JPH1114992A - 液晶素子 - Google Patents
液晶素子Info
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- JPH1114992A JPH1114992A JP9164738A JP16473897A JPH1114992A JP H1114992 A JPH1114992 A JP H1114992A JP 9164738 A JP9164738 A JP 9164738A JP 16473897 A JP16473897 A JP 16473897A JP H1114992 A JPH1114992 A JP H1114992A
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- JP
- Japan
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- liquid crystal
- independently
- film
- fine particles
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高速駆動が可能で、高コントラスト、かつ高輝
度な液晶素子を得る。 【解決手段】膜7を、絶縁性の母材に導電性微粒子を分
散させて構成すると共に、該導電性微粒子の粒径を5〜
20nmとし、かつ、該導電性微粒子が複数結合されて
短径が5〜300nmの粒子塊を形成するようにする。
これにより、その微粒子の添加率を変化させることによ
り膜7の物性を連続的に変化させることができる。ま
た、ズレ電圧ΔVが3V以下となり、駆動制御が可能
で、配向性の劣化という問題も無い。
度な液晶素子を得る。 【解決手段】膜7を、絶縁性の母材に導電性微粒子を分
散させて構成すると共に、該導電性微粒子の粒径を5〜
20nmとし、かつ、該導電性微粒子が複数結合されて
短径が5〜300nmの粒子塊を形成するようにする。
これにより、その微粒子の添加率を変化させることによ
り膜7の物性を連続的に変化させることができる。ま
た、ズレ電圧ΔVが3V以下となり、駆動制御が可能
で、配向性の劣化という問題も無い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの端
末ディスプレイ、ワードプロセッサ、タイプライター、
テレビ受像機、ビデオカメラのビューファインダー、プ
ロジェクタのライトバルブ、液晶プリンターのライトバ
ルブ等に用いられる液晶素子であって、特に、カイラル
スメクチック相を呈する液晶(強誘電性や反強誘電性を
示す液晶であって、自発分極の作用を利用して駆動する
もの)を用いて良好な表示特性を示す液晶素子に関す
る。
末ディスプレイ、ワードプロセッサ、タイプライター、
テレビ受像機、ビデオカメラのビューファインダー、プ
ロジェクタのライトバルブ、液晶プリンターのライトバ
ルブ等に用いられる液晶素子であって、特に、カイラル
スメクチック相を呈する液晶(強誘電性や反強誘電性を
示す液晶であって、自発分極の作用を利用して駆動する
もの)を用いて良好な表示特性を示す液晶素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、種々の情報を表示するディス
プレイとしてCRTが知られているが、このCRTは、
動画出力を行うTVやVTRに、あるいはパソコンのモ
ニター等に広く用いられている。
プレイとしてCRTが知られているが、このCRTは、
動画出力を行うTVやVTRに、あるいはパソコンのモ
ニター等に広く用いられている。
【0003】しかしながら、このCRTは、その特性上
静止画像に対しては、フリッカや解像度不足による走査
縞などが視認性を低下させたり、焼きつきによる蛍光灯
の劣化が起ったりするという問題がある。また、最近で
は、CRTの発生する電磁波が人体に悪影響を与え、V
DT作業者の健康を害する恐れのあることが分かってい
る。さらに、このCRTは、その構造上、画面後方にス
ペースを必要とするため、オフィスや家庭の省スペース
化を阻害している。
静止画像に対しては、フリッカや解像度不足による走査
縞などが視認性を低下させたり、焼きつきによる蛍光灯
の劣化が起ったりするという問題がある。また、最近で
は、CRTの発生する電磁波が人体に悪影響を与え、V
DT作業者の健康を害する恐れのあることが分かってい
る。さらに、このCRTは、その構造上、画面後方にス
ペースを必要とするため、オフィスや家庭の省スペース
化を阻害している。
【0004】このようなCRTの欠点を解決するディス
プレイとして液晶素子がある。そして、この液晶素子の
一つとしてツイステッド・ネマチック(twisted
nematic;TN)液晶を用いたものが知られて
おり、それは、エム・シャット(M.Schadt)と
ダブリュー・ヘルフリッヒ(W.Helfrich)著
の“アプライド・フィジックス・レターズ(Appli
ed PhysicsLetters)、第18巻、第
4号(1971年2月15日発行)、第127頁〜12
8頁”において示されている。
プレイとして液晶素子がある。そして、この液晶素子の
一つとしてツイステッド・ネマチック(twisted
nematic;TN)液晶を用いたものが知られて
おり、それは、エム・シャット(M.Schadt)と
ダブリュー・ヘルフリッヒ(W.Helfrich)著
の“アプライド・フィジックス・レターズ(Appli
ed PhysicsLetters)、第18巻、第
4号(1971年2月15日発行)、第127頁〜12
8頁”において示されている。
【0005】このTN液晶を用いた液晶素子の1つとし
て、コスト面で優位性を持つ単純マトリクスタイプのも
のがあるが、このタイプの液晶素子は、画素密度を高く
したものにあっては時分割駆動時にクロストークを発生
するため、画素密度が制限されていた。
て、コスト面で優位性を持つ単純マトリクスタイプのも
のがあるが、このタイプの液晶素子は、画素密度を高く
したものにあっては時分割駆動時にクロストークを発生
するため、画素密度が制限されていた。
【0006】近年、このような単純マトリクスタイプの
ものに対して、TFTといわれる液晶素子の開発が行わ
れている。このTFTは、一つ一つの画素にトランジス
タを作成するため、クロストークや応答速度の問題は解
決される反面、大面積になればなるほど不良画素が発生
し易くなって歩留りが低下するという問題がある。
ものに対して、TFTといわれる液晶素子の開発が行わ
れている。このTFTは、一つ一つの画素にトランジス
タを作成するため、クロストークや応答速度の問題は解
決される反面、大面積になればなるほど不良画素が発生
し易くなって歩留りが低下するという問題がある。
【0007】これに対して、強誘電性液晶分子(強誘電
性を示す液晶分子)の屈折率異方性を利用して偏光素子
との組み合わせにより透過光線を制御する型の表示素子
が、クラーク(Clark)およびラガーウオル(La
gerwall)により提案されている(特開昭56−
107216号公報、米国特許第4367924号明細
書等)。この強誘電性液晶は、一般に特定の温度域にお
いて、カイラルスメクチックC相(SmC*)またはH
相(SmH*)を有し、この状態において、加えられる
電界に応答して第1の光学的安定状態と第2の光学的安
定状態のいずれかを取り、かつ電界の印加のないときは
その状態を維持する性質(すなわち、双安定性メモリー
性)を有し、その上、自発分極により反転スイッチング
を行うため、非常に速い応答速度を示す。更に視覚特性
も優れていることから、特に、高速、高精細、大画面の
表示素子あるいはライトバルブとして適していると考え
られる。
性を示す液晶分子)の屈折率異方性を利用して偏光素子
との組み合わせにより透過光線を制御する型の表示素子
が、クラーク(Clark)およびラガーウオル(La
gerwall)により提案されている(特開昭56−
107216号公報、米国特許第4367924号明細
書等)。この強誘電性液晶は、一般に特定の温度域にお
いて、カイラルスメクチックC相(SmC*)またはH
相(SmH*)を有し、この状態において、加えられる
電界に応答して第1の光学的安定状態と第2の光学的安
定状態のいずれかを取り、かつ電界の印加のないときは
その状態を維持する性質(すなわち、双安定性メモリー
性)を有し、その上、自発分極により反転スイッチング
を行うため、非常に速い応答速度を示す。更に視覚特性
も優れていることから、特に、高速、高精細、大画面の
表示素子あるいはライトバルブとして適していると考え
られる。
【0008】また、最近では、チャンダニ、竹添らによ
って、反強誘電性を示す液晶(以下、“反強誘電性液
晶”とする)を利用した液晶素子も提案されている(J
apanese Journal of Applie
d Physics 第27巻、1988年L729
頁)。この反強誘電性液晶は、強誘電性液晶と同様に、
液晶分子の屈折率異方性と自発分極を利用して表示素子
を構成するものである。また、この反強誘電性液晶は、
一般に特定の温度域において、カイラルスメクチックC
A相(SmCA*)を有し、この状態において無電界時
には平均的な光学安定状態はスメクチック層法線方向に
なるが、電界印加によって平均的な光学安定状態が層法
線方向から傾き、結局3つの安定状態を有するものであ
る。そして、この反強誘電性液晶を利用した液晶素子
は、上述のように自発分極を利用してスイッチングを行
うものであることから、非常に速い応答速度を示し、高
速の表示素子、あるいはライトバルブとして期待されて
いる。
って、反強誘電性を示す液晶(以下、“反強誘電性液
晶”とする)を利用した液晶素子も提案されている(J
apanese Journal of Applie
d Physics 第27巻、1988年L729
頁)。この反強誘電性液晶は、強誘電性液晶と同様に、
液晶分子の屈折率異方性と自発分極を利用して表示素子
を構成するものである。また、この反強誘電性液晶は、
一般に特定の温度域において、カイラルスメクチックC
A相(SmCA*)を有し、この状態において無電界時
には平均的な光学安定状態はスメクチック層法線方向に
なるが、電界印加によって平均的な光学安定状態が層法
線方向から傾き、結局3つの安定状態を有するものであ
る。そして、この反強誘電性液晶を利用した液晶素子
は、上述のように自発分極を利用してスイッチングを行
うものであることから、非常に速い応答速度を示し、高
速の表示素子、あるいはライトバルブとして期待されて
いる。
【0009】ところで、このようなカイラルスメクチッ
ク相を呈する液晶(強誘電性液晶、及び反強誘電性液
晶)を利用した液晶素子においては、例えば“強誘電性
液晶の構造と物性(コロナ社、福田敦夫、竹添秀男著、
1990年)に記載されているように、カイラルスメク
チック液晶が2種類のシェブロン構造を呈するためにジ
グザグ状の配向欠陥が発生し、コントラストが著しく低
下してしまうという問題があった。
ク相を呈する液晶(強誘電性液晶、及び反強誘電性液
晶)を利用した液晶素子においては、例えば“強誘電性
液晶の構造と物性(コロナ社、福田敦夫、竹添秀男著、
1990年)に記載されているように、カイラルスメク
チック液晶が2種類のシェブロン構造を呈するためにジ
グザグ状の配向欠陥が発生し、コントラストが著しく低
下してしまうという問題があった。
【0010】そこで、このような配向欠陥を防止するこ
とによりコントラストを良好に保つものとして、上記シ
ェブロン構造の替わりに、ブックシェルフ構造或はそれ
に近い層傾き角の小さな構造を用いた液晶素子が提案さ
れている(「次世代液晶ディスプレイと液晶材料;
(株)シーエムシー、福田敦夫編、1992年」)。な
お、“ブックシェルフ或はそれに近い構造”を現出する
液晶材料としては、パーフルオロエーテル側鎖を持つ液
晶性化合物(米国特許 5262082、国際出願特許
WO93/22396、1993年第4回強誘電液晶
国際会議 P46、Marc D.Radcliffe
ら)がある。この液晶は、電場等の外部場を用いなくて
も“ブックシェルフ或はそれに近い構造”を現出でき、
高速、高精細、大面積の液晶素子、表示装置に適してい
る。
とによりコントラストを良好に保つものとして、上記シ
ェブロン構造の替わりに、ブックシェルフ構造或はそれ
に近い層傾き角の小さな構造を用いた液晶素子が提案さ
れている(「次世代液晶ディスプレイと液晶材料;
(株)シーエムシー、福田敦夫編、1992年」)。な
お、“ブックシェルフ或はそれに近い構造”を現出する
液晶材料としては、パーフルオロエーテル側鎖を持つ液
晶性化合物(米国特許 5262082、国際出願特許
WO93/22396、1993年第4回強誘電液晶
国際会議 P46、Marc D.Radcliffe
ら)がある。この液晶は、電場等の外部場を用いなくて
も“ブックシェルフ或はそれに近い構造”を現出でき、
高速、高精細、大面積の液晶素子、表示装置に適してい
る。
【0011】このタイプの液晶素子は、特開昭61−2
0930号公報他にも開示されているように、所定距離
離間した位置に配置された一対の透明基板を備えてお
り、これら一対の基板間には液晶を挟持している。そし
て、一方の透明基板には、液晶分子に対して一軸配向特
性を有するような配向制御膜を形成し、他方の透明基板
には、液晶分子に対して非一軸配向特性を有するような
特性や種類等の異なる配向制御膜を形成している。この
液晶素子によれば、液晶の配向を一軸配向処理された基
板側から高秩序に制御することができ、良好な液晶配向
状態を得やすい。
0930号公報他にも開示されているように、所定距離
離間した位置に配置された一対の透明基板を備えてお
り、これら一対の基板間には液晶を挟持している。そし
て、一方の透明基板には、液晶分子に対して一軸配向特
性を有するような配向制御膜を形成し、他方の透明基板
には、液晶分子に対して非一軸配向特性を有するような
特性や種類等の異なる配向制御膜を形成している。この
液晶素子によれば、液晶の配向を一軸配向処理された基
板側から高秩序に制御することができ、良好な液晶配向
状態を得やすい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
液晶素子においては、見かけ上、配向状態は良好である
ものの、スイッチングに非対称な特性が出たり、また
は、液晶の良好な双安定性が阻害されることがあり、い
わゆるスイッチングのメモリ性が低減される場合があっ
た。
液晶素子においては、見かけ上、配向状態は良好である
ものの、スイッチングに非対称な特性が出たり、また
は、液晶の良好な双安定性が阻害されることがあり、い
わゆるスイッチングのメモリ性が低減される場合があっ
た。
【0013】特にスイッチング特性の対称性は、駆動マ
ージンを広げる為にも重要であり、しかも長時間の駆動
が続いてもスイッチング特性の対称性を保たなくてはな
らない。
ージンを広げる為にも重要であり、しかも長時間の駆動
が続いてもスイッチング特性の対称性を保たなくてはな
らない。
【0014】このほか、特に強誘電性液晶あるいは反強
誘電性液晶を用いた液晶素子では、特に中間調表示を行
う上で、液晶自身が有する自発分極により誘起される反
電場効果が重大な問題となっている。即ち、自発分極に
対応して偏在する内部イオンが電界を形成すると考えら
れる原因により所望の中間調を不安定にし、また、外部
から与える印加電圧に対して光学応答においてヒステリ
シスを生ずる場合がある。これは、「黒状態」または
「白状態」を表示している際の液晶分子の自発分極の向
きに対してそれぞれ、各々の状態を安定化させる向きに
イオンの偏在が起き、この偏在の極性の違いにより、短
い間のリセット(「黒消去」)後に与える電圧Vwを等
しく印加した場合に於ても、前状態(「白」か「黒」)
で液晶部分に印加される電圧が異なるために起こると考
えられている。
誘電性液晶を用いた液晶素子では、特に中間調表示を行
う上で、液晶自身が有する自発分極により誘起される反
電場効果が重大な問題となっている。即ち、自発分極に
対応して偏在する内部イオンが電界を形成すると考えら
れる原因により所望の中間調を不安定にし、また、外部
から与える印加電圧に対して光学応答においてヒステリ
シスを生ずる場合がある。これは、「黒状態」または
「白状態」を表示している際の液晶分子の自発分極の向
きに対してそれぞれ、各々の状態を安定化させる向きに
イオンの偏在が起き、この偏在の極性の違いにより、短
い間のリセット(「黒消去」)後に与える電圧Vwを等
しく印加した場合に於ても、前状態(「白」か「黒」)
で液晶部分に印加される電圧が異なるために起こると考
えられている。
【0015】上記のような反電場効果による極端に不都
合な現象としては、例えば「黒状態」をリセット方向と
して、「白状態」を書き込もうとしても、所望の電圧レ
ベルにおいては、「白状態」がラッチできないものとな
り、「黒状態」に振り戻されしまうといういわゆるスイ
ッチング不良が起きてしまう。この現象は特に中間調を
画素レベルでは必要としない液晶素子においても致命的
な欠陥となってしまう。
合な現象としては、例えば「黒状態」をリセット方向と
して、「白状態」を書き込もうとしても、所望の電圧レ
ベルにおいては、「白状態」がラッチできないものとな
り、「黒状態」に振り戻されしまうといういわゆるスイ
ッチング不良が起きてしまう。この現象は特に中間調を
画素レベルでは必要としない液晶素子においても致命的
な欠陥となってしまう。
【0016】上記のような反電場効果への対策として、
例えば特開昭63−121020号公報などにおいて、
強誘電性液晶素子を構成する配向制御膜を低インピーダ
ンス化すること、いわゆる反電場によるスイッチング不
良に対処する方法が開示されている。また、特開平2−
153321号公報においては、配向制御膜を低インピ
ーダンス化するための有機導電性膜の例が多種類にわた
り開示されている。更に特開昭64−49023号公報
においては、低インピーダンス化したショート防止のパ
ッシベーションに薄膜の配向層を形成することが開示さ
れているが、充分な解決がなされていないのが現状であ
る。
例えば特開昭63−121020号公報などにおいて、
強誘電性液晶素子を構成する配向制御膜を低インピーダ
ンス化すること、いわゆる反電場によるスイッチング不
良に対処する方法が開示されている。また、特開平2−
153321号公報においては、配向制御膜を低インピ
ーダンス化するための有機導電性膜の例が多種類にわた
り開示されている。更に特開昭64−49023号公報
においては、低インピーダンス化したショート防止のパ
ッシベーションに薄膜の配向層を形成することが開示さ
れているが、充分な解決がなされていないのが現状であ
る。
【0017】このように、カイラルスメクチック液晶を
用いた液晶素子の電気光学特性は、配向状態の制御や自
発分極Psに起因して発生する反電場に関して、また前
放置状態に起因して生じる閾値変化、光学応答不安定な
どについて、改善すべき課題を抱えており、この点にお
いては反強誘電性液晶素子も同様の問題がある。
用いた液晶素子の電気光学特性は、配向状態の制御や自
発分極Psに起因して発生する反電場に関して、また前
放置状態に起因して生じる閾値変化、光学応答不安定な
どについて、改善すべき課題を抱えており、この点にお
いては反強誘電性液晶素子も同様の問題がある。
【0018】本発明は、このような閾値変化や光学応答
不安定を解消し、高速で駆動でき、高コントラスト、か
つ高輝度な液晶素子を提供することを目的とする。
不安定を解消し、高速で駆動でき、高コントラスト、か
つ高輝度な液晶素子を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情を考慮
してなされたものであり、対向する一対の基板間に液晶
を挟持し、少なくとも一方の基板が液晶分子に対して一
軸配向特性を示す液晶素子であって、前記一対の基板の
少なくとも一方が、絶縁性の母材中に導電性微粒子を分
散して構成され、前記導電性微粒子の粒径が5〜20n
mであり、該導電性微粒子が複数結合されて短径が5〜
300nmの粒子塊を形成し、かつ、体積抵抗率が1×
105 〜1×1010Ω・cmである膜を有する、ことを
特徴とする液晶素子を提供する。
してなされたものであり、対向する一対の基板間に液晶
を挟持し、少なくとも一方の基板が液晶分子に対して一
軸配向特性を示す液晶素子であって、前記一対の基板の
少なくとも一方が、絶縁性の母材中に導電性微粒子を分
散して構成され、前記導電性微粒子の粒径が5〜20n
mであり、該導電性微粒子が複数結合されて短径が5〜
300nmの粒子塊を形成し、かつ、体積抵抗率が1×
105 〜1×1010Ω・cmである膜を有する、ことを
特徴とする液晶素子を提供する。
【0020】好ましくは、本発明の液晶素子では、前記
一対の基板の少なくとも一方が液晶分子に対して一軸配
向特性を有し、他方の基板が液晶分子に対して非一軸配
向特性を有するものであり、少なくとも該非一軸配向特
性を有する基板が前記導電性微粒子が分散されて構成さ
れた膜を有する。
一対の基板の少なくとも一方が液晶分子に対して一軸配
向特性を有し、他方の基板が液晶分子に対して非一軸配
向特性を有するものであり、少なくとも該非一軸配向特
性を有する基板が前記導電性微粒子が分散されて構成さ
れた膜を有する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図11を参照し
て、本発明の実施の形態について説明する。
て、本発明の実施の形態について説明する。
【0022】本発明の一実施の形態に係る液晶素子で
は、対向する一対の基板間に液晶を挟持し、好ましく
は、一方の基板が液晶分子に対して一軸配向特性を示
し、他方の基板が、液晶分子に対して非一軸配向特性を
示す非一軸配向膜を有している(以下、このように一方
の基板のみが液晶分子に対して一軸配向特性を示す構成
を“非対称構成”とする)。また、前記非一軸配向膜
は、絶縁性の母材中に導電性微粒子を分散して構成さ
れ、前記導電性微粒子の粒径が5〜20nmであり、該
導電性微粒子が複数結合されて短径が5〜300nmの
粒子塊を形成し、かつ、前記非一軸配向膜の体積抵抗率
が1×105 〜1×1010Ω・cmである。また、前記
一方の基板の表面には、液晶分子に対して一軸配向特性
を示す一軸配向膜を形成するようにしてもよい。
は、対向する一対の基板間に液晶を挟持し、好ましく
は、一方の基板が液晶分子に対して一軸配向特性を示
し、他方の基板が、液晶分子に対して非一軸配向特性を
示す非一軸配向膜を有している(以下、このように一方
の基板のみが液晶分子に対して一軸配向特性を示す構成
を“非対称構成”とする)。また、前記非一軸配向膜
は、絶縁性の母材中に導電性微粒子を分散して構成さ
れ、前記導電性微粒子の粒径が5〜20nmであり、該
導電性微粒子が複数結合されて短径が5〜300nmの
粒子塊を形成し、かつ、前記非一軸配向膜の体積抵抗率
が1×105 〜1×1010Ω・cmである。また、前記
一方の基板の表面には、液晶分子に対して一軸配向特性
を示す一軸配向膜を形成するようにしてもよい。
【0023】図1は、本発明に係る液晶素子の一実施の
形態を示す断面図である。同図に示す液晶素子1は、所
定距離離間して対向するように配置される一対の基板
2,3を備えており、これらの基板2,3の間には液晶
5が挟持されている。このうち、一方の基板2(以下、
“一軸配向側基板2”とする)の表面には電極9が形成
されており、この電極9を覆うように、液晶分子に対し
て一軸配向特性を示す一軸配向膜(以下、“配向制御
膜”とする)10が形成されている。また、他方の基板
3(以下、“非一軸配向側基板3”とする)の表面には
電極6が形成されており、この電極6を覆うように、液
晶分子に対して非一軸配向特性を示す非一軸配向膜7が
形成されている。少なくとも、かかる非一軸配向膜7が
前述した導電性微粒子が分散されて構成された膜となっ
ている。
形態を示す断面図である。同図に示す液晶素子1は、所
定距離離間して対向するように配置される一対の基板
2,3を備えており、これらの基板2,3の間には液晶
5が挟持されている。このうち、一方の基板2(以下、
“一軸配向側基板2”とする)の表面には電極9が形成
されており、この電極9を覆うように、液晶分子に対し
て一軸配向特性を示す一軸配向膜(以下、“配向制御
膜”とする)10が形成されている。また、他方の基板
3(以下、“非一軸配向側基板3”とする)の表面には
電極6が形成されており、この電極6を覆うように、液
晶分子に対して非一軸配向特性を示す非一軸配向膜7が
形成されている。少なくとも、かかる非一軸配向膜7が
前述した導電性微粒子が分散されて構成された膜となっ
ている。
【0024】なお、本明細書における“一軸配向特性”
とは、液晶分子の一軸配向状態(例えば一軸水平配向状
態)を意味する。
とは、液晶分子の一軸配向状態(例えば一軸水平配向状
態)を意味する。
【0025】一軸配向側基板2及び非一軸配向側基板3
は、光を透過させる性質の材料(例えば、ガラス、プラ
スチック)等で形成している。
は、光を透過させる性質の材料(例えば、ガラス、プラ
スチック)等で形成している。
【0026】配向制御膜10は、一軸配向処理を施すこ
とによって一軸配向特性を発現するものでも、そのよう
な処理を施さなくとも一軸配向特性を有しているもので
も良い。
とによって一軸配向特性を発現するものでも、そのよう
な処理を施さなくとも一軸配向特性を有しているもので
も良い。
【0027】前者(所定の処理を施すことによって一軸
配向特性を発現するもの)の場合、材料としては、無機
物(一酸化珪素、二酸化珪素、酸化アルミニウム、ジル
コニア、フッ化マグネシウム、酸化セリウム、フッ化セ
リウム、シリコン窒化物、シリコン炭化物、ホウ素窒化
物など)や有機物(ポリビニルアルコール、ポリイミ
ド、ポリイミドアミド、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リエステルイミド、ポリパラキシレン、ポリカーボネー
ト、ポリビニルアセタール、ポリビニルクロライド、ポ
リスチレン、ポリシロキサン、セルロース樹脂、メラミ
ン樹脂、ウレア樹脂、アクリル樹脂など)を用いれば良
く、このような材料を被膜化する方法としては、これら
の無機物や有機物を溶液状にして直接塗布する方法や、
蒸着方法、並びにスパッタリング方法を用いれば良い。
また、一軸配向処理としては、ビロード、布或は紙等の
繊維状のもので行うラビング処理が好ましい。
配向特性を発現するもの)の場合、材料としては、無機
物(一酸化珪素、二酸化珪素、酸化アルミニウム、ジル
コニア、フッ化マグネシウム、酸化セリウム、フッ化セ
リウム、シリコン窒化物、シリコン炭化物、ホウ素窒化
物など)や有機物(ポリビニルアルコール、ポリイミ
ド、ポリイミドアミド、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リエステルイミド、ポリパラキシレン、ポリカーボネー
ト、ポリビニルアセタール、ポリビニルクロライド、ポ
リスチレン、ポリシロキサン、セルロース樹脂、メラミ
ン樹脂、ウレア樹脂、アクリル樹脂など)を用いれば良
く、このような材料を被膜化する方法としては、これら
の無機物や有機物を溶液状にして直接塗布する方法や、
蒸着方法、並びにスパッタリング方法を用いれば良い。
また、一軸配向処理としては、ビロード、布或は紙等の
繊維状のもので行うラビング処理が好ましい。
【0028】また、後者(処理を施さなくとも一軸配向
特性を有しているもの)の具体例としては、シリコン
(Si)の酸化膜や窒化膜を斜方蒸着した場合が挙げら
れる。この場合、斜方蒸着の条件を調整することによ
り、上述したラビング処理を施さなくとも一軸配向特性
を示す。
特性を有しているもの)の具体例としては、シリコン
(Si)の酸化膜や窒化膜を斜方蒸着した場合が挙げら
れる。この場合、斜方蒸着の条件を調整することによ
り、上述したラビング処理を施さなくとも一軸配向特性
を示す。
【0029】なお、自発分極Psのスイッチングに伴っ
て発生する反電場の大きさを抑制し、良好なスイッチン
グ性能を有する観点で、配向制御膜10の膜厚は200
Å以下、特に100Å以下が好ましい。
て発生する反電場の大きさを抑制し、良好なスイッチン
グ性能を有する観点で、配向制御膜10の膜厚は200
Å以下、特に100Å以下が好ましい。
【0030】一軸配向特性を有する配向制御膜10とし
ては、特に好ましくは下式(P)で表される構造単位を
有するポリイミドを用いれば良い。
ては、特に好ましくは下式(P)で表される構造単位を
有するポリイミドを用いれば良い。
【0031】
【化3】 また、これらのポリイミドの具体的構造としては、たと
えば以下の繰り返し単位構造が挙げられる。
えば以下の繰り返し単位構造が挙げられる。
【0032】
【化4】
【0033】
【化5】 ところで、電極6,9としては、ITO(インジウム
ティン オキサイド)などの透明導電体が好ましい。ま
た、電極6,9は、図2に示すように、ストライプ形状
のものを一定のピッチで多数形成すると共に、電極6と
電極9とが互いに交差するように形成しても良い。
ティン オキサイド)などの透明導電体が好ましい。ま
た、電極6,9は、図2に示すように、ストライプ形状
のものを一定のピッチで多数形成すると共に、電極6と
電極9とが互いに交差するように形成しても良い。
【0034】次に、本発明で用いる液晶組成物について
説明する。
説明する。
【0035】本発明に用いる液晶5としては、カイラル
スメクチック相を呈する液晶(すなわち、強誘電性を示
す液晶、反強誘電性を示す液晶、又は強誘電性及び反強
誘電性を示す液晶などで、自発分極の作用を駆動に応用
した液晶)が好適であるが、ネマティック液晶などを用
いても良い。
スメクチック相を呈する液晶(すなわち、強誘電性を示
す液晶、反強誘電性を示す液晶、又は強誘電性及び反強
誘電性を示す液晶などで、自発分極の作用を駆動に応用
した液晶)が好適であるが、ネマティック液晶などを用
いても良い。
【0036】なお、カイラルスメクチック相を呈する液
晶を用いた場合、その液晶厚は、双安定性を確保する観
点から5μm以下が好ましい。
晶を用いた場合、その液晶厚は、双安定性を確保する観
点から5μm以下が好ましい。
【0037】例えば、カイラルスメクチック相を呈する
液晶(強誘電性を示す液晶もしくは反強誘電性を示す液
晶)としては、相転移系列として、高温側から低温側に
向かって等方相→SmA→SmC*→結晶相となる材料
であって、自発分極が30nC/cm2 (約30℃の温
度中)でチルト角が約24度のものが好ましい。
液晶(強誘電性を示す液晶もしくは反強誘電性を示す液
晶)としては、相転移系列として、高温側から低温側に
向かって等方相→SmA→SmC*→結晶相となる材料
であって、自発分極が30nC/cm2 (約30℃の温
度中)でチルト角が約24度のものが好ましい。
【0038】また、本発明の液晶素子において、表示の
際の輝度を向上すべく、液晶がSmC*相をとる際、そ
のスメクチック層が基板に対して垂直に並列するといっ
たブックシェルフ構造、或いは垂直に近いスメクチック
層傾きの構造をとる液晶材料を用いることが好ましい。
かかるスメクチック層構造をとる液晶材料として、例え
ば、中心核にフルオロカーボン末端部分及びハイドロカ
ーボン末端部分が結合した構造であって、スメクチック
相あるいは潜在的スメクチック相を示すフッ素含有液晶
性化合物を含有する液晶組成物が挙げられる。かかるフ
ッ素含有化合物については、具体的には米国特許5,0
82,587号、米国特許5,262,082号、国際
公開WO93/22936号等に記載のフッ素含有化合
物を用いることができる。
際の輝度を向上すべく、液晶がSmC*相をとる際、そ
のスメクチック層が基板に対して垂直に並列するといっ
たブックシェルフ構造、或いは垂直に近いスメクチック
層傾きの構造をとる液晶材料を用いることが好ましい。
かかるスメクチック層構造をとる液晶材料として、例え
ば、中心核にフルオロカーボン末端部分及びハイドロカ
ーボン末端部分が結合した構造であって、スメクチック
相あるいは潜在的スメクチック相を示すフッ素含有液晶
性化合物を含有する液晶組成物が挙げられる。かかるフ
ッ素含有化合物については、具体的には米国特許5,0
82,587号、米国特許5,262,082号、国際
公開WO93/22936号等に記載のフッ素含有化合
物を用いることができる。
【0039】更に具体的には、当核フッ素含有化合物で
あって、例えば上述したような降温下で等方相→SmA
→SmC*→結晶相といった相転移を示す(特にコレス
テリック相を呈さない)液晶材料が適宜選択され使用さ
れ得る。
あって、例えば上述したような降温下で等方相→SmA
→SmC*→結晶相といった相転移を示す(特にコレス
テリック相を呈さない)液晶材料が適宜選択され使用さ
れ得る。
【0040】本実施の形態によれば、液晶素子(例え
ば、図1に示す態様)を、一方の基板2の片側のみを一
軸配向処理した非対称構成としているため、液晶(特に
強誘電性あるいは反強誘電性液晶)の特にSmAでの温
度領域における配向が、一方の基板2における一軸配向
処理が施された表面からの一軸分子成長として行われ、
SmC*相において良好な配向状態を得ることができ
る。特に、上述したコレステリック相を呈さない液晶を
用いた場合には、降温下でI(等方相)→SmAの相転
移の際に良好に配向制御を行うことにより、均一な配向
状態を実現できる。前記フッ素含有液晶化合物として
は、フルオロカーボン末端部分が、−D1−CxaF2xa−
Xで表わされる基、(但し、上記式中xaは1〜20で
あり、Xは−H又は−Fを表わし、D1は、−CO−O
−(CH2)ra−、−O−(CH2)ra−、−(CH2)
ra−、−O−SO2−、−SO2−、−SO2−(CH2)
ra−、−O−(CH2)ra−O−(CH2)rb−、−(C
H2)ra−N(CpaH2pa+1)−SO2−、又は−(C
H2)ra−N(CpaH2pa+1)−CO−を表わす。ra及
びrbは、独立に1〜20であり、paは0〜4であ
る。)、或いは、−D2−(CxbF2xb−O)za−CyaF
2ya+1で表わされる基、(但し、上記式中xbはそれぞ
れの(CxbF2xb−O)に独立に1〜10であり、ya
は、1〜10であり、zaは1〜10であり、D2は、
−CO−O−CrcH2rc、−O−CrcH2rc−、−CrcH
2rc−、−O−(CsaH2sa−O)ta−CrdH2rd−、−
O−SO2−、−SO2−、−SO2−CrcH2rc−、−C
rcH2rc−N(CpbH2pb+1)−SO2−、−CrcH2rc−
N(CpbH2pb+1)−CO−、単結合から選ばれ、rc
及びrdはそれぞれ独立に1〜20であり、saはそれ
ぞれの(CsaH2sa−O)に独立に1〜10であり、t
aは1〜6であり、pbは0〜4である。)であるよう
な化合物を用いることができる。
ば、図1に示す態様)を、一方の基板2の片側のみを一
軸配向処理した非対称構成としているため、液晶(特に
強誘電性あるいは反強誘電性液晶)の特にSmAでの温
度領域における配向が、一方の基板2における一軸配向
処理が施された表面からの一軸分子成長として行われ、
SmC*相において良好な配向状態を得ることができ
る。特に、上述したコレステリック相を呈さない液晶を
用いた場合には、降温下でI(等方相)→SmAの相転
移の際に良好に配向制御を行うことにより、均一な配向
状態を実現できる。前記フッ素含有液晶化合物として
は、フルオロカーボン末端部分が、−D1−CxaF2xa−
Xで表わされる基、(但し、上記式中xaは1〜20で
あり、Xは−H又は−Fを表わし、D1は、−CO−O
−(CH2)ra−、−O−(CH2)ra−、−(CH2)
ra−、−O−SO2−、−SO2−、−SO2−(CH2)
ra−、−O−(CH2)ra−O−(CH2)rb−、−(C
H2)ra−N(CpaH2pa+1)−SO2−、又は−(C
H2)ra−N(CpaH2pa+1)−CO−を表わす。ra及
びrbは、独立に1〜20であり、paは0〜4であ
る。)、或いは、−D2−(CxbF2xb−O)za−CyaF
2ya+1で表わされる基、(但し、上記式中xbはそれぞ
れの(CxbF2xb−O)に独立に1〜10であり、ya
は、1〜10であり、zaは1〜10であり、D2は、
−CO−O−CrcH2rc、−O−CrcH2rc−、−CrcH
2rc−、−O−(CsaH2sa−O)ta−CrdH2rd−、−
O−SO2−、−SO2−、−SO2−CrcH2rc−、−C
rcH2rc−N(CpbH2pb+1)−SO2−、−CrcH2rc−
N(CpbH2pb+1)−CO−、単結合から選ばれ、rc
及びrdはそれぞれ独立に1〜20であり、saはそれ
ぞれの(CsaH2sa−O)に独立に1〜10であり、t
aは1〜6であり、pbは0〜4である。)であるよう
な化合物を用いることができる。
【0041】特に好ましくは、下記一般式(I)、或い
は(II)で表わされるフッ素含有液晶化合物を用いる
ことができる。
は(II)で表わされるフッ素含有液晶化合物を用いる
ことができる。
【0042】
【化6】 を表わす。
【0043】ga、ha、iaは独立に0〜3の整数
(但し、ga+ha+iaは少なくとも2である)を表
わす。
(但し、ga+ha+iaは少なくとも2である)を表
わす。
【0044】夫々のL1とL2は独立に、単結合、−CO
−O−、−O−CO−、−COS−、−S−CO−、−
CO−Se−、−Se−CO−、−CO−Te−、−T
e−CO−、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C≡
C−、−CH=N−、−N=CH−、−CH2−O−、
−O−CH2−、−CO−又は−O−を表わす。
−O−、−O−CO−、−COS−、−S−CO−、−
CO−Se−、−Se−CO−、−CO−Te−、−T
e−CO−、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C≡
C−、−CH=N−、−N=CH−、−CH2−O−、
−O−CH2−、−CO−又は−O−を表わす。
【0045】夫々のX1、Y1、Z1はA1、A2、A3の置
換基であり、独立に−H、−Cl、−F、−Br、−
I、−OH、−OCH3、−CH3、−CN、又は−NO
2を表わし、夫々のja、ma、naは独立に0〜4の
整数を表わす。
換基であり、独立に−H、−Cl、−F、−Br、−
I、−OH、−OCH3、−CH3、−CN、又は−NO
2を表わし、夫々のja、ma、naは独立に0〜4の
整数を表わす。
【0046】J1は、−CO−O−(CH2)ra−、−O
−(CH2)ra−、−(CH2)ra−、−O−SO2−、
−SO2−、−SO2−(CH2)ra−、−O−(CH2)
ra−O−(CH2)rb−、−(CH2)ra−N(CpaH
2pa+1)−SO2−、又は−(CH2)ra−N(CpaH
2pa+1)−CO−を表わす。ra及びrbは、独立に1
〜20であり、paは0〜4である。
−(CH2)ra−、−(CH2)ra−、−O−SO2−、
−SO2−、−SO2−(CH2)ra−、−O−(CH2)
ra−O−(CH2)rb−、−(CH2)ra−N(CpaH
2pa+1)−SO2−、又は−(CH2)ra−N(CpaH
2pa+1)−CO−を表わす。ra及びrbは、独立に1
〜20であり、paは0〜4である。
【0047】R1は、−O−CqaH2qa−O−CqbH
2qb+1、−CqaH2qa−O−CqbH2qb+1、−CqaH2qa−
R3、−O−CqaH2qa−R3、−CO−O−CqaH2qa−
R3、又は−O−CO−CqaH2qa−R3を表わし、直鎖
状、分岐状のいずれであっても良い(但し、R3は、−
O−CO−CqbH2qb+1、−CO−O−CqbH2qb+1、−
H、−Cl、−F、−CF3、−NO2、−CNを表わ
し、qa及びqbは独立に1〜20である)。
2qb+1、−CqaH2qa−O−CqbH2qb+1、−CqaH2qa−
R3、−O−CqaH2qa−R3、−CO−O−CqaH2qa−
R3、又は−O−CO−CqaH2qa−R3を表わし、直鎖
状、分岐状のいずれであっても良い(但し、R3は、−
O−CO−CqbH2qb+1、−CO−O−CqbH2qb+1、−
H、−Cl、−F、−CF3、−NO2、−CNを表わ
し、qa及びqbは独立に1〜20である)。
【0048】R2はCxaF2xa−Xを表わす(Xは−H又
は−Fを表わし、xaは1〜20の整数である)。
は−Fを表わし、xaは1〜20の整数である)。
【0049】
【化7】 を表わす。
【0050】gb、hb、ibはそれぞれ独立に0〜3
の整数(但し、gb+hb+ibは少なくとも2であ
る)を表わす。
の整数(但し、gb+hb+ibは少なくとも2であ
る)を表わす。
【0051】夫々のL3、L4は独立に、単結合、−CO
−O−、−O−CO−、−CO−S−、−S−CO−、
−CO−Se−、−Se−CO−、−CO−Te−、−
Te−CO−、−(CH2CH2)ka−(kaは1〜
4)、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=N−、−
N=CH−、−CH2−O−、−O−CH2−、−CO−
又は−O−を表わす。
−O−、−O−CO−、−CO−S−、−S−CO−、
−CO−Se−、−Se−CO−、−CO−Te−、−
Te−CO−、−(CH2CH2)ka−(kaは1〜
4)、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=N−、−
N=CH−、−CH2−O−、−O−CH2−、−CO−
又は−O−を表わす。
【0052】夫々のX2、Y2、Z2はA4、A5、A6の置
換基であり、独立に−H、−Cl、−F、−Br、−
I、−OH、−OCH3、−CH3、−CF3、−O−C
F3、−CN、又は−NO2を表わし、夫々のjb、m
b、nbはそれぞれ0〜4の整数を表わす。
換基であり、独立に−H、−Cl、−F、−Br、−
I、−OH、−OCH3、−CH3、−CF3、−O−C
F3、−CN、又は−NO2を表わし、夫々のjb、m
b、nbはそれぞれ0〜4の整数を表わす。
【0053】J2は、−CO−O−CrcH2rc−、−O−
CrcH2rc−、−CrcH2rc−、−O−(CsaH2sa−
O)ta−CrdH2rd−、−O−SO2−、−SO2−、−
SO2−CrcH2rc−、−CrcH2rc−N(CpbH2pb+1)
−SO2−、−CrcH2rc−N(CpbH2pb+1)−CO−
であり、rc及びrdは独立に1〜20であり、saは
それぞれの(CsaH2sa−O)に独立に1〜10であ
り、taは1〜6であり、pbは0〜4である。
CrcH2rc−、−CrcH2rc−、−O−(CsaH2sa−
O)ta−CrdH2rd−、−O−SO2−、−SO2−、−
SO2−CrcH2rc−、−CrcH2rc−N(CpbH2pb+1)
−SO2−、−CrcH2rc−N(CpbH2pb+1)−CO−
であり、rc及びrdは独立に1〜20であり、saは
それぞれの(CsaH2sa−O)に独立に1〜10であ
り、taは1〜6であり、pbは0〜4である。
【0054】R4は、−O−(CqcH2qc−O)wa−Cqd
H2qd+1、−(CqcH2qc−O)wa−CqdH2qd+1、−C
qcH2qc−R6、−O−CqcH2qc−R6、−CO−O−C
qcH2qc−R6、又は−O−CO−CqcH2qc−R6を表わ
し、直鎖状、分岐状のいずれであっても良い(但し、R
6は−O−CO−CqdH2qd+1、−CO−O−CqdH
2qd+1、−Cl、−F、−CF3、−NO2、−CN、又
は−Hを表わし、qc及びqdは独立に1〜20の整
数、waは1〜10の整数である)。
H2qd+1、−(CqcH2qc−O)wa−CqdH2qd+1、−C
qcH2qc−R6、−O−CqcH2qc−R6、−CO−O−C
qcH2qc−R6、又は−O−CO−CqcH2qc−R6を表わ
し、直鎖状、分岐状のいずれであっても良い(但し、R
6は−O−CO−CqdH2qd+1、−CO−O−CqdH
2qd+1、−Cl、−F、−CF3、−NO2、−CN、又
は−Hを表わし、qc及びqdは独立に1〜20の整
数、waは1〜10の整数である)。
【0055】R5は、(CxbF2xb−O)za−CyaF
2ya+1で表わされる(但し、上記式中xbはそれぞれの
(CxbF2xb−O)に独立に1〜10であり、yaは1
〜10であり、zaは1〜10である)。
2ya+1で表わされる(但し、上記式中xbはそれぞれの
(CxbF2xb−O)に独立に1〜10であり、yaは1
〜10であり、zaは1〜10である)。
【0056】上記一般式(I)で表わされる化合物は、
特開平2−142753号公報、米国特許第5,08
2,587号に記載の方法によって得ることができる。
かかる化合物の具体例を以下に列挙する。
特開平2−142753号公報、米国特許第5,08
2,587号に記載の方法によって得ることができる。
かかる化合物の具体例を以下に列挙する。
【0057】
【化8】
【0058】
【化9】
【0059】
【化10】
【0060】
【化11】
【0061】
【化12】
【0062】
【化13】
【0063】
【化14】
【0064】
【化15】
【0065】
【化16】
【0066】
【化17】
【0067】
【化18】
【0068】
【化19】 上記一般式(II)で表わされる化合物は、国際公開W
O93/22396、特表平7−506368号公報に
記載の方法によって得ることができる。かかる化合物の
具体例を以下に列挙する。
O93/22396、特表平7−506368号公報に
記載の方法によって得ることができる。かかる化合物の
具体例を以下に列挙する。
【0069】
【化20】
【0070】
【化21】
【0071】
【化22】
【0072】
【化23】
【0073】
【化24】 さらに、液晶組成物において、パーフルオロカーボン鎖
を持たない、いわゆるハイドロカーボンタイプの液晶性
化合物を用いることもできる。その具体例として、以下
の構造のものが挙げられる。
を持たない、いわゆるハイドロカーボンタイプの液晶性
化合物を用いることもできる。その具体例として、以下
の構造のものが挙げられる。
【0074】
【化25】
【0075】
【化26】
【0076】
【化27】
【0077】
【化28】
【0078】
【化29】 ここで、前記一般式(II)で表される化合物がフェニル
ピリミジンコアからなる化合物である、ようにしてもよ
い。
ピリミジンコアからなる化合物である、ようにしてもよ
い。
【0079】さらに、カイラル化合物の具体例としては
以下の構造のものが挙げられるが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
以下の構造のものが挙げられるが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0080】
【化30】
【0081】
【化31】
【0082】
【化32】
【0083】
【化33】
【0084】
【化34】
【0085】
【化35】
【0086】
【化36】
【0087】
【化37】
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】
【0090】
【表3】
【0091】
【表4】
【0092】
【表5】
【0093】
【化38】
【0094】
【化39】
【0095】
【化40】 なお、上述したカイラルスメクチック液晶には、染料や
顔料や酸化防止剤や紫外線吸収剤等の添加物を含有させ
ても良い。
顔料や酸化防止剤や紫外線吸収剤等の添加物を含有させ
ても良い。
【0096】一方、非一軸配向膜7は、絶縁性材料から
なる母材に、導電性制御不純物が添加された導電性微粒
子を分散させて構成している。この母材としては、Si
Ox,TiOx,ZrOx等の酸化物溶融母材や、シロ
キサンポリマーを用いれば良く、微粒子としては、Zn
O、CdO、ZnCdOxの12族(IUPAC無機化
学命名法による族番号。以下同じ)元素の酸化物、Ge
O2 、SnO2 、GeSnOx、TiO2 、ZrO2 、
TiZrOxの4族、14族元素の酸化物、あるいはS
i、SiCの半導体等を用いればよい。さらに、導電性
制御不純物としては、例えば12族酸化物に対しn型不
純物(ドナー:電子伝導を高める不純物)として13族
元素であるAl、Ga、Inが、p型不純物(アクセプ
ター:ホール伝導を高める不純物)として1、11族元
素であるCu、Ag、Au、Liが用いられる。また、
4、14族酸化物に対してn型不純物として15族元素
であるP、As、Sb、Biが、p型不純物として13
族元素であるB、Al、Ga、Inが用いられる。
なる母材に、導電性制御不純物が添加された導電性微粒
子を分散させて構成している。この母材としては、Si
Ox,TiOx,ZrOx等の酸化物溶融母材や、シロ
キサンポリマーを用いれば良く、微粒子としては、Zn
O、CdO、ZnCdOxの12族(IUPAC無機化
学命名法による族番号。以下同じ)元素の酸化物、Ge
O2 、SnO2 、GeSnOx、TiO2 、ZrO2 、
TiZrOxの4族、14族元素の酸化物、あるいはS
i、SiCの半導体等を用いればよい。さらに、導電性
制御不純物としては、例えば12族酸化物に対しn型不
純物(ドナー:電子伝導を高める不純物)として13族
元素であるAl、Ga、Inが、p型不純物(アクセプ
ター:ホール伝導を高める不純物)として1、11族元
素であるCu、Ag、Au、Liが用いられる。また、
4、14族酸化物に対してn型不純物として15族元素
であるP、As、Sb、Biが、p型不純物として13
族元素であるB、Al、Ga、Inが用いられる。
【0097】なお、一軸配向側基板2の表面電位が正の
場合には非一軸配向膜7側にはドナー(n型不純物)を
添加し、負の場合にはアクセプター(p型不純物)を添
加する。また、不純物の添加濃度は、材料の種類及びそ
の結晶化状態(結晶欠陥密度の多寡)によって異なる
が、おおよその目安は材料中の自由電子ないしは自由正
孔の濃度が1×1011〜1×1014/cm3 程度となる
ように設定すれば良い。このとき同時に表面電位は10
0mV程度変えられる。多結晶材料を用いる場合、不純
物の添加効率も考慮して、好ましくは、1×1017〜1
×1020/cm3(母材に対して0.01%〜1%程
度)が実際の添加量となる。不純物添加量に対する表面
電位の変化量は、1桁増やすにともない約50mVに相
当する。
場合には非一軸配向膜7側にはドナー(n型不純物)を
添加し、負の場合にはアクセプター(p型不純物)を添
加する。また、不純物の添加濃度は、材料の種類及びそ
の結晶化状態(結晶欠陥密度の多寡)によって異なる
が、おおよその目安は材料中の自由電子ないしは自由正
孔の濃度が1×1011〜1×1014/cm3 程度となる
ように設定すれば良い。このとき同時に表面電位は10
0mV程度変えられる。多結晶材料を用いる場合、不純
物の添加効率も考慮して、好ましくは、1×1017〜1
×1020/cm3(母材に対して0.01%〜1%程
度)が実際の添加量となる。不純物添加量に対する表面
電位の変化量は、1桁増やすにともない約50mVに相
当する。
【0098】なお、この非一軸配向膜7は、有機溶媒中
に絶縁性微粒子と導電性微粒子とを分散した溶液を塗布
することによって形成すれば良い。ここで、有機溶媒と
しては一般的なものを使用すれば良く、低級アルコー
ル、ケトン類、グリコール類、エーテル類他を挙げるこ
とができる。また、導電性微粒子は粒径が5〜20nm
のものが好ましい。さらに、上述した絶縁性微粒子と導
電性微粒子とは、有機溶媒中に分散されている状態で複
数結合されて、20〜300nmの径の粒子塊を形成す
るように適宜条件を制御して膜を形成する(以下、溶液
中における粒子塊の径を“溶液中の粒子塊径”とす
る)。なお、この溶液中の粒子塊径の最適範囲は絶縁性
微粒子の表面の親水性の度合いによって異なり、親水性
が強い場合には20〜500nmの範囲が望ましく、疎
水性が強い場合には40〜70nmが望ましい。またさ
らに、この導電性微粒子は、膜7が形成された状態でも
複数結合されて、短径(以下、“粒子塊径”とする)が
5〜300nmの粒子塊を形成するようにすると好まし
い。
に絶縁性微粒子と導電性微粒子とを分散した溶液を塗布
することによって形成すれば良い。ここで、有機溶媒と
しては一般的なものを使用すれば良く、低級アルコー
ル、ケトン類、グリコール類、エーテル類他を挙げるこ
とができる。また、導電性微粒子は粒径が5〜20nm
のものが好ましい。さらに、上述した絶縁性微粒子と導
電性微粒子とは、有機溶媒中に分散されている状態で複
数結合されて、20〜300nmの径の粒子塊を形成す
るように適宜条件を制御して膜を形成する(以下、溶液
中における粒子塊の径を“溶液中の粒子塊径”とす
る)。なお、この溶液中の粒子塊径の最適範囲は絶縁性
微粒子の表面の親水性の度合いによって異なり、親水性
が強い場合には20〜500nmの範囲が望ましく、疎
水性が強い場合には40〜70nmが望ましい。またさ
らに、この導電性微粒子は、膜7が形成された状態でも
複数結合されて、短径(以下、“粒子塊径”とする)が
5〜300nmの粒子塊を形成するようにすると好まし
い。
【0099】また、この膜7の体積抵抗率は1×105
〜1×1010Ω・cmとしている。
〜1×1010Ω・cmとしている。
【0100】次に、上述した液晶素子1を用いて液晶表
示装置30を構成した場合について、図3及び図4を参
照して簡単に説明する。
示装置30を構成した場合について、図3及び図4を参
照して簡単に説明する。
【0101】図3は、液晶表示装置の全体構成を示すブ
ロック図であるが、この図に示すように、液晶素子1に
は情報線駆動回路405や走査線駆動回路404が接続
されており、これらの回路404,405には、駆動制
御回路411及びグラフィックコントローラ402が順
に接続されている。このうち、グラフィックコントロー
ラ402は、GCPU(中央演算処理装置)412、ホ
ストCPU413並びにVRAM414を有しており、
画像情報の管理や通信を司っている。また、GCPU4
12から駆動制御回路411へは画像情報やSYNC信
号が送信されるが、この画像情報は、図4に示すよう
に、走査線アドレス情報や表示情報からなっている。こ
のうち、走査線アドレス情報は走査線駆動回路404へ
送られ、表示情報は情報線駆動回路405へ送られるよ
うになっている。
ロック図であるが、この図に示すように、液晶素子1に
は情報線駆動回路405や走査線駆動回路404が接続
されており、これらの回路404,405には、駆動制
御回路411及びグラフィックコントローラ402が順
に接続されている。このうち、グラフィックコントロー
ラ402は、GCPU(中央演算処理装置)412、ホ
ストCPU413並びにVRAM414を有しており、
画像情報の管理や通信を司っている。また、GCPU4
12から駆動制御回路411へは画像情報やSYNC信
号が送信されるが、この画像情報は、図4に示すよう
に、走査線アドレス情報や表示情報からなっている。こ
のうち、走査線アドレス情報は走査線駆動回路404へ
送られ、表示情報は情報線駆動回路405へ送られるよ
うになっている。
【0102】さらに、走査線駆動回路404は、走査線
アドレス情報によって決まる電極9に走査信号を印加す
るようになっており、また情報線駆動回路405は情報
信号を印加するようになっている。なお、液晶素子1の
裏面には光源(不図示)が配置されていて、この光源に
よって液晶素子1を照明するようになっている。
アドレス情報によって決まる電極9に走査信号を印加す
るようになっており、また情報線駆動回路405は情報
信号を印加するようになっている。なお、液晶素子1の
裏面には光源(不図示)が配置されていて、この光源に
よって液晶素子1を照明するようになっている。
【0103】液晶素子1が上述のように良好なスイッチ
ング特性を有することから、図3に示す液晶表示装置3
0は、優れた駆動特性を発揮し、高精細、高速、大面積
の表示装置となる。
ング特性を有することから、図3に示す液晶表示装置3
0は、優れた駆動特性を発揮し、高精細、高速、大面積
の表示装置となる。
【0104】一方、液晶素子1の駆動法としては、例え
ば特開昭59−193426号公報、特開昭59−19
3427号公報、特開昭60−156046号公報、特
開昭60−156047号公報などに開示された駆動法
を適用すればよい。以下、液晶素子1の駆動法につい
て、図5を参照して説明する。
ば特開昭59−193426号公報、特開昭59−19
3427号公報、特開昭60−156046号公報、特
開昭60−156047号公報などに開示された駆動法
を適用すればよい。以下、液晶素子1の駆動法につい
て、図5を参照して説明する。
【0105】図5は、電極に印加する各信号の波形を示
す波形図である。ここで、図5中に符号SS で示す信号
は、選択された走査線に印加する選択走査波形を示して
おり、符号SN で示す信号は、選択されていない非選択
走査波形を示している。また、符号IS で示す信号は、
選択された情報線に印加する選択情報信号(黒)を示し
ており、符号IN で示す信号は、選択されていない情報
線に印加する非選択情報信号(白)を示している。さら
に、符号“IS −SS ”及び“IN −SS ”は、選択さ
れた走査線上の画素に印加される電圧波形を示してお
り、符号“IS −SS ”に示す電圧が印加された画素は
黒の表示状態をとり、符号“IN −SS ”に示す電圧が
印加された画素は白の表示状態をとるようになってい
る。
す波形図である。ここで、図5中に符号SS で示す信号
は、選択された走査線に印加する選択走査波形を示して
おり、符号SN で示す信号は、選択されていない非選択
走査波形を示している。また、符号IS で示す信号は、
選択された情報線に印加する選択情報信号(黒)を示し
ており、符号IN で示す信号は、選択されていない情報
線に印加する非選択情報信号(白)を示している。さら
に、符号“IS −SS ”及び“IN −SS ”は、選択さ
れた走査線上の画素に印加される電圧波形を示してお
り、符号“IS −SS ”に示す電圧が印加された画素は
黒の表示状態をとり、符号“IN −SS ”に示す電圧が
印加された画素は白の表示状態をとるようになってい
る。
【0106】ここで、液晶素子1の駆動例について図6
及び図7を参照して具体的に説明する。
及び図7を参照して具体的に説明する。
【0107】いま、6個の画素に、図6に示すような表
示を行わせる場合を考える。なお、これらの画素を構成
する情報線を符号I1 ,I2 で示し、走査線を符号S
1 ,S2 ,S3 で示すものとする。
示を行わせる場合を考える。なお、これらの画素を構成
する情報線を符号I1 ,I2 で示し、走査線を符号S
1 ,S2 ,S3 で示すものとする。
【0108】図7は、図6に示す表示を行うための駆動
信号の波形を示す波形図であるが、図6に示す表示を行
うためには、 * 3本の走査線S1 ,S2 ,S3 には図示の順序で選
択走査信号SS を印加し、 * 走査線S1 に選択走査信号SS を印加しているとき
に、情報線I1 には非選択情報信号IN を印加すると共
に、情報線I2 には選択情報信号IS を印加し、 * 走査線S2 に選択走査信号SS を印加しているとき
に、情報線I1 及び情報線I2 には非選択情報信号IN
を共に印加し、 * 走査線S3 に選択走査信号SS を印加しているとき
に、情報線I1 及び情報線I2 には選択情報信号IS を
共に印加すれば良い。
信号の波形を示す波形図であるが、図6に示す表示を行
うためには、 * 3本の走査線S1 ,S2 ,S3 には図示の順序で選
択走査信号SS を印加し、 * 走査線S1 に選択走査信号SS を印加しているとき
に、情報線I1 には非選択情報信号IN を印加すると共
に、情報線I2 には選択情報信号IS を印加し、 * 走査線S2 に選択走査信号SS を印加しているとき
に、情報線I1 及び情報線I2 には非選択情報信号IN
を共に印加し、 * 走査線S3 に選択走査信号SS を印加しているとき
に、情報線I1 及び情報線I2 には選択情報信号IS を
共に印加すれば良い。
【0109】ところで、図5に示す走査信号SS は、リ
セットパルス(パルス巾t1 )と書き込みパルス(パル
ス巾t2 )とからなるが、t1 =2t2 (すなわち、t
2 =Δtとした場合にt1 =2Δt)となるようにして
いる。なお、リセットパルスによって前表示状態がリセ
ットされる(本駆動例では白表示状態にリセットされ
る)ようになっている。
セットパルス(パルス巾t1 )と書き込みパルス(パル
ス巾t2 )とからなるが、t1 =2t2 (すなわち、t
2 =Δtとした場合にt1 =2Δt)となるようにして
いる。なお、リセットパルスによって前表示状態がリセ
ットされる(本駆動例では白表示状態にリセットされ
る)ようになっている。
【0110】なお、駆動波形の各パラメータ(VS 、V
I 、並びに△tの値)は使用する液晶材料のスイッチン
グ特性によって決定される。
I 、並びに△tの値)は使用する液晶材料のスイッチン
グ特性によって決定される。
【0111】図8は、バイアス比VI /(VI +VS )
を一定に保ちながら駆動電圧(VS+VI )を変化させ
たときの、駆動電圧(VS +VI )と透過率Tとの関係
(すなわち、V−T特性)を示す図である。ここでは、
Δt=50μsec、バイアス比VI /(VI +VS )
は固定している。
を一定に保ちながら駆動電圧(VS+VI )を変化させ
たときの、駆動電圧(VS +VI )と透過率Tとの関係
(すなわち、V−T特性)を示す図である。ここでは、
Δt=50μsec、バイアス比VI /(VI +VS )
は固定している。
【0112】そして、図8の右側は、前表示状態が黒の
画素に“IN −SS の波形(図5参照)”を印加した場
合のV−T特性を示しており、 0 ≦VS +VI ≦V2 ;白リセットがされず、黒
(前表示状態)が保持される範囲 V2 ≦VS +VI ≦V3 ;黒(前表示状態)が白リ
セットされ、かつ、白保持される範囲 V3 ≦VS +VI ;黒(前表示状態)が白リ
セットされ、白保持されない範囲 であることを示している。
画素に“IN −SS の波形(図5参照)”を印加した場
合のV−T特性を示しており、 0 ≦VS +VI ≦V2 ;白リセットがされず、黒
(前表示状態)が保持される範囲 V2 ≦VS +VI ≦V3 ;黒(前表示状態)が白リ
セットされ、かつ、白保持される範囲 V3 ≦VS +VI ;黒(前表示状態)が白リ
セットされ、白保持されない範囲 であることを示している。
【0113】また、図8の左側は、前表示状態が白の画
素に“IS −SS の波形(図5参照)”を印加した場合
のV−T特性を示しており、 0 ≦VS +VI ≦V1 ;白(前表示状態)が保持
される範囲 V1 ≦VS +VI ;白(前表示状態)がリセ
ットされ、黒書き込みがされる範囲 であることを示している。なお、上述したV1 を“実駆
動閾値電圧”と呼ぶ。
素に“IS −SS の波形(図5参照)”を印加した場合
のV−T特性を示しており、 0 ≦VS +VI ≦V1 ;白(前表示状態)が保持
される範囲 V1 ≦VS +VI ;白(前表示状態)がリセ
ットされ、黒書き込みがされる範囲 であることを示している。なお、上述したV1 を“実駆
動閾値電圧”と呼ぶ。
【0114】つまり、上記〜をまとめると、IN −
SS の波形を印加した場合に適正に白書き込み(白保
持)が行なわれ(上記参照))、かつ、IS −SS の
波形を印加した場合に適正に黒書き込みが行われる(上
記参照)ようにするためには、V2 <V1 <V3 のと
き、 V1 ≦VS +VI ≦V3 でなければならない。
SS の波形を印加した場合に適正に白書き込み(白保
持)が行なわれ(上記参照))、かつ、IS −SS の
波形を印加した場合に適正に黒書き込みが行われる(上
記参照)ようにするためには、V2 <V1 <V3 のと
き、 V1 ≦VS +VI ≦V3 でなければならない。
【0115】ここで、V3 (以下、“クロストーク電
圧”と呼ぶ)は、図5に示す波形“IN −SS ”のVB 1
によって黒書き込みが行われてしまう電圧値(上記参
照)であって、カイラルスメクチック液晶素子を駆動す
る場合一般的に存在すると言ってよい。そして、このク
ロストーク電圧V3 が大きい方が、駆動の上から好まし
い。
圧”と呼ぶ)は、図5に示す波形“IN −SS ”のVB 1
によって黒書き込みが行われてしまう電圧値(上記参
照)であって、カイラルスメクチック液晶素子を駆動す
る場合一般的に存在すると言ってよい。そして、このク
ロストーク電圧V3 が大きい方が、駆動の上から好まし
い。
【0116】なお、このクロストーク電圧V3 を大きく
するにはバイアス比を大きくすれば良いが、バイアス比
を増すことは情報信号の振幅を大きくすることを意味
し、画質的にはちらつきの増大、コントラストの低下を
招き好ましくない。我々の検討でバイアス比1/3〜1
/4程度が実用的であった。
するにはバイアス比を大きくすれば良いが、バイアス比
を増すことは情報信号の振幅を大きくすることを意味
し、画質的にはちらつきの増大、コントラストの低下を
招き好ましくない。我々の検討でバイアス比1/3〜1
/4程度が実用的であった。
【0117】いま、△V(以下、“電圧マージンパラメ
ータと呼ぶ”)を、 △V=(V3 −V1 )/(V3 +V1 ) と定義すると、この電圧マージンパラメータ△Vは、マ
トリクス駆動可能な電圧幅のパラメータとなり、このパ
ラメータ△Vは大きい程良く、このパラメータΔVは液
晶材料のスイッチング特性及び素子構成に強く依存す
る。
ータと呼ぶ”)を、 △V=(V3 −V1 )/(V3 +V1 ) と定義すると、この電圧マージンパラメータ△Vは、マ
トリクス駆動可能な電圧幅のパラメータとなり、このパ
ラメータ△Vは大きい程良く、このパラメータΔVは液
晶材料のスイッチング特性及び素子構成に強く依存す
る。
【0118】なお、以上においては、電圧を変化させる
ことによって液晶のスイッチングを行っているが、電圧
を一定の状態で電圧印加時間Δtを変化させることによ
って該スイッチングを行うようにしてもよい。その場合
には、 M2=(Δt2 −Δt1 )/(Δt2 +Δt1 ) ここで、Δt1 (電圧印加時間閾値)は、上記実駆動閾
値電圧V1 に相当するもの、Δt2 (電圧印加時間クロ
ストーク値)は、上記クロストーク電圧V3 に相当する
もの。で定義する電圧印加時間マージンパラメータ(M
2)は、大きい程良い。
ことによって液晶のスイッチングを行っているが、電圧
を一定の状態で電圧印加時間Δtを変化させることによ
って該スイッチングを行うようにしてもよい。その場合
には、 M2=(Δt2 −Δt1 )/(Δt2 +Δt1 ) ここで、Δt1 (電圧印加時間閾値)は、上記実駆動閾
値電圧V1 に相当するもの、Δt2 (電圧印加時間クロ
ストーク値)は、上記クロストーク電圧V3 に相当する
もの。で定義する電圧印加時間マージンパラメータ(M
2)は、大きい程良い。
【0119】なお、上記電圧マージンパラメータ△V並
びに電圧印加時間マージンパラメータM2は、液晶素子
に固有のものであって、液晶材料や液晶素子の構成に応
じて異なる。また、これらのパラメータ△V,M2は、
環境温度に応じて変化する。したがって、液晶素子の駆
動条件は、液晶材料、液晶素子の構成、環境温度に応じ
て最適化する必要がある。
びに電圧印加時間マージンパラメータM2は、液晶素子
に固有のものであって、液晶材料や液晶素子の構成に応
じて異なる。また、これらのパラメータ△V,M2は、
環境温度に応じて変化する。したがって、液晶素子の駆
動条件は、液晶材料、液晶素子の構成、環境温度に応じ
て最適化する必要がある。
【0120】以下、本実施の形態の効果について説明す
る。
る。
【0121】一般に、一方の基板における膜(例えば、
図1に示す構造では非一軸配向膜7)の表面電位が標準
値に対して変動すると、液晶素子の光学応答の閾値にズ
レが発生する。この表面電位は、膜物性である仕事関数
と電子親和力とによって決まるものであって、これらの
物性値は、一般に膜の化学的組成で与えられるため、表
面電位を連続的に、しかも簡単に制御することは難し
い。
図1に示す構造では非一軸配向膜7)の表面電位が標準
値に対して変動すると、液晶素子の光学応答の閾値にズ
レが発生する。この表面電位は、膜物性である仕事関数
と電子親和力とによって決まるものであって、これらの
物性値は、一般に膜の化学的組成で与えられるため、表
面電位を連続的に、しかも簡単に制御することは難し
い。
【0122】図9は、導電性微粒子としてSnO2 を用
いると共に、絶縁性材料としてSiO2 を用いた場合に
おいて、材料の代表的パラメータである光学的禁制帯幅
Egoptと導電性微粒子の添加率との関係を、導電性微粒
子(SnO2 )の粒径をパラメータとして表したもので
ある。この図より、導電性微粒子の粒径が5〜20nm
の範囲では、該微粒子の添加率が増えれば光学的禁制帯
幅Egoptは連続的に低下するが、導電性微粒子の粒径が
5nmより小さい3nmでは、導電性微粒子の添加率を
変化させても導電性の特性がほとんど現れず、逆に、導
電性微粒子の粒径が20nmよりも大きければ光学的禁
制帯幅Egoptの変化は不連続となることが理解できる。
いると共に、絶縁性材料としてSiO2 を用いた場合に
おいて、材料の代表的パラメータである光学的禁制帯幅
Egoptと導電性微粒子の添加率との関係を、導電性微粒
子(SnO2 )の粒径をパラメータとして表したもので
ある。この図より、導電性微粒子の粒径が5〜20nm
の範囲では、該微粒子の添加率が増えれば光学的禁制帯
幅Egoptは連続的に低下するが、導電性微粒子の粒径が
5nmより小さい3nmでは、導電性微粒子の添加率を
変化させても導電性の特性がほとんど現れず、逆に、導
電性微粒子の粒径が20nmよりも大きければ光学的禁
制帯幅Egoptの変化は不連続となることが理解できる。
【0123】本実施の形態によれば、導電性微粒子の粒
径を5〜20nmの範囲にしているため、その微粒子の
添加率を変化させることにより膜7の物性(光学的禁制
帯幅Egopt等)を連続的に変化させることができる。
径を5〜20nmの範囲にしているため、その微粒子の
添加率を変化させることにより膜7の物性(光学的禁制
帯幅Egopt等)を連続的に変化させることができる。
【0124】一方、導電性微粒子を絶縁性の母材中にて
結合させて導電性微粒子による塊を形成すると共に、こ
の導電性微粒子の繋がり方(すなわち、微粒子同士の接
触状態や粒子塊径)を制御することにより、膜7の抵抗
値や表面電位の値を連続的に、かつ容易に制御できる。
つまり、導電性微粒子の含有量が同じであっても、導電
製微粒子の繋がりがしっかり密に行われれば導電性微粒
子の物性が強く現れて膜7の抵抗値を低くでき、逆に、
導電性微粒子の繋がりが弱く疎になれば絶縁性の母材の
物性が現れて、膜7の抵抗値を高くできる。
結合させて導電性微粒子による塊を形成すると共に、こ
の導電性微粒子の繋がり方(すなわち、微粒子同士の接
触状態や粒子塊径)を制御することにより、膜7の抵抗
値や表面電位の値を連続的に、かつ容易に制御できる。
つまり、導電性微粒子の含有量が同じであっても、導電
製微粒子の繋がりがしっかり密に行われれば導電性微粒
子の物性が強く現れて膜7の抵抗値を低くでき、逆に、
導電性微粒子の繋がりが弱く疎になれば絶縁性の母材の
物性が現れて、膜7の抵抗値を高くできる。
【0125】ここで、図10は、液晶素子の上下の電極
間に印加した電圧を変化させた場合における該電圧と光
透過率との関係(V―T特性)を示したものであり、同
図に示す矢印の行きと帰りの違いはヒステリシスと呼ば
れる量で、理想的には「0」となることが望ましいが、
実用上は駆動電圧の5%以下程度であれば良い。また、
図11は、この閾値電圧のズレΔVと粒子塊径rとの関
係を示した図であるが、この図に明らかなように、粒子
塊径が300nmを越えるとズレ電圧ΔVが3Vを越え
てしまい、事実上素子としての制御はできなくなる。ま
た、膜7の表面の凹凸が大きくなり、液晶分子の配向性
が悪くなるという問題も生ずる。
間に印加した電圧を変化させた場合における該電圧と光
透過率との関係(V―T特性)を示したものであり、同
図に示す矢印の行きと帰りの違いはヒステリシスと呼ば
れる量で、理想的には「0」となることが望ましいが、
実用上は駆動電圧の5%以下程度であれば良い。また、
図11は、この閾値電圧のズレΔVと粒子塊径rとの関
係を示した図であるが、この図に明らかなように、粒子
塊径が300nmを越えるとズレ電圧ΔVが3Vを越え
てしまい、事実上素子としての制御はできなくなる。ま
た、膜7の表面の凹凸が大きくなり、液晶分子の配向性
が悪くなるという問題も生ずる。
【0126】しかし、本実施の形態によれば、導電性微
粒子が結合されて形成された粒子塊径が5〜300nm
の範囲であって300nmを超えないため、ズレ電圧Δ
Vが3V以下となり、駆動制御が可能で、配向性の劣化
という問題も無い。
粒子が結合されて形成された粒子塊径が5〜300nm
の範囲であって300nmを超えないため、ズレ電圧Δ
Vが3V以下となり、駆動制御が可能で、配向性の劣化
という問題も無い。
【0127】また、本実施の形態においては、膜7の形
成を、有機溶媒中に絶縁性微粒子と導電性微粒子とを分
散した溶液を塗布することによって行うと共に、これら
絶縁性微粒子と導電性微粒子は、有機溶媒中に分散され
ている状態で20〜300nmの径の粒子塊を形成する
ようにしているため、上記液晶素子の閾値の制御をより
容易にできる。
成を、有機溶媒中に絶縁性微粒子と導電性微粒子とを分
散した溶液を塗布することによって行うと共に、これら
絶縁性微粒子と導電性微粒子は、有機溶媒中に分散され
ている状態で20〜300nmの径の粒子塊を形成する
ようにしているため、上記液晶素子の閾値の制御をより
容易にできる。
【0128】そして、本実施の形態によれば、自発分極
Psに起因して発生する反電場に関して、また前放置状
態に起因して生じる閾値変化、光学不安定などが改善さ
れた液晶素子を得ることができ、高速駆動が可能で、高
コントラスト、かつ高輝度な液晶素子を得ることができ
る。
Psに起因して発生する反電場に関して、また前放置状
態に起因して生じる閾値変化、光学不安定などが改善さ
れた液晶素子を得ることができ、高速駆動が可能で、高
コントラスト、かつ高輝度な液晶素子を得ることができ
る。
【0129】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に沿って更に
詳細に説明する。 (実施例1)本実施例においては、図1に示す素子構造
における非一軸配向膜7の形成方法等が相違する2種類
の液晶素子(以下、“液晶素子1A”並びに“液晶素子
1B”とする)を作成して、これら2種類の液晶素子1
A,1Bの特性を比較した。
詳細に説明する。 (実施例1)本実施例においては、図1に示す素子構造
における非一軸配向膜7の形成方法等が相違する2種類
の液晶素子(以下、“液晶素子1A”並びに“液晶素子
1B”とする)を作成して、これら2種類の液晶素子1
A,1Bの特性を比較した。
【0130】まず、液晶素子1A,1Bの構造について
説明する。
説明する。
【0131】液晶素子1A,1Bの具体的構造は、図1
に示す液晶素子1と同様である。すなわち、液晶素子1
A,1Bは、所定距離だけ離間した位置に配置される一
軸配向側基板2及び非一軸配向側基板3を備えており、
これらの基板2,3の間には液晶5が挟持されている。
また、一軸配向側基板2の表面には電極9や配向制御膜
10が形成されており、配向制御膜10には、液晶5を
一軸配向させるべく処理がなされている。さらに、非一
軸配向側基板3の表面には電極6や膜7が形成されてお
り、液晶分子に対して非一軸配向特性を示すようになっ
ている。
に示す液晶素子1と同様である。すなわち、液晶素子1
A,1Bは、所定距離だけ離間した位置に配置される一
軸配向側基板2及び非一軸配向側基板3を備えており、
これらの基板2,3の間には液晶5が挟持されている。
また、一軸配向側基板2の表面には電極9や配向制御膜
10が形成されており、配向制御膜10には、液晶5を
一軸配向させるべく処理がなされている。さらに、非一
軸配向側基板3の表面には電極6や膜7が形成されてお
り、液晶分子に対して非一軸配向特性を示すようになっ
ている。
【0132】次に、液晶素子1Aの製造方法について説
明する。
明する。
【0133】まず、一般的なDCスパッタ装置とITO
(インジウム ティン オキサイド)のターゲットとを
用い、基板2,3の表面にITO膜をスパッタリング形
成した。なお、このスパッタリングにおいては、スパッ
タ装置のパワーを1W/cm2 とし、スパッタガスには
ArとO2 の混合ガス(Ar:90SCCM,O2 :1
0SCCM)を用い、放電時間を2.5分間として、I
TO膜の膜厚が700Åになるようにした。そして、こ
のITO膜を、通常の湿式エッチング法によって所望の
形状にパターニングし、電極6,9を作成した。
(インジウム ティン オキサイド)のターゲットとを
用い、基板2,3の表面にITO膜をスパッタリング形
成した。なお、このスパッタリングにおいては、スパッ
タ装置のパワーを1W/cm2 とし、スパッタガスには
ArとO2 の混合ガス(Ar:90SCCM,O2 :1
0SCCM)を用い、放電時間を2.5分間として、I
TO膜の膜厚が700Åになるようにした。そして、こ
のITO膜を、通常の湿式エッチング法によって所望の
形状にパターニングし、電極6,9を作成した。
【0134】次に、一方の基板(一軸配向側基板)2の
表面には、下記構造式のポリイミドをNMP,nBCの
混合液(2:1)で0.8wt%に希釈した溶液を、3
000rpm,20秒の条件でスピンコートし、これを
200℃で60分間焼成して、厚さ50Åの配向制御膜
(ポリイミド膜)10を形成した。その後、この配向制
御膜10に、回転数1000rpm、押し込み量0.4
mm、送りスピード10mm/sec、片方向4回のラ
ビング処理を施した。
表面には、下記構造式のポリイミドをNMP,nBCの
混合液(2:1)で0.8wt%に希釈した溶液を、3
000rpm,20秒の条件でスピンコートし、これを
200℃で60分間焼成して、厚さ50Åの配向制御膜
(ポリイミド膜)10を形成した。その後、この配向制
御膜10に、回転数1000rpm、押し込み量0.4
mm、送りスピード10mm/sec、片方向4回のラ
ビング処理を施した。
【0135】
【化41】 また、他方の基板(非一軸配向側基板)3の表面には、
溶液(SiOxの重合体からなるシリコン酸化物と、粒
径が約10nmのSnOxの酸化物超微粒子とをエタノ
ール中に分散した溶液)を、1000rpm,10秒の
条件でスピンコートした。この際、溶液は機械的分散時
間を長くし、溶液中の粒子塊径が約30nmとなったも
のを用いた。これを200℃で60分間焼成して、厚さ
1500Åの膜7を形成した。
溶液(SiOxの重合体からなるシリコン酸化物と、粒
径が約10nmのSnOxの酸化物超微粒子とをエタノ
ール中に分散した溶液)を、1000rpm,10秒の
条件でスピンコートした。この際、溶液は機械的分散時
間を長くし、溶液中の粒子塊径が約30nmとなったも
のを用いた。これを200℃で60分間焼成して、厚さ
1500Åの膜7を形成した。
【0136】次に、一軸処理側基板2の配向制御膜10
表面には、2.2μm径のSiO2微粒子を含有させた
溶液をスピンコート法によって塗布し、これを加熱し
て、SiO2 微粒子を配向制御膜10の表面に分散固着
させた。さらに、トレパール粒子(東レ製、粒径約5μ
mの接着粒子)を含有させた溶液をスピンコート法によ
って塗布し、同じく加熱してトレパール粒子を分散固着
させた。
表面には、2.2μm径のSiO2微粒子を含有させた
溶液をスピンコート法によって塗布し、これを加熱し
て、SiO2 微粒子を配向制御膜10の表面に分散固着
させた。さらに、トレパール粒子(東レ製、粒径約5μ
mの接着粒子)を含有させた溶液をスピンコート法によ
って塗布し、同じく加熱してトレパール粒子を分散固着
させた。
【0137】また、印刷機を用いて、非一軸処理側基板
3の所望の位置にシール剤を塗布し、これを90℃で5
分間プリベークした。
3の所望の位置にシール剤を塗布し、これを90℃で5
分間プリベークした。
【0138】さらに、基板2と基板3とを、プレス機を
用いて50gf/cm2 の圧力で圧着し、同じ圧力をエ
アークッションにて加えた状態で、110℃、90分間
の加熱を行ない、シール剤を硬化させ、これら2枚の基
板2,3を貼り合わせた。
用いて50gf/cm2 の圧力で圧着し、同じ圧力をエ
アークッションにて加えた状態で、110℃、90分間
の加熱を行ない、シール剤を硬化させ、これら2枚の基
板2,3を貼り合わせた。
【0139】このあと上記作業でできあがった空素子
を、通常のロードロック式の真空室内に入れ、1×10
-5Torrまで真空引きしたあと、1×10-2Torr
の真空中で95℃に加熱した液晶貯留槽に注入口をつけ
るように浸し、液晶を空素子内に注入した。
を、通常のロードロック式の真空室内に入れ、1×10
-5Torrまで真空引きしたあと、1×10-2Torr
の真空中で95℃に加熱した液晶貯留槽に注入口をつけ
るように浸し、液晶を空素子内に注入した。
【0140】次に、液晶素子1Bの製造方法について説
明する。
明する。
【0141】基板2,3の表面には、上述と同様の方法
で電極6,9を形成した。また、一方の基板(一軸配向
側基板)2の表面には、上述と同様の方法で配向制御膜
(ポリイミド膜)10を形成すると共に、その配向制御
膜10の表面にはラビング処理を施した。
で電極6,9を形成した。また、一方の基板(一軸配向
側基板)2の表面には、上述と同様の方法で配向制御膜
(ポリイミド膜)10を形成すると共に、その配向制御
膜10の表面にはラビング処理を施した。
【0142】次に、他方の基板(非一軸配向側基板)3
の表面には、液晶素子1Aと同じ溶液(SiOxの重合
体からなるシリコン酸化物と、粒径が約10nmのSn
Oxの酸化物超微粒子とをエタノール中に分散した溶
液)を、1000rpm,10秒の条件でスピンコート
した。この際、溶液の機械的分散時間を標準としたた
め、溶液中の粒子塊径が約60nmであった。これを2
00℃で60分間焼成して、厚さ1500Åの膜7を形
成した。
の表面には、液晶素子1Aと同じ溶液(SiOxの重合
体からなるシリコン酸化物と、粒径が約10nmのSn
Oxの酸化物超微粒子とをエタノール中に分散した溶
液)を、1000rpm,10秒の条件でスピンコート
した。この際、溶液の機械的分散時間を標準としたた
め、溶液中の粒子塊径が約60nmであった。これを2
00℃で60分間焼成して、厚さ1500Åの膜7を形
成した。
【0143】さらに、上述と同様の方法で、SiO2 微
粒子並びにトレパール粒子の分散固着、及びシール剤の
塗布等を行った後に、2枚の基板2,3を貼り合わせ、
液晶注入を行った。
粒子並びにトレパール粒子の分散固着、及びシール剤の
塗布等を行った後に、2枚の基板2,3を貼り合わせ、
液晶注入を行った。
【0144】尚、上記素子における他方の基板(非一軸
配向側基板)について膜の抵抗値(体積抵抗)を測定し
た(実際には測定用のサンプルを別途作製して測定)。
配向側基板)について膜の抵抗値(体積抵抗)を測定し
た(実際には測定用のサンプルを別途作製して測定)。
【0145】次に、膜7等の膜の抵抗値を測定する手段
について、図12及び図13を参照して説明する。
について、図12及び図13を参照して説明する。
【0146】図12は、膜の膜厚方向における抵抗値を
測定するための系を示した図であり、符号20は、測定
対象の膜であり、電極21と電極22との間に電流を流
して測定を行うものである。ここで、一方の電極21
は、Alからなる直径1mmφの電極であり、他方の電
極22は、ITOからなる電極である。
測定するための系を示した図であり、符号20は、測定
対象の膜であり、電極21と電極22との間に電流を流
して測定を行うものである。ここで、一方の電極21
は、Alからなる直径1mmφの電極であり、他方の電
極22は、ITOからなる電極である。
【0147】また、図13は、膜の膜面方向における抵
抗値を測定するための系を示した図であり、符号23
は、測定対象の膜であり、電極25と電極26との間に
電流を流して測定を行うものである。
抗値を測定するための系を示した図であり、符号23
は、測定対象の膜であり、電極25と電極26との間に
電流を流して測定を行うものである。
【0148】本実施例によれば、液晶素子1Aにおける
膜7のシート抵抗は約3×1011Ω/□で、体積抵抗率
は5×106 Ω・cmであったのに対し、液晶素子1B
における膜7のシート抵抗は約3×1010Ω/□で、体
積抵抗率は5×105 Ω・cmであり、後者の方が前者
よりも抵抗が小さく、隣接画素間の電気的分離能力が劣
っていることが理解できた。
膜7のシート抵抗は約3×1011Ω/□で、体積抵抗率
は5×106 Ω・cmであったのに対し、液晶素子1B
における膜7のシート抵抗は約3×1010Ω/□で、体
積抵抗率は5×105 Ω・cmであり、後者の方が前者
よりも抵抗が小さく、隣接画素間の電気的分離能力が劣
っていることが理解できた。
【0149】また、V−T特性の非対称性(すなわち、
閾値電圧のズレΔV)は、液晶素子1Aが約0.3〜
0.4Vと小さい値であったのに対し、液晶素子1Bは
1.5Vと大きく、駆動上大きな問題が生じた。
閾値電圧のズレΔV)は、液晶素子1Aが約0.3〜
0.4Vと小さい値であったのに対し、液晶素子1Bは
1.5Vと大きく、駆動上大きな問題が生じた。
【0150】さらに、作成した液晶素子1Aを駆動する
と、ちらつきや不良表示領域の成長などは見られず、極
めてよい双安定性が得られ、焼き付きや単安定性の進行
などが充分抑制されていることを確認した。
と、ちらつきや不良表示領域の成長などは見られず、極
めてよい双安定性が得られ、焼き付きや単安定性の進行
などが充分抑制されていることを確認した。
【0151】これに対して、もう一方の液晶素子1Bを
駆動すると、残像や不良表示領域の成長や焼きつきが多
少観察された。 (実施例2)本実施例においては、図1に示す素子構造
における非一軸配向膜7の形成方法等が相違する2種類
の液晶素子(以下、“液晶素子2A”並びに“液晶素子
2B”とする)を作成した。
駆動すると、残像や不良表示領域の成長や焼きつきが多
少観察された。 (実施例2)本実施例においては、図1に示す素子構造
における非一軸配向膜7の形成方法等が相違する2種類
の液晶素子(以下、“液晶素子2A”並びに“液晶素子
2B”とする)を作成した。
【0152】一方の液晶素子2Aにおいては、膜7を形
成するための溶液として、ラダー型のポリシロキサン
と、粒径が約10nmのSnOxの酸化物超微粒子とを
エタノール中に分散した溶液を使用し、この溶液を10
00rpm,10秒の条件でスピンコートした。この
際、溶液は機械的分散時間を長くし、溶液中の粒子塊径
が約40nmとなったものを用いた。スピンコートをし
た後、200℃で60分間焼成し、膜7の厚さを250
0Åとした。なお、他の構成及び製造方法は上記実施例
1と同様とした。
成するための溶液として、ラダー型のポリシロキサン
と、粒径が約10nmのSnOxの酸化物超微粒子とを
エタノール中に分散した溶液を使用し、この溶液を10
00rpm,10秒の条件でスピンコートした。この
際、溶液は機械的分散時間を長くし、溶液中の粒子塊径
が約40nmとなったものを用いた。スピンコートをし
た後、200℃で60分間焼成し、膜7の厚さを250
0Åとした。なお、他の構成及び製造方法は上記実施例
1と同様とした。
【0153】他方の液晶素子2Bにおいては、膜7を形
成するための溶液として、液晶素子2Aと同じ溶液(ラ
ダー型のポリシロキサンと、粒径が約10nmのSnO
xの酸化物超微粒子とをエタノール中に分散した溶液)
を使用し、この溶液を1500rpm,10秒の条件で
スピンコートした。この際、溶液の機械的分散時間を標
準としたため、溶液中の粒子塊径が約60nmであっ
た。スピンコートをした後、200℃で60分間焼成
し、膜7の厚さを2500Åとした。なお、他の構成及
び製造方法は上記実施例1と同様とした。
成するための溶液として、液晶素子2Aと同じ溶液(ラ
ダー型のポリシロキサンと、粒径が約10nmのSnO
xの酸化物超微粒子とをエタノール中に分散した溶液)
を使用し、この溶液を1500rpm,10秒の条件で
スピンコートした。この際、溶液の機械的分散時間を標
準としたため、溶液中の粒子塊径が約60nmであっ
た。スピンコートをした後、200℃で60分間焼成
し、膜7の厚さを2500Åとした。なお、他の構成及
び製造方法は上記実施例1と同様とした。
【0154】本実施例の素子における非一軸配向側基板
における膜7の抵抗について評価した。液晶素子2Aに
おける膜7のシート抵抗は約3×1012Ω/□で、体積
抵抗率は7.5×107 Ω・cmであったのに対し、液
晶素子2Bにおける膜7のシート抵抗は約3×109 Ω
/□で、体積抵抗率は7.5×104 Ω・cmであり、
後者の方が前者よりも抵抗が小さく、隣接画素間の電気
的分離能力が劣っていることが理解できた。
における膜7の抵抗について評価した。液晶素子2Aに
おける膜7のシート抵抗は約3×1012Ω/□で、体積
抵抗率は7.5×107 Ω・cmであったのに対し、液
晶素子2Bにおける膜7のシート抵抗は約3×109 Ω
/□で、体積抵抗率は7.5×104 Ω・cmであり、
後者の方が前者よりも抵抗が小さく、隣接画素間の電気
的分離能力が劣っていることが理解できた。
【0155】また、V−T特性の非対称性(すなわち、
閾値電圧のズレΔV)は、液晶素子2Aが約0〜0.1
V、液晶素子2Bは0.4〜0.5Vであり、駆動上大
きな問題は生じなかった。
閾値電圧のズレΔV)は、液晶素子2Aが約0〜0.1
V、液晶素子2Bは0.4〜0.5Vであり、駆動上大
きな問題は生じなかった。
【0156】さらに、作成した液晶素子2Aを駆動する
と、ちらつきや不良表示領域の成長などは見られず、非
常に高精細な画像も実現できた。
と、ちらつきや不良表示領域の成長などは見られず、非
常に高精細な画像も実現できた。
【0157】これに対して、もう一方の液晶素子2Bを
駆動すると、隣接ライン間でショートが発生し、1ライ
ン毎に表示不能が起こり、表示品質の悪化が確認され
た。
駆動すると、隣接ライン間でショートが発生し、1ライ
ン毎に表示不能が起こり、表示品質の悪化が確認され
た。
【0158】
【発明の効果】本発明によれば、粒径が5〜20nmの
導電性微粒子を絶縁性の母材中に分散させて非一軸配向
膜を構成しているため、その微粒子の添加率を変化させ
ることにより非一軸配向膜の物性を連続的に変化させる
ことができる。
導電性微粒子を絶縁性の母材中に分散させて非一軸配向
膜を構成しているため、その微粒子の添加率を変化させ
ることにより非一軸配向膜の物性を連続的に変化させる
ことができる。
【0159】また、導電性微粒子を絶縁性の母材中にて
結合させて導電性微粒子による粒子塊を形成するように
しているため、この導電性微粒子の繋がり方(すなわ
ち、微粒子同士の接触状態や粒子塊径)を制御すること
により、抵抗値や表面電位の値を連続的に、かつ容易に
制御できる。特に、本発明によれば、導電性微粒子が結
合されて形成された粒子塊の短径が5〜300nmの範
囲であって300nmを超えないため、ズレ電圧が3V
以下となり、駆動制御が可能で、配向性の劣化という問
題も無い。
結合させて導電性微粒子による粒子塊を形成するように
しているため、この導電性微粒子の繋がり方(すなわ
ち、微粒子同士の接触状態や粒子塊径)を制御すること
により、抵抗値や表面電位の値を連続的に、かつ容易に
制御できる。特に、本発明によれば、導電性微粒子が結
合されて形成された粒子塊の短径が5〜300nmの範
囲であって300nmを超えないため、ズレ電圧が3V
以下となり、駆動制御が可能で、配向性の劣化という問
題も無い。
【0160】さらに、本発明によれば、自発分極Psに
起因して発生する反電場に関して、また前放置状態に起
因して生じる閾値変化、光学不安定などが改善された液
晶素子を得ることができ、高速駆動が可能で、高コント
ラスト、かつ高輝度な液晶素子を得ることができる。
起因して発生する反電場に関して、また前放置状態に起
因して生じる閾値変化、光学不安定などが改善された液
晶素子を得ることができ、高速駆動が可能で、高コント
ラスト、かつ高輝度な液晶素子を得ることができる。
【0161】また、本発明によれば、ヒステリシスを小
さくして、書き込み不良や焼きつきを防止することがで
きる。また、残像を抑えて、速い応答性を得ることがで
き、ちらつきや不良表示領域の成長を防止できる。
さくして、書き込み不良や焼きつきを防止することがで
きる。また、残像を抑えて、速い応答性を得ることがで
き、ちらつきや不良表示領域の成長を防止できる。
【図1】本発明に係る液晶素子の一実施の形態を示す断
面図。
面図。
【図2】電極の形状等を示す模式図。
【図3】液晶素子を組み込んだ液晶表示装置の全体構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図4】本発明に係る液晶素子とグラフィックコントロ
ーラとの間の画像情報通信状態を示すタイミングチャー
ト図。
ーラとの間の画像情報通信状態を示すタイミングチャー
ト図。
【図5】電極に印加する各信号の波形を示す波形図。
【図6】表示状態の一例を示す模式図。
【図7】図6に示す表示を行うための駆動信号の波形
図。
図。
【図8】駆動電圧と透過率との関係(すなわち、V−T
特性)を示す図。
特性)を示す図。
【図9】導電微粒子の添加率と光学的禁制帯幅Egoptと
の関係を示す図。
の関係を示す図。
【図10】液晶素子におけるヒステリシス等を説明する
ための図。
ための図。
【図11】導電制微粒子からなる粒子塊の径とズレ電圧
との関係を示す図。
との関係を示す図。
【図12】膜厚方向の体積抵抗測定系を示す説明図。
【図13】膜面方向の体積抵抗測定系を示す説明図。
【符号の説明】 1 液晶素子 2 一軸配向側基板 3 非一軸配向側基板 5 液晶 7 非一軸配向膜 10 配向制御膜(一軸配向膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02F 1/141 G02F 1/137 510
Claims (6)
- 【請求項1】 対向する一対の基板間に液晶を挟持し、
少なくとも一方の基板が液晶分子に対して一軸配向特性
を示す液晶素子であって、 前記一対の基板の少なくとも一方が、 絶縁性の母材中に導電性微粒子を分散して構成され、前
記導電性微粒子の粒径が5〜20nmであり、該導電性
微粒子が複数結合されて短径が5〜300nmの粒子塊
を形成し、かつ、体積抵抗率が1×105 〜1×1010
Ω・cmである膜を有する、 ことを特徴とする液晶素子。 - 【請求項2】 一方の基板が液晶分子に対して一軸配向
特性を有し、他方の基板が液晶分子に対して非一軸配向
特性を有するものであり、少なくとも該非一軸配向特性
を有する基板が前記導電性微粒子が分散されて構成され
た膜を有する、請求項1記載の液晶素子。 - 【請求項3】 前記一方の基板が、液晶分子に対して一
軸配向特性を示す一軸配向膜を有する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶素子。 - 【請求項4】 前記液晶が、フルオロカーボン末端鎖及
び炭化水素末端鎖からなり、該両末端鎖が中心核によっ
て結合され、スメクチック中間相または潜在的スメクチ
ック中間相を持つフッ素含有液晶化合物を含有するカイ
ラルスメクチック液晶である、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶素子。 - 【請求項5】 前記フッ素含有液晶化合物が、以下の一
般式(I)で表される、ことを特徴とする請求項4に記
載の液晶素子。 【化1】 を表わす。ga、ha、iaは独立に0〜3の整数(但
し、ga+ha+iaは少なくとも2である)を表わ
す。夫々のL1とL2は独立に、単結合、−CO−O
−、−O−CO−、−COS−、−S−CO−、−CO
−Se−、−Se−CO−、−CO−Te−、−Te−
CO−、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C≡C
−、−CH=N−、−N=CH−、−CH2−O−、−
O−CH2−、−CO−又は−O−を表わす。夫々のX
1、Y1、Z1はA1、A2、A3の置換基であり、独
立に−H、−Cl、−F、−Br、−I、−OH、−O
CH3、−CH3、−CN、又は−NO2を表わし、夫
々のja、ma、naは独立に0〜4の整数を表わす。
J1は、−CO−O−(CH2)ra−、−O−(CH
2)ra−、−(CH2)ra−、−O−SO2−、−
SO2−、−SO2−(CH2)ra−、−O−(CH
2)ra−O−(CH2)rb−、−(CH2)ra−
N(CpaH2pa+1)−SO2−、又は−(C
H2)ra−N(CpaH2pa+1)−CO−を表わ
す。ra及びrbは、独立に1〜20であり、paは0
〜4である。R1は、−O−CqaH2qa−O−C
qbH2qb+1、−CqaH2qa−O−CqbH
2qb+1、−CqaH2qa−R3、−O−CqaH
2qa−R3、−CO−O−CqaH2qa−R3、又
は−O−CO−CqaH2qa−R3を表わし、直鎖
状、分岐状のいずれであっても良い(但し、R3は、−
O−CO−CqbH2qb+1、−CO−O−CqbH
2qb+1、−H、−Cl、−F、−CF3、−N
O2、−CNを表わし、qa及びqbは独立に1〜20
である)。R2はCxaF2xa−Xを表わす(Xは−
H又は−Fを表わし、xaは1〜20の整数である)。 - 【請求項6】 前記フッ素含有液晶化合物が、以下の一
般式(II)で表される、ことを特徴とする請求項4に記
載の液晶素子。 【化2】 を表わす。gb、hb、ibはそれぞれ独立に0〜3の
整数(但し、gb+hb+ibは少なくとも2である)
を表わす。夫々のL3、L4は独立に、単結合、−CO
−O−、−O−CO−、−CO−S−、−S−CO−、
−CO−Se−、−Se−CO−、−CO−Te−、−
Te−CO−、−(CH2CH2)ka−(kaは1〜
4)、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=N−、−
N=CH−、−CH2−O−、−O−CH2−、−CO
−又は−O−を表わす。夫々のX2、Y2、Z2は
A4、A5、A6の置換基であり、独立に−H、−C
l、−F、−Br、−I、−OH、−OCH3、−CH
3、−CF3、−O−CF3、−CN、又は−NO2を
表わし、夫々のjb、mb、nbはそれぞれ0〜4の整
数を表わす。J2は、−CO−O−CrcH2rc−、
−O−CrcH2rc−、−CrcH2rc−、−O−
(CsaH2sa−O)ta−CrdH2rd−、−O
−SO2−、−SO2−、−SO2−CrcH
2rc−、−CrcH2rc−N(C
pbH2pb+1)−SO2−、−CrcH2rc−N
(CpbH2pb+1)−CO−であり、rc及びrd
は独立に1〜20であり、saはそれぞれの(CsaH
2sa−O)に独立に1〜10であり、taは1〜6で
あり、pbは0〜4である。R4は、−O−(CqcH
2qc−O)wa−CqdH2qd+1、−(CqcH
2qc−O)wa−CqdH2qd+1、−CqcH
2qc−R6、−O−CqcH2qc−R6、−CO−
O−CqcH2qc−R6、又は−O−CO−CqcH
2qc−R6を表わし、直鎖状、分岐状のいずれであっ
ても良い(但し、R6は−O−CO−CqdH
2qd+1、−CO−O−CqdH2qd+1、−C
l、−F、−CF3、−NO2、−CN、又は−Hを表
わし、qc及びqdは独立に1〜20の整数、waは1
〜10の整数である)。R5は、(CxbF2xb−
O)za−CyaF2ya+1で表わされる(但し、上
記式中xbはそれぞれの(CxbF2xb−O)に独立
に1〜10であり、yaは1〜10であり、zaは1〜
10である)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9164738A JPH1114992A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 液晶素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9164738A JPH1114992A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 液晶素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1114992A true JPH1114992A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15798973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9164738A Pending JPH1114992A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 液晶素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1114992A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004029801A (ja) * | 1999-03-12 | 2004-01-29 | Minolta Co Ltd | 液晶表示装置及び表示システム |
| WO2005122214A1 (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Ngk Insulators, Ltd. | 発光容器および高圧放電灯用発光容器 |
| JP2006030920A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-02 | International Display Technology Kk | イオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法及び液晶表示パネル |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP9164738A patent/JPH1114992A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004029801A (ja) * | 1999-03-12 | 2004-01-29 | Minolta Co Ltd | 液晶表示装置及び表示システム |
| WO2005122214A1 (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Ngk Insulators, Ltd. | 発光容器および高圧放電灯用発光容器 |
| JP2006030920A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-02 | International Display Technology Kk | イオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法及び液晶表示パネル |
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