JPS5951725B2 - 針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法 - Google Patents

針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法

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JPS5951725B2
JPS5951725B2 JP54155728A JP15572879A JPS5951725B2 JP S5951725 B2 JPS5951725 B2 JP S5951725B2 JP 54155728 A JP54155728 A JP 54155728A JP 15572879 A JP15572879 A JP 15572879A JP S5951725 B2 JPS5951725 B2 JP S5951725B2
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oxide particles
particles
higher fatty
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勝 磯合
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気記録用針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法
に関するものであり、有機溶媒中への分散性並びに塗膜
中での配向性に優れており磁気記録材料用として好適な
針状磁性酸化鉄粒子粉末又はコバルト含有針状磁性酸化
鉄粒子粉末を得ることを目的とするものである。
現在、磁気記録材料用として汎用されている針状磁性酸
化鉄粒子粉末は、周知の通り、硫酸第一鉄塩水溶液の如
き第一鉄塩水溶液とNaOHの如きアルカリとの湿式反
応によつて得られる針状含水酸化第二鉄粒子を出発物と
し、これを空気中200〜300℃で加熱脱水し、ヘマ
タイト粒子とし、次いで水素ガス雰囲気中300〜40
0℃で還元して針状マグネタイト粒子とする。
また必要によりこの針状マグネタイト粒子を200〜3
00℃で再酸化して針状マグヘマイト粒子とすることに
より得られている。尚、上記の「湿式反応」とは、第一
鉄塩溶液にアルカリを添加して水酸化第一鉄を生成し、
所定の州、温度で空気を吹込み酸化して針状含水酸化第
二鉄とする周知のものである。
また、磁気特性、特に保磁力を高くする為に上記の「湿
式反応」において針状含水酸化第二鉄を得るに際し、該
針状含水酸化第二鉄にコバルトを含有させた後、加熱脱
水、還元、更には酸化を施してコバルト含有針状マグネ
タイト粒子あるいはコバルト含有針状マグヘマイトとす
ることも良く知られている。
上述した周知の方法により得られる針状マグネタイト粒
子又はコバルト含有針状マグネタイト粒子あるいは針状
マグヘマイト粒子又はコバルト含有針状マグヘマイド粒
子の如き針状磁性酸化鉄粒子は、磁気記録材料等に用い
る磁気塗料を得る為にトルエン、メチルエチルケトン等
の有機溶媒中に分散させるに際して非常に多くの時間及
び労力を必要とするものである。
これは酸化鉄粒子自体が本質的に新水性であるという性
質を有しているため有機溶媒中には必然的に分散しにく
いのに加えて、上記した周知の方法により得られる針状
磁性酸化鉄粒子は、還元、酸化の各加熱処理過程に於い
て、特に水素等の還元ガス中の加熱還元過程に於いてく
粒子成長が著しく、単一粒子が形骸粒子の大きさを越え
て成長し、形骸粒子の外形は漸次消え、粒子形状の変形
と粒子および粒子相互間の焼結を引き起し凝集し合つて
いることに起因して有機溶媒中に均一に分散させるには
非常な困難を要するのである。また近年、磁気記録再生
用機器の小型軽量化が進むにつれて、磁気記録材料に対
する高性能化の必要性が益々生じてきている。
このような高性能の磁気記録材料、例えば、磁気テープ
、磁気デイスク等を得る為には針状磁性酸化鉄粒子を塗
膜中で配向させる必要があるが、前述したように各加熱
処理過程に於いて粒子形状の変形と粒子および粒子相互
間の焼結等により凝集し合つている針状磁性酸化鉄粒子
はそのま・では満足できる配向度は得られないのである
。この為、当業界では針状磁性酸化鉄粒子を有機溶媒中
に分散させるに際しては、界面活性剤を添加して新油性
化すると同時に、強力な混合機を用いて長時間針状磁性
酸化鉄粒子を分散させているのである。
しかし、界面活性剤を添加することにより上記の針状磁
性酸化鉄粒子をいくらか新油性とすることは可能となる
が、針状磁性酸化鉄粒子は焼結等により凝集しているも
のであり、添加する界面活性剤はこの凝集を解きほぐす
機能は有していない。従つて、上記の針状磁性酸化鉄粒
子の凝集を解きほぐそうとすれば、上述した強力な混合
機或は粉砕機等の物理的な力にたよらなければならない
のである。このように物理的な力によつて焼結等による
凝集を解きほぐし、分散させようとした場合には、必然
的に針状磁性酸化鉄粒子が傷つけられ、あるいは砕かれ
て針状磁性酸化鉄粒子の命とも云うべき針状性が損なわ
れてしまうのである。本発明者は、上記したことから針
状磁性酸化鉄粒子を用い磁気塗料を得ようとした場合に
、その分散性を改善する為には、単に界面活性剤を添加
して針状磁性酸化鉄粒子を新油性化して分散させようと
するだけでは不充分であることを知つた。
本発明者は、針状磁性酸化鉄粒子の粒子および粒子相互
間の焼結等による凝集をなくする為に、磁気記録材料用
に使用される針状磁性酸化鉄粒子“の製造過程、或は粒
子相互間の焼結による凝集等が生起する時期について永
年に亘り鋭意研究を重ねてきた。従来、針状磁性酸化鉄
粒子を製造するに際して、酸化鉄粒子の各加熱処理過程
に於いて生ずる粒子および粒子相互間の焼結等による凝
集を防ぐため焼結防止剤として有機化合物を酸化鉄粒子
の粒子表面に被覆させて針状磁性酸化鉄粒子粉末を得る
という手段は種々提案されている。
例えばアン油脂肪酸の如き高級脂肪酸で針状含水酸化第
二鉄粒子の粒子表面を被覆させて、加熱還元あるいは必
要により再酸化するこことにより粒子相互間の焼結の少
ない針状磁性酸化鉄粒子粉末を得る方法がある。このよ
うにアン油脂肪酸の如き高級脂肪酸単独で被覆させれば
、後の各加熱処理を施しても粒子相互間の焼結が少ない
針状磁性酸化鉄粒子粉末を得ることができ、またこのも
のは塗膜中に於ける配向性の向上に若干寄与するものの
、加熱処理を施すに際して分解した脂肪酸の残分で被覆
される針状磁性酸化鉄粒子表面は、磁気塗料作製時に必
要とされている各種分散剤を吸着しにくくなり、このよ
うな現象から分散剤を用いる効果が薄れ磁気テープ特性
、特に角型比が改善されず、従つて、配向度に大きな改
善は望めないという欠点がある。一方、焼結防止剤とし
て有機化合物を多量に用い酸化鉄粒子の焼結等による凝
集防止効果を上げる方法も知られている。
このように多量の有機化合物を焼結防止剤として用いれ
ば酸化鉄粒子の焼結等による凝集防止効果が顕著に現わ
れるが、反面、酸化鉄粒子粉末の還元および酸化反応時
に於ける反応性を低下させ、また、磁気塗料作製時に用
いられる分散剤の効果を低め、結果的に針状磁性酸化鉄
粒子の各種磁気特性を悪化させることになるのである。
以上のことから、各種磁気特性を充分満足できる針状磁
性酸化鉄粒子を得ようとすれば必然的に酸化鉄粒子の焼
結等による凝集防止効果を有する有機化合物の使用料の
減少を余儀なくされ、この結果、酸化鉄粒子の焼結等に
よる凝集防止効果の期待は薄れ、依然として針状磁性酸
化鉄粒子を有機溶媒中へ分散させる際、或は塗膜中で配
向させるに際して多大の時間と労力を必要としている。
本発明者は、上述した従来技術の現況に鑑み、種々考察
を重ねた結果、熱分解温度が高<、且つ熱分解後の残分
が多い有機化合物の少量を針状含水酸化第二鉄粒子の粒
子表面に均一に被覆させることにより、還元酸化等の加
熱処理を施しても酸化鉄粒子の焼結等により凝集のない
針状磁性酸化鉄粒子粉末を得ることができるという技術
をすで.に確立している(特公昭56−17291号)
即ち、特公昭56−17291号の発明は還元、酸化の
各加熱処理を施す前の段階の針状含水酸化第二鉄粒子の
粒子表面を有機化合物で被覆させるに当つて、焼結防止
効果を有する有機化合物としてフエノール系樹脂と高級
脂肪酸との混合物を採用したものである。前述した如く
、針状含水酸化第二鉄粒子の粒子表面を高級脂肪酸で被
覆させる方法は既に知られているが、本発明者は、フエ
ノール系樹脂と高級脂肪酸との混合物を溶解させ、粒子
表面に均一かつ緻密な被覆を形成した場合には、熱処理
過程に於ける粒子形状の変形、粒子および粒子相互間の
焼結防止が一層効果的になると考えた。
そして、本発明者は、針状含水酸化第二鉄粒子を分散さ
せた水性懸濁液中に、フエノール系樹脂と高級脂肪酸と
の混合物を溶解させた’…8以上の水性懸濁液を得、続
いて酸等で中和してフエノール系樹脂と高級脂肪酸とを
析出させ、該析出物によつて針状含水酸化第二鉄粒子表
面を被覆させた後、濾別、乾燥した場合には、粒子表面
に均一かつ緻密なフエノール系樹脂と高級脂肪酸被覆を
形成させることができるという知見を得、特公昭56−
17291号の発明を完成したのである。一方、本発明
者は、上記特公昭56−17291号の発明に関する技
術について更に研究を重ねて行くうち、出発原料とする
針状含水酸化第二鉄に代え、該針状含水酸化第二鉄を、
その形状がくずれないように脱水した酸化鉄、即ち、針
状含水酸化第二鉄がα−FeOOHである場合にはα一
Fe。
O。、γ−FeOOHである場合にはγ−Fe2O3で
表わされる酸化鉄であつても、特公昭56−17291
号の発明と同時に、該酸化鉄を水中に分散、懸濁させた
後、フエノール系樹脂と高級脂肪酸との混合物により被
覆すると、まつたく同等の効果が得られることを確認し
、本発明を完成したのである。即ち、本発明は針状酸化
鉄粒子又はコバルト含有針状酸化鉄粒子を分散、懸濁さ
せた水性懸濁液中に、該針状酸化鉄又はコバルト含有針
状酸化鉄に対し、0.5〜5.0重量%のフエノール系
樹脂と高級脂肪酸との混合物(フエノール系樹脂:高級
脂肪酸= (95:5) 〜 (5:95))を溶解さ
せて…8以上の水性懸濁液を得、次いで、この液の声値
を調整することにより、フエノール系樹脂と高級脂肪酸
とを析出させ、該析出物によつて前記針状酸化鉄又はコ
バルト含有針状酸化鉄粒子表面を被覆させた後、濾別、
乾燥し、次いで還元性ガス中300〜550℃の温度範
囲で加熱還元し、針状マグネタイト粒子粉末は又コバル
ト含有針状マグネタイト粒子粉末を得るか、更に必要に
より200〜350℃の温度範囲で酸化することによつ
て針状マグヘマイト粒子粉末又はコバルト含有針状マグ
ヘマイト粒子粉末を得ることを特徴とする針状磁性酸化
鉄粒子粉末の製造法である。
尚、本発明において、出発原料とする針状酸化鉄粒子又
はコバルト含有針状酸化鉄粒子とは針状α−Fe2O3
あるいはγ−Fe2O3、又はコバルト含!有針状α−
Fe2O3あるいはγ−Fe2O3をいう。
次に、本発明方法の構成、効果を説明する。まず、本発
明においてフエノール系樹脂と高級脂肪酸との混合物を
用いた理由について述べる。熱分解温度が高く、且つ熱
分解に際し炭化してl多くの残分を示すフエノール系樹
脂を単独で少量用いて針状酸化鉄粒子又はコバルト含有
針状酸化鉄粒子の粒子表面を被覆させた場合には後の還
元、酸化の各加熱処理過程での粒子および粒子相互間の
焼結防止効果は、高級脂肪酸を単独使用しJた場合より
すぐれている。しかし、フエノール系樹脂を単独で使用
した場合には、フエノール系樹脂は一般に針状酸化鉄粒
子又はコバルト含有針状酸化鉄粒子表面への被覆性が極
めてよいため、加熱還元時に使用される水素ガス等の還
元剤が粒子5内部に拡散していく速度が抑制されるので
該被処理粒子の還元反応か不充分となり、その結果得ら
れる針状磁性酸化鉄粒子又はコバルト含有針状磁性酸化
鉄粒子の磁気的性能が低下する場合がある。一方、高級
脂肪酸を単独で使用した場合には、一般に熱分解温度が
低い為、被覆後の加熱還元に際して容易に分解して被覆
膜が破壊される。そこで本発明者は、フエノール系樹脂
と高級脂肪酸とが相補う性質をもつていることに着目し
、フエノール系樹脂と高級脂肪酸とのある特定割合の混
合物を、針状酸化鉄粒子又はコバルト含有針状酸化鉄粒
子が分散懸濁している水性懸濁液中に溶解させた後、針
状酸化鉄粒子又はコバルト含有針状酸化鉄粒子の粒子表
面へ該フエノール系樹脂と高級脂肪酸との析出物によつ
て被覆させた粒子を各加熱処理して得られた針状磁性酸
化鉄粒子は、特に磁気テープの配向度においてフエノー
ル系樹脂或は高級脂肪酸単独で使用する場合よりも一層
優れた特性を得ることができ、更にこの場合、フエノー
ル系樹脂と高級脂肪酸との混合量は各々単独で使用する
場合の量よりも少なくても充分な配向度が得られること
を知つた。これらの作用機構は定かではないが、恐らく
フエノール系樹脂と高級脂肪酸との相乗効果が大きく寄
与しているものと思われる。本発明において用いられる
フエノール系樹脂としては、フエノール、レゾルシン、
アルキルレゾルシン、キシレノール、クレゾール等のフ
エノール類をそれぞれ単独または併用してホルムアルデ
ヒドと縮合して得られる水溶性レゾール型フエノール樹
脂或はポリパラビニルフエノールが挙げられる。
高級脂肪酸としては炭素数8〜24の脂肪族モノカルボ
ン酸が好ましい。
フエノール系樹脂と高級脂肪酸との混合物の添加量を、
被処理物である針状酸化鉄粒子又はコバルト含有針状酸
化鉄粒子に対して0.5重量%以下にした場合、添加に
よる効果、即ち、焼結防止効果が顕著に現われない。
また5.0重量%以上添加した場合には、加熱還元処理
に長時間必要となつたり、或は還元温度をより高くせざ
るを得なくなり、この為粒子相互間の焼結を促進させ、
磁気特性を劣化せしめることになり好ましくない。本発
明の目的からすれば0.5〜5.0重量%で充分な効果
を得ることができる。また、フエノール系樹脂と高級脂
肪酸との混合割合は本発明の目的からすれば(95:5
)〜(5:95)の割合にて行われる。
尚、上記混合割合の範囲外である場合には、フエノール
系樹脂或は高級脂肪酸を単独で使用した場合の特性(例
えば配向度)しか得られないが、混合割合が上記の範囲
内であれ各々を単独で使用する場合の量よりも少ない量
をもつて充分な効果を得ることができる。
次に本発明における被膜形成手段について詳述する。
本発明において針状酸化鉄粒子又はコバルト含有針状酸
化鉄粒子の粒子表面に、フエノール系樹脂と高級脂肪酸
とを均一かつ緻密に被覆させるためには、該フエノール
系樹脂と高級脂肪酸を析出させる前後の針状酸化鉄粒子
又はコバルト含有針状酸化鉄粒子の水性懸濁液を適切に
管理しなければならない。
先づ、針状酸化鉄粒子又はコバルト含有針状酸化鉄粒子
を分散、懸濁させた水性懸濁液中に、フエノール系樹脂
と高級脂肪酸を均一に溶解させなければならない。
この為にはフエノール系樹脂、高級脂肪酸をそれぞれ単
独或は混合して予め水に溶解させておき、それらの溶液
を針状酸化鉄粒子又はコバルト含有針状酸化鉄粒子の水
性懸濁液中に添加混合させる方法を採るのが好ましい。
この場合、水酸化ナトリウム等の苛性アルカリ、炭酸ナ
トリウム等の炭酸アルカリ、モルホリン等のアミン、更
にはアンモニア等のアルカリ性物質を溶解助剤として用
いることができる。更に、山、温度の制御が必要であり
、フエノール系樹脂、高級脂肪酸が溶解された状態を保
つためには、フエノール系樹脂、高級脂肪酸が添加され
た針状酸化鉄粒子又はコバルト含有針状酸化鉄粒子の水
性懸濁液の…値が8以上であることが必要であり、好ま
しくはIfIlO以上に保持されるべきである。
また温度はフエノール系樹脂を用いる場合室温以上であ
ればよいが、高級脂肪酸を用いる場合にはその融点以上
必要であり、よつてこれらの混合物を均一に溶解させる
ためには高級脂肪酸の融点以上に保持するのが好ましい
。従つて、フエノール系樹脂、高級脂肪酸を添加する前
の針状酸化鉄粒子又はコバルト含有針状酸.化鉄粒子の
水性懸濁液についても、後からフエノール系樹脂と高級
脂肪酸の単独或はそれらの混合水溶液を加えることによ
る…変動、温度変動により、針状酸化鉄粒子又はコバル
ト含有針状酸化鉄粒子の凝集、或はフエノール系樹脂と
高級脂肪酸.の析出を惹起せしめない.Ifl,温度と
して置くことが必要であり、フエノール系樹脂と高級脂
肪酸の単独或はそれらの混合水溶液の…、温度について
も同様に配慮する必要がある。
尚、適切な…、温度でなくて、針状酸化鉄粒子.又はコ
バルト含有針状酸化鉄粒子の凝集、フエノール系樹脂と
高級脂肪酸の析出が生じる場合には、アルカリ性物質を
加えて山を上げ、更には温度も上げる方法を採ることが
できる。
次に、溶解しているフエノール系樹脂と高級脂J肪酸を
析出させるに当つては、フエノール系樹脂と高級脂肪酸
とを溶解させている針状酸化鉄粒子又はコバルト含有針
状酸化鉄粒子水性懸濁液を該高級脂肪酸の融点以上に保
ちながら、無機酸、有機酸等の酸化物質を除々に添加し
て該分散液のIiI4を8以下に調整する。
より完全に析出させるためにはIil3.5〜 5、更
には高級脂肪酸の融点以下に調整することが好ましい。
次に、フエノール系樹脂と高級脂肪酸とで被覆させた針
状酸化鉄粒子又はコバルト含有針状酸化鉄粒子を針状磁
性酸化鉄粒子とする手段について説明する。
上述した如く、フエノール系樹脂と高級脂肪酸で被覆さ
せた針状酸化鉄粒子又はコバルト含有針状酸化鉄粒子は
、通常の方法により得られる針状酸化鉄粒子又はコバル
ト含有針状酸化鉄粒子を針状磁性酸化鉄粒子とする際に
採られる通常の各加熱処理温度より高い、例えば還元に
おいては水素等還元雰囲気中300〜550℃、酸化に
おいては200〜350℃に加熱処理すればよい。
尚、水素等の還元雰囲気中加熱還元する温度が300℃
以下である場合、還元反応の進行が遅く長時間を要す。
また、550℃以上である場合には、還元反応が急激に
進行して粒子形状の変形、粒子および粒子相互間の焼結
を引き起こしてしまう。他方酸化する温度が200℃以
下である場合、酸化反応に長時間を要す。また350℃
以上である場合には、酸化反応が急激に進行して粒子形
状の変形、粒子および粒子相互間の焼結を引き起こして
しまう。以上、詳述して来た本発明方法のの効果につい
て述べると以下の通りである。
本発明を施行することにより、還元、酸化等の加熱処理
工程に於ける酸化鉄粒子および粒子相互間の焼結による
凝集は極めて効率よく防止されるから、出発物粒子の針
状性を保持継承した目的物、即ち、針状マグネタイト粒
子粉末又はコバルト含有針状マグネタイト粒子粉末或は
針状マグヘマイト粒子粉末又はコバルト含有針状マグヘ
マイト粒子粉末が得られる。
更にこの結果、前記針状マグネタイト粒子又はコバルト
含有針状マグネタイト粒子或は針状マグヘマイト粒子又
はコバルト含有針状マグヘマイト粒子を磁気塗料作製の
際に用いた場合、トルエン、メチルエチルケトン等の有
機溶媒との混練時に優れた分散性を示し、更には磁気テ
ープ等の磁気記録材料に使用した場合には特に配向性に
富み、極めて優れた電磁気特性の磁気テープが得られる
。次に本発明を実施例及び比較例により説明する。
実施例 1 長軸の平均長さが0.65μmで平均軸比(長軸:短軸
)が8:1である針状酸化第二鉄(α−Fe2O3)
1kgを131の水中に分散、懸濁させ、次いで70℃
に昇温させた針状酸化第二鉄粒子懸濁液を得た。
次いで攪拌下の針状酸化第二鉄粒子懸濁液中に、ポリパ
ラビニルフエノール(丸善石油(株)製「レジンM」)
10g(α−Fe2O3粒子に対して.1.0重量%に
相当)とステアリン酸10g(α−Fe2O3粒子に対
して1.0重量%に相当)尚、フエノール系樹脂:高級
脂肪酸=50:50に相当する。を水酸化ナトリウム2
.5gとモルホリン1.5gの溶解助剤で水11に溶解
させ、引続き75℃に昇温しlたポリパラビニルフエノ
ールとステアリン酸との混合水溶液を加え、?値106
、温度70℃である針状酸化第二鉄粒子水性懸濁液を得
た。続いて、上記針状酸化第二鉄粒子水性懸濁液を攪拌
させながら1.8−Nの硫酸水溶液を徐々に添1加し、
ポリパラビニルフエノールとステアリン酸を析出させた
比値4.5の針状酸化第二鉄粒子水性懸濁液を得た。
次いで常法により濾別し、乾燥した針状酸化第二鉄粒子
粉末はポリパラビニルフエノール(1.0重量%/α−
Fe2O3)とステアリン,酸(1.0重量%/α−F
e2O3)で被覆された粒子であつた。実施例2〜6,
比較例1〜5 フエノール系樹脂、高級脂肪酸の種類および使用量、溶
解助剤の使用量、混合有機化合物溶液を加えた針状酸化
第二鉄粒子水性懸濁液の出、温度を種々変化した以外は
、実施例1と同様にして有機化合物被覆粒子を作成した
この主要作製条件を表1に示す。尚、実施例2に於ける
フエノール系樹脂は、水溶性レゾール型フエノール樹脂
(大鹿振興(株)製「デイアノール17号」)を用いた
。また実施例6に於ける針状酸化第二鉄粒子はFeに対
してコバルトを1.0原子%含有したαFeOOH粒子
を脱水して得たα−Fe2O3を出発原料として使用し
た。
針状マグネタイト粒子粉末の製造 実施例7〜9 比較例6〜7; 実施例1で得られた針状α−Fe2O3粒子1.0kg
を61の一端開放型レトルト容器中に投入し、駆動回転
させながらN2ガスを毎分21の割合で通気し、420
℃に昇温させ、次いでH2ガスを毎分21の割合で通気
し、還元温度420℃で還元して針状マグネタイト粒子
粉末を得た。
得られた針状マグネタイト粒子は電子顕微鏡観察の結果
、出発原料粒子の形状を保持継承しており、BET法に
よる比表面積は28.8m・/gであり、磁気測定の結
果、保磁力Hcは4060e、飽和磁束密度σSは80
9emu/gであつた。実施例8,9比較例6,7 被処理粒子の種類、還元温度を種々変化させた以外は、
実施例7と同様にして針状マグネタイト粒子粉末、又は
コバルト含有針状マグネタイト粒子粉末を得た。
この主要作製条件及び粒子粉末の諸特性を表2に示す。
針状マグヘマイト粒子粉末の製造 実施例10〜17 比較例8〜14; 実施例 10 実施例1で得た針状酸化第二鉄粒子粉末を用いて実施例
7に於ける還元条件で還元して得られた針状マグネタイ
ト粒子粉末を空気中250℃で酸化して針状マグヘマイ
ト粒子粉末を得た。
得られた針状マグヘマイト粒子は、電子顕微鏡観察の結
果出発原料粒子の形状を保持継承しており。BET法に
よる比表面積は284m2/gであり、磁気測定の結果
、保磁力Hcは3720e、飽和磁束密度σSは69.
8emu/gであつた。実施例11〜17,比較例8〜
14 被処理粒子の種類、還元温度、酸化温度を種々変化させ
た以外は実施例10と同様にして針状マグヘマイト粒子
粉末又はコバルト含有針状マグヘマイト粒子粉末を得た
この粒子粉末の諸特性を表3に示す。磁気テープの製造
実施例18〜28、比較例15〜23;
実施例、18 実施例7で得られた針状マグネタイト粒子粉末を用いて
、下記に示す通りの組成に配合し、ボールミルにより5
時間混合分散させ磁気塗料を得た。
針状マグネタイト粒子粉末 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 ルゴム(7:3) トルエン メチルエチルケトン メチルイソブチルケトン レシチン 15g :ニトリ 5.4g 12g 12g 12g 0.6g 得られた磁気塗料を30μmのポリエチレンテレフタレ
ートのベース上に厚さ4μmとなるように塗布して塗膜
を形成し、次いで既知の方法により磁場内を走行させ、
乾燥後625mm幅に裁断して磁気テープを製造した。
得られた磁気テープの保磁力Hcは3660e、残留磁
束密度Brは1510gaussであり、角型比Br/
Bmは0.832、配向度は2.80であつた。実施例
19〜28、比較例15〜23 針状磁性酸化鉄粒子粉末の種類を種々変更した以外は実
施例18と同様にして、磁気テープを製造した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 針状酸化鉄粒子又はコバルト含有針状酸化鉄粒子を
    分散、懸濁させた水性懸濁液中に、該針状酸化鉄又はコ
    バルト含有針状酸化鉄に対し0.5〜5重量%のフェノ
    ール系樹脂と高級脂肪酸との混合物(フェノール系樹脂
    :高級脂肪酸=(95:5)〜(5:95))を溶解さ
    せてpH8以上の水性懸濁液を得、次いで、この液のp
    H値を調整することにより、フェノール系樹脂と高級脂
    肪酸とを析出させ、該析出物によつて前記針状酸化鉄粒
    子又はコバルト含有針状酸化鉄粒子表面を被覆させた後
    、濾別、乾燥し、次いで還元性ガス中300〜550℃
    の温度範囲で加熱還元することによつて針状マグネタイ
    ト粒子又はコバルト含有針状マグネタイト粒子を得るこ
    とを特徴とする針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法。 2 フェノール系樹脂と高級脂肪酸との混合物が針状酸
    化鉄に対して1.5〜3.0重量%である特許請求の範
    囲第1項記載の針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法。 3 フェノール系樹脂と高級脂肪酸との混合物がコバル
    ト含有針状酸化鉄に対して1.5〜3.0重量%である
    特許請求の範囲第1項記載の針状磁性酸化鉄粒子粉末の
    製造法。 4 針状酸化鉄粒子又はコバルト含有針状酸化鉄粒子を
    分散、懸濁させた水性懸濁溶中に、該針状酸化鉄又はコ
    バルト含有針状酸化鉄に対し0.5〜5重量%のフェノ
    ール系樹脂と高級脂肪酸との混合物(フェノール系樹脂
    :高級脂肪酸=(95:5)〜(5:95))を溶解さ
    せてpH8以上の水性懸濁液を得、次いで、この液のp
    H値を調整することにより、フェノール系樹脂と高級脂
    肪酸とを析出させ、該析出物によつて前記針状酸化鉄粒
    子又はコバルト含有針状酸化鉄粒子表面を被覆させた後
    、濾別、乾燥し、次いで還元性ガス中300〜550℃
    の温度範囲で加熱還元し、次いで200〜350℃の温
    度範囲で酸化することによつて針状マグヘマイト粒子又
    はコバルト含有針状マグヘマイト粒子を得ることを特徴
    とする針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法。 5 フェノール系樹脂と高級脂肪酸との混合物が針状酸
    化鉄に対して1.5〜3.0重量%である特許請求の範
    囲第4項記載の針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法。 6 フェノール系樹脂と高級脂肪酸との混合物がコバル
    ト含有針状酸化鉄に対して1.5〜3.0重量%である
    特許請求の範囲第4項記載の針状磁性酸化鉄粒子粉末の
    製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6235984U (ja) * 1985-08-23 1987-03-03

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