JPH1039344A - 全固体型エレクトロクロミック素子 - Google Patents
全固体型エレクトロクロミック素子Info
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- JPH1039344A JPH1039344A JP8214098A JP21409896A JPH1039344A JP H1039344 A JPH1039344 A JP H1039344A JP 8214098 A JP8214098 A JP 8214098A JP 21409896 A JP21409896 A JP 21409896A JP H1039344 A JPH1039344 A JP H1039344A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 全固体型エレクトロクロミック素子におい
て、印加電圧を高くした時の画像のにじみを防止し、コ
ントラストの高い表示を実現する。 【解決手段】 基板1上に、所定のパターン形状の透明
電極2と、同じパターン形状のエレクトロクロミック層
3を形成し、固体電解質層4を積層した後、上記パター
ンの存在しない非パターン領域に対応するパターン形状
を有する絶縁体層5を形成し、さらにエレクトロクロミ
ック層6と透明電極7を形成し、封止基板9と接着剤8
により周囲を封止する。
て、印加電圧を高くした時の画像のにじみを防止し、コ
ントラストの高い表示を実現する。 【解決手段】 基板1上に、所定のパターン形状の透明
電極2と、同じパターン形状のエレクトロクロミック層
3を形成し、固体電解質層4を積層した後、上記パター
ンの存在しない非パターン領域に対応するパターン形状
を有する絶縁体層5を形成し、さらにエレクトロクロミ
ック層6と透明電極7を形成し、封止基板9と接着剤8
により周囲を封止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示素子等として
利用される全固体型エレクトロクロミック素子に関する
ものである。
利用される全固体型エレクトロクロミック素子に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の全固体型エレクトロクロミック素
子(以下、「ECD」と記す)としては、米国特許第3
521941号明細書に記載されているような、ネサガ
ラス(SnO2 透明電極)上にa−WO3 膜、SiO2
又はCaF2 などの絶縁層、Au電極を順次形成した4
層構成、或いは、特公昭60−31355号公報に記載
されているように、応答速度、繰り返し駆動時の電圧や
その時の光量変化等を改善した、ガラス等の透明基板上
に、順次、三酸化インジウム透明電極、水酸化イリジウ
ムからなる酸化発色性薄膜、五酸化タンタルからなる絶
縁性薄膜、酸化タングステンからなる還元発色性薄膜、
三酸化インジウム透明電極を形成した5層構成が知られ
ている。
子(以下、「ECD」と記す)としては、米国特許第3
521941号明細書に記載されているような、ネサガ
ラス(SnO2 透明電極)上にa−WO3 膜、SiO2
又はCaF2 などの絶縁層、Au電極を順次形成した4
層構成、或いは、特公昭60−31355号公報に記載
されているように、応答速度、繰り返し駆動時の電圧や
その時の光量変化等を改善した、ガラス等の透明基板上
に、順次、三酸化インジウム透明電極、水酸化イリジウ
ムからなる酸化発色性薄膜、五酸化タンタルからなる絶
縁性薄膜、酸化タングステンからなる還元発色性薄膜、
三酸化インジウム透明電極を形成した5層構成が知られ
ている。
【0003】ECDは、S.K.Deb:Phil.M
ag.27(1973)801.,松久、増田:真空.
11(1980)pp.503〜514,及び特公平4
−35735号公報に記載されているように、外界の湿
度の影響を受け易く、特に真空中では全く着消色を示さ
ないことが知られている。
ag.27(1973)801.,松久、増田:真空.
11(1980)pp.503〜514,及び特公平4
−35735号公報に記載されているように、外界の湿
度の影響を受け易く、特に真空中では全く着消色を示さ
ないことが知られている。
【0004】このような外界の湿度の影響を防止し、E
CDの耐久性を高めるべく、特公平4−35735号公
報、特開昭63−294536号公報には、エポキシ樹
脂などの封止樹脂により前記ECDをガラス板などの封
止基板で封止した構成が開示されている。
CDの耐久性を高めるべく、特公平4−35735号公
報、特開昭63−294536号公報には、エポキシ樹
脂などの封止樹脂により前記ECDをガラス板などの封
止基板で封止した構成が開示されている。
【0005】このような全固体型ECDを表示素子とし
た応用した例としては、特開昭57−8524号公報に
記載されているように、電極、酸化還元反応薄膜、プロ
トン良導体の絶縁性薄膜、酸化還元反応薄膜、電極、の
5層構成の内、2つ有る酸化還元反応薄膜の一方のみを
パターニングした表示素子が知られている。
た応用した例としては、特開昭57−8524号公報に
記載されているように、電極、酸化還元反応薄膜、プロ
トン良導体の絶縁性薄膜、酸化還元反応薄膜、電極、の
5層構成の内、2つ有る酸化還元反応薄膜の一方のみを
パターニングした表示素子が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のECDでは、着色濃度を高めるべく印加電圧を高く
すると、パターニングされていない酸化還元反応薄膜
の、当該パターニングに対応しない領域も発色してしま
う。当該領域の発色は、画像のにじみとして表示され、
またコントラストも低下してしまうため、表示素子とし
ての機能を著しく損なうという問題があった。また、一
度発色してしまった領域は、逆電圧を印加しても完全に
は消色しきれないという問題もあった。
来のECDでは、着色濃度を高めるべく印加電圧を高く
すると、パターニングされていない酸化還元反応薄膜
の、当該パターニングに対応しない領域も発色してしま
う。当該領域の発色は、画像のにじみとして表示され、
またコントラストも低下してしまうため、表示素子とし
ての機能を著しく損なうという問題があった。また、一
度発色してしまった領域は、逆電圧を印加しても完全に
は消色しきれないという問題もあった。
【0007】本発明の目的は、上記問題を解決し、画像
のにじみがなく、コントラストの高い表示特性を示すE
CDを提供することにある。
のにじみがなく、コントラストの高い表示特性を示すE
CDを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
対の透明電極間に、酸化発色性薄膜、固体電界質層、絶
縁体層、還元発色性薄膜を有し、一方の透明電極が所定
のパターン形状を有し、上記絶縁体層が該透明電極に対
応しない領域に対応するパターン形状を有していること
を特徴とする全固体型エレクトロクロミック素子であ
る。
対の透明電極間に、酸化発色性薄膜、固体電界質層、絶
縁体層、還元発色性薄膜を有し、一方の透明電極が所定
のパターン形状を有し、上記絶縁体層が該透明電極に対
応しない領域に対応するパターン形状を有していること
を特徴とする全固体型エレクトロクロミック素子であ
る。
【0009】本発明においては、パターン形状に形成さ
れた一方の透明電極の存在しない領域(以下「非パター
ン領域」と記す)に対応したパターン形状を有する絶縁
体層を設けることによって、高い電圧を印加しても、当
該非パターン領域の着色が防止される。
れた一方の透明電極の存在しない領域(以下「非パター
ン領域」と記す)に対応したパターン形状を有する絶縁
体層を設けることによって、高い電圧を印加しても、当
該非パターン領域の着色が防止される。
【0010】特に、本発明においては、パターン形状を
有する透明電極に接する酸化発色性薄膜或いは還元発色
性薄膜を該透明電極に対応してパターン形状にパターニ
ングすることにより、当該エレクトロクロミック層にお
ける非パターン領域の着色がなくなるため好ましい。
有する透明電極に接する酸化発色性薄膜或いは還元発色
性薄膜を該透明電極に対応してパターン形状にパターニ
ングすることにより、当該エレクトロクロミック層にお
ける非パターン領域の着色がなくなるため好ましい。
【0011】また、ECDにおける固体電解質層は、電
子は通過させないがイオンは通過させるイオン伝導体層
として作用するが、絶縁体層は、電子及びイオンの両方
とも通過させない不導体層として作用する。よって、本
発明において絶縁体層を固体電界質層と、所定のパター
ン形状を持たない側の透明電極との間に配置することに
より、電子及びイオンの移動を遮断して、非パターン領
域の着色防止効果を高めることができる。
子は通過させないがイオンは通過させるイオン伝導体層
として作用するが、絶縁体層は、電子及びイオンの両方
とも通過させない不導体層として作用する。よって、本
発明において絶縁体層を固体電界質層と、所定のパター
ン形状を持たない側の透明電極との間に配置することに
より、電子及びイオンの移動を遮断して、非パターン領
域の着色防止効果を高めることができる。
【0012】さらに、本発明の全固体型ECDは、周囲
を封止基板及び接着剤により封止することにより、湿度
等外部からの影響を防止して耐久性を高めることが望ま
しい。
を封止基板及び接着剤により封止することにより、湿度
等外部からの影響を防止して耐久性を高めることが望ま
しい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施形態の概略
断面図を示す。図中、1はガラス等の基板、2及び7は
透明電極、3及び6はエレクトロクロミック層、4は固
体電解質層、5は絶縁体層、8は接着剤、9は封止基板
である。
断面図を示す。図中、1はガラス等の基板、2及び7は
透明電極、3及び6はエレクトロクロミック層、4は固
体電解質層、5は絶縁体層、8は接着剤、9は封止基板
である。
【0014】本発明において、電極2はパターニングし
た透明導電膜であり、酸化スズ(SnO2 )、酸化イン
ジウム(In2 O3 )、酸化インジウム・スズ(IT
O)等からなる。その膜厚は100〜500nmが好ま
しい。
た透明導電膜であり、酸化スズ(SnO2 )、酸化イン
ジウム(In2 O3 )、酸化インジウム・スズ(IT
O)等からなる。その膜厚は100〜500nmが好ま
しい。
【0015】また、エレクトロクロミック層3、6は一
方が酸化発色性薄膜、他方が還元発色性薄膜である。酸
化発色性薄膜としては、水酸化イリジウム〔Ir(O
H)x〕、水酸化ニッケル〔Ni(OH)x 〕、水酸化
コバルト〔Co(OH)x 〕からなる層、或いは、これ
らの層の上に、これらの化合物に金属酸化物として酸化
スズ、酸化ジルコニウム(ZrO2 )などを混合した層
を積層した2層構成を用いることができる。還元発色性
薄膜には、酸化タングステン(WO3 )、酸化モリブデ
ン(MoO3 )、又はこれらの混合物を、好ましくは3
0〜1000nmの膜厚で用いられる。本発明において
は、パターニングされた透明電極2に接する側のエレク
トロクロミック層3は、該透明電極2のパターン形状に
合わせてパターニングされていることが好ましい。
方が酸化発色性薄膜、他方が還元発色性薄膜である。酸
化発色性薄膜としては、水酸化イリジウム〔Ir(O
H)x〕、水酸化ニッケル〔Ni(OH)x 〕、水酸化
コバルト〔Co(OH)x 〕からなる層、或いは、これ
らの層の上に、これらの化合物に金属酸化物として酸化
スズ、酸化ジルコニウム(ZrO2 )などを混合した層
を積層した2層構成を用いることができる。還元発色性
薄膜には、酸化タングステン(WO3 )、酸化モリブデ
ン(MoO3 )、又はこれらの混合物を、好ましくは3
0〜1000nmの膜厚で用いられる。本発明において
は、パターニングされた透明電極2に接する側のエレク
トロクロミック層3は、該透明電極2のパターン形状に
合わせてパターニングされていることが好ましい。
【0016】固体電解質層4は、五酸化タンタル(Ta
2 O5 )、酸化珪素(SiOx)、酸化クロム(Cr2
O3 )、酸化バナジウム(V2 O5 )、酸化ニオブ(N
b2O5 )等からなり、膜厚は150〜500nmで用
いられる。
2 O5 )、酸化珪素(SiOx)、酸化クロム(Cr2
O3 )、酸化バナジウム(V2 O5 )、酸化ニオブ(N
b2O5 )等からなり、膜厚は150〜500nmで用
いられる。
【0017】本発明にかかる絶縁体層5は、酸化珪素
(SiO2 )、窒化シリコン(SiN4 )から形成さ
れ、非パターン領域に対応するようにパターニングされ
る。また、その膜厚は、好ましくは100〜1500n
mに設定される。
(SiO2 )、窒化シリコン(SiN4 )から形成さ
れ、非パターン領域に対応するようにパターニングされ
る。また、その膜厚は、好ましくは100〜1500n
mに設定される。
【0018】透明電極7はパターニングされていない透
明導電膜であり、透明電極2と同じ素材を用い、好まし
くは200〜600nmの膜厚に形成される。
明導電膜であり、透明電極2と同じ素材を用い、好まし
くは200〜600nmの膜厚に形成される。
【0019】本発明において、接着剤8としては、外界
の湿度の影響を受けずに表示の品位を保つ紫外線硬化型
樹脂が好ましく用いられ、例えば主材が変性アクリレー
ト、エポキシ、シリコーンであるものが用いられる。ま
た、封止基板9としては、ガラス等透明基材が好ましく
用いられる。
の湿度の影響を受けずに表示の品位を保つ紫外線硬化型
樹脂が好ましく用いられ、例えば主材が変性アクリレー
ト、エポキシ、シリコーンであるものが用いられる。ま
た、封止基板9としては、ガラス等透明基材が好ましく
用いられる。
【0020】本発明のECDを構成する各膜形成におい
ては、公知の真空薄膜形成方法が用いられ、また、パタ
ーニングには公知のウエット又はドライエッチング法を
用いることができる。
ては、公知の真空薄膜形成方法が用いられ、また、パタ
ーニングには公知のウエット又はドライエッチング法を
用いることができる。
【0021】
[実施例1]本発明第1の実施例として、図1に示す断
面を有する全固体型ECDを作製した。本実施例におい
ては、基板1にガラスを用い、透明電極2、7にはIT
O、エレクトロクロミック層3には酸化発色性薄膜とし
て水酸化イリジウム上に水酸化イリジウムと酸化スズと
を混合した層を積層した2層タイプ、固体電界質層4に
は五酸化タンタル、絶縁体層5には酸化珪素、エレクト
ロクロミック層6には還元発色性薄膜として酸化タング
ステン、接着剤8には変性アクリレート樹脂、封止基板
10にはガラスをそれぞれ用いた。
面を有する全固体型ECDを作製した。本実施例におい
ては、基板1にガラスを用い、透明電極2、7にはIT
O、エレクトロクロミック層3には酸化発色性薄膜とし
て水酸化イリジウム上に水酸化イリジウムと酸化スズと
を混合した層を積層した2層タイプ、固体電界質層4に
は五酸化タンタル、絶縁体層5には酸化珪素、エレクト
ロクロミック層6には還元発色性薄膜として酸化タング
ステン、接着剤8には変性アクリレート樹脂、封止基板
10にはガラスをそれぞれ用いた。
【0022】また、各膜の厚みは、透明電極2が150
nm、エレクトロクロミック層3の透明電極2側の水酸
化イリジウム層が4nm、その上の水酸化イリジウムと
酸化スズとの混合層が40nm、固体電解質層4が30
0nm、絶縁体層5が300nm、エレクトロクロミッ
ク層6が1000nm、透明電極7が300nmになる
ように形成した。
nm、エレクトロクロミック層3の透明電極2側の水酸
化イリジウム層が4nm、その上の水酸化イリジウムと
酸化スズとの混合層が40nm、固体電解質層4が30
0nm、絶縁体層5が300nm、エレクトロクロミッ
ク層6が1000nm、透明電極7が300nmになる
ように形成した。
【0023】本実施例において、パターニング形状は、
透明電極2とエレクトロクロミック層3の線幅が100
μmになるようにし、該パターンの存在しない領域に対
応して、100μm角の矩形状に絶縁体層5をパターニ
ングした。また、全固体型ECDの封止は、封止基板9
に接着剤8を所定量滴下した後、ECDを搭載し、公知
の紫外線照射方法により硬化させた。
透明電極2とエレクトロクロミック層3の線幅が100
μmになるようにし、該パターンの存在しない領域に対
応して、100μm角の矩形状に絶縁体層5をパターニ
ングした。また、全固体型ECDの封止は、封止基板9
に接着剤8を所定量滴下した後、ECDを搭載し、公知
の紫外線照射方法により硬化させた。
【0024】本実施例の全固体型ECDは、不図示の電
源より透明電極7が負になるように、透明電極2、7に
電圧を加えると、透明電極2と7に挟持された部分で酸
化還元反応が起こる。この時、非パターン領域では絶縁
体層5によって電圧が遮られるため、電子及びイオンの
移動がなされず酸化還元反応が進行せず、着色しない。
よって、印加電圧を高くしても所定のパターン通りに着
色表示され、非パターン領域の着色によるにじみ等がな
く、コントラストの高い表示が得られる。
源より透明電極7が負になるように、透明電極2、7に
電圧を加えると、透明電極2と7に挟持された部分で酸
化還元反応が起こる。この時、非パターン領域では絶縁
体層5によって電圧が遮られるため、電子及びイオンの
移動がなされず酸化還元反応が進行せず、着色しない。
よって、印加電圧を高くしても所定のパターン通りに着
色表示され、非パターン領域の着色によるにじみ等がな
く、コントラストの高い表示が得られる。
【0025】逆に、透明電極7が正になるように、透明
電極2と7に電圧を加えると、上記とは逆向きの酸化還
元反応が起きる。この時も、絶縁体層5によって電圧が
遮られるため、電子及びイオンの移動がなく、逆向きの
酸化還元反応は進行しない。よって、前記着色表示され
た部分の消色のみが進行する。
電極2と7に電圧を加えると、上記とは逆向きの酸化還
元反応が起きる。この時も、絶縁体層5によって電圧が
遮られるため、電子及びイオンの移動がなく、逆向きの
酸化還元反応は進行しない。よって、前記着色表示され
た部分の消色のみが進行する。
【0026】本実施例においては、接着剤8及び封止基
板9でECDを封止しているため、外界の湿度の影響を
受けず、電圧印加により常に一定した酸化還元反応が進
行し、安定した着色、消色を行なうことができる。
板9でECDを封止しているため、外界の湿度の影響を
受けず、電圧印加により常に一定した酸化還元反応が進
行し、安定した着色、消色を行なうことができる。
【0027】[実施例2]本発明第2の実施例として、
図2に示す断面を有する全固体型ECDを作製した。
尚、図中の符号は図1と同じ部位を示す。本実施例で
は、実施例1と同様に固体電解質層4を形成した後、そ
の上に実施例1と同じエレクトロクロミック層6を形成
してから、膜厚500nmの絶縁体層5を形成し、所定
の形状にウエットエッチングによりパターニングし、そ
の上に透明電極7を400nmの厚みで形成した。ま
た、接着剤8として本実施例では紫外線硬化型のエポキ
シ樹脂を使用した。これら以外は、実施例1と同様に作
製した。
図2に示す断面を有する全固体型ECDを作製した。
尚、図中の符号は図1と同じ部位を示す。本実施例で
は、実施例1と同様に固体電解質層4を形成した後、そ
の上に実施例1と同じエレクトロクロミック層6を形成
してから、膜厚500nmの絶縁体層5を形成し、所定
の形状にウエットエッチングによりパターニングし、そ
の上に透明電極7を400nmの厚みで形成した。ま
た、接着剤8として本実施例では紫外線硬化型のエポキ
シ樹脂を使用した。これら以外は、実施例1と同様に作
製した。
【0028】本実施例の全固体型ECDの透明電極2、
7に、透明電極7が負になるように電圧を印加すると、
実施例1と同様に、所定のパターン形状に着色表示さ
れ、逆方向に電圧を印加すると、良好に消色された。ま
た、湿度等による表示の劣化もなかった。
7に、透明電極7が負になるように電圧を印加すると、
実施例1と同様に、所定のパターン形状に着色表示さ
れ、逆方向に電圧を印加すると、良好に消色された。ま
た、湿度等による表示の劣化もなかった。
【0029】[実施例3]透明電極2上に形成するエレ
クトロクロミック層3として、酸化タングステンからな
る膜厚800nmの還元発色性薄膜を形成し、エレクト
ロクロミック層6としては、実施例1のエレクトロクロ
ミック層3(酸化発色性薄膜)を形成する以外は、実施
例1と同様にして全固体型ECDを作製した。
クトロクロミック層3として、酸化タングステンからな
る膜厚800nmの還元発色性薄膜を形成し、エレクト
ロクロミック層6としては、実施例1のエレクトロクロ
ミック層3(酸化発色性薄膜)を形成する以外は、実施
例1と同様にして全固体型ECDを作製した。
【0030】本実施例の全固体型ECDの透明電極2、
7に、透明電極2が負になるように電圧を印加すると、
実施例1と同様に、所定のパターン形状に着色表示さ
れ、逆方向に電圧を印加すると、良好に消色された。ま
た、湿度等による表示の劣化もなかった。
7に、透明電極2が負になるように電圧を印加すると、
実施例1と同様に、所定のパターン形状に着色表示さ
れ、逆方向に電圧を印加すると、良好に消色された。ま
た、湿度等による表示の劣化もなかった。
【0031】[実施例4]透明電極2上に形成するエレ
クトロクロミック層3として、酸化タングステンからな
る膜厚800nmの還元発色性薄膜を形成し、エレクト
ロクロミック層6としては、実施例2のエレクトロクロ
ミック層3(酸化発色性薄膜)を形成する以外は、実施
例2と同様にして全固体型ECDを作製した。
クトロクロミック層3として、酸化タングステンからな
る膜厚800nmの還元発色性薄膜を形成し、エレクト
ロクロミック層6としては、実施例2のエレクトロクロ
ミック層3(酸化発色性薄膜)を形成する以外は、実施
例2と同様にして全固体型ECDを作製した。
【0032】本実施例の全固体型ECDの透明電極2、
7に、透明電極2が負になるように電圧を印加すると、
実施例2と同様に、所定のパターン形状に着色表示さ
れ、逆方向に電圧を印加すると、良好に消色された。ま
た、湿度等による表示の劣化もなかった。
7に、透明電極2が負になるように電圧を印加すると、
実施例2と同様に、所定のパターン形状に着色表示さ
れ、逆方向に電圧を印加すると、良好に消色された。ま
た、湿度等による表示の劣化もなかった。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の全固体型
ECDは、電圧を高くしてコントラストを高くしても、
着色部分と非着色部分とが明瞭に区別され、にじみのな
い鮮明な表示が実現し、特に、本発明のECDを利用し
てマトリクス駆動を行なう場合には、精細な表示を行な
うことができ、非常に有用である。
ECDは、電圧を高くしてコントラストを高くしても、
着色部分と非着色部分とが明瞭に区別され、にじみのな
い鮮明な表示が実現し、特に、本発明のECDを利用し
てマトリクス駆動を行なう場合には、精細な表示を行な
うことができ、非常に有用である。
【0034】また、エレクトロクロミック層は多孔質膜
であるが故にエッチングにより剥離し易い。しかしなが
ら、本発明の構成では基板側のエレクトロクロミック層
のみがエッチングされるため、エッチングにおけるパタ
ーン形成で封止基板側のエレクトロクロミック層がダメ
ージを直接受けなくなるため、製造歩留が高く、量産性
が良い。
であるが故にエッチングにより剥離し易い。しかしなが
ら、本発明の構成では基板側のエレクトロクロミック層
のみがエッチングされるため、エッチングにおけるパタ
ーン形成で封止基板側のエレクトロクロミック層がダメ
ージを直接受けなくなるため、製造歩留が高く、量産性
が良い。
【0035】さらに、本発明の全固体型ECDは、周囲
を封止することによって、外界の湿度の影響が防止さ
れ、安定した品位の高い表示を行なうことができる。
を封止することによって、外界の湿度の影響が防止さ
れ、安定した品位の高い表示を行なうことができる。
【図1】本発明の一実施形態の全固体型ECDの概略断
面図である。
面図である。
【図2】本発明第2の実施例の全固体型ECDの概略断
面図である。
面図である。
1 基板 2、7 透明電極 3、6 エレクトロクロミック層 4 固体電解質層 5 絶縁体層 8 接着剤 9 封止基板
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも一対の透明電極間に、酸化発
色性薄膜、固体電界質層、絶縁体層、還元発色性薄膜を
有し、一方の透明電極が所定のパターン形状を有し、上
記絶縁体層が該透明電極に対応しない領域に対応するパ
ターン形状を有していることを特徴とする全固体型エレ
クトロクロミック素子。 - 【請求項2】 上記所定のパターン形状を有する透明電
極に接する酸化発色性薄膜或いは還元発色性薄膜が、透
明電極と同じパターン形状を有する請求項1記載の全固
体型エレクトロクロミック素子。 - 【請求項3】 上記絶縁体層が、固体電界質層と、所定
のパターン形状を持たない側の透明電極との間に位置す
る請求項1又は2記載の全固体型エレクトロクロミック
素子。 - 【請求項4】 周囲を封止基板及び接着剤により封止し
た請求項1〜3いずれかに記載の全固体型エレクトロク
ロミック素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8214098A JPH1039344A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 全固体型エレクトロクロミック素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8214098A JPH1039344A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 全固体型エレクトロクロミック素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1039344A true JPH1039344A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16650198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8214098A Withdrawn JPH1039344A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 全固体型エレクトロクロミック素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1039344A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006323191A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Hitachi Ltd | エレクトロクロミックデバイス |
| US7184191B2 (en) | 2004-10-15 | 2007-02-27 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Display device |
| JP2015064424A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 凸版印刷株式会社 | エレクトロクロミック表示パネル |
| CN108519710A (zh) * | 2018-06-11 | 2018-09-11 | 赫得纳米科技(昆山)有限公司 | 一种全固态电致变色板及其制造方法 |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP8214098A patent/JPH1039344A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7184191B2 (en) | 2004-10-15 | 2007-02-27 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Display device |
| JP2006323191A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Hitachi Ltd | エレクトロクロミックデバイス |
| JP2015064424A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 凸版印刷株式会社 | エレクトロクロミック表示パネル |
| CN108519710A (zh) * | 2018-06-11 | 2018-09-11 | 赫得纳米科技(昆山)有限公司 | 一种全固态电致变色板及其制造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |