JPH1044195A - 連結構成体の成形装置および成形方法 - Google Patents

連結構成体の成形装置および成形方法

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JPH1044195A
JPH1044195A JP20377696A JP20377696A JPH1044195A JP H1044195 A JPH1044195 A JP H1044195A JP 20377696 A JP20377696 A JP 20377696A JP 20377696 A JP20377696 A JP 20377696A JP H1044195 A JPH1044195 A JP H1044195A
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cavity
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Katsuya Takeo
勝哉 竹尾
Rikihei Naruse
力平 成瀬
Koki Kuwabara
弘毅 桑原
Shigeyuki Araki
茂幸 荒木
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の部材と第2の部材とからなる連結構成
体を成形処理のみによって得る。 【解決手段】 大径の抜け止め部(23b)を有する連
結軸(23)を突設した第1の部材(20)と、連結孔
(31)を連結軸(23)の小径部(23a)に嵌合す
ることによって部材本体(21)と連結軸(21)の抜
け止め部(23b)との間に介在された第2の部材(3
0)とを備えてなる連結構成体を成するにあたって、ま
ず、第2の部材(30)の形状に対応する形状をもつ第
1のキャビティー(100)を画成し、このキャビティ
ー(100)によって第2の部材(30)を射出成形す
る。そして、成形された第2の部材(30)を型要素に
利用して、第1の部材(20)の形状に対応する形状を
有した第2のキャビティー(101)を画成し、このキ
ャビティー(101)によって第1の部材(20)を射
出成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大径の抜け止め部
を有する連結軸を部材本体に突設した第1の部材と、連
結孔を前記連結軸の小径部に嵌合させることによって前
記部材本体と前記連結軸の抜け止め部との間に介在され
た第2の部材とを備えてなる連結構成体の成形装置およ
び成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来においては、上記第1の部材と第2
の部材を個別に成形し、第1の部材に設けられた連結軸
の小径部に第2の部材に設けられた連結孔を嵌合するこ
とよって上記両部材を連結している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記連結軸は大径の抜
け止め部を有しているので、この連結軸の小径部に第2
の部材の連結孔を嵌合する場合には、該連結孔が大径抜
け止め部を乗り越え得る強い押圧力を第2の部材に加え
なければならない。
【0004】したがって、上記連結構成体の組立てには
手間を要し、しかも、上記大径抜け止め部に対する連結
孔の圧入操作時に該連結孔が拡大されて、連結軸と連結
孔との間にガタを発生することが多い。
【0005】本発明の目的は、かかる状況に鑑み、上記
第1の部材と第2の部材の連結操作が不要な連結構成体
の成形装置および成形方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、大径の抜け止
め部を有する連結軸を部材本体に突設した第1の部材
と、連結孔を前記連結軸の小径部に嵌合させることによ
って前記部材本体と前記連結軸の抜け止め部との間に介
在された第2の部材とを備えてなる連結構成体の成形装
置であって、第1の空間を開口させた第1の型と、前記
第1の型に組合わされて、前記第1の空間の開口を閉塞
する第2の型と、前記第1の型に組合わされて、前記第
1の空間に連通する第2の空間を形成する第3の型と、
前記第2の型で閉塞された前記第1の空間内に占位し
て、前記第2の部材を射出成形するための第1のキャビ
ティーを画成するとともに、成形済みの前記第2の部材
が存在する前記第1の空間内に占位して、前記空間およ
び前記第2の部材の連結孔とともに前記第1の部材を射
出成形するための第2のキャビティーを画成するスライ
ド型とを備えることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、自動車のインストルメン
トパネル等に取付けられる空調用吹出し装置の外観を示
している。この空調用吹出し装置は、ケーシング10内
に図2に示すような複数の風向調整用フィン20を配列
させてある。
【0008】第1の部材たる各風向調整用フィン20
は、フィン本体21と、該フィン本体21の上端および
下端に同軸状に突設した一対の支軸22と、フィン本体
21の下側端に突設した連結軸23とを備えている、上
記一対の支軸22は、ケーシング1の相対向する一方の
内壁面と他方の内壁面にそれぞれ枢支されており、した
がって、フィン20は上記各支軸22を中心として回動
可能である。
【0009】上記連結軸23は、上記フィン本体21と
第2の部材たる連結用リンクロッド30とを連結するた
めに設けたものであり、図2のA−A断面図である図3
に示すように、小径部23aの先端に大径の抜け止め部
23bを形成した形状を有する。
【0010】連結用リンクロッド30は、図4に示すよ
うに、上記各フィン20の配列数と同数の連結孔31を
貫通形成してある。連結孔31の配列間隔は、各フィン
20のそれと同じであり、また該連結孔31の径は、上
記連結軸23の小径部22aに嵌挿し得る大きさに設定
してある。
【0011】図3に示したように、連結用リンクロッド
30の連結孔31は、対応するフィン20の連結軸23
の小径部23aに嵌合されている。したがって、連結用
リンクロッド30は、フィン本体21と連結軸23の抜
け止め部23bとの間に介在しており、この抜け止め部
23bによって該連結軸23からの抜出しが防止され
る。
【0012】なお、図5は、各フィン20とリンクロッ
ド30との結合態様を示した底面図である。
【0013】上記連結軸23の小径部23aは、連結用
リンクロッド30の連結孔31内で回動可能であるか
ら、中間位置のフィン20に付設した摘み24を上記ケ
ーシング10の外方から左右に操作すれば、リンクロッ
ド30を介して各フィン20が連動し、この結果、ケー
シング10の背部から流入した空調エアの風向が変化さ
れる。
【0014】図6および図7は、上記各フィン20とリ
ンクロッド30とからなる連結構成体の成形に使用する
本発明の成形装置を示している。
【0015】図6に示す型40は、図8に拡大して示す
ように、型合わせ面42に開口する凹状空間41を備
え、また、型50はこの凹状空間42の開口を閉塞する
面51を備えている。
【0016】上記凹状空間41は、上記リンクロッド3
0の外部形状に対応した形状をもつ上方部位41aと、
上記連結軸23の抜け止め部23bの径に対応した径を
有する円筒状の下方部位41bとで構成されている。
【0017】上記下方部位41bは、型40を上下に貫
通する態様で設けてあり、図8の紙面に垂直な方向に複
数配列している。そして、その配列数および配列間隔は
前記各フィン20のそれに対応している。
【0018】上記下方部位41b内には、スライド型6
0を設けてあり、このスライド型60は、前記連結軸2
3の小径部23aの径と同じ径を有したコアピン61
と、このコアピン61の外周と上記下方部位41bの内
周との間に摺動可能に嵌合したスリーブコア62とで構
成されている。
【0019】コアピン61の下端部には、スライドブロ
ック70が一体連結されている。このスライドブロック
70は、上記型40に設けられた上下方向ガイド面43
に沿って摺動することが可能であり、その摺動に伴って
コアピン61の高さが変化する。
【0020】なお、コアピン61は、下端部がスライド
ブロック70を貫通しており、その下端に設けたフラン
ジ部61aをスライドブロック70に螺合したネジ71
で締着することにより該スライドブロック70に固定し
てある。
【0021】スライドブロック70と型40との間に
は、該ブロック70を下方に付勢するスプリング81が
介在され、また、ブロック70には、スプリング81の
軸線上位置する態様でネジ45が遊嵌されている。
【0022】ネジ45は、型40に基端部が螺着されて
おり、スライドブロック70が図示の下降端に位置して
いる状態では、ブロック70の底面に形成した逃げ穴7
2の座面72aにネジ45の頭部45aが当接する。つ
まり、上記ネジ45の頭部45aは、スライドブロック
70の下降端を規定する。なお、スライドブロック70
が下降端に位置している図示の状態においては、該ブロ
ック70の上面と型40の下面との間に間隔Wが形成さ
れる。
【0023】上記スリーブコア62は、下端にフランジ
部62aを有し、このフランジ部62aと型40との間
に介在させたスプリング82によって下方向に付勢され
ている。そして、このスリーブコア62は、常時、上記
スプリング82の付勢力によって図示の下降端位置まで
下降した状態にあり、この状態ではその下面がストッパ
ブロック44の当接部44aの上面に当接している。
【0024】スライドブロック70の下面73は、斜面
状に形成されてり、この下面73には該スライドブロッ
ク70に押上げ力を作用させる図示していない斜面カム
が当接する。
【0025】いま、上記斜面カムによってスライドブロ
ック70を押し上げると、コアピン61が一体上昇する
が、その上昇途中でスライドブロック70の上面がスリ
ーブコア62の下面に当接する。
【0026】その後、コアピン61とスリーブコア62
は一体上昇するが、スライドブロック70の上面が型4
0およびストッパブロック44の下面に当接した時点で
それらの上昇が停止する。
【0027】この状態においては、図9に示すように、
コアピン61の上面が前記型合わせ面42の高さに位置
し、また、スリーブコア62の上面が図8に示した空間
41の上方部位41aと下方部位41bの境界に位置す
る。そして、スリーブコア62が上昇端まで上昇した図
9の状態においては、そのフランジ部62aの上面が型
40の下面に当接する。
【0028】なお、図7に示した相対向する型91およ
び92は、前記型40およびスライド型60等と協働し
て前記フィン20を成形するものであり、後述の第2の
射出成形工程の実施時に用いられる。
【0029】次ぎに、上記成形装置を用いた成形の手順
について説明する。この成形装置では、まず、図4に示
したリンクロッド30を射出成形し、ついで、該リンク
ロッド30を型要素の一部として利用して図2に示した
各フィン20を射出成形する。
【0030】上記リンクロッド30の成形に際しては、
図8に示したように、型40の凹状空間41の開口を型
50によって閉塞するとともに、コアピン61およびス
リーブコア62を図9に示した上昇端位置まで上昇させ
る。
【0031】この状態においては、コアピン61の上端
部が図8に示した凹状空間41の上方部位41aの中央
に占位し、また、コアピン61とスリーブコア62が同
図に示した下方部位41bの全域に占位する。
【0032】この結果、図3に示した連結用リンクロッ
ド30と同形状のキャビティー100が画成されるの
で、このキャビティー100内に図示していないゲート
よりエラストマー、ナイロン等の高融点の溶融合成樹脂
を射出して、上記連結用リンクロッド30を成形する
(第1の射出成形工程)。なお、この時、コアピン61
の上端部は、リンクロッド30の連結孔31を成形する
型要素として機能することになる。
【0033】上記連結用リンクロッド30の成形が終了
すると、スライドブロック70の下面73に加えていた
押圧力を消失させる。これに伴って、スライドブロック
70は、スプリング81の付勢力で図8に示した距離W
だけ降下され、この結果、図10に示すように、コアピ
ン61およびスリーブコア62の上端面が初期位置まで
引き戻される。そこで、図9に示した型50を離型する
とともに、図7に示すように、成形済みの連結用リンク
ロッド30を残したままの型40に対して型91および
92をセットする。
【0034】上記型91は、前記フィン20の左半部の
形状に対応した形状の成形空間93を図7の紙面に垂直
な方向に複数配列形成しており、その配列数および配列
間隔は前記各フィン20のそれに対応している。
【0035】一方、型92は、型40、上記成形済みの
連結用リンクロッド30、コアピン61およびスリーブ
コア62と共に上記フィン20の右半部の形状に対応し
た成形空間94を形成している。なお、この成形空間の
配列数および配列間隔も前記各フィン20のそれに対応
している。
【0036】上記成形空間94を構成する要素の内、上
記成形済みの連結用リンクロッド30の連結孔31は、
図3に示した連結軸23の小径部23aを成形する空間
を構成し、また、該リンクロッド30の下面の一部とコ
アピン61およびスリーブコア62の上端面は、上記連
結軸23の抜け止め部23bを成形する空間を構成す
る。
【0037】したがって、型91および92がセットさ
れた状態においては、上記空間93および94が結合さ
れたキャビティー、つまり、フィン20と同形状のキャ
ビティー110が該フィン20の配列数だけ形成され
る。
【0038】そこで、これらのキャビティー110内に
図示していないゲートよりポリプロピレン等の低融点の
溶融合成樹脂を射出して(図10参照)、図2に示した
各フィン20を成形する(第2の射出成形工程)。そし
て、上記フィン20の成形が終了すると、型91および
92を離型して成形品、つまり、各フィン20とリンク
ロッド30とからなる図2に示した連結構成体を取出
す。
【0039】なお、上記型91および92のセット操作
は、上記第1の射出成形工程で成形されたリンクロッド
30が型内で十分冷却された後に実施する。かくすれ
ば、樹脂の収縮作用によるリンクロッド30の各孔31
の間隔変化が抑制されるので、その後に形成される上記
各フィン20の配列ピッチが安定することになる。
【0040】上述したように、上記成形手順によれば、
まず、上記連結用リンクロッド30を成形し、ついで、
この成形済みの連結用リンクロッド30を型要素として
利用して上記各フィン20を成形するので、フィン20
の連結軸23に連結用リンクロッド30の連結孔31を
嵌合する操作を行うことなく上記連結構成体を得ること
ができる。
【0041】なお、前記連結用リンクロッド30の成形
材料として適用されるナイロン等の高融点合成樹脂は、
フィン20の成形材料として適用されるポリプロピレン
等の低融点合成樹脂と収縮率が相違する。したがって、
上記樹脂を適宜選択すれば、上記収縮力の相違を利用し
てフィン20とリンクロッド30との間の摺動抵抗を適
当な大きさに設定することが可能である。
【0042】ところで、上記成形手順とは逆に、上記各
フィン20の成形後に連結用リンクロッド30を成形す
ることも不可能ではないが、このような逆成形手順を採
用した場合、以下のような不都合が発生する。
【0043】すなわち、上記の場合、各フィン20の成
形材料として高価な高融点合成樹脂が、また、連結用リ
ンクロッド30の成形材料として比較的安価な低融点合
成樹脂がそれぞれ採用されることになるが、前者の成形
に必要な材料の総量は後者のそれに比して相当に多い。
したがって、上記逆成形手順を採用した場合には、材料
コストが嵩むことになる。
【0044】上記成形装置においては、スライド型60
の構成要素であるスリーブコア62をスプリング82に
よって下方に付勢しているが、このスプリング82を設
ける代りに、図11に示したように、スリーブコア62
の上端内周縁部に上記溶融樹脂の射出圧を受ける切欠き
面62aを設けておけば、上記第2の射出成形工程にお
けるの上記射出圧によって該スリーブコア62をストッ
パブロック44に当接する位置まで降下させることがで
きる。
【0045】すなわち、コアピン61が図11の位置ま
で降下された状態では、スリーブコア62の切欠き面6
2aに上記第2の射出成形工程における射出圧が作用し
て該スリーブコア62が下方に付勢される。したがっ
て、たとえスリーブコア62が自重降下できない場合で
も、上記射出圧によって該スリーブコア62がストッパ
ブロック44に当接する位置まで降下する。
【0046】また、上記成形装置においては、スライド
型60を互いに相対変位可能なコアピン61とスリーブ
コア62で構成しているが、このスライド型60に代え
て、コアピン61の上端部周囲にピストン状のプレート
63を一体固着した図12に示すようなスライド型6
0′を用いることも可能である。
【0047】上記ピストン状プレート63は、前記スリ
ーブコア62の外周径と同じ径を有し、その上面はコア
ピン61の上面から前記リンクロッド30の厚み相当分
だけ下がった部位に位置している。
【0048】したがって、このスライド型60′を使用
した場合には、成形される前記連結軸23の抜け止め部
23bにコアピン61の上端部による凹部が形成され、
しかも、該抜け止め部23bの厚みが大きくなることに
なる。なお、抜け止め部23bの厚みは、スライドブロ
ック70の下降端位置を上方に設定することによって減
少させることが可能である。
【0049】次ぎに、上記抜け止め部23bの厚みにつ
いて考察する。図13に矢印で示したように、フィン2
0の成形後に生じる収縮力F1は、該フィン20の中央
部に向って作用するので、連結軸23が小径部23aの
みから構成されていると仮定すると、フィン20の収縮
に伴って該小径部23aの長さAが収縮前のそれよりも
減少する。
【0050】ここで、図15および図16に示すよう
に、上記小径部23aにそれぞれ薄肉(例えば0.3〜
0.5mm)および厚肉(例えば1.5〜2.0mm)
の抜け止め部23bが連接されているとすると、この場
合においても上記収縮のために小径部23aの長さが減
少する。
【0051】小径部23aには、ナイロン等の硬質材料
からなる前記リンクロッド30が嵌合していることか
ら、小径部23aの長さが減少した場合、上記収縮力F
1に対する反力F2が抜け止め部23bの上面に作用す
ることになる。
【0052】図14に示した薄肉の抜け止め部23b
は、上記反力F2に抗し切れないために弧状に変形し
(鎖線参照)、その結果、リンクロッド30に対する面
圧が小さくなる。
【0053】一方、図16に示した厚肉の抜け止め部2
3bは、上記反力F2による変形が殆どなく、しかも、
上記収縮力F1は、抜け止め部23bの厚さが大きくな
るほど増大する傾向を示す。したがって、この厚肉の抜
け止め部23bは、リンクロッド30に大きな面圧を作
用させることになる。
【0054】上記面圧は、リンクロッド30を操作する
際の負荷となるので、該リンクロッド30の操作に必要
な力を調整するためには、上記面圧の変化要素である上
記抜け止め部23bの厚みを調整すれば良いことにな
る。
【0055】上記抜け止め部23bの厚みは、図10か
ら明らかなように、スリーブコア62の上面の高さ、換
言すれば、ストッパブロック44の当接部44aの上面
の高さに異存する。
【0056】ストッパブロック44は、図16に示すよ
うな長尺形状を有し、型40に着脱自在に挿嵌されてい
る。そこで、当接部44aの厚さが異なる複数のストッ
パブロック44を用意してこれらを選択使用すれば、上
記抜け止め部23bの厚みを調整すること、つまり、リ
ンクロッド30の操作に必要な力を調整することが可能
である。
【0057】すなわち、例えば、図10に示したストッ
パブロック44よりも当接部44aの厚さを大きく設定
した図18に示すようなストッパブロック44を用いれ
ば、抜け止め部23bの厚さを減少させて、リンクロッ
ド30の操作に必要な力を低減することができる。
【0058】なお、個々のフィン20における抜け止め
部23bの厚さを個別に調整する必要がある場合には、
図17に示すように、ストッパブロック44の当接部4
4a上に高さ調整用の板片46を固定配置すれば良く、
この場合、各板片46の配列間隔は前記スリーブコア6
2の配列間隔に等しい。
【0059】なお、本発明は、上記フィン20とリンク
ロッド30からなる連結構成体の成形だけでなく、この
連結構成体に類似した他の連結構成体の成形にも当然適
用可能である。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、第1の部材と第2の部
材とからなる連結構成体を成形処理のみによって得るこ
とができるので、第1の部材の連結軸の小径部に第2の
部材の連結孔を嵌合する操作が不要になる。したがっ
て、上記連結構成体の組立ての容易化を図れ、しかも、
上記嵌合操作を実施した場合の問題、つまり、上記連結
軸への上記連結孔の圧入操作時に該連結孔が拡大され
て、連結軸と連結孔との間にガタが発生するという問題
は生じ得ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調用吹出し装置の外観を示した斜視図。
【図2】風向調整用フィンの配列態様を示した斜視図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】連結用リンクロッドを示した斜視図。
【図5】風向調整用フィンと連結用リンクロッドの結合
態様を示した底面図。
【図6】第1の射出成形工程における型の組合わせ態様
を示した断面図。
【図7】第2の射出成形工程における型の組合わせ態様
を示した断面図。
【図8】スライド型が初期位置にある状態で形成される
凹状空間を示した断面図。
【図9】連結用リンクロッドの成形態様を示した断面
図。
【図10】フィン成形用のキャビティーを示した断面
図。
【図11】本発明の他の実施形態を示した断面図。
【図12】本発明の更に別の実施形態を示した断面図。
【図13】フィンの収縮方向を示した概念図。
【図14】薄肉の抜け止め部に対する収縮反力の作用方
向を示した断面図。
【図15】厚肉の抜け止め部に対する収縮反力の作用方
向を示した断面図。
【図16】ストッパブロックの斜視図。
【図17】高さ調整用の板片を配設したストッパブロッ
クの斜視図。
【図18】薄肉の抜け止め部を形成するためのストッパ
ブロックの形状を示した断面図。
【符号の説明】
10 ケーシング 20 フィン 21 フィン本体 22 支軸 22a 小径部 23b 抜け止め部 23 連結軸 30 連結用リンクロッド 31 連結孔 40,50 型 41 凹状空間 44 ストッパブロック 44a 当接部 60,60′ スライド型 61 コアピン 62 スリーブコア 70 スライドブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 弘毅 静岡県浜松市小沢渡町12−1 イオインダ ストリー株式会社内 (72)発明者 荒木 茂幸 静岡県浜松市小沢渡町12−1 イオインダ ストリー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径の抜け止め部(23b)を有する連
    結軸(23)を部材本体(21)に突設した第1の部材
    (20)と、連結孔(31)を前記連結軸(23)の小
    径部(23a)に嵌合させることによって前記部材本体
    (21)と前記連結軸(21)の抜け止め部(23b)
    との間に介在された第2の部材(30)とを備えてなる
    連結構成体の成形装置であって、 第1の空間(41)を開口させた第1の型(40)と、 前記第1の型(40)に組合わされて、前記第1の空間
    (41)の開口を閉塞する第2の型(50)と、 前記第1の型(40)に組合わされて、前記第1の空間
    (41)に連通する第2の空間(93,94)を形成す
    る第3の型(91,92)と、 前記第2の型(50)で閉塞された前記第1の空間(4
    1)内に占位して、前記第2の部材(30)を射出成形
    するための第1のキャビティー(100)を画成すると
    ともに、成形済みの前記第2の部材(30)が存在する
    前記第1の空間(41)内に占位して、前記空間(9
    3,94)および前記第2の部材(30)の連結孔(3
    1)とともに前記第1の部材(40)を射出成形するた
    めの第2のキャビティー(101)を画成するスライド
    型(60)とを備えることを特徴とする連結構成体の成
    形装置。
  2. 【請求項2】 前記スライド型(60)は、前記連結軸
    (23)の小径部(23a)の径と等しい径を有する進
    退可能なコアピン(61)と、前記連結軸(23)の抜
    け止め部(23b)の径に等しい径を有し、前記コアピ
    ン(61)の外周に摺動可能に嵌合したスリーブコア
    (62)とを備え前記第1のキャビティー(100)の
    画成時には、前記連結孔(31)の形状に対応した形状
    の空間を得るために、前記コアピン(61)の端部を前
    記スリーブコア(62)の端面から突出させ、 前記第2のキャビティー(101)の画成時には、前記
    大径の抜け止め部(23b)の形状に対応した形状の空
    間を得るために、前記コアピン(61)の端面高さを前
    記スリーブコア(62)の端面高さ以下に設定するよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の連結構成体の
    成形装置。
  3. 【請求項3】 大径の抜け止め部(23b)を有する連
    結軸(23)を部材本体(21)に突設した第1の部材
    (20)と、連結孔(31)を前記連結軸(23)の小
    径部(23a)に嵌合させることによって前記部材本体
    (21)と前記連結軸(21)の抜け止め部(23b)
    との間に介在された第2の部材(30)とを備えてなる
    連結構成体の成形方法であって、 前記第2の部材(30)の形状に対応する形状をもつ第
    1のキャビティー(100)を画成する工程と、 前記第1のキャビティー(100)を用いて前記第2の
    部材(30)を射出成形する工程と、 前記成形された第2の部材(30)を型要素として利用
    して、前記第1の部材(20)の形状に対応する形状を
    もつ第2のキャビティー(101)を画成する工程と、 前記第2のキャビティー(101)を用いて前記第1の
    部材(20)を射出成形する工程とを含む連結構成体の
    成形方法。
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