JPH11962A - ガスバリア性フィルムおよびガスバリア性フィルムを用いた包装材料 - Google Patents
ガスバリア性フィルムおよびガスバリア性フィルムを用いた包装材料Info
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- JPH11962A JPH11962A JP9156536A JP15653697A JPH11962A JP H11962 A JPH11962 A JP H11962A JP 9156536 A JP9156536 A JP 9156536A JP 15653697 A JP15653697 A JP 15653697A JP H11962 A JPH11962 A JP H11962A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】可撓性を有するとともに、酸素、水蒸気などに
対するガスバリア性に優れ、耐熱性、耐湿性、耐水性を
有し、かつ、耐内容物適性に優れ、環境問題に適応でき
るポリオレフィン系樹脂フィルムをベースにしたガスバ
リア性フィルムとそのガスバリア性フィルムを用いた包
装材料を提供すること。 【解決手段】ポリオレフィン系樹脂フィルム11のコロ
ナ放電処理面に、プライマーコート層12を介して、ガ
スバリア性付与層13を設けた。
対するガスバリア性に優れ、耐熱性、耐湿性、耐水性を
有し、かつ、耐内容物適性に優れ、環境問題に適応でき
るポリオレフィン系樹脂フィルムをベースにしたガスバ
リア性フィルムとそのガスバリア性フィルムを用いた包
装材料を提供すること。 【解決手段】ポリオレフィン系樹脂フィルム11のコロ
ナ放電処理面に、プライマーコート層12を介して、ガ
スバリア性付与層13を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン系
樹脂のガスバリア性フィルムと該ガスバリア性フィルム
を用いた包装材料に関し、特にポリオレフィン系樹脂フ
ィルムに極薄のガスバリア性付与層を設けたガスバリア
性フィルムと該ガスバリア性フィルムを用いた包装材料
に関する。
樹脂のガスバリア性フィルムと該ガスバリア性フィルム
を用いた包装材料に関し、特にポリオレフィン系樹脂フ
ィルムに極薄のガスバリア性付与層を設けたガスバリア
性フィルムと該ガスバリア性フィルムを用いた包装材料
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食品や医薬品の包装に用いられる
包装材料は、内容物の変質、特に食品においては蛋白質
や油脂等の酸化変質を抑制し、さらに味、鮮度を保持す
るために、また無菌状態での取扱いが必要とされる医薬
品において有効成分の変質を抑制し、性能を維持するた
めに、包装材料を透過する酸素、水蒸気、その他内容物
を変質させる気体による影響を防止する必要があり、こ
れら気体(ガス)を遮断するガスバリア性を備えること
が求められている。
包装材料は、内容物の変質、特に食品においては蛋白質
や油脂等の酸化変質を抑制し、さらに味、鮮度を保持す
るために、また無菌状態での取扱いが必要とされる医薬
品において有効成分の変質を抑制し、性能を維持するた
めに、包装材料を透過する酸素、水蒸気、その他内容物
を変質させる気体による影響を防止する必要があり、こ
れら気体(ガス)を遮断するガスバリア性を備えること
が求められている。
【0003】そのため、ポリビニルアルコール(PV
A)、エチレンビニルアルコール共重合体(EVO
H)、あるいはポリ塩化ビニリデン樹脂(PVDC)な
ど一般にガスバリア性が比較的高いといわれる高分子樹
脂組成物をラミネートまたはコーティングにより設けた
ガスバリア性積層体が、包装フィルムとして一般的に使
用されてきた。
A)、エチレンビニルアルコール共重合体(EVO
H)、あるいはポリ塩化ビニリデン樹脂(PVDC)な
ど一般にガスバリア性が比較的高いといわれる高分子樹
脂組成物をラミネートまたはコーティングにより設けた
ガスバリア性積層体が、包装フィルムとして一般的に使
用されてきた。
【0004】また、適当な高分子樹脂組成物(単独では
高いガスバリア性を有していない樹脂であっても)にア
ルミニウム(Al)などの金属または金属化合物を蒸着
した金属蒸着フィルムや、最近では、一酸化珪素(Si
O)などの珪素酸化物(SiOX )薄膜、酸化マグネシ
ウム(MgO)薄膜などを、透明性を有する高分子材料
からなる基材上に蒸着などの形成手段により形成した蒸
着フィルムが開発されている。これらは高分子樹脂組成
物からなるガスバリア材より優れたガスバリア特性を有
しており、高湿度下での劣化も少ないので、このガスバ
リア材を包装材料に用いた包装フィルムが一般的に使用
され始めている。
高いガスバリア性を有していない樹脂であっても)にア
ルミニウム(Al)などの金属または金属化合物を蒸着
した金属蒸着フィルムや、最近では、一酸化珪素(Si
O)などの珪素酸化物(SiOX )薄膜、酸化マグネシ
ウム(MgO)薄膜などを、透明性を有する高分子材料
からなる基材上に蒸着などの形成手段により形成した蒸
着フィルムが開発されている。これらは高分子樹脂組成
物からなるガスバリア材より優れたガスバリア特性を有
しており、高湿度下での劣化も少ないので、このガスバ
リア材を包装材料に用いた包装フィルムが一般的に使用
され始めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のPVA系やEV
OH系の高分子樹脂組成物を用いてなるガスバリア性積
層体は、温度依存性および湿度依存性が大きいため、高
温下または高湿下においてガスバリア性の低下が見ら
れ、特に水蒸気バリア性が低下する。また、包装の用途
によっては煮沸処理やレトルト処理を行うとガスバリア
性が著しく低下することがある。
OH系の高分子樹脂組成物を用いてなるガスバリア性積
層体は、温度依存性および湿度依存性が大きいため、高
温下または高湿下においてガスバリア性の低下が見ら
れ、特に水蒸気バリア性が低下する。また、包装の用途
によっては煮沸処理やレトルト処理を行うとガスバリア
性が著しく低下することがある。
【0006】またPVDC系の高分子樹脂組成物を用い
てなるガスバリア性積層体は、湿度依存性は小さいが、
酸素バリア性を1cc/m2 ・day・atm.以下と
する高ガスバリア材(ハイガスバリア材)を実現するこ
とは、困難であるという問題がある。また被膜中に塩素
を多量に含むため、焼却処理やリサイクリングなど廃棄
物処理の面で問題がある。
てなるガスバリア性積層体は、湿度依存性は小さいが、
酸素バリア性を1cc/m2 ・day・atm.以下と
する高ガスバリア材(ハイガスバリア材)を実現するこ
とは、困難であるという問題がある。また被膜中に塩素
を多量に含むため、焼却処理やリサイクリングなど廃棄
物処理の面で問題がある。
【0007】さらに上述の金属または金属化合物を蒸着
した金属蒸着フィルムやSiOなどの珪素酸化物薄膜、
MgO薄膜を蒸着した蒸着フィルムは、ガスバリア層と
しての無機化合物の薄膜が可撓性に欠けており、揉みや
折り曲げに弱く、また基材との密着性が悪いため、取扱
いに注意を要し、特に印刷、ラミネート、製袋など包装
材料の後加工の際に、クラックが発生しガスバリア性が
著しく低下する問題がある。
した金属蒸着フィルムやSiOなどの珪素酸化物薄膜、
MgO薄膜を蒸着した蒸着フィルムは、ガスバリア層と
しての無機化合物の薄膜が可撓性に欠けており、揉みや
折り曲げに弱く、また基材との密着性が悪いため、取扱
いに注意を要し、特に印刷、ラミネート、製袋など包装
材料の後加工の際に、クラックが発生しガスバリア性が
著しく低下する問題がある。
【0008】また、薄膜の形成に真空蒸着法、スパッタ
リング法、プラズマ化学気相成長法などの真空プロセス
を用いるため、装置が高価であり、また形成工程におい
て局部的に高温となり、基材に損傷を生じたり、低分子
量物質あるいは可塑剤等の添加物などの分解、脱ガスな
どに起因する無機薄膜中の欠陥、ピンホール等が発生す
ることがあり、高いガスバリア性を達成できないこと、
コスト的に高価になるという問題を有している。
リング法、プラズマ化学気相成長法などの真空プロセス
を用いるため、装置が高価であり、また形成工程におい
て局部的に高温となり、基材に損傷を生じたり、低分子
量物質あるいは可塑剤等の添加物などの分解、脱ガスな
どに起因する無機薄膜中の欠陥、ピンホール等が発生す
ることがあり、高いガスバリア性を達成できないこと、
コスト的に高価になるという問題を有している。
【0009】この無機化合物蒸着層を設けた蒸着フィル
ムは、蒸着層の厚みが大きければガスバリア性、耐水性
が優れたものとなるが、蒸着層を形成するのに時間を要
し、生産効率が悪く、また前述したようにより可撓性が
失われてしまう。そして、特に酸化珪素の場合、厚みが
大きくなると着色度合いが大きくなり、透明性に欠ける
難点があった。一方、蒸着層の厚みが小さければ、着色
度合が小さく透明性は良好になるが、ガスバリア性、耐
水性が低下し、内容物保護性に問題が生じる場合があっ
た。
ムは、蒸着層の厚みが大きければガスバリア性、耐水性
が優れたものとなるが、蒸着層を形成するのに時間を要
し、生産効率が悪く、また前述したようにより可撓性が
失われてしまう。そして、特に酸化珪素の場合、厚みが
大きくなると着色度合いが大きくなり、透明性に欠ける
難点があった。一方、蒸着層の厚みが小さければ、着色
度合が小さく透明性は良好になるが、ガスバリア性、耐
水性が低下し、内容物保護性に問題が生じる場合があっ
た。
【0010】また、水溶性PVAを主成分としたバリア
コート剤をグラビアコート法などによって延伸ポリプロ
ピレンフィルム(OPP)表面に直接塗布しても、OP
P表面が疎水性であるためにはじいたり、密着性が良く
なかったり、コート層が不均一になったりして、ガスバ
リア性の低下をきたしたりする場合があった。
コート剤をグラビアコート法などによって延伸ポリプロ
ピレンフィルム(OPP)表面に直接塗布しても、OP
P表面が疎水性であるためにはじいたり、密着性が良く
なかったり、コート層が不均一になったりして、ガスバ
リア性の低下をきたしたりする場合があった。
【0011】本発明は、ガスバリア性フィルムに関する
上記のような問題点を解決するためになされたもので、
可撓性を有するとともに、酸素、水蒸気などに対するガ
スバリア性に優れ、耐熱性、耐湿性、耐水性を有し、か
つ、耐内容物適性に優れ、環境問題に適応できるポリオ
レフィン系樹脂フィルムをベースとしたガスバリア性フ
ィルムとそのガスバリア性フィルムを用いた包装材料を
提供することを目的とする。
上記のような問題点を解決するためになされたもので、
可撓性を有するとともに、酸素、水蒸気などに対するガ
スバリア性に優れ、耐熱性、耐湿性、耐水性を有し、か
つ、耐内容物適性に優れ、環境問題に適応できるポリオ
レフィン系樹脂フィルムをベースとしたガスバリア性フ
ィルムとそのガスバリア性フィルムを用いた包装材料を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
ポリオレフィン系樹脂フィルムのコロナ放電処理面に、
プライマーコート層を介して、ガスバリア性付与層を設
けたガスバリア性フィルムである。
ポリオレフィン系樹脂フィルムのコロナ放電処理面に、
プライマーコート層を介して、ガスバリア性付与層を設
けたガスバリア性フィルムである。
【0013】第2の発明は、第1の発明において、ポリ
オレフィン系樹脂フィルムが、延伸ポリプロピレンフィ
ルムであるガスバリア性フィルムである。
オレフィン系樹脂フィルムが、延伸ポリプロピレンフィ
ルムであるガスバリア性フィルムである。
【0014】第3の発明は、第1の発明において、ポリ
オレフィン系樹脂フィルムが、外層を延伸ポリプロピレ
ンフィルム層とした2層構成または3層構成からなる共
押出しフィルムであるガスバリア性フィルムである。
オレフィン系樹脂フィルムが、外層を延伸ポリプロピレ
ンフィルム層とした2層構成または3層構成からなる共
押出しフィルムであるガスバリア性フィルムである。
【0015】第4の発明は、第1、第2および第3の発
明において、プライマーコート層がポリエチレンイミン
系樹脂またはポリウレタン系樹脂であり、ガスバリア性
付与層が水溶性高分子と、1種以上の金属アルコキシド
及びその加水分解物を主剤とする層からなるガスバリア
性フィルムである。
明において、プライマーコート層がポリエチレンイミン
系樹脂またはポリウレタン系樹脂であり、ガスバリア性
付与層が水溶性高分子と、1種以上の金属アルコキシド
及びその加水分解物を主剤とする層からなるガスバリア
性フィルムである。
【0016】第5の発明は、第1、第2および第3の発
明において、プライマーコート層がポリエチレンイミン
系樹脂またはポリウレタン系樹脂であり、ガスバリア性
付与層が水溶性高分子と、塩化錫の少なくとも一方を含
む水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を主剤とす
る層からなるガスバリア性フィルムである。
明において、プライマーコート層がポリエチレンイミン
系樹脂またはポリウレタン系樹脂であり、ガスバリア性
付与層が水溶性高分子と、塩化錫の少なくとも一方を含
む水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を主剤とす
る層からなるガスバリア性フィルムである。
【0017】第6の発明は、第1、第2および第3の発
明において、プライマーコート層がポリエチレンイミン
系樹脂またはポリウレタン系樹脂であり、ガスバリア性
付与層が水溶性高分子と、無機層状化合物の少なくとも
一方を含む水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を
主剤とする層からなるガスバリア性フィルムである。
明において、プライマーコート層がポリエチレンイミン
系樹脂またはポリウレタン系樹脂であり、ガスバリア性
付与層が水溶性高分子と、無機層状化合物の少なくとも
一方を含む水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を
主剤とする層からなるガスバリア性フィルムである。
【0018】第7の発明は、上記ガスバリア性フィルム
のガスバリア性付与層面にシーラント層を積層して成る
包装材料である。
のガスバリア性付与層面にシーラント層を積層して成る
包装材料である。
【0019】上記のように本発明によれば、ポリオレフ
ィン系樹脂フィルムのコロナ放電処理面に、プライマー
コート層を介して、ガスバリア性付与層を設けたので、
可撓性を有するとともに、酸素、水蒸気などに対するバ
リア性に優れ、耐熱性、耐湿性、耐水性を有し、かつ、
耐内容物適性に優れ、環境問題にも適応したポリオレフ
ィン系樹脂フィルムをベースとしたガスバリア性フィル
ムが得られる。
ィン系樹脂フィルムのコロナ放電処理面に、プライマー
コート層を介して、ガスバリア性付与層を設けたので、
可撓性を有するとともに、酸素、水蒸気などに対するバ
リア性に優れ、耐熱性、耐湿性、耐水性を有し、かつ、
耐内容物適性に優れ、環境問題にも適応したポリオレフ
ィン系樹脂フィルムをベースとしたガスバリア性フィル
ムが得られる。
【0020】また、このガスバリア性フィルムのガスバ
リア性付与層面にシーラント層を積層させた包装材料
は、酸素、水蒸気などに対するバリア性に優れ、耐熱
性、耐湿性、耐水性を有し、かつ、耐内容物適性に優
れ、環境問題にも適応したポリオレフィン系樹脂フィル
ムをベースとした包装材料が得られる。
リア性付与層面にシーラント層を積層させた包装材料
は、酸素、水蒸気などに対するバリア性に優れ、耐熱
性、耐湿性、耐水性を有し、かつ、耐内容物適性に優
れ、環境問題にも適応したポリオレフィン系樹脂フィル
ムをベースとした包装材料が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を詳細に
説明する。図1は本発明のガスバリア性フィルムの構成
を説明する概略図である。
説明する。図1は本発明のガスバリア性フィルムの構成
を説明する概略図である。
【0022】図1において、11はポリオレフィン系樹
脂フィルムであり、12はプライマーコート層、13は
ガスバリア性付与層である。
脂フィルムであり、12はプライマーコート層、13は
ガスバリア性付与層である。
【0023】ポリオレフィン系樹脂フィルム11として
は、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルムな
どが挙げられるが、なかでも、延伸ポリプロピレンフィ
ルム、外層が延伸ポリプロピレンである2層構成あるい
は3層構成の共押出しフィルムが好適に使用できる。な
お、ポリオレフィン系樹脂フィルム11の表面は、コロ
ナ処理等の表面改質を行うことが必要である。
は、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルムな
どが挙げられるが、なかでも、延伸ポリプロピレンフィ
ルム、外層が延伸ポリプロピレンである2層構成あるい
は3層構成の共押出しフィルムが好適に使用できる。な
お、ポリオレフィン系樹脂フィルム11の表面は、コロ
ナ処理等の表面改質を行うことが必要である。
【0024】プライマーコート層12は、疎水性のポリ
オレフィン系樹脂フィルムの表面を親水性化するととも
に、後記するガスバリア性付与層13とポリオレフィン
系樹脂フィルム11との密着性を向上させる役割を担う
層で、ポリエチレンイミン、有機チタン、酸化チタン、
シランカップリング剤、後記するイソシアネート化合物
などの薬剤が検討できる。これらの薬剤を溶媒で適宜の
濃度に希釈しプライマーコート剤とし、ポリオレフィン
系樹脂フィルムにコーティング、加熱乾燥し、形成させ
たものである。イソシアネート化合物などの2液反応型
のプライマーコート剤は、ポリオレフィン系樹脂フィル
ムに塗布後に反応が進むため、上層のガスバリア性付与
層13に影響を与える可能性がある。
オレフィン系樹脂フィルムの表面を親水性化するととも
に、後記するガスバリア性付与層13とポリオレフィン
系樹脂フィルム11との密着性を向上させる役割を担う
層で、ポリエチレンイミン、有機チタン、酸化チタン、
シランカップリング剤、後記するイソシアネート化合物
などの薬剤が検討できる。これらの薬剤を溶媒で適宜の
濃度に希釈しプライマーコート剤とし、ポリオレフィン
系樹脂フィルムにコーティング、加熱乾燥し、形成させ
たものである。イソシアネート化合物などの2液反応型
のプライマーコート剤は、ポリオレフィン系樹脂フィル
ムに塗布後に反応が進むため、上層のガスバリア性付与
層13に影響を与える可能性がある。
【0025】ガスバリア性付与層の性能を十分に引き出
すプライマーコート剤としては、ポリエチレンイミンを
用いたプライマーコート剤が最適に使用できる。
すプライマーコート剤としては、ポリエチレンイミンを
用いたプライマーコート剤が最適に使用できる。
【0026】すなわち、最適なプライマーコート層12
としては、ポリエチレンイミンを水、アルコール等の溶
媒に懸濁させて作製した固形分1%程度の、またはポリ
ウレタン系樹脂をトルエン等の有機溶媒に溶解させた、
プライマーコート剤を、グラビアコート法など公知の塗
布方法により、ポリオレフィン系樹脂フィルム(コロナ
放電処理済)11に、塗布量が固形分で0.01〜1.
0g/m2 程度になるように塗布し、熱風等で乾燥させ
て得られる。
としては、ポリエチレンイミンを水、アルコール等の溶
媒に懸濁させて作製した固形分1%程度の、またはポリ
ウレタン系樹脂をトルエン等の有機溶媒に溶解させた、
プライマーコート剤を、グラビアコート法など公知の塗
布方法により、ポリオレフィン系樹脂フィルム(コロナ
放電処理済)11に、塗布量が固形分で0.01〜1.
0g/m2 程度になるように塗布し、熱風等で乾燥させ
て得られる。
【0027】ガスバリア性付与層13は、ポリオレフィ
ン系樹脂フィルム11にガスバリア性を与える層であ
る。
ン系樹脂フィルム11にガスバリア性を与える層であ
る。
【0028】すなわち、ガスバリア性付与層13は、水
溶性高分子と、(a)1種以上の金属アルコキシド及び
その加水分解物または(b)塩化錫の少なくとも一方を
含む水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を主剤と
するコーティング剤からなる。水溶性高分子と塩化錫を
水系(水あるいは水/アルコール混合)溶媒で溶解させ
た溶液、あるいはこれに金属アルコキシドを直接、ある
いは予め加水分解させるなどの処理を行ったものを混合
してコーティング剤とし、このコーティング剤をコロナ
放電処理したポリオレフィン系樹脂フィルム11にプラ
イマーコート層12を介してコーティング、加熱乾燥
し、形成したものである。コーティング剤に含まれる各
成分について以下に詳述する。
溶性高分子と、(a)1種以上の金属アルコキシド及び
その加水分解物または(b)塩化錫の少なくとも一方を
含む水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を主剤と
するコーティング剤からなる。水溶性高分子と塩化錫を
水系(水あるいは水/アルコール混合)溶媒で溶解させ
た溶液、あるいはこれに金属アルコキシドを直接、ある
いは予め加水分解させるなどの処理を行ったものを混合
してコーティング剤とし、このコーティング剤をコロナ
放電処理したポリオレフィン系樹脂フィルム11にプラ
イマーコート層12を介してコーティング、加熱乾燥
し、形成したものである。コーティング剤に含まれる各
成分について以下に詳述する。
【0029】本発明でコーティング剤に用いられる水溶
性高分子は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、でんぷん、メチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられる。
特にポリビニルアルコール(PVA)を本発明のポリオ
レフィン系樹脂フィルムのコーティング剤に用いた場合
にガスバリア性が最も優れる。ここでいうPVAは、一
般にポリ酢酸ビニルをけん化して得られるもので、酢酸
基が数十%残存している、いわゆる部分けん化PVAか
ら酢酸基が数%しか残存していない完全けん化PVAま
でを含み、特に限定されるものではない。
性高分子は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、でんぷん、メチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられる。
特にポリビニルアルコール(PVA)を本発明のポリオ
レフィン系樹脂フィルムのコーティング剤に用いた場合
にガスバリア性が最も優れる。ここでいうPVAは、一
般にポリ酢酸ビニルをけん化して得られるもので、酢酸
基が数十%残存している、いわゆる部分けん化PVAか
ら酢酸基が数%しか残存していない完全けん化PVAま
でを含み、特に限定されるものではない。
【0030】また、塩化錫は塩化第一錫(SnC
l2 )、塩化第二錫(SnCl4 )、あるいはそれらの
混合物であってもよく、無水物でも水和物でも用いるこ
とができるる。
l2 )、塩化第二錫(SnCl4 )、あるいはそれらの
混合物であってもよく、無水物でも水和物でも用いるこ
とができるる。
【0031】さらに金属アルコキシドは、テトラエトキ
シシラン〔Si(OC2 H5 )4 〕、トリイソプロポキ
シアルミニウム〔Al(O−2’−C3 H7 )3 〕など
の一般式、 M(OR)n (M:Si、Ti、Al、Zr等の金属、R:CH3 、
C2 H5 等のアルキル基)で表せるものである。中で
も、テトラエトキシシラン、トリイソプロポキシアルミ
ニウムが加水分解後、水系の溶媒中において比較的安定
であるので好ましい。
シシラン〔Si(OC2 H5 )4 〕、トリイソプロポキ
シアルミニウム〔Al(O−2’−C3 H7 )3 〕など
の一般式、 M(OR)n (M:Si、Ti、Al、Zr等の金属、R:CH3 、
C2 H5 等のアルキル基)で表せるものである。中で
も、テトラエトキシシラン、トリイソプロポキシアルミ
ニウムが加水分解後、水系の溶媒中において比較的安定
であるので好ましい。
【0032】無機層状化合物としては、モンモリロナイ
ト、ヘクトライト、マイカ等が好ましく使用できる。
ト、ヘクトライト、マイカ等が好ましく使用できる。
【0033】上述した各成分を単独またはいくつかを組
み合わせてコーティング剤に加えることができ、さらに
コーティング剤のバリア性を損なわない範囲で、イソシ
アネート化合物、シランカップリング剤、あるいは分散
剤、安定化剤、粘度調整剤、着色剤など公知の添加剤を
加えることができる。
み合わせてコーティング剤に加えることができ、さらに
コーティング剤のバリア性を損なわない範囲で、イソシ
アネート化合物、シランカップリング剤、あるいは分散
剤、安定化剤、粘度調整剤、着色剤など公知の添加剤を
加えることができる。
【0034】例えばコーティング剤に加えられるイソシ
アネート化合物は、その分子中に2個以上のイソシアネ
ート基(NCO基)を有するものであり、例えばトリレ
ンジイソシアネート(以下、TDIとする)、トリフェ
ニルメタントリイソシアネート(以下、TTIとす
る)、テトラメチルキシレンジイソシアネート(以下、
TMXDIとする)などのモノマー類と、これらの重合
体、誘導体などがある。
アネート化合物は、その分子中に2個以上のイソシアネ
ート基(NCO基)を有するものであり、例えばトリレ
ンジイソシアネート(以下、TDIとする)、トリフェ
ニルメタントリイソシアネート(以下、TTIとす
る)、テトラメチルキシレンジイソシアネート(以下、
TMXDIとする)などのモノマー類と、これらの重合
体、誘導体などがある。
【0035】コーティング剤の塗布方法には、通常用い
られる、ディッピング法、ロールコーティング法、スク
リーン印刷法、スプレー法など従来公知の手段が用いら
れる。塗布量はコーティング剤の種類によって異なる
が、乾燥後の塗布量を0.3〜2.0g/m2 程度とす
ることが望ましい。
られる、ディッピング法、ロールコーティング法、スク
リーン印刷法、スプレー法など従来公知の手段が用いら
れる。塗布量はコーティング剤の種類によって異なる
が、乾燥後の塗布量を0.3〜2.0g/m2 程度とす
ることが望ましい。
【0036】なお、多色グラビア印刷機等を用いてプラ
イマーコート剤とコーティング剤を、一工程で塗布する
ことも可能である。この場合、例えば第1ユニットでプ
ライマーコート剤、第2ユニットでコーティング剤(必
要に応じて第3ユニットをコーティング剤の予備ユニッ
トとする)を塗布すると良い。
イマーコート剤とコーティング剤を、一工程で塗布する
ことも可能である。この場合、例えば第1ユニットでプ
ライマーコート剤、第2ユニットでコーティング剤(必
要に応じて第3ユニットをコーティング剤の予備ユニッ
トとする)を塗布すると良い。
【0037】このようにして、ポリオレフィン系樹脂フ
ィルム11のPP面にプライマーコート層12を介して
ガスバリア性付与層13を設けたガスバリア性フィルム
10が作製できる。このガスバリア性フィルム10のガ
スバリア性付与層面と未延伸ポリプロピレンフィルム
(CPP)のような熱融着性を有するプラスチックフィ
ルムをシーラント層14として、例えばポリウレタン系
接着剤を用いてドライラミネートし、包装材料1とする
(図1参照)。
ィルム11のPP面にプライマーコート層12を介して
ガスバリア性付与層13を設けたガスバリア性フィルム
10が作製できる。このガスバリア性フィルム10のガ
スバリア性付与層面と未延伸ポリプロピレンフィルム
(CPP)のような熱融着性を有するプラスチックフィ
ルムをシーラント層14として、例えばポリウレタン系
接着剤を用いてドライラミネートし、包装材料1とする
(図1参照)。
【0038】
【実施例】以下に本発明の実施例をさらに具体的に説明
する。 〈実施例1〉先ず、ポリオレフィン系樹脂フィルム11
をつぎのようにして準備した。すなわち、ポリプロピレ
ン樹脂(PP)とポリエチレン樹脂(PE)を別々の押
出機に供給し溶融押出しし、ダイ内で合流させてスリッ
トから押出し、冷却ロールに巻き付けロール上で冷却固
化させ、PP18μm、PE2μm、総厚20μmから
なる二軸延伸共押出しフィルム11とした。
する。 〈実施例1〉先ず、ポリオレフィン系樹脂フィルム11
をつぎのようにして準備した。すなわち、ポリプロピレ
ン樹脂(PP)とポリエチレン樹脂(PE)を別々の押
出機に供給し溶融押出しし、ダイ内で合流させてスリッ
トから押出し、冷却ロールに巻き付けロール上で冷却固
化させ、PP18μm、PE2μm、総厚20μmから
なる二軸延伸共押出しフィルム11とした。
【0039】この二軸延伸共押出しフィルムのPP面を
コロナ放電処理して、表面濡れ指数が38〜42dyn
e/cm(JIS K6768に準拠)になるように設
定した。
コロナ放電処理して、表面濡れ指数が38〜42dyn
e/cm(JIS K6768に準拠)になるように設
定した。
【0040】次に、二軸延伸共押出しフィルムのコロナ
放電処理を施したPP面に、ポリエチレンイミンを水と
メタノールの混合液に懸濁させて作製した固形分1%の
プライマーコート剤を、多色グラビア印刷機の第1ユニ
ットにセットし、グラビアコート法により、塗布量が
0.1g/m2 (固形分)程度になるように塗布し、熱
風で乾燥させ、プライマーコート層12とした。
放電処理を施したPP面に、ポリエチレンイミンを水と
メタノールの混合液に懸濁させて作製した固形分1%の
プライマーコート剤を、多色グラビア印刷機の第1ユニ
ットにセットし、グラビアコート法により、塗布量が
0.1g/m2 (固形分)程度になるように塗布し、熱
風で乾燥させ、プライマーコート層12とした。
【0041】引き続き第2ユニットには、下記処方によ
るコーティング剤をセットし、プライマーコート層の上
にグラビアコート法により、塗布量が0.1〜0.5g
/m 2 (固形分)程度になるように塗布し、熱風で乾燥
させ、ガスバリア性付与層13を形成させた。なお、乾
燥不良を避けるため、コーティング剤を第2ユニットと
第3ユニットの2つのユニットに分けて塗布しても良
い。
るコーティング剤をセットし、プライマーコート層の上
にグラビアコート法により、塗布量が0.1〜0.5g
/m 2 (固形分)程度になるように塗布し、熱風で乾燥
させ、ガスバリア性付与層13を形成させた。なお、乾
燥不良を避けるため、コーティング剤を第2ユニットと
第3ユニットの2つのユニットに分けて塗布しても良
い。
【0042】コーティング剤の処方 テトラエトキシシラン〔Si(OC2 H5 )4 〕10.
4部に塩酸(0.1N)を89.6部加え、30分間攪
拌し加水分解させた固形分3wt%(SiO2 換算)の
加水分解溶液 6部と、PVAの3.0wt%の水/イ
ソプロピルアルコール(90/10)溶液 4部を混合
した組成。
4部に塩酸(0.1N)を89.6部加え、30分間攪
拌し加水分解させた固形分3wt%(SiO2 換算)の
加水分解溶液 6部と、PVAの3.0wt%の水/イ
ソプロピルアルコール(90/10)溶液 4部を混合
した組成。
【0043】このようにして、ポリオレフィン系樹脂フ
ィルムである二軸延伸共押出しフィルム11のPP面に
プライマーコート層12を介してガスバリア性付与層1
3を設けたガスバリア性フィルム10を作製した。
ィルムである二軸延伸共押出しフィルム11のPP面に
プライマーコート層12を介してガスバリア性付与層1
3を設けたガスバリア性フィルム10を作製した。
【0044】最後に、このガスバリア性フィルム10の
ガスバリア性付与層面と30mμ厚のCPP14をポリ
ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートし、包装材
料1を作製した(図2参照)。
ガスバリア性付与層面と30mμ厚のCPP14をポリ
ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートし、包装材
料1を作製した(図2参照)。
【0045】〈比較例1〉二軸延伸共押出しフィルム1
1のPP面にプライマーコート層12を介してガスバリ
ア性付与層13を設けた20mμ厚のガスバリア性フィ
ルム10の代わりに、市販品である20mμ厚の改質二
軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)を用い、この
改質OPPの改質面とシーラント層である30mμ厚の
CPPを実施例1と同様にポリウレタン系接着剤を用い
てドライラミネートし、改質OPP(20mμ厚)/D
L/CPP(30mμ厚)構成の包装材料を作製した。
但し、DLはポリウレタン系接着剤を用いてドライラミ
ネート法により接着することを意味する。また、改質O
PPの改質面には、ポリエチレンイミン系のプライマー
コート剤が塗布されている。
1のPP面にプライマーコート層12を介してガスバリ
ア性付与層13を設けた20mμ厚のガスバリア性フィ
ルム10の代わりに、市販品である20mμ厚の改質二
軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)を用い、この
改質OPPの改質面とシーラント層である30mμ厚の
CPPを実施例1と同様にポリウレタン系接着剤を用い
てドライラミネートし、改質OPP(20mμ厚)/D
L/CPP(30mμ厚)構成の包装材料を作製した。
但し、DLはポリウレタン系接着剤を用いてドライラミ
ネート法により接着することを意味する。また、改質O
PPの改質面には、ポリエチレンイミン系のプライマー
コート剤が塗布されている。
【0046】こうして得られた2種類の包装材料の酸素
ガス透過度と、ポリオレフィン系樹脂フィルムとシーラ
ント層との界面の接着強度を以下に記す方法によって測
定した。その結果を表1に示す。 酸素ガス透過度‥‥MOCON OXTRAN 10/
50 酸素ガス透過度測定装置(モダンコントロール社
製)を用いて、30°C、70%RH.の雰囲気下で測
定。 ポリオレフィン系樹脂フィルムとシーラント層との接着
強度‥‥テンシロンRTM250 測定器を用いて、T
型剥離(クロスヘッドスピード 300mm/min.
試料幅15mm)で測定。
ガス透過度と、ポリオレフィン系樹脂フィルムとシーラ
ント層との界面の接着強度を以下に記す方法によって測
定した。その結果を表1に示す。 酸素ガス透過度‥‥MOCON OXTRAN 10/
50 酸素ガス透過度測定装置(モダンコントロール社
製)を用いて、30°C、70%RH.の雰囲気下で測
定。 ポリオレフィン系樹脂フィルムとシーラント層との接着
強度‥‥テンシロンRTM250 測定器を用いて、T
型剥離(クロスヘッドスピード 300mm/min.
試料幅15mm)で測定。
【0047】
【表1】
【0048】表1から考察すると、本発明のガスバリア
性フィルムおよび包装材料は、酸素ガス透過度、接着強
度とも良好な結果を示している(実施例1)。このこと
は、ポリオレフィン系樹脂フィルムにポリエチレンイミ
ン系のプライマーコート層を介して水溶性高分子と、金
属アルコキシド及びその加水分解物を主剤とする層から
なるガスバリア性付与層を設けたことで、高いガスバリ
ア性を維持しつつ、シーラント層との密着性を上げるこ
とができたことを示している。シーラント層との接着強
度は、内容物を菓子等の乾燥物に限定すれば100gf
/15mm幅以上あれば、使用可能であるが、切れ性や
シール時のダメージなどを考慮すると最低200gf/
15mm幅程度は必要である。
性フィルムおよび包装材料は、酸素ガス透過度、接着強
度とも良好な結果を示している(実施例1)。このこと
は、ポリオレフィン系樹脂フィルムにポリエチレンイミ
ン系のプライマーコート層を介して水溶性高分子と、金
属アルコキシド及びその加水分解物を主剤とする層から
なるガスバリア性付与層を設けたことで、高いガスバリ
ア性を維持しつつ、シーラント層との密着性を上げるこ
とができたことを示している。シーラント層との接着強
度は、内容物を菓子等の乾燥物に限定すれば100gf
/15mm幅以上あれば、使用可能であるが、切れ性や
シール時のダメージなどを考慮すると最低200gf/
15mm幅程度は必要である。
【0049】〈実施例2〉ポリオレフィン系樹脂フィル
ムを20μm厚のOPP単体にした以外は、実施例1と
同様のプライマーコート剤、コーティング剤、を用い同
様の方法で、OPP(20μm厚)/プライマーコート
層/ガスバリア性付与層の構成からなるガスバリア性フ
ィルムを作製し、さらには、OPP(20μm厚)/プ
ライマーコート層/ガスバリア性付与層/DL/CPP
(30μm厚)構成からなる包装材料を作製した(詳細
な作製方法は省略する)。
ムを20μm厚のOPP単体にした以外は、実施例1と
同様のプライマーコート剤、コーティング剤、を用い同
様の方法で、OPP(20μm厚)/プライマーコート
層/ガスバリア性付与層の構成からなるガスバリア性フ
ィルムを作製し、さらには、OPP(20μm厚)/プ
ライマーコート層/ガスバリア性付与層/DL/CPP
(30μm厚)構成からなる包装材料を作製した(詳細
な作製方法は省略する)。
【0050】〈実施例3〉ポリオレフィン系樹脂フィル
ムを25μm厚の高防湿OPP単体にした以外は、実施
例1と同様のプライマーコート剤、コーティング剤、を
用い同様の方法で、高防湿OPP(25μm厚)/プラ
イマーコート層/ガスバリア性付与層の構成からなるガ
スバリア性フィルムを作製し、さらには、高防湿OPP
(25μm厚)/プライマーコート層/ガスバリア性付
与層/DL/CPP(30μm厚)構成からなる包装材
料を作製した(詳細な作製方法は省略する)。
ムを25μm厚の高防湿OPP単体にした以外は、実施
例1と同様のプライマーコート剤、コーティング剤、を
用い同様の方法で、高防湿OPP(25μm厚)/プラ
イマーコート層/ガスバリア性付与層の構成からなるガ
スバリア性フィルムを作製し、さらには、高防湿OPP
(25μm厚)/プライマーコート層/ガスバリア性付
与層/DL/CPP(30μm厚)構成からなる包装材
料を作製した(詳細な作製方法は省略する)。
【0051】〈比較例2〉ガスバリア性フィルムを市販
の20μm厚のKコートOPP(EG10 ダイセル化
学工業株式会社製)にした以外は、比較例1と同様の方
法により、KコートOPP(20μm厚)/DL/CP
P(30μm厚)構成からなる包装材料を作製した(詳
細な作製方法は省略する)。
の20μm厚のKコートOPP(EG10 ダイセル化
学工業株式会社製)にした以外は、比較例1と同様の方
法により、KコートOPP(20μm厚)/DL/CP
P(30μm厚)構成からなる包装材料を作製した(詳
細な作製方法は省略する)。
【0052】こうして得られた3種類の包装材料の酸素
ガス透過度と、水蒸気透過度を以下に記す方法によって
測定した。その結果を表2に示す。 酸素ガス透過度‥‥MOCON OXTRAN 10/
50 酸素ガス透過度測定装置(モダンコントロール社
製)を用いて、30°C、70%RH.の雰囲気下で測
定。 水蒸気透過度 ‥‥PARMATRAN W600 水
蒸気透過度測定装置(モダンコントロール社製)を用い
て、40°C、90%RH.の雰囲気下で測定。
ガス透過度と、水蒸気透過度を以下に記す方法によって
測定した。その結果を表2に示す。 酸素ガス透過度‥‥MOCON OXTRAN 10/
50 酸素ガス透過度測定装置(モダンコントロール社
製)を用いて、30°C、70%RH.の雰囲気下で測
定。 水蒸気透過度 ‥‥PARMATRAN W600 水
蒸気透過度測定装置(モダンコントロール社製)を用い
て、40°C、90%RH.の雰囲気下で測定。
【0053】
【表2】
【0054】表2から考察すると、本発明のガスバリア
性フィルムおよび包装材料は、酸素ガス透過度、水蒸気
透過度とも良好な結果を示している(実施例2、3)。
このことは、ポリオレフィン系樹脂フィルムにポリエチ
レンイミン系のプライマーコート層を介して水溶性高分
子と、金属アルコキシド及びその加水分解物を主剤とす
る層からなるガスバリア性付与層を設けたことで、高い
ガスバリア性と高い水蒸気バリア性を兼ね備えたガスバ
リア性フィルムができることを示している。
性フィルムおよび包装材料は、酸素ガス透過度、水蒸気
透過度とも良好な結果を示している(実施例2、3)。
このことは、ポリオレフィン系樹脂フィルムにポリエチ
レンイミン系のプライマーコート層を介して水溶性高分
子と、金属アルコキシド及びその加水分解物を主剤とす
る層からなるガスバリア性付与層を設けたことで、高い
ガスバリア性と高い水蒸気バリア性を兼ね備えたガスバ
リア性フィルムができることを示している。
【0055】
【発明の効果】従来、上市された改質OPPしか用いる
ことができなかったが、ポリオレフィン系樹脂フィルム
に、ポリエチレンイミン系のプライマーコート剤を塗布
し、その上に水溶性高分子と、1種以上の金属アルコキ
シドおよびその加水分解物を主剤とする層、あるいは、
水溶性高分子と、塩化錫の少なくとも一方を含む水溶液
あるいは水/アルコール混合溶液を主剤とする層を設け
ることにより、ガスバリア性に優れ、耐熱性、耐湿性、
耐水性を有し、かつ、耐内容物適性に優れ、かつ、環境
問題に適応できるポリオレフィン系のガスバリア性フィ
ルムと該ガスバリア性フィルムを用いた包装材料が一般
的な設備を用いて作製することが可能になった。
ことができなかったが、ポリオレフィン系樹脂フィルム
に、ポリエチレンイミン系のプライマーコート剤を塗布
し、その上に水溶性高分子と、1種以上の金属アルコキ
シドおよびその加水分解物を主剤とする層、あるいは、
水溶性高分子と、塩化錫の少なくとも一方を含む水溶液
あるいは水/アルコール混合溶液を主剤とする層を設け
ることにより、ガスバリア性に優れ、耐熱性、耐湿性、
耐水性を有し、かつ、耐内容物適性に優れ、かつ、環境
問題に適応できるポリオレフィン系のガスバリア性フィ
ルムと該ガスバリア性フィルムを用いた包装材料が一般
的な設備を用いて作製することが可能になった。
【図1】本発明のガスバリア性フィルムの層構成の一例
を示す断面説明図である。
を示す断面説明図である。
【図2】本発明のガスバリア性フィルムのガスバリア性
付与層面にシーラント層を積層して得られる包装材料の
一例を示す断面説明図である。
付与層面にシーラント層を積層して得られる包装材料の
一例を示す断面説明図である。
1‥‥包装材料 10‥‥ガスバリア性フィルム 11‥‥ポリオレフィン系樹脂フィルム 12‥‥プライマーコート層 13‥‥ガスバリア性付与層 14‥‥シーラント層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65D 65/40 B65D 65/40 A // B29K 23:00 75:00 79:00 B29L 7:00 9:00
Claims (7)
- 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂フィルムのコロナ放
電処理面に、プライマーコート層を介して、ガスバリア
性付与層を設けたことを特徴とするガスバリア性フィル
ム。 - 【請求項2】ポリオレフィン系樹脂フィルムが、延伸ポ
リプロピレンフィルムであることを特徴とする請求項1
記載のガスバリア性フィルム。 - 【請求項3】ポリオレフィン系樹脂フィルムが、外層を
延伸ポリプロピレンフィルム層とした2層構成または3
層構成からなる共押出しフィルムであることを特徴とす
る請求項1記載のガスバリア性フィルム。 - 【請求項4】プライマーコート層がポリエチレンイミン
系樹脂またはポリウレタン系樹脂であり、ガスバリア性
付与層が水溶性高分子と、1種以上の金属アルコキシド
及びその加水分解物を主剤とする層からなることを特徴
とする請求項1、2または3記載のガスバリア性フィル
ム。 - 【請求項5】プライマーコート層がポリエチレンイミン
系樹脂またはポリウレタン系樹脂であり、ガスバリア性
付与層が水溶性高分子と、塩化錫の少なくとも一方を含
む水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を主剤とす
る層からなることを特徴とする請求項1、2または3記
載のガスバリア性フィルム。 - 【請求項6】プライマーコート層がポリエチレンイミン
系樹脂またはポリウレタン系樹脂であり、ガスバリア性
付与層が水溶性高分子と、無機層状化合物の少なくとも
一方を含む水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を
主剤とする層からなることを特徴とする請求項1、2ま
たは3記載のガスバリア性フィルム。 - 【請求項7】請求項1、2、3、4、5または6記載の
ガスバリア性フィルムのガスバリア性付与層面にシーラ
ント層を積層して成る包装材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9156536A JPH11962A (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | ガスバリア性フィルムおよびガスバリア性フィルムを用いた包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9156536A JPH11962A (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | ガスバリア性フィルムおよびガスバリア性フィルムを用いた包装材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11962A true JPH11962A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15629943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9156536A Pending JPH11962A (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | ガスバリア性フィルムおよびガスバリア性フィルムを用いた包装材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11962A (ja) |
Cited By (8)
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-
1997
- 1997-06-13 JP JP9156536A patent/JPH11962A/ja active Pending
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