JPH1131665A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

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JPH1131665A
JPH1131665A JP9186825A JP18682597A JPH1131665A JP H1131665 A JPH1131665 A JP H1131665A JP 9186825 A JP9186825 A JP 9186825A JP 18682597 A JP18682597 A JP 18682597A JP H1131665 A JPH1131665 A JP H1131665A
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JP
Japan
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circuit device
integrated circuit
semiconductor
semiconductor integrated
region
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Withdrawn
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JP9186825A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Kashu
信義 夏秋
Mitsuharu Honda
光晴 本多
Tomoji Nagayama
智士 永山
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高不純物濃度で、不純物濃度分布が急峻な浅
い接合の半導体領域を形成する。 【解決手段】 半導体基板1上に、浅い接合の半導体領
域を形成するためのイオン注入処理(工程100)後、
不純物活性化の熱処理(工程103)の直前に、外方拡
散を防止すべく、薄いキャップ膜2を形成する(工程1
02)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造技術に関し、特に、半導体集積回路装置におけ
る浅い接合の形成技術に適用して有効な技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の製造における微細
加工技術の進歩に伴い、素子等の微細化が進められてい
る。そして、浅い接合の形成技術は、素子の微細化を推
進し素子集積度の向上を図ることができるだけでなく、
素子性能の改善を図ることができるとして重要な技術と
なっている。
【0003】例えばバイポーラトランジスタにおいて、
不純物濃度を高めに確保した状態で浅いベース領域を形
成することは、半導体集積回路装置の高周波化および低
雑音化を実現できる。また、MOS・FET(Metal Ox
ide Semiconductor Field Effect Transistor )におい
て、不純物濃度を高めに確保した状態で浅いソース・ド
レイン領域を形成することは、短チャネル効果を抑制し
つつ、MOS・FETの電流駆動能力を向上させること
ができる。
【0004】このような浅い接合の半導体領域を半導体
基板上に形成するには、不純物イオンを低エネルギーで
注入した後、半導体基板に対して短時間アニール処理を
施すことで形成することが一般的である。
【0005】なお、このような浅い接合の形成技術につ
いては、例えば株式会社プレスジャーナル、平成5年1
0月20日発行、「セミコンダクタワールド(Semicond
uctor World )」P54〜P59に記載がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した浅
い接合の半導体領域の形成技術については、以下の問題
があることを本発明者は見出した。
【0007】すなわち、浅い接合の半導体領域を形成す
るための低エネルギーイオン注入技術においては、洗浄
を含む通常のプロセスにおいて熱処理工程のキャップと
して使用可能な厚さの絶縁膜を使用することが困難であ
り、その熱処理工程においては、半導体基板表面が剥き
出しとなるので、注入イオンの一部が外方拡散等により
失われ、目的とする不純物濃度を持ち、かつ、急峻な不
純物濃度分布を持つ浅い接合の半導体領域を形成するこ
とが困難であるという問題がある。
【0008】本発明の目的は、目的とする不純物濃度を
確保した状態で、しかも不純物濃度分布が急峻な浅い接
合の半導体領域を形成することのできる技術を提供する
ことにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0011】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、半導体基板に浅い接合の半導体領域を形成するため
に、前記半導体基板に所定の不純物を導入する工程と、
前記所定の不純物を活性化させるための熱処理の直前ま
たは初期に不純物の飛程に比し薄いキャップ膜を形成す
る工程とを有するものである。
【0012】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記薄いキャップの形成温度が750℃以下で
あるものである。
【0013】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記薄いキャップの膜厚が2nm以下であるも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する(なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する)。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明の半導体集
積回路装置の製造方法における要部の説明図、図2〜図
10は本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置
の製造工程中における要部断面図、図11は図10の半
導体集積回路装置を構成する半導体領域の不純物濃度分
布図、図12は本実施の形態の場合と不純物活性化の熱
処理に先立ってキャップ膜を形成しない技術の場合とに
おける半導体基板の深さと不純物濃度との関係を示すグ
ラフ図である。
【0016】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、半導体基板に浅い接合の半導体領域を形成する場合
に有効な技術である。その要部を図1によって説明す
る。
【0017】まず、所定の不純物を半導体基板1にイオ
ン注入法等によって導入する。この際のエネルギーは、
浅い接合の半導体領域を形成すべく、単位原子当たり0.
1KeV以下の低エネルギーとする(工程100)。な
お、図1の半導体基板1は、例えば所定導電形のシリコ
ン(Si)単結晶の単体からなる。
【0018】続いて、半導体基板1に対して洗浄処理を
施した後(工程101)、半導体基板1の主面上に薄い
キャップ膜2を形成する(工程102)。
【0019】この薄いキャップ膜2は、例えば二酸化シ
リコン(SiO2 )等からなり、例えば750℃以下の
低温での熱酸化処理で形成され、その厚さは、イオン投
影飛程(例えば5nm程度)よりも薄く、例えば2nm
程度以下である。
【0020】この薄いキャップ膜2の形成温度を低温で
形成することの利点は、キャップ膜2の形成時に注入イ
オンの蒸発や通常の熱拡散が生じない、浅い接合の半導
体領域を形成するのに好都合な温度で薄いキャップ膜2
を形成することができることである。また、酸化速度を
遅くすることができるので、薄いキャップ膜2を制御良
く形成することができることである。
【0021】また、キャップ膜2を極薄くすることの利
点は、上記したキャップ膜2の低温形成を容易にするこ
とができることに加えて、製造プロセス上においてキャ
ップ膜2の除去が必要な場合に、例えば素子分離膜の削
れ等のような悪影響が殆ど生じることなしに、キャップ
膜2を容易にエッチング除去することができることであ
る。
【0022】その後、半導体基板1に対して、注入イオ
ンの活性化のための熱処理を施す(工程103)。この
際、本実施の形態1においては、半導体基板1の主面上
に薄いキャップ膜2を形成したことにより、半導体基板
1に注入された不純物が外方に拡散してしまうのを防止
することができるので、高不純物濃度を維持したまま、
かつ、不純物濃度分布の急峻な浅い接合の半導体領域を
半導体基板1に形成することが可能となっている。
【0023】次に、本実施の形態1においては、本発明
を、例えばバイポーラトランジスタの形成方法に適用し
た例を図2〜図12によって説明する。
【0024】図2は、本実施の形態1の半導体集積回路
装置の製造工程中における半導体基板1の要部断面図を
示している。
【0025】半導体基板1は、支持基板1a上に絶縁層
1bを介して素子形成用の薄い半導体層1cを設けてな
る、いわゆるSOI(Silicon On Insulator)基板であ
る。
【0026】この支持基板1aは、主として基板強度を
確保するための部材であり、例えばp- 形のSi単結晶
からなる。絶縁層1bは、支持基板1aと薄い半導体層
1cとを電気的に分離する機能を有しており、例えばS
iO2 等からなる。素子形成用の薄い半導体層1cは、
例えばn形のSi単結晶からなる。
【0027】この薄い半導体層1cの素子分離領域には
フィールド絶縁膜3aおよび溝形分離部4が形成されて
いる。フィールド絶縁膜3aは、例えばSiO2 等から
なり、選択酸化法等によって形成されている。また、溝
形分離部4は、フィールド絶縁膜3aの下面から絶縁層
1bに達すように延びる分離溝4a内に、例えばSiO
2 等からなる分離膜4bが埋め込まれて形成されてい
る。
【0028】また、薄い半導体層1cの素子内分離領域
にはフィールド絶縁膜3bが形成されている。このフィ
ールド絶縁膜3bは、例えばSiO2 等からなり、素子
分離領域のフィールド絶縁膜3aと同時に選択酸化法等
によって形成されている。なお、このフィールド絶縁膜
3bの下には溝形分離部が形成されていない。
【0029】なお、フィールド絶縁膜3a, 3bに囲ま
れたコレクタ形成領域における薄い半導体層1c上に
は、例えばSiO2 等からなる絶縁膜5が形成されてい
る。また、この絶縁膜5上には、その左右のフィールド
絶縁膜3a, 3b上にかかるように、例えばSiO2 等
からなる絶縁膜6がパターン形成されている。
【0030】まず、このような半導体基板1上に、図3
に示すように、ポリシリコン膜7をCVD法等によって
堆積した後、そのポリシリコン膜7の所定の領域に、例
えばフッ化ホウ素(BF2 )等をイオン注入法等によっ
て導入することにより、そのポリシリコン膜7を低抵抗
化する。
【0031】続いて、このポリシリコン膜7をフォトリ
ソグラフィ技術およびエッチング技術によってパターニ
ングすることにより、図4に示すように、低抵抗ポリシ
リコンからなる導体パターン7aを形成する。
【0032】その後、半導体基板1上に、例えばSiO
2 等からなる絶縁膜8をCVD法等によって形成した
後、導体パターン7aおよび絶縁膜8をフォトリソグラ
フィ技術およびエッチング技術によってパターニングす
ることにより、図5に示すように、ベース形成領域にお
ける薄い半導体層1cの上面が露出するような開口部9
を形成するとともに、低抵抗ポリシリコンからなるベー
ス引き出し電極7a1 を形成する。
【0033】次いで、本実施の形態1においては、浅い
接合の真性ベース領域を形成するために、例えばBF2
を開口部9を通じてイオン注入法によって薄い半導体層
1cの上層部に打ち込む。この際のイオン打ち込みエネ
ルギーは、例えば3KeV程度、ドーズ量は、1×10
14cm2 程度である。
【0034】続いて、半導体基板1に対して、例えば6
00℃程度、30s程度のドライ酸化処理を施すことに
より、開口部9から露出する薄い半導体基板1上に上記
した薄いキャップ膜を形成する。
【0035】その後、その注入イオンの活性化のため
に、半導体基板1に対して、例えば950℃程度、10
s程度の熱処理を窒素ガス雰囲気中において施すことに
より、図6に示すように、浅い接合の真性ベース領域
(浅い接合の半導体領域)10を形成する。
【0036】本実施の形態1においては、不純物イオン
の活性化のための熱処理に先立って薄いキャップ膜を形
成することにより、薄い半導体層1cに注入された不純
物が外方に拡散してしまうのを防止することができるの
で、高不純物濃度を維持したまま、かつ、不純物濃度分
布の急峻な浅い接合の真性ベース領域10を形成するこ
とができ、真性ベース抵抗を約半減することが可能とな
っている。
【0037】同時に、図7に示すように、ベース引き出
し電極7a1 のp形不純物を半導体層1cに熱拡散する
ことにより、真性ベース領域10の外周にベース引き出
し領域11を形成する。
【0038】続いて、半導体基板1上に、例えばSiO
2 等からなる絶縁膜をCVD法等によって堆積した後、
その絶縁膜をエッチバックすることにより、開口部9の
内壁面にサイドウォール12を形成する。
【0039】その後、半導体基板1上に、例えばポリシ
リコン膜をCVD法等によって堆積し、そのポリシリコ
ン膜の所定の領域に、例えばn形不純物のヒ素(As)
等をイオン注入法等によって導入した後、さらに、その
低抵抗なポリシリコン膜をフォトリソグラフィ技術およ
びエッチング技術によってパターニングすることによ
り、図8に示すように、低抵抗ポリシリコン等からなる
エミッタ電極13を形成する。
【0040】次いで、図9に示すように、半導体基板1
上に、例えばBPSG(Boro Phospho Silicate Glass
)等からなる層間絶縁膜14aをCVD法等によって
堆積した後、熱処理を施す。
【0041】この熱処理により、層間絶縁膜14aの表
面をなだらかにするとともに、エミッタ電極13中のn
形不純物を薄い半導体層1cに熱拡散して薄い半導体層
1cの上層部にエミッタ領域15を形成する。このよう
にして、半導体基板1上にバイポーラトランジスタ16
を形成する。
【0042】続いて、コレクタ形成領域における半導体
層1cの上面、ベース引き出し電極7a1 の一部および
エミッタ電極13の一部が露出するような接続孔17を
フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって
形成する。
【0043】その後、半導体基板1上に、例えばアルミ
ニウム(Al)−Si−銅(Cu)合金からなる導体膜
をスパッタリング法等によって堆積した後、その導体膜
をフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によっ
てパターニングすることにより、図10に示すように、
第1層配線18を形成する。
【0044】その後、半導体基板1上に、例えばSiO
2 等からなる層間絶縁膜14bをCVD法等によって堆
積する。この層間絶縁膜14bによって第1層配線18
を被覆する。
【0045】図10のように形成されたバイポーラトラ
ンジスタ16のコレクタ領域、ベース領域およびエミッ
タ領域における不純物濃度分布を図11に示す。また本
実施の形態の場合とキャップ膜無しで熱処理を行う技術
とにおける半導体基板の深さと不純物濃度(ホウ素等)
との関係を図12に示す。
【0046】本実施の形態1においては、キャップ膜を
形成しない技術と比べて、同じ接合深さ(例えば20n
m、3×1017/ cm2 )において、ドーピング効率を
2倍、層抵抗を、例えば4KΩ□から2KΩ□に半減す
ることが可能となっている。また、例えば1×1018〜
1×1019/ cm3 の不純物濃度領域において、不純物
濃度分布の形状を急峻にすることが可能となっている。
これらにより、バイポーラトランジスタ16(図10参
照)における真性ベース領域10の抵抗を約半減するこ
とが可能となっている。
【0047】このような本実施の形態1によれば、以下
の効果を得ることが可能となる。
【0048】(1).不純物イオンの活性化のための熱処理
に先立って薄い半導体層1c上に薄いキャップ膜2を形
成することにより、薄い半導体層1cに注入された不純
物が外方に拡散してしまうのを防止することができるの
で、高不純物濃度を維持したまま、しかも急峻な不純物
濃度分布を持つ浅い接合の真性ベース領域10を形成す
ることができ、真性ベース抵抗を約半減することが可能
となる。
【0049】(2).上記(1) により、高周波動作が可能
で、かつ、低雑音のバイポーラトランジスタ16を得る
ことが可能となる。半導体集積回路装置の動作速度の向
上を推進することができるとともに、高速動作する半導
体集積回路装置の動作信頼性も確保することが可能とな
る。
【0050】(3).薄いキャップ膜2の形成温度を低温と
したことにより、キャップ膜2の形成時に注入イオンの
蒸発や通常の熱拡散が生じるのを防止でき、浅い接合の
半導体領域を形成するのに好都合な温度で薄いキャップ
膜2を形成することが可能となる。
【0051】(4).薄いキャップ膜2の形成温度を低温と
したことにより、酸化速度を遅くすることができるの
で、薄いキャップ膜2を制御性良く形成することが可能
となる。
【0052】(5).キャップ膜2を極薄くしたことによ
り、上記したキャップ膜2の低温形成を容易にすること
ができることに加えて、製造プロセス上においてキャッ
プ膜2の除去が必要な場合に、例えば素子分離膜の削れ
等のような悪影響が殆ど生じることなしに、キャップ膜
2を容易にエッチング除去することが可能となる。
【0053】(実施の形態2)図13〜図19は本発明
の他の実施の形態である半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図、図20は図19の半導体集積回
路装置を構成する半導体領域の不純物濃度分布図であ
る。
【0054】本実施の形態2においては、本発明を、例
えばpチャネル形のMOS・FETの形成方法に適用し
た例を図13〜図20によって説明する。
【0055】図13は本実施の形態2における半導体集
積回路装置の製造工程中における要部断面図を示してい
る。半導体基板1は、支持基板1a上に絶縁層1bを介
して素子形成用の薄い半導体層1cを設けてなる、いわ
ゆるSOI(Silicon On Insulator)基板である。
【0056】この支持基板1aは、主として基板強度を
確保するための部材であり、例えばp- 形のSi単結晶
からなる。絶縁層1bは、支持基板1aと薄い半導体層
1cとを電気的に分離する機能を有しており、例えばS
iO2 等からなる。素子形成用の薄い半導体層1cは、
例えばn形のSi単結晶からなる。
【0057】この薄い半導体層1cの素子分離領域には
フィールド絶縁膜3aおよび溝形分離部4が形成されて
いる。フィールド絶縁膜3aは、例えばSiO2 等から
なり、選択酸化法等によって形成されている。また、溝
形分離部4は、フィールド絶縁膜3aの下面から絶縁層
1bに達すように延びる分離溝4a内に、例えばSiO
2 等からなる分離膜4bが埋め込まれて形成されてい
る。
【0058】このフィールド絶縁膜3a, 3aに囲まれ
た半導体基板1上には、ゲート絶縁膜19iを介してゲ
ート電極19gがパターン形成されている。ゲート絶縁
膜19iは、例えばSiO2 からなり、熱酸化法等によ
って形成されている。
【0059】ゲート電極19gは、低抵抗ポリシリコン
からなる導体膜19g1 上に、例えばタングステンシリ
サイド(WSi2 )等のようなシリサイド膜19g2 が
積み重ねられて形成されている。
【0060】なお、ゲート電極19g上にはキャップ膜
20が形成されている。このキャップ膜20は、シリサ
イド膜19g2 の剥離を防止する等の機能を有する絶縁
膜であり、例えばSiO2 等からなる。
【0061】まず、このような半導体基板1に低不純物
濃度の半導体領域を形成すべく、図14に示すように、
例えばp形不純物のホウ素を、ゲート電極19gおよび
キャップ膜20をマスクとしてイオン注入法等によって
打ち込む。この際のイオン打ち込みエネルギーは、例え
ば2KeV程度、ドーズ量は、例えば1×1014/ cm
2 程度である。
【0062】続いて、半導体基板1上に、例えばSiO
2 等からなる絶縁膜をCVD法等によって堆積した後、
その絶縁膜をエッチバックすることにより、図15に示
すように、ゲート電極19gの側壁にサイドウォール2
1を形成する。
【0063】その後、図16に示すように、ゲート電極
19g、キャップ膜20およびサイドウォール21をマ
スクとして、半導体基板1に、例えばp形不純物のBF
2 をイオン注入法等によって打ち込む。この際のイオン
打ち込みエネルギーは、例えば5KeV程度、ドーズ量
は、例えば3×1015/ cm2 程度である。
【0064】次いで、半導体基板1に対して、例えば6
00℃、30s程度のドライ酸化処理を施すことによ
り、前記実施の形態1で説明した薄いキャップ膜を半導
体層1c上に形成する。
【0065】続いて、上記した不純物イオンの活性化の
ために、窒素ガス等の雰囲気中において、例えば950
℃、10s程度の熱処理を半導体基板1に対して施す。
【0066】これにより、図17に示すように、半導体
層1cの上層に低不純物濃度の半導体領域19d1 およ
び高不純物濃度の半導体領域(浅い接合の半導体領域)
19d2 からなる半導体領域19dを形成し、半導体基
板1上に、例えばpチャネル形のMOS・FET19を
形成する。なお、半導体領域19dは、pチャネル形の
MOS・FET19のソース・ドレイン領域を形成して
いる。
【0067】その後、図18に示すように、例えばSi
O2 等からなる層間絶縁膜14aをCVD法等によって
半導体基板1上に堆積した後、その層間絶縁膜14aに
半導体領域19dの上面が露出するような接続孔17を
フォトリソグラフイ技術およびドライエッチング技術に
よって穿孔する。
【0068】次いで、層間絶縁膜14a上に、例えばA
l−Si−Cu合金からなる導体膜をスパッタリング法
によって堆積した後、その導体膜をフォトリソグラフィ
技術およびドライエッチング技術等によってパターニン
グすることにより、図19に示すように、第1層配線1
8を形成する。
【0069】その後、半導体基板1上に、例えばSiO
2 等からなる層間絶縁膜14bをCVD法等によって堆
積した後、半導体集積回路装置の通常の配線形成工程を
経て半導体集積回路装置を完成させる。
【0070】図19のように形成されたpチャネル形の
MOS・FET19の形成領域における不純物濃度分布
を図20に示す。
【0071】本実施の形態2においては、キャップ膜を
形成しない技術と比べて、同じ接合深さ(例えば15n
m、1×1018/ cm3 )において、ドーピング効率を
2倍、層抵抗を、例えば4KΩ□から2KΩ□に半減す
ることが可能となっている。その結果、ソース・エクス
テンション部の直列抵抗を約半減することが可能となっ
ている。
【0072】このような本実施の形態2によれば、以下
の効果を得ることが可能となる。
【0073】(1).不純物イオンの活性化のための熱処理
に先立って薄い半導体層1c上に薄いキャップ膜2を形
成することにより、薄い半導体層1cに注入された不純
物が外方に拡散してしまうのを防止することができるの
で、高不純物濃度を維持したまま、しかも急峻な不純濃
度分布を持つ浅い接合の半導体領域9dを形成すること
ができ、半導体領域9dの抵抗を約半減することが可能
となる。
【0074】(2).上記(1) により、pチャネル形のMO
S・FET19の短チャネル効果を大幅に低減すること
が可能となる。したがって、pチャネル形のMOS・F
ET19の微細化を推進することができ、素子集積度の
向上を図ることができるとともに、半導体チップの縮小
を推進することが可能となる。
【0075】(3).上記(1) により、pチャネル形のMO
S・FET19の電流駆動能力を向上させることができ
るので、pチャネル形のMOS・FET19の動作速度
を向上させることが可能となる。
【0076】(4).薄いキャップ膜2の形成温度を低温と
したことにより、キャップ膜2の形成時に注入イオンの
蒸発や通常の熱拡散が生じるのを防止でき、浅い接合の
半導体領域を形成するのに好都合な温度で薄いキャップ
膜2を形成することが可能となる。
【0077】(5).薄いキャップ膜2の形成温度を低温と
したことにより、酸化速度を遅くすることができるの
で、薄いキャップ膜2を制御性良く形成することが可能
となる。
【0078】(6).キャップ膜2を極薄くしたことによ
り、上記したキャップ膜2の低温形成を容易にすること
ができることに加えて、製造プロセス上においてキャッ
プ膜2の除去が必要な場合に、例えば素子分離膜の削れ
等のような悪影響が殆ど生じることなしに、キャップ膜
2を容易にエッチング除去することが可能となる。
【0079】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態1, 2に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0080】例えば前記実施の形態1, 2においては、
不純物活性化の熱処理前に半導体基板上に形成する薄い
キャップ膜を熱酸化法等によって形成した場合について
説明したが、これに限定されるものではなく種々変更可
能であり、例えばCVD法、ケミカル(液)酸化法ある
いはプラズマ酸化法等によって形成しても良い。
【0081】このように薄いキャップ膜をCVD法で形
成する場合、薄いキャップ膜を窒化膜で形成することも
可能であり、プロセスフローの構成を容易にすることも
可能となる。また、ケミカル酸化法またはプラズマ酸化
法で形成した場合には低温化を容易とすることが可能と
なる。
【0082】また、前記実施の形態1, 2においては、
浅い接合のp形の半導体領域の形成方法に本発明を適用
した場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、例えばn形不純物のリンまたはヒ素(As)等
をドーパントとする浅い接合のn形の半導体領域の形成
にも適用できる。
【0083】したがって、本発明はnチャネル形のMO
S・FETの浅い接合のソース・ドレイン領域の形成方
法にも適用できる。また、pnp形のバイポーラトラン
ジスタの形成方法にも適用できる。また、同一半導体基
板上にMOS・FETとバイポーラトランジスタとを設
けてなる半導体集積回路装置にも適用できる。本発明
は、浅い接合の半導体領域を形成する条件のものに適用
できる。
【0084】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0085】(1).本発明の半導体集積回路装置の製造方
法によれば、導入した不純物の活性化のための熱処理の
直前または初期に薄いキャップ膜を形成することによ
り、その不純物の外方拡散を薄いキャップ膜によって防
止することができるので、目的とする不純物濃度を確保
した状態で、しかも不純物濃度分布が急峻な浅い接合の
半導体領域を形成することが可能となる。したがって、
半導体集積回路装置の素子集積度を向上させることがで
きるとともに、素子特性および素子動作速度を向上させ
ることが可能となる。
【0086】(2).本発明の半導体集積回路装置の製造方
法によれば、薄いキャップ膜の形成温度を750℃以下
とすることにより、導入した不純物の蒸発や通常の熱拡
散が生じない温度で薄いキャップ膜を形成することが可
能となる。また、酸化速度が遅いので極薄い酸化膜から
なる薄いキャップ膜を制御性良く形成することが可能と
なる。
【0087】(3).本発明の半導体集積回路装置の製造方
法によれば、薄いキャップ膜の膜厚を2nm以下とした
ことにより、上記したように、薄いキャップ膜を低温で
形成することが可能となる。また、製造プロセス上にお
いてキャップ膜の除去が必要な場合に、素子分離用の酸
化膜の削れ等のような不具合がほとんど無い状態で容易
に除去処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路装置の製造方法におけ
る要部の説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程中における要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の図2に続く製造工程中における要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の図3に続く製造工程中における要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の図4に続く製造工程中における要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の図5に続く製造工程中における要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の図6に続く製造工程中における要部断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の図7に続く製造工程中における要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の図8に続く製造工程中における要部断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の図9に続く製造工程中における要部断面図であ
る。
【図11】図10の半導体集積回路装置を構成する半導
体領域の不純物濃度分布図である。
【図12】本実施の形態の場合と不純物活性化の熱処理
に先立ってキャップ膜を形成しない技術の場合とにおけ
る半導体基板の深さと不純物濃度との関係を示すグラフ
図である。
【図13】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造工程中における要部断面図である。
【図14】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の図13に続く製造工程中における要部断面図で
ある。
【図15】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の図14に続く製造工程中における要部断面図で
ある。
【図16】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の図15に続く製造工程中における要部断面図で
ある。
【図17】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の図16に続く製造工程中における要部断面図で
ある。
【図18】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の図17に続く製造工程中における要部断面図で
ある。
【図19】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の図18に続く製造工程中における要部断面図で
ある。
【図20】図19の半導体集積回路装置を構成する半導
体領域の不純物濃度分布図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 1a 支持基板 1b 絶縁層 1c 薄い半導体層 2 薄いキャップ膜 3a フィールド絶縁膜 3b フィールド絶縁膜 4 溝形分離部 4a 分離溝 4b 分離膜 5 絶縁膜 6 絶縁膜 7 ポリシリコン膜 7a 導体パターン 7a1 ベース引き出し電極 8 絶縁膜 9 開口部 10 真性ベース領域(浅い接合の半導体領域) 11 ベース引き出し領域 12 サイドウォール 13 エミッタ電極 14 層間絶縁膜 15 エミッタ領域 16 バイポーラトランジスタ 17 接続孔 18 第1層配線 19 pチャネル形のMOS・FET 19i ゲート絶縁膜 19g ゲート電極 19g1 導体膜 19g2 シリサイド膜 19d 半導体領域 19d1 低不純物濃度の半導体領域 19d2 高不純物濃度の半導体領域(浅い接合の半導
体領域) 20 キャップ膜 21 サイドウォール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 光晴 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 永山 智士 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に浅い接合の半導体領域を形
    成するために、前記半導体基板に所定の不純物を導入す
    る工程と、前記所定の不純物を活性化させるための熱処
    理の直前または初期に不純物の飛程に比し薄いキャップ
    膜を形成する工程とを有することを特徴とする半導体集
    積回路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記浅い接合の半導体領域がバイポー
    ラトランジスタのベース領域であることを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記浅い接合の半導体領域がMISト
    ランジスタのソース・ドレイン領域であることを特徴と
    する半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置の製造方法において、前記所定の不純物を、単
    位原子当たり0.1KeV以下の低エネルギーでイオン打
    ち込みすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の半導体
    集積回路装置の製造方法において、前記薄いキャップの
    形成温度が750℃以下であることを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置の製造方法において、前記薄いキャッ
    プの膜厚が2nm以下であることを特徴とする半導体集
    積回路装置の製造方法。
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