JPS609909A - 均染性の優れたナイロン66繊維およびその製造方法 - Google Patents

均染性の優れたナイロン66繊維およびその製造方法

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JPS609909A
JPS609909A JP11261383A JP11261383A JPS609909A JP S609909 A JPS609909 A JP S609909A JP 11261383 A JP11261383 A JP 11261383A JP 11261383 A JP11261383 A JP 11261383A JP S609909 A JPS609909 A JP S609909A
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reflection
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は均染性の優れたナイロン66繊維に関する。さ
らに詳しくは、特殊な微細構造を有することにより、均
染性に優れ、かつ高温下における構造安定性の良好なナ
イロン66繊維に関する。
従来技術 ナイロン66m維は、ポリアミド繊維の中にあって、強
度、耐久性、伸縮性に優れ、鮮明な色調に染色すること
が容易であるため各種衣料用途に使用されており、とく
に醗性染料、含金属染料で染色することによって鮮明で
堅牢性の優れた染色物が得られる。しかし、これらの堅
牢性の優れた染料にて得られる染色物は、ナイロン6繊
維に比べて染色が難しく染班が発生し易いという欠点を
有している。そのため、紡糸、延撚、加工の工程におい
て極めて厳しい条件管理を行なったり、加工前あるいは
加工後の原糸を予め染色選別する等製造上の管理を強化
することが行なわれているが、未だ充分ではなく、また
かかる管理の強化は製造コスト上からも非常に不利であ
る0 こうしたナイロン66繊維の欠点を改善する方法として
、ナイロン6をナイロン66に混合し共重合する方法が
知られているが、かかる方法では得られた繊維の均染性
は向上するもののナイロン乙の共重合に伴なうナイロン
66繊維の熱的特性の低下、機械的特性の低下が生じる
という欠点がある。一方、ナイロン66を3.000m
/分〜5.000m/分程度の速度で紡糸して得た中間
配向糸を延伸仮撚加工したものは、比較的染班は減少す
ることが知られているが、かかる高速紡糸で得られた繊
維は残留伸度が高く、仮撚加工時に加工延伸比を高めざ
るを得ないため、加工錘間差の管理が厳しく、さらに加
工糸染色堅牢性の低下等や加工糸風合の低下などの問題
が生じる。
一般にポリアミド繊維の染色性は、前述の如き酸性染料
、含金属染料による染色の場合はアミン末端基と微細構
造によって、また分散染料による染色の場合は微細構造
によって決定される。特に均染性については微細構造お
よびそのばらつきの影響が大きい。さらにナイフ266
m維はナイロン6繊維に比べ、水素結合能が大きいため
、吸湿等により微細構造変化をおこしやすいことにより
、そのばらつきが拡大されやすく、均染性も劣っている
発明の概要 そこで、本発明者らは、ナイロン66繊維の製造直後に
持つ微細構造が吸湿、熱憎歴等により経時変化していく
状態を解析することにより、その微細構造の経時変化は
、結晶部の経時変化が律速段階であることを見出し、そ
の検討を行った。
その結果、製造直後の繊維の微細構造が極めて成長した
結晶部を持つことにより、製造後のWk濁、熱履歴等に
よる結晶部の経時的な変化は極めて抑制されることを確
め、このことにより均染性が著しく向上する効果を示す
ことを見出し、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は、X線回折強度測定におし1て、(
(olo)+(110))面の反射の回折強度に対する
2θ=110の反射の回折強度の比(R)が08以上で
、かつ(1[][1)面の2反射よりもとめられる見掛
けの微結晶の大きさく A OS)が60f以上、(1
00)面の結晶配向度(C○)が85%以上、結晶完全
度(op工)が55%υ上であることを特徴とする均染
性の優れたナイロン66繊維に関するものである。
本発明において、ナイロン66とは、ヘキサメチレンジ
アミンとアジピン酸より重合されるボ1Jヘキサメチレ
ンアジパミドを云うが、通常使用すれる少量の添加剤、
例えば麩消剤、制電剤、安定剤、末端調節剤等およびナ
イロン66の物性を低下させない範囲内での少量の共重
合成分を含んでいてもさしつかえない。
本発明の繊維の特に重要な特徴は、新規な結晶構造を有
することにある。この結晶構造について以下に詳述する
第1図はナイロン66繊維のX線回折強度測定による赤
道方向の回折強度分布曲線の図である。
回折角2θの低角度側から、2θ=11°の反射の回折
強度ピーク、(100)面の反射の回折強度ピーク、(
(olo)+(11o))面の反射の回折強度ピークを
示す。第1図中の実線の曲線(1)は本発明の繊維の回
折強度分布曲線を例示し、破線の曲線(2)は従来のナ
イロン66繊維の回折強度分布曲線を例示する。このX
線回折強度測定の詳細は後述する。第1図から明らかな
ように、従来のナイロン66繊維(曲線(2))では回
折角2θ=11° の付近に見られる反射は小さく、1
010)+(110))面の反射の回折強度に対する2
θ=11° の反射の回折強度の比(R)が0.8以上
になることはない。これに対して、本発明の繊維(曲線
(1))では2θ=11°の付近に見られる反射は極め
で大きく、((010)+(110)面の反射の回折強
度に対する2θ=110 の反射の回折強度の比(R)
は0.8以上となり従来の繊維より極めて大きい。
従来のナイロン66繊維がその微細構造中に安定で大き
な結晶を持つようにするためには、紡糸工程で高粘度ポ
リマーを用いたり、延伸工程で延伸比を高めたり、熱セ
ットをほどこしたりする必要があるが、得られる繊維の
伸度が低くなり、染色製品が淡染化してしまうので染色
品位が低下してしまう。しかしながら、本願発明の繊維
は、Rが0.8以上であることにより、AO8,OF工
、00の値が従来の繊維より高く、極めて安定で大きな
結晶を持つにもかかわらず、伸度が低下することがない
ため、製網、製織、仮撚等の後加工工程で毛羽の発生や
糸切れ等のトラブルが生じないばかりでなく、染色製品
の淡染化による染色品位の低下等のトラブルが生じず、
均染性も優れたものとなる。
したがって、上述の如きトラブルを生じせしめることな
く、繊維の微細構造中に経時変化を生じ鈍い、安定な結
晶構造を発現させ得たことは極めて驚くべきことであり
、このような微細構造によりはじめて本願発明の繊維が
極めて均染性の優れたものとなる。
繊維の結晶部の微細構造を表わす各種のパラメーター(
(100”)面の微結晶の大きさくAO8)、(100
)面の結晶配向度(Co)、結晶完全度(op工)は繊
維の力学的特性(強伸度、初期モジュラス)および熱的
特性(寸法安定性、熱に対する微細構造の安定性)に関
係する。本発明の繊維において、衣料用として、満足な
強伸度、モジュラス、および寸法安定性、さらに熱に対
する微細構造の安定性を与える点で、AO8およびOO
はそれぞれ30A以上及び85%以上であることが好ま
しい。より好ましいこれらのパラメーターの値は、それ
ぞれ35λ以上および88%以上である。AO8が30
Xより小さい場合は、温度上昇あるいは吸湿時に伴う微
細構造の変化が大きくなる傾向があり、熱を受けた際に
強度が低下しやすくなったり、湿潤時、或いは加熱時の
寸法安定性が低下しやすい。一方00が85%より小さ
いと加熱時の初期弾性率低下が大きくなりやすい。
また、繊維の寸法安定性、および熱を受けた場合の初期
弾性率の低下を小さくすることから、OP工が55%以
上であることが好ましい。OP工が55%以下である場
合、温度上昇に伴なう不可逆的な弾性率の低下量が大き
くなる傾向がある。
ここで、AO8,00、OP工等のパラメーターは後述
するX線回折法を用いて測定される。
本発明の繊維において、その微細構造が経時変化を生じ
ない安定な結晶構造を有するばかりでなく、安定な力学
的損失を有することにより、ざらに均染性が増加する。
つまり、力学的損失正接(tanδ)一温度(T)曲線
のα4吸収のtanδのピーク値(tanδmaw)と
その温度位置(TIIIILX)が 0.08≦tanδwax≦0.12 110C≦Tmax≦120C であることが好ましい。
本発明の繊維は、極めて安定な結晶構造を有するため、
微細構造の経時変化も少ないが、t&nδmaxとT 
maxが上述の範囲を満足することにより、さらに飛躍
的に微細構造の経時変化が抑えられ均染性が向上する。
ナイロン66繊維の染色性とtanδ−1曲線の相関性
は、主鏡のミクロブラウン連動に起因して現われる吸収
(αα吸収)の大小と染色性(平衡染着量)とが、はぼ
正の相関関係を有することが知られている。しかし、平
衡染着量の大小と、抑染性の良否との間には必ずしも1
対1の相関関係はない。均染性低下の一要因である微細
構造の経時変化の程度は一般にTlfIaXが高いほど
少ないと考えられていた。従って微細構造変化を小さく
し、均染性を向上するためにはT rnaxを高くする
ことが必要とされていた。TIIIILXを高くする方
法としては一般的に延伸倍率を大きくすることが採用さ
れる。高延伸倍率を採用すると確かにT maxは高く
なり、その結果微細構造の経時変化は少なくなるが、一
方でtan a waxが減少し、染色性(平衡染着量
)が低下するほか、延伸倍率をさらに大きくし、T m
astが120Cを越えると逆に均染性は低下する。
したがって、Tmaxは 11、OC≦T!II!LX≦120Cであることが好
ましい。
さらに、tanδwaxが0.08より小さいと染色性
(平衡染着量)が低下し、淡染化し、染色品位が低下す
る。一方、0.12より大きいと染色性(平衡染着j1
)は高くなるが、寸法安定性、微細構造の熱安定性が減
少する。したがって、tanδmaxは、 0.08≦tanδm&X≦0.12 であることが好ましい。
以上の如き本発明の繊維は、ナイロン66ポリマーを溶
融紡糸し、未延伸糸として巻き取るに際し、スチームコ
ンディジ、ニングヵラムの長さを30傷以下、スチーム
量を51/分以下とし、1200m/分以下の巻き取り
速度で巻き取り、かかる未延伸糸を常法に従い延伸する
ことにより得られる0以下に本発明製造方法を詳述する
一般にナイロン66@維の未延伸糸は巻き取り雰囲気の
湿度により#潤するため、巻き取り直後の未延伸糸の伸
長率(Δt)が高い。この△tが大きいことにより、未
延伸糸の巻き取り直後の微細構造は!g潤とともに経時
変化が生じ、そのばらつきも大きくなる。したがって、
ナイロン66m維の未延伸糸の△tが低いほど未延伸糸
の経時変化が少なく、そのばらつきが小さいため、かか
る未延伸糸を延伸して得た繊維の微細構造のばらつきも
少なくなり、均染性も優れると考えられていた。そのた
めナイロン66繊維の未延伸糸の△tは2%以下にする
のが通常である。そして、従来より、ナイロン66@維
の未延伸糸の巻き取り時には、Δtが2%以下になるよ
うにスチーム量を5、 Off1分以上にし、過剰の水
蒸気をスチームコンディジ、ニングヵラムにて付与した
り、巻き取り速度を高めることによって未延伸糸の複屈
折率Δnを高め未延伸糸の微細構造を完成させることに
よって△tを抑えてきた。しかしながら、本発明製造方
法は、上記従来技術とは全く異なる製造方法であり、未
延伸糸の△tは2%以下である必要はない。尚、ここで
スチームとは、常圧高温の飽和水蒸気をいう。
本発明の製造方法の特徴は、ナイロン66ポリマーを溶
融紡糸し、未延伸糸どして巻き取るに際し、付与される
水分量を従来より極めて少なくすることにあり、そのた
めにスチームフンディジ、ニングカラムの長さを30a
m以下、スチーム量を51/分以下とし、1200m/
分以下の巻き取り速度で巻き取ることにある。かかる未
延伸糸を常法に従い延伸することにより、本発明の均染
性に優れたナイロン66繊維が得られる。
本発明製造方法により得られる未延伸糸の△tは従来の
繊維の未延伸糸に比較して大きく、極めて膨潤し易く、
経時変化が大きいにもかかわらず、かかる未延伸糸を延
伸して得た繊維の微細構造中に経時変化の生じ難い安定
な結晶構造が発現し、極めて均染性に優れたナイロン6
6@維が得られることは、従来技術からは推測し得なか
りた極めて驚くべき効果である。
未延伸糸のΔtを従来の繊維の未延伸糸のΔtより大き
くするに際し、そのΔtが未延伸糸の巻き取り直後のΔ
nとの関係において、 Δt≧3X122Δn−1 の条件を満足することが好ましい。第2図に上式の範囲
を斜線で示した。図において、縦軸は巻取直後の未延伸
糸の伸張率であり、横軸は巻取直後の未延伸糸の複屈折
率である。
スチームフンディジ、ニングカラムのフィラメント導入
部にはスリ、トを設け、その導入部から上方にもれる水
蒸気を少なくすることが好ましい。
また、未延伸糸の巻き取りパ、テージの形態不良を起こ
さない範囲で、スチームコンディジ、ニングカラムを取
り除くことも可能である。
第3図に、発明#DJ繊維を得るための、未延伸糸の巻
き取り紡糸設備の一例を示した。第3図の4がスチーム
コンディジ、ニングカラムである。
スチームコンディジ、ニングカラムには、複数本のマル
チフィラメンFを同時に導糸しても良い。
本発明の繊維は、加工糸として、或いはそのままフィラ
メントとして、編織物その他の衣料用途に用いることが
でき、繊維自体の均染性に加え、加工工程での条件変動
を受けにくいこともあり、極めて均染性にすぐれた、染
班の少ない製品を得ることができる。
以下に本発明において用いられた、繊維の構造特性およ
びその他特性の測定方法を述べる。
(見掛けの微結晶の大きさくAC+8))赤道方向のX
線回折強度を対称反射法によって測定することにより、
ムO8をめることができる。
XNa@折強度は、理学電機社製(RU−200Piと
ゴニオメータ−(SG−91)、計&管にはシンチレー
ション・カウンター、計数部には波高分析器を用い、二
、ケルフィルターで単色化したOukαsI(λ=1.
5418A)で測定する。
繊維試料の繊維軸が1@@折面に対して垂直となるよう
にAt製試料ホルダーに七、トする。このとき試料の厚
みは0,5雪1位になるようにする。
50 KVs 80 mAでxIiI発生装置を運転し
、スキャニング速度2θ、1°/ynis 、チャート
速度10嘗1 / 1111 sタイムコンスタント1
秒、ダイバージェンススリ、)1/2°、レシービング
スリ、 ) 0.3雪嘗、スキャ、タリングスリ、)1
/2°におし1て回折角2θが7°〜35°までの回折
強度を記録する。記録計のフルスケールは得られる回折
強度曲線がスケール内に入るように設定し、少なくとも
最高強度値がフルスケールの50%を越えないように設
定する。
本発明の繊維は、2θ=11°付近の反射とともに一般
に赤道線の回折角2θ= 20.0°〜2465゜の範
囲内に2つの主要な反射を有することが特徴である(低
角度側は(100)面、高角度側は(010)+(11
0)面である)。AO8をめるために用いる方法は、例
えばり、−11,アレキサンダー著「高分子のX@回折
」化学同人出版、第7章5aherrerの式を用いる
2θ=70と35°の間にある回折強度曲線間を有線で
結び基線とする。回折ピークの頂点から基線に垂線を下
し、ピークと基線間の中点を記入する。中点を通る水平
線を回折強度曲線の間にg]<。
この線は、2つの主要な反射がよく分離している場合に
は、曲線のピークの2つの肩と交差するが、分離が悪い
場合には1つの肩のみと交差するだけである。このピー
クの幅を測定する。一方の肩のみと交差する場合は交差
点から中点までの距離を測定して2倍する。2つの肩と
交差する場合は両肩間の距離を測定する。これらの値を
ラジアン表示に換算してライン幅とする。さらにこのラ
イン幅を次の方法で補正する。
β=Q丁 Bは測定したライン幅、bはプ四−ドニング定&で81
単結晶の(111)面反射のピークのラジアン表示した
ライン幅(半値幅)である。見掛けの微結晶の大きさは
次式 %式% によって与えられる。ここでXは1、λはXHの波長(
1,5418A)、βは補正されたライン幅、θはプラ
、り角で20の1/2である。
(結晶配向度(00)) 繊維の結晶配向度の測定は、理学電機社製xls発生装
置(RU−200P L ) 、繊+1i[Nil定装
置(PS−5)ゴニオメータ(S G −9) 、計数
管にはシンチレーションカウンター、計数部には波高分
析器を用い、二、ケルフィルターで単色化したOukα
線(λ=1.54181)で測定する。
本発明の繊維は、一般に赤道線上に2つの主要な反射を
有することが特徴である。00@定には低角度の2θを
有する反射を使用する。使用、される反射の20は赤道
線方向の回折強度白線から決定される。
xfi1発生装置は30 KV s 80 m A テ
運転スル。
繊維試料測定装置に試料を単糸どうしが互いに平行とな
るようにそろえて取り付ける。試料の厚さが0,5雪■
位になるようにするのが適当である。赤道方向の回折強
度曲線から決定される2θ値にゴニオメータ−をセット
する。対称透過法を用いて、方位角方向を一300〜+
300走査し、方位角方向の回折強度を記録する。更に
一180°と+180゜の方位角方向の回折強度を記録
する。この時、スキャーング速度4°/ ln 、チャ
ート速度1011 /wuR。
タイムコンメタ21フ秒、コリメーター2mmφ、レシ
ービングスリ、ト縦幅1.91111%横幅3.5 I
IIであるO 得られた方位角方向の回折強度曲線から00をめるには
、±180Cで得られる回折強度の平均値を取り、水平
線を引き基線とする。ビーりの頂点から基線に垂線を下
し、その高さの中点をめる。中点を通る水平線を引き、
この水平線とI1gI折強度曲線の交点間の距離を測定
肱この値を角度(0)に換算した値を配向角Hとする。
結晶配向度は次式 %式% によって与えられる。
〔結晶完全度(op工)〕
結晶完全度(op工)の測定には、AO8の測定法から
得られるX線回折強度曲線を用いる。
結晶完全度(OF工)をめるには、Dismoreと5
tattonの方法を用いる。
OP工は次式によって与えられる。
ここでAは0.189であり、OP工の値が100に近
いほど、結晶の完全度は高い。
(1010)+(110))面の反射の回折強度に対す
る2θ=11°の反射の回折強度の比(R)〕前述のA
O8をめる際に測定されたX線回折強度測定曲線におい
て、回折角2θ=7°と35゜の回折強度曲線間を直線
で結び基線とする。
((010)+(110))面の反射および2θ=11
°の反射の回折強度は、その回折ピークの頂点から基線
に垂線を下し、ピークと基線間の回折強度を得る。そし
て、Rは次式 によって与えられる。
〔力学的損失正接(ta・nδ)〕
力学的損失正接(tanδ)の測定には、東洋ボールド
ウィン社製 VIBRON DD’V−TIQ 型を用
いる。測定周波数1oc/=、乾燥空気中でtanδ一
温度(T)特性を測定する。tanδ一温度曲線からt
anδピーク高さtanδmAXとtanδピーク温度
Tmax(C)が得られる。
(複屈折率(△n)) 複屈折率の測定には、東独カールツアイスイエナ社製透
過型干渉顕微鏡を用いる。波長549μ、温度25Cに
おいて、繊維軸に対して平行に振動している光に対する
屈折率”11と繊維軸に対し垂直に振動している光に対
する屈折率nL の値から、複屈折率△nは △n =n11− nl。
で表わされる。
なお、繊維の中心部とは円形断面および異形断面繊維と
も、繊維断面を一平面と考えた際の重心部分と定義する
〔伸長率(△t)) 試料長t1 の繊維の一端を試料把持用爪に把持し、他
端にo、151F/デニールの荷重を結び、試料把持用
爪より鉛直に垂らす。その30分後の試料長t2 を測
定し、以下の式に従い△tを算出する。
なお測定雰凹気は2DC,na7o%である。また、t
、=1mとする。
(相対粘度(VR)) 90%ギ酸溶液に8.4重蓋%のナイロン66を溶解し
、25Cにおいて常法により測定する。
〔染班発生率〕
試料を仮撚して得られた加工糸を筒編地にし、Diac
id A11zr4n Light Blue 4 G
L 0.5%owf、酢酸と酢酸アンモニウムとを加え
てpH5,0に調整し、常温から60分間で980に昇
温し、さらに10分間98Cに保った後、降温し、染色
編地を得、染班の有無を肉眼で判定する。染班発生率は 以下余白 で表わす。
〔均染性〕
得られた試料から52 GGでハーフトリフートを編成
し、精練、160rX30mmのプレセット後、ワイン
ス染色機を用い、 Suminol Mill Br1ll、 Blue 
G (住友化学社商品)0.5%ovf 、酢醗アンモ
ニウム6%owf 。
浴比1150、ボイル60分、昇温速度30′c〜ボイ
ル2C/#で染色した。
染色布を下記の基準により視覚判定し、均染性(集排)
レベルを評価した。判定は5段階評価とし、全く集排が
観察されないものを5級、やや集排が観察されるものを
3級、著しく集排が観察されるものを1級とした。また
、各々の中間段階のものを4級および2級とした。
〔強伸度〕
東洋ボールドウィン社製、TKNSLLON UTM−
17−20型引張試験機により、常法により測定した。
なお測定雰囲気は20rbRu60%である。
実施例 以下、実施例を用いて、本発明を更に説明する。
実施例1 第3図に示した紡糸設備を用いて、相対粘度(VR)4
0のナイロン66を紡糸温度290Cで、孔径0.20
tu、孔数24の紡糸口金1より溶融紡出し、保温筒2
からスチームコンディショニングカラム4の入口までの
間で2DCの冷却風にて冷却し、内径180!II、長
さ10cm〜200onLのスチームコンディショニン
グカラム4にてスチームを付与し、15%濃度の仕上剤
を5−で回転している粗度3s、外径130mmのロー
/I/8にて付与し、800m/分の巻き取り速度で未
延伸糸を巻き取った。その後、常法に従い延伸比3.5
で延伸し、70デニール/24フイラメントの延伸糸を
得た。なお、スチームコンディショニングカラム4はス
チーム導入管5よりスチーム(約102Cの飽和水蒸気
)が導入され、余分の水分はドレンバイブロにて連続的
に抜き取られる。本実施例ではスチーム量を517分と
なるようにスチーム導入管5にて調整した。得られた未
延伸糸の△n。
ΔLおよび得られた延伸糸の微細構造特性、染色特性を
第1表に示す。
第1表において、Nh1〜阻3が本発明の繊維、特にN
n1および阻2が本発明の好ましい範囲の繊維の例であ
り、優れた染色性、均染性を示している。これに対し、
NQ4〜阻6は、不安定な結晶構造を有し、本発明の範
囲外の繊維の例であり、隘1〜隘6に比し、染色性、均
染性が劣っている。
以下余巳 第1表 実施例2 実施例1で得た−1〜ぬ6の繊維を20C1RH=60
%の温湿度に5uit、た雰囲気(屋内)に60日間放
置した後、結晶構造特性、条斑発生率、均染性を測定し
た。その結果を第2表に示す。
第2表において、本発明例の繊維−1〜N116は依然
として優れた染色性、均染性を示す。しかし、比較例隘
4〜階6の繊維はOP工が増加し、その微細構造中の結
晶は徐々に成長しており、経時変化が顕著であることを
明確であり、条斑発生率、均染性も、60日前の実施例
1の値よりはるかに劣っている。
以下余白 実施例3 実施例1の階2と同様の紡糸条件で、スチーム量のみ0
〜50?/分で条件を変更し未延伸糸を得て、これを常
法に従い延伸し、7oデニール/24フイラメントの延
伸糸を得た。得られた未延伸糸のΔn1△t1および得
られた延伸糸の微細構造特性、染色特性を第3表に示す
第3表において、Nn7〜階9が本発明の繊維の例であ
り、極めて染色性、均染性に優れている。
これに対し、陽10〜階11はスチーム量が増加するこ
とともに、本発明の繊維の微細構造範囲から外れ、本発
明の繊維が得られず、−7〜陽9および実施例1の−2
に比し、染色性、均染性が劣っている。
以下余白 第3表 実施[4 実施例1の階2と同様の紡糸条件で、未延伸糸の巻き取
り速度のみ600m/分〜4,000m/分で条件を変
更し未延伸糸を得て、この各未延伸糸を延伸するに際し
、延伸糸の伸度が実用特性に耐えうる30〜35%にな
るように延伸比を調整し、常法に従い延伸し、70デニ
ール/24フイラメントの延伸糸を得た。得られた未延
伸糸のΔユ、Δを延伸条件および得られた延伸糸の微細
構造特性、染色特性を第4表に示す。
第4表において、陰12〜階13が本発明の繊維であり
、極めて染色性、均染性に優れている。
これに対し、Nn14〜隘15は、未延伸糸の巻き取り
速度が高まるとともに、本発明の繊維の微細構造範囲か
ら外れ、本発明の繊維が得られず、階12〜m13およ
び実施例1の隘2に庇し、染色性、均染性が劣っている
以下余白
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の繊維と従来の繊維のX線回折倫度測定
による赤道方向の回折強度分布曲線である◇第2図は本
発明の繊維を得るための未延伸糸のΔnとΔtの範囲(
斜線部)を示したものである。第3図は本発明法の紡糸
工程の一実施態様を示す紡糸設備図である。各図面の簡
単な説明を以下に記す。 第1図 (1)・・・本発明の繊維のXi1回折強度分布曲線(
2)・・・従来の繊維のX111回折強度分布曲線第2
m 斜線部・・・本発明の繊維を得るための未延伸糸のΔn
とΔtの範囲 第3v!J 1・・・紡糸口金 2・・・保温筒 3・・・紡出糸条 4・・・スチームコンディジ、エングカラム5・・・ス
チーム導入管 6・・・ドレンパイプ 7・・・糸走ガイド 8・・・仕上剤四−ル 9・・・巻き取り機 特許出願人 旭化成工業株式会社 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士西舘和之 弁理士吉田維夫 弁理士山口昭之 第1図 回折角2θ(°) 第2図 複屈折率(Δn) 第3図 手続補正書(自発) 昭和59年!月ノ日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第112613号 2、発明の名称 均染性の優れたナイロン66繊維およびその製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 (003)旭化成工業株式会社 4、代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号5、
補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 0)明細書の下記各員の誤記を次の通シ訂正します。 (ロ)明細書第26頁、第1表中Rの欄、ro、145
JとあるをIr1.45Jに、rO,105Jとあるを
rl、05Jに補正します。 (−今 明細書第26頁、第1表中、「条斑発生率(チ
)」とあるをr条斑発生率(チ)」に補正します。 に)明細書第28頁、第2表中Rの欄、rO,148J
とあるをrl、48Jに、「0.103」とあるをrl
、03Jに補正します。 に)明細書第28頁、第2表中、「条斑発生率(チ)」
とあるを「条斑発生率(%)」に補正します。 (へ)明細書第30頁、第3表中Rの欄、ro、148
Jとらるをrl、48Jに、rO,120Jとあるをr
l、20Jに、ro、ro8」とあるをrl、08Jに
補正します。 (ト)明細書第30頁、第3表中、「条斑発生率(チ)
」とあるを「条斑発生率(チ)」に補正します。 (イ)明細書第32頁、第4表中Rの欄、ro、1xo
」とあるをrl、10Jに、ro、096Jトアルをr
o、96Jに、ro、oso」とあるをrO,60Jに
、rO,043Jとあるをr O,43Jに補正します
。 (男 明細書第32頁、第4表中、「条斑発生率(%)
」とらるを1染斑発生率(チ)」に補正します。 休)明細書第20頁の上段の式を下記の通シに補正しま
す。 「

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、X線回折強度測定において、((010)+(11
    0))面の反射の回折強度に対する2θ=11°の反射
    の回折強度の比(R)が0.8以上で、かつ(100)
    面の反射よりもとめられる見掛けの微結晶の大きさくA
    (78)が30x以上、(100)面の結晶配向度(0
    0)が85%以上、結晶完全度(op工)が55%以上
    であることを特徴とする均染性の優れたナイロン66繊
    維。 2、動的粘弾佳測定において、力学的損失正接(tan
    δ)一温度(T)曲線のαa吸収のtanδのピーク値
    (tanδwax )とその温度位置(Tmax)が 0.08≦tamJmax≦0.12 110C≦Tm1LX≦1.20C である特許請求の範囲第1項記載のナイロン66繊維。 3、 ナイロン66ポリマーを溶融紡糸し未延伸糸とし
    て巻き取るに際し、スチームコンディジ。 ニングカラムの長さを30薗以下、スチーム量を5fI
    /分以下とし、1200m/分以下の巻き取り速度で巻
    き取り、これにより得られた未延伸糸を常法に従い延伸
    することからなる、均染性の優れたナイロン66繊維の
    製造方法。
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