JPH11198242A - ホースとホースの製造方法 - Google Patents
ホースとホースの製造方法Info
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Abstract
が捩じれたり、軸方向に伸びることはないホースを提供
することにある。 【解決手段】縦糸13と横糸14とを筒状に織成したジ
ャケット12の少なくとも内側にチューブ15からなる
ライニングを施したホース11において、ホース11の
使用時における捩じれに相当する捩じれを成形加工時に
加えて加工したことを特徴とする。
Description
ス等のホースとホースの製造方法に関する。
である「織成したジャケットの少なくとも内側にライニ
ングを施した」ホース構造となったのは、1780〜1
880年頃に麻ホースの技術が完成してからである。こ
のホ一スは当然「捩れと伸び」の問題を抱えていたが、
当時のホース使用時の水圧は0.5〜5kgf/cm2
程度であり、使用圧力が低いので「捩れと伸び」の問題
が顕在化しなかった。
0年頃になるとゴムで内張りが施されるようになり、国
内に於いても昭和23年(1948年)から内張りホー
スが生産されるようになった。その後、消防ホースと消
防ポンプの性能が上昇し、使用時の水圧が13〜16k
gf/cm2 程度になってくるに従い「捩れと伸び」の
問題が顕在化してきた。
基づく自治省令規格「消防用ホースの技術上の規格を定
める省令」(昭和43年自治省令第27号)が制定され
るとホース製作後に全数「使用圧力の2倍の圧力」で試
験を行うこととなった。実際に使用圧力の2倍である2
5〜32kgf/cm2 程度で加圧すると大きく捩れ
る。よって、これらの問題を解決するため、実開平1−
154386号公報(ホース)、特開昭58−1399
74号公報(柔軟な筒状袋体の捩じれを矯正する方法及
び装置)、特公昭56−4458号公報(ホースの捩じ
れを矯正する装置)及び実公昭52−24609号公報
(消防用ホース)が開発された。
て伸びる」という、操作上好ましくない特性を抱えたま
まであった。しかし、この特性はホースの基本構造が決
まった18世紀から一貫して背負った問題であり、なお
かつ、使用圧力の高圧化と省令規格の制定で問題が顕在
化してからでも15年間程度経過した昭和58年(19
83年)頃になると、消防隊自身が完全に消防ホースの
特性として受入れ、この「負の特性を使いこなせて消防
プロ」と云う意識になってしまった。
で捩れて伸びる」問題とは別の保形ホースの「捩れ規
格」の問題であるが、昭和62年(1987年)に発生
した特殊老人ホームの火災に端を発して急遽国内で保形
ホ−スが開発された。この保形ホースは国内の消防ホー
ス各社が同時に並行して開発を進め、昭和63年(19
88年)1月29日に各社が一括して国への特例申請し
たものである。
小さく、太いモノフィラメントを使用する」ので、捩れ
規格の「200度毎メートル」を満足せず270度毎メ
ートル程度になってしまうと云う問題が発生した。この
解決方法として、保形ホースのライニング加工を行う時
に捩れの半分程度だけ事前に捩ってから加硫することに
より捩れたホースを作り、見かけ上の捩れを減らして規
格を満足させると云うことがなされた。
スは細いので捩れる力も弱く、なおかつ、消防ホースは
捩れるのが当たり前と考えていた。しかし、平成7年
(1995年)1月17日の阪神淡路大震災を教訓に開
発された内径が100〜150mmの大口径ホースが使
用されるようになると、捩れや伸びが人間の力の範囲を
超えてしまい、使いこなすことが出来ないと云う問題が
発生した。従来の65mm程度のホースなら「捩れと伸
び」によってホースが蛇行した場合、引っ張って直線に
伸ばしてやることが出来た。しかし、大口径ホースはこ
れが出来ないので大きな蛇行で道路の全面をふさいでし
まったり、大幅に圧力損失が増加したり、ホースブリッ
ジがホースの振れによって移動してしまったりという問
題が新たに発生してきた。また、近年消防訓練の一環で
ある操法大会が活性化してきており、「1秒でも早く綺
麗にホースを延長して放水し、その後巻き取る」と云う
特性が強く求められるようになった。よって、ホースに
対する「捩れ伸び」の問題が再び顕在化してきた。
は、軽量で、柔軟性があり、ホースがリールに対して螺
旋状に巻回されたり、ハンガー等に蛇行状に屈曲されて
保管されている。そして、このホースの基端部が接続口
金を介して消火栓に接続され先端部に放水ノズルが設け
られている。
持って引き出すことにより、リールが回転してホースを
必要な長さだけ引き出すことができ、またハンガー等に
蛇行状に屈曲されたホースはハンガーから外してホース
を必要な長さだけ引き出すことができる。
ジャケットの内面にゴムまたは合成樹脂のライニング層
を施したジャケットホースが用いられている。すなわ
ち、繊維よりなる縦糸と横糸とを筒状に織成し、このジ
ャケットの内側にゴムまたは合成樹脂のライニング層を
施している。
に真っ直ぐ入った縦糸とコイルスプリングのように左ね
じの方向で螺旋状に入った横糸から成り立っている。こ
のホースに内圧が加わると、ホース内径が大きくなる方
向での力が発生し、横糸が伸びると共に内径を大きくす
るために捩れが発生する。
る横糸」に対して、真っ直ぐに入った縦糸が斜めにさせ
られるので距離が長くなり、この「縦糸が伸ばされる
力」(抵抗力)が釣り合った結果として決まる。ただ
し、内圧によって縦糸が軸方向に伸ばされることによる
回転への抵抗力の方が大きく、これが加味された結果と
釣り合って決まる(当然、ライニング層が伸ばされる力
も抵抗力として働く)。
に使用圧力が加わったときに、ホースに捩じれが発生す
ると、放水ノズルに回転力や振れが加わり、放水ノズル
を手に持って消火作業する作業者にとっては大きな負担
が加わる。また、ホースの途中が真っ直ぐにならず、蛇
行するためホースが波打ちしたり、圧力損失も大きく、
またホースを道路に沿って這わせた場合には車両の通行
を妨げる原因となる。
ると、内圧によって軸方向に伸ばされた縦糸は元に戻っ
てホースの伸びが戻るとともに、ホースが捩れて縦糸が
斜めになったことによる縦糸の伸びも戻ろうとするの
で、この力が唯一ホースの捩れを元に戻そうという力に
なる。ただし、捩れたホースに回転力を加えずに、ただ
軸方向に引っ張っただけでは捩れをなかなか戻せないこ
とからも判るように、この捩れを戻す力は弱い。したが
って、ホースを消火栓のリールに巻回しようとしても、
またハンガーに櫛掛けしようとしても、ホースの抵抗が
大きく、格納し難いという問題がある。
もので、その目的とするところは、ホースに使用圧力が
加わったときにホースが捩じれたり、軸方向に伸びるこ
とはなく、捩じれ、伸びによる前述した不具合を解消で
きるホースとホースの製造方法を提供することにある。
的を達成するために、請求項1は、縦糸と横糸とを筒状
に織成したジャケットの少なくとも内側にライニングを
施したホースにおいて、ホースの使用時における捩じれ
に相当する捩じれをホース成形加工時に加えて加工した
ことを特徴とする。
たジャケットの少なくとも内側にライニングを施したホ
ースにおいて、ホースの使用時における軸方向の伸びに
相当する伸びをホース成形加工時に加えて加工したこと
を特徴とする。
ライニング材は、熱可塑性エラストマーであり、これを
加熱冷却して加工することを特徴とする。請求項4は、
請求項1または2記載の前記縦糸または横糸の一部は低
融点繊維であり、これを加熱して縦糸または横糸または
ライニングと接着することを特徴とする。
ジャケットの縦糸の太さを横糸の太さより太くし、織物
における縦糸の波高を横糸の波高よりも小さくしたこと
を特徴とする。
たジャケットの少なくとも内側にライニングを施したホ
ースの製造方法において、前記ジャケットの内部に接着
性を有するエラストマーのチューブを配する第1の工程
と、前記チューブを含むジャケットに,捩じれと軸方向
の伸びの少なくとも一方を加えて固定的に保持する第2
の工程と、前記ジャケット内のチューブに加圧加熱して
チューブをジャケットに接着したのち冷却する第3の工
程とからなることを特徴とする。
たジャケットの少なくとも内側にライニングを施したホ
ースの製造方法において、前記ジャケットに,捩じれと
軸方向の伸びの少なくとも一方を加えて固定的に保持す
る第1の工程と、前記ジャケットの内部に接着性を有す
るエラストマーのチューブを配する第2の工程と、前記
ジャケット内のチューブに加圧加熱してチューブをジャ
ケットに接着したのち冷却する第3の工程とからなるこ
とを特徴とする。
たジャケットの少なくとも内側にライニングを施したホ
ースの製造方法において、前記ジャケットに,捩じれを
加えて固定的に保持する第1の工程と、前記ジャケット
の内部に接着性を有するエラストマーのチューブを配す
る第2の工程と、前記チューブを含むジャケットに、軸
方向の伸びを加えつつ加圧加熱してチューブをジャケッ
トに接着したのち冷却する第3の工程とからなることを
特徴とする。
たジャケットの少なくとも内側にライニングを施したホ
ースの製造方法において、前記ジャケットの外側にエラ
ストマーの被覆層を形成し、その後内外面を裏返してホ
ースとする方法で、ジャケットに任意の捩じれを加える
とともに軸方向に伸びを加えながらジャケットを供給す
る第1の工程と、押し出し製法によってエラストマーの
チューブを成形しつつ、前記ジャケットの外側に直接被
覆する第2の工程と、前記ホースを冷却してジャケット
の内外層のエラストマーを固化しながら引き取る第3の
工程とからなることを特徴とする。
したジャケットの少なくとも内側にライニングを施した
ホースの製造方法において、前記縦糸または横糸の一部
に低融点繊維を混紡または交撚または引き揃えてからジ
ャケットを織成する第1の工程と、前記ジャケットの内
部に接着性を有するエラストマーのチューブを配する第
2の工程と、前記チューブに,捩じれと軸方向の伸びの
少なくとも一方を加えて固定的に保持する第3の工程
と、前記ジャケット内のチューブに加圧加熱してチュー
ブをジャケットに接着したのち冷却する第4の工程とか
らなることを特徴とする請求項1〜5によれば、得られ
たホースに捩じれまたは伸びあるいは捩じれと伸びの両
方が加わっているため、使用時にホースに内圧が加わっ
てもホースの捩じれをほとんどなくすことができる。す
なわち、ホースの成形加工時にねじれを加えない従来の
ホースと比較して、使用時の捩じれが概ね1/10以下
になり、また、使用時にホースが軸方向に伸びることは
なく、ホースを安定した状態に保持することができる。
程中にジャケットまたはチューブに捩じれまたは伸びあ
るいは捩じれと伸びの両方を加わえることができ、ホー
スの全長に亘って均一に捩じれ及び伸びを加えることが
できる。
面に基づいて説明する。 (第1の実施形態)図1に示すホース11は、使用圧1
3kgf/cm2 、内径65mmの消防ホースである。
このホース11のジャケット12は、縦糸13に(20
/8S)を620本使用し、横糸14に1000×7d
を41山/10cm打ち込んで筒状に織成したものであ
る。
れたチューブであり、これは熱可塑性エラストマーによ
って筒状に成形され、その外面の接着層16を介して一
体的に接着されてホース主体17が形成されている。
7に内圧を加え、完成されたホース11に使用圧力を加
えたときに捩じれる量に相当する捩じれ及び軸方向に伸
びる量に相当する伸びをホース製造工程中に加え、その
後、前記ホース主体17を加圧加熱したのち冷却してプ
リフォームしている。
造方法を図2に基づいて説明する。まず、図2(a)に
示すように、縦糸13と横糸14とを筒状に織成してジ
ャケット12を形成する。一方、熱可塑性エラストマー
によって筒状に成形してチューブ15を形成し、このチ
ューブ15の外面に接着層16を施す。図2(b)に示
すように、チューブ15をジャケット12の内部に引き
込んでジャケット12とチューブ15とからなる二重構
造のホース主体17を形成する。
の一端部を封止金具18に固定し、他端部に封止金具1
9を固定して封止する。この状態で、封止金具19を機
械的にまたは作業者の手動によってホース11の使用時
における捩じれに相当する捩じれ(矢印A方向)及び軸
方向の伸びに相当する軸方向の伸び(矢印B方向)を加
えた状態で固定的に保持する。なお、このとき、チュー
ブ15に内圧を加えながら、捩じれ及び伸びを加えても
よい。
態で、図2(d)に示すように、封止金具19のポート
20からチューブ15の内部にスチームまたはホットエ
ア等の加熱流体を供給しつつ加圧すると、チューブ15
が膨張してチューブ15が接着層16を介してジャケッ
ト12の内面に接着される。
流体に代って冷却流体を封止金具19のポート20から
チューブ15に供給しつつ加圧すると、加熱流体は封止
金具18のポート21から抜けてチューブ15の内部は
冷却流体に置換され、熱可塑性エラストマーからなるチ
ューブ15が冷却固化され、ホース11の使用時におけ
る捩じれに相当する捩じれ及び軸方向の伸びに相当する
軸方向の伸びが加えられた状態でプリフォームされる。
ホース11の内圧がなくなると、内圧により伸びた横糸
14が元に戻って内径が小さくなるが、内圧によってコ
イルスプリングが捩れるようにして捩れたことに関して
は元に戻すための力が横糸14自身から発生しない。一
方、内圧によって軸方向に伸ばされた縦糸13は元に戻
ってホース11の伸びが戻るとともに、ホース11が捩
れて縦糸13が斜めになった事による縦糸13の伸びも
戻ろうとするので、この力が唯一ホースの捩れを元に戻
そうという力になる。ただし、捩れたホース11に回転
力を加えずに、ただ軸方向に引っ張っただけでは捩れを
なかなか戻せない事からも判るように、この捩れを戻す
力は弱い。
65mmのホース11のジャケット12は、縦糸13に
(20/8S)を620本使用し、横糸14に1000
×a7dを4山/10cm打ち込んだ消防ホースの例で
考えてみると、縦糸13に20/8sを620本、横糸
に1000×7dを41山/10cm打ち込んだジャケ
ット構造になっている。まず、捩じれについて考える
と、使用圧力の13kgf/cm2 の内圧を加えた時の
捩れは48゜/mであり、伸びは3.3%であった。つ
まり、内圧によって軸方向に伸ばされたのは3.3%で
あり、ホースが捩れて縦糸13が斜めになったことによ
る縦糸13の伸びは65mmの円周の48/360より
lm当たり27mm(65*3.14*48/360=
27.21)となるので,その伸びは0.036%
((√(10002 +272 ))/1000=1.00
036)であり、1m当たり0.36mmにしかならな
い事が解る。これでは、プリフオームした捩れが内圧の
ない状態でも元に戻らないので、この状態から加圧して
も変化がない(=捩れない)と云うことになる。
と同じではないが、縦糸を伸ばした状態で温度を加えて
セットするのでその後の伸びが小さくなる。また、通常
のジャケットの織り構造は強いテンションを加えながら
織り込む横糸が直線的に入っており、弱いテンションで
織り込む縦糸がこの横糸の間を屈曲しながら織り込まれ
ている。しかし、今回の加圧加熱するときの条件は、使
用圧時の伸びまで軸方向に引っ張るので縦糸には強いテ
ンションが加わるが、内圧は使用圧の13kgf/cm
2 より遥かに小さい1.513kgf/cm2 程度しか
加えないので横糸に加わるテンションは非常に小さいも
のとなる。よって、直線上になった縦糸の間を屈曲しな
がら横糸が入った構造のジャケットとしてセットされる
ことになる。このことにより、ホースの円周方向の拡大
は大きいが、伸びの小さいホースを作ることができる。
は伸びあるいは捩じれと伸びの両方が加わたため、使用
時にホースに内圧が加わってもホースの捩じれをほとん
どなくすことができる。すなわち、ホースの成形加工時
にねじれを加えない従来のホースと比較して、使用時の
捩じれが概ね1/10以下になり、また、使用時にホー
スが軸方向に伸びることはなく、ホースを安定した状態
に保持することができる。
ス11に使用圧力の13kgf/cm2 の内圧が加わっ
ても、ホース11が捩じれたり軸方向に伸びることはな
く、消防ホースとして使用しても、放水ノズルに回転力
が加わったり、また、消防ホースの途中が蛇行して波打
ちすることもなく、圧力損失を低減できる。
13及び横糸14は、形状として普通のスパン糸やマル
チフィラメント糸以外にモノフィラメント糸を含み、ま
た材質としても普通の天然繊維や化学繊維以外に金属繊
維や鉱物繊維を含み、また針金や合成樹脂線状体も含
み、縦糸13及び横糸14の形状、材質に限定されるも
のではない。また、チューブ15は、熱可塑性エラスト
マーに限定されず、ゴムでもよく、ゴムの場合には、加
熱流体の供給によって加硫接着される。
項5に対応するホース11を第1の実施形態と同一番号
を付して説明する。本実施形態は、第1の実施形態のホ
ース11の使用時における捩じれに相当する捩じれ及び
軸方向の伸びに相当する軸方向の伸びを与えることに加
え、ジャケット12の縦糸13の太さは横糸14の太さ
より2〜3割程度太くし、織物における縦糸13の波高
hを横糸14の波高よりも小さくしている。このように
構成することにより、ホース11の軸方向の伸びを少な
く抑えることができる。
するホース11の製造方法を第1の実施形態と同一番号
を付して説明する。まず、縦糸13と横糸14とを筒状
に織成してジャケット12を形成する。このジャケット
の一端部を封止金具18に固定し、他端部に封止金具1
9を固定して封止する。この状態で、封止金具19を機
械的にまたは作業者の手動によってホース11の使用時
における捩じれに相当する捩じれ(矢印A方向)及び軸
方向の伸びに相当する軸方向の伸び(矢印B方向)をジ
ャケット12に加えた状態で固定的に保持する。
に成形してチューブ15を形成し、このチューブ15の
外面に接着層16を施す。このチューブ15を捩じれ及
び伸びが加えられた前記ジャケット12をその状態に保
持し、ジャケット12の内部に引き込んでジャケット1
2とチューブ15とからなる二重構造のホース主体17
を形成する。
態で、封止金具19のポート20からチューブ15の内
部にスチームまたはホットエア等の加熱流体を供給しつ
つ加圧すると、チューブ15が膨張してチューブ15が
接着層16を介してジャケット12の内面に接着され
る。
流体に代って冷却流体を封止金具19のポート20から
チューブ15に供給しつつ加圧すると、加熱流体は封止
金具18のポート21から抜けてチューブ15の内部は
冷却流体に置換され、熱可塑性エラストマーからなるチ
ューブ15が冷却固化され、ホース11の使用時におけ
る捩じれに相当する捩じれ及び軸方向の伸びに相当する
軸方向の伸びが加えられた状態でプリフォームされる。
対応するホース11の製造方法を第1の実施形態と同一
番号を付して説明する。まず、縦糸13と横糸14とを
筒状に織成してジャケット12を形成する。このジャケ
ットの一端部を封止金具18に固定し、他端部に封止金
具19を固定して封止する。この状態で、封止金具19
を機械的にまたは作業者の手動によってホース11の使
用時における捩じれに相当する捩じれ(矢印A方向)を
ジャケット12に加えた状態で固定的に保持する。
に成形してチューブ15を形成し、このチューブ15の
外面に接着層16を施す。このチューブ15を捩じれが
加えられた前記ジャケット12をその状態に保持し、ジ
ャケット12の内部に引き込んでジャケット12とチュ
ーブ15とからなる二重構造のホース主体17を形成す
る。
らなる二重構造のホース主体17を把持した封止金具1
9を機械的にまたは作業者の手動によってホース11の
使用時における軸方向の伸びに相当する軸方向の伸び
(矢印B方向)を加えつつ、封止金具19のポート20
からチューブ15の内部にスチームまたはホットエア等
の加熱流体を供給しつつ加圧すると、チューブ15が膨
張してチューブ15が接着層16を介してジャケット1
2の内面に接着される。
流体に代って冷却流体を封止金具19のポート20から
チューブ15に供給しつつ加圧すると、加熱流体は封止
金具18のポート21から抜けてチューブ15の内部は
冷却流体に置換され、熱可塑性エラストマーからなるチ
ューブ15が冷却固化され、ホース11の使用時におけ
る捩じれに相当する捩じれ及び軸方向の伸びに相当する
軸方向の伸びが加えられた状態でプリフォームされる。
造方法を図3に基づいて説明する。図3に示すホースの
製造装置は、ジャケット供給部31と押出し被覆部32
及び冷却引取り部33とから構成されている。ジャケッ
ト供給部31にはジャケット34を巻回したリール35
が設けられ、このリール35から繰り出されたジャケッ
ト34はガイドローラ36を介して押出し被覆部32に
導かれる。
ル37が設けられ、このマンドレル37の上端部からジ
ャケット34がマンドレル37に被嵌され、ジャケット
34は送りローラ38によってマンドレル37の下方に
送り出される。押出し被覆部32にはマンドレル37を
囲むようにクロスヘッド39が設けられ、このクロスヘ
ッド39には押出し機40が設けられている。そして、
押出し機40から押し出された溶融樹脂41がジャケッ
ト34の外周面に供給され、ジャケット34の外周面に
樹脂被覆層42が形成されるようになっている。
4は冷却引取り部33に導かれ、樹脂被覆層42は冷却
水43によって冷却され、ジャケット34の外周面に樹
脂被覆層42を有したホース44が得られ、このホース
44は公知の内外面裏返し法により裏返されて内張りホ
ースが完成するようになっている。
マンドレル37の軸心と同一の回転軸45を有する従動
ギヤ46が設けられ、回転軸45はフレーム47に回転
自在に支持されている。フレーム47にはモータ48が
固定され、このモータ48には従動ギヤ46と噛合する
駆動ギヤ49が設けられている。また、ジャケット34
を巻回したリール35には電磁ブレーキ50が設けられ
ている。そして、モータ48によって駆動ギヤ49を回
転させ、従動ギヤ46を介してジャケット供給部31を
回転軸45を中心に回転させることによりジャケット3
4に捩じれを付与できるようになっており、また電磁ブ
レーキ50によってリール35に制動を与えることによ
り、ジャケット34に伸びを付与できるようになってい
る。
と横糸とを筒状に織成したジャケット34を送り出しつ
つジャケット供給部31を回転軸45を中心に回転させ
るとともに、電磁ブレーキ50によってリール35に制
動を与えると、ジャケット34に捩じれを付与できるよ
うになっており、また電磁ブレーキ50によってリール
35に制動を与えることにより、ジャケット34に任意
の捩じれと軸方向に伸びが付与される。
41が供給され、ジャケット34の外周面に樹脂被覆層
42が形成され、樹脂被覆層42が形成されたジャケッ
ト34は冷却引取り部33において冷却水43によって
冷却され、ジャケット34の外周面に樹脂被覆層42を
有したホース44が得られ、このホース44は公知の内
外面裏返し法により裏返されて内張りホースが完成す
る。したがって、ホース44は使用時における捩じれに
相当する捩じれ及び軸方向の伸びに相当する軸方向の伸
びが加えられた状態でプリフォームされる。
応するホース11の製造方法を第1の実施形態と同一番
号を付して説明する。まず、縦糸13と横糸14の一部
に低融点繊維を混紡または交撚または引き揃えて筒状に
織成してジャケット12を形成する。このジャケット1
2は、ポリエステル系の低融点繊維、融点260℃を使
用しているが、低融点繊維は、ポリアミド系の低融点繊
維として例えばユニチカ(株)のフロールーM(低融点
マルチフィラメント)…溶融温度85〜125℃、ユニ
チカ(株)のユニメイト(熱融着繊維)…溶融温度14
0〜220℃、ポリエステル系の低融点繊維として例え
ば、ユニチカ(株)のメルティ(熱融着繊維)…溶融温
度110〜220℃を使用してもよい。
に成形してチューブ15を形成し、このチューブ15の
外面に接着層16を施す。このチューブ15をジャケッ
ト12の内部に引き込んでジャケット12とチューブ1
5とからなる二重構造のホース主体17を形成する。
固定し、他端部に封止金具19を固定して封止する。こ
の状態で、封止金具19を機械的にまたは作業者の手動
によってホース11の使用時における捩じれに相当する
捩じれ(矢印A方向)及び軸方向の伸びに相当する軸方
向の伸び(矢印B方向)を加えた状態で固定的に保持す
る。
態で、封止金具19のポート20からチューブ15の内
部にスチームまたはホットエア等の加熱流体を供給しつ
つ加圧すると、チューブ15が膨張してチューブ15が
接着層16を介してジャケット12の内面に接着され
る。
流体に代って冷却流体を封止金具19のポート20から
チューブ15に供給しつつ加圧すると、加熱流体は封止
金具18のポート21から抜けてチューブ15の内部は
冷却流体に置換され、熱可塑性エラストマーからなるチ
ューブ15が冷却固化され、ホース11の使用時におけ
る捩じれに相当する捩じれ及び軸方向の伸びに相当する
軸方向の伸びが加えられた状態でプリフォームされる。
スについて説明したが、この発明は消防ホースの限定さ
れるものではなく、放水ホース、液体及び気体輸送ホー
ス等にも適用できる。
明によれば、使用時にホースに高い内圧が加わってもホ
ースが捩じれたり、軸方向に伸びることはなく、ホース
を安定した状態に保持することができる。したがって、
消防ホースに採用することにより、放水ノズルに回転力
や振れが加わることはなく、放水ノズルを手に持って消
火作業する作業者の負担を軽減でき、また、ホースの途
中が真っ直ぐになるため、従来のように、ホースの途中
が蛇行したり波打ちすることもなく、圧力損失も軽減で
きる。
形工程中に捩じれまたは伸びあるいは捩じれと伸びの両
方を加わえることができ、ホースの全長に亘って均一に
捩じれ及び伸びを加えることができる。
示し、(a)は半縦断側面図、(b)はX部を拡大した
断面図。
置の概略的構成図。
一部を拡大した断面図。
Claims (10)
- 【請求項1】 縦糸と横糸とを筒状に織成したジャケッ
トの少なくとも内側にライニングを施したホースにおい
て、 ホースの使用時における捩じれに相当する捩じれをホー
ス成形加工時に加えたことを特徴とするホース。 - 【請求項2】 縦糸と横糸とを筒状に織成したジャケッ
トの少なくとも内側にライニングを施したホースにおい
て、 ホースの使用時における軸方向の伸びに相当する伸びを
ホース成形加工時に加えて加工したことを特徴とするホ
ース。 - 【請求項3】 前記ライニング材は、熱可塑性エラスト
マーであり、これを加熱冷却して加工することを特徴と
する請求項1または2記載のホース。 - 【請求項4】 前記縦糸または横糸の一部は低融点繊維
であり、これを加熱して縦糸または横糸またはライニン
グと接着することを特徴とする請求項1または2記載の
ホース。 - 【請求項5】 前記ジャケットの縦糸の太さを横糸の太
さより太くし、織物における縦糸の波高を横糸の波高よ
りも小さくしたことを特徴とする請求項1または2記載
のホース。 - 【請求項6】 縦糸と横糸とを筒状に織成したジャケッ
トの少なくとも内側にライニングを施したホースの製造
方法において、 前記ジャケットの内部に接着性を有するエラストマーの
チューブを配する第1の工程と、 前記チューブを含むジャケットに,捩じれと軸方向の伸
びの少なくとも一方を加えて固定的に保持する第2の工
程と、 前記ジャケット内のチューブに加圧加熱してチューブを
ジャケットに接着したのち冷却する第3の工程と、 からなることを特徴とするホースの製造方法。 - 【請求項7】 縦糸と横糸とを筒状に織成したジャケッ
トの少なくとも内側にライニングを施したホースの製造
方法において、 前記ジャケットに,捩じれと軸方向の伸びの少なくとも
一方を加えて固定的に保持する第1の工程と、 前記ジャケットの内部に接着性を有するエラストマーの
チューブを配する第2の工程と、 前記ジャケット内のチューブに加圧加熱してチューブを
ジャケットに接着したのち冷却する第3の工程と、 からなることを特徴とするホースの製造方法。 - 【請求項8】 縦糸と横糸とを筒状に織成したジャケッ
トの少なくとも内側にライニングを施したホースの製造
方法において、 前記ジャケットに,捩じれを加えて固定的に保持する第
1の工程と、 前記ジャケットの内部に接着性を有するエラストマーの
チューブを配する第2の工程と、 前記チューブを含むジャケットに、軸方向の伸びを加え
つつ加圧加熱してチューブをジャケットに接着したのち
冷却する第3の工程と、 からなることを特徴とするホースの製造方法。 - 【請求項9】 縦糸と横糸とを筒状に織成したジャケッ
トの少なくとも内側にライニングを施したホースの製造
方法において、 前記ジャケットの外側にエラストマーの被覆層を形成
し、その後内外面を裏返してホースとする方法で、ジャ
ケットに任意の捩じれを加えるとともに軸方向に伸びを
加えながらジャケットを供給する第1の工程と、 押し出し製法によってエラストマーのチューブを成形し
つつ、前記ジャケットの外側に直接被覆する第2の工程
と、 前記ホースを冷却してジャケットの内外層のエラストマ
ーを固化しながら引き取る第3の工程と、 からなることを特徴とするホースの製造方法。 - 【請求項10】 縦糸と横糸とを筒状に織成したジャケ
ットの少なくとも内側にライニングを施したホースの製
造方法において、 前記縦糸または横糸の一部に低融点繊維を混紡または交
撚または引き揃えてからジャケットを織成する第1の工
程と、 前記ジャケットの内部に接着性を有するエラストマーの
チューブを配する第2の工程と、 前記チューブに,捩じれと軸方向の伸びの少なくとも一
方を加えて固定的に保持する第3の工程と、 前記ジャケット内のチューブに加圧加熱してチューブを
ジャケットに接着したのち冷却する第4の工程と、 からなることを特徴とするホースの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00749298A JP3360014B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | ホース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00749298A JP3360014B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | ホース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11198242A true JPH11198242A (ja) | 1999-07-27 |
| JP3360014B2 JP3360014B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=11667281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00749298A Expired - Lifetime JP3360014B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | ホース |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP3360014B2 (ja) |
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| JP3360014B2 (ja) | 2002-12-24 |
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