JPH1180386A - ポリエステルフィルム - Google Patents

ポリエステルフィルム

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JPH1180386A
JPH1180386A JP23525397A JP23525397A JPH1180386A JP H1180386 A JPH1180386 A JP H1180386A JP 23525397 A JP23525397 A JP 23525397A JP 23525397 A JP23525397 A JP 23525397A JP H1180386 A JPH1180386 A JP H1180386A
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JP
Japan
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film
polyester
polyester film
shrinkage
acid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23525397A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Ishiwatari
修二 石渡
Jun Yoshida
純 吉田
Seisuke Tanaka
清介 田中
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた収縮性および引裂強度を有するポリエ
ステルフィルムを得ること。 【解決手段】 4,4’−スルホニルジ安息香酸成分ま
たはそのエステル形成性誘導体を全酸成分中3〜15モ
ル%含み、固有粘度が0.5〜1.4dl/gであるポリ
エステル樹脂からなるポリエステルフィルム。十分な熱
収縮性および引裂強度を発揮することから、複雑な形状
に対しても追随してラベリングできる上に破損しにく
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は優れた収縮性および
引裂強度を有し、形状変化に富んだ成形品等のラベリン
グに好適なポリエステルフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリ塩化ビニルやポリスチレン、ポリオ
レフィンに代表される従来のフィルムは、容器類、釣
竿、コンデンサー、棒状蛍光灯等の標示、保護、結束、
商品付加価値向上等に用いられる他、本やノート等の集
積包装や密着包装するために用いられてきた。しかし、
これらの樹脂は耐熱性、耐候性、耐薬品性等において難
点があり、近年これらの問題を解決できるポリエステル
フィルムが使用されるようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボトル等に代
表される形状変化に富んだ成形品を1種類の収縮性フィ
ルムでラベリングする用途の場合、最大熱収縮率が50
%を超えることが好ましいが、現状のポリエステルフィ
ルムでは最細部における収縮量不足の懸念から、現状で
はラベルを2つに分けるなどした対策をとる必要があっ
た。一方、ラベル材質の改良により収縮性を向上させる
方法としてイソフタル酸を多量に共重合する方法が知ら
れているが、この材料は引裂強度が0.4Kgf/mm以下と
非常に破損しやすく通常のラベルとしての使用は困難で
あった。本発明は前記課題を解決するためになされたも
ので、優れた収縮性および引裂強度を有するポリエステ
ルフィルムを提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上述した如
き現状の問題点を解決すべく鋭意検討した結果、特定の
酸成分およびジオール成分よりなるポリエステル樹脂か
らなるフィルムが高い収縮性および引裂強度を有するこ
とを見出し本発明に到達した。即ち、本発明のポリエス
テルフィルムは、4,4’−スルホニルジ安息香酸成分
またはそのエステル形成性誘導体を全酸成分中3〜15
モル%含み、固有粘度が0.5〜1.4dl/gであるポ
リエステル樹脂からなることを特徴とするものである。
この際、100℃のグリセリン浴に1分間浸漬したとき
の収縮率が、50%以上であるものが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に使用されるポリエステル
樹脂の主成分となるジカルボン酸成分またはそのエステ
ル形成性誘導体としては、テレフタル酸、1,4−また
は2,6−ナフタレンジカルボン酸またはこれらのジア
ルキルエステル、ジアリールエステルなどが挙げられ、
中でも得られる樹脂の性能の面からテレフタル酸が好ま
しい。これらのジカルボン酸あるいはそのエステル形成
性誘導体は、ポリエステル全酸成分中に70モル%以上
であることが好ましく、さらに好ましくは80モル%以
上である。芳香族ジカルボン酸あるいはそのエステル形
成性誘導体が70モル%未満では、機械的強度や、熱特
性、耐薬品性が低下するためである。さらに、本発明に
おいては、4,4’−スルホニルジ安息香酸成分あるい
はそのエステル形成性誘導体を、全酸成分中に3〜15
モル%含有することが必須である。この成分を含有する
ことにより、高い収縮性を発現する。但し、添加量が3
モル%以下では高収縮性能の発現が不十分であり、添加
量が15モル%を超えると収縮開始温度が高くなりす
ぎ、実用に適さなくなる。
【0006】その他のジカルボン酸として、イソフタル
酸を30モル%以下含有させることにより、コストおよ
び収縮特性のバランスを改良することができるが、30
モル%を超えると割れやすくなり、引裂強度が低下する
傾向がある。3〜15モル%の範囲がより好ましい。ま
た、それ以外のジカルボン酸成分またはエステル形成性
誘導体の具体例としては、アジピン酸、セバシン酸等の
脂肪族ジカルボン酸や、5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸等のベンゼン環もしくはナフタレン環に直接カルボ
シキル基を2つ有している芳香族ジカルボン酸、その他
p−(β−オキシエトキシ)安息香酸、4,4’−ジカ
ルボキシベンゾフェノン、ビス(4−カルボキシフェニ
ール)エタンあるいはこれらのメチル、エチル、プロピ
ル等のアルキルエステルが挙げられる。
【0007】ジオール成分については、エチレングリコ
ール、トリメチレングリコール、プロピレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル等の炭素数2〜6のアルキレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、シクロヘキサ
ンジメタノール、ビスフェノールAエチレンオキサイド
付加物、ビスフェノールSエチレンオキサイド付加物等
を1種類以上、該ポリエステルに使用することができ
る。この中でも、コストや、性能の点からエチレングリ
コールを使用するのが最も好ましい。
【0008】上記各成分からなるポリエステルは、フェ
ノール/1,1,2,2−テトラクロルエタン=重量比1
/1の混合溶媒に試料を溶解させ25℃で測定した固有
粘度において0.5〜1.4dl/gであることが好まし
く、さらに好ましくは0.6〜1.0dl/gの範囲であ
る。これは、固有粘度が0.5dl/g未満であるとポ
リエステルフィルムとしたときの機械的強度が不十分で
あり、1.4dl/gを越える樹脂を得るのが困難なう
え、高い成形圧を必要とするため安定した成形が困難な
ためである。ポリエステル共重合体の極限粘度は、重合
条件を適宜変更することにより調整することができる。
例えば、重合組成、重合温度、重合触媒量や種類、反応
停止攪拌トルク等を変更することで目的とする該ポリエ
ステル樹脂を得られる。
【0009】本発明に使用されるポリエステル樹脂は、
公知のエステル交換法やエステル化法の重合方法によっ
て製造される。例えばエステル交換法では、所定量のテ
レフタル酸、イソフタル酸、上記化学式に示した化合物
のエステル形成性誘導体とエチレングリコールを、全ジ
オール成分が全酸成分に対してモル比で2.0〜2.6倍
となるように反応容器内に仕込み、エステル交換触媒の
存在下で150〜250℃まで加熱して十分にエステル
交換反応を行った後、重合触媒を加え5mmHg以下の
減圧下で250〜300℃に加熱し、2〜5時間反応さ
せることによって本発明に使用される樹脂を得ることが
できる。また、エステル化法ではテレフタル酸およびイ
ソフタル酸、上記化学式に示した化合物とエチレングリ
コールとを、全ジオール成分が全酸成分に対してモル比
で1.2〜2.0倍となるように反応容器内に仕込み、窒
素で加圧した状態で150〜250℃まで加熱して十分
にエステル化反応を行った後、重合触媒を加え5mmH
g以下の減圧下で250〜300℃に加熱し、2〜5時
間反応させることによって本発明に使用される樹脂を得
ることができる。
【0010】重合にあたっては、アンチモン系触媒を用
いるのがコストの点で好ましい。アンチモン系の触媒と
しては3酸化アンチモン、酢酸アンチモン等が挙げら
れ、この使用に当っては取り扱いの点から0.05〜1
0wt%、好ましくは0.2〜3wt%のエチレングリ
コール溶液として用いるのが望ましい。アンチモン系触
媒の使用量は、アンチモン量として20〜800pp
m、好ましくは100〜600ppmである。その他の
本発明に使用されるポリエステル樹脂を製造する際に使
用される触媒としては、エステル交換触媒が酢酸亜鉛、
酢酸マンガン、酢酸マグネシウム、テトラブトキシチタ
ン等が挙げられ、重合触媒がテトラブトキシチタン、ジ
ブチルスズオキシド、2酸化ゲルマニウム、4塩化ゲル
マニウム等が挙げられ、全酸成分に対して20〜100
0ppmの範囲で添加される。さらに本発明に使用され
るポリエステル共重合体を製造するに際し、必要に応じ
て酸化安定剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、
滑剤等の添加剤ならびにポリカーボネート、ポリアミ
ド、ポリフェニレンオキサイド、ポリオキシメチレン、
ポリメチルメタクリレート等の他の樹脂を配合すること
ができる。
【0011】本発明におけるポリエステルフィルムは、
例えば以下の方法により製造することができる。まず、
乾燥した該ポリエステル樹脂を製膜機によりTダイから
押し出し、キャスト法あるいはカレンダー法等により原
反フィルムを形成する。ついで、この原反フィルムを該
ポリエステル樹脂のガラス転移温度〜+20℃程度に加
熱し、1方向に2〜5倍、好ましくは3〜4倍に延伸す
ることでポリエステルフィルムが得られる。高収縮性能
を発現するためには、高すぎる延伸温度は好ましくな
い。熱収縮性フィルムでは収縮時の寸法安定性の面か
ら、1軸のみの延伸が好ましいが該延伸方向と直角方向
の強度不足、あるいは該延伸方向の引裂強度の極端な低
下を防ぐ目的で、該延伸方向と直角な方向に2倍未満の
延伸を行うこともできる。熱収縮性フィルムとしては、
100℃のグリセリン浴に1分間浸漬したときの収縮率
が50%以上のものが好ましい。収縮率が50%以上で
あることで、種々の複雑な形状に富んだ物品にもラベル
として実用的となるからである。本発明のポリエステル
フィルムの厚さは特に限定されるものではないが、一般
には1〜600μmの範囲のものが使用される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
後述する各実施例、比較例によって得られたポリエステ
ル樹脂は真空乾燥した後、40mmφの押出機に投入し
て溶融し、285℃に設定したT型ダイから押出し、つ
いで40℃に保ったキャスティングローラにて冷却して
未延伸原反フィルムを得た。この原反フィルムを、まず
ポリエステル樹脂のガラス転移温度にてMD方向に1.
3倍延伸し、続いてガラス転移温度+12℃でTD方向
に4倍の延伸を行い、厚さ45μmのポリエステルフィ
ルムを得た。
【0013】得られたポリエステルフィルムについての
樹脂組成、ガラス転移温度、固有粘度と収縮性能、耐衝
撃性の評価を次のようにして行った。 ・樹脂組成分析 ポリエステルフィルムの熱分解ガスクロマトグラフィ
ー、およびアルカリ分解物についての高速液体クロマト
グラフィーにより、原料、副生ジエチレングリコール
(以下DEG)について分析を行った。 ・固有粘度 フェノール/1,1,2,2−テトラクロルエタン=重量
比1/1の混合溶媒にポリエステルフィルムを溶解さ
せ、25℃で測定した。 ・ガラス転移温度 示差走査熱量計においてメルトクエンチ後、昇温速度1
0℃/minで測定したときのショルダー部から求めた。 ・熱収縮率 100mm×20mmの大きさに切り出したポリエステ
ルフィルムを、100℃のグリセリン浴中に無荷重で1
分間浸漬させ、フィルムの主延伸方向(TD方向)につ
いて、収縮前の長さ(L0)と収縮後の長さ(L)を測
定し、次式により求めた。 熱収縮率(%)=100×(L0−L)/L0 熱収縮率について以下のように判定を行った。 ◎:50%以上 ○:30%以上50%未満 △:10%以上30%未満 ×:10%未満 ・引裂試験 延伸フィルムの主延伸方向(TD方向)について、JIS
K7128 A法に従ってクロスヘッドスピード200mm/min
で平均引裂荷重を求めた。引裂強度について以下のよう
に判定を行った。 ○:0.4kgf/mmを超える △:0.3〜0.4kgf/mm ×:0.3kgf/mm未満
【0014】(実施例1)テレフタル酸(以下TPA)
3.542kg、イソフタル酸(以下IPA)416.7g、4,4’
−スルホニルジ安息香酸(以下SDBA)384.2gと、エ
チレングリコール(以下EG)2.337kgを精留塔および
撹拌装置を備えた反応容器に入れ、窒素による加圧およ
び撹拌を行いながら260℃まで徐々に昇温して、留出
する水を系外に排出しながらエステル化を行い、重縮合
反応容器に移した後、リン酸トリメチルを対酸成分にし
て200ppm(10wt%エチレングリコール溶液)
添加した。10分経過後、3酸化アンチモンを対酸成分
にして450ppm(1.5wt%エチレングリコール
溶液)添加した。その後、真空度1mmHg以下、28
0℃で2時間30分重縮合を行い、ポリエステル樹脂を
得た。 (実施例2)TPAを3.421kg、IPAを201.3g、SD
BAを742.3g、EGを2.257kgとした以外は実施例1と
同様にして行った。
【0015】(実施例3)TPAを3.515kg、IPAを1
95.3g、SDBAを360.1g、EGを2.117kgとし、エステ
ル化を行い、重縮合反応容器に移した後、ビスフェノー
ルAエチレンオキサイド2付加物(以下BPE)を390.
3g添加して15分間260℃で保留した以外は実施例1
と同様にして行った。 (実施例4)TPAを3.677kg、IPAを204.3g、SD
BAを376.7g、EGを2.245kgとし、エステル化を行
い、重縮合反応容器に移した後、シクロヘキサンジメタ
ノール(CHDM)を177.3g添加して15分間260℃
で保留した以外は実施例1と同様にして行った。 (実施例5)TPAを3.600kg、IPAを209.4g、SD
BAを386.1g、EGを2.349kgとし、アジピン酸(以下
ADA)184.2gを添加してエステル化を行った以外は実
施例1と同様にして行った。 (実施例6)TPAを3.959kg、SDBAを384.2g、E
Gを2.337kgとし、IPAを添加しない以外は実施例1
と同様にして行った。
【0016】(比較例1)TPAを3.015kg、SDBA
を1.390kg、EGを2.114kgとし、IPAを添加しない以
外は実施例1と同様にして行った。 (比較例2)TPAを3.887kg、IPAを431.9g、EG
を2.422kgとし、SDBAを添加しない以外は実施例1
と同様にして行った。 (比較例3)重合時間を2時間とした以外は実施例1と
同様にして行った。
【0017】以上各例で得られたポリエステル樹脂から
なるフィルムの評価結果を一括して表1に示す。
【表1】
【0018】表1から明らかなように、実施例1〜6の
ポリエステルフィルムであると、いずれも高い熱収縮率
と引裂き強度を発揮している。しかしながら、SDBA
の配合量の多い比較例1であるとガラス転移温度が高過
ぎることから実用的でない。また、SDBAを含まない
比較例2であると熱収縮率が低く、固有粘度の低い比較
例3であると引裂き強度が低くなってしまっている。
【0019】
【発明の効果】このように、本発明によるポリエステル
フィルムは、十分な熱収縮性および引裂強度を発揮する
ことから、複雑な形状に対しても追随してラベリングで
きる上に破損しにくいものである。特に、実用面から
は、100℃のグリセリン浴に1分間浸漬したときの収
縮率が50%以上のものが好ましい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4,4’−スルホニルジ安息香酸成分ま
    たはそのエステル形成性誘導体を全酸成分中3〜15モ
    ル%含み、固有粘度が0.5〜1.4dl/gであるポリ
    エステル樹脂からなることを特徴とするポリエステルフ
    ィルム。
  2. 【請求項2】 100℃のグリセリン浴に1分間浸漬し
    たときの収縮率が、50%以上であることを特徴とする
    請求項1記載のポリエステルフィルム。
JP23525397A 1997-08-29 1997-08-29 ポリエステルフィルム Withdrawn JPH1180386A (ja)

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JP23525397A JPH1180386A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 ポリエステルフィルム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025439A (ja) * 2001-07-12 2003-01-29 Toyobo Co Ltd 熱収縮性フィルム、これを用いたラベル、及び容器
JP2003025436A (ja) * 2001-07-12 2003-01-29 Toyobo Co Ltd 熱収縮性フィルム、これを用いたラベル、及び容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025439A (ja) * 2001-07-12 2003-01-29 Toyobo Co Ltd 熱収縮性フィルム、これを用いたラベル、及び容器
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Effective date: 20041102