンとグリシジルメタク
リレートとからなる共重合体を添加する方法では、耐ヒ
ートサイクル性の改善がほとんど見られないことに加え
て、配合物の成形流動性が著しく低下してしまうという
問題がある。
【0007】また、従来技術である不飽和エポキシ単量
体で変性したエチレン−プロピレン共重合体などを添加
したばあい、衝撃強度などの機械物性は改善されるもの
の、耐ヒートサイクル性の改善効果はえられないという
問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定のポリオレフ
ィン系樹脂に、グリシジル基を有する特定の化合物およ
び(または)不飽和基を有するその他のエポキシ単量体
を、ラジカル開始剤の存在下で反応せしめてえられるグ
ラフト変性ポリオレフィン系樹脂と熱可塑性ポリエステ
ル樹脂からなる樹脂組成物が成形流動性にすぐれ、耐衝
撃性および耐ヒートサイクル性にすぐれた成形品を与え
ることができることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0009】すなわち、本発明は、(a−1)シングル
サイト触媒を用いて製造されたポリオレフィン系樹脂1
00部(重量部、以下同様)に対して、(a−2)一般
式(I):
【0010】
【化5】
【0011】(式中、Arは少なくとも1個のグリシジ
ルオキシ基と結合した炭素数6〜23の芳香族炭化水素
基を示し、Rは水素原子またはメチル基を示す)で表わ
されるグリシジル基を有する化合物(a−2a)および
(または)不飽和基を有するその他のエポキシ単量体
(a−2b)0.1〜30部を、(a−4)ラジカル開
始剤を(a−2)成分100部に対して0.001〜5
00部使用して重合させてなるグラフト変性ポリオレフ
ィン系樹脂であって、該グラフト変性ポリオレフィン系
樹脂のゲル分率が5%以上であるグラフト変性ポリオレ
フィン系樹脂(請求項1)、(a−1)シングルサイト
触媒で製造されたポリオレフィン系樹脂100部に対し
て、(a−2)一般式(I):
【0012】
【化6】
【0013】(式中、Arは少なくとも1個のグリシジ
ルオキシ基と結合した炭素数6〜23の芳香族炭化水素
基を示し、Rは水素原子またはメチル基を示す)で表わ
されるグリシジル基を有する化合物(a−2a)および
(または)不飽和基を有するその他のエポキシ単量体
(a−2b)0.1〜30部、ならびに(a−3)(a
−2)成分と共重合可能なビニル系単量体1〜500部
を、(a−4)ラジカル開始剤を(a−2)成分と(a
−3)成分の合計100部に対して0.001〜500
部使用して重合させてなるグラフト変性ポリオレフィン
系樹脂であって、該グラフト変性ポリオレフィン系樹脂
のゲル分率が5%以上であるグラフト変性ポリオレフィ
ン系樹脂(請求項2)、ポリオレフィン系樹脂(a−
1)の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)
の比で表わされる分子量分布(Mw/Mn)が3.5以
下である請求項1または2記載のグラフト変性ポリオレ
フィン系樹脂(請求項3)、ポリオレフィン系樹脂(a
−1)の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(M
n)の比で表わされる分子量分布(Mw/Mn)が1.
5〜2.5の範囲にある請求項3記載のグラフト変性ポ
リオレフィン系樹脂(請求項4)、ポリオレフィン系樹
脂(a−1)のメルトフロー比(I10/I2)が5.6
3以上であり、分子量分布(Mw/Mn)が式(II): Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63 で表わされる請求項1、2、3または4記載のグラフト
変性ポリオレフィン系樹脂(請求項5)、ポリオレフィ
ン系樹脂(a−1)の密度が0.95g/cm3以下で
ある請求項1、2、3、4または5記載のグラフト変性
ポリオレフィン系樹脂(請求項6)、ポリオレフィン系
樹脂(a−1)の密度が0.88g/cm3以下である
請求項6記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂(請
求項7)、ポリオレフィン系樹脂(a−1)が、エチレ
ンと炭素数が3〜10のα−オレフィンとの共重合体で
ある請求項1、2、3、4、5、6または7記載のグラ
フト変性ポリオレフィン系樹脂(請求項8)、ポリオレ
フィン系樹脂(a−1)中のα−オレフィン単位の含有
率が0.1〜50%(重量%、以下同様)である請求項
8記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂(請求項
9)、ポリオレフィン系樹脂(a−1)中のα−オレフ
ィン単位の含有率が20〜35%である請求項9記載の
グラフト変性ポリオレフィン系樹脂(請求項10)、ポ
リオレフィン系樹脂(a−1)が、エチレンと、プロピ
レン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−オクテンよりなる群から選ばれた少なくと
も1種のα−オレフィンとの共重合体である請求項8、
9または10記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂
(請求項11)、ポリオレフィン系樹脂(a−1)が、
エチレンと1−オクテンとの共重合体である請求項11
記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂(請求項1
2)、シングルサイト触媒が、シクロペンタジエニル骨
格を1つ以上有する配位子を含む金属錯体および助触媒
からなる触媒組成物の1種以上である請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11または12記
載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂(請求項1
3)、金属錯体が、チタン、ジルコニウム、ハフニウム
から選ばれる金属原子を含有する請求項13記載のグラ
フト変性ポリオレフィン系樹脂(請求項14)、助触媒
が有機アルミニウムオキシ化合物またはホウ素系化合物
である請求項13記載のグラフト変性ポリオレフィン系
樹脂(請求項15)、助触媒がメチルアルモキサンまた
はトリス(ペンタフルオロフェニル)ボランである請求
項13記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂(請求
項16)、一般式(I)で表わされるグリシジル基を有
する化合物(a−2a)が、構造式(III):
【0014】
【化7】
【0015】で表わされる化合物である請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
3、14、15または16記載のグラフト変性ポリオレ
フィン系樹脂(請求項17)、不飽和基を有するその他
のエポキシ単量体(a−2b)がグリシジルメタクリレ
ートである請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
9、10、11、12、13、14、15、16または
17記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂(請求項
18)、(a−2)成分が、構造式(III):
【0016】
【化8】
【0017】で表わされる化合物100部に対してグリ
シジルメタクリレート1〜1000部を含有する混合物
である請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
0、11、12、13、14、15、16、17または
18記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂(請求項
19)、(a−2)成分と共重合可能なビニル系単量体
(a−3)が、芳香族系ビニル化合物、アルキル基の炭
素数が1〜22であるアクリル酸アルキルエステル、ア
ルキル基の炭素数が1〜22であるメタクリル酸アルキ
ルエステル、アルキル基の炭素数が1〜22であるビニ
ルアルキルエーテル、ビニルアルコール、不飽和ニトリ
ル化合物、不飽和アミノ化合物、アルキル基の炭素数が
1〜9であるマレイン酸ジアルキルエステル、アルキル
基の炭素数が1〜8であるアリルアルキルエーテル、ジ
エン化合物、無水マレイン酸、マレイン酸、アクリル
酸、メタクリル酸および酢酸ビニルよりなる群から選ば
れた少なくとも1種である請求項2、3、4、5、6、
7、8、9、10、11、12、13、14、15、1
6、17、18または19記載のグラフト変性ポリオレ
フィン系樹脂(請求項20)、(a−2)成分と共重合
可能なビニル系単量体(a−3)が、スチレン、α−メ
チルスチレン、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸アリル、酢酸ビニルおよびアクリロニ
トリルよりなる群から選ばれた少なくとも1種である請
求項20記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂(請
求項21)、グラフト変性ポリオレフィン系樹脂が、
(a−1)成分100部、(a−2)成分0.1〜30
部、および(a−4)成分を(a−2)成分100部に
対して0.001〜100部含有した水性懸濁液を調製
し、該水性懸濁液中の(a−2)成分および(a−4)
成分を(a−1)成分に含浸せしめ、(a−2)成分を
重合させることにより製造されたものである請求項1、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
3、14、15、16、17、18または19記載のグ
ラフト変性ポリオレフィン系樹脂(請求項22)、グラ
フト変性ポリオレフィン系樹脂が、(a−1)成分10
0部、(a−2)成分0.1〜30部、(a−3)成分
1〜500部、および(a−2)成分と(a−3)成分
の合計100部に対して(a−4)成分0.001〜1
00部を含有する水性懸濁液を調製し、該水性懸濁液中
の(a−2)成分、(a−3)成分および(a−4)成
分を(a−1)成分に含浸せしめ、(a−2)成分およ
び(a−3)成分を重合させることにより製造されたも
のである請求項2、3、4、5、6、7、8、9、1
0、11、12、13、14、15、16、17、1
8、19、20または21記載のグラフト変性ポリオレ
フィン系樹脂(請求項23)、グラフト変性ポリオレフ
ィン系樹脂が、(a−1)成分100部、(a−2)成
分0.1〜30部、および前記(a−2)成分100部
に対して(a−4)成分0.001〜500部を溶融混
練せしめ、(a−1)成分に対し(a−2)成分を重合
させることにより製造されたものである請求項1、3、
4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、1
4、15、16、17、18または19記載のグラフト
変性ポリオレフィン系樹脂(請求項24)、グラフト変
性ポリオレフィン系樹脂が、(a−1)成分100部、
(a−2)成分0.1〜30部、(a−3)成分1〜1
00部、および前記(a−2)成分と(a−3)成分の
合計100部に対して(a−4)成分0.001〜50
0部を溶融混練せしめ、(a−1)成分に対し(a−
2)成分および(a−3)成分を重合させることにより
製造されたものである請求項2、3、4、5、6、7、
8、9、10、11、12、13、14、15、16、
17、18、19、20または21記載のグラフト変性
ポリオレフィン系樹脂(請求項25)、ゲル分率が10
%以上である請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
9、10、11、12、13、14、15、16、1
7、18、19、20、21、22、23、24または
25記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂(請求項
26)、ゲル分率が20%以上である請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
3、14、15、16、17、18、19、20、2
1、22、23、24または25記載のグラフト変性ポ
リオレフィン系樹脂(請求項27)、ゲル分率が30%
以上である請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
9、10、11、12、13、14、15、16、1
7、18、19、20、21、22、23、24または
25記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂(請求項
28)、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13、14、15、16、17、1
8、19、20、21、22、23、24、25、2
6、27または28記載のグラフト変性ポリオレフィン
系樹脂1〜99%および熱可塑性ポリエステル樹脂
(B)99〜1%からなる熱可塑性ポリエステル樹脂組
成物(請求項29)、および請求項29記載の熱可塑性
樹脂組成物100部に対して、シリカ、タルク、マイ
カ、ガラス繊維、中性粘土類、炭素繊維、芳香族ポリア
ミド繊維、炭化ケイ素繊維、およびチタン酸繊維よりな
る群から選ばれた少なくとも1種のフィラー(C)1〜
100部を配合してなる熱可塑性ポリエステル樹脂組成
物(請求項30)に関する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるポリオレフィ
ン系樹脂(a−1)は、シングルサイト触媒を用いて製
造されたものである。
【0019】前記シングルサイト触媒とは、特公平4−
12283号公報、特開昭60−35006号公報、特
開昭60−35007号公報、特開昭60−35008
号公報、特開昭63−280703号公報、特開平3−
163088号公報、米国特許第5272236号明細
書に記載されているシクロペンタジエニルあるいは置換
シクロペンタジエニルなどのシクロペンタジエニル骨格
を1つ以上有する配位子を含む金属錯体、とくにメタロ
セン系触媒、幾何学的に拘束された触媒などの活性点が
均一である触媒のことである。
【0020】前記シングルサイト触媒に好ましく含有さ
れる金属原子としては、チタン、ジルコニウム、ハフニ
ウムがあげられる。
【0021】前記シングルサイト触媒が、シクロペンタ
ジエニル骨格を1つ以上有する配位子を含む金属錯体で
あるばあいの具体例としては、たとえばメタロセン触媒
があげられ、たとえば、シクロペンタジエニルジルコニ
ウムトリクロライド、ペンタメチルシクロペンタジエニ
ルジルコニウムトリクロライド、ビス(シクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジクロライド、ビス(シクロペン
タジエニル)ジルコニウムモノメチルモノクロライド、
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロライド、ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロライド、ビス(エチルシクロペンタ
ジエニル)ジルコニウムジクロライド、ビス(シクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムジアルキル、ビス(シクロ
ペンタジエニル)ジルコニウムジフェニル、ジメチルシ
リルジシクロペンタジエニルジルコニウムジメチル、メ
チルホスフィンジシクロペンタジエニルジルコニウムジ
メチルなどのジルコニウム化合物;ビス(インデニル)
チタンジフェニル、ビス(シクロペンタジエニル)チタ
ンジアルキル、ビス(シクロペンタジエニル)チタンジ
フェニル、ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタン
ジアルキル、ビス(1,2−ジメチルシクロペンタジエ
ニル)チタンジクロライドなどのチタン化合物;ビス
(シクロペンタジエニル)ハフニウムクロライド、ビス
(シクロペンタジエニル)ハフニウムジメチルなどのハ
フニウム化合物があげられる。
【0022】また、前記シングルサイト触媒が幾何学的
に拘束された触媒であるばあいの具体例としては、たと
えば(t−ブチルアミド)(テトラメチル−η5−シク
ロペンタジエニル)−1,2−エタンジイルジルコニウ
ムジクロライド、(t−ブチルアミド)(テトラメチル
−η5−シクロペンタジエニル)−1,2−エタンジイ
ルチタンジクロライド、(メチルアミド)(テトラメチ
ル−η5−シクロペンタジエニル)−1,2−エタンジ
イルジルコニウムジクロライド、(メチルアミド)(テ
トラメチル−η5−シクロペンタジエニル)−1,2−
エタンジイルチタンジクロライド、(エチルアミド)
(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)メチレ
ンチタンジクロライド、(t−ブチルアミド)ジベンジ
ル(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)シラ
ンジルコニウムジベンジル、(ベンジルアミド)ジメチ
ル(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)シラ
ンチタンジクロライド、(フェニルホスフィド)ジメチ
ル(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)シラ
ンジルコニウムジベンジル、(t−ブチルアミド)ジメ
チル(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)シ
ランチタンジメチルなどのジルコニウム化合物やチタン
化合物があげられる。
【0023】前記シングルサイト触媒、とくにシクロペ
ンタジエニル骨格を1つ以上有する配位子を含む金属錯
体は、助触媒と併用し、触媒組成物として用いることが
できる。前記助触媒の好ましい例としては、メチルアル
モキサンなどの有機アルミニウムオキシ化合物、トリス
(ペンタフルオロフェニル)ボランなどのホウ素系化合
物があげられる。
【0024】前記シングルサイト触媒を用いて製造され
たポリオレフィン系樹脂(a−1)にはとくに限定はな
く、シングルサイト触媒を用いて製造したものであるか
ぎり使用しうる。
【0025】ポリオレフィン系樹脂(a−1)を構成す
るモノマーとしては、炭素数が2〜20のα−オレフィ
ン、たとえばエチレン、プロピレン、1−ブテン、イソ
ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1
−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネ
ン、1−デセン、1−ウンデセン、1−トリデセン、1
−テトラデセン、3−メチル−1−ブテンなどがあげら
れる。これらは単独で用いてもよく2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。
【0026】また前記α−オレフィンと共重合可能なエ
チレン性不飽和単量体も構成モノマーとして用いること
ができ、その具体例としては、たとえばジエン類、エチ
レン性不飽和ニトリル化合物、不飽和脂肪族、芳香族ビ
ニル化合物などがあげられる。
【0027】ポリオレフィン系樹脂(a−1)のなかで
好ましいのは、エチレンと炭素数が3〜10のα−オレ
フィンとの共重合体であり、さらに好ましいのは、エチ
レンとプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メ
チル−1−ペンテン、1−オクテンよりなる群から選ば
れた少なくとも1種のα−オレフィンとの共重合体であ
る。さらに、流動性、成形加工性および樹脂組成物のウ
ェルド特性などの点から、エチレンと1−オクテンとの
共重合体が好ましい。
【0028】ポリオレフィン系樹脂(a−1)中のα−
オレフィン単位の含有率は、0.1〜50%であり、さ
らに好ましくは20〜35%である。
【0029】ポリオレフィン系樹脂(a−1)の重量平
均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比で表わさ
れる分子量分布(Mw/Mn)は3.5以下、さらには
1.5〜2.5の範囲であるのが好ましい。さらに好ま
しくは1.7〜2.3の範囲である。前記範囲を外れる
と、流動性・成形加工性がわるくなる傾向があり、さら
に機械特性などのバランスもわるくなる傾向がある。
【0030】前記分子量分布は、たとえば通常のゲル・
パーミエーション・クロマトグラフィー法(GPC)で
直接測定することができる。また、ASTM D−12
38に記載されているように、190℃/10kgfお
よび190℃/2.16kgfの条件におけるメルトイ
ンデックスの比であるメルトフロー比(I10/I2)を
測定することによっても求めることができる。
【0031】ポリオレフィン系樹脂(a−1)の中でも
好ましいものは、メルトフロー比(I10/I2)が5.
63以上であり、分子量分布(Mw/Mn)が式(I
I): Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63 (II) で表わされるポリオレフィン系樹脂である。I10/I2
値が前記範囲よりも小さいばあいには、剪断感応性が低
くなり、成形・加工性に問題が生じやすくなる。また、
機械特性などのバランスの点で式(II)で表わされるメ
ルトフロー比および分子量分布であるのが好ましい。
【0032】このように、本発明で用いられるポリオレ
フィン系樹脂(a−1)は、狭い分子量分布および高い
剪断感応性を有することをも特徴とし、その結果、良好
な流動性、成形・加工性、さらには熱可塑性樹脂への良
好な分散性を有するグラフト変性ポリオレフィン系樹脂
をうることができる。
【0033】ポリオレフィン系樹脂(a−1)の密度は
0.95g/cm3以下、さらには0.88g/cm3
下であるのが好ましい。
【0034】本発明で好ましく用いられる前記特性を有
するポリオレフィン系樹脂(a−1)としては、たとえ
ばダウケミカル社から市販されているエチレン−オクテ
ン共重合体(商品名ENGAGE EG8100、同E
G8150、同EG8200など)などがあげられ、こ
れらを使用することもできる。
【0035】ポリオレフィン系樹脂(a−1)を変性す
るために使用される(a−2)成分は、本発明の重要な
構成要素であり、一般式(I):
【0036】
【化9】
【0037】(式中、Arは少なくとも1個のグリシジ
ルオキシ基と結合したC6〜C23の芳香族炭化水素基を
示し、Rは水素原子またはメチル基を示す)で表わされ
るグリシジル基を有する化合物(a−2a)、一般式
(I)で表わされるグリシジル基を有する化合物(a−
2a)と不飽和基を有するその他のエポキシ単量体(a
−2b)との混合物、または不飽和基を有するその他の
エポキシ単量体(a−2b)が用いられる。
【0038】一般式(I)で表わされるグリシジル基を
有する化合物(a−2a)は、分子内にそれぞれ少なく
とも1個のアクリルアミド基とグリシジル基を持つ化合
物に由来する基から形成される。アクリルアミド基と
は、アクリルアミド基の他にメタクリルアミド基も含
む。
【0039】このような化合物は、たとえば特開昭60
−130580号公報に記載されたような方法で製造す
ることができる。すなわち、少なくとも1個のフェノー
ル性水酸基を有する芳香族炭化水素とN−メチロールア
クリルアミドまたはN−メチロ−ルメタクリルアミドと
を酸性触媒の存在下に縮合させたのち、水酸基をエピハ
ロヒドリンによりグリシジル化することによって目的の
化合物がえられる。前記の少なくとも1個のフェノール
性水酸基を有する芳香族炭化水素としては、炭素数6〜
23のフェノール性水酸基を有する芳香族炭化水素が用
いられる。前記化合物の具体例としては、たとえばフェ
ノール、クレゾール、キシレノール、カルバクロール、
チモール、ナフトール、レゾルシン、ヒドロキノン、ピ
ロガロール、フェナントロールなどがあげられる。なか
でもアルキル置換基を有する1価フェノールが好適であ
る。
【0040】たとえば、出発物質として2,6−キシレ
ノールとN−メチロールアクリルアミドを用いたばあい
には、構造式(III):
【0041】
【化10】
【0042】で表わされる化合物がえられる。
【0043】また、出発物質としてオルトクレゾールと
N−メチロールアクリルアミドを用いたばあいには、構
造式(IV):
【0044】
【化11】
【0045】で表わされる化合物がえられる。
【0046】これらの中でも、構造式(III)で表わさ
れる化合物がとくに好適に用いられる。
【0047】本発明で使用される不飽和基を有するその
他のエポキシ単量体(a−2b)としては、グリシジル
アクリレート、グリシジルメタクリレート、イタコン酸
のモノおよびジグリシジルエステル、ブテントリカルボ
ン酸のモノ、ジおよびトリグリシジルエステル、シトラ
コン酸のモノおよびジグリシジルエステル、エンド−シ
ス−ビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−エン−2,3
−ジカルボン酸のモノおよびジグリシジルエステル、エ
ンド−シス−ビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−エン
−2−メチル−2,3−ジカルボン酸のモノおよびジグ
リシジルエステルアリルコハク酸のモノおよびジグリシ
ジルエステル、p−スチレンカルボン酸のグリシジルエ
ステルなどがあげられる。これらは単独で用いてもよく
2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらの中で
も、コストおよびポリオレフィン系樹脂(a−1)への
グラフト重合性などの点からグリシジルメタクリレート
が好ましい。
【0048】一般式(I)で表わされるグリシジル基を
有する化合物(a−2a)および(または)不飽和基を
有するその他のエポキシ単量体(2−2b)の使用量
は、ポリオレフィン系樹脂(a−1)100部に対して
0.1〜30部、好ましくは0.5〜30部である。
(a−2a)成分および(または)(a−2b)成分の
使用量が前記範囲より多いばあいには、えられる樹脂組
成物の機械特性、流動性の低下を招き、少ないばあいに
は、樹脂改質効果および相溶化効果が乏しくなる。(a
−2)成分として、一般式(I)で表わされるグリシジ
ル基を有する化合物(a−2a)と不飽和基を有するそ
の他のエポキシ単量体(a−2b)の混合物を用いるば
あいの使用量は、両者の和が0.1〜30部、好ましく
は0.5〜30部になるように使用すればよい。
【0049】また、この混合物中の不飽和基を有するそ
の他のエポキシ単量体(a−2b)の使用量は、一般式
(I)で表わされるグリシジル基を有する化合物(a−
2a)100部に対して1〜1000部、さらには1〜
500部、さらに好ましくは10〜500部である。前
記範囲より多いばあいには、樹脂組成物の流動性の低下
が起き、少ないばあいは機械特性などの物性バランスが
わるくなる傾向がある。
【0050】本発明のグラフト変性ポリオレフィン系樹
脂は、ポリオレフィン系樹脂(a−1)、グリシジル基
を有する化合物(a−2)から構成されるが、さらに
(a−3)成分として(a−2)成分と共重合可能なビ
ニル系単量体(a−3)を添加することができる。この
ビニル系単量体(a−3)は、主鎖ポリオレフィン系樹
脂の切断あるいは不均一なグラフト重合を防ぐことがで
き、添加するのが好ましい。
【0051】本発明で使用される(a−2)成分と共重
合可能なビニル系単量体(a−3)としては、たとえば
芳香族ビニル化合物としては、スチレン、o−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエンおよびジビニルベン
ゼンなどが、アルキル基の炭素数が1〜22であるメタ
クリル酸アルキルエステルとしては、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸−i−プロピ
ル、メタクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸−t−ブ
チル、メタクリル酸アリル、メタクリル酸−2−エチル
ヘキシルおよびメタクリル酸ステアリルなどが、アルキ
ル基の炭素数が1〜22であるアクリル酸アルキルエス
テルとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸−i−プロピル、アクリル酸−n−ブチル、
アクリル酸−t−ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキ
シルおよびアクリル酸ステアリルなどが、アルキル基の
炭素数が1〜22であるビニルアルキルエーテルとして
は、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビ
ニル−n−プロピルエーテル、ビニル−i−プロピルエ
ーテル、ビニル−i−ブチルエーテル、ビニル−n−ア
ミルエーテル、ビニル−i−プロピルエーテル、ビニル
−i−アミルエーテル、ビニル−2−エチルヘキシルエ
ーテルおよびビニルオクタデシルエーテルなどが、不飽
和ニトリル化合物としては、アクリロニトリルおよびメ
タクリルニトリルなどが、不飽和アミノ化合物として
は、アクリルアミド、およびメタクリルアミドなどが、
アルキル基の炭素数が1〜9であるマレイン酸ジアルキ
ルエステルとしては、マレイン酸ジ−n−アミルエステ
ル、マレイン酸ジ−n−ブチルエステル、マレイン酸ジ
−i−アミルエステル、マレイン酸−i−ブチルエステ
ル、マレイン酸ジメチルエステル、マレイン酸ジ−n−
プロピルエステル、マレイン酸ジ−オクチルエステルお
よびマレイン酸ジノニルエステルなどが、アルキル基の
炭素数が1〜8のアリルアルキルエーテルとしては、ア
リルエチルエーテルおよびアリル−n−オクチルエーテ
ルなどが、ジエン化合物としては、ジシクロペンタジエ
ン、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、フェニル
プロパジエン、シクロペンタジエン、1,5−ノルボル
ナジエン、1,3−シクロヘキサジエン、1,4−シク
ロヘキサジエン、1,5−シクロヘキサジエン、および
1,3−シクロオクタジエンなどがあげられ、また、ほ
かのビニルモノマーとしてはアクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、無水マレイン酸および酢酸ビニルなど
があげられる。これらは単独または2種以上を組み合わ
せて用いられる。
【0052】これらの中でも、コスト、一般式(I)で
表わされるグリシジル基を有する化合物(a−2a)お
よび(または)不飽和基を有するその他のエポキシ単量
体(a−2b)との共重合性、およびポリオレフィン系
樹脂(a−1)へのグラフト重合性などの点から、スチ
レン、α−メチルスチレン、アクリル酸ブチル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸アリル、酢酸ビニルおよび
アクリロニトリルを単独でまたはこれらの2種以上を組
合わせて用いるのが好ましい。
【0053】ビニル系単量体(a−3)の配合割合は、
ポリオレフィン系樹脂(a−1)100部に対して1〜
500部、好ましくは1〜200部、さらに好ましくは
1〜100部である。前記範囲より多いばあいには、ビ
ニル系単量体同士の重合が主体となる傾向がある。
【0054】本発明で用いられるラジカル開始剤(a−
4)としては、たとえばメチルエチルケトンパーオキサ
イド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、1,1−ビス
(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチル
パーオキシ)バレレート、2,5−ジメチルヘキサン−
2,5−ジハイドロパーオキサイド、α,α′−ビス
(t−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−
ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、ベンゾイルパーオキ
サイドなどの有機過酸化物類、あるいはたとえば、1,
1′−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリ
ル)、1−[(1−シアノ−1−メチルエチル)アゾ]
ホルムアミド、2−フェニルアゾ−4−メトキシ−2,
4−ジメチル−バレロニトリル、2,2′−アゾビス
(2−メチルブチロニトリル)、2,2′−アゾビスイ
ソブチロニトリル、2,2′−アゾビス(2,4,4−
トリメチルペンタン)、2,2′−アゾビス(2−アセ
トキシプロパン)、2,2′−アゾビス(2−アセトキ
シブタン)などのアゾ系化合物があげられ、これらは単
独または2種以上を組み合わせて用いられる。また、こ
れらラジカル重合開始剤はグラフト重合条件に応じ、あ
るいはえられる重合体の分子量、粘度などに応じて所望
のものが適宜選ばれる。
【0055】前記ラジカル開始剤(a−4)の使用量
は、一般式(I)で表されるグリシジル基を有する化合
物および(または)不飽和基を有するその他のエポキシ
単量体(a−2)と(a−2)成分と共重合可能なビニ
ル系単量体(a−3)との合計量100部に対して0.
001〜500部であり、好ましくは0.05〜300
部である。また、重合を水性懸濁系で行うばあいは、前
記ラジカル開始剤(a−4)の使用量は、一般式(I)
で表わされるグリシジル基を有する化合物および(また
は)その他不飽和基を有するエポキシ単量体(a−2)
とビニル系単量体(a−3)との合計量100部に対し
て0.001〜100部であり、好ましくは0.05〜
30部である。前記範囲より多いばあいには過度の架橋
による増粘あるいは主鎖の切断による分子量の低下が顕
著となり、前記範囲より少ないばあいには重合が不充分
となる。
【0056】本発明のグラフト変性ポリオレフィン系樹
脂のゲル分率は5%以上である。ゲル分率はグラフト変
性ポリオレフィン系樹脂の熱クロロベンゼンに対する不
溶分の割合から求められる数値である。このグラフト変
性ポリオレフィン系樹脂の熱クロロベンゼンに対する不
溶分の割合は10%以上が好ましい。さらに好ましくは
20%以上であり、ことに好ましくは30%以上であ
る。また、ゲル分率が100%であるような、たとえば
コア・シェル型でエポキシ単量体で変性された重合体を
使用するばあい、えられる組成物の成形流動性が低下す
ることにより、微細な加工を必要とする部分のインサー
ト成型品をうることができないという問題があり、使用
目的上好適ではない。したがって、ゲル分率の上限を示
すのであれば95%以下であることが好ましい。さらに
好ましくは90%以下である。このようなゲル分率を有
するグラフト変性ポリオレフィン系樹脂は、熱可塑性ポ
リエステル樹脂に配合したばあい、この配合物を用いて
作製した金属インサート成形物の耐ヒートサイクル性が
向上する。前記ゲル分率を有するグラフト変性ポリオレ
フィン系樹脂は前記ラジカル開始剤(a−4)の使用量
を最適化することによりうることができる。また、グラ
フト変性ポリオレフィン系樹脂の250℃、剪断速度1
216/sにおける溶融粘度は4000〜15000ポ
イズであることが好ましく、さらに好ましくは5000
〜15000ポイズである。
【0057】本発明のグラフト変性ポリオレフィン系樹
脂を重合する方法の具体例としては、たとえば(a−
1)成分、(a−2)成分および(a−4)成分を含有
する水性懸濁液を調製し、該水性懸濁液中の(a−2)
成分および(a−4)成分を(a−1)成分に含浸さ
せ、(a−2)成分を重合させる方法、または(a−
1)成分、(a−2)成分、(a−3)成分および(a
−4)成分を含有する水性懸濁液を調製し、該水性懸濁
液中の(a−2)成分、(a−3)成分および(a−
4)成分を(a−1)成分に含浸させ、(a−2)成分
と(a−3)成分を重合させる方法があげられる。
【0058】水性懸濁液中の(a−1)成分、(a−
2)成分、(a−3)成分および(a−4)成分の割合
は、(a−1)成分100部に対して、(a−2)成分
0.1〜30部、好ましくは0.5〜25部、(a−
3)成分0〜500部、好ましくは1〜500部、さら
に好ましくは1〜100部、(a−4)成分が前記(a
−2)成分と(a−3)成分との合計100部に対して
0.001〜100部、好ましくは0.05〜30部の
範囲である。
【0059】前記製造方法において、成分(a−3)と
してビニル系単量体(a−3)を添加することは、(a
−2)成分が(a−1)成分に対してより均一に含浸
し、グラフト重合するという点で好ましいが、(a−
3)成分の割合が前記範囲よりも多いばあいには、ビニ
ル系単量体同士の重合が主体となり、機械物性の低下を
招くおそれがある。
【0060】また、その他のグラフト変性ポリオレフィ
ン系樹脂の重合方法としては、(a−1)成分、(a−
2)成分、および(a−4)成分を混合したのち、押出
機などの加熱混練装置を用いて溶融混練させることによ
り、(a−2)成分を(a−1)成分に重合させる方
法、または(a−1)成分、(a−2)成分、(a−
3)成分および(a−4)成分を混合したのち、押出機
などの加熱混練装置を用いて溶融混練させることによ
り、(a−2)成分と(a−3)成分を(a−1)成分
に重合させる方法があげられる。
【0061】このばあいの(a−1)成分、(a−2)
成分、(a−3)成分および(a−4)成分の割合は、
(a−1)成分100部に対して、(a−2)成分0.
1〜30部、好ましくは0.5〜25部、(a−3)成
分0〜100部、好ましくは1〜100部、さらに好ま
しくは1〜50部、(a−4)成分が前記(a−2)成
分と(a−3)成分との合計100部に対して0.00
1〜500部、好ましくは0.05〜300部の範囲で
ある。
【0062】この製造方法においては、加熱混練の際に
(a−3)成分または(a−4)成分が留去してしまい
目的物がえられないばあいがあるが、(a−3)成分ま
たは(a−4)成分として沸点あるいは蒸気圧の低い化
合物を選択する方法や(a−3)成分または(a−4)
成分の量を最適化する方法により目的物をうることがで
きる。
【0063】本発明で用いられる熱可塑性ポリエステル
樹脂(B)は、芳香族ジカルボン酸あるいはそのエステ
ル形成性誘導体と、ジオールあるいはそのエステル誘導
体とを主成分とする縮合反応によりえられる重合体ない
し共重合体、あるいはラクトンの開環重合体などがあげ
られ、これらは単独または2種以上を組み合わせて用い
られる。
【0064】前記芳香族ジカルボン酸としては、テレフ
タル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、ビス(p−カルボキシフェニル)メタ
ン、アントラセンジカルボン酸、4,4′−ジフェニル
ジカルボン酸、4,4′−ジフェニルエーテルジカルボ
ン酸、あるいはそれらのエステル形成性誘導体などがあ
げられ、これらは単独または2種以上組み合わせて用い
られる。
【0065】前記ジオール成分としては、C2〜C10
脂肪族ジオール、すなわちエチレングリコール、1,3
−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、シク
ロヘキサンジオールなど、あるいは分子量400〜60
00の長鎖グリコール、すなわちポリエチレングリコー
ル、ポリ−1,3−プロピレングリコール、ポリテトラ
メチレングリコールなどが例示され、これらは単独また
は2種以上組み合わせて用いられる。
【0066】本発明のポリエステル系樹脂としては、具
体的にはポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘ
キサメチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−
ナフタレートなどがあげられ、これらは単独または2種
以上組み合わせて用いられる。これらの中で、機械特
性、耐熱性、成形性のバランスから、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、またはそれ
らの2種以上を組み合わせて用いたものが好ましい。
【0067】グラフト変性ポリオレフィン系樹脂(成分
(A))と成分(B)の配合割合は、グラフト変性ポリ
オレフィン系樹脂1〜99%と熱可塑性ポリエステル樹
脂(B)99〜1%である。
【0068】配合割合が前記範囲から外れると、グラフ
ト変性ポリオレフィン系樹脂および熱可塑性ポリエステ
ル樹脂の特性を合わせ持った樹脂組成物とはならず、実
質的にそれぞれ単独の成分となる。
【0069】本発明の樹脂組成物には、グラフト変性ポ
リオレフィン系樹脂成分(A)と熱可塑性ポリエステル
樹脂(B)との反応性を高める触媒を添加することもで
きる。
【0070】前記触媒としては特に制限はなく、一般に
カルボキシル基、水酸基あるいはエステル基とグリシジ
ル基との反応を促進する化合物の中から1種または2種
以上の組み合わせで選ばれるが、好ましくは、第3級ア
ミン、第4級アンモニウム塩などのアミン系化合物、フ
ォスフォニウム塩、フォスフィンなどのリン系化合物、
あるいはイミダゾール類などであり、熱可塑性ポリエス
テル樹脂(B)100部に対して0.001〜2部用い
られる。
【0071】本発明の樹脂組成物の製造方法としては、
成分(A)と成分(B)の反応が起こるものであればと
くに限定されないが、たとえば、各原料を混練装置に投
入し溶融混練することにより好適に製造される。混練装
置としては、押出機、バンバリーミキサー、ミル、ニー
ダー、加熱ロールなど、あるいはこれらを組み合わせて
使用することができ、安価に製造する方法としては、単
軸あるいは多軸の押出機を使用するのが好ましい。
【0072】配合方法としては、たとえば、各原料を混
練装置に投入し溶融混練することにより好適に製造され
る。混練装置としては、押出機、バンバリーミキサー、
ミル、ニーダー、加熱ロールなど、あるいはこれらを組
み合わせて使用することができ、安価に製造する方法と
しては、単軸あるいは多軸の押出機を使用するのが好ま
しい。
【0073】配合順序としては、たとえば、(i)成分
(A)、成分(B)および成分(C)とを前記の混練装
置に同時に投入して一括混練する方法、(ii)成分
(A)と成分(B)とを同時に押出機に投入したのち、
成分(C)をバレルの途中から投入して混練する方法、
(iii)成分(A)と成分(C)とを同時に押出機に投
入したのち、成分(B)をバレルの途中から投入して混
練する方法、(iv)成分(B)と成分(C)とを同時に
押出機に投入したのち成分(A)をバレルの途中から投
入して混練する方法、(v)成分(B)と成分(C)と
を同時に混練装置に投入したのち、これをマスターバッ
チとして取り出し、該マスターバッチと成分(A)とを
混練する方法、(vi)成分(A)と成分(B)からなる
マスターバッチと成分(C)とを混練する方法、(vi
i)成分(A)と成分(C)からなるマスターバッチと
成分(B)とを混練する方法などがあげられる。
【0074】本発明で使用されるフィラー(C)として
は、シリカ、タルク、マイカ、ガラス繊維、中性粘土
類、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊維、炭化ケイ素繊
維、チタン酸繊維などが例示される。前記フィラーは本
発明のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂または熱可塑
性ポリエステル樹脂組成物100部に対して1〜100
部、好ましくは5〜50部の割合で、単独もしくは2種
以上組み合わせて用いられる。前記範囲より多いばあい
は樹脂組成物の機械特性、成形流動性などのバランスが
悪くなり、少ないばあいは添加効果が乏しい。
【0075】本発明のグラフト変性ポリオレフィン系樹
脂または熱可塑性ポリエステル樹脂組成物には、必要に
応じて、難燃剤、顔料、安定剤、酸化防止剤、帯電防止
剤、核剤、滑剤などを添加することができる。
【0076】前記難燃剤としては、テトラブロモビスフ
ェノールA、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−
ジブロモフェニル)プロパン、ヘキサブロモベンゼン、
トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレー
ト、2,2′−ビス(4−ヒドロキシエトキシ−3,5
−ジブロモフェニル)プロパン、デカブロモジフェニル
オキサイド、臭素化ポリフォスフェート、塩素化ポリフ
ォスフェート、塩素化パラフィンなどのハロゲン化難燃
剤;リン酸アンモニウム、トリクレジルフォスフェー
ト、トリエチルフォスフェート、トリスクロロエチルフ
ォスフェート、トリス(β−クロロエチル)フォスフェ
ート、トリスジクロロプロピルフォスフェート、クレジ
ルフェニルフォスフェート、キシレニルジフェニルフォ
スフェート、酸性リン酸エステル、含窒素リン化合物な
どのリン系難燃剤;赤リン、酸化錫、三酸化アンチモ
ン、水酸化ジルコニウム、メタほう酸バリウム、水酸化
アルミニウム、水酸化マグネシウムなどの無機系難燃
剤、臭素化ポリスチレン、臭素化ポリα−メチルスチレ
ン、臭素化ポリカーボネート、臭素化ポリエポキシ樹
脂、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリα−メチルスチレ
ン、塩素化ポリカーボネート、塩素化ポリエポキシ樹脂
などの高分子難燃剤が例示される。
【0077】前記難燃剤は、本発明のグラフト変性ポリ
オレフィン系樹脂または熱可塑性ポリエステル樹脂組成
物100部に対して1〜50部、好ましくは3〜30部
の割合で、単独または2種以上組み合わせて用いられ
る。前記範囲より多いばあいは機械特性、成形流動性な
どのバランスが悪くなり、少ないばあいは添加効果が乏
しい。
【0078】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定され
るものではなく、その要旨を変更しない範囲において適
宜変更実施可能である。
【0079】なお、以下の記載において、「部」および
「%」は特に断らない限り、それぞれ「重量部」および
「重量%」を意味する。
【0080】(グラフト変性ポリオレフィン系樹脂の製
造) 実施例1 シングルサイト触媒を用いて製造されたエチレン−オク
テン共重合体(ダウ社製 ENGAGE EG8180
オクテン含有量28%、ムーニー粘度35、密度0.
863g/cm3、メルトフロー比(I10/I2)7.
8)98部、N−[4−(2,3−エポキシプロポキ
シ)−3,5−ジメチルベンジル]アクリルアミド2
部、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)バレレート0.5部をドライブレンドしたのち、2
軸押出機に毎時15kgの速度で投入し、シリンダー温
度200℃で溶融混練しペレット化した。該ペレットを
45℃で12時間乾燥してグラフト変性ポリオレフィン
系樹脂(GP−1)をえた。
【0081】実施例2 シングルサイト触媒を用いて製造されたエチレン−オク
テン共重合体(ダウ社製 ENGAGE EG8180
オクテン含有量28%、ムーニー粘度35、密度0.
863g/cm3、メルトフロー比(I10/I2)7.
8)99部、グリシジルメタクリレート1部、n−ブチ
ル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート
0.5部をドライブレンドしたのち、2軸押出機に毎時
15kgの速度で投入し、シリンダー温度200℃で溶
融混練しペレット化した。該ペレットを45℃で12時
間乾燥してグラフト変性ポリオレフィン系樹脂(GP−
2)をえた。
【0082】実施例3 シングルサイト触媒を用いて製造されたエチレン−オク
テン共重合体(ダウ社製 ENGAGE EG8180
オクテン含有量28%、ムーニー粘度35、密度0.
863g/cm3、メルトフロー比(I10/I2)7.
8)98.5部、N−[4−(2,3−エポキシプロポ
キシ)−3,5−ジメチルベンジル]アクリルアミド1
部、グリシジルメタクリレート0.5部、n−ブチル−
4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート0.
5部をドライブレンドしたのち、2軸押出機に毎時15
kgの速度で投入し、シリンダー温度200℃で溶融混
練しペレット化した。該ペレットを45℃で12時間乾
燥してグラフト変性ポリオレフィン系樹脂(GP−3)
をえた。
【0083】実施例4 耐圧密閉反応槽において、純水6000部に対して、シ
ングルサイト触媒を用いて製造されたエチレン−オクテ
ン共重合体(ダウ社製 ENGAGE EG8180
オクテン含有量28%、ムーニー粘度35、密度0.8
63g/cm3、メルトフロー比(I10/I2)7.8)
1688部、N−[4−(2,3−エポキシプロポキ
シ)−3,5−ジメチルベンジル]アクリルアミド3
7.5部、スチレン150部、1,1−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
9.2部、第3リン酸カルシウム31.5部、および乳
化剤(花王株式会社製ラテムルPS:登録商標)0.9
5部を混入し、撹拌混合して水性懸濁液をえた。該水溶
液を100℃で1時間撹拌したのち、さらに110℃で
3時間撹拌して重合を完結させた。えられた粒子を水洗
し、残存モノマー、第3リン酸カルシウム、およびラテ
ルムPSを除去したのち、乾燥してグラフト変性ポリオ
レフィン系樹脂(GP−4)をえた。
【0084】実施例5 1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサンの使用部数が13.73部であ
る以外は実施例4と同様の配合部数にて操作・重合を行
ない、グラフト変性ポリオレフィン系樹脂(GP−5)
をえた。
【0085】実施例6 耐圧密閉反応槽において、純水6000部に対して、シ
ングルサイト触媒を用いて製造されたエチレン−オクテ
ン共重合体(ダウ社製 ENGAGE EG8180
オクテン含有量28%、ムーニー粘度35、密度0.8
63g/cm3、メルトフロー比(I10/I2)7.8)
1688部、グリシジルメタクリレート18.8部、ス
チレン168.8部、1,1−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン13.7
部、第3リン酸カルシウム31.5部、および乳化剤
(花王株式会社製ラテムルPS:登録商標)0.95部
を混入し、撹拌混合して水性懸濁液をえた。該水溶液を
100℃で1時間撹拌したのち、さらに110℃で3時
間撹拌して重合を完結させた。えられた粒子を水洗し、
残存モノマー、第3リン酸カルシウム、およびラテルム
PSを除去したのち、乾燥してグラフト変性ポリオレフ
ィン系樹脂(GP−6)をえた。
【0086】実施例7 シングルサイト触媒を用いて製造されたエチレン−オク
テン共重合体が(ダウ社製ENGAGE EG8150
オクテン含有量24%、ムーニー粘度8、密度0.8
7g/cm3、Mw/Mn2.1、メルトフロー比(I
10/I2)7.6)である以外は実施例4と同様の操作
・重合を行ない、グラフト変性ポリオレフィン系樹脂
(GP−7)をえた。
【0087】実施例8 耐圧密閉反応槽において、純水6000部に対して、シ
ングルサイト触媒を用いて製造されたエチレン−オクテ
ン共重合体(ダウ社製 ENGAGE EG8180
オクテン含有量28%、ムーニー粘度35、密度0.8
63g/cm3、メルトフロー比(I10/I2)7.8)
1688部、N−[4−(2,3−エポキシプロポキ
シ)−3,5−ジメチルベンジル]アクリルアミド1
8.8部、メチルメタクリレート9.4部、スチレン1
59.4部、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン13.7部、第
3リン酸カルシウム31.5部、および乳化剤(花王株
式会社製ラテムルPS:登録商標)0.95部を混入
し、撹拌混合して水性懸濁液をえた。該水溶液を100
℃で1時間撹拌したのち、さらに110℃で3時間撹拌
して重合を完結させた。えられた粒子を水洗し、残存モ
ノマー、第3リン酸カルシウム、およびラテムルPSを
除去したのち、乾燥してグラフト変性ポリオレフィン系
樹脂(GP−8)をえた。
【0088】実施例9 スチレンの代わりにn−ブチルアクリレートを使用し、
実施例4と同様の操作・重合を行ない、グラフト変性ポ
リオレフィン系樹脂(GP−9)をえた。
【0089】比較例1 シングルサイト触媒を用いて製造されたエチレン−オク
テン共重合体(ダウ社製 ENGAGE EG8180
オクテン含有量28重量%、ムーニー粘度35、密度
0.863g/cm3、メルトフロー比(I10/I2
7.8)98部、N−[4−(2,3−エポキシプロポ
キシ)−3,5−ジメチルベンジル]アクリルアミド2
部、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)バレレート0.1部をドライブレンドしたのち、2
軸押出機に毎時15kgの速度で投入し、シリンダー温
度200℃で溶融混練しペレット化した。該ペレットを
45℃で12時間乾燥してグラフト変性ポリオレフィン
系樹脂(GP−10)をえた。
【0090】比較例2 シングルサイト触媒を用いて製造されたエチレン−オク
テン共重合体として、ダウ社製 ENGAGE EG8
200(オクテン含有量24重量%、ムーニー粘度8、
密度0.87g/cm3、Mw/Mn2.1、メルトフ
ロー比(I10/I2)10.3)を使用し、比較例1と
同様の操作・重合を行ない、グラフト変性ポリオレフィ
ン系樹脂(GP−11)をえた。
【0091】比較例3 耐圧密閉反応槽において、純水6000部に対して、シ
ングルサイト触媒を用いて製造されたエチレン−オクテ
ン共重合体(ダウ社製 ENGAGE EG8180
オクテン含有量28重量%、ムーニー粘度35、密度
0.863g/cm3、メルトフロー比(I10/I2
7.8)1688部、N−[4−(2,3−エポキシプ
ロポキシ)−3,5−ジメチルベンジル]アクリルアミ
ド37.5部、スチレン150部、1,1−ビス(t−
ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サン4.6部、第3リン酸カルシウム31.5部、およ
び乳化剤(花王株式会社製ラテムルPS:登録商標)
0.95部を混入し、撹拌混合して水性懸濁液をえた。
該水溶液を100℃で1時間撹拌したのち、さらに11
0℃で3時間撹拌して重合を完結させた。えられた粒子
を水洗し、残存モノマー、第3リン酸カルシウム、およ
びラテムルPSを除去したのち、乾燥してグラフト変性
ポリオレフィン系樹脂(GP−12)をえた。
【0092】比較例4 シングルサイト触媒を用いて製造されたエチレン−オク
テン共重合体として、ダウ社製 ENGAGE EG8
200(オクテン含有量24重量%、ムーニー粘度8、
密度0.87g/cm3、Mw/Mn2.1、メルトフ
ロー比(I10/I2)10.3)を使用し、比較例3と
同様の操作・重合を行ない、グラフト変性ポリオレフィ
ン系樹脂(Gp−13)をえた。
【0093】(グラフト変性ポリオレフィン系樹脂の評
価) (1)ゲル分率の測定 冷凍粉砕したサンプルを110℃のクロロベンゼンにて
抽出し不溶分の割合からゲル分率を測定した。基本操作
はASTM D2765−95のA法にしたがった。結
果を表1に示した。
【0094】(2)溶融粘度の測定方法 実施例1〜9、比較例1〜4でえられたグラフト変性ポ
リオレフィン系樹脂(GP−1〜GP−12)およびそ
の原料である未変性ポリオレフィン樹脂に関して、25
0℃におけるキャピラリー溶融粘度を測定した。測定装
置としては、東洋精機社製キャピログラフを用いた。滞
留時間5分、せん断速度1216/secとした。結果
を表1に示した。
【0095】
【表1】
【0096】(熱可塑性樹脂組成物の製造) 実施例10〜19、比較例5〜14 ポリブチレンテレフタレート樹脂(ポリプラスチックス
株式会社製 ジュラネックス2002:登録商標、表
中、PBTと略す。)、前記実施例1〜9および比較例
1〜4でえられたグラフト変性ポリオレフィン系樹脂
(GP−1〜GP−12)、未変性ポリオレフィン樹
脂、またはエチレン/グリシジルメタクリレート共重合
体(住友化学工業株式会社製 BF−2C:登録商
標)、触媒としてテトラブチルフォスフォニウムブロマ
イド(アルドリッチ製、表中、TBPBと略す。)およ
びガラスファイバー(日本電気硝子株式会社製 ECS
O3T−195H/PS:登録商標、ただし実施例19
と比較例14では未添加)を表2に示す割合で混合した
のち、240℃に設定した45mmの2軸押出機(日本
製鋼所株式会社 TEX44SS:登録商標)に毎時1
5kgの速度で供給し、スクリュー回転数100rpm
にて溶融混練した。押出物を水で冷却しペレット化した
のち、120℃で4時間乾燥することにより樹脂組成物
を製造した。
【0097】(熱可塑性樹脂組成物の評価) (1)アイゾット衝撃強度:実施例10〜19、比較例
5〜14でえられた樹脂組成物をシリンダー温度260
℃(ノズル温度)、金型温度80℃に設定し、射出成形
機(東芝株式会社 IS80EPN−2A)により射出
成形し厚さ1/4インチバーを作製した。ASTM D
256に定められる方法に準じ、23℃でのVノッチ付
アイゾット衝撃強度を評価した。
【0098】(2)成形流動性:前記射出成形条件にお
いて、3mm厚みの角形スパイラルを射出圧力1000
kgf/cm2で成形し、その長さ(mm)で成形流動
性を評価した。
【0099】(3)耐ヒートサイクル性:前記射出成形
条件において、直径48mm、高さ23mmの円筒形の
インサート金属に対して樹脂組成物を厚み1mmで被覆
したインサート成形体(ウェルド部を有する)を作製し
た。実施例10〜19、比較例5〜14でえられた樹脂
組成物(表2)から作製したインサート成形体につい
て、室温23℃湿度3日間放置後、−40℃×1時間お
よび150℃×1時間の条件の間でヒートサイクル試験
を実施した。試験片総数10個中、半数の破壊(ウェル
ド部に割れ、コーナーまたはエッジ部の割れ)が生じた
時点のサイクル数を半数破壊サイクルとして性能の比較
を行なった。ただし、ガラス繊維の添加されていない組
成物である実施例19と比較例14については、−30
℃×1時間および120℃×1時間の条件の間でヒート
サイクル試験を実施した。
【0100】特性評価結果を表2に示した。
【0101】
【表2】
【0102】表2の結果から、実施例10〜18でえら
れた本発明の樹脂組成物は、比較例10に示してある変
性樹脂未添加のガラス繊維強化PBTに比較して、アイ
ゾット衝撃強度、および耐ヒートサイクル性にすぐれて
いることが分かる。一方、比較例10〜12ではグリシ
ジル基を有する化合物で変性していないためポリブチレ
ンテレフタレートとの相溶性に乏しく衝撃強度、および
耐ヒートサイクル性が改善されない。また、比較例5〜
8では耐ヒートサイクル性、比較例9では流動性が実施
例10〜18でえられた本発明の樹脂組成物に比較して
問題がある。したがって本発明の樹脂組成物は衝撃特
性、流動性、さらには耐ヒートサイクル性といった物性
バランスにすぐれていることが明らかである。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による樹脂
組成物は、流動性、ヒートサイクル特性が大幅に改善さ
れ、さらに耐衝撃性もバランス良く備えている。このよ
うな本発明の樹脂組成物は、各種エンジニアリングプラ
スチック、特に自動車部品、家電部品、工業用部品、ス
ポーツ用品、家具類などに有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 7/02 C08K 7/02 C08L 51/06 C08L 51/06 67/00 67/00 //(C08F 255/00 220:58 220:32)

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a−1)シングルサイト触媒を用いて
    製造されたポリオレフィン系樹脂100重量部に対し
    て、(a−2)一般式(I): 【化1】 (式中、Arは少なくとも1個のグリシジルオキシ基と
    結合した炭素数6〜23の芳香族炭化水素基を示し、R
    は水素原子またはメチル基を示す)で表わされるグリシ
    ジル基を有する化合物(a−2a)および(または)不
    飽和基を有するその他のエポキシ単量体(a−2b)
    0.1〜30重量部を、(a−4)ラジカル開始剤を
    (a−2)成分100重量部に対して0.001〜50
    0重量部使用して重合させてなるグラフト変性ポリオレ
    フィン系樹脂であって、該グラフト変性ポリオレフィン
    系樹脂のゲル分率が5%以上であるグラフト変性ポリオ
    レフィン系樹脂。
  2. 【請求項2】 (a−1)シングルサイト触媒で製造さ
    れたポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、(a
    −2)一般式(I): 【化2】 (式中、Arは少なくとも1個のグリシジルオキシ基と
    結合した炭素数6〜23の芳香族炭化水素基を示し、R
    は水素原子またはメチル基を示す)で表わされるグリシ
    ジル基を有する化合物(a−2a)および(または)不
    飽和基を有するその他のエポキシ単量体(a−2b)
    0.1〜30重量部、ならびに(a−3)(a−2)成
    分と共重合可能なビニル系単量体1〜500重量部を、
    (a−4)ラジカル開始剤を(a−2)成分と(a−
    3)成分の合計100重量部に対して0.001〜50
    0重量部使用して重合させてなるグラフト変性ポリオレ
    フィン系樹脂であって、該グラフト変性ポリオレフィン
    系樹脂のゲル分率が5%以上であるグラフト変性ポリオ
    レフィン系樹脂。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィン系樹脂(a−1)の重量
    平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比で表わ
    される分子量分布(Mw/Mn)が3.5以下である請
    求項1または2記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹
    脂。
  4. 【請求項4】 ポリオレフィン系樹脂(a−1)の重量
    平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比で表わ
    される分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜2.5の範
    囲にある請求項3記載のグラフト変性ポリオレフィン系
    樹脂。
  5. 【請求項5】 ポリオレフィン系樹脂(a−1)のメル
    トフロー比(I10/I2)が5.63以上であり、分子
    量分布(Mw/Mn)が式(II): Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63 で表わされる請求項1、2、3または4記載のグラフト
    変性ポリオレフィン系樹脂。
  6. 【請求項6】 ポリオレフィン系樹脂(a−1)の密度
    が0.95g/cm3以下である請求項1、2、3、4
    または5記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  7. 【請求項7】 ポリオレフィン系樹脂(a−1)の密度
    が0.88g/cm3以下である請求項6記載のグラフ
    ト変性ポリオレフィン系樹脂。
  8. 【請求項8】 ポリオレフィン系樹脂(a−1)が、エ
    チレンと炭素数が3〜10のα−オレフィンとの共重合
    体である請求項1、2、3、4、5、6または7記載の
    グラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  9. 【請求項9】 ポリオレフィン系樹脂(a−1)中のα
    −オレフィン単位の含有率が0.1〜50重量%である
    請求項8記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  10. 【請求項10】 ポリオレフィン系樹脂(a−1)中の
    α−オレフィン単位の含有率が20〜35重量%である
    請求項9記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  11. 【請求項11】 ポリオレフィン系樹脂(a−1)が、
    エチレンと、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、
    4−メチル−1−ペンテン、1−オクテンよりなる群か
    ら選ばれた少なくとも1種のα−オレフィンとの共重合
    体である請求項8、9または10記載のグラフト変性ポ
    リオレフィン系樹脂。
  12. 【請求項12】 ポリオレフィン系樹脂(a−1)が、
    エチレンと1−オクテンとの共重合体である請求項11
    記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  13. 【請求項13】 シングルサイト触媒が、シクロペンタ
    ジエニル骨格を1つ以上有する配位子を含む金属錯体お
    よび助触媒からなる触媒組成物の1種以上である請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11また
    は12記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  14. 【請求項14】 金属錯体が、チタン、ジルコニウム、
    ハフニウムから選ばれる金属原子を含有する請求項13
    記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  15. 【請求項15】 助触媒が有機アルミニウムオキシ化合
    物またはホウ素系化合物である請求項13記載のグラフ
    ト変性ポリオレフィン系樹脂。
  16. 【請求項16】 助触媒がメチルアルモキサンまたはト
    リス(ペンタフルオロフェニル)ボランである請求項1
    3記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  17. 【請求項17】 一般式(I)で表わされるグリシジル
    基を有する化合物(a−2a)が、構造式(III): 【化3】 で表わされる化合物である請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11、12、13、14、15
    または16記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  18. 【請求項18】 不飽和基を有するその他のエポキシ単
    量体(a−2b)がグリシジルメタクリレートである請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
    1、12、13、14、15、16または17記載のグ
    ラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  19. 【請求項19】 (a−2)成分が、構造式(III): 【化4】 で表わされる化合物100重量部に対してグリシジルメ
    タクリレート1〜1000重量部を含有する混合物であ
    る請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、
    11、12、13、14、15、16、17または18
    記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  20. 【請求項20】 (a−2)成分と共重合可能なビニル
    系単量体(a−3)が、芳香族系ビニル化合物、アルキ
    ル基の炭素数が1〜22であるアクリル酸アルキルエス
    テル、アルキル基の炭素数が1〜22であるメタクリル
    酸アルキルエステル、アルキル基の炭素数が1〜22で
    あるビニルアルキルエーテル、ビニルアルコール、不飽
    和ニトリル化合物、不飽和アミノ化合物、アルキル基の
    炭素数が1〜9であるマレイン酸ジアルキルエステル、
    アルキル基の炭素数が1〜8であるアリルアルキルエー
    テル、ジエン化合物、無水マレイン酸、マレイン酸、ア
    クリル酸、メタクリル酸および酢酸ビニルよりなる群か
    ら選ばれた少なくとも1種である請求項2、3、4、
    5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、
    15、16、17、18または19記載のグラフト変性
    ポリオレフィン系樹脂。
  21. 【請求項21】 (a−2)成分と共重合可能なビニル
    系単量体(a−3)が、スチレン、α−メチルスチレ
    ン、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリ
    ル酸アリル、酢酸ビニルおよびアクリロニトリルよりな
    る群から選ばれた少なくとも1種である請求項20記載
    のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  22. 【請求項22】 グラフト変性ポリオレフィン系樹脂
    が、(a−1)成分100重量部、(a−2)成分0.
    1〜30重量部、および(a−4)成分を(a−2)成
    分100重量部に対して0.001〜100重量部含有
    した水性懸濁液を調製し、該水性懸濁液中の(a−2)
    成分および(a−4)成分を(a−1)成分に含浸せし
    め、(a−2)成分を重合させることにより製造された
    ものである請求項1、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12、13、14、15、16、17、18
    または19記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  23. 【請求項23】 グラフト変性ポリオレフィン系樹脂
    が、(a−1)成分100重量部、(a−2)成分0.
    1〜30重量部、(a−3)成分1〜500重量部、お
    よび(a−2)成分と(a−3)成分の合計100重量
    部に対して(a−4)成分0.001〜100重量部を
    含有する水性懸濁液を調製し、該水性懸濁液中の(a−
    2)成分、(a−3)成分および(a−4)成分を(a
    −1)成分に含浸せしめ、(a−2)成分および(a−
    3)成分を重合させることにより製造されたものである
    請求項2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、
    12、13、14、15、16、17、18、19、2
    0または21記載のグラフト変性ポリオレフィン系樹
    脂。
  24. 【請求項24】 グラフト変性ポリオレフィン系樹脂
    が、(a−1)成分100重量部、(a−2)成分0.
    1〜30重量部、および前記(a−2)成分100重量
    部に対して(a−4)成分0.001〜500重量部を
    溶融混練せしめ、(a−1)成分に対し(a−2)成分
    を重合させることにより製造されたものである請求項
    1、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、
    13、14、15、16、17、18または19記載の
    グラフト変性ポリオレフィン系樹脂。
  25. 【請求項25】 グラフト変性ポリオレフィン系樹脂
    が、(a−1)成分100重量部、(a−2)成分0.
    1〜30重量部、(a−3)成分1〜100重量部、お
    よび前記(a−2)成分と(a−3)成分の合計100
    重量部に対して(a−4)成分0.001〜500重量
    部を溶融混練せしめ、(a−1)成分に対し(a−2)
    成分および(a−3)成分を重合させることにより製造
    されたものである請求項2、3、4、5、6、7、8、
    9、10、11、12、13、14、15、16、1
    7、18、19、20または21記載のグラフト変性ポ
    リオレフィン系樹脂。
  26. 【請求項26】 ゲル分率が10%以上である請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17、18、19、2
    0、21、22、23、24または25記載のグラフト
    変性ポリオレフィン系樹脂。
  27. 【請求項27】 ゲル分率が20%以上である請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17、18、19、2
    0、21、22、23、24または25記載のグラフト
    変性ポリオレフィン系樹脂。
  28. 【請求項28】 ゲル分率が30%以上である請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17、18、19、2
    0、21、22、23、24または25記載のグラフト
    変性ポリオレフィン系樹脂。
  29. 【請求項29】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13、14、15、16、
    17、18、19、20、21、22、23、24、2
    5、26、27または28記載のグラフト変性ポリオレ
    フィン系樹脂1〜99重量%および熱可塑性ポリエステ
    ル樹脂(B)99〜1重量%からなる熱可塑性ポリエス
    テル樹脂組成物。
  30. 【請求項30】 請求項29記載の熱可塑性樹脂組成物
    100重量部に対して、シリカ、タルク、マイカ、ガラ
    ス繊維、中性粘土類、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊
    維、炭化ケイ素繊維、およびチタン酸繊維よりなる群か
    ら選ばれた少なくとも1種のフィラー(C)1〜100
    重量部を配合してなる熱可塑性ポリエステル樹脂組成
    物。
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