JPS6214603B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6214603B2 JPS6214603B2 JP9806379A JP9806379A JPS6214603B2 JP S6214603 B2 JPS6214603 B2 JP S6214603B2 JP 9806379 A JP9806379 A JP 9806379A JP 9806379 A JP9806379 A JP 9806379A JP S6214603 B2 JPS6214603 B2 JP S6214603B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slag
- steel
- blowing
- phosphorus
- oxygen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C5/00—Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
- C21C5/28—Manufacture of steel in the converter
- C21C5/30—Regulating or controlling the blowing
- C21C5/32—Blowing from above
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
Description
本発明は酸素上吹転炉による製鋼法において低
燐銑から低燐鋼を溶製する転炉製鋼法に関するも
のである。 一般に我国では、C:4.0〜4.5%、Si:0.20〜
0.7%、Mn:0.3〜0.8%、P:0.080〜0.150%、
S:0.020〜0.050%、温度1250〜1500℃程のいわ
ゆる低燐銑が広く製造され、これより鋼が製造さ
れている。多量生産されている鋼はC:0.05〜
0.70%、P≦0.025%、S≦0.030%程の鋼である
が、厚板用板等と特殊な用途に向けられるもので
は、溶接性や材質向上のために鋼中の燐を出来る
だけ低く、すなわちP<0.010%程の低燐鋼にす
ることが必要である。 これらの鋼はその用途上から一般に真空処理に
より脱ガス工程にかける必要があり、この間の温
度損失を保償するために吹止め温度は、1650〜
1750℃程度と非常に高い温度で転炉吹錬を終了す
ることが必要であり、従来の上吹転炉では安定し
た溶製が難かしい。従つて上吹転炉では通常の吹
錬を実施し、生成したスラグを除去後、新たに生
石灰などの副材を添加して再度吹錬を実施する2
スラグ法か、溶銑予備処理により予備脱燐を実施
後、通常の上吹転炉精錬を実施する方法によりは
じめて低燐鋼の溶製が安定して可能になる。 2スラグ法を実施する際には、初回のスラグを
転炉から除去することが難かしいので、一度出鋼
し、この出鋼工程を利用し初回のスラグを除去す
るにいわゆる出鋼排滓法を利用するのが一般に行
なわれている。この方法は温度損失が大きい上に
精錬時間が長くなり、非常に生産性が悪く、経済
的には種々問題があり、新しい製造法が待ち望ま
れているのが実状である。 また溶銑予備処理により予備脱燐を実施後燐の
低い溶銑を用いて吹錬することにより低燐鋼を製
造する方法は技術的には可能であるが、未だ多量
生産工場で実施されておらず、経済的に十分成り
立つ、本当の技術たり得るには、未だ幾多の技術
的経済的諸問題の解決が必要であるものと考えら
れる。 本発明は、純酸素転炉における脱燐反応が、溶
鋼とスラグの間の反応を炉底よりのガス吹込み等
による撹拌混合強化によりより効率よく行なわせ
ることにより著るしく改善されることを見出した
ことにもとずき、上吹酸素転炉で1スラグ法で低
燐鋼を溶製する技術を提供するものである。 転炉における脱燐反応は、溶鋼中の燐が酸化さ
れて、スラグ相内でCaO分と反応し、CaO−
P2O5という形で固定され、進行すると考えられ
る。したがつて、脱燐反応を促進させるために
は、スラグ中に溶鋼中の燐を酸化するに十分な酸
素ポテンシヤル(T.Fe含有量)があると共に、
生成したP2O5を固定するためのCaO分が十分に
あることが必要である。さらに、限られた時間内
でこの反応を一層進行させるためには、溶鋼とス
ラグを撹拌混合して、スラグと溶鋼の接触をより
活発にすることが重要である。 従来転炉におけるスラグ−溶鋼間の反応は吹錬
終了時点近くにおいては、ほぼ平衡状態に近いと
の考えが製鋼技術者の間で広く認められていた。
しかるに数多く稼動している転炉工場間で例えば
脱燐反応を取つても若干の差がありこの差が炉体
形状の差等により、溶鋼流動が良好であると考え
られる転炉で好ましい結果が出ていることを鋭く
洞察し、強制撹拌法の適用を種々検討した。その
結果上吹転炉炉底より、Arなどの不活性ガスあ
るいは酸素などの酸化性ガスとの混合ガス、ある
いは二重管ノズルを用いて酸素をプロパンなどの
冷却剤を用いてノズルを保護しながら吹込むこと
により強性撹拌することが脱燐反応を効率よくす
る、すなわちT.Feの低いスラグで目標の脱燐
(つまり低燐銑よりP:0.020〜0.015%の鋼をつ
くること)が出来ることを先に見出した。つまり
上吹転炉に底吹きを併用することによりスラグと
溶鋼間の反応は著るしく改善されることを見出し
た。 しかしながらこのような反応炉では、従来の上
吹転炉のような過酸化状態は得られ難く、脱燐反
応推進のもう一つの大きな要因であるスラグの酸
化ポテンシヤルを十分に高く保持することが難か
しく、1スラグ溶製法で溶鋼中燐が0.010%以下
の低燐鋼を溶製するのは困難であつた。 本発明は、底吹き法を併用する酸素上吹転炉法
に、低燐鋼を1スラグ法で溶製するためスラグ中
の成分調整、特にCaO/SiO2比とT.Fe含有量を
制御する方法を組合せて、製鋼技術者にとつての
大きな課題の一つである低燐鋼の上吹転炉での1
スラグ溶製法による溶製技術を、提供するもので
ある。すなわち上述のようなスラグ中酸化鉄含有
量が高くなり難い状況下で、つまり石灰の滓化が
極めて難かしい状況下で、脱燐反応に有利な塩基
度(CaO/SiO2)が高く、かつT.Fe含有量の高い
スラグを強撹拌下で形成する技術を組合せて低燐
鋼の溶製を1スラグ法で可能としたものである。 このように、本発明は、精錬反応を促進する要
素である底吹きガスによる鋼浴の十分な撹拌と、
この撹拌によつてスラグ中のT.Feが低下するこ
とから、脱燐に必要な高塩基度スラグの滓化の阻
害と、さらにスラグ中T.Feの低下に伴ないスラ
グ中酸素ポテンシヤルの低下等による溶鋼の脱燐
除去効果の低減を底吹きガス量、および上吹き吹
酸条件と形成されるスラグの塩基度(CaO/
SiO2)を適性化することによつて抑止し効果的に
低燐鋼を溶製するものである。 すなわち、溶鉄中に含有されるSi分から求めら
れるSiO2量に応じてCaOを適量添加し、鋼浴と
スラグを十分に撹拌混合して精錬を促進するため
に、5Nm3/T.Steel・Hr〜50Nm3/T.Steel・Hr
の底吹きガス流量を吹込むとともに、スラグ中
T.Fe含有量を確保するために溶鋼単位重量当り
46Nm3/T・S以上相当となる酸素源を供給す
る。ここで、底吹ガス量を5〜50Nm3/T.
Steel・Hrに限定した理由は、50Nm3/T.Steel・
Hrを超える底吹きガス量では、溶鋼とスラグが
強撹拌されてスラグ中のT.Feが12%未満に低下
するために、該スラグ中の酸素ポテンシヤルを脱
燐反応に必要なレベルに保持することができず、
一方、底吹きガス量が5Nm3/T.Steel・Hrより少
ないときは、溶鋼とスラグの撹拌が不充分となり
精錬反応が低下するからである。 また、溶鋼単位重量当りの酸素供給量46Nm3/
T・Sはスラグ中T.Feを目標レベル以上にする
ための下限でありこの酸素供給手段としては、上
吹きによる吹酸、底吹きによる吹酸あるいは一部
鉄鉱石、スケール等の固形物の添加による酸素供
給手段があげられる。 さらに、吹酸条件としては、炉底より5〜50N
m3/T・S・Hrのガスを吹込み強制撹拌すると
同時に上吹きランスからの吹酸は、出来るだけソ
フトにつまりランス高さを高くして実施するのが
望ましい。 このような条件下で石灰の添加と溶鋼単位重量
当り46Nm3/T・S以上の酸素で吹酸することに
より、塩基度を2.5以上、T.Feを12%以上にして
高塩基度、高酸素ポテンシヤルのスラグ形成し
て、該スラグの燐酸化能と生成されるP2O5の吸
収安定化能を大きくした状態で溶鋼と該スラグを
撹拌混合する。ここで、スラグ中の塩基度が2.5
より小さいと、溶鋼中の燐が酸化されて生成した
P2O5のスラグ中への吸収安定化能が急に低下す
るため塩基度は2.5以上とし、また、スラグ中の
T.Feについても12%より少ないと溶鋼中の燐の
酸化能が阻害されることから12%以上が必要であ
る。 なお石灰の滓化促進には、石灰の性状、形状、
添加の方法、鉄鉱石、あるいはマンガン鉱石、あ
るいはホタル石などの使用量および使用方法の他
に底吹きガス流量、上吹きの酸素流量ならびに吹
酸条件などの影響が大きく、スラグの脱燐反応を
支配するCaO/SiO2およびT.Feの含有量は、と
もにほぼ上述の要因により決まる。特に底吹きガ
ス流量と、溶鋼単位重量当りの吹酸量が重要であ
る。 また、石灰は、スラグ中塩基度が2.5以上にな
るように配合するとともに、脱珪反応が起る吹錬
の初期と、溶鋼中炭素が低下する中期以降とに分
割して添加するのが望ましく、特に中期以降に添
加する石灰はサイズを小さくするかあるいは滓化
しやすい石灰石または一部CaCO2の残留する半
焼石灰か、あるいはカルシウムフエライトのよう
に滓化しやすい石灰分を使用するのが望ましい。
また吹錬末期にマンガン鉱石あるいはホタル石等
を分割添加することはCaOの滓化を促進する上で
望ましいとともに、鉄鉱石やスケールを連続投入
したり吹酸量を増大とするとともにランス高さを
上げて操業することもスラグ中のT.Feを上げる
のに有効である。 従来の上吹転炉の場合は、吹止温度が1650〜
1700℃において上述のスラグ組成では鋼中燐は
0.020〜0.015%程であり低燐鋼の溶製は出来な
い。本発明は底吹き併用による反応効率の向上
と、スラグ組成の制御技術を組合せることにより
1スラグ法での低燐鋼の溶製を可能にしたもので
ある。 このように底吹法を併用した上吹転炉において
炉底より5〜50Nm3/T・S・Hrのガス吹込みに
よる強制撹拌を併用しながら溶鋼単位重量当り
46Nm3/T・S以上の酸素で吹酸すると同時に装
入されたSi分に比例して使用CaO量を増大させる
ことにより望ましくは塩基度3〜4、T.Fe14〜
20%のスラグを形成し吹錬を終了することによ
り、従来の上吹転炉では、2スラグ法か、溶銑予
備脱燐法の併用等による方法でなければ困難であ
つた低燐鋼の溶製が、1スラグ溶製法で極めて能
率よくまた経済的に可能となつた。 以下に本発明の実施例を述べる。 実施例 70Ton転炉の炉底に3本の羽口を装着して炉底
からのガス吹込み量を変えて吹錬を実施した。 第1表に本発明の操業条件と溶鋼中燐レベルの
関係を示す。
燐銑から低燐鋼を溶製する転炉製鋼法に関するも
のである。 一般に我国では、C:4.0〜4.5%、Si:0.20〜
0.7%、Mn:0.3〜0.8%、P:0.080〜0.150%、
S:0.020〜0.050%、温度1250〜1500℃程のいわ
ゆる低燐銑が広く製造され、これより鋼が製造さ
れている。多量生産されている鋼はC:0.05〜
0.70%、P≦0.025%、S≦0.030%程の鋼である
が、厚板用板等と特殊な用途に向けられるもので
は、溶接性や材質向上のために鋼中の燐を出来る
だけ低く、すなわちP<0.010%程の低燐鋼にす
ることが必要である。 これらの鋼はその用途上から一般に真空処理に
より脱ガス工程にかける必要があり、この間の温
度損失を保償するために吹止め温度は、1650〜
1750℃程度と非常に高い温度で転炉吹錬を終了す
ることが必要であり、従来の上吹転炉では安定し
た溶製が難かしい。従つて上吹転炉では通常の吹
錬を実施し、生成したスラグを除去後、新たに生
石灰などの副材を添加して再度吹錬を実施する2
スラグ法か、溶銑予備処理により予備脱燐を実施
後、通常の上吹転炉精錬を実施する方法によりは
じめて低燐鋼の溶製が安定して可能になる。 2スラグ法を実施する際には、初回のスラグを
転炉から除去することが難かしいので、一度出鋼
し、この出鋼工程を利用し初回のスラグを除去す
るにいわゆる出鋼排滓法を利用するのが一般に行
なわれている。この方法は温度損失が大きい上に
精錬時間が長くなり、非常に生産性が悪く、経済
的には種々問題があり、新しい製造法が待ち望ま
れているのが実状である。 また溶銑予備処理により予備脱燐を実施後燐の
低い溶銑を用いて吹錬することにより低燐鋼を製
造する方法は技術的には可能であるが、未だ多量
生産工場で実施されておらず、経済的に十分成り
立つ、本当の技術たり得るには、未だ幾多の技術
的経済的諸問題の解決が必要であるものと考えら
れる。 本発明は、純酸素転炉における脱燐反応が、溶
鋼とスラグの間の反応を炉底よりのガス吹込み等
による撹拌混合強化によりより効率よく行なわせ
ることにより著るしく改善されることを見出した
ことにもとずき、上吹酸素転炉で1スラグ法で低
燐鋼を溶製する技術を提供するものである。 転炉における脱燐反応は、溶鋼中の燐が酸化さ
れて、スラグ相内でCaO分と反応し、CaO−
P2O5という形で固定され、進行すると考えられ
る。したがつて、脱燐反応を促進させるために
は、スラグ中に溶鋼中の燐を酸化するに十分な酸
素ポテンシヤル(T.Fe含有量)があると共に、
生成したP2O5を固定するためのCaO分が十分に
あることが必要である。さらに、限られた時間内
でこの反応を一層進行させるためには、溶鋼とス
ラグを撹拌混合して、スラグと溶鋼の接触をより
活発にすることが重要である。 従来転炉におけるスラグ−溶鋼間の反応は吹錬
終了時点近くにおいては、ほぼ平衡状態に近いと
の考えが製鋼技術者の間で広く認められていた。
しかるに数多く稼動している転炉工場間で例えば
脱燐反応を取つても若干の差がありこの差が炉体
形状の差等により、溶鋼流動が良好であると考え
られる転炉で好ましい結果が出ていることを鋭く
洞察し、強制撹拌法の適用を種々検討した。その
結果上吹転炉炉底より、Arなどの不活性ガスあ
るいは酸素などの酸化性ガスとの混合ガス、ある
いは二重管ノズルを用いて酸素をプロパンなどの
冷却剤を用いてノズルを保護しながら吹込むこと
により強性撹拌することが脱燐反応を効率よくす
る、すなわちT.Feの低いスラグで目標の脱燐
(つまり低燐銑よりP:0.020〜0.015%の鋼をつ
くること)が出来ることを先に見出した。つまり
上吹転炉に底吹きを併用することによりスラグと
溶鋼間の反応は著るしく改善されることを見出し
た。 しかしながらこのような反応炉では、従来の上
吹転炉のような過酸化状態は得られ難く、脱燐反
応推進のもう一つの大きな要因であるスラグの酸
化ポテンシヤルを十分に高く保持することが難か
しく、1スラグ溶製法で溶鋼中燐が0.010%以下
の低燐鋼を溶製するのは困難であつた。 本発明は、底吹き法を併用する酸素上吹転炉法
に、低燐鋼を1スラグ法で溶製するためスラグ中
の成分調整、特にCaO/SiO2比とT.Fe含有量を
制御する方法を組合せて、製鋼技術者にとつての
大きな課題の一つである低燐鋼の上吹転炉での1
スラグ溶製法による溶製技術を、提供するもので
ある。すなわち上述のようなスラグ中酸化鉄含有
量が高くなり難い状況下で、つまり石灰の滓化が
極めて難かしい状況下で、脱燐反応に有利な塩基
度(CaO/SiO2)が高く、かつT.Fe含有量の高い
スラグを強撹拌下で形成する技術を組合せて低燐
鋼の溶製を1スラグ法で可能としたものである。 このように、本発明は、精錬反応を促進する要
素である底吹きガスによる鋼浴の十分な撹拌と、
この撹拌によつてスラグ中のT.Feが低下するこ
とから、脱燐に必要な高塩基度スラグの滓化の阻
害と、さらにスラグ中T.Feの低下に伴ないスラ
グ中酸素ポテンシヤルの低下等による溶鋼の脱燐
除去効果の低減を底吹きガス量、および上吹き吹
酸条件と形成されるスラグの塩基度(CaO/
SiO2)を適性化することによつて抑止し効果的に
低燐鋼を溶製するものである。 すなわち、溶鉄中に含有されるSi分から求めら
れるSiO2量に応じてCaOを適量添加し、鋼浴と
スラグを十分に撹拌混合して精錬を促進するため
に、5Nm3/T.Steel・Hr〜50Nm3/T.Steel・Hr
の底吹きガス流量を吹込むとともに、スラグ中
T.Fe含有量を確保するために溶鋼単位重量当り
46Nm3/T・S以上相当となる酸素源を供給す
る。ここで、底吹ガス量を5〜50Nm3/T.
Steel・Hrに限定した理由は、50Nm3/T.Steel・
Hrを超える底吹きガス量では、溶鋼とスラグが
強撹拌されてスラグ中のT.Feが12%未満に低下
するために、該スラグ中の酸素ポテンシヤルを脱
燐反応に必要なレベルに保持することができず、
一方、底吹きガス量が5Nm3/T.Steel・Hrより少
ないときは、溶鋼とスラグの撹拌が不充分となり
精錬反応が低下するからである。 また、溶鋼単位重量当りの酸素供給量46Nm3/
T・Sはスラグ中T.Feを目標レベル以上にする
ための下限でありこの酸素供給手段としては、上
吹きによる吹酸、底吹きによる吹酸あるいは一部
鉄鉱石、スケール等の固形物の添加による酸素供
給手段があげられる。 さらに、吹酸条件としては、炉底より5〜50N
m3/T・S・Hrのガスを吹込み強制撹拌すると
同時に上吹きランスからの吹酸は、出来るだけソ
フトにつまりランス高さを高くして実施するのが
望ましい。 このような条件下で石灰の添加と溶鋼単位重量
当り46Nm3/T・S以上の酸素で吹酸することに
より、塩基度を2.5以上、T.Feを12%以上にして
高塩基度、高酸素ポテンシヤルのスラグ形成し
て、該スラグの燐酸化能と生成されるP2O5の吸
収安定化能を大きくした状態で溶鋼と該スラグを
撹拌混合する。ここで、スラグ中の塩基度が2.5
より小さいと、溶鋼中の燐が酸化されて生成した
P2O5のスラグ中への吸収安定化能が急に低下す
るため塩基度は2.5以上とし、また、スラグ中の
T.Feについても12%より少ないと溶鋼中の燐の
酸化能が阻害されることから12%以上が必要であ
る。 なお石灰の滓化促進には、石灰の性状、形状、
添加の方法、鉄鉱石、あるいはマンガン鉱石、あ
るいはホタル石などの使用量および使用方法の他
に底吹きガス流量、上吹きの酸素流量ならびに吹
酸条件などの影響が大きく、スラグの脱燐反応を
支配するCaO/SiO2およびT.Feの含有量は、と
もにほぼ上述の要因により決まる。特に底吹きガ
ス流量と、溶鋼単位重量当りの吹酸量が重要であ
る。 また、石灰は、スラグ中塩基度が2.5以上にな
るように配合するとともに、脱珪反応が起る吹錬
の初期と、溶鋼中炭素が低下する中期以降とに分
割して添加するのが望ましく、特に中期以降に添
加する石灰はサイズを小さくするかあるいは滓化
しやすい石灰石または一部CaCO2の残留する半
焼石灰か、あるいはカルシウムフエライトのよう
に滓化しやすい石灰分を使用するのが望ましい。
また吹錬末期にマンガン鉱石あるいはホタル石等
を分割添加することはCaOの滓化を促進する上で
望ましいとともに、鉄鉱石やスケールを連続投入
したり吹酸量を増大とするとともにランス高さを
上げて操業することもスラグ中のT.Feを上げる
のに有効である。 従来の上吹転炉の場合は、吹止温度が1650〜
1700℃において上述のスラグ組成では鋼中燐は
0.020〜0.015%程であり低燐鋼の溶製は出来な
い。本発明は底吹き併用による反応効率の向上
と、スラグ組成の制御技術を組合せることにより
1スラグ法での低燐鋼の溶製を可能にしたもので
ある。 このように底吹法を併用した上吹転炉において
炉底より5〜50Nm3/T・S・Hrのガス吹込みに
よる強制撹拌を併用しながら溶鋼単位重量当り
46Nm3/T・S以上の酸素で吹酸すると同時に装
入されたSi分に比例して使用CaO量を増大させる
ことにより望ましくは塩基度3〜4、T.Fe14〜
20%のスラグを形成し吹錬を終了することによ
り、従来の上吹転炉では、2スラグ法か、溶銑予
備脱燐法の併用等による方法でなければ困難であ
つた低燐鋼の溶製が、1スラグ溶製法で極めて能
率よくまた経済的に可能となつた。 以下に本発明の実施例を述べる。 実施例 70Ton転炉の炉底に3本の羽口を装着して炉底
からのガス吹込み量を変えて吹錬を実施した。 第1表に本発明の操業条件と溶鋼中燐レベルの
関係を示す。
【表】
【表】
本発明によれば第1表に示すように、溶鋼燐レ
ベルのきわめて低い、いわゆる低燐鋼を効果的に
且つ経済的に溶製する事が可能となる。
ベルのきわめて低い、いわゆる低燐鋼を効果的に
且つ経済的に溶製する事が可能となる。
第1図は底吹きガス流量と脱燐反応のLD法に
対する促進度との関係を示す図、第2図は酸素原
単位とスラグ中T.Feの関係を示す図である。
対する促進度との関係を示す図、第2図は酸素原
単位とスラグ中T.Feの関係を示す図である。
Claims (1)
- 1 底吹機能を有する酸素上吹転炉による製鋼法
において炉底より5〜50Nm3/T・Steel・Hrの
ガスを吹込むとともに全酸素源使用量が溶鋼単位
重量当り46Nm3O2/T・Steel以上相当となる量
の酸素源を供給することによりスラグ中全Feを
12%以上に保持するとともに、スラグ塩基度を
2.5以上に調整し吹錬を終了することを特徴とす
る酸素上吹製鋼法における低燐鋼の溶製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9806379A JPS5623213A (en) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | Melting method of low phosphorus steel in oxygen top blowing steel making method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9806379A JPS5623213A (en) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | Melting method of low phosphorus steel in oxygen top blowing steel making method |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5623213A JPS5623213A (en) | 1981-03-05 |
| JPS6214603B2 true JPS6214603B2 (ja) | 1987-04-03 |
Family
ID=14209860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9806379A Granted JPS5623213A (en) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | Melting method of low phosphorus steel in oxygen top blowing steel making method |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5623213A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58167706A (ja) * | 1982-03-29 | 1983-10-04 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 上下吹き転炉による低p鋼の溶製方法 |
| CN103555878B (zh) * | 2013-11-25 | 2015-02-04 | 武钢集团昆明钢铁股份有限公司 | 一种安全高效的低硅铁水吹炼工艺 |
-
1979
- 1979-08-02 JP JP9806379A patent/JPS5623213A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5623213A (en) | 1981-03-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0770626A (ja) | 転炉製鋼法 | |
| US4456477A (en) | Production of ultra-low phosphorus steel | |
| JPH11158526A (ja) | 高pスラグの製造方法 | |
| JPH0437132B2 (ja) | ||
| JPH0243803B2 (ja) | ||
| JPS6214603B2 (ja) | ||
| US4525209A (en) | Process for producing low P chromium-containing steel | |
| JPH11323420A (ja) | 溶銑予備処理方法 | |
| JPS62109913A (ja) | 溶銑の脱珪・脱燐方法 | |
| JPH0437135B2 (ja) | ||
| JP2002309310A (ja) | 低燐溶銑の製造方法 | |
| JPH0557327B2 (ja) | ||
| US4065297A (en) | Process for dephosphorizing molten pig iron | |
| JPS5847450B2 (ja) | 酸素上吹製鋼法における脱燐促進方法 | |
| JPS6121285B2 (ja) | ||
| JP2842231B2 (ja) | 底吹きガス撹拌による溶銑の予備処理方法 | |
| JPH03122210A (ja) | 複合転炉を用いた2段向流精錬製鋼法 | |
| JP2755027B2 (ja) | 製鋼方法 | |
| JPH0214404B2 (ja) | ||
| JPS61104014A (ja) | 酸化精錬炉におけるMn鉱石高効率還元法 | |
| JPH0841519A (ja) | 製鋼方法 | |
| JPH03120307A (ja) | 製鋼方法 | |
| JPH024938A (ja) | 中炭素および低炭素フェロマンガンの製造方法 | |
| JPH01142009A (ja) | 製鋼方法 | |
| JPH0813016A (ja) | 溶銑の脱燐・脱硫法 |