JPH11236348A - 2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオン酸の製造方法 - Google Patents
2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオン酸の製造方法Info
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- JPH11236348A JPH11236348A JP5608798A JP5608798A JPH11236348A JP H11236348 A JPH11236348 A JP H11236348A JP 5608798 A JP5608798 A JP 5608798A JP 5608798 A JP5608798 A JP 5608798A JP H11236348 A JPH11236348 A JP H11236348A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 糖尿病治療薬として有用な2−アルコキシ−
3−アリ−ルプロピオン酸の工業的な製法を提供する。 【解決手段】本発明は一般式(II)、 【化1】 (式中、Aはアリ−ル基を表し、そしてXは脱離基を表
す)で表される3−アリ−ルプロピオン酸の金属塩を添
加剤の存在下、アルコ−ルと反応させることを特徴とす
る、一般式(I)、 【化2】 (式中、Rはアルキル基を表し、そしてAは前記と同
じ)で表される2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオ
ン酸の製造方法に関する。
3−アリ−ルプロピオン酸の工業的な製法を提供する。 【解決手段】本発明は一般式(II)、 【化1】 (式中、Aはアリ−ル基を表し、そしてXは脱離基を表
す)で表される3−アリ−ルプロピオン酸の金属塩を添
加剤の存在下、アルコ−ルと反応させることを特徴とす
る、一般式(I)、 【化2】 (式中、Rはアルキル基を表し、そしてAは前記と同
じ)で表される2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオ
ン酸の製造方法に関する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2−アルコキシ−3−ア
リ−ルプロピオン酸の新規な製造方法に関する。
リ−ルプロピオン酸の新規な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】次の一
般式(I)、
般式(I)、
【化11】 (式中Aはアリール基を表し、そしてRはアルキル基を
表す)で表される2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピ
オン酸はインスリン抵抗性改善作用を有し、糖尿病治療
剤として有用であることが知られている。(WO 94
29302、WO 9517394、特開平7−149
636) また、本発明者らは,上記一般式(I)に含まれる次式
(V)、
表す)で表される2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピ
オン酸はインスリン抵抗性改善作用を有し、糖尿病治療
剤として有用であることが知られている。(WO 94
29302、WO 9517394、特開平7−149
636) また、本発明者らは,上記一般式(I)に含まれる次式
(V)、
【化12】 で表される2−エトキシ−3−[3−[2−(2−フェ
ニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,
2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオン酸
が、優れた血糖降下作用、脂質低下作用を有し、糖尿病
治療剤、高脂血症治療剤として有用であることを見い出
し特許出願している。(特願平9−365978)
ニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,
2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオン酸
が、優れた血糖降下作用、脂質低下作用を有し、糖尿病
治療剤、高脂血症治療剤として有用であることを見い出
し特許出願している。(特願平9−365978)
【0003】ところで、2−アルコキシ−3−アリ−ル
プロピオン酸の製造方法としては、例えば上記の式
(V)で表される化合物は下記の合成スキ−ムで示すよ
うにアミン体(1)からアルデヒド体(3)を経由して
合成することができる。
プロピオン酸の製造方法としては、例えば上記の式
(V)で表される化合物は下記の合成スキ−ムで示すよ
うにアミン体(1)からアルデヒド体(3)を経由して
合成することができる。
【化13】 しかしながら、この方法は、アルデヒド体(3)の合成
反応の再現性が乏しく、しかも工程が長く、通算収率が
低い等の問題がある。一方、アリ−ルアミンから容易に
合成できる3−アリ−ル−2−ハロプロピオン酸を原料
とした2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオン酸への
置換反応は、ほとんど報告がなされていない。これは3
−アリ−ル−2−ハロプロピオン酸からハロゲン化水素
が脱離しやすく、反応のコントロールが困難であると考
えられる。事実、本発明者らはこの方法を用いて2−ア
ルコキシ−3−アリ−ルプロピオン酸の合成を試みた
が、オレフィンの副生から反応は複雑となり、目的物の
取得は困難であった。
反応の再現性が乏しく、しかも工程が長く、通算収率が
低い等の問題がある。一方、アリ−ルアミンから容易に
合成できる3−アリ−ル−2−ハロプロピオン酸を原料
とした2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオン酸への
置換反応は、ほとんど報告がなされていない。これは3
−アリ−ル−2−ハロプロピオン酸からハロゲン化水素
が脱離しやすく、反応のコントロールが困難であると考
えられる。事実、本発明者らはこの方法を用いて2−ア
ルコキシ−3−アリ−ルプロピオン酸の合成を試みた
が、オレフィンの副生から反応は複雑となり、目的物の
取得は困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は上記一般
式(I)で表される2−アルコキシ−3−アリ−ルプロ
ピオン酸の工業的、経済的な製造方法を提供することに
ある。本発明者らは、2−アルコキシ−3−アリ−ルプ
ロピオン酸の工業的製法について鋭意検討した結果、原
料として3−アリ−ル−2−ハロプロピオン酸の金属塩
を用い、酸化銀、炭酸塩等の添加物を加え反応を行うこ
とで、上記一般式(I)で表される2−アルコキシ−3
−アリ−ルプロピオン酸が良好な収率で得られることを
見い出し本発明を完成した。
式(I)で表される2−アルコキシ−3−アリ−ルプロ
ピオン酸の工業的、経済的な製造方法を提供することに
ある。本発明者らは、2−アルコキシ−3−アリ−ルプ
ロピオン酸の工業的製法について鋭意検討した結果、原
料として3−アリ−ル−2−ハロプロピオン酸の金属塩
を用い、酸化銀、炭酸塩等の添加物を加え反応を行うこ
とで、上記一般式(I)で表される2−アルコキシ−3
−アリ−ルプロピオン酸が良好な収率で得られることを
見い出し本発明を完成した。
【0005】[製法1]即ち、本発明は次の一般式(I
I)、
I)、
【化14】 (式中、Aはアリ−ル基を表し、そしてXは脱離基を表
す)で表される3−アリ−ルプロピオン酸の金属塩を、
アルカリ金属、アルカリ土類金属若しくは銀の弱酸塩、
又はアルカリ土類金属若しくは銀の酸化物から選ばれる
添加剤の存在下、 R-OH (式中、Rはアルキル基を表す)で表されるアルコ−ル
と反応させることを特徴とする、一般式(I)、
す)で表される3−アリ−ルプロピオン酸の金属塩を、
アルカリ金属、アルカリ土類金属若しくは銀の弱酸塩、
又はアルカリ土類金属若しくは銀の酸化物から選ばれる
添加剤の存在下、 R-OH (式中、Rはアルキル基を表す)で表されるアルコ−ル
と反応させることを特徴とする、一般式(I)、
【化15】 (式中、A及びRは前記と同じ)で表される2−アルコ
キシ−3−アリ−ルプロピオン酸の製造方法に関する。
キシ−3−アリ−ルプロピオン酸の製造方法に関する。
【0006】[製法2]また、本発明は一般式(II)、
【化16】 (式中、Aはアリ−ル基を表し、そしてXは脱離基を表
す)で表される3−アリ−ルプロピオン酸に、当量〜少
過剰のアルカリを加えた後、これをアルカリ金属、アル
カリ土類金属若しくは銀の弱酸塩、又はアルカリ土類金
属若しくは銀の酸化物から選ばれる添加剤の存在下、 R-OH (式中、Rはアルキル基を表す)で表されるアルコ−ル
と反応させることを特徴とする、一般式(I)、
す)で表される3−アリ−ルプロピオン酸に、当量〜少
過剰のアルカリを加えた後、これをアルカリ金属、アル
カリ土類金属若しくは銀の弱酸塩、又はアルカリ土類金
属若しくは銀の酸化物から選ばれる添加剤の存在下、 R-OH (式中、Rはアルキル基を表す)で表されるアルコ−ル
と反応させることを特徴とする、一般式(I)、
【化17】 (式中、A及びRは前記と同じ)で表される2−アルコ
キシ−3−アリ−ルプロピオン酸の製造方法に関する。
キシ−3−アリ−ルプロピオン酸の製造方法に関する。
【0007】[製法3]また、本発明は次の一般式(I
I)、
I)、
【化18】 (式中、Aはアリ−ル基を表し、そしてXは脱離基を表
す)で表される3−アリ−ルプロピオン酸の金属塩を、
アルカリ金属、アルカリ土類金属若しくは銀の弱酸塩、
又はアルカリ土類金属若しくは銀の酸化物から選ばれる
添加剤の存在下、水と反応させ、一般式(III)、
す)で表される3−アリ−ルプロピオン酸の金属塩を、
アルカリ金属、アルカリ土類金属若しくは銀の弱酸塩、
又はアルカリ土類金属若しくは銀の酸化物から選ばれる
添加剤の存在下、水と反応させ、一般式(III)、
【化19】 (式中、Aは前記と同じ)で表される3−アリ−ル−2
−ヒドロキシプロピオン酸を得た後、次いでこれをカル
ボン酸基の保護或いは無保護下に、アルキル化剤と反応
させ、さらに必要に応じてカルボン酸基の保護基を脱離
することを特徴とする、一般式(I)、
−ヒドロキシプロピオン酸を得た後、次いでこれをカル
ボン酸基の保護或いは無保護下に、アルキル化剤と反応
させ、さらに必要に応じてカルボン酸基の保護基を脱離
することを特徴とする、一般式(I)、
【化20】 (式中、Rはアルキル基を表し、そしてAは前記と同
じ)で表される2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオ
ン酸の製造方法に関する。
じ)で表される2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオ
ン酸の製造方法に関する。
【0008】[製法4]さらにまた本発明は一般式(I
V)、
V)、
【化21】 (式中、Aはアリ−ル基を表し、R0はアルキル基を表
し、そしてXは脱離基を表す)で表される3−アリ−ル
プロピオン酸エステルにアルカリを加え、これをアルカ
リ金属、アルカリ土類金属若しくは銀の弱酸塩、又はア
ルカリ土類金属若しくは銀の酸化物から選ばれる添加剤
の存在下、水と反応させ、一般式(III)、
し、そしてXは脱離基を表す)で表される3−アリ−ル
プロピオン酸エステルにアルカリを加え、これをアルカ
リ金属、アルカリ土類金属若しくは銀の弱酸塩、又はア
ルカリ土類金属若しくは銀の酸化物から選ばれる添加剤
の存在下、水と反応させ、一般式(III)、
【化22】 (式中、Aは前記と同じ)で表される3−アリ−ル−2
−ヒドロキシプロピオン酸を得た後、次いでこれをカル
ボン酸基の保護或いは無保護下に、アルキル化剤と反応
させ、さらに必要に応じてカルボン酸基の保護基を脱離
することを特徴とする、一般式(I)、
−ヒドロキシプロピオン酸を得た後、次いでこれをカル
ボン酸基の保護或いは無保護下に、アルキル化剤と反応
させ、さらに必要に応じてカルボン酸基の保護基を脱離
することを特徴とする、一般式(I)、
【化23】 (式中、Rはアルキル基を表し、そしてAは前記と同
じ)で表される2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオ
ン酸の製造方法に関する。
じ)で表される2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオ
ン酸の製造方法に関する。
【0009】上記の製法1について詳細に説明する。製
法1は以下の反応式で表される。
法1は以下の反応式で表される。
【化24】 [ここで、Aで表されるアリール基としては、フェニル
基、ナフチル基、ベンズイソキサゾ−ル基、ピリジル
基、チエニル基、フリル基、キノリル基、ベンゾ[b]
フラニル基等が挙げられ、アリ−ル基は置換基を有して
いても良い。また、Rで表されるアルキル基としては、
炭素数1〜10アルキル基、好ましくはメチル基、エチ
ル基、プロピル基等の炭素数1〜6のアルキル基が挙げ
られ、アルキル基は置換基を有していても良い。Xで表
される脱離基としては、臭素原子、塩素原子、ヨウ素原
子等のハロゲン原子、トシルオキシ基、メシルオキシ基
等が挙げられる。Mはナトリウムイオン、カリウムイオ
ン等のアルカリ金属イオンが挙げられる。」
基、ナフチル基、ベンズイソキサゾ−ル基、ピリジル
基、チエニル基、フリル基、キノリル基、ベンゾ[b]
フラニル基等が挙げられ、アリ−ル基は置換基を有して
いても良い。また、Rで表されるアルキル基としては、
炭素数1〜10アルキル基、好ましくはメチル基、エチ
ル基、プロピル基等の炭素数1〜6のアルキル基が挙げ
られ、アルキル基は置換基を有していても良い。Xで表
される脱離基としては、臭素原子、塩素原子、ヨウ素原
子等のハロゲン原子、トシルオキシ基、メシルオキシ基
等が挙げられる。Mはナトリウムイオン、カリウムイオ
ン等のアルカリ金属イオンが挙げられる。」
【0010】この反応はエタノ−ル等の反応に関与しな
い溶媒中、0℃〜溶媒の沸点の温度範囲で行われる。好
ましい添加剤としては、炭酸カルシウム、炭酸セシウム
等のアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属の炭酸塩、
又は酸化銀が挙げられる。添加剤の量は一般式(II)で
表される3−アリ−ルプロピオン酸1モルに対し、1.
0〜3.0モルが好ましい。また、ROHで表されるア
ルコールの量は、一般式(II)で表される3−アリ−ル
プロピオン酸に対し、等モル〜大過剰用いることができ
る。尚、一般式(II)で表される3−アリ−ルプロピオ
ン酸の金属塩は、次の一般式(IV)、
い溶媒中、0℃〜溶媒の沸点の温度範囲で行われる。好
ましい添加剤としては、炭酸カルシウム、炭酸セシウム
等のアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属の炭酸塩、
又は酸化銀が挙げられる。添加剤の量は一般式(II)で
表される3−アリ−ルプロピオン酸1モルに対し、1.
0〜3.0モルが好ましい。また、ROHで表されるア
ルコールの量は、一般式(II)で表される3−アリ−ル
プロピオン酸に対し、等モル〜大過剰用いることができ
る。尚、一般式(II)で表される3−アリ−ルプロピオ
ン酸の金属塩は、次の一般式(IV)、
【化25】 (式中、R0は炭素数1〜10のアルキル基、好ましく
はメチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜6の
アルキル基が挙げられ、A及びXは前記と同じ)で表さ
れるエステル体、又は遊離の一般式(II)で表される3
−アリ−ルプロピオン酸にTHF、水等の溶媒中、3−
アリ−ルプロピオン酸1モルに対し、1.0〜1.3モ
ルのアルカリ(水酸化ナトリム等のアルカリ金属水酸化
物、水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物、ナト
リウムエトキシド等のアルコキシド等)を加えることで
得ることができ、ここで得られた金属塩は単離せずにそ
のまま本発明方法に使用することもできる。
はメチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜6の
アルキル基が挙げられ、A及びXは前記と同じ)で表さ
れるエステル体、又は遊離の一般式(II)で表される3
−アリ−ルプロピオン酸にTHF、水等の溶媒中、3−
アリ−ルプロピオン酸1モルに対し、1.0〜1.3モ
ルのアルカリ(水酸化ナトリム等のアルカリ金属水酸化
物、水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物、ナト
リウムエトキシド等のアルコキシド等)を加えることで
得ることができ、ここで得られた金属塩は単離せずにそ
のまま本発明方法に使用することもできる。
【0011】製法2は出発物質として遊離の一般式(I
I)で表される3−アリ−ルプロピオン酸を用い、これ
をTHF、水等の溶媒中、当量〜少過剰のアルカリを加
え、以後上記の製法1と同様な方法で行われる。
I)で表される3−アリ−ルプロピオン酸を用い、これ
をTHF、水等の溶媒中、当量〜少過剰のアルカリを加
え、以後上記の製法1と同様な方法で行われる。
【0012】次に上記の製法3について詳細に説明す
る。製法3は以下の反応式で表される。
る。製法3は以下の反応式で表される。
【化26】 [式中、A,R,X及びMは製法1と同じものが挙げら
れる。]
れる。]
【0013】上記の(i)の工程は、THF等の溶媒
中、0℃〜溶媒の沸点の温度範囲で行われる。好ましい
添加剤の種類は製法1と同じものが挙げられる。尚、一
般式(II)で表される3−アリ−ルプロピオン酸の金属
塩は、製法1に記載の方法と同様な方法で得ることがで
きる。次に上記の(ii)の工程は、THF等の溶媒中、
3−アリ−ル−2−ヒドロキシプロピオン酸にハロゲン
化アルキル、硫酸ジアルキル等のアルキル化剤を作用さ
せることで行われる。アルキル化剤の量は3−アリ−ル
−2−ヒドロキシプロピオン酸1モルに対し、等モル〜
20倍モル用いられる。またこの工程は、3−アリ−ル
−2−ヒドロキシプロピオン酸のカルボン酸基を一端保
護基により保護した後、アルキル化剤と反応させ、その
後、カルボン酸基の保護基を脱離することにより目的物
である2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオン酸を得
ることもできる。カルボン酸の保護基としてアルキル基
を用いる場合、即ち3−アリ−ル−2−ヒドロキシプロ
ピオン酸アルキルエステルは、3−アリ−ル−2−ヒド
ロキシプロピオン酸を公知のエステル化反応(例えば、
硫酸等の触媒の存在下、アルコールと反応させる)に付
すことで得ることができる。アルキル化剤との反応後の
脱保護は、例えば2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピ
オン酸アルキルエステルは水酸化ナトリウム等を用いた
加水分解反応に付すことで目的物である2−アルコキシ
−3−アリ−ルプロピオン酸を得ることができる。
中、0℃〜溶媒の沸点の温度範囲で行われる。好ましい
添加剤の種類は製法1と同じものが挙げられる。尚、一
般式(II)で表される3−アリ−ルプロピオン酸の金属
塩は、製法1に記載の方法と同様な方法で得ることがで
きる。次に上記の(ii)の工程は、THF等の溶媒中、
3−アリ−ル−2−ヒドロキシプロピオン酸にハロゲン
化アルキル、硫酸ジアルキル等のアルキル化剤を作用さ
せることで行われる。アルキル化剤の量は3−アリ−ル
−2−ヒドロキシプロピオン酸1モルに対し、等モル〜
20倍モル用いられる。またこの工程は、3−アリ−ル
−2−ヒドロキシプロピオン酸のカルボン酸基を一端保
護基により保護した後、アルキル化剤と反応させ、その
後、カルボン酸基の保護基を脱離することにより目的物
である2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオン酸を得
ることもできる。カルボン酸の保護基としてアルキル基
を用いる場合、即ち3−アリ−ル−2−ヒドロキシプロ
ピオン酸アルキルエステルは、3−アリ−ル−2−ヒド
ロキシプロピオン酸を公知のエステル化反応(例えば、
硫酸等の触媒の存在下、アルコールと反応させる)に付
すことで得ることができる。アルキル化剤との反応後の
脱保護は、例えば2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピ
オン酸アルキルエステルは水酸化ナトリウム等を用いた
加水分解反応に付すことで目的物である2−アルコキシ
−3−アリ−ルプロピオン酸を得ることができる。
【0014】尚、製法4は出発物質として次の一般式
(IV)、
(IV)、
【化27】 (式中、R0は炭素数1〜10のアルキル基、好ましく
はメチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜6の
アルキル基が挙げられ、A及びXは前記と同じ)で表さ
れるエステル体を用い、これをTHF、水等の溶媒中、
当量〜少過剰のアルカリを加え、以後上記の製法3と同
様な方法を用いて行われる。
はメチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜6の
アルキル基が挙げられ、A及びXは前記と同じ)で表さ
れるエステル体を用い、これをTHF、水等の溶媒中、
当量〜少過剰のアルカリを加え、以後上記の製法3と同
様な方法を用いて行われる。
【0015】
【実施例】次いで参考例、実施例により本発明を更に詳
細に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定され
るものではない。 参考例1 2−ブロモ−3−[3−[2−(2−フェニル−5−メ
チル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2−ベンズイ
ソキサゾール−6−イル]プロピオン酸メチル 6−アミノ−3−[2−(2−フェニル−5−メチル−
4−オキサゾリル)エチル]−1,2−ベンズイソキサ
ゾ−ル(1g,3.13mmol)をアセトン(10m
l)に溶かし、氷冷下47%臭化水素酸(1ml)を加
え、同温にて亜硝酸ナトリウム(259mg,3.76
mmol)と水(1ml)の溶液を滴下し、そのまま1
5分間攪拌した。これにアクリル酸メチル(2.69
g,31.3mmol)と臭化第一銅(10mg)を加
え、窒素の発生がおさまるまで室温で20分間攪拌し
た。氷冷下反応液に飽和重曹水を加え酢酸エチルにて抽
出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を留去して得られた粗体をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−に付し、n−ヘキサン/酢酸
エチル=3/1の溶出部より標題化合物(1.0g,6
8.0%)を黄色油状物として得た。
細に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定され
るものではない。 参考例1 2−ブロモ−3−[3−[2−(2−フェニル−5−メ
チル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2−ベンズイ
ソキサゾール−6−イル]プロピオン酸メチル 6−アミノ−3−[2−(2−フェニル−5−メチル−
4−オキサゾリル)エチル]−1,2−ベンズイソキサ
ゾ−ル(1g,3.13mmol)をアセトン(10m
l)に溶かし、氷冷下47%臭化水素酸(1ml)を加
え、同温にて亜硝酸ナトリウム(259mg,3.76
mmol)と水(1ml)の溶液を滴下し、そのまま1
5分間攪拌した。これにアクリル酸メチル(2.69
g,31.3mmol)と臭化第一銅(10mg)を加
え、窒素の発生がおさまるまで室温で20分間攪拌し
た。氷冷下反応液に飽和重曹水を加え酢酸エチルにて抽
出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を留去して得られた粗体をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−に付し、n−ヘキサン/酢酸
エチル=3/1の溶出部より標題化合物(1.0g,6
8.0%)を黄色油状物として得た。
【0016】1H−NMR(CDCl3) δ: 2.16(3H,s) 3.04(2H,t,J=7Hz) 3.3〜3.4(3H,m) 3.59(1H,dd,J=8,14Hz) 3.73(3.73,3H,s) 4.43(1H,t,J=7Hz) 7.09(1H,dd,J=2,8Hz) 7.4〜7.5(4H,m) 7.50(1H,d,J=8Hz) 7.9〜8.0(2H,m)
【0017】参考例2 2−ブロモ−3−[3−[2−(2−フェニル−5−メ
チル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2−ベンズイ
ソキサゾ−ル−6−イル]プロピオン酸 参考例1で得られた2−ブロモ−3−[3−[2−(2
−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]
−1,2−ベンズイソキサゾ−ル−6−イル]プロピオ
ン酸メチル(2.90g,6.17mmol)をTHF
(テトラヒドロフラン)−水(20ml−10ml)の
混合溶媒に溶解させた後、1N水酸化ナトリウム水溶液
(6.17ml)を加え室温で一晩攪拌した。反応終了
を確認した後、1N塩酸を加え酸性としTHFを減圧下
留去した。析出した結晶を瀘取した後、ジエチルエーテ
ルおよび水で洗浄することで白色結晶である標題化合物
2.0gを得た。(収率71%)
チル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2−ベンズイ
ソキサゾ−ル−6−イル]プロピオン酸 参考例1で得られた2−ブロモ−3−[3−[2−(2
−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]
−1,2−ベンズイソキサゾ−ル−6−イル]プロピオ
ン酸メチル(2.90g,6.17mmol)をTHF
(テトラヒドロフラン)−水(20ml−10ml)の
混合溶媒に溶解させた後、1N水酸化ナトリウム水溶液
(6.17ml)を加え室温で一晩攪拌した。反応終了
を確認した後、1N塩酸を加え酸性としTHFを減圧下
留去した。析出した結晶を瀘取した後、ジエチルエーテ
ルおよび水で洗浄することで白色結晶である標題化合物
2.0gを得た。(収率71%)
【0018】1H−NMR(DMSO−d6) δ: 2.17(3H,s) 2.98(2H,t,J=7Hz) 3.2〜3.4(3H,m) 3.54(1H,dd,J=7,14Hz) 4.72(1H,t,J=7Hz) 7.28(1H,d,J=8Hz) 7.45〜7.55(3H,m) 7.62(1H,s) 7.78(1H,d,J=8Hz) 7.9〜8.0(2H,m)
【0019】実施例1 2−エトキシ−3−[3−[2−(2−フェニル−5−
メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2−ベンズ
イソキサゾール−6−イル]プロピオン酸 参考例2で得られた2−ブロモ−3−[3−[2−(2
−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]
−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオ
ン酸(227mg.0.50mmol)をエタノール1
0mlに溶解させた後、ナトリウムエトキシド(41m
g)を加えた。室温で30分間攪拌後、酸化銀(232
mg,1.00mmol)を加え24時間加熱還流し
た。原料の消失を確認した後、酢酸エチルおよび1N塩
酸を加え酢酸エチル層を分取した。この酢酸エチル層を
水および食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た後、溶媒を減圧留去した。続いて得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトゲラフィー(クロロホルム/メタ
ノール=100/1)で精製し、白色結晶である標題化
合物65mg(収率31%)を得た。
メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2−ベンズ
イソキサゾール−6−イル]プロピオン酸 参考例2で得られた2−ブロモ−3−[3−[2−(2
−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]
−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオ
ン酸(227mg.0.50mmol)をエタノール1
0mlに溶解させた後、ナトリウムエトキシド(41m
g)を加えた。室温で30分間攪拌後、酸化銀(232
mg,1.00mmol)を加え24時間加熱還流し
た。原料の消失を確認した後、酢酸エチルおよび1N塩
酸を加え酢酸エチル層を分取した。この酢酸エチル層を
水および食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た後、溶媒を減圧留去した。続いて得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトゲラフィー(クロロホルム/メタ
ノール=100/1)で精製し、白色結晶である標題化
合物65mg(収率31%)を得た。
【0020】1H−NMR(CDCl3) δ: 1.16(3H,t,J=7Hz) 2.16(3H,s) 3.02(2H,t,J=7Hz) 3.16(1H,dd,J=8,14Hz) 3.27(1H,dd,J=4,14Hz) 3.33(2H,t,J=7Hz) 3.35〜3.50(1H,m) 3.55〜3.70(1H,m) 4.14(1H,dd,J=4,8Hz) 7.14(1H,d,J=8Hz) 7.4〜7.5(4H,m) 7.47(1H,d,J=8Hz) 7.9〜8.0(2H,m)
【0021】IR(KBr)cm-1:1720,171
0,1640,1620,1600,1550,152
0,1490,1480,1450,1410,138
0,1360,1340,1280,1250,121
0,1120,940,860,780,710,70
0,650
0,1640,1620,1600,1550,152
0,1490,1480,1450,1410,138
0,1360,1340,1280,1250,121
0,1120,940,860,780,710,70
0,650
【0022】実施例2 2−エトキシ−3−(4−メチルフェニル)プロピオン
酸 常法により合成した2−ブロモ−3−(4−メチルフェ
ニル)プロピオン酸(121mg,0.50mmol)
をエタノール5mlに溶解させた後、ナトリウムエトキ
シド(41mg)を加えた。室温で30分間攪拌後、酸
化銀(232mg,1.00mmol)を加え24時間
加熱還流した。反応終了を確認した後、酢酸エチルおよ
び1N塩酸を加えた。酢酸エチル層を分取後、水で洗浄
し無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧留去した。続
いてこの残渣を薄層クロマトゲラフィー(クロロホルム
/メタノール=10/1)で精製することで微黄色油状
物である標題化合物36mg(収率38%)を得た。
酸 常法により合成した2−ブロモ−3−(4−メチルフェ
ニル)プロピオン酸(121mg,0.50mmol)
をエタノール5mlに溶解させた後、ナトリウムエトキ
シド(41mg)を加えた。室温で30分間攪拌後、酸
化銀(232mg,1.00mmol)を加え24時間
加熱還流した。反応終了を確認した後、酢酸エチルおよ
び1N塩酸を加えた。酢酸エチル層を分取後、水で洗浄
し無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧留去した。続
いてこの残渣を薄層クロマトゲラフィー(クロロホルム
/メタノール=10/1)で精製することで微黄色油状
物である標題化合物36mg(収率38%)を得た。
【0023】1H−NMR(CDCl3) δ: 1.14(3H,t,J=7Hz) 2.31(3H,s) 2.93(1H,dd,J=8,14Hz) 3.10(1H,dd,J=4,14Hz) 3.3〜3.5(1H,m) 3.5〜3.7(1H,m) 4.03(1H,dd,J=4,8Hz) 7.08(2H,d,J=8Hz) 7.14(2H,d,J=8Hz)
【0024】実施例3 2−エトキシ−3−(4−メチルフェニル)プロピオン
酸 常法により合成した2−ブロモ−3−(4−メチルフェ
ニル)プロピオン酸(121mg.0.50mmol)
をエタノール5mlに溶解させた後、ナトリウムエトキ
シド(41mg)を加えた。室温で30分間攪拌後、炭
酸カルシウム(300mg,3.00mmol)を加え
48時間加熱還流した。反応終了を確認した後、酢酸エ
チルおよび1N塩酸を加えた。酢酸エチル層を分取した
後、水で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧
留去した。続いてこの残渣を薄層クロマトゲラフィー
(クロロホルム/メタノール=10/1)にて精製する
ことで微黄油状物である標題化合物32mg(収率34
%)を得た。(NMRデータは実施例2と同じ)
酸 常法により合成した2−ブロモ−3−(4−メチルフェ
ニル)プロピオン酸(121mg.0.50mmol)
をエタノール5mlに溶解させた後、ナトリウムエトキ
シド(41mg)を加えた。室温で30分間攪拌後、炭
酸カルシウム(300mg,3.00mmol)を加え
48時間加熱還流した。反応終了を確認した後、酢酸エ
チルおよび1N塩酸を加えた。酢酸エチル層を分取した
後、水で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧
留去した。続いてこの残渣を薄層クロマトゲラフィー
(クロロホルム/メタノール=10/1)にて精製する
ことで微黄油状物である標題化合物32mg(収率34
%)を得た。(NMRデータは実施例2と同じ)
【0025】実施例4 2−エトキシ−3−(4−メチルフェニル)プロピオン
酸 常法により合成した2−ブロモ−3−(4−メチルフェ
ニル)プロピオン酸(121mg.0.50mmol)
をエタノール5mlに溶解させた後、ナトリウムエトキ
シド(41mg)を加えた。室温で30分間攪拌後、炭
酸セシウム(163mg,0.50mmol)を加え2
4時間加熱還流した。反応終了を確認した後、酢酸エチ
ルおよび1N塩酸を加えた。酢酸エチル層を分取した
後、水で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧
留去した。続いてこの残渣を薄層クロマトゲラフィー
(クロロホルム/メタノール=10/1)にて精製する
ことで微黄油状物である標題化合物29mg(収率28
%)を得た。(NMRデータは実施例2と同じ)
酸 常法により合成した2−ブロモ−3−(4−メチルフェ
ニル)プロピオン酸(121mg.0.50mmol)
をエタノール5mlに溶解させた後、ナトリウムエトキ
シド(41mg)を加えた。室温で30分間攪拌後、炭
酸セシウム(163mg,0.50mmol)を加え2
4時間加熱還流した。反応終了を確認した後、酢酸エチ
ルおよび1N塩酸を加えた。酢酸エチル層を分取した
後、水で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧
留去した。続いてこの残渣を薄層クロマトゲラフィー
(クロロホルム/メタノール=10/1)にて精製する
ことで微黄油状物である標題化合物29mg(収率28
%)を得た。(NMRデータは実施例2と同じ)
【0026】実施例5 2−エトキシ−3−[3−[2−(2−フェニル−5−
メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2−ベンズ
イソキサゾール−6−イル]プロピオン酸 (1)2−ヒドロキシ−3−[3−[2−(2−フェニ
ル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2
−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオン酸エチ
ル <A法>参考例1で得られた2−ブロモ−3−[3−
[2−(2−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリ
ル)エチル]−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イ
ル]プロピオン酸メチル(360mg,0.767mm
ol)とTHF(1ml)の溶液に、氷冷下水酸化ナト
リウム(31mg,0.767mmol)、炭酸カルシ
ウム(77mg,0.767mmol)及び水(1m
l)の懸濁液を加え、徐々に室温に戻しながら一夜攪拌
した。更に23時間加熱還流後、反応物を酢酸酸性とし
酢酸エチルにて抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去して得られた橙
色固形物にエタノール(5ml)と濃硫酸(2滴)を加
え2.5時間加熱還流した。減圧下エタノールを留去
し、水を加え酢酸エチルにて抽出、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留
去して得られた粗体をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ−に付し、n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1の溶出
部より標題化合物(200mg,62.1%)を淡黄色
油状物として得た。
メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2−ベンズ
イソキサゾール−6−イル]プロピオン酸 (1)2−ヒドロキシ−3−[3−[2−(2−フェニ
ル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2
−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオン酸エチ
ル <A法>参考例1で得られた2−ブロモ−3−[3−
[2−(2−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリ
ル)エチル]−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イ
ル]プロピオン酸メチル(360mg,0.767mm
ol)とTHF(1ml)の溶液に、氷冷下水酸化ナト
リウム(31mg,0.767mmol)、炭酸カルシ
ウム(77mg,0.767mmol)及び水(1m
l)の懸濁液を加え、徐々に室温に戻しながら一夜攪拌
した。更に23時間加熱還流後、反応物を酢酸酸性とし
酢酸エチルにて抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去して得られた橙
色固形物にエタノール(5ml)と濃硫酸(2滴)を加
え2.5時間加熱還流した。減圧下エタノールを留去
し、水を加え酢酸エチルにて抽出、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留
去して得られた粗体をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ−に付し、n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1の溶出
部より標題化合物(200mg,62.1%)を淡黄色
油状物として得た。
【0027】1H−NMR(CDCl3) δ: 1.28(3H,t,J=7Hz) 2.16(3H,s) 2.84(1H,d,J=5Hz) 3.03(2H,t,J=7Hz) 3.10(1H,dd,J=7,14Hz) 3.27(1H,dd,J=7,14Hz) 3.35(2H,t,J=7Hz) 4.22(2H,q,J=7Hz) 4.45〜4.5(1H,m) 7.12(1H,d,J=8Hz) 7.4〜7.5(5H,m) 7.9〜8.0(2H,m)
【0028】<B法> 2−ブロモ−3−[3−[2−(2−フェニル−5−
メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2−ベンズ
イソキサゾール−6−イル]プロピオン酸及びそのナト
リウム塩 (a)参考例1で得られた2−ブロモ−3−[3−[2
−(2−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エ
チル]−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プ
ロピオン酸メチル(360mg,0.767mmol)
とテトラヒドロフラン(1ml)の溶液に、氷冷下水酸
化ナトリウム(31mg,0.767mmol)、炭酸
カルシウム(77mg,0.767mmol)および水
(1ml)の懸濁液を加え、徐々に室温に戻しながら一
夜攪拌した。 (b)ここで、酸性条件から反応生成物の一部を単離し
たところ、2−ブロモ−3−[3−[2−(2−フェニ
ル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2
−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオン酸が得
られた。2−ブロモ−3−[3−[2−(2−フェニル
−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2−
ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオン酸のNM
R値は参考例2と同じ。
メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2−ベンズ
イソキサゾール−6−イル]プロピオン酸及びそのナト
リウム塩 (a)参考例1で得られた2−ブロモ−3−[3−[2
−(2−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エ
チル]−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プ
ロピオン酸メチル(360mg,0.767mmol)
とテトラヒドロフラン(1ml)の溶液に、氷冷下水酸
化ナトリウム(31mg,0.767mmol)、炭酸
カルシウム(77mg,0.767mmol)および水
(1ml)の懸濁液を加え、徐々に室温に戻しながら一
夜攪拌した。 (b)ここで、酸性条件から反応生成物の一部を単離し
たところ、2−ブロモ−3−[3−[2−(2−フェニ
ル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2
−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオン酸が得
られた。2−ブロモ−3−[3−[2−(2−フェニル
−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]−1,2−
ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオン酸のNM
R値は参考例2と同じ。
【0029】2−ヒドロキシ−3−[3−[2−(2
−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]
−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオ
ン酸 −(a)の反応混合物を更に23時間加熱還流後、酢
酸酸性とし酢酸エチルにて抽出、飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去して
得られた標記の2−ヒドロキシ−3−[3−[2−(2
−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]
−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオ
ン酸の橙色固形物を得た。
−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]
−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオ
ン酸 −(a)の反応混合物を更に23時間加熱還流後、酢
酸酸性とし酢酸エチルにて抽出、飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去して
得られた標記の2−ヒドロキシ−3−[3−[2−(2
−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]
−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオ
ン酸の橙色固形物を得た。
【0030】1H−NMR(CDCl3) δ: 2.20(3H,s) 3.03(2H,t,J=7Hz) 3.1〜3.2(2H,m) 3.35(2H,t,J=7Hz) 4.55〜4.60(1H,m) 7.15(1H,d,J=8Hz) 7.4〜7.5(4H,m) 7.61(1H,d,J=8Hz) 7.9〜8.0(2H,m)
【0031】2−ヒドロキシ−3−[3−[2−(2
−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]
−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオ
ン酸エチル で得られた橙色固形物にエタノール(5ml)と濃硫
酸(2滴)を加え2.5時間加熱還流した。減圧下エタ
ノールを留去し、水を加え酢酸エチルにて抽出、飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧
下溶媒を留去して得られた粗体をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−に付し、n−ヘキサン/酢酸エチル=1
/1の溶出部より標題化合物である2−ヒドロキシ−3
−[3−[2−(2−フェニル−5−メチル−4−オキ
サゾリル)エチル]−1,2−ベンズイソキサゾール−
6−イル]プロピオン酸エチル(200mg,62.1
%)を淡黄色油状物として得た。NMRデータはA法で
得られたものと同じ。
−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチル]
−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロピオ
ン酸エチル で得られた橙色固形物にエタノール(5ml)と濃硫
酸(2滴)を加え2.5時間加熱還流した。減圧下エタ
ノールを留去し、水を加え酢酸エチルにて抽出、飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧
下溶媒を留去して得られた粗体をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−に付し、n−ヘキサン/酢酸エチル=1
/1の溶出部より標題化合物である2−ヒドロキシ−3
−[3−[2−(2−フェニル−5−メチル−4−オキ
サゾリル)エチル]−1,2−ベンズイソキサゾール−
6−イル]プロピオン酸エチル(200mg,62.1
%)を淡黄色油状物として得た。NMRデータはA法で
得られたものと同じ。
【0032】(2)2−エトキシ−3−[3−[2−
(2−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチ
ル]−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロ
ピオン酸エチル (1)で得られたヒドロキシ体(A法:190mg,
0.452mmol)を乾燥THF(1.5ml)に溶
解し、氷冷下60%水素化ナトリウム(27.1mg,
0.678mmol)を加え、同温にて1時間攪拌し
た。これにヨウ化エチル(705mg,4.52mmo
l)と乾燥THF(1ml)の溶液を滴下し、徐々に室
温に戻しながら一夜攪拌した。反応物を氷水中に注ぎ酢
酸エチルにて抽出、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナ
トリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去して得られた粗
体をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、n−
ヘキサン/酢酸エチル=1/1の溶出部より標題化合物
(126mg,62.3%)を無色油状物として得た。
(2−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチ
ル]−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロ
ピオン酸エチル (1)で得られたヒドロキシ体(A法:190mg,
0.452mmol)を乾燥THF(1.5ml)に溶
解し、氷冷下60%水素化ナトリウム(27.1mg,
0.678mmol)を加え、同温にて1時間攪拌し
た。これにヨウ化エチル(705mg,4.52mmo
l)と乾燥THF(1ml)の溶液を滴下し、徐々に室
温に戻しながら一夜攪拌した。反応物を氷水中に注ぎ酢
酸エチルにて抽出、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナ
トリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去して得られた粗
体をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、n−
ヘキサン/酢酸エチル=1/1の溶出部より標題化合物
(126mg,62.3%)を無色油状物として得た。
【0033】1H−NMR(CDCl3) δ: 1.14(3H,t,J=7Hz) 1.23(3H,t,J=7Hz) 2.15(3H,s) 3.04(2H,t,J=7Hz) 3.1〜3.2(2H,m) 3.3〜3.4(3H,m) 3.6〜3.7(1H,m) 4.04(1H,dd,J=5,8Hz) 4.17(2H,q,J=7Hz) 7.15(1H,d,J=9Hz) 7.4〜8.0(7H,m)
【0034】(3)2−エトキシ−3−[3−[2−
(2−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチ
ル]−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロ
ピオン酸 (2)で得られたエステル体(6.44g,14.4m
mol)をTHF(60ml)に溶解し、氷冷下1N水
酸化ナトリウム水溶液(15.8ml,15.8mmo
l)、次いで水(45ml)を加え、徐々に室温に戻し
ながら一夜攪拌した。減圧下THFを留去し水(20m
l)を加え、氷冷下1N塩酸(16ml)及び水(30
ml)を加え同温にて3時間攪拌した。析出した結晶を
濾取、水(50ml)で2回洗浄、風乾後減圧下50℃
で一夜乾燥し標題化合物(5.25g,86.9%)を
白色結晶として得た。(NMR及びIRデータは実施例
1と同じ)
(2−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)エチ
ル]−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]プロ
ピオン酸 (2)で得られたエステル体(6.44g,14.4m
mol)をTHF(60ml)に溶解し、氷冷下1N水
酸化ナトリウム水溶液(15.8ml,15.8mmo
l)、次いで水(45ml)を加え、徐々に室温に戻し
ながら一夜攪拌した。減圧下THFを留去し水(20m
l)を加え、氷冷下1N塩酸(16ml)及び水(30
ml)を加え同温にて3時間攪拌した。析出した結晶を
濾取、水(50ml)で2回洗浄、風乾後減圧下50℃
で一夜乾燥し標題化合物(5.25g,86.9%)を
白色結晶として得た。(NMR及びIRデータは実施例
1と同じ)
Claims (6)
- 【請求項1】一般式(II)、 【化1】 (式中、Aはアリ−ル基を表し、そしてXは脱離基を表
す)で表される3−アリ−ルプロピオン酸の金属塩を、
アルカリ金属、アルカリ土類金属若しくは銀の弱酸塩、
又はアルカリ土類金属若しくは銀の酸化物から選ばれる
添加剤の存在下、 R-OH (式中、Rはアルキル基を表す)で表されるアルコ−ル
と反応させることを特徴とする、一般式(I)、 【化2】 (式中、A及びRは前記と同じ)で表される2−アルコ
キシ−3−アリ−ルプロピオン酸の製造方法。 - 【請求項2】一般式(II)、 【化3】 (式中、Aはアリ−ル基を表し、そしてXは脱離基を表
す)で表される3−アリ−ルプロピオン酸に、当量〜少
過剰のアルカリを加えた後、これをアルカリ金属、アル
カリ土類金属若しくは銀の弱酸塩、又はアルカリ土類金
属若しくは銀の酸化物から選ばれる添加剤の存在下、 R-OH (式中、Rはアルキル基を表す)で表されるアルコ−ル
と反応させることを特徴とする、一般式(I)、 【化4】 (式中、A及びRは前記と同じ)で表される2−アルコ
キシ−3−アリ−ルプロピオン酸の製造方法。 - 【請求項3】一般式(II)、 【化5】 (式中、Aはアリ−ル基を表し、そしてXは脱離基を表
す)で表される3−アリ−ルプロピオン酸の金属塩を、
アルカリ金属、アルカリ土類金属若しくは銀の弱酸塩、
又はアルカリ土類金属若しくは銀の酸化物から選ばれる
添加剤の存在下、水と反応させ、一般式(III)、 【化6】 (式中、Aは前記と同じ)で表される3−アリ−ル−2
−ヒドロキシプロピオン酸を得た後、次いでこれをカル
ボン酸基の保護或いは無保護下に、アルキル化剤と反応
させ、さらに必要に応じてカルボン酸基の保護基を脱離
することを特徴とする、一般式(I)、 【化7】 (式中、Rはアルキル基を表し、そしてAは前記と同
じ)で表される2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオ
ン酸の製造方法。 - 【請求項4】一般式(IV)、 【化8】 (式中、Aはアリ−ル基を表し、R0はアルキル基を表
し、そしてXは脱離基を表す)で表される3−アリ−ル
プロピオン酸エステルにアルカリを加え、これをアルカ
リ金属、アルカリ土類金属若しくは銀の弱酸塩、又はア
ルカリ土類金属若しくは銀の酸化物から選ばれる添加剤
の存在下、水と反応させ、一般式(III)、 【化9】 (式中、Aは前記と同じ)で表される3−アリ−ル−2
−ヒドロキシプロピオン酸を得た後、次いでこれをカル
ボン酸基の保護或いは無保護下に、アルキル化剤と反応
させ、さらに必要に応じてカルボン酸基の保護基を脱離
することを特徴とする、一般式(I)、 【化10】 (式中、Rはアルキル基を表し、そしてAは前記と同
じ)で表される2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオ
ン酸の製造方法。 - 【請求項5】添加剤がアルカリ金属又はアルカリ土類金
属の炭酸塩である請求項1乃至4に記載の2−アルコキ
シ−3−アリ−ルプロピオン酸の製造方法。 - 【請求項6】添加剤が酸化銀、炭酸カルシウム又は炭酸
セシウムである請求項1乃至4に記載の2−アルコキシ
−3−アリ−ルプロピオン酸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5608798A JPH11236348A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオン酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5608798A JPH11236348A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオン酸の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11236348A true JPH11236348A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=13017324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5608798A Ceased JPH11236348A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 2−アルコキシ−3−アリ−ルプロピオン酸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11236348A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100474137B1 (ko) * | 2001-11-16 | 2005-03-08 | (주)바이오뉴트리젠 | 신규의 아릴프로피온산 유도체 및 이를 포함하는 당뇨병 예방 또는 치료용 조성물 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP5608798A patent/JPH11236348A/ja not_active Ceased
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100474137B1 (ko) * | 2001-11-16 | 2005-03-08 | (주)바이오뉴트리젠 | 신규의 아릴프로피온산 유도체 및 이를 포함하는 당뇨병 예방 또는 치료용 조성물 |
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