JPH1143867A - ジ−ンズ用繊維材料 - Google Patents
ジ−ンズ用繊維材料Info
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- JPH1143867A JPH1143867A JP9196632A JP19663297A JPH1143867A JP H1143867 A JPH1143867 A JP H1143867A JP 9196632 A JP9196632 A JP 9196632A JP 19663297 A JP19663297 A JP 19663297A JP H1143867 A JPH1143867 A JP H1143867A
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- fiber material
- jeans
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Abstract
(57)【要約】
【課題】肌触りや風合いがよい従来のジ−ンズの特長を
生かしながらも、真夏でも真冬でも着用でき、しかも水
に濡れてもその水が弾き染みを生じないオ−ルシ−ズン
型のセルロ−ス系繊維材料からなるジ−ンズ用繊維材料
を提供する。 【解決手段】フッ素系撥水剤による処理により、JIS
−L−1096−B法による吸水性の測定で、未処理繊
維材料に対する吸水割合が10〜90%の吸水性と、J
IS−L−1096−A法準拠による吸水性の測定で1
0秒以上の撥水性とを付与してなるジ−ンズ用繊維材料
である。
生かしながらも、真夏でも真冬でも着用でき、しかも水
に濡れてもその水が弾き染みを生じないオ−ルシ−ズン
型のセルロ−ス系繊維材料からなるジ−ンズ用繊維材料
を提供する。 【解決手段】フッ素系撥水剤による処理により、JIS
−L−1096−B法による吸水性の測定で、未処理繊
維材料に対する吸水割合が10〜90%の吸水性と、J
IS−L−1096−A法準拠による吸水性の測定で1
0秒以上の撥水性とを付与してなるジ−ンズ用繊維材料
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジ−ンズ用繊維材
料、特に、真夏に蒸れることがなく、真冬に冷たさを感
じさせないオ−ルシ−ズンタイプのジ−ンズに好適に用
いられるジ−ンズ用繊維材料に関する。
料、特に、真夏に蒸れることがなく、真冬に冷たさを感
じさせないオ−ルシ−ズンタイプのジ−ンズに好適に用
いられるジ−ンズ用繊維材料に関する。
【0002】
【従来技術】従来、ジ−ンズ用繊維材料としては、綿、
レ−ヨン等のセルロ−ス繊維材料が用いられている。そ
して、例えばインジゴ染料等でこれらの繊維材料を染色
した、いわゆる典型的なジ−ンズ色として知られている
インジゴ青のジ−ンズが提供されている。
レ−ヨン等のセルロ−ス繊維材料が用いられている。そ
して、例えばインジゴ染料等でこれらの繊維材料を染色
した、いわゆる典型的なジ−ンズ色として知られている
インジゴ青のジ−ンズが提供されている。
【0003】しかし、これらのジ−ンズは、真夏に着用
すると蒸れ、べとつき、吸収した汗による臭気を生じ、
真冬に着用すると冷たく、保温性に乏しいため、真夏と
真冬には着用されない場合が多い。また、従来のジ−ン
ズは、水に濡れるとその部分が染みになりやすく乾きに
くいため外観を損なう結果、ファッション性に劣る欠点
があった。さらに、青色の典型的なジ−ンズの場合、従
来、通常の染色では、青みのある青がなかなか出ずに、
赤みのある青となりやすいことから、青味のある青の最
終染着色を有するジ−ンズ用繊維材料が上記問題点に加
えて特に所望されていた。
すると蒸れ、べとつき、吸収した汗による臭気を生じ、
真冬に着用すると冷たく、保温性に乏しいため、真夏と
真冬には着用されない場合が多い。また、従来のジ−ン
ズは、水に濡れるとその部分が染みになりやすく乾きに
くいため外観を損なう結果、ファッション性に劣る欠点
があった。さらに、青色の典型的なジ−ンズの場合、従
来、通常の染色では、青みのある青がなかなか出ずに、
赤みのある青となりやすいことから、青味のある青の最
終染着色を有するジ−ンズ用繊維材料が上記問題点に加
えて特に所望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明のうち
請求項1〜3記載の発明は、吸水性があり、肌触りや風
合いがよい従来のジ−ンズの特長を生かしながらも、ジ
−ンズの前記欠点を改善し、真夏でも真冬でも着用で
き、しかも水に濡れても乾きやすく染みを生じないオ−
ルシ−ズン型のジ−ンズ用繊維材料を提供することを目
的とし、請求項4記載の発明は、請求項1〜3記載の発
明の目的に加えて、最終染着色が青味のある青を有する
オ−ルシ−ズン型のセルロ−ス系繊維材料からなるジ−
ンズ用繊維材料を提供することを目的とするものであ
る。
請求項1〜3記載の発明は、吸水性があり、肌触りや風
合いがよい従来のジ−ンズの特長を生かしながらも、ジ
−ンズの前記欠点を改善し、真夏でも真冬でも着用で
き、しかも水に濡れても乾きやすく染みを生じないオ−
ルシ−ズン型のジ−ンズ用繊維材料を提供することを目
的とし、請求項4記載の発明は、請求項1〜3記載の発
明の目的に加えて、最終染着色が青味のある青を有する
オ−ルシ−ズン型のセルロ−ス系繊維材料からなるジ−
ンズ用繊維材料を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、鋭意研究した結果、ジ−ンズを真夏や真冬に着用す
る場合の前記欠点はセルロ−ス系繊維材料の吸水性にあ
ることに着目し、従来、ジ−ンズの特性を損なうとして
その採用が考えられなかった撥水剤処理により、セルロ
−ス繊維材料の吸水性を適度にコントロ−ルすると共に
撥水性を付与すれば、吸水性があって肌触りや風合いが
よい従来のジ−ンズの特長を生かしながらも、ジ−ンズ
の前記欠点を改善できることを見出だし、本発明を完成
させた。すなわち、本発明のうち請求項1記載の発明
は、フッ素系撥水剤による処理により、JIS−L−1
096−B法による吸水性の測定で、未処理繊維材料に
対する吸水割合が10%〜90%の吸水性とJIS−L
−1096−A法準拠による吸水性の測定で10秒以上
の撥水性とを付与してなるジ−ンズ用繊維材料である。
ここで、JIS−L−1096−A法準拠(以下、単に
A法という)よる測定とは、JIS−L−1096−A
法における「試験片上の水滴が特別な反射をしなくなる
までの時間(秒)」の測定ではなく、「試験片上の水滴
が目視により完全に吸収されるまでの時間(秒)」を測
定したものである。
に、鋭意研究した結果、ジ−ンズを真夏や真冬に着用す
る場合の前記欠点はセルロ−ス系繊維材料の吸水性にあ
ることに着目し、従来、ジ−ンズの特性を損なうとして
その採用が考えられなかった撥水剤処理により、セルロ
−ス繊維材料の吸水性を適度にコントロ−ルすると共に
撥水性を付与すれば、吸水性があって肌触りや風合いが
よい従来のジ−ンズの特長を生かしながらも、ジ−ンズ
の前記欠点を改善できることを見出だし、本発明を完成
させた。すなわち、本発明のうち請求項1記載の発明
は、フッ素系撥水剤による処理により、JIS−L−1
096−B法による吸水性の測定で、未処理繊維材料に
対する吸水割合が10%〜90%の吸水性とJIS−L
−1096−A法準拠による吸水性の測定で10秒以上
の撥水性とを付与してなるジ−ンズ用繊維材料である。
ここで、JIS−L−1096−A法準拠(以下、単に
A法という)よる測定とは、JIS−L−1096−A
法における「試験片上の水滴が特別な反射をしなくなる
までの時間(秒)」の測定ではなく、「試験片上の水滴
が目視により完全に吸収されるまでの時間(秒)」を測
定したものである。
【0006】本発明に用いる繊維材料は、セルロ−ス系
繊維材料であれば特に限定されない。ここで、セルロ−
ス系繊維材料とは、セルロ−ス繊維100%からなる材
料だけでなく、セルロ−ス繊維が一部に存在する材料も
含む意味である。したがって、綿、麻、レ−ヨン、キュ
プラ、ポリノジック等のセルロ−ス繊維だけからなる材
料ばかりでなく、これらのセルロ−ス繊維と他の繊維
(アセテ−ト等の半合成繊維、合成繊維等)との混紡繊
維、複合繊維及びこれらを経糸緯糸の一部又は全部に用
いて混織織物とした繊維製品を含む。撥水剤としては、
パラフィン系、シリコン系、フッ素系等が知られている
が、パラフィン系は耐久性が不十分であり、シリコン系
はヌメリ感があって適切ではないが、フッ素系はこれら
の欠点がなく、好適である。
繊維材料であれば特に限定されない。ここで、セルロ−
ス系繊維材料とは、セルロ−ス繊維100%からなる材
料だけでなく、セルロ−ス繊維が一部に存在する材料も
含む意味である。したがって、綿、麻、レ−ヨン、キュ
プラ、ポリノジック等のセルロ−ス繊維だけからなる材
料ばかりでなく、これらのセルロ−ス繊維と他の繊維
(アセテ−ト等の半合成繊維、合成繊維等)との混紡繊
維、複合繊維及びこれらを経糸緯糸の一部又は全部に用
いて混織織物とした繊維製品を含む。撥水剤としては、
パラフィン系、シリコン系、フッ素系等が知られている
が、パラフィン系は耐久性が不十分であり、シリコン系
はヌメリ感があって適切ではないが、フッ素系はこれら
の欠点がなく、好適である。
【0007】本発明に使用するフッ素系撥水剤は、一般
にフッソ系撥水剤と呼ばれているものであれば特に限定
されないが、通常一般式(1) ;CH2 =C(R1 )CO
O(R2 )m Rf (但し、Rf は炭素数3〜20の直鎖
状又は分岐状のポリフルオロアルキル基、R1 は水素原
子又はメチル基、R2 は炭素数1〜10の直鎖状又は分
岐状のアルキレン基、mは0又は1を示す)で表される
アクリレ−トモノマ−又はメタアクリレ−トモノマ−の
重合体であるのが好ましく、特にRf の炭素数が6〜1
2で、R2 の炭素数が2〜4、mが1であるモノマ−の
重合体がよい。具体的なモノマ−としては次のものが例
示される。
にフッソ系撥水剤と呼ばれているものであれば特に限定
されないが、通常一般式(1) ;CH2 =C(R1 )CO
O(R2 )m Rf (但し、Rf は炭素数3〜20の直鎖
状又は分岐状のポリフルオロアルキル基、R1 は水素原
子又はメチル基、R2 は炭素数1〜10の直鎖状又は分
岐状のアルキレン基、mは0又は1を示す)で表される
アクリレ−トモノマ−又はメタアクリレ−トモノマ−の
重合体であるのが好ましく、特にRf の炭素数が6〜1
2で、R2 の炭素数が2〜4、mが1であるモノマ−の
重合体がよい。具体的なモノマ−としては次のものが例
示される。
【0008】 CF3 (CF2 )7 CH2 CH2 OCOCH=CH2 、 CF3 (CF2 )4 CH2 OCO(CH3 )=CH2 (CF3 )2 CF(CF2 )6 (CH2 )3 OCOCH
=CH2 、 (CF3 )2 CF(CF2 )8 (CH2 )3 OCOCH
=CH2 、 (CF3 )2 CF(CF2 )10(CH2 )3 OCOCH
=CH2 、 CF3 (CF2 )6 (CH2 )2 OCOC(CH3 )=
CH2 、 (CF3 )2 CF(CF2 )5 (CH2 )2 OCOCH
=CH2 、 CF3 (CF2 )7 (CH2 )4 OCOCH=CH2 、 CF3 (CF2 )6 OCOCH=CH2 、 H(CF2 )10CH2 OCOCH=CH2
=CH2 、 (CF3 )2 CF(CF2 )8 (CH2 )3 OCOCH
=CH2 、 (CF3 )2 CF(CF2 )10(CH2 )3 OCOCH
=CH2 、 CF3 (CF2 )6 (CH2 )2 OCOC(CH3 )=
CH2 、 (CF3 )2 CF(CF2 )5 (CH2 )2 OCOCH
=CH2 、 CF3 (CF2 )7 (CH2 )4 OCOCH=CH2 、 CF3 (CF2 )6 OCOCH=CH2 、 H(CF2 )10CH2 OCOCH=CH2
【0009】さらに、具体的なポリフルオロアルキル基
を含有するモノマ−としては次のものが例示される。
を含有するモノマ−としては次のものが例示される。
【0010】本発明に用いるフッ素系撥水剤は、これら
のポリフルオロアルキル基含有モノマ−と、−OH、−
NH2 、−COOHなどの活性水素基を含有する次のよ
うなモノマ−との共重合体であってもよい。例えば、一
般式(2) ;CH2 =C(R1 )COO−(R2 O)n −
H(但し、式中のR1 は水素原子又はメチル基、R2 は
炭素数2〜6個の二価のアルキレン基、n は0又は1〜
50の整数である)で表されるモノマ−、具体例として
はアクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸、マレイン
酸、クロトン酸のごとき不飽和カルボン酸、かかる不飽
和カルボン酸のアルキレンオキサイド付加物、即ち、C
H2 =C(CH3 )COO(CH2 CH2 O)
1 〜 2H、CH2 =C(CH3 )COO(CH2 CH2
O)6 〜 9H、CH2 =C(CH3 )COO(CH2 C
H(CH3 )O)10Hであリ、
のポリフルオロアルキル基含有モノマ−と、−OH、−
NH2 、−COOHなどの活性水素基を含有する次のよ
うなモノマ−との共重合体であってもよい。例えば、一
般式(2) ;CH2 =C(R1 )COO−(R2 O)n −
H(但し、式中のR1 は水素原子又はメチル基、R2 は
炭素数2〜6個の二価のアルキレン基、n は0又は1〜
50の整数である)で表されるモノマ−、具体例として
はアクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸、マレイン
酸、クロトン酸のごとき不飽和カルボン酸、かかる不飽
和カルボン酸のアルキレンオキサイド付加物、即ち、C
H2 =C(CH3 )COO(CH2 CH2 O)
1 〜 2H、CH2 =C(CH3 )COO(CH2 CH2
O)6 〜 9H、CH2 =C(CH3 )COO(CH2 C
H(CH3 )O)10Hであリ、
【0011】一般式(3) ;CH2 =C(R1 )CONH
−A−OH(但し、式中のR1 は水素原子又はメチル
基、Aは二価のアルキレン基又はフェニル基である)で
表されるモノマ−、具体例としては、N−メチロ−ルア
クリルアミド、N−エタノ−ルアクリル酸アミドのごと
きOH基含有アクリル酸アミドであリ、
−A−OH(但し、式中のR1 は水素原子又はメチル
基、Aは二価のアルキレン基又はフェニル基である)で
表されるモノマ−、具体例としては、N−メチロ−ルア
クリルアミド、N−エタノ−ルアクリル酸アミドのごと
きOH基含有アクリル酸アミドであリ、
【0012】一般式(4) ;CH2 =C(R1 )CONH
−A−NHR2 (但し、式中のR1は水素原子又はメチ
ル基、Aは二価のアルキレン基又はフェニル基、R2 は
水素原子又はアルキル基である)で表されるモノマ−で
あり、具体例としては、CH2 =CHCONHCH2 C
H2 NHCH3 である。
−A−NHR2 (但し、式中のR1は水素原子又はメチ
ル基、Aは二価のアルキレン基又はフェニル基、R2 は
水素原子又はアルキル基である)で表されるモノマ−で
あり、具体例としては、CH2 =CHCONHCH2 C
H2 NHCH3 である。
【0013】また、前記ポリフルオロアルキル基含有モ
ノマ−やこれと前記活性水素基含有モノマ−との共重合
体には更に次のような一般的モノマ−含む他のモノマ−
が共重合されていてもよい。例えば、エチレン、酢酸ビ
ニル、塩化ビニリデン、弗化ビニル、アクリルアミド、
メタクリルアミド、スチレン、α−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、アクリル酸又はメタアクリル酸のア
ルキルエステル、ベンジルアクリレ−ト又はメタアクリ
レ−ト、ビニルアルキルエ−テル、ハロゲン化アルキル
ビニルエ−テル、ビニルアルキルケトン、シクロヘキシ
ルアクリレ−ト又はメタアクリレ−ト、無水マレイン
酸、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、一般式
(5) ;CH2 =C(R1 )COO−(R2 O)n −R3
(但し、式中のR1 、R3 は水素原子又はメチル基、R
2 は炭素数2〜4個の二価のアルキレン基、n は1〜5
0の整数である)で表されるモノマ−である。
ノマ−やこれと前記活性水素基含有モノマ−との共重合
体には更に次のような一般的モノマ−含む他のモノマ−
が共重合されていてもよい。例えば、エチレン、酢酸ビ
ニル、塩化ビニリデン、弗化ビニル、アクリルアミド、
メタクリルアミド、スチレン、α−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、アクリル酸又はメタアクリル酸のア
ルキルエステル、ベンジルアクリレ−ト又はメタアクリ
レ−ト、ビニルアルキルエ−テル、ハロゲン化アルキル
ビニルエ−テル、ビニルアルキルケトン、シクロヘキシ
ルアクリレ−ト又はメタアクリレ−ト、無水マレイン
酸、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、一般式
(5) ;CH2 =C(R1 )COO−(R2 O)n −R3
(但し、式中のR1 、R3 は水素原子又はメチル基、R
2 は炭素数2〜4個の二価のアルキレン基、n は1〜5
0の整数である)で表されるモノマ−である。
【0014】この場合、酢酸ビニルなどをポリフルオロ
アルキル基を含有するモノマ−に共重合させ、得られた
共重合体を加水分解するなどによっても活性水素基(−
OH)とポリフルオロアルキル基を含有するフッ素系撥
水剤とすることもできる。さらに、フッ素系撥水剤とし
ては、重合し得るモノマ−ではないが、次のような分子
中にポリフルオロアルキレン基と活性水素基を併含する
化合物も採用される。
アルキル基を含有するモノマ−に共重合させ、得られた
共重合体を加水分解するなどによっても活性水素基(−
OH)とポリフルオロアルキル基を含有するフッ素系撥
水剤とすることもできる。さらに、フッ素系撥水剤とし
ては、重合し得るモノマ−ではないが、次のような分子
中にポリフルオロアルキレン基と活性水素基を併含する
化合物も採用される。
【0015】
【化1】 (但し、式中のRf は炭素数3〜20の直鎖状又は分岐
状のポリフルオロアルキル基、R1 は炭素数1〜10の
直鎖状又は分岐状アルキル基、R2 は水素又は低級アル
キル基、m は0又は1、n は0〜50の整数、R3 は炭
素数2〜6のアルキレン基である)。
状のポリフルオロアルキル基、R1 は炭素数1〜10の
直鎖状又は分岐状アルキル基、R2 は水素又は低級アル
キル基、m は0又は1、n は0〜50の整数、R3 は炭
素数2〜6のアルキレン基である)。
【0016】本発明において吸水性は、B法による吸水
性の測定で未処理繊維材料に対する吸水割合が10%〜
90%とする必要があり、好ましくは30%〜80%、
より好ましくは30%〜60%である。吸水性が10%
未満では、ジ−ンズ本来の肌触り、風合いなどの特長が
損なわれ、90%を越えると着用者が夏に蒸れやべとつ
き、吸収した汗による臭気を生じ、冬に冷たさを感じる
からである。ここで、本発明の吸水性測定の基準として
いる「未処理繊維材料」とは、いわゆる染色上がりの状
態のジ−ンズ用繊維材料をいい、「未処理繊維材料に対
する吸水割合」とは、未処理繊維材料のB法による吸水
性を100mmとした場合のフッ素系撥水剤処理繊維材
料のB法による吸水性(mm)の割合(%)をいう。
性の測定で未処理繊維材料に対する吸水割合が10%〜
90%とする必要があり、好ましくは30%〜80%、
より好ましくは30%〜60%である。吸水性が10%
未満では、ジ−ンズ本来の肌触り、風合いなどの特長が
損なわれ、90%を越えると着用者が夏に蒸れやべとつ
き、吸収した汗による臭気を生じ、冬に冷たさを感じる
からである。ここで、本発明の吸水性測定の基準として
いる「未処理繊維材料」とは、いわゆる染色上がりの状
態のジ−ンズ用繊維材料をいい、「未処理繊維材料に対
する吸水割合」とは、未処理繊維材料のB法による吸水
性を100mmとした場合のフッ素系撥水剤処理繊維材
料のB法による吸水性(mm)の割合(%)をいう。
【0017】また、本発明において撥水性はA法による
測定で10秒以上とする必要があり、好ましくは30秒
以上、より好ましくは110秒以上である。撥水性が1
0秒未満では、ジ−ンズに水が付着するとそれによる染
みが生じ、しかも乾きにくため外観を損なうからであ
る。なお、撥水性は、10秒以上であれば、吸水性が前
記数値範囲に有る限りにおいて、その上限値は制限され
ない。
測定で10秒以上とする必要があり、好ましくは30秒
以上、より好ましくは110秒以上である。撥水性が1
0秒未満では、ジ−ンズに水が付着するとそれによる染
みが生じ、しかも乾きにくため外観を損なうからであ
る。なお、撥水性は、10秒以上であれば、吸水性が前
記数値範囲に有る限りにおいて、その上限値は制限され
ない。
【0018】このように形成されたセルロ−ス系ジ−ン
ズ用繊維材料は、吸水性が適度にコントロ−ルされ、ま
た撥水性を発揮するので、従来のジ−ンズの肌触りや風
合いがよいという特長を十分生かしながら、真夏に着用
しても蒸れ、べとつき及び吸収した汗による臭気を発生
せず、真冬に着用しても冷たさを感じることがなく保温
性に富み、しかも水に濡れてもその水をよく弾き、乾き
やすいためその部分が染みにならないジ−ンズを提供し
得る。
ズ用繊維材料は、吸水性が適度にコントロ−ルされ、ま
た撥水性を発揮するので、従来のジ−ンズの肌触りや風
合いがよいという特長を十分生かしながら、真夏に着用
しても蒸れ、べとつき及び吸収した汗による臭気を発生
せず、真冬に着用しても冷たさを感じることがなく保温
性に富み、しかも水に濡れてもその水をよく弾き、乾き
やすいためその部分が染みにならないジ−ンズを提供し
得る。
【0019】前記フッ素系撥水剤の付着量は、請求項2
記載の発明のように、固形分換算で0.01重量%〜
0.60重量%とするのが好ましい。この付着量の範囲
は、請求項1記載の吸水性と撥水性を達成する上で好ま
しいからである。なお、より好ましくは、0.10重量
%〜0.30重量%である。
記載の発明のように、固形分換算で0.01重量%〜
0.60重量%とするのが好ましい。この付着量の範囲
は、請求項1記載の吸水性と撥水性を達成する上で好ま
しいからである。なお、より好ましくは、0.10重量
%〜0.30重量%である。
【0020】前記フッ素系撥水剤処理により付着した撥
水剤の耐久性を向上させ、前記所定範囲の吸水性・撥水
性を長期に維持するためには、請求項3記載の発明のよ
うに、該撥水剤処理に架橋剤処理を付加するのが好まし
い。ここで、付加とは、架橋剤処理が加わっていればよ
く、撥水剤処理との同時処理もちろん、その前処理、後
処理をも含む。特に、前記−OH、−NH2 、−COO
Hなどの活性水素基含有モノマ−との共重合体からなる
フッ素系撥水剤を用いる場合に適切な架橋剤としては、
次のものを例示することができる。
水剤の耐久性を向上させ、前記所定範囲の吸水性・撥水
性を長期に維持するためには、請求項3記載の発明のよ
うに、該撥水剤処理に架橋剤処理を付加するのが好まし
い。ここで、付加とは、架橋剤処理が加わっていればよ
く、撥水剤処理との同時処理もちろん、その前処理、後
処理をも含む。特に、前記−OH、−NH2 、−COO
Hなどの活性水素基含有モノマ−との共重合体からなる
フッ素系撥水剤を用いる場合に適切な架橋剤としては、
次のものを例示することができる。
【0021】(1) 多官能イソシアナ−ト化合物 多官能イソシアナ−ト化合物としては、2官能以上のも
のであれば特に限定されない。例えば、2、4−トリレ
ンジイソシアナ−ト、4、4−ジフェニルメタンジイソ
シアナ−ト、トリジンイソシアナ−ト、ジアニシジンジ
イソシアナ−トなどの芳香族イソシアナ−ト類、2−メ
チルシクロヘキサン−1、4−ジイソシアナ−ト、イソ
ホロンジイソシアナ−ト、水添MDIなどの脂環式ジイ
ソシアナ−ト類、ヘキサメチレンジイソシアナ−ト、デ
カメチレンジイソシアナ−トなどの脂肪族イソシアナ−
ト類の如き2官能イソシアナ−ト化合物が挙げられる。
のであれば特に限定されない。例えば、2、4−トリレ
ンジイソシアナ−ト、4、4−ジフェニルメタンジイソ
シアナ−ト、トリジンイソシアナ−ト、ジアニシジンジ
イソシアナ−トなどの芳香族イソシアナ−ト類、2−メ
チルシクロヘキサン−1、4−ジイソシアナ−ト、イソ
ホロンジイソシアナ−ト、水添MDIなどの脂環式ジイ
ソシアナ−ト類、ヘキサメチレンジイソシアナ−ト、デ
カメチレンジイソシアナ−トなどの脂肪族イソシアナ−
ト類の如き2官能イソシアナ−ト化合物が挙げられる。
【0022】
【化2】
【0023】2官能イソシアナ−ト化合物を一般式OC
N−Y−NCOで表すならば、OCN−Y−NCO同士
を水の存在化に反応させて得られるOCN−Y−NHC
O−Y−NCOの如き二量体をも2官能イソシアナ−ト
化合物に含まれる。2官能の他、3官能、4官能、5官
能などの多官能イソシアナ−トであってもよい。前記二
量体OCN−Y−NHCO−Y−NCOと一量体OCN
−Y−NCOとが反応して得られる3官能の三量体や二
量体同士が反応して得られる3官能の四量体も好適な架
橋剤である。その他の3官能イソシアナ−ト化合物とし
ては
N−Y−NCOで表すならば、OCN−Y−NCO同士
を水の存在化に反応させて得られるOCN−Y−NHC
O−Y−NCOの如き二量体をも2官能イソシアナ−ト
化合物に含まれる。2官能の他、3官能、4官能、5官
能などの多官能イソシアナ−トであってもよい。前記二
量体OCN−Y−NHCO−Y−NCOと一量体OCN
−Y−NCOとが反応して得られる3官能の三量体や二
量体同士が反応して得られる3官能の四量体も好適な架
橋剤である。その他の3官能イソシアナ−ト化合物とし
ては
【化2】のものが例示される。なお、これらの架橋剤
は、加熱時にイソシアネ−ト基を再生するものであれ
ば、酸性亜硫酸ソ−ダ、マロン酸ジメチル、メチルエチ
ルケトンオキシム等の化合物でブロックしたいわゆるブ
ロック化イソシアネ−トであっても差支えない。
は、加熱時にイソシアネ−ト基を再生するものであれ
ば、酸性亜硫酸ソ−ダ、マロン酸ジメチル、メチルエチ
ルケトンオキシム等の化合物でブロックしたいわゆるブ
ロック化イソシアネ−トであっても差支えない。
【0024】(2) エチレンイミン系化合物
【化3】 で示される官能基を2個以上有する化合物が好ましく、
例えば次のものが例示される。
例えば次のものが例示される。
【0025】
【化4】
【0026】このような架橋剤による処理を付加すれ
ば、活性水素基を有するフッ素系撥水剤とセルロ−スの
OH基が架橋剤を介して強固に結合するため、該撥水剤
処理をしたジ−ンズ用繊維材料の耐洗濯性を向上さすこ
とができ、数十回以上の選択後も前記所定範囲の吸水
性、撥水性を十分維持できる。
ば、活性水素基を有するフッ素系撥水剤とセルロ−スの
OH基が架橋剤を介して強固に結合するため、該撥水剤
処理をしたジ−ンズ用繊維材料の耐洗濯性を向上さすこ
とができ、数十回以上の選択後も前記所定範囲の吸水
性、撥水性を十分維持できる。
【0027】赤みのある青色に染色されたジ−ンズ用繊
維材料に対し、青味のある青の最終染着色を有するジ−
ンズ用繊維材料を容易に得るためには、請求項4記載の
発明のように、請求項1、2記載の撥水剤処理や請求項
3記載の撥水剤・架橋剤処理に、含銅フィックス剤処理
を付加すればよい。ここで、付加とは、請求項1、2記
載の撥水剤処理や請求項3記載の撥水剤・架橋剤処理に
含銅フィックス剤処理が加わっていればよく、請求項
1、2又は3記載の処理との同時処理はもちろん、これ
らの処理の前後処理を含む。
維材料に対し、青味のある青の最終染着色を有するジ−
ンズ用繊維材料を容易に得るためには、請求項4記載の
発明のように、請求項1、2記載の撥水剤処理や請求項
3記載の撥水剤・架橋剤処理に、含銅フィックス剤処理
を付加すればよい。ここで、付加とは、請求項1、2記
載の撥水剤処理や請求項3記載の撥水剤・架橋剤処理に
含銅フィックス剤処理が加わっていればよく、請求項
1、2又は3記載の処理との同時処理はもちろん、これ
らの処理の前後処理を含む。
【0028】セルロ−ス系ジ−ンズ用繊維材料を赤みの
ある青色に染色する染料としては、インジゴ染料、直接
染料、反応性染料などが例示される。また、含銅フィッ
クス剤としては、一般に含銅フィックス剤といわれてい
るものであれば特に制限されないが、含銅ポリアミン縮
合物(ポリエチレンポリアミン型)などが例示される。
このように形成することにより、フィックス剤がそれを
介して染料やフッ素系撥水剤を繊維材料に結合すると共
に、青色の銅イオンが作用して、赤みの青色に染色され
たジ−ンズ用繊維材料を、青味のある青に染着する。
ある青色に染色する染料としては、インジゴ染料、直接
染料、反応性染料などが例示される。また、含銅フィッ
クス剤としては、一般に含銅フィックス剤といわれてい
るものであれば特に制限されないが、含銅ポリアミン縮
合物(ポリエチレンポリアミン型)などが例示される。
このように形成することにより、フィックス剤がそれを
介して染料やフッ素系撥水剤を繊維材料に結合すると共
に、青色の銅イオンが作用して、赤みの青色に染色され
たジ−ンズ用繊維材料を、青味のある青に染着する。
【0029】
【発明の実施の形態】綿、麻、レ−ヨン、キュプラ、ポ
リノジックなどのセルロ−ス繊維からなるジ−ンズ用綾
織物に対し、該織物をフッ素系撥水剤溶液に浸漬する
か、該織物に該溶液をスプレ−若しくはパッドし、固形
分換算で0.1重量%〜0.3重量%のフッ素系撥水剤
を付着させる。この範囲の撥水剤付着量は、処理剤の溶
液濃度及び/又は浸漬時間、スプレ−量若しくはパッド
量等を調節して処理剤付着量を調節する公知の方法によ
り得られる。撥水剤としては、前記フルオロアルキル基
含有モノマ−の共重合体が好適に用いられる。溶液は水
を媒体とする分散液又は乳化液が取扱上好適であり、撥
水剤の溶液濃度は、特に限定されるものではないが、通
常10%〜30%である。また、溶媒は、上記水系に限
定される必要はなく、アセトン、トルエン、1、1、1
−トリクロルエタンの如き溶剤であってもよい。
リノジックなどのセルロ−ス繊維からなるジ−ンズ用綾
織物に対し、該織物をフッ素系撥水剤溶液に浸漬する
か、該織物に該溶液をスプレ−若しくはパッドし、固形
分換算で0.1重量%〜0.3重量%のフッ素系撥水剤
を付着させる。この範囲の撥水剤付着量は、処理剤の溶
液濃度及び/又は浸漬時間、スプレ−量若しくはパッド
量等を調節して処理剤付着量を調節する公知の方法によ
り得られる。撥水剤としては、前記フルオロアルキル基
含有モノマ−の共重合体が好適に用いられる。溶液は水
を媒体とする分散液又は乳化液が取扱上好適であり、撥
水剤の溶液濃度は、特に限定されるものではないが、通
常10%〜30%である。また、溶媒は、上記水系に限
定される必要はなく、アセトン、トルエン、1、1、1
−トリクロルエタンの如き溶剤であってもよい。
【0030】このようにして得られた撥水剤処理織物
は、B法による吸水性の測定で未処理繊維材料に対する
吸水割合が30%〜80%の吸水性とA法による吸水性
の測定で30秒以上の撥水性を示す。その結果、この材
料からなるジ−ンズは、吸水性が適度にコントロ−ルさ
れているので、従来のジーンズの特徴を損なうことな
く、夏に蒸れず、冬に冷たさを感じさせないオ−ルシ−
ズン型となる。また撥水性が付与されているので、水に
一部が濡れてもその部分は染みにならない。
は、B法による吸水性の測定で未処理繊維材料に対する
吸水割合が30%〜80%の吸水性とA法による吸水性
の測定で30秒以上の撥水性を示す。その結果、この材
料からなるジ−ンズは、吸水性が適度にコントロ−ルさ
れているので、従来のジーンズの特徴を損なうことな
く、夏に蒸れず、冬に冷たさを感じさせないオ−ルシ−
ズン型となる。また撥水性が付与されているので、水に
一部が濡れてもその部分は染みにならない。
【0031】セルロ−ス繊維からなるジ−ンズ用綾織物
を、前記フルオロアルキル基含有モノマ−と前記活性水
素基含有モノマ−との共重合体と架橋剤である前記多官
能イソシアナ−ト化合物との混合水分散液(共重合体と
多官能イソシアナ−ト化合物の配合割合は重量比で、通
常45/55〜99/1、好ましくは80/20〜90
/10である。)により、前記浸漬等の処理をし乾燥
後、さらに加熱処理をすれば、撥水剤は架橋剤により強
固に繊維と結合する。その結果、撥水剤の耐洗濯性が向
上する。
を、前記フルオロアルキル基含有モノマ−と前記活性水
素基含有モノマ−との共重合体と架橋剤である前記多官
能イソシアナ−ト化合物との混合水分散液(共重合体と
多官能イソシアナ−ト化合物の配合割合は重量比で、通
常45/55〜99/1、好ましくは80/20〜90
/10である。)により、前記浸漬等の処理をし乾燥
後、さらに加熱処理をすれば、撥水剤は架橋剤により強
固に繊維と結合する。その結果、撥水剤の耐洗濯性が向
上する。
【0032】含銅フィックス剤処理は、インジゴ染料、
直接染料、反応性染料で赤みのある青に染色された、セ
ルロ−ス繊維からなるジ−ンズ用綾織物を、前記フルオ
ロアルキル基含有モノマ−の共重合体と前記含銅ポリア
ミン縮合物との混合水分散液により前記浸漬等の処理を
した後、加熱乾燥すればよい。この場合において、共重
合体と含銅ポリアミン縮合物との混合割合はモル比で、
通常20/80〜90/10であり、好ましくは40/
60〜80/20である。このようにすれば、赤みのあ
る青から、青味のある青を実現できる。
直接染料、反応性染料で赤みのある青に染色された、セ
ルロ−ス繊維からなるジ−ンズ用綾織物を、前記フルオ
ロアルキル基含有モノマ−の共重合体と前記含銅ポリア
ミン縮合物との混合水分散液により前記浸漬等の処理を
した後、加熱乾燥すればよい。この場合において、共重
合体と含銅ポリアミン縮合物との混合割合はモル比で、
通常20/80〜90/10であり、好ましくは40/
60〜80/20である。このようにすれば、赤みのあ
る青から、青味のある青を実現できる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて更に詳細に説
明する。本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1)綿デニムをフルオロアルキル基含有モノマ
−の共重合体の1%水溶液(明成化学工業(株)製アサ
ヒガ−ドAG−710、固形分濃度:30%)中に常温
で5分間浸漬し、マングルで絞って脱液した後、140
℃で5分間乾燥した。この場合、撥水剤の綿デニムへの
付着量は固形分換算で0.14重量%であった。
明する。本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1)綿デニムをフルオロアルキル基含有モノマ
−の共重合体の1%水溶液(明成化学工業(株)製アサ
ヒガ−ドAG−710、固形分濃度:30%)中に常温
で5分間浸漬し、マングルで絞って脱液した後、140
℃で5分間乾燥した。この場合、撥水剤の綿デニムへの
付着量は固形分換算で0.14重量%であった。
【0034】(実施例2)綿デニムをフルオロアルキル
基含有モノマ−の共重合体と架橋剤の0.5%水分散液
(一方社油脂工業(株)製アクアプレイK、固形分濃
度:28%)中に常温で5分間浸漬し、マングルで絞っ
て脱液した後、140℃で5分間乾燥した。この場合、
撥水剤の綿デニムへの付着量は固形分換算で0.14重
量%であった。なお、アクアプレイKは、(CF3 )2
CF(CF2 )6 CH2 CH(OCOCH3 )OCOC
(CH3 )=CH2 とCH2 =C(CH3 )COOCH
2 CH2 OHとアクリル酸のブチルエステルとの三元共
重合体及びトリレンジイソシアネ−トの酸性亜硫酸ソ−
ダ付加物を主成分とする水分散液である。
基含有モノマ−の共重合体と架橋剤の0.5%水分散液
(一方社油脂工業(株)製アクアプレイK、固形分濃
度:28%)中に常温で5分間浸漬し、マングルで絞っ
て脱液した後、140℃で5分間乾燥した。この場合、
撥水剤の綿デニムへの付着量は固形分換算で0.14重
量%であった。なお、アクアプレイKは、(CF3 )2
CF(CF2 )6 CH2 CH(OCOCH3 )OCOC
(CH3 )=CH2 とCH2 =C(CH3 )COOCH
2 CH2 OHとアクリル酸のブチルエステルとの三元共
重合体及びトリレンジイソシアネ−トの酸性亜硫酸ソ−
ダ付加物を主成分とする水分散液である。
【0035】(実施例3)経糸にインジゴ染料で染色し
た綿糸を、緯糸に綿晒し糸を使用して製織した綿デニム
を、通常の方法により洗い加工した後、フルオロアルキ
ル基含有モノマ−の共重合体と架橋剤の水分散液(一方
社油脂工業(株)製アクアプレイK、固形分濃度:1.
0%)と含銅ポリアミン縮合物の水分散剤(明成化学工
業(株)製、カプラミン700、固形分濃度:1%)と
の混合分散剤中に20℃で2分間浸漬し、マングルで絞
って脱液した後、100℃で2分間乾燥した。この場
合、撥水剤の綿デニムへの付着量が固形分換算で0.2
7重量%であった。
た綿糸を、緯糸に綿晒し糸を使用して製織した綿デニム
を、通常の方法により洗い加工した後、フルオロアルキ
ル基含有モノマ−の共重合体と架橋剤の水分散液(一方
社油脂工業(株)製アクアプレイK、固形分濃度:1.
0%)と含銅ポリアミン縮合物の水分散剤(明成化学工
業(株)製、カプラミン700、固形分濃度:1%)と
の混合分散剤中に20℃で2分間浸漬し、マングルで絞
って脱液した後、100℃で2分間乾燥した。この場
合、撥水剤の綿デニムへの付着量が固形分換算で0.2
7重量%であった。
【0036】(比較例1)実施例1で使用したのと同じ
綿デニムをフルオロアルキル基含有モノマ−の共重合体
と架橋剤の5%水分散液(一方社油脂工業(株)製、ア
クアプレイK、固形分濃度:28%)中に常温で5分間
浸漬し、マングルで絞って脱液した後、140℃で5分
間乾燥した。この場合、撥水剤の綿デニムへの付着量は
固形分換算で1.4重量%であった。
綿デニムをフルオロアルキル基含有モノマ−の共重合体
と架橋剤の5%水分散液(一方社油脂工業(株)製、ア
クアプレイK、固形分濃度:28%)中に常温で5分間
浸漬し、マングルで絞って脱液した後、140℃で5分
間乾燥した。この場合、撥水剤の綿デニムへの付着量は
固形分換算で1.4重量%であった。
【0037】(比較例2)実施例1で使用したのと同じ
綿デニムをパラフィン系撥水剤の0.5%水分散液(一
方社油脂工業(株)製ニュ−ゼブランR−260、固形
分濃度:32%)中に常温で5分間浸漬し、マングルで
絞って脱液した後、140℃で5分間乾燥した。この場
合、撥水剤の綿デニムへの付着量は固形分換算で0.1
6重量%であった。
綿デニムをパラフィン系撥水剤の0.5%水分散液(一
方社油脂工業(株)製ニュ−ゼブランR−260、固形
分濃度:32%)中に常温で5分間浸漬し、マングルで
絞って脱液した後、140℃で5分間乾燥した。この場
合、撥水剤の綿デニムへの付着量は固形分換算で0.1
6重量%であった。
【0038】実施例1〜3、比較例1、2につき、洗濯
後のものも含め(LO :洗濯なし、L10:洗濯回数10
回、L30:洗濯回数30回)、B法により測定した吸水
性とA法により測定した撥水性の結果を、表1に示し
す。ここで、洗濯は、JIS−L−0217−103法
により行った。
後のものも含め(LO :洗濯なし、L10:洗濯回数10
回、L30:洗濯回数30回)、B法により測定した吸水
性とA法により測定した撥水性の結果を、表1に示し
す。ここで、洗濯は、JIS−L−0217−103法
により行った。
【0039】
【表1】
【0040】吸水性が所定範囲内にある(表1)実施例
1〜3の試着試験では、いずれも真夏の蒸れが感じられ
ず、真冬でも暖かく感じられた。この場合、肌触りや風
合いのよさ等の綿の特長は、ほとんど損なわれず、維持
されている。撥水性についてもいずれも所定値以上有
り、一部が水に濡れても、それを弾くので染みになら
ず、ファッション性を損なうこともなかった。比較例1
は撥水剤の付着量が多いので撥水性は満足するものの、
吸水性に乏しく綿の特長が損なわれ、肌触り、風合いに
劣るものであった。また、表1に示すように、実施例2
は架橋剤を併用しているので、撥水剤が強固に綿に結合
する結果、架橋剤のない実施例1に比べ耐洗濯性が向上
している。比較例2に示すように、パラフィン系撥水剤
は、耐洗濯性に著しく劣り、10回の洗濯で、吸水性、
撥水性は、共に未処理綿デニム(染色上がり)とほぼ同
じ値となった。さらに、含銅フィックス剤により処理さ
れた実施例3の綿デニムは、赤みの青から一般に好まし
いとされる青味の青になり、天然藍による染色布の色調
に近いものであった。
1〜3の試着試験では、いずれも真夏の蒸れが感じられ
ず、真冬でも暖かく感じられた。この場合、肌触りや風
合いのよさ等の綿の特長は、ほとんど損なわれず、維持
されている。撥水性についてもいずれも所定値以上有
り、一部が水に濡れても、それを弾くので染みになら
ず、ファッション性を損なうこともなかった。比較例1
は撥水剤の付着量が多いので撥水性は満足するものの、
吸水性に乏しく綿の特長が損なわれ、肌触り、風合いに
劣るものであった。また、表1に示すように、実施例2
は架橋剤を併用しているので、撥水剤が強固に綿に結合
する結果、架橋剤のない実施例1に比べ耐洗濯性が向上
している。比較例2に示すように、パラフィン系撥水剤
は、耐洗濯性に著しく劣り、10回の洗濯で、吸水性、
撥水性は、共に未処理綿デニム(染色上がり)とほぼ同
じ値となった。さらに、含銅フィックス剤により処理さ
れた実施例3の綿デニムは、赤みの青から一般に好まし
いとされる青味の青になり、天然藍による染色布の色調
に近いものであった。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3記載
の発明のセルロ−ス系ジ−ンズ用繊維材料は、吸水性が
適度にコントロ−ルされ、また撥水性を発揮するので、
従来のジ−ンズの肌触りや風合いがよいという特長を十
分生かしながら、真夏に着用しても蒸れ、べとつき及び
吸収した汗による臭気を発生せず、真冬に着用しても冷
たさを感じることがなく保温性に富み、しかも水に濡れ
てもその水をよく弾き、乾きやすいためその部分が染み
になりにくいジ−ンズを提供し得る。特に、請求項3記
載の発明は架橋剤による処理が付加されているので、こ
れらの効果に加えて、活性水素基を有するフッ素系撥水
剤とセルロ−スのOH基が架橋剤を介して強固に結合す
るため、フッ素系撥水剤処理をしたジ−ンズ用繊維材料
の耐洗濯性を向上さすことができる。
の発明のセルロ−ス系ジ−ンズ用繊維材料は、吸水性が
適度にコントロ−ルされ、また撥水性を発揮するので、
従来のジ−ンズの肌触りや風合いがよいという特長を十
分生かしながら、真夏に着用しても蒸れ、べとつき及び
吸収した汗による臭気を発生せず、真冬に着用しても冷
たさを感じることがなく保温性に富み、しかも水に濡れ
てもその水をよく弾き、乾きやすいためその部分が染み
になりにくいジ−ンズを提供し得る。特に、請求項3記
載の発明は架橋剤による処理が付加されているので、こ
れらの効果に加えて、活性水素基を有するフッ素系撥水
剤とセルロ−スのOH基が架橋剤を介して強固に結合す
るため、フッ素系撥水剤処理をしたジ−ンズ用繊維材料
の耐洗濯性を向上さすことができる。
【0042】また、請求項4記載の発明は、含銅フィッ
クス剤が付加されているので、該フィックス剤が作用
し、請求項1〜3記載の発明の効果に加えて、染料やフ
ッ素系撥水剤を繊維材料に固着すると共に、青色の銅イ
オンが作用して、赤みの青色に染色されたジ−ンズ用繊
維材料を、青味のある青に染着する。
クス剤が付加されているので、該フィックス剤が作用
し、請求項1〜3記載の発明の効果に加えて、染料やフ
ッ素系撥水剤を繊維材料に固着すると共に、青色の銅イ
オンが作用して、赤みの青色に染色されたジ−ンズ用繊
維材料を、青味のある青に染着する。
Claims (4)
- 【請求項1】 フッ素系撥水剤による処理により、JI
S−L−1096−B法による吸水性の測定で、未処理
繊維材料に対する吸水割合が10%〜90%の吸水性
と、JIS−L−1096−A法準拠による吸水性の測
定で10秒以上の撥水性とを付与してなるジ−ンズ用繊
維材料。 - 【請求項2】 前記フッ素系撥水剤による処理により付
着したフッ素系撥水剤の量が、固形分換算で0.01重
量%〜0.60重量%であることを特徴とする請求項1
記載のジ−ンズ用繊維材料。 - 【請求項3】 前記フッ素系撥水剤による処理に、架橋
剤処理を付加してなる請求項1又は2記載のジ−ンズ用
繊維材料。 - 【請求項4】 赤みのある青色に染色されたジ−ンズ用
繊維材料に対する請求項1、2又は3記載の前記処理
に、含銅フィックス剤処理を付加してなるジ−ンズ用繊
維材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9196632A JPH1143867A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | ジ−ンズ用繊維材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9196632A JPH1143867A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | ジ−ンズ用繊維材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1143867A true JPH1143867A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16360999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9196632A Pending JPH1143867A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | ジ−ンズ用繊維材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1143867A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100512431B1 (ko) * | 2002-12-02 | 2005-09-05 | 조현두 | 청지의류의 발수처리 방법 |
| JP2006200086A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Hodogaya Chem Co Ltd | 染色および消臭機能の付与された布帛 |
| WO2014017686A1 (ko) * | 2012-07-27 | 2014-01-30 | Kim Seong Hoon | 방수 및 발수성 데님옷 제조방법 |
| WO2023145394A1 (ja) * | 2022-01-28 | 2023-08-03 | ダイキン工業株式会社 | 処理繊維製品の製造方法 |
-
1997
- 1997-07-23 JP JP9196632A patent/JPH1143867A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100512431B1 (ko) * | 2002-12-02 | 2005-09-05 | 조현두 | 청지의류의 발수처리 방법 |
| JP2006200086A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Hodogaya Chem Co Ltd | 染色および消臭機能の付与された布帛 |
| WO2014017686A1 (ko) * | 2012-07-27 | 2014-01-30 | Kim Seong Hoon | 방수 및 발수성 데님옷 제조방법 |
| WO2023145394A1 (ja) * | 2022-01-28 | 2023-08-03 | ダイキン工業株式会社 | 処理繊維製品の製造方法 |
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