JPH11143030A - 医療用ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

医療用ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JPH11143030A
JPH11143030A JP31053897A JP31053897A JPH11143030A JP H11143030 A JPH11143030 A JP H11143030A JP 31053897 A JP31053897 A JP 31053897A JP 31053897 A JP31053897 A JP 31053897A JP H11143030 A JPH11143030 A JP H11143030A
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silver halide
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halide photographic
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JP31053897A
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Mitsuko Yamatani
晃子 山谷
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 現像液量を低補充迅速処理しても現像ムラの
発生がなく、迅速処理性能を失わない医療用ハロゲン化
銀写真感光材料の処理方法の提供。 【解決手段】 ハロゲン化銀写真感光材料の乳剤層側の
保護層膜面pHが7.0〜9.0であり、かつハロゲン
化銀写真感光材料を、ホウ酸を含有しない現像液で処理
する。さらに下記一般式(1)で表される化合物とレダ
クトン類を含み、かつホウ酸を含有しない現像液で処理
する。 一般式(1) R1−(O)xyzM (式中、R1は脂肪族基、芳香族基または複素環基を表
し、xは0または1、yは1または2、zは2〜8、M
はカチオンを表す。)さらに上記(1)と下記一般式
(2)で表される化合物を含む現像液で処理する。 (式中、Rは水素原子、ヒドロキシル基、アルキル
基、カルボキシル基又はスルホ基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハロゲン化銀写真感
光材料の処理方法に関し、詳しくは低補充迅速処理に際
しても現像ムラの発生がない医療用ハロゲン化銀写真感
光材料の処理方法を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】近年、写真処理市場では環境保護のため
に処理廃液量の低減が強く求められており、医療用に於
いても例外ではない。廃液量低減のための一つとして、
現像液や定着液の補充量を低減する試みも多く検討され
ている。
【0003】しかしながら、35℃前後の処理温度で連
日稼働し続けている自動現像機では、経時で水が蒸発し
処理液が濃縮され塩濃度が上がり、現像液の場合には現
像ムラを招く結果となる。特に低補充の場合、液が弾い
たような丸いポツポツした現像ムラの発生は、現像液補
充量を低減することによって著しく増加することが判明
した。
【0004】従来より、現像ムラは現像液の塩濃度を下
げることにより改良できることは知られているが充分で
はなく、迅速処理性能を失わないで、かつ低補充化して
も現像ムラの発生がない新たな対応技術が望まれてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、現像液量を低補充迅速処理しても現像ムラの発生が
なく、迅速処理性能を失わない医療用ハロゲン化銀写真
感光材料の処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記の
構成により達成された。
【0007】(1)支持体上に少なくとも1層のハロゲ
ン化銀乳剤層を有する医療用ハロゲン化銀写真感光材料
を、像様露光後、処理する方法において、該ハロゲン化
銀写真感光材料の乳剤保護層膜面pHが7.0〜9.0
であり、かつ該ハロゲン化銀感光写真材料を、ホウ酸を
含有しない現像液で処理することを特徴とする医療用ハ
ロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0008】(2)支持体上に少なくとも1層のハロゲ
ン化銀乳剤層を有する医療用ハロゲン化銀写真感光材料
を、像様露光後、処理する方法において、下記一般式
(1)で表される化合物の少なくとも1種とレダクトン
類を含み、かつホウ酸を含有しない現像液で処理するこ
とを特徴とする医療用ハロゲン化銀写真感光材料の処理
方法。
【0009】一般式(1) R1−(O)xyzM (式中、R1は脂肪族基、芳香族基または複素環基を表
し、xは0または1、yは1または2、zは2〜8、M
はカチオンを表す。) (3)支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層
を有する医療用ハロゲン化銀写真感光材料を、像様露光
後、処理する方法において、該ハロゲン化銀写真感光材
料の乳剤保護層膜面pHが7.0〜9.0であり、かつ
上記一般式(1)で表される化合物とレダクトン類を含
み、かつホウ酸を含有しない現像液で処理することを特
徴とする医療用ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0010】(4)支持体上に少なくとも1層のハロゲ
ン化銀乳剤層を有する医療用ハロゲン化銀写真感光材料
を、像様露光後、処理する方法において、該ハロゲン化
銀写真感光材料の乳剤保護層膜面pHが7.0〜9.0
であり、かつ上記一般式(1)で表される化合物と下記
一般式(2)で表される化合物とレダクトン類を含み、
かつホウ酸を含有しない現像液で処理することを特徴と
する医療用ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R2は水素原子、ヒドロキシル
基、アルキル基、カルボキシル基又はスルホ基を表
す。) (5)現像液補充量が80〜150ml/m2であるこ
とを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1項に記
載の医療用ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0013】以下、本発明を詳述する。
【0014】本発明のハロゲン化銀写真感光材料はX線
用をメインとした医療用ハロゲン化銀写真感光材料であ
る。本発明の医療用ハロゲン化銀写真感光材料(以下、
単に感光材料ともいう)は、支持体上に感光性のハロゲ
ン化銀乳剤層、保護層、中間層、染料層、下塗り層、帯
電防止層などの感光材料に必要な構成層を有したハロゲ
ン化銀写真感光材料である。該感光材料のハロゲン化銀
乳剤層と反対側の支持体上には、バッキング層として染
料を含有する層及び保護層、下塗り層、帯電防止層など
を塗布した構成からなる。なお感光性のハロゲン化銀乳
剤層を支持体両面に塗設した構成の感光材料も本発明に
含まれる。
【0015】本発明の感光材料は、支持体上に少なくと
も1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層と該乳剤層に隣接し
て少なくとも1層の保護層からなる構成の感光材料であ
り、該保護層は感光材料の最表面に位置している。従っ
て該保護層の機能は、保護層以外に例えば帯電防止層、
フィルター層などの機能を有していてもよい。
【0016】本発明の感光材料の保護層表面の膜面pH
は、7.0〜9.0である。本発明でいう膜面pHと
は、支持体に対してハロゲン化銀乳剤層のある側の保護
層表面におけるpHである。
【0017】本発明の感光材料の保護層表面の膜面pH
は、以下の方法で測定することができる。即ち、 (1)ハロゲン化銀感光材料を温度25度、相対湿度9
0%の雰囲気で30分放置し、その後、乳剤層側の保護
層表面に純水を0.05ml滴下する。
【0018】(2)次に3分放置後、膜面pHを測定電
極(東亜電波製GS−165F)にて表面pHを測定す
る。
【0019】本発明の感光材料は、このような測定で得
られた表面pHが、7.0〜9.0である。好ましくは
7.0〜8.0である。
【0020】本発明の感光材料の保護層膜面pHは、酸
(例えば、硫酸、硝酸、塩酸、リン酸、酢酸、クエン
酸、フタル酸、クエン酸エステル、サリチル酸、カプロ
ン酸、アジピン酸、琥珀酸、マレイン酸、フマル酸、安
息香酸、デカン酸、アスコルビン酸、シクロヘキサンカ
ルボン酸、桂皮酸、3,4−ジメチル安息香酸、フェニ
ル酢酸、マロン酸、テレフタル酸、2−エチルヘキサン
酸、αーメチル桂皮酸、p−クロロ安息香酸、マンデル
酸、エリソルビン酸、酒石酸、酸性ポリマー)または、
アルカリ(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム)を用いて調整することができる。これら酸、または
アルカリを添加する方法は特に限定はないが、保護層塗
布液調整時に行うのが容易な方法である。
【0021】本発明の処理方法では、前記一般式(1)
で表される化合物の少なくとも1種とレダクトン類を含
み、かつホウ酸を含有しない現像液で処理することを特
徴とする。
【0022】以下、本発明の前記一般式(1)で表され
る化合物について述べる。
【0023】前記一般式(1)において、R1で表され
る脂肪族基としては、アルキル基、アルケニル基、アル
キニル基などがあり、アルキル基としては、例えばメチ
ル、エチル、i−プロピル、ブチル、t−ブチル、ペン
チル、シクロペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、オ
クチル、ドデシル等の各基が挙げられる。これらのアル
キル基は、更にハロゲン原子(例えば塩素、臭素、フッ
素等)、アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、
1,1−ジメチルエトキシ、ヘキシルオキシ、ドデシル
オキシ等)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ、ナ
フチルオキシ)、アリール基(例えばフェニル、ナフチ
ル等)、アルコキシカルボニル基(例えばメトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、ブトキシカルボニル、2
−エチルヘキシルカルボニル等)、アリールオキシカル
ボニル基(例えばフェノキシカルボニル、ナフチルオキ
シカルボニル等)、アルケニル基(例えばビニル、アリ
ル等)、複素環基(例えば2−ピリジル、3−ピリジ
ル、4−ピリジル、モルホリル、ピペリジン、ピペラジ
ル、ピリミジン、ピラゾリン、フリル等)、アルキニル
基(例えばプロパルギル)、アミノ基(例えばアミノ、
N,N−ジメチルアミノ、アニリノ)、シアノ基、スル
ホアミド基(例えばメチルスルホニルアミノ、エチルス
ルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、オクチルス
ルホニルアミノ、フェニルスルホニルアミノ等)によっ
て置換されてもよい。
【0024】アルケニル基としては、例えばビニル、ア
リル等が挙げられ、アルキニル基としては例えばプロパ
ルギルが挙げられる。
【0025】R1で表される芳香族基としては、例えば
フェニル、ナフチル等が挙げられる。
【0026】R1で表される複素環基としては、例えば
ピリジル基(2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジ
ル等)、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル
基、フリル基、チェニル基、ピロリル基、ピラジニル
基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、セレナゾリル
基、スルホラニル基、ピペジリニル基、ピラゾリル基、
テトラゾリル基等が挙げられる。
【0027】上記のアルケニル基、アルキニル基、芳香
族基、複素環基は、いずれもRで表されるアルキル基及
びアルキル基の置換基として示した基と同様な基によっ
て置換することができる。
【0028】Mで表される基は、好ましくは金属イオン
又は有機カチオンである。金属イオンとしては、例えば
リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等
が挙げられ、有機カチオンとしては、例えばアンモニウ
ムイオン(アンモニウム、テトラメチルアンモニウム、
テトラブチルアンモニウム等)、ホスホニウムイオン
(テトラフェニルホスホニウム)、グアニジル基等が挙
げられる。
【0029】以下、一般式(1)で表される化合物の具
体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0030】 1−1 C25SO3Na 1−2 CH3(CH25SO3Na 1−3 CH3(CH26SO3Na 1−4 CH3(CH27SO3Na 1−5 CH3(CH25OSO3Na 1−6 CH3(CH26OSO3Na 1−7 CH3(CH27OSO3Na 1−8 CH3O(CH22SO3Na
【0031】
【化3】
【0032】上記一般式(1)で表される化合物の使用
量は、固体処理剤から用いる場合、処理剤総重量の0.
01〜3.0%でよく、更には0.1〜2.5%が好ま
しく、より好ましくは0.5〜2.0%である。
【0033】液体処理剤で用いる場合は、使用現像液1
リットル当たり0.002〜0.1モルでよく、更には
0.005〜0.05モルが好ましい。
【0034】次に本発明におけるレダクトン類またはそ
の誘導体について説明する。
【0035】本発明におけるレダクトン類またはその誘
導体としては、エンジオール型、エナミノール型、エン
ジアミン型、チオールエノール型及びエナミンチオール
型が挙げられる。そして、なかでも下記一般式(A)で
表される化合物が好ましい。
【0036】
【化4】
【0037】〔一般式(A)において、R11、R12はそ
れぞれヒドロキシル基、アミノ基、アシルアミノ基、ア
ルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ
基、アルコキシカルボニルアミノ基、メルカプト基、ア
ルキルチオ基を表し、Xは環形成原子団で、好ましくは
炭素原子或いは酸素原子或いは窒素原子から構成され、
11、R12が置換している2つのビニル炭素原子とカル
ボニル炭素原子と共同で5〜6員環を構成する。〕 更に具体的には、R11、R12はそれぞれ独立にヒドロキ
シル基、アミノ基(置換基としては炭素数1〜10のア
ルキル基、例えばメチル基、エチル基、n−ブチル基、
ヒドロキシエチル基などを置換基として有するものを含
む。)、アシルアミノ基(アセチルアミノ基、ベンゾイ
ルアミノ基など)、アルキルスルホニルアミノ基(メタ
ンスルホニルアミノ基など)、アリールスルホニルアミ
ノ基(ベンゼンスルホニルアミノ基、p−トルエンスル
ホニルアミノ基など)、アルコキシカルボニルアミノ基
(メトキシカルボニルアミノ基など)、メルカプト基、
アルキルチオ基(メチルチオ基、エチルチオ基など)を
表す。R11、R12として好ましい例として、ヒドロキシ
ル基、アミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アリー
ルスルホニルアミノ基を挙げることができる。Xは好ま
しくは炭素原子或いは酸素原子或いは窒素原子から構成
され、R11、R12が置換している2つのビニル炭素原子
とカルボニル炭素原子と共同で5〜6員環を構成する。
Xの具体例として、−O−、−C(R13)(R14)−、
−C(R15)=、−C(=O)−、−N(R16)−、−
N=、を組み合わせて構成される。ただしR13、R14
15、R16は各々独立に水素原子、炭素数1〜10の置
換してもよいアルキル基(置換基としてはヒドロキシル
基、カルボキシル基、スルホ基を挙げることができ
る)、炭素数6〜15の置換してもよいアリール基(置
換基としてはアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル
基、カルボキシル基、スルホ基を挙げることができ
る)、ヒドロキシル基、カルボキシル基を表わす。更に
この5〜6員環には飽和あるいは不飽和の縮合環を形成
してもよい。この5〜6員環の例として、ジヒドロフラ
ノン環、ジヒドロピロン環、ピラノン環、シクロペンテ
ノン環、シクロヘキセノン環、ピロリノン環、ピラゾリ
ノン環、ピリドン環、アザシクロヘキセノン環、ウラシ
ル環などが挙げられ、好ましい5〜6員環の例として、
ジヒドロフラノン環、シクロペンテノン環、シクロヘキ
セノン環、ピラゾリノン環、アザシクロヘキセノン環、
ウラシル環を挙げることができる。
【0038】以下に本発明で用いられる一般式(A)で
示される化合物の具体例を示すが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0039】
【化5】
【0040】
【化6】
【0041】
【化7】
【0042】
【化8】
【0043】
【化9】
【0044】本発明の一般式(A)で表される化合物
は、酸でも塩でもよい。特に好ましい化合物はL−アス
コルビン酸、エリソルビン酸及びその塩である。添加量
は現像液1リットル当たり0.005モル〜1.0モル
が好ましく、特に好ましくは0.020モル〜0.50
0モルである。
【0045】本発明の処理方法に於いては、前記一般式
(1)で表される化合物とレダクトン類を含有する処理
剤中に、前記一般式(2)で表される化合物が含有する
ことが好ましい。
【0046】以下、前記一般式(2)で表される化合物
について説明する。
【0047】一般式(2)に於いて、R2は水素原子、
アルキル基、カルボキシ基、スルホ基またはヒドロキシ
基を表す。R2で表されるアルキル基は置換基を有して
もよく、総炭素数は1〜10、さらには1〜6であるこ
とが好ましく、直鎖状でも分岐を有してもよく、更には
環状のものであってもよい。
【0048】置換基を有するものの置換基としては、カ
ルボキシ基、スルホ基またはヒドロキシ基が好ましい。
アルキル基としては、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、シクロプロピル、t−ブチル、シク
ロヘキシルなどの無置換のアルキル基、2−カルボキシ
エチル基、3−カルボキシプロピル基、3,4−ジカル
ボキシブチル基などのカルボキシアルキル基、2−スル
ホエチル基、3−スルホエチル基、3−スルホプロピル
基などのスルホアルキル基、2−ヒドロキシエチル基、
3−ヒドロキシプロピル基などのヒドロキシアルキル基
が挙げられる。これらのR2において、水素原子又はカ
ルボキシ基が特に好ましい。
【0049】以下、一般式(2)で表される化合物の具
体例を示すが、本発明はこれらに限定されない。
【0050】
【化10】
【0051】
【化11】
【0052】一般式(2)で表される化合物は、1種の
みを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。使用量
は現像液1リットル当たり0.5g〜100gでよく、
より好ましくは1.0g〜50gの範囲であることが好
ましい。
【0053】本発明の現像処理方法は基本的には、露光
したハロゲン化銀感光材料を現像、定着、水洗、乾燥す
る工程からなる。
【0054】本発明において現像剤には二次的現像主薬
として3−ピラゾリドン類(例えば、1−フェニル−3
−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−3−ピラ
ゾリドン、1−フェニル−5−メチル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−4−エチル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3−
ピラゾリドン、1−フェニル−4,4−ジヒドロキシメ
チル−3−ピラゾリドン、1,5−ジフェニル−3−ピ
ラゾリドン、1−p−トリル−3−ピラゾリドン、1−
フェニル−2−アセチル−4,4−ジメチル−3−ピラ
ゾリドン、1−p−ヒドロキシフェニル−4,4−ジメ
チル−3−ピラゾリドン、1−(2−ベンゾチアゾリ
ル)−3−ピラゾリドン、3−アセトキシ−1−フェニ
ル−3−ピラゾリドン等)、3−アミノピラゾリン類
(例えば、1−(p−ヒドロキシフェニル)−3−アミ
ノピラゾリン、1−(p−メチルアミノフェニル)−3
−アミノピラゾリン、1−(p−アミノ−m−メチルフ
ェニル)−3−アミノピラゾリン等)及びフェニレンジ
アミン類(例えば、4−アミノ−N,N−ジエチルアニ
リン、3−メチル−4−アミノ−N,N−ジエチルアニ
リン、4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシエ
チルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−
N−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−
アミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエ
チルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−
N−β−メトキシエチルアニリン等)等を添加すること
ができる。
【0055】また更に、補助現像主薬としてアミノフェ
ノール類を用いても硬調な画像を得ることができる。ア
ミノフェノール類現像主薬としては4−アミノフェノー
ル、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−(N−メ
チル)アミノフェノール、2,4−ジアミノフェノー
ル、N−(4−ヒドロキシフェニル)グリシン、N−
(2′−ヒドロキシエチル)−2−アミノフェノール、
2−ヒドロキシメチル−4−アミノフェノール、2−ヒ
ドロキシメチル−4−(N−メチル)アミノフェノール
やこれらの化合物の塩酸塩や硫酸塩等を挙げることがで
きる。
【0056】現像液にはアミン化合物を添加することも
でき、米国特許4,269,929号記載の化合物が特
に好ましい。緩衝剤としては炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、リン酸三ナ
トリウム、リン酸三カリウム、リン酸二カリウム、ホウ
酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、四ホウ酸ナトリウム
(ホウ酸)、四ホウ酸カリウム、o−ヒドロキシ安息香
酸ナトリウム(サリチル酸ナトリウム)、o−ヒドロキ
シ安息香酸カリウム、5−スルホ−2−ヒドロキシ安息
香酸ナトリウム(5−スルホサリチル酸ナトリウム)、
5−スルホ−2−ヒドロキシ安息香酸カリウム(5−ス
ルホサリチル酸カリウム)等を挙げることができる。
【0057】本発明のレダクトン類を使用する現像液に
対しても炭酸塩を用いることが好ましい。緩衝剤の濃度
としては、0.3モル/リットル以上であり、0.5〜
1.5モル/リットルが好ましい。
【0058】また現像促進剤として例えばチオエーテル
系化合物、p−フェニレンジアミン系化合物、4級アン
モニウム塩類、アミン系化合物、ポリアルキレンオキサ
イド、その他1−フェニル−3−ピラゾリドン類、ヒド
ラジン類、イオン型化合物、メソイオン型化合物、イミ
ダゾール類等を必要に応じて添加することができる。
【0059】カブリ防止剤としては、有機カブリ防止剤
が使用できる。有機カブリ防止剤としては例えば、ベン
ゾトリアゾール、6−ニトロベンズイミダゾール、5−
ニトロイソインダゾール、5−メチルベンゾトリアゾー
ル、5−ニトロベンゾトリアゾール、5−クロロ−ベン
ゾトリアゾール、2−チアゾリル−ベンズイミダゾー
ル、2−チアゾリルメチル−ベンズイミダゾール、イン
ダゾール、ヒドロキシアザインドリジン、アデニンの如
き含窒素ヘテロ環化合物が挙げられる。
【0060】さらに、必要に応じてメチルセロソルブ、
メタノール、アセトン、ジメチルホルムアミド、シクロ
デキストリン化合物、その他特公昭47−33378
号、同44−9509号記載の化合物を現像主薬の溶解
度を上げるための有機溶剤として使用することができ
る。さらに、ステイン防止剤、スラッジ防止剤、重層効
果促進剤等各種添加剤を用いることができる。
【0061】本発明において現像液には、特願平4−5
86232号,20頁に記載のキレート剤や生分解性キ
レート剤を用いることが好ましい。
【0062】本発明の処理方法において、現像液のpH
は8.5〜12.0までの範囲が好ましく、更に好まし
くは9.0〜11.0までの範囲である。
【0063】次に本発明に用いられる定着液について述
べる。
【0064】本発明に用いられる定着液は、固体処理剤
を調製し、溶解して調液することが好ましい。定着剤と
しては、チオ硫酸塩を含有することが好ましい。チオ硫
酸塩は、具体的には、リチウム、カリウム、ナトリウ
ム、アンモニウムの塩として用いられるが、好ましく
は、チオ硫酸アンモニウム及びチオ硫酸ナトリウム塩と
して用いることにより、定着速度の速い定着液が得られ
る。
【0065】その他、定着主薬として沃化物塩やチオシ
アン酸塩なども用いることができる。本発明に用いられ
る定着液は、亜硫酸塩を含有する。亜硫酸塩としては、
固体リチウム、カリウム、ナトリウム、アンモニウム塩
等が用いられる。
【0066】本発明に用いられる定着液は、水溶性クロ
ム塩または水溶性アルミニウム塩等を含有しても良い。
水溶性クロム塩としてはクロム明ばんなどが挙げられ、
水溶性アルミニウム塩としては硫酸アルミニウム、塩化
アルミニウムカリウム、塩化アルミニウムなどを挙げる
ことができる。
【0067】本発明に用いられる定着液は酢酸イオンを
含有する。酢酸イオンの種類は任意で、定着液中での酢
酸イオンを解離する任意の化合物に対して本発明は適用
できるが、酢酸や酢酸のリチウム、カリウム、ナトリウ
ム、アンモニウム塩などが好ましく用いられ、特にナト
リウム塩、アンモニウム塩が好ましい。
【0068】更に、クエン酸、酒石酸、りんご酸、琥珀
酸、フェニル酢酸およびこれらの光学異性体などが含ま
れてもよい。
【0069】これらの塩としては(例えばクエン酸カリ
ウム、クエン酸リチウム、クエン酸ナトリウム、クエン
酸アンモニウム、酒石酸水素リチウム、酒石酸水素カリ
ウム、酒石酸カリウム、酒石酸水素ナトリウム、酒石酸
ナトリウム、酒石酸水素アンモニウム、酒石酸アンモニ
ウムカリウム、酒石酸ナトリウムカリウム、りんご酸ナ
トリウム、りんご酸アンモニウム、琥珀酸ナトリウム、
琥珀酸アンモニウムなどに代表されるリチウム、カリウ
ム、ナトリウム、アンモニウム塩などが好ましい物とし
て挙げられる。
【0070】定着液にはキレート剤として、例えばニト
リロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸などのアミノポリ
カルボン酸及びこれらの塩などが挙げられる。
【0071】界面活性剤としては、例えば硫酸エステル
化物、スルホン化物などのアニオン活性剤、ポリエチレ
ングリコール系、エステル系等のノニオン界面活性剤、
両性活性剤などが挙げられる。定着促進剤としては、例
えばチオ尿素誘導体、分子内に三重結合を有するアルコ
ール、チオエーテルなどが挙げられる。
【0072】本発明に使用される定着液は、pH3.8
以上が好ましく、4.2〜5.5であることがさらに好
ましい。
【0073】現像・定着における現像・定着の補充液量
はそれぞれ300ml/m2以下が好ましく、80〜2
50ml/m2以下が更に好ましい。補充量が多い場合
では本発明による効果は小さく、また、補充量が少量す
ぎると補充量に対して一般式(1)あるいは一般式
(2)の化合物のもちだし比率が多くなりすぎて十分効
果を発揮できない。
【0074】本発明において、全処理時間は現像、定
着、水洗、乾燥工程を経るDry To Dryが15
〜120秒であることが好ましく、15〜40秒が特に
好ましい。
【0075】現像液の処理温度は25〜50℃であり、
好ましくは30〜40℃である。現像時間は5〜25秒
であるが、5〜15秒がより好ましい。
【0076】定着液の処理温度は25〜50℃であり、
好ましくは30〜40℃である。定着時間は5〜25秒
であるが、5〜15秒がより好ましい。
【0077】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤のハ
ロゲン化銀組成は、任意でよく例えば塩化銀、臭化銀、
沃臭化銀、塩沃臭化銀などのいずれのハロゲン化銀を用
いてもよい。好ましいハロゲン化銀組成としては30モ
ル%以下の沃化銀を含む沃臭化銀乳剤が挙げられる。
【0078】ハロゲン化銀粒子は本発明の構成であれ
ば、どのような結晶型のものであってもよく例えば立方
体、8面体、14面体などの単結晶であってもよく、種
々の形状を有した多双晶粒子であってもよい。
【0079】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる乳剤は、公知の方法で製造できる。例えばリサー
チ・ディスクロージャー(RD)No.17643(1
978年12月),22〜23頁の“Emulsion
Preparationand Types”に記載
の方法、或は同(RD)No.18716(1979年
11月),648頁に記載の方法で調製することができ
る。
【0080】即ち、酸性法、アンモニア法、中性法など
の溶液条件にて順混合法、逆混合法、ダブルジェット
法、コントロール・ダブルジェット法などの混合条件、
コンバージョン法、コア/シェル法などの粒子調製条件
およびこれらの組合わせ法を用いて製造することができ
る。
【0081】本発明に用いられるハロゲン化銀粒子の平
均粒径は0.10〜0.25μmであることが好まし
く、0.15〜0.20μmであることがより好まし
い。
【0082】本発明に好ましく用いられる平板状ハロゲ
ン化銀粒子は、粒子厚さに対する粒径の比(以下アスペ
クト比と称す)は2以上であるが、好ましくは2.0〜
15.0である。特に3〜10が好ましい。ここで粒径
とは平均投影面積径(以下、粒径と記す)のことで、該
平板状ハロゲン化銀粒子の投影面積の円相当直径(該ハ
ロゲン化銀粒子と同じ投影面積を有する円の直径)で示
され、厚さとは平板状ハロゲン化銀粒子を形成する2つ
の平行な主平面間の距離を示す。本発明のハロゲン化銀
写真感光材料は、硫黄化合物や金塩のごとき貴金属塩に
よる化学増感もでき、これらの増感法に前記のセレン及
び/又はテルル化合物による化学増感法を組み合わせて
増感することができる。
【0083】本発明に適用できる硫黄増感剤の具体例と
してはチオ硫酸塩或いは1,3−ジフェニルチオ尿素、
トリエチルチオ尿素、1−エチル,3−(2−チアゾリ
ル)チオ尿素などのチオ尿素誘導体、ローダニン誘導
体、ジチアカルバミン酸類、ポリスルフィド有機化合
物、硫黄単体などが好ましい例として挙げられる。尚、
硫黄単体としては、斜方晶系に属するα−硫黄が好まし
い。
【0084】金増感剤としては塩化金酸、チオ硫酸金、
チオシアン酸金等の他に、チオ尿素類、ローダニン類、
その他各種化合物の金錯体を挙げることができる。
【0085】硫黄増感剤及び金増感剤の使用量は、ハロ
ゲン化銀乳剤の種類、使用する化合物の種類、熟成条件
などによって一様ではないが、通常は、ハロゲン化銀1
モル当たり、1×10-4モル〜1×10-9モルであるこ
とが好ましい。更に好ましくは1×10-5モル〜1×1
-8モルである。
【0086】硫黄増感剤及び金増感剤の添加方法は、水
或いはアルコール類、その他無機或いは有機溶媒に溶解
し、溶液の形態で添加しても良く、水に不溶性の溶媒或
いは、ゼラチンのような媒体を利用して、乳化分散させ
て得られる分散物の形態で添加しても良い。硫黄増感及
び金増感の両者を同時に施しても良く、また、別々にか
つ段階的に施しても良い。
【0087】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる乳剤は、物理熟成又は化学熟成前後の工程で各種
の写真用添加剤を用いることができる。
【0088】このような工程で使用される化合物として
は例えば、リサーチ・ディスクロージャー(RD)N
o.17643(1978年12月)、(RD)No.
18716(1979年11月)及び(RD)No.3
08119(1989年12月)に記載されている各種
の化合物を用いることができる。これら3つの(RD)
に記載されている化合物の種類と記載箇所を下記に掲載
する。
【0089】
【表1】
【0090】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる支持体としては、上記のRDに記載されているも
のが挙げられ、適当な支持体としてはポリエチレンテレ
フタレートフィルムなどで、支持体表面は塗布層の接着
性をよくするために下引き層を設けたりコロナ放電や紫
外線照射などが施されてもよい。
【0091】
【実施例】以下、本発明を実施例にて、更に具体的に説
明する。
【0092】実施例1 (乳剤の調製)60℃、pAg=8、pH=2.0にコ
ントロールしつつ、ダブルジェット法で平均粒径0.1
3μmの沃化銀2モル%を含む沃臭化銀の単分散立方晶
種乳剤を得た。この乳剤は電子顕微鏡写真から双晶の発
生率は個数で1%以下であった。この種乳剤を以下のよ
うに成長させた。
【0093】即ち40℃に保たれた保護ゼラチン及び必
要に応じてアンモニアを含む溶液8.5リットル、この
種晶を分散させ、更に酢酸によりpHを調整した。この
液を母液としてpHを8.0、pAgを8.5に保ち、
ヘキサクロロイリジウム(IV)塩を銀1モル当たり3×
10-6モル添加してから、3.2規定のアンモニア性硝
酸銀水溶液及び臭化カリウム水溶液をダブルジェット法
で添加し成長させた。
【0094】その後、臭化カリウム溶液をノズルで8分
かけて添加しpAgを9.7に上げ、その臭化カリウム
溶液の添加終了10分後に混合を終了させた。
【0095】得られた乳剤は、平均粒径が0.20μm
の頂点が丸みを有する14面体の単分散乳剤で粒子全体
の平均沃化銀含有率は0.2モル%であった。
【0096】次に過剰な可溶性塩類を除去するために脱
塩を行なった。即ち乳剤を40℃に保ち、ナフタレンス
ルホン酸ソーダのホルムアルデヒド縮合物と硫酸マグネ
シウムを加え、攪拌静置し、デカンテーションにより過
剰の塩類を除去した。次に、ゼラチン中に分散した脱塩
後の乳剤を55℃にしてから下記増感色素Sを銀1モル
当たり140mg添加した。次いでセレン化合物として
トリフェニルホスフィンセレナイドを銀1モル当たり5
×10-5モル添加した。
【0097】更にチオシアン酸アンモニウムと塩化金酸
及びチオ硫酸ナトリウムの適量を加えて化学増感を行っ
た。最高感度に達した時点で4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,3,3a,7−テトラザインデンをハロゲン化
銀1モル当たり適量添加して安定化した。
【0098】以上のようにして得られた乳剤を用いて、
下記に示す塗布液を調製して試料を作成した。
【0099】 (バッキング層下層塗布液) ゼラチン 400g i−アミル−n−デシルスルホサクシネートナトリウム塩 0.4g ハレーション防止染料 10g ポリスチレンスルホン酸カリウム(平均分子量15万) 50g ジエチレングリコール 5g グリオキザール 2g 染料乳化分散液(下記内容のもの) 33g
【0100】
【化12】
【0101】水で7リットルに仕上げる。
【0102】染料乳化分散液の調製法 上記染料10kgをトリクレジルホスフェート28リッ
トルと酢酸エチル85リットルからなる溶媒に55℃で
溶解した。これをオイル系溶液とする。一方、下記のア
ニオン性界面活性剤(AS)1.35kgを含む9.3
%ゼラチン溶液270リットルを調製した。これを水系
溶液とした。次にオイル系溶液と水系溶液を分散釜に入
れ、液温を40℃に保ちながら分散した。得られた分散
液にフェノールと1,1′−ジメチロール−1−ブロム
−1−ニトロメタンの適量を加え水で240kgに仕上
げた。
【0103】
【化13】
【0104】 (バッキング層上層塗布液) ゼラチン 400g i−アミル−n−デシルスルホサクシネートナトリウム塩 10g ハレーション防止染料 10g ポリメチルメタクリレート(平均粒径6μm) 12g SAM−1 3g C817SO3K 0.3g グリオキザール 13.6g 染料乳化分散液(前記内容のもの) 33g
【0105】
【化14】
【0106】水で7リットルに仕上げる。
【0107】上記のバッキング下層と上層をゼラチン量
がそれぞれ1.5g/m2と0.9g/m2になるようス
ライドホッパーにて同時塗布した。
【0108】(赤感性ハロゲン化銀乳剤層塗布液)上記
で得られた乳剤のハロゲン化銀1モル当たり下記を添加
して赤感性ハロゲン化銀乳剤層塗布液を調製した。
【0109】 トリメチロールプロパン 10g ニトロフェニル−トリフェニルホスホニウムクロリド 50mg 1,3−ジヒドロキシベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム 1g C49OCH2CH(OH)CH2N(CH2COOH)2 1g 1,1−ジメチロール−1−ブロム−ニトロメタン 10mg ポリスチレンスルホン酸カリウム(平均分子量15万) 10g
【0110】
【化15】
【0111】(乳剤層側の保護層塗布液)下記の添加量
はフィルム1m2当たりである。
【0112】 石灰処理イナートゼラチン 0.8g i−アミル−n−デシルスルホサクシネートナトリウム塩 27mg ポリメチルメタクリレート(面積平均粒径3μmのマット剤) 28mg 二酸化ケイ素粒子(面積平均粒径1.2μm) 10mg ルドックスAM(コロイドシリカ{デュポン社製}) 50mg 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム塩 (2%水溶液) 5mg ホルマリン(35%) 10mg グリオキザール(40%) 40mg トップサイド300(Permchem Asia Ltd製) 1mg SAM−1 20mg C817SO3K 2mg
【0113】
【化16】
【0114】なお支持体としては下記を用いた。両面に
2軸延伸熱セット後、コロナ放電処理を施したポリエチ
レンテレフタレートフィルム(厚さ175μm)上に特
開昭59−18945号実施例1記載の下引き用ラテッ
クスを塗布した。次いでその両面に下記の帯電防止層を
塗布した。
【0115】 (1)水溶性導電性ポリマー(下記P−1) 0.6g/m2 疎水性ポリマー (下記P−2) 0.5g/m2 硬化剤 (下記H−1) 2×10-3/dm
【0116】
【化17】
【0117】得られた支持体上に前記のハロゲン化銀乳
剤層を銀量が2.5g/m、ゼラチン量が乳剤層が
1.5g/m2、保護層が0.8g/m2になるよう塗布
した。なお、本発明に係る乳剤層上の保護層膜面pH
は、表2に示したpHになるよう調整した保護層を塗布
して感光材料試料とした。
【0118】(処理剤の調製) 〈現像液剤開始液の調製〉 (Aパート) ジエチレントリアミン−5−酢酸・5Na(DTPA) 1g ハイドロキノン 50g 4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニル−3−ピラゾリドン 4g 亜硫酸カリウム50% 70g 重炭酸カリウム 3g 炭酸カリウム 100g ホウ酸 表1記載量 化合物A 0.4g 化合物B 0.08g 一般式(1)で表される例示化合物 表1記載量 一般式(2)で表される例示化合物 表1記載量 ジエチレングリコール 70g 50%水酸化カリウム pH調整量 (Bパート) 酢酸(90%) 22g トリエチレングリコール 10g N−アセチル−D、L−ペニシラミン 0.2g 1−フェニル−3−ピラゾリドン 2g 5−ニトロインダゾール 0.02g (Cパート) 50%グルタルアルデヒド液 5ml 上記のA、B、Cパートを混合し、使用液1リットルに
調液したときのpHは10.50であった。
【0119】 〈現像液スターター処方〉1リットルに対して KBr 5.5g HO(CH22S(CH2)S(CH)2OH 0.05g N−アセチル−D,L−ペニシラミン 0.10g メタ重亜硫酸ナトリウム 上記の開始液pHになる量 ジエチレングリコール 50g 水仕上げ 74ml 〈定着液は、DF71−30(コニカ(株)製)の定着
液を使用した。〉 〈上記液剤での処理方法〉自動現像機はSRX−701
(コニカ(株)製)を使用し、現像及び定着温度は35
℃、乾燥温度55℃、Dry to Dryで30秒処
理した。
【0120】スタート時の現像タンク内の現像液は、
A,B,Cパートを混合、水溶解し、1リットルに仕上
げたものを、この比率で13.5リットル作成した。な
お、pHはKOHと酢酸で10.50に調整した。
【0121】このようにして調製した現像液13.5リ
ットルを自動現像機SRX−701に入れて上記のスタ
ーターを現像1リットル当たり35ml添加してスター
ト液とした。スターター添加後のpHは10.30に調
整した。
【0122】〈現像液剤開始液の調製〉 (Aパート) ジエチレントリアミン−5−酢酸・5Na(DTPA) 1g レダクトン類 50g 4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニル−3−ピラゾリドン 4g 亜硫酸カリウム50% 70g 重炭酸カリウム 3g 炭酸カリウム 100g 化合物(T1) 0.4g 化合物(T2) 0.08g 一般式(1)で表される化合物 表1記載量 一般式(2)で表される化合物 表1記載量 ジエチレングリコール 70g 50%水酸化カリウム pH調整量 (Bパート) 酢酸(90%) 22g トリエチレングリコール 10g N−アセチル−D、L−ペニシラミン 0.2g 1−フェニル−3−ピラゾリドン 2g 5−ニトロインダゾール 0.02g (Cパート) 50%グルタルアルデヒド液 5ml
【0123】
【化18】
【0124】上記のA、B、Cパートを混合し使用液1
リットルに調液したときのpHは10.25であった。
【0125】〈定着液はDF71−30を使用した。〉 〈上記液剤での処理方法〉自動現像機はSRX−701
を使用し、上記と同様の条件で処理した。但しスター
ター添加後のpHは10.00に調整した。
【0126】なお表2の現像補充液量は現像液剤、
ともに自現機の補充ポンプを調節し、4ツ切サイズ(1
0×12インチ)のフィルムを10枚通したときの補充
液量がm2当たりに換算した時に表2の量になるように
した。
【0127】〈固体現像剤の調製〉 現像液として100リットル量の調製 [造粒物(A)の調製]1−フェニル−3−ピラゾリド
ン400g、N−アセチル−D,L−ペニシラミン10
g、グルタルアルデヒド重亜硫酸ナトリウム500gを
それぞれ市販のバンタムミル中で、平均粒径が10μm
になるまで粉砕する。この微粉にメタ重亜硫酸ナトリウ
ム1500g、エリソルビン酸ナトリウム(本発明のレ
ダクトン類化合物)5000g、メタ重亜硫酸ナトリウ
ム1500g、本発明の一般式(2)で表される化合
物、結合剤ソルビトールを造粒物(A)の全量が950
0gになるように加え、ミル中で30分間混合して市販
の攪拌造粒機中で室温にて約10分間、30mlの水を
添加することにより造粒した後、造粒物を流動層乾燥機
で40℃にて2時間乾燥して造粒物の水分をほぼ完全に
除去する。
【0128】[固体錠剤(A)の調製]このようにして
得られた造粒物(A)に表1記載のように本発明の一般
式(1)で表される化合物を加え、25℃、40%RH
以下に調湿された部屋で混合機を用いて10分間均一に
混合した後、得られた混合物を菊水製作所社製タフプレ
ストコレクト1527HUを改造した打錠機により1錠
当たり充填量を10gにして圧縮打錠を行いレダクトン
類主薬系現像錠剤を調製した。
【0129】[造粒物(B)の調製]炭酸カリウム90
00g、重炭酸ナトリウム100gをそれぞれ市販のバ
ンタムミル中で平均10μmになるまで粉砕する。この
微粉にDTPA.5Naを250g、下記化合物(A)
を40g、化合物(B)を10g、KIを7g、ソルビ
トール700g、メチル−β−シクロデキストリン20
0g、結合剤マンニトールを造粒物(B)の合計が14
000gになるように、ミル中で30分混合して市販の
攪拌造粒機中で室温にて約15分間、30mlの水を添
加することにより造粒した後、造粒物を流動層乾燥機で
40℃にて2時間乾燥して造粒物の水分をほぼ完全に除
去する。
【0130】[固体錠剤(B)の調製]上記で得た造粒
物(B)に本発明の一般式(1)で表される化合物を表
2に記載のように加え、25℃でRH40%以下に調湿
された部屋で混合機を用いて10分間均一に混合した
後、得られた混合物を菊水製作所社製タフプレストコレ
クト1527HUを改造した打錠機により1錠当たり充
填量を10gにして圧縮打錠を行いアルカリ現像錠剤を
調製した。
【0131】〈固体現像剤での処理方法〉自動現像機は
SRX−701を改造し使用した。現像温度は35℃、
定着温度は35℃、乾燥温度55℃、Dry to D
ryで30秒処理した。
【0132】スタート時の現像タンク内の現像液は、固
体錠剤(A)を9個と固体錠剤(B)の14個を、水で
溶解して1リットル仕上げとしたものを、この比率で1
3.5リットル作成した。なお、pHはKOHと酢酸で
10.25に調整した。
【0133】このように調製した現像液13.5リット
ルを自動現像機SRX−701に入れて現像液剤と同
処方のスターターを現像液1リットルにつき35ml添
加してスタート液とした。スターター添加後のpHは1
0.00に調整した。
【0134】なお、SRX−701は、現像、定着とも
に固体処理剤用に内蔵ケミカルミキサーを改造し、固体
処理剤が投入できるように投入部を改造した。
【0135】現像、定着ともに各々の固体錠剤の投入口
に5リットル分の錠剤を落とすと同時に温水(25〜3
0℃)を注水し、攪拌溶解しながら5.0リットルに調
液する。これを現像、定着補充液として用いた。この調
液された補充液を現像槽、定着槽に供給した。
【0136】(センシトメトリー性能)以上の処理液を
用いて、表2に示す感光材料の試料No.1〜31につ
いて評価した。なお写真性能に関してはフィルム試料を
670nmのレーザーイメージャー用露光機Li−7
(コニカ(株)製)で露光してから上記の現像条件で迅
速処理し、センシトメトリーを行った結果、比較試料及
び本発明の試料ともに、医療用感光材料として優れた感
度とコントラストを有していた。
【0137】〈現像ムラの評価〉得られたフィルム試料
を処理後の濃度が1.5になるように露光し、表2に記
載の各処理にて(半切)で1日50枚ランニングし、3
0日後に下記項目について評価を行った。なお、自動現
像機は電源スイッチON後、8時間稼働させた後に電源
OFFとした。
【0138】上記のランニングフィルムについて、シャ
ーカステン上で透過光による現像処理ムラを評価した。
【0139】◎:ムラの発生が全くない ○:サイドに弱いムラは発生しているが、実技上は問題
がない △:弱いサイドのムラと円形の白抜けのムラが若干発生
しているが実技上問題ないレベル ×:はっきりしたサイドのムラと楕円状の白く抜けたム
ラが多数発生する ××:やや楕円状の白く抜けたムラが、重なりあってフ
ィルム全面に発生した。
【0140】上記の評価で◎〜△までをOKレベルとし
た。得られた結果を下記の表2に示す。
【0141】
【表2】
【0142】表から明かなように、本発明に係る感光材
料で、かつ本発明の処理方法で処理した本発明の試料
は、現像処理ムラの発生が少なく、ムラがあったとして
も実技上、問題のないレベルであった。
【0143】
【発明の効果】実施例で示したように、本発明によれば
低補充量で迅速処理した際にも、センシトメトリー性能
の劣化がなく、かつ現像処理ムラの発生が少ない医療用
ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法を得ることが出来
た。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
    銀乳剤層を有する医療用ハロゲン化銀写真感光材料を、
    像様露光後、処理する方法において、該感光材料の乳剤
    保護層膜面pHが7.0〜9.0であり、かつ該感光材
    料をホウ酸を含有しない現像液で処理することを特徴と
    する医療用ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  2. 【請求項2】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
    銀乳剤層を有する医療用ハロゲン化銀写真感光材料を、
    像様露光後、処理する方法において、下記一般式(1)
    で表される化合物の少なくとも1種とレダクトン類を含
    み、かつホウ酸を含有しない現像液で処理することを特
    徴とする医療用ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。 一般式(1) R1−(O)xyzM (式中、R1は脂肪族基、芳香族基または複素環基を表
    し、xは0または1、yは1または2、zは2〜8、M
    はカチオンを表す。)
  3. 【請求項3】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
    銀乳剤層を有する医療用ハロゲン化銀写真感光材料を、
    像様露光後、処理する方法において、該感光材料の乳剤
    保護層膜面pHが7.0〜9.0であり、かつ該感光材
    料を上記一般式(1)で表される化合物とレダクトン類
    を含み、かつホウ酸を含有しない現像液で処理すること
    を特徴とする医療用ハロゲン化銀写真感光材料の処理方
    法。
  4. 【請求項4】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
    銀乳剤層を有する医療用ハロゲン化銀写真感光材料を、
    像様露光後、処理する方法において、該感光材料の乳剤
    保護層膜面pHが7.0〜9.0であり、かつ該感光材
    料を上記一般式(1)で表される化合物と下記一般式
    (2)で表される化合物とレダクトン類を含み、かつホ
    ウ酸を含有しない現像液で処理することを特徴とする医
    療用ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。 【化1】 (式中、R2は水素原子、ヒドロキシル基、アルキル
    基、カルボキシル基又はスルホ基を表す。)
  5. 【請求項5】 現像液補充量がそれぞれ80ml〜15
    0ml/m2であることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の医療用ハロゲン化銀写真感光材料の
    処理方法。
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