JPH1145575A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH1145575A
JPH1145575A JP9218160A JP21816097A JPH1145575A JP H1145575 A JPH1145575 A JP H1145575A JP 9218160 A JP9218160 A JP 9218160A JP 21816097 A JP21816097 A JP 21816097A JP H1145575 A JPH1145575 A JP H1145575A
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JP
Japan
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potential
dynamic ram
semiconductor integrated
power supply
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JP9218160A
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English (en)
Inventor
Isato Kawamura
勇人 川村
Kazuhiko Kajitani
一彦 梶谷
Shuichi Miyaoka
修一 宮岡
Masatoshi Hasegawa
雅俊 長谷川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 その構成の最適化を図り、サブスレッショル
ド電流低減効果を高めうるダイナミック型RAM等を実
現する。 【解決手段】 サブスレッショルド電流低減方式を採る
ダイナミック型RAM等において、例えば、短い復帰時
間を必要とするが同時に動作状態とされる回路数の少な
いXアドレスデコーダXD,ワード線駆動回路WDなら
びにYアドレスデコーダYD等のアドレスデコーダ部に
スイッチドソース方式を採用し、復帰時間の影響を受け
にくくしかも同時に動作状態とされる回路数の多いアド
レスバッファXB及びYB,アドレスプリデコーダXP
及びXYならびにタイミング発生回路TG等のランダム
ロジック部にはウェル電位制御方式を採用するなどし
て、ダイナミック型RAM等の周辺回路を構成する各ブ
ロックの特性に応じて、二つのサブスレッショルド電流
低減方式を選択的に組み合わせて採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体集積回路装
置に関し、例えば、スタンバイ時のサブスレッショルド
電流低減を図ったダイナミック型RAM(ランダムアク
セスメモリ)ならびにその構成の最適化に利用して特に
有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】所定の論理回路を構成しアクティブ時は
その高電位側電源電圧が例えば電源電圧VCCとされそ
の低電位側電源電圧が例えば接地電位VSSつまり0V
(ボルト)とされる論理ゲートのうち、スタンバイ時に
その入力信号がハイレベルに固定される論理ゲートの高
電位側電源電圧を例えば0.3V程度選択的に低くし、
その入力信号がロウレベルに固定される論理ゲートの低
電位側電源電圧を例えば0.3V程度選択的に高くする
ことで、ダイナミック型RAM等のスタンバイ時におけ
るサブスレッショルド電流低減を図り得るいわゆるスイ
ッチドソース(Switched Source)方式
がある。また、所定の論理ゲートを構成するPチャンネ
ルMOSFET(金属酸化物半導体型電界効果トランジ
スタ。この明細書では、MOSFETをして絶縁ゲート
型電界効果トランジスタの総称とする)等のウェル領域
に供給される基板電圧を、アクティブ時は例えば接地電
位VSSつまり0Vとし、スタンバイ時には例えば−1
Vのような所定の負電位とすることで、同様にダイナミ
ック型RAM等のスタンバイ時におけるサブスレッショ
ルド電流低減を図り得るいわゆるウェル電位制御方式が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記二つのサブスレッ
ショルド電流低減方式は、その基本原理に見合った利害
得失を持つ。すなわち、スイッチドソース方式は、高電
位側電源電圧より例えば0.3V程度低いサブ電源電圧
を供給するためのサブ電源電圧供給配線と、低電位側電
源電圧より例えば0.3V程度高いサブ接地電位を供給
するためのサブ接地電位供給配線とを必要とする。この
ため、比較的大きな配線幅を要する電源供給配線が二分
され、そのレイアウト所要面積が増大する。また、これ
に対処しようとして電源供給配線を細くすると、その配
線抵抗が増大し、回路動作の高速性を阻害する。しか
し、スイッチドソース方式では、寄生容量が小さいため
に回路のスタンバイ状態からアクティブ状態への復帰時
間が短くなるとともに、負電位の基板電圧を生成するた
めの内部電圧発生回路も必要なくなる。
【0004】一方、ウェル電位制御方式では、電源供給
配線が二分されないため充分な配線幅を確保できるとと
もに、スイッチドソース方式に比較してスタンバイ−ア
クティブ状態切り換え時のタイミング制御が容易とな
る。しかし、基板電圧を受けるウェル領域等の寄生容量
が大きいために回路のスタンバイ状態からアクティブ状
態への復帰時間が長くなり、負電位の基板電圧を生成す
るための内部電圧発生回路も必要となる。また、特にウ
ェル電位制御をPチャンネル及びNチャンネルMOSF
ETの両方で実施する場合、いわゆるトリプルウェル
(3重ウェル)構造が必須となり、ダイナミック型RA
M等の製造工程が複雑となる。
【0005】ダイナミック型RAM等において、その周
辺回路を構成する各ブロックは、例えば復帰時間が与え
る影響の度合いや同時に動作状態となる回路数等に応じ
て、スイッチドソース方式又はウェル電位制御方式のい
ずれかに適合しやすい特性を持つ。ところが、従来のダ
イナミック型RAM等では、各ブロックの特性に関係な
く、スイッチドソース方式又はウェル電位制御方式のい
ずれか一方のみが採用されるため、ダイナミック型RA
M等の構成が最適化されたものとはならず、各サブスレ
ッショルド電流低減方式の効果も充分に発揮されない。
【0006】この発明の目的は、その構成の最適化を図
り、サブスレッショルド電流低減効果を高めうるダイナ
ミック型RAM等を実現することにある。
【0007】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、サブスレッショルド電流低減
方式を採るダイナミック型RAM等において、例えば、
短い復帰時間を必要とするが同時に動作状態とされる回
路数の少ないXアドレスデコーダ,ワード線駆動回路な
らびにYアドレスデコーダ等のアドレスデコーダ部に、
スイッチドソース方式を採用し、復帰時間の影響を受け
にくくしかも同時に動作状態とされる回路数の多いアド
レスバッファ,アドレスプリデコーダならびにタイミン
グ発生回路等のランダムロジック部には、ウェル電位制
御方式を採用するなどして、ダイナミック型RAM等の
周辺回路を構成する各ブロックの特性に応じて、二つの
サブスレッショルド電流低減方式を選択的に組み合わせ
て採用する。また、ウェル電位制御方式を採用する回路
では、そのウェル電位をサブスレッショルド電流が低減
される電位に固定して用いる方式を選択的に組み合わせ
て採用する。
【0009】上記した手段によれば、スイッチドソース
方式又はウェル電位制御方式を、それぞれに適合しうる
ブロックに選択的に採用することができるため、ダイナ
ミック型RAM等の構成を最適化し、各サブスレッショ
ルド電流低減方式の効果を充分に発揮することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用された
ダイナミック型RAMの一実施例のブロック図が示され
ている。同図をもとに、まずこの実施例のダイナミック
型RAMの構成及び動作の概要について説明する。な
お、図1の各ブロックを構成する回路素子は、特に制限
されないが、公知のMOSFET集積回路の製造技術に
より、単結晶シリコンのような1個の半導体基板面上に
形成される。
【0011】図1において、この実施例のダイナミック
型RAMは、特に制限されないが、8個のメモリマット
MAT0〜MAT7を備え、これらのメモリマットのそ
れぞれは、図のメモリマットMAT0に代表して示され
るように、そのレイアウト所要面積の大半を占めて配置
されるメモリアレイMARYと、その直接周辺回路とな
るXアドレスデコーダXD,ワード線駆動回路WD,セ
ンスアンプSA,センスアンプ駆動回路SDならびにY
アドレスデコーダYDとを備える。
【0012】メモリマットMAT0〜MAT7のメモリ
アレイMARYは、図の垂直方向に平行して配置される
所定数のワード線と、水平方向に平行して配置される所
定数組の相補ビット線とをそれぞれ含む。これらのワー
ド線及び相補ビット線の交点には、情報蓄積キャパシタ
及びアドレス選択MOSFETからなる多数のダイナミ
ック型メモリセルがそれぞれ格子状に配置される。
【0013】メモリマットMAT0〜MAT7の各メモ
リアレイMARYを構成するワードは、その下方におい
て対応するワード線駆動回路WDに結合され、それぞれ
択一的に選択状態とされる。メモリマットMAT0〜M
AT7のワード線駆動回路WDには、対応するXアドレ
スデコーダXDから所定ビットのワード線駆動信号が供
給される。また、各メモリマットのXアドレスデコーダ
XDには、XプリデコーダXPから所定ビットのプリデ
コード信号が共通に供給され、タイミング発生回路TG
から内部制御信号XDGが共通に供給される。このXプ
リデコーダXPには、XアドレスバッファXBからi+
1ビットの内部アドレス信号X0〜Xiが供給される。
また、XアドレスバッファXBには、アドレス入力端子
A0〜Aiを介してXアドレス信号AX0〜AXiが時
分割的に供給され、タイミング発生回路TGから内部制
御信号XLが供給される。
【0014】XアドレスバッファXBは、外部のアクセ
ス装置からアドレス入力端子A0〜Aiを介して供給さ
れるXアドレス信号AX0〜AXiを内部制御信号XL
に従って取り込み、保持するとともに、これらのXアド
レス信号をもとに内部アドレス信号X0〜Xiを形成し
て、XプリデコーダXPに供給する。XプリデコーダX
Pは、XアドレスバッファXBから供給される内部アド
レス信号X0〜Xiを所定ビットずつ組み合わせてデコ
ードし、対応するプリデコード信号を選択的に形成し
て、メモリマットMAT0〜MAT7の各Xアドレスデ
コーダXDに供給する。メモリマットMAT0〜MAT
7の各XアドレスデコーダXDは、内部制御信号XDG
のハイレベルを受けて選択的に動作状態とされ、Xプリ
デコーダXPから供給されるプリデコード信号を組み合
わせてデコードし、対応するワード線駆動信号を択一的
に有効レベルとする。ワード線駆動回路WDは、これら
のワード線駆動信号の択一的な有効レベルを受けて、対
応するメモリアレイMARYの対応するワード線を択一
的にハイレベルの選択状態とする。
【0015】次に、メモリマットMAT0〜MAT7の
メモリアレイMARYを構成する相補ビット線は、その
左方において対応するセンスアンプSAに結合され、こ
のセンスアンプSAを介して相補共通データ線CD0*
〜CD7*(ここで、例えば非反転共通データ線CD0
及び反転共通データ線CD0Bを、合わせて相補共通デ
ータ線CD0*のように*を付して表す。また、それが
有効とされるとき選択的にロウレベルとされるいわゆる
反転信号等については、その名称の末尾にBを付して表
す。以下同様)にそれぞれ択一的に接続される。
【0016】メモリマットMAT0〜MAT7の各セン
スアンプSAには、対応するYアドレスデコーダYDか
ら所定数のビット線選択信号がそれぞれ供給され、対応
するセンスアンプ駆動回路SDから図示されないコモン
ソース線CSP及びCSNを介してその動作電源となる
電源電圧VCC及び接地電位VSSが選択的に供給され
る。これらのセンスアンプ駆動回路SDには、タイミン
グ発生回路TGから内部制御信号PAが共通に供給され
る。また、各メモリマットのYアドレスデコーダYDに
は、YプリデコーダYPから所定ビットのプリデコード
信号が共通に供給され、タイミング発生回路TGから内
部制御信号YDGが共通に供給される。Yプリデコーダ
YPには、YアドレスバッファYBからi+1ビットの
内部アドレス信号Y0〜Yiが供給される。また、Yア
ドレスバッファYBには、アドレス入力端子A0〜Ai
を介してYアドレス信号AY0〜AYiが時分割的に供
給され、タイミング発生回路TGから内部制御信号YL
が供給される。
【0017】YアドレスバッファYBは、アドレス入力
端子A0〜Aiを介して供給されるYアドレス信号AY
0〜AYiを内部制御信号YLに従って取り込み、保持
するとともに、これらのYアドレス信号をもとに内部ア
ドレス信号Y0〜Yiを形成し、YプリデコーダYPに
供給する。YプリデコーダYPは、Yアドレスバッファ
YBから供給される内部アドレス信号Y0〜Yiを所定
ビットずつ組み合わせてデコードし、対応するプリデコ
ード信号を選択的に形成して、メモリマットMAT0〜
MAT7のYアドレスデコーダYDに供給する。メモリ
マットMAT0〜MAT7のYアドレスデコーダYD
は、内部制御信号YDGのハイレベルを受けてそれぞれ
選択的に動作状態とされ、YプリデコーダYPから供給
されるプリデコード信号を組み合わせてデコードし、そ
の出力信号たるビット線選択信号の対応するビットを択
一的にハイレベルの選択状態とする。
【0018】メモリマットMAT0〜MAT7のセンス
アンプSAは、メモリアレイMARYの各相補ビット線
に対応して設けられる所定数の単位回路をそれぞれ含
み、これらの単位回路のそれぞれは、一対のCMOS
(相補型MOS)インバータが交差結合されてなる単位
増幅回路と、一対のスイッチMOSFETとを含む。こ
のうち、各単位回路の単位増幅回路は、内部制御信号P
Aがハイレベルとされることで選択的にかつ一斉に動作
状態とされ、メモリアレイMARYの選択されたワード
線に結合される所定数のメモリセルから対応する相補ビ
ット線を介して出力される微小読み出し信号をそれぞれ
増幅して、ハイレベル又はロウレベルの2値読み出し信
号とする。また、各単位回路のスイッチMOSFET
は、ビット線選択信号の対応するビットがハイレベルと
されることでそれぞれ選択的にオン状態とされ、各メモ
リアレイMARYの対応する1組の相補ビット線と相補
共通データ線CD0*〜CD7*との間をそれぞれ選択
的に接続状態とする。
【0019】相補共通データ線CD0*〜CD7*は、
データ入出力回路IOの対応する単位回路に結合され
る。データ入出力回路IOの各単位回路は、図示されな
いライトアンプ及びメインアンプならびにデータ入力バ
ッファ及びデータ出力バッファをそれぞれ含む。このう
ち、各単位回路のライトアンプの出力端子及びメインア
ンプの入力端子は、対応する相補共通データ線CD0*
〜CD7*にそれぞれ共通結合される。また、各単位回
路のライトアンプの入力端子は、対応するデータ入力バ
ッファの出力端子にそれぞれ結合され、各単位回路のデ
ータ入力バッファの入力端子は、対応するデータ入出力
端子D0〜D7にそれぞれ結合される。さらに、各単位
回路のメインアンプの出力端子は、対応するデータ出力
バッファの入力端子にそれぞれ結合され、各単位回路の
データ出力バッファの出力端子は、対応するデータ入出
力端子D0〜D7にそれぞれ結合される。
【0020】データ入出力回路IOの各単位回路のデー
タ入力バッファは、ダイナミック型RAMが書き込みモ
ードで選択状態とされるとき、データ入力端子D0〜D
7を介して供給される書き込みデータの対応するビット
を取り込み、対応するライトアンプに伝達する。これら
の書き込みデータは、各単位回路のライトアンプによっ
て所定の相補書き込み信号とされた後、相補共通データ
線CD0*〜CD7*を介してメモリマットMAT0〜
MAT7の各メモリアレイMARYの選択されたそれぞ
れ1個、合計8個のメモリセルに書き込まれる。
【0021】一方、データ入出力回路IOの各単位回路
のメインアンプは、ダイナミック型RAMが読み出しモ
ードで選択状態とされるとき、メモリマットMAT0〜
MAT7の選択された合計8個のメモリセルから相補共
通データ線CD0*〜CD7*を介して出力される2値
読み出し信号をさらに増幅して、対応するデータ出力バ
ッファにそれぞれ伝達する。これらの読み出しデータ
は、各単位回路のデータ出力バッファからデータ入出力
端子D0〜D7を介して出力される。
【0022】タイミング発生回路TGは、外部のアクセ
ス装置から起動制御信号として供給されるロウアドレス
ストローブ信号RASB,カラムアドレスストローブ信
号CASBならびにライトイネーブル信号WEBをもと
に、上記各種の内部制御信号を選択的に形成して、ダイ
ナミック型RAMの各部に供給する。また、内部電圧発
生回路VGは、外部端子VCC又はVSSを介して供給
される電源電圧VCC及び接地電位VSSをもとに、所
定の内部電圧VWL及びVBBを生成し、ダイナミック
型RAMの各部に供給する。なお、特に制限されない
が、電源電圧VCCは、+3.3Vのような所定の正電
位とされる。また、内部電圧VWLは、−1Vのような
所定の負電位とされ、後述するように、所定の回路のP
チャンネルMOSFETが形成されるウェル領域に基板
電圧として供給される。さらに、内部電圧VBBは、同
様な所定の負電位とされ、ダイナミック型RAMの形成
基体となる半導体基板に基板バックバイアス電圧として
供給される。
【0023】この実施例において、ダイナミック型RA
Mは、周辺回路を構成する各ブロックの特性に合わせて
二つのサブスレッショルド電流低減方式、つまりスイッ
チドソース方式及びウェル電位制御方式を選択的に組み
合わせて採用している。すなわち、この実施例のダイナ
ミック型RAMでは、特に制限されないが、図1に網か
け表示されるように、XアドレスデコーダXD,ワード
線駆動回路WD,センスアンプ駆動回路SDならびにY
アドレスデコーダYDにおいてスイッチドソース方式が
採られるとともに、同図に斜線表示されるように、Xア
ドレスバッファXB,XプリデコーダXP,Yアドレス
バッファYB,YプリデコーダYPならびにタイミング
発生回路TGにおいてウェル電位制御方式が採られる。
これにより、スイッチドソース方式又はウェル電位制御
方式を、それぞれに適合しうるブロックに選択的に採用
し、ダイナミック型RAM等の構成を最適化して、各方
式の効果を充分に発揮することができる。スイッチドソ
ース方式及びウェル電位制御方式の利害得失等について
は、後で詳細に説明する。なお、タイミング発生回路T
Gは、図3に示されるように、スイッチドソース方式及
びウェル電位制御方式のいずれをも採らないブロックと
してもよい。
【0024】図2には、図1のダイナミック型RAMの
一実施例の基板配置図が示されている。同図をもとに、
この実施例のダイナミック型RAMの基板レイアウトの
概要について説明する。なお、メモリマットMAT0〜
MAT7に関する以下の説明は、メモリマットMAT0
を例に進める。また、以下の記述では、図2の位置関係
をもって半導体基板CHIP面での上下左右を表す。
【0025】図2において、ダイナミック型RAMは、
いわゆるLOC(Lead OnChip)パッケージ
方式を採り、ボンディングパッドは、半導体基板CHI
Pの長辺方向つまり縦の中心線に沿って直線状に集中し
て配置される。これらのボンディングパッドの近傍に
は、静電保護回路を含む入力回路(入力バッファ)及び
出力回路(出力バッファ)や、これを含むXアドレスバ
ッファXB,YアドレスバッファYBならびにタイミン
グ発生回路TG等が配置される。
【0026】半導体基板CHIPの縦の中心線の左側に
は、上からメモリマットMAT0,MAT2,MAT4
ならびにMAT6が順次配置され、その右側には、メモ
リマットMAT1,MAT3,MAT5ならびにMAT
7が配置される。
【0027】ここで、メモリマットMAT0〜MAT7
のそれぞれは、前述のように、メモリアレイMARYを
備え、このメモリアレイMARYは、メモリマットMA
T0に例示されるように、XアドレスデコーダXD及び
ワード線駆動回路WDをはさむべく8対のサブメモリア
レイMARYL及びMARYRに分割される。サブメモ
リアレイMARYL及びMARYRの内側には、同様に
分割されたセンスアンプSAL及びSARが配置され、
そのさらに内側には、やはり分割されたYアドレスデコ
ーダYDL及びYDRが配置される。対をなすセンスア
ンプSAL及びSARの間には、対応するセンスアンプ
駆動回路SDが配置される。
【0028】前述のように、この実施例では、図2に網
かけ表示されたXアドレスデコーダXD,ワード線駆動
回路WD,センスアンプ駆動回路SDならびにYアドレ
スデコーダYDにスイッチドソース方式が採られ、斜線
表示されたXアドレスバッファXB,XプリデコーダX
P,YアドレスバッファYB,YプリデコーダYPなら
びにタイミング発生回路TGにはウェル電位制御方式が
採られる。なお、タイミング発生回路TGは、図4に示
されるように、スイッチドソース方式及びウェル電位制
御方式のいずれをも採らないブロックとしてもよい。
【0029】図5には、図1のダイナミック型RAMに
含まれるアドレスデコーダ部(第1の論理回路)の一実
施例の基本的回路図が示され、図6には、その一実施例
の信号波形図が示されている。両図をもとに、この実施
例のダイナミック型RAMのXアドレスデコーダXD,
ワード線駆動回路WDならびにYアドレスバッファYB
に代表されるアドレスデコーダ部の基本的回路構成とそ
の特徴について説明する。なお、図5に示される回路構
成は、この実施例のダイナミック型RAMのアドレスデ
コーダ部の基本的構成を示すものであって、アドレスデ
コーダ部の実際の具体的構成や論理構成を言及するもの
ではない。また、図5において、そのチャネル(バック
ゲート)部に矢印が付されるMOSFETはPチャンネ
ル型であって、矢印の付されないNチャンネルMOSF
ETと区別される。
【0030】図5において、アドレスデコーダ部は、特
に制限されないが、直列結合された4個のCMOSイン
バータV1〜V4を含む。これらのインバータV1〜V
4のそれぞれは、周知のように、そのゲート及びドレイ
ンが共通結合された一対のPチャンネル及びNチャンネ
ルMOSFETからなる。各対のPチャンネル及びNチ
ャンネルMOSFETの共通結合されたゲートは、各イ
ンバータの入力端子となり、共通結合されたドレイン
は、その出力端子となる。
【0031】アドレスデコーダ部を構成する先頭のイン
バータV1の入力端子には、図示されない前段回路から
内部信号ADIが供給され、最後のインバータV4の出
力信号は、内部信号ADOとして図示されない後段回路
に供給される。なお、特に制限されないが、ダイナミッ
ク型RAMならびにこれを含むシステムがスタンバイ状
態とされるとき、内部信号ADIは接地電位VSSのよ
うなロウレベル‘L’に固定される。したがって、イン
バータV1の出力信号のスタンバイ時における論理レベ
ルは、電源電圧VCCのようなハイレベル‘H’とな
り、インバータV2及びV3の出力信号のスタンバイ時
における論理レベルは、それぞれロウレベル‘L’及び
ハイレベル‘H’となる。言うまでもなく、インバータ
V4の出力信号つまり内部信号ADOのスタンバイ時に
おける論理レベルは、ロウレベル‘L’となる。言い換
えるならば、スタンバイ時におけるインバータV1及び
V3の入力信号の論理レベルは、ともにロウレベル
‘L’となり、インバータV2及びV4の入力信号の論
理レベルは、ともにハイレベル‘H 'となる。
【0032】この実施例において、Xアドレスデコーダ
XD,ワード線駆動回路WDならびにYアドレスデコー
ダYDを含むアドレスデコーダ部には、サブスレッショ
ルド電流の低減を図るため、スイッチドソース方式が採
られる。すなわち、ダイナミック型RAMならびにこれ
を含むシステムがスタンバイ状態とされるとき、その入
力信号の論理レベルがロウレベル‘L’に固定されるイ
ンバータV1及びV3では、その高電位側電源端子が電
源電圧供給配線SVCCに結合されるが、その低電位側
電源端子はサブ接地電位供給配線SVSTに結合され
る。また、その入力信号の論理レベルがハイレベル
‘H’に固定されるインバータV2及びV4では、その
低電位側電源端子が接地電位供給配線SVSSに結合さ
れるが、その高電位側電源端子はサブ電源電圧供給配線
SVCTに結合される。
【0033】アドレスデコーダ部の電源電圧供給配線S
VCCとサブ電源電圧供給配線SVCTとの間には、そ
のゲートにスイッチ制御信号つまり内部制御信号CSP
を受けるPチャンネル型のスイッチMOSFETP1が
設けられ、接地電位供給配線SVSSとサブ接地電位供
給配線SVSTとの間には、そのゲートに内部信号CS
Nを受けるNチャンネル型のスイッチMOSFETN1
が設けられる。なお、電源電圧供給配線SVCCには、
図6に示されるように、ダイナミック型RAMの動作状
態に関係なく電源電圧VCCが常時供給され、接地電位
供給配線SVSSには、接地電位VSSつまり0Vが常
時供給される。一方、内部制御信号CSPは、ダイナミ
ック型RAMがスタンバイ状態とされるとき、電源電圧
VCCのようなハイレベルとされ、ダイナミック型RA
Mがアクティブ状態とされるときには、接地電位VSS
のようなロウレベルとされる。また、内部制御信号CS
Nは、ダイナミック型RAMがスタンバイ状態とされる
とき、接地電位VSSのようなハイレベルとされ、ダイ
ナミック型RAMがアクティブ状態とされるときには、
電源電圧VCCのようなハイレベルとされる。
【0034】ダイナミック型RAMがアクティブ状態と
されるとき、スイッチMOSFETP1は、内部制御信
号CSPのロウレベルを受けてオン状態となり、スイッ
チMOSFETN1は、内部制御信号CSNのハイレベ
ルを受けてオン状態となる。したがって、サブ電源電圧
供給配線SVCTには、スイッチMOSFETP1を介
して電源電圧VCCが供給され、サブ接地電位供給配線
SVSTには、スイッチMOSFETN1を介して接地
電位VSSが供給される。
【0035】一方、ダイナミック型RAMがスタンバイ
状態とされるとき、スイッチMOSFETP1は、内部
制御信号CSPのハイレベルを受けてオフ状態となり、
スイッチMOSFETN1は、内部制御信号CSNのロ
ウレベルを受けてオフ状態となる。したがって、サブ電
源電圧供給配線SVCTの電位は、スイッチMOSFE
TP1とインバータV2及びV4を構成するPチャンネ
ルMOSFETとのオフ抵抗比に応じて、例えば電源電
圧VCCより0.3Vだけ低い3.0Vに設定され、サ
ブ接地電位供給配線SVSTの電位は、インバータV1
及びV3を構成するNチャンネルMOSFETとスイッ
チMOSFETN1とのオフ抵抗比に応じて、接地電位
VSSより0.3Vだけ高い0.3Vに設定される。
【0036】これらのことから、その入力信号のスタン
バイ時における論理レベルがロウレベル‘L’に固定さ
れるアドレスデコーダ部のインバータV1及びV3で
は、PチャンネルMOSFETは各入力信号のロウレベ
ルを受けてオン状態となるが、NチャンネルMOSFE
Tはそのゲート及びソース間が逆バイアス状態となって
深いオフ状態となり、これによってそのサブスレッショ
ルド電流が低減される。一方、その入力信号のスタンバ
イ時における論理レベルがハイレベル‘H’に固定され
るアドレスデコーダ部のインバータV2及びV4では、
NチャンネルMOSFETは各入力信号のハイレベルを
受けてオン状態となるが、PチャンネルMOSFETは
そのゲート及びソース間が逆バイアス状態となって深い
オフ状態となり、これによってそのサブスレッショルド
電流が低減される。
【0037】XアドレスバッファXB,ワード線駆動回
路WDならびにYアドレスデコーダYDを含むアドレス
デコーダ部は、比較的短い復帰時間を必要とするが、そ
の同時に動作状態とされる回路数は、例えばワード線が
択一的に選択状態とされるため、少ない。アドレスデコ
ーダ部のこのような特性は、後述するように、スイッチ
ドソース方式と相性が良く、これによってダイナミック
型RAMの構成を最適化し、スイッチドソース方式の効
果を充分に活かすことができる。
【0038】図7には、図1のダイナミック型RAMに
含まれるランダムロジック部(第2の論理回路)の第1
の実施例の基本的断面構造図が示されている。同図によ
り、この実施例のダイナミック型RAMのタイミング発
生回路TGに代表されるランダムロジック部の基本的断
面構造とその特徴について説明する。なお、図7は、ラ
ンダムロジック部の基本的デバイス構造の概要を示すも
のであって、その実際の具体的デバイス構成や形状を言
及するものではない。
【0039】図7において、この実施例のダイナミック
型RAMは、P型半導体基板PSUBをその形成基体と
する。また、ランダムロジック部を構成するPチャンネ
ルMOSFET(PMOS)は、半導体基板PSUB面
上のN型ウェル領域NWELLに形成された一対のP型
拡散層P+ をそのソース及びドレインとし、Nチャンネ
ルMOSFET(NMOS)は、半導体基板PSUB面
上のP型ウェル領域PWELLに形成された一対のN型
拡散層N+ をそのソース及びドレインとする。Pチャン
ネル及びNチャンネルMOSFETのソース又はドレイ
ンとなる一対のP型拡散層P+ 又はN型拡散層N+
間、つまりそのチャネルの上層には、所定の膜厚の絶縁
膜ILを挟んでゲート層FGがそれぞれ形成される。こ
れらのゲート層FGつまり各MOSFETのゲートに
は、電源電圧VCCをハイレベルとし接地電位VSSを
ロウレベルとする所定の内部信号が供給され、これを受
けて各MOSFETが選択的にオン状態又はオフ状態と
される。
【0040】この実施例において、NチャンネルMOS
FETが形成されるP型ウェル領域PWELLには、対
応するP型拡散層P+ を介して所定の内部電圧VWLが
供給される。この内部電圧VWLは、ダイナミック型R
AMがアクティブ状態とされるとき、接地電位VSSつ
まり0Vとされ、ダイナミック型RAMがスタンバイ状
態とされるときには、例えば−1Vのような負電位とさ
れる。この結果、ランダムロジック部を構成するNチャ
ンネルMOSFETは、ダイナミック型RAMがアクテ
ィブ状態とされ内部電圧VWLが接地電位VSSとされ
るとき、比較的浅いバイアス状態となって高速動作する
ことが可能となるが、ダイナミック型RAMがスタンバ
イ状態とされ内部電圧VWLが−1Vのような負電位と
されるときには、そのゲート及びソース間が比較的深い
逆バイアス状態となり、これによってそのサブスレッシ
ョルド電流が低減されるものとなる。
【0041】タイミング発生回路TGと、Xアドレスバ
ッファXB,XプリデコーダXP,Yアドレスバッファ
YBならびにYプリデコーダYPを含むランダムロジッ
ク部は、アクティブ時、同時に動作状態とされる回路数
は多いが、復帰時間の影響は受けにくい。ランダムロジ
ック部のこのような特性は、後述するように、ウェル電
位制御方式と相性が良く、これによってダイナミック型
RAMの構成を最適化し、スイッチドソース方式の効果
を充分に活かすことができる。
【0042】なお、ウェル電位制御方式は、P型ウェル
領域PWELL等に結合される寄生容量が大きいことか
ら、スタンバイ状態からアクティブ状態への復帰時間が
比較的長くなるという欠点を持つが、ランダムロジック
部は、復帰時間の影響を受けにくいため、深刻な問題と
はならない。また、この復帰時間が問題となる場合に
は、この部分のウェル電圧VWLをサブスレッショルド
電流が低減される電位に固定してもよい。この場合、動
作速度が少し増加する。
【0043】図8には、図1のダイナミック型RAMに
含まれるランダムロジック部の第2の実施例の基本的断
面構造図が示されている。なお、この実施例のランダム
ロジック部は、前記図7の実施例を基本的に踏襲するも
のであるため、これと異なる部分についてのみ説明を追
加する。
【0044】図8において、ダイナミック型RAMは、
いわゆるSOI(SiliconOn Insulat
or)構造を採り、ランダムロジック部を構成するPチ
ャンネルMOSFETは、絶縁層INS上のN型ウェル
領域NWELLに形成された一対のP型拡散層P+ をそ
のソース及びドレインとし、NチャンネルMOSFET
は、やはり絶縁層INS上のP型ウェル領域PWELL
に形成された一対のN型拡散層N+ をそのソース及びド
レインとする。NチャンネルMOSFETが形成される
P型ウェル領域PWELLには、P型拡散層P+ を介し
て、スタンバイ時に選択的に負電位とされる内部電圧V
WLが供給される。
【0045】周知のように、SOI構造を採るダイナミ
ック型RAMでは、P型ウェル領域PWELL等に結合
される寄生容量が比較的小さくなり、相応してスタンバ
イ状態からアクティブ状態への復帰時間が短くなる。こ
の結果、SOI構造を採ることで、復帰時間が長くなる
というウェル電位制御方式の欠点を抑制することがで
き、これによってその適用範囲を拡大することが可能と
なる。
【0046】図9には、この実施例のダイナミック型R
AMで採用される二つのサブスレッショルド電流低減方
式つまりスイッチドソース方式及びウェル電位制御方式
の利害得失を比較説明するための解説図が示されてい
る。同図をもとに、スイッチドソース方式及びウェル電
位制御方式の利害得失を整理し、本実施例のダイナミッ
ク型RAMにおける組み合わせ及びその特徴について説
明する。
【0047】図9において、スイッチドソース方式は、
既に前記図5及び図6で説明したように、スタンバイ時
にその入力信号がハイレベルに固定されるインバータ等
の論理ゲートの高電位側電源電圧を例えば0.3V程度
選択的に低くし、その入力信号がロウレベルに固定され
る論理ゲートの低電位側電源電圧を例えば0.3V程度
選択的に高くすることで、スタンバイ時のサブスレッシ
ョルド電流を低減するものであって、そのスタンバイ状
態からアクティブ状態への復帰時間は、サブ電源電圧供
給配線及びサブ接地電位供給配線に結合される寄生容量
が少ないため、短くて済む。また、サブ電源電圧供給配
線及びサブ接地電位供給配線の電位が、スイッチMOS
FETと各論理ゲートを構成するPチャンネル又はNチ
ャンネルMOSFETとのオフ抵抗比に従って設定され
るため、例えば−1Vのような負電位の内部電圧を生成
する必要がなく、これを生成する内部電圧発生回路の設
置も必要ない。さらに、本方式をPチャンネル及びNチ
ャンネルMOSFETの両方に適用したとしても、ウェ
ル電位制御方式のようにトリプルウェル構造を採る必要
がないため、ダイナミック型RAMの製造工程が簡素化
される。
【0048】ところが、スイッチドソース方式では、電
源供給経路が電源電圧供給配線及び接地電位供給配線と
サブ電源電圧供給配線及びサブ接地電位供給配線とに二
分されるため、そのレイアウト所要面積が増大し、この
レイアウト所要面積の増大を抑制しようとすると逆に電
源電圧供給配線及び接地電位供給配線の配線幅が小さく
なって、その配線抵抗が大きくなるという欠点を持つ。
【0049】次に、ウェル電位制御方式は、既に前記図
7で説明したように、論理ゲートを構成するPチャンネ
ルMOSFET等のウェル領域に供給される基板電圧
を、アクティブ時は例えば接地電位VSSつまり0Vと
し、スタンバイ時には例えば−1Vのような所定の負電
位とすることで、スタンバイ時のサブスレッショルド電
流を低減するものであって、そのスタンバイ状態からア
クティブ状態への復帰時間は、P型ウェル領域に結合さ
れる寄生容量が大きいために長くなる。また、基板電圧
は、例えば−1Vのような負電位とされるため、これを
生成する内部電圧発生回路が必要となり、その供給能力
も寄生容量に応じて大きくなる。さらに、本方式をPチ
ャンネル及びNチャンネルMOSFETの両方に適用し
た場合、ウェル領域の分離が必要となってトリプルウェ
ル構造を採る必要が生じ、ダイナミック型RAMの製造
工程が複雑化するという欠点を持つ。
【0050】ところが、ウェル電位制御方式では、アク
ティブ状態からスタンバイ状態あるいはスタンバイ状態
からアクティブ状態への切り換え時において複雑なタイ
ミング制御をする必要がなくなるとともに、サブ電源電
圧供給配線及びサブ接地電位供給配線を設ける必要なく
なり、これによって電源電圧供給配線及び接地電位供給
配線の配線幅が制限されることもないという利点を持
つ。
【0051】前述のように、本実施例のダイナミック型
RAMのXアドレスデコーダXD,ワード線駆動回路W
DならびにYアドレスデコーダYDを含むアドレスデコ
ーダ部では、スイッチドソース方式が採られ、Xアドレ
スバッファXB,XプリデコーダXP,Yアドレスバッ
ファYB,YプリデコーダYPならびにタイミング発生
回路TGを含むランダムロジック部では、ウェル電位制
御方式が採られる。スイッチドソース方式の復帰時間が
短いという利点は、短い復帰時間を必要とするアドレス
デコーダ部の特性に適合し、その配線幅に関する欠点
は、アクティブ時において同時に動作状態となる回路数
が少ないアドレスデコーダ部の特性によって救われる。
一方、ウェル電位制御方式の復帰時間が長いという欠点
は、短い復帰時間を必要としないランダムロジック部の
特性によって救われ、ウェル電位制御方式の電源供給配
線の配線幅が細くならないという利点は、同時に動作状
態となる回路数の多いランダムロジック部の特性に適合
する。
【0052】以上のように、この実施例のダイナミック
型RAMでは、特に周辺回路を構成する各ブロックの特
性に応じてスイッチドソース方式及びウェル電位制御方
式を選択的に組み合わせて採用する方法が採られる。こ
の結果、ダイナミック型RAM等の構成を最適化するこ
とができ、これによってスイッチドソース方式及びウェ
ル電位制御方式の効果を充分に発揮することができるも
のとなる。なお、この実施例のダイナミック型RAM
は、内部電圧発生回路VGを備えるが、内部電圧VWL
の供給ブロックがウェル電位制御方式が適用されるブロ
ックに限定されるため、内部電圧VWLに関する供給能
力は比較的小さくて済む。
【0053】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)サブスレッショルド電流低減方式を採るダイナミ
ック型RAMにおいて、例えば、短い復帰時間を必要と
するが同時に動作状態とされる回路数の少ないXアドレ
スデコーダ,ワード線駆動回路ならびにYアドレスデコ
ーダ等のアドレスデコーダ部には、スイッチドソース方
式を採用し、復帰時間の影響を受けにくくしかも同時に
動作状態とされる回路数の多いアドレスバッファ,アド
レスプリデコーダならびにタイミング発生回路等のラン
ダムロジック部には、ウェル電位制御方式を採用するな
どして、ダイナミック型RAM等の周辺回路を構成する
各ブロックの特性に応じて二つのサブスレッショルド電
流低減方式を選択的に組み合わせて採用することで、ス
イッチドソース方式又はウェル電位制御方式を、それぞ
れに適合しうるブロックに選択的に採用できるという効
果が得られる。
【0054】(2)ウェル電位制御方式で復帰時間が問
題となる回路では、ウェル電位をサブスレッショルド電
流が低減される電位に固定して使うことで、同様の効果
を得ることができる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、ダイナミック
型RAMの構成を最適化し、各サブスレッショルド電流
低減方式の効果を充分に発揮できるという効果が得られ
る。 (4)上記(1)項ないし(3)項において、ダイナミ
ック型RAM等の形成基体となる半導体基板をSOI構
造とすることで、ウェル領域に結合される寄生容量を削
減することができるという効果が得られる。 (5)上記(4)項により、ウェル電位制御方式の欠点
とされる復帰時間を短縮し、その適用範囲を拡大するこ
とができるという効果が得られる。
【0055】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1及び図3において、ダイナミック型RAMは、
任意数のメモリマットを備えることができるし、そのビ
ット構成も任意である。メモリマットMAT0〜MAT
7のメモリアレイMARYは、任意数の冗長素子を含む
ことができる。さらに、ダイナミック型RAMは、アド
レスマルチプレックス方式を採ることを必須条件としな
いし、そのブロック構成や起動制御信号,アドレス信号
及び内部制御信号等の組み合わせならびに電源電圧の極
性及び具体的電位等は、種々の実施形態を採りうる。
【0056】図2及び図4において、ダイナミック型R
AMは、LOCパッケージ方式を採ることを必須条件と
はしないし、半導体基板CHIPの形状やメモリマット
MAT0〜MAT7の配置順序ならびに各部の具体的配
置等は、本発明に制約を与えない。図5において、アド
レスデコーダ部は、各種の論理ゲートを含むことができ
るし、その論理構成や各信号のスタンバイ時における論
理レベルもこの限りではない。図6において、サブ電源
電圧供給配線SVCT及びサブ接地電位供給配線SVS
Tのアクティブ時における電位とスタンバイ時における
電位との電位差は、任意に設定することができる。図7
及び図8において、例示される断面構造は、各素子の実
際の具体的デバイス構造やその形状に制約を与えない。
【0057】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるダイ
ナミック型RAMに適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、例えば、スタティック
型RAM等の各種メモリ集積回路やシングルチップマイ
クロコンピュータ等の論理集積回路装置等にも適用でき
る。この発明は、少なくともサブスレッショルド電流低
減方式に関し異なる利害得失を有する複数のブロックを
備える半導体集積回路装置ならびにこのような半導体集
積回路装置を含む装置又はシステムに広く適用できる。
【0058】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、サブスレッショルド電流低
減方式を採るダイナミック型RAM等において、例え
ば、短い復帰時間を必要とするが同時に動作状態とされ
る回路数の少ないXアドレスデコーダ,ワード線駆動回
路ならびにYアドレスデコーダ等を含むアドレスデコー
ダ部には、スイッチドソース方式を採用し、復帰時間の
影響を受けにくくしかも同時に動作状態とされる回路数
の多いアドレスバッファ,アドレスプリデコーダならび
にタイミング発生回路等を含むランダムロジック部に
は、ウェル電位制御方式を採用するなどして、ダイナミ
ック型RAM等の周辺回路を構成する各ブロックの特性
に応じて二つのサブスレッショルド電流低減方式を選択
的に組み合わせて採用することで、スイッチドソース方
式又はウェル電位制御方式を、それぞれに適合しうるブ
ロックに選択的に採用し、ダイナミック型RAM等の構
成を最適化して、各サブスレッショルド電流低減方式の
効果を充分に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のダイナミック型RAMの一実施例を示す
基板配置図である。
【図3】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
第2の実施例を示すブロック図である。
【図4】図3のダイナミック型RAMの一実施例を示す
基板配置図である。
【図5】図1のダイナミック型RAMに含まれるアドレ
スデコーダ部の一実施例を示す部分的な基本回路図であ
る。
【図6】図5のアドレスデコーダ部の一実施例を示す信
号波形図である。
【図7】図1のダイナミック型RAMに含まれるランダ
ムロジック部の第1の実施例を示す部分的な基本断面構
造図である。
【図8】図1のダイナミック型RAMに含まれるランダ
ムロジック部の第2の実施例を示す部分的な基本断面構
造図である。
【図9】図1のダイナミック型RAMで採られるスイッ
チドソース方式及びウェル電位制御方式の利害得失を説
明するための解説図である。
【符号の説明】
MAT0〜MAT7……メモリマット、MARY……メ
モリアレイ、XD……Xアドレスデコーダ、WD……ワ
ード線駆動回路、SA……センスアンプ、SD……セン
スアンプ駆動回路、YD……Yアドレスデコーダ、XP
……Xプリデコーダ、XB……Xアドレスバッファ、Y
P……Yプリデコーダ、YB……Yアドレスバッファ、
IO……データ入出力回路、VG……内部電圧発生回
路、TG……タイミング発生回路。D0〜D7……入力
又は出力データあるいはその入出力端子、RASB……
ロウアドレスストローブ信号又はその入力端子、CAS
B……カラムアドレスストローブ信号又はその入力端
子、WEB……ライトイネーブル信号又はその入力端
子、A0〜Ai……アドレス信号又はその入力端子、V
CC……電源電圧又はその入力端子、VSS……接地電
位又はその入力端子。CHIP……半導体基板、MAR
YL,MARYR……サブメモリアレイ、SAL,SA
R……センスアンプ、YDL,YDR……Yアドレスデ
コーダ。P1……PチャンネルMOSFET、N1……
NチャンネルMOSFET、V1〜V4……CMOSイ
ンバータ、SVCC……電源電圧供給配線、SVSS…
…接地電位供給配線、SVCT……サブ電源電圧供給配
線、SVST……サブ接地電位供給配線、CSP,CS
N……内部制御信号。PSUB……P型半導体基板、P
WELL……P型ウェル領域、NWELL……N型ウェ
ル領域、P+ ……P型拡散層、N+ ……N型拡散層、F
G……ゲート層、IL……絶縁膜、PMOS……Pチャ
ンネルMOSFET、NMOS……NチャンネルMOS
FET、VWL……内部電圧、INS……絶縁層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 雅俊 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンバイ時にその入力信号がハイレベ
    ルに固定される論理ゲートの高電位側電源電圧を選択的
    に所定値だけ低くし、かつ/又はその入力信号がロウレ
    ベルに固定される論理ゲートの低電位側電源電圧を選択
    的に所定値だけ高くすることでサブスレッショルド電流
    の低減が図られる第1の論理回路と、 スタンバイ時にNチャンネルMOSFETに対するその
    実質的な基板電圧の電位を選択的に所定の負電位とし、
    かつ/又はPチャンネルMOSFETに対するその実質
    的な基板電圧の電位を選択的に所定のソース電位以上の
    正電位とすることでサブスレッショルド電流の低減が図
    られる第2の論理回路とを実質的に同一基板上に具備す
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記半導体集積回路装置の形成基体となる半導体基板
    は、SOI構造とされるものであることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記半導体集積回路装置は、ダイナミック型RAMであ
    って、 上記第1の論理回路は、上記ダイナミック型RAMのア
    ドレスデコーダ及びセンスアンプ駆動回路を含むもので
    あり、上記第2の論理回路は、そのタイミング発生回
    路,アドレスバッファならびにアドレスプリデコーダを
    含むものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2において、 上記第1の論理回路の信号振幅が、上記第2の論理回路
    の信号振幅より大きくされるものであることを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記第2の論理回路の所定の負電位かつ/又は正電位
    が、上記第1の論理回路の高電位側電源電圧かつ/又は
    低電位側電源電圧とほぼ等しくされるものであることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 スタンバイ時にその入力信号がハイレベ
    ルに固定される論理ゲートの高電位側電源電圧を選択的
    に所定値だけ低くし、かつ/又はその入力信号がロウレ
    ベルに固定される論理ゲートの低電位側電源電圧を選択
    的に所定値だけ高くすることでサブスレッショルド電流
    の低減が図られる第1の論理回路と、 NチャンネルMOSFETに対するその実質的な基板電
    圧の電位を所定の負電位とし、かつ/又はPチャンネル
    MOSFETに対するその実質的な基板電圧の電位を所
    定のソース電位以上の正電位とすることでサブスレッシ
    ョルド電流の低減が図られる第2の論理回路とを実質的
    に同一基板上に具備することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 上記半導体集積回路装置は、ダイナミック型RAMであ
    って、 上記第1の論理回路は、上記ダイナミック型RAMのア
    ドレスデコーダ及びセンスアンプ駆動回路を含むもので
    あり、上記第2の論理回路は、そのタイミング発生回
    路,アドレスバッファならびにアドレスプリデコーダを
    含むものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 上記第1の論理回路の信号振幅が、上記第2の論理回路
    の信号振幅より大きくされるものであることを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記第2の論理回路の所定の負電位かつ/又は正電位
    が、上記第1の論理回路の高電位側電源電圧かつ/又は
    低電位側電源電圧とほぼ等しくされるものであることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
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