JPS62257B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS62257B2 JPS62257B2 JP56060045A JP6004581A JPS62257B2 JP S62257 B2 JPS62257 B2 JP S62257B2 JP 56060045 A JP56060045 A JP 56060045A JP 6004581 A JP6004581 A JP 6004581A JP S62257 B2 JPS62257 B2 JP S62257B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewing
- sewing thread
- elongation
- thread
- yarn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
本発明は、可縫性にすぐれ、特に目とび発生の
問題を解消し、縫製品の品質も良好なものとする
ポリエステルミシン糸に関するものである。 近年、合成繊維ミシン糸特にポリエステルスパ
ンミシン糸は、高強力、品質の均一性、コストメ
リツトなどにより、急激にシエアを伸ばしてきて
いるが、従来の綿カタン糸に比較して可縫性にお
いて劣り、特に目とびの発生が多い欠点を有し、
縫製効率及び品質の点で問題となつていた。 本発明者は、かかる縫糸の目とび現象について
鋭意研究を重ねた結果、目とびを改善するために
は縫製時にミシン針でつくるループを如何に大き
く安定して形成するかがポイントとなり、このル
ープの形成にはミシン糸の物性として初期伸長時
のモジユラスの大きさ及び該ミシン糸のトルク性
が支配的要因であることを見出した。すなわち、
ミシン糸の初期伸長時のモジユラスは縫製時に針
糸にかかる応力に対する歪の大きさに関係し、モ
ジユラスが小さければループ形成時の伸長反発弾
性により不安定化し、ループも小さくなる。ま
た、ミシン糸は、縫製過程において繰返し伸長を
受けて縫いこまれるが、その時のトルク性が強い
と針糸ループにねじれが生じ、ルーパーにより安
定して下糸を通すことができなくなり、目とびが
発生することになる。 従来のポリエステルスパンミシン糸は、初期伸
長におけるモジユラスの点で綿カタン糸に比して
かなり低水準にあり、目とびを改善しようとして
ミシン糸の破断伸度を小さくする試みもなされて
いるが、ポイントとなる初期伸長におけるモジユ
ラス値が不十分であつたこと、さらにまた、従来
においては縫製前のミシン糸のトルク性をほぼ零
にバランスさせることは考慮されていたが、縫製
時に受ける繰返し伸長後のトルク性には配慮がな
されておらず、繰返し伸長後のトルク性はかなり
強いものもあつたことが、目とび改善に対して従
来十分な成果を上げることができなかつた原因で
あつた。 本発明は、可縫性にすぐれ、特に目とび発生が
殆んどなく、ミシン糸としての品質を保ち、かつ
縫製品の品質をも低下させないポリエステルスパ
ンミシン糸を提供することを目的とする。 そのために本発明は次のような構成を有する。
すなわち、本発明は、反復単位の85モル%以上が
エチレンテレフタレートよりなり、平均繊維長が
35〜51mmであるポリエステル繊維の紡績単糸の複
数本が合撚されてなるミシン糸であつて、1.5
g/d荷重時の伸度が7.3%以下であり、かつ1.5
g/dの荷重を20回繰返しかけた後のミシン糸の
トルクが6回/10cm以下、乾熱160℃における熱
収縮率が4.5%以下であることを特徴とするポリ
エステルスパンミシン糸である。 本発明は、ポリエステル繊維のモジユラスを高
めると共に、糸の嵩密度を密にして前記ポリエス
テル繊維のモジユラスの糸への寄与率を高め、得
られる合撚糸の初期伸長におけるモジユラスを飛
躍的に向上せしめることにより、可縫性の向上特
に目とび防止を図ろうとするものである。以下、
本発明について詳細に説明する。 本発明に係るポリエステルスパンミシン糸を構
成するポリエステル繊維は、その反復単位の85モ
ル%以上がエチレンテレフタレートよりなるもの
で、特にテレフタル酸またはその機能的誘導体
と、エチレングリコールとから製造されるポリエ
ステル繊維を主たる対象とするが、酸成分として
テレフタル酸またはその機能的誘導体の1部を15
モル%未満までの例えばイソフタル酸、アジピン
酸、セバチン酸またはそれらの機能的誘導体等の
中から選択された2官能性酸の少なくとも1種で
おきかえるか、もしくはグリコール成分としてエ
チレングリコールの1部を15モル%未満までの例
えばジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル等の2価アルコールの中から選択された少なく
とも1種でおきかえた共重合ポリエステル繊維を
も含む。 また、平均繊維長が35〜51mmのステープルに限
定されたのは、耐熱性、モジユラスなどの繊維物
性、ほつれなどの形態的滑り特性などの観点から
であり、かかる紡績単糸の複数本を合撚するのも
同様の観点からである。 次に、1.5g/d荷重時の伸度が7.3%以下であ
るのは、次のような理由による。針糸が縫製中に
受ける応力は、縫製生地、ミシンの回転数など縫
製条件により異なるが、一般には0.8〜1.5g/d
程度の衝撃応力がかかつた後ループが形成される
と考えられ、該衝撃応力がかかるときのミシン糸
のモジユラスが大きいことが重要なポイントであ
り、1.5g/d荷重時の伸度が7.3%を超えると、
針糸ループは該ミシン糸の伸びによる反発弾性に
より不安定化し、形成されるループも小さくな
り、目とびが発生しやすくなるからである。な
お、ここにいう1.5g/d荷重時の伸度とは、定
速伸長型引張試験機を用い、試長20cm、引張速度
20cm/分で引張つたときの応力―歪曲線より1.5
g/d応力時の伸び率を測定した値をいう。ミシ
ン糸のモジユラスを高める方法としては、ポリエ
ステル繊維を高温、高倍率延伸により高度に高モ
ジユラス化した繊維を用いるか、または合撚した
後に高温、高倍率に延伸し熱処理するなどを併用
する方法があるが、特に本発明による初期伸長に
おけるモジユラスを飛躍的に向上させるために染
色加工後の合撚糸を高温、高倍率で延伸した後、
さらに若干のリラツクスのもとで十分な熱セツト
をして糸構造的に安定化させることが好ましい。 また、1.5g/dの荷重を20回繰返しかけた後
のミシン糸のトルクは通常6回/10cm以下である
が、5回/10cm以下であることが好ましい。これ
は、前記のように縫製中に受ける衝撃応力を受け
た後のミシン糸のトルクバランスの程度に対応す
るものであり、トルクが6回/10cmをこえると針
糸ループがねじれを生じて安定して形成されない
場合が生じ、目とび発生が完全に防止されないか
らである。なお、ここにいうトルクは、定速伸長
引張試験機を用い、試長40cmの両端を固定し引張
速度100cm/分で1.5g/dの荷重を繰返し20回か
けた後、該繰返し荷重を加えられた40cmの糸を一
輪状にして1/30g/dの荷重をかけたときに旋回
してかかる旋回撚を10cm当りの撚数であらわした
値をいう。 前記繰返し荷重をかけたときのトルクが最小に
なる糸とするためには、ポリエステル繊維の紡績
単糸の撚数と該紡績単糸の撚方向とは反対方向に
かけられる合撚糸の撚数とを適正にバランスする
ように設定し、且つ熱処理により繰返し伸長後で
も安定化する方法が適用される。撚数を適正にバ
ランスするためには合撚糸の撚係数K2と紡績単
糸の撚係数K1との比を1.0≦K2/K1≦1.5の範囲
に設定することが好ましく、この撚バランスを安
定化する熱処理条件は若干のストレツチを加えて
ポリエステル繊維の融点より20〜40℃低い温度範
囲で0.5秒以上の熱セツトをすることが有効であ
る。 さらにまた、本発明に係るミシン糸の乾熱160
℃における熱収縮率は、4.5%以下、さらに好ま
しくは3%以下にする。縫製後にアイロンなどの
熱処理を受けたとき又は洗濯されたとき、縫製品
が収縮を起こさないようにし、パツカリングを防
止して縫製品の品質を著しく低下させることを防
止するためである。 前記ミシン糸の高モジユラス化については、ポ
リエステル繊維を高倍率延伸して処理する方法が
一般に採用されるが、熱収縮率が高くなる傾向に
あるので、熱処理を十分に施すなどして熱収縮を
押えることが好ましい。 このように本発明に係るポリエステルスパンミ
シン糸は、従来のポリエステルミシン糸の欠点で
ある目とび発生の問題を完全に解消することは勿
論のこと、安定した縫製状態が保たれ、縫製時の
調子くずれが激減し、糸切れも少なくなるととも
に縫目は従来のミシン糸に比してきわめてきれい
になるなどの著しい効果を奏する。 実施例 極限粘度0.635(フエノール/テトラクロロエ
タン―3/2の溶媒中30℃で測定)のポリエチレ
ンテレフタレートチツプを290℃の温度で溶融
し、孔径0.3mm、孔数460個の口金を通して吐出
し、1000m/分の捲取速度で紡糸した後延伸温度
200℃、延伸倍率4.0、延伸速度130m/分の条件
で延伸し、クリンパにて捲縮をかけて44mmにカツ
トした。得られたポリエステル繊維のステープル
は、繊度1.2d、強力7.2g/d、伸度18.5%、初
期引張抵抗値(JISL1073による。)60g/d、乾
熱160℃時の熱収縮率3.1%であつた。このポリエ
ステル繊維を用いて通常の紡績条件で紡績し、撚
係数3.5、番手Ne60′Sの紡績糸とした後、該紡績
糸を3本引揃え、合撚糸の嵩密度を上げるために
通常の合撚張力の2〜3倍の張力70gをかけて撚
係数4.7で紡績糸の単糸撚とは反対方向に合撚し
た。その後得られた合撚糸をチーズに巻取り、分
散染料を用いて130℃×30分で染色した糸を2段
式ヒートセツターを用い、表に示す種々の延伸温
度、延伸倍率で熱処理を行つた。但し、第1段ヒ
ータの長さは0.6m、第2段ヒータの長さは1.0m
で、熱処理後の糸の捲取速度はいずれも50m/分
であつた。但し、表におけるミシン糸物性の記号
の意味は次の通りである。*1:1.5g/d荷重
時の伸度(%)、*2:1.5g/d荷重を20回繰返
しかけた後のトルク(回/10cm)、*3:160℃×
30分の乾熱収縮率(%)(JISL1073による。)
問題を解消し、縫製品の品質も良好なものとする
ポリエステルミシン糸に関するものである。 近年、合成繊維ミシン糸特にポリエステルスパ
ンミシン糸は、高強力、品質の均一性、コストメ
リツトなどにより、急激にシエアを伸ばしてきて
いるが、従来の綿カタン糸に比較して可縫性にお
いて劣り、特に目とびの発生が多い欠点を有し、
縫製効率及び品質の点で問題となつていた。 本発明者は、かかる縫糸の目とび現象について
鋭意研究を重ねた結果、目とびを改善するために
は縫製時にミシン針でつくるループを如何に大き
く安定して形成するかがポイントとなり、このル
ープの形成にはミシン糸の物性として初期伸長時
のモジユラスの大きさ及び該ミシン糸のトルク性
が支配的要因であることを見出した。すなわち、
ミシン糸の初期伸長時のモジユラスは縫製時に針
糸にかかる応力に対する歪の大きさに関係し、モ
ジユラスが小さければループ形成時の伸長反発弾
性により不安定化し、ループも小さくなる。ま
た、ミシン糸は、縫製過程において繰返し伸長を
受けて縫いこまれるが、その時のトルク性が強い
と針糸ループにねじれが生じ、ルーパーにより安
定して下糸を通すことができなくなり、目とびが
発生することになる。 従来のポリエステルスパンミシン糸は、初期伸
長におけるモジユラスの点で綿カタン糸に比して
かなり低水準にあり、目とびを改善しようとして
ミシン糸の破断伸度を小さくする試みもなされて
いるが、ポイントとなる初期伸長におけるモジユ
ラス値が不十分であつたこと、さらにまた、従来
においては縫製前のミシン糸のトルク性をほぼ零
にバランスさせることは考慮されていたが、縫製
時に受ける繰返し伸長後のトルク性には配慮がな
されておらず、繰返し伸長後のトルク性はかなり
強いものもあつたことが、目とび改善に対して従
来十分な成果を上げることができなかつた原因で
あつた。 本発明は、可縫性にすぐれ、特に目とび発生が
殆んどなく、ミシン糸としての品質を保ち、かつ
縫製品の品質をも低下させないポリエステルスパ
ンミシン糸を提供することを目的とする。 そのために本発明は次のような構成を有する。
すなわち、本発明は、反復単位の85モル%以上が
エチレンテレフタレートよりなり、平均繊維長が
35〜51mmであるポリエステル繊維の紡績単糸の複
数本が合撚されてなるミシン糸であつて、1.5
g/d荷重時の伸度が7.3%以下であり、かつ1.5
g/dの荷重を20回繰返しかけた後のミシン糸の
トルクが6回/10cm以下、乾熱160℃における熱
収縮率が4.5%以下であることを特徴とするポリ
エステルスパンミシン糸である。 本発明は、ポリエステル繊維のモジユラスを高
めると共に、糸の嵩密度を密にして前記ポリエス
テル繊維のモジユラスの糸への寄与率を高め、得
られる合撚糸の初期伸長におけるモジユラスを飛
躍的に向上せしめることにより、可縫性の向上特
に目とび防止を図ろうとするものである。以下、
本発明について詳細に説明する。 本発明に係るポリエステルスパンミシン糸を構
成するポリエステル繊維は、その反復単位の85モ
ル%以上がエチレンテレフタレートよりなるもの
で、特にテレフタル酸またはその機能的誘導体
と、エチレングリコールとから製造されるポリエ
ステル繊維を主たる対象とするが、酸成分として
テレフタル酸またはその機能的誘導体の1部を15
モル%未満までの例えばイソフタル酸、アジピン
酸、セバチン酸またはそれらの機能的誘導体等の
中から選択された2官能性酸の少なくとも1種で
おきかえるか、もしくはグリコール成分としてエ
チレングリコールの1部を15モル%未満までの例
えばジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル等の2価アルコールの中から選択された少なく
とも1種でおきかえた共重合ポリエステル繊維を
も含む。 また、平均繊維長が35〜51mmのステープルに限
定されたのは、耐熱性、モジユラスなどの繊維物
性、ほつれなどの形態的滑り特性などの観点から
であり、かかる紡績単糸の複数本を合撚するのも
同様の観点からである。 次に、1.5g/d荷重時の伸度が7.3%以下であ
るのは、次のような理由による。針糸が縫製中に
受ける応力は、縫製生地、ミシンの回転数など縫
製条件により異なるが、一般には0.8〜1.5g/d
程度の衝撃応力がかかつた後ループが形成される
と考えられ、該衝撃応力がかかるときのミシン糸
のモジユラスが大きいことが重要なポイントであ
り、1.5g/d荷重時の伸度が7.3%を超えると、
針糸ループは該ミシン糸の伸びによる反発弾性に
より不安定化し、形成されるループも小さくな
り、目とびが発生しやすくなるからである。な
お、ここにいう1.5g/d荷重時の伸度とは、定
速伸長型引張試験機を用い、試長20cm、引張速度
20cm/分で引張つたときの応力―歪曲線より1.5
g/d応力時の伸び率を測定した値をいう。ミシ
ン糸のモジユラスを高める方法としては、ポリエ
ステル繊維を高温、高倍率延伸により高度に高モ
ジユラス化した繊維を用いるか、または合撚した
後に高温、高倍率に延伸し熱処理するなどを併用
する方法があるが、特に本発明による初期伸長に
おけるモジユラスを飛躍的に向上させるために染
色加工後の合撚糸を高温、高倍率で延伸した後、
さらに若干のリラツクスのもとで十分な熱セツト
をして糸構造的に安定化させることが好ましい。 また、1.5g/dの荷重を20回繰返しかけた後
のミシン糸のトルクは通常6回/10cm以下である
が、5回/10cm以下であることが好ましい。これ
は、前記のように縫製中に受ける衝撃応力を受け
た後のミシン糸のトルクバランスの程度に対応す
るものであり、トルクが6回/10cmをこえると針
糸ループがねじれを生じて安定して形成されない
場合が生じ、目とび発生が完全に防止されないか
らである。なお、ここにいうトルクは、定速伸長
引張試験機を用い、試長40cmの両端を固定し引張
速度100cm/分で1.5g/dの荷重を繰返し20回か
けた後、該繰返し荷重を加えられた40cmの糸を一
輪状にして1/30g/dの荷重をかけたときに旋回
してかかる旋回撚を10cm当りの撚数であらわした
値をいう。 前記繰返し荷重をかけたときのトルクが最小に
なる糸とするためには、ポリエステル繊維の紡績
単糸の撚数と該紡績単糸の撚方向とは反対方向に
かけられる合撚糸の撚数とを適正にバランスする
ように設定し、且つ熱処理により繰返し伸長後で
も安定化する方法が適用される。撚数を適正にバ
ランスするためには合撚糸の撚係数K2と紡績単
糸の撚係数K1との比を1.0≦K2/K1≦1.5の範囲
に設定することが好ましく、この撚バランスを安
定化する熱処理条件は若干のストレツチを加えて
ポリエステル繊維の融点より20〜40℃低い温度範
囲で0.5秒以上の熱セツトをすることが有効であ
る。 さらにまた、本発明に係るミシン糸の乾熱160
℃における熱収縮率は、4.5%以下、さらに好ま
しくは3%以下にする。縫製後にアイロンなどの
熱処理を受けたとき又は洗濯されたとき、縫製品
が収縮を起こさないようにし、パツカリングを防
止して縫製品の品質を著しく低下させることを防
止するためである。 前記ミシン糸の高モジユラス化については、ポ
リエステル繊維を高倍率延伸して処理する方法が
一般に採用されるが、熱収縮率が高くなる傾向に
あるので、熱処理を十分に施すなどして熱収縮を
押えることが好ましい。 このように本発明に係るポリエステルスパンミ
シン糸は、従来のポリエステルミシン糸の欠点で
ある目とび発生の問題を完全に解消することは勿
論のこと、安定した縫製状態が保たれ、縫製時の
調子くずれが激減し、糸切れも少なくなるととも
に縫目は従来のミシン糸に比してきわめてきれい
になるなどの著しい効果を奏する。 実施例 極限粘度0.635(フエノール/テトラクロロエ
タン―3/2の溶媒中30℃で測定)のポリエチレ
ンテレフタレートチツプを290℃の温度で溶融
し、孔径0.3mm、孔数460個の口金を通して吐出
し、1000m/分の捲取速度で紡糸した後延伸温度
200℃、延伸倍率4.0、延伸速度130m/分の条件
で延伸し、クリンパにて捲縮をかけて44mmにカツ
トした。得られたポリエステル繊維のステープル
は、繊度1.2d、強力7.2g/d、伸度18.5%、初
期引張抵抗値(JISL1073による。)60g/d、乾
熱160℃時の熱収縮率3.1%であつた。このポリエ
ステル繊維を用いて通常の紡績条件で紡績し、撚
係数3.5、番手Ne60′Sの紡績糸とした後、該紡績
糸を3本引揃え、合撚糸の嵩密度を上げるために
通常の合撚張力の2〜3倍の張力70gをかけて撚
係数4.7で紡績糸の単糸撚とは反対方向に合撚し
た。その後得られた合撚糸をチーズに巻取り、分
散染料を用いて130℃×30分で染色した糸を2段
式ヒートセツターを用い、表に示す種々の延伸温
度、延伸倍率で熱処理を行つた。但し、第1段ヒ
ータの長さは0.6m、第2段ヒータの長さは1.0m
で、熱処理後の糸の捲取速度はいずれも50m/分
であつた。但し、表におけるミシン糸物性の記号
の意味は次の通りである。*1:1.5g/d荷重
時の伸度(%)、*2:1.5g/d荷重を20回繰返
しかけた後のトルク(回/10cm)、*3:160℃×
30分の乾熱収縮率(%)(JISL1073による。)
【表】
表における可縫性試験の目とび評価は、表の熱
処理をした後シリコンオイルを3重量%付着し
て、2重環縫いミシンを用い、4000rpmの速度で
目付250g/m2の綿布2枚重ね1000mを直線縫い
したときの目とび発生状態を目視判定して行つた
ものである。◎は優、〇は良、△は可、×は丙で
ある。1.5g/d荷重時の伸度ST1.5が7.3%以下
のミシン糸はNo.2〜6のものであり、これが本発
明のミシン糸である。このように本発明のミシン
糸は、従来の熱処理しないミシン糸(No.1)に比
較して目とびの発生度は減少した。このうち、特
にNo.4〜6のものは、1.5g/d荷重を20回繰返
しかけた後のトルクが少なく目とび発生の問題が
ほとんどなく縫目も極めてきれいで縫製中におけ
る糸切れも殆んどなかつた。
処理をした後シリコンオイルを3重量%付着し
て、2重環縫いミシンを用い、4000rpmの速度で
目付250g/m2の綿布2枚重ね1000mを直線縫い
したときの目とび発生状態を目視判定して行つた
ものである。◎は優、〇は良、△は可、×は丙で
ある。1.5g/d荷重時の伸度ST1.5が7.3%以下
のミシン糸はNo.2〜6のものであり、これが本発
明のミシン糸である。このように本発明のミシン
糸は、従来の熱処理しないミシン糸(No.1)に比
較して目とびの発生度は減少した。このうち、特
にNo.4〜6のものは、1.5g/d荷重を20回繰返
しかけた後のトルクが少なく目とび発生の問題が
ほとんどなく縫目も極めてきれいで縫製中におけ
る糸切れも殆んどなかつた。
Claims (1)
- 1 反復単位の85モル%以上がエチレンテレフタ
レートよりなり、平均繊維長が35〜51mmであるポ
リエステル繊維の紡績単糸の複数本が合撚されて
なるミシン糸であつて、1.5g/d荷重時の伸度
が7.3%以下であり、かつ1.5g/dの荷重を20回
繰返しかけた後のミシン糸のトルクが6回/10cm
以下、乾熱160℃における熱収縮率が4.5%以下で
あることを特徴とするポリエステルスパンミシン
糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6004581A JPS57176227A (en) | 1981-04-20 | 1981-04-20 | Polyester spun sewing machine yarn |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6004581A JPS57176227A (en) | 1981-04-20 | 1981-04-20 | Polyester spun sewing machine yarn |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57176227A JPS57176227A (en) | 1982-10-29 |
| JPS62257B2 true JPS62257B2 (ja) | 1987-01-07 |
Family
ID=13130707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6004581A Granted JPS57176227A (en) | 1981-04-20 | 1981-04-20 | Polyester spun sewing machine yarn |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57176227A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6039429A (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-01 | 東洋紡績株式会社 | ポリエステルフイラメントミシン糸 |
| JPS6081347A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-09 | 東洋紡績株式会社 | ポリエステルミシン糸 |
| JPS6189345A (ja) * | 1984-10-03 | 1986-05-07 | 帝人株式会社 | ミシン糸 |
| JPS61138736A (ja) * | 1984-12-12 | 1986-06-26 | 帝人株式会社 | ミシン糸 |
| JPS61120779U (ja) * | 1985-01-14 | 1986-07-30 |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4927643A (ja) * | 1972-07-18 | 1974-03-12 | ||
| JPS5837418B2 (ja) * | 1975-11-18 | 1983-08-16 | 帝人株式会社 | ポリエステルミシンイトノセイゾウホウ |
| JPS53103043A (en) * | 1977-02-18 | 1978-09-07 | Kanebo Ltd | Sewing yarn and method of manufacture thereof |
| JPS5512814A (en) * | 1978-07-04 | 1980-01-29 | Toray Industries | Sewing yarn |
| JPS6047927B2 (ja) * | 1978-10-30 | 1985-10-24 | 日本エステル株式会社 | 寸法安定性の良好なポリエステル繊維の製造方法 |
| JPS5562217A (en) * | 1978-10-30 | 1980-05-10 | Toray Ind Inc | High-dyeability polyester fiber for blend with wool |
| JPS5938354B2 (ja) * | 1978-10-31 | 1984-09-17 | 帝人株式会社 | 縫製性の改良されたポリエステルミシン糸及びその製造方法 |
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-
1981
- 1981-04-20 JP JP6004581A patent/JPS57176227A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57176227A (en) | 1982-10-29 |
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