JPS6231907B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6231907B2 JPS6231907B2 JP61022721A JP2272186A JPS6231907B2 JP S6231907 B2 JPS6231907 B2 JP S6231907B2 JP 61022721 A JP61022721 A JP 61022721A JP 2272186 A JP2272186 A JP 2272186A JP S6231907 B2 JPS6231907 B2 JP S6231907B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medium
- cysteine
- freeze
- culture
- cells
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
本発明は微生物とくにラクトバチルス・サンフ
ランシスコの培養法および凍結乾燥菌体の保存法
に関する。 ラクトバレチルス・サンフランシスコ
(Lactobacillus sanfrancisco)はサワードウ
(Sour dough)菌種として知られている。サワー
ドウ菌種はサワードウフランスパンの製造に使用
される有用な微生物であり、その培養技術、凍結
乾燥保存技術についてはアメリカ特許第3734743
号、同第3891773、同第4021581号各公報に開示さ
れている。 従来法によれば、サワードウ菌の培養に際して
は培地に新鮮な酵母エキス、すなわち新鮮な酵母
菌体の熱水抽出液を添加することが必須であり、
これは市販の酵母エキスなどで代替しえない。サ
ワードウ菌の培養液10すなわち乾燥菌体として
30〜50gを得る場合には新鮮な酵母菌体(パツク
重量)2Kgが必要である。新鮮酵母エキスの供給
を常時行うことは困難であるため新鮮酵母エキス
に代替でき常時供給することができる物質があれ
ば工業的に有利である。 本発明者らは、L−システインが新鮮酵母エキ
スに代替できることを見出した。L−システイン
は工業的に安価に供給できるアミノ酸である。 またサワードウ菌は常時供給するためには凍結
乾燥保存法を利用することが便利である。 従来微生物菌体の凍結乾燥には保護物質として
脱脂乳や血清などの高分子物質やグルタミン酸な
どのアミノ酸、グルコース、シユークロースなど
の糖類を用いることが知られている。サワードウ
菌についてはアメリカ特許4021581号公報にグリ
セロール、脱脂乳、シユークロース、不飽和脂肪
酸、グルタミン酸モノナトリウムなどを用いる凍
結方法が開示されている。 本発明者らはサワードウ菌の凍結乾燥保存に際
する保存性をさらに高めるために種々研究を行つ
た結果、従来の脱脂乳とグルタミン酸モノナトリ
ウムの他にマルトーズを加えて用いれば保存性が
顕著に高められることを見出した。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明における微生物の培養はラクトバチル
ス・サンフランシスコに属する菌株を炭素源、窒
素源、無機栄養素その他の栄養素にさらにL−シ
ステインあるいはL−システイン含有物を存在さ
せて培養することによつて行われる。 使用する菌株はラクトバチルス・サンフランシ
スコに属する菌株であればいかなる菌株をも用い
ることができる。具体的にはラクトバチルス・サ
ンフランシスコKY3689(微工研菌寄第4466号)
があげられる。ラクトバチルス・サンフランシス
コの菌学的性質についてはApplied
Microbiology Vol.21、No.3、p.459−465、1971
に記載がある。 培地の炭素源としてはマルトーズなどが、窒素
源としては、ペプトン、酵母エキス、コーンスチ
ープリカー、カゼイン加水分解などの有機窒素源
が、無機栄養素としては硫酸マグネシウム、硫酸
マンガン、第一リン酸ナトリウム、第二リン酸ナ
トリウム、硫酸第一鉄などが用いられる。ラクト
バチルス・サンフランシスコは生育に不飽和脂肪
酸を要求するので培地にはオレフイン酸、リノー
ル酸、リノレン酸、リシノール酸またはそれらの
ナトリウム塩あるいはカルシウム塩またはオリー
ブ油、綿実油、アマニ油、大豆油、ベニバナ油、
とうもろこし油などを加える。その他不飽和脂肪
酸と糖または多価アルコールの部分エステルたと
えばシヨ糖モノオレエート、シヨ糖ジオレエー
ト、グリセリンモノオレエート、エチレングリコ
ールモノオレエート、ペンタエリトリツトモノリ
ノレエート、マンニツトモノオレエート、ソルビ
タンモノオレエート、ソルビタンポリオキシエチ
レンモノオレエート、ポリオキシエチレンモノオ
レエートなどが使用できる。 培地中のL−システインあるいはL−システイ
ン含有物の含量はL−システインとして100〜500
mg/で良い培養結果が得られる。L−システイ
ン含有物としてはカザミノ酸などがあげられる。 培養は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ア
ンモニア水などによつて培地のPHを5.0以上に調
整しつつ25〜35℃、好ましくは約28〜32℃で定常
期の初期まで行う。 培養後培養物を遠心分離処理して菌体を集め、
次の凍結乾燥処理に供する。 本発明における凍結乾燥処理は次のごとく行
う。 上記のごとく集めた菌体を生理食塩水にて洗浄
するかせずして脱脂乳10〜30%、グルタミン酸モ
ノナトリウム1〜3%、マルトーズ0.5〜9%か
らなる分散媒に109〜1011細胞/mlの濃度で懸濁
させる。懸濁液を−25℃〜−70℃で凍結後、室温
にて乾燥を行い、品温25〜30℃に仕上げる。 かくして得られる乾燥菌体はビニール製の袋な
どに入れ、真空包装機で熔封して0〜10℃で保存
を行うとよい。 本発明方法で得られた凍結乾燥菌体の凍結乾燥
時の生残率は70%以上、5℃に6ケ月保存を行つ
た後の生残率は貯蔵開始時の60%以上であつた。
マルトーズを用いない場合の数値はそれぞれ20
%、25%であつた。 本発明によりラクトバチルス・サンフランシス
コの生産コストは著しく軽減され、また保存も容
易になつたのでサワードウパン製造が工業的に非
常に有利になつた。 実施例 1 ラクトバチルス・サンフランシスコKY3689を
マルトーズ40g/、ペプトン10g/、酵母エ
キス15g/、MgSO4・7H2O200mg/、
MnSO4・4H2O40mg/、ツイーン80(界面活性
剤ソルビタンモノオレートの商品名、関東化学社
製)300mg/、L−システイン300mg/、寒天
20g/からなる斜面培地(殺菌前PH5.6)に30
℃で24時間培養する。この菌体一白金耳を、上記
培地から寒天を除いた液体培地(種培地)150ml
を含む300ml容エルレンマイヤーフラスコに植菌
し、30℃、70rpmで15時間往復振盪培養を行つ
た。この種培養液を種培地と同じ組成の培地3
を含む5ジヤーフアーメンターに移し培養を行
つた。培養は300rpmで撹拌し、3N KOHでPHを
5付近に調整しながら30℃で15時間行つた。培養
終了後の菌体濃度は乾燥菌体として3.8g/で
あつた。 この培養液1を5000rpmで、20分間遠心分離
して得られる菌体を脱脂乳10g/dl、グルタミン
酸モノナトリウム1g/dl、マルトーズ1g/dl
を含む分散媒300mlに懸濁し、−30℃で凍結後、16
時間乾燥し、最終品温30℃で仕上げ凍結乾燥菌体
36gを得た。生残率は凍結乾燥前の生菌数に対し
72%であつた。 この凍結乾燥菌体をビニール袋に分入し、真空
包装機で熔封後5℃で保存した。保存6ケ月後の
生残率は凍結乾燥開始時に比べて80%であつた。 実施例 2 実施例1において、培地中のL−システインの
量を0〜800mg/にするか、またはL−システ
インに代えて新鮮酵母エキスを添加して培養する
以外は実施例1と同様に行い第1表の結果を得
た。なお新鮮酵母エキスは、パン酵母を常法で培
養して得られる新鮮パン酵母を200g/の濃度
で水に懸濁し、120℃で30分間オートクレーブに
かけ、5℃に12時間放置後5000rpmで20分間遠心
分離を行い、その上清液を用いて培地成分を溶解
した。
ランシスコの培養法および凍結乾燥菌体の保存法
に関する。 ラクトバレチルス・サンフランシスコ
(Lactobacillus sanfrancisco)はサワードウ
(Sour dough)菌種として知られている。サワー
ドウ菌種はサワードウフランスパンの製造に使用
される有用な微生物であり、その培養技術、凍結
乾燥保存技術についてはアメリカ特許第3734743
号、同第3891773、同第4021581号各公報に開示さ
れている。 従来法によれば、サワードウ菌の培養に際して
は培地に新鮮な酵母エキス、すなわち新鮮な酵母
菌体の熱水抽出液を添加することが必須であり、
これは市販の酵母エキスなどで代替しえない。サ
ワードウ菌の培養液10すなわち乾燥菌体として
30〜50gを得る場合には新鮮な酵母菌体(パツク
重量)2Kgが必要である。新鮮酵母エキスの供給
を常時行うことは困難であるため新鮮酵母エキス
に代替でき常時供給することができる物質があれ
ば工業的に有利である。 本発明者らは、L−システインが新鮮酵母エキ
スに代替できることを見出した。L−システイン
は工業的に安価に供給できるアミノ酸である。 またサワードウ菌は常時供給するためには凍結
乾燥保存法を利用することが便利である。 従来微生物菌体の凍結乾燥には保護物質として
脱脂乳や血清などの高分子物質やグルタミン酸な
どのアミノ酸、グルコース、シユークロースなど
の糖類を用いることが知られている。サワードウ
菌についてはアメリカ特許4021581号公報にグリ
セロール、脱脂乳、シユークロース、不飽和脂肪
酸、グルタミン酸モノナトリウムなどを用いる凍
結方法が開示されている。 本発明者らはサワードウ菌の凍結乾燥保存に際
する保存性をさらに高めるために種々研究を行つ
た結果、従来の脱脂乳とグルタミン酸モノナトリ
ウムの他にマルトーズを加えて用いれば保存性が
顕著に高められることを見出した。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明における微生物の培養はラクトバチル
ス・サンフランシスコに属する菌株を炭素源、窒
素源、無機栄養素その他の栄養素にさらにL−シ
ステインあるいはL−システイン含有物を存在さ
せて培養することによつて行われる。 使用する菌株はラクトバチルス・サンフランシ
スコに属する菌株であればいかなる菌株をも用い
ることができる。具体的にはラクトバチルス・サ
ンフランシスコKY3689(微工研菌寄第4466号)
があげられる。ラクトバチルス・サンフランシス
コの菌学的性質についてはApplied
Microbiology Vol.21、No.3、p.459−465、1971
に記載がある。 培地の炭素源としてはマルトーズなどが、窒素
源としては、ペプトン、酵母エキス、コーンスチ
ープリカー、カゼイン加水分解などの有機窒素源
が、無機栄養素としては硫酸マグネシウム、硫酸
マンガン、第一リン酸ナトリウム、第二リン酸ナ
トリウム、硫酸第一鉄などが用いられる。ラクト
バチルス・サンフランシスコは生育に不飽和脂肪
酸を要求するので培地にはオレフイン酸、リノー
ル酸、リノレン酸、リシノール酸またはそれらの
ナトリウム塩あるいはカルシウム塩またはオリー
ブ油、綿実油、アマニ油、大豆油、ベニバナ油、
とうもろこし油などを加える。その他不飽和脂肪
酸と糖または多価アルコールの部分エステルたと
えばシヨ糖モノオレエート、シヨ糖ジオレエー
ト、グリセリンモノオレエート、エチレングリコ
ールモノオレエート、ペンタエリトリツトモノリ
ノレエート、マンニツトモノオレエート、ソルビ
タンモノオレエート、ソルビタンポリオキシエチ
レンモノオレエート、ポリオキシエチレンモノオ
レエートなどが使用できる。 培地中のL−システインあるいはL−システイ
ン含有物の含量はL−システインとして100〜500
mg/で良い培養結果が得られる。L−システイ
ン含有物としてはカザミノ酸などがあげられる。 培養は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ア
ンモニア水などによつて培地のPHを5.0以上に調
整しつつ25〜35℃、好ましくは約28〜32℃で定常
期の初期まで行う。 培養後培養物を遠心分離処理して菌体を集め、
次の凍結乾燥処理に供する。 本発明における凍結乾燥処理は次のごとく行
う。 上記のごとく集めた菌体を生理食塩水にて洗浄
するかせずして脱脂乳10〜30%、グルタミン酸モ
ノナトリウム1〜3%、マルトーズ0.5〜9%か
らなる分散媒に109〜1011細胞/mlの濃度で懸濁
させる。懸濁液を−25℃〜−70℃で凍結後、室温
にて乾燥を行い、品温25〜30℃に仕上げる。 かくして得られる乾燥菌体はビニール製の袋な
どに入れ、真空包装機で熔封して0〜10℃で保存
を行うとよい。 本発明方法で得られた凍結乾燥菌体の凍結乾燥
時の生残率は70%以上、5℃に6ケ月保存を行つ
た後の生残率は貯蔵開始時の60%以上であつた。
マルトーズを用いない場合の数値はそれぞれ20
%、25%であつた。 本発明によりラクトバチルス・サンフランシス
コの生産コストは著しく軽減され、また保存も容
易になつたのでサワードウパン製造が工業的に非
常に有利になつた。 実施例 1 ラクトバチルス・サンフランシスコKY3689を
マルトーズ40g/、ペプトン10g/、酵母エ
キス15g/、MgSO4・7H2O200mg/、
MnSO4・4H2O40mg/、ツイーン80(界面活性
剤ソルビタンモノオレートの商品名、関東化学社
製)300mg/、L−システイン300mg/、寒天
20g/からなる斜面培地(殺菌前PH5.6)に30
℃で24時間培養する。この菌体一白金耳を、上記
培地から寒天を除いた液体培地(種培地)150ml
を含む300ml容エルレンマイヤーフラスコに植菌
し、30℃、70rpmで15時間往復振盪培養を行つ
た。この種培養液を種培地と同じ組成の培地3
を含む5ジヤーフアーメンターに移し培養を行
つた。培養は300rpmで撹拌し、3N KOHでPHを
5付近に調整しながら30℃で15時間行つた。培養
終了後の菌体濃度は乾燥菌体として3.8g/で
あつた。 この培養液1を5000rpmで、20分間遠心分離
して得られる菌体を脱脂乳10g/dl、グルタミン
酸モノナトリウム1g/dl、マルトーズ1g/dl
を含む分散媒300mlに懸濁し、−30℃で凍結後、16
時間乾燥し、最終品温30℃で仕上げ凍結乾燥菌体
36gを得た。生残率は凍結乾燥前の生菌数に対し
72%であつた。 この凍結乾燥菌体をビニール袋に分入し、真空
包装機で熔封後5℃で保存した。保存6ケ月後の
生残率は凍結乾燥開始時に比べて80%であつた。 実施例 2 実施例1において、培地中のL−システインの
量を0〜800mg/にするか、またはL−システ
インに代えて新鮮酵母エキスを添加して培養する
以外は実施例1と同様に行い第1表の結果を得
た。なお新鮮酵母エキスは、パン酵母を常法で培
養して得られる新鮮パン酵母を200g/の濃度
で水に懸濁し、120℃で30分間オートクレーブに
かけ、5℃に12時間放置後5000rpmで20分間遠心
分離を行い、その上清液を用いて培地成分を溶解
した。
【表】
実施例 3
実施例1において、凍結乾燥時のマルトーズを
下記第2表の糖に代えて行い、凍結乾燥品の保存
を真空デシケーター中5℃で行う以外は実施例1
と同様に行い、1ケ月、3ケ月、6ケ月後にサン
プリングして、生残率を調べた。結果を第2表に
示す。
下記第2表の糖に代えて行い、凍結乾燥品の保存
を真空デシケーター中5℃で行う以外は実施例1
と同様に行い、1ケ月、3ケ月、6ケ月後にサン
プリングして、生残率を調べた。結果を第2表に
示す。
Claims (1)
- 1 ラクトバチルス・サンフランシスコを培地に
培養し、培養物から菌体を回収するに際し、培地
にL−システインまたはL−システイン含有物
を、L−システインとして培地容量当り100〜500
mg/存在させることを特徴とする微生物の培養
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61022721A JPS61282071A (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | 微生物の培養法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61022721A JPS61282071A (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | 微生物の培養法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4988978A Division JPS54143585A (en) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | Culturing of microbials and storing of freeze-dried microbial cells |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61282071A JPS61282071A (ja) | 1986-12-12 |
| JPS6231907B2 true JPS6231907B2 (ja) | 1987-07-10 |
Family
ID=12090645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61022721A Granted JPS61282071A (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | 微生物の培養法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61282071A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018076715A (ja) * | 2016-11-10 | 2018-05-17 | 大阪瓦斯株式会社 | 石油増進回収方法 |
-
1986
- 1986-02-03 JP JP61022721A patent/JPS61282071A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61282071A (ja) | 1986-12-12 |
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