JPS598216B2 - ポリエチレンテレフタレ−トフイルム - Google Patents

ポリエチレンテレフタレ−トフイルム

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JPS598216B2
JPS598216B2 JP50085430A JP8543075A JPS598216B2 JP S598216 B2 JPS598216 B2 JP S598216B2 JP 50085430 A JP50085430 A JP 50085430A JP 8543075 A JP8543075 A JP 8543075A JP S598216 B2 JPS598216 B2 JP S598216B2
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polyethylene terephthalate
films
polymer
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ダグラス ドツドソン ケイス
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透明性と取扱い性の良好なポリエチレンテレフ
タレートに関する。
更に詳しくは本発明は良好な透明性と取扱い性を与える
不活性な添加物を粒状で分散させたポリエチレンテレフ
タレートフィルムに関する。より詳細に説明すれば本発
明は小粒径の不活性添加物および大粒径の不活性添加物
を分散させることにより良好な透明性および取扱い性を
付与したポリエチレンテレフタレートフィルムに関する
。ポリエチレンテレフタレートフィルムが優れた特性を
有していることはその使用量が毎年増大していることか
らも明らかである。
ポリエチレンテレフタレートフィルムの最近進展してい
る用途は透明フィルムの分野である。ポリエチレンテレ
フタレート透明フィルムはポリエチレンテレフタレート
の大きな強度および優れた透明性を有している。
ポリエチレンテレフタレートフィルムは多くの用途にお
いてその地盤を確立している。
それらのうちで包装された製品がはつきり明視されねば
ならない包装用フィルムの分野が最も重要である。また
他の重要な用途はいわゆる゛金属化”フィルムである。
金属化フィルムはフィルムの片面ある)いは両面に金属
、通常アルミニウムを塗布することによつて製造する。
金属化フィルムは主として装飾用に使用される。当然の
ことであるが金属化塗布が効果的であるためには透明性
が良好でなければならない。フ 透明フィルムの製造は
容易なようである。
薄いポリエチレンテレフタレートフィルムが極めて透明
であることは良く知られている。しかし透明な非充てん
フィルムはその使用が著しく困難である。すなわち加工
の際の取扱い性の尺度である摩擦係5 数が許容し得な
いほど大きい。透明な非充てんポリエチレンテレフタレ
ートフィルムはしばしばブロック化し、そのため容易に
使用し得ない。取扱い性の向上のために種々の提案がな
されている。一般に採用される方法はフィルム内に不活
性な物質を充てんする方法である。不活性な添加を添加
することにより表面が粗となり取扱い性の尺度である摩
擦係数が低下する。しかし不活性な充てん剤を添加する
ことにより透明性が著しく低下するという悪影響が認め
られる。近年の摩擦抵抗フィルムの技術の進歩によりい
わゆる゛透明−スリップ”フィルムを開発の方法が提案
された。
本発明者等の出願中の米国特許(S.慮215,141
,1972,1,3,出願)では2種の粒度の異なる不
活性な添加剤を使用するという新しい概念を使用してい
る。しかしこの方法を゛透明−スリップ”フィルムの製
造に使用した場合には成功は得られなかつた。本発明は
透明性に優れているばかりではなく、取扱い性が極めて
良好な二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムに
関する。
本発明は耐摩耗性フィルムに使用される濃度範囲外で2
種の不活性添加剤を使用している。本発明によればポリ
エチレンテレフタレートフィルムが得られる。
そのフィルムは完全に分散した小粒子不活性添加物を約
0.3−2.5wt%含有する二軸配向フィルムである
。この小粒子はその平均粒子径が約10−1000ミリ
ミクロンである。本フィルムは更に完全に分散した大粒
径不活性添加物を約0.002−0.018wt%含有
する。これらの大粒子の平均径は約0.5−30ミクロ
ンである。本発明のポリエチレンテレフタレートフィル
ム .’はビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレー
トの重合によつて得たポリマーから製造される。
ビ(2−ヒドロキシエチノレ)テレフタレートそれ自身
は二種の方法のいずれかで製造される。第1の方法はテ
レフタル酸とエチレングリコールとの直5接エステル化
による方法であり、米国特許3,050,533に記載
されている。
本方法においては反応の副生成物は水であり、これは蒸
留によつて生成物から除去される。第2の方法はテレフ
タル酸のジアルキルエステル、好ましくはジメチ ψル
テレフタレートとエチレングリコールとのトランスアル
キル化反応によりビス(2−ヒドロキシエチル)テレフ
タレートを得る方法である。好ましくは1モルのジアル
キルテレフタレートに対して2倍モルのエチレングリコ
ールを反応させる。更に好ましくは1モルのジアルキル
テレフタレートに対して2倍モル以上のエチレングリコ
ールを使用する。この方法により初期トリンスエステル
化はより速かに、またより完全に進行する。トランスエ
ステル化反応は昇温下で行なう。好ましくは混合物の沸
点以上、250’C以下である。反応は大気圧下、減圧
下、力ロ圧下のいずれの条件においても実施し得る。ト
ランスエステル化反応の副生成物はアルカノールである
。すなわちジメチルテレフタレートからはメタノールが
生成する。アルカノールは反応生成物から除去する。反
応速度を増大させるために多くの既知の触媒を使用し得
る。ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートを合
成した後はこれをグリコールあるいは水を除去し得る条
件下においてエチレングリコールあるいは反応混合物の
沸点以上の温度に加熱することによつて重合させる。
加熱は必要とあれば325℃まで行なつても良い。目的
とする重合生成物を得るためには加熱中あるいは加熱中
一時減圧にして過剰のグリコールあるいは水を除去する
ことが重要である。反応圧は大気圧下で加熱し、その後
順次下げても良い。反応圧はその後1−10nH9の最
終圧まで下げる。エステル化反応の触媒として使用する
物質は重合反応中に存在していても良い。好ましい重合
触媒はΞ酸化アンチモン、アンチモン酸等のアンチモン
化合物である。これらの重合触媒はビス(2−ヒドロキ
シエチル)テレフタレートのポリエチレンテレフタレー
トポリマーへの転化を促進する。生成するポリマーの固
有粘度(IntrineicviscOsity)は2
5℃のo−クロロフェノール中で測定した値で0.3d
1/9以上、好ましくは約0.4−1.0d1/θ、更
に好ましくは約0.5−0.7旧/Iである。重合反応
の際の加熱は酸化を防止した条件で行なう必要がある。
酸素の存在を防止するために窒素、二酸化炭素、等の不
活性ガスを溶融体内あるいは上部に通し得る。加熱中に
溶融体の粘度は徐徐に増大する。従つて加熱中、溶融体
の温度はそれが完全に融けた状態保持する温度であるこ
とが必要である。加熱は溶融体が目標とする特性を有す
るフィルムを形成し得るようになるまで継続する。好ま
しくは重合生成物の融点が約240℃以上であることで
ある。更に好まし・くは重合生成物の融点は250℃を
越える。加熱完了後生成物はフィルムの製造に使用する
か、あるいは溶融状態で反応容器より取り出し、ブロッ
ク、チップその他の用途に使用する。上記のポリエチレ
ンテレフタレートポリマーには大粒径および小粒径の不
活性添加物を混入する。
゛大’’および゛小’’は絶対的な基準に依るものでは
無い。上記用語はむしろ本発明の特異的なフィルムの製
造に必要な二種の粒径の粒子を区別する1ために用いる
。本発明においては小粒径の不活性添力ロ物はシリカ(
結晶状でも、非晶質でも良い)、炭酸カルシウム、ケイ
酸アルミニウム(焼成品でも、また水和物でも良い)、
リン酸カルシウム、アルミナ、硫酸バリウム、硫酸マグ
ネシウム(夕 .ルク)、ケイソウ土等を包含する。同
様に大粒径の不活性添加物は炭酸カルシウム、ケイ酸ア
ルミニウム(焼成および水和)、ケイ酸マグネシウム、
ケイ酸カルシウム、リン酸カルシウム、シリカ(結晶、
非結晶)、アルミナ、硫酸バリウム、マイカ、ケイソウ
土等を包含する。上記物質のあるものは大粒径および小
粒径の両者の不活性添加物として使用し得る。同種の物
質を大粒径添加物としても、また小粒径添加物としても
使用する方法も本発明の範囲内である。このことは当然
単一の添加物の粒度分布が二点に偏つている場合にのみ
起る。一般に小粒径添力日物として有効な物質は上記の
大粒径物質のいずれとも組合せて使用し得る。しかし大
粒径添加物も、小粒径添加物も共にポリマー中に完全に
分散させることが重要である。粒子を完全に分散させる
好ましい方法は粒子をグリコールに添カロし、その混合
物に超音波をかける方法である。しかし必ずしもその方
法によらなくても完全に分散した混合物を生じる方法で
あれば任意の方法を使用し得る。本発明においては小粒
径不活性添加物の平均粒径は約10−1000ミリミク
ロンである。
また大粒径添加物の平均粒径は約0.5−30ミクロン
である。小粒子の濃度は約0.3−2.5wt%、好ま
しくは約0.4−2.0wt%である。大粒子の濃度は
約0.002−0.018wt%、好ましくは0.00
5−0.015wt%である。上記の濃度は重合体組成
物全量を基準とした値である。また上記数値は成形フィ
ルムについてもあてはまる。すなわち重合体とフィルム
は実質上同一の物質であるからである。また平均粒径は
体積平均粒径である。平均粒子径は例えばマイクロメリ
テイツクスモデル5000粒子径測定器等の市販のX線
分析装置で測定する。小粒径および大粒径不活性添加剤
を含有するポリエチレンテレフタレートポリマーを製造
した後、ポリマーを平滑な回転キャスト(Castin
g)ドラム上に押し出し、二軸方向に延伸する。
延伸は長さ方向と横方向に行ないいずれを先にしてもよ
く、また同時に行なつても良い。この操作によりフィル
ムの強度とねばり強さが増大する。延伸率は元来の寸法
の約2.5−4.0倍である。好ましい延伸率は約2.
8−3.8倍である。延伸操作はポリマーの第2次転位
温度より高く、ポリマーの軟化溶融温度より低い温度で
行ない、その温度は約75一150℃である。フィルム
は延伸後必要時間加熱して結晶化を進行させる。
ポリエチレンテレフタレートを結晶化することによつて
安定化する。熱処理温度は約190−2400Cである
。より好ましくは約215−235℃である。本発明の
特異なフィルムは透明性と良好な取扱い性をあわせもつ
上記の出願中の特許(S./F62l5,l4l,l9
72,l,3出願)には単に゛2種’’の添加物システ
ムを使用するとのみ述べているに過ぎないことに注意す
べきである。上記明細書の方法で製造したフィルムは十
分に良好な取扱い性を有する透明なフィルムでないこと
が判明した。また本発明の範囲内の粒子径、粒子濃度の
添加剤を用いても単一粒子径の場合には目的とする良好
なフィルムは得られない。
また不活性な添加剤を全く含有しない非充てんポリエチ
レンテレフタレートフィルムは透明性は最大であるが、
取扱い性が極めて悪いため使用不可能である。本発明の
方法で製造した透明なスリップフィルムはその固有粘度
が原料であるポリエチレンテレフタレートポリマーとほ
ゞ同じである。
すなわち25℃のオルソクロロフェノール中で測定した
固有粘度が0.3d1/fl以上、好ましくは約0.4
−1.0d1/Iである。更に好ましくは約0.5−0
.7d1/gである。透明なスリップフィルムは通常薄
いフィルムである。
すなわち最も薄いポリマーフィルムのはんちゆラに入る
。従つてその厚さは2ミル以下である。1ミルとは1/
1000インチである。
また1ミルは100ゲージ単位である。しかし本発明は
フィルムの厚さを限定するものではない。以下実施例に
よつて本発明を説明するが、本発明はこれらによつて限
定されるものでは無い。例1ポリエチレンテレフタレー
トポリマーはまず3500ボンドのジメチルテレフタレ
ート、および2600ボンドのエチレングリコールを反
応容器中に装入することによつて製造した。
混合物は1500Cに加熱した。更に6ボンドのエチレ
ングリコールに混合した1.7ボンドのマンガングリコ
ール酸化物を反応混合物に加えた。反応混合物は常圧で
200℃に加熱し、カロ熱は化学量論量のメタノールが
遊離するまで継続した。過剰のエチレングリコールを除
去しつつ温度を225℃まで徐徐に上昇させビス(2−
ヒドロキシエチル)テレフタレートを生成させた。ビス
(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートに触媒である
6ボンドのエチレングリコールに分散させた三酸化アン
チモンを1.5ボンド加えた。ビス(2−ヒドロキシエ
チル)テレフタレートモノマーを225キCの温度に維
持しつつエチレン −グリコールを除去して重合させた
得られたポリマーの固有粘度は25℃のオルソクロロフ
ェノール中で0.63d1/9であつた。例2 第2バッチのポリエチレンテレフタレートポリ こマー
をモノビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレート合
成用のトランスエステル化反応前に反応混合物中に平均
粒子径約20ミリミクロンのシリカを混入すること以外
例1と同様の方法で製造した。
シリカの添加量は最終ポリエチレンテレフ3タレート中
の濃度が2wt%になるに十分な量である。シリカはト
ランスエステル化前に反応物中に完全に分散させる。例
3 平均粒径300ミリミクロンのアルミナをジメ 凌チル
テレフタレートおよびエチレングリコールと共に仕込む
以外例1と同様の方法でポリエチレンテレフタレートポ
リマーを製造した。
添加したアルミナの量は全組成物中1wt%となる量で
ある。例4例1と同様の方法で第4バッチのポリエチレ
ンテレフタレートポリマーを製造した。
本実施例においては炭酸カルシウムをジメチルテレフタ
レートおよびエチレングリコールと共に装入し、完全に
分散させた。炭酸カルシウムの平均粒径は3.5ミクロ
ンであり、その添加量は全ポリエチレンテレフタレート
ポリマー組成物中0.30wt%に相当する量である。
例5 第5バッチのポリエチレンテレフタレートポリマーを例
1と同様の方法で製造した。
本バッチでは全ポリエチレンテレフタレートポリマー組
成物中0.125wt%に相当する水和ケイ酸アルミニ
ウムを反応物に添加した。水和ケイ酸アルミニウムの平
均粒径は1.0ミクロンであつた。例6 例1で製造したポリエチレンテレフタレートポリマー、
すなわち非充てんポリマーを光沢仕上げした回転ドラム
上に押し出し、連続シートを製造した。
押し出したシートは長さ方向、次いで横方向に延伸した
。延伸率は長さ方向および縦方向とも本来の長さの3.
5倍である。延伸操作の間フィルムは約75−130℃
の温度に暴露した。フィルムは更に190−240℃で
30秒間熱固定し、次いで冷却して巻き取つた。本方法
で製造したフィルムの厚さは50ゲージ、すなわち0.
5ミルあるいは0.0005インチである。
フィルムの固有粘度は25℃のオルソクロロフェノール
中で0.6d1/Iであつた。フィルムの透明性をテス
トした。
透明性はASTMDIOO3−61方法Aでテストした
この標準テスト法においてガードナー不透明度計(Ha
zeMeter)を使用した。ガードナー不透明度計で
測定される不透明度とはフィルムを通過する光のうちそ
の進行方向から2.5゜以上分散して通過した光のパー
セントである。実際上ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムでは不透明度2.5%以下のものが許容される。す
なわち不透明度2.5%以下のフィルムが包装用フィル
ム、金属化フィルムのベースフィルムとして使用し得る
。フィルムは更にその取扱い性をテストした。
フィルムの取扱い性の良否はその運動摩擦係数に支配さ
れる。摩擦係数はフィルムが接触している他の面に対す
る動き易さの尺度である。運動摩擦係数は0.3−0.
6が最適であり、0.7まで許容し得る。摩擦係数が0
.7を越えると加工が困難となり、ポリエチレンテレフ
タレートフイノレムの刀ロエには不適当となる。不良ポ
リエチレンテレフタレートフィルムの取扱い上の最大の
問題点はブロッキング(BlOcking)である。ブ
ロッキングとはフィルムがその大きな摩擦数のために他
の表面上を移動しないことを意味する。運動摩擦係数の
測定はASTMDl894−63の方法で行なつた。実
施例に記載の方法で製造した非充てんポリエチレンテレ
フタレートフィルムの不透明度はASTMDIOO3−
61Aの方法で0.35%であつた。この値は極めて透
明度が高いことを意味する。またそのフィルムの他のサ
ンプルをASTMD工894−63の方法で摩擦係数の
測定を試みたところフィルムがブロッキングを起し、測
定が不可能であつた゜このテストは非充てんポリエチレ
ンテレフタレートの透明性が極めて高いがそのスリップ
性が著 」しく悪いことを示す。
すなわち非充てんポリエチレンテレフタレートは取扱い
性が不良である。例7例2と同様の方法でポリマーを調
製した。
すなわちポリマーは平均粒径20ミリミクロンのシリカ
を2wt%含有した。そのポリマーを例6と同様の方法
でフィルムに成形した。更に上記のシリカ含有ポリマー
を例1の非充てんポリマーとブレンドし、シリカ含有率
1.0wt%および0.25wt%のものを調製した。
このようにして調製したポリマー組成物は各々独立に調
製したポリマー組成物と同一の特性を有することは既に
確めている。シリカを各々0.25wt%,1.0wt
%および2.0wt%含有するポリマー組成物を50ゲ
ージのフィルムに成形した。
ポリエチレンテレフタレートフィルムの固有粘度は25
℃のオルソクロロフェノール中で0.6であつた。例6
に記載した方法でフィルムの゛透明−スリップ’’特性
をテストした。すなわち透明度と摩擦抵抗を測定した。
上記のシリカ含有ポリマーフィルムの透明性は著しく高
かつた。ガードナー不透明計による不透明度はシリカ含
有率0.25wt%,1.0wt%,2.0wt%のフ
ィルムについて各々0.60%,0.70%,0.80
%であつた。しかしこれらのフィルムはいずれもAST
MDl894−63の方法で摩擦係数を測定した場合に
はプロキングを起してしまつた。上記の結果は単一粒径
の粒子では種々の濃度添加しても十分な透明スリップ性
を備えたポリエチレンテレフタレートフィルムを与えな
いことを示す。
例8 例3と同様の方法で調製した300ミリミクロンのアル
ミナを1wt%含有するポリマーバッチを例6に記載し
た方法で固有粘度0.6、厚さ50ゲージのフィルムに
成形した。
得られたフィルムの透明−スリップ性をテストした。3
00ミリミクロンのアルミナを1wt%含有するフィル
ムの透明性はガードナー不透明計で測定して1.70%
であつた。
この値は透明ポリエチレンテレフタレートとして許容し
得る値である。運動摩擦係数から測定した取扱い性は0
.57であり、やはり許容し得る値である。上記の結果
は従来の経験からすれば奇妙な結果である。
このフィルムを良く調べた結果かなりの量の凝集体を含
有することが判明した。この凝集体とは不活性添加物(
この場合はアルミナ)の集合体であり、その平均径は個
々の粒子の径よりははるかに大きい。その効果は第2の
大粒径物質の添加と同一である。従つて本発明の範囲内
の濃度で小粒径の不活性添加物および大粒径の不活性添
加物を添加すると透明一スリップ性のフィルムが得られ
ることが分る。この理論を確認するために小粒子の凝集
体が大粒径粒子を与えると仮定して小粒径(平均径30
0ミリミクロン)のアルミナの添加量を更に小量にした
フィルムを製造した。
小粒径アルミナの添加濃度は意図的に透明スリップフィ
ルムを与える最小量以下とした。すなわち添加量は0.
25wt%である。このポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの透明スリップ性をテストした。不透明性は0.
6%に過ぎなかつたがフィルムはブロッキングを起し、
取扱い性のテストは実行不可能であつた。上記結果は小
粒径の不活性添加物はその濃度が本発明の範囲内に存在
する場合より大きな粒状物が存在し、その径と濃度が本
発明の範囲内であれば大粒径不活性添加物と同じ効果を
有することを示す。例9 大粒径不活性添加物を含有する2種のフィルム(厚さ5
0ゲージ、0.61.V.)を製造した。
添加物は平均粒径3.5ミクロンの炭酸カルシウムであ
り、各々のフィルムは例1および例4に示した方法で調
製したポリマー体をブレンドし、例6に示した方法で成
形して得た。得られたフィルム中の炭酸カルシウムの含
有率は0.0075wt%および0.01wt%である
。フィルムの不透明性および運動摩擦係数を例6に記載
した方法で測定した。2種のフィルムの不透明性は各々
0.57および1.00%であつたが摩擦係数はブロッ
キングのため測定不可能であつた。
本実施例は大粒径粒子はその粒径および濃度が本発明の
範囲内であつても第2の小粒径粒子を伴なわない限り゛
透明一スリップ”フィルムを生成し得ないことを示す。
例10 例1および例5で製造したポリエチレンテレフタレート
のメルトと水和ケイ酸アルミニウムをブレンドして大粒
径粒子を0.01wt%含有する重合体メルトを調製し
た。
平均粒径1.0ミクロンの水和ケイ酸アルミニウムを含
有するメルトを例6に記載した方法でフィルムに成形し
た。例6に記載の方法で本フィルムをテストした結果不
透明性1.00%で許容範囲内であつたが運動摩擦係数
はブロッキングのため測定不可能であつた。本実施例も
小粒径の添加物を伴わない場合には本発明の範囲内の粒
径および濃度であつても大粒径粒子のJみでば透明−ス
リップ’’性のフィルムを与え得ないことを示す。例1
1 小粒径不活性添加物および大粒径不活性添加物の両者を
含有する2種の重合体メルトを調製した。
3小粒子は平均粒径300ミリミクロンのアルミナであ
り、その濃度はいずれの試料においても0.5wt%で
あつた。
大粒子は平均粒径3.5ミクロンの炭酸カルシウムであ
り、第1ブレンド体ではその濃度は0.0075wt%
、第2ブレンドにおい4fては0.01wt%であつた
。両ブレンドとも例1,3および4で調製したメルトの
プレンディングによつて調製した。いずれのメルトも厚
さ50ゲージ固有粘度0.6のフィルムに成形し、それ
らの゛透明−スリップ’’性をテストした。試験法はい
ずれも例6に記載の方法である。炭酸カルシウム濃度の
低い第1のフィルムの不透明度は1.07%、運動摩擦
係数は0.46でいずれも充分許容し得る値であつた。
第2のフィルム(アルミナ0.5wt%、炭酸カルシウ
ム0.01wt% )の不透明度11詔.24%、運動
摩擦係数は0.45でありこの値もいずれも許容し得る
値であつた。上記実施例は本発明の範囲内において製造
したフィルムば透明一スリップ”フィルムとして許容し
得ることを示す。
例12 大粒子および小粒子を含有する厚さ50ゲージ、0.6
1.V.のフィルムを更に3種製造した。
製造方法は例6に記載の方法である。本実施例の場合小
粒子は平均20ミリミクロンのシリカである。また大粒
子は平均粒径3.5ミクロンの炭酸カルシウムである。
本実施例においては本発明の濃度範囲が妥当であるか否
かをテストするためにその範囲外のフィルムを1種製造
した。他の2種は本発明の範囲内である。重合体メルト
は例1,2および4に記載したメルトを適当にブレンド
することにより調製した。重合体メルトは例6に記載の
方法でフィルムに成形した。第1のフィルムは0.25
wt%のシリカおよび0.005wt%の炭酸カルシウ
ムを含有した。
ここで小粒子の含有率0.25wt%kよ.本発明の範
囲外である。本フィルムの不透明度は0.70%で合格
であるが運動摩擦係数のテストではブロッキングを生じ
、不合格であつた。第2のフィルムは本発明の範囲内に
あり、シリカ含有率0.50wt%、炭酸カルシウム含
有率0.013wt%である。
本フィルムの不透明度2.10%、運動摩擦係数0.4
3でいずれも許容範囲内であつた。第3のフィルムの本
発明の範囲内であり、小粒子(シリカ)含有率1.00
wt%、大粒子(炭酸カルシウム)含有率0.005w
t%である。
本フィルムの不透明度1.00%、運動摩擦係数0.4
4でいずれも許容し得る値である。後者の2フィルムは
本発明の範囲内の含有率であり、その特性も゛透明−ス
リップ’’フィルムとして許容し得る。
また例12と例11では小粒子物質が異なつているにも
かかわらずフィルムはいずれも許容し得ることは注目す
べき事実である。例13小粒子物質がシリカ(平均粒径
20ミクロン)であり、大粒子物質が水和ケイ酸アルミ
ニウム(平均粒径1000ミリミクロン)である,2種
の5ポリエチレンテレフタレート組成物を実1,2およ
び5のメルトをブレンドすることによつて調製した。
シリカの含有率はいずれの組成物でも1wt%であつた
。水和ケイ酸アルミニウムの含有率は第1の組成物で0
.0075wt%、第2の組成物で10.01wt%で
あつた。上記2種の組成物を例6に記載の方法で厚さ5
0ゲージ、0.61.V.のフィルムに成形した。本フ
ィルムの特性を例6に記載の方法でテストした。第1の
フィルムの不透明度は1.2%、運動摩擦係数は0.6
4であつた。この値は優れだ゛透明一スリップ’’性を
意味する。第2のフィルムの不透明度1.0%、運動摩
擦係数0.52であり、この値は第1のフィルムに比較
しても更に優れている。例14 米国特許出願S.,462l5,l4lの範囲に属する
ポリエチレンテレフタレートメルトを2種調製し、フィ
ルムを製造した。
このテストは上記明細書の方法で充分満足し得る゛透明
−スリップ’’性のフィルムが得られるか否かを試験す
る。上記明細書は大粒子として炭酸カルシウムを、小粒
子としてシリカあるいは水和ケイ酸アルミニウムを含有
する耐摩耗性フィルムについてクレイム(Claim)
している。本実施例においては当然両メルト共平均粒径
3.5ミクロンの炭酸カルシウムを0.02wt%含有
する。第1のメルトは更に小粒子物質として平均粒径2
0ミリミクロンシリカを0.25wt%含有する。この
メルトを例6に記載の方法で厚さ50ゲージ、0.61
.V.のポリエチレンテレフタレートフィルムに成形し
た。このフィルムの゛透明−スリップ’’性をテストし
た結果不透明度は1.70%で許容範囲内であつたが、
運動摩擦係数は0.91であつた。前記のとおり運動摩
擦係数の許容限界は0.7であるから上記フィルム゛透
明−スリップ’’フィルムとしては不合格である。第2
のメルトは3.5ミクロンの炭酸カルシウムを0.02
wt%の他平均粒径1ミクロンの水和ケイ酸アルミニウ
ムを0.125wt%含有した。
このメルトを例6に記載の方法で厚さ50ゲージ、0.
61.V.のフィルムに成形した。このフィルムの透明
一スリップ性のテスト結果は不透明度3.4%、運動マ
サツ係数0.42であつた。このフィルムも不合格であ
り、その理由はその大きな不透明性による。この実施例
は上記の出願中の特許明細書に記載の方法では“透明−
スリップ”フィルムを製造し得ないことを示す。
以上実施例によつて本発明を説明したが本発明はこれら
によつて限定されるものでは無い。
本発明の実施態様は次のとおりである。1.特許請求の
範囲に記載の二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム。
2.上記の小粒径不活性添加物および大粒径不活性添加
物がそれぞれポリエチレンテレフタレート中に約0.4
−2wt%および約0.005−0.015wt%存在
している第1.項のフィルム。
3.ポリエチレンテレフタレートフィルムの固有粘度0
.3d1/9以上である第1.項のフィルム。
4.小粒子不活性添加物がシリカ、炭酸カルシウム、焼
成ケイ酸カルシウム、水和ケイ酸カルシウム、リン酸カ
ルシウム、アルミナ、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム
およびケイソウ土より成る群より選ばれる第1.項のフ
ィルム。
5.小粒子添加物がアルミナである第4.項のフィルム
6,小粒子添加物がシリカである第4.項のフィルム。
7.大粒子不活性添加物が炭酸カルシウム、焼成ケイ酸
アルミニウム、水和ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネ
シウム、ケイ酸カルシウム、リン酸カルシウム、シリカ
、アルミナ、硫酸バリウム、マイカおよびケイソウ土よ
り成る群より選ばれる第1.項のフィルム。
8.大粒子添力ロ物が炭酸カルシウムである第7.項の
フィルム。
9.大粒子添加物が水和ケイ酸アルミニウムである第7
.項のフィルム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムにお
    いてフィルムが平均粒子径約10−1000ミリミクロ
    ンの小粒径不活性添加物をフィルム重量の約0.3−2
    .5wt%、平均粒子径約0.5−30ミクロンの大粒
    径不活性添加物をフィルム重量の約0.002−0.0
    18wt%含有し、その大粒径および小粒径不活性添加
    物がフィルム中に完全に分散しており、またそのフィル
    ムの厚さが2ミル以下であり、不透明度が2.5%以下
    であり、運動摩擦係数が0.7以下であることを特徴と
    するフィルム。
JP50085430A 1974-07-15 1975-07-14 ポリエチレンテレフタレ−トフイルム Expired JPS598216B2 (ja)

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